JP2023078057A - メラニン生成抑制剤 - Google Patents

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Toshio Morikawa
翔伍 竹田
Shogo Takeda
和佳奈 山田
Wakana Yamada
賢知 宮坂
Masatomo Miyasaka
博司 下田
Hiroshi Shimoda
弘道 村井
Hiromichi Murai
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Abstract

【課題】 新規なエラスティックアミドの製造方法及びエラスティックアミドの新たな用途を提供することを目的とする。【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。1.エラスティックアミドを有効成分とするメラニン生成抑制剤。2.エラスティックアミドを有効成分とするチロシナーゼタンパク1(TRP1)遺伝子発現抑制剤。【選択図】なし

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1)2022年3月26日開催の日本薬学会第142年会にて、米由来各種グルコシルセラミドおよび遊離型セラミドelasticamideのメラニン産生抑制作用ついて公開 (2)オリザ油化株式会社が、オリザ油化株式会社ホームページにてオリザセラミドの美白作用について公開 https://www.oryza.co.jp/cms/wp-content/uploads/2022/03/be86563303a8f8080adbcc2045b75b93.pdf (3)健康産業流通新聞 2022年4月7日号3面にて公開
本発明は、エラスティックアミドの用途に関する。
米は、日本では唯一の穀物資源として昔から多く栽培され、人々の食生活を支えてきた穀物である。近年、米及び米ぬかに含まれている生理活性物質について多くの関心が集まっている。米ぬか及び米胚芽に関して長年に渡って研究開発が行われ、その中から、γ-オリザノール、セラミド、トコフェロール、トコトリエノール、ステロール、フェルラ酸及びスクワラン等数多くの有効成分が抽出され、製品化されている。これらの製品がすでに医薬品、機能性表示食品、健康食品、食品添加物、化粧品用素材として高く評価され、広い分野で応用されている。
また、化粧品用素材としては、合成セラミドやウシ由来セラミドが利用されているが、天然志向や動物愛護の観点又は狂牛病の原因であるプリオン型ウイルス感染を予防するため、米や小麦など植物性セラミドが利用されている。セラミドは化粧品だけでなく、美容食品素材としても多く利用されている。
上記米由来セラミドは、主成分としてスフィンゴ糖脂質が多く含まれているものである。米由来スフィンゴ糖脂質は動物性スフィンゴ糖脂質と同様に、長鎖塩基スフィンゴシンに脂肪酸が酸アミド結合した疎水性セラミドが基本骨格となっている。米由来スフィンゴ糖脂質は長鎖塩基スフィンゴシン及び脂肪酸の炭素数の違い、水酸基や二重結合の有無により分子種に多様性があり、帯広畜産大学 藤野教授らの報告では少なくとも20 種類以上のスフィンゴ糖脂質の分子種が存在する(非特許文献1)。
一方で、米由来のセラミドには、糖が付いていないフリー体のセラミドであるエラスティックアミドを含有しているという報告はない。
さらに、エラスティックアミドはセラミド[AP](セラミド6)とよばれ、セラミド[AP]は、水分保持機能、ターンオーバーの促進、シワを軽減する機能を有することが知られている。
一方、皮膚(角層)に含まれるセラミドにはセラミド(1[EOS]、2[NS/NDS]、3[NP]、 4[EOH]、5[AS]、6[AP]、7[AH]、8[NH]、9[EOP])まで9種類あり、これらのセラミドのうちの一つとして、上述したエラスティックアミド(セラミド6[AP])が知られている。セラミド6[AP]の不足は肌の乾燥や敏感肌、アトピー性皮膚炎への影響が特に強いといわれている(特許文献1)。これ以外にも、セラミド2[NS/NDS]は、種々あるセラミドの中でも保水に優れており、特に肌の保湿機能に重要な役割を果たしている。衰えた肌のバリア機能や保湿機能を改善するには、これらのセラミドを補うことが重要である(特許文献2)。また、セラミド2[NS/NDS]は皮膚や毛髪に多く存在し、皮膚に含まれるセラミドのうち約20%を占めることが報告されている(非特許文献3)。
それ以外の角層セラミドとして、例えばセラミド1[EOS]等の構造・機能が知られており、これはアシルセラミドと呼ばれ、皮膚に固有な分子種である。アトピー性皮膚炎患者において、セラミド1[EOS]の生成量が顕著に低下していることから(非特許文献2)、セラミド1[EOS]は特に肌のバリア機能に重要であると考えられている。それ以外のセラミドについても様々な機能が知られている。
特開2017-105741号公報 特開2020-007270号公報 特開2021-109870号公報 オリザ油化株式会社 「オリザセラミド」カタログ 2019年5月20日改訂 J. Invest. Dermatol. 96、 523-526 (1991) J. Lipid. Res. 35、 2060-2068 (1994)
このような背景の下、本発明者は、エラスティックアミドにメラニン生成抑制作用及びチロシナーゼタンパク1遺伝子発現抑制作用を有することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は新規なエラスティックアミドの用途を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1.エラスティックアミドを有効成分とするメラニン生成抑制剤。
2.エラスティックアミドを有効成分とするチロシナーゼタンパク1(TRP1)遺伝子発現抑制剤。
B16細胞におけるエラスティックアミドがTRP1遺伝子発現量に与える影響を示すグラフである。 アジア人由来ヒト3Dメラノサイトを用いたエラスティックアミドがメラニン産生能に与える影響を示すグラフである。 アジア人由来ヒト3Dメラノサイトを用いたエラスティックアミドがメラニン産生能に与える影響(フォンタナ・マッソン染色)を示す顕微鏡写真である。 NHEM細胞を用いたエラスティックアミドが細胞生存率およびTRP1遺伝子発現量に与える影響を示すグラフである。 Elasticamide含有組成物の紫外線照射による色素(メラニン)沈着抑制作用の評価を示すグラフ及び写真である。
以下、本発明を詳細に説明する。
上記エラスティックアミドはセラミド6[AP]と呼ばれ、下記化学式(1)に示される化合物である。
Figure 2023078057000001
エラスティックアミドを得る方法は特に限定されないが、後述する製造方法で得ることができるが、市販品を用いてもよい。
上記エラスティックアミドの製造方法は特に限定されないが、米糠を溶媒で抽出して粗抽出物を得て、その後、その粗抽出物からエラスティックアミド単離することによって得ることができる。
「粗抽出物」は、米糠油を製造する工程で生成されるものであれば特に限定されない。
例えば、粗抽出物は、米糠を有機溶媒で抽出し、その後、その抽出物を沈殿させることにより得ることができるが、この方法に限定されない。また、上記粗出物は、米糠油から製造工程で生成される副産物から抽出したものを使用してもよい。
ここで、前記粗抽出物からエラスティックアミド単離する方法は特に限定されないが、例えば、活性白土や活性炭、シリカゲル、アルミナ、珪藻土、合成吸着剤、イオン交換樹脂などを用いたクロマトグラフィーによりエラスティックアミド以外の成分を吸着、分解、沈殿、濾過、溶解、蒸留などにより取り除く方法により単離することができる。
ここで、エラスティックアミドとエラスティックアミド以外の成分、あるいは、エラスティックアミドを含む画分とエラスティックアミドを含まない画分(画分:複数の成分が混合された物質を分離させて、その混合物質を構成する個々の成分に分けた物)に分けるためには、前記精製方法に用いた活性白土や活性炭、シリカゲル、アルミナ、珪藻土、合成吸着剤、イオン交換樹脂などを適宜併用することが好ましい。このとき、予め吸着剤に前記抽出物を吸着させて「まぶし」を作成しておくことが好ましい。
具体的には、前記粗抽出物をシリカゲルに吸着させて「まぶし」を作製し、その後、これを中圧フラッシュクロマトグラフィーで分画することによって得ることができる。
また、上記エラスティックアミドは、上述したようにエラスティックアミドを単離精製したものを使用しても良いが、必ずしも単離精製したものを使用する必要がなく、有効成分として含有量を含む組成物を使用してもよい。これらとして例えばエラスティックアミドを含有する米抽出物を用いることもできる。これらとして、例えば、オリザ油化株式会社製のオリザセラミド(登録商標)‐PCDを用いることができるがこれに限定されない。
本発明のメラニン生成抑制剤は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明の剤を適宜配合するとよい。
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L-アスコルビン酸、dl-α-トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤の食品素材を使用することができる。
具体的な製法としては、本発明の剤を粉末セルロースとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に飲食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また、前記本発明の剤を、例えば、油脂、エタノール、グリセリンあるいはこれらの混合物に溶解して液状にし、飲料に添加するか、固形食品に添加することが可能である。必要に応じてアラビアガム、デキストリン等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、飲料に添加するか固形食品に添加することも可能である。
本発明の剤を飲食品に適用する場合の添加量としては、飲食品に対して有効成分の含量が合計1~20wt%以下であるのが好ましい。
本発明のメラニン生成抑制剤は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明の剤を適宜配合して製造することができる。本発明の剤に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
本発明のメラニン生成抑制剤の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤、液剤等の形態で経口投与することができるが、非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、溶液の状態、または分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、局所組織内投与、皮内、皮下、筋肉内および静脈内注射などによることができる。また、坐剤などの形態としてもよい。更に、点眼薬として投与することができる。
投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として0.5~5000μg、子供では通常0.5~3000μg程度投与することができる。
メラニン生成抑制剤の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.03~1.5wt%、非経口投与による場合は、0.001~1.0wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
本発明のメラニン生成抑制剤は、皮膚外用剤(化粧品、医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いることができる。
本発明の形態としては、例えば、乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄料等が挙げられる。
また、本発明を配合しうる医薬品または医薬部外品の形態としては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が挙げられる。
上記形態の皮膚外用剤には、本発明の他に、本発明の機能を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例
エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ脂、キウイ種子油、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例
カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2,4,6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1,3,5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3,4-ジメトキシフェニルメチレン)-2,5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例
赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例
アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、免疫賦活剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキスプラセンタ、ユズ種子エキス、ブルーベリーエキス、リンゴンベリーエキス、カンカニクジュヨウエキス、黒米エキス、生コーヒー豆エキス、レスベラトロール、キウイ種子エキス、イチゴ種子エキス、桜エキス、くず乳酸菌等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の免疫賦活剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス、プラセンタ、ユズ種子エキス、ブルーベリーエキス、リンゴンベリーエキス、カンカニクジュヨウエキス、黒米エキス、生コーヒー豆エキス、レスベラトロール、キウイ種子エキス、イチゴ種子エキス、桜エキス、くず乳酸菌等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(11)溶媒の例
精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
以下、本発明の実施例を説明する。なお、以下に示す実施例は、本発明によって得られる本発明の剤の各種作用・効果等の確認のために説明するもので、本発明の範囲は、これらの製品および製法に限定されるものではない。
実施例: エラスティックアミドの調製
米糠のエタノール抽出物を出発原料とした。抽出物(10 g)をシリカゲル(22 g)に吸着させて「まぶし」を作製した。これを中圧フラッシュクロマトグラフィー(山善株式会社)で分画した。すなわち「まぶし」を中圧シリカゲルフラッシュカラム(ユニバーサルカラムシリカゲル、3L)に付し、以下の溶媒(1. ヘキサン:酢酸エチル、2. クロロホルム:メタノール)で順次分画を行った。検出にはELSD検出器を用いた。
Figure 2023078057000002
クロロホルム:メタノール(90:10→80:20)で溶出(5-10分)したフラクション17、18を濃縮して粗分画を得た。これを分取HPLC(シリカゲル、Cosmosil 5SL-II, 20×250 mm)でクロロホルム:メタノール(7.5:1)を溶媒として繰り返し精製し、S1 (10 mg) を得た。S1のプロトンおよびカーボン-NMR-NMRスペクトルおよびマススペクトルを文献値(Teinkela J.E.M. et al. Fitoterapia, 112, 65-73, 2016, 2. Huang Q. et al. Chem. Pharm. Bull., 43, 1035-1038, 1995)と比較することで、S1の構造をエラスティックアミドすなわち(2S,3S,4R)-2-[(2R)-2-hydroxytetracosanoylamino]-1,3,4-octadecanetriol [Cer(t18:0/24:0(2OH[R]))] と決定した。なお、本物質はヒトの皮膚に存在するセラミド6[AP]と同一物質であった。
試験例1:B16細胞を用いたテオフィリン誘発性のメラニン産生抑制試験およびチロシナーゼ阻害の評価
1.試験方法
(1)マウス皮膚由来のメラノーマ細胞(B16細胞)の培養方法
JCRB細胞バンクより購入したマウスメラノーマ由来のB16(JCRB 0202)細胞を培養して実験に供した。培地は、Dulbecco's Modified Eagles Medium(1000 mg/L グルコース含有、DMEM)に10 (v/v) % FBS(Fetal bovine serum)及び100 units/mL penicillin G、100 μg/mL streptomycinを添加して使用した。細胞の培養は、75 cm2 培養フラスコ中で行い、5%CO2存在下37℃にて行った。継代操作は、培養した細胞をPBS (-) で2回洗浄した後、フェノールレッド含有0.25 (w/v)% Trypsin-1 mM EDTA・4Na溶液でフラスコから剥離し、実験に使用した。
(2)B16細胞を用いたテオフィリン誘発性のメラニン産生抑制試験およびチロシナーゼ阻害の評価方法
B16細胞懸濁液(5.0×104 cells/mL)を96-well plate(100 μL/well)、48-well plate(200 μL/well)、24-well plate(500 μL/well)および6 cm2dish(5 mL/well)に播種し、1日培養した。培養後、テオフィリン(2 mM)および被験物質を含む培地にて培地交換した。尚、被験物質はDMSOで溶解しており、培地中のDMSO終濃度は0.5%(v/v)になるよう調整した。3日間培養後、MTT試験(96-well plate、細胞毒性)、メラニン定量試験(48-well plate)、黒色化関連遺伝子発現量の評価試験(24-well plate)およびチロシナーゼ阻害活性試験(6 cm2 dish)を実施した。
(3)B16細胞を用いたMTT試験方法(細胞生存率の評価)
培養後の96-well plate にMTT溶液(5 mg/mL in PBS(-))を10μL/well添加した。4時間培養後、フォルマザン結晶の生成を確認し、培地を吸引除去した。その後、DMSO溶液(100μL/well)を添加した。30分程プレートミキサーで撹拌後、O.D.値をマイクロプレートリーダーにて測定した。(測定波長:570 nm、参照波長:660 nm)
(4)B16細胞を用いたメラニン定量試験方法
培養後の48-well plateの培地を吸引除去後、蒸留水(100μL/well)を添加した。その後、細胞中のメラニンを破砕するために超音波処理を行い、6N 水酸化ナトリウム(20 μL/well)を添加した。消泡後、新しい96-well plateに溶液を移行(100 μL/well)し、O.D.値をマイクロプレートリーダーにて測定した。(測定波長:405 nm、参照波長:655 nm)
メラニン産生阻害率は以下の式より算出した。
Figure 2023078057000003
(5)B16細胞を用いた黒色化関連遺伝子発現量の評価方法
培養後、定法に従い細胞からRNA抽出を行い、RT-PCR法にて遺伝子発現量を確認した。
(6)B16細胞由来のチロシナーゼ阻害抑制試験の評価方法
培養後、培地を除去し、0.1% (w/v) Triton Xを含む50 mMリン酸緩衝液(pH 6.5)を添加し、細胞溶解液を得た。得られた細胞溶解液に超音波処理を行い、遠心分離を行った(11,000 g, 20min, 4℃)。遠心後、得られた上清を粗チロシナーゼ溶液とし、BCA法に従いタンパク質量を定量した。その後、96 well plateに粗チロシナーゼ溶液(50μL/well、 タンパク質濃度420μg/mL)および2 mM L-DOPA溶液(40μL/well)および被験物質(10 μL/well、10% DMSO)をそれぞれ添加し、酵素反応を実施した(37℃、90 min)。反応終了後、O.D.値をマイクロプレートリーダーにて測定した。(測定波長:475 nm、参照波長:660 nm)
尚、阻害率はメラニン産生阻害率と同様に算出した。
(7)正常ヒト表皮メラノサイト(NHEM)の培養方法
クラボウより購入した正常ヒト表皮メラノサイト(NHEM)(KM-4009)細胞を培養して実験に供した。培地は、Derma Life M Comp kit(LL0027、クラボウ)を使用した。細胞の培養は、75 cm2 培養フラスコ中で行い、5% CO2存在下37℃にて行った。継代操作は、培養した細胞をPBS (-) で2回洗浄した後、フェノールレッド含有0.25(w/v)% Trypsin-1 mM EDTA・4Na溶液でフラスコから剥離し、実験に使用した。
(8)NHEM細胞を用いた細胞生存率の評価方法
NHEM細胞懸濁液(5.0×104 cells/mL)を96-well plate(100μL/well)に播種し、1日培養した。培養後、被験物質を含む培地にて培地交換した。尚、被験物質はDMSOで溶解しており、培地中のDMSO終濃度は0.5%(v/v)になるよう調整した。2日間培養後、Cell Counting kit-8(同仁化学)の定法に従い、細胞生存率を確認した。
(9)NHEM細胞を用いた黒色化関連遺伝子発現量の評価方法
NHEM細胞懸濁液(2.0×105 cells/mL)を24-well plate(500 μL/well)に播種し、1日培養した。培養後、100 nM α-メラノサイト刺激ホルモンおよび被験物質を含む培地にて培地交換した。2日間培養後、定法に従い細胞からRNA抽出を行い、RT-PCR法にて遺伝子発現量を確認した。
(10)ヒト3Dメラノサイトを用いたメラニン産生抑制試験の評価方法
ヒト3Dメラノサイト(MEL-300 A)は、ヒト正常皮膚角化細胞と正常メラノサイトから構成された皮膚3次元モデルである。アジア人由来のMEL-300 Aおよびメラニン産生促進培地EPI-100-LLMMは、MetTek社(アメリカ)より購入した。まずMEL-300 Aを1日前培養した。培養後、被験物質を含む培地にて培地交換を行い、19日間培養した(2~3日間毎に培地交換)。尚。被験物質はDMSOに溶解し、培地中のDMSO終濃度は細胞に影響を与えない0.5% (v/v) とした。
培養期間終了後、製造社が推奨している方法でメラニンを抽出・定量した。
結果及び試験例1における実施例の効果
表1には、美白成分として知られているコウジ酸(陽性対照)、エラスティックアミド(以下「Elasticamide」ともいう)のメラニン産生抑制率を評価した結果を示す。表1より、コウジ酸に濃度依存的なメラニン産生抑制作用が認められ、Elasticamideについても、濃度依存的なメラニン産生抑制作用が認められた。さらに表2に示されるように細胞毒性は認められなかった。よって、本試験で確認されたElasticamideのメラニン産生抑制作用は細胞死によって確認された結果ではないことが示唆された。
Figure 2023078057000004
Figure 2023078057000005
下記表3には、B16細胞より抽出したチロシナーゼを用いて、チロシナーゼ阻害試験について評価した結果を示す。コウジ酸に濃度依存的なチロシナーゼ阻害活性が認められた。一方、Elasticamideについては、チロシナーゼ阻害活性は認められなかった。この結果より、B16細胞において認められたElasticamideのメラニン産生抑制作用はコウジ酸の作用(チロシナーゼ阻害作用)と異なるメカニズムで起こった現象であることが明らかとなった。
Figure 2023078057000006
メラニンは、メラノサイト内のL-チロシンを基質としてチロシナーゼによる酸化反応によってメラニンが合成される。メラニン合成酵素であるチロシナーゼは、チロシナーゼ、チロシナーゼタンパク質1,2(TRP1, 2)の3種類存在している。図1にはB16細胞におけるTRP1遺伝子発現量を評価した結果を示す。その結果、Elasticamideに有意なTRP1遺伝子発現量の減少作用が確認された。以上の結果より、B16細胞で認められたElasticamideのメラニン産生抑制作用は、TRP1遺伝子発現量の減少作用を介した現象であることが確認された。
次に、アジア人由来ヒト3Dメラノサイトを用いてメラニン産生抑制試験を評価した結果を図2に示す。また、培養後の3Dメラノサイトについて,フォンタナ・マッソン染色(メラニン染色)を実施した結果の顕微鏡写真を図3に示す(図3において黒く見える部分がメラニン染色された部分)。図2に示されるように、Elasticamideに有意なメラニン産生抑制作用が認められた。また、図3に示されるように、コントロールと比較して、3μg/ml、10μg/mlElasticamideの方がメラニンが少ないことが分かる。これにより、Elasticamideによってメラニンの生成が抑制されていることが確認された。
更に、3Dメラノサイトの構成細胞である正常ヒト表皮メラノサイトを用いて、細胞毒性の確認およびTRP1遺伝子発現量の評価を実施した結果を図4に示す。図4に示されるように、Elasticamideに細胞毒性は確認されず、B16細胞で認められた現象と同様に、TRP1遺伝子発現量の減少作用が確認された。
以上の結果により、Elasticamideには、TRP1遺伝子発現量の減少作用を有することが確認され、これによりB16細胞およびヒト3Dメラノサイトにおいてメラニン産生抑制作用が認められた。したがって、 Elasticamideは、TRP1遺伝子発現抑制剤、メラニン生成抑制剤として有用であり、よって、Elasticamideは美白剤として有用であることが分かった。
試験例2:Elasticamide含有組成物の紫外線照射による色素(メラニン)沈着抑制作用の評価(臨床試験)
1.試験デザイン
本試験は、健常人男女46名を対象とした二重盲検並行群間試験とし、Elasticamide含有米抽出物またはプラセボを8週間継続摂取させた。摂取4、8週間後に腕内側部に異なる強さの紫外線を照射し、7日後の紫外線照射による色素沈着量(メラニン)を評価した。
2.試験品
試験品は、Elasticamide含有米抽出物であるオリザ油化株式会社製のオリザセラミド(登録商標)‐PCDを40 mg(グルコシルセラミド 1.2 mg、Elasticamide 0.56 mg含有)配合したハードカプセルまたは賦形剤である澱粉分解物のみを充填したハードカプセルをプラセボとして用いた。被験者には8週間の摂取期間中、1日1カプセルを摂取するように依頼した。
3.被験者
被験者の基準は健常な成人男女とし、(1) 肌アレルギー症状を示す恐れのある者および皮膚過敏症の者、(2) 被験品成分によりアレルギー症状を示す恐れのある者、(3) 通院、投薬、治療を行っている者、(4) 妊娠中または妊娠している可能性のある者、および授乳中の者,(5) 他の臨床試験に参加している者,(6) 肝・胆道・消化器系、循環器・呼吸器系、腎・泌尿器系、精神・神経系、血液系の慢性疾患あるいは障害を有する者,(7) 肝炎の既往歴または現病歴のある者,(8) 試験期間中に生活習慣が大きく変わる可能性がある者(海外旅行も含む),(9) 試験結果に影響する可能性のあると思われる健康食品、サプリメント(抗炎症効果、美白効果、肌のターンオーバーを促す効果などを謳ったもの)を日常的に摂取している者,(10) 左右前腕内側部に紫外線傷害、色素沈着(シミ)、皮膚疾患等がある者,(11) 日焼けにより水ぶくれを生じる者,(12) 上腕が極端に細い者,(13) スクリーニングから試験終了時までに屋外での長時間の作業やスポーツなどで日焼けが避けられない状況にある者,(14) 喫煙者,(15) 過去2か月以内に人工的な紫外線の照射を受けた者は除外対象とした。割付責任者及び被験品担当者以外には、被験者がどちらの被験品を摂取しているか、分からないようにした。
尚,プラセボ群の被験者22名(男性:6名、女性:16名)の年齢は、47.2±8.7歳(男性:49.7±8.1歳、女性:46.3±9.0歳)であった。オリザセラミド(登録商標)群の被験者24名(男性:8名、女性:16名)の年齢は、46.3±8.5歳(男性:45.9±8.8歳、女性:46.5±8.7歳)であった。
4.測定項目
(1)紫外線照射
上腕内側部の親指側を上段、小指側を下段として2列に分けて、摂取前は右上腕内側部上段、摂取4週後は左上腕内側部下段、摂取8週後は右上腕内側部下段に照射した。照射野は肘側からワキ側に向かってA~Fの6箇所(一列×6箇所)とした。尚,A~Fには,異なる強さの紫外線を照射した(図5写真B中の左側から順に1074,1288,1546,1855,2227,2672 mJ/cm2・S)を照射した。
照射機器:紫外線ソーラーシュミレーター
(2)色素沈着(メラニン)量
測定方法は,紫外線照射範囲の中心部を3回測定し、中央値を採用する。
※恒温恒湿ルーム(室温22±2℃、湿度50±10%)にて測定。
測定機器:メグザメーターMX18
5.統計解析
各項目の測定値は平均値±標準偏差で示した。有意差検定は分散分析後、摂取前後の差における群間比較(対応のないt検定)を行った。全ての検定は両側検定で行った。 その結果を図5に示す。
6.結果及び試験例2における実施例の効果
図5では、摂取前と摂取4週後または8週後に腕内側部に異なる紫外線を照射し,その1週間後の色素沈着量の変化量および実際に撮影した写真を示した。
試験の結果,オリザセラミド(登録商標)‐PCD摂取8週間後において,紫外線照射(1288,1546 mJ/cm2・S)による色素沈着を抑える効果が認められた。
これにより、Elasticamide含有米抽出物が紫外線照射による色素(メラニン)沈着抑制作用を有することが確認された。
本発明による剤(エラスティックアミド)の配合例を示す。尚、以下の配合例は本発明を限定するものではない。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.45
エラスティックアミド 0.05
100.0wt%
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブトウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 10.5
ユズ果汁 4.0
ユズフレーバー 0.6
色素 0.02
エラスティックアミド 0.16
100.0wt%
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.76
有機酸 2.0
香料 0.2
エラスティックアミド 0.04
100.0wt%
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
エラスティックアミド 0.04
香料 微量
水 残余
100.0wt%
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
エラスティックアミド 0.03
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例6:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
エラスティックアミド 0.05
精製水 4.35
100.0wt%
配合例7:ソフトカプセル
玄米胚芽油 47.0wt%
ユズ種子油 40.0
乳化剤 12.0
エラスティックアミド 1.0
100.0wt%
配合例8:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
エラスティックアミド 1.0
100.0wt%
配合例9:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン-
モノステアレート 2.0
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 1.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例10:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3-ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 0.1
精製水 残余
100.0wt%
配合例11:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサ抽出物 1.0
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 1.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
配合例12:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L-アルギニン 1.0
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
配合例13:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
配合例14:シャンプー
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム
(E.O2モル) 15.0
ヤシ油脂肪族ジエタノールアミド 5.0
グリセリン 3.0
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 0.4
エタノール 5.0
香料及び防腐剤 適量
イオン交換水 残余
全体 100wt%
配合例15:ヘヤークリーム
流動パラフィン 20.0wt%
固形パラフィン 3.0
ポリオキシエチレンセチル エーテル
(E.O15モル) 2.0
ソルビタンセスキオレート 1.0
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 0.2
エタノール 10.0
水酸化カリウム 0.1
グリセリン 3.0
香料及び防腐剤 適量
全体 100wt%
配合例16:軟膏剤
サラシミツロウ 5.0wt%
精製ラノリン 5.0
イチゴ種子エキス 0.1
グルコシルセラミド 0.1
エラスティックアミド 1.0
香料 0.1
ワセリン 残余
全体 100wt%
以上により、本発明は、新規なエラスティックアミドの製造方法及びエラスティックアミドの新たな用途を提供することができる。

Claims (2)

  1. エラスティックアミドを有効成分とするメラニン生成抑制剤。
  2. エラスティックアミドを有効成分とするチロシナーゼタンパク1(TRP1)遺伝子発現抑制剤。
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