JP2023094942A - 伸縮性積層体の製造方法 - Google Patents

伸縮性積層体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023094942A
JP2023094942A JP2021210564A JP2021210564A JP2023094942A JP 2023094942 A JP2023094942 A JP 2023094942A JP 2021210564 A JP2021210564 A JP 2021210564A JP 2021210564 A JP2021210564 A JP 2021210564A JP 2023094942 A JP2023094942 A JP 2023094942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
continuous
sheets
elastic
stretchable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021210564A
Other languages
English (en)
Inventor
祐貴 塚本
Yuki Tsukamoto
賢司 小林
Kenji Kobayashi
健仰 趙
Jian Yang Ziao
到 高濱
Itaru Takahama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2021210564A priority Critical patent/JP2023094942A/ja
Publication of JP2023094942A publication Critical patent/JP2023094942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】伸縮性積層体を安定的に製造し得る技術を提供すること。【解決手段】本発明の伸縮性積層体の製造方法は、一方向に延伸された連続帯状の伸縮シート3Aを含む原反シート90を、搬送方向MDに延びる切断予定線で切断して第1連続シート91と第2連続シート92とに分割する分割工程と、両シート91,92の該切断予定線での切断縁部91a,92aが同じ方向を向くように、両シート91,92の一方又は両方を搬送方向MD周りに回転させる回転工程と、両シート91,92を、切断縁部91a,92aの搬送方向MDの位相を合わせて重ね合わせ、連続積層体93を得る積層工程とを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、周方向に伸縮性を有する環状構造を形成し、伸縮性が要求される各種物品の構成部材として使用可能な伸縮性積層体の製造方法に関する。
パンツ型吸収性物品の一種として、体液を吸収保持する吸収性コアを含む吸収パッド部と、着用者の胴周りに配され、該吸収パッド部を着用者の股間部に当てて保持する環状のホルダー部(ウエストバンド)とを備え、該吸収パッド部が該ホルダー部に対して着脱自在に構成されている、セパレートタイプのものが知られている。前記ホルダー部は、典型的には、周方向に伸縮性を有する伸縮性シート、前記ホルダー部の止着用シート(例えば機械的面ファスナーのメス部材)等の複数のシートが積層された伸縮性積層体を主体とする。
特許文献1には、セパレートタイプのパンツ型使い捨ておむつの製造方法として、前記ホルダー部の前身頃の連続体と後見頃の連続体とを、所定間隔を置いて互いに平行に搬送し、搬送中の両連続体を跨ぐように前記吸収パッド部を配置した後、該吸収パッド部を搬送方向と直交する方向(搬送直交方向)に二つ折りして両連続体を重ね合わせ、その重ね合わせた両帯状体を搬送方向の所定箇所で所定長さに切断し、その切断により形成された両端部を接合して前記ホルダー部を形成する工程を有する方法が記載されている。特許文献2には、一方向に長い帯状シート部材を二つ折りして前記ホルダー部を形成する方法が記載されている。
また、吸収性物品の製造方法については従来、製造工程で不織布等のシート状基材をカットすることにより発生する、製品とならないロス部分(トリム)を極力低減することが要望されている。特許文献3には、斯かる要望に対応し得る吸収性物品の製造方法として、2枚のウエブの間に弾性部材が該ウエブの長さ方向に伸長状態で挟み込まれた構成の弾性ベルト材を、凸部と凹部とが該長さ方向に交互に現れるように、該長さ方向と直交する幅方向に二分割して第1弾性ベルト材及び第2弾性ベルト材を得、これら両ベルト材を該幅方向に分離した後、両ベルト材を、それぞれの該凸部どうし及び該凹部どうしが同位相となるように該長さ方向に位相をずらした状態とし、しかる後、両ベルト材を跨ぐように吸収体を配置する工程を有するものが記載されている。
特開2003-175066号公報 特開2013-188424号公報 特開2009-273922号公報
一般的な非セパレートタイプのパンツ型使い捨ておむつは、表面シート及び裏面シート並びに両シート間に介在配置された吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配され、前身頃と後見頃とが一体となった伸縮性積層体である外装体とを備えており、該おむつの製造工程では、複数の該外装体が展開状態で一方向に連なった構成の外装体連続体を該一方向に搬送しつつ、該外装体連続体上に該吸収性本体を配置し、次いで、該外装体連続体を該吸収性本体とともに搬送直交方向に二つ折りして、該外装体連続体の前身頃側と後見頃側とを重ね合わせるのが一般的である。この場合の外装体連続体の二つ折りは、比較的剛性の高い吸収体が折り起点となるため、折り曲げやすく、また、形成される折り目がはっきりとしたきれいなものとなりやすい。これに対し、伸縮性積層体である前記ホルダー部は、吸収体を備えていないため、これを前記外装体と同様に、前身頃と後見頃とが一体となった伸縮性を有する連続シートの二つ折りによって製造しようとすると、該連続シートに折り起点が無いため折り曲げにくく、また、折ることができてもきれいな折り目が得られないといった問題が生じ得る。前記ホルダー部の如き、折り起点となるものを備えていない伸縮性積層体を安定的に製造し得る技術は未だ提供されていない。
本発明の課題は、伸縮性積層体を安定的に製造し得る技術を提供することに関する。
本発明者は、吸収体のような比較的剛性が高く折り曲げやすい部材を備えていない、伸縮性シートを積層させて、前記ホルダー部の如き伸縮性積層体を連続的に製造する方法について種々検討した結果、該伸縮性シートを含む連続シートを搬送直交方向に二つ折りして伸縮性積層体とするのではなく、該連続シートを搬送直交方向に二分割し、その二分割によって生じた2枚の分割連続シートの一方又は両方を搬送方向周りに回転させて両分割連続シートの搬送直交方向の向きを同じにしつつ、両分割連続シートを重ね合わせて伸縮性積層体とすることが、伸縮性積層体を安定的に製造する上で有効との知見を得た。
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、一方向に伸縮性を有する第1伸縮性シートと、該第1伸縮性シートの一方の面に重ねられ、該一方向に伸縮性を有する第2伸縮性シートとを備え、両伸縮性シートは、それらの該一方向の両端部に形成された一対の接合部にて互いに接合され、該一対の接合部に挟まれた部分では互いに接合されておらず、該一対の接合部に挟まれた部分が、周方向に伸縮性を有する環状構造を形成し得る、伸縮性積層体の製造方法である。
本発明の伸縮性積層体の製造方法の一実施形態は、一方向に連続し且つ該一方向に延伸された連続帯状の伸縮シートを含む原反シートを、該一方向を搬送方向として搬送しつつ、該搬送方向と直交する搬送直交方向に二等分して該搬送方向に平行に延びる中心直線を基準に蛇行する、切断予定線にて切断し、前記第1伸縮性シートが該搬送方向に複数連なった第1連続シートと、前記第2伸縮性シートが該搬送方向に複数連なった第2連続シートとに分割する分割工程を有する。
本発明の伸縮性積層体の製造方法の一実施形態は、前記第1連続シート及び前記第2連続シートを前記搬送方向に搬送しつつ、両連続シートの前記切断予定線での切断縁部が同じ方向を向くように、両連続シートの一方又は両方を該搬送方向周りに回転させる回転工程を有する。
本発明の伸縮性積層体の製造方法の一実施形態は、前記第1連続シートと前記第2連続シートとを、両連続シートの前記切断縁部の前記搬送方向の位相を合わせて重ね合わせて連続積層体を得る積層工程を有する。
本発明の伸縮性積層体の製造方法の一実施形態は、前記連続積層体に前記接合部を前記搬送方向に間欠的に形成する接合工程を有する。
本発明の伸縮性積層体の製造方法の一実施形態は、前記連続積層体を前記搬送直交方向に切断して、枚葉の前記伸縮性積層体を得る枚葉化工程を有する。
本発明の他の特徴、効果及び実施形態は、以下に説明される。
本発明の伸縮性積層体の製造方法によれば、高品質の伸縮性積層体を安定的に製造することができる。
図1は、本発明の製造方法によって製造された伸縮性積層体の一実施形態(パンツ型使い捨ておむつのホルダー部)の模式的な平面図である。 図2は、図1のI-I線断面(図1に示す伸縮性積層体の幅方向且つ厚み方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。 図3は、図1に示す伸縮性積層体を用いたパンツ型使い捨ておむつの一実施形態の模式的な斜視図である。 図4は、図3に示すおむつの展開且つ伸長状態における肌対向面側を一部破断して模式的に示す展開平面図である。 図5は、本発明に係る伸縮シート(外層シート)の一例を模式的に示す一部破断斜視図である。 図6は、図1に示す伸縮性積層体の製造に使用される製造装置の模式的な斜視図である。 図7は、図6のII-II線断面(原反シート前駆体の搬送直交方向且つ厚み方向に沿う断面)を模式的に示す断面図である。 図8は、図6に示す製造装置で製造された原反シートの搬送直交方向且つ厚み方向に沿う断面を模式的に示す断面図である。 図9は、図6に示す製造装置における伸縮性積層体の製造ライン(第2製造部)の概略構成図である。 図10は、本発明の製造方法における原反シートの分割から連続積層体を得るまでの一連の工程の一例の概要を示した図であり、図10(a)は、図6に示す製造装置における分割工程前の原反シートの模式的な平面図、図10(b)は、該分割工程によって得られた2枚の連続シートの模式的な平面図、図10(c)は、該2枚の連続シートの搬送方向の位相合わせの様子を示す模式的な平面図、図10(d)は、該2枚の連続シートを重ね合わせて得られた連続積層体の模式的な平面図である。 図11は、本発明の製造方法の実施に使用可能な伸縮性積層体の製造装置の他の実施形態の図9相当図である。 図12は、本発明の製造方法における回転工程の実施に使用可能な装置の一実施形態を示す図であり、図12(a)は、該装置の模式的な上面図、図12(b)は、該装置の模式的な斜視図である。 図13は、本発明の製造方法における積層工程の一例を模式的に示す平面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。図面は基本的に模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合がある。
図1及び図2には、本発明の製造方法によって製造された伸縮性積層体の一実施形態である伸縮性積層体1が示されている。伸縮性積層体1は、一方向、具体的には図中符号Yで示す伸縮性積層体1の長手方向に伸縮性を有する第1伸縮性シート1Aと、該シート1Aの一方の面に重ねられ、方向Yに伸縮性を有する第2伸縮性シート1Bとを備えている。両シート1A,1Bは、それらの方向Yの両端部に形成された一対の接合部9,9にて互いに接合され、該一対の接合部9,9に挟まれた部分では互いに接合されておらず、該一対の接合部9,9に挟まれた部分が、周方向に伸縮性を有する環状構造を形成し得る。
伸縮性積層体1は、図3及び図4に示すように、パンツ型吸収性物品の一種であるパンツ型使い捨ておむつ10の構成部材であるホルダー部17として使用される。おむつ10は、図4に示すように、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向(方向X)と、該縦方向に直交する横方向(方向Y)とを有し、体液を吸収保持する吸収性コア14を含む吸収パッド部11と、着用者の胴周りに配され、吸収パッド部11を着用者の股間部に当てて保持する環状のホルダー部17(伸縮性積層体1)とを備えている。
方向Xは、伸縮性積層体1(シート1A,1B)の幅方向(短手方向)であるとともに、おむつ10の縦方向でもあり、方向Yは、伸縮性積層体1(シート1A,1B)の長手方向であるとともに、おむつ10の横方向でもある。
吸収パッド部11はホルダー部17に対して着脱自在に構成されている。すなわち、吸収パッド部11とホルダー部17とは、おむつ1の使用前の状態においては別個の部材となっており、使用に際しては、吸収パッド部11の後述する止着テープ16をホルダー部17のターゲットテープ7に止着させることで両者を結合させて、図3に示すように、一対の接合部9,9、ウエスト開口部WH及び一対のレッグ開口部LH,LHを有するパンツ型のおむつの形態となす。ホルダー部17の接合部9は、一般的な非セパレートタイプのパンツ型使い捨ておむつのサイドシール部に相当する。本実施形態では、接合部9は方向Xに沿って延びる直線状をなし、伸縮性積層体1の方向Xの全長にわたって延在している。
吸収パッド部11は、図3及び図4に示すように、着用者の肌から相対的に近い位置に配置された液透過性の表面シート12、着用者の肌から相対的に遠い位置に配置された液不透過性、液難透過性又は撥水性の裏面シート13、及び両シート12,13間に介在配置された吸収性コア14を含む。吸収パッド部11を構成するこれらの部材どうしは、接着剤等の公知の接合手段により一体とされている。吸収パッド部11は、平面視において長方形形状をなし、おむつ10の着用時には、図4に示すように、その長手方向を方向Xに一致させる。吸収パッド部11の方向Xに沿う両側部には、おむつ10の着用時に着用者の肌側に起立する一対の防漏カフ15,15が配置されている。各防漏カフ15は、該防漏カフ15の主体をなす防漏カフ形成用シート150と、方向Xに伸長状態で該シート150に固定された弾性部材151とを含む。吸収パッド部11の方向Xの両端部それぞれの内面(肌対向面)には、吸収パッド部11をホルダー部17に結合させるための止着テープ16が配されている。
ホルダー部17を構成する伸縮性積層体1は、第1伸縮性シート1Aと第2伸縮性シート1Bとの積層体を主体とする。両シート1A,1Bは、図1に示す如き平面視において互いに同形状・同寸法であり、伸縮性積層体1では、両シート1A,1Bは、それぞれの輪郭を一致させて重ね合わされている。伸縮性積層体1は、該伸縮性積層体1を方向Yに二等分して方向Xに延びる横中心線(図示せず)に対して対称に形成されている。
伸縮性積層体1(シート1A,1B)は、図1及び図4に示すように、方向Yに延びる一対の縦方向端X1,X2を有しているところ、ホルダー部17の着用時に上端となる縦方向端X1は、平面視において方向Yに平行な直線状であるのに対し、ホルダー部17の着用時に下端となる縦方向端X2は、平面視においてそのほぼ全体が縦方向端X1に向かって(方向Xの内方に向かって)凸の凸部をなしている。
第1伸縮性シート1A及び第2伸縮性シート1Bは、それぞれ、伸縮性積層体1の外面(非肌対向面)側を形成する外装体2と、伸縮性積層体1の内面(肌対向面)側を形成する補強シート5とを含む。
なお、本明細書において、「肌対向面」とは、吸収性物品又はその構成部材(吸収パッド部、ホルダー部等)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面を指し、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面を指す。
本実施形態では、外装体2は、図2に示すように、伸縮性積層体1の外面を形成する外層シート3と、該シート3の内面に重ね合わされた内層シート4とを含み、両シート3,4の積層体を主体とする。両シート3,4どうしは、接着剤、融着等の接合手段により互いに接合され一体化されている。
外装体2(シート3,4)は、図2に示すように、伸縮性積層体1の縦方向端X1側において内面側に折り返されており、これにより両シート1A,1Bの内面(肌対向面)には、縦方向端X1から方向Xに沿って延びる折り返し部20が形成されている。折り返し部20とこれに対向する外装体2との間は、接着剤、融着等の接合手段により互いに接合されている。補強シート5は、図2に示すように、外装体2の折り返し部20から方向Xに所定距離離間した位置に配されている。補強シート5の方向Yの長さは、外装体2(シート3,4)と同じであるが、補強シート5の方向Xの長さは、外装体2(シート3,4)に比べて短い。補強シート5の折り返し部20側の縦方向端(ホルダー部17の着用時の上端)5aは、平面視において方向Yに平行な直線状、補強シート5の折り返し部20側とは反対側の縦方向端(ホルダー部17の着用時の下端)5bは、外装体2とともに伸縮性積層体1の縦方向端X2を構成しており、平面視において縦方向端X1に向かって凸の凸部を有している。
外装体2を構成する外層シート3及び内層シート4並びに補強シート5としては、それぞれ、各種製法による不織布、樹脂製フィルムなどを用いることができる。各シート3,4,5として使用可能な不織布の具体例として、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ニードルパンチ不織布が挙げられ、単層構造でもよく、1種又は2種以上の不織布を積層した積層構造でもよい。
外層シート3は、一方向、具体的には伸縮性積層体1の長手方向又はおむつ10の横方向である方向Yに延伸された伸縮シートであり、方向Yに伸縮性を有している。前記伸縮シートは、不織布などの未延伸シートに延伸加工を施して得られる。前記延伸加工は、典型的には、互いに噛み合う歯溝が回転軸方向に沿うように周面部に設けられた一対の歯溝ロールを備えた加工手段を使用し、該ロールを回転させてそれらの噛み合い部分に未延伸シートを供給することで実施される。斯かる延伸加工により未延伸シートには、相対的に坪量の高い高坪量部と相対的に坪量の低い低坪量部とが供給方向(MD)に交互に形成され、これにより未延伸シートは、MDに伸縮性を有する延伸シートとなる。前記伸縮シートは、例えば、特開2009-61743号公報に記載の方法に従って製造することができる。
図5には、外層シート3の好ましい一例である伸縮シート3Aが示されている。伸縮シート3Aは、相対向する2枚の繊維シート31,32と、両繊維シート31,32の間に配され、互いに交差せずに一方向(方向Y)に延びる複数の弾性フィラメント33とを有している。複数の弾性フィラメント33は、実質的に非伸長状態で、それらの長手方向の全長にわたり、伸長可能な繊維シート31,32に接合されている。
繊維シート31,32は、何れも弾性フィラメント33の延びる方向(方向Y)に伸長可能である。ここでいう「伸長可能」には、(1)繊維シート31,32の構成繊維自体が伸長する場合と、(2)構成繊維自体は伸長しなくても、交点において結合していた繊維どうしが離れたり、繊維どうしの結合等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、繊維シート31,32全体として伸長する場合とが包含される。
繊維シート31,32は、それぞれ、短繊維の不織布であり得る。不織布としては、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。両シート31,32は、互いに同種でもよく、異種でもよい。ここでいう「同種」とは、対比する繊維シートどうしで、繊維シートの製造プロセス、構成繊維の種類、構成繊維の繊維径及び長さ、繊維シートの厚み及び坪量がすべて同じである場合を意味する。これらのうちの1つでも異なる場合、その対比する繊維シートどうしは互いに「異種」である。
弾性フィラメント33は、例えば熱可塑性エラストマーやゴム等を原料とするものである。特に熱可塑性エラストマーを原料として用いると、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、また、そのようにして得られた弾性フィラメントは熱融着させやすいので、伸縮シート3Aに好適である。すなわち、好ましい弾性フィラメント33の一例として、弾性樹脂が溶融又は軟化した状態で延伸されて形成された弾性フィラメントが挙げられる。斯かる好ましい弾性フィラメント33と繊維シート31,32との接合は、両シート31,32の構成繊維(非弾性繊維)が弾性フィラメント33中に埋没した状態で該弾性フィラメント33に融着することによりなされたものであり、ホットメルト型接着剤等の接着剤を用いてなされたものではない。したがって、繊維シート31,32とこれに接合されている弾性フィラメント33との間には接着剤が存在しない。
内層シート4及び補強シート5は、それぞれ、方向Yに伸縮性を有する伸縮性シートでもよく、伸縮性を有さない非伸縮シートでもよい。典型的には、両シート4,5ともに非伸縮シートである。
本実施形態では、第1伸縮性シート1A及び第2伸縮性シート1Bは、それぞれ、伸縮性積層体1の内面(肌対向面)側を形成するシートとして、補強シート5に加えて更に機能性シート6を含む。本発明において機能性シート6は、ホルダー部17に各種機能を付与するためのもので、本実施形態では着用者の汗の吸収保持を目的とし、着用者の肌に当接するように配される。
本実施形態では、機能性シート6は、図2に示すように、外装体2の折り返し部20と補強シート5とを方向Xに跨ぐように配されており、また図4に示すように、平面視において一方向に長い形状(具体的には長方形形状)をなし、その長手方向を方向Yに一致させて、両シート1A,1Bそれぞれの方向Yの全長にわたって連続的に延びている。機能性シート6は、両シート1A,1Bに比べて方向Xの長さが短い。
吸汗機能を有する機能性シート6としては、汗を吸収し得るシートであればよく、特に制限されないが、典型的には、各種製法による不織布が用いられる。吸汗機能を有する機能性シート6として使用可能な不織布の具体例として、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布、メルトブローン不織布、ニードルパンチ不織布が挙げられ、2種以上の不織布を積層した複合不織布でもよい。
本実施形態では、第1伸縮性シート1A及び第2伸縮性シート1Bは、それぞれ、外層シート3の外面(非肌対向面)に配されたターゲットテープ7を含む。ターゲットテープ7は、吸収パッド部11が備える止着テープ16(図4参照)の止着先であり、吸収パッド部11がホルダー部17に対して着脱自在に構成されているのは、吸収パッド部11が備える止着テープ16と、ホルダー部17としての伸縮性積層体1が備えるターゲットテープ7とによるものである。
ターゲットテープ7は、図1に示すように、平面視において一方向に長い形状(具体的には長方形形状)をなし、その長手方向を方向Yに一致させて、両シート1A,1Bそれぞれの方向Yの全長にわたって連続的に延びている。また、ターゲットテープ7は、両シート1A,1Bに比べて方向Xの長さが短く、該ターゲットテープ7の方向Xの中央が、両シート1A,1Bの方向Xの中央よりも縦方向端X2寄りに位置するように配されている。
本発明では、吸収パッド部11がホルダー部17に対して着脱自在となることを条件として、止着テープ16及びターゲットテープ7の構成は特に制限されない。例えば、止着テープ16が、テープ基材に粘着剤等を塗布して形成した粘着部を備え、該粘着部を介して止着テープ16がターゲットテープ7に接着するように構成されていてもよい。
本実施形態では、止着テープ16及びターゲットテープ7として、機械的面ファスナーを採用している。ここでいう「機械的面ファスナー」とは、鉤状の突起が一面に配された面部材とパイル状の突起が一面に配された面部材とが一組みとなった留め具を指す。機械的面ファスナーの具体例として、マジックテープ(登録商標)が挙げられる。止着テープ16は、機械的面ファスナーのオス部材を備え、典型的には、樹脂製フィルム、織布、不織布などからなるテープ基材の表面に、多数の突起状の係合部材が配されている。ターゲットテープ7は、機械的面ファスナーのメス部材を備え、典型的には、前記基材シートの表面に、多数のループ部材が配されている。
本実施形態では、図2に示すように、外装体2(内層シート4)と補強シート5との間、及び折り返し部20とこれに対向する外装体2との間に、複数の弾性部材8が方向Yに伸縮可能に配されている。複数の弾性部材8は、図4に示すように、両シート1A,1Bの方向Yの全長にわたって延在し、方向Xに間欠配置されている。各弾性部材8は、接着剤によって該弾性部材8に接触するシート4,5に固定されている。ホルダー部17の着用状態では、弾性部材8の収縮により、両シート1A,1Bの表面に、弾性部材8と交差する方向(方向X)に延びる複数の襞(ギャザー)が形成される。弾性部材8の数、配置は特に制限されず、ホルダー部17の着用者の身体に対するフィット性などを考慮して適宜設定し得る。
次に、本発明の伸縮性積層体の製造方法について、前述した伸縮性積層体1(ホルダー部17)の製造方法を例にとり、図面を参照しながら説明する。図6には、伸縮性積層体1の製造方法の実施に使用される製造装置70が示されている。製造装置70は、原反シート90の製造工程を実施する第1製造部71と、第1製造部71で製造された連続帯状の原反シート90を用いて伸縮性積層体1(ホルダー部17)を製造する第2製造部72とを備える。第2製造部72では、原反シート90をその搬送方向MDに延びる切断予定線CL(図10(a)参照)で切断して第1連続シート91と第2連続シート92とに分割する工程(分割工程)と、両シート91,92の一方又は両方を搬送方向MD周りに回転させる工程(回転工程)と、両シート91,92を重ね合わせて連続積層体93を得る工程(積層工程)と、連続積層体93に前記接合部9を形成する工程(接合工程)と、連続積層体93を切断して枚葉の伸縮性積層体1を得る工程(枚葉化工程)とが実施される。
本実施形態の伸縮性積層体1の製造方法は、前記分割工程の前に、前記分割工程で搬送直交方向CDに二分割される原反シート90の製造工程を有している。以下、原反シート90の製造工程について説明する。
原反シート90は、一方向に延伸された連続帯状の伸縮シートを含む連続帯状のシートであり、本実施形態では該伸縮シートとして、連続帯状の外層シート3、より具体的には連続帯状の伸縮シート3A(図5参照)を使用する。
なお、搬送方向MDは原反シート90(伸縮シート3A)の長手方向(連続方向)に一致し、搬送方向MDと直交する搬送直交方向CDは、原反シート90(伸縮シート3A)の幅方向(短手方向)に一致する。
第1製造部71では、図6に示すように、搬送方向MDに搬送中の伸縮シート3Aの一方の面(図示の形態では上面)に、連続帯状の内層シート4(第1原料シート)を後述する切断予定線CL(図10(a)参照)と重なるように配置するとともに、伸縮シート3Aの他方の面(図示の形態では下面)における切断予定線CLを挟んで搬送直交方向CDの両側に、一対の連続帯状のターゲットテープ7,7(第2原料シート)を配置して連続帯状の原反シート前駆体80を得、更に、原反シート前駆体80を構成するシート3A,4,7どうしを接合する。
本実施形態では、内層シート4の搬送直交方向CDの長さ(幅)は、伸縮シート3Aのそれと同じか、伸縮シート3Aよりも長い。一方、ターゲットテープ7の搬送直交方向CDの長さ(幅)は、伸縮シート3Aよりも短い。
原反シート前駆体80を構成するシート3A,4,7どうしの接合は、第1製造部71が備える接合手段73で行われる。接合手段73としては、この種のシートどうしの接合に従来使用されている装置を用いることができる。本実施形態では接合手段73は、被加工物(シート3A,4,7)を加熱溶融する超音波ホーン等の溶融手段730と、受けロール731とを備え、相対向する溶融手段730と受けロール731の周面との間に供給された被加工物を加圧しつつ溶融可能に構成されている。
本発明では、原反シート前駆体80を構成するシート3A,4,7どうしの接合は、複数回に分けて行ってもよく、同時に行ってもよい。
シートどうしの接合を複数回に分けて行う場合、例えば、伸縮シート3Aと内層シート4(第1原料シート)との接合予定箇所を接合し、次に、伸縮シート3Aとターゲットテープ7(第2原料シート)との接合予定箇所を接合する方法、又はこれとは逆の順番で接合する方法を採用できる。どちらの方法であってもその実施には、複数回(例えば2回)の接合工程に対応して、搬送方向MDに沿って複数(例えば2台)の接合手段73を配置する必要がある。
これに対し、本実施形態では、原反シート前駆体80を構成するシート3A,4,7どうしの接合を同時に行う。すなわち、原反シート前駆体80を単体の接合手段73に導入して、その単体の接合手段73による一回の接合工程で全ての接合予定箇所を接合する。これにより、シートどうしの接合を複数回に分けて行う方法に比べて少ない工程数、簡素な加工設備での実施が可能となり、製造効率が一層向上し得る。
本実施形態では、図6に示すように、接合手段73にて原反シート前駆体80を構成するシート3A,4,7どうしを接合した後、搬送方向MDに搬送中の原反シート前駆体80の弾性部材配置予定面(図示の形態では内層シート4側の面)に、複数の弾性部材8を、所定の伸長率に伸長させた伸長状態で配置し固定する。前記弾性部材配置予定面及び/又は弾性部材8には、弾性部材8の配置前に、接着剤塗工機(図示せず)によりホットメルト型接着剤等の接着剤が塗工されており、該弾性部材配置予定面に弾性部材8を配置することで、弾性部材8が原反シート前駆体80に接合固定される。
本実施形態では、図6に示すように、原反シート90の製造工程において、原反シート前駆体80の搬送方向MDに沿う両側縁部80S,80Sを該原反シート前駆体80の一方の面側(図示の形態では内層シート4側)に折り返して、一対の折り返し部20,20と、該一対の折り返し部20,20の間に位置する折り返し部非存在部21とを形成する(折り返し工程)。折り返し部20は、前述したように、伸縮性積層体1の長手方向Y(ホルダー部17の横方向の横方向Y)の一側縁部をなすものであるところ、該一側縁部がこのようなシートの折り返しによって形成されることで、伸縮性積層体1の見栄えが良くなり、ホルダー部17(おむつ10)の外観が一層向上し得る。
前記折り返し工程では、原反シート前駆体80を構成するシート3A,4,7の何れを折り返してもよいが、図7に示すように、伸縮シート3A及び内層シート4(第1原料シート)を折り返す(ターゲットテープ7は折り返さない)ことが好ましい。伸縮シート3Aは、原反シート前駆体80を構成する他のシートに比べて搬送中に蛇行しやすく、伸縮性積層体1の製造工程で伸縮シート3Aが蛇行すると、製造結果物である伸縮性積層体1の外観や機能性の低下を招くおそれがあるところ、前記折り返し工程で伸縮シート3A及び内層シート4を折り返すことで、斯かる不都合が効果的に防止され得る。
前記折り返し工程では、折り返し部20の内側に配置した弾性部材8を基準として、原反シート前駆体80の両側縁部80S,80Sを該原反シート前駆体80の一方の面側(図示の形態では内層シート4側)に折り返すことが好ましい。原反シート90の製造工程では前述したように、原反シート前駆体80を構成するシート3A,4,7を接合した後、原反シート前駆体80の内層シート4(第1原料シート)側の面における折り返し部20の形成予定部(原反シート前駆体80の両側縁部80S,80S)に弾性部材8を配置するところ、こうして配置された弾性部材8は搬送方向MDに沿って直線状に延びているので、前記折り返し工程では該弾性部材8を基準として原反シート前駆体80の両側縁部80S,80Sを折り返すことで、折り目のきれいな折り返し部20を形成することができる。
本実施形態では、原反シート90の製造工程において、図6に示すように、原反シート前駆体80の内層シート4(第1原料シート)側の面の折り返し部非存在部21に、連続帯状の補強シート5(第3原料シート)を、切断予定線CLと重なるように配置する。これにより、原反シート90における折り返し部非存在部21の剛性が増すため、前記分割工程で原反シート90を切断予定線CLで切断して得た第1連続シート91及び第2連続シート92の切断予定線CLでの切断縁部91a,92a(図10(b)参照)が、その後の両シート91,92の搬送中にめくれる不都合が効果的に防止され、製造効率が一層向上し得る。
本実施形態では、原反シート90の製造工程において、図6及び図8に示すように、原反シート前駆体80の内層シート4(第1原料シート)側の面に、一対の連続帯状の機能性シート6(第4原料シート)を、一対の折り返し部20,20と補強シート5(第3原料シート)との境界22と重なるように配置する。これにより、伸縮シート3Aと第1ないし第4原料シートであるシート4~7とが積層された連続帯状の原反シート90が得られる。折り返し部20と補強シート5との境界22は、図8に示すように、折り返し部20と補強シート5との隙間であり、伸縮性積層体1の方向Xにおいてシートの積層数が比較的少ない部分である。また前述したように、本実施形態では、接合部9(図1参照)は伸縮性積層体1の方向Xの全長にわたって延在しており、境界22と重なるところ、このように接合部9がシートの積層数が異なる部分を跨ぐように存在すると、接合部9の接合強度にばらつきが生じることが懸念される。しかしながら前記のように、シートの積層数が比較的少ない境界22に補強シート5を重ねて配置することで、斯かる懸念が払拭され、接合部9の接合強度がその長手方向の全長にわたって一定となり得る。
以上のようにして第1製造部71で製造された連続帯状の原反シート90は、続いて第2製造部72に搬送され、伸縮性積層体1の製造に使用される。図9には第2製造部72の概略構成、図10には第2製造部72の各部での原反シート90等の被加工物の様子が示されている。
第2製造部72では、先ず原反シート90を、その連続方向を搬送方向MDとして搬送しつつ、搬送方向MDに延びる切断予定線CL(図10(a)参照)で切断し、第1連続シート91と第2連続シート92とに分割する(分割工程)。
前記分割工程は、第2製造部72が備える切断手段74で行われる。切断手段74としては、この種のシートの切断に従来使用されている装置を用いることができる。本実施形態では切断手段74は、シートを切断する刃を備えたカッターロール740と、受けロール741とを備えている。
切断予定線CLは、図10(a)に示すように、原反シート90を搬送直交方向CDに二等分して搬送方向MDに平行に延びる中心直線90Lを基準に蛇行する。図示の形態では、切断予定線CLは中心直線90Lに対して対称に蛇行しており、したがって、第1連続シート91と第2連続シート92とは切断予定線CLを基準として対称関係にある。なお切断予定線CLは、典型的には仮想線であり、原反シート90に目視で視認可能に設けられていないが、視認可能に設けられていてもよい。
本実施形態では、切断予定線CLは、図10(a)に示す如き平面視において、搬送直交方向CDの一方側に凸の凸部と他方側に凸の凸部とが搬送方向MDに交互に並んだ形状を有している。切断予定線CLの平面視形状は、切断予定線CLが中心直線90Lを基準に蛇行することを条件として特に制限されず、図10(a)に示す如くに中心直線90Lに対して対称に蛇行していなくてもよい。切断予定線CLの平面視形状は、例えば、前記凸部が平面視で台形状をなすなどして、輪郭線が直線のみからなる形状でもよく、あるいはS字状をなすなどして、輪郭線が曲線のみからなる形状でもよく、あるいは直線と曲線とが混在した形状でもよい。
第1連続シート91は、前記第1伸縮性シート1Aが一方向(搬送方向MD)に複数連なった構成を有し、第2連続シート92は、前記第2伸縮性シート1Bが一方向(搬送方向MD)に複数連なった構成を有している。第1連続シート91は、搬送方向MDに延びる一対の縁部として、原反シート90の切断予定線CLでの切断によって生じた非直線状の切断縁部91aと、直線状の縁部91bとを有している。第2連続シート92は、搬送方向MDに延びる一対の縁部として、原反シート90の切断予定線CLでの切断によって生じた非直線状の切断縁部92aと、直線状の縁部92bとを有している。非直線状の切断縁部91a,92aは、伸縮性積層体1の縦方向端X2(ホルダー部17の着用時の下端)を形成し、直線状の縁部91b,92bは、伸縮性積層体1の縦方向端X1(ホルダー部17の着用時の上端)を形成する(図1等参照)。
第2製造部72は、図9に示すように、第1連続シート91の搬送路910と、第2連続シート92の搬送路920とを備え、両搬送路910,920は所定距離にわたって互いに独立している。
前記分割工程の後、第1連続シート91及び第2連続シート92を搬送路910,920にて搬送方向MDに搬送しつつ、両シート91,92の切断予定線CLでの切断縁部91a,92aが同じ方向を向くように、両シート91,92の一方又は両方を搬送方向MD周りに回転させる(ひねる)(回転工程)。
本実施形態では、図6に示すように、搬送直交方向CDの一方側は、伸縮性積層体1の製造方法の実施に使用する製造装置70の操作側(以下、「OP側」とも言う。)、搬送直交方向CDの他方側は、製造装置70の駆動側(以下、「DR側」とも言う。)であり、第1連続シート91はOP側、第2連続シート92はDR側にそれぞれ位置している。OP側は、製造装置70を操作するオペレータがいる側、DR側は、製造装置70の各部を動作させるための駆動用機器の多くが存在する側である。
前記回転工程では前述したとおり、第1連続シート91の切断縁部91aと第2連続シート92の切断縁部92aとが同じ方向を向くように、両シート91,92の一方又は両方を搬送方向MD周りに回転させればよく、該回転工程後に切断縁部91a,92aが向いている方向はOP側でもDR側でもよいが、図10(b)に示すようにDR側が好ましい。その理由は、両シート91,92の回転、移動をスムーズに精度よく行うためである。すなわち、前記回転工程及び次工程の前記積層工程は、典型的には、OP側に設置されたセンサー等の検知手段(図示せず)を用いてそれらの位置情報を取得し、その位置情報に基づいて両シート91,92を回転、移動させることによって行われるところ、直線状の縁部91b,92bは、非直線状の切断縁部91a,92aに比べて該検知手段によって検知されやすく、該位置情報としても正確で扱いやすいことから、該回転工程及び該積層工程の実施中は、直線状の縁部91b,92bが常時OP側を向いていることが好ましく、換言すれば、非直線状の切断縁部91a,92aが常時DR側を向いていることが好ましい。したがって前記回転工程では、両シート91,92の切断縁部91a,92aが何れもDR側を向くようにすることが好ましい。
本実施形態では、前記回転工程で両シート91,92の切断縁部91a,92aをDR側に向かせるために、前記分割工程の実施直後に切断縁部92aがOP側を向いている第2連続シート92を搬送方向MD周りに180度回転させる。一方第1連続シート91は、前記分割工程の実施直後に切断縁部91aがDR側を向いているので、搬送方向MD周りに回転させない。
第2連続シート92の搬送路920には、図9に示すように、搬送中の第2連続シート92を搬送方向MD周りに180度回転させるシート回転領域75が設けられており、シート回転領域75には、シート回転手段としての円筒状の複数の搬送ロール750が、それらの軸方向を搬送直交方向CDに一致させて、搬送方向MDに間欠配置されている。シート回転領域75の複数の搬送ロール750は、それらの軸方向と水平方向(鉛直方向)とのなす角度が互いに異なっており、且つ搬送方向MDの上流側から下流側(図9の左側から右側)に向かって該角度が増加又は減少するように配置されている。第2連続シート92は、このように構成されたシート回転領域75を搬送方向MDに搬送されることで、搬送方向MD周りに180度回転される。
シート回転領域75における搬送ロール750の配置数は特に制限されず、シートの回転角度等に応じて適宜調整し得る。また。前記シート回転手段も特に制限されず、搬送中のシートを搬送方向周りに回転させ得る公知の回転手段を適宜利用することができる。
図11、図12には、前記回転工程の他の実施形態が示されている。後述する他の実施形態については、前記実施形態(図9に示す形態)と異なる構成を主に説明し、同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。後述する実施形態において特に説明しない構成は、前記実施形態についての説明が適宜適用される。
図9に示す形態では、前記回転工程において、第1連続シート91及び第2連続シート92のうちの一方(具体的にはシート92)のみを搬送方向MD周りに180度回転させたが、両シート91,92の双方を回転させてもよく、例えば、図11に示す形態のように、両シート91,92をそれぞれ搬送方向MD周りに90度回転させることで、両シート91,92の切断縁部91a,92aの向きを一致させてもよい。図11に示す形態では、第1連続シート91の搬送路910及び第2連続シート92の搬送路920それぞれに、複数の搬送ロール750を配置されたシート回転領域75が設けられており、一方のシート91を搬送方向MD周りに90度回転させるとともに、他方のシート92を、一方のシート91とは逆方向に搬送方向MD周りに90度回転させ、しかる後、両シート91,92を合流させるようになされている。図11中の符号751は、シート91,92の搬送方向を変更するためのターンバーである。
また、図9に示す形態におけるシート回転領域75は、搬送方向MDに間欠配置された複数の搬送ロール750を含んで構成されているが、これに代えて図12に示すように、複数のターンバー751を含んで構成されていてもよい。図12に示す形態では、2本のターンバー751を互いに交差するように配置することで、図9に示す形態に比べて短い距離で、第2連続シート92を搬送方向MD周りに180度回転させることができる。
伸縮性積層体1の製造方法では、前記回転工程の後、又は該回転工程の実施中に、第1連続シート91と第2連続シート92とを、図10(c)に示すように両シート91,92の切断縁部91a,92aの搬送方向MDの位相を合わせて、図10(d)に示すように重ね合わせ、連続積層体93を得る(積層工程)。
切断縁部91a,92aは、それぞれ、図10に示す如き平面視において、凸部と凹部とが搬送方向MDに交互に配された波線状をなしているところ、搬送方向MDに隣り合う2つの該凸部の頂部どうしの搬送方向MDの離間距離を1ピッチとした場合、前記分割工程の実施直後(切断縁部91a,92aの搬送方向MDの位相合わせの実施前)では、切断縁部91aと切断縁部92aとは搬送方向MDに0.5ピッチずれている(図10(a)及び図10(b)参照)。前記積層工程では、この切断縁部91a,92a間の搬送方向MDの位相のずれを無くすとともに、両シート91,92を重ね合わせて、両シート91,92の輪郭が一致した連続積層体93を形成する。連続積層体93は、搬送方向MD(長手方向)に延びる一対の縁部93a,93bを有し、一方の非直線状の切断縁部93aは、両シート91,92の非直線状の切断縁部91a,92aの重なり部からなり、伸縮性積層体1の非直線状の縦方向X2を形成し、他方の直線状の縁部93bは、両シート91,92の直線状の縁部91b,92bの重なり部からなり、伸縮性積層体1の直線状の縦方向X1を形成する。
前記位相合わせの方法は特に制限されず、種々の方法を採用することができる。本実施形態では、前記位相合わせのために、図9に示すように、第1連続シート91の搬送路910と第2連続シート92の搬送路920とで長さを異ならせている。より具体的には、前記回転工程で搬送方向MDに周りに回転させない第1連続シート91の搬送路910を、第2連続シート92の搬送路920に比べて長く設定することで、両搬送路910,920の合流位置(連続積層体93の形成位置)で両シート91,92の切断縁部91a,92aの搬送方向MDの位相が一致するようにしている。
前記積層工程では、図13に示すように、第1連続シート91及び第2連続シート92それぞれの折り返し部20どうしを一致させる、すなわち平面視直線状の縁部91bと縁部92bとを一致させることで、両シート91,92を重ね合わせることが好ましい。このように両シート91,92を重ね合わせる際に直線状の縁部91b,92bを基準とすることで、非直線状の切断縁部91a,92aを基準とする場合に比べて、前述した検知手段による位置情報の取得等が容易になるため、両シート91,92の重ね合わせを一層スムーズに且つ高精度で行うことが可能となる。
第2製造部72では、以上のようにして連続積層体93を形成した後、図示しない接合手段によって連続積層体93に接合部9(図1参照)を搬送方向MDに間欠的に形成し(接合工程)、更に、接合部9が形成された連続積層体93を搬送方向MDに搬送しつつ搬送直交方向CDに切断して(枚葉化工程)、枚葉の伸縮性積層体1を連続的に製造する。
前記接合工程では、接合部9を、連続積層体93の搬送方向MDに沿う一対の縁部どうしの間、より具体的には、両連続シート91,92の非直線状の切断縁部91a,92a側の縁部(連続積層体93の前記凸部側の縁部)93aと、両連続シート91,92の直線状の縁部(非切断縁部)91b,92b側の縁部93bとの間に形成する。
伸縮性積層体1(ホルダー部17)は、伸縮シート3A(外層シート3)、内層シート4、補強シート5等の比較的剛性が低く折り起点となりにくいシートを主体とし、吸収性物品における吸収体のような、比較的剛性が高く折り起点となりやすい部材を含んでいないため、仮に、伸縮性積層体1の製造工程に、シート3A,4,5を含む原反シート前駆体80(前身頃と後見頃とが一体となった伸縮性積層体)を搬送直交方向CDに二つ折りする工程が含まれていると、その二つ折りが安定せず、折り曲げにくい、きれいな折り目が得られにくいといった問題が発生することが懸念される。これに対し、前述した本発明の製造方法は、このような吸収体を含まない伸縮性シート(原反シート前駆体80)を二つ折りする工程に代えて、該伸縮性シートを搬送直交方向CDに二分割し、その分割シート(シート91,92)の一方又は両方を搬送方向MD周りに回転させて重ねる工程を採用したので、折り起点のない伸縮性シートを折り曲げることに起因する問題を解消し、高品質の伸縮性積層体1を安定的に製造することができる。
本発明は前記実施形態に何ら制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば前記実施形態では、原反シート90は、伸縮シート3A以外のシートを含んでいたが、伸縮シート3Aのみから構成されていてもよい。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
一方向に伸縮性を有する第1伸縮性シートと、該第1伸縮性シートの一方の面に重ねられ、該一方向に伸縮性を有する第2伸縮性シートとを備え、両伸縮性シートは、それらの該一方向の両端部に形成された一対の接合部にて互いに接合され、該一対の接合部に挟まれた部分では互いに接合されておらず、該一対の接合部に挟まれた部分が、周方向に伸縮性を有する環状構造を形成し得る、伸縮性積層体の製造方法であって、
一方向に連続し且つ該一方向に延伸された連続帯状の伸縮シートを含む原反シートを、該一方向を搬送方向として搬送しつつ、該搬送方向と直交する搬送直交方向に二等分して該搬送方向に平行に延びる中心直線を基準に蛇行する、切断予定線にて切断し、前記第1伸縮性シートが該搬送方向に複数連なった第1連続シートと、前記第2伸縮性シートが該搬送方向に複数連なった第2連続シートとに分割する分割工程と、
前記第1連続シート及び前記第2連続シートを前記搬送方向に搬送しつつ、両連続シートの前記切断予定線での切断縁部が同じ方向を向くように、両連続シートの一方又は両方を該搬送方向周りに回転させる回転工程と、
前記第1連続シートと前記第2連続シートとを、両連続シートの前記切断縁部の前記搬送方向の位相を合わせて重ね合わせて連続積層体を得る積層工程と、
前記連続積層体に前記接合部を前記搬送方向に間欠的に形成する接合工程と、
前記連続積層体を前記搬送直交方向に切断して、枚葉の前記伸縮性積層体を得る枚葉化工程とを有する、伸縮性積層体の製造方法。
<2>
前記搬送直交方向の一方側は、前記伸縮性積層体の製造方法の実施に使用する製造装置の操作側、該搬送直交方向の他方側は、該製造装置の駆動側であり、
前記回転工程では、前記第1連続シート及び前記第2連続シートそれぞれの前記切断縁部が前記駆動側を向くように、両シートの一方を前記搬送方向周りに180度回転させる、前記<1>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<3>
前記接合工程では、前記接合部を、前記連続積層体の前記搬送方向に沿う一対の縁部どうしの間(より具体的には、前記両連続シートの前記切断縁部側の縁部と、該縁部とは反対側の縁部との間)に形成する、前記<1>又は<2>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<4>
前記分割工程の前に、前記原反シートの製造工程を有し、
前記原反シートの製造工程では、前記一方向に搬送中の前記伸縮シートの前記一方の面に、連続帯状の第1原料シートを前記切断予定線と重なるように配置するとともに、該伸縮シートの他方の面における該切断予定線を挟んで前記搬送直交方向の両側に、一対の連続帯状の第2原料シートを配置して原反シート前駆体を得、更に、該原反シート前駆体を構成するシートどうしを接合する、前記<1>~<3>の何れか1項に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<5>
前記原反シート前駆体を構成するシートどうしの接合を同時に行う、前記<4>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<6>
前記原反シートの製造工程は、前記原反シート前駆体の前記搬送方向に沿う両側縁部を該原反シート前駆体の一方の面側に折り返して、該原反シート前駆体の折り返し部非存在部の前記搬送直交方向の両側に一対の折り返し部を形成する折り返し工程を有する、前記<4>又は<5>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<7>
前記折り返し工程では、前記伸縮シート及び前記第1原料シートを折り返す、前記<6>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<8>
前記原反シートの製造工程では、前記原反シート前駆体を構成するシートどうしを接合した後、該原反シート前駆体の前記第1原料シート側の面における前記折り返し部の形成予定部に、弾性部材を配置する、前記<6>又は<7>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<9>
前記折り返し工程では、前記折し返し部の内側に配置した前記弾性部材を基準として、前記原反シート前駆体の前記搬送方向に沿う両側縁部を該原反シート前駆体の前記一方の面側に折り返す、前記<8>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<10>
前記原反シートの製造工程では、前記原反シート前駆体の前記第1原料シート側の面の前記折り返し部非存在部に、連続帯状の第3原料シートを、前記切断予定線と重なるように配置する、前記<6>~<9>の何れか1項に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<11>
前記原反シートの製造工程では、前記原反シート前駆体の前記第1原料シート側の面に、一対の連続帯状の第4原料シートを、一対の前記折り返し部と前記第3原料シートとの境界と重なるように配置する、前記<10>に記載の伸縮性積層体の製造方法。
<12>
前記積層工程では、前記第1連続シート及び前記第2連続シートそれぞれの前記折り返し部どうしを一致させることで、両連続シートを重ね合わせる、前記<6>~<11>の何れか1項に記載の伸縮性積層体の製造方法。
1 伸縮性積層体
1A 第1伸縮性シート
1B 第2伸縮性シート
2 外装体
20 折り返し部
21 折り返し部非存在部
22 折り返し部と補強シート(第3原料シート)との境界
3,3A 外層シート(伸縮シート)
31,32 繊維シート
33 弾性フィラメント
4 内層シート(第1原料シート)
5 補強シート(第3原料シート)
6 機能性シート(第4原料シート)
7 ターゲットテープ(第2原料シート)
8 弾性部材
9 接合部
10 パンツ型使い捨ておむつ
11 吸収パッド部
12 表面シート
13 裏面シート
14 吸収性コア
15 防漏カフ
16 止着テープ
17 ホルダー部
70 伸縮性積層体の製造装置
71 第1製造部
72 第2製造部
73 接合手段
74 切断手段
75 シート回転領域
80 原反シート前駆体
90 原反シート
91 第1連続シート
91a 第1連続シートの切断縁部
92 第2連続シート
92a 第2連続シートの切断縁部
93 連続積層体
CL 切断予定線

Claims (11)

  1. 一方向に伸縮性を有する第1伸縮性シートと、該第1伸縮性シートの一方の面に重ねられ、該一方向に伸縮性を有する第2伸縮性シートとを備え、両伸縮性シートは、それらの該一方向の両端部に形成された一対の接合部にて互いに接合され、該一対の接合部に挟まれた部分では互いに接合されておらず、該一対の接合部に挟まれた部分が、周方向に伸縮性を有する環状構造を形成し得る、伸縮性積層体の製造方法であって、
    一方向に連続し且つ該一方向に延伸された連続帯状の伸縮シートを含む原反シートを、該一方向を搬送方向として搬送しつつ、該搬送方向と直交する搬送直交方向に二等分して該搬送方向に平行に延びる中心直線を基準に蛇行する、切断予定線にて切断し、前記第1伸縮性シートが該搬送方向に複数連なった第1連続シートと、前記第2伸縮性シートが該搬送方向に複数連なった第2連続シートとに分割する分割工程と、
    前記第1連続シート及び前記第2連続シートを前記搬送方向に搬送しつつ、両連続シートの前記切断予定線での切断縁部が同じ方向を向くように、両連続シートの一方又は両方を該搬送方向周りに回転させる回転工程と、
    前記第1連続シートと前記第2連続シートとを、両連続シートの前記切断縁部の前記搬送方向の位相を合わせて重ね合わせて連続積層体を得る積層工程と、
    前記連続積層体に前記接合部を前記搬送方向に間欠的に形成する接合工程と、
    前記連続積層体を前記搬送直交方向に切断して、枚葉の前記伸縮性積層体を得る枚葉化工程とを有する、伸縮性積層体の製造方法。
  2. 前記搬送直交方向の一方側は、前記伸縮性積層体の製造方法の実施に使用する製造装置の操作側、該搬送直交方向の他方側は、該製造装置の駆動側であり、
    前記回転工程では、前記第1連続シート及び前記第2連続シートそれぞれの前記切断縁部が前記駆動側を向くように、両シートの一方を前記搬送方向周りに180度回転させる、請求項1に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  3. 前記分割工程の前に、前記原反シートの製造工程を有し、
    前記原反シートの製造工程では、前記一方向に搬送中の前記伸縮シートの前記一方の面に、連続帯状の第1原料シートを前記切断予定線と重なるように配置するとともに、該伸縮シートの他方の面における該切断予定線を挟んで前記搬送直交方向の両側に、一対の連続帯状の第2原料シートを配置して原反シート前駆体を得、更に、該原反シート前駆体を構成するシートどうしを接合する、請求項1又は2に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  4. 前記原反シート前駆体を構成するシートどうしの接合を同時に行う、請求項3に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  5. 前記原反シートの製造工程は、前記原反シート前駆体の前記搬送方向に沿う両側縁部を該原反シート前駆体の一方の面側に折り返して、該原反シート前駆体の折り返し部非存在部の前記搬送直交方向の両側に一対の折り返し部を形成する折り返し工程を有する、請求項3又は4に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  6. 前記折り返し工程では、前記伸縮シート及び前記第1原料シートを折り返す、請求項5に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  7. 前記原反シートの製造工程では、前記原反シート前駆体を構成するシートどうしを接合した後、該原反シート前駆体の前記第1原料シート側の面における前記折り返し部の形成予定部に、弾性部材を配置する、請求項5又は6に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  8. 前記折り返し工程では、前記折し返し部の内側に配置した前記弾性部材を基準として、前記原反シート前駆体の前記搬送方向に沿う両側縁部を該原反シート前駆体の前記一方の面側に折り返す、請求項7に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  9. 前記原反シートの製造工程では、前記原反シート前駆体の前記第1原料シート側の面の前記折り返し部非存在部に、連続帯状の第3原料シートを、前記切断予定線と重なるように配置する、請求項5~8の何れか1項に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  10. 前記原反シートの製造工程では、前記原反シート前駆体の前記第1原料シート側の面に、一対の連続帯状の第4原料シートを、一対の前記折り返し部と前記第3原料シートとの境界と重なるように配置する、請求項9に記載の伸縮性積層体の製造方法。
  11. 前記積層工程では、前記第1連続シート及び前記第2連続シートそれぞれの前記折り返し部どうしを一致させることで、両連続シートを重ね合わせる、請求項5~10の何れか1項に記載の伸縮性積層体の製造方法。
JP2021210564A 2021-12-24 2021-12-24 伸縮性積層体の製造方法 Pending JP2023094942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021210564A JP2023094942A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 伸縮性積層体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021210564A JP2023094942A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 伸縮性積層体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023094942A true JP2023094942A (ja) 2023-07-06

Family

ID=87002361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021210564A Pending JP2023094942A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 伸縮性積層体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023094942A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4180514B2 (ja) ウェブ材料から成形構成要素を製造する方法
JP5292586B2 (ja) 使い捨て着用物品の製造方法
JP5173003B2 (ja) 使い捨て着用物品の製造方法
JP5913594B2 (ja) 複合伸縮部材を用いた着用物品及び該着用物品の製造方法
WO2004016209A1 (ja) 表示要素形成方法
WO2009147906A1 (ja) パンツ形状の着用物品およびその製造方法
TWI480035B (zh) And a method of manufacturing the same
JP5896913B2 (ja) 使い捨て着用物品の製造方法および製造装置
JP2014090723A (ja) 使い捨ておむつ
JP5843350B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6205244B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5616952B2 (ja) パンツ型吸収性物品の製造方法
JP5277302B2 (ja) パンツ型着用物品の製造方法
WO2019193906A1 (ja) パンツ型吸収性物品
JP2007044295A (ja) パンツ型使い捨ておむつの製造方法
JP2023094942A (ja) 伸縮性積層体の製造方法
WO2014073697A1 (ja) 使い捨ておむつ及びその製造方法、並びに伸縮性シートの製造方法
JP2023094943A (ja) 伸縮性積層体の製造方法
JP6402022B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつの製造装置及び製造方法
JP2024037094A (ja) 伸縮性積層体の製造方法
JP7216253B2 (ja) 着用物品におけるカフの製造方法
CN213047731U (zh) 短裤型吸收性物品
JP2008073216A (ja) 着用物品の製造方法
WO2013179779A1 (ja) 使い捨てパンツ型おむつの製造方法
JP2006197976A (ja) オムツの製造方法