JP2023079001A - 排ガス浄化装置 - Google Patents

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Ryoji Sawada
智也 鈴木
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Abstract

【課題】圧力損失を抑制しつつ、排ガスが浄化部材に流入する際の一様度を向上させる。【解決手段】排ガス浄化装置は、排ガスの浄化部材が配置されるケース部と、正面壁部と、側壁部と、排ガスの入口と、中央整流部と、第1及び第2整流部とを備える。入口は、第1方向に排ガスを流入させ、中央整流部は、入口に対面する。側壁部において、第1方向に略直交する第2方向に対面する部分を、第1及び第2部分とする。第1及び第2整流部は、中央整流部よりも入口から離れて設けられる。第1整流部は、中央整流部よりも第1部分に近接し、第2整流部は、中央整流部よりも第2部分に近接する。【選択図】図4

Description

本開示は、排ガス浄化装置に関する。
排ガス規制の強化に伴い、車両の排ガス浄化装置の浄化性能の向上が求められている。また、搭載スペースの低減のため、排ガス浄化装置には、限られたスペースで効率良く排ガスを浄化することが求められている。さらに、貴金属を含む触媒を用いて排ガスを浄化する排ガス浄化装置においては、触媒が高コストであるため、浄化効率を向上させて触媒のサイズの低減を図る必要がある。
これに対し、特許文献1に開示されているように、排ガスの流路における屈曲部の下流側に排気浄化触媒が配置される排気通路構造が知られている。特許文献1の排気通路構造は、排気浄化触媒の上流側に、径の異なる複数の通気孔を有する整流板が配置されており、排ガスが整流板を通過することで、排ガスの偏りが抑制される。
特開2010-159719号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、整流板を設けたことにより、排ガスが排気通路構造を通過する際の圧力損失が増加する恐れがある。
本開示の一態様では、圧力損失を抑制しつつ、排ガスが浄化部材に流入する際の一様度を向上させることを目的とする。
本開示の一態様は、排ガス浄化装置であって、ケース部と、正面壁部と、側壁部と、入口と、中央整流部と、第1及び第2整流部と、を備える。ケース部は、車両のエンジンからの排ガスを浄化するよう構成された浄化部材を配置するための筒状の部位である。正面壁部は、ケース部の開口に対面するように広がる。側壁部は、ケース部の開口の縁部から正面壁部に向かって突出するように設けられる。入口は、開口に沿った第1方向に排ガスを流入させる。中央整流部は、正面壁部に設けられた壁状の部位であって、開口の正面にて入口に対面する部位である。第1及び第2整流部は、正面壁部に設けられた壁状の部位であって、開口の正面に位置し、中央整流部よりも入口から離れた位置にある部位である。側壁部において、第2方向に対面する部分を、第1及び第2部分とする。なお、第2方向とは、開口に沿った方向であって、第1方向に略直交する方向である。第1整流部は、中央整流部よりも第1部分に近接して設けられ、中央整流部と第1部分との間の隙間に対面する。第2整流部は、中央整流部よりも第2部分に近接して設けられ、中央整流部と第2部分との間の隙間に対面する。
上記構成によれば、入口から流入した排ガスは、中央整流部に衝突し、ケース部の開口と、第1及び第2整流部とに向けて分流される。また、第1及び第2整流部に衝突した排ガスの一部は、ケース部の開口に向けて誘導される。これにより、旋回流の発生が抑制され、その結果、圧力損失を抑制しつつ、排ガスが浄化部材に流入する際の一様度を向上させることができる。
本開示の一態様では、入口の一部は、ケース部における開口の縁部に対面してもよい。
上記構成によれば、ケース部の開口と正面壁部との間の距離を縮小でき、排ガス浄化装置のサイズを抑制できる。
本開示の一態様では、ケース部の開口は、第2方向よりも第1方向に長い形状であってもよい。入口と中央整流部とは、第1方向において対面してもよい。
上記構成によれば、ケース部の形状をより柔軟に定めることができ、排ガス浄化装置の車両への搭載性が向上する。
本開示の一態様では、中央整流部と、第1及び第2整流部とのうちの少なくとも1つは、正面壁部を陥没させることで形成されてもよい。
上記構成によれば、中央整流部、及び、第1並びに第2整流部のうちの少なくとも1つと、正面壁部とを、一体化された部品として構成できる。このため、部品点数を抑制できる。
本開示の一態様では、入口に接続されるインレットパイプは、ケース部の外周面に対面して設けられており、ケース部の軸線に沿って伸びる直線部と、直線部の下流側に位置し、入口に接続される湾曲部とを有してもよい。
上記構成によれば、インレットパイプと共にU字状の排ガスの流路を形成するように、排ガス浄化装置を車両に搭載できる。これにより、排ガス浄化装置の車両への搭載性が向上する。
本開示の一態様では、中央整流部の頂部における第2方向の略中央には、切り欠きが形成されていてもよい。
上記構成によれば、排ガスが中央整流部と衝突したことに起因する圧力損失を抑制できる。
第1実施形態の排ガス浄化装置の斜視図である。 第1実施形態の排ガス浄化装置を入口部から見た正面図である。 第1実施形態の排ガス浄化装置における入口部の入口付近の正面図である。 第1実施形態の排ガス浄化装置における、第1方向に平行であり、且つ、軸線を含む断面図である。 第2実施形態の排ガス浄化装置の斜視図である。 第2実施形態の排ガス浄化装置を入口部から見た正面図である。 第2実施形態の排ガス浄化装置における、第1方向に平行であり、且つ、軸線を含む断面図である。 第1実施形態の変形例の排ガス浄化装置における入口部の正面図である。 第1実施形態の変形例の排ガス浄化装置における入口部の側面図である。 第1実施形態の変形例の排ガス浄化装置における入口部の側面図である。 第2実施形態の変形例の排ガス浄化装置における入口部の正面図である。 第2実施形態の変形例の排ガス浄化装置における入口部の側面図である。 第2実施形態の変形例の排ガス浄化装置における入口部の側面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
[1.排ガス浄化装置]
第1実施形態の排ガス浄化装置1は、車両のエンジンからの排ガス流路に設けられ、排ガスを浄化する(図1~4参照)。一例として、排ガス浄化装置1は、ディーゼルエンジンの排ガスを還元剤の存在下で還元することで、排ガスを浄化する。排ガス浄化装置1は、入口部2と、中央整流部30と、第1及び第2整流部31、32と、ケース部4とを備える。
[2.ケース部]
ケース部4は、排ガスの浄化部材5を収容するための筒状の部位である(図1、4参照)。一例として、浄化部材5は、セラミック等の母材と、この母材に担持された金属触媒とを有する還元触媒として構成される。排ガス中のNOxは、還元剤であるアンモニアと還元触媒とによって還元され、無害な窒素に改質される。なお、還元剤であるアンモニアは、後述するインレットパイプ6に設けられたインジェクタから尿素水を排ガス中に噴射し、この尿素水中の尿素を加水分解することで生成される。排ガスは、ケース部4の内部で還元触媒に接触しながら、軸線1Aの方向に沿って流れる。なお、軸線1Aとは、ケース部4の伸長方向に直交する断面、及び両端の開口の略中心を通過する直線である。
第1実施形態では、一例として、ケース部4の軸線1Aに直交する断面(以後、単に断面と記載)、及び、両端の開口の形状は、第1方向1Bに沿って伸びる略楕円形となっている。換言すれば、該断面及び該開口は、第1方向1Bを長手方向とする略楕円形である。なお、ケース部4の断面及び開口の形状は、例えば、第1方向1Bに沿って伸びる略長方形であっても良い。
また、以後、ケース部4の開口に沿った方向であって、第1方向1Bに略直交する方向を、第2方向1Cと記載し、ケース部4における排ガスの流れの上流側、下流側の開口を、それぞれ、上流側開口40、下流側開口42と記載する。また、排ガス浄化装置1における第1方向1Bの両端を、それぞれ、第1端、第2端と記載する。
また、ケース部4の下流側に位置する下流側開口42は、出口44が形成された出口部43により覆われている(図4参照)。出口44は、軸線1Aに沿って視認すると、下流側開口42の第2端に隣接するように設けられる。また、出口44には、図示しないアウトレットパイプが接続されており、ケース部4の浄化部材5により浄化された排ガスは、出口44を通過してアウトレットパイプへと流出する。
[3.入口部]
入口部2は、ケース部4の上流側開口40を覆うように設けられる(図1~4参照)。入口部2は、正面壁部20と、側壁部21と、排ガスの入口23とを備える。
正面壁部20は、ケース部4の上流側開口40に対面するように広がる略楕円形の壁状の部位である。正面壁部20は、上流側開口40に対し間隔を空けて配置されており、一例として、上流側開口40に略平行に広がる。
側壁部21は、ケース部4の上流側開口40を囲む縁部41から、軸線1Aに沿って正面壁部20に向かって突出するように設けられる壁状の部位である。側壁部21は、上流側開口40を囲むように設けられていると共に、縁部41の外周面と重なるように配置され、縁部41に接合されており、正面壁部20の縁に繋がる。
入口23は、入口部2における第1端に位置し、第1方向1Bに沿って軸線1Aと対面するように設けられている。入口23は、第1方向1Bに沿って排ガスを流入させる。入口23は、図4に示すように、軸線1Aと平行である。入口23は、正面壁部20及び側壁部21により形成される入口壁部22により囲まれている。入口壁部22は、入口部2における第1端の付近の部分にて第1方向1Bに沿って伸びる排ガスの流路を形成する。
また、入口23は、第1方向1Bに略直交する向きに設けられ、軸線1Aに対し略平行に広がると共に、第2方向1Cに沿って伸びる細長い形状を有する。つまり、入口23は、上流側開口40の縁部41における短手方向に伸びる部分に沿って設けられる。しかし、入口23は、上流側開口40の縁部41における長手方向に伸びる部分に沿って設けられていても良い。
また、入口23の一部は、上流側開口40の縁部41に対面する。第1実施形態では、一例として、入口23における軸線1A方向の略中央よりもケース部4の下流側開口42側の部分が、縁部41に対面する。しかし、入口23は、縁部41に対面せず、下流側開口42よりも正面壁部20側に位置するように設けられていても良い。
[4.整流部]
入口部2には、正面壁部20から上流側開口40に向かって突出する壁状の部位である中央整流部30と第1及び第2整流部31、32と(以後、まとめて整流部とも記載)が設けられる(図1~4参照)。整流部30~32は、第2方向1Cに沿って設けられ、整流部30~32の頂部は上流側開口40から離れている。すなわち、整流部30~32は、第2方向1Cに沿って伸びる面を有している。
ここで、側壁部21における第2方向1Cに対面する2つの部分を、それぞれ、第1及び第2部分24、25と記載する。入口23は、第1及び第2部分24、25の間に位置する。
中央整流部30は、上流側開口40の正面にて、第1方向1Bに沿って入口23に対面する。また、中央整流部30は、正面壁部20の第2方向1Cの略中央に位置し、中央整流部30の第2方向1Cの両端と、第1及び第2部分24、25との間には、それぞれ、隙間が形成される。また、第1実施形態では、中央整流部30の第2方向1Cの長さは、入口23の第2方向1Cの長さよりも短くなっている。
第1及び第2整流部31、32は、上流側開口40の正面にて入口23に対面すると共に、中央整流部30よりも入口23から離れた位置に設けられる。また、第1整流部31は、中央整流部30よりも第1部分24に近接しており、中央整流部30と第1部分24との間の隙間に対面する。また、第2整流部32は、中央整流部30よりも第2部分25に近接しており、中央整流部30と第2部分25との間の隙間に対面する。
また、一例として、第1及び第2整流部31、32は、それぞれ、第1及び第2部分24、25に接している。しかし、第1及び第2整流部31、32は、それぞれ、第1及び第2部分24、25から離れていても良い。
また、第1及び第2整流部31、32は、入口23から同程度の距離を隔てて配置される。また、一例として、中央整流部30と入口23との間の距離と、中央整流部30と第1及び第2整流部31、32との間の距離とは同程度となっている。しかし、これらの距離は、適宜定められ得る。
また、一例として、第1方向1Bに沿って視認すると、中央整流部30の第2方向1Cの両端は、それぞれ、第1及び第2整流部31、32と重なる。しかし、これに限らず、中央整流部30の第2方向1Cの両端のうちの少なくとも一方は、第1及び/又は第2整流部31、32と重ならなくても良い。
また、中央整流部30における第2方向1Cの中央に位置する中央部30Aは、切り欠きが形成されており、頂部が正面壁部20側に窪んでいる。つまり、中央部30Aは、中央整流部30の両端の部分に比べ、低くなっている。しかし、これに限らず、中央部30Aは、中央整流部30の両端の部分に比べ高くても良いし、中央整流部30は、略一定の高さを有していても良い。
また、第1及び第2整流部31、32の頂部は、中央整流部30の頂部よりも上流側開口40側に突出している。つまり、第1及び第2整流部31、32は、中央整流部30よりも高い。しかし、これに限らず、第1及び第2整流部31、32は、中央整流部30よりも低くても良いし、整流部30~32は同程度の高さを有していても良い。
また、整流部30~32は、軸線1Aと略平行に略平面状に広がる。しかし、これに限らず、整流部30~32は、軸線1Aに対し傾斜していても良いし、整流部30~32は湾曲した形状であっても良い。
[5.インレットパイプ]
排ガス浄化装置1の入口23には、排ガス浄化装置1に向かって排ガスを流下させるインレットパイプ6が接続されている(図1、4参照)。インレットパイプ6は、排ガス浄化装置1のケース部4の外周面に対面するように設けられており、直線部60と、湾曲部61と、注入部62とを備える。
直線部60は、ケース部4の軸線1Aに沿って略直線状に伸びる排ガス流路を形成する。
湾曲部61は、排ガス浄化装置1の入口23に接続されると共に、直線部60の下流側に位置し、湾曲した排ガス流路を形成する。一例として、湾曲部61は、直線部60を流下する排ガスの方向を略90°変更させた後、該排ガスを、入口23から排ガス浄化装置1の内部に流入させる。また、上述したように、入口23は、排ガス浄化装置1のケース部4の軸線1Aに対し略平行に広がる。このため、湾曲部61と、排ガス浄化装置1の入口部2及びケース部4とにより、略U字状に湾曲した排ガス流路が形成される。
注入部62は、直線部60の外周面から突出する筒状の部位であり、インレットパイプ6の内部に還元剤を注入する図示しないインジェクタが配置されるよう構成されている。
[5.排ガスの流れ]
第1実施形態の排ガス浄化装置1は、入口23の一部がケース部4の縁部41により遮蔽されているため、入口23から流入した排ガスの流れが正面壁部20の付近に集中する(図4参照)。また、インレットパイプ6、入口部2、及びケース部4により、U字状の排ガスの流路が形成されているため、排ガスの流れが正面壁部20の付近に集中する。このため、入口部2の内部では、排ガスの流速が増加して旋回流が発生し、その結果、排ガスが排ガス浄化装置1を通過する際の圧力損失が増加したり、排ガスの流れの一様度が低下したりする可能性がある。そして、一様度の低下により、ケース部4に配置された浄化部材5の一部に排ガスの流れが偏り、浄化部材5における部分的な負担が大きくなる恐れがある。
これに対し、第1実施形態の排ガス浄化装置1では、入口23から流入した高速の排ガスは、正面壁部20に設けられた中央整流部30と、第1及び第2整流部31、32とに衝突する(図1~4参照)。そして、中央整流部30に衝突した排ガスは、ケース部4の上流側開口40(換言すれば、浄化部材5)と、第1及び第2整流部31、32とに向かうように分流される。また、第1及び第2整流部31、32に衝突した排ガスの一部は、上流側開口40に向けて誘導される。
これにより、排ガスの流速が低下し、入口部2の内側で旋回流が形成されるのが抑制される。その結果、圧力損失が抑制されると共に、浄化部材5に流入する排ガスの一様度が向上し、排ガスが浄化部材5の全域を流れるよう促すことができる。このため、浄化部材5における部分的な負担を抑制できると共に、浄化部材5を小型化でき、排ガス浄化装置1のコストや搭載スペースの低減が可能となる。
[第2実施形態]
[6.概要]
第2実施形態の排ガス浄化装置1は、第1実施形態と同様の構成を有しているが、入口部及びケース部の構成において第1実施形態と相違する(図5~7参照)。以下では、第1実施形態との相違点を中心に、第2実施形態の排ガス浄化装置1について説明する。
[7.ケース部]
第2実施形態では、ケース部8の断面及び開口が、略円形である点において第1実施形態と相違する(図5~7参照)。なお、ケース部8の断面及び開口は、例えば、略正方形等であっても良い。そして、第2実施形態では、該断面及び開口に沿って略直交する方向が、第1及び第2方向1B、1Cとして設定される。また、ケース部8の下流側開口82は、出口84が形成された出口部83により覆われている(図7参照)。出口84は、下流側開口82の略中央に対面するように設けられる。
[8.入口部]
第2実施形態の入口部7は、ケース部8における略円形の上流側開口80に応じた構成を有する(図5~7参照)。入口部7は、正面壁部70と、側壁部71と、入口73とを備える。
正面壁部70は、第1実施形態と同様、ケース部4の上流側開口80に対面するように広がる壁状の部位である。第2実施形態では、正面壁部70は、略円形の壁状の部位として形成される。
側壁部71は、第1実施形態と同様、ケース部8の上流側開口80を囲む縁部81から、正面壁部70に向かって突出する壁状の部位である。
入口73は、第1実施形態と同様、第1方向1Bに沿って軸線1Aと対面するように設けられ、正面壁部70及び側壁部71により形成される入口壁部72により囲まれている。入口73には、第1実施形態と同様のインレットパイプ6が接続される。
[9.整流部]
第2実施形態においても、入口部2には、第1実施形態と同様にして中央整流部90と、第1及び第2整流部91、92とが設けられる(図5~7参照)。
ここで、第1実施形態と同様、側壁部71における第2方向2Cに対面する2つの部分を、それぞれ、第1及び第2部分74、75と記載する。
中央整流部90は、第1実施形態と同様にして、上流側開口80の正面にて入口73に第1方向1Bに沿って対面すると共に、中央部90Aが形成されている。しかし、第2実施形態では、中央整流部90の第2方向1Cの長さは、入口23の第2方向1Cの長さと略同一となっている点で、第1実施形態と相違する。
第1及び第2整流部91、92は、第1実施形態と同様にして、中央整流部90よりも入口73から離れた位置に設けられる。しかし、第2実施形態では、第1及び第2整流部91、92は、入口73に対面していない点で相違する。第1整流部91は、中央整流部90と、側壁部71の第1部分74とに対面し、第2整流部92は、中央整流部90と、側壁部71の第2部分75とに対面する。
[10.変形例]
第1及び第2実施形態の排ガス浄化装置1において、第1及び第2整流部を、入口部の正面壁部に設けられた上流側開口に向かって陥没する陥没部により形成しても良い。
具体的には、第1実施形態においては、入口部2の正面壁部20に、第1及び第2部分24、25に沿って、第1及び第2陥没部33、34をそれぞれ形成しても良い(図8、9参照)。そして、第1陥没部33における中央整流部30と第1部分24との隙間に対面する部分33Aにより、第1整流部を形成すると共に、第2陥没部34における中央整流部30と第2部分25との隙間に対面する部分34Aにより、第2整流部を形成しても良い。
この他にも、第1及び第2陥没部33、34に加えて、正面壁部20における第2方向2Cの略中央に中央陥没部35を形成しても良い(図10参照)。そして、中央陥没部35における入口23に対面する部分35Aにより、中央整流部を形成しても良い。
また、第2実施形態においては、入口部7の正面壁部70に、第1及び第2部分74、75に沿って第1及び第2陥没部93、94をそれぞれ形成しても良い(図11、12参照)。そして、第1陥没部93における中央整流部90と第1部分74との隙間に対面する部分93Aにより、第1整流部を形成すると共に、第2陥没部94における中央整流部90と第2部分75との隙間に対面する部分94Aにより、第2整流部を形成しても良い。
この他にも、第1及び第2陥没部93、94に加えて、正面壁部70における第2方向2Cの略中央に中央陥没部95を形成しても良い(図13参照)。そして、中央陥没部95における入口73に対面する部分95Aにより、中央整流部を形成しても良い。
無論、第1及び第2実施形態において、中央整流部と、第1及び第2整流部とのうちの一部を、上述した陥没部により構成しても良い。
本変形例によれば、陥没部により形成された整流部と正面壁部20、70とを、一体化された部品として構成できる。このため、部品点数を抑制できる。
[9.効果]
(1)第1及び第2実施形態によれば、排ガスの入口23、73の一部は、ケース部4、8における上流側開口40、80の縁部41、81に対面する。このため、入口部2、7の正面壁部20、70と、上流側開口40、80との間の距離を縮小でき、排ガス浄化装置1のサイズを抑制できる。
(2)また、インレットパイプ6と共にU字状の排ガスの流路が形成するように、排ガス浄化装置1を車両に搭載できる。このため、排ガス浄化装置1の車両への搭載性が向上する。
(3)また、中央整流部30、90における中央部30A、90Aは、低くなっている。このため、排ガスが中央整流部30、90と衝突したことに起因する圧力損失を抑制できる。
(4)また、第1実施形態におけるケース部4の上流側開口40及び断面は、第1方向1Bに伸びる形状となっている。これにより、排ガス浄化装置1の車両への搭載性が向上する。
[10.他の実施形態]
(1)第1及び第2実施形態の排ガス浄化装置1のケース部4、8には、還元剤の存在下でディーゼルエンジンからの排ガスを浄化する還元触媒として構成された浄化部材5が配置される。しかし、ケース部4、8には、還元触媒とは異なる排ガスの浄化部材(例えば、酸化触媒やフィルタ等)が配置されても良い。
(2)整流部30~32、90~92は、それぞれ、複数の部位として構成されていても良い。この場合、各部位の長さや形状は異なっていても良い。
(3)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
1…排ガス浄化装置、1A…軸線、1B…第1方向、1C…第2方向、2、7…入口部、20、70…正面壁部、21、71…側壁部、23、73…入口、24、74…第1部分、25、75…第2部分、30、90…中央整流部、30A、90A…中央部、31、91…第1整流部、32、92…第2整流部、33、93…第1陥没部、34、94…第2陥没部、35、95…中央陥没部、4、8…ケース部、40、80…上流側開口、41、81…縁部、5…浄化部材、6…インレットパイプ、60…直線部、61…湾曲部。

Claims (6)

  1. 排ガス浄化装置であって、
    車両のエンジンからの排ガスを浄化するよう構成された浄化部材を配置するための筒状のケース部と、
    前記ケース部の開口に対面するように広がる正面壁部と、
    前記ケース部の前記開口の縁部から前記正面壁部に向かって突出するように設けられる側壁部と、
    前記開口に沿った第1方向に排ガスを流入させる入口と、
    前記正面壁部に設けられた壁状の部位であって、前記開口の正面にて前記入口に対面する部位である中央整流部と、
    前記正面壁部に設けられた壁状の部位であって、前記開口の正面に位置し、前記中央整流部よりも前記入口から離れた位置にある部位である第1及び第2整流部と、を備え、
    前記側壁部において、第2方向に対面する部分を、第1及び第2部分とし、前記第2方向とは、前記開口に沿った方向であって、前記第1方向に略直交する方向であり、
    前記第1整流部は、前記中央整流部よりも前記第1部分に近接して設けられ、前記中央整流部と前記第1部分との間の隙間に対面し、
    前記第2整流部は、前記中央整流部よりも前記第2部分に近接して設けられ、前記中央整流部と前記第2部分との間の隙間に対面する
    排ガス浄化装置。
  2. 請求項1に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記入口の一部は、前記ケース部における前記開口の前記縁部に対面する
    排ガス浄化装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記ケース部の前記開口は、前記第2方向よりも前記第1方向に長い形状であり、
    前記入口と前記中央整流部とは、前記第1方向において対面する
    排ガス浄化装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記中央整流部と、前記第1及び第2整流部とのうちの少なくとも1つは、前記正面壁部を陥没させることで形成される
    排ガス浄化装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記入口に接続されるインレットパイプは、前記ケース部の外周面に対面して設けられており、前記ケース部の軸線に沿って伸びる直線部と、前記直線部の下流側に位置し、前記入口に接続される湾曲部とを有する
    排ガス浄化装置。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の排ガス浄化装置であって、
    前記中央整流部の頂部における前記第2方向の略中央には、切り欠きが形成されている
    排ガス浄化装置。
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