JP2023086370A - オブジェクト検出装置、オブジェクト検出方法、およびオブジェクト検出プログラム - Google Patents

オブジェクト検出装置、オブジェクト検出方法、およびオブジェクト検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制することができる技術を提供する。【解決手段】撮像装置によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像が画像入力部に入力される。検出部が、画像入力部に入力されたフレーム画像を処理して、このフレーム画像に撮像されているオブジェクトを検出する。設定部は、フレーム画像を分割した画像領域毎に、検出部が撮像されているオブジェクトの検出に用いる判定値を設定する。設定部は、画像領域毎に、その画像領域に属する画素の画素値の分散に基づいて判定値を設定する。【選択図】図2

Description

この発明は、観測対象エリアを撮像したフレーム画像に撮像されているオブジェクトを検出する技術に関する。
従来、観測対象エリアを撮像したフレーム画像を処理し、そのフレーム画像に撮像されているオブジェクト(人や物等)を検出する装置があった。例えば、特許文献1には、検出する対象のオブジェクトの種類(人、車両)に応じて、フレーム画像を複数の画像領域に分割し、画像領域毎に対応する種類のオブジェクトを検出する構成が記載されている。
また、オブジェクトの検出結果に基づき、観測対象エリア内で異常事象が発生しているかどうかを判定し、その判定結果を出力する装置もある。観測対象エリア内で異常事象が発生しているかどうかの判定は、検出されたオブジェクトの有無で行ってもよいし、検出されたオブジェクトの種類で行ってもよいし、検出されたオブジェクトの動きで行ってもよいし、これらの組み合わせや、その他の手法で行ってもよい。
特開2015- 2401号公報
しかしながら、オブジェクトが撮像されていないときにおいても、画像の色、輝度等の画素値が画像領域間で異なる。
フレーム画像を分割した各画像領域に対するオブジェクトの検出が、その画像領域において、オブジェクトが撮像されていないときに撮像される画像の色、輝度等の画素値に応じて行われていなかった。言い換えれば、各画像領域に対するオブジェクトの検出が、同じ条件で行われていた。したがって、従来の技術では、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制できなかった。ここで言う、オブジェクトの誤検出は、オブジェクトが撮像されていない画像領域に対して、オブジェクトが撮像されていると判定することである。また、オブジェクトの見逃しは、オブジェクトが撮像されている画像領域に対して、オブジェクトが撮像されていないと判定することである。
この発明の目的は、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制することができる技術を提供することにある。
この発明のオブジェクト検出装置は、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
画像入力部には、撮像装置によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像が入力される。撮像装置は、観測対象エリアの動画像を撮像するビデオカメラであってもよいし、レリーズ信号が入力されたときに観測対象エリアの静止画像を撮像するスチルカメラであってもよい。
検出部は、画像入力部に入力されたフレーム画像を処理して、このフレーム画像に撮像されているオブジェクトを検出する。
また、設定部が、フレーム画像を分割した画像領域毎に、検出部が撮像されているオブジェクトの検出に用いる判定値を設定する。この設定部は、画像領域毎に、その画像領域にオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用い、当該画像領域に属する画素の画素値の統計量に基づいて判定値を設定する。すなわち、設定部は、画像領域毎に、その画像領域に背景画像が撮像されている複数のフレーム画像を用いて判定値を設定する。
検出部は、画像領域毎に、その画像領域に設定されている判定値を用いて、撮像されているオブジェクトを検出する。
この構成では、フレーム画像を分割した画像領域毎に、その画像領域に撮像される背景画像の画素値の分散に基づいて設定された判定値を用いて、オブジェクトが撮像されているかどうかの検出を行う。これにより、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制することができる。
また、設定部は、例えば、画像領域毎に、その画像領域に属する画素の画素値の分散の平均値に基づいて判定値を設定してもよいし、その画像領域に属する画素の画素値の分散の中央値に基づいて判定値を設定してもよいし、その他の方法で設定してもよい。
また、オブジェクト検出装置は、
フレーム画像を仮画像領域に分割する仮分割部と、
オブジェクトが撮像されていない複数のフレーム画像を用い、特徴が類似し、且つ隣接していることを条件にして仮画像領域をグルーピングし、グルーピングした仮画像領域を前記画像領域に決定する決定部と、を追加的に備えてもよい。
このように構成すれば、フレーム画像における画像領域の分割を、背景画像の類似性に基づいて行える。
また、決定部は、例えば、仮画像領域のグルーピングにおいて、仮画像領域に属する画素の画素値の分散の平均値を特徴の1つとして用いてもよいし、仮画像領域に属する画素の画素値の平均の平均値を特徴の1つとして用いてもよいし、仮画像領域に撮像されている画像の撮像距離を特徴の1つとして用いてもよい。
なお、ここで言う、画素の画素値の平均とは、オブジェクトが撮像されていない複数のフレーム画像における同じ位置の画素の画素値を平均した値(画素平均値)である。また、画素の画素値の平均の平均値とは、仮画像領域に属する画素の画素平均値を平均した値(領域平均値)である。
また、決定部は、上記した仮画像領域に属する画素の画素値の分散の平均値、仮画像領域に属する画素の画素値の平均の平均値、または仮画像領域に撮像されている画像の撮像距離の2つ以上を用いて、仮画像領域をグルーピングすることにより、画像領域に決定してもよい。
さらに、仮分割部は、オブジェクトが撮像されていないフレーム画像に対してエッジ検出を行い、検出したエッジに応じて仮画像領域の分割を行ってもよいし、その他の手法で仮画像領域の分割を行ってもよい。
この発明によれば、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制することができる。
この例のオブジェクト検出装置が適用された検出システムの構成を示す図である。 この例のオブジェクト検出装置の主要部の構成を示すブロック図である。 図3(A)は、分割した複数の画像領域の境界ラインをカメラによって撮像されたフレーム画像上に破線で示した図であり、図3(B)は、分割した複数の画像領域の境界ラインをわかりやすく図示するため、カメラによって撮像されたフレーム画像を示していない図である。 この例のオブジェクト検出装置における判定値設定処理を示すフローチャートである。 この例のオブジェクト検出装置におけるオブジェクト検出処理を示すフローチャートである。 変形例1のオブジェクト検出装置の主要部の構成を示すブロック図である。 フレーム画像の画像領域の仮分割を説明する図である。 変形例1のオブジェクト検出装置の画像領域分割処理を示すフローチャートである。 変形例2のオブジェクト検出装置の画像領域分割処理を示すフローチャートである。 仮画像領域分割処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
図1は、この例のオブジェクト検出装置が適用された検出システムの構成を示す図である。この例の検出システム100は、オブジェクト検出装置1と、カメラ5とを備えている。
この例の検出システム100は、オブジェクト検出装置1がカメラ5で撮像した観測対象エリアのフレーム画像を処理し、このフレーム画像に撮像されている人や物体等のオブジェクトを検出するシステムである。この例の検出システム100では、駅の改札口、駅構内の列車の発着ホーム、オフィスビルのエントランス、マンションのエントランス等の様々な場所を観測対象エリアに設定できる。
カメラ5は、観測対象エリアを撮像領域に収めるアングルで設置されている。この例では、カメラ5は、動画像を撮像するビデオカメラである。カメラ5のフレームレートは、例えば数十フレーム/sec(例えば、10~30フレーム/sec程度)である。カメラ5は、観測対象エリアを撮像した動画像にかかるフレーム画像をオブジェクト検出装置1に出力する。
なお、カメラ5は、レリーズ信号が入力されたときに、観測対象エリアの静止画像を撮像するディジタルスチルカメラであってもよい。
オブジェクト検出装置1は、カメラ5によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像の中から、処理対象フレーム画像を選択する。オブジェクト検出装置1は、入力されたフレーム画像を順番に処理対象フレーム画像として選択してもよいし、入力されたフレーム画像から所定フレーム数間隔(例えば、3フレーム間隔、5フレーム間隔)で処理対象フレーム画像を選択してもよいし、入力されたフレーム画像から所定の撮像時間間隔(例えば、100msec間隔、300msec間隔)で処理対象フレーム画像を選択してもよい。
なお、カメラ5が、撮像した動画像にかかるフレーム画像の中から、処理対象フレーム画像を選択し、選択した処理対象フレーム画像をオブジェクト検出装置1に出力する構成であってもよい。この場合、カメラ5は、処理対象フレーム画像として選択しなかったフレーム画像をオブジェクト検出装置1に出力しない構成にしてもよい。
オブジェクト検出装置1は、処理対象フレーム画像を選択すると、この処理対象フレーム画像に撮像されているオブジェクトの検出を行う。オブジェクト検出装置1は、処理対象フレーム画像を分割した複数の画像領域毎に、その画像領域に対してオブジェクトを検出する処理に用いる判定値を記憶している。判定値は、その画像領域に撮像された背景画像の画素値の統計量(例えば、分散)に基づいて設定した値である。オブジェクト検出装置1は、処理対象フレーム画像を分割した複数の画像領域毎に、その画像領域に対して設定されている判定値を用いてオブジェクトの検出を行う。したがって、オブジェクト検出装置1は、処理対象フレーム画像を分割した複数の画像領域毎に、その画像領域に適した判定値を用いて、オブジェクトを検出できる。これにより、オブジェクト検出装置1は、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制できる。
ここで言う、オブジェクトの誤検出は、オブジェクトが撮像されていない画像領域に対して、オブジェクトが撮像されていると判定する(撮像されていないオブジェクトを検出する)ことである。また、オブジェクトの見逃しは、オブジェクトが撮像されている画像領域に対して、オブジェクトが撮像されていないと判定する(撮像されているオブジェクトを背景として検出する)ことである。
なお、オブジェクト検出装置1は、オブジェクトを検出した画像領域を、オブジェクトの検出結果として出力する構成であってもよい。また、オブジェクト検出装置1は、検出したオブジェクトの種類を判断し、そのオブジェクトを検出した画像領域と、そのオブジェクトの種類とを対応付けて、オブジェクトの検出結果として出力する構成であってもよい。さらには、オブジェクト検出装置1は、検出したオブジェクトの種類と、そのオブジェクトを検出した画像領域とによって、観測対象エリア内において異常事象が発生しているかどうか(異常状態であるかどうか)を判定した判定結果も加えたオブジェクトの検出結果を出力する構成であってもよい。
<2.構成例>
図2は、この例のオブジェクト検出装置の主要部の構成を示すブロック図である。オブジェクト検出装置1は、制御ユニット11と、画像入力部12と、出力部13とを備えている。
制御ユニット11は、オブジェクト検出装置1本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット11は、設定部11a、判定値記憶部11b、および検出部11cを有する。制御ユニット11が有する設定部11a、判定値記憶部11b、および検出部11cについては後述する。
画像入力部12には、カメラ5が接続されている。画像入力部12には、カメラ5が撮像した観測対象エリアの動画像にかかるフレーム画像が入力される。カメラ5は、観測対象エリアを撮像領域に収めるアングルで設置されている。
出力部13は、制御ユニット11が観測対象エリアのフレーム画像に対するオブジェクトの検出結果を上位装置(不図示)に出力する。
次に、制御ユニット11が有する設定部11a、判定値記憶部11b、および検出部11cについて説明する。
設定部11aは、観測対象エリアを撮像したフレーム画像を分割した画像領域毎に、その画像領域におけるオブジェクトの検出に用いる判定値を設定する。
例えば、カメラ5によって撮像されたフレーム画像は、図3に示すように、複数の画像領域に分割されている。図3(A)は、分割した複数の画像領域の境界ラインをカメラによって撮像されたフレーム画像上に破線で示した図であり、図3(B)は、分割した複数の画像領域の境界ラインをわかりやすく図示するため、カメラによって撮像されたフレーム画像を示していない図である。図3(A)、(B)では、分割した複数の画像領域の境界ラインを破線で示している。
この例では、設定部11aは、図3に示した画像領域n毎に、その画像領域nにオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用いて判定値Tnを設定する。nは、分割した画像領域を示す。例えば、フレーム画像が、n個の画像領域に分割されている場合、nは1~nの整数である。
上記の説明から明らかなように、設定部11aは、画像領域n毎に、その画像領域nに撮像されている画像が背景画像である複数フレームのフレーム画像mを用いて判定値Tnを設定する。mは、分割した画像領域nの判定値Tnを設定するのに用いるフレーム画像のフレーム数を示す。例えば、分割した画像領域nの判定値Tnを設定するのにmフレーム数のフレーム画像を用いる場合、mは1~mの整数である。
例えば、画像領域nの判定値Tnを設定する場合、画像領域nに撮像されている画像が背景画像であるmフレームのフレーム画像を収集する。このとき、他の画像領域に撮像されているオブジェクトの影響を考慮し、収集するmフレームのフレーム画像は、画像領域nだけでなく、他の画像領域においてもオブジェクトが撮像されていないフレーム画像にするのが好ましい。
設定部11aは、収集したフレーム画像m毎に、画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mを算出する。設定部11aは、収集したフレーム画像m毎に算出した画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの平均値δn,aveを算出する。具体的には、設定部11aは、収集したフレーム画像m毎に算出した画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの総和をフレーム数mで除した値を、平均値δn,aveとして算出する。
設定部11aは、画像領域nの判定値Tnを、
Tn=1/δn,ave
として算出する。
なお、この例では、設定部11aは、画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの平均値δn,aveを基に判定値Tnを算出する構成であるが、画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの中央値や、画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの最頻値等を基に判定値Tnを算出してもよい。
判定値記憶部11bは、画像領域n毎に、設定部11aが算出した判定値Tnを記憶する。
検出部11cは、画像入力部12に入力されたフレーム画像の中から処理対象フレーム画像Mを選択する。検出部11cは、選択した処理対象フレーム画像Mの画像領域n毎に、その画像領域nにオブジェクトが撮像されているかどうかの検出を行う。検出部11cは、このオブジェクトの検出において、処理対象フレーム画像Mの画像領域nの画素値の分散δn,Mを算出し、
α<δn,M×Tn<β
を満足する場合に、処理対象フレーム画像Mの画像領域nにオブジェクトが撮像されていないと判定する。言い換えれば、検出部11cは、
α<δn,M×Tn<β
を満足しない場合に、処理対象フレーム画像Mの画像領域nにオブジェクトが撮像されていると判定する。
なお、α、およびβは、予め設定した値であり、画像領域n毎に共通の値が設定される構成であってもよいし、個別に値が設定される構成であってもよい。また、上記の説明から明らかように、α<βであり、δn,M×Tn=δn,M/δn,aveである。
オブジェクト検出装置1の制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかるオブジェクト検出プログラムを実行したときに、設定部11a、判定値記憶部11b、および検出部11cとして動作する。また、メモリは、判定値記憶部11bとして使用される記憶領域を有するとともに、この発明にかかるオブジェクト検出プログラムを展開する領域や、このオブジェクト検出プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかる異常検出方法を実行するコンピュータである。
<3.動作例>
この例のオブジェクト検出装置の動作を説明する。図4は、この例のオブジェクト検出装置における判定値設定処理を示すフローチャートである。
設定部11aは、判定値Tnを設定する対象画像領域nを選択する(s1)。例えば、設定部11aは、この時点において判定値記憶部11bに判定値Tnを記憶していない画像領域の中から、対象画像領域nを選択する。
設定部11aは、s1で選択した対象画像領域nにオブジェクトが撮像されていないフレーム画像mをmフレーム収集する(s2)。上記した通り、s2では、対象画像領域nだけでなく、全ての画像領域nでオブジェクトが撮像されていないフレーム画像を収集するのが好ましい。また、s2で、全ての画像領域nでオブジェクトが撮像されていないフレーム画像を収集しておくことによって、今回選択した対象画像領域nだけでなく、他の画像領域nを対象画像領域n選択した場合に、再度s2にかかる処理を行わなくてもよい。
設定部11aは、s2で収集したフレーム画像m毎に、s1で選択した対象画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mを算出する(s3)。設定部11aは、s2で収集したフレーム画像m毎に算出した対象画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの平均値δn,aveを算出する(s4)。
設定部11aは、s4でフレーム画像m毎に算出した対象画像領域nの画素値の分散δn,mの平均値δn,aveを基に、この対象画像領域nの判定値Tnを算出し、判定値記憶部11bに記憶させる(s5)。設定部11aは、この例では、判定値Tnを、
Tn=1/δn,ave
により算出する。
設定部11aは、未処理の画像領域n(判定値記憶部11bに判定値Tnを記憶していない画像領域n)の有無を判定し(s6)、未処理の画像領域nがあれば、s1に戻る。また、設定部11aは、未処理の画像領域nが無ければ、本処理を終了する。
このように、この例のオブジェクト検出装置1は、フレーム画像を分割した画像領域n毎に、その画像領域nに属する画素の画素値に応じた判定値Tnを設定することができる。
図5は、この例のオブジェクト検出装置におけるオブジェクト検出処理を示すフローチャートである。
検出部11cは、画像入力部12に入力された、観測対象エリアを撮像したフレーム画像の中から、処理対象フレーム画像Mを選択する(s11)。検出部11cは、画像入力部12に入力されたフレーム画像を順番に処理対象フレーム画像Mとして選択してもよいし、入力されたフレーム画像から所定フレーム数間隔(例えば、3フレーム間隔、5フレーム間隔)で処理対象フレーム画像Mを選択してもよいし、入力されたフレーム画像から所定の撮像時間間隔(例えば、100msec間隔、300msec間隔)で処理対象フレーム画像Mを選択してもよい。
検出部11cは、s11で選択した処理対象フレーム画像Mに対して、撮像されているオブジェクトを検出する画像領域nを選択する(s12)。検出部11cは、処理対象フレーム画像Mにおいて、s12で選択した画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,Mを算出する(s13)。
検出部11cは、s13で算出した画素値の分散δn,Mを用いて、s12で選択した画像領域nにオブジェクトが撮像されているかどうかを判定する(s14)。s14では、検出部11cは、例えば、s13で算出した画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,Mと、判定値記憶部11bに記憶している対応する画像領域nの判定値Tnとの積が、予め設定されたαとβとの間にあるかどうかを判定する。検出部11cは、この例では、
α<δn,M×Tn<β
を満足する場合に、処理対象フレーム画像Mの画像領域nにオブジェクトが撮像されていないと判定する。言い換えれば、検出部11cは、
α<δn,M×Tn<β
を満足しない場合に、処理対象フレーム画像Mの画像領域nにオブジェクトが撮像されていると判定する。
検出部11cは、画像領域nと、s14の判定結果(オブジェクトが撮像されているかどうか)とを対応づけて記憶する(s15、s16)。検出部11cは、未処理の画像領域nの有無を判定し(s17)、未処理の画像領域nがあれば、s12に戻る。
また、検出部11cは、s17で未処理の画像領域nが無いと判定すると、今回選択した処理対象フレーム画像Mについて、画像領域n毎に、オブジェクトの有無を対応づけた検出結果を上位装置に出力し(s18)、s11に戻る。
このように、この例のオブジェクト検出装置1は、カメラ5によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像を複数の画像領域nに分割し、各画像領域nに対してオブジェクトが撮像されているかどうかを判定する。また、画像領域n毎に、その画像領域nにオブジェクトが撮像されているかどうかの判定に用いる判定値Tnを設定している。したがって、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制することができる。
また、上記の例では、各画像領域nに対して、オブジェクトが撮像されているかどうかの判定に用いる判定値Tnを、その画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの平均値δn,aveを基に算出するとしたが、画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの中央値や、画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの最頻値等を基に算出してもよい。また、判定値Tnの設定に用いる画素値の統計量は、上記の例で示した画素値の分散に限らず、他の種類であってもよい。
また、各画像領域nに対してオブジェクトが撮像されているかどうかを、機械学習によってモデルを構築したAI(Artificial Intelligence)によって行う場合、画像領域nに属する画素の画素値の分散δn,mの平均値δn,aveや、その画像領域nに属する画素の画素値の平均の平均値等を基に算出した信頼度を、判定値Tnとして設定してもよい。
<4.変形例>
・変形例1
図6は、この変形例1のオブジェクト検出装置の主要部の構成を示す図である。この変形例1のオブジェクト検出装置1Aは、フレーム画像に対してオブジェクトが撮像されているかどうかを判定する画像領域nの分割を行う構成を追加的に備えている点で、上記の例と相違する。図6では、図2に示した構成と同様の構成については、同じ符号を付している。
この変形例1のオブジェクト検出装置1Aは、制御ユニット11Aが仮分割部11d、および決定部11eを追加的に有している点で、上記の例と相違する。仮分割部11dは、カメラ5によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像mを複数の仮画像領域nに分割する処理を行う。例えば、仮分割部11dは、カメラ5によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像mを、図7に示す横方向にj分割し、縦方向にk分割した、j×k個の仮画像領域pに分割する。pは、分割した仮画像領域を示し、この例では、pは、1~j×kの整数である。
決定部11eは、仮分割部11dによって仮分割された仮画像領域pを、特徴が類似し、且つ隣接していることを条件にしてグルーピングする。決定部11eは、グルーピングした仮画像領域pを、上記した例で説明した画像領域nに決定する。この変形例1では、決定部11eが、仮画像領域pのグルーピングに用いる特徴は2種類であり、1つが仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveであり、もう1つが仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveである。
なお、分散δp,mは、フレーム画像mにおいて、仮画像領域pに属する画素の画素値の分散であり、平均値μp,aveは、複数フレーム画像について算出した画素値の分散δp,mの平均値である。また、決定部11eが、仮画像領域pのグルーピングに用いる特徴は、仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,ave、または仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveのどちらか一方であってもよい。
決定部11eは、オブジェクトが撮像されていないフレーム画像m毎に、仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveを算出する。また、決定部11eは、オブジェクトが撮像されていないフレーム画像m毎に、仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveを算出する。
決定部11eは、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qを、同じ画像領域nにするかどうかを決定する。この例では、決定部11eは、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qにおいて、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の分散δq,mの平均値δq,aveとの差分の絶対値がδthより小さく、且つ、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の平均μq,mの平均値μq,aveとの差分の絶対値がμthより小さい場合に、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qを、同じ画像領域nにすると決定する。δth、およびμthは、予め設定した値である。
すなわち、決定部11eは、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qとにおいて、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の分散δq,mの平均値δq,aveとの差分の絶対値がδthより大きい場合、または一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の平均μq,mの平均値μq,aveとの差分の絶対値がμthより大きい場合、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qを、同じ画像領域nにしないと決定する。
この変形例1のオブジェクト検出装置1Aは、以下に示す画像領域分割処理を実行する点で、上記の例のオブジェクト検出装置1と相違する。この変形例1のオブジェクト検出装置1Aは、図4に示した判定値設定処理、および図5に示したオブジェクト検出処理を実行する。この変形例1のオブジェクト検出装置1Aは、画像領域分割処理で分割した画像領域毎に、判定値Tnの設定、およびオブジェクトの検出を行う。
図8は、この変形例1のオブジェクト検出装置の画像領域分割処理を示すフローチャートである。オブジェクト検出装置1Aは、オブジェクトが撮像されていない観測対象エリアのフレーム画像を複数フレーム(ここでは、mフレームとする。)用いて、この画像領域分割処理を実行する。
仮分割部11dが、フレーム画像を複数の仮画像領域pに分割する(s21)。s21では、例えば、図7に示したように、仮分割部11dが観測対象エリアのフレーム画像を、横方向にj分割し、縦方向にk分割した、j×k個の仮画像領域pに分割する。
決定部11eは、s21で分割した仮画像領域p毎に、その仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveを算出する(s22)。s22では、決定部11eは、オブジェクトが撮像されていない観測対象エリアのフレーム画像mの仮画像領域p毎に、その仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mを算出する。決定部11eは、mフレーム数のフレーム画像mのそれぞれにおいて、各仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mを算出する。決定部11eは、仮画像領域p毎に、mフレーム数のフレーム画像mのそれぞれにおいて算出した画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveを算出する。
また、決定部11eは、s21で分割した仮画像領域p毎に、その仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveを算出する(s23)。s23では、決定部11eは、オブジェクトが撮像されていない観測対象エリアのフレーム画像mの仮画像領域p毎に、その仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mを算出する。決定部11eは、mフレーム数のフレーム画像mのそれぞれにおいて、各仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mを算出する。決定部11eは、仮画像領域p毎に、mフレーム数のフレーム画像mのそれぞれにおいて算出した画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveを算出する。
このs22とs23の順番はどちらを先に実行してもよいし、並行して実行してもよい。
決定部11eは、以下に示すs25にかかる判定を行っていない、隣接する2つの仮画像領域p、qの組合せを選択する(s24)。決定部11eは、s24で選択した隣接する2つの仮画像領域p、qを同じ画像領域nにするかどうかを決定する(s25)。s25では、決定部11eは、s24で選択した隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qにおいて、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の分散δq,mの平均値δq,aveとの差分の絶対値がδthより小さく、且つ、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の平均μq,mの平均値μq,aveとの差分の絶対値がμthより小さい場合に、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qを、同じ画像領域nにすると決定する。δth、およびμthは、予め設定した値である。
すなわち、決定部11eは、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qとにおいて、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の分散δq,mの平均値δq,aveとの差分の絶対値がδthより大きい場合、または一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の平均μq,mの平均値μq,aveとの差分の絶対値がμthより大きい場合、隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qを、同じ画像領域nにしないと決定する。
決定部11eは、s24で選択した隣接する2つの仮画像領域p、qを同じ画像領域nにしないと決定すると、これら2つの仮画像領域p、qが接している境界を、画像領域の分割ラインに設定する(s26)。決定部11eは、s24で選択した隣接する2つの仮画像領域p、qが属する画像領域を同じと判定すると、これら2つの仮画像領域p、qが接している境界に、画像領域の分割ラインを設定しない(s26にかかる処理を行わない。)。
決定部11eは、未処理の隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qの組合せの有無を判定する(s27)。決定部11eは、s25にかかる判定を行っていない2つの仮画像領域pと仮画像領域qの組合せ(未処理の隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qの組み合わせ)があれば、s24に戻る。また、決定部11eは、未処理の隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qの組合せがなければ、s26設定した分割ラインに応じて、フレーム画像を複数の画像領域に分割し(s28)、本処理を終了する。
この変形例1のオブジェクト検出装置1Aは、この図8に示した画像領域分割処理を実行した後、図4に示した判定値設定処理を実行し、画像領域分割処理で分割した画像領域n毎に、判定値Tnを設定する。
この変形例1のオブジェクト検出装置1Aでは、オブジェクトを検出する画像領域nの分割が、背景画像撮像されたフレーム画像における画素値の分散の平均値、および画素値の平均値が類似していることを条件にして行える。これにより、図4に示した判定値設定処理において、各画像領域nに対して設定する判定値Tnを、その画像領域nおいてオブジェクトを検出するのに適した値にできる。したがって、オブジェクト検出装置1Aは、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制することができる。
・変形例2
図8に示した画像領域分割処理は、図9に示す処理に置き換えてもよい。図9は、この変形例2のオブジェクト検出装置の画像領域分割処理を示すフローチャートである。この変形例2のオブジェクト検出装置1Aは、図6に示した構成である(上記した変形例1のオブジェクト検出装置1Aと同様の構成である。)。図9では、図8に示した処理と同じ処理については、同じステップ番号を付している。
この変形例2のオブジェクト検出装置1Aは、撮像距離Dも加味して、フレーム画像を複数の画像領域nに分割する。
オブジェクト検出装置1Aは、上記した変形例1と同様に、s21~s23にかかる処理を行う。この変形例2のオブジェクト検出装置1Aは、仮画像領域p毎に、平均撮像距離Dp,aveを算出する(s31)。オブジェクト検出装置1Aは、例えば、入力された観測対象エリアの距離画像を用いて、仮画像領域p毎に、平均撮像距離Dp,aveを算出する。
この変形例2のオブジェクト検出装置1Aは、未処理の隣接する2つの仮画像領域p、qの組合せを選択し(s24)、これら2つの仮画像領域p、qを、同じ画像領域nにするか、異なる画像領域にするかを決定する(s32)。
s32では、上記した変形例1のs25と異なり、
・条件1:隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qにおいて、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の分散δp,mの平均値δp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の分散δq,mの平均値δq,aveとの差分の絶対値がδthより小さい、
・条件2:隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qにおいて、一方の仮画像領域pに属する画素の画素値の平均μp,mの平均値μp,aveと、他方の仮画像領域qに属する画素の画素値の平均μq,mの平均値μq,aveとの差分の絶対値がμthより小さい、
・条件3:隣接する2つの仮画像領域pと仮画像領域qにおいて、一方の仮画像領域pの平均撮像距離Dp,aveと、他方の仮画像領域qの平均撮像距離Dq,aveとの差分の絶対値がDthより小さい、
の全てを満足した場合に、2つの仮画像領域p、qを、同じ画像領域nにすると決定する。すなわち、この変形例2のオブジェクト検出装置1Aは、上記した条件1~3のいずれか1つでも満足しない場合、2つの仮画像領域p、qを、同じ画像領域nにしないと決定する。
このように、この変形例2のオブジェクト検出装置1Aは、撮像距離Dも加味して、フレーム画像を複数の画像領域nに分割する。これにより、図4に示した判定値設定処理において、各画像領域nに対して設定する判定値Tnを、その画像領域nおいてオブジェクトを検出するのに適した値にできる。したがって、オブジェクト検出装置1Aは、オブジェクトの誤検出、およびオブジェクトの見逃しを十分に抑制することができる。
・変形例3
上記した変形例1、2におけるs21にかかる処理は、図10に示す処理にしてもよい。この変形例3のオブジェクト検出装置1Aは、図6に示した構成である。仮分割部11dは、オブジェクトが撮像されていない観測対象エリアのフレーム画像mを選択する(s41)。仮分割部11dは、s41で選択したフレーム画像mに対してエッジ検出処理を行う(s42)。s42では、公知のソーベル(Sobel)や、プレヴィット(Prewitt)等の微分フィルタを用いて、エッジ検出を行う。仮分割部11dは、s42で検出したエッジを、フレーム画像mを仮画像領域pに分割する分割ラインとみなし、仮画像領域pの分割を行う(s43)。
なお、上記した例のオブジェクト検出装置1、1Aは、オペレータが、上記した処理で分割された画像領域nの併合、分割を行える構成であってもよい。また、上記した例のオブジェクト検出装置1、1Aは、オペレータが、上記した処理で設定された各画像領域nの判定値Tnの修正を行える構成であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。また、上記した全ての例の説明で示したフローチャートにおける各ステップの順番は、あくまでも一例であり、可能な範囲で適宜入れ替えてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
撮像装置(5)によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像が入力される画像入力部(12)と、
前記画像入力部(12)に入力されたフレーム画像を処理して、このフレーム画像に撮像されているオブジェクトを検出する検出部(11c)と、
前記フレーム画像を分割した画像領域毎に、前記検出部(11c)が撮像されているオブジェクトの検出に用いる判定値を設定する設定部(11a)と、を備え、
前記検出部(11c)は、前記画像領域毎に、その画像領域に設定されている前記判定値を用いて、撮像されているオブジェクトを検出し、
前記設定部(11a)は、前記画像領域毎に、その画像領域にオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用い、当該画像領域に属する画素の画素値の分散に基づいて前記判定値を設定する、
オブジェクト検出装置(1)。
1、1A…オブジェクト検出装置
5…カメラ
11、11A…制御ユニット
11a…設定部
11b…判定値記憶部
11c…検出部
11d…仮分割部
11e…決定部
12…画像入力部
13…出力部
100…検出システム

Claims (10)

  1. 撮像装置によって撮像された観測対象エリアのフレーム画像が入力される画像入力部と、
    前記画像入力部に入力されたフレーム画像を処理して、このフレーム画像に撮像されているオブジェクトを検出する検出部と、
    前記フレーム画像を分割した画像領域毎に、前記検出部が撮像されているオブジェクトの検出に用いる判定値を設定する設定部と、を備え、
    前記検出部は、前記画像領域毎に、その画像領域に設定されている前記判定値を用いて、撮像されているオブジェクトを検出し、
    前記設定部は、前記画像領域毎に、その画像領域にオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用い、当該画像領域に属する画素の画素値の統計量に基づいて前記判定値を設定する、
    オブジェクト検出装置。
  2. 前記設定部は、前記画像領域毎に、その画像領域にオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用い、当該画像領域に属する画素の画素値の分散に基づいて前記判定値を設定する、
    請求項1に記載のオブジェクト検出装置。
  3. 前記設定部は、前記画像領域毎に、その画像領域にオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用い、当該画像領域に属する画素の画素値の分散の平均値に基づいて前記判定値を設定する、
    請求項2に記載のオブジェクト検出装置。
  4. 前記フレーム画像を仮画像領域に分割する仮分割部と、
    オブジェクトが撮像されていない複数のフレーム画像を用い、特徴が類似し、且つ隣接していることを条件にして前記仮画像領域をグルーピングし、グルーピングした前記仮画像領域を前記画像領域に決定する決定部と、
    を備えた請求項1~3のいずれかに記載のオブジェクト検出装置。
  5. 前記決定部は、前記仮画像領域のグルーピングにおいて、前記仮画像領域に属する画素の画素値の分散の平均値を前記特徴の1つとして用いる、
    請求項4に記載のオブジェクト検出装置。
  6. 前記決定部は、前記仮画像領域のグルーピングにおいて、前記仮画像領域に属する画素の画素値の平均の平均値を前記特徴の1つとして用いる、
    請求項4、または5に記載のオブジェクト検出装置。
  7. 前記決定部は、前記仮画像領域のグルーピングにおいて、前記仮画像領域に撮像されている画像の撮像距離を前記特徴の1つとして用いる、
    請求項4~6のいずれかに記載のオブジェクト検出装置。
  8. 前記仮分割部は、オブジェクトが撮像されていないフレーム画像に対してエッジ検出を行い、検出したエッジに応じて前記仮画像領域の分割を行う、
    請求項4~7のいずれかに記載のオブジェクト検出装置。
  9. 画像入力部に入力された、観測対象エリアを撮像したフレーム画像を処理して、このフレーム画像に撮像されているオブジェクトを検出する検出ステップと、
    前記フレーム画像を分割した画像領域毎に、前記検出ステップで撮像されているオブジェクトの検出に用いる判定値を設定する設定ステップと、をコンピュータが実行し、
    前記検出ステップは、前記画像領域毎に、その画像領域に設定されている前記判定値を用いて、撮像されているオブジェクトを検出するステップであり、
    前記設定ステップは、前記画像領域毎に、その画像領域にオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用い、当該画像領域に属する画素の画素値の統計量に基づいて前記判定値を設定するステップである、
    オブジェクト検出方法。
  10. 画像入力部に入力された、観測対象エリアを撮像したフレーム画像を処理して、このフレーム画像に撮像されているオブジェクトを検出する検出ステップと、
    前記フレーム画像を分割した画像領域毎に、前記検出ステップで撮像されているオブジェクトの検出に用いる判定値を設定する設定ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記検出ステップは、前記画像領域毎に、その画像領域に設定されている前記判定値を用いて、撮像されているオブジェクトを検出するステップであり、
    前記設定ステップは、前記画像領域毎に、その画像領域にオブジェクトが撮像されていないときの複数のフレーム画像を用い、当該画像領域に属する画素の画素値の統計量に基づいて前記判定値を設定するステップである、
    オブジェクト検出プログラム。
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