JP2023080456A - 電流センサ及びそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流センサの磁性コアと磁気センサの位置精度を向上させ、同時に実装面積を小さくし、耐振動性を向上させた電流センサを得る。【解決手段】開口部を有し、導体9に流れる被測定電流による磁界を集磁する磁性コア10に上記開口部に対向する部分から上記開口部に向けて延びるコア足部10bと、コア足部10bの先端部で開口を形成するコアツメ部10cを設け、磁気センサ11を搭載したステージ基板13にコアツメ部10cが篏合するくびれ部13aと、コア足部10bとの間で接触面を形成する基板ツメ部13bを設け、コア足部10bの基板ツメ部13bとの接触面に、コア足部10bの延長方向に幅が減少するテーパ部を形成した。【選択図】図3

Description

本願は、電流センサ及びそれを用いた電力変換装置に関するものである。
電力変換装置には、一般的に、出力電流を検出するための電流センサが備えられる。電力変換装置は、電流センサが検出した値を元に出力電流を制御するため、高い精度が求められる。同時に、小型であることも求められる。例えば特許文献1には、電流が流れる導体と、溝が設けられた基板と、この基板の上に実装されて磁界強度を検出する磁気センサと、溝に一部が挿入されて基板に固定される磁性体部材と、を備えた電流センサが開示されている。
特開2018-119994号公報
近年は電気自動車の開発が盛んであり、より高精度で小型化された高耐久の電流センサの要求が高まっている。高精度な電流センサであるために、電流が作り出す磁界を集磁し、かつ外部から流入する磁界を遮蔽する磁性コアと、上記磁性コアによって集磁された磁界を検出して信号電圧を出力する磁気センサとを備え、この磁性コアと磁気センサの位置関係を高精度に製造できる実装構造が必要となる。同時に、実装面積を小さく、振動によって破損しないような構造が求められる。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、電流センサの磁性コアと磁気センサの位置精度を向上させ、同時に実装面積を小さくし、耐振動性を向上させる電流センサ及びそれを用いた電力変換装置を提供することを目的とする。
本願に開示される電流センサは、開口部を有し、導体に流れる被測定電流による磁界を集磁する磁性コアと、上記開口部に配置されて上記磁性コアによって集磁された磁束を検出し、電気信号へ変換して出力する磁気センサと、上記磁気センサを搭載したプリント基板で構成されるステージ基板と、上記磁気センサが出力する電気信号を受信して上記被測定電流を計測し、制御する制御回路部を搭載したメイン基板と、非磁性体で構成され、上記磁性コアを上記メイン基板へ押し当てるコア抑え板と、を備え、
上記磁性コアには、上記開口部に対向する部分から上記開口部に向けて延びるコア足部と、上記コア足部の先端部で開口を形成するコアツメ部を設けると共に、上記ステージ基板には、上記コアツメ部が篏合するくびれ部と、上記コア足部との間で接触面を形成する基板ツメ部を設け、上記コア足部の上記基板ツメ部との接触面に、上記コア足部の延長方向に幅が減少するテーパ部を形成したことを特徴とする。
本願に開示される電流センサによれば、電流センサの磁性コアと磁気センサの位置精度を向上させ、同時に実装面積を小さくし、耐振動性を向上させることができる。
実施の形態1に係る電流センサを搭載した電力変換装置の回路図の一例を示す図である。 実施の形態1に係る電流センサの斜視図である。 実施の形態1に係る電流センサの上面図である。 実施の形態1に係る電流センサの側面断面図である。 実施の形態1に係るステージ基板の配線パターンの一例を示す図である。 実施の形態1に係るステージ基板とメイン基板の接続例を示す図である。 実施の形態1に係るスペーサの形状例を示す図である。 実施の形態1に係るコア抑え板の形状例を示す図である。 実施の形態1に係る電力変換装置の上面図である。 実施の形態1に係るステージ基板と磁性コアの篏合方法を示す図である。 実施の形態2に係る電流センサの側面断面図である。 実施の形態2に係るステージ基板の配線パターンの一例を示す図である。 実施の形態2に係るステージ基板の配線パターンの他の例を示す図である。 実施の形態3に係る電流センサの上面図である。 実施の形態3に係る電流センサの側面断面図である。 実施の形態4に係る電流センサの上面図である。 実施の形態4に係る電流センサの側面断面図である。 実施の形態5に係る電力変換装置の内部上面図である。 実施の形態5に係る電力変換装置の側面断面図である。 実施の形態5に係る電力変換装置の正面断面図である。
以下、本願に係る電流センサ及びそれを用いた電力変換装置の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電流センサを搭載した電力変換装置の回路図の一例を示す図である。
図1において、電力変換装置100は、例えば電気自動車に搭載されるインバータ回路である。インバータ回路は、スイッチング素子を備えたパワーモジュール2a、2b、2cで構成され、モータ1を駆動またはモータ1で回生発電するための電力変換を行う電力変換部2、電力変換部2の入力段に備えられ、数十V~数百Vのリチウムイオンからなるバッテリ3の入力電圧を平滑する電力平滑部4、バッテリ3と電力変換部2、及び電力平滑部4とを電気的に繋ぐ配線5、パワーモジュール2a、2b、2cのスイッチングを制御する制御回路部6を備えて構成されている。
電力変換部2を構成するパワーモジュール2a、2b、2cは、スイッチング素子をスイッチングすることにより直流電流を交流電流へと変換し、交流配線7を通してモータ1を駆動させる。また、回生ブレーキなどでモータ1に生じた交流電流を交流配線7を通してパワーモジュール2a、2b、2cで整流し、電力平滑部4を構成する平滑コンデンサにて平滑してバッテリ3に蓄える。交流配線7を通ってモータ1へ、またはモータ1から流れる交流電流を測定するのが電流センサ8である。電気自動車を駆動するモータ1は、三相交流型のフルブリッジ回路によって駆動されることが多いため、図1のように計3個のパワーモジュール2a、2b、2cと、U相電流センサ8a、V相電流センサ8b、W相電流センサ8cの計3個の電流センサ8でしばしば構成される。なお、パワーモジュール2a、2b、2cが有するスイッチング素子は、例えばMOSFET(Meatal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、あるいはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。
制御回路部6は、パワーモジュール2a、2b、2cへ適切な信号を出力し、目標のモータ駆動周波数あるいはトルクが得られるように制御する。また、モータ1が破損した場合など、電流の異常を検出した後、すぐさま適正な順序でパワーモジュール2a、2b、2cの駆動、並びに電力供給を停止させるように制御する。これらのような制御は、電流センサ8で検出した電流値及びこれを変換した信号電圧を基に行われる。また、パワーモジュール2a、2b、2cとモータ1とを電気的に接続する導体である交流配線7は、大電流が流れ高温になる場合が多いため、断面積の大きなバスバーあるいはハーネスで構成されている。
次に、電流センサ8の具体的な構成について説明する。
図2は、電流センサ8の斜視図であり、図3は、電流センサ8の上面図で、(a)はコア抑え板を取り付けた図、(b)はコア抑え板を取り除いた図である。また、図4は、電流センサ8の側面断面図で、図3(a)の矢印A-A方向の側面断面図である。
ここで、メイン基板が制御回路あるいはステージ基板を搭載した平面をXY平面とし、XY平面の内、磁性コアの開口面が存在する方向をX方向、磁性コアの開口面に垂直な方向をY方向とする。また、XY平面に垂直な方向をZ方向とする。メイン基板の部品搭載面の内、ステージ基板あるいは磁性コアが搭載される側の面をC面、裏面をS面とし、メイン基板の厚み中央部をZ方向の原点と定めた場合に、Z方向が正の側を上とし、かつ、ここではC面側をZ方向が正の側とする。
電流センサ8は、交流配線7の一部でありパワーモジュール2a、2b、2cから延びる導体9と、導体9が貫通するZ方向とは別に、Y方向に開口部を有する磁性コア10、磁性コア10の開口部に配置される磁気センサ11、磁気センサ11を搭載し、Z方向に延びる導体のピン12を複数本備えるステージ基板13、及び制御回路部6を搭載したメイン基板14の一部分によって構成されている。
導体9はいわゆるバスバーの形状をしており、その材質として、例えば銅、銅合金、アルミ、アルミ合金、スズ、スズ合金、ニッケル合金、金、金合金、銀、銀合金、鉄、鉄合金などの金属が用いられる。導体9はバスバーではなく、ケーブルあるいはハーネスであっても良い。実施の形態1では、上面から見た場合に導体9がメイン基板14の外側を通るように配置されている。
磁性コア10は、導体9に流れる被測定電流が作る磁界を集磁し、磁気センサ11に磁束を与える役割を持つと同時に、他相の導体9、パワーモジュール2a、2b、2c、あるいは他の回路によって生じる外部の磁束を遮蔽する役割も持つ。磁性コア10は上面から見るとC字形のような形状をしている。ただし、磁性コア10はC字形のように丸みしかない形状である必要はなく、図1から図3に示すように角形状でも良い。磁性コア10の外形サイズについては、測定対象とする電流の大きさ、または磁性コア10の材質によるが、おおよそX軸方向幅(横幅)10mm以上、Y軸方向幅(縦幅)10mm以上、Z軸方向幅(高さ)5mm以上である。磁性コア10の材質は電磁鋼板、ケイ素鋼板、Mn-Zn系フェライトコア、Ni-Zn系フェライトコア、アモルファスコア、アイアンダストコア、パーマロイなどである。
磁性コア10の内、開口部と対向する辺をコア背部10a、コア背部10aからY軸方向に延びる部分をコア足部10b、そしてコア足部10bの先端部で開口を形成する部分をコアツメ部10cとする。コア足部10bの内側は、コア背部10aからコアツメ部10cにかけてX方向幅(足厚さ)が減少していくテーパ部を形成したテーパ構造となっている。なお、コア足部10bの内側だけでなく、外側もテーパ構造になっていても良い。コアツメ部10cは、両側のコア足部10bの内側壁面から0.5mm程度以上、内側へ突出するように形成される。
磁気センサ11は、被測定電流によって生成されて磁性コア10によって集磁された磁束を検出して電気信号へ変換するセンサであり、例えばホール素子、磁気抵抗素子、あるいはフラックスゲートセンサなどである。センサのパッケージとして、SOP型のような表面実装型でも良いし、TO型のようなリード部品型でも良い。
ステージ基板13は、メイン基板14の上に搭載される、メイン基板14より小さな単層または多層のプリント基板である。ステージ基板13の上には磁気センサ11が搭載され、磁気センサ11をメイン基板14の制御回路部6に電気的に接続するための配線パターンが形成される。同時に、ステージ基板13にはメイン基板14と接続するための電気接続部が設けられる。
実施の形態1では、電気接続部として導体のピン12が複数本備えられ、これらのピン12が磁気センサ11と制御回路部6を電気的に接続する電流経路となる。ただし、必ずしも全てのピン12が電流経路とならなくてもよく、ステージ基板13をメイン基板14に機械的に接続し固定するためのピンがあっても良い。ステージ基板13にピン12を通すためのスルーホールが形成されていても良いし、表面実装型のピンを使用しても良い。ピン12の代わりにねじを使用しても良い。また、ステージ基板13には、磁気センサ11以外の電子部品が搭載されていても良い。
図5にステージ基板13の配線パターンの一例を示す。配線パターンPあるいはピン12の材質は、例えば銅、銀、金、スズ、ニッケルなどである。また配線パターンP以外のステージ基板13の材質は、例えば紙フェノール、紙エポキシガラスコンポジット、ガラスエポキシ、ポリイミドなどである。
ステージ基板13は上面から見るとH字形のような形状をしていることが特徴である。ステージ基板13を上面から見た時の凹部によって形成されるくびれ部13aの形状は、磁性コア10のコアツメ部10cの外形と一致する。この時、くびれ部13aの寸法はくびれ部面積が減少する方向の公差で製造されることが好ましい。上記凹部の端に形成される凸部の内、磁性コア10で囲まれた内側に配置される部分を基板ツメ部13bとする。
基板ツメ部13bのX方向幅(基板ツメ幅)は、コア足部10bの内側のテーパによって連続的に変化する幅と同寸法で変化していく。この時、基板ツメ幅は、幅が広がる方向の公差で製造されることが好ましい。基板ツメ部13bではない側の凸部は、テーパ状の基板ツメ幅の最大幅以上の幅とする。より好ましくは、磁性コア10の横幅以上の基板ツメ幅とする。ステージ基板13のくびれ部13aと磁性コア10のコアツメ部10cが篏合することによって、ステージ基板13と磁性コア10が位置決めされる。従って、ステージ基板13の上に搭載された磁気センサ11と磁性コア10のX方向、Y方向の位置関係が決定される。なお、ステージ基板13にはスルーホール13cが形成されている。
メイン基板14は、ステージ基板13の他に、磁気センサ11の信号を受信しパワーモジュール2a、2b、2cを制御する制御回路部6を備える、単層または多層のプリント基板である。制御回路部6はマイコンあるいはコンパレータ、その周辺回路などで構成される。制御回路部6には、パワーモジュール2a、2b、2cを駆動する駆動回路、異常時に制御系の動作を停止させる保護回路、車両と通信する通信回路、及びこれらの回路に電力を供給する電源回路などが含まれていても良い。メイン基板14には各電子部品Eを電気的に接続する配線パターン(図示せず)が形成される。この配線パターンの材質は、例えば銅、銀、金、スズ、ニッケルなどである。また、配線パターン以外のメイン基板14の材質は、例えば紙フェノール、紙エポキシガラスコンポジット、ガラスエポキシ、あるいはポリイミドなどである。
メイン基板14にはステージ基板13を電気的または機械的に接続するスルーホール(図示せず)が形成される。ただし、スルーホールの代わりに、図6(a)に示すソケット15、図6(b)に示すねじ端子台16が実装されていても良い。
図6に示すように、ステージ基板13とメイン基板14の間にスペーサ17を使用し、メイン基板14に対するステージ基板13の高さを決定する。スペーサ17が直方体のブロック形状であって磁気センサ11の直下に配置されていても良い。この場合、スペーサ17の固定方法として、スペーサ17にざぐりのある貫通穴を形成すると共に、メイン基板14に通し穴を形成し、スペーサ17の貫通穴とメイン基板14の通し穴にねじを通して筐体に固定する方法が考えられる。あるいは図7に示すように、スペーサ17が円筒形であってステージ基板13の各ピン12を囲うように配置されていても良い。この場合、スペーサ17を固定する必要はない。スペーサ17は絶縁材料であることが好ましく、例えばPEEKのようなスーパーエンプラ、POMのようなエンプラ、ABSのような汎用プラスチック、アルミナなどのセラミックなどである。ただし、絶縁が担保できているのであればアルミなどの金属でも良い。なお、図6(b)に示すように、ピン12の代わりにねじ18とねじ18を固定するねじ端子台16を使用する場合、ねじ端子台16がスペーサ17の役割を果たすようにしても良い。
磁性コア10は、磁性コア10の下面がメイン基板14の上面側に接するように配置する。これにより、磁気センサ11と磁性コア10のZ方向の位置関係が決定される。このZ方向の位置関係はスペーサ17の高さによって決定され、最小高さはスペーサ17がない状態である磁性コア10の下面からステージ基板13の厚さと磁気センサ11の内部の感磁部がある箇所までの高さを足し合わせた高さで、最大高さは任意にできる。
上記のように決定される磁気センサ11と磁性コア10のZ方向の位置関係が変化しないように、磁性コア10をコア抑え板19によってメイン基板14へ押し当てる。コア抑え板19は非磁性体であり、例えばアルミ、アルミ合金、銅、銅合金などの金属、PEEKのようなスーパーエンプラ、POMのようなエンプラ、ABSのような汎用プラスチック、アルミナなどのセラミックなどである。実施の形態1では、コア抑え板19が磁性コア10の開口部方向から見て図8(a)のような形状をしている。
図8(a)に示すように、コア抑え板19の両端にあるコア抑え板両端部19aにて、メイン基板14ないしその下にある筐体固定部21aと締め付け部材20で機械的に固定する。この時の固定方法としてねじ止めが考えられるが、メイン基板14に接着する形でも良い。または、図8(b)から図8(d)に示すように、メイン基板14にスリット14aを形成し、コア抑え板19の両端に段付きのテーパ加工部19b、くさび型加工部19c、あるいは板ばねとして機能する折り曲げ加工部19dを形成することにより、スリット14aにコア抑え板両端部19aを差し込んで固定する構造、方法でも良い。これらコア抑え板両端部19aを差し込んで固定する構造の場合、コア抑え板19の内、メイン基板14の上側に位置する箇所(ストッパ部19e)がスリット14aの幅より大きいことが好ましい。更には図8(e)に示すように、コア抑え板19の内、磁性コア10の上面と接する部分がZ方向下側へ湾曲した湾曲ばね部19fを備えていても良い。
上述したような電流センサ8が搭載される、直流を3相交流に変換する電力変換装置100の一例を図9を示す。この電力変換装置100は、共通のメイン基板14の上に3個の電流センサ8a、8b、8c、及びメイン基板14の下面側に3個のパワーモジュール2a、2b、2cが載置され、その他の部品がねじまたは溶接によって固定される筐体21によって構成される。必要に応じて、平滑コンデンサなど別の構成要素を搭載しても良く、筐体21との間には必要に応じてTIM(Thermal Interface Material)、放熱グリスまたは熱伝導性の高い接着剤を用いる。パワーモジュール2a、2b、2cは、押しばね、または直接あるいは間接的にねじ止めされて筐体21に固定される。パワーモジュール2a、2b、2cから延びた導体9がモータ1と電気的に接続され、この導体9に流れる電流を電流センサ8で検出する。パワーモジュール2a、2b、2cを駆動させるための信号を受信するため、またパワーモジュール2a、2b、2cの状態を電気信号にして送信するための信号端子22がパワーモジュール2a、2b、2cからメイン基板14へと延びて接続される。図9では上面から見てメイン基板14の下方にパワーモジュール2a、2b、2cの大部分が配置されるようなレイアウトであるが、上面から見てメイン基板14の外側にパワーモジュール2a、2b、2cがあっても良い。
次に、電流センサ8及び電流センサ8を搭載した電力変換装置100の組立て方法の一例を説明する。
始めに、筐体21に対してパワーモジュール2a、2b、2cを載置する。次に、平滑コンデンサ4をパワーモジュール2a、2b、2cの適切な端子に電気接続しつつ筐体21に固定する。次に、あらかじめ磁気センサ11、ピン12が実装されたステージ基板13と制御回路部6などが実装されたメイン基板14を筐体21に固定する。次に、メイン基板14のC面側から導体9を囲うように磁性コア10に通しつつ、磁性コア10をステージ基板13に篏合させる。そして、磁性コア10の上面からコア抑え板19を実装し、メイン基板14に磁性コア10を抑えつける。最後に、導体9をモータ1と接続するための端子台などに組み付けて必要に応じてカバーを取り付ける。
ここでは、電流センサ8をメイン基板14の上側に搭載するイメージで組み立て方法を記載したが、図9における下側に電流センサ8を搭載することも可能である。その場合、メイン基板14を筐体21に固定する前に、磁性コア10とコア抑え板19をステージ基板13またはメイン基板14に固定する工程が入る。その後、磁性コア10の中に導体9が通るようメイン基板14を筐体21に配置、固定する。
ステージ基板13に形成される基板ツメ部13bの基板ツメ幅と磁性コア10の開口部の幅次第では、磁性コア10を上面側からではなくY方向からステージ基板13へ挿入するように組み立てることも可能である。この場合、例えば筐体21が磁性コア10を一時的に保持する機構または治具を設け、メイン基板14を筐体21に固定する際にY方向からスライドさせて磁性コア10とステージ基板13をはめ込み、メイン基板14を固定するような組立てが可能となる。これらステージ基板13と磁性コア10の篏合方法を図10に示す。図10において、(a)はステージ基板13の上面から磁性コア10を篏合する図を示し、(b)はステージ基板13のY方向から磁性コア10を篏合する図を示している。
次に、実施の形態1に係る電流センサ8の効果を説明する。
ステージ基板13と磁性コア10が、基板ツメ部13b、コアツメ部10c、スペーサ17、及びコア抑え板19によって固定されることにより、磁気センサ11と磁性コア10のX方向、Y方向、Z方向の位置関係が優先的に決定される。従って、磁気センサ11に対する磁性コア10の位置のばらつきを抑制することが可能であり、製造上のばらつきが小さい高精度な電流センサ8を設計することが可能となる。特に、コア足部10bと基板ツメ部13bが互いにテーパ形状となっていることにより、Y方向の位置変化が生じにくく、Y方向位置精度を非常に高くできる。
また、基板ツメ部13bとはくびれ部13aを挟んで反対側にある凸部が基板ツメ幅より大きな幅を有することで、ステージ基板13が磁性コア10に対し、XY平面で回転しにくい。この点でも回転による位置精度の悪化を防止することによる高精度化が可能である。適切な製造公差を選択することで、ステージ基板13と磁性コア10の篏合による固定が強くなり、XY平面における位置精度をさらに向上させることが出来る。
実施の形態1における電流センサ8は、メイン基板14の端部に搭載することが可能である。そのため、メイン基板14を占有する面積は、ステージ基板13を矩形に囲んだ面積とコア抑え板19の両端部に必要な面積程度で済む。その結果、磁性コア10を全てメイン基板14の上に搭載する必要がある場合と比べて小面積で実装が可能である。
コア抑え板19によって、磁性コア10がZ方向にずれることを抑制できる。従って、車載電源のような耐振動性が要求される機器に搭載しても、磁気センサ11と磁性コア10のZ方向の位置精度を担保できる。コア抑え板19の両端部が段付きのテーパ加工部19bあるいは板ばねとして機能する折り曲げ加工部19dが形成されていて、メイン基板14のスリット14aに挿入することで固定されるような構造であれば、コア抑え板19を簡便に固定することが可能となり、組立て時間を短縮できる。
また、コア抑え板19の内、磁性コア10の上面と接する部分をZ方向下側へ湾曲させることにより、上記湾曲部がばねの役割を果たし、磁性コア10を抑えつける効果が向上する。
加えて、磁性コア10に対する磁気センサ11の位置を、任意の高さに設計することが可能となる。これにより、外部磁束の影響を小さくできる磁性コア10の高さ方向中心部に磁気センサ11を配置することが可能となり、磁性コア10の高さに依存せず、より高精度化が可能な位置へ配置できる。あるいは、電力変換装置100のレイアウトによって導体が複雑な形状をしており、開口部をX方向に流れる磁束が磁性コア10の上面または下面に集中するような構成となっていた場合でも、磁気センサ11にとって都合の良い位置で設計することが可能となる。従って、電流センサ8の設計時の自由度が向上する。
上記の観点から、Z方向に調整が困難な表面実装型の磁気センサ11を使用しやすく、あるいは磁性コア10に対するX方向、Y方向の位置決めが困難なリード型の磁気センサ11も使用しやすい。サイズあるいはコスト、性能に応じて両者を使い分けることが可能となる。
適切な基板ツメ部13bの基板ツメ幅と磁性コア10の開口部の幅で設計することで、磁性コア10をY方向からステージ基板13へ篏合させることが可能となると、組立て方法の自由度が上がる。別の観点では、上面から磁性コア10をステージ基板13に篏合させる組立て方法の場合、磁性コア10がメイン基板14に接するまでおよそ数mm押し込む必要がある。しかし、磁性コア10とステージ基板13の位置精度を向上させるために両者の篏合による固定を強くしたいため、押し込むには力が必要となる。結果、上記の方法では組立てにくく、本工程での作業時間の長期化あるいは組立て時のステージ基板13の破損、ピン12の屈曲などに繋がり得る。これに対し、磁性コア10をY方向からステージ基板13へ篏合させる方法であれば、上面から押し込むより簡便に組み立てられ、かつ組立後の固定も担保できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る電流センサについて説明する。
図11は、実施の形態2に係る電流センサの側面断面図である。なお、上面図については実施の形態1で示した図3とほぼ同等である。
実施の形態2に係る電流センサ8は、実施の形態1に対し、ステージ基板13の構造と、ステージ基板13とメイン基板14を電気的、機械的に接続する構造が異なる。具体的には、ステージ基板13がプリント基板を複数枚重ねた構造となっている。これらのステージ基板13を、磁気センサ11が実装される最上面に位置するものからステージ基板13k、ステージ基板13l・・・ステージ基板13nとする。ステージ基板13nはメイン基板14と接するステージ基板である。
ステージ基板13kの上面側の配線パターンPは、実施の形態1のステージ基板13と同等であるが、実施の形態1では、ピン12を通していたスルーホール13cが磁気センサ11を実装していない基板下面側とつながり、基板下面側の配線パターンPと電気的に接続される。ステージ基板13l・・・ステージ基板13nの基板上面、基板下面の配線パターンPは、ステージ基板13kの下面側の配線パターンPを投影したものとなる。また、メイン基板14のC面も同様にステージ基板13nの基板下面の配線パターンPを投影したような配線パターンPとなる。これらのステージ基板13間を接続する配線パターンPが、実施の形態2における電気接続部となる。ステージ基板13kの上面、下面の配線パターンPの例を図12、図13に示す。図12、図13のそれぞれの図において、(a)は上面の配線パターンPを示し、(b)は下面の配線パターンPを示している。
上記のような複数のステージ基板13l・・・13nは、例えば基板上面側の配線パターンPの上に半田ペーストを塗布し、メイン基板14の上に積み重ねていって、リフロー工程で半田を溶かし電気的、機械的に接続する。複数のステージ基板13l・・・13nを積み重ねる際に位置がずれていくことが想定されるため、リフローが終わるまで複数のステージ基板13l・・・13nを仮固定する治具などがあることが好ましい。なお、その他の構成については実施の形態1で説明した電流センサ8と同様であり、説明を省略する。
次に、実施の形態2に係る電流センサ8の効果を説明する。
実施の形態2では、実施の形態1にてステージ基板13とメイン基板14を接続するのに用いていたピン構造の代わりに、複数のステージ基板13l・・・13nの積み重ねによって構成している。
実施の形態1のようなピン構造では、ステージ基板13と磁性コア10が接触する面積がステージ基板13の厚さ1枚分である。これに対し、実施の形態2では、積み重ねた複数のステージ基板13l・・・13nの厚み分、ステージ基板13と磁性コア10が接触する面積が増加するため、よりずれにくくなり位置精度が向上する。
また、実施の形態1のようなピン構造では、磁性コア10の組付け時あるいは車両搭載後の振動発生時にピン12が折れ曲がり、最悪の場合ピン12が破断するような可能性がある。一方で、実施の形態2のような複数のステージ基板13l・・・13nを用いる構造、構成であれば、ある程度広い半田面で固定されるので、組付け時の応力あるいは車両の振動に対し、より強くすることが可能となる。
ピン12をメイン基板14に差し込むような構造である実施の形態1では、ピン12の浮き上がりあるいは差し損ないによる磁気センサ11の高さのばらつきが生じる可能性がある。しかし、実施の形態2では、ステージ基板13l・・・13n毎の厚み寸法公差があるものの、上記のピン12によるばらつきほどの影響が出にくい。そのため、Z方向の位置精度をより向上させることが出来る。
各ステージ基板13l・・・13n、あるいはステージ基板13l・・・13nとメイン基板14をリフロー工程で一括して半田付けすることが出来れば、ピン構造のようにメイン基板14へステージ基板13を差し込む工程を必要としなくなる。従って、組立工程を省略できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る電流センサについて説明する。
図14は、実施の形態3に係る電流センサの上面図で、(a)はコア抑え板を取り付けた図、(b)はコア抑え板を取り除いた図である。また、図15は、実施の形態3に係る電流センサの側面断面図で、図14(a)の矢印B-B方向の側面断面図である。
実施の形態3は、ステージ基板13に形成される基板ツメ部13bに磁性コア10の内側全面に拡大した面積拡大部13dを設け、かつ基板ツメ部13bの面積拡大部13dに導体9を通す導体貫通孔13eが設けられている点で実施の形態1と異なる。
基板ツメ部13bの面積拡大部13dの外形は、磁性コア10の内壁面と接するまで拡大している。ただし、導体9と磁性コア10の沿面距離の観点から、面積拡大部13dと磁性コア10の間に0.2mm以上の空隙を設けても良い。磁気センサ11は、面積拡大部13dに搭載されていても良い。
導体貫通孔13eは、面積拡大部13dのどの位置に形成されていても良い。必要に応じ、導体9を通しやすくするためのガイド部品を導体貫通孔13eに取り付けても良い。
なお、実施の形態2で説明した、複数のステージ基板13l・・・13nで構成された電流センサ構造を用いて実施の形態3を実施しても良い。なお、その他の構成については実施の形態1で説明した電流センサ8と同様であり、説明を省略する。
次に、実施の形態3に係る電流センサ8の効果を説明する。
ステージ基板13と磁性コア10が接触する面積は、広ければ広いほど固定の観点で良い。従って、実施の形態3のような構造にすることでX方向、Y方向の位置精度が実施の形態1以上に得られる。
被測定電流が磁性コア10に生じさせる磁束密度は、電流と磁性コア10の距離に反比例する。従って、被測定電流が流れる導体9と磁性コア10の位置関係も、発生磁束あるいは磁気飽和の観点で重要となる。実施の形態3の構造であれば、ステージ基板13の導体貫通孔13eによって、導体9と磁性コア10の位置関係のばらつきを抑制できる。従って、製造上のばらつきを抑制することが可能となる。
また、パワーモジュール2a、2b、2cから延びる導体9は、電流センサ通過後に溶接あるいはねじ止めなど、他の導体部と固定されることが多い。その際、面積拡大部13dの導体貫通孔13eがガイドの役割を果たし、後工程が組立てやすくなる効果が得られる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る電流センサについて説明する。
図16は、実施の形態4に係る電流センサの上面図で、(a)はコア抑え板を取り付けた図、(b)はコア抑え板を取り除いた図である。また、図17は、電流センサ8の側面断面図で、図16(a)の矢印C-C方向の側面断面図である。
実施の形態4では、実施の形態1に対し、メイン基板14に導体貫通孔14bが形成されており、上面から見た場合に導体9が導体貫通孔14bを通してメイン基板14の内側に配置される点で異なる。導体貫通孔14bには、必要に応じて導体9を通しやすくするためのガイド部品を設けても良い。
なお、実施の形態2で説明した、複数のステージ基板13l・・・13nで構成された電流センサ8の構造、あるいは実施の形態3で説明したステージ基板13の面積拡大部13dを備える構造を用いて、実施の形態4を実施しても良い。なお、その他の構成については実施の形態1で説明した電流センサ8と同様であり、説明を省略する。
次に、実施の形態4に係る電流センサ8の効果を説明する。
実施の形態1から3がメイン基板14の外側に導体9を配置しているのと異なり、実施の形態4ではメイン基板14の内側にも導体9を配置することができる。従って、パワーモジュール2a、2b、2cの位置あるいは電流センサ8の配置、電流センサ8を通過した後の導体9の形状など考慮した自由度の高い設計が可能となる。例えば、実施の形態1では、導体9がメイン基板14の外側に配置されているために、磁性コア10もY方向に数mm程度、メイン基板14の外側にはみ出るような形で実装されることとなる。その結果、メイン基板14と磁性コア10が接触する面積が小さく、コア抑え板19による抑えつけが不十分となり、磁性コア10がYZ平面上を回転するように位置ずれする可能性がある。これに対し、実施の形態4では磁性コア10の下面全面をメイン基板14へ接触させることが可能となるため、YZ平面上で回転する心配がなく、磁気センサ11と磁性コア10の位置精度をより向上させることが出来る。
実施の形態5.
次に、実施の形態5に係る電流センサを搭載した電力変換装置について説明する。
図18は、実施の形態5に係る電力変換装置のカバーがない状態での上面図、図19は、実施の形態5に係る電力変換装置の側面断面図で、図18の矢印D-D方向の側面断面図である。また、図20は、実施の形態5に係る電力変換装置の正面断面図で、図18の矢印E-E方向の正面断面図である。
実施の形態5に係る電力変換装置100では、実施の形態1で説明したような構成要素に加え、筐体21に固定され筐体21以外の構成要素を覆うカバー23を備えており、カバー23にはコア抑え板19が取り付けられている。また、電力変換装置100に備わる3つの電流センサ8a、8b、8cがX方向に整列した構造となっている。これら3つの電流センサ8a、8b、8cの磁性コア10x、10y、10zをカバー23に取り付けられたコア抑え板19が、カバー23を筐体21に固定すると共に、磁性コア10x、10y、10zをメイン基板14へ抑え付ける点で異なる。
カバー23は、電力変換装置100の防塵、防水、装置内部品の飛散防止などの機能を持つ。カバー23の材質はアルミ、アルミ合金、銅、銅合金、スズ、スズ合金、ニッケル合金、金、金合金、銀、銀合金、鉄、鉄合金などの金属、アルミナ、窒化珪素、窒化アルミニウムなどのセラミック、PEEK、PPS、PTFE、PC、POM、PA、PETなどのプラスチックである。周囲の電子機器から、または装置自身から周囲へのノイズ遮蔽を考慮すると、鉄系の磁性材料が好ましい。
カバー23にはコア抑え板19が、ねじ止め、接着、溶接といった方法で固定される。実施の形態5では、3つの電流センサ8a、8b、8cで共通した1つのコア抑え板19を使用するように構成している。ただし、電流センサ8a、8b、8cごとにコア抑え板19を用意しても良い。カバー23を筐体21に固定した際、コア抑え板19と磁性コア10x、10y、10zが接触するような構造とする。コア抑え板19が、磁性コア10x、10y、10zと接触する部分とその周辺で湾曲し、ばねのような弾力性を有する図8で示すような構造であっても良い。なお、その他の構成については実施の形態1で説明した電流センサ8と同様であり、説明を省略する。
次に、実施の形態5に係る電力変換装置100の効果を説明する。
3相交流の電力変換装置100には、およそ3つの電流センサ8a、8b、8cが搭載される。実施の形態1から4のように電流センサ8a、8b、8cのそれぞれにコア抑え板19を取り付けるのは手間である。実施の形態5であれば、メイン基板14に対する加工の必要なく、比較的単純な構造のコア抑え板19で磁性コア10x、10y、10zを手間なく抑えつけることが可能である。従って、製造、組立ての工程を簡略ないし省略することが出来る。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 モータ、2 電力変換部、2a、2b、2c パワーモジュール、3 バッテリ、
4 電力平滑部、5 配線、6 制御回路部、7 交流配線、8 電流センサ、
8a U相電流センサ、8b V相電流センサ、8c W相電流センサ、9 導体、
10 磁性コア、10x、10y、10z 磁性コア、10a コア背部、
10b コア足部、10c コアツメ部、11 磁気センサ、12 ピン、
13 ステージ基板、13k ステージ基板、13l ステージ基板、
13n ステージ基板、13a くびれ部、13b 基板ツメ部、
13c スルーホール、13d 面積拡大部、13e 導体貫通孔、14 メイン基板、14a スリット、14b 導体貫通孔、15 ソケット、16 ねじ端子台、
17 スペーサ、18 ねじ、19 コア抑え板、19a コア抑え板両端部、
19b テーパ加工部、19c くさび型加工部、19d 折り曲げ加工部、
19e ストッパ部、19f 湾曲ばね部、20 締め付け部材、21 筐体、
21a 筐体固定部、22 信号端子、23 カバー、100 電力変換装置、
P 配線パターン、E 電子部品。

Claims (9)

  1. 開口部を有し、導体に流れる被測定電流による磁界を集磁する磁性コアと、
    上記開口部に配置されて上記磁性コアによって集磁された磁束を検出し、電気信号へ変換して出力する磁気センサと、
    上記磁気センサを搭載したプリント基板で構成されるステージ基板と、
    上記磁気センサが出力する電気信号を受信して上記被測定電流を計測し、制御する制御回路部を搭載したメイン基板と、
    非磁性体で構成され、上記磁性コアを上記メイン基板へ押し当てるコア抑え板と、を備え、
    上記磁性コアには、上記開口部に対向する部分から上記開口部に向けて延びるコア足部と、上記コア足部の先端部で開口を形成するコアツメ部を設けると共に、上記ステージ基板には、上記コアツメ部が篏合するくびれ部と、上記コア足部との間で接触面を形成する基板ツメ部を設け、上記コア足部の上記基板ツメ部との接触面に、上記コア足部の延長方向に幅が減少するテーパ部を形成したことを特徴とする電流センサ。
  2. 上記導体は、上記メイン基板を垂直方向から見た場合に上記メイン基板の外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 上記ステージ基板は、上記磁気センサが有する複数の端子と電気的に接続する配線パターンを備えると共に、上記ステージ基板と上記メイン基板を電気的に接続する電気接続部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電流センサ。
  4. 上記電気接続部をピンで構成すると共に、上記ステージ基板と上記メイン基板の間にスペーサを設けたことを特徴とする請求項3に記載の電流センサ。
  5. 上記メイン基板に1つ以上の上記ステージ基板を積層して配置し、上記メイン基板と接する上記ステージ基板の面に上記磁気センサが有する複数の端子と電気的に接続する複数の配線パターンを備え、上記配線パターンと上記メイン基板を半田で固定して電気接続部とすることを特徴とする請求項1または2に記載の電流センサ。
  6. 上記基板ツメ部に上記磁性コアの内側に拡大する面積拡大部を設けると共に、上記面積拡大部に上記導体を通す導体貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の電流センサ。
  7. 上記メイン基板に導体貫通孔を形成し、上記導体を上記メイン基板の導体貫通孔に配置したことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の電流センサ。
  8. 複数のパワーモジュールと、上記複数のパワーモジュールが出力する電流を検出する請求項1から7の何れか一項に記載の電流センサと、上記複数のパワーモジュールと上記電流センサを搭載する筐体と、上記筐体を覆うカバーと、を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  9. 上記カバーの内側に上記コア抑え板が取り付けられ、上記カバーが上記筐体に固定される時に、上記コア抑え板が上記磁性コアを上記メイン基板へ押し当てる構成であることを特徴とする請求項8に記載の電力変換装置。
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