JP2023075630A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源部の発する熱を放出させて光触媒の性能向上を図ることが可能な空気浄化装置を提供する。【解決手段】空気浄化装置20は、光触媒を含む上流側フィルタ52および下流側フィルタ53と、発光体551、561を含む第1光源部55および第2光源部56と、各光源部55、56を収容する各収容部511、512を含む筐体51と、を備える。第1収容部511、512は、発光体551、561からの光を取り出す向きの反対側に設定された底壁部511a、512aと、底壁部511a、512aに連なる一対の対向壁部511b、511c、512b、512cと、を含む。一対の対向壁部511b、511c、512b、512cの少なくとも一方と各光源部55、56との間には、各光源部55、56の熱を各収容部511、512に伝える第1熱伝導部材59および第2熱伝導部材60が配置されている。【選択図】図2

Description

本開示は、空気浄化装置に関する。
従来、照明器具として、前面に光触媒膜が形成されたガラス製の透光カバーが、光触媒膜に照射する光の光源を収容するケースの前面枠に対して、シリコーンゴム製のパッキングを介して防水的に装着されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-104500号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術の如く、単に光源部をケースの内部に封止する構造になっていると、光源部の発する熱がケース内にこもり、光源部のエネルギを増大できなくなってしまう。光源部のエネルギを増大できないことは、光触媒の性能向上を妨げとなることから好ましくない。
本開示は、光源部の発する熱を放出させて光触媒の性能向上を図ることが可能な空気浄化装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
空気浄化装置であって、
空気の通風路(110)に配置され、光を受けることで活性化して通風路を流れる空気を浄化する光触媒(P)を含む光触媒フィルタ(52、53)と、
光触媒を活性化させるための光を発する発光体(551、561)を含む光源部(55、56)と、
光源部を収容する収容部(511、512)を含む筐体(51)と、を備え、
収容部は、光源部に対して発光体からの光を取り出す向きの反対側に設定された底壁部(511a、512a)と、底壁部に連なるとともに光源部を挟んで対向する一対の対向壁部(511b、511c、512b、512c)と、を含み、
一対の対向壁部の少なくとも一方と光源部との間には、光源部の熱を収容部に伝える熱伝導部材(59、60)が配置されている。
これによると、熱伝導部材を介して光源部の発する熱を収容部に放出させることができる。これにより、本開示の空気浄化装置は、光源部の発する熱を放出させて光触媒の性能向上を図ることができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る室内空調ユニットの概略構成図である。 光触媒モジュールの模式的な断面図である。 図2の矢印IIIの方向から見た光触媒モジュールの模式的な平面図である。 図2のIV-IV断面図である。 光触媒フィルタの基材の模式的な部分拡大図である。 図5のVI-VI断面図である。 光源ユニットの模式的な断面図である。 図3に示すVIII部分の拡大図である。 図9のレンズ部材を模式的な断面図である。 光源部、レンズ部材、熱伝導部材それぞれのサイズを説明するための説明図である。 光源ユニットの模式的な斜視図である。 第1実施形態の第1変形例を説明するための説明図である。 第1実施形態の第2変形例を説明するための説明図である。 第1実施形態の第3変形例を説明するための説明図である。 第2実施形態の光源ユニットの一部を示す模式的な断面図である。 第2実施形態の第1変形例を説明するための説明図である。 第2実施形態の第2変形例を説明するための説明図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について、図1~図11を参照して説明する。本実施形態では、本開示の空気浄化装置20を車両用空調装置の室内空調ユニット10に適用した例について説明する。室内空調ユニット10は、いわゆるHVACを構成している。HVACは、Heating Ventilation and Air Conditioning の略称である。
図1に示すように、室内空調ユニット10は、室内の最前部にあるインストルメントパネルの内側に配置される。室内空調ユニット10は、外殻を構成する空調ケーシング11を備える。空調ケーシング11の内側には、空気の通風路110が形成されている。この通風路110には、後述の送風機13、蒸発器14、ヒータコア15等が配置されている。
空調ケーシング11には、空気流れ最上流部に内外気切替箱12が設置されている。内外気切替箱12は、内外気ケーシング121、内外気切替ドア122を有する。内外気ケーシング121は、外気導入口121aおよび内気導入口121bが形成されている。内外気切替ドア122は、内外気ケーシング121の内側に配置されて、外気導入口121aおよび内気導入口121bを開閉する。
内外気切替箱12の空気流れ下流側には、送風機13が配置されている。送風機13は、外気導入口121aおよび内気導入口121bの一方から導入された空気を室内に向けて送風する。送風機13は、気流を発生させるファン131、ファン131を回転させる電動モータ132を有する。
送風機13の空気流れ下流側には、蒸発器14が配置されている。蒸発器14は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を空気と熱交換させて蒸発させることで、空気を冷却する冷却器である。
蒸発器14の空気流れ下流側には、ヒータコア15が配置されている。ヒータコア15は、エンジン冷却水と空気とを熱交換させて、空気を加熱する加熱器である。このヒータコア15の上方および下方には、ヒータコア15を迂回して空気を流すバイパス通路16が設けられている。
蒸発器14とヒータコア15との間には、エアミックスドア17が配置されている。エアミックスドア17は、ヒータコア15を通過させる空気とバイパス通路16を通過させる空気との風量割合を調整する調整手段である。
空調ケーシング11は、ヒータコア15の空気流れ下流側に、室内に空気を吹き出すための開口部として、デフロスタ開口部111、フェイス開口部112、フット開口部113が形成されている。デフロスタ開口部111は、フロントガラスの内側に向けて空気を吹き出すための開口である。デフロスタ開口部111の空気流れ上流側には、デフロスタ開口部111を開閉するデフロスタドア114が配置されている。フェイス開口部112は、乗員の上半身に向けて空気を吹き出すための開口部である。フェイス開口部112の空気流れ上流側には、フェイス開口部112を開閉するフェイスドア115が配置されている。フット開口部113は、乗員の下半身に向けて空気を吹き出すための開口部である。フット開口部113の空気流れ上流側には、フット開口部113を開閉するフットドア116が配置されている。
また、ヒータコア15の空気流れ下流側には、仕切ドア18が配置されている。仕切ドア18は、ヒータコア15の空気流れ下流側の空間を上方空間および下方空間に仕切ったり、上方空間および下方空間を連通させたりするためのドアである。
このように構成される室内空調ユニット10には、内外気切替箱12と送風機13との間に空気浄化装置20が配置されている。空気浄化装置20は、内外気切替箱12から送風機13のファン131へ向かう空気を浄化するフィルタユニットとして機能する。
空気浄化装置20は、除塵フィルタ30および光触媒モジュール50を備える。除塵フィルタ30および光触媒モジュール50は通風路110に配置されている。除塵フィルタ30は、空調ケーシング11に設けられた図示しない支持部によって支持されている。光触媒モジュール50は、空調ケーシング11に設けられた支持リブLB1、LB2によって支持されている。除塵フィルタ30および光触媒モジュール50は、メンテナンス等を実施する際に清掃や交換が可能なように空調ケーシング11に対して脱着可能に取り付けられている。なお、光触媒モジュール50は、内外気ケーシング121に設けられた支持部によって支持されていてもよい。
除塵フィルタ30は、空気中に含まれる塵、埃、花粉等を捕捉するプレフィルタである。除塵フィルタ30は、通気性を有するシートがプリーツ状に折り曲げられた濾材と、その濾材を補強する端板部とを有している。除塵フィルタ30の濾材は、例えば、樹脂製の不織布で構成される。
光触媒モジュール50は、空気の脱臭および除菌を行うものである。図2に示すように、光触媒モジュール50は、筐体51、上流側フィルタ52、下流側フィルタ53、光源機器54を備える。
筐体51は、光触媒モジュール50の外殻を構成する。筐体51は、例えば、紫外線によって劣化し難い金属材料(例えば、アルミニウム)によって構成されている。筐体51は、空調ケーシング11に近接する両端部分に光源機器54を収容するための一対の収容部511、512が設けられ、一対の収容部511、512の間の部位に、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53が支持されている。一対の収容部511、512およびフィルタを支持する部位は、空気流れに交差する方向に列をなすように並んでいる。なお、以下では、一対の収容部511、512のうち一方を第1収容部511と呼び、他方を第2収容部512と呼ぶ。
第1収容部511は、底壁部511aと、一対の対向壁部511b、511cと、を含む。底壁部511aは、第1収容部511のうち、光源機器54の第1光源部55に対して発光体551からの光を取り出す向きの反対側に設定された部位である。一対の対向壁部511b、511cは、底壁部511aに連なるとともに第1光源部55を挟んで対向する部位である。
第2収容部512は、底壁部512aと、一対の対向壁部512b、512cと、を含む。底壁部512aは、第2収容部512のうち、光源機器54の第2光源部56に対して発光体561からの光を取り出す向きの反対側に設定された部位である。一対の対向壁部512b、512cは、底壁部512aに連なるとともに第2光源部56を挟んで対向する部位である。
具体的には、筐体51は、上フレームFUおよび下フレームFDを上下に組み合わせて構成されている。上フレームFUおよび下フレームFDは、例えば、プレス成型機によって金属の板材を加工することで得られる。
図2、図3に示すように、上フレームFUは、空気流れに対して交差するように配置される略四角形状の上板UP、上板UPの両端から空気流れ下流側に向かって突き出る一対の上側リブUL1、UL2を有する。一対の上側リブUL1、UL2は、それぞれ空気流れ上流側から下流側に向かって延びている。上板UPは、上流側フィルタ52を支持する複数本の梁BE1を有する。上板UPには、その中央部分に空気を通過させるための開口AP1が複数形成されている。なお、上板UPのうち、一対の上側リブUL1、UL2に連なる両端部位は、光源機器54を収容可能なように開口AP1が設けられていない。
図2、図4に示すように、下フレームFDは、空気流れに対して交差するように配置される略四角形状の下板DP、下板DPの両端から空気流れ上流側に向かって突き出る一対の下側リブDL1、DL2を有する。一対の下側リブDL1、DL2は、それぞれ空気流れ下流側から上流側に向かって延びている。下板DPは、下流側フィルタ53を支持する複数本の梁BE2を有する。下板DPには、その中央部分に空気を通過させるための開口AP2が複数形成されている。なお、下板DPのうち、一対の下側リブDL1、DL2に連なる両端部位は、光源機器54を収容可能なように開口AP2が設けられていない。
本実施形態の第1収容部511は、一対の上側リブUL1、UL2の一方および一対の下側リブDL1、DL2の一方によって底壁部511aが構成されている。また、第1収容部511は、上板UPにおける一対の上側リブUL1、UL2の一方に連なる一端部位および下板DPにおける一対の下側リブDL1、DL2の一方に連なる一端部位によって、一対の対向壁部511b、511cが構成されている。
本実施形態の第2収容部512は、一対の上側リブUL1、UL2の他方および一対の下側リブDL1、DL2の他方によって底壁部512aが構成されている。また、第2収容部512は、上板UPにおける一対の上側リブUL1、UL2の他方に連なる他端部位および下板DPにおける一対の下側リブDL1、DL2の他方に連なる他端部位によって、一対の対向壁部512b、512cが構成されている。
ここで、筐体51が下フレームFDの内側に上フレームFUが配置される構造になっていると、空調ケーシング11に入り込んだ水が、一対の上側リブUL1、UL2と一対の下側リブDL1、DL2との隙間から収容部511、512の内側に侵入する虞がある。
このことを加味して、筐体51は、上フレームFUの内側に下フレームFDが配置される構造になっている。具体的には、筐体51は、上フレームFUの内側に下フレームFDを配置可能なように、一対の下側リブDL1、DL2同士の間隔WDに比べて、一対の上側リブUL1、UL2同士の間隔WUが大きくなっている。一対の上側リブUL1、UL2同士の間隔WUは、例えば、一対の下側リブDL1、DL2同士の間隔WDに、一対の下側リブDL1、DL2の厚みを加えた値または当該値付近に設定される。
上流側フィルタ52および下流側フィルタ53は、筐体51の内側において所定の間隔をあけて対向して配置されている。上流側フィルタ52は、下流側フィルタ53の空気流れ上流側に配置されている。上流側フィルタ52および下流側フィルタ53は、図5に示すように、光触媒Pおよび基材STを含む光触媒フィルタとして構成されている。
光触媒Pは、光源機器54で生成されて放射された光を受けて活性化することで、周囲の空気を浄化する物質である。光触媒Pは、酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物の粉末である。
基材STは、網形状の板部材であり、その厚みは、9mm未満(例えば5mm未満)である。基材STは、金属製(例えばアルミニウム製)であってもよいし、樹脂製であってもよいし、他の材料で形成されていてもよい。例えば、基材STは、アートメタルである。アートメタルは、アートメタル製造機によって金属板に互い違いに切れ目を入れて押し広げ、その切れ目を菱形、六角形、八角形、特殊形等に形成した網状金属板である。
基材STの表面には、光触媒Pが担持される。光触媒Pは、基材STの全面に担持されていてもよいし、光源機器54から放出された光が比較的当たり易くかつ空気流れに比較的触れやすい部分のみに担持されていてもよい。基材STは、光触媒Pを担持すると共に、空気流れを通し、かつ、光源機器54から放出される光のうち光触媒モジュール50の外部に漏れ出る量を低減する役割を果たす。
具体的には、基材STは、複数のストランドSLと、複数のボンドSBとを有している。複数のストランドSLは、筋状に延びる部材である。複数のストランドSLのうち多くは、一端で1つのボンドSBと接続すると共に、他端で他の1つのボンドSBと接続する。基材STの端部に位置するストランドSLは、一端が1つのボンドSBに接続し、他端が開放状態となる。ボンドSBは、複数のストランドSLが接続する節となる部材である。基材STの網形状は、複数のストランドSLと複数のボンドSBとの接続構造により形成されている。各ストランドSLは、少なくとも一面が、光源機器54の光を放射する部分に向いている。これにより、したがって、各ストランドSLにおいて、光源機器54が発する光の一部が、当該ストランドSLの少なくとも面に照射される。
図3に示すように、光源機器54は、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53に光を照射するための機器である。光源機器54は、第1収容部511に収容される第1光源ユニットUT1および第2収容部512に収容される第2光源ユニットUT2を備える。
第1光源ユニットUT1および第2光源ユニットUT2は、空気流れに交差する方向において上流側フィルタ52および下流側フィルタ53を挟んで対向するように配置されている。すなわち、第1光源ユニットUT1および第2光源ユニットUT2と上流側フィルタ52および下流側フィルタ53とは、空気流れに対して並列に配置されている。第1光源ユニットUT1および第2光源ユニットUT2は、基本構成が同様になっている。このため、以下では、第1光源ユニットUT1について主に説明し、第2光源ユニットUT2に関する説明を簡略化する。
図7に示すように、第1光源ユニットUT1は、第1光源部55、第1レンズ部材57、第1熱伝導部材59を備える。第1光源ユニットUT1は、第1光源部55を挟んで対向するように第1レンズ部材57および第1熱伝導部材59が配置されている。
第1光源部55は、光触媒Pを活性化させるための光を発する複数の発光体551および複数の発光体551が実装された矩形状の基板552を備える。本実施形態の第1光源部55は、3つの発光体551を有しているが、発光体551の数は3つに限定されず、1~2つまたは4つ以上有していてもよい。
複数の発光体551は、基板552の長手方向に所定の間隔をあけて基板552上に実装されている。複数の発光体551は、通電されることで、光触媒Pを活性化させる光を発する発光ダイオード(すなわち、LED)で構成されている。具体的には、複数の発光体551は、紫外線UVを発するUV-LEDで構成されている。
基板552は、金属材料(例えば、アルミニウム)で構成されている。基板552は、発光体551が実装される実装面552a、当該実装面552aの裏面552b、実装面552aおよび裏面552bに連なる側面552cを有する。
また、図3に示すように、第1光源部55の基板552には、コネクタCが設けられている。このコネクタCは、複数の発光体551に給電するための外部配線Lが接続されている。
図8に示すように、第1光源部55は、基板552の裏面552bが第1収容部511の底壁部511aに対向し、基板552の側面552cが第1収容部511の一対の対向壁部511b、511cに対向する姿勢で第1収容部511に収容されている。
第1レンズ部材57は、複数の発光体551に対して基板552の反対側に配置されてる。第1レンズ部材57は、複数の発光体551からの光を透過させる“透光部材”である。
第1レンズ部材57は、図9に示すように、複数のレンズ571とレンズ支持部572とを有している。第1レンズ部材57は、紫外線の透過性が高く、且つ、紫外線照射に対する耐劣化性能が高い材料(例えば、シリコン系の透明な材料)で構成されている。第1レンズ部材57は、レンズ571とレンズ支持部572が一体に成形された一体成形物で構成されている。
第1レンズ部材57は、発光体551と同数のレンズ571を有する。レンズ571は、発光体551に対向して配置されている。複数のレンズ571は、発光体551からの光が上流側フィルタ52および下流側フィルタ53の双方に向かうように、発光体551からの光を集光する。
レンズ支持部572は、隣り合うレンズ571同士をつなぐとともに、レンズ571と基板552とをつなぐことでレンズ571を支持する。レンズ支持部572は、レンズ571および基板552とともに、複数の発光体551の全周を囲んでいる。
第1レンズ部材57は、基板552の実装面552a全体を覆うことができるように、実装面552aよりもサイズが大きくなっている。具体的には、図10に示すように、第1レンズ部材57は、第1レンズ部材57の長手方向の寸法SR1が基板552の長手方向の寸法SB1よりも大きくなっている。また、第1レンズ部材57の短手方向の寸法SR2が基板552の短手方向の寸法SB2よりも大きくなっている。
ここで、単に第1光源部55を第1収容部511に収容する構造になっていると、第1光源部55の発する熱が第1収容部511の内側にこもり、第1光源部55のエネルギを増大できなくなってしまう。第1光源部55のエネルギを増大できないことは、光触媒Pの性能向上を妨げとなることから好ましくない。
このことを加味して、第1光源部55と第1収容部511との間に、第1熱伝導部材59が配置されている。第1熱伝導部材59は、第1光源部55と第1収容部511との隙間に配置可能なようにシート状に構成されている。第1熱伝導部材59は、空気よりも熱伝導率が高く、且つ、紫外線照射に対する耐劣化性能が高いシリコン系の材料で構成されている。
図8に示すように、第1熱伝導部材59は、第1収容部511の一対の対向壁部511b、511cと第1光源部55との間、並びに、第1収容部511の底壁部511aと第1光源部55との間に配置されている。
第1熱伝導部材59は、基板552における発光体551の実装面552aに連なる側面552c、552dの少なくとも一部および実装面552aの裏面552b全体を覆うことができるように、少なくとも裏面552bよりもサイズが大きくなっている。具体的には、図10に示すように、第1熱伝導部材59は、第1光源部55と第1収容部511との間に介在させる前の状態において、長手方向の寸法SH1が基板552の長手方向の寸法SB1よりも大きくなっている。また、第1熱伝導部材59の短手方向の寸法SH2が基板552の短手方向の寸法SB2よりも大きくなっている。なお、第1熱伝導部材59は、長手方向の寸法SH1が第1レンズ部材57の長手方向の寸法SR1よりも小さくなっている。
第1熱伝導部材59は、第1光源部55と第1収容部511との間に配置した際に、第1光源部55および第1収容部511それぞれに密着するように、第1光源部55と第1収容部511との隙間よりも大きな厚みを有している。
このように構成される第1光源ユニットUT1は、図11に示すように、第1光源部55の全体が第1レンズ部材57および第1熱伝導部材59で囲まれている。これにより、第1光源ユニットUT1は、第1光源部55が第1レンズ部材57および第1熱伝導部材59で囲まれる空間に気密に封止されている。
第2光源ユニットUT2は、第2光源部56、第2レンズ部材58、第2熱伝導部材60を備える。第2光源部56は、第1光源部55と同様に、複数の発光体561および複数の発光体561が実装された矩形状の基板562を備える。また、第2レンズ部材58、第2熱伝導部材60は、第1レンズ部材57、第1熱伝導部材59と基本的に同様に構成されている。このため、第2光源部56、第2レンズ部材58、第2熱伝導部材60についての説明を省略する。
ここで、図3に示すように、各レンズ部材57、58には、外部配線Lを通すための配線孔573、583が設けられている。これら配線孔573、583は、パッキン574、584によって封止されている。これにより、発光体551の外部配線Lの電気的な絶縁性が確保されている。なお、配線孔573、583は、各レンズ部材57、58ではなく、各熱伝導部材59、60に設けられていてもよい。
次に、上記の如く構成される室内空調ユニット10の動作について説明する。室内空調ユニット10は、電動モータ132によってファン131が回転駆動されると、外気導入口121aおよび内気導入口121bの少なくとも一方を介して内外気ケーシング121の内側に空気が導入される。
内外気ケーシング121の内側に導入された空気は、図1の矢印AFに示すように、空気浄化装置20に流入して浄化される。具体的には、除塵フィルタ30に流入した空気は、除塵フィルタ30を通過する際に塵、埃、花粉等の異物が除去される。
除塵フィルタ30にて異物が除去された空気は、光触媒モジュール50を通過する。具体的には、上流側フィルタ52の網目を通過した後、下流側フィルタ53の網目を通過する。
このとき、第1光源部55の発光体551および第2光源部56の発光体561に対して、外部配線Lを給電されていると、各発光体551、561の発する光が上流側フィルタ52および下流側フィルタ53に照射される。
そうすると、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53に担持された光触媒Pが活性化し、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53を通過する空気中に含まれる不快な臭い原因となる有機物や細菌が、光触媒Pによって酸化分解される。これにより、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53を通過した空気は脱臭および除菌される。すなわち、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53を通過した空気が浄化される。
ここで、各光源部55、56の発光体551、561が発する熱は、各熱伝導部材59、60を介して各収容部511、512に放出される。そして、各収容部511、512の熱は、隣接する空調ケーシング11に放出される。また、各収容部511、512は、通風路110に隣接して配置されているので、各収容部511、512の熱は、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53を通過する空気に放出される。
空気浄化装置20で脱臭および除菌された空気は、送風機13のファン131に吸い込まれる。その後、ファン131に吹き出された空気が蒸発器14、ヒータコア15等を通過する際に所望の温度に調整され、車室内へ吹出される。これにより、空気浄化装置20で浄化された空気が空調用の空気として車室内に供給される。
以上説明した空気浄化装置20は、各収容部511、512の一対の対向壁部511b、511c、512b、512cの少なくとも一方と各光源部55、56との間それぞれに、各熱伝導部材59、60が配置されている。これによると、各熱伝導部材59、60を介して各光源部55、56の発する熱を各収容部511、512に放出させることができる。この結果、空気浄化装置20は、各光源部55、56の発する熱を適切に放出させて光触媒Pの性能向上を図ることができる。
また、本実施形態の空気浄化装置20によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)具体的には、各熱伝導部材59、60は、各収容部511、512の底壁部511a、512aと各光源部55、56との間だけでなく、一対の対向壁部511b、511c、512b、512cと各光源部55、56との間にも配置されている。
これによると、各熱伝導部材59、60を介して各光源部55、56の発する熱を三方向から各収容部511、512に逃がすことができる。各熱伝導部材59、60を介して、各光源部55、56の熱を各基板552、562の裏側だけでなく上下に放出することができる。このように構成されていれば、各光源部55、56の発する熱を各収容部511、512に充分に放出させて光触媒Pの性能向上を図ることができる。
本発明者らの検証によれば、本実施形態の空気浄化装置20は、各収容部511、512と各光源部55、56との間に各熱伝導部材59、60を配置していないものに比べて、発光体551、561のジャンクション温度で4℃程度低下することが確認された。
(2)各光源部55、56は、発光体551、561が実装された基板552、562を含んでいる。各熱伝導部材59、60は、基板552、562の側面552c、552d、562c、562dの少なくとも一部および裏面552b、562b全体を覆うことができるように、少なくとも裏面552b、562bよりもサイズが大きくなっている。これにより、各光源部55、56の放熱面積が充分に確保され、各光源部55、56の発する熱を各光源部55、56から各収容部511、512へと移動させることができる。
(3)空気浄化装置20は、発光体551、561に対して基板552、562の反対側に配置されて発光体551、561からの光を透過させる第1レンズ部材57および第2レンズ部材58を備える。そして、各光源部55、56は、各レンズ部材57、58と各熱伝導部材59、60とで囲まれる空間に封止されている。このように、各レンズ部材57、58および各熱伝導部材59、60は、各光源部55、56の被水を抑制するシール材としての機能を果たしている。このような構成によれば、各光源部55、56の防水性を確保しつつ、各光源部55、56の放熱性を向上させて光触媒Pの性能向上を図ることができる。
(4)レンズ部材57、58は、基板552、562の実装面552a、562a全体を覆うことができるように、少なくとも実装面552a、562aよりもサイズが大きくなっている。これによると、各光源部55、56の光を所望の方向に出力しつつ、基板552、562の実装面552a、562aの被水を抑制することができる。
(5)各熱伝導部材59、60は、シート状に構成されている。このように、各熱伝導部材59、60がシート状に構成されていれば、各光源部55,56と各収容部511、512との間に適切に配置することができる。
(6)各熱伝導部材59、60は、シリコン系の材料で構成されている。このように、各熱伝導部材59、60が紫外線に対する耐性に優れたシリコン系の材料で構成されていれば、各光源部55、56の発する光に起因する各熱伝導部材59、60の劣化を抑制しつつ、各光源部55、56の放熱性の向上を図ることができる。
(第1実施形態の変形例)
本開示の空気浄化装置20は、上記の第1実施形態で説明したものに限らず、例えば、以下の如く変形可能である。なお、下記の変形例は、第1実施形態以降の実施形態に対しても適用可能である。
[第1変形例]
空気浄化装置20は、例えば、図12に示すように、第1収容部511の一対の対向壁部511b、511cのうち空気流れ上流にあるものと第1光源部55との間、並びに、第1収容部511の底壁部511aと第1光源部55との間に配置されていてもよい。
このような構成であっても、各熱伝導部材59、60を介して各光源部55、56の発する熱を二方向から各収容部511、512に逃がすことができる。このため、各光源部55、56の発する熱を各収容部511、512に放出させて光触媒Pの性能向上を図ることができる。なお、防水性を考慮すると、図12に示すように、第1収容部511の一対の対向壁部511b、511cのうち空気流れ下流にあるものと第1光源部55との間に、シール部材61が配置されていることが望ましい。シール部材61は、例えば、各熱伝導部材59、60よりも熱伝導率が低い材料で構成されている。
[第2変形例]
空気浄化装置20は、例えば、図13に示すように、第1収容部511の一対の対向壁部511b、511cのうち空気流れ下流にあるものと第1光源部55との間、並びに、第1収容部511の底壁部511aと第1光源部55との間に配置されていてもよい。
このような構成であっても、各熱伝導部材59、60を介して各光源部55、56の発する熱を二方向から各収容部511、512に逃がすことができる。このため、各光源部55、56の発する熱を各収容部511、512に放出させて光触媒Pの性能向上を図ることができる。なお、防水性を考慮すると、図13に示すように、第1収容部511の一対の対向壁部511b、511cのうち空気流れ上流にあるものと第1光源部55との間に、シール部材62が配置されていることが望ましい。シール部材62は、例えば、各熱伝導部材59、60よりも熱伝導率が低い材料で構成されている。
[第3変形例]
第1実施形態の空気浄化装置20は、外部配線Lの配線孔573、583がパッキン574、584によって封止されているものを例示したが、これに限定されない。空気浄化装置20は、例えば、図14に示すように、外部配線Lがポッティング樹脂PRによって覆われていることで、発光体551の外部配線Lの電気的な絶縁性が確保されていてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図15を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明する。
図15に示すように、本実施形態の第1光源ユニットUT1には、クリップバネ63が設けられている。クリップバネ63は、例えば、プレス成型機によって金属の板材を加工することで得られる。
クリップバネ63は、第1光源部55と第1収容部511の底壁部511aとの間に第1熱伝導部材59を介在させた状態で第1光源部55を底壁部511aに向けて押し付ける押圧部材として機能する。クリップバネ63は、板バネによって構成されている。具体的には、クリップバネ63は、固定部631、押圧部632、固定部631と押圧部632とを接続するアーム部633を有する。固定部631は、底壁部511aを構成する上側リブUL1と下側リブDL1との間に挟み込まれることで、底壁部511aに固定されている。そして、押圧部632は、固定部631とともに第1光源部55、第1レンズ部材57、下側リブDL1、および第1熱伝導部材59の積層体を挟持する。
クリップバネ63は、押圧部632と固定部631との間隔が、第1光源部55、第1レンズ部材57、下側リブDL1、および第1熱伝導部材59の積層体の積層方向の寸法よりも小さくなっている。これにより、第1光源部55が底壁部511aに向けて押し付けられる。なお、クリップバネ63は、発光体551の光の照射の妨げとならないように、第1光源ユニットUT1における発光体551が設けられていない位置に取り付けられている。
図示しないが、第2光源ユニットUT2は、第2光源部56と第2収容部512の底壁部512aとの間に、第1光源ユニットUT1に設けられたクリップバネ63と同様のバネが設けられている。このバネについての説明は省略する。
その他については、第1実施形態と同様である。本実施形態の空気浄化装置20は、第1実施形態と共通の構成または均等な構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
また、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)空気浄化装置20の第1光源ユニットUT1は、クリップバネ63によって、第1光源部55が第1収容部511の底壁部511aに向けて押し付けられている。このような構造になっていれば、第1熱伝導部材59を第1光源部55および底壁部511aの双方に密着させることができるので、第1光源部55の発する熱が第1光源部55から第1収容部511へと移動し易くなる。なお、第2光源ユニットUT2は、第1光源ユニットUT1と同様の構造になっているので、第1光源ユニットUT1と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態の変形例)
本開示の空気浄化装置20は、上記の第1実施形態で説明したものに限らず、例えば、以下の如く変形可能である。
[第1変形例]
空気浄化装置20は、筐体51の一部を用いて押圧部材が構成されていてもよい。例えば、第1光源ユニットUT1は、図16に示すように、下フレームFDに押圧部PPが一体的に設けられていることによって、第1光源部55を第1収容部511の底壁部511aに向けて押し付ける構成になっていてもよい。第2光源ユニットUT2は、第1光源ユニットUT1と同様に、下フレームFDに押圧部PPが一体的に設けられていることによって、第2光源部56を第2収容部512の底壁部512aに向けて押し付ける構成になっていてもよい。下フレームFDは、クリップバネ63と同様の形状を有する。押圧部PPは、下フレームFDの一部を各レンズ部材57、58の表面に接するように塑性変形させるカシメ加工等によって成形することで作ることができる。
本変形例では、筐体51の一部を用いて押圧部材を構成しているので、部品点数を増加させることなく、第1熱伝導部材59を第1光源部55および底壁部511aの双方に密着させることができる。
[第2変形例]
空気浄化装置20は、部材同士を連結する締結要素によって押圧部材が構成されていてもよい。例えば、第1光源ユニットUT1は、図17に示すように、底壁部511a、第1熱伝導部材59、第1光源部55がビスBSで締結されていてもよい。第2光源ユニットUT2は、第1光源ユニットUT1と同様に、底壁部512a、第2熱伝導部材60、第2光源部56がビスBSで締結されていてもよい。本変形例によっても、第1熱伝導部材59を第1光源部55および底壁部511aの双方に密着させることができる。
(他の実施形態)
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の実施形態の筐体51は、上フレームFUと下フレームFDとで構成されているが、これに限定されず、これとは異なる構造によって実現されていてもよい。
上述の実施形態の空気浄化装置20は、光触媒フィルタとして、上流側フィルタ52および下流側フィルタ53を有しているが、これに限定されない。空気浄化装置20は、一枚の光触媒フィルタを有していたり、3枚以上の光触媒フィルタを有していたりしてもよい。光触媒フィルタは、網形状の金属板に限らず、波形状の板部材に光触媒Pを担持させたものや不織布に光触媒Pを担持させたもの等で構成されていてもよい。なお、光触媒Pが基材STに配置されている形態は担持に限らない。
上述の実施形態の各光源ユニットUT1、UT2は、第1レンズ部材57および第2レンズ部材58を備えているが、各レンズ部材57、58は必須ではない。例えば、各光源ユニットUT1、UT2は、各レンズ部材57、58の代わりに、集光機能のない透過部材を備えていてもよい。また、各光源ユニットUT1、UT2は、各光源部55、56からの光を光触媒フィルタに導くための導光棒を備えていてもよい。
上記各実施形態では、光源機器54から放出される光は、紫外線を含む光であるが、光源機器54から放出される光は、紫外線を含まない光であってもよい。例えば、光源機器54から放出される光は、可視光であってもよい。その場合、光触媒Pは、可視光応答型光触媒が用いられる。
上述の実施形態の如く、各熱伝導部材59、60は、各収容部511、512の底壁部511a、512aと各光源部55、56との間に配置されていることが望ましいが、これに限定されない。各熱伝導部材59、60は、各収容部511、512の底壁部511a、512aと各光源部55、56との間に配置されていなくてもよい。
各熱伝導部材59、60は、基板552、562の裏面552b、562bよりもサイズが大きくなっていることが望ましいが、裏面552b、562bと同じサイズまたは裏面552b、562bよりもサイズが小さくなっていてもよい。各熱伝導部材59、60は、定形性を有するものではなく、グリス等の流動性を有する非定形材料によって構成されていてもよい。また、各熱伝導部材59、60は、シリコン系以外の材料で構成されていてもよい。
上述の実施形態の如く、空気浄化装置20は、各光源部55、56が各レンズ部材57、58と各熱伝導部材59、60とで囲まれる空間に封止されていることが望ましいが、これに限定されない。空気浄化装置20は、各光源部55、56が各レンズ部材57、58と各熱伝導部材59、60とで囲まれる空間に封止されていなくてもよい。
上述の実施形態の空気浄化装置20は、第1光源ユニットUT1および第2光源ユニットUT2が空気流れに交差する方向に上流側フィルタ52および下流側フィルタ53と対向するように配置されているものを例示したが、これに限定されない。第1光源ユニットUT1および第2光源ユニットUT2は、空気流れに上流側フィルタ52および下流側フィルタ53と対向するように配置されていてよい。すなわち、空気浄化装置20は、第1光源ユニットUT1および第2光源ユニットUT2と上流側フィルタ52および下流側フィルタ53とが空気流れに対して直列に配置されていてもよい。
本開示の空気浄化装置20は、車両用空調装置の室内空調ユニット10に限らず、例えば、据え置き型の空調装置、室内温度の調整機能がない空気清浄機や扇風機等の他の機器にも適用可能である。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
51 筐体51
511 第1収容部
512 第2収容部
52 上流側フィルタ(光触媒フィルタ)
53 下流側フィルタ(光触媒フィルタ)
55 第1光源部
56 第2光源部
551、561 発光体
59 第1熱伝導部材
60 第2熱伝導部材

Claims (8)

  1. 空気浄化装置であって、
    空気の通風路(110)に配置され、光を受けることで活性化して前記通風路を流れる空気を浄化する光触媒(P)を含む光触媒フィルタ(52、53)と、
    前記光触媒を活性化させるための光を発する発光体(551、561)を含む光源部(55、56)と、
    前記光源部を収容する収容部(511、512)を含む筐体(51)と、を備え、
    前記収容部は、前記光源部に対して前記発光体からの光を取り出す向きの反対側に設定された底壁部(511a、512a)と、前記底壁部に連なるとともに前記光源部を挟んで対向する一対の対向壁部(511b、511c、512b、512c)と、を含み、
    前記一対の対向壁部の少なくとも一方と前記光源部との間には、前記光源部の熱を前記収容部に伝える熱伝導部材(59、60)が配置されている、空気浄化装置。
  2. 前記熱伝導部材は、前記一対の対向壁部と前記光源部との間、並びに、前記底壁部と前記光源部との間に配置されている、請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. 前記光源部は、前記発光体が実装された基板(552、562)を含み、
    前記熱伝導部材は、前記基板における前記発光体の実装面(552a、562a)に連なる側面(552c、552d、562c、562d)の少なくとも一部および前記実装面の裏面(552b、562b)の全体を覆うことができるように、少なくとも前記裏面よりもサイズが大きくなっている、請求項2に記載の空気浄化装置。
  4. 前記発光体に対して前記基板の反対側に配置されて前記発光体からの光を透過させる透光部材(56、58)を備え、
    前記光源部は、前記透光部材と前記熱伝導部材とで囲まれる空間に封止されている、請求項3に記載の空気浄化装置。
  5. 前記透光部材は、前記実装面全体を覆うことができるように、少なくとも前記実装面よりもサイズが大きくなっている、請求項4に記載の空気浄化装置。
  6. 前記熱伝導部材は、シート状に構成されている、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の空気浄化装置。
  7. 前記熱伝導部材は、シリコン系の材料で構成されている、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の空気浄化装置。
  8. 前記光源部と前記底壁部との間に前記熱伝導部材が介在させた状態で前記光源部を前記底壁部に向けて押し付ける押圧部材(63、PP、BS)を備える、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の空気浄化装置。
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