JP2023091680A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報配信において様々な情報が提供される可能性を高めること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、ユーザに対応する対象を評価した第1のスコア情報と、対象に関する情報を掲載するコンテンツの提供先となり得る複数のユーザの各々について対象に対する関連度を予め評価した対象ごとの第2のスコア情報とに基づく順序で提供されたコンテンツのうち、ユーザが所定の行動を行ったコンテンツを特定し、特定した前記コンテンツに対応する前記対象に紐付くリストであって、前記第2のスコア情報により、前記提供先となり得る複数のユーザの中から特定されたユーザを個別に示すユーザリストと、前記所定の行動を行った該当ユーザとの比較結果に基づいて、前記コンテンツが提供される順序を決定付ける前記第1のスコア情報と前記第2のスコア情報との合成割合を更新する更新部を備える。【選択図】図4

Description

本出願は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
従来、インターネットを通じた広告配信では、広告の配信先となるユーザの絞り込み、いわゆるターゲティングが行われている。広告配信に限られず、各種コンテンツの提供や情報のレコメンドなど、インターネットを通じた情報配信では、予め登録されるユーザの属性や行動履歴などに基づいて、情報の配信先となるユーザの絞り込みが行われている。
特開2015-230717号公報
しかしながら、従来の技術には、情報配信において様々な情報が提供される可能性を高める上で改善の余地がある。たとえば、在庫が少ない商品に関する情報を、かかる商品の購入を強く希望するユーザにピンポイントで提供することは困難である。また、所定の商品を検索したユーザに配信されるコンテンツは、売れ筋の商品に偏ってしまい、配信先のユーザと関連性がある他の商品が埋もれてしまう場合もある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、情報配信において様々な情報が提供される可能性を高めることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、ユーザに対応する対象を評価した第1のスコア情報と、対象に関する情報を掲載するコンテンツの提供先となり得る複数のユーザの各々について対象に対する関連度を予め評価した対象ごとの第2のスコア情報とに基づく順序で提供されたコンテンツのうち、ユーザが所定の行動を行ったコンテンツを特定し、特定したコンテンツに対応する対象に紐付くリストであって、第2のスコア情報により、提供先となり得る複数のユーザの中から特定されたユーザを個別に示すユーザリストと、所定の行動を行った該当ユーザとの比較結果に基づいて、コンテンツが提供される順序を決定付ける第1のスコア情報と第2のスコア情報との合成割合を更新する更新部を備える。
実施形態の態様の1つによれば、情報配信において様々な情報が提供される可能性を高めることができる。
図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るユーザリストの生成方法の一例を説明するための図である。 図3は、実施形態に係る検索結果のリランキングの具体例を説明するための図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る商品情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るユーザリストの情報の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る重みの情報の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係るコンテンツ提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係るユーザリストの重み更新処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、変形例に係るユーザリストの一例を示す図である。 図12は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する複数の実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下に説明する複数の実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下に説明する複数の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
[1.情報処理の一例]
(1-1.情報処理の概要)
図1を用いて、情報処理装置100が実行する情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の一例を示す図である。情報処理装置100は、コンテンツの配信に関する情報処理を実行する。コンテンツは、各種サービスの利用に伴って配信される広告コンテンツや、検索エンジンに入力された検索クエリと対応するウェブコンテンツや、電子商取引(EC:Electronic Commerce)サービスのサイト上に設けられる検索バーに入力された取引対象に関するコンテンツなどの各種コンテンツが含まれる。ここで、取引対象とは、商品又はサービスの利用である。なお、電子商取引サービスで取引される取引対象には、電子商店街(オンラインモール)や、オンラインショッピングサイトや、オークションサイトや、フリーマーケットサイトなどの様々な態様にて取引される取引対象が含まれる。なお、図1では、電子商店街にて取引される商品(「対象」の一例)に対する情報処理を一例として示す。
図1に示す情報処理装置100は、端末装置10を利用するユーザUが入力した検索クエリ(以下、適宜「クエリ」と称する。)を用いてユーザに対して情報提供を行う。具体的には、情報処理装置100は、検索クエリに対応するコンテンツを検索し、検索したコンテンツを絞り込み、絞り込んだコンテンツをリランキングして、順位の高い方から所定数のコンテンツをユーザに提供する。このような情報提供を行う情報処理装置100が実行するコンテンツの配信に関する情報処理について、以下に説明する。なお、以下の説明において、端末装置10をユーザUと表記して説明する場合がある。すなわち、ユーザUを端末装置10と読み替えることができる。
図1に示す例において、情報処理システムSYSは、複数の端末装置10と、情報処理装置100とを有する。端末装置10と、情報処理装置100とは、有線または無線によりネットワークN(たとえば、図4参照)に接続される。端末装置10と、情報処理装置100は、ネットワークNを介して相互に通信できる。なお、図1に示す例には特に限定される必要はなく、情報処理システムSYSは、図1に示す場合よりも多くの端末装置10や、情報処理装置100を含んでいてもよい。
図1に示す端末装置10は、情報処理装置100から提供される各種サービスの利用者である各々のユーザUによって使用される情報処理端末である。各々のユーザUは、少なくとも1台の端末装置10を各々が利用するものとする。端末装置10の典型例としては、スマートフォンが想定されるが、タブレット型端末やノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)などにより実現されてもよい。
また、端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)などの無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などの近距離無線通信を介してネットワークNに接続するための通信ユニットを有する。ユーザUは、通信ユニットを有する端末装置10を操作して情報処理装置100にアクセスし、情報処理装置100から提供される各種サービスを利用する。
また、端末装置10は、情報処理装置100により提供される各種サービスを利用するための情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示できる。このとき、端末装置10は、ウェブブラウザやアプリケーションなどによる情報の表示処理を実現するための制御情報を情報処理装置100から受け取った場合には、受け取った制御情報に従って表示処理を実現する。
図1に示す情報処理装置100は、クエリを入力したユーザUが利用する端末装置10に、検索結果を提供する検索装置として機能する場合を一例として説明する。たとえば、情報処理装置100は、電子商店街にて取引される商品を対象として検索処理を実行する検索エンジンとしての機能を有する。また、情報処理装置100は、クエリを用いた検索処理の対象となる商品に関する情報が、インデックスされて格納されたデータベースを有し、そのデータベースの情報を対象として検索処理を実行する。たとえば、このデータベースの情報は、記憶部120(たとえば、図4参照)に格納される。
商品に関する情報には、様々な情報が含まれ得る。たとえば、商品に関する情報には、販売元や、販売価格や、商品の画像や、カテゴリや、タイトルや、説明文や、支払方法や、販売期間や、販売個数などの商品の情報提供に用いられる様々な情報が含まれ得る。また、商品に関する情報には、商品の予約数や、注文数や、販売数や、注文金額(売上)などの商品の販売履歴が含まれ得る。たとえば、商品に関する情報には、商品が販売された日時から経過した期間や、商品を示す情報の閲覧回数や、商品に対するレビュー数や、取引対象に対する評価などの情報が含まれ得る。なお、商品に関する情報には、SNS(Social Networking Service)における投稿の情報などの商品に関する外的要因の情報が含まれてもよい。
なお、図1に示す情報処理システムSYSにおいて、情報処理装置100が検索装置として機能する場合に限られず、実施形態に係る情報処理を実現することが可能であれば、図1に示す情報処理システムSYSはどのような構成であってもよい。たとえば、情報処理システムSYSは、情報処理装置100とは物理的に分散された検索装置を含んで構成されていてもよい。
まず、情報処理装置100は、ユーザリストを生成する(ステップS1)。ユーザリストとは、コンテンツに掲載されている商品に紐付くリストである。情報処理装置100は、コンテンツに掲載される商品(「対象」の一例)ごとに、コンテンツの提供先となり得る複数のユーザUの各々について商品に対する関連度を予め評価したスコアにより、複数のユーザUの中から特定されたユーザUを個別に示す。情報処理装置100は、たとえば、複数のユーザUの中からスコアが高い方から順に特定された所定数のユーザUを候補ユーザとして示すユーザリストを生成する。ユーザリストは、コンテンツに掲載される商品からみて、より関連性の度合いが強い各ユーザUの序列を示すことができる。
また、端末装置10は、ユーザUから入力された検索クエリを情報処理装置100に送信する(ステップS2)。これに対し、情報処理装置100は、ユーザUにより指定された検索クエリに基づいて、検索クエリに対応する商品(コンテンツ)の検索処理を実行する(ステップS3)。たとえば、情報処理装置100は、データベースから、検索クエリに対応する商品が掲載されているコンテンツを取得する。クエリに対応する情報の取得は、既存の技術を用いて行われ、商品を特定可能であればどのような処理であってもよく、詳細な説明は省略する。
次に、情報処理装置100は、検索処理により取得したコンテンツを用いて検索結果を生成する(ステップS4)。たとえば、情報処理装置100は、検索クエリの送信元であるユーザUのユーザ情報に基づいて、検索処理により取得された各コンテンツに掲載されている商品の絞り込みを行い、絞り込んだ各商品の順位付けを行うことにより、各商品のランキングを生成する。
具体的には、情報処理装置100は、ユーザ情報に基づいて、各コンテンツに掲載された商品を評価した商品スコア(「第1のスコア情報」の一例)を算出し、算出した商品スコアに基づいて商品の絞り込みを行う。たとえば、情報処理装置100は、スコアが所定値以上である商品を絞り込む。また、情報処理装置100は、絞り込んだ商品を、商品に対応するスコアに基づいて順位付けする。たとえば、情報処理装置100は、スコアが高い商品から順に高い順位を付与する。そして、情報処理装置100は、高い順位が付与された商品を掲載するコンテンツから順に並べた検索結果を生成する。
商品スコアの算出方法について具体的に説明する。たとえば、情報処理装置100は、商品の注文数や、注文金額や、閲覧回数などの複数の要素の各々と、各要素の重み(係数)を乗算した値(以下、「部分スコア」と称する。)を用いて商品スコアを算出する。たとえば、情報処理装置100は、商品についての複数の要素の各々の部分スコアの合計を、商品スコアとして算出してもよいし、商品についての複数の要素の各々の部分スコアの平均を、商品スコアとして算出してもよい。
また、情報処理装置100は、商品の注文数や、注文金額や、閲覧回数などの複数の要素の各々について、所定の期間ごとに集計した集計値を用いて商品スコアを算出してもよい。この場合、情報処理装置100は、所定の期間ごとに集計した商品の複数の要素の集計値と、各要素の重み(係数)を乗算した値(以下、「期間スコア」と称する。)を用いて商品スコアを算出してもよい。また、情報処理装置100は、各期間の期間スコアに、期間と算出時点との差に応じた減衰係数を乗算した値を用いて商品スコアを算出してもよい。この場合、情報処理装置100は、各期間の期間スコアに、過去の期間ほど値が小さくなる減衰係数を乗算した値を用いて取引対象のスコアを算出してもよい。また、情報処理装置100は、商品についての複数の要素の各々について、日付ごとに集計した集計値を用いて商品スコアを算出してもよい。
また、情報処理装置100は、商品のベクトルの内積値や、商品に関する推定CTR(Click Through Rate)や、機械学習に基づくモデルにより出力されるスコアなどを商品スコアとしてもよい。
なお、上述のスコア算出方法は一例であり、情報処理装置100は、任意の方法を用いて商品スコアを算出してもよい。たとえば、情報処理装置100は、算出した商品スコアにその商品を販売する販売元(ストア)の評価に基づく係数を用いて、商品スコアを補正してもよい。たとえば、情報処理装置100は、算出した商品スコアにその商品を販売する販売元の評価に基づく係数を乗算して、商品スコアを補正できる。
検索結果を生成した後、情報処理装置100は、ユーザリストを用いて、検索結果をリランキング(修正)する(ステップS5)。たとえば、情報処理装置100は、ユーザUに関するユーザ情報に基づいて商品を評価した商品スコア(「第1のスコア情報」の一例)と、この商品に関するユーザリストにおけるユーザUに対応するユーザスコア(「第2のスコア情報」の一例)とに基づいて、検索結果をリランキングする。具体的には、情報処理装置100は、商品スコアと、この商品に関するユーザスコアとの合算結果(以下、「合算スコア」と称する。)に基づいて、商品を順位付けする。具体的には、情報処理装置100は、以下に示す式(1)に基づいて、合算スコアを算出する。なお、以下の式(1)に示す「n」は、ユーザリストに基づくユーザスコアの利用態様を決定するための所定の重みである。また、以下に示す式(1)は一例であり、商品スコアおよびユーザスコアを入力とする任意の関数を、商品などのユーザに対応する対象を掲載するコンテンツの配信実績から学習してもよい。
合算スコア=n×商品スコア+(1-n)×ユーザスコア・・・(1)
また、たとえば、情報処理装置100は、商品スコアと、この商品に関するユーザスコアとの比較結果に基づいて、商品スコアおよびユーザスコアのうちのいずれか一方を選択し、選択したスコアに基づいて、商品を順位付けする。具体的には、情報処理装置100は、商品スコア、およびこの商品に関するユーザスコアのうち大きい方のスコアを選択し、選択したスコアに基づいて順位付けを行う。あるいは、情報処理装置100は、商品スコア、およびこの商品に関するユーザスコアのうち小さい方のスコアを選択し、選択したスコアに基づいて順位付けを行ってもよい。
また、情報処理装置100は、新規ユーザから検索クエリを受け付けた場合、新規ユーザに類似する類似ユーザの情報に基づいて商品を評価した商品スコア、及びこの商品に関するユーザスコア情報を用いて、検索結果をリランキングしてもよい。また、情報処理装置100は、新規の商品が検索された場合、当該新規の商品に類似する他の商品に対応する商品スコア、および他の商品に関するユーザスコアを用いて、検索結果をリランキングしてもよい。このようにすることで、情報処理装置100は、コールドスタート問題に対応できる。
続いて、情報処理装置100は、リランキングした検索結果に基づいて、ユーザUに提供する提供商品を決定する(ステップS6)。たとえば、情報処理装置100は、リランキングした商品のうち、順位の高い方から所定数の商品を掲載商品として決定する。そして、情報処理装置100は、決定した掲載商品に関するコンテンツをユーザUに提供する(ステップS7)。
また、情報処理装置100は、検索結果としてユーザUに提供したコンテンツに掲載された商品のうち、所定のコンバージョンが行われたコンバージョン商品を特定する(ステップS8)。たとえば、所定のコンバージョンとしては、商品の購入や、商品の買い物かごへの追加や、SNSへの投稿や、商品の詳細情報が掲載されたページの閲覧などが例示される。
そして、情報処理装置100は、特定したコンテンツに掲載されている商品に紐付くユーザリストに、所定のコンバージョンを行ったユーザUが含まれているか否かに応じて、ユーザリストの利用態様を更新する(ステップS9)。
たとえば、情報処理装置100は、所定のコンバージョンを行ったユーザUが、所定のコンバージョンが行われたコンテンツに掲載される商品に紐付くユーザリストに含まれている場合、該当のユーザUに対応するユーザスコアの重み(ユーザリストを利用する重み)を増加させる。これにより、情報処理装置100は、商品からみたユーザUの関連性の度合いをより反映した商品の情報を提供できる。
また、たとえば、情報処理装置100は、所定のコンバージョンを行ったユーザUが、所定のコンバージョンが行われたコンテンツに掲載される商品に紐付くユーザリストに含まれていない場合、該当のユーザUに対応するユーザスコアの重み(ユーザリストを利用する重み)を減少させる。これにより、情報処理装置100は、商品の評価をより反映した商品の情報を提供できる。
また、情報処理装置100は、ユーザUが所定のコンバージョンを行ったコンテンツに掲載される商品に紐付くユーザリストを更新する際、所定のコンバージョンを行ったユーザUに対応するスコアおよび当該ユーザUに類似する類似ユーザに対応するスコアを上昇させてもよい。これにより、情報処理装置100は、所定のコンバージョンの結果をユーザリストに反映して更新できる。
(1-2.ユーザリストについて)
以下、図2を用いて、情報処理装置100によるユーザリストの生成について説明する。図2は、実施形態に係るユーザリストの生成方法の一例を説明するための図である。図2では、各ユーザUのうち、コンテンツに掲載される商品から見た順位が第1位であるユーザUを商品ごとに示すユーザリストの一例について説明する。なお、図2では、コンテンツに掲載される商品から見た順位が第1位であるユーザUを商品ごとに示すユーザリスト(Top-K(K=1))を例示するが、商品から見た順位が第2位までのユーザUを商品ごとに示すユーザリスト(Top-K(K=2))など、所定の順位まで特定したユーザUを示すユーザリストを任意に生成できる。また、図2に示す「商品X1」や、「商品X2」や、「商品X3」は、商品を掲載するコンテンツを示している。
たとえば、情報処理装置100は、コンテンツに掲載される商品ごとに、コンテンツの提供先となり得る複数のユーザUの各々について、商品に対する関連度を評価したスコア(「第2のスコア情報」の一例)を算出する。そして、情報処理装置100は、算出したスコアが最も大きいユーザUをコンテンツごとに特定することにより、Top-K(K=1)のユーザリストを生成する。たとえば、情報処理装置100は、商品ごとにコンテンツの提供先となる候補ユーザを個別に示すユーザリストを生成する。これにより、情報処理装置100は、商品からみて最も関連性の度合いが大きいユーザを個別に特定することができる。あるいは、情報処理装置100は、商品ごとにコンテンツの提供先となる候補ユーザの属性を示すリスト情報を生成する。これにより、情報処理装置100は、商品からみて最も関連性の度合いが大きいユーザの属性を特定することができる。また、情報処理装置100は、ユーザリストを生成する際、商品について所定のコンバージョンを行った第1のユーザ、または当該第1のユーザに類似する第2のユーザに対するスコアの重み付けを行い、スコアが高い方から順に所定数のユーザを前記ユーザリストに含めてもよい。これにより、所定のコンバージョンの成果を反映したユーザリストを生成できる。
図2では、「商品X1」から各ユーザUを見た場合、ユーザU3の順位が第1位であり、「商品X2」から各ユーザUを見た場合、ユーザU1の順位が第1位であり、「商品X3」から各ユーザUを見た場合、ユーザU2の順位が第1位であることが示されている。また、図2では、情報処理装置100が生成するユーザリストL2-1およびユーザリストL2-2が示されている。
図2に示すユーザリストL2-1は、商品ごとにコンテンツの提供先となる候補ユーザを個別に示すユーザリストの一例を示している。たとえば、図2に示すように、ユーザリストL2-1は、「商品ID」の項目と、「関連ユーザランキング」の項目とを有しており、これらの項目が相互に対応付けられている。「商品ID」の項目には、商品を識別するための識別情報である商品IDが記憶されている。「関連ユーザランキング」の項目には、商品からみた順位が1位であるユーザUを識別するための識別情報であるユーザIDと、商品に対するユーザの関連度を示すスコアとが記憶されている。図2に示すユーザリストL2-1によれば、「商品X1」や、「商品X2」や、「商品X3」からみて、順位が第1位である(最も関連度が高く、合致する)ユーザUが個別に特定可能である。
また、図2に示すユーザリストL2-2は、商品ごとにコンテンツの提供先となる候補ユーザの属性を示すユーザリストの一例を示している。たとえば、図2に示すように、ユーザリストL2-2は、「商品ID」の項目と、「関連ユーザ属性ランキング」の項目とを有しており、これらの項目が相互に対応付けられている。「商品ID」の項目には、上述の商品IDが記憶されている。「関連ユーザランキング」の項目には、上述の商品からみた順位が1位であるユーザの属性を示す属性情報と、上述のスコアとが記憶されている。図2に示すユーザリストL2-2によれば、「商品X1」や、「商品X2」や、「商品X3」からみて、順位が1位である(最も関連度が高く、合致する)ユーザUの属性を特定可能である。
また、情報処理装置100は、商品について所定のコンバージョンを行ったユーザ、またはこのユーザに類似するユーザに対するスコアの重み付けを行い、スコアが高い方から順に所定数のユーザをユーザリストに含めてもよい。これにより、情報処理装置100は、所定のコンバージョンの結果をユーザリストに反映できる。
また、情報処理装置100は、ユーザUに提供するコンテンツに掲載された商品の順位付けを行う際、図2に示すユーザリストL2-1,L2-2を利用する。たとえば、情報処理装置100は、後述するように、ユーザリストL2-1,L2-2に規定されているユーザスコアを加味して、商品の順位付けを行うことができる。
また、情報処理装置100は、ユーザリストに基づく情報提供を実行することもできる。たとえば、情報処理装置100は、ユーザリストに基づいて、コンテンツの提供先となる候補ユーザを、商品ごとに特定する。そして、情報処理装置100は、候補ユーザに対して、対応する商品を掲載したコンテンツを提供する。これにより、情報処理装置100は、商品からみて関連性の度合いが大きいユーザを提供先とする情報提供を実現できる。
(1-3.検索結果のリランキングの具体例について)
以下、情報処理装置100による検索結果のリランキングの具体例について説明する。図3は、実施形態に係る検索結果のリランキングの具体例を説明するための図である。図3では、端末装置10のユーザUがユーザU1である場合を示している。また、図3は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する検索結果のリランキングの具体例を示すが、説明の便宜上、情報処理装置100の図示を省略している。
情報処理装置100は、ユーザU1に対応する商品を掲載しているコンテンツを検索する(ステップS11)。図3では、情報処理装置100により検索されたコンテンツとして、商品Y1を掲載しているコンテンツC1や、商品Y2を掲載しているコンテンツC2や、商品Y3を掲載しているコンテンツC3などが示されている。
続いて、情報処理装置100は、検索されたコンテンツに掲載されている商品スコアを算出する(ステップS12)。図3では、コンテンツC1に掲載されている商品Y1のスコアとしてスコアα1や、コンテンツC2に掲載されている商品Y2のスコアとしてスコアα2や、コンテンツC3に掲載されている商品Y3のスコアとしてスコアα3などが示されている。
続いて、情報処理装置100は、商品スコアに基づいて、検索されたコンテンツに掲載されている商品の絞り込みを行い、絞り込んだコンテンツに掲載された商品を順位付けして、検索結果を生成する(ステップS13)。図3では、1位の商品Y1と、2位の商品Y2と、3位の商品Y3などを含む検索結果L3-1が示されている。
また、情報処理装置100は、商品スコアリングのバックグラウンドで、検索されたコンテンツに掲載されている商品からみたユーザU1のスコアを算出する(ステップS14)。図3では、コンテンツC1に掲載されている商品Y1からみたユーザU1のスコアβ1や、コンテンツC2に掲載されている商品Y2からみたユーザU1のスコアβ2や、コンテンツC3に掲載されている商品Y3からみたユーザU1のスコアβ3などが示されている。
続いて、情報処理装置100は、ステップS12で算出された商品スコアと、ステップS14で算出されたユーザU1のスコアとの合算結果に基づいて、検索結果に含まれる商品を改めて順位付けする(リランキングする)ことにより、商品スコアに基づく検索結果を修正する(ステップS15)。図3に示す検索結果L3-2では、検索結果L3-1の修正により商品の順位が入れ替わっている。図3に示す検索結果L3-2によれば、1位の商品が商品Y1から商品Y2に入れ替わり、2位の商品Y2が商品Y3に入れ替わり、3位の商品Y3が商品Y1に入れ替わっている。
このように、情報処理装置100は、商品からみたユーザU1のスコアを利用して、ユーザU1に対応する検索結果の修正(リランキング)を行うことにより、様々な情報が提供される可能性を高めることができる。たとえば、商品目線でコンテンツの配信先となり得るユーザUを予めスコアリングしておくことにより、オークション出品物などのように在庫が少ない商品に関する情報を、かかる商品の購入を強く希望するユーザUにピンポイントで提供される可能性を高めることができる。同様に、採用枠が限られているジョブポジションなどの情報を、ジョブポジションに対する条件や適性など有するユーザUに対してピンポイントで提供される可能性を高めることができる。また、所定の商品を検索したユーザに対して、売れ筋の商品が掲載されたコンテンツだけでなく、配信先のユーザに合致する他の商品が掲載されたコンテンツが提供される可能性を高めることができる。また、ニュースコンテンツなどのようにリソースに限りがない情報であっても、特定のユーザのみに合致するニュースが、特定のユーザに提供される可能性を高めることができる。
[2.情報処理装置の構成]
図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、たとえば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続される。情報処理装置100は、ネットワークNを介して、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、たとえば、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、またはハードディスクや、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。たとえば、記憶部120は、商品情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、ユーザリスト記憶部123と、重み情報記憶部124とを有する。
(商品情報記憶部121)
商品情報記憶部121は、電子商店街にて取引される商品に関する情報を記憶する。図5は、実施形態に係る商品情報の一例を示す図である。なお、図5は、実施形態に係る商品情報の一例を示しており、図5に示す以外の情報を含んでいてもよい。
図5に示すように、商品情報記憶部121に記憶される商品情報は、「商品ID」の項目と、「商品情報」の項目とを有している。商品情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。なお、図5では、「商品情報」の項目に記憶される情報を簡略化し、抽象的な概念として表現している。
「商品ID」の項目には、電子商店街にて取引される商品を識別するための識別情報が記憶される。「商品情報」の項目には、商品に関する様々な情報が記憶される。たとえば、「商品情報」の項目に記憶される情報には、商品の販売元や、販売価格や、商品の画像や、カテゴリや、タイトルや、説明文や、支払方法や、販売期間や、販売個数などの商品の情報提供に用いられる様々な情報が含まれ得る。また、「商品情報」の項目に記憶される情報には、商品の予約数や、注文数や、販売数や、注文金額(売上)などの商品の販売履歴が含まれ得る。たとえば、商品に関する情報には、商品が販売された日時から経過した期間や、商品を示す情報の閲覧回数や、商品に対するレビュー数や、商品に対する評価などの情報が含まれ得る。なお、商品に関する情報には、SNS(Social Networking Service)における投稿の情報などの商品に関する外的要因の情報が含まれてもよい。
図5によれば、商品ID:「商品#1」により識別される商品の商品情報が「商品情報#1」であることが示されている。
(ユーザ情報記憶部122)
ユーザ情報記憶部122は、電子商店街を利用するユーザUに関するユーザ情報を記憶する。図6は、実施形態に係るユーザ情報の一例を示す図である。なお、図6は、実施形態に係るユーザ情報の一例を示しており、図6に示す以外の情報を含んでいてもよい。
図6に示すように、ユーザ情報記憶部122に記憶されるユーザ情報は、「ユーザID」の項目や、「個人情報」の項目や、「検索履歴」の項目や、「購入履歴」の項目や、「投稿履歴」の項目などの複数の項目を有している。ユーザ情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。なお、図6では、「個人情報」の項目や、「検索履歴」の項目や、「購入履歴」の項目や、「投稿履歴」の項目などに記憶される情報を簡略化し、抽象的な概念として表現している。
「ユーザID」の項目には、ユーザUを識別するための識別情報が記憶される。「個人情報」の項目には、ユーザUに帰属する個人情報が記憶される。個人情報には、名前や、性別や、年齢や、家族構成や、居住形態や、年収や、興味嗜好などの情報が含まれ得る。
「検索履歴」の項目には、ユーザUが入力した検索クエリの履歴が記憶される。「購入履歴」の項目には、ユーザUによる購買の履歴である購買履歴が記憶される。「投稿履歴」の項目には、ユーザUによる投稿の履歴である投稿履歴が記憶される。
図6によれば、ユーザID:「U#1」により識別されるユーザUは、「個人情報」:「個人情報#1」で特定され、検索履歴:「検索履歴#1」に記憶される検索クエリを用いた検索を行い、購入履歴:「購入履歴#1」に示される購買を行い、投稿履歴:「投稿履歴#1」に示される投稿を行うことが示されている。
(ユーザリスト記憶部123)
ユーザリスト記憶部123は、ユーザリストの情報を記憶する。図7は、実施形態に係るユーザリストの情報の一例を示す図である。なお、図7は、実施形態に係るユーザリストの情報の一例を示しており、図7に示す以外の情報を含んでいてもよい。
図7に示すように、ユーザリスト記憶部123に記憶されるユーザリストの情報は、「商品ID」の項目と、「関連ユーザランキング」の項目とを有している。ユーザリストの情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「商品ID」の項目には、電子商店街にて取引される商品を識別するための識別情報が記憶される。「商品ID」の項目に記憶される識別情報は、上述の商品情報が有する「商品ID」の項目に記憶される識別情報と同一であってもよい。
「関連ユーザランキング」の項目は、商品からみたユーザの順位ごとに、ユーザIDおよびスコアの情報を記憶するための複数の項目を有している。図7では、1位のユーザIDおよびスコアを記憶する項目や、2位のユーザIDおよびスコアを記憶する項目や、3位のユーザIDおよびスコアを記憶する項目が示されている。
図7によれば、商品ID:「商品#1」により識別される商品からみて、ユーザID:「U#3」で識別されるユーザUが単独の第1位であり、「U#3」で識別されるユーザUの関連度を示すスコアが「スコアSC-1」であることが示されている。また、商品ID:「商品#1」により識別される商品からみて、ユーザID:「U#4」で識別されるユーザUおよびユーザID:「U#11」で識別されるユーザUが同率の第2位であり、「U#4」および「U#11」で識別される各ユーザUの関連度を示すスコアが「スコアSC-2」であることが示されている。また、商品ID:「商品#1」により識別される商品からみて、ユーザID:「U#5」で識別されるユーザUが単独の第3位であり、「U#5」で識別されるユーザUの関連度を示すスコアが「スコアSC-3」であることが示されている。
(重み情報記憶部124)
重み情報記憶部124は、ユーザリストの利用態様を決定するための重みの情報を記憶する。図8は、実施形態に係る重みの情報の一例を示す図である。なお、図8は、実施形態に係る重みの情報の一例を示しており、図8に示す以外の情報を含んでいてもよい。
図8に示すように、重み情報記憶部124に記憶される重みの情報は、「ユーザID」の項目と、「商品スコアの重み」の項目と、「ユーザスコア(商品→ユーザ)の重み」の項目とを有している。重みの情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「ユーザID」の項目には、ユーザUを識別するための識別情報が記憶される。「ユーザID」の項目に記憶される識別情報は、上述のユーザ情報が有する「ユーザID」の項目に記憶される識別情報と同一である。
「商品スコアの重み」の項目には、商品の検索結果を修正する際に、商品スコアに乗算する重みの情報が記憶される。「商品スコアの重み」の項目に記憶される重みの情報は、上述の式(1)に示す「n」の値に対応する。「ユーザスコアの重み」の項目には、商品の検索結果を修正する際に、商品からみたユーザスコア(ユーザリストに規定されるスコア)に乗算する重みの情報が記憶される。「ユーザスコアの重み」の項目に記憶される重みの情報は、上述の式(1)に示す「1-n」の値に対応する。
図8によれば、ユーザID:「U#1」で識別されるユーザUに対応する商品の検索結果を修正する際に、商品スコアに乗算する重みが「0.8」であり、商品からみたユーザスコアに乗算するスコアの重みが「0.2」であることが示されている。
(制御部130について)
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
図4に示す制御部130は、検索部131と、生成部132と、特定部133と、決定部134と、提供部135と、更新部136とを有し、これらの各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130は、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する処理単位で複数の分割された内部構成を有していてもよい。図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(検索部131)
検索部131は、ユーザUに対応する商品(「対象」の一例)を検索する。たとえば、検索部131は、ユーザUにより指定された検索クエリに対応する商品を掲載するコンテンツを、商品情報記憶部121に記憶されている商品情報の中から検索する。なお、検索部131による検索は、近傍検索により実行されてもよい。
また、検索部131は、検索処理により取得したコンテンツを用いて検索結果をする。たとえば、検索部131は、検索クエリの送信元であるユーザUのユーザ情報に基づいて、検索処理により取得された各コンテンツに掲載されている商品の絞り込みを行い、絞り込んだ各商品の順位付けを行うことにより、各商品のランキングを生成する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザ情報に基づいて、各コンテンツに掲載された商品を評価したスコア(「第1のスコア情報」の一例)を算出し、算出したスコアに基づいて商品の絞り込みを行う。たとえば、情報処理装置100は、スコアが所定値以上である商品を抽出する。そして、情報処理装置100は、絞り込んだ商品を、商品に対応するスコアに基づいて順位付けする。たとえば、情報処理装置100は、スコアが高い商品から順に高い順位を付与する。
(生成部132)
生成部132は、コンテンツに掲載される商品ごとに、コンテンツの提供先となり得る複数の候補ユーザの各々について、商品に対する関連度を評価したスコア(「第2のスコア情報」の一例)を算出する。そして、生成部132は、算出したスコアに基づいて、ユーザUを商品ごとに特定することにより、ユーザリストを生成する。
たとえば、生成部132は、商品ごとに、候補ユーザを個別に示すユーザリストを生成できる。具体的には、生成部132は、商品ごとに、スコアが高い方から順に所定数のユーザを特定し、特定したユーザの識別情報およびスコアをスコアに基づく順位と対応付けたユーザリストを生成する。たとえば、コンテンツに掲載される商品から見て順位が第1位であるユーザを示すユーザリストを生成する場合、生成部132は、商品ごとに、スコアが最も大きいユーザを特定し、特定したユーザの識別情報とスコアとを対応付けることによりユーザリストを生成する。なお、生成部132は、スコアが同じであるユーザについては同じ順位として取り扱うことができる。
また、生成部132は、商品ごとに、商品が掲載されたコンテンツの提供先となる候補ユーザの属性を示すユーザリストを生成してもよい。具体的には、生成部132は、商品ごとに、スコアが高い方から順に所定数のユーザを特定し、特定したユーザに紐付く属性情報およびスコアを、スコアに基づく順位と対応付けたユーザリストを生成する。たとえば、コンテンツに掲載される商品から見て順位が第1位であるユーザを示すユーザリストを生成する場合、生成部132は、商品ごとに、スコアが最も大きいユーザを特定し、特定したユーザに紐付く識別情報とスコアとを対応付けることによりユーザリストを生成する。なお、生成部132は、同じスコアのユーザが複数の存在する場合、ユーザに共通する属性情報を取得し、取得した属性情報をユーザリストに対応付けることができる。
(特定部133)
特定部133は、ユーザリスト記憶部123に記憶されているユーザリストの情報に基づいて、コンテンツの提供先となる候補ユーザを、コンテンツに掲載されている商品ごとに特定する。たとえば、特定部133は、広告の配信を希望する広告主により広告データの入力があると、広告に対応する商品に紐付くユーザリストを参照し、候補ユーザを特定できる。
(決定部134)
決定部134は、ユーザに関するユーザ情報に基づいて商品を評価した商品スコア(「第1のスコア情報」の一例)と、商品の情報の提供先となり得る複数のユーザの各々について商品に対する関連度を予め評価した商品ごとのユーザスコア(「第2のスコア情報」の一例)とに基づいて、商品を順位付けすることにより、ユーザに提供する商品を決定する。
まず、決定部134は、検索部131により生成された検索結果をユーザリストに基づいてリランキング(修正)する。具体的には、決定部134は、上述の式(1)により算出した商品スコアとユーザスコアとの合算結果に基づいて、ユーザに対応する検索結果に含まれる商品を改めて順位付けする(リランキングする)。すなわち、決定部134は、商品スコアに基づく検索結果を、商品ごとのユーザスコアを加味して修正する。
また、たとえば、決定部134は、商品スコアとユーザスコアの比較結果に基づいて、商品スコアおよびユーザスコアのうちのいずれか一方を選択し、選択したスコアに基づいて、ユーザに対応する検索結果に含まれる商品を改めて順位付け(リランキング)してもよい。
そして、決定部134は、修正後の検索結果に基づいて、ユーザUに提供する検索結果に含める提供商品を決定する。たとえば、決定部134は、修正後の検索結果のうち、スコアが高い方から順に所定数の商品を提供商品に決定する。
また、たとえば、決定部134は、新規ユーザから検索クエリを受け付けた場合、新規ユーザに類似する類似ユーザの情報に基づいて商品を評価した商品スコア、及びこの商品に関するユーザスコア情報を用いて、検索結果をリランキングしてもよい。また、情報処理装置100は、新規の商品が検索された場合、当該新規の商品に類似する他の商品に対応する商品スコア、および他の商品に関するユーザスコアを用いて、検索結果をリランキングしてもよい。このようにすることで、情報処理装置100は、コールドスタート問題に対応できる。
(提供部135)
提供部135は、クエリを入力したユーザUに対して、決定部134により決定された商品を掲載するコンテンツを提供する。また、提供部135は、特定部133により特定された候補ユーザに対して、対応する商品が掲載されたコンテンツを提供する。
(更新部136)
更新部136は、ユーザリストの利用態様を更新する。たとえば、更新部136は、ユーザUに対応する商品を評価した商品スコアと、商品に関する情報を掲載するコンテンツの提供先となり得る複数のユーザの各々について商品に対する関連度を予め評価した商品ごとのユーザスコアとに基づく順序で提供されたコンテンツのうち、ユーザUが所定の行動を行ったコンテンツを特定する。そして、更新部136は、特定したコンテンツに掲載される商品に紐付くユーザリストであって、ユーザスコアにより、コンテンツの提供先となり得る複数のユーザの中から特定されたユーザを個別に示すユーザリストと、所定の行動を行ったユーザとの比較結果に基づいて、コンテンツが提供される順序を決定付ける商品スコアとユーザスコアとの合成割合を更新する。
具体的には、更新部136は、たとえば、所定のコンバージョンを行ったユーザUが、所定のコンバージョンが行われたコンテンツに掲載される商品に紐付くユーザリストに含まれている場合、このユーザUに対応するユーザスコアの重み(ユーザリストを利用する重み)を増加させる。これにより、情報処理装置100は、コンテンツを提供する際、ユーザスコア(商品からみたユーザの関連性の度合い)をより反映した商品の情報を提供できる。また、更新部136は、所定のコンバージョンを行ったユーザUが、所定のコンバージョンが行われたコンテンツに掲載される商品に紐付くユーザリストに含まれていない場合、ユーザUに対応するユーザスコアの重み(ユーザリストを利用する重み)を減少させる。これにより、情報処理装置100は、コンテンツを提供する際、ユーザ情報に基づく商品スコアをより反映した商品の情報を提供できる。
また、更新部136は、たとえば、所定のコンバージョンを行ったコンテンツに掲載される商品に紐付くユーザリストを更新する際、所定のコンバージョンを行ったユーザUに対応するスコアおよび当該ユーザUに類似する類似ユーザに対応するスコアを上昇させてもよい。たとえば、更新部136は、所定のコンバージョンを行ったユーザU(以下、「該当ユーザ」と称する。)が、所定のコンバージョンが行われた商品に紐付くユーザリストに含まれる場合、ユーザリストにおいて該当ユーザに対応付けられているスコアを所定の割合で上昇させてもよい。また、たとえば、更新部136は、該当ユーザが、所定のコンバージョンが行われた商品に紐付くユーザリストに含まれるユーザと類似する場合、ユーザリストにおいて該当ユーザに類似するユーザに対応付けられているスコアを所定の割合で上昇させてもよい。このとき、更新部136は、該当ユーザがユーザリストに含まれる場合よりもスコアの上昇割合を低く抑えてもよい。このように、情報処理装置100は、所定のコンバージョンの結果を反映させるようにユーザリストをアップデートできる。
[3.処理手順]
(3-1.コンテンツ提供処理)
以下、実施形態に係る情報処理装置100が実行する情報処理の手順について説明する。まず、図9を用いて、実施形態に係るコンテンツ提供処理の手順の一例を説明する。図9は、実施形態に係るコンテンツ提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。図9に示す処理手順は、情報処理装置100の制御部130により実行される。図9に示す処理手順は、情報処理装置100の稼働中、繰り返し実行される。
図9に示すように、検索部131は、ユーザUに対応する商品を検索する(ステップS101)。たとえば、検索部131は、ユーザUにより指定された検索クエリに対応する商品を掲載するコンテンツを、商品情報記憶部121に記憶されている商品情報の中から検索する。
続いて、検索部131は、検索処理により取得したコンテンツを用いて検索結果を生成する(ステップS102)。たとえば、検索部131は、検索クエリの送信元であるユーザUのユーザ情報に基づいて、検索処理により取得された各コンテンツに掲載されている商品の絞り込みを行い、絞り込んだ各商品の順位付けを行うことにより、各商品のランキングを生成する。
また、決定部134は、検索部131により生成された検索結果をユーザリストに基づいて修正(リランキング)する(ステップS103)。すなわち、決定部134は、商品スコアに基づく検索結果を、商品ごとのユーザスコアを加味して修正する。
続いて、決定部134は、修正後の検索結果に基づいて、ユーザUに提供する検索結果に含める提供商品を決定する(ステップS104)。
また、提供部135は、提供商品を掲載するコンテンツをユーザUに提供して(ステップS105)、図9に示す処理手順を終了する。
(3-2.ユーザリストの重み更新処理)
次に、図10を用いて、実施形態に係るユーザリストの重み更新処理の手順の一例を説明する。図10は、実施形態に係るユーザリストの重み更新処理の手順の一例を示すフローチャートである。図10に示す処理手順は、情報処理装置100の制御部130により実行される。図10に示す処理手順は、情報処理装置100の稼働中、繰り返し実行される。
図10に示すように、更新部136は、検索結果としてユーザUに提供したコンテンツに掲載された商品のうち、ユーザUにより所定のコンバージョンが行われた商品を特定する(ステップS201)。
次に、更新部136は、所定のコンバージョンを行ったユーザUと、ステップS201で特定した商品に紐付くユーザリストに含まれるユーザUと突合する(ステップS202)。
次に、更新部136は、所定のコンバージョンを行ったユーザUがステップS201で特定した商品に紐付くユーザリストに含まれるか否かを判定する(ステップS203)。
更新部136は、所定のコンバージョンを行ったユーザUがステップS201で特定した商品に紐付くユーザリストに含まれると判定した場合(ステップS203;Yes)、該当ユーザについてユーザリストを利用する重みを増加して(ステップS204)、図10に示す処理手順を終了する。
一方、更新部136は、所定のコンバージョンを行ったユーザUがステップS201で特定した商品に紐付くユーザリストに含まれないと判定した場合(ステップS203;No)、該当ユーザについてユーザリストを利用する重みを減少して(ステップS205)、図10に示す処理手順を終了する。
[4.変形例]
上記実施形態にかかる情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
(4-1.ユーザリストについて)
情報処理装置100が生成するユーザリストは、上述の図7に示すように、商品に対応付けて、関連ユーザランキングの情報を記憶する構成に限られない。たとえば、情報処理装置100は、ユーザUに対応付けて、関連商品ランキングの情報を記憶する構成を有するユーザリストを生成してもよい。図11は、変形例に係るユーザリストの一例を示す図である。図11に示すように、変形例に係るユーザリストは、「ユーザID」の項目と、「関連商品ランキング」の項目とを有しており、これらの項目が相互に対応付けられている。変形例に係るユーザリストによれば、検索処理と同様にユーザIDをキーとして処理を実行できるので、大規模な実装に対応できる。
(4-2.ユーザ間のマッチングへの応用について)
上記の実施形態において、情報処理装置100が実行する処理は、ユーザ間のマッチングにも応用できる。たとえば、SNSなどにおいて、ある商品を紹介するインフルエンサーが存在する場合、インフルエンサーのフォロワーとなり得るユーザの情報をインフルエンサーに提供できる。また、インフルエンサーが紹介する商品との関連度が高いユーザに対して、インフルエンサーの情報を提供することもできる。
(4-3.その他の応用について)
上記の実施形態において、情報処理装置100は、ユーザごとに、ユーザからみて関連性の度合いが大きい他のユーザを示すユーザリストを予め紐付けしておき、処理対象となるユーザを拡張する際、このユーザリストを利用してもよい。また、情報処理装置100は、コンテンツごとに、コンテンツからみて関連性の度合いが大きい他のコンテンツを示すコンテンツリストを予め紐付けしておき、このコンテンツリストを「i2i」のレコメンドに利用してもよい。
[5.ハードウェア構成]
また、上述してきた本実施形態に係る情報処理装置100は、たとえば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、本実施形態に係るサービス提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラムなどに基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAMなど、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、たとえば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナなどといった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、たとえば、USBなどにより実現される。
なお、入力装置1020は、たとえば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどから情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリなどの外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。たとえば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
たとえば、コンピュータ1000が本実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部130と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)との協働により、本実施形態に係る情報処理装置100による処理を実現する。
[6.その他]
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[7.効果]
実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザに対応する対象を評価した第1のスコア情報と、対象に関する情報を掲載するコンテンツの提供先となり得る複数のユーザの各々について対象に対する関連度を予め評価した対象ごとの第2のスコア情報とに基づく順序で提供されたコンテンツのうち、ユーザが所定の行動を行ったコンテンツを特定し、特定したコンテンツに対応する対象に紐付くリストであって、第2のスコア情報により、提供先となり得る複数のユーザの中から特定されたユーザを個別に示すユーザリストと、所定の行動を行った該当ユーザとの比較結果に基づいて、順序を決定する態様を更新する更新部136を備える。
このようなことから、実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザによる所定の行動に基づいて、対象に関する情報を掲載するコンテンツを提供する順序を柔軟に変更でき、情報配信において様々な情報が提供される可能性を高めることができる。
また、たとえば、情報処理装置100において、更新部136は、所定の行動を行った該当ユーザが、所定の行動が行われたコンテンツに掲載される対象に紐付くユーザリストに含まれている場合、該当ユーザについてユーザリストを利用する重みを増加させる。これにより、情報処理装置100は、商品からみたユーザの関連性の度合いを示す第2のスコア情報(ユーザスコア)をより反映した商品の情報を提供できる。
また、たとえば、情報処理装置100において、更新部136は、所定の行動を行った該当ユーザが、所定の行動が行われたコンテンツに掲載される対象に紐付くユーザリストに含まれていない場合、該当ユーザについてユーザリストを利用する重みを減少させる。これにより、ユーザ情報に基づく商品スコアをより反映した商品の情報を提供できる。
また、情報処理装置100において、更新部136は、所定の行動が行われたコンテンツに掲載される対象に紐付くユーザリストを更新する際、所定の行動を行ったユーザに対応するスコアおよび当該ユーザに類似する類似ユーザに対応するスコアを上昇させる。これにより、情報処理装置100は、所定のコンバージョンの成果を反映させるようにユーザリストをアップデートできる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
10 端末装置
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 商品情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 ユーザリスト記憶部
124 重み情報記憶部
130 制御部
131 検索部
132 生成部
133 特定部
134 決定部
135 提供部
136 更新部

Claims (6)

  1. ユーザに対応する対象を評価した第1のスコア情報と、前記対象に関する情報を掲載するコンテンツの提供先となり得る複数の前記ユーザの各々について前記対象に対する関連度を予め評価した前記対象ごとの第2のスコア情報とに基づく順序で提供された前記コンテンツのうち、前記ユーザが所定の行動を行った前記コンテンツを特定し、
    特定した前記コンテンツに対応する前記対象に紐付くリストであって、前記第2のスコア情報により、前記提供先となり得る複数のユーザの中から特定されたユーザを個別に示すユーザリストと、前記所定の行動を行った該当ユーザとの比較結果に基づいて、前記コンテンツが提供される順序を決定付ける前記第1のスコア情報と前記第2のスコア情報との合成割合を更新する更新部
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記更新部は、
    前記該当ユーザが、前記所定の行動が行われた前記コンテンツに掲載される前記対象に紐付く前記ユーザリストに含まれている場合、前記該当ユーザについて前記第2のスコア情報に対応する重みを増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記更新部は、
    前記該当ユーザが、前記所定の行動が行われた前記コンテンツに掲載される前記対象に紐付く前記ユーザリストに含まれていない場合、前記該当ユーザについて前記第2のスコア情報に対応する重みを減少させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記更新部は、
    前記所定の行動が行われた前記コンテンツに掲載される前記対象に紐付く前記ユーザリストを更新する際、前記所定の行動を行った前記ユーザに対応するスコアおよび当該ユーザに類似する類似ユーザに対応するスコアを上昇させる
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    ユーザに対応する対象を評価した第1のスコア情報と、前記対象に関する情報を掲載するコンテンツの提供先となり得る複数の前記ユーザの各々について前記対象に対する関連度を予め評価した前記対象ごとの第2のスコア情報とに基づく順序で提供された前記コンテンツのうち、前記ユーザが所定の行動を行った前記コンテンツを特定し、
    特定した前記コンテンツに対応する前記対象に紐付くリストであって、前記第2のスコア情報により、前記提供先となり得る複数のユーザの中から特定されたユーザを個別に示すユーザリストと、前記所定の行動を行った該当ユーザとの比較結果に基づいて、前記コンテンツが提供される順序を決定付ける前記第1のスコア情報と前記第2のスコア情報との合成割合を更新する更新工程
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    ユーザに対応する対象を評価した第1のスコア情報と、前記対象に関する情報を掲載するコンテンツの提供先となり得る複数の前記ユーザの各々について前記対象に対する関連度を予め評価した前記対象ごとの第2のスコア情報とに基づく順序で提供された前記コンテンツのうち、前記ユーザが所定の行動を行った前記コンテンツを特定し、
    特定した前記コンテンツに対応する前記対象に紐付くリストであって、前記第2のスコア情報により、前記提供先となり得る複数のユーザの中から特定されたユーザを個別に示すユーザリストと、前記所定の行動を行った該当ユーザとの比較結果に基づいて、前記コンテンツが提供される順序を決定付ける前記第1のスコア情報と前記第2のスコア情報との合成割合を更新する更新手順
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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