JP2023077932A - 電子機器及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮像素子の駆動切り替えの応答性を向上すること。【解決手段】 撮像素子と、前記撮像素子の駆動方法の切り替えを伴う指示を入力する入力手段と、前記指示の入力に伴って、予め決められた条件に基づいて、前記撮像素子の駆動方法を、第1の切替方法と第2の切替方法のいずれかにより切り替える制御手段を有し、前記第1の切替方法では、前記指示の入力に伴って前記撮像素子を待機状態にして駆動方法を切り替え、前記第2の切替方法では、予め決められたフレームレートで前記撮像素子を駆動しながら、前記指示が入力された後の次にフレームが切り替わるタイミングで前記撮像素子の駆動方法を切り替える。【選択図】 図7
Description
本発明は、電子機器及びその制御方法に関し、特に電子機器に含まれる撮像素子の駆動切替技術に関するものである。
デジタルカメラや、カメラ機能を備えた電子機器(以下、まとめて「撮像装置」と呼ぶ。)には、ライブビュー(LV)モード、動画撮影モード、静止画撮影モードを有するものがある。
LVモードは、撮像素子から出力された画像信号に対する現像処理を行うことで得られる画像を表示装置に一定のフレームレートで表示させる撮影モードである。
動画撮影モードは、撮像素子から出力された画像信号に対する現像処理を行うことで得られる一定のフレームレートの動画を記録メディアに記録する撮影モードである。動画撮影モードで記録される動画データには、例えば、高精細な4Kや、通常のFHD(Full High Definition)等の記録サイズが存在する。また、記録するフレームレートとして、60fpsや30fps等が存在する。
静止画撮影モードは、撮像素子から出力された画像信号に対する現像処理を行うことで得られる静止画を記録メディアに記録する撮影モードである。静止画撮影モードでは、静止画の記録サイズを選択することができる、例えば、24Mピクセルの撮像素子であれば、24Mピクセルでの記録や12Mピクセルでの記録等が存在する。
通常、LV画像と動画や静止画では画像データの解像度が異なるため、撮像素子の駆動方法が異なる。そのため、撮影モードを変更する際に、撮像素子の駆動方法を変更するための駆動切替が発生する。
例えば、LVモードから動画撮影モードに切り替える場合、LVモードで駆動中の撮像素子からの画像データの出力を一旦停止し、動画撮影モードでの駆動に撮像素子を切り替えたあと、再度撮像素子から画像データを出力する。このため、表示装置には前フレームの画像が表示されたり、画像データが存在しなくなるために黒画像等の固定色表示が行われたりする。
特許文献1では、撮像素子内のメモリに画像データを格納し、メモリから画像を読み出す構成とし、駆動切替時には欠陥フレームとなる画像データの格納を停止して、駆動切替前の画像データを読み出すことが開示されている。
また、特許文献2では、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合に、動画撮影のブランキング期間中に静止画撮影を行うことで、表示がストップしている状態(フレームストップ)を回避する方法が開示されている。
特許文献1に記載された方法の場合、撮像素子からは駆動切替前の画像データが出力されるため、電子機器の表示装置には、2フレームもしくはそれ以上の間、同じ画像が表示され、画像が静止している状態となってしまう。
また、特許文献2の場合、動画撮影のフレームレートが遅い場合には、静止画撮影を開始するまでの応答性が悪い。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮像素子の駆動切り替えの応答性を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、撮像素子と、前記撮像素子の駆動方法の切り替えを伴う指示を入力する入力手段と、前記指示の入力に伴って、予め決められた条件に基づいて、前記撮像素子の駆動方法を、第1の切替方法と第2の切替方法のいずれかにより切り替える制御手段を有し、前記第1の切替方法では、前記指示の入力に伴って前記撮像素子を待機状態にして駆動方法を切り替え、前記第2の切替方法では、予め決められたフレームレートで前記撮像素子を駆動しながら、前記指示が入力された後の次にフレームが切り替わるタイミングで前記撮像素子の駆動方法を切り替える。
本発明によれば、撮像素子の駆動切り替えの応答性を向上することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
●装置構成
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像素子の概略構成を示すブロック図である。
●装置構成
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像素子の概略構成を示すブロック図である。
撮像素子306は、複数の画素101がマトリックス状に配列され、水平方向(行方向)において、転送信号線103、リセット信号線104、及び行選択信号線105に接続されている。また、垂直方向(列方向)において、各列に設けられた複数の垂直出力線102のいずれかに接続されている。これにより、複数の行単位で画素から信号を読み出すことができる。
また、撮像素子306は、カラムADCブロック111、行走査回路112、列走査回路113、タイミング制御回路114からなる駆動回路と、切り替えスイッチ116、パラレル・シリアル(P/S)変換部117を有する。切り替えスイッチ116は、水平信号線115-a、水平信号線115-bを介して出力される2系統の画像信号を切り替えて出力する。
タイミング制御回路114は、後述する全体制御演算部309から入力された垂直同期信号(VD信号)118、水平同期信号0(HD0信号)119、水平同期信号1(HD1信号)120に合わせて、撮像素子306の駆動タイミングを制御する。撮像素子306には、SIO通信信号121が入力される。
画像信号は、タイミング制御回路114のタイミングに合わせてP/S変換部117にてパラレル・シリアル変換を行い、撮像素子306の外部へと送られる。また、読み出し駆動として、全画素から画像信号を読み出す駆動、垂直方向を1/3や1/5に間引いた画素から画像信号を読み出す駆動、垂直方向の上下部分を除いた画素行から画像信号を読み出す駆動等から選択することが可能である。
撮像素子306は、待機状態、読み出し状態、露光状態に制御される。
待機状態では、画素101からの画像信号読み出しや、後述する撮像信号処理回路307への画像データの転送を行わない。読み出し状態では、画素101から画像信号の読み出しを行って撮像信号処理回路307へ画像データの転送を行う。露光状態では、画素101の読み出しや撮像信号処理回路307への画像データの転送を行わず、画素101を露光して電荷を蓄積する。
待機状態では、画素101からの画像信号読み出しや、後述する撮像信号処理回路307への画像データの転送を行わない。読み出し状態では、画素101から画像信号の読み出しを行って撮像信号処理回路307へ画像データの転送を行う。露光状態では、画素101の読み出しや撮像信号処理回路307への画像データの転送を行わず、画素101を露光して電荷を蓄積する。
図2は、カラーフィルタ202により覆われた撮像素子306の画素配列を模式的に示した図である。一例として、カラーフィルタ202にはベイヤー配列が適用され、奇数行の画素には、左から順に赤(R)と緑(Gr)のカラーフィルタ202が交互に設けられ、また、偶数行の画素には、左から順に緑(Gb)と青(B)のカラーフィルタが交互に設けられる。また、オンチップマイクロレンズ201がカラーフィルタ202の上に構成されている。
図3は、上記構成を有する撮像素子306を用いた第1の実施形態における撮像装置の概略構成を示したブロック図である。
図3において、レンズ駆動部302によってレンズ部301のズーム、フォーカス等が駆動制御される。メカシャッタ303、絞り304は、シャッタ・絞り駆動部305によって駆動制御される。レンズ部301及びメカシャッタ303を介して入射する被写体像は、絞り304により適切な光量に調整され、レンズ部301により撮像素子306上の撮像面に結像される。
撮像素子306の撮像面に結像した被写体像は、画素101にて光電変換され、さらにゲイン調整、及びアナログ信号からデジタル信号へのA/D変換が行われ、R、Gr、Gb、Bの信号として取り込まれ、撮像信号処理回路307に送られる。
撮像信号処理回路307では、撮像素子306から出力された画像信号を用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいて全体制御演算部309が露光制御、焦点調節制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ自動調光発光)処理が行われる。AE処理によって、撮像素子306に与えるVD信号118の間隔を長くしたり短くしたりすることでフレームレートを変更することが可能である。
また、撮像信号処理回路307では、撮像素子306から出力された画像信号を用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
また、撮像信号処理回路307では、撮像素子306から出力された画像信号を用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
また、撮像信号処理回路307では、撮像素子306から出力された画像信号に対してキズ画素補正やシェーディング処理を実施し、現像処理を行う。現像処理では、ノイズを軽減するローパスフィルタ処理や被写体のボケを補正するシャープネス補正、画像のコントラストを調整するコントラスト補正、偽色を補正する偽色補正等を実施する。
そして、撮像信号処理回路307により処理された画像信号は、全体制御演算部309の指示によって、記録媒体制御インターフェース(I/F)部310を介して記録媒体312へ記録されたり、表示部311に表示されたりする。表示部311は、EVF(Electronic View Finder)とLCD(Liquid Crystal Display)を含む。表示部311に、撮像信号処理回路307により処理された画像信号を逐次表示することで、ライブビュー(LV)画像表示を実現することができる。
記録媒体312は、半導体メモリ等の着脱可能な記憶媒体であり、記録媒体312に記録された画像信号は、逆に記録媒体制御I/F部310を介して読み出すことができる。
第1メモリ部308は、画像信号を一時的に記憶するために用いられる。第2メモリ部314は、全体制御演算部309での演算結果を記憶する。
外部インターフェース(I/F)部313は、外部コンピュータ等と通信を行うために為のインターフェースである。
第1メモリ部308は、画像信号を一時的に記憶するために用いられる。第2メモリ部314は、全体制御演算部309での演算結果を記憶する。
外部インターフェース(I/F)部313は、外部コンピュータ等と通信を行うために為のインターフェースである。
操作部315は、ユーザーが各種設定や指示を行うために用いられ、静止画撮影の開始を指示するためのシャッタレリーズボタンや、動画撮影の開始及び終了を指示するための記録ボタン、メニューボタン、撮影した画像を確認するための再生ボタン等を含む。
シャッタレリーズボタンは、スイッチSW1とスイッチSW2の2段スイッチとなっており、操作途中(例えば半押し)でスイッチSW1がONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の静止画撮影の準備を指示する。また、操作完了(例えば全押し)でスイッチSW2がONとなり、静止画撮影を指示する。
記録ボタンは、1回押下すると動画記録が指示され、動画記録中に押下すると、動画記録の停止が指示される。なお、シャッタレリーズボタンや記録ボタンは、これらの構成に限られるものでは無く、静止画撮影及び動画撮影の開始及び終了の指示を行えるものであればよい。
シャッタレリーズボタンは、スイッチSW1とスイッチSW2の2段スイッチとなっており、操作途中(例えば半押し)でスイッチSW1がONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の静止画撮影の準備を指示する。また、操作完了(例えば全押し)でスイッチSW2がONとなり、静止画撮影を指示する。
記録ボタンは、1回押下すると動画記録が指示され、動画記録中に押下すると、動画記録の停止が指示される。なお、シャッタレリーズボタンや記録ボタンは、これらの構成に限られるものでは無く、静止画撮影及び動画撮影の開始及び終了の指示を行えるものであればよい。
全体制御演算部309は、撮像装置全体の制御と各種演算を行う。全体制御演算部309では、操作部315よりユーザーが設定した条件に応じて、LVモード、静止画撮影モード、動画撮影モードを含む撮像装置全体の制御を行う。
●第1の駆動切替方法
図4は、第1の実施形態における撮像素子306の第1の駆動切替方法による切り替え動作を示すタイミング図である。
図4は、第1の実施形態における撮像素子306の第1の駆動切替方法による切り替え動作を示すタイミング図である。
なお、以下の説明では、LVモードにおける撮像素子306の駆動を低画質駆動、動画撮影モードにおける撮像素子306の駆動を高画質駆動とする。また、LVモードにおける撮像素子306のフレームレートを30fps(33ms)、動画撮影モードにおける撮像素子306のフレームレートを30fps(33ms)とする。また、LVモードまたは動画撮影モードにおける撮像素子306からの信号の読み出し時間は、2msとする。また、表示部311は、第1の実施形態では60fpsで動作しているものとする。
更に、以下の説明において、SIO通信信号121により行われる制御内容が異なるため、制御内容に応じて、SIO(1)~(4)通信と記載して区別する。
LVモードにおいて操作部315によって動画記録開始が指示されると、全体制御演算部309は、撮像素子306への駆動切替要求として、SIO(1)通信を行う。SIO(1)通信では、次のVD信号のタイミングで撮像素子306が待機状態になる設定を行う。このSIO(1)通信を行うタイミングは、動画記録開始指示がブランキング期間のどのタイミングで発生するかによって変わる。
図4(a)は、VD信号の入力前1ms期間の設定禁止期間に動画記録開始指示が入力された場合を示す図である。この場合、SIO(1)通信を次のVD信号が発生した直後に行うため、撮像素子306の露光(n+1)に対応する信号の読み出しは途中で停止され、表示(n+1)となるはずの画像データを得ることができない。結果として、表示(n)の画像が、表示部311に2フレーム期間以上、続けて表示されることになり、画像が停止して見える現象が発生する。
SIO(1)通信により、次のVD信号の入力に伴って撮像素子306が待機状態になると、全体制御演算部309は、待機状態中にSIO(2)通信を行う。SIO(2)通信では、撮像素子306の駆動を変更し、変更後の駆動に合わせてVD信号、HD0信号を撮像素子306に送ると共に、リセット信号線104を介して露光時間を設定し、更に、カラムADCブロック111にゲインの設定を行う。
次に、全体制御演算部309は、表示部311の表示タイミングに合わせて、その次のVD信号を発行し(Sync同期期間)、撮像素子306が読み出し状態へ変更され、高画質駆動による露光(n+2)が開始される。Sync同期期間は、3msから16msであるため、動画記録開始指示が入力されてから高画質駆動により得られた画像(表示(n+2))が表示部311に表示されるまでに、最短で約37ms、最長で約50msの時間を要する。
図4(b)は、読み出し完了後のブランキング(BLK)期間が始まった直後に動画記録開始指示が入力された場合を示す図である。この場合、SIO(1)通信は、読み出し終了直後に行われる。全体制御演算部309は、駆動切替要求のSIO(1)通信が完了するとVD信号を発行し、撮像素子306を待機状態へ変更する。撮像素子306の待機状態中には、撮像素子306からは画像データが転送されなくなる。そのため、表示部311の画像の更新は行われなくなり、画像表示が一時停止した状態となる。
撮像素子306が待機状態になると、全体制御演算部309は、SIO(2)通信を行う。SIO(2)通信では、撮像素子306の駆動を変更し、変更後の駆動に合わせてVD信号、HD0信号を撮像素子306に送ると共に、リセット信号線104を介して露光時間を設定し、更に、カラムADCブロック111にゲインの設定を行う。
次に、全体制御演算部309は、表示部311の表示タイミングに合わせて、その次のVD信号を発行し(Sync同期期間)、撮像素子306が読み出し状態へ変更され、高画質駆動用による露光(n+2)が開始される。
しかし、表示(n+1)として示される画像が表示部311に表示される期間が16ms長くなるため、表示に滑らかさが無くなり、画像が停止して見える現象が発生する。また、Sync同期期間は、3msから16msであるため、動画記録開始指示が入力してから高画質駆動により得られた画像(表示(n+2))が表示部311に表示されるまでに、最短で約36ms、最長で49msの時間を要する。
このように、第1の駆動切替方法では、画像が停止して見える現象が発生する一方、動画記録開始指示が入力してから画像が切り替わるまでの切り替え時間は、約36msから約50msの間に収まる。
●第2の駆動切替方法
図5は、第1の実施形態における撮像素子306の第2の駆動切替方法として、シームレス駆動切替方法による切り替え動作を示すタイミング図である。
図5は、第1の実施形態における撮像素子306の第2の駆動切替方法として、シームレス駆動切替方法による切り替え動作を示すタイミング図である。
図5においても、LVモードにおける撮像素子306の駆動を低画質駆動、動画撮影中における撮像素子306の駆動を高画質駆動とする。また、LVモードにおける撮像素子306のフレームレートを30fps(33ms)、動画撮影モードにおける撮像素子306のフレームレートを30fps(33ms)とする。また、LVモードまたは動画撮影モードにおける撮像素子306からの信号の読み出し時間は2msとする。また、表示部311は、第1の実施形態では60fpsで動作しているものとする。
LVモードにおいて操作部315によって動画記録開始が指示されると、全体制御演算部309は、撮像素子306への駆動切替要求として、SIO(3)通信を行う。SIO(3)通信では、次のVD信号で撮像素子306からの信号の読み出しが低画質駆動、露光が高画質駆動となる設定を行う。このSIO(3)通信を行うタイミングは、動画記録開始指示がブランキング期間のどのタイミングで発生するかによって変わる。
図5(a)は、VD信号の入力前1ms期間の設定禁止期間に動画記録開始指示が入力された場合を示す図であり、動画記録開始指示が入力されて画像が切り替わるまでに、最も時間がかかる場合を示している。この場合、SIO(3)通信を次のVD信号で読み出しが完了した直後に行う。
この時、低画質駆動と高画質駆動でHDの時間(水平期間)が異なる場合には、低画質駆動はHD0信号を使用し、高画質駆動ではHD1信号を使用して撮像素子306のタイミングを制御するように変更する。また、高画質駆動用のVD信号を撮像素子306に送ると共に、リセット信号線104を介して高画質駆動用の露光時間を設定し、更に、カラムADCブロック111に低画質用のゲインを設定する。
次に、33ms後にVD信号が発生すると、SIO(4)通信を行う。SIO(4)通信は、次のVD信号で読み出しが高画質駆動、露光が高画質駆動となる設定を行う。また、リセット信号線104を介して高画質駆動用の露光時間を設定し、更に、高画質駆動用のカラムADCブロック111のゲインの設定を行う。
この場合、動画記録開始指示が入力されてから高画質駆動の画像(表示(n+3))が表示部311に表示されるまでに、約67msの時間を要する。
図5(b)は、VD信号の入力前1msよりも前に動画記録開始指示が入力された場合を示す図であり、動画記録開始指示が入力されてから画像切り替わるまでに、最も時間がかからない場合を示している。図5(a)とは異なり、動画記録開始指示が入力されるとすぐにSIO(3)通信を行い、33ms間隔のVD信号が発生すると、SIO通信(4)を行う。
この場合、動画記録開始指示が入力されてから高画質駆動の画像(表示(n+3))が表示部311に表示されるまでに、約34msの時間を要する。
図5に示す第2の駆動切替方法の場合、図4の第1の駆動切替方法と異なり、撮像素子306を待機状態に遷移させる設定を行わずに、撮像素子306の露光と撮像素子306からの読み出しを止めないように制御する。このため、表示部311に表示される画像は、表示(n)、表示(n+1)、表示(n+2)、表示(n+3)で表されているように、表示が一時停止する現象が発生しない。また、動画記録開始指示が入力されてから画像が切り替わるまでの切り替え時間は、約34msから約67msとなり、第1の駆動切替方法と同程度のばらつきとなる。しかしながら、このばらつきは、切り替え前のフレームレートが遅い場合に、より顕著になる。
図6は、撮像素子306のフレームレートが遅い場合のシームレス駆動切替方法を示すタイミング図である。
ここでは、LVモードにおける撮像素子306の駆動を低画質駆動、動画撮影モードにおける撮像素子306の駆動を高画質駆動とする。また、LVモードにおける撮像素子306のフレームレートを15fps(66ms)、動画撮影モードにおける撮像素子306のフレームレートを30fps(33ms)とする。また、LVモードまたは動画撮影モードにおける撮像素子306からの信号の読み出し時間は2msとする。
図6において、VD信号の入力前1msの設定禁止期間におけるタイミング1で、動画記録開始指示が入力された場合、動画記録開始指示から高画質駆動により得られた画像(表示(n+2))が表示部311に表示されるまでに、1msの設定禁止期間と66msの1VD期間と露光(3)の33msの、約100msの時間を要する。
一方、設定禁止期間直前のタイミング2で動画記録開始指示が入力された場合、動画記録開始指示から高画質駆動により得られた画像(表示(n+2))が表示部311に表示されるまでに、次のVD信号までの1msと露光(3)の33msの、約34msの時間を要する。すなわち、動画記録開始指示が入力するタイミングによって、66msのばらつきが生じる。
このように、第2の駆動切替方法では、低画素駆動時のフレームレートが遅くなるにつれて、切り替えにかかる時間のばらつきが大きくなる。
●駆動切替制御
図7は、第1の実施形態において、動画記録開始指示が入力してから、高画素駆動への切り替え時間のばらつきを抑える駆動切替判断処理を示すフローチャートである。
図7は、第1の実施形態において、動画記録開始指示が入力してから、高画素駆動への切り替え時間のばらつきを抑える駆動切替判断処理を示すフローチャートである。
動画記録開始指示が入力されると、S701において、現在のフレームレートが高フレームレートかどうかを判断する。ここでは、現在のフレームレートを予め決められた閾値T1(例えば、30fps)と比較し、現在のフレームレートが閾値T1以上である場合に高フレームレートであると判断する。
現在のフレームレートが高フレームレートであると判断された場合には、S702に進んで、第2の駆動切替方法により切り替えを実施する。現在のフレームレートが高フレームレートでは無いと判断された場合には、S703に進んで、第1の駆動切替方法により切り替えを実施する。
現在のフレームレートが高フレームレートであると判断された場合には、S702に進んで、第2の駆動切替方法により切り替えを実施する。現在のフレームレートが高フレームレートでは無いと判断された場合には、S703に進んで、第1の駆動切替方法により切り替えを実施する。
上述したように、第1の駆動切替方法では、画面が一瞬ストップする現象が生じるものの、切り替え時間は、最短で約36ms、最長で約50msの間に収まる。そのため、現在のフレームレートが高フレームレートではない場合に、第2の駆動切替方法では無く、第1の駆動切替方法を行うことで、切り替えにかかる時間のばらつきを抑えることができる。
一方、現在のフレームレートが高フレームレートである場合には、第2の駆動切替方法を実施することにより、第1の駆動切替方法よりも滑らかな画像表示が可能であると共に、切り替え時間のばらつきは第1の駆動切替方法と同程度に収まる。
上記の通り第1の実施形態によれば、LV表示から動画撮影への駆動切替時の表示の滑らかさをできる限り保ちつつ、切り替え時間のばらつきを抑えることができる。
<変形例>
図6で示したように、第2の駆動切替方法であるシームレス駆動切替方法では、フレームレートが遅くなるにつれて、次の駆動への切り替えに要する時間のばらつきが大きくなる課題がある。この課題に対し、本変形例では、更に、動画記録開始指示が入力されたタイミングに応じて第1の駆動切替方法と第2の駆動切替方法のいずれを用いるかを判断することで、更に、駆動切替時の表示の滑らかさを維持しつつ、切り替え時間のばらつきを抑える。
図6で示したように、第2の駆動切替方法であるシームレス駆動切替方法では、フレームレートが遅くなるにつれて、次の駆動への切り替えに要する時間のばらつきが大きくなる課題がある。この課題に対し、本変形例では、更に、動画記録開始指示が入力されたタイミングに応じて第1の駆動切替方法と第2の駆動切替方法のいずれを用いるかを判断することで、更に、駆動切替時の表示の滑らかさを維持しつつ、切り替え時間のばらつきを抑える。
図8は、本変形例において、動画記録開始指示が入力されてから、高画素駆動への切り替え時間のばらつきを抑える駆動切替判断処理を示すフローチャートである。なお、図7に示す処理と同様の処理には同じステップ番号を付して説明を省略する。
S701において、現在のフレームレートが高フレームレートでは無いと判断された場合、S801に進む。S801では、動画記録開始指示が入力されたタイミングが次のVD信号が入力するまでに予め決められた閾値T2以下であるかどうかを判断する。
閾値T2以下であれば、S702に進んで第2の駆動切替方法により切り替えを実施し、閾値T2より長ければ、S703に進んで第1の駆動切替方法により切り替えを実施する。ここで閾値T2は、例えば、第1の駆動切替方法で発生する切り替え時間に応じて設定することが考えらえる。第1の駆動切替方法では、表示部311のタイミングに合わせて、VD信号を発行するSync同期が最大16ms存在するため、その時間と1msの設定禁止期間を合わせた17ms時間とする。
閾値T2以下であれば、S702に進んで第2の駆動切替方法により切り替えを実施し、閾値T2より長ければ、S703に進んで第1の駆動切替方法により切り替えを実施する。ここで閾値T2は、例えば、第1の駆動切替方法で発生する切り替え時間に応じて設定することが考えらえる。第1の駆動切替方法では、表示部311のタイミングに合わせて、VD信号を発行するSync同期が最大16ms存在するため、その時間と1msの設定禁止期間を合わせた17ms時間とする。
図9は、低フレームレート(ここでは15fps)である場合に、動画記録開始指示のタイミングに応じて行われる駆動切替の一例を示すタイミング図である。動画記録開始指示のタイミングが次のVD信号から17ms以下であれば、第2の駆動切替方法により駆動切替を実施する。それ以外のタイミングであれば第1の駆動切替方法により駆動切替を実施する。
以上のように動作させることにより、駆動切替時の表示の滑らかさをできる限り保ちつつ、切り替えにかかる時間のばらつきを更に抑えることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、LVモードから別のLVモードへの駆動切替時、動画撮影モードから別の動画撮影モードへの駆動切替時にも適用可能である。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、LVモードから動画撮影モードへの切り替え時における、撮像素子306の駆動切替について説明した。これに対して第2の実施形態では、LVモードから静止画撮影モードへの切り替え時における、撮像素子306の駆動切替について説明する。
なお、第2の実施形態における撮像装置の構成は、第1の実施形態において図1乃至図3を参照して説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、LVモードから動画撮影モードへの切り替え時における、撮像素子306の駆動切替について説明した。これに対して第2の実施形態では、LVモードから静止画撮影モードへの切り替え時における、撮像素子306の駆動切替について説明する。
なお、第2の実施形態における撮像装置の構成は、第1の実施形態において図1乃至図3を参照して説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
●第1の駆動切替方法
図10は、第2の実施形態における撮像素子306の第1の駆動切替方法による切り替え動作を示すタイミング図である。なお、静止画撮影モードからLVモードへの切り替えには第2の駆動切替方法を用いた場合を示している。
図10は、第2の実施形態における撮像素子306の第1の駆動切替方法による切り替え動作を示すタイミング図である。なお、静止画撮影モードからLVモードへの切り替えには第2の駆動切替方法を用いた場合を示している。
なお、以下の説明では、LVモードにおける撮像素子306の駆動を低画質駆動、静止画撮影モードにおける撮像素子306の駆動を高画質駆動とする。また、LVモードにおける撮像素子306のフレームレートを30fps(33ms)、静止画撮影モードにおける撮像素子306のフレームレートを60fps(16ms)とする。また、LVモードまたは静止画撮影モードにおける撮像素子306からの信号の読み出し時間は、2msとする。また、表示部311は、第2の実施形態では30fpsで動作しているものとする。
更に、以下の説明において、SIO通信信号121により行われる制御内容が異なるため、制御内容に応じて、SIO(5)~(11)通信と記載して区別する。
更に、以下の説明において、SIO通信信号121により行われる制御内容が異なるため、制御内容に応じて、SIO(5)~(11)通信と記載して区別する。
LVモードにおいて操作部315のスイッチSW2のON動作によって静止画撮影が指示されると、全体制御演算部309は、撮像素子306への駆動切替要求としてSIO(5)通信を行う。SIO(5)通信では、次のVD信号のタイミングで撮像素子306が待機状態になる設定を行う。このSIO(5)通信を行うタイミングは、静止画撮影指示がブランキング期間のどのタイミングで発生するかによって変わる。
図10は、VD信号の入力前1ms期間の設定禁止期間に静止画撮影指示が入力された場合を示す図であり、静止画撮影指示が入力されて画像が切り替わるまでに、最も時間がかかる場合を示している。この場合、SIO(5)通信を次のVD信号が発生した直後に行うため、撮像素子306の露光(n+1)に対応する信号の読み出しは途中で停止され、表示(n+1)となるはずの画像を得ることができない。結果として、表示(n)の画像が、表示部311に2フレーム期間以上、続けて表示されることになり、画像が停止して見える現象が発生する。
SIO(5)通信により、次のVD信号の入力に伴って撮像素子306が待機状態になると、全体制御演算部309は、待機状態の間にSIO(6)通信を行う。SIO(6)通信では、撮像素子306の駆動を変更し、変更後の駆動に合わせてVD信号、HD0信号を撮像素子306に送ると共に、リセット信号線104を介して露光時間を設定し、更に、カラムADCブロック111にゲインの設定を行う。
次に、全体制御演算部309は、表示部311の表示タイミングに合わせて次のVD信号を発行し(Sync同期期間)、撮像素子306が蓄積状態へ変更され、静止画撮影の露光が開始される。Sync同期期間は、3msから16msであるため、駆動切替要求が入力されてから静止画駆動の露光が開始されるまでに、最長で約17msの時間を要する。
次に、静止画用の電荷蓄積が完了すると、VD信号が発行され、SIO(7)通信を行う。SIO(7)通信では、次のVD信号で読み出しが静止画駆動、露光が高画質駆動となるように設定を行う。また、静止画駆動と高画質駆動でHDの時間(水平期間)が異なる場合には、静止画駆動にはHD0信号を使用し、高画質駆動ではHD1信号を使用して撮像素子306のタイミングを制御するように変更する。また、高画質駆動用のVD信号を撮像素子306に送ると共に、リセット信号線104を介して高画質駆動用の露光時間を設定し、更に、カラムADCブロック111に静止画用のゲインの設定を行う。
次に、16ms後にVD信号が発生すると、SIO(8)通信を行う。SIO(8)通信では、次のVD信号で読み出しが高画質駆動、露光が高画質駆動の設定を行う。また、リセット信号線104を介して高画質駆動用の露光時間を設定すると共に、カラムADCブロック111に高画質駆動用のゲインを設定する。
なお、Sync同期期間が、3msから16msであるため、この場合、静止画撮影指示が入力されてから次に得られる高画質駆動の画像(表示(n+2))が表示部311に表示されるまでに、最短で約37ms、最長で約50約msの時間を要する。なお、静止画撮影指示が設定禁止期間以外で入力された場合、SIO(5)通信がすぐに行われるため、最短で約36ms、最長で49msの時間を要する。
このように、第1の駆動切替方法では、画像が停止して見える現象が発生する一方、静止画撮影指示が入力されてから画像が切り替わるまでの切り替え時間は、約36msから約50msの間に収まる。また、上述したように、静止画撮影指示が入力されてから、静止画駆動の露光が開始されるまでに、最長で約17msの時間を要する。
●第2の駆動切替方法
図11は、第2の実施形態における撮像素子306の第2の駆動切替方法として、シームレス駆動切替方法による切り替え動作示すタイミング図である。また、静止画撮影モードからLVモードへの切り替えに第2の駆動切替方法を用いた場合を示している。
図11は、第2の実施形態における撮像素子306の第2の駆動切替方法として、シームレス駆動切替方法による切り替え動作示すタイミング図である。また、静止画撮影モードからLVモードへの切り替えに第2の駆動切替方法を用いた場合を示している。
図11においても、LVモードにおける撮像素子306の駆動を低画質駆動、静止画撮影モードにおける撮像素子306の駆動を高画質駆動とする。また、LVモードにおける撮像素子306のフレームレートを30fps(33ms)、動画撮影モードにおける撮像素子306のフレームレートを60fps(16ms)とする。また、LVモードまたは静止画撮影モードにおける撮像素子306からの信号の読み出し時間は、2msとする。また、表示部311は、第2の実施形態では30fpsで動作しているものとする。
LVモードにおいて操作部315によって静止画撮影が指示されると、全体制御演算部309は、撮像素子306への駆動切替要求としてSIO(9)通信を行う。SIO(9)通信では、次のVD信号で読み出しが高画質駆動、露光が静止画駆動となるように設定を行う。また、高画質駆動と静止画駆動でHDの時間(水平期間)が異なる場合には、高画質駆動はHD0信号を使用し、静止画駆動ではHD1信号を使用して撮像素子306のタイミングを制御するように変更する。また、静止画駆動用のVD信号を撮像素子306に送ると共に、リセット信号線104を介して静止画駆動用の露光時間を設定し、更に、高画質用のカラムADCブロック111のゲインの設定を行う。
ここで、VD信号の入力前1msの設定禁止期間におけるタイミング1で、静止画撮影指示が入力された場合、静止画撮影指示が入力されてから、静止画駆動の露光が開始されるまでに、1msの設定禁止期間と33msの1VD期間と露光(3)の33msの、約34msの時間を要する。
一方、設定禁止期間直前のタイミング2で静止画撮影指示が入力された場合、静止画撮影指示が入力されてから、静止画駆動の露光が開始されるまでに、1msの設定禁止期間に相当する約1msの時間を要する。すなわち、静止画撮影指示が入力するタイミングによって、33msのばらつきが生じる。
次に、16ms後にVD信号が発行されると、SIO(10)通信を行う。SIO(10)通信は、次のVD信号で読み出しが静止画駆動、露光が高画質駆動となるように設定を行う。また、高画質駆動用のVD信号を撮像素子306に送ると共に、リセット信号線104を介して高画質駆動用の露光時間を設定し、更に、静止画駆動用のカラムADCブロック111のゲインの設定を行う。
次に、16ms後にVD信号が発生すると、SIO通信(11)を行う。SIO(11)通信では、次のVD信号で読み出しが高画質駆動、露光が高画質駆動となるように設定を行う。また、リセット信号線104を介して高画質駆動用の露光時間を設定すると共に、カラムADCブロック111に高画質駆動用のゲインを設定する。
●駆動切替制御
第2の実施形態においても、第1の実施形態において図7のフローチャートで示したように、切り替え前のフレームレートが遅い場合に、第2駆動切替方法ではなく、第1の駆動切替方法を用いて切り替えを行うことで、静止画撮影指示から静止画駆動に切り替えられるまでの時間のばらつきを抑える。ただし、第2の実施形態における例では、S701における判断において、例えば、60fps以上のフレームレートが高フレームレートであるものと判断する。
なお、上述した変形例において図8のフローチャートで示したように切替方法を判断しても良い。その場合、閾値T2として、例えば、第1の駆動切替方法における最長時間である17msに設定する。
第2の実施形態においても、第1の実施形態において図7のフローチャートで示したように、切り替え前のフレームレートが遅い場合に、第2駆動切替方法ではなく、第1の駆動切替方法を用いて切り替えを行うことで、静止画撮影指示から静止画駆動に切り替えられるまでの時間のばらつきを抑える。ただし、第2の実施形態における例では、S701における判断において、例えば、60fps以上のフレームレートが高フレームレートであるものと判断する。
なお、上述した変形例において図8のフローチャートで示したように切替方法を判断しても良い。その場合、閾値T2として、例えば、第1の駆動切替方法における最長時間である17msに設定する。
上記の通り第2の実施形態によれば、LVモードから静止画撮影モードへの駆動切替時の表示の滑らかさをできる限り保ちつつ、切り替え時間のばらつきを抑えることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、動画撮影モードから静止画撮影モードへの駆動切替時、静止画撮影モードから動画撮影モードへの駆動切替時等に適用することも可能である。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、撮像素子306の駆動切替時に、第1の駆動切替方法と第2の駆動切替方法のいずれにより切り替えを行うかを判定する別の方法について説明する。
なお、第3の実施形態における撮像装置の構成は、第1の実施形態において図1乃至図3を参照して説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、撮像素子306の駆動切替時に、第1の駆動切替方法と第2の駆動切替方法のいずれにより切り替えを行うかを判定する別の方法について説明する。
なお、第3の実施形態における撮像装置の構成は、第1の実施形態において図1乃至図3を参照して説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
図12は、第3の実施形態において、動画記録開始指示や静止画撮影指示等の撮像素子306の駆動切替を伴う指示が入力された場合に、第1の駆動切替方法と第2の駆動切替方法のいずれを用いるか判断する処理を示すフローチャートである。
ここでは、例えば、EVFを用いた表示を行う場合には、垂直方向を1/3に間引いた駆動で、LCDを用いた表示を行う場合には、垂直方向を1/5に間引いた読み出し駆動とする。このように、操作部315の操作によって、表示部311のEVFとLCD間で表示を切り替える場合にも撮像素子306の駆動切替を行う。
駆動切替方法の判断処理が開始されると、S1101において、表示部311のEVFとLCD間の表示切り替えに伴う撮像素子306の駆動切替であるかどうかを判断する。
EVFとLCD間の表示切り替えに伴う撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1101において、EVFとLCD間の表示切り替えに伴う撮像素子306の駆動切替では無いと判断された場合には、S1103へ進む。
駆動切替方法の判断処理が開始されると、S1101において、表示部311のEVFとLCD間の表示切り替えに伴う撮像素子306の駆動切替であるかどうかを判断する。
EVFとLCD間の表示切り替えに伴う撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1101において、EVFとLCD間の表示切り替えに伴う撮像素子306の駆動切替では無いと判断された場合には、S1103へ進む。
S1103では、動画撮影モードから動画撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であるかどうかを判断する。例えば、4K記録サイズの動画撮影モード(全画素の信号を読み出して4K記録サイズの動画を生成する撮影モード)からFHD記録サイズの動画撮影モード(垂直方向を1/2に間引いた画素の信号を読み出してFHD記録サイズの動画を生成する撮影モード)へ変更する場合である。
S1103において、動画撮影モードから動画撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1108に進んで、第2の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1103において、動画撮影モードから動画撮影モードへの撮像素子306の駆動切替ではないと判断された場合には、S1104へ進む。
S1103において、動画撮影モードから動画撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1108に進んで、第2の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1103において、動画撮影モードから動画撮影モードへの撮像素子306の駆動切替ではないと判断された場合には、S1104へ進む。
S1104では、画像が表示されない撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であるかどうかを判断する。画像が表示されない撮影モードとは、例えば、フリッカを検知するために垂直方向を1/32に間引いた画素の信号を読み出す撮影モードである。
S1104において、画像が表示されない撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1104において、画像が表示されない撮影モードへの撮像素子306の駆動切替ではないと判断された場合には、S1105へ進む。
S1104において、画像が表示されない撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1104において、画像が表示されない撮影モードへの撮像素子306の駆動切替ではないと判断された場合には、S1105へ進む。
S1105では、画角変化を伴う撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であるかどうかを判断する。画角変化を伴う撮影モードとは、例えば、画像を拡大するように垂直方向をクロップして画像データを読み出す撮影モードである。
S1105において、画角変化を伴う撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1105において、画角変化を伴う撮影モードへの駆動切替ではないと判断された場合には、S1106へ進む。
S1105において、画角変化を伴う撮影モードへの撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1105において、画角変化を伴う撮影モードへの駆動切替ではないと判断された場合には、S1106へ進む。
S1106では、被写体が明るい場合など被写体輝度の変化に応じた撮像素子306の駆動切替であるかどうかを判断する。S1106において、被写体が明るい場合の撮像素子306の駆動切替ではないと判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。S1106において、被写体が明るい場合の撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1107へ進む。
S1107では、駆動切替要求タイミングが次のVD信号から予め決められた閾値T2以内かどうかを判断する。S1107において、駆動切替要求タイミングが次のVD信号から閾値T2以内の撮像素子306の駆動切替であると判断された場合には、S1108に進んで、第2の駆動切替方法による切り替えを実施する。
S1107において、駆動切替要求タイミングが次のVD信号から閾値T2以内の撮像素子306の駆動切替ではないと判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。
S1107において、駆動切替要求タイミングが次のVD信号から閾値T2以内の撮像素子306の駆動切替ではないと判断された場合には、S1102に進んで、第1の駆動切替方法による切り替えを実施する。
以上のように第1の駆動切替方法と第2の駆動切替方法とを切り替えて動作させることにより、駆動切替時の画像の表示をできる限り滑らかにすると共に、切り替え時間のばらつきを低減させることができる。
<他の実施形態>
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
118:VD信号、119:HD0信号、120:HD2信号、121:SIO通信、306:撮像素子、309:全体制御演算部、311:表示部、315:操作部
Claims (11)
- 撮像素子と、
前記撮像素子の駆動方法の切り替えを伴う指示を入力する入力手段と、
前記指示の入力に伴って、予め決められた条件に基づいて、前記撮像素子の駆動方法を、第1の切替方法と第2の切替方法のいずれかにより切り替える制御手段を有し、
前記第1の切替方法では、前記指示の入力に伴って前記撮像素子を待機状態にして駆動方法を切り替え、
前記第2の切替方法では、予め決められたフレームレートで前記撮像素子を駆動しながら、前記指示が入力された後の次にフレームが切り替わるタイミングで前記撮像素子の駆動方法を切り替える
ことを特徴とする電子機器。 - 前記制御手段は、前記撮像素子の駆動方法を切り替える前のフレームレートが予め決められた第1の閾値よりも低い場合に前記第1の切替方法により切り替えを行い、前記第1の閾値以上である場合に、前記第2の切替方法により切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記制御手段は、前記撮像素子の駆動方法を切り替える前のフレームレートが予め決められた第1の閾値よりも低く、かつ、前記指示が入力されたタイミングが、前記次にフレームが切り替わるタイミングから予め決められた第2の閾値よりも前の場合に前記第1の切替方法により切り替えを行い、それ以外の場合に、前記第2の切替方法により切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記指示は、ライブビューを行っているときの動画記録の指示と、ライブビューを行っているときの静止画撮影の指示とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 複数の表示部を更に有し、
前記制御手段は、前記指示が画像を表示する表示部を変更する指示である場合、前記駆動方法の切り替え時に、前記表示部に画像の表示を行わない設定の場合、前記指示が、画角の変化を伴う指示である場合、被写体の明るさが予め決められた明るさよりも明るいと判断された場合の少なくともいずれか1つの条件に該当する場合に、前記第1の切替方法により切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記条件のいずれにも該当しない場合に、前記第2の切替方法により切り替えを行うことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
- 前記制御手段は、被写体の明るさが予め決められた明るさよりも明るく、かつ、前記指示が入力されたタイミングが、前記次にフレームが切り替わるタイミングから予め決められた第2の閾値以内の場合に前記第2の切替方法により切り替えを行い、被写体の明るさが予め決められた明るさよりも暗い場合、または、前記指示が入力されたタイミングが、前記次にフレームが切り替わるタイミングから前記第2の閾値よりも前の場合に、前記第1の切替方法により切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記制御手段は、動画記録中に、異なる解像度での動画記録に切り替える場合に、前記第2の切替方法により切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 撮像素子の駆動方法の切り替えを伴う指示の入力に応じて、予め決められた条件に基づいて、前記撮像素子の駆動方法を、第1の切替方法と第2の切替方法のいずれかにより切り替える切り替え工程を有し、
前記第1の切替方法では、前記指示の入力に伴って前記撮像素子を待機状態にして駆動方法を切り替え、
前記第2の切替方法では、予め決められたフレームレートで前記撮像素子を駆動しながら、前記指示が入力された後のフレームが切り替わるタイミングで前記撮像素子の駆動方法を切り替える
ことを特徴とする電子機器の制御方法。 - コンピュータに、撮像素子を除く請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
- 請求項10に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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