JP2023086461A - 作業台 - Google Patents

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弘明 尾▲崎▼
Hiroaki Ozaki
裕二 江川
Yuji Egawa
豪 黒田
Takeshi Kuroda
智貴 白井
Tomoki Shirai
泰成 大澤
Yasunari Osawa
一真 青木
Kazuma Aoki
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Abstract

【課題】定規の高さを調整しやすい作業台を提供する。【解決手段】作業台10は、被削材32が載置されるテーブル11と、テーブル11の前後面のそれぞれに取付けられる前後のアーム保持部材1を有する。前後のアーム保持部材1のそれぞれに前後のアーム4が上下方向に直線移動可能に保持される。定規14は、前後のアーム4の上部に渡って設けられる。前後のアーム4が直線移動する際に前後のアーム4が直線移動に対して傾くことを規制するアングルピン6が前後のアーム保持部材1に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯用加工機用定規を支持する作業台に関する。
携帯マルノコやジグソー、ルータ等の携帯用加工機を用いて木材を切断する際に使用される作業台が従来知られている。作業台は、被削材が載置されるテーブルと、被削材に載置される定規を有する。定規に携帯用加工機を載置し、携帯用加工機を定規に沿って移動させることで被削材を直線的に加工できる。テーブルに被削材を設置する際に、定規をテーブルに対して浮かして保持する定規保持機構も備わっている。
例えば特許文献1に開示された定規保持機構は、テーブルの前後面に取付けられた前後のアーム保持部材と、前後のアームを有する。アームに長溝が設けられている。長溝には、アーム保持部材に設けられた1つのピンが挿入されている。ピンが長溝に沿って相対的に移動するため、アームをアーム保持部材に対して上下動させることを容易にしている。その結果、厚さの異なる被削材に対して定規の高さをすばやく調整できる。
定規の高さを調整すべくアームを上下動する際、作業者が長溝にピンを沿わせて動かしている際にアームが傾くことがある。これはアームを上下動させるときにアームがピンを中心にして回転してしまうからである。アームが傾くことでこじれが生じ、定規を真っすぐに昇降させることを困難にしていた。さらに、被削材の上面に定規を載置する際の精度も悪く、定規が被削材の墨線と合わない等の不具合も生じていた。
米国特許第10,421,182号明細書
したがって定規の高さを調整しやすい作業台が従来必要とされている。
本開示の1つの特徴によると、作業台は、被削材が載置されるテーブルと、テーブルの前後面のそれぞれに取付けられる前後の保持部材を有する。前後の保持部材のそれぞれに前後のアームが上下方向に直線移動可能に保持される。定規は、前後のアームの上部に渡って設けられる。前後のアームが直線移動する際に前後のアームが直線移動に対して傾くことを規制する傾動抑制部材が前後の保持部材に設けられる。
したがって傾動抑制部材によって、アームを直線移動しやすい。そのため定規を持ち上げる際に、アームを傾ける力が加わっても、アームを直線移動させることができる。その結果、アームをがたつかせずに定規をスムーズに昇降させることができる。
作業台の斜視図である。 作業台を前後方向から見た一部拡大図である。 定規保持機構の分解斜視図である。 図2のIV-IV線断面矢視図である。 図2のV-V線断面矢視図である。 図2のVI-VI線断面矢視図である。 アームを内面側から見た図である。 アームを傾斜させた状態で保持した図である。 他の実施例にかかるアームを内面側から見た図である。
本開示の他の特徴によると、作業台は、前後のアームを前後の保持部材に対して直線移動させるガイド機構を有する。ガイド機構は、前後のアームと前後の保持部材の両部材のいずれか一方に設けられた長溝と、両部材の他方に設けられかつ長溝に沿って移動するように長溝に挿入されるスライド凸部を有する。したがって長溝と、長溝に挿入されるスライド凸部という簡単な構成でアームの直線移動を実現することができる。
本開示の他の特徴によると、長溝が前後のアームに設けられ、スライド凸部が前後の保持部材に設けられる。傾動抑制部材は、前後の保持部材に設けられ、かつ長溝に沿って移動するように長溝に挿入される。したがって例えば2つの長溝を設けて一方にスライド凸部、他方に傾動抑制部材を挿入する構成と比較して、1つの長溝に2つの部材を挿入するという簡易な構成とすることができる。
本開示の他の特徴によると、長溝から左右方向または前後方向に延びる交差溝を有する。交差溝にスライド凸部または傾動抑制部材が進入することでアームの上下位置を保持する。したがってスライド凸部または傾動抑制部材を長溝から交差溝に誘導するという簡単な操作で、アームの上下位置が一旦保持され、アームに設けられた定規を所定の高さで保持できる。この状態にすることで、定規の下方に被削材を挿入することができる。逆の操作により、アームが下方に移動可能になり、定規を支えながら定規を被削材に載置することができる。かくして、定規は、ねじの締緩作業を要することなく、簡易に所定の高さに保持できる。これにより被削材の交換を容易にすることができる。
本開示の他の特徴によると、スライド凸部と傾動抑制部材の両部材のいずれか1つが長溝から交差溝に移動する際、両部材の他の1つを中心として前後のアームが前後の保持部材に対して傾斜する。したがってアームは、スライド凸部または傾動抑制部材を中心として安定して傾動させることができる。
本開示の他の特徴によると、交差溝は、長溝の下端から延びている。したがって傾動抑制部材が長溝の下端に到達した後に、交差溝に進入する。そのためスライド凸部を中心にアームをスムーズに傾斜させることができる。例えば長溝の途中に交差溝を設けると、スライド凸部と傾動抑制部材の両部材が交差溝に進入し得る。これによりアームの円滑の上下動が阻害される。このようなことがないため、アームを円滑に上下動でき、かつ円滑に傾斜させることもできる。
本開示の他の特徴によると、交差溝は、前後のアームが上死点におけるスライド凸部を中心とする円弧形状となっている。したがってスライド凸部を中心にアームを傾斜させることで、傾動抑制部材を長溝から交差溝に円滑に移動させることができる。
本開示の他の特徴によると、長溝は、全長の半分以上が前後のアームを厚み方向に貫通し、交差溝は、前後のアームの厚み方向において底を有する。したがって長溝と交差溝のそれぞれを貫通させた場合と比較して、アームの強度を上げることができる。具体的には、長溝と交差溝が設けられる部分は、他の部分に比べて比較的強度が小さくなる。この部分の強度を交差溝の底によって強くすることができる。
本開示の他の特徴によると、前後のアームは、前後の保持部材に対面する内面と、内面の反対側の外面と、外面から長溝へ張り出しかつ長溝に沿う張出部を有する。傾動抑制部材の端面は、張出部に対向する。したがって前後のアームが前後方向に傾こうとしても、スライド凸部の端面が張出部に当たる。そのためアームが前後方向に傾斜することが規制される。かくして、アームをよりスムーズに昇降することができる。
本開示の他の特徴によると、前後のアームが前後の保持部材に対して傾いた際に定規に当たって定規を水平に維持するストッパが前後のアームに設けられる。したがってアームを傾けて、定規を所定の高さに保持する際、定規が水平に維持される。そのため定規下方のスペースを確保でき、被削材を容易に交換することができる。
本開示の他の特徴によると、ストッパが定規に当たった際、定規と前後のアームのなす角が鋭角である。したがってアームを傾けて、定規を所定の高さに保持する際、アームの直上に定規が位置する。そのためアームと定規が左右方向にコンパクトに保持される。そのため定規の下方において被削材を容易に交換できる。
図1に示すように作業台10は、テーブル11と、テーブル11に対して定規14を保持する定規保持機構10aを備える。テーブル11は、被削材32が載置される天板12と、天板12の四隅から下方に延出する脚13を有する。テーブル11には、天板12を保護するための下敷31が載置される。定規14は、定規保持機構10aによって、テーブル11上を上下、左右移動可能に保持されている。定規14は、その長手方向がテーブル11の前後方向に沿った状態で保持されている。定規14は、被削材32を直線的に加工する際に被削材32に載置される。例えば携帯マルノコを定規14に沿って移動することで、被削材32を直線的に切断することができる。定規14は、一般的には長尺定規や案内定規などと称される(英語名:GUIDE RAIL)。
図1を参照するように定規保持機構10aは、定規14と連結する連結部10dを有する。さらに定規保持機構10aは、定規14の左右位置を決める左右位置決部10bと、定規14の上下位置を決める上下位置決部10cを有する。左右位置決部10bとして、定規保持機構10aは、ガイド2とアーム保持部材1とロック機構3を有する。
図2、3に示すようにガイド2の1つは、テーブル11の前面に装着され、ガイド2の他の1つは、テーブル11の後面に装着される。ガイド2は、略四角柱であって、1側面がテーブル11の前面または後面に固定され、その反対側面にアーム保持部材1が摺動可能に取付けられる。ガイド2の各側面には、スロット(溝)が形成される。テーブル11の反対側に位置するガイド2の1側面のスロット2aにロック機構3のスライド部3eが挿入される。
図2、3に示すようにアーム保持部材1は、略U字状であって、上板1aと側板1bと下板1cを有する。側板1bがガイド2の側面と対面する。側板1bの右領域に挿入穴1fが設けられる。挿入穴1fは、ガイド2のスロット2aに対応する位置に設けられる。ロック機構3における回転軸付ボルト3dが挿入穴1fとスロット2aに挿入される。回転軸付ボルト3dが端部に対し、スロット2aに挿入されたスライド部3eが螺合される。これによりアーム保持部材1がガイド2に対して左右方向にスライド可能に装着される。上板1aがガイド2の上面に対面し、下板1cがガイド2の下面に対面する。これによりアーム保持部材1がガイド2に対して傾くことなく左右方向に移動可能に案内される。
図2、3に示すようにロック機構3は、長尺板状のレバー3aと、レバー3aの1端部に設けられた偏心カム3bと、押付部3cと、回転軸付ボルト3dと、スライド部3eを有する。回転軸付ボルト3dは、一方端にはねじが切られており、他端には偏心カム3b用の回転軸が設けられている。偏心カム3bは、回転軸付ボルト3dに対し、回転可能に取り付けられる。押付部3cは、その中心を回転軸付ボルト3dのネジ軸が貫通し、摺動可能に取り付けられている。スライド部3eは、挿入穴1fとスロット2aに挿入された回転軸付ボルト3dのねじ部に螺合される。アーム保持部材1は、ガイド2のスロット2aに挿入されたスライド部3eと、押付部3cの間に挟まれ、ガイド2に対して摺動可能に取り付けられている。したがって、アーム保持部材1は、テーブル11の後面を左右方向に自由に移動することができる。レバー3aを操作することにより、偏心カム3bに押された押付部3cがアーム保持部材1に押し付けられる。したがって押付部3cのアーム保持部材1に対する押付け力が変化し、アーム保持部材1は、押付部3cによってガイド2に対して押さえつけられて、任意の位置で固定される。
図2に示すように定規保持機構10aは、上下位置決部10cとして、アーム保持部材1に装着されたガイドピン5(スライド凸部に相当する)及びアングルピン6(傾動抑制部材に相当する)を有する。図3に示すようにアーム保持部材1には、第1ザグリ穴1dと、第2ザグリ穴1eが設けられる。第1ザグリ穴1dにガイドピン5の筒本体5cの端部が挿入される。第2ザグリ穴1eにアングルピン6の筒本体6bの端部が挿入される。ガイドピン5の真下にアングルピン6が位置する。
図3に示すようにボルト5aがワッシャ5bと筒本体5cに挿入される。ボルト5aの先端がアーム保持部材1に螺合される。図4に示すように筒本体5cは、大径部5dと小径部5eを有し、大径部5dの先端に段差面5fが形成されている。小径部5eの先端にワッシャ5bが当接される。段差面5fとワッシャ5b、および小径部5eによってガイドピン5の端部には環状溝51が形成されている。
ボルト6bとなっていたので、修正しました。
図3に示すようにアングルピン6の筒本体6bにボルト6aが挿通される。ボルト6aの先端がアーム保持部材1に螺合される。図5に示すように筒本体6bの貫通穴は、ボルト6aの頭部が出っ張らないようにザグリ穴となっている。ザグリ穴が設けられた筒本体6bの端面が、アングルピン6の端面6cとなっている。アングルピン6は、ガイドピン5と異なり、環状溝51のような溝は形成されていない。
図2に示すように定規保持機構10aは、上下位置決部10cとして、長溝4aを備えたアーム4を有する。アーム4は、定規14を上下に移動させるために上下方向に長い。図4、6に示すようにアーム4は、アングルピン6の筒本体6bの先端を覆う程度に前後方向の厚みを有する。詳しくは、アーム4の前後方向厚さは、アーム保持部材1の表面からワッシャ5bまでの距離に収まる。アーム4は、アーム保持部材1に対面する内面42と、内面42の反対側の外面41とを有している。
図2、3に示すようにアーム4は、長手方向に延びる長溝4aを有する。図6に示すように長溝4aは、内面42から外面41まで貫通している。図4、5に示すように長溝4aの幅は、ガイドピン5の筒本体5cとアングルピン6の筒本体6bの径と略同一である。ガイドピン5の先端、例えばボルト5aの頭部が長溝4aよりも外方に突出する。ガイドピン5の大径部5d等は長溝4aに収まっている。一方アングルピン6の略全体が長溝4aに収まっており、長溝4aから外方に突出していない。
したがってアーム4は、アングルピン6(筒本体6b)が長溝4aの下端4hに衝突するまで上方に直線移動する。また、アーム4は、ガイドピン5(筒本体5c)が長溝4aの上端4gに衝突するまで下方に直線移動する。図1では、定規14が被削材32に載置されている。そのため、アーム4は、上下方向の中間に位置し、ガイドピン5とアングルピン6が長溝4aの途中に位置している。
図6に示すようにアーム4は、長溝4aの外面41の側に、張出部4bを有している。張出部4bは、外面41から長溝4aへ張り出し、かつ、長溝4aに沿って設けられている。張出部4bは、ガイドピン5の環状溝51に入り込む。したがって張出部4bは、ガイドピン5の段差面5fとワッシャ5bに対向している(図4参照)。そのため段差面5fとワッシャ5bと協働して張出部4bは、アーム4の前後方向への傾きを抑制する。一方、アングルピン6の端面6cは、張出部4bと短い距離にて対向している(図5参照)。そのため端面6cと協働して張出部4bは、アーム4の前後方向への傾きを抑制する。
図7に示すようにアーム4には、アーム4を上死点で保持するため、交差溝4cが形成されている。交差溝4cは、長溝4aの下端4hから交差するように延出する。交差溝4cを設けるため、アーム4の下部は、アーム4の上部よりも幅が広く、例えば下方に向かって幅が大きくなる。交差溝4cは、長溝4aの下端から左右いずれかに延出し、例えば左方向に延出する。交差溝4cは、略円弧状であり、円弧中心は、アングルピン6が長溝4aの下端4hに位置した際のガイドピン5に対応して位置する。したがってアーム4は、上死点まで移動し、アングルピン6が長溝4aの下端4hに到達した以降、交差溝4cによって当該アングルピン6をかわしつつ傾いていく。
図7,8に示すようにアーム4は、アングルピン6が交差溝4cの最奥4iに到達した際に最大の傾斜角度となる。これによりアーム4がテーブル11の左側に傾斜した状態で保持される。この際、アタッチメント7における左側面71がアーム4のストッパ4eに当接する。そのため、アタッチメント7は左右方向(水平方向)に維持され、アタッチメント7に連結された定規14も同様に左右方向(水平方向)に維持される。定規14と、アーム4のなす角θは、鋭角となっている。
図6に示すようにアーム4は、内面42側にて、アタッチメント7の台座部7aに当接させるためのストッパ4eを有している。ストッパ4eは、円筒形状で前後方向に延びている。ストッパ4eは、外周面にて定規14を受け止めて、定規14の回転を阻止する。したがって定規14が左右方向(水平方向)に維持される。ストッパ4eの形状や設置位置はこれに限定されず、アタッチメント7(左側面71)の形状に応じて変更してもよい。
図6、7に示すようにアーム4は、交差溝4cが設けられた外面41においては底部4dを有している。底部4dは、張出部4bの厚みと同じ厚みを有している。仮に底部4dを設けず、交差溝4cについても長溝4aと同様に内面42から外面41まで貫通した場合、アーム4の強度が小さくなる。したがって底部4dを設けることで強度を上げている。
図2、3に示すように定規保持機構10aは、定規14との連結部10dとしてアタッチメント7を有する。アタッチメント7は、左右方向に延出する台座部7aを有する。台座部7aの上部に、接続ポール8が通されるリング7bと、連結バー9が挿入されるホルダ7cが一体に設けられる。
図2、3に示すように定規保持機構10aは、連結部10dとして接続ポール8と、連結バー9を有する。連結バー9は、定規14とアタッチメント7を連結する。接続ポール8には、アタッチメント7を介して定規14が回転可能に接続される。接続ポール8の前端に前側のアーム4が接続され、接続ポール8の後端に後側のアーム4が接続される。接続の際は、例えば図3に示すように接続ポール8の前端が、アーム4の軸穴4fに挿入される。したがって定規14は、接続ポール8を中心に回転可能に前後のアーム4に保持される。上述した定規保持機構10aの各部材は、接続ポール8を除き前後一対で構成されている。そのため、前後のうち後部のみを説明し、前部は省略する。
以上のように作業台10は、図1に示すように被削材32が載置されるテーブル11と、テーブル11の前後面のそれぞれに取付けられる前後のアーム保持部材1(10b)を有する。前後のアーム保持部材1(10b)のそれぞれに前後のアーム4(10c)が上下方向に直線移動可能に保持される。定規14は、前後のアーム4(10c)の上部に渡って設けられる。図2に示すように前後のアーム4(10c)が直線移動する際に前後のアーム4(10c)が直線移動に対して傾くことを規制するアングルピン6(10c)(傾動抑制部材)が前後のアーム保持部材1(10b)に設けられる。
したがってアングルピン6(10c)(傾動抑制部材)によって、アーム4(10c)を直線移動しやすい。そのため定規14を持ち上げる際に、アーム4(10c)を傾ける力が加わっても、アーム4(10c)を直線移動させることができる。その結果、アーム4(10c)をがたつかせずに定規14をスムーズに昇降させることができる。
図2に示すように作業台10は、前後のアーム4(10c)を前後のアーム保持部材1(10b)に対して直線移動させるガイド機構を有する。ガイド機構は、前後のアーム4(10c)に設けられた長溝4a(10c)と、前後のアーム保持部材1(10b)に設けられかつ長溝4a(10c)に沿って移動するように長溝4a(10c)に挿入されるガイドピン5(10c)を有する。したがって長溝4a(10c)と、長溝4a(10c)に挿入されるガイドピン5(10c)という簡単な構成でアーム4(10c)の直線移動を実現することができる。
図2、6に示すように長溝4a(10c)が前後のアーム4(10c)に設けられ、ガイドピン5(10c)が前後のアーム保持部材1(10b)に設けられる。アングルピン6(10c)(傾動抑制部材)は、前後のアーム保持部材1(10b)に設けられ、かつ長溝4a(10c)に沿って移動するように長溝4a(10c)に挿入される。したがって例えば2つの長溝4a(10c)を設けて一方にガイドピン5(10c)、他方にアングルピン6(10c)(傾動抑制部材)を挿入する構成と比較して、1つの長溝4a(10c)に2つの部材を挿入するという簡易な構成とすることができる。
図7、8に示すように長溝4a(10c)から左右方向に延びる交差溝4cを有する。交差溝4cにアングルピン6(10c)(傾動抑制部材)が進入することでアーム4(10c)の上下位置を保持する。したがってアングルピン6(10c)を長溝4a(10c)から交差溝4cに誘導するという簡単な操作で、アーム4(10c)の上下位置が一旦保持され、アーム4(10c)に設けられた定規14を所定の高さで保持できる。この状態にすることで、定規14の下方に被削材32を挿入することができる。逆の操作により、アーム4(10c)が下方に移動可能になり、定規14を支えながら定規14を被削材32に載置することができる。かくして、定規14は、ねじの締緩作業を要することなく、簡易に所定の高さに保持できる。これにより被削材32の交換を容易にすることができる。
図8に示すようにアングルピン6(10c)(傾動抑制部材)が長溝4a(10c)から交差溝4cに移動する際、ガイドピン5(10c)を中心として前後のアーム4(10c)が前後のアーム保持部材1(10b)に対して傾斜する。したがってアーム4(10c)は、ガイドピン5(10c)を中心として安定して傾動させることができる。
図7に示すように交差溝4cは、長溝4a(10c)の下端から延びている。したがってアングルピン6(10c)(傾動抑制部材)が長溝4a(10c)の下端に到達した後に、交差溝4cに進入する。そのためガイドピン5(10c)を中心にアーム4(10c)をスムーズに傾斜させることができる。例えば長溝4a(10c)の途中に交差溝4cを設けると、ガイドピン5(10c)とアングルピン6(10c)(傾動抑制部材)の両部材が交差溝4cに進入し得る。これによりアーム4(10c)の円滑の上下動が阻害される。このようなことがないため、アーム4(10c)を円滑に上下動でき、かつ円滑に傾斜させることもできる。
図7、8に示すように交差溝4cは、前後のアーム4(10c)が上死点におけるガイドピン5(10c)を中心とする円弧形状となっている。したがってガイドピン5(10c)を中心にアーム4(10c)を傾斜させることで、アングルピン6(10c)(傾動抑制部材)を長溝4a(10c)から交差溝4cに円滑に移動させることができる。
図6に示すように長溝4a(10c)は、全長の半分以上が前後のアーム4(10c)を厚み方向に貫通し、交差溝4cは、前後のアーム4(10c)の厚み方向において底を有する。したがって長溝4a(10c)と交差溝4cのそれぞれを貫通させた場合と比較して、アーム4(10c)の強度を上げることができる。具体的には、長溝4a(10c)と交差溝4cが設けられる部分は、他の部分に比べて比較的強度が小さくなる。この部分の強度を交差溝4cの底によって強くすることができる。
図5~7に示すように前後のアーム4(10c)は、前後のアーム保持部材1(10b)に対面する内面42と、内面42の反対側の外面41と、外面41から長溝4a(10c)へ張り出しかつ長溝4a(10c)に沿う張出部4bを有する。アングルピン6(10c)(傾動抑制部材)の端面は、張出部4bに対向する。したがって前後のアーム4(10c)が前後方向に傾こうとしても、ガイドピン5(10c)の端面が張出部4bに当たる。そのためアーム4(10c)が前後方向に傾斜することが規制される。かくして、アーム4(10c)をよりスムーズに昇降することができる。
図8に示すように前後のアーム4(10c)が前後のアーム保持部材1(10b)に対して傾いた際に定規14に当たって定規14を水平に維持するストッパ4eが前後のアーム4(10c)に設けられる。したがってアーム4(10c)を傾けて、定規14を所定の高さに保持する際、定規14が水平に維持される。そのため定規14下方のスペースを確保でき、被削材32を容易に交換することができる。
図8に示すようにストッパ4eが定規14に当たった際、定規14と前後のアーム4(10c)のなす角θが鋭角である。したがってアーム4(10c)を傾けて、定規14を所定の高さに保持する際、アーム4(10c)の直上に定規14が位置する。そのためアーム4(10c)と定規14が左右方向にコンパクトに保持される。そのため定規14の下方において被削材32を容易に交換できる。
実施例2について図9を用いて説明する。実施例2は、上述の実施例1とほぼ同様に形成されている。実施例2の定規保持機構10aは、上下位置決部10cとして図7に示すアーム4に代えて図9に示すアーム24を有している。
図9に示すようにアーム24は、長溝4aの途中にて交差溝24cが形成されている。交差溝24cを設けるため、アーム24は、交差溝24cを有する部分の幅が大きくなるように形成されている。交差溝24cは、アングルピン6が長溝4aにおける下端4hに位置した際、当該アングルピン6を中心として円弧形状となっている。したがって、アーム24は、上死点まで移動し、アングルピン6が長溝4aの下端4hに到達した以降、交差溝4cによってガイドピン5をかわしつつ傾いていく。アーム24は、ガイドピン5が交差溝24cの最奥24iに到達した際に最大の傾斜角度となる。これにより、アーム24は、テーブル11の左側に傾斜した状態で保持される。
以上のように作業台10は、長溝4a(10c)から左右方向に延びる交差溝24cを有する。図9に示すように交差溝24cにガイドピン5(10c)(傾動抑制部材)が進入することでアーム4(10c)の上下位置を保持する。したがってガイドピン5(10c)を長溝4a(10c)から交差溝4cに誘導するという簡単な操作で、アーム4(10c)の上下位置が一旦保持され、アーム4(10c)に設けられた定規14を所定の高さで保持できる。この状態にすることで、定規14の下方に被削材32を挿入することができる。逆の操作により、アーム4(10c)が下方に移動可能になり、定規14を支えながら定規14を被削材32に載置することができる。かくして、定規14は、ねじの締緩作業を要することなく、簡易に所定の高さに保持できる。これにより被削材32の交換を容易にすることができる。
図9に示すようにガイドピン5(10c)が長溝4a(10c)から交差溝24cに移動する際、アングルピン6(10c)(傾動抑制部材)を中心として前後のアーム4(10c)が前後のアーム保持部材1(10b)に対して傾斜する。したがってアーム4(10c)は、アングルピン6(10c)(傾動抑制部材)を中心として安定して傾動させることができる。
上述する形態に代えて、下記の形態であっても良い。例えばアーム4、24には、長溝4aのみを設け、交差溝4c、24cを設けなくともよい。その場合、アーム4、24は、幅を大きくする必要がないため、上下方向に直線形状としてもよい。したがって、アングルピン6をアーム4の左右方向における両側面の少なくとも一方に当て、長溝4aに挿入せずとも傾動抑制部材として機能させることができる。また、長溝4aを2つ設け、一方にガイドピン5、他方にアングルピン6を挿入してもよい。
図6に示すように定規保持機構10aは、上下位置決部10cとして、アーム保持部材1にガイドピン5及びアングルピン6を備え、アーム4に長溝4aを備える。これに代えて、アーム4にガイドピン5及びアングルピン6を備え、アーム保持部材1に長溝4aを備えるようにしてもよい。その場合、例えばアーム保持部材1については、ガイド2からさらに下方に向かって延長する。アーム4については、下端にガイドピン5とアングルピン6を設ける。したがって、アーム4は、ガイドピン5がアーム保持部材1の長溝4aの上端に到達した際に上死点となる。一方、アーム4は、アングルピン6がアーム保持部材1の長溝4aの下端に到達した際に下死点となる。また、アーム保持部材1側に設けた長溝4aに対し、交差溝4c、24cを設けても良い。
図8に示すように交差溝4cは、長溝4aの下端から延び、その結果、アーム4は、傾斜した状態で保持される。これに代えて、前後のアーム4それぞれの長溝4aに対し、左右方向に延びる交差溝を2つ設けてもよい。また、前後いずれか一方のアーム4の長溝4aに対し、前後方向に延びる交差溝を2つ設けてもよい。これにより、一方にガイドピン5を進入させて、他方にアングルピン6を進入させることで、アーム4を保持することができる。
図6、7に示すようにアーム4は、交差溝4cが設けられた外面41において底部4dを有している。これに代えて交差溝4cを、長溝4aと同様に内面42から外面41まで貫通してもよい。
図6に示すようにアーム4は、長溝4aの外面41の側に、張出部4bを有している。これに代えて張出部4bを設けなくともよい。
図8に示すようにアーム4は、アタッチメント7に左側面71に当接させるストッパ4eが設けられている。これに代えてアーム4にストッパ4eを設けなくともよい。
図8に示すようにアーム4は、テーブル11の左側に傾斜し、定規14とアーム4のなす角θが鋭角となっている。これに代えてアーム4をテーブル11の右側に傾斜させて、定規14とアーム4のなす角θが鈍角となるようにしてもよい。
1(10b) アーム保持部材
1a 上板
1b 側板
1c 下板
1d 第1ザグリ穴
1e 第2ザグリ穴
1f 挿入穴
2(10b) ガイド
2a スロット
3(10b) ロック機構
3a レバー
3b 偏心カム
3c 押付部
3d 回転軸付ボルト
3e スライド部
4(10c)、24 アーム
41 外面
42 内面
4a 長溝
4b 張出部
4c、24c 交差溝
4d 底部
4e ストッパ
4f 軸穴
5(10c) ガイドピン
51 環状溝
5a ボルト
5b ワッシャ
5c 筒本体
5d 大径部
5e 小径部
5f 段差面
6(10c) アングルピン
6a ボルト
6b 筒本体
7(10d) アタッチメント
7a 台座部
7b リング
7c ホルダ
8(10d) 接続ポール
9(10d) 連結バー
10 作業台
10a 定規保持機構
10b 左右位置決部
10c 上下位置決部
10d 連結部
11 テーブル
12 天板
13 脚
14 定規
31 下敷
32 被削材

Claims (11)

  1. 携帯用加工機用定規を支持する作業台であって、
    被削材が載置されるテーブルと、
    前記テーブルの前後面のそれぞれに取付けられる前後の保持部材と、
    前記前後の保持部材のそれぞれに上下方向に直線移動可能に保持される前後のアームと、
    前記前後のアームの上部に渡って設けられる定規と、
    前記前後のアームが直線移動する際に前記前後のアームが前記直線移動に対して傾くことを規制するように前記前後の保持部材に設けられる傾動抑制部材を有する作業台。
  2. 請求項1に記載の作業台であって、
    前記前後のアームを前記前後の保持部材に対して直線移動させるガイド機構を有し、
    前記ガイド機構は、前記前後のアームと前記前後の保持部材の両部材のいずれか一方に設けられた長溝と、前記両部材の他方に設けられかつ前記長溝に沿って移動するように前記長溝に挿入されるスライド凸部を有する作業台。
  3. 請求項2に記載の作業台であって、
    前記長溝が前記前後のアームに設けられ、
    前記スライド凸部が前記前後の保持部材に設けられ、
    前記傾動抑制部材は、前記前後の保持部材に設けられ、かつ前記長溝に沿って移動するように前記長溝に挿入される作業台。
  4. 請求項3に記載の作業台であって、
    前記長溝から左右方向または前後方向に延びる交差溝を有し、前記交差溝に前記スライド凸部または前記傾動抑制部材が進入することで前記アームの上下位置を保持する作業台。
  5. 請求項4に記載の作業台であって、
    前記スライド凸部と前記傾動抑制部材の両部材のいずれか1つが前記長溝から前記交差溝に移動する際、前記両部材の他の1つを中心として前記前後のアームが前記前後の保持部材に対して傾斜するように構成された作業台。
  6. 請求項5に記載の作業台であって、
    前記交差溝は、前記長溝の下端から延びている作業台。
  7. 請求項6に記載の作業台であって、
    前記交差溝は、前記前後のアームが上死点における前記スライド凸部を中心とする円弧形状となっている作業台。
  8. 請求項7に記載の作業台であって、
    前記長溝は、全長の半分以上が前記前後のアームを厚み方向に貫通し、
    前記交差溝は、前記前後のアームの厚み方向において底を有する作業台。
  9. 請求項8に記載の作業台であって、
    前記前後のアームは、前記前後の保持部材に対面する内面と、前記内面の反対側の外面と、前記外面から前記長溝へ張り出しかつ前記長溝に沿う張出部を有し、
    前記傾動抑制部材の端面が前記張出部に対向する作業台。
  10. 請求項1~9のいずれか1つに記載の作業台であって、
    前記前後のアームが前記前後の保持部材に対して傾いた際に前記定規に当たって前記定規を水平に維持するストッパが前記前後のアームに設けられる作業台。
  11. 請求項10に記載の作業台であって、
    前記ストッパが前記定規に当たった際、前記定規と前記前後のアームのなす角が鋭角である作業台。
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