JP2023092213A - サーバ装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客のウェブサイトへの訪問者のアクセスに応じて、顧客と訪問者との間の通話等を仲介する。【解決手段】実施の形態にかかるサーバ装置は、少なくとも一つのプロセッサを含み、前記少なくとも一つのプロセッサは、顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により前記ウェブサイトを介して取得された前記訪問者のアドレスと、前記訪問者により前記ウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための転送プログラムに基づいて、前記アドレス及び前記入力情報を前記ウェブサイトのウェブサーバ装置から通信ネットワークを介して受信し、受信した前記アドレスに基づいて前記訪問者の属性を示す訪問者情報を、前記通信ネットワークを介して受信し、受信した前記入力情報及び前記訪問者情報に基づいて前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介するための処理を行うように構成される。。【選択図】図1
Description
本発明は、顧客と顧客のウェブサイトを訪問した訪問者との間を仲介するサーバ装置、方法及びプログラムに関する。
電子メールを用いて商談プロセスを進行させるシステムが知られている。特許文献1は、このようなシステムを開示する。しかしながら、特許文献1に開示されたシステムでは、ウェブサイトにアクセスした訪問者が入力した情報、及びウェブサイトへのアクセスに用いられた訪問者のアドレスを利用して、顧客と訪問者との間の通話等のコミュニケーションを仲介することはできない。
そこで、本実施の形態は、顧客のウェブサイトへの訪問者のアクセスに応じて、顧客と訪問者との間の通話等のコミュニケーションを仲介できるサーバ装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施の形態にかかるサーバ装置は、少なくとも一つのプロセッサを含み、前記少なくとも一つのプロセッサは、顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により前記ウェブサイトを介して取得された前記訪問者のアドレスと、前記訪問者により前記ウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための転送プログラムに基づいて、前記アドレス及び前記入力情報を前記ウェブサイトのウェブサーバ装置から通信ネットワークを介して受信し、受信した前記アドレスに基づいて前記訪問者の属性を示す訪問者情報を、前記通信ネットワークを介して受信し、受信した前記入力情報及び前記訪問者情報に基づいて前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介するための処理を行うように構成される。
また、実施の形態にかかる方法は、少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータにおいて、前記少なくとも一つのプロセッサが所定の指示命令を実行することによりなされる方法であって、顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により前記ウェブサイトを介して取得された前記訪問者のアドレスと、前記訪問者により前記ウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための転送プログラムに基づいて、前記アドレス及び前記入力情報を前記ウェブサイトのウェブサーバ装置から通信ネットワークを介して受信する工程と、受信した前記アドレスに基づいて前記訪問者の属性を示す訪問者情報を、前記通信ネットワークを介して受信する工程と、受信した前記入力情報及び前記訪問者情報に基づいて前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介する工程とを含む。
また、実施の形態にかかるプログラムは、少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータを、顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により前記ウェブサイトを介して取得された前記訪問者のアドレスと、前記訪問者により前記ウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための転送プログラムに基づいて、前記アドレス及び前記入力情報を前記ウェブサイトのウェブサーバ装置から通信ネットワークを介して受信し、受信した前記アドレスに基づいて前記訪問者の属性を示す訪問者情報を、前記通信ネットワークを介して受信し、受信した前記入力情報及び前記訪問者情報に基づいて前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介する処理を行うように構成されたプロセッサとして機能させる。
実施形態にかかるサーバ装置等によれば、顧客のウェブサイトへの訪問者のアクセスに応じて、顧客と訪問者との間の通話等のコミュニケーションを仲介できる。
以下、本開示の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下、図面において実質的に同じ構成要素、処理及び情報には同じ符号及び名称が付される。また、図面において構成要素及びデータの数及び種類は例示的に示され、適宜、増減されたり変更されたりしうる。また、以下の記載において「顧客」及び「訪問者」それぞれは、それぞれ一人以上の自然人、それぞれ一つ以上の自然人が所属する法人、団体、及び商品及び役務の少なくとも一方を提供する企業、及び自動的に情報処理とデータ通信とを行う一つ以上の情報処理装置等を含みうる。また、以下に示す装置の間における通信の順番は例示的に示され、適宜、変更されうる。また、顧客と訪問者は両者を区別するための用いている呼称に過ぎず、顧客が訪問者にもなりうるし、訪問者が顧客にもなりうる。
また、以下の記載において、特記なき限り、「情報」と「データ」とは区別されない。また、以下の記載において、特記なき限り、「役務」と「サービス」とは区別されない。また、図示の都合上、図面において、「装置」及び「情報」等、構成要素及び情報の名称の一部が適宜、省略されたり略記されたりすることがある。また、図面において、発明の本質的な説明に関係しない構成要素は、適宜、省略されることがある。また、m,n,pは1以上の整数であり、iは1~mの整数であり、jは1~nの整数である。
1.実施形態にかかるシステム1の構成
図1は、実施形態にかかるシステム1の構成を示す図である。図1に示すシステム1は、企業等の顧客と、顧客から商品及び役務(サービス)の少なくとも一方の提供を受けようとする顧客との間のコミュニケーションを仲介する処理を行う。このために、システム1は、通信ネットワーク10を介して相互に情報(データ)を送受信可能に接続された訪問者端末装置100、仲介サーバ装置200-1、ウェブサーバ装置200-2、顧客サーバ装置200-3、及び情報サーバ装置200-4を備える。
図1は、実施形態にかかるシステム1の構成を示す図である。図1に示すシステム1は、企業等の顧客と、顧客から商品及び役務(サービス)の少なくとも一方の提供を受けようとする顧客との間のコミュニケーションを仲介する処理を行う。このために、システム1は、通信ネットワーク10を介して相互に情報(データ)を送受信可能に接続された訪問者端末装置100、仲介サーバ装置200-1、ウェブサーバ装置200-2、顧客サーバ装置200-3、及び情報サーバ装置200-4を備える。
なお、仲介サーバ装置200-1、ウェブサーバ装置200-2、顧客サーバ装置200-3及び情報サーバ装置200-4は、区別の必要がないときにはサーバ装置200と総称されることがある。すなわち、仲介サーバ装置200-1、ウェブサーバ装置200-2、顧客サーバ装置200-3及び情報サーバ装置200-4は、適宜組み合わせて単一又は複数のサーバ装置200として構成することが可能である。また、システム1は、複数の顧客それぞれにより運営されるウェブサーバ装置200-2及び顧客サーバ装置200-3を含みうる。しかしながら、図1には、説明の具体化及び明確化のために、システム1が一つの顧客のウェブサーバ装置200-2及び一つの顧客サーバ装置200-3のみを含む場合が例示される。同様に、図1には、システム1が一つの訪問者端末装置100のみを含む場合が例示される。また、同様に、以下、システム1において、顧客及び訪問者が企業であり、顧客に所属する一人の人と訪問者に所属する一人の人との間でコミュニケーションが仲介される場合が例示される。
システム1において、仲介サーバ装置200-1は、顧客にコミュニケーションの仲介サービスを提供する運営者により運営される。ウェブサーバ装置200-2及び顧客サーバ装置200-3は、仲介サーバ装置200-1の顧客により運営される。ウェブサーバ装置200-2は、問い合わせフォームを含むウェブサイトの情報を、顧客の企業から商品及び役務の少なくとも一方の提供を受けようとする訪問者に、通信ネットワーク10を介して送信して表示させ、訪問者に情報の入力を促す。
また、ウェブサーバ装置200-2は、訪問者端末装置100に表示された問い合わせフォームに対して訪問者が入力した情報を、通信ネットワーク10を介して受信する。さらに、ウェブサーバ装置200-2は、受信した入力情報と、訪問者が訪問者端末装置100を用いて通信ネットワーク10を介してウェブサイトにアクセスしたときに得られるIPアドレスとを、自動的に仲介サーバ装置200-1に転送する。
顧客サーバ装置200-3は、顧客の組織、営業、総務及び人事等の管理のため用いられる。ウェブサーバ装置200-2及び顧客サーバ装置200-3の少なくとも一方は、仲介サーバ装置200-1からの通信ネットワーク10を介した要求に応じて、顧客の組織の属性等を示す顧客情報を、通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1に対して送信する。また、ウェブサーバ装置200-2及び顧客サーバ装置200-3の少なくとも一方は、顧客に所属するメンバー(人)により、顧客に所属する人と訪問者に所属する人との間のコミュニケーションの仲介のための処理を行う。なお、以下、説明の具体化及び明確化のために、ウェブサーバ装置200-2のみが、顧客情報の仲介サーバ装置200-1に対する送信と、顧客と訪問者と間のコミュニケーションの仲介のための処理とを行う場合が例示される。
仲介サーバ装置200-1は、ウェブサーバ装置200-2に対して、訪問者端末装置100から通信ネットワーク10を介して受信した入力情報及びIPアドレスを、自動的に仲介サーバ装置200-1に送信して転送する処理を行うスクリプト(転送プログラム)を提供する。なお、スクリプトは、ウェブサーバのための処理を行うプログラム(ソフトウェア)上で実行され、そのプログラムが持つ機能を呼び出して作業を自動化したり、機能を拡張したりするための比較的、規模が小さいプログラムである。
図2は、仲介サーバ装置200-1からウェブサーバ装置200-2に提供されるスクリプトを例示する図である。例えば、図2に示すJavaScript(登録商標)により記述されたスクリプトが仲介サーバ装置200-1からウェブサーバ装置200-2に提供されて実行されると、入力情報及びIPアドレスの仲介サーバ装置200-1への転送が行われる。なお、図2はスクリプトのみを示し、実際にはこのスクリプトの前後にhtmlのヘッダ等が記載される。
また、仲介サーバ装置200-1は、ウェブサーバ装置200-2から受信したIPアドレスを用いて、訪問者の属性を示す訪問者情報を、訪問者端末装置100、及び多くの訪問者としての企業の企業情報を提供する情報サーバ装置200-4等から収集する。この訪問者情報としての企業情報は、訪問者としての企業それぞれの従業員数、売上高及び資本金と、この企業が株式を上場しているか否かと、この企業が属する業種及び名称のうちの一つ以上を示す情報を含む。
さらに、仲介サーバ装置200-1は、ウェブサーバ装置200-2から通信ネットワーク10を介して受信した入力情報及び顧客情報と、仲介サーバ装置200-1自体が収集した訪問者情報とに基づいて、訪問者端末装置100とともに訪問者と顧客との間のコミュニケーションを仲介する処理を行う。訪問者と顧客との間のコミュニケーションの仲介は、訪問者の訪問者端末装置100と顧客のウェブサーバ装置200-2との間の通信ネットワーク10を介した連絡、及び訪問者と顧客が面会して会話、訪問者と顧客との間の面会等の日程調整の少なくともいずれかを含む。また、上記連絡は、訪問者の訪問者端末装置100と顧客のウェブサーバ装置200-2間で行われるWebチャット、Webミーティング及びWeb通話の少なくともいずれかを含む。なお、以下、Webミーティング、及びWeb通話は、特記なき限り、Web通話と総称される。なお、以下、仲介サーバ装置200-1が、通信ネットワーク10を介したWeb通話、Webチャット及び日程調整をコミュニケーションの仲介を行う場合について説明するが、仲介サーバ装置200-1による仲介は、上記のとおり、これらのみには限られない。
2.訪問者端末装置100の構成
以下、図3を参照して訪問者端末装置100の構成を説明する。図3は、図1に示した訪問者端末装置100の構成を例示する図である。なお、訪問者端末装置100は、図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、訪問者端末装置100の一部の構成要素は省略されうる。また、訪問者端末装置100には、図3に示した以外の他の構成要素が加えられうる。
以下、図3を参照して訪問者端末装置100の構成を説明する。図3は、図1に示した訪問者端末装置100の構成を例示する図である。なお、訪問者端末装置100は、図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、訪問者端末装置100の一部の構成要素は省略されうる。また、訪問者端末装置100には、図3に示した以外の他の構成要素が加えられうる。
訪問者端末装置100は、例えば、スマートフォン等の無線通信可能な携帯端末装置、ノートパソコン又はデスクトップパソコン等である。訪問者端末装置100は、情報処理及び通信ネットワーク10を介したサーバ装置200との間の情報の送信及び受信が可能な装置である、特に、訪問者端末装置100には、ウェブサーバ装置200-2により提供されるウェブサイトへの通信ネットワーク10を介したアクセスと、アクセスしたウェブサイトの表示と、ウェブサイトに含まれる問い合わせフォームへの情報の入力のための機能が必要とされる。
なお、システム1は複数の訪問者を含みうるので、システム1は複数の訪問者端末装置100を含みうる。しかしながら、システム1に含まれる複数の訪問者端末装置100の全てが同じ種類の装置であったり、同じ機種であったりする必要はなく、上記機能を有すれば、訪問者端末装置100の種類及び機種は問われない。
図3に示すように、訪問者端末装置100は、バス110を介して相互に接続された出力インターフェイス(出力IF)111、プロセッサ112、メモリ113、通信インターフェイス(通信IF)114、及び入力インターフェイス(入力IF)116を含む。そして、そして、訪問者端末装置100のこれらの構成要素は、バス110及び制御ラインを介して電気的に接続され、情報を相互に送受信する。
出力インターフェイス111は、スピーカ及びディスプレイ(不図示)等の出力デバイスを訪問者端末装置100に接続する。なお、これらの出力デバイスは、訪問者端末装置100の外部に配置され、出力インターフェイス111を介して接続されても、訪問者端末装置100と一体に構成されて出力インターフェイス111に接続されてもよい。
プロセッサ112は、1以上のCPU(マイクロプロセッサ)、又は1以上のCPUと画像処理等に特化した他の種類のCPU(GPU等)との組み合わせと、その周辺回路とから構成される。プロセッサ112は、メモリ113に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する制御部として機能する。
具体的には、プロセッサ112は、上述したように、ウェブサーバ装置200-2により提供されるウェブサイトへの通信ネットワーク10を介したアクセスのための処理を行うプログラムをメモリ113から読み出して実行する。また、プロセッサ112は、アクセスしたウェブサイトの表示と、ウェブサイトに含まれる問い合わせフォームへの通信ネットワーク10を介した情報の入力のための処理を行うプログラムをメモリ113から読み出して実行する。また、プロセッサ112は、OSを実行するためのプログラムをメモリ113から読み出して実行する。
メモリ113は、ROM、RAM、不揮発性メモリ(NVM)及びHDD等から構成され、記憶部として機能する。さらに、メモリ113には、訪問者端末装置100に対して着脱可能な記憶媒体やデータベース等が接続されうる。ROMは、本実施形態に係るアプリケーションやOSを実行するための所定の指示命令をプログラムとして記憶する。
RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ112により処理されている間に、処理に必要とされるデータの書き込み及び読み込みが行われるメモリである。不揮発性メモリは、書き込まれたデータを電源の供給なしに保持するメモリである。不揮発性メモリには、プロセッサ112により、当該プログラムの実行によって得られたデータが書き込まれたり、書き込まれたデータが読み出されたりする。
具体的には、メモリ113は、上述したように、ウェブサーバ装置200-2により提供されるウェブサイトへの通信ネットワーク10を介したアクセスのための処理を行うプログラムを記憶する。また、メモリ113は、アクセスしたウェブサイトの表示と、ウェブサイトに含まれる問い合わせフォームへの通信ネットワーク10を介した情報の入力のための処理を行うプログラムを記憶する。
通信インターフェイス114は、通信処理回路115及びアンテナを含む。通信インターフェイス114は、通信処理回路115及びアンテナを介して通信ネットワーク10と訪問者端末装置100とを接続し、通信ネットワーク10に接続されたサーバ装置200との間で、データの送受信を行う通信部として機能する。
具体的には、通信インターフェイス114は、ウェブサーバ装置200-2により提供されるウェブサイトに、通信ネットワーク10を介してアクセスするために必要な訪問者端末装置100のIPアドレス等の情報を、ウェブサーバ装置200-2に送信する処理を行う。また、通信インターフェイス114は、アクセスしたウェブサイトの情報を、通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2から受信する処理を行う。また、通信インターフェイス114は、アクセスしたウェブサイトに含まれる問い合わせフォームに対して、通信ネットワーク10を介して訪問者情報を入力し、通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2に送信する処理を行う。
通信インターフェイス114の通信処理回路115は、LTE方式等の広帯域の無線通信方式、又はIEEE802.11及びBluetooth(登録商標)等の狭帯域の無線通信方式によって、通信ネットワーク10と訪問者端末装置100の間で、アンテナを介して情報を通信するための通信処理を行う。なお、通信処理回路115は、無線通信の代わりに、又は無線通信に加えて、有線通信のための処理を行ってもよい。
入力インターフェイス116は、タッチパネル117及びハードキー118等の入力デバイスと有線通信又は無線通信によって接続され、ユーザの操作を受け入れて各種情報の入力を受ける入力部として機能する。入力インターフェイス116の例としては、シリアルポート、パラレルポート、USB等が挙げられる。また、無線(例えば、Bluetooth(登録商標))で接続するような場合には、入力インターフェイス116と通信インターフェイス114とは、機能を兼用することも可能である。
タッチパネル117は、例えば、出力インターフェイス111に接続されたディスプレイの画面を被覆するように配置される。タッチパネル117は、ディスプレイが表示するアイコン等に対するユーザによるスワイプ操作やタップ操作を検出して、プロセッサ112に出力する。
ハードキー118は、機械的スイッチを含み、ユーザによる訪問者端末装置100への操作を受け入れてプロセッサ112に出力する。なお、訪問者端末装置100とタッチパネル117及びハードキー118とは一体に構成されても、別々に構成されてもよい。訪問者端末装置100とタッチパネル117及びハードキー118とが別々に構成されるときには、これらの間は無線通信又は有線通信によって接続されうる。
出力インターフェイス111に接続されるディスプレイは、ウェブサーバ装置200-2から通信ネットワーク10を介して受信されたウェブサイト及び当該ウェブサイトに含まれる問い合わせフォームの画像を表示する表示部として機能する。なお、ディスプレイは、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイから構成される。
出力インターフェイス111に接続されるスピーカは、ウェブサーバ装置200-2から通信ネットワーク10を介して受信されたウェブサイトが音声を伴うときに、この音声を出力するオーディオ出力部として機能する。
3.サーバ装置200の構成
以下、図4を参照してサーバ装置200の構成を説明する。図4は、図1に示した仲介サーバ装置200-1、ウェブサーバ装置200-2、顧客サーバ装置200-3及び情報サーバ装置200-4(サーバ装置200)の構成を例示する図である。例えば、これらのサーバ装置200は、PCサーバあるいは大型コンピュータである。
以下、図4を参照してサーバ装置200の構成を説明する。図4は、図1に示した仲介サーバ装置200-1、ウェブサーバ装置200-2、顧客サーバ装置200-3及び情報サーバ装置200-4(サーバ装置200)の構成を例示する図である。例えば、これらのサーバ装置200は、PCサーバあるいは大型コンピュータである。
図4に示すように、サーバ装置200は、訪問者端末装置100と同様に、バス210を介して接続されたメモリ211と、プロセッサ212と、出力インターフェイス213と、通信インターフェイス214とを備える。そして、サーバ装置200のこれらの構成要素は、バス210及び制御ラインを介して電気的に接続され、情報を相互に送受信する。
なお、サーバ装置200は、図4に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部の構成要素は省略されうる。また、サーバ装置200に、図4に示した以外の他の構成要素が加えられうる。なお、サーバ装置200のメモリ211及びプロセッサ212は、1台のコンピュータにおいて一体に構成されても、複数のコンピュータに渡って分散されて構成されてもよい。
サーバ装置200のうち仲介サーバ装置200-1は、これらの構成要素により、ウェブサーバ装置200-2に対して、入力情報及びIPアドレスを自動的に仲介サーバ装置200-1に送信して転送するスクリプトを提供する。また、仲介サーバ装置200-1は、受信したIPアドレスを用いて、訪問者の属性を示す訪問者情報を、訪問者端末装置100、及び多くの企業の企業情報を提供する情報サーバ装置200-4等から収集する。さらに、仲介サーバ装置200-1は、受信した入力情報及び顧客情報と、収集した訪問者情報とに基づいて、訪問者と顧客との間のコミュニケーションを仲介する。
また、サーバ装置200のうちウェブサーバ装置200-2は、これらの構成要素により、問い合わせフォームを含むウェブサイトを訪問者に提供して情報の入力を促す。また、ウェブサーバ装置200-2は、問い合わせフォームに対して訪問者が入力した情報を受信する。さらに、ウェブサーバ装置200-2は、上記スクリプトを実行し、受信した入力情報と、訪問者が訪問者端末装置100を用いてウェブサイトにアクセスしたときに得られるIPアドレスとを、自動的に仲介サーバ装置200-1に送信して転送する。
また、ウェブサーバ装置200-2は、仲介サーバ装置200-1からの要求に応じて、顧客の組織の属性等を示す顧客情報を仲介サーバ装置200-1に送信して転送する。さらに、ウェブサーバ装置200-2は、訪問者端末装置100とともに、来訪者に所属する人と顧客に所属する人の間の通話、及び、通話又は面会のための日程調整のための処理を行う。
また、サーバ装置200のうち、顧客サーバ装置200-3は、これらの構成要素により、上述したように、顧客の組織、営業、総務及び人事等の管理のための処理を行う。また、サーバ装置200のうち、情報サーバ装置200-4は、これらの構成要素により、様々な企業の属性を示す顧客情報を、仲介サーバ装置200-1に提供する。
メモリ211は、RAM、ROM、不揮発性メモリ(NVM)、及びHDD(不図示)を含み、記憶部として機能する。当該メモリ211は、顧客と来訪者との間の仲介のための処理やOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。またメモリ211は、このようなプログラムの実行に必要とされる情報を記憶する。これらのプログラム及び情報は、プロセッサ212によってロードされ、プログラムが実行される。
メモリ211において、RAMは、上記プログラムがプロセッサ212によって実行される間、データの書き込み及び読み込みを実行するために一時的に用いられる。特に、仲介サーバ装置200-1のメモリ211は、顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により、ウェブサイトを介して取得された訪問者のアドレスと、訪問者によりウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための処理を行うスクリプト(転送プログラム)を記憶する。
また、特に、仲介サーバ装置200-1のメモリ211は、上述したスクリプト(転送プログラム)に基づいて、アドレス及び入力情報を、ウェブサイトのウェブサーバ装置200-2から、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信するための処理を行うプログラムを記憶する。また、特に、仲介サーバ装置200-1のメモリ211は、受信したアドレスに基づいて、訪問者の属性を示す訪問者情報を、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス114を介して受信する処理を行うためのプログラムを記憶する。また、特に、仲介サーバ装置200-1のメモリ211は、受信した入力情報及び訪問者情報に基づいて、顧客に所属する人と訪問者に所属する人との間で実行されるコミュニケーションを仲介する処理を行うためのプログラムを記憶する。
プロセッサ212は、訪問者端末装置100のプロセッサ112と同様に、1以上のCPU(マイクロプロセッサ)、又は1以上のCPUと画像処理等に特化した他の種類のCPU(GPU等)との組み合わせと、その周辺回路とから構成される。そして、プロセッサ212は、メモリ211に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。特に、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により、ウェブサイトを介して取得された訪問者のアドレスと、訪問者によりウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための処理を行うスクリプト(転送プログラム)を記憶する処理を行う。
また、特に、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、上述したスクリプト(転送プログラム)に基づいて、アドレス及び入力情報を、ウェブサイトのウェブサーバ装置200-2から、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信するための処理を行う。また、特に、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、受信したアドレスに基づいて、訪問者の属性を示す訪問者情報を、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス114を介して受信する処理を行う。また、特に、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、受信した入力情報及び訪問者情報に基づいて、顧客に所属する人と訪問者に所属する人との間で実行されるコミュニケーションを仲介する処理を行う。
出力インターフェイス213は、仲介サーバ装置200-1及びウェブサーバ装置200-2等のサーバ装置200の運営者が必要とする画像等を、ディスプレイ(不図示)上に表示し、音声をスピーカ(不図示)から出力する。
通信インターフェイス214は、上述した顧客に所属する人と訪問者に所属する人との間のコミュニケーションを仲介する処理を行うためのプログラムを通信ネットワーク10から受信する。また、通信インターフェイス214は、上述した顧客に所属する人と訪問者に所属する人との間のコミュニケーションを仲介する処理において利用される各種情報等を、これらの機能の進行に応じて、通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100との間、及びサーバ装置200同士の間で送受信するための処理を行う。
4.メモリ211に記憶される情報
以下、図5A~図5Cを参照して仲介サーバ装置200-1のメモリ211に記憶される情報を説明する。図5A~図5Cは、図1に示したシステム1において顧客に所属する人と訪問者に所属する人との間の通話及び日程調整を仲介する機能の実現のためにサーバ装置200のメモリ211に記憶される情報を示す第1~第3の図である。図5A~図5Cのうち、図5Aは、入力情報テーブルを示す図である。図5A~図5Cに示すテーブルは、プロセッサ212によりメモリ211に記憶される。
以下、図5A~図5Cを参照して仲介サーバ装置200-1のメモリ211に記憶される情報を説明する。図5A~図5Cは、図1に示したシステム1において顧客に所属する人と訪問者に所属する人との間の通話及び日程調整を仲介する機能の実現のためにサーバ装置200のメモリ211に記憶される情報を示す第1~第3の図である。図5A~図5Cのうち、図5Aは、入力情報テーブルを示す図である。図5A~図5Cに示すテーブルは、プロセッサ212によりメモリ211に記憶される。
図5Aに示すように、仲介サーバ装置200-1にmの顧客がある場合には、入力情報テーブルは、顧客識別子(顧客ID)C1~Ci~Cmそれぞれと、問い合わせフォーム情報IF1~IFi~IFmそれぞれとを対応付けて含む。なお、以下、顧客識別子Ciにより識別される顧客等は、顧客Ciと略記されることがある。問い合わせフォーム情報IFiには、例えば、入力情報に含まれる企業名情報NCi、予算情報Bi、CRM情報KCi、MA情報KMi及びチーム人数情報NTiと、訪問者端末装置100のIPアドレスとが含まれる。なお、入力フォームは、顧客により異なることがあるので、入力情報に含まれる情報の種類もまた、顧客により異なることがある。
なお、企業名情報NCi、予算情報Bi、CRM情報KCi、MA情報KMi及びチーム人数情報NTiは、訪問者端末装置100に表示された問い合わせフォームに対して訪問者に属する人により入力され、訪問者端末装置100から通信ネットワーク10及びウェブサーバ装置200-2を介して仲介サーバ装置200-1に転送され、仲介サーバ装置200-1により受信される。また、IPアドレスは、訪問者端末装置100から通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2により受信され、ウェブサーバ装置200-2から通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1に送信され、仲介サーバ装置200-1により受信される。
企業名情報NCiは、訪問者の企業名を示す。予算情報Biは、顧客Ciから商品又は役務の提供を受けようとする顧客の予算を示す。CRM情報KCiは、顧客の顧客関係管理(CRM)の種類を示す。MA情報KMiは、顧客のマーケティングオートメーション(MA)の種類を示す。チーム人数情報NTiは、仲介サーバ装置200-1にアクセスした人が所属する訪問者のなかのチームの人数を示す。訪問者端末装置100のIPアドレスは、訪問者が訪問者端末装置100から、ウェブサーバ装置200-2が提供するウェブアドレスにアクセスするときに用いられ、仲介サーバ装置200-1により取得される。
図5A~図5Cのうち、図5Bは、訪問者情報テーブルを示す図である。訪問者情報テーブルは、図5Aに示した入力情報テーブルに含まれるIPアドレスIP1~IPi~IPmそれぞれと、訪問者情報CI1~CIi~CImそれぞれとを対応付けて含む。上述したように、訪問者情報は、仲介サーバ装置200-1により、IPアドレスを用いて、訪問者端末装置100及び情報サーバ装置200-4等から、通信ネットワーク10を介して収集される。
訪問者情報CIiには、例えば、従業員数情報NEi、売上高情報ASi、資本金情報ACi、上場/非上場情報、業種情報KIi及び企業名情報NCiが含まれる。従業員数情報NEiは、顧客としての企業の従業員の人数を示す。売上高情報ASiは、顧客としての企業の売上高を示す。資本金情報ACiは、顧客としての企業の資本金を示す。上場/非上場情報は、顧客としての企業が株式上場しているか否かを示す。業種情報KIiは、顧客としての企業が、製造、商社又は交通機関等、いずれの業種に属するかを示す。企業名情報NCiは、顧客としての企業の名称を示す。
図5A~図5Cのうち、図5Cは、顧客情報テーブルを示す図である。顧客情報テーブルには、mの顧客それぞれについて作成される。顧客Ciの顧客情報テーブルは、顧客識別子Ciと、仲介サーバ装置200-1から通信ネットワーク10を介したウェブサーバ装置200-2への要求に応じて送信され、ウェブサーバ装置200-2から通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1が受信したチーム情報Tijとが対応付けられて含まれる。なお、以下、チーム情報Tijに対応するチームは、チームTijとも記載される。
チーム情報Tijは、チーム属性情報TPi、職種情報TKij、少人数/大人数情報及びメンバー情報1~pを含む。チーム属性情報TPiは、チームTijの属性、例えば、このチームTijが営業、総務、人事及び設計等のいずれの部門に属するか、また、このチームTijが営業部門又は設計であるときに、どのような商品又は役務を取り扱うか等を示す。
大人数/少人数情報は、チーム情報Tijが、法人向け等の大人数向きの業務を行うか、個人向け等の少人数向けの業務を行うかを示す。メンバー情報は、チームTijに所属するメンバー(人)の名前、顔写真、年齢、仕事の内容及びスケジュール等の属性を示す。
なお、図5A~図5Cに明示的に示されていないが、プロセッサ212は、顧客C1~Cmそれぞれに提供されるウェブサーバ装置200-2に提供するスクリプトをさらに記憶する。顧客ごとにウェブサーバ装置200-2の仕様が異なることがあるので、スクリプトの構成もまた、顧客ごとに異なることがある。
5.通信シーケンス
以下、図6A及び図6Bを参照して、訪問者端末装置100、仲介サーバ装置200-1及びウェブサーバ装置200-2の間の通信シーケンスを説明する。図6A及び図6Bは、訪問者端末装置100、仲介サーバ装置200-1及びウェブサーバ装置200-2の間の通信シーケンスを示す第1及び第2の図である。なお、図6A及び図6Bにおいては、仲介サーバ装置200-1と情報サーバ装置200-4との間の通信は省略されている。図6A及び図6Bのうち、図6Aは、仲介サーバ装置200-1が、システム1において顧客に属する人と訪問者に所属する人との間の通信ネットワーク10を介した通話(Web通話)を仲介するときの通信シーケンスを示す。
以下、図6A及び図6Bを参照して、訪問者端末装置100、仲介サーバ装置200-1及びウェブサーバ装置200-2の間の通信シーケンスを説明する。図6A及び図6Bは、訪問者端末装置100、仲介サーバ装置200-1及びウェブサーバ装置200-2の間の通信シーケンスを示す第1及び第2の図である。なお、図6A及び図6Bにおいては、仲介サーバ装置200-1と情報サーバ装置200-4との間の通信は省略されている。図6A及び図6Bのうち、図6Aは、仲介サーバ装置200-1が、システム1において顧客に属する人と訪問者に所属する人との間の通信ネットワーク10を介した通話(Web通話)を仲介するときの通信シーケンスを示す。
図6Aに示すように、ステップS100において、ウェブサーバ装置200-2のプロセッサ212は、ウェブサーバ装置200-2に、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介してスクリプトを提供する。
このスクリプトは、上述したように、ウェブサーバ装置200-2が、訪問者端末装置100から通信ネットワーク10を介して受信した入力情報及びIPアドレスを、自動的に仲介サーバ装置200-1に送信して転送する処理を行う。なお、S100の処理は、システム1においてWeb通話又は図6Bに示す日程調整が行われるたびに行われる必要はなく、仲介サーバ装置200-1が顧客に対して仲介のサービスを開始するとき、及びウェブサーバ装置200-2のウェブサーバとしての機能又は仕様が更新されたとき等のみに行われればよい。
ステップS102において、企業としての訪問者に属する人は、訪問者端末装置100に対して、仲介サーバ装置200-1が提供する問い合わせフォームを含むウェブサイトにアクセスする操作を行う。訪問者端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス116を介してこの操作を受け入れ、受け入れた操作に従って、通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2にアクセスする。なお、このとき、ウェブサーバ装置200-2は、訪問者端末装置100のIPアドレスを取得する。なお、以下、「企業としての訪問者に属する人」は、「訪問者」と略記される。
ステップS104において、ウェブサーバ装置200-2のプロセッサ212は、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して、訪問者端末装置100に、問い合わせフォームを含むウェブサイトの情報を送信する。訪問者端末装置100のプロセッサ112は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス114を介してこの情報を受信し、訪問者端末装置100の出力インターフェイス111を介して訪問者に問い合わせフォームを含むウェブサイトを表示する。
ステップS106において、訪問者は、訪問者端末装置100に表示された入力フォームに対して情報を入力する操作を行い、最後に、ウェブサーバ装置200-2に入力した情報を送信する操作を行う。訪問者端末装置100のプロセッサ112は、通信インターフェイス114及び通信ネットワーク10を介して、入力された情報を入力情報とし、S102の処理において取得した訪問者端末装置100のIPアドレスともにウェブサーバ装置200-2に送信して転送する。この転送は、上述したように、S100の処理において、仲介サーバ装置200-1からウェブサーバ装置200-2に提供され、ウェブサイトを提供するプログラムに埋め込まれたスクリプト(図2)により実現される。なお、ウェブサーバ装置200-2のプロセッサ212もまた、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212とは別に、顧客が必要とする処理に用いるために、訪問者端末装置100から受信された問い合わせフォームに入力された情報をウェブサーバ装置200-2のメモリ211に記憶する。
ステップS108において、ウェブサーバ装置200-2のプロセッサ212は、ウェブサーバ装置200-2から転送されてきた入力情報及びIPアドレスを、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信する。プロセッサ212は、S108の処理において受信した入力情報及びIPアドレスを、図5Aに示した入力情報テーブルに記憶する。
ステップS110において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、S108の処理において受信したIPアドレスを用いて、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して、訪問者端末装置100及び情報サーバ装置200-4に対する問い合わせを行う。なお、図6Aにおいて、S110における仲介サーバ装置200-1と訪問者端末装置100との通信は点線の矢印で示されている。訪問者端末装置100及び情報サーバ装置200-4は、この問い合わせに応じて、企業としての訪問者の情報を、通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2に返す。プロセッサ212は、訪問者の情報を、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信する。プロセッサ212は、訪問者の情報を、図5Bに示した訪問者情報テーブルに記憶する。
ステップS112において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、入力情報テーブル及び訪問者情報テーブルに記憶された情報を参照し、情報の処理及びWeb通話及び日程調整の仲介を行うか否かを決定する。プロセッサ212は、Web通話及び日程調整の仲介を行うことを決定すると、S114の処理が行われる。
ステップS114において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、訪問者に、Web通話を行うか、企業としての顧客に所属する人との日程調整を行うかを選択させるためのモーダルウィンドウの情報を作成する。プロセッサ212は、作成したモーダルウィンドウの情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。
なお、以下、「企業としての顧客に所属する人」は、「顧客」と略記される。また、モーダルウィンドウは、一般に、コンピュータが、特に重要な情報の入力をユーザに促し、必要な情報の入力がなされるまでそれ以降の処理を行わないようにするために用いられる。訪問者端末装置100のプロセッサ112は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス114を介してこのモーダルウィンドウの情報を表示する。
ステップS116において、訪問者は、表示されたモーダルウィンドウに対して、Web通話を行うか、日程調整を行うかを選択する操作を行う。プロセッサ112は、入力インターフェイス116を介してこの選択を受け入れる。Web通話が選択されると、S118の処理が行われる。
ステップS118において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2にアクセスする。プロセッサ212は、さらに、Web通話において訪問者の相手となる顧客を求めるために必要な情報の送信をウェブサーバ装置200-2に要求する。
ステップS120において、ウェブサーバ装置200-2のプロセッサ212は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して仲介サーバ装置200-1からの要求を受信する。プロセッサ212は、この要求に応じて、Web通話において顧客の相手となる顧客を求めるために必要な情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1に送信する。
ステップS122において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して、顧客に所属する人のうち、Web通話において訪問者の相手となる人を求めるために必要な情報を受信する。さらに、プロセッサ212は、受信した情報を用いて、Web通話において訪問者の相手となる人を探索して決定する。なお、S118~S122の処理は、後述する図7Aに示すS20の処理に対応し、図7Bを参照してさらに詳細に説明される。
ステップS124において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2にアクセスし、S122の処理において、Web通話で訪問者客の相手となる人の存在、及びWeb通話に参加できるか否か等を確認する。
ステップS126において、ウェブサーバ装置200-2のプロセッサ212は、図5Cに示した顧客情報テーブルに含まれる情報を参照する。プロセッサ212は、さらに、Web通話において訪問者の相手となると決定された人が存在し、Web通話に参加できることを、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1に応答する。
ステップS128において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して、Web通話の開始に用いられるURL等の情報を訪問者端末装置100に送信し、Web通話が行われることを訪問者に通知する。訪問者端末装置100は、URL等を含むモーダルウィンドウを示す情報を通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信して表示する。
ステップS130において、訪問者が訪問者端末装置100に表示されたURL等に対する操作を行うと、訪問者端末装置100のプロセッサ112は、通信インターフェイス114及び通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1にこの操作が行われたことを示す情報を送信する。通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信すると、仲介サーバ装置200-1は、訪問者端末装置100とウェブサーバ装置200-2との間を接続し、顧客と訪問者との間でWeb通話を行わせる。
図6A及び図6Bのうち、図6Bは、仲介サーバ装置200-1が、システム1において顧客に属する人と訪問者に所属する人との間の通話又は面会のための日程調整を仲介するときの通信シーケンスを示す。なお、図6A及び図6Bに示すように、S100~S114の処理は、図6Aに示す処理と図6Bに示す処理とで共通である。
ステップS140において、訪問者は、表示されたモーダルウィンドウに対して、Web通話を行うか、日程調整を行うかを選択する操作を行う。プロセッサ112は、入力インターフェイス116を介してこの選択を受け入れる。日程調整が選択されると、S142の処理が行われる。
ステップS142において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2にアクセスする。プロセッサ212は、さらに、日程調整の対象となる顧客を求めるために必要な日程情報の送信をウェブサーバ装置200-2に要求する。
ステップS144において、ウェブサーバ装置200-2のプロセッサ212は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して仲介サーバ装置200-1からの要求を受信する。プロセッサ212は、この要求に応じて、日程調整の対象となる顧客を求めるために必要な日程情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1に送信する。この情報は、例えば、図5Cに示した顧客Ciのチーム情報TI1~TImのうちのチーム属性情報TPij、又は選択されたチーム情報TIijの全てである。
ステップS146において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して、日程調整の対象となる人を求めるために必要な情報を受信する。さらに、プロセッサ212は、受信した情報を処理し、日程の調整に用いられる日程調整情報を作成する。この日程調整情報は、例えば、図*を参照して後述するように、日程調整に用いられる日と時間帯とを示す画像を含む。
ステップS148において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、S146の処理において作成された日程調整情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。訪問者端末装置100のプロセッサ112は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス114を介して日程調整情報に含まれる上記画像を表示する。
ステップS150において、訪問者が、表示された上記画像に対して日程調整のための日と時間帯とを指定する操作を行うと、訪問者端末装置100のプロセッサ112は、入力インターフェイス116を介してこの操作を受け入れる。プロセッサ112は、この操作により指定された日と時間帯とを示す日時指定情報を、通信インターフェイス114及び通信ネットワーク10を介して仲介サーバ装置200-1に送信する。
ステップS152において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して日時指定情報を受信する。プロセッサ212は、図5A~図5Cに示した入力情報テーブル、訪問者情報テーブル及び顧客情報テーブルに含まれる情報を処理する。プロセッサ212は、この処理の結果に基づいて、顧客と最も関係があるチームのメンバー1~pのうち、日時指定情報が示す日と時間帯において訪問者に対応可能な一人のメンバーを選択することにより日程の調整を行う。
ステップS154-1において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、S152の処理において調整された通話又は面会の日程と、通話又は面会において訪問者の相手となる顧客とを示す日程通知情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。
ステップS154-2において、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、S152の処理において調整された通話又は面会の日程と、訪問者の通話先又は面会の相手となる訪問者とを示す日程通知情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2に送信する。
6.仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212の処理
以下、図7A~図12Bを参照して、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212の処理を説明する。図7A~図7Eは、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212の処理を示す第1~第5のフローチャートである。なお、図7Bは、図7Aに示したS20の処理の詳細を示す。また、図7Cは、図7Aに示したS18の処理の詳細を示す。また、また、図7Dは、図7Aに示したS20の処理の詳細を示す。また、図7Eは、図7Aに示したS22の処理の詳細を示す。なお、複数の図7A~図7Eに示す処理は、訪問者ごとに並列して実行されうる。
以下、図7A~図12Bを参照して、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212の処理を説明する。図7A~図7Eは、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212の処理を示す第1~第5のフローチャートである。なお、図7Bは、図7Aに示したS20の処理の詳細を示す。また、図7Cは、図7Aに示したS18の処理の詳細を示す。また、また、図7Dは、図7Aに示したS20の処理の詳細を示す。また、図7Eは、図7Aに示したS22の処理の詳細を示す。なお、複数の図7A~図7Eに示す処理は、訪問者ごとに並列して実行されうる。
また、図8~図12Bは、顧客の設定に応じて仲介サーバ装置200-1に表示されるモーダルウィンドウを例示する図である。図8~図12Bのうち、図8は、訪問者端末装置100に表示されるウェブサイトに含まれる問い合わせフォームを例示する図である。また、図9は、訪問者による顧客との間のWebチャット、Web通話及び日程調整のいずれかの選択に用いられるモーダルウィンドウを例示する図である。また、図10A及び図10Bは、訪問者と顧客との間のWeb通話に用いられるモーダルウィンドウを例示する第1及び第2の図である。また、図11は、図8に対するWebチャットの選択に応じて表示されるWebチャット開始用モーダルウィンドウを例示ずる図である。また、図12A及び図12Bは、訪問者と顧客との間の通話等の日程調整に用いられるモーダルウィンドウを例示する第1及び第2の図である。
以下、特記なき限り、「プロセッサ212」は、「仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212」である。また、説明に必要なので、以下の記載において、仲介サーバ装置200-1の処理以外に、訪問者端末装置100及びウェブサーバ装置200-2の処理についての言及がある。しかしながら、当然、訪問者端末装置100及びウェブサーバ装置200-2の処理は、仲介サーバ装置200-1の処理には含まれない。具体的には、文章又は段落の冒頭部分に、「ステップXXXにおいて」と前置きされていない処理の記載は、仲介サーバ装置200-1の処理の記載ではない。仲介サーバ装置200-1の処理が記載されている文章又は段落の冒頭部分には、「ステップSXXXにおいて」との記載がある。ただし、ここで、「XXX」は2桁又は3桁の数字である。
図7Aに示すように、ステップS160において、プロセッサ212は、上述したウェブサーバ装置200-2が受信した入力情報及びIPアドレスを自動的に仲介サーバ装置200-1に送信して転送する処理を行うスクリプト(図2)を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2に提供する。
このスクリプトは、ウェブサーバ装置200-2において、ウェブサイトの処理を行うプログラムに埋め込まれて動作する。なお、S160の処理は、図6Aに示したS100の処理に対応する。従って、S160の処理は、S100の処理と同様に、仲介サーバ装置200-1が顧客に対して仲介のサービスを開始するとき、及びウェブサーバ装置200-2のウェブサーバとしての機能又は仕様が更新されたとき等のみに行われればよい。
ステップS162において、プロセッサ212は、ウェブサーバ装置200-2から転送された訪問者端末装置100のIPアドレスと、図8に示すように訪問者端末装置100に表示された問い合わせフォームを含むウェブサイトに対して訪問者が入力した入力情報とを、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信したか否かを判断する。プロセッサ212は、IPアドレス及び入力情報を受信したとき(Y)にはS164の処理に進み、受信しなかったとき(N)にはS162の処理に留まる。なお、プロセッサ212は、受信したIPアドレス及び入力情報を、図5Aに示した入力情報テーブルに記憶する。
ステップS164において、プロセッサ212は、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100及び情報サーバ装置200-4にアクセスし、受信したIPアドレスを用いて訪問者情報の送信を要求する。訪問者端末装置100及び情報サーバ装置200-4が、この要求に応じて訪問者情報を送信すると、プロセッサ212は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介してこの訪問者情報を受信して収集する。プロセッサ212は、収集した訪問者情報を、図5Bに示した顧客情報テーブルに記憶する。
ステップS20において、プロセッサ212は、受信した入力情報及び収集した顧客情報を用いて、顧客情報を、ウェブサーバ装置200-2から通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信する。また、プロセッサ212は、図9に示すように、Webチャット、Web通話、及び日程調整のいずれかを訪問者に選択させる選択用モーダルウィンドウを表示するか否かを決定する。さらに、プロセッサ212は、入力情報と、訪問者情報と、顧客情報とに基づいて、訪問者に最も関係がある顧客のチームTij(図5C)を求める。
ステップS166において、プロセッサ212は、S20の処理において、選択用モーダルウィンドウを表示することが決定されたか否かを判断する。プロセッサ212は、モーダルウィンドウを表示することが決定されたとき(Y)にはS168の処理に進む。一方、プロセッサ212は、モーダルウィンドウを表示することが決定されなかったとき(N)にはS280の処理に進む。つまり、モーダルウィンドウの表示が決定されると、仲介サーバ装置200-1がWeb通話、Webチャット又は面会の仲介を行うことも決定される。また、モーダルウィンドウの表示がされないと決定されると、仲介サーバ装置200-1がWeb通話、Webチャット及び面会の仲介を行わないことも決定される。
ここで、コミュニケーションの仲介は、一例としては、Web通話、面会の仲介のための日程調整及びWebチャットの少なくともいずれかの方法を仲介することによって行われる。これらの方法は、例えば、あらかじめウェブサーバ装置200-2を運営する顧客によって仲介を所望する方法が選択されることによって決められる。具体的には、顧客は以下のいずれかから所望する方法を選択する。
1.Web通話、面会の仲介のための日程調整及びWebチャットの全て
2.Web通話及び面会の仲介のための日程調整
3.Web通話及びWebチャット
4.面会の仲介のための日程調整及びWebチャット
5.Web通話のみ
6.面会の仲介のための日程調整のみ
7.Webチャットのみ
1.Web通話、面会の仲介のための日程調整及びWebチャットの全て
2.Web通話及び面会の仲介のための日程調整
3.Web通話及びWebチャット
4.面会の仲介のための日程調整及びWebチャット
5.Web通話のみ
6.面会の仲介のための日程調整のみ
7.Webチャットのみ
また、仲介サーバ装置200-1は、顧客からの選択を受け付けて、顧客が所望するコミュニケーションの仲介方法をあらかじめ記憶する。すなわち、S166において表示することが決定されるモーダルウィンドウには、仲介サーバ装置200-1にあらかじめ記憶された仲介方法に対応して、上記の7個の表示パターンが存在する。なお、このようなコミュニケーションの仲介方法の選択パターンやモーダルウィンドウの表示パターンはあくまで一例であり、当然に他の方法との組み合わせがあってもよい。
ステップS168において、プロセッサ212は、顧客が顧客サーバ装置200-3を介して仲介サーバ装置200-1に設定したモーダルウィンドウの7個の表示パターンのうち、S162の処理において判断の対象となったIPアドレス及び入力情報を転送してきた顧客サーバ装置200-3を用いる顧客の表示パターンを選択する。仲介サーバ装置200-1は、複数の顧客の顧客サーバ装置200-3と通信ネットワーク10を介して接続されうる。従って、この処理により、仲介サーバ装置200-1のプロセッサ212は、複数の顧客それぞれに最適なモーダルウィンドウの制御パターンを選択できるようになる。なお、以下の例では、顧客により選択された表示パターンとして、「Web通話、面会の仲介のための日程調整及びWebチャットの全て」が選択された場合について説明するが、当然他の表示パターンでも同様に実施することが可能である。
図9に示すように、S166の処理において仲介サーバ装置200-1から訪問者端末装置100に送信される選択用モーダルウィンドウは、メッセージと、アイコンと、3つの操作ボタンとを含む。メッセージは、例えば、「お問い合わせありがとうございます もしよろしければ少し話しませんか?」等の文章である。「アイコン」は、訪問者とのWeb通話又は日程調整の相手となり得る顧客のメンバー等を示す。
3つの操作ボタンの1つ目には、「今すぐWebチャットする」と記載され、訪問者端末装置100は、訪問者が表示した選択用モーダルウィンドウに対して行ったWebチャットを選択する操作を受け入れる。3つの操作ボタンの2つ目には、「今すぐWeb通話する」と記載され、訪問者端末装置100は、訪問者が表示した選択用モーダルウィンドウに対して行ったWeb通話を選択する操作を受け入れる。3つの操作ボタンの3つ目には、「後ほど日程調整する」と記載され、訪問者端末装置100は、表示した選択用モーダルウィンドウに対して訪問者が行った日程調整を選択する操作を受け入れる。
なお、プロセッサ212が訪問者端末装置100にモーダルウィンドウの情報を送信すると、訪問者端末装置100は、この情報を受信し、受信した情報を表示する。さらに、訪問者端末装置100は、訪問者が2つの操作ボタンのいずれかに対する操作を受け入れ、訪問者が2つのボタンのいずれに操作を行ったかを示す情報を仲介サーバ装置200-1に送信する。
ステップS170において、プロセッサ212は、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して、訪問者が、図9に示した選択用モーダルウィンドウに含まれる3つの操作ボタンのいずれに対する操作を行ったかを示す情報を受信する。プロセッサ212は、受信した情報が、Web通話が選択されたことを示すときには、図7Cに示すS22の処理に進む。また、プロセッサ212は、受信した情報が、Webチャットが選択されたことを示すときには、図7Dに示すS24の処理に進む。さらに、プロセッサ212は、受信した情報が、日程調整が選択されたことを示すときには、図7Eに示すS26の処理に進む。なお、図9に示した3つの操作ボタンの2つ以上が選択されうる。この場合には、S22、S24及びS26の処理の2つ以上が平行して実行される。
ステップS280において、プロセッサ212は、Web通話及び/又は日程調整を終了する処理を行う。
以下、図7Bを参照して、図7Aに示したS20の処理をさらに詳細に説明する。ステップS200において、プロセッサ212は、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して、ウェブサーバ装置200-2に、チーム情報Tij(図5C)のチーム属性情報TPijの全ての送信を要求する。プロセッサ212は、この要求に応じてウェブサーバ装置200-2から送信されたチーム属性情報TPijの全てを、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信する。
ステップS202において、プロセッサ212は、チーム属性情報TPijそれぞれと、入力情報及び訪問者情報との相関の値を求める。
ステップS204において、プロセッサ212は、あらかじめ決められた一定の値より高い相関の値を示すチーム属性情報TPijが一つ以上あるか否かを判断する。プロセッサ212は、あらかじめ決められた一定の値より高い相関の値を示すチーム属性情報TPijが一つ以上あるとき(Y)にはS206の処理に進み、ないとき(N)にはS212の処理に進む。
つまり、プロセッサ212は、あらかじめ決められた一定の値より高い相関の値を示すチーム属性情報TPijが一つ以上あるときには、図9~図12Bを参照して後述するモーダルウィンドウのうちの一つ以上を表示することになる。逆に、プロセッサ212は、あらかじめ決められた一定の値より高い相関の値を示すチーム属性情報TPijが一つ以上ないときには、これらのモーダルウィンドウのいずれも表示しないことになる。
ステップS206において、プロセッサ212は、最も高い相関の値を示すチーム属性情報TPijに対応するチームTijを選択することにより、訪問者に最も関係があるチームTijを求める。
なお、S202~S206の処理においては、チーム属性情報TPijと、入力情報及び訪問者情報との相関の値に基づいて訪問者に最も関係があるチームTijを求める場合が説明された。一方、相関の値の他に、例えば、スコアリング又はCRMにおけるステータスなどに基づいて訪問者に最も関係があるチームTijを求めることも可能である。
スコアリングとは、訪問者と顧客との間のWeb通話などによる連絡が、どの程度の割合で商談に結びつくか(商談化傾向)を数値化することである。例えば、1つ以上の顧客のチームTijの特定の訪問者とのスコアリングの値が、あらかじめ決められた値を上回る場合に、最も高いスコアリングの値を示すチームTijが、訪問者に最も関係があるチームTijとして求められる。
CRMにおけるステータスとは、現時点での顧客のチームTijと訪問者との商談プロセスがどういった状態、例えば、ステータスが低い方から順に、「商談中」、「受注」、及び「商談完了」等のいずれの段階にあるかを表す。CRMにおけるステータスは、訪問者が、顧客のチームTijが開催したイベントに参加する回数、及び顧客のチームTijと訪問者との商談の結果などに基づいて表示判定される。例えば、1つ以上の顧客のチームTijの特定の訪問者とCRMステータスが、あらかじめ決められたステータスを上回る場合に、最も高いステータスを示すチームTijが、訪問者に最も関係があるチームTijとして求められる。
ステップS208において、プロセッサ212は、チームTijのメンバー1~pのメンバー情報1~pの全ての送信を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介してウェブサーバ装置200-2に要求する。プロセッサ212は、さらに、この要求に応じてウェブサーバ装置200-2から贈られてきたチームTijのメンバー1~pのメンバー情報1~pの全てを受信する。
ステップS210において、プロセッサ212は、図11Aに示したモーダルウィンドウを表示することを決定する。
ステップS212において、プロセッサ212は、図11Aに示したモーダルウィンドウを表示しないことを決定する。
以下、図7Cを参照して、図7Aに示したWeb通話(S22)のための処理を説明する。図7Cに示すステップS220において、プロセッサ212は、図10Aに示すWeb通話開始用モーダルウィンドウを示す情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。10Aに示すように、Webチャット開始用モーダルウィンドウは、「こちらからWebチャットにお入りください」とのメッセージと、Webチャットを開始するためのURLとを含む。なお、S220の処理は、適宜、省略されうる。
訪問者端末装置100は、通話開始用モーダルウィンドウの情報を仲介サーバ装置200-1から受信し、受信したこの情報を表示する。訪問者端末装置100は、通話開始用モーダルウィンドウに含まれるURLに対して訪問者が操作を行うと、この操作を受け入れ、URLが操作されたことを示す情報を仲介サーバ装置200-1に送信する。
ステップS222において、プロセッサ212は、訪問者端末装置100からURLが操作されたことを示す情報を受信する。この情報を受信すると、プロセッサ212は、S20の処理において求められた訪問者に最も関係があるチーム情報Tij(図5C)に含まれるメンバー1~pのスケジュールを調べる。さらに、プロセッサ212は、S222の処理が行われている時刻において顧客に在席するメンバーを求める。
ステップS224において、プロセッサ212は、訪問者と顧客との間のWeb通話が可能か否かを判断する。なお、プロセッサ212は、例えば、訪問者に関係がある高いチーム情報Tijに含まれるメンバー1~pの一人以上が、S224の処理が行われている時間帯において在席していることを以て、Web通話が可能であると判断する。プロセッサ212は、Web通話が可能なとき(Y)にはS226の処理に進み、Web通話が不可能なとき(N)にはS228の処理に進む。
ステップS226において、プロセッサ212は、訪問者端末装置100とウェブサーバ装置200-2との間を通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して接続し、顧客と訪問者との間のWeb通話のための処理を行う。この処理が終了すると、プロセッサ212は、図7Aに示したS280の処理に進む。
ステップS228において、プロセッサ212は、図10Bに示す選択用モーダルウィンドウを示す情報を通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。なお、図10Bに示す選択用モーダルウィンドウは、メッセージと2つの操作ボタンとを含む。メッセージは、例えば「対応できる担当者が見つかりませんでした もしよろしければこの場で日程調整いたしますがいかがでしょうか?」との文章である。2つの操作ボタンの一方には、「はい」と記載され、日程調整を選択する訪問者の操作を受け入れるために用いられる。2つの操作ボタンの他の一方には、「いいえ」と記載され、訪問者と顧客との日程調整を選択しない訪問者の操作を受け入れるために用いられる。
訪問者端末装置100は、図10Bに示した選択用モーダルウィンドウの情報を受信し、表示する。訪問者端末装置100は、選択用モーダルウィンドウに含まれる2つの操作ボタンのいずれかに対する訪問者の操作を受け入れ、受け入れた操作を示す情報を仲介サーバ装置200-1に送信する。
ステップS230において、プロセッサ212は、さらに、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して、訪問者が2つの操作ボタンのいずれを操作したかを示す情報を受信する。プロセッサ212は、「はい」と記載された操作ボタンが操作されたことを示す情報を受信し、日程調整が選択されたと判断したとき(Y)には、図7A及び図7Eに示すS26の処理に進む。一方、プロセッサ212は、「いいえ」と記載されたボタンが操作されたことを示す情報を受信し、日程調整が選択されなかったと判断したときには、図7Aに示したS280の処理に進む。
以下、図7Dを参照して、図7Aに示したWebチャット(S24)のための処理を説明する。図7Dに示すステップS240において、プロセッサ212は、図11に示すWebチャット開始用モーダルウィンドウを示す情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。図11に示すように、Webチャット開始用モーダルウィンドウは、「こちらからWebチャットにお入りください」とのメッセージと、Webチャットを開始するためのURLとを含む。なお、S240の処理は、適宜、省略されうる。
訪問者端末装置100は、Webチャット開始用モーダルウィンドウの情報を仲介サーバ装置200-1から受信し、受信したこの情報を表示する。訪問者端末装置100は、Webチャット開始用モーダルウィンドウに含まれるURLに対して訪問者が操作を行うと、この操作を受け入れ、URLが操作されたことを示す情報を仲介サーバ装置200-1に送信する。
プロセッサ212は、図7Cを参照して説明したステップS222の処理に進み、さらにS242の処理に進む。
ステップS242において、プロセッサ212は、訪問者と顧客との間のWebチャットが可能か否かを判断する。なお、プロセッサ212は、図7Aに示したS224においてと同様な判断を行って、Web通話が可能なとき(Y)にはS226の処理に進み、Web通話が不可能なとき(N)には、図7Cを参照して説明したS228及びS230の処理に進む。
ステップS244において、プロセッサ212は、訪問者端末装置100とウェブサーバ装置200-2との間を通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して接続し、顧客と訪問者との間のWebチャットのための処理を行う。この処理が終了すると、プロセッサ212は、図7Aに示したS280の処理に進む。
以下、図7Eを参照して、図7Aに示した日程調整(S26)のための処理を説明する。図7Eに示すステップS260において、プロセッサ212は、図12Aに示す日程調整開始用モーダルウィンドウを示す情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。図12Aに示すように、日程調整開始用モーダルウィンドウは、「こちらから日程調整をお願いします」とのメッセージと、日程調整を開始するためのURLとを含む。なお、S260の処理は、適宜、省略されうる。
訪問者端末装置100は、図12Aに示した日程調整開始用モーダルウィンドウの情報を仲介サーバ装置200-1から受信し、受信したこの情報を表示する。訪問者端末装置100は、訪問者のURLに対する操作を受け入れ、URLが操作されたことを示す情報を仲介サーバ装置200-1に送信する。
ステップS262において、プロセッサ212は、URLが操作されたことを示す情報を、通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して受信する。この情報を受信すると、プロセッサ212は、図12Bに示す日程調整用モーダルウィンドウを示す情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して訪問者端末装置100に送信する。なお、図12Bは、訪問者が月日として9月30日を選択し、9月30日において訪問者が選択可能な時間帯が表示されている場合を例示する。また、日程調整用モーダルウィンドウに示される月日と時間帯とは、S20の処理において求められたチーム情報Tijに含まれるメンバー情報1~pが示すメンバーが顧客に在席する時間帯から選択される。
図12Bに示すように、日程調整用モーダルウィンドウは、メッセージと、日程調整のために選択されうる月日を選択するための操作ボタンと、選択された月日において顧客と来訪者との通話等に割り当てられうる時間帯を選択するためのボタンとを含む。メッセージは、例えば、「お打ち合わせの日程を選択してください」との文章である。
訪問者端末装置100は、仲介サーバ装置200-1から図12Bに示した日程調整用モーダルウィンドウの情報を受信し、表示する。訪問者が、日程調整用モーダルウィンドウに表示された月日及びその時間帯を選択すると、訪問者端末装置100は、選択された月日及びその時間帯を示す情報を、仲介サーバ装置200-1に送信する。
ステップS264において、プロセッサ212は、訪問者端末装置100から通信ネットワーク10及び通信インターフェイス214を介して訪問者により選択された月日及びその時間帯を示す情報を受信する。プロセッサ212は、さらに、訪問者が選択した月日及び時間帯と、チームTijのメンバーの一人以上が顧客において在席する月日及び時間帯とが一致するとき(Y)にはS246の処理に進み、どうしてもこれらが一致しないとき(N)には、図7Aに示したS280の処理に進む。
ステップS266において、プロセッサ212は、訪問者が選択し、かつ、チームTijのメンバーの一人以上が顧客において在席する月日及び時間帯を、Web通話又は面会の日程とする日程調整処理を行う。
S268において、プロセッサ212は、訪問者端末装置100及びウェブサーバ装置200-2に、S188の処理においてWeb通話又は面会の日程とされた月日及び時間帯を示す情報を、通信インターフェイス214及び通信ネットワーク10を介して送信し、訪問者及び顧客の当該メンバーに通知する。この処理が終了すると、プロセッサ212は、図7Aに示したS280の処理に進む。
6.変形例
以下、本実施形態の変形例を説明する。なお、図9に示したモーダルウィンドウが、Webチャット用の操作ボタンしか含まないときには、他の2つの操作ボタンは省略されうる。このような場合には、図10A、図11A及び図12Bに示したモーダルウィンドウの表示は必要ではなく、省略されうる。これらのモーダルウィンドウが省略されたときには、プロセッサ212は、すぐにWebチャットの処理を開始してよい。このような変型は、図9に示したモーダルウィンドウが、Web通話用又は日程調整用の操作ボタンしか含まないときにも同様である。
以下、本実施形態の変形例を説明する。なお、図9に示したモーダルウィンドウが、Webチャット用の操作ボタンしか含まないときには、他の2つの操作ボタンは省略されうる。このような場合には、図10A、図11A及び図12Bに示したモーダルウィンドウの表示は必要ではなく、省略されうる。これらのモーダルウィンドウが省略されたときには、プロセッサ212は、すぐにWebチャットの処理を開始してよい。このような変型は、図9に示したモーダルウィンドウが、Web通話用又は日程調整用の操作ボタンしか含まないときにも同様である。
また、上述したように、システム1においては、Web通話の例として、所定のURL(Web通話開始用モーダルウィンドウを示す情報)を選択することによってWeb通話のアプリケーションが起動する場合について説明した(図10A)。しかし、このような場合のみには限られず、例えば図9で表示された選択用モーダルウィンドウにおいてWeb通話が選択されると、当該ウィンドウ上でWeb通話を起動するようにしてもよい。
訪問者端末装置100に表示される画像はモーダルウィンドウに限らず、単なるユーザインターフェイス用の画像であってもよい。また、ウェブサーバ装置200-2及び顧客サーバ装置200-3は、別々に構成されても一体に構成されてもよい。また、訪問者と最も関係があるチームTijを求めるために、チーム情報Tijと、訪問者情報及び入力情報との相関の値が用いられたが、同じ目的のために他の情報に対して相関の値を求める以外の処理が行われてよい。また、ウェブサーバ装置200-2から仲介サーバ装置200-1へのIPアドレス及び入力データの転送のためにスクリプトが用いられたが、同じ目的のために、ウェブサーバ装置200-2に専用のプログラムがインストールされてもよい。また、システム1により、通話等の仲介の他に、例えば、実際の商品等の取引の仲介が行われてもよい。
本開示にかかる処理及び手順は、実施形態において明示的に説明された装置よってだけでなく、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせにより実現されうる。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することにより実現されうる。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理及び手順をコンピュータプログラムとして実装されえ、端末装置及びサーバ装置を含む各種のコンピュータにより実行されうる。
本明細書中において、単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、及び/又は、モジュールによって実行されると説明された処理及び手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行されうる。また、本明細書において、単一のメモリ及び記憶装置に格納される旨が説明された各種情報は、単一の装置に含まれる複数のメモリ又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納されうる。さらに、本明細書において説明された複数のソフトウェア及びハードウェアは、それらをより少ない構成要素に統合することにより、又は、より多い構成要素に分解することにより実現されうる。
本発明の実施形態が説明されたが、この実施形態は、例として提示されたものであり、発明の範囲を限定することを意図されていない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることができ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更されうる。これら実施形態やその変形は、本発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 システム、10 通信ネットワーク、100 訪問者端末装置、110 バス、111 出力インターフェイス、112 プロセッサ、113 メモリ、114 通信インターフェイス、116 入力インターフェイス、117 タッチパネル、118 ハードキー、200 サーバ装置、200-1 仲介サーバ装置、200-2 ウェブサーバ装置、200-3 顧客サーバ装置、200-4 情報サーバ装置、210 バス、211 メモリ、212 プロセッサ、213 出力インターフェイス
Claims (12)
- 少なくとも一つのプロセッサを含み、
前記少なくとも一つのプロセッサは、
顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により前記ウェブサイトを介して取得された前記訪問者のアドレスと、前記訪問者により前記ウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための転送プログラムに基づいて、前記アドレス及び前記入力情報を前記ウェブサイトのウェブサーバ装置から通信ネットワークを介して受信し、
受信した前記アドレスに基づいて前記訪問者の属性を示す訪問者情報を取得し、
取得した前記入力情報及び前記訪問者情報に基づいて前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介する、
ための処理を実行するように構成される、サーバ装置。 - 前記入力情報は前記ウェブサイトに含まれる入力フォームに対して入力された情報である、請求項1に記載のサーバ装置。
- 前記少なくとも一つのプロセッサは、
前記ウェブサーバ装置に前記転送プログラムを前記通信ネットワークを介して提供する、
ための処理をさらに実行するように構成される、請求項1又は2に記載のサーバ装置。 - 前記少なくとも一つのプロセッサは、
前記顧客の属性を示す顧客情報を、前記通信ネットワークを介して前記顧客の顧客サーバ装置又は前記ウェブサーバ装置から受信し、
受信した前記入力情報及び前記訪問者情報の少なくとも一方と、受信した前記顧客情報とに基づいて、前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介するか否かを決定する、
ための処理をさらに実行するように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載のサーバ装置。 - 前記顧客と前記訪問者との間で日程を調整することにより、前記顧客と前記訪問者との間を仲介する、請求項1~4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
- 前記顧客と前記訪問者との間で前記通信ネットワークを介した通話を行わせることにより、前記顧客と前記訪問者との間を仲介する、請求項5に記載のサーバ装置。
- 前記顧客と前記訪問者との間で前記通信ネットワークを介した通話ができないと、前記顧客と前記訪問者との間で日程を調整することにより、前記顧客と前記訪問者との間を仲介する、請求項6に記載のサーバ装置。
- 前記訪問者情報は、前記訪問者の従業員数、前記訪問者の売上高、前記訪問者の資本金、前記訪問者が株式を上場しているか否か、前記訪問者が属する業種、前記訪問者の氏名又は名称のうちの1以上を示す情報を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のサーバ装置。
- 前記顧客は、前記訪問者に商品又は役務を提供する企業であって、
前記入力情報は、前記訪問者の名前又は名称、前記顧客が提供する商品又は役務を得るために前記訪問者が用意した予算、前記訪問者の顧客関係管理の種類、前記訪問者のマーケティングオートメーションの種類、前記訪問者が採用しようとする人数、前記訪問者の役職、及び前記訪問者が属する集団の人数のうちの1以上を示す情報を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のサーバ装置。 - 前記顧客及び前記訪問者それぞれは、少なくとも一人の自然人、少なくとも一つの情報処理装置、又は少なくとも一人の自然人が所属する団体のうちの一つ以上を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のサーバ装置。
- 少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータにおいて、前記少なくとも一つのプロセッサが所定の指示命令を実行することによりなされる方法であって、
顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により前記ウェブサイトを介して取得された前記訪問者のアドレスと、前記訪問者により前記ウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための転送プログラムに基づいて、前記アドレス及び前記入力情報を前記ウェブサイトのウェブサーバ装置から通信ネットワークを介して受信する工程と、
受信した前記アドレスに基づいて前記訪問者の属性を示す訪問者情報を取得する工程と、
取得した前記入力情報及び前記訪問者情報に基づいて前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介する工程と、
を含む方法。 - 少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータを、
顧客が運営するウェブサイトを訪れた訪問者により前記ウェブサイトを介して取得された前記訪問者のアドレスと、前記訪問者により前記ウェブサイトにおいて入力された入力情報とを転送するための転送プログラムに基づいて、前記アドレス及び前記入力情報を前記ウェブサイトのウェブサーバ装置から通信ネットワークを介して受信し、
受信した前記アドレスに基づいて前記訪問者の属性を示す訪問者情報を取得し、
取得した前記入力情報及び前記訪問者情報に基づいて前記顧客と前記訪問者との間で実行されるコミュニケーションを仲介する、
処理を実行するように構成されたプロセッサとして機能させる、プログラム。
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