JP2023078912A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の状態や車両の周辺の環境に関する条件の成立に応じて車両の有する機能の使用提案を行う際に、その条件がどの程度適切であるかを考慮することが可能な技術を提供する。【解決手段】本開示の一実施形態に係る機能提案装置14は、車両10の有する機能の使用が好ましい(推奨される)、車両10の状態及び車両10の周辺の環境の少なくとも一方に関する条件の成否に基づき、車両10の搭乗者に機能の使用を提案するか否かを判定する判定部142と、判定部142により肯定判定がされた場合に、対象の機能の使用を車両10の搭乗者に提案する使用提案部144と、他の車両10での機能の使用状況及び条件の成否状況に関する情報(優先度の情報)を記憶する記憶部143と、を備え、判定部142は、記憶部143により記憶される情報(優先度の情報)を考慮して、車両10の搭乗者に機能の使用を提案するか否かを判定する。【選択図】図1

Description

本開示は、車両制御装置に関する。
例えば、車両の有する機能の使用が好ましいと判断するための車両の状態や車両の周辺の環境に関する条件が成立する場合に、その機能の使用をユーザに提案する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2016- 16765号公報
しかしながら、特許文献1では、車両の有する機能の使用が好ましいと判断するための条件がどの程度適切であるかが考慮されていない。そのため、例えば、その条件の成立に応じて、対象の機能の使用を車両の搭乗者に提案しても、その条件があまり適切でない場合、搭乗者がその機能を使用しないばかりか、搭乗者がその提案に煩わしさを感じる可能性がある。また、例えば、一度に提案可能な機能の数が限定される前提の下で、複数の機能について、その条件が成立した場合に、複数の機能のうちの相対的に条件が適切でない機能が搭乗者に提案されてしまう可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、車両の状態や車両の周辺の環境に関する条件の成立に応じて車両の有する機能の使用提案を行う際に、その条件がどの程度適切であるかを考慮することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
車両の有する機能の使用が推奨される、前記車両の状態及び前記車両の周辺の環境の少なくとも一方に関する条件の成否に基づき、前記車両の搭乗者に前記機能の使用を提案するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により肯定判定がされた場合に、前記機能の使用を前記車両の搭乗者に提案する提案部と、
前記車両と異なる他の車両での前記機能の使用状況及び前記条件の成否状況に関する情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記判定部は、前記記憶部に記憶される情報を考慮して、前記車両の搭乗者に前記機能の使用を提案するか否かを判定する、
車両制御装置が提供される。
上述の実施形態によれば、車両の状態や車両の周辺の環境に関する条件の成立に応じて車両の有する機能の使用提案を行う際に、その条件がどの程度適切であるかを考慮することができる。
機能提案システムの構成の一例を示す図である。 車両の有する機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況の集計結果を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[機能提案システムの概要]
図1を参照して、本実施形態に係る機能提案システム1の概要について説明する。
図1は、機能提案システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、機能提案システム1は、複数の車両10と、サーバ20とを含む。
尚、複数の車両10は、機能提案システム1に関して同様の構成を有するため、図1では、一の車両10が代表して示される。
機能提案システム1は、車両10の状態や車両10の周辺の環境等に応じて、車両10のユーザ(搭乗者)に、車両10の有する各種機能の使用を提案する。
車両10の有する機能は、車両10のユーザ(運転者を含む搭乗者)からの要求(所定の入力)に応じて、作動する機能である。車両10の有する機能には、例えば、各種の走行モードが含まれる。各種の走行モードには、例えば、スポーツモードやエコモードやスノーモード等が含まれる。スポーツモードは、例えば、アクセル操作に対するレスポンスや加速性能、ブレーキ操作に対するレスポンスや制動性能、操舵に対するレスポンスや旋回性能等の車両10の運動性能を相対的に高く設定しスポーティな走行を実現する走行モードである。エコモードは、例えば、アクセル操作、ブレーキ操作、操舵等に対するレスポンスを緩やかにしエネルギ消費の抑制を実現するための走行モードである。スノーモードは、例えば、雪道での車両10のブレーキロックや横滑り等を抑制するための走行モードである。また、車両10の有する機能には、例えば、ブレーキホールド機能が含まれる。ブレーキホールド機能は、車両10の停車時にブレーキ操作を維持せずに車両10の停車状態を維持させることが可能な機能である。また、車両10の有する機能には、例えば、アダプティブクルーズコントロール(ACC:Adaptive Cruise Control)が含まれる。ACCは、運転者によるアクセル操作等に依らず、車両10の前方の先行車との距離を一定に保持して先行車に追従して走行する機能である。また、車両10の有する機能には、例えば、車線逸脱防止機能が含まれる。車線逸脱防止機能には、例えば、車両10の車線からの逸脱時に警報を出力する車線逸脱警報(LDW:Lane Departure Warning)や車両10の車線逸脱の防止や車線維持を支援するレーンキープアシスト(LKAS:Lane Keeping Assist System)が含まれる。
以下、機能提案システム1(後述の機能提案装置14)によって、車両10の搭乗者に使用を提案することが可能な機能を「使用提案可能な機能」と称し、実際に使用提案が行われる機能を「使用提案の対象の機能」と称する場合がある。
車両10は、例えば、エンジン(内燃機関)やモータ(電動機)等の原動機の動力で駆動輪を駆動し走行する。車両10は、ユーザ(乗員)による運転操作によって走行してもよいし、ユーザの操作に依らず自律的に走行してもよい。
また、車両10は、後述の機能提案装置14を用いて、車両10の状態や車両10の周辺の環境に応じて、車両10の有する機能の使用をユーザ(搭乗者)に提案する。具体的には、車両10の有する機能ごとに、対象の機能の使用が好ましい(推奨される)、車両10の状態や車両10の周辺の環境に関する条件(以下、「使用適合条件」)が成立する場合に、その機能の使用をユーザに提案する。
使用適合条件は、例えば、スノーモードの場合、"車両10の走行地点を含む所定範囲内で所定基準を超える雪が降っている或いは積雪があること"である。また、使用適合条件は、例えば、スポーツモードの場合、"所定期間内において、所定基準(例えば、30km/h)以上の車速での所定基準以上の舵角が所定回数以上発生すること"である。また、使用適合条件は、例えば、ブレーキホールド機能の場合、"所定時間内での車両10の走行及び停止の繰り返しの回数が所定基準を超えていること"である。また、使用適合条件は、例えば、ACCの場合、"車両10が高速道路等の特定の道路区間を走行していること"である。また、使用適合条件は、例えば、車線逸脱防止機能の場合、"車両10が車線をはみ出すこと"或いは"車両10と車線を区画する白線との距離が所定基準以下になったこと"である。
また、車両10は、所定の通信回線を通じて、サーバ20と通信可能に接続され、サーバ20に車両10の関する各種情報(データ)を送信する。例えば、車両10は、車両10の有する機能の使用状況(使用の有無)及び車両10の有する機能の使用適合条件の成否状況に関する情報をサーバ20に送信する。
所定の通信回線には、例えば、広域ネットワーク(WAN:Wide Area Network)が含まれる。広域ネットワークには、例えば、基地局を末端とする移動体通信網、衛星を利用
する衛星通信網、インターネット網等が含まれる。また、所定の通信回線には、例えば、ローカルネットワーク(LAN:Local Area Network)が含まれる。また、所定の通信回線には、例えば、ブルートゥース(登録商標)やWiFi等の所定の通信規格に基づく近距離通信回線が含まれる。
サーバ20は、車両10と通信可能に接続され、車両10から車両10に関する各種情報を取得(収集)する。
また、サーバ20は、他の車両10に関する情報を車両10に提供(送信)する。サーバ20から車両10に送信される、他の車両10に関する情報は、他の車両10から取得される情報そのものであってもよいし、他の車両10から取得される情報を加工或いは編集した情報であってもよい。例えば、サーバ20は、複数の他の車両10での機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報を車両10に送信する。
[機能提案システムの構成]
次に、図1に加えて、図2を参照して、機能提案システム1の構成について説明する。
図2は、車両10の有する機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況の集計結果を示す図である。
図1に示すように、車両10は、センサ11と、ECU(Electronic Control Unit)12と、通信装置13と、機能提案装置14とを含む。
センサ11は、車両10の状態や車両10の周辺の環境に関する測定情報(測定データ)や検出情報(検出データ)等を取得する。センサ11により取得される測定情報や検出情報等は、一対一の通信線やCAN(Controller Area Network)、車載イーサネット(登録商標)等の車載ネットワークを通じて、機能提案装置14に取り込まれる。
センサ11は、例えば、車両10の状態に関する測定情報(測定データ)や検出情報(検出データ)を取得する各種のセンサ(以下、便宜的に「車両状態センサ」)を含む。各種の車両状態センサには、例えば、車両10の車輪の回転速度を測定する車輪速センサ、車両10の加速度を測定する加速度センサ、車両10の角速度を測定するジャイロセンサ(角速度センサ)等が含まれる。また、各種の車両状態センサには、車両10の位置を測定するGNSS(Global Navigation Satellite System)センサ等が含まれる。
また、センサ11は、例えば、車両10の周辺の環境に関する測定情報(測定データ)や検出情報(検出データ)を取得する各種のセンサ(以下、便宜的に「周辺環境センサ」)を含む。各種の周辺環境センサには、例えば、車両10の周辺の温度を測定する外気温センサや車両10の存在する場所の雨滴を検出する雨滴センサや車両10の存在する場所の照度を測定する照度センサ等が含まれる。また、各種の周辺環境センサには、例えば、車両10の周辺の物体を検出するためのカメラ(画像センサ)が含まれる。また、各種の周辺環境センサには、例えば、LIDAR(Light Detecting and Ranging)やミリ波レーダ等の車両10の周辺の物体との距離を測定する距離センサが含まれる。
ECU12は、車両10に関する制御を行う制御装置である。ECU12は、車両10に一又は複数搭載される。ECU12は、例えば、車両10の原動機としてのエンジンやモータを制御するECUや車両10のブレーキ装置を制御するECUや車両10のステアリング装置を制御するECU等である。
ECU12は、例えば、車両10の状態に関する制御情報(制御データ)を取得(生成)する。ECU12により取得(生成)される車両10の状態に関する制御情報は、一対一の通信線や車載ネットワーク等を通じて、機能提案装置14に取り込まれる。
通信装置13は、所定の通信回線を通じて、サーバ20等の外部装置と通信を行う。通信装置13は、例えば、DCM(Data Communication Module)である。
また、通信装置13は、所定の通信回線を通じて、車両10の周辺の環境に関する外部情報(外部データ)を取得する。外部情報には、例えば、車両10の周辺の天候に関する情報や車両10の周辺の道路の渋滞に関する情報等が含まれる。通信装置13により取得される、車両10の周辺の環境に関する外部情報は、機能提案装置14に取り込まれる。
機能提案装置14(車両制御装置の一例)は、センサ11やECU12や通信装置13から取り込まれる、車両10の状態に関する情報や車両10の周辺の環境に関する情報に応じて、車両10の有する機能の使用を搭乗者に提案する。機能提案装置14は、例えば、車両10に搭載されるナビゲーション装置であり、自装置に搭載される表示装置や車両10の車室内に設置されるスピーカ等を通じて、視覚的な方法や聴覚的な方法で、車両10の有する機能の使用を搭乗者に提案する。
機能提案装置14は、機能部として、情報取得部141と、判定部142と、記憶部143と、使用提案部144と、状況取得部145と、記憶部146と、情報送信部147とを含む。
機能提案装置14の機能は、任意のハードウェア或いは任意のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ等により実現されてよい。例えば、機能提案装置14は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ装置、補助記憶装置、インタフェース装置、入力装置、及び表示装置等を含むコンピュータを中心に構成される。情報取得部141、判定部142、使用提案部144、状況取得部145、及び情報送信部147の機能は、例えば、補助記憶装置にインストールされるプログラムをメモリ装置にロードしCPU上で実行することにより実現される。また、記憶部143,146の機能は、例えば、メモリ装置や補助記憶装置に規定される記憶領域により実現される。メモリ装置は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)である。補助記憶装置は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリである。インタフェース装置には、例えば、記録媒体と接続するための外部インタフェースや車両10の内部の他の装置と通信を行うための通信インタフェース等が含まれる。これにより、機能提案装置14は、例えば、外部インタフェースを通じて、記録媒体から各種プログラムを取り込んだり、通信インタフェースを通じて、他の装置から各種プログラムを取り込んだりすることができる。また、機能提案装置14は、通信インタフェースを通じて、センサ11やECU12や通信装置13と車両10の内部の通信を行うことができる。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。入力装置は、例えば、ボタン、トグル、レバー、タッチパネル等の機械的な操作が可能な操作入力装置を含む。また、入力装置は、例えば、音声入力が可能な音声入力装置やジェスチャ入力が可能なジェスチャ入力装置や指紋認証や虹彩認証等による生体入力が可能な生体入力装置を含む。
情報取得部141は、センサ11やECU12や通信装置13から所定周期ごとに取り込まれる、車両10の状態に関する情報や車両10の周辺の環境に関する情報を取得する。
判定部142は、所定の処理周期ごとに、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)のそれぞれについて、車両10の搭乗者にその機能の使用を提案するか否かを判定する。所定の処理周期は、センサ11やECU12や通信装置13から車両10の状態に関する情報が取り込まれる(受信される)周期と同じであってもよいし異なっていてもよい。
具体的には、判定部142は、所定の処理周期ごとに、使用提案可能な全ての機能について、情報取得部141により取得される車両10の状態に関する情報や車両10の周辺の環境に関する情報に基づき、使用適合条件の成否を判定する。そして、判定部142は、使用提案可能な全ての機能のうち、使用提案の対象の機能の数が所定の閾値Nth以下の範囲で、その時点で作動しておらず且つ使用適合条件が成立し且つ優先度が相対的に高い機能について、その機能の使用に関する提案を行うと判定する。一方、判定部142は、使用提案可能な全ての機能のうち、その時点で作動している機能、使用適合条件が不成立の機能、及び使用適合条件が成立するものの優先度が相対的に低い機能について、その機能の使用に関する提案を行わないと判定する。閾値Nthは、同じタイミングで使用提案が行われる機能の数の最大値であり、例えば、"1"或いは"2"に設定される。これにより、同時に多数の機能の使用提案が行われることによって、車両10の搭乗者が煩わしさを感じるような事態を抑制することができる。
例えば、判定部142は、ある処理周期において、現時点で非作動であり且つ使用適合条件が成立した機能が少なくとも1つあり、その使用適合条件が成立した機能の総数が閾値Nth以下の場合、その使用適合条件が成立した全ての機能の使用に関する提案を行うと判定する。一方、判定部142は、ある処理周期において、現時点で非作動であり且つ使用適合条件が成立した機能の総数が閾値Nthを超えている場合、その使用適合条件が成立した機能のうちの優先度が高い方から順に閾値Nthと同数の機能のみについて、機能の使用に関する提案を行うと判定する。つまり、判定部142は、ある処理周期において、現時点で非作動であり且つ使用適合条件が成立するものの、その使用適合条件が成立した機能の中での優先度の順位が高い方から閾値Nthよりも下である機能について、その機能の使用に関する提案を行わないと判定する。
記憶部143には、判定部142により利用される、使用提案可能な機能ごとの優先度の情報が格納される。優先度の情報は、サーバ20から車両10に配信され、通信装置13を通じて、機能提案装置14に取り込まれる。また、優先度の情報は、サーバ20から車両10に配信される最新の優先度の情報によって更新される。これにより、判定部142は、最新の優先度の情報を用いて、適切な判定を行うことができる。
使用提案部144(提案部の一例)は、表示装置やスピーカ等を通じて、車両10の有する機能のうちの判定部142により車両10の搭乗者に使用に関する提案を行うと判定された機能の使用を車両10の搭乗者に提案する。
状況取得部145は、所定の処理周期ごとに、車両10の有する機能の使用状況(使用の有無)及び使用適合条件の成否状況に関する情報を取得する。具体的には、状況取得部145は、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)ごとに、機能の使用の有無に関する情報、及び機能の使用適合条件の成否に関する情報を取得する。機能の使用の有無に関する情報は、例えば、その機能に関する制御を行うECU12から、一対一の通信線や車載ネットワークを通じて取得される。機能の使用適合条件の成否に関する情報は、判定部142から取得される。
記憶部146には、状況取得部145により取得される、車両10の有する機能の使用状況に関する情報及び使用適合条件の成否状況に関する情報が合わせて、車両10の有する機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報として格納される。具体的には、記憶部146には、対象の機能の識別情報、その機能の使用の有無、及びその機能の使用適合条件の成否を含むレコード情報が時系列で格納される。また、記憶部146には、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)ごとの記憶領域が区画され、対応する記憶領域に分けて、その機能の使用の有無、及び機能の使用適合条件の成否を含むレコード情報が時系列で格納されてもよい。
情報送信部147は、記憶部146に格納される、車両10の有する機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報を、通信装置13を通じてサーバ20に送信する。情報送信部147は、記憶部146に最新の情報が格納(記録)されるたびに、その情報をサーバ20に送信してもよいし、記憶部146に情報が時系列である程度蓄積されたタイミングでまとめて最新の情報群をサーバ20に送信してもよい。例えば、情報送信部147は、車両10の停止(例えば、イグニッションオフ)時或いは起動(例えば、イグニッションオン)時に、車両10の最新の1トリップ(即ち、車両10の起動から停止まで)の間の最新の情報群をまとめてサーバ20に送信する。
尚、記憶部146に格納される情報は、情報送信部147によりサーバ20に送信(アップロード)された後の所定のタイミングで消去されてよい。車両10のメモリリソースは非常に限られているからである。
サーバ20は、機能部として、状況取得部201と、記憶部202と、優先度演算部203と、優先度送信部204とを含む。
サーバ20の機能は、任意のハードウェア或いは任意のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ等により実現されてよい。例えば、サーバ20は、CPU、メモリ装置、補助記憶装置、インタフェース装置、入力装置、及び表示装置等を含むコンピュータを中心に構成される。また、サーバ20は、CPUと連動する高速演算装置を含んでもよい。状況取得部201、優先度演算部203、及び優先度送信部204の機能は、例えば、補助記憶装置にインストールされるプログラムをメモリ装置にロードしCPU上で実行させることにより実現される。また、記憶部202は、例えば、メモリ装置や補助記憶装置に規定される記憶領域により実現される。メモリ装置は、例えば、SRAMやDRAM(Dynamic Read Only Memory)等である。また、補助記憶装置は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)やフラッシュメモリ等である。インタフェース装置には、例えば、記録媒体と接続するための外部インタフェースやサーバ20の外部装置と通信を行うための通信インタフェース等が含まれる。これにより、サーバ20は、例えば、外部インタフェースを通じて、記録媒体から各種プログラムを取り込んだり、通信インタフェースを通じて、外部装置から各種プログラムをダウンロードしたりすることができる。また、サーバ20は、例えば、通信インタフェースを通じて、車両10や端末装置30と相互に通信を行うことができる。入力装置は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の機械的な操作が可能な操作入力装置を含む。また、入力装置は、例えば、音声入力が可能な音声入力装置やジェスチャ入力が可能なジェスチャ入力装置や指紋認証、虹彩認証等による生体入力が可能な生体入力装置を含む。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等である。高速演算装置は、例えば、GPU(Graphics Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
状況取得部201は、車両10から受信される、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報(レコード情報)を取得する。
記憶部202には、状況取得部201により取得される、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報(レコード情報)が時系列で格納される。記憶部202は、上述の記憶部146と同様、車両10の有する機能ごとの記憶領域が区画され、対応する記憶領域に分けて、機能の使用の有無、及び機能の使用適合条件の成否を含むレコード情報が時系列で格納されてもよい。
優先度演算部203は、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)のそれぞれについて、記憶部202に格納される、複数の車両10での対象の機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報に基づき、対象の機能の優先度を演算する。例えば、優先度演算部203は、周期的(例えば、1日ごとや数日ごと)に、バッチ処理によって、記憶部202の最新の情報を反映させる形で、最新の優先度を演算する。
具体的には、図2に示すように、優先度演算部203は、記憶部202に格納される複数の車両10での情報に基づき、車両10の有する機能ごとに、最新の所定期間における対象の機能の使用の有無、及び使用適合条件の成否の組み合わせの発生回数を集計する。具体的には、使用適合条件の成立時にその機能が使用された回数N11及び使用されなかった回数N21、並びに使用適合条件の不成立時にその機能が使用された回数N12及び使用されなかった回数N22が集計される。最新の所定期間とは、車両10の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報の収集が開始されてから現在までの全期間であってもよいし、現在を起点に遡る一定の期間であってもよい。後者の場合、より古い情報が優先度に反映されなくなることから、最新の情報を優先度により反映させることができる。
続いて、優先度演算部203は、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)ごとに、先の集計結果に基づき、対象の機能の使用適合条件がどの程度適切であるかを表す適合率R1,R2を演算する。優先度演算部203は、以下の式(1),(2)を用いて、適合率R1,R2を演算することができる。
Figure 2023078912000002
適合率R1は、複数の車両10について、対象の機能の使用適合条件の成立時に、対象の機能が使用された割合(比率)を表す。適合率R2は、複数の車両10について、対象の機能の使用適合条件の不成立時に、対象の機能が使用されなかった割合(比率)を表す。これにより、適合率R1,R2は、高く(大きく)なるほど、使用適合条件がより適切であり、車両10のユーザにとって、対象の機能がより有用であることを表すことができる。
優先度演算部203は、例えば、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)ごとに、適合率R1,R2の和を算出し、適合率R1,R2の和が大きい方から順に優先度が高くなるように、優先度(例えば、優先順位)を設定する。これにより、車両10の機能提案装置14(使用提案部144)は、使用適合条件が成立する現時点で非作動の機能の数が閾値Nthを超える場合に、使用適合条件がより適切で、車両10の搭乗者にとってより有用な機能の使用を優先的に提案することができる。
例えば、車両10がワインディング路を走行している状況では、スポーツモード及び車線逸脱防止機能の双方の使用適合条件が成立する可能性がある。
仮に、上記の閾値Nthが"1"である前提で、単純に、使用適合条件が先に成立した機能の使用提案が優先的に行われる場合、例えば、車線逸脱防止機能の使用提案がワインディング路の開始当初から継続的に実施されることになる可能性がある。この場合、使用適合条件の成立頻度が相対的に低い、スポーツモードの使用提案の機会が失われてしまう可能がある。
これに対して、車線逸脱防止機能よりもスポーツモードの優先度が高い場合、機能提案装置14は、ワインディング路の走行中に、スポーツモードの使用適合条件が成立すると、車線逸脱防止機能よりも優先的にスポーツモードの使用を提案することができる。そのため、機能提案装置14は、使用適合条件の成立頻度が相対的に低い、相対的に有用な機能(スポーツモード)の使用を車両10の搭乗者に提案する機会を持つことができる。
尚、車両10の機能提案装置14(判定部142)は、優先度を用いる代わりに、適合率R1,R2の和をそのまま用いて、使用適合条件が成立した閾値Nthを超える数の機能の中から実際に使用提案を行う機能を判定してもよい。また、判定部142は、適合率R1,R2に基づき、使用提案可能な機能ごとの絶対評価によって、対象の機能の使用を提案するか否かを判定してもよい。例えば、判定部142は、使用提案可能な機能ごとに、その機能が作動しておらず、且つ、その機能の使用適合条件が成立し、且つ、適合率R1,R2の和が所定の閾値以上である場合に、その機能の使用の提案を行うと判定し、それ以外の場合、その機能の使用の提案を行わないと判定してよい。
優先度送信部204は、優先度演算部203により演算される優先度の情報を車両10に送信する。これにより、車両10の機能提案装置14は、最新の優先度を用いて、車両10の有する機能の使用提案をより適切に実施することができる。
尚、優先度は、車両10(例えば、機能提案装置14)で算出されてもよい。この場合、サーバ20は、車両10の有する機能(使用提案可能な機能)ごとの適合率R1,R2の情報を車両10に送信してよい。また、この場合、サーバ20は、適合率R1,R2を演算するための元情報を車両10に送信してもよい。
[作用]
次に、本実施形態の機能提案システム1(機能提案装置14)の機能について説明する。
本実施形態では、機能提案装置14は、車両10の有する機能の使用が好ましい(推奨される)、車両10の状態及び車両10の周辺の環境の少なくとも一方に関する条件(使用適合条件)の成否に基づき、車両10の搭乗者にその機能の使用を提案するか否かを判定する判定部142と、判定部142により肯定判定がされた場合に、その機能の使用を車両10の搭乗者に提案する使用提案部144と、他の車両10でのその機能の使用状況及び使用適合条件の成立状況に関する情報(優先度の情報)を記憶する記憶部143と、を備える。そして、判定部142は、記憶部143により記憶される情報(優先度の情報)を考慮して、車両10の搭乗者に機能の使用を提案するか否かを判定する。
これにより、機能提案装置14は、他の車両10でのその機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況の関係から、その機能の使用適合条件の適合度合いを判断することができる。そのため、機能提案装置14は、他の車両10でのその機能の使用状況及び使用適合条件の成否状況に関する情報を考慮することによって、対象の機能の使用適合条件がどの程度適切であるかを考慮し、より適切に、対象の機能の使用提案を行うことができる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・改良が可能である。
1 機能提案システム
10 車両
11 センサ
12 ECU
13 通信装置
14 機能提案装置(車両制御装置)
20 サーバ
30 端末装置
136 送信部
141 情報取得部
142 判定部
143 記憶部
144 使用提案部(提案部)
145 状況取得部
146 記憶部
147 情報送信部
201 状況取得部
202 記憶部
203 優先度演算部
204 優先度送信部

Claims (1)

  1. 車両の有する機能の使用が推奨される、前記車両の状態及び前記車両の周辺の環境の少なくとも一方に関する条件の成否に基づき、前記車両の搭乗者に前記機能の使用を提案するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により肯定判定がされた場合に、前記機能の使用を前記車両の搭乗者に提案する提案部と、
    前記車両と異なる他の車両での前記機能の使用状況及び前記条件の成否状況に関する情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記判定部は、前記記憶部に記憶される情報を考慮して、前記車両の搭乗者に前記機能の使用を提案するか否かを判定する、
    車両制御装置。
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