JP2023094919A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】体型に合わせて製品幅が調整できるようにし、体型差による漏れの発生を解消する。【解決手段】吸収体4と、前記吸収体4の外縁から外側に延出するフラップ部Fと、前記フラップ部Fの着用者の体液排出部Hに対応する領域の両側部に、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定される左右一対のウイング状フラップ部Wとを備える。前記ウイング状フラップ部Wの前後それぞれに、前記フラップ部Fの外縁から前記吸収体4側に向けて延びる易破断部20が設けられている。基端部で前記ウイング状フラップ部Wを折り返して下着に装着する第1の装着形態と、前記易破断部20で破断して、基端部より幅方向内側位置で前記ウイング状フラップ部Wを折り返して下着に装着する第2の装着形態とが選択可能になっている。【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等の吸収性物品に関し、更に詳しくは、着用者の体型に合わせて製品幅を適宜変えて装着できるようにした吸収性物品に関する。
従来より、前記吸収性物品として、ポリエチレンラミネート不織布などからなる不透液性の裏面シートと、不織布又は透孔性プラスチックシートなどからなる透液性の表面シートとの間に、綿状パルプなどからなる吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品においては、個人の体型差や生理状態に応じて、21cm、23cm、25cm等の長さ違いや昼用、夜用等のサイズ及び構造違いのものが提供されている。また、例えば下記特許文献1に示されるように、吸収性物品の後側部の幅を調節可能にすることによって、使用する場面を問わずに1つの吸収性物品で兼用できるようにしたものが提案されている。具体的には、後部両側部にそれぞれ外方に延出可能な後部フラップを備えた吸収性物品であって、前記後部フラップに吸収体が配設されるとともに、前記後部フラップが吸収性物品の長手方向に沿った折り線で肌側に折り畳まれ、その状態が仮止め手段で維持されている吸収性物品が記載されている。
特開2019-162300号公報
初潮を迎えたばかりの子供がいる親子などのように、体型が小さい人(子供)と体型が大きい人(大人)で生理用ナプキンを兼用している家庭では、小学生や中学生の子供はまだ身体が成長途中のため、大人用の生理用ナプキンを装着すると、製品幅が大きく、付け心地が悪いという課題があった。上記特許文献1記載の吸収性物品では、後部フラップを折り畳んだ状態と展開した状態とで、使用する場面に合わせて兼用できるようになっているが、大人用と子供用など、股間幅が異なる人を対象にしたものではなく、大人用の生理用ナプキンを子供が着用したときの付け心地を改善するものではなかった。
また、家族に複数人の女性がいる場合、体型に合った複数種の生理用ナプキンを準備するのはとても面倒であるとともに、装着時に自分の体型に適合した生理用ナプキンであるかどうか、間違えないようにいちいち確認する手間があった。
特に、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定される左右一対のウイング状フラップ部を備えた吸収性物品では、大人用と子供用の下着のクロッチ幅が異なるため、子供用の下着に大人向けの生理用ナプキンを装着しようとすると、ウイング状フラップ部を本来の折り位置よりも内側位置で折り返すことがあり、この場合には、本来の折り位置ではないために、本体部分の肌当接面にシワやヨレが生じやすく、身体にフィットせずに漏れが生じやすいという問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、体型に合わせて製品幅が調整できるようにし、体型差による漏れの発生を解消した吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために第1の態様として、吸収体と、前記吸収体の外縁から外側に延出するフラップ部と、前記フラップ部の着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定される左右一対のウイング状フラップ部とを備えた吸収性物品であって、
前記ウイング状フラップ部の前後それぞれに、前記フラップ部の外縁から前記吸収体側に向けて延びる易破断部が設けられており、
基端部で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する第1の装着形態と、前記易破断部で破断して、基端部より幅方向内側位置で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する第2の装着形態とが選択可能になっていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記第1の態様では、前記ウイング状フラップ部の前後それぞれに、前記フラップ部の外縁から前記吸収体側に向けて延びる易破断部を設けている。かかる吸収性物品を装着するには、次の2通りの装着形態で使用できる。第1の装着形態は、基端部で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する。この装着形態は、大人用など比較的幅広の下着に装着するときに用いるものである。
第2の装着形態は、前記易破断部で破断して、基端部より幅方向内側位置で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する。前記易破断部がフラップ部の外縁から吸収体側に向けて延びるように形成されているため、前記易破断部で破断することによって、ウイング状フラップ部の折り位置をフラップ部の外縁より幅方向内側位置に変更することができる。したがって、この装着形態は、子供用など比較的幅狭の下着に装着するときに好適である。
このように、本発明に係る吸収性物品では、体型に合わせてウイング状フラップ部の折り位置を適宜調整して装着することができ、これによってフィット性が向上して体型差による漏れが生じにくくなる。
第2の態様として、破断により、前記ウイング状フラップ部の幅方向内側に、幅方向外側に膨出するフラップ部膨出部が形成可能な第2易破断部が設けられており、
前記第2の装着形態において、前記易破断部及び第2易破断部で破断して、前記ウイング状フラップ部を折り返すことにより、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に前記フラップ部膨出部が形成されるようになっている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記第2の態様では、ウイング状フラップ部の幅方向内側に第2易破断部が設けられており、前記第2の装着形態において、前記第2易破断部で破断して、ウイング状フラップ部を折り返すことにより、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、幅方向外側に膨出するフラップ部膨出部が形成されるようになっている。これによって比較的幅狭の下着に装着する第2の装着形態において、前記フラップ部膨出部を立体ギャザーのようにして立ち上げて装着することで、横方向の漏れに対する安心感が得られるようになる。
第3の態様として、前記フラップ部膨出部の基端部に沿って、前記吸収体の非肌側面を窪ませたエンボス部又は前記吸収体の低目付部が設けられている請求項2記載の吸収性物品が提供される。
上記第3の態様では、前記フラップ部膨出部を基端部で折れ曲げ易くし、装着時に立体ギャザーのように肌側に立ち上げて装着し易くするため、前記フラップ部膨出部の基端部に沿って、吸収体の非肌側面を窪ませたエンボス部又は吸収体の低目付部を設けている。
第4の態様として、肌当接面側の両側部にそれぞれサイドシートが配置されており、
前記フラップ部膨出部の基端部が、前記サイドシートの幅方向内側端に沿って配置されている請求項2、3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第4の態様では、肌当接面側の両側部にそれぞれサイドシートが配置された吸収性物品において、このサイドシートの幅方向内側端を、フラップ部膨出部の基端部に沿って配置することにより、サイドシートが配置された外側部分とサイドシートが配置されない内側部分との剛性の変化により、フラップ部膨出部を基端部で折れ曲げ易くしている。
第5の態様として、前記第2易破断部に隣接する位置に、該第2易破断部に沿ってエンボス部が設けられている請求項2記載の吸収性物品が提供される。
上記第5の態様では、前記第2易破断部に隣接する位置に、該第2易破断部に沿ってエンボス部を設けることにより、前記第2易破断部を引き裂くときに手で掴みやすくなる。
第6の態様として、前記易破断部及び前記第2易破断部の端部に対応する前記吸収体の両側部に、切欠き部が設けられている請求項1~5いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第6の態様では、前記易破断部及び第2易破断部の端部に対応する吸収体の両側部に切欠き部を設けることにより、前記易破断部及び第2易破断部と吸収体とが重ならないようにし、前記吸収体を構成するパルプやポリマー粒子がこれらの破断部からこぼれ落ちないようにしている。
第7の態様として、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、前記吸収体の側縁を幅方向外側に膨出させた吸収体膨出部が設けられている請求項1~6いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第7の態様では、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に吸収体膨出部を形成することによって、比較的幅狭の下着に装着するときでも、この領域における体液の吸収力を担保している。
第8の態様として、吸収体と、前記吸収体の外縁から外側に延出するフラップ部と、前記フラップ部の着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定される左右一対のウイング状フラップ部とを備えた吸収性物品であって、
前記ウイング状フラップ部の前後部における前記フラップ部の外縁からそれぞれ、前記吸収体側に向けて延びるとともに、所定の幅方向位置で屈曲して互いに接続する方向に延び、前記ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分が切断可能な形状で形成された連続線状の易破断部が設けられており、
基端部で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する第1の装着形態と、前記易破断部で破断して、前記ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分を切除して下着に装着する第2の装着形態とが選択可能になっていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記第8の態様は、本発明に係る吸収性物品の第2形態例であり、ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分を切除可能に形成したものである。前記易破断部で破断して、ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分を切除することにより、体型に合わせて製品幅を適宜調整して装着することができ、これによって体型差による漏れの発生が解消できる。
第9の態様として、前記易破断部が、破断により、前記ウイング状フラップ部の幅方向内側に、幅方向外側に膨出するフラップ部膨出部が形成可能な形状で形成され、
前記第2の装着形態において、前記易破断部で破断して、前記ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分を切除した状態で、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に前記フラップ部膨出部が形成されるようになっている請求項8記載の吸収性物品が提供される。
上記第9の態様では、前記ウイング状フラップ部を前記易破断部で破断することにより、前記ウイング状フラップ部の幅方向内側に、フラップ部膨出部を形成している。このフラップ部膨出部は、吸収性物品の装着時に、立体ギャザーのように立ち上げて使用してもよいし、下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定するウイング状フラップ部のようにして使用してもよい。
第10の態様として、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、前記吸収体の側縁を幅方向外側に膨出させた吸収体膨出部が設けられている請求項8、9いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記第10の態様では、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に吸収体膨出部を形成することによって、本体部分を幅狭にしても、この領域における体液の吸収力を担保している。
以上詳説のとおり本発明によれば、体型に合わせて製品幅が調整でき、体型差による漏れが防止できるようになる。
本発明の第1形態例に係る生理用ナプキン1を示す一部破断展開図である。 図1のII-II線矢視図である。 第1の装着形態を示す、(A)は肌当接面側、(B)は非肌当接面側の平面図である。 第2の装着形態を示す、(A)は肌当接面側、(B)は非肌当接面側の平面図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の平面図である。 図5のVI-VI線矢視図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の平面図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の平面図である。 第2形態例に係る生理用ナプキン1Aの平面図である。 易破断部20Aで破断した状態を示す生理用ナプキン1Aの平面図である。 変形例に係る生理用ナプキン1Aの平面図である。 易破断部20Aで破断した状態を示す生理用ナプキン1Aの平面図である。 第2の装着形態を示す、(A)は肌当接面側、(B)は非肌当接面側の平面図である。 他の形態例に係る生理用ナプキン1の平面図である。 他の形態例に係る生理用ナプキン1Aの平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。以下、吸収性物品として生理用ナプキンを例に挙げ説明するが、パンティーライナー、おりものシート、失禁パッド等の他の吸収性物品であってもよい。
〔生理用ナプキン1の基本構造〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性の裏面シート2と、経血やおりものなど(以下、まとめて体液ともいう。)を速やかに透過させる透液性の表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙又は不織布などからなる被包シート5と、肌当接面側の両側部にそれぞれ前後方向に沿って配置されるサイドシート7とを備え、かつ前記吸収体4の周囲においては、その前後端縁部では前記裏面シート2と表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記裏面シート2と前記サイドシート7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合されることにより、吸収体4の外縁から外側に延出するフラップ部Fが形成されたものである。なお、前記表面シート3と吸収体4との間であって、表面シート3の非肌側に隣接して多孔プラスチックフィルム又は不織布などからなるセカンドシートを配置してもよい。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記裏面シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、蒸れ防止の観点から透湿性を有するものを用いるのが望ましい。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記裏面シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。前記吸収体4が介在する本体部分の裏面シート2の非肌側面(外面)には、ナプキン前後方向に沿って1または複数条の粘着剤層(図示せず)が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着の内面に固定するようになっている。
次いで、前記表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記表面シート3に多数の透孔を形成した場合には、体液が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維の複合繊維を好適に用いることもできる。
前記裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえば綿状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記表面シート3の幅寸法は、図示例では、図2の横断面図に示されるように、吸収体4の幅よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、それより外方側は前記表面シート3とは別のサイドシート7、具体的には経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されたサイドシート7が配設されている。かかるサイドシート7としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくはゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。
前記サイドシート7は、幅方向中間部より外側部分を所定の内側位置から裏面シート2の外縁までの範囲に亘ってホットメルトなどの接着剤によって接着され、当該サイドシート7と裏面シート2との積層シート部分により、吸収体4の両側部に吸収体4が介在しないサイドフラップ部SFを形成している。前記サイドフラップ部SFは、前記フラップ部Fの一部を形成するものである。
このサイドフラップ部は、ほぼ着用者の体液排出部Hに相当する側部位置に、吸収体4の側縁からの延出量をその前後の部位よりも拡大させた左右一対のウイング状フラップ部W、Wを形成する。図1に示されるように、前記ウイング状フラップ部W、Wの下着装着面側(裏面シート2の外面側)にはウイング用粘着剤層10が備えられ、下着に対する装着時に、前記ウイング状フラップ部W、Wを基端部の折返し線R1又はR2(図1参照。)位置にて反対側(裏面シート2側)に折り返し、下着のクロッチ部分に巻き付けて、前記ウイング用粘着剤層10を下着のクロッチ部分の外面に止着するようになっている。
〔第1形態例〕
本発明の第1形態例に係る生理用ナプキン1について、詳細に説明する。本第1形態例に係る理用ナプキン1では、図1に示されるように、前記ウイング状フラップ部Wの前後それぞれに、前記フラップ部Fの外縁から吸収体4側に向けて延びる易破断部20が設けられている。
前記易破断部20は、サイドフラップ部SFを構成するサイドシート7及び裏面シート2の積層シート体(一部表面シート3の側部も含む。)を一体に破断容易化したものである。前記易破断部20としては、ミシン目や細溝薄肉部などによって形成することができる。
前記易破断部20は、フラップ部Fの外縁から吸収体4に達しない幅方向範囲、すなわちフラップ部Fの範囲内に形成されている。前記易破断部20は、ウイング状フラップ部Wより前側及び後側の各サイドフラップ部SFにそれぞれ独立して1本ずつ、合計4本設けられている。
前記易破断部20は、図1に示されるようにウイング状フラップ部Wを幅方向外側に展開した平面視で、ウイング状フラップ部Wによる幅寸法が拡大する直前の部位に設けられている。換言すると、図1に示されるように、通常の装着時にウイング状フラップ部Wを基端部で折り返す折り線R1の両端部にそれぞれ設けられている。
前記易破断部20は、前記サイドフラップ部SFの外縁から、ほぼ幅方向に延びる線状に形成されている。図示例の易破断部20は、生理用ナプキン1の幅方向線とほぼ平行する直線で形成されているが、幅方向内側端が前後方向に傾斜する傾斜状の直線によって形成してもよいし、また曲線や、直線と曲線との組み合わせなどで形成してもよい。
前記易破断部20は、図1に示されるように、フラップ部Fの外縁から生理用ナプキン1の幅方向の長さAの範囲内に形成されている。この長さAとしては、5~20mm程度とすることができる。前記長さAを2倍した値が、概ね、後述する第1の装着形態における大人用下着のクロッチ幅と、第2の装着形態における子供用下着のクロッチ幅との差に相当する。
本発明に係る生理用ナプキン1は、図3に示されるように、基端部の折り線R1(図1参照。)でウイング状フラップ部Wを折り返して下着に装着する第1の装着形態と、図4に示されるように、前記易破断部20で破断して、基端部の折り線R1より幅方向内側位置の折り線R2(図1参照。)でウイング状フラップ部Wを折り返して下着に装着する第2の装着形態とが適宜選択可能になっている。
前記第1の装着形態は、図3に示されるように、前記易破断部20で破断することなく、ウイング状フラップ部Wが設けられた生理用ナプキン1の通常の装着形態と同様に、基端部の折り線R1位置にて折り返して下着に装着する。このため、比較的幅広の大人用下着などのクロッチ幅に適確に対応して装着できる。
一方、前記第2の装着形態は、図4に示されるように、ウイング状フラップ部Wの基端部に設けられた易破断部20を破断して、ウイング状フラップ部Wの折り位置を幅方向内側にずらした上で、前後の易破断部20の端部を通る生理用ナプキン1の前後方向に延びる折り線R2位置にて折り返して下着に装着する。このため、比較的幅狭の子供用下着などのクロッチ幅に適確に対応して装着できる。
このように、本生理用ナプキン1では、体型、すなわち下着のクロッチ幅に合わせて、ウイング状フラップ部Wの折り位置を適宜調整して装着できるため、体型が小さい人(子供)と体型が大きい人(大人)で生理用ナプキンを兼用している家庭などにおいて、子供も大人も付け心地が良く、その生理用ナプキンの対象者に適合するかをいちいち確認する手間がなくなるとともに、体型に適合しないナプキンを無理矢理装着した際のフィット性の低下に伴う漏れの発生などが防止できるようになる。
本生理用ナプキン1では、図1に示されるように、破断により、前記ウイング状フラップ部Wの幅方向内側に、幅方向外側に膨出するフラップ部膨出部22が形成可能な第2易破断部21が設けられている。前記第2易破断部21の端縁は、前記易破断部20の幅方向内側端とほぼ同等の幅方向位置に配置されるとともに、前記易破断部20から前後方向に所定の離隔距離Bを空けたウイング状フラップ部Wの前後方向中央側位置に配置されている。この離隔距離Bは、上記第2の装着形態において、ウイング状フラップ部Wを折り返したときのウイング状フラップ部Wと本体部分との接続長さとなるため、あまり小さくし過ぎるとウイング状フラップ部Wによる固定が安定しなくなるおそれがあるので、5mm以上、好ましくは10mm以上とするのがよい。
前記第2易破断部21は、前記易破断部20と接続することなく、易破断部20から離隔して配置されるとともに、フラップ部Fやウイング状フラップ部Wの外縁とも接続することなく、フラップ部F及びウイング状フラップ部Wに独立的に配置されている。前記第2易破断部21は、左右のフラップ部にそれぞれ1本ずつ配置される。
前記第2易破断部21は、上述の端部位置から幅方向外側に膨出する形状で形成されている。具体的には、図示例のように円弧状に形成するのが好ましいが、略台形状や略コの字形などで形成してもよい。
前記第2易破断部21は、前記易破断部20と同様に、サイドフラップ部SFを構成するサイドシート7及び裏面シート2の積層シート体(一部表面シート3の側部も含む。)を一体に破断容易化したものであり、ミシン目や細溝薄肉部などによって形成することができる。
前記易破断部20及び第2易破断部21で破断してウイング状フラップ部Wを折り返すことにより、本体部分の両側部に前記フラップ部膨出部22が形成されるようになる。前記フラップ部膨出部22は、前記第2の装着形態において、着用者の体液排出部Hに対応する領域の両側部に、幅方向外側に膨出するフラップ部を形成する。前記フラップ部膨出部22は、外縁が前記折り線R1の幅方向外側に延出するように形成してもよいし、この折り線R1とほぼ同等の位置又はこれより幅方向内側に配置されるようにしてもよい。
前記第2の装着形態において、前記易破断部20で破断するとともに、前記第2易破断部21で破断して、ウイング状フラップ部Wを折り返した際、着用者の体液排出部Hに対応する領域の両側部に前記フラップ部膨出部22が形成されるようになっている。これによって、比較的幅狭の子供用下着などに装着する第2の装着形態において、前記フラップ部膨出部22を立体ギャザーのようにして立ち上げて装着することで、クロッチ部分の幅が狭くても横方向の漏れに対する安心感が得られるようになる。
図1の形態例では、着用者の体液排出部Hに対応する領域を含む中央部の吸収体幅が、これより前後部の吸収体幅とほぼ同等に形成されているが、図5に示されるように、着用者の体液排出部Hに対応する領域の両側部に、吸収体4の側縁を幅方向外側に膨出させた吸収体膨出部23を形成してもよい。前記吸収体膨出部23は、本体部分の吸収体4の側縁から連続して形成されており、平面形状が円弧状や台形状、方形状などを有している。前記吸収体膨出部23を形成することによって、比較的幅狭の下着に装着するときでも、この領域における体液の吸収力が担保される。また、前述のようにフラップ部膨出部22を立体ギャザーのようにして立ち上げて装着したとき、その基端部に前記吸収体膨出部23が配置されるため、体液の吸収力が向上する。
前記吸収体膨出部23は、図5に示されるように、第1の装着形態における折り線R1より幅方向内側の領域に形成されている。すなわち、吸収体膨出部23が前記折り線R1と重ならない範囲に形成されている。前記吸収体膨出部23が前記折り線R1を跨いで外側まで延出していると、吸収体膨出部23の剛性により、前記折り線R1でウイング状フラップ部Wを折り返しにくくなる。
前記フラップ部膨出部22は、図5に示されるように、第1の装着形態における折り線R1から幅方向外側に延出幅Cで延出しているのが好ましい。前記延出幅Cとしては、5~20mmであって、ウイング状フラップ部Wの前記折り線R1から幅寸法Dに対して50%以内、好ましくは30%以内であるのがよい。前記フラップ部膨出部22の幅がこれより大きいと、フラップ部膨出部22を立ち上げて装着したときに違和感が生じやすくなる。
前記フラップ部膨出部22が着用者の肌面に向けて立ち上がり易くする観点から、図5に示されるように、前記フラップ部膨出部22の基端部に沿う領域24に、立ち上げ容易化手段を設けている。前記立ち上げ容易化手段としては、図6に示されるように、吸収体4の非肌側面に、肌側面に向けて窪ませたエンボス部を設けたり、この領域24の吸収体4の目付を低目付にしたりすることができる。前記エンボス部や低目付部を折れ曲がり端として、フラップ部膨出部22が肌面に向けて立ち上がり易くなる。また、フラップ部膨出部22の基端部に沿って、サイドシート7の幅方向内側端を位置させることにより、サイドシート7が配置されることによる剛性差から、フラップ部膨出部22の基端部に沿って折れ曲がり易くしてもよい。
本生理用ナプキン1では、前記第2易破断部21で破断しやすくする観点から、図7に示されるように、前記第2易破断部21に隣接する位置に、該第2易破断部21に沿ってエンボス部25が設けられている。前記エンボス部25は、前記第2易破断部21から所定の離隔距離を空けた隣接位置において前記第2易破断部21に沿うとともに、前記第2易破断部21のほぼ全長に亘って形成された等幅の線状エンボス部である。前記エンボス部25を設けることにより、この部分の剛性が高まり、このエンボス部25を手で掴んで前記第2易破断部21を引き裂き易くなる。図示例の形態例では、前記エンボス部25は、前記第2易破断部21の両側部に設けられており、前記第2易破断部21が、これら両側のエンボス部25で挟まれた領域に付与されているが、前記エンボス部25は、少なくとも第2易破断部21の外側に設けられていればよい。前記第2易破断部21の内側にも前記エンボス部25を設けてもよいが、設けない方が、装着時に、フラップ部膨出部22が肌面に向けて起立した際、エンボス部25が肌面に接触して違和感が生じるのが防止できるので好ましい。一方、前記第2易破断部21の内側にも前記エンボス部25を設けることにより、フラップ部膨出部22を立ち上げるときに、手で掴みやすくなる。
前記エンボス部25がウイング状フラップ部Wの折り線R1と交差する場合、折り線R1でウイング状フラップ部Wを折り曲げにくくなるおそれがあるため、図8に示されるように、前記折り線R1と交差する部分には前記エンボス部25を設けないようにしてもよい。
前記第2の装着形態において、該易破断部20及び第2易破断部21を引き裂いた後、それ以上内側に引き裂きが進展しないように、前記易破断部20及び第2易破断部21の幅方向内側の端縁は、前記表面シート3の側縁部とサイドシート7とが積層して接合された部分又はその直ぐ幅方向外側に位置しているのが好ましい。前記表面シート3とサイドシート7との積層シート部分によって、これらの破断部が更に幅方向内側に引き裂かれるのが防止できる。
図1及び図5に示されるように、前記吸収体4には、前記易破断部20及び第2易破断部21の端部に対応する両側部に、幅方向中央側に向けて切り欠いた切欠き部26が設けられている。前記易破断部20及び第2易破断部21の幅方向内側端は、前記切欠き部26によって切り欠いた空間内部に位置しており、これらの端縁が吸収体4と重ならないようになっている。これにより、易破断部20及び第2易破断部21の端縁から吸収体4を構成するパルプやポリマーがこぼれ落ちるのが防止できる。前記切欠き部26は、図1に示されるように円弧状に切り欠いてもよいし、図5に示されるように三角形又は多角形状に切り欠いてもよい。
また、前記切欠き部26が設けられた位置に、生理用ナプキン1を個装する際の長手方向の折り位置を配置することで、個装の際の折り皺を軽減するようにしてもよい。
〔第2形態例〕
次に、本発明の第2形態例に係る生理用ナプキン1Aについて、図9に基づいて説明する。なお、上記第1形態例と同じ構成については、図面に同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
第2形態例に係る生理用ナプキン1Aでは、図9に示されるように、ウイング状フラップ部Wの前後部における前記フラップ部Fの外縁からそれぞれ、吸収体4側に向けて延びるとともに、互いに接続する方向に延び、前記ウイング状フラップ部Wの少なくとも幅方向外側部分が切断可能な形状で形成された連続線状の易破断部20Aが設けられている。前記易破断部20Aは、サイドフラップ部SFの側縁から吸収体4側に向けて延びるとともに、その先端部でほぼU字状に屈曲して幅方向外側に向けて延び、ウイング状フラップ部Wの基端部で前後方向の反対側から同じようにして延びる端縁と接続している。ほぼU字状に屈曲した後、幅方向外側に向けて延びる部分によって、前記フラップ部膨出部22が形成されるようになっている。
前記易破断部20Aは、左右のフラップ部Fにそれぞれ1本ずつ設けられており、その両端縁はいずれも、フラップ部Fの外縁に接続している。したがって、前記易破断部20Aで破断することにより、前記易破断部20Aより外側部分が、易破断部20Aより内側部分と分離して、生理用ナプキン1Aの本体部分から取り除くことができるようになっている。
第2形態例に係る生理用ナプキン1Aでは、基端部の折り線R1(図9参照。)でウイング状フラップ部Wを折り返して下着に装着する第1の装着形態と、図10に示されるように、前記易破断部20Aで破断して、前記ウイング状フラップ部Wの少なくとも幅方向外側部分を切除して取り除いた状態で、下着に装着する第2の装着形態とが選択可能になっている。このため、体型に合わせて製品幅を適宜調整して装着することができるとともに、これによって体型の違いによるフィット性の低下が抑制され、漏れの発生が解消できる。
図9及び図10に示される形態例では、前記第2の装着形態において、フラップ部膨出部22を立体ギャザーのようにして立ち上げて装着できるようになっている。このとき、上記第1形態例と同様に、着用者の体液排出部Hに対応する領域の両側部に、吸収体4の側縁を幅方向外側に膨出させた吸収体膨出部23を形成してもよい。
第2形態例に係る生理用ナプキン1Aの変形例として、図11に示されるように、前記フラップ部膨出部22の形成予定部分の裏面シート2の外面に、第2ウイング用粘着剤層27が設けられており、前記第2の装着形態において、図12に示されるように、前記易破断部20Aで破断して、ウイング状フラップ部Wの少なくとも幅方向外側部分を切除して下着に装着した後、図13に示されるように、前記フラップ部膨出部22を基端部の折り線R2にて下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り返し、前記第2ウイング用粘着剤層27を下着のクロッチ部分の外面に止着するようにしてもよい。つまり、本形態例では、前記易破断部20で破断してウイング状フラップ部Wの少なくとも幅方向外側部分を取り除くことにより、前記ウイング状フラップ部Wの幅方向内側に、前記ウイング状フラップ部Wの基端部の折り位置より幅方向内側位置を折り位置とする、前記ウイング状フラップ部Wより小型のウイング状フラップ部(フラップ部膨出部22)が形成されるようにしている。このように、本形態例では、子供用などの比較的幅狭の下着に装着する場合でも、着用者の体液排出部Hに対応する領域が下着にしっかりと固定できるようになる。
〔他の形態例〕
(1)上記第1形態例では、前記易破断部20及び第2易破断部21が設けられていたが、図14に示されるように、前記易破断部20が設けられるだけで、前記第2易破断部21が設けられないようにしてもよい。この場合、前記第2の装着形態では、前記易破断部20で破断して、前後の易破断部20の端縁同士を結ぶ、生理用ナプキン1の前後方向に延びる折り線R2にてウイング状フラップ部Wを折り返すことにより、ウイング状フラップ部Wの基端部より幅方向内側位置で折り返して下着に装着できるようになる。
(2)上記第2形態例では、前記易破断部20Aが、破断により、ウイング状フラップ部Wの幅方向内側に、幅方向外側に膨出するフラップ部膨出部22が形成される形状で設けられていたが、図15に示されるように、ウイング状フラップ部Wの前後部におけるフラップ部Fの外縁からそれぞれ、吸収体4側に向けて延びるとともに、その幅方向内側位置で、生理用ナプキン1Aの前後方向に沿うほぼ直線状又は幅方向内側に膨出する曲線状に延び、互いに接続する形状で形成してもよい。これにより、前記第2の装着形態において、この易破断部20Aで破断することにより、ウイング状フラップ部Wが切除されるとともに、着用者の体液排出部Hに対応する領域の両側部が生理用ナプキン1Aの前後方向に向けたほぼ直線又は幅方向内側に膨出する曲線で形成されるため、下着のクロッチ部分の側縁とほぼ一致して装着できるようになる。
(3)上記形態例では、ウイング状フラップ部Wが生理用ナプキン1・1Aの前後方向のほぼ中央に設けられ、ウイング状フラップ部Wより前方の前方部と、ウイング状フラップ部Wより後方の後方部が、前後方向にほぼ同じ長さで形成されていたが、前方部より後方部が長く形成された生理用ナプキンにも同様に適用できるとともに、前記後方部に、ヒップホールド用フラップ部が形成された生理用ナプキンにも同様に適用できる。
1・1A…生理用ナプキン、2…裏面シート、3…表面シート、4…吸収体、5…被包シート、7…サイドシート、10…ウイング用粘着剤層、20・20A…易破断部、21…第2易破断部、22…フラップ部膨出部、23…吸収体膨出部、24…立ち上げ容易化手段を設けた領域、25…エンボス部、26…切欠き部、27…第2ウイング用粘着剤層

Claims (10)

  1. 吸収体と、前記吸収体の外縁から外側に延出するフラップ部と、前記フラップ部の着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定される左右一対のウイング状フラップ部とを備えた吸収性物品であって、
    前記ウイング状フラップ部の前後それぞれに、前記フラップ部の外縁から前記吸収体側に向けて延びる易破断部が設けられており、
    基端部で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する第1の装着形態と、前記易破断部で破断して、基端部より幅方向内側位置で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する第2の装着形態とが選択可能になっていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 破断により、前記ウイング状フラップ部の幅方向内側に、幅方向外側に膨出するフラップ部膨出部が形成可能な第2易破断部が設けられており、
    前記第2の装着形態において、前記易破断部及び第2易破断部で破断して、前記ウイング状フラップ部を折り返すことにより、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に前記フラップ部膨出部が形成されるようになっている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記フラップ部膨出部の基端部に沿って、前記吸収体の非肌側面を窪ませたエンボス部又は前記吸収体の低目付部が設けられている請求項2記載の吸収性物品。
  4. 肌当接面側の両側部にそれぞれサイドシートが配置されており、
    前記フラップ部膨出部の基端部が、前記サイドシートの幅方向内側端に沿って配置されている請求項2、3いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記第2易破断部に隣接する位置に、該第2易破断部に沿ってエンボス部が設けられている請求項2記載の吸収性物品。
  6. 前記易破断部及び前記第2易破断部の端部に対応する前記吸収体の両側部に、切欠き部が設けられている請求項1~5いずれかに記載の吸収性物品。
  7. 着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、前記吸収体の側縁を幅方向外側に膨出させた吸収体膨出部が設けられている請求項1~6いずれかに記載の吸収性物品。
  8. 吸収体と、前記吸収体の外縁から外側に延出するフラップ部と、前記フラップ部の着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定される左右一対のウイング状フラップ部とを備えた吸収性物品であって、
    前記ウイング状フラップ部の前後部における前記フラップ部の外縁からそれぞれ、前記吸収体側に向けて延びるとともに、所定の幅方向位置で屈曲して互いに接続する方向に延び、前記ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分が切断可能な形状で形成された連続線状の易破断部が設けられており、
    基端部で前記ウイング状フラップ部を折り返して下着に装着する第1の装着形態と、前記易破断部で破断して、前記ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分を切除して下着に装着する第2の装着形態とが選択可能になっていることを特徴とする吸収性物品。
  9. 前記易破断部が、破断により、前記ウイング状フラップ部の幅方向内側に、幅方向外側に膨出するフラップ部膨出部が形成可能な形状で形成され、
    前記第2の装着形態において、前記易破断部で破断して、前記ウイング状フラップ部の少なくとも幅方向外側部分を切除した状態で、着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に前記フラップ部膨出部が形成されるようになっている請求項8記載の吸収性物品。
  10. 着用者の体液排出部に対応する領域の両側部に、前記吸収体の側縁を幅方向外側に膨出させた吸収体膨出部が設けられている請求項8、9いずれかに記載の吸収性物品。
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