JP2023077466A - ロボットシステムおよび梱包袋の開梱方法 - Google Patents

ロボットシステムおよび梱包袋の開梱方法 Download PDF

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俊満 木村
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Abstract

【課題】梱包袋を容易に開梱することが可能なロボットシステムを提供する。【解決手段】このロボットシステム100は、物300が収容された梱包袋200に一方側から当接する第1ハンド20を含む第1ロボットアーム11と、梱包袋200に他方側から当接して第1ハンド20とともに梱包袋200を挟み込んで保持する第2ハンド30を含む第2ロボットアーム12と、第1ハンド20および第2ハンド30により挟み込まれた状態の梱包袋200を、第1ハンド20または第2ハンド30に沿って移動して切断して開梱する切断部51と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、ロボットシステムおよび梱包袋の開梱方法に関する。
従来、物が収容された函体などの梱包体を開梱するロボットが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、物が収容された函体の上面のフラップ同士を接続するように貼付されたテープを切断して開封するロボットが開示されている。この特許文献1のロボットは、段ボールにより形成された函体の上方からカッタによりフラップ同士を接続するように貼付されたテープを切断している。
特開2021-046228号公報
上記特許文献1では、ロボットは、物が収容された函体の上面のフラップを接続するテープをカッタにより切断して開封する。このため、ある程度硬い段ボールにより形成された函体であれば、フラップ同士を接続するように貼付されたテープをカッタにより切断する際に、段ボールのフラップが逃げることがないので、フラップ同士を接続するテープを容易に切断することができる。しかしながら、フィルムなどの柔らかい部材により形成された梱包袋を切断する場合には、カッタを当てた際に切断部分が逃げて容易に切断することが困難であるという不都合がある。このため、梱包袋を容易に開梱することが困難であるという問題点がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本開示の1つの目的は、梱包袋を容易に開梱することが可能なロボットシステムおよび梱包袋の開梱方法を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の局面によるロボットシステムは、物が収容される梱包袋に一方側から当接する第1ハンドを含む第1ロボットアームと、梱包袋に他方側から当接して第1ハンドとともに梱包袋を挟み込んで保持する第2ハンドを含む第2ロボットアームと、第1ハンドおよび第2ハンドにより挟み込まれた状態の梱包袋を、第1ハンドまたは第2ハンドに沿って移動して切断して開梱する切断装置と、を備える。
第1の局面によるロボットシステムでは、上記のように、第1ハンドおよび第2ハンドにより挟み込まれた状態の梱包袋を、切断装置により、第1ハンドまたは第2ハンドに沿って移動して切断して開梱する。これにより、第1ハンドおよび第2ハンドにより梱包袋を挟み込んで切断部分を保持することができるので、フィルムなどの柔らかい部材により形成される梱包袋である場合にも、切断装置に対して切断部分が逃げるのを抑制することができる。これにより、梱包袋を容易に開梱することができる。
第2の局面による梱包袋の開梱方法は、第1ロボットアームの第1ハンドを、梱包袋に一方側から当接させるステップと、第2ロボットアームの第2ハンドを、梱包袋に他方側から当接させて第1ハンドとともに梱包袋を挟み込んで保持するステップと、第1ハンドおよび第2ハンドにより挟み込まれた状態の梱包袋を、切断装置を第1ハンドまたは第2ハンドに沿って移動して切断することにより開梱するステップと、を備える。
第2の局面による梱包袋の開梱方法では、上記のように、第1ハンドおよび第2ハンドにより挟み込まれた状態の梱包袋を、切断装置を第1ハンドまたは第2ハンドに沿って移動して切断することにより開梱する。これにより、第1ハンドおよび第2ハンドにより梱包袋を挟み込んで切断部分を保持することができるので、フィルムなどの柔らかい部材により形成される梱包袋である場合にも、切断装置に対して切断部分が逃げるのを抑制することができる。これにより、梱包袋を容易に開梱することが可能な梱包袋の開梱方法を提供することができる。
本開示によれば、上記のように、梱包袋を容易に開梱することができる。
一実施形態によるロボットシステムを示した斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの制御的な構成を示したブロック図である。 一実施形態によるロボットシステムの第1ハンドおよび第2ハンドを示した第1斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの第1ハンドおよび第2ハンドを示した第2斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの第3ロボットアームのハンドを示した第1斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの第3ロボットアームのハンドを示した第2斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断部分の保持する処理を説明するための図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断部分の切断する処理を説明するための図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の開口部を開く処理を説明するための図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の搬送を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断部分の吸着を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断部分の持ち上げを説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断部分の保持を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断部分の切断を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断部分の切断後を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の切断後の切断部分の持ち上げを説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の開口部を開くことを説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の開口部の把持を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の開口部を把持した状態を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の一方側面の切断を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の他方側面の切断を説明するための斜視図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の開口部を把持する処理を説明するための図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋の側面の切断処理を説明するための図である。 一実施形態によるロボットシステムの梱包袋から物を取り出す処理を説明するための図である。
図1~図24を参照して、一実施形態によるロボットシステム100について説明する。
ロボットシステム100は、梱包袋200を開梱して、梱包袋200から収容された物300を取りだす。図1に示すように、ロボットシステム100は、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12を含む双腕ロボット10と、第3ロボットアーム40と、制御部70(図2参照)と、搬送部80と、を備えている。
第1ロボットアーム11の先端には、第1ハンド20が接続されている。第2ロボットアーム12の先端には、第2ハンド30が接続されている。第3ロボットアーム40の先端には、ハンド50が接続されている。
第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、共通の基台部13に設けられている。第1ロボットアーム11は、上下方向に延びる回転軸線A1、回転軸線A2周りに回転し、上下方向A4に移動して、先端に設けられた第1ハンド20を移動させる。第2ロボットアーム12は、上下方向に延びる回転軸線A1、回転軸線A3周りに回転し、上下方向A5に移動して、先端に設けられた第2ハンド30を移動させる。
第3ロボットアーム40は、上下方向に延びる回転軸線A1、回転軸線A1に対して垂直な方向に延びる回転軸線B2、回転軸線B2に対して平行な方向に延びる回転軸線B3、回転軸線B3に対して垂直な方向に延びる回転軸線B4、回転軸線B4に対して垂直な方向に延びる回転軸線B5、および、回転軸線B5に対して垂直な方向に延びる回転軸線B6周りに回転し、先端に設けられたハンド50を移動させる。
制御部70は、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12を含む双腕ロボット10と、第3ロボットアーム40との動作を制御する。また、制御部70は、搬送部80による搬送を制御する。
搬送部80は、梱包袋200に収容された物300を搬送する。搬送部80は、たとえば、ベルトコンベアを含んでいる。また、搬送部80は、図10に示すように、保持部81を含んでいる。保持部81は、搬送部80により搬送した梱包袋200を作業位置において保持する。搬送部80により作業位置に搬送された梱包袋200は、第1ロボットアーム11、第2ロボットアーム12および第3ロボットアーム40により、開梱される。梱包袋200は、アルミシートなどのシート状の部材により形成されている。
図4に示すように、第1ハンド20は、複数の第1吸着部21を含んでいる。また、第1ハンド20は、一対の第1把持部22を含んでいる。複数の第1吸着部21は、梱包袋200を吸着する。また、一対の第1把持部22は、複数の第1吸着部21が配列する方向における両端部に設けられている。また、図3および図4に示すように、第1ハンド20は、第1吸着部21および第1把持部22が回動して、第1吸着部21を使用する状態と第1把持部22を使用する状態とが切り替えられる。具体的には、第1ハンド20は、回動軸線C1周りに回動して、第1吸着部21を使用する状態と第1把持部22を使用する状態とが切り替えられる。
第1吸着部21は、第1ハンド20の下面に設けられている。また、第1吸着部21には、負圧を発生させる負圧発生装置が接続されており、負圧発生装置の負圧により、梱包袋200を吸着する。
一対の第1把持部22の各々は、一対の第1把持部22が配列する方向における内側に配置された第1一方把持部22aと、第1一方把持部22aの外側に配置された第1他方把持部22bとを含む。そして、第1一方把持部22aが外方向にスライド移動し、第1他方把持部22bが内方向に回動することにより、第1一方把持部22aおよび第1他方把持部22bにより梱包袋200を把持する。
図3および図4に示すように、第2ハンド30は、複数の第2吸着部31を含んでいる。また、第2ハンド30は、一対の第2把持部32を含んでいる。複数の第2吸着部31は、梱包袋200を吸着する。また、一対の第2把持部32は、複数の第2吸着部31が配列する方向における両端部に設けられている。第2ハンド30は、第2吸着部31および第2把持部32が回動して、第2吸着部31を使用する状態と第2把持部32を使用する状態とが切り替えられる。具体的には、第2ハンド30は、回動軸線C2周りに回動して、第2吸着部31を使用する状態と第2把持部32を使用する状態とが切り替えられる。
第2吸着部31は、第2ハンド30の側面に設けられている。また、第2吸着部31には、負圧を発生させる負圧発生装置が接続されており、負圧発生装置の負圧により、梱包袋200を吸着する。
一対の第2把持部32の各々は、一対の第2把持部32が配列する方向における内側に配置された第2一方把持部32aと、第2一方把持部32aの外側に配置された第2他方把持部32bとを含む。そして、第2一方把持部32aが外方向にスライド移動し、第2他方把持部32bが内方向に回動することにより、第2一方把持部32aおよび第2他方把持部32bにより梱包袋200を把持する。
図7に示すように、第1ハンド20は、梱包袋200に一方側から当接する。そして、第2ハンド30は、梱包袋200に他方側から当接して第1ハンド20とともに梱包袋200を挟み込んで保持する。具体的には、第1ハンド20および第2ハンド30は、梱包袋200の切断方向に沿って延びるように形成されており、長手方向を互いに略平行にした状態で、梱包袋200を挟み込んで保持する。
また、図3に示すように、第2ハンド30は、切断部51が入り込む溝部33を有する。溝部33は、溝状の凹部を有している。溝部33は、梱包袋200の切断位置の下方に配置され、梱包袋200の切断時に、切断部51が入り込む。
図5および図6に示すように、第3ロボットアーム40に設けられたハンド50は、切断部51と、切端吸着部52と、を含んでいる。切断部51は、梱包袋200の切断部分210を切断する。切断部51は、回転刃51aと、ガイド部51bと、押え部51cとを有している。
回転刃51aは、回転駆動しながら第3ロボットアーム40により移動される、梱包袋200の切断部分210を切断する。図8に示すように、ガイド部51bは、第2ハンド30の溝状の凹部を有する溝部33に嵌り込む。押え部51cは、梱包袋200を溝部33の外側部分に押し当てる。
図6に示すように、切端吸着部52は、切断部51により切断された梱包袋200の切れ端部211(図8参)を吸着する。切端吸着部52には、負圧を発生させる負圧発生装置が接続されており、負圧発生装置の負圧により、梱包袋200の切れ端部211を吸着する。
図24に示すように、第3ハンド60は、開梱された梱包袋200から物300を取り出す。第3ハンド60は、切断部51を有するハンド50に代えて、第3ロボットアーム40の先端に取り付けられる。つまり、第3ロボットアーム40は、第3ハンド60を切断部51に代えて取り付けた状態で、第3ハンド60を移動させて、開梱された梱包袋200から物300を取り出す。具体的には、第3ロボットアーム40は、切断部51により、梱包袋200を開梱して、その後、切断部51を含むハンド50を取り外し、第3ハンド60を取り付ける。そして、第3ハンド60により梱包袋200から物300を取り出す。
ここで、本実施形態では、図8に示すように、切断部51は、第1ハンド20および第2ハンド30により挟み込まれた状態の梱包袋200を、第2ハンド30に沿って移動して切断して開梱する。具体的には、第3ロボットアーム40は、切断部51を、第2ハンド30の長手方向に沿って移動させて、梱包袋200を切断する。
また、第3ロボットアーム40は、切断部51の回転刃51aを回転させた状態で、切断部51を第2ハンド30に沿って移動させて、梱包袋200を切断する。
また、本実施形態では、図9に示すように、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、梱包袋200が切断された後、第1吸着部21により梱包袋200の一方側を吸着し、第2吸着部31により梱包袋200の他方側を吸着した状態で、第1吸着部21および第2吸着部31を離間させるように相対移動させて、切断された梱包袋200の開口部を開く。
また、図22に示すように、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、第1把持部22および第2把持部32により梱包袋200を把持して、開梱された梱包袋200から物300を取り出すために梱包袋200の開口部を広げた状態に維持する。
また、図20および図21に示すように、第1把持部22および第2把持部32により梱包袋200が把持された状態で、第3ロボットアーム40は、梱包袋200の開梱後に開口部が広げられた状態の梱包袋200に対して、切断部51を上下方向に沿って移動させて、梱包袋200の側面部を切断する。
(梱包袋の開梱処理)
図7~図24を参照して、梱包袋200の開梱処理について説明する。
図7(A)および図10に示すように、第1ロボットアーム11により第1ハンド20を、梱包袋200の切断部分210の上方に位置させる。図7(B)および図11に示すように、第1ロボットアーム11により第1ハンド20を移動させて、梱包袋200の切断部分210に当接させる。また、第1ハンド20の第1吸着部21により切断部分210を吸着する。
図7(C)および図12に示すように、第1ロボットアーム11により第1ハンド20を上方に移動させて、梱包袋200の切断部分210を持ち上げる。この際に、第2ロボットアーム12により第2ハンド30を移動させて、第2ハンド30を切断部分210の下方に挿入する。図7(D)および図13に示すように、第1ロボットアーム11により第1ハンド20を下方に移動させて、梱包袋200の切断部分210を、第1ハンド20および第2ハンド30により挟み込んで保持する。
図8(A)に示すように、第3ロボットアーム40により切断部51を下降させて、切断部51を梱包袋200の切断位置に移動させる。図8(B)に示すように、第3ロボットアーム40により切断部51を移動させて、切断部51のガイド部51bを、第2ハンド30の溝部33に添える。
図8(C1)、図8(C2)および図14に示すように、第3ロボットアーム40により切断部51を、第2ハンド30の溝部33に沿って移動させる。また、切断部51の回転刃51aを回転させて、梱包袋200の切断部分210を切断する。なお、図8(C1)は、側方から見た図であり、図8(C2)は上方から見た図である。この際、押え部51cにより、溝部33の外側部分に梱包袋200が押し当てられる。切断部分210が切断し終わると、図8(D)および図15に示すように、第3ロボットアーム40により切断部51が上方に移動される。その後、第3ロボットアーム40により切端吸着部52が移動される。そして、切端吸着部52により、切断部51により切断された梱包袋200の切れ端部211が吸着される。その後、第3ロボットアーム40により切端吸着部52が移動されて、切れ端部211が廃棄部90に廃棄される。
図9(A)および図16に示すように、第1ロボットアーム11により第1ハンド20を上方に移動させて、梱包袋200の切断部分210を持ち上げる。また、第2ロボットアーム12により第2ハンド30を上方に移動させる。図9(B)に示すように、第2ロボットアーム12により第2ハンド30を上方に移動させて、第1ハンド20とは反対側から、第2ハンド30の第2吸着部31により梱包袋200を吸着する。
図9(C)および図17に示すように、梱包袋200の一方側を第1吸着部21により吸着した第1ハンド20を第1ロボットアーム11により移動させる。また、梱包袋200の他方側を第2吸着部31により吸着した第2ハンド30を第2ロボットアーム12により移動させる。つまり、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、第1吸着部21および第2吸着部31を離間させるように、それぞれ、第1ハンド20および第2ハンド30を移動させる。これにより、切断された梱包袋200の開口部を開かれる。
なお、このタイミングにおいて、撮像部により撮像を行って、梱包袋200の開口部の状態を認識してもよい。
その後、第1吸着部21および第2吸着部31による梱包袋200の吸着を解除する。また、第1ハンド20の第1吸着部21および第1把持部22を回動して、第1吸着部21を使用する状態から第1把持部22を使用する状態に切り替えられる。また、第2ハンド30の第2吸着部31および第2把持部32を回動して、第2吸着部31を使用する状態から第2把持部32を使用する状態に切り替えられる。
図18および図22(A)に示すように、第1ロボットアーム11により第1ハンド20を梱包袋200の上方に移動させる。また、第2ロボットアーム12により第2ハンド30を梱包袋200の上方に移動させる。図22(B)に示すように、第1ハンド20の第1一方把持部22aを外方向にスライド移動させる。これにより、第1一方把持部22aが梱包袋200の内側に近接して配置される。また、同様にして、第2ハンド30の第2一方把持部32aを外方向にスライド移動させる。これにより、第2一方把持部32aが梱包袋200の内側に近接して配置される。
図19および図22(C)に示すように、第1ハンド20の第1他方把持部22bを内方向に回動させる。これにより、第1一方把持部22aおよび第1他方把持部22bにより梱包袋200が挟み込まれて把持される。また、同様にして、第2ハンド30の第2他方把持部32bを内方向に回動させる。これにより、第2一方把持部32aおよび第2他方把持部32bにより梱包袋200が挟み込まれて把持される。
図20および図23(A)~(C)に示すように、第1把持部22および第2把持部32により梱包袋200が把持された状態で、第3ロボットアーム40により切断部51を移動させて、梱包袋200の一方側の側面部を切断する。図21および図23(A)~(C)に示すように、第1把持部22および第2把持部32により梱包袋200が把持された状態で、第3ロボットアーム40により切断部51を移動させて、梱包袋200の他方側の側面部を切断する。この際、梱包袋200内の物300よりも上方の位置まで、梱包袋200の側面部が切断される。
その後、第3ロボットアーム40からハンド50が取り外され、代わりに、第3ロボットアーム40に第3ハンド60が取り付けられる。
図24(A)に示すように、第3ロボットアーム40により、第3ハンド60を梱包袋200の開口部の上方に移動させる。図24(B)に示すように、第3ロボットアーム40により第3ハンド60を下方に移動させて、第3ハンド60を梱包袋200に収容された物300に近づける。
図24(C)に示すように、第3ハンド60の一対の把持部61を互いに近づけるように移動させて、一対の把持部61により物300を把持する。図24(D)に示すように、一対の把持部61により物300を把持した状態で、第3ロボットアーム40により第3ハンド60を上方に移動させて、梱包袋200から物300を取り出す。
その後、物300が取り出された梱包袋200は、第1把持部22および第2把持部32により把持された状態で、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12により廃棄部90に搬送されて廃棄される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、第1ハンド20および第2ハンド30により挟み込まれた状態の梱包袋200を、切断部51により、第2ハンド30に沿って移動して切断して開梱する。これにより、第1ハンド20および第2ハンド30により梱包袋200を挟み込んで切断部分210を保持することができるので、フィルムなどの柔らかい部材により形成される梱包袋200である場合にも、切断部51に対して切断部分210が逃げるのを抑制することができる。これにより、梱包袋200を容易に開梱することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1ハンド20および第2ハンド30は、梱包袋200の切断方向に沿って延びるように形成されており、長手方向を互いに略平行にした状態で、梱包袋200を挟み込んで保持する。これにより、第1ハンド20および第2ハンド30により梱包袋200の切断部分210を安定して保持することができるので、切断部51に対して切断部分210が逃げるのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第3ロボットアーム40は、切断部51を、第2ハンド30の長手方向に沿って移動させて、梱包袋200を切断する。これにより、第3ロボットアーム40により切断部51を移動させて、梱包袋200を容易に所望の切断形状に切断することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第2ハンド30は、切断部51が入り込む溝部33を有する。これにより、梱包袋200を切断している際の切断部51の刃を第2ハンド30の溝部33に逃がすことができるので、切断部51の刃が第2ハンド30に接するのを抑制することができる。また、第2ハンド30の溝部33に切断部51が入り込むので、切断部51が梱包袋200に収容された物300に接するのを抑制することができる。これにより、梱包袋200に収容されている物300が傷つくのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、溝部33は、溝状の凹部を有し、切断部51は、溝状の凹部に嵌り込むガイド部51bと、梱包袋200を溝部33の外側部分に押し当てる押え部51cと、を有する。これにより、切断部51のガイド部51bを第2ハンド30の溝状の凹部に沿って移動させることができる。また、切断部51の押え部51cにより梱包袋200を第2ハンド30の溝部33の外側部分に押し当てることができるので、切断部51による切断の際に梱包袋200が逃げるのを抑制することができる。その結果、梱包袋200をより確実に切断することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第3ロボットアーム40に取り付けられ、切断部51により切断された梱包袋200の切れ端部211を吸着する切端吸着部52を備える。これにより、切断部51により切断された梱包袋200の切れ端部211を切端吸着部52により吸着して搬送し、廃棄することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第3ロボットアーム40は、梱包袋200の開梱後に開口部が広げられた状態の梱包袋200に対して、切断部51を上下方向に沿って移動させて、梱包袋200の側面部を切断する。これにより、梱包袋200の側面部を切断することにより、梱包袋200の開口部をさらに大きく広げることができるので、梱包袋200から収容されている物300を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態では、上記のように、第3ロボットアーム40は、第3ハンド60を切断部51に代えて取り付けた状態で、第3ハンド60を移動させて、開梱された梱包袋200から物300を取り出す。これにより、切断部51を移動させる第3ロボットアーム40により梱包袋200から物300を取り出すことができるので、梱包袋200から物300を取り出すための装置を別途設ける必要がない。その結果、システム構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、上記のように、切断部51は、回転刃51aを有し、第3ロボットアーム40は、切断部51の回転刃51aを回転させた状態で、切断部51を第2ハンド30に沿って移動させて、梱包袋200を切断する。これにより、回転させた回転刃51aにより梱包袋200を切断するので、容易かつ確実に梱包袋200を切断することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1ハンド20は、梱包袋200を吸着する第1吸着部21を有する。第2ハンド30は、梱包袋200を吸着する第2吸着部31を有する。第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、梱包袋200が切断された後、第1吸着部21により梱包袋200の一方側を吸着し、第2吸着部31により梱包袋200の他方側を吸着した状態で、第1吸着部21および第2吸着部31を離間させるように相対移動させて、切断された梱包袋200の開口部を開く。これにより、梱包袋200の一方側および他方側を吸着して保持するので、切断され開梱後の梱包袋200の一方側および他方側の間に隙間がない場合でも、梱包袋200を確実に保持することができる。その結果、切断され開梱後の梱包袋200を確実に開くことができる。また、切断する際に梱包袋200を挟み込んで保持する第1ハンド20および第2ハンド30を用いて、開梱された梱包袋200の開口部を開くことができるので、梱包袋200の開口部を開くための装置を別途設ける必要がない。
また、本実施形態では、上記のように、第1ハンド20は、梱包袋200を把持する第1把持部22を有する。第2ハンド30は、梱包袋200を把持する第2把持部32を有する。第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、第1把持部22および第2把持部32により梱包袋200を把持して、開梱された梱包袋200から物300を取り出すために梱包袋200の開口部を広げた状態に維持する。これにより、開口部が開かれた状態の梱包袋200を、第1把持部22および第2把持部32により把持して保持することができるので、吸着して保持する場合に比べて、確実に梱包袋200を保持することができる。その結果、梱包袋200の開口部を確実に広げた状態に維持することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1ハンド20は、梱包袋200を吸着する複数の第1吸着部21を有する。第2ハンド30は、梱包袋200を吸着する複数の第2吸着部31を有する。第1把持部22は、複数の第1吸着部21が配列する方向における両端部に一対設けらている。第2把持部32は、複数の第2吸着部31が配列する方向における両端部に一対設けられている。これにより、複数の第1吸着部21および複数の第2吸着部31により、梱包袋200の開口部を開く際に、梱包袋200を確実に吸着して保持することができる。また、一対の第1把持部22および一対の第2把持部32により、梱包袋200の4隅を保持することができるので、梱包袋200の開口部を矩形形状に広げて保持することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1ハンド20は、第1吸着部21および第1把持部22が回動して、第1吸着部21を使用する状態と第1把持部22を使用する状態とが切り替えられる。第2ハンド30は、第2吸着部31および第2把持部32が回動して、第2吸着部31を使用する状態と第2把持部32を使用する状態とが切り替えられる。これにより、第1ハンド20の第1吸着部21を使用する状態と第1把持部22を使用する状態とを、第1吸着部21および第1把持部22の回動により容易に切り替えることができる。また、第2ハンド30の第2吸着部31を使用する状態と第2把持部32を使用する状態とを、第2吸着部31および第2把持部32の回動により容易に切り替えることができる。
また、本実施形態では、上記のように、一対の第1把持部22の各々は、一対の第1把持部22が配列する方向における内側に配置された第1一方把持部22aと、第1一方把持部22aの外側に配置された第1他方把持部22bとを含み、第1一方把持部22aが外方向にスライド移動し、第1他方把持部22bが内方向に回動することにより、第1一方把持部22aおよび第1他方把持部22bにより梱包袋200を把持する。一対の第2把持部32の各々は、一対の第2把持部32が配列する方向における内側に配置された第2一方把持部32aと、第2一方把持部32aの外側に配置された第2他方把持部32bとを含み、第2一方把持部32aが外方向にスライド移動し、第2他方把持部32bが内方向に回動することにより、第2一方把持部32aおよび第2他方把持部32bにより梱包袋200を把持する。これにより、第1一方把持部22aをスライド移動させることにより、開梱された梱包袋200の位置が一定ではない場合でも、第1一方把持部22aに梱包袋200を当接させることができる。また、第1他方把持部22bを内方向に回動させることにより、第1一方把持部22aおよび第1他方把持部22bにより梱包袋200を挟み込んで保持することができる。また、第2一方把持部32aをスライド移動させることにより、開梱された梱包袋200の位置が一定ではない場合でも、第2一方把持部32aに梱包袋200を当接させることができる。また、第2他方把持部32bを内方向に回動させることにより、第2一方把持部32aおよび第2他方把持部32bにより梱包袋200を挟み込んで保持することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12は、共通の基台部13に設けられている双腕ロボット10である。これにより、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12を共通の基台部13に設けることができるので、別個の基台部に設ける場合に比べてシステム構成を簡素化することができる。また、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12が相互に干渉しないよう動作させる制御を容易に行うことができるので、第1ロボットアーム11および第2ロボットアーム12により梱包袋200に対して効率よく作業を行うことができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、第3ロボットアームにより切断部を移動させて梱包袋を切断する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、ロボットアームを用いずに、直線軸上を移動する移動機構などを用いて切断部を移動させて梱包袋を切断してもよい。
また、上記実施形態では、切断部を第2ハンドに沿って移動させて梱包袋を切断する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、切断部を第1ハンドに沿って移動させて梱包袋を切断してもよい。この場合、切断部が入り込む溝部は第1ハンドに設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、第3ロボットアームに第3ハンドを切断部に代えて取り付けて、第3ハンドにより梱包袋から物を取り出す例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、切断部を移動させる第3ロボットアームとは別個の装置により梱包袋から物を取り出してもよい。また、第3ロボットアームから切断部を取り外さずさない状態で、第3ハンドを第3ロボットアームにより移動させて、梱包袋から物を取り出してもよい。
また、上記実施形態では、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームが共通の基台部に設けられている双腕ロボットである例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームが別個の基台部に設けられている個別のロボットアームであってもよい。また、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームが垂直多関節ロボットであってもよい。
また、上記実施形態では、第1ハンドおよび第2ハンドに、それぞれ、第1把持部および第2把持部を設け、梱包袋の開口部を広げた状態に維持する際に、第1把持部および第2把持部により梱包袋を把持する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、第1ハンドの第1吸着部および第2ハンドの第2吸着部により梱包袋を吸着して、梱包袋の開口部を広げた状態に維持してもよい。この場合、把持部は設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、切断部の回転刃を回転させて梱包袋を切断する例を示したが、本開示はこれに限らない。本開示では、切断部は回転しない刃を含み、回転しない刃により梱包袋を切断してもよい。また、切断部は、レーザを照射して梱包袋を切断してもよい。
11 第1ロボットアーム
12 第21ロボットアーム
20 第1ハンド
21 第1吸着部
22 第1把持部
22a 第1一方把持部
22b 第1他方把持部
30 第2ハンド
31 第2吸着部
32 第2把持部
32a 第2一方把持部
32b 第2他方把持部
33 溝部
40 第3ロボットアーム
51 切断部
51a 回転刃
51b ガイド部
51c 押え部
52 切端吸着部
60 第3ハンド
100 ロボットシステム
200 梱包袋
300 物

Claims (16)

  1. 物が収容される梱包袋に一方側から当接する第1ハンドを含む第1ロボットアームと、
    前記梱包袋に他方側から当接して前記第1ハンドとともに前記梱包袋を挟み込んで保持する第2ハンドを含む第2ロボットアームと、
    前記第1ハンドおよび前記第2ハンドにより挟み込まれた状態の前記梱包袋を、前記第1ハンドまたは前記第2ハンドに沿って移動して切断して開梱する切断装置と、を備える、ロボットシステム。
  2. 前記第1ハンドおよび前記第2ハンドは、前記梱包袋の切断方向に沿って延びるように形成されており、長手方向を互いに略平行にした状態で、前記梱包袋を挟み込んで保持する、請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記切断装置は、前記梱包袋を切断する切断部と、前記切断部を移動させる第3ロボットアームとを含み、
    前記第3ロボットアームは、前記切断部を、前記第1ハンドまたは前記第2ハンドの長手方向に沿って移動させて、前記梱包袋を切断する、請求項2に記載のロボットシステム。
  4. 前記第1ハンドおよび前記第2ハンドの一方は、前記切断部が入り込む溝部を有する、請求項3に記載のロボットシステム。
  5. 前記溝部は、溝状の凹部を有し、
    前記切断部は、前記溝状の凹部に嵌り込むガイド部と、前記梱包袋を前記溝部の外側部分に押し当てる押え部と、を有する、請求項4に記載のロボットシステム。
  6. 前記第3ロボットアームに取り付けられ、前記切断部により切断された前記梱包袋の切れ端部を吸着する切端吸着部をさらに備える、請求項3~5のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  7. 前記第3ロボットアームは、前記梱包袋の開梱後に開口部が広げられた状態の前記梱包袋に対して、前記切断部を上下方向に沿って移動させて、前記梱包袋の側面部を切断する、請求項3~6のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  8. 前記第3ロボットアームは、第3ハンドを前記切断部に代えて取り付けた状態で、前記第3ハンドを移動させて、開梱された前記梱包袋から物を取り出す、請求項3~7のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  9. 前記切断部は、回転刃を有し、
    前記第3ロボットアームは、前記切断部の前記回転刃を回転させた状態で、前記切断部を前記第1ハンドまたは前記第2ハンドに沿って移動させて、前記梱包袋を切断する、請求項3~8のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  10. 前記第1ハンドは、前記梱包袋を吸着する第1吸着部を有し、
    前記第2ハンドは、前記梱包袋を吸着する第2吸着部を有し、
    前記第1ロボットアームおよび前記第2ロボットアームは、前記梱包袋が切断された後、前記第1吸着部により前記梱包袋の一方側を吸着し、前記第2吸着部により前記梱包袋の他方側を吸着した状態で、前記第1吸着部および前記第2吸着部を離間させるように相対移動させて、切断された前記梱包袋の開口部を開く、請求項1~9のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  11. 前記第1ハンドは、前記梱包袋を把持する第1把持部を有し、
    前記第2ハンドは、前記梱包袋を把持する第2把持部を有し、
    前記第1ロボットアームおよび前記第2ロボットアームは、前記第1把持部および前記第2把持部により前記梱包袋を把持して、開梱された前記梱包袋から物を取り出すために前記梱包袋の開口部を広げた状態に維持する、請求項1~10のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  12. 前記第1ハンドは、前記梱包袋を吸着する複数の第1吸着部を有し、
    前記第2ハンドは、前記梱包袋を吸着する複数の第2吸着部を有し、
    前記第1把持部は、前記複数の第1吸着部が配列する方向における両端部に一対設けられ、
    前記第2把持部は、前記複数の第2吸着部が配列する方向における両端部に一対設けられている、請求項11に記載のロボットシステム。
  13. 前記第1ハンドは、前記第1吸着部および前記第1把持部が回動して、前記第1吸着部を使用する状態と前記第1把持部を使用する状態とが切り替えられ、
    前記第2ハンドは、前記第2吸着部および前記第2把持部が回動して、前記第2吸着部を使用する状態と前記第2把持部を使用する状態とが切り替えられる、請求項12に記載のロボットシステム。
  14. 一対の前記第1把持部の各々は、一対の前記第1把持部が配列する方向における内側に配置された第1一方把持部と、前記第1一方把持部の外側に配置された第1他方把持部とを含み、前記第1一方把持部が外方向にスライド移動し、前記第1他方把持部が内方向に回動することにより、前記第1一方把持部および前記第1他方把持部により前記梱包袋を把持し、
    一対の前記第2把持部の各々は、一対の前記第2把持部が配列する方向における内側に配置された第2一方把持部と、前記第2一方把持部の外側に配置された第2他方把持部とを含み、前記第2一方把持部が外方向にスライド移動し、前記第2他方把持部が内方向に回動することにより、前記第2一方把持部および前記第2他方把持部により前記梱包袋を把持する、請求項12または13に記載のロボットシステム。
  15. 前記第1ロボットアームおよび前記第2ロボットアームは、共通の基台部に設けられている双腕ロボットである、請求項1~14のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  16. 第1ロボットアームの第1ハンドを、物が収容された梱包袋に一方側から当接させるステップと、
    第2ロボットアームの第2ハンドを、前記梱包袋に他方側から当接させて前記第1ハンドとともに前記梱包袋を挟み込んで保持するステップと、
    前記第1ハンドおよび前記第2ハンドにより挟み込まれた状態の前記梱包袋を、切断装置を前記第1ハンドまたは前記第2ハンドに沿って移動して切断することにより開梱するステップと、を備える、梱包袋の開梱方法。
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