JP2023082606A - 運行計画作成システム、運行計画作成方法、運行計画作成プログラム、及び輸送計画システム - Google Patents

運行計画作成システム、運行計画作成方法、運行計画作成プログラム、及び輸送計画システム Download PDF

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Abstract

【課題】運行計画作成業務における日々の環境変化に効率的に対応し、適宜な運行計画を作成する運行計画作成システム、方法、プログラム及び輸送計画システムを提供する。【解決手段】ネットワークを介して、運行計画作成システムが、ODデータ取得システム、運行制御システム及び資源管理システム等と接続される輸送計画システムにおいて、運行計画作成システム100は、運行計画の計画要素に生じる制約及びその強度に関する情報と、運行計画の作成アルゴリズムと、運行計画の計画要素と作成アルゴリズムにより改善する評価指標の目安とを関連付けた情報と、制約の強度の変更希望の情報を記憶する記憶装置101及び運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成し、運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択し、生成した制約を選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し、新たな運行計画を生成する演算装置104を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、運行計画作成システム、運行計画作成方法、運行計画作成プログラム、及び輸送計画システムに関するものである。
鉄道やバスなどの交通事業においては、事前に定められた運行計画に基づいて、車両を運行し、その旅客を目的地まで輸送している。こうした運行計画は日ごとに存在し、各日のダイヤと資源運用計画(車両と乗務員)を含むものである。また運行計画は、列車本数、列車停車時分、列車通停区分、資源の行路、行程など様々な要素から構成される。
上述の運行計画の作成等に関連する従来技術として、例えば、複雑な構成要素からなる場合であっても質の高い運行ダイヤを作成するダイヤ作成システム(特許文献1参照)などが提案されている。
この技術は、運行ダイヤの各構成要素の変更と当該構成要素の変更による前記運行ダイヤの各観点からの質の変化との間の関係を記憶した評価指標改善度情報を記憶する記憶装置、及び、前記評価指標改善度情報に基づき、前記運行ダイヤの質を最も向上させる前記運行ダイヤの構成要素を選択する変更ダイヤ要素選択処理と、前記運行ダイヤを作成可能な複数のダイヤ作成モデルのうち、前記選択した前記構成要素の変更により前記運行ダイヤ全体の質が最も向上するダイヤ作成モデルを選択する最適化モデル選択処理と、前記選択したダイヤ作成モデルに基づき、新たな運行ダイヤを作成するダイヤ最適化処理を実行する演算装置を備えるシステムに関するものである。
特開2021-88205号公報
運行計画の品質は、旅客の評価に直結する傾向にある。そのため、運行計画の作成業務は、事業者にとって重要な業務である。だが、時間的、労力的にも負荷の高い業務のため、品質の維持、向上が困難になりつつある。
例えば、現在は、旅客から募ったアンケートや乗務員の業務日報、現場調査などのエビデンスを人手で集約、分析して改善箇所を特定し、その結果を踏まえたダイヤ修正内容の検討を行っている。
こうした作業自体の負荷が高いことに加え、事業者内部の各所(例:本社と駅務現場)の間での調整が必須であり、最終的に実施可能な運行計画を定めるために多くのハードルがある。また、鉄道網の複雑化、旅客ニーズの多様化に伴い、運行計画業務のベテランといえども人手のみで網羅的に情報を考慮することは難しい状況にある。
また、当該業務において既存の計画作成技術を用いる場合、改善したい評価指標が定まっていても、どの要素を更新すればよいか、どのような計画作成技術を組み合わせるべきか、適切な選択が難しいといった課題もある。
また、政策等による旅客需要の急変という事態に際し、当該旅行需要を満たすよう運行計画を高頻度に更新するケースがある。その場合、運行計画の施行日と作成日の近さによ
っては、資源に関する制約が強くなりがちで、計画更新は困難となってしまう。
そこで本発明の目的は、運行計画作成業務における日々の環境変化に効率的に対応し、適宜な運行計画を作成可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の運行計画作成システムは、輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置と、前記第一の情報及び前記第四の情報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の運行計画作成方法は、情報処理システムが、輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置を備えて、前記第一の情報及び前記第四の情報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の運行計画作成プログラムは、輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置を備えた情報処理システムにおいて、前記第一の情報及び前記第四の情報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の輸送計画システムは、輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置と、前記第一の情報及び前記第四の情
報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理を実行する演算装置とを備えることを特徴とする運行計画作成システムと、前記運行計画作成システムから前記運行計画を取得し、当該運行計画に基づいて、前記輸送サービスにおける移動資源の運行を制御する運行制御システムと、前記運行計画作成システムから前記運行計画及び前記第四の情報を取得し、当該運行計画及び前記第四の情報に基づいて前記輸送サービスにおける移動資源の管理を行う資源管理システムとを備える。
本発明によれば、運行計画作成業務における日々の環境変化に効率的に対応し、適宜な運行計画の作成が可能となる。
本実施形態における輸送計画システムの構成例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成システムの構成例を示す図である。 本実施形態のダイヤ情報の例を示す図である。 本実施形態のダイヤ情報の例を示す図である。 本実施形態の資源運用計画の例を示す図である。 本実施形態の旅客OD情報の例を示す図である。 本実施形態の評価指標情報の例を示す図である。 本実施形態の資源状況情報の例を示す図である。 本実施形態の変更限定制約生成条件情報の例を示す図である。 本実施形態の強度変更希望制約情報の例を示す図である。 本実施形態の計画要素情報の例を示す図である。 本実施形態の計画作成アルゴリズム関係モデル情報の例を示す図である。 本実施形態の計画作成アルゴリズム情報の例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。
<概説>
負荷削減や品質向上を目的として計算機による運行計画の計画評価技術や計画作成技術が発展してきた。運行計画の評価とは、実績データやシミュレーションに基づき様々な観点(混雑率、ロバスト性、設備稼働率など)での評価となる。また、運行計画の作成においては、対象(停車時分、列車本数等)や目的(混雑平準化、ロバスト性向上等)に応じて手段が様々存在する。
ここで、運行計画としてダイヤと資源運用計画の両方を作成または更新する業務を「運行計画作成業務」と称することとする。また、ある運行計画が輸送サービスとして実施される日を「(当該運行計画の)施行日」、ある施行日の運行計画を対象に運行計画作成業務を実施(計画の作成または更新)する日を「(当該運行計画の)作成日」と称することとする。
従来であれば、運行計画作成業務において、改善したい評価指標が定まっていても、どの要素を更新すればよいか、どのような計画作成技術を組み合わせるべきか、といった点で適切な選択が難しく、試行錯誤が必要であった。
また、政策などの影響で旅客需要が急変する時代になり、その需要を満たすよう運行計画を高頻度に更新するニーズが生まれている。しかしながら、実施可能な計画を作成するには、その施行日と作成日における資源状況の考慮が必要である。一般に、作成日に対して施行日が直近の運行計画を更新する場合には、資源に関する制約が強くなり、例えば、(既に確定済みの)乗務員の勤務計画や車両の検査計画に影響を与えるような計画変更は困難である。
そこで本発明では、列車ダイヤと資源運用計画を含み複雑な計画要素から構成される運行計画について、運行計画の施行日における資源運用計画の変更可能性に応じて生じる制約の強度を変更することにより、高品質かつ実施可能な運行計画を作成する。ひいては、運行計画作成業務における日々の環境変化に効率的に対応し、適宜な運行計画を作成可能とする。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の輸送計画システム10を示すものであり、主として運行計画作成システム100を含むネットワーク構成図である。
図1に示す運行計画作成システム100は、運行計画作成業務における日々の環境変化に効率的に対応し、適宜な運行計画を作成可能とするコンピュータである。
本実施形態における輸送計画システム10は、図1で示すように、ネットワーク1を介して、運行計画作成システム100が、ODデータ取得システム11、運行制御システム12、及び資源管理システム13らと通信可能に接続されている。
なお、運行制御システム12における制御対象や資源管理システム13における管理対象は、列車などの移動体やそれを構成する車両、運行のため必要な乗務員や信号設備等、といった移動資源14であある。よって、これら移動資源14も含めて輸送計画システム10を構成するとしてもよい。
上述のネットワーク構成のうち、ODデータ取得システム11は、例えば、鉄道駅の改札システムから各駅での乗降客の人数等のデータを取得するシステムである。勿論、そうした改札システム自体であってもよい。
また、運行制御システム12は、運行計画情報が示すダイヤ等に従って列車の運行や信号設備等の移動資源14を制御するシステムである。また、資源管理システム13は、上述の列車を構成する車両やその乗務員といった移動資源14を、運行計画に沿って確保し適宜なタイミングに割り当てるシステムである。これら運行制御システム12及び資源管理システム13は、いずれも既存システムと同様のものを想定できる。
本実施形態の運行計画作成システム100は、ODデータ取得システム11から得たO
Dデータや資源管理システム13から得た資源状況情報等に基づいて運行計画作成を実行する。作成した運行計画は、ネットワーク1を介して、運行制御システム12及び資源管理システム13に配信され、利活用される。
<ハードウェア構成>
また、本実施形態の運行計画作成システム100のハードウェア構成は、図2に以下の如くとなる。
すなわち運行計画作成システム100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104、入力装置105、表示装置106、および通信装置107を備える。
このうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
また、入力装置105は、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける、キーボードやマウス、マイクといった装置である。
また、表示装置106は、演算装置104による処理データの表示を行うディスプレイである。
また、通信装置107は、ネットワーク1と接続してODデータ取得システム11、運行制御システム12及び資源管理システム13らとの通信処理を担うネットワークインターフェイスカード等を想定する。
また、記憶装置101内には、本実施形態の運行計画作成システム100として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、対象運行計画情報110、結果運行計画情報111、旅客OD情報112、評価指標情報113、資源状況情報114、計画要素情報115、変更限定制約生成条件情報116、計画作成アルゴリズム関係モデル情報117、計画作成アルゴリズム情報118、及び強度変更希望制約情報119が少なくとも記憶されている。ただし、これら情報についての詳細は後述する。
また、プログラム102は、少なくとも、変更限定制約生成処理、計画作成アルゴリズム選択処理、及び計画作成実行分析処理の各処理を含むものとする。
<データ構造例>
続いて、本実施形態の運行計画作成システム100が用いる各種情報について説明する。図3A、図3Bに、本実施形態における対象/結果運行計画情報(ダイヤ)110、111の一例を示す。なお、ここでは説明の便宜上、処理対象となる運行計画情報すなわち対象運行計画情報110と、処理結果である運行計画情報すなわち結果運行計画情報111を、「対象/結果運行計画情報」としてひとまとめに例示する。データ構造等は同一であるためである。
本実施形態の対象/結果運行計画情報(ダイヤ)110、111は、運行計画情報を構成するダイヤ情報について例示したもので、列車ID、工程ID、列車種別、着駅、発駅、着時間、発時間といったデータを含むレコードの集合体となる。また、こうした情報を、横軸に時刻、縦軸に距離をとって停車場名を配置して構成したのが、図3Bに示すダイ
ヤグラムである。
続いて図4に、本実施形態における対象/結果運行計画情報(資源運用計画)110、111の一例を示す。本実施形態における対象/結果運行計画情報(資源運用計画)110、111は、鉄道運行に利用する資源として車両や乗務員の割当て管理用の情報である。
こうした対象/結果運行計画情報(資源運用計画)110、111は、例えば、資源ID、資源種別、及び、当該資源の各運行日における担当行路のID、といったデータを含むレコードの集合体となる。図4の例では、対象運行計画情報(資源運用計画)110、111として、各行路に関して、割り当たった資源の種別と、当該行路での当該資源の利用がなされる施行日、始発駅、終了駅、および行程リスト、といった情報も紐付いた例を示す。
続いて図5Aに、本実施形態における旅客OD情報112の一例を示す。本実施形態の旅客OD情報112は、対象各駅(図中の例では、駅A~C)を乗車駅と降車駅として組合せた場合の、乗降客数を表す情報である。
続いて図5Bに、本実施形態における評価指標情報113の一例を示す。本実施形態の評価指標情報113は、運行計画に関する評価指標を規定した情報である。図5Bの例では、評価指標IDをキーにして、当該評価指標の名称、及び算出式の各情報を紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図6Aに、本実施形態における資源状況情報114の一例を示す。本実施形態の資源状況情報114は、車両や乗務員のといった資源の点検、検査、シフト割当てといった各種事象に関する状況を示すものである。図6Aの例では、状況IDをキーに、対象資源、状況更新日、事象発生日、及び事象といったデータを紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図6Bに、本実施形態における変更限定制約生成条件情報116の一例を示す。本実施形態の変更限定制約生成条件情報116は、車両検査状況等の資源情報、施工日、作成日に基づいて、運行計画の各計画要素に関する変更可能量やその強度(ソフト、ハード)を紐づける情報である。図6Bの例では、制約IDをキーとして、生成条件、変更限定制約、制約対象、及び制約強度といった情報を紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図7Aに、本実施形態における強度変更希望制約情報119の一例を示す。本実施形態の強度変更希望制約情報119は、上述の変更限定制約生成条件情報における制約の強度の変更希望の情報である。図7Aの例では、変更希望IDをキーに、対象制約を示す制約ID、変更後制約(すなわち希望内容)、及び変更後制約強度といったデータを紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図7Bに、本実施形態における計画要素情報115の一例を示す。本実施形態の計画要素情報115は、運行計画を構成し変更対象となりうる要素に関する情報である。図7Bの例では、計画要素IDをキーに、対象計画、及び計画要素の情報を紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図8Aに、本実施形態における計画作成アルゴリズム関係モデル情報117の一例を示す。本実施形態の計画作成アルゴリズム関係モデル情報117は、運行計画の作成アルゴリズムとそのアルゴリズムを用いたときの各評価指標の改善効果を対応付けて規定
した情報である。
図8Aの例では、アルゴリズムを示すアルゴリズムIDをキーに、変更対象とする計画要素、当該計画要素に関する改善評価指標、及び当該評価指標の改善効果といった情報を紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図8Bに、本実施形態における計画作成アルゴリズム情報118の一例を示す。本実施形態における計画作成アルゴリズム情報118は、運行計画の作成を行うために用いるアルゴリズムの情報を規定したものである。
図8Bの例では、当該アルゴリズムを一意に示すアルゴリズムIDをキーに、当該アルゴリズムにおける手順の実行順序、当該実行順序における処理対象とする計画要素(変更計画要素)、当該計画要素に関する改善評価指標、及び最適化モデルといった情報を紐付けたレコードの集合体となっている。なお、上述の最適化モデルについては後述する。
<フロー例:メインフロー>
以下、本実施形態における運行計画作成方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する運行計画作成方法に対応する各種動作は、運行計画作成システム100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図9は、本実施形態における運行計画作成方法のフロー例を示す図である。この場合、運行計画作成システム100は、対象の運行計画(対象運行計画)を、例えばユーザ指示を受けて、対象運行計画情報110の中から選択する(s10)。
続いて、運行計画作成システム100は、s10で選択した対象運行計画を評価(運行計画評価処理)する(s11)。この運行計画評価処理の詳細については後述する。
また、運行計画作成システム100は、対象運行計画のうち更新対象とする時間帯や区間を設定(更新範囲設定処理)する(s12)。この更新範囲設定処理の詳細については後述する。
次に、運行計画作成システム100は、対象運行計画の変更限定制約を生成(変更限定制約生成処理)する(s13)。この変更限定制約生成処理の詳細については後述する。
また、運行計画作成システム100は、運行計画のうち変更可能な計画要素および評価指標の目標値を設定(変更可能要素・目標値設定処理)する(s14)。この変更可能要素・目標値設定処理の詳細については後述する。
続いて、運行計画作成システム100は、使用する計画作成アルゴリズムを選択(計画作成アルゴリズム選択処理)する(s15)。この計画作成アルゴリズム選択処理の詳細については後述する。
また、運行計画作成システム100は、対象運行計画に対して変更限定制約を適用した計画作成アルゴリズム実行(計画作成実行分析処理)する(s16)。この計画作成実行分析処理の詳細については後述する。
また、運行計画作成システム100は、強度変更希望制約が存在するか判定し、当該判定の結果、強度変更希望制約が存在する場合(s17:はい)、運行計画作成システム100は、処理をs13に戻す。
一方、上述の判定の結果、強度変更希望制約が存在しない場合(s17:いいえ)、運行計画作成システム100は、得られた各解を結果運行計画として強度変更希望制約とともに配信(計画選択・配信処理)し(s18)、処理を終了する。この計画選択・配信処理の詳細については後述する。
<フロー例:運行計画評価処理>
図10は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、運行計画評価処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、対象運行計画情報110及び旅客OD情報112を取得する(s20)。対象運行計画情報110は、例えばユーザ指定の運行計画情報を所定のインターフェイス(入力装置105)から取得する。また、旅客OD情報112は、ODデータ取得システム11から取得するものとする。
また、運行計画作成システム100は、予め記憶装置101で保持する評価指標情報113から、全ての評価指標情報を取得する(s21)。
続いて、運行計画作成システム100は、使用する評価指標情報113のユーザ選択(デフォルトは全指標を使用)を受け付ける(s22)。
また、運行計画作成システム100は、s20で得ている対象運行計画について、s22で選択された評価指標情報113に関する評価値を算出する(s23)。この算出は、図5Bの評価指標情報113における「算出式」欄の数式に、必要な引数の値(旅客OD情報112や対象運行計画110らが示す乗車人数や走行距離等の値)を代入して実行することとなる。
続いて、運行計画作成システム100は、対象運行計画における各評価指標の評価値を保存、出力し(s24)、処理を終了する。こうした対象運行計画の評価値としては、評価指標ごとの評価値をテーブル形式で対応付けたものを想定できる。したがって、評価指標「列車混雑率」に関する評価値「125%/本」、評価指標「列車運行コスト」に関する評価値「24.5万円/本」といった情報群が記憶装置101に保存されることになる。
<フロー例:更新範囲設定処理>
図11は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、更新範囲設定処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、s20で得ている対象運行計画情報110を取得する(s30)。また、運行計画作成システム100は、運行計画の変更を許す時間帯および駅区間について、ユーザ選択(デフォルトは全時間帯、全駅区間)を受け付けて(s31)、処理を終了する。
こうしたユーザ選択に際して、運行計画作成システム100は、運行計画情報110によるダイヤグラムを表示装置106に出力し、変更を許す時間帯および駅区間に対して、ユーザのカーソルドラッグ操作による囲み、などといった選択操作を受け付けることになる。なお、変更を許す範囲として設定されていない時間帯、駅区間については、運行計画作成システム100は、運行計画作成時に元計画の状態を維持されるよう制約を生成し、適用するものとする。
<フロー例:変更限定制約生成処理>
図12は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、変更限定制約生成処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、対象運行計画情報110から当該対象運行計画の作成日を取得する(s40)。
また、運行計画作成システム100は、上述の作成日から対象運行計画の施行日までの資源状況情報114を取得する(s41)。
続いて、運行計画作成システム100は、変更限定制約生成条件情報116を記憶装置101から取得する(s42)。
また、運行計画作成システム100は、s40で得ている対象運行計画及び作成日及びs41で得ている資源状況情報114を、s42で得ている変更限定制約生成条件情報116に照合し、変更限定制約生成条件情報116における「生成条件」、「変更限定制約」、及び「制約対象」の各値が合致する変更限定制約生成条件を特定し、これを、対象運行計画の変更限定制約として記憶装置101に保存する(s43)。
また、運行計画作成システム100は、強度変更希望制約情報119において、「制約ID」がs43で特定した変更限定制約生成条件の制約IDと一致するもの、すなわち強度変更希望制約が存在するか判定する(s44)。
上述の判定の結果、強度変更希望制約が存在しない場合(s44:いいえ)、運行計画作成システム100は、本フローを終了する。
一方、上述の判定の結果、強度変更希望制約が存在する場合(s44:はい)、運行計画作成システム100は、強度変更希望制約に含まれる強度変更内容を変更限定制約に反映し(s45)、処理を終了する。この範囲は、具体的には、強度変更対象となる制約における「変更限定制約」欄の値を、強度変更希望制約が示す値に置換するといったものを想定できる。
<フロー例:変更可能要素・目標値設定処理>
図13は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、変更可能要素・目標値設定処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、計画要素情報115から全ての計画要素を取得する(s50)。この計画要素情報115は、運行計画(ダイヤ+資源運用計画)のうち、変更可能な計画要素をリストアップした情報である。後の運行計画作成処理において、実際に変更を許す要素をユーザが限定するために用いることとなる。
また、運行計画作成システム100は、変更可能とする計画要素のユーザ選択(デフォルトは全計画要素を変更可能)を受け付ける(s51)。この場合、運行計画作成システム100は、図18Aにおける画面G10にて示すように、計画要素ごとの変更可否指定を受け付けるラジオボタンなどのインターフェイスを含む画面を表示装置106で表示させ、ユーザ選択を受け付ける。
続いて、運行計画作成システム100は、s51で得た、計画要素に対するユーザ選択の結果を記憶装置101に保存する(s52)。
また、運行計画作成システム100は、運行計画評価処理(図10のフロー)で算出した対象運行計画の評価値を取得し、これを表示装置106にて出力する(s53)。この場合、運行計画作成システム100は、図18Bの画面G20にて示すように、評価指標ごとの現在値(現在の評価値)を列挙するとともに、当該評価指標に関する、希求水準、及び理想値といった目標値の入力インターフェイスも表示する。
続いて、運行計画作成システム100は、s53で表示している各評価値に対する目標値について、画面G20で示すように、ユーザ設定(デフォルトは各評価値に既定値を設定)を受け付ける(s54)。図18Bの例では、評価指標名称「列車混雑率」に関して現在値「125%/本」であるところ、希求水準「120%/本以下」、理想値「100%/本以下」といった目標値がユーザにより設定されている。
また、運行計画作成システム100は、s54で画面G20にて得た各評価値の目標値を記憶装置101に保存し(s55)、処理を終了する。なお、希求水準はユーザが妥協できる水準の値であり、理想値はユーザが望む水準の値である。
<フロー例:計画作成アルゴリズム選択処理>
図14は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、計画作成アルゴリズム選択処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、ここまで処理対象としている対象運行計画およびその評価指標の現在値(図13のフローにおけるs53で得ているもの)を取得する(s60)。
続いて、運行計画作成システム100は、図13のフローにおけるs54、s55で得ている目標値設定(理想値および希求水準)、および変更可能要素設定(図18Aの画面G10で得ているもの)を記憶装置101から取得する(s61)。
また、運行計画作成システム100は、計画作成アルゴリズム関係モデルを計画作成アルゴリズム関係モデル情報117から取得する(s62)。
続いて、運行計画作成システム100は、評価指標の目標値と現在値を用いて、評価指標ごとに目標値までの相対距離を算出する(s63)。この算出は、例えば、相対距離=(現在値-希求水準)/(希求水準-理想値)、といった数式を用いて実行するものとする。列車混雑率の現在値が「125」、希求水準が「120」、理想値が「100」であれば、相対距離=(125-120)/(120-100)=0.25、と算定できる。
なお、上述の希求水準と理想値による相対距離の計算手法としては、所定の既存技術(例えば、H. Nakayama, Y. Sawaragi, “Satisfying trade-off method for multi-objective programming,” Lecture Notes in Economics and Mathematical Systems, vol. 229, pp.113-122 (1984)、https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-662-00184-4_13)を適宜採用することができる。
次に、運行計画作成システム100は、上述のs62で得た計画作成アルゴリズム関係モデルに含まれる変更計画要素に基づき、上述の変更可能要素設定(図18Aの画面G10で受け付けたもの)で許可された計画作成アルゴリズムを抽出する(s64)。この場合、運行計画作成システム100は、s61で得た変更可能要素を「変更計画要素」に含むもので、同アルゴリズムによって改善される評価指標がs60、s61で現在値や目標値を得ているものである、計画作成アルゴリズムを特定し、その情報を取得する。
続いて、運行計画作成システム100は、計画作成アルゴリズム関係モデルに含まれる改善効果と、s63で得た相対距離を用いて、計画作成アルゴリズムごとに点数を設定(改善効果×相対距離の評価指標毎の総和をとる等)する(s65)。
例えば、あるアルゴリズムにおける列車混雑率改善効果が「100」で、相対距離が「0.25」、また列車運行コスト改善効果が「50」で、相対距離が「0.5」である場
合、当該アルゴリズムの点数は、100×0.25+50×0.5=25+25=50(点)と算定出来る。
また、運行計画作成システム100は、上述のs65で得た点数に基づき、点数が上位(例えば、上位3位までのアルゴリズムを適用候補として選定、など)の計画作成アルゴリズムを今回適用するアルゴリズムとして選定し、当該情報を記憶装置101に保存し(s66)、処理を終了する。
<フロー例:計画作成実行分析処理>
図15は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、計画作成実行分析処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、対象運行計画および更新範囲を取得する(s70)。
続いて、運行計画作成システム100は、対象運行計画の変更限定制約(ここまでのフローで得ているもの)を記憶装置101から取得する(s71)。また、運行計画作成システム100は、図14のフローで選択した計画作成アルゴリズムを記憶装置101から取得する(s72)。
なお、上述の複数の計画作成アルゴリズムのそれぞれは、実行順序を持つ複数の最適化モデルで構成され、それぞれの最適化モデルは、変更する計画要素(複数可)、改善する評価指標(複数可)の情報を持っている。計画作成アルゴリズム選択処理で選択したIDのアルゴリズムの情報を抽出する。
続いて、運行計画作成システム100は、対象運行計画の更新範囲内の計画要素を対象に、s71で得た変更限定制約を制約条件として考慮した計画作成アルゴリズム(s72で得たもので、複数あることを想定)を実行する処理(計画作成アルゴリズム実行副処理)を並列に実行する(s73)。この場合、選択している計画作成アルゴリズムの数だけ、計画作成アルゴリズム実行副処理(後述する図16のフローが対応)を並列実行する、との趣旨である。
次に、運行計画作成システム100は、ここまでの処理の結果、実行可能な運行計画を得られない計画作成アルゴリズムがあるか判定する(s74)。
上述の判定の結果、実行可能な運行計画を得られない計画作成アルゴリズムがない場合(s74:いいえ)、運行計画作成システム100は、処理をs77に遷移する。
一方、上述の判定の結果、実行可能な運行計画を得られない計画作成アルゴリズムがある場合(s74:はい)、運行計画作成システム100は、ハード制約として考慮していた変更限定制約をセミハード制約に制約の強度を変更した状態で計画作成アルゴリズムを再実行する(s75)。
例えば、アルゴリズムID=1の計画作成アルゴリズムによる更新運行計画(施行日2021年10月1日)について解なし、すなわち運行計画を得られなかったとする。また、この時の実行では、実行順序:1 、変更計画要素:車両数、最適化モデルEで実行失
敗、となったとする。
このように、解なしの計画施作成アルゴリズムがあった場合、運行計画作成システム100は、どの計画要素を変更する最適化モデルを実行したときに失敗したか、記憶装置101に記憶しておく。また、運行計画作成システム100は、その計画要素に対して設定
していた変更限定制約のうち、ハード制約としていたものがあれば、セミハード制約に変更して再度同じ計画作成アルゴリズムの実行を行い、実行可能解を得る。上述の例の場合、制約ID=2の制約をセミハード制約に変更して、アルゴリズムを再実行する。
続いて、運行計画作成システム100は、得られた運行計画について、適用した変更限定制約の達成状況を確認し、当初ハード制約として考慮していた変更限定制約が非達成であれば強度変更希望制約として保存する(s76)。
この場合、運行計画作成システム100は、変更限定制約緩和後に得られた運行計画がハード制約である変更限定制約の内容を満たすか確認する。もし、変更限定制約の内容を満たしていない場合、運行計画作成システム100は、同変更限定制約を緩和することによって、実行可能解が得られたと判断して、同変更限定制約を「強度変更希望制約」として制約強度の変更内容とともに記憶装置101に保存する。今回の例の場合、制約ID=2を強度変更希望制約に追加する。
また、運行計画作成システム100は、得られた運行計画を結果運行計画として保存し(s77)、処理を終了する。
<フロー例:計画作成アルゴリズム実行副処理>
図16は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、計画作成アルゴリズム実行副処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、対象運行計画の更新範囲内の計画要素を抽出する(s80)。なお、これ以後の各ステップを、ステップs86まで、計画作成アルゴリズムに含まれる最適化モデルについて、繰り返し実行するものとする。
また、運行計画作成システム100は、次の最適化モデルを抽出する(s81)。
続いて、運行計画作成システム100は、最適化モデルの変更計画要素にかかる変更限定制約を抽出して設定する(s82)。
また、運行計画作成システム100は、更新範囲に含まれる対象運行計画に対して、最適化モデルに基づく最適化処理を実行する(s83)。
続いて、運行計画作成システム100は、最適化処理の解が得られたか判定する(s84)。
上述の判定の結果、最適化処理の解が得られなかった場合(s84:いいえ)、運行計画作成システム100は、「解なし」の旨を表示装置106に出力し(s85)、処理を終了する。
一方、上述の判定の結果、最適化処理の解が得られた場合(s84:はい)、運行計画作成システム100は、実行結果が得られた場合、その結果に基づいて対象運行計画を更新し(s86)、処理を終了する。
<フロー例:計画選択・配信処理>
図17は、本実施形態における運行計画作成方法のフローのうち、計画選択・配信処理に関するものを示す図である。
この場合、運行計画作成システム100は、上述の各フローまでで得られた更新運行計画、および強度変更希望制約を記憶装置101から取得する(s90)。
続いて、運行計画作成システム100は、評価指標目標設定の入力内容(図18Bの画面G20のもの)を用いて、各更新運行計画の評価値を算出、出力する(s91)。
また、運行計画作成システム100は、更新運行計画の総合値として評価指標ごとに目標値までの相対距離を算出し、その総和を算出する(s92)。この場合、運行計画作成システム100は、更新運行計画ごとに目標値(希求水準、理想値)に基づく相対距離の総和を、その計画の「総合値」として出力する。
続いて、運行計画作成システム100は、配信する更新運行計画のユーザ選択(デフォルトは最も総合値が良い更新運行計画を選択)を、例えば図19の画面G30に示すインターフェイスにて受け付ける(s93)。
また、運行計画作成システム100は、選択された更新運行計画および強度変更希望制約を配信し(s94)、処理を終了する。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、施行日の影響によって生じる資源制約を考慮した運行計画作成を実現するとともに、現場側への負担を依頼する内容を特定・提示できるようになる。その結果、移動需要や資源運用計画など周囲の環境が動的に変化する中での運行計画作成業務が容易になる。また、日々変化する旅客需要や資源の状況を考慮して、業務負荷の増加を許容な範囲に抑えつつ、旅客評価の向上につながる良好な運行計画を作成できるようになる。
すなわち、運行計画作成業務における日々の環境変化に効率的に対応し、適宜な運行計画の作成が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の運行計画作成システムにおいて、前記演算装置は、前記制約生成処理において、前記作成対象の運行計画と当該運行計画の作成日の情報を取得し、当該運行計画の施行日までの、前記輸送サービスにおける移動資源の状況に関する情報を取得し、前記取得した運行計画及び当該作成日と、前記移動資源の状況に関する情報とを用いて、前記第一の情報が示す前記制約及び前記強度に合致する条件を特定し、当該条件を前記運行計画に関する第一の情報たる変更限定制約として前記記憶装置に格納するものである、としてもよい。
これによれば、変更限定制約を効率的に特定することが可能であり、ひいては、運行計画作成業務における日々の環境変化により効率的に対応し、適宜な運行計画の作成が可能となる。
また、本実施形態の運行計画作成システムにおいて、前記演算装置は、前記第四の情報と合致する前記変更限定制約が存在する場合、前記第四の情報に含まれる前記強度の変更希望を、前記変更限定制約に反映する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、計画要素に対する変更を適宜な強度にて実行可能となり、ひいては、運行計画作成業務における日々の環境変化により効率的に対応し、適宜な運行計画の作成が可能となる。
また、本実施形態の運行計画作成システムにおいて、前記演算装置は、前記アルゴリズム選択処理において、前記作成対象の運行計画及び当該運行計画の評価指標の現在値を取
得し、前記評価指標に関する目標値および変更可能要素を取得し、前記評価指標の前記目標値と前記現在値を用いて、前記評価指標ごとに前記現在値から前記目標値までの相対距離を算出し、前記第三の情報に含まれる前記計画要素に基づき、前記変更可能要素で許可された計画作成アルゴリズムを抽出し、前記第三の情報に含まれる改善効果の情報と前記相対距離とを用いて、前記抽出した計画作成アルゴリズムごとに点数を設定し、前記点数が相対的に上位の計画作成アルゴリズムを、今回適用するアルゴリズムとして選択するものである、としてもよい。
これによれば、計画作成アルゴリズムの適宜な選択が効率的なものとなり、ひいては、運行計画作成業務における日々の環境変化により効率的に対応し、適宜な運行計画の作成が可能となる。
また、本実施形態の運行計画作成システムにおいて、前記演算装置は、前記計画作成処理において、前記作成対象の運行計画及び更新範囲を取得し、前記運行計画の変更限定制約を取得し、前記アルゴリズム選択処理で選択した計画作成アルゴリズムを取得し、前記運行計画の更新範囲内の計画要素を対象に、前記変更限定制約を制約条件として前記計画作成アルゴリズムを実行し、前記実行の結果、実行可能な運行計画を得られない計画作成アルゴリズムがある場合、前記変更限定制約の厳格さを緩和した強度で計画作成アルゴリズムを再実行し、前記再実行により得られた運行計画について、適用した前記変更限定制約の達成状況に基づき、前記緩和の前の当初の変更限定制約が非達成であれば、強度変更希望制約として保存し、前記得られた運行計画を結果運行計画として保存するものである、としてもよい。
これによれば、状況に応じて制約の厳格さを緩和して運行計画を生成することが可能であり、ひいては、運行計画作成業務における日々の環境変化により効率的に対応し、適宜な運行計画の作成が可能となる。
また、本実施形態の運行計画作成方法において、前記情報処理システムが、前記制約生成処理において、前記作成対象の運行計画と当該運行計画の作成日の情報を取得し、当該運行計画の施行日までの、前記輸送サービスにおける移動資源の状況に関する情報を取得し、前記取得した運行計画及び当該作成日と、前記移動資源の状況に関する情報とを用いて、前記第一の情報が示す前記制約及び前記強度に合致する条件を特定し、当該条件を前記運行計画に関する第一の情報たる変更限定制約として前記記憶装置に格納する、としてもよい。
また、本実施形態の運行計画作成方法において、前記情報処理システムが、前記第四の情報と合致する前記変更限定制約が存在する場合、前記第四の情報に含まれる前記強度の変更希望を、前記変更限定制約に反映する処理をさらに実行する、としてもよい。
また、本実施形態の運行計画作成方法において、前記情報処理システムが、前記アルゴリズム選択処理において、前記作成対象の運行計画及び当該運行計画の評価指標の現在値を取得し、前記評価指標に関する目標値および変更可能要素を取得し、前記評価指標の前記目標値と前記現在値を用いて、前記評価指標ごとに前記現在値から前記目標値までの相対距離を算出し、前記第三の情報に含まれる前記計画要素に基づき、前記変更可能要素で許可された計画作成アルゴリズムを抽出し、前記第三の情報に含まれる改善効果の情報と前記相対距離とを用いて、前記抽出した計画作成アルゴリズムごとに点数を設定し、前記点数が相対的に上位の計画作成アルゴリズムを、今回適用するアルゴリズムとして選択する、としてもよい。
また、本実施形態の運行計画作成方法において、前記情報処理システムが、前記計画作
成処理において、前記作成対象の運行計画及び更新範囲を取得し、前記運行計画の変更限定制約を取得し、前記アルゴリズム選択処理で選択した計画作成アルゴリズムを取得し、前記運行計画の更新範囲内の計画要素を対象に、前記変更限定制約を制約条件として前記計画作成アルゴリズムを実行し、前記実行の結果、実行可能な運行計画を得られない計画作成アルゴリズムがある場合、前記変更限定制約の厳格さを緩和した強度で計画作成アルゴリズムを再実行し、前記再実行により得られた運行計画について、適用した前記変更限定制約の達成状況に基づき、前記緩和の前の当初の変更限定制約が非達成であれば、強度変更希望制約として保存し、前記得られた運行計画を結果運行計画として保存する、としてもよい。
1 ネットワーク
10 輸送計画システム
11 ODデータ取得システム
12 運行制御システム
13 資源管理システム
14 移動資源(車両、設備、乗務員等)
100 運行計画作成システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 入力装置
106 表示装置
107 通信装置
110 対象運行計画情報
111 結果運行計画情報
112 旅客OD情報
113 評価指標情報
114 資源状況情報
115 計画要素情報
116 変更限定制約生成条件情報(第一の情報)
117 計画作成アルゴリズム関係モデル情報(第三の情報)
118 計画作成アルゴリズム情報(第二の情報)
119 強度変更希望制約情報(第四の情報)

Claims (12)

  1. 輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置と、
    前記第一の情報及び前記第四の情報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理を実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とする運行計画作成システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記制約生成処理において、
    前記作成対象の運行計画と当該運行計画の作成日の情報を取得し、
    当該運行計画の施行日までの、前記輸送サービスにおける移動資源の状況に関する情報を取得し、
    前記取得した運行計画及び当該作成日と、前記移動資源の状況に関する情報とを用いて、前記第一の情報が示す前記制約及び前記強度に合致する条件を特定し、当該条件を前記運行計画に関する第一の情報たる変更限定制約として前記記憶装置に格納するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行計画作成システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記第四の情報と合致する前記変更限定制約が存在する場合、前記第四の情報に含まれる前記強度の変更希望を、前記変更限定制約に反映する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の運行計画作成システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記アルゴリズム選択処理において、
    前記作成対象の運行計画及び当該運行計画の評価指標の現在値を取得し、
    前記評価指標に関する目標値および変更可能要素を取得し、
    前記評価指標の前記目標値と前記現在値を用いて、前記評価指標ごとに前記現在値から前記目標値までの相対距離を算出し、
    前記第三の情報に含まれる前記計画要素に基づき、前記変更可能要素で許可された計画作成アルゴリズムを抽出し、
    前記第三の情報に含まれる改善効果の情報と前記相対距離とを用いて、前記抽出した計画作成アルゴリズムごとに点数を設定し、
    前記点数が相対的に上位の計画作成アルゴリズムを、今回適用するアルゴリズムとして選択するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行計画作成システム。
  5. 前記演算装置は、
    前記計画作成処理において、
    前記作成対象の運行計画及び更新範囲を取得し、
    前記運行計画の変更限定制約を取得し、
    前記アルゴリズム選択処理で選択した計画作成アルゴリズムを取得し、
    前記運行計画の更新範囲内の計画要素を対象に、前記変更限定制約を制約条件として前記計画作成アルゴリズムを実行し、
    前記実行の結果、実行可能な運行計画を得られない計画作成アルゴリズムがある場合、前記変更限定制約の厳格さを緩和した強度で計画作成アルゴリズムを再実行し、
    前記再実行により得られた運行計画について、適用した前記変更限定制約の達成状況に基づき、前記緩和の前の当初の変更限定制約が非達成であれば、強度変更希望制約として保存し、
    前記得られた運行計画を結果運行計画として保存するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の運行計画作成システム。
  6. 情報処理システムが、
    輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置を備えて、
    前記第一の情報及び前記第四の情報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理と、
    を実行することを特徴とする運行計画作成方法。
  7. 前記情報処理システムが、
    前記制約生成処理において、
    前記作成対象の運行計画と当該運行計画の作成日の情報を取得し、
    当該運行計画の施行日までの、前記輸送サービスにおける移動資源の状況に関する情報を取得し、
    前記取得した運行計画及び当該作成日と、前記移動資源の状況に関する情報とを用いて、前記第一の情報が示す前記制約及び前記強度に合致する条件を特定し、当該条件を前記運行計画に関する第一の情報たる変更限定制約として前記記憶装置に格納する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の運行計画作成方法。
  8. 前記情報処理システムが、
    前記第四の情報と合致する前記変更限定制約が存在する場合、前記第四の情報に含まれる前記強度の変更希望を、前記変更限定制約に反映する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の運行計画作成方法。
  9. 前記情報処理システムが、
    前記アルゴリズム選択処理において、
    前記作成対象の運行計画及び当該運行計画の評価指標の現在値を取得し、
    前記評価指標に関する目標値および変更可能要素を取得し、
    前記評価指標の前記目標値と前記現在値を用いて、前記評価指標ごとに前記現在値から前記目標値までの相対距離を算出し、
    前記第三の情報に含まれる前記計画要素に基づき、前記変更可能要素で許可された計画作成アルゴリズムを抽出し、
    前記第三の情報に含まれる改善効果の情報と前記相対距離とを用いて、前記抽出した計
    画作成アルゴリズムごとに点数を設定し、
    前記点数が相対的に上位の計画作成アルゴリズムを、今回適用するアルゴリズムとして選択する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の運行計画作成方法。
  10. 前記情報処理システムが、
    前記計画作成処理において、
    前記作成対象の運行計画及び更新範囲を取得し、
    前記運行計画の変更限定制約を取得し、
    前記アルゴリズム選択処理で選択した計画作成アルゴリズムを取得し、
    前記運行計画の更新範囲内の計画要素を対象に、前記変更限定制約を制約条件として前記計画作成アルゴリズムを実行し、
    前記実行の結果、実行可能な運行計画を得られない計画作成アルゴリズムがある場合、前記変更限定制約の厳格さを緩和した強度で計画作成アルゴリズムを再実行し、
    前記再実行により得られた運行計画について、適用した前記変更限定制約の達成状況に基づき、前記緩和の前の当初の変更限定制約が非達成であれば、強度変更希望制約として保存し、
    前記得られた運行計画を結果運行計画として保存する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の運行計画作成方法。
  11. 輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置を備えた情報処理システムにおいて、
    前記第一の情報及び前記第四の情報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理と、
    を実行させることを特徴とする運行計画作成プログラム。
  12. 輸送サービスの運行計画を構成する各計画要素に発生する、制約及び当該制約の強度に関する情報を含む第一の情報と、前記運行計画の作成アルゴリズムを含む第二の情報と、前記作成アルゴリズムが更新する前記運行計画の計画要素と前記作成アルゴリズムの実行によって改善する前記運行計画の評価指標の目安とを関連付けた情報を含む第三の情報と、前記第一の情報における前記制約の強度の変更希望の情報を含む第四の情報と、を記憶する記憶装置と、前記第一の情報及び前記第四の情報に基づき、作成対象の運行計画の各計画要素に対して発生する強度付きの制約を生成する制約生成処理と、前記第三の情報に基づき、前記運行計画の質を向上させる計画作成アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択処理と、前記制約生成処理にて生成した前記制約を、前記アルゴリズム選択処理で選択した各計画作成アルゴリズムに適用して実行し新たな運行計画を生成する計画作成処理を実行する演算装置とを備えることを特徴とする運行計画作成システムと、
    前記運行計画作成システムから前記運行計画を取得し、当該運行計画に基づいて、前記輸送サービスにおける移動資源の運行を制御する運行制御システムと、
    前記運行計画作成システムから前記運行計画及び前記第四の情報を取得し、当該運行計画及び前記第四の情報に基づいて前記輸送サービスにおける移動資源の管理を行う資源管理システムと、
    を備える輸送計画システム。
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