JP2023082497A - 電子情報記憶媒体、icチップ、発光方法、及びプログラム - Google Patents

電子情報記憶媒体、icチップ、発光方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの本人認証の失敗時に、本人認証をあと何回再試行できるかをユーザに対して視覚的に伝えることが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、発光方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】ICチップ3は、ユーザの本人認証を試行し、当該本人認証が失敗した場合に試行可能回数または試行実施回数を更新し、当該更新された試行可能回数または試行実施回数に応じて異なる発光パターンで発光デバイス2を発光させる。【選択図】図5

Description

本発明は、本人認証機能を有するICカード等の技術分野に関する。
近年、本人認証機能を有するICカードが実用化されている。例えば、特許文献1には、LED及び指紋センサを搭載し、指紋照合を行うICカードを収納するカードフォルダが開示されている。特許文献1に開示されたICカードは、指紋センサにより読み取られた指紋データとメモリに記憶している指紋データとの照合を実行し、指紋照合が失敗した場合、所定のリトライ条件として所定回数まで指紋照合を再試行すると設定されている場合、リトライ回数が所定回数でなければ、指紋照合の再試行を行う。また、特許文献1に開示されたカードフォルダは、ICカードによる指紋照合が成功した場合にLEDを第1の色で点灯させ、指紋照合が失敗した場合にLEDを第2の色で点灯させるようになっている。これにより、ユーザはカードフォルダのLEDを見れば、ICカードによる指紋照合が成功した状態であるか否かを簡易に確認することができる。
特開2020-035360号公報
しかしながら、特許文献1等の従来技術では、ユーザの本人認証の失敗時に、本人認証をあと何回再試行できるかまでユーザは確認できない。
そこで、本発明は、このような問題等に鑑みてなされたものであり、ユーザの本人認証の失敗時に、本人認証をあと何回再試行できるかをユーザに対して視覚的に伝えることが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、発光方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、発光手段と、ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段と、前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新する更新手段と、前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記記憶手段は、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数についての複数の条件ごとに対応付けられた発光パターンを予め記憶しており、前記制御手段は、前記本人認証が失敗した場合に更新された前記試行可能回数または前記試行実施回数と前記複数の条件とに基づいて、今回該当する条件に対応付けられた前記発光パターンを決定し、当該決定した発光パターンで前記発光手段を発光させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体において、前記制御手段は、前記本人認証が成功した場合に前記本人認証が失敗した場合とは異なる発光パターンで前記発光手段を発光させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体において、ユーザの身体から生体データを取得する生体データ取得センサを更に備え、前記認証手段は、前記生体データ取得センサにより取得された生体データを用いて前記本人認証を試行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、発光手段を備える電子情報記憶媒体に搭載するICチップであって、ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段と、前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新する更新手段と、前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、発光手段と、ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段とを備える電子情報記憶媒体により実行される発光方法であって、前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新するステップと、前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させるステップと、を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、発光手段と、ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段とを備える電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータに、前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新するステップと、前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させるステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの本人認証の失敗時に、本人認証をあと何回再試行できるかをユーザに対して視覚的に伝えることができる。
ICカードCの概要構成例を示す図である。 ICチップ3のハードウェア構成例を示す図である。 ICチップ3のソフトウェア構成例を示す図である。 試行可能回数についての条件と、発光パターンとの対応関係の一例を示す図である。 ICチップ3において実行される認証処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、指紋認証機能付きICカードに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
[1.ICカードCの構成及び機能]
先ず、図1を参照して、本実施形態に係るICカードCの構成及び機能について説明する。図1は、ICカードCの概要構成例を示す図である。図1に示すように、ICカードCは、指紋センサ1、発光デバイス2(発光手段の一例)、及びICチップ3等を含んで構成され、これらの構成要素はインターフェースを介して電気的に接続されている。ICカードCは、電子情報記憶媒体の一例である。ICカードCの例として、クレジットカード、キャッシュカード、電子マネーカード等が挙げられる。
なお、ICカードCには、例えば、電波を送受信可能なアンテナ(図示せず)が備えられる。アンテナは、外部端末T(リーダライタを有する)から発信された電波(RF信号)を受信しその電気信号をICチップ3へ出力し、また、ICチップ3から出力された電気信号を電波として発信する。これにより、ICチップ3と外部端末Tとの間で非接触通信を行うことができる。また、ICチップ3には、PIN(Personal Identification Number)パッドが接続される場合もある。PINパッドとは、暗証番号を入力するための数字キーが配列されている小型端末であり、外部端末Tに接続される。かかる暗証番号は、ICカードCのユーザの本人確認情報の一例であり、ユーザの本人認証に用いられる。
指紋センサ1(生体データ取得センサの一例)は、ICカードCの表面に実装され、ICカードCを使用するユーザの指の腹から指紋を読み取り、その指紋データ(生体データの一例)を取得し、当該指紋データをICチップ3へ出力する。指紋データは、ICカードCのユーザの本人確認情報の一例であり、ユーザの本人認証に用いられる。例えば、指紋センサ1は、数万個の電極、及びユーザの指の腹が接触する接触面等を有し、この接触面にユーザの指の腹が接触することで、上記電極にはユーザの指の腹における凹凸(つまり、指紋を構成する凹凸)による当該接触面までの近さに応じた量の電荷がたまる。指紋センサ1は、それぞれの電極にたまった電荷の量を検出して数値(つまり、電荷の量に応じた数値)に変換することで指紋データを取得する。なお、指紋センサ1は、上記以外の方法で指紋データを取得してもよい。発光デバイス2は、例えば、ICカードCの表面に実装されるLED(発光ダイオード)である。
図2は、ICチップ3のハードウェア構成例である。図2に示すように、ICチップ3は、ハードウェアとして、I/O回路31、RAM(Random Access Memory)32、NVM(Nonvolatile Memory)33、ROM(Read Only Memory)34、及びCPU(Central Processing Unit)35等を備える。I/O回路31は、指紋センサ1、発光デバイス2、及び外部端末Tとの間のインターフェースを担う。I/O回路31には、PINパッドが接続される場合がある。I/O回路31は、例えばISO/IEC7816によって定められたC1~C8の8つの接触端子を含んで構成されてもよい。なお、ICチップ3と外部端末Tとの間の通信は、アンテナ及びI/O回路31を介した非接触通信であってもよし、I/O回路31を介した接触通信であってもよい。NVM33(記憶手段の一例)またはROM34には、オペレーティングシステム、及びアプリケーション等のプログラム(本発明のプログラムを含む)が記憶される。これらのプログラムは、CPU35により実行されることでICチップ3に搭載されるソフトウェア(ソフトウェアモジュール)として機能する。
図3は、ICチップ3のソフトウェア構成例を示す図である。ICチップ3においては、図3に示すように、認証参照情報保持部351、リトライカウンタ352、発光パターン条件保持部353、本人確認情報取得部354、認証指示部355、認証制御部356(認証手段、更新手段、及び制御手段の一例)、及び発光制御部357(制御手段の一例)等を備える。認証制御部356と発光制御部357とは、1つの制御部として構成されてもよい。認証参照情報保持部351は、指紋センサ1やPINパッドからの本人確認情報と照合するための認証参照情報を予め記憶(保持)する。なお、本人確認情報は、外部端末Tからのコマンドに含まれる場合もある。認証参照情報は、本人確認情報よりも前に取得された指紋データや暗証番号等である。かかる照合は、ユーザの本人認証において行われる。
リトライカウンタ352は、例えばNVM33に記憶され、ユーザの本人認証の試行可能回数を保持する。例えば、リトライカウンタ352の値(つまり、保持される試行可能回数)が“3”である場合、本人認証が残り3回試行可能であることを意味する。リトライカウンタ352の値は、本人認証が失敗する度に“1”減ることになる。そして、リトライカウンタ352の値が“0”になると、これ以上本人認証はできなくなる。一方、本人認証が成功すると、リトライカウンタ352の値は初期化される。ここで、初期化とは、上限値(つまり、上限回数)に更新されることを意味する。
なお、リトライカウンタ352と認証参照情報とが複数セット記憶されてもよい。この場合、それぞれのセットには、本人確認情報の種別を示す識別子が対応付けられて記憶される。例えば、指紋データとリトライカウンタ352-1とのセットには識別子“001”が対応付けられて記憶され、暗証番号とリトライカウンタ352-2とのセットには識別子“002”が対応付けられて記憶される。また、リトライカウンタ352の代わりに、ユーザの本人認証の試行実施回数がNVM33に記憶されてもよい。この場合、本人認証が失敗する度に試行実施回数“1”増えることになり、試行実施回数が上限値(例えば、3)に達すると、これ以上本人認証はできなくなる。
発光パターン条件保持部353は、ユーザの本人認証の試行可能回数についての複数の条件(発光パターン条件)ごとに対応付けられた発光パターン(発光パターン情報)を予め保持する。ここで、発光パターンは、発光デバイス2の規則性を持った発光態様(換言すると、点灯や点滅の仕方)を意味しており、ユーザが視覚的に区別可能なパターンである。発光パターンの例として、ビット列を使って発光パターンを表現する方法が挙げられる。この場合、“0”を消灯、“1”を点灯とし、ビット列の左から右に向かってビットを読み、発光デバイス2を点滅させる。例えば、短い間隔で点灯、消灯を繰り返す場合(つまり点滅の場合)、“1010 1010 1010 1010”というビット列にすればよい。また、常に点灯する場合、“1111 1111 1111 1111”というビット列にすればよい。3回ゆっくり点滅する場合“1111 0000 1111 0000 1111”というビット列にすればよい。
図4は、試行可能回数についての条件と、発光パターンとの対応関係の一例を示す図である。図4の例では、本人認証の成功時の発光パターンaと、本人認証の失敗時の発光パターンxとは異なるようになっている。さらに、本人認証の失敗時の発光パターンxは、そのときのリトライカウンタ352の値によっても異なるようになっている。図4の例では、認証失敗時において、“リトライカウンタ=0”と発光パターンaとが対応付けられて記憶され、“1≦リトライカウンタ≦2”と発光パターンbとが対応付けられて記憶され、“リトライカウンタ=3”と発光パターンcとが対応付けられて記憶されている(発光パターンa~dは互いに異なる)。なお、発光パターン条件保持部353は、本人認証の試行可能回数に代えて本人認証の試行実施回数についての複数の条件ごとに異なる発光パターンを予め保持してもよい。
本人確認情報取得部354は、指紋センサ1またはPINパッドからI/O回路31を介してユーザの本人確認情報を取得する。或いは、本人確認情報取得部354は、外部端末TからI/O回路31を介して入力されたコマンドからユーザの本人確認情報を取得する。本人確認情報取得部354が本人確認情報を取得すると、その旨が認証指示部355に通知される。認証指示部355は、本人確認情報取得部354からの通知を受けると、認証制御部356に対してユーザの本人認証を指示する(認証指示命令を行う)。なお、本人確認情報取得部354により取得された本人確認情報は、本人確認情報取得部354から認証制御部356へ出力されてもよいし、認証指示部355から認証制御部356へ出力されてもよい。
認証制御部356は、認証指示部355からの本人認証の指示(認証指示命令)に応じて、ユーザの本人認証を試行する。かかる本人認証においては、本人確認情報と認証参照情報との照合が実施され、例えば両者が一致する場合には認証成功(本人認証が成功)となり、両者が一致しない場合には認証失敗(本人認証が失敗)となる。認証制御部356は、本人認証が失敗した後にも所定の上限値の範囲内で本人認証を試行することが可能になっている。認証制御部356は、本人認証が失敗した場合にリトライカウンタ352の値(試行可能回数)を更新する。例えば、リトライカウンタ352の値が“1”減らされる。一方、認証制御部356は、本人認証が成功した場合にリトライカウンタ352の値を初期化する。
そして、認証制御部356は、本人認証が失敗した場合に、リトライカウンタ352の値に応じて異なる発光パターンで発光制御部357に発光デバイス2を発光させる。例えば、認証制御部356は、本人認証が失敗した場合に更新されたリトライカウンタ352の値と、本人認証の試行可能回数についての複数の条件とに基づいて、今回該当する条件に対応付けられた発光パターンを決定し、当該決定した発光パターンを示す発光パターン情報を伴う命令を発光制御部357に出力する。これにより、発光制御部357は、認証制御部356からの発光パターン情報に示される発光パターンに応じた信号をI/O回路31を介して発光デバイス2へ出力することで発光デバイス2を発光させる。一方、認証制御部356は、本人認証が成功した場合に、本人認証が失敗した場合とは異なる発光パターンで発光制御部357に発光デバイス2を発光させる。
[2.ICカードCの動作]
次に、図5を参照して、ICカードCの動作について説明する。図5は、ICチップ3において実行される認証処理の一例を示すフローチャートである。例えば、ユーザはICカードCの指紋センサ1に指の腹を接触させながらICカードCを外部端末Tに翳すと、アンテナによる誘導電圧によりICカードCに電源が供給されることでICチップ3が起動し、外部端末TはICチップ3を認識する。これにより、外部端末Tから認証要求を示すコマンド(例えば、verifyコマンド)がICチップ3へ送信され、当該コマンドがICチップ3のI/O回路31により受信されると、本人確認情報取得部354により指紋センサ1から指紋データが本人確認情報として取得され、その旨が認証指示部355に通知される。なお、本人確認情報取得部354により当該コマンドから本人確認情報が取得され、その旨が認証指示部355に通知される場合もある。或いは、ユーザがICカードCをPINパッドに挿入し暗証番号を入力することで、本人確認情報取得部354によりPINパッドから当該暗証番号が本人確認情報として取得され、その旨が認証指示部355に通知されてもよい。そして、認証指示部355から認証制御部356に対してユーザの本人認証が指示されると、図5に示す認証処理が開始される。
図5に示す処理が開始されると、認証制御部356は、本人確認情報取得部354から本人確認情報を取得する(ステップS1)。次いで、認証制御部356は、認証参照情報保持部351から認証参照情報を取得する(ステップS2)。なお、リトライカウンタ352と認証参照情報とが複数セット記憶されている場合、認証制御部356は、取得した本人確認情報(例えば、本人確認情報のデータ形式)に基づいて当該本人確認情報の種別を特定し、特定した種別の識別子に対応付けられた認証参照情報とリトライカウンタ352とのセットを特定するとよい。
次いで、認証制御部356は、ユーザの本人認証を試行することで、ステップS1で取得された本人確認情報と、ステップS2で取得された認証参照情報とを照合する(ステップS3)。次いで、認証制御部356は、試行された本人認証の認証結果(認証成功、または認証失敗)に基づいて、リトライカウンタ352の値を更新する(ステップS4)。例えば、認証成功である場合、認証制御部356は、リトライカウンタ352の値を初期化する。一方、認証失敗である場合、認証制御部356は、リトライカウンタ352の値が“0”以上であれば“1”減らす(ただし、リトライカウンタ352の値が“1”以上の場合に限る)。なお、ステップS2でリトライカウンタ352と認証参照情報とのセットが特定された場合、ステップS1で取得された本人確認情報と、当該特定された認証参照情報とが照合され、その認証結果に基づいて、当該特定されたリトライカウンタ352の値が更新される。
次いで、認証制御部356は、ステップS4で更新されたリトライカウンタ352の値と、本人認証の試行可能回数についての複数の条件とに基づいて、今回該当する条件に対応付けられた発光パターンを決定する(ステップS5)。次いで、認証制御部356は、ステップS5で決定された発光パターンを示す発光パターン情報を伴う命令を発光制御部357に出力し(ステップS6)、認証結果を含むレスポンスをI/O回路31を介して外部端末Tへ送信する(ステップS7)。なお、認証制御部356は、本人認証が失敗した場合に更新された試行実施回数と、本人認証の試行実施回数についての複数の条件とに基づいて、今回該当する条件に対応付けられた発光パターンを決定し、当該決定した発光パターンを示す発光パターン情報を伴う命令を発光制御部357に出力してもよい。
次いで、発光制御部357は、認証制御部356から出力された発光パターン情報を伴う命令を入力すると、当該発光パターン情報に示される発光パターンに応じた信号をI/O回路31を介して発光デバイス2へ出力することで発光デバイス2を発光させる(ステップS8)。例えば、発光パターン情報にビット列が示されている場合、発光制御部357は、ビット列の左から右に向かってビットを順次読み込み、当該ビットに応じた信号をI/O回路31を介して発光デバイス2へ出力する。このように、本人認証の試行回数に応じて発光パターンが切り替えられることで、ユーザに対して残りの試行可能回数が伝えられる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、ICチップ3は、ユーザの本人認証を試行し、当該本人認証が失敗した場合に試行可能回数または試行実施回数を更新し、当該更新された試行可能回数または試行実施回数に応じて異なる発光パターンで発光デバイス2を発光させるように構成したので、ユーザの本人認証の失敗時に、本人認証をあと何回再試行できるかをユーザに対して視覚的に伝えることができる。
なお、上記実施形態において、本人認証が失敗した場合に試行可能回数または試行実施回数を更新するが、当該更新される直前の試行可能回数または試行実施回数に応じて異なる発光パターンで発光デバイス2を発光させるように構成してもよい。また、上記実施形態において、本発明を指紋認証機能付きICカードCに対して適用した場合について説明したが、本発明は、ユーザのモバイルデバイスに搭載されるICチップに対して適用することも可能である。かかるICチップは、モバイルデバイスに着脱可能に搭載されるものであってもよいし、モバイルデバイスから容易に取り外しや取り換えができないように基盤上に搭載(例えば半田付け)されるeUICC(Embedded Universal Integrated Circuit Card)であってもよい。また、上記実施形態において、生体データ取得センサの一例である指紋センサ1がICカードCに搭載される場合を例にとって説明したが、指紋センサ1はICカードCに搭載されない場合であっても本発明を適用可能である。この場合、指紋センサ1は、ユーザのモバイルデバイス、または店舗等の所定の場所に設置された機器内に実装され、上記実施形態におけるICチップ3に接続される。また、上記実施形態においては、ユーザの本人認証に用いられる生体データとして指紋データを例にとって説明したが、ユーザの顔、ユーザの掌の紋(掌紋)、ユーザの掌または指における血管(静脈)、またはユーザの眼の虹彩を生体データとして取得するように構成してもよく、かかる場合にも本発明を適用することができる。
1 指紋センサ
2 発光デバイス
3 ICチップ
31 I/O回路
32 RAM
33 NVM
34 ROM
35 CPU
351 認証参照情報保持部
352 リトライカウンタ
353 発光パターン条件保持部
354 本人確認情報取得部
355 認証指示部
356 認証制御部
357 発光制御部
C ICカード
T 外部端末

Claims (7)

  1. 発光手段と、
    ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、
    前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段と、
    前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新する更新手段と、
    前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
  2. 前記記憶手段は、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数についての複数の条件ごとに対応付けられた発光パターンを予め記憶しており、
    前記制御手段は、前記本人認証が失敗した場合に更新された前記試行可能回数または前記試行実施回数と前記複数の条件とに基づいて、今回該当する条件に対応付けられた前記発光パターンを決定し、当該決定した発光パターンで前記発光手段を発光させることを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
  3. 前記制御手段は、前記本人認証が成功した場合に前記本人認証が失敗した場合とは異なる発光パターンで前記発光手段を発光させることを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
  4. ユーザの身体から生体データを取得する生体データ取得センサを更に備え、
    前記認証手段は、前記生体データ取得センサにより取得された生体データを用いて前記本人認証を試行することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子情報記憶媒体。
  5. 発光手段を備える電子情報記憶媒体に搭載するICチップであって、
    ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、
    前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段と、
    前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新する更新手段と、
    前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするICチップ。
  6. 発光手段と、ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段とを備える電子情報記憶媒体により実行される発光方法であって、
    前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新するステップと、
    前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させるステップと、
    を含むことを特徴とする発光方法。
  7. 発光手段と、ユーザの本人認証を試行する認証手段であって当該本人認証が失敗した後にも所定の上限回数の範囲内で本人認証を試行することが可能な認証手段と、前記本人認証の試行可能回数または試行実施回数を記憶するための記憶手段とを備える電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータに、
    前記本人認証が失敗した場合に前記記憶手段における前記試行可能回数または前記試行実施回数を更新するステップと、
    前記本人認証が失敗した場合に前記試行可能回数または前記試行実施回数に応じて異なる発光パターンで前記発光手段を発光させるステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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