JP2023090867A - 端末、通信方法及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいて、ユーザ装置が測定を効率よく実行する。【解決手段】端末は、基地局から送信される信号のNR(New Radio)セルにおける測定を第1の周期又は前記第1の周期よりも長い第2の周期で実行する受信部と、前記測定により得られた受信品質を示す値が測定周期の切り替えに係る第1の閾値と第2の閾値とに基づいて規定される消費電力の低減される測定基準を示す条件を満たさない場合、前記第1の周期を前記測定に適用し、前記測定により得られた前記受信品質を示す値が前記消費電力の低減される測定基準を示す前記条件を満たす場合、前記第2の周期を前記測定に適用する制御部と、前記測定の結果に基づく報告を前記基地局に送信する送信部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、端末、通信方法及び無線通信システムに関する。
LTE(Long Term Evolution)の後継システムであるNR(New Radio)(「5G」ともいう。)においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている(例えば非特許文献1)。
NRでは、ユーザ装置の測定(Measurement)に係る要求として、測定対象となるイベントが発生してから測定報告(Measurement report)を送信するまでに許容される遅延が規定されている(例えば非特許文献2)。
3GPP TS 38.300 V15.2.0(2018-06) 3GPP TS 38.133 V15.2.0(2018-06)
NRの無線通信システムでは、ユーザ装置は測定報告を許容される遅延内で送信するため、通信環境によらず一律の周期で測定を実行して測定結果を取得する必要があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいて、ユーザ装置が測定を効率よく実行することを目的とする。
本実施形態における端末は、基地局から送信される信号のNR(New Radio)セルにおける測定を第1の周期又は前記第1の周期よりも長い第2の周期で実行する受信部と、前記測定により得られた受信品質を示す値が測定周期の切り替えに係る第1の閾値と第2の閾値とに基づいて規定される消費電力の低減される測定基準を示す条件を満たさない場合、前記第1の周期を前記測定に適用し、前記測定により得られた前記受信品質を示す値が前記消費電力の低減される測定基準を示す前記条件を満たす場合、前記第2の周期を前記測定に適用する制御部と、前記測定の結果に基づく報告を前記基地局に送信する送信部と、を備える
開示の技術によれば、無線通信システムにおいて、ユーザ装置が測定を効率よく実行することができる。
本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 本発明の実施の形態における測定の例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における測定の例(1)を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態における測定の例(1)を説明するための図である。 本発明の実施の形態における測定の例(2)を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態における基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10又はユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のLTEであるが、既存のLTEに限られない。また、本明細書で使用する用語「LTE」は、特に断らない限り、LTE-Advanced、及び、LTE-Advanced以降の方式(例:NR)を含む広い意味を有するものとする。
また、以下で説明する本発明の実施の形態では、既存のLTEで使用されているSS(Synchronization signal)、PSS(Primary SS)、SSS(Secondary SS)、PBCH(Physical broadcast channel)、PRACH(Physical random access channel)、等の用語を使用する。これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。また、NRにおける上述の用語は、NR-SS、NR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、NR-PRACH等に対応する。ただし、NRに使用される信号であっても、必ずしも「NR-」と明記しない。
また、本発明の実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよいし、又はそれ以外(例えば、Flexible Duplex等)の方式でもよい。
また、以下の説明において、送信ビームを用いて信号を送信する方法は、プリコーディングベクトルが乗算された(プリコーディングベクトルでプリコードされた)信号を送信するデジタルビームフォーミングであってもよいし、RF(Radio Frequency)回路内の可変移相器を用いてビームフォーミングを実現するアナログビームフォーミングであってもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信する方法は、所定の重みベクトルを受信した信号に乗算するデジタルビームフォーミングであってもよいし、RF回路内の可変位相器を用いてビームフォーミングを実現するアナログビームフォーミングであってもよい。デジタルビームフォーミングとアナログビームフォーミングを組み合わせたハイブリッドビームフォーミングが適用されてもよい。また、送信ビームを用いて信号を送信することは、特定のアンテナポートで信号を送信することであってもよい。同様に、受信ビームを用いて信号を受信することは、特定のアンテナポートで信号を受信することであってもよい。アンテナポートとは、3GPP(登録商標)の規格で定義されている論理アンテナポート又は物理アンテナポートを指す。
なお、送信ビーム及び受信ビームの形成方法は、上記の方法に限られない。例えば、複数アンテナを備える基地局装置10又はユーザ装置20において、それぞれのアンテナの角度を変える方法を用いてもよいし、プリコーディングベクトルを用いる方法とアンテナの角度を変える方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、異なるアンテナパネルを切り替えて利用してもよいし、複数のアンテナパネルを合わせて使う方法を組み合わせる方法を用いてもよいし、その他の方法を用いてもよい。また、例えば、高周波数帯において、複数の互いに異なる送信ビームが使用されてもよい。複数の送信ビームが使用されることを、マルチビーム運用といい、ひとつの送信ビームが使用されることを、シングルビーム運用という。
また、本発明の実施の形態において、無線パラメータ等が「設定される(Configure)」とは、所定の値が予め設定(Pre-configure)されることであってもよいし、基地局装置10又はユーザ装置20から通知される無線パラメータが設定されることであってもよい。
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置10及びユーザ装置20を含む。図1には、基地局装置10及びユーザ装置20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局装置10は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDMシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。基地局装置10は、同期信号及びシステム情報をユーザ装置20に送信する。同期信号は、例えば、NR-PSS及びNR-SSSである。システム情報は、例えば、NR-PBCHにて送信され、報知情報ともいう。図1に示されるように、基地局装置10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータをユーザ装置20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータをユーザ装置20から受信する。基地局装置10及びユーザ装置20はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。
ユーザ装置20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図1に示されるように、ユーザ装置20は、DLで制御信号又はデータを基地局装置10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局装置10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。
ユーザ装置20は、通信状況を把握するため測定を行う。ユーザ装置20は、基地局装置10から測定の設定(Measurement configuration)としてイベントを指定される。ユーザ装置20は、イベントによって設定された測定結果に係る条件が満たされた場合、基地局装置10に測定の報告(Measurement report)を送信する。
例えば、イベントは、「測定品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)がXdBを下回った場合」、「セルAの測定品質がセルBの測定品質をYdB上回った場合」、「周波数バンドAの測定品質が周波数バンドBの測定品質をZdB上回った場合」等のように、測定の報告を送信する条件を示す。イベントは、当該条件が満たされることによって、測定の報告をトリガすることができる。また、2つのセル間で頻繁にハンドオーバが発生するようなピンポン現象を防ぐため、パラメータとしてヒステリシスが存在する。
NRの仕様では、ユーザ装置20の測定に関する要求条件として、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間が規定されている。すなわち、ユーザ装置20は、少なくとも許容される遅延時間の周期で、適切な測定結果が取得できるような測定を実行する必要がある。適切な測定結果を取得するためには、複数のサンプルが必要となる場合もある。したがって、測定が実行される周期は、許容される遅延時間の周期よりも短くなり得る。測定が実行される周期は、ユーザ装置20における消費電力に影響する。
ユーザ装置20は、イベントの設定内容、測定結果又は端末能力等によらず、仕様で規定された要求条件を満たすように測定を実行する必要がある。しかしながら、例えば、ユーザ装置20における測定結果が、イベントに設定された条件とは程遠い結果であり、短時間ではイベントに設定された条件が満たされるように環境が変化する可能性が低い場合であっても、上記の規定された要求条件にしたがって測定を実施する必要がある。
そこで、イベントに設定された条件が満たされるように環境が変化する可能性が低い場合に、効率よく測定を実行し、ユーザ装置20の消費電力を低減させることが考えられる。
図2は、本発明の実施の形態における測定の例を説明するためのシーケンス図である。図2に示されるように、本発明の実施の形態において測定の報告がユーザ装置20から基地局装置10に通知される。
ステップS1において、基地局装置10は、測定の設定に係る情報をユーザ装置20に送信する。測定の設定に係る情報は、イベントを含む。続いて、ステップS2において、ユーザ装置20は、受信した測定の設定に係る情報に基づいて、測定を実行する。続いて、ステップS3において、ユーザ装置20は、イベントによって設定された測定結果に係る条件が満たされた場合、基地局装置10に測定の報告を送信する。
ここで、ユーザ装置20において、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間が、測定結果に応じて変更することが規定されてもよい。または、測定が実行される周期が、測定結果に応じて変更することが規定されてもよい。
図3は、本発明の実施の形態における測定の例(1)を説明するためのフローチャートである。図4は、本発明の実施の形態における測定の例(1)を説明するための図である。図3及び図4を用いて、図2におけるステップS2及びS3のユーザ装置20の動作を詳細に説明する。
ステップS11において、ユーザ装置20は、受信品質等の測定結果が、(X-Y)dBより大であるか判定する。図4に示されるように、Xは、イベントに設定された条件を判定する閾値であり、測定結果がXdBを超えた場合、ユーザ装置20はMeasurement reportを基地局装置10に送信する。また、Yは、測定周期Tと測定周期Tとの切り替えを判定するXからの相対値を示す。測定結果が(X-Y)dBより大きい場合(S11のYES)、ステップS12に進み、測定結果が(X-Y)dBより小さい場合(S11のNO)、ステップS13に進む。
ステップS12において、ユーザ装置20は、測定周期Tで測定を実行しステップS14に進む。一方、ステップS13において、ユーザ装置20は測定周期Tで測定を実行しステップS14に進む。図4に示されるように、測定周期Tは、測定周期Tよりも長い。すなわち、測定結果が(X-Y)dBに満たない場合、ユーザ装置20は粗い周期Tで測定を実行し、測定結果が(X-Y)dBを超える場合、ユーザ装置20は細かい周期Tで測定を実行する。なお、測定に係る仕様上の規定において、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間が異なるように規定されてもよいし、直接的に測定周期が異なるように規定されてもよい。図4に示されるように、ユーザ装置20は複数回のサンプルから測定結果を算出する場合もあるため、上記許容される遅延時間と測定周期とは異なっていてもよい。
ステップS14において、ユーザ装置20は、測定結果がXdBより大であるか判定する。測定結果がXdBより大きい場合(S14のYES)、ステップS15に進み、測定結果がXdBより小さい場合(S14のNO)、ステップS11に進む。ステップS15において、ユーザ装置20は、Measurement reportを基地局装置10に送信する。
なお、測定周期Tと測定周期Tを切り替える判定は、測定結果の絶対値に基づいて行われてもよい。すなわち、測定結果がZdBより大きい場合、測定周期Tで測定を実行し、測定結果がZdBより小さい場合、測定周期Tで測定を実行してもよい。
なお、例えば、測定結果がXdB未満である場合にユーザ装置20はMeasurement reportを基地局装置10に送信するイベントである場合、測定結果が(X+Y)dBを超える場合、ユーザ装置20は粗い周期Tで測定を実行し、測定結果が(X+Y)dB未満である場合、ユーザ装置20は細かい周期Tで測定を実行してもよい。また、例えば、測定結果がXdB未満である場合にユーザ装置20はMeasurement reportを基地局装置10に送信するイベントである場合、測定結果がZdBより大きい場合、ユーザ装置20は粗い周期Tで測定を実行し、測定結果がZdB未満である場合、ユーザ装置20は細かい周期Tで測定を実行してもよい。
なお、上記のY又はZは複数の値が規定されてもよい。すなわち、測定周期の切り替えが、複数の測定結果に対応する値において実行されてもよい。例えば、測定周期は、測定結果<X-YであるときTであって、X-Y<測定結果<X-YであるときTであって、X-Y<測定結果であるときTであってもよい。このとき、Y>Y、T>T>Tである。
イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期は、例えば、10ms等の時間で規定されてもよいし、サンプルとする信号の周期に応じた値、例えば、SSブロック周期の整数倍等で規定されてもよい。なお、測定結果は、RSRP(Reference Signals Received Power)のような信号強度でもよいし、RSRQ又はSINR(Signal-to-Interference plus Noise power Ratio)のような信号品質であってもよい。
図5は、本発明の実施の形態における測定の例(2)を説明するためのフローチャートである。図5を用いて、イベントに応じた測定の設定に係るユーザ装置20の動作について説明する。
ステップS21において、ユーザ装置20は、イベントA又はイベントBの測定を開始する。開始される測定について、イベントA又はイベントBのいずれかは一例であり、さらに多数のイベントのいずれかの測定が開始される動作であってもよい。
ステップS22において、ユーザ装置20は、測定対象はイベントAであるか判定する。測定対象はイベントAである場合(S22のYES)、ステップS23に進み、測定対象はイベントBである場合(S22のNO)、ステップS24に進む。
ステップS23において、ユーザ装置20は、イベントAに対応する測定周期Tで測定を実行しステップS25に進む。一方、ステップS24において、ユーザ装置20は、イベントBに対応する測定周期Tで測定を実行しステップS25に進む。なお、さらに多数のイベントのいずれかの測定が開始される動作である場合、測定対象であるイベントNに対応する測定周期Tで測定が実行される。ステップS25において、イベントが発生すると、ユーザ装置20は、Measurement reportを基地局装置10に送信する(S26)。
ここで、例えば、イベントAはサービングセルのイベントであり、イベントBは隣接セルのイベントである場合、イベントAの測定周期Tは、イベントBの測定周期Tよりも短くてもよい。すなわち、セルの種別に基づいて測定周期が設定され、サービングセルのほうが隣接セルよりも細かい周期で測定されてもよい。また、例えば、イベントAは現在使用しているバンドのイベントであり、イベントBは他のバンドのイベントである場合、イベントAの測定周期Tは、イベントBの測定周期Tよりも短くてもよい。すなわち、バンドの種別に基づいて測定周期が設定され、現在使用しているバンドのほうが他のバンドよりも細かい周期で測定されてもよい。
また、例えば、イベントAはハンドオーバに係るイベントであり、イベントBはセカンダリセル(SCell:Secondary cell)に係るイベント(例えば、SCell additon又はSCell change等)である場合、イベントAの測定周期Tは、イベントBの測定周期Tよりも短くてもよい。すなわち、イベントの対象となる動作に基づいて測定周期が設定され、ハンドオーバ時のほうがセカンダリセルに係る動作時よりも細かい周期で測定されてもよい。
図3と同様に図5のフローチャートによる動作においても、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期は、例えば、10ms等の時間で規定されてもよいし、サンプルとする信号の周期に応じた値、例えば、SSブロック周期の整数倍等で規定されてもよい。なお、測定結果は、RSRPのような信号強度でもよいし、RSRQ又はSINRのような信号品質であってもよい。
なお、以下の情報1)-3)のうち、いずれか又は複数の組み合わせが基地局装置10からユーザ装置20に通知されてもよい。
1)測定の周期に関する情報が通知されてもよい。すなわち、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期が通知されてもよい。測定の周期に関する情報は、例えば、10ms等の時間で規定されてもよいし、サンプルとする信号の周期に応じた値、例えば、SSブロック周期の整数倍等で規定されてもよい。当該通知された測定の周期に関する情報は、図3及び図4で説明した測定結果に応じて測定の周期が設定される動作に使用されてもよい。
2)測定の周期を切り替える判定条件となる情報が通知されてもよい。例えば、測定結果がXdBを超えた場合に測定周期の粒度を粗くするか又は細かくする切り替えを行う動作であるとき、Xの値が通知されてもよい。測定周期の粒度を切り替えるとは、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期が切り替えられることである。測定結果は、RSRPのような信号強度でもよいし、RSRQ又はSINRのような信号品質でもよい。また、イベントの条件に対する相対的な値として、イベントの条件よりYdB低い値を超えた場合に測定周期の粒度を粗くするか又は細かくする切り替えを行う動作であるとき、Yの値が通知されてもよい。上記のXの値又はYの値は、それぞれ複数の値が通知されてもよく、周期の粒度は、Xの値又はYの値で定まる区間ごとに段階的に切り替えられてもよい。当該通知された測定の周期を切り替える判定条件となる情報は、図3及び図4で説明した測定結果に応じて測定の周期が設定される動作に使用されてもよい。
3)測定の周期をいずれのイベントに対して切り替えるかを示す情報が通知されてもよい。当該情報は、図5で説明したイベントに応じて測定の周期が設定される動作に使用されてもよい。
なお、上記のXの値又はYの値に関して、Xの値又はYの値が直接通知されずに、「増加」又は「減少」のみが通知されてもよい。「増加」又は「減少」するステップ幅が予め規定されるか通知されて、「増加」が通知された場合ステップ幅だけXの値又はYの値が増加され、「減少」が通知された場合ステップ幅だけXの値又はYの値が減少されてもよい。
上記の基地局装置10からユーザ装置20に通知される情報は、図2のステップS1における測定の設定に含まれてもよいし、別途事前にRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して通知されてもよい。
なお、ユーザ装置20は、自装置の測定能力又はユーザ装置20の種別を示すUE(User Equipment) Capability又はUEカテゴリ等を基地局装置10に通知してもよい。例えば、UE Capability又はUEカテゴリは、測定周期ごとのユーザ装置20における消費電力量を示す情報であってもよい。また例えば、UE Capability又はUEカテゴリは、上述の実施例のように測定周期の変更を実行することを規定するものでもよく、ユーザ装置20は、UE Capability又はUEカテゴリを基地局装置10に通知することで、測定周期の変更を実行することを通知してもよい。また例えば、上述の実施例のようにイベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期について、UE Capability又はUEカテゴリに応じて異なる値が規定されてもよい。
上述の実施例により、ユーザ装置20は、測定結果又はイベント種別に基づいて、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期を決定して、消費電力を低減することができる。
すなわち、無線通信システムにおいて、ユーザ装置が測定を効率よく実行することができる。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置10及びユーザ装置20の機能構成例を説明する。基地局装置10及びユーザ装置20は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局装置10及びユーザ装置20はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局装置10>
図6は、基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。図6に示されるように、基地局装置10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図6に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号等を送信する機能を有する。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置20に送信する各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。設定情報の内容は、例えば、ユーザ装置20の測定に係る情報等である。
制御部140は、実施例において説明したように、ユーザ装置20の測定の設定を生成する処理を行う。また、制御部140は、ユーザ装置20から取得した測定の報告に基づいて、通信制御を行う。制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。
<ユーザ装置20>
図7は、ユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。図7に示されるように、ユーザ装置20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図7に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、基地局装置10から送信されるNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL/SL制御信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部210は、D2D通信として、他のユーザ装置20に、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)、PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)、PSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel)、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)等を送信し、受信部120は、他のユーザ装置20から、PSCCH、PSSCH、PSDCH又はPSBCH等を受信する。
設定部230は、受信部220により基地局装置10又はユーザ装置20から受信した各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、ユーザ装置20の測定に係る情報等である。
制御部240は、実施例において説明したように、基地局装置10から取得した測定の設定に基づいて、測定を実行する。また、制御部240は、測定結果を基地局装置10に報告する。制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上述の本発明の実施の形態の説明に用いた機能構成図(図6及び図7)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に複数要素が結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
また、例えば、本発明の一実施の形態における基地局装置10及びユーザ装置20はいずれも、本発明の実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、本発明の実施の形態に係る基地局装置10又はユーザ装置20である無線通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置10及びユーザ装置20はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007等を含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局装置10及びユーザ装置20のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置10及びユーザ装置20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、補助記憶装置1003及び/又は通信装置1004から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図6に示した基地局装置10の送信部110、受信部120、設定部130、制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図7に示したユーザ装置20の送信部210と、受信部220と、設定部230、制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つで構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本発明の一実施の形態に係る処理を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つで構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び/又は補助記憶装置1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等ともいう。例えば、基地局装置10の送信部110及び受信部120は、通信装置1004で実現されてもよい。また、ユーザ装置20の送信部210及び受信部220は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局装置10及びユーザ装置20はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、測定の報告を送信する条件を設定するイベントを含む測定の設定を基地局装置から受信する受信部と、前記測定の設定に基づいて、測定を実行する制御部と、前記測定の報告を送信する条件が満たされた場合に、前記実行された測定の結果に基づいて、測定の報告を前記基地局装置に送信する送信部とを有し、前記制御部は、前記実行された測定の結果に基づいて、測定を実行する周期を決定するユーザ装置が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置20は、測定結果に基づいて、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期を決定して、消費電力を低減することができる。すなわち、無線通信システムにおいて、ユーザ装置が測定を効率よく実行することができる。
前記実行された測定の結果が前記イベントで設定される条件を判定する閾値に近い所定の範囲である場合、前記実行された測定の結果が前記所定の範囲以外である場合よりも、測定を実行する周期を短くしてもよい。当該構成により、ユーザ装置20は、測定結果に基づいて、イベントで設定される条件が満たされる可能性が高い場合に測定周期を短くすることで、消費電力を低減することができる。
前記閾値に近い所定の範囲は、前記イベントで設定される条件が、測定の結果が閾値を超える条件である場合、前記イベントで設定される条件を判定する閾値と、前記イベントで設定される条件を判定する閾値から第1の値を減じた値との区間であるか、又は、前記イベントで設定される条件が、測定の結果が閾値を超える条件である場合、前記イベントで設定される条件を判定する閾値と、前記イベントで設定される条件を判定する閾値よりも小さい第2の値との区間であるか、又は、前記イベントで設定される条件が、測定の結果が閾値未満となる条件である場合、前記イベントで設定される条件を判定する閾値と、前記イベントで設定される条件を判定する閾値から第3の値を加えた値との区間であるか、又は、前記イベントで設定される条件が、測定の結果が閾値未満となる条件である場合、前記イベントで設定される条件を判定する閾値と、前記イベントで設定される条件を判定する閾値よりも大きい第4の値との区間であってもよい。当該構成により、ユーザ装置20は、イベントで設定される条件が満たされる可能性が高い場合を詳細に指定することができる。
前記イベントの種別に基づいて、測定を実行する周期を決定してもよい。当該構成により、ユーザ装置20は、イベントの種別に基づいて、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期を決定して、消費電力を低減することができる。
前記イベントの種別がサービングセルに係るイベントである場合、前記イベントの種別が隣接セルに係るイベントである場合よりも測定を実行する周期を短くし、前記イベントの種別がハンドオーバに係るイベントである場合、前記イベントの種別がセカンダリセルに係るイベントである場合よりも測定を実行する周期を短くしてもよい。当該構成により、ユーザ装置20は、重要性の高いイベントである場合、測定周期を短くすることで、適切な測定の報告をすることができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ユーザ装置に測定の報告を送信する条件を設定するイベントを含む測定の設定を送信する送信部と、前記測定の設定に基づいて実行された測定の結果に基づいた測定の報告を前記ユーザ装置から受信する受信部とを有し、前記測定の設定は、測定の周期に関する情報又は測定の周期を切り替える判定条件となる情報を含む基地局装置が提供される。
上記の構成により、ユーザ装置20は、測定結果に基づいて、イベントが実際に発生してから測定の報告を送信するまでの許容される遅延時間又は測定周期を決定して、消費電力を低減することができる。すなわち、無線通信システムにおいて、ユーザ装置が測定を効率よく実行することができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置10及びユーザ装置20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置20との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置10及び/又は基地局装置10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。
ユーザ装置20は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局装置10は、当業者によって、NB(NodeB)、eNB(evolved NodeB)、gNB、ベースステーション(Base Station)、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事等を含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事等を含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)等した事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含み得る。
なお、本発明の実施の形態において、RSRP、RSRQ又はSINRは、測定の結果の一例である。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (3)

  1. 基地局から送信される信号のNR(New Radio)セルにおける測定を第1の周期又は前記第1の周期よりも長い第2の周期で実行する受信部と、
    前記測定により得られた受信品質を示す値が測定周期の切り替えに係る第1の閾値と第2の閾値とに基づいて規定される消費電力の低減される測定基準を示す条件を満たさない場合、前記第1の周期を前記測定に適用し、前記測定により得られた前記受信品質を示す値が前記消費電力の低減される測定基準を示す前記条件を満たす場合、前記第2の周期を前記測定に適用する制御部と、
    前記測定の結果に基づく報告を前記基地局に送信する送信部と、を備える端末。
  2. 端末により実行される通信方法であって、
    基地局から送信される信号のNR(New Radio)セルにおける測定を第1の周期又は前記第1の周期よりも長い第2の周期で実行する受信するステップと、
    前記測定により得られた受信品質を示す値が測定周期の切り替えに係る第1の閾値と第2の閾値とに基づいて規定される消費電力の低減される測定基準を示す条件を満たさない場合、前記第1の周期を前記測定に適用し、前記測定により得られた前記受信品質を示す値が前記消費電力の低減される測定基準を示す前記条件を満たす場合、前記第2の周期を前記測定に適用するステップと、
    前記測定の結果に基づく報告を前記基地局に送信するステップと、を備える通信方法。
  3. 端末及び基地局を備える無線通信システムであって、
    前記端末は、
    前記基地局から送信される信号のNR(New Radio)セルにおける測定を第1の周期又は前記第1の周期よりも長い第2の周期で実行する受信し、
    前記測定により得られた受信品質を示す値が測定周期の切り替えに係る第1の閾値と第2の閾値とに基づいて規定される消費電力の低減される測定基準を示す条件を満たさない場合、前記第1の周期を前記測定に適用し、前記測定により得られた前記受信品質を示す値が前記消費電力の低減される測定基準を示す前記条件を満たす場合、前記第2の周期を前記測定に適用し、
    前記測定の結果に基づく報告を前記基地局に送信し、
    前記基地局は、前記端末からの前記報告を受信する、無線通信システム。
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