JP2023074758A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率の低下及び煩わしさを生じさせることなく、オペレータに警告することのできる建設機械を提供する。【解決手段】操縦部5は、オペレータの操作に応じて所定のアクチュエータ60に動作指示を出す。判定部71は、予め定められた条件を満たすか否か、及び操縦部5に配置されている機器にオペレータが接触しているか否かを判定する。振動部は、判定部71により予め定められた条件を満たし、かつ、機器にオペレータが接触していると判定された場合に、オペレータが接触している機器を振動させる。【選択図】図4

Description

本発明は、建設機械に関する。
特許文献1には、周囲の物体が検知されたときに動作を制限する又は物体が検知されたことを警告する建設機械としてのショベルが記載されている。特許文献1には、警告手段の例として、ブザーを作動させること、又は操作レバーを振動させることによって、ショベルのオペレータに対して物体が検知されたことを警告することが開示されている。
国際公開第2018/008504号
特許文献1によれば、ショベルの周囲に作業員が常にいる場合、ショベルが常に動作制限状態となり、作業効率が低下するという課題があった。また、ショベルの周囲に作業員が常にいる場合、ブザーが常に作動したり、操作レバーが常に振動したりするため、オペレータに煩わしさを感じさせるという課題があった。
本発明は、作業効率の低下及び煩わしさを生じさせることなく、オペレータに警告することのできる建設機械を提供することを目的とする。
本発明に係る建設機械は、下部走行体と、上部旋回体と、作業機と、アクチュエータと、操縦部と、判定部と、振動部とを備える。前記上部旋回体は、前記下部走行体に対して旋回可能に設けられる。前記作業機は、前記上部旋回体に取り付けられる。前記所定のアクチュエータは、前記下部走行体、前記上部旋回体、又は前記作業機に設けられる。前記操縦部は、オペレータの操作に応じて前記所定のアクチュエータに動作指示を出す。前記判定部は、予め定められた条件を満たすか否か、及び前記操縦部に配置されている機器に前記オペレータが接触しているか否かを判定する。前記振動部は、前記判定部により前記予め定められた条件を満たし、かつ、前記機器に前記オペレータが接触していると判定された場合に、前記オペレータが接触している前記機器を振動させる。
本発明によれば、作業効率の低下及び煩わしさを生じさせることなく、オペレータに警告することのできる建設機械を提供できる。
実施形態1に係る油圧ショベルの右側面図である。 実施形態1に係る油圧ショベルの後方斜視図である。 実施形態1における操縦部の斜視図である。 実施形態1における油圧回路の一例を示す図である。 実施形態1における障害物検知処理の第1の例を示すフローチャートである。 障害物検知処理の第2の例を示すフローチャートである。 障害物検知処理の第3の例を示すフローチャートである。 実施形態1における条件設定画面の一例を示す図である。 実施形態2における油圧回路の一例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
<実施形態1>
図1~図4を参照して、実施形態1に係る油圧ショベル1について説明する。図1は油圧ショベル1の右側面図であり、図2は油圧ショベル1の後方斜視図である。実施形態1では、建設機械の一例として油圧ショベル1を示すが、建設機械は油圧ショベル1に限定されない。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、上部旋回体3と、作業機4と、操縦部5とを備える。図3は、操縦部5の斜視図である。
下部走行体2は、エンジン31からの動力を受けて駆動し、油圧ショベル1を走行させる。下部走行体2は、左右一対のクローラ21L、21Rと、クローラ21L、21Rを駆動させる走行モータ22L、22Rとを備える。走行モータ22L、22Rは、下部走行体2を駆動させるアクチュエータである。
上部旋回体3は、下部走行体2に対して旋回可能に設けられている。上部旋回体3の内部には、エンジン31及び旋回モータ32等が収納されている。エンジン31は、例えば、ディーゼルエンジンである。旋回モータ32は、上部旋回体3を旋回駆動させるアクチュエータである。
作業機4は、エンジン31からの動力を受けて駆動し、操縦部5における操作に応じて土砂の掘削作業等を行う。作業機4は、ブーム41と、アーム42と、掘削用のアタッチメントであるバケット43と、作業機4を駆動させるアクチュエータとを備える。なお、アタッチメントはバケット43に限定されない。作業機4を駆動させるアクチュエータは、ブームシリンダ41b、アームシリンダ42b、及びバケットシリンダ43bである。
ブーム41は、枢軸ピン41aを中心にして上下回動自在に、上部旋回体3の前方下部に取り付けられている。上部旋回体3の前方下部とブーム41の屈曲部との間には、伸縮自在に可動するブームシリンダ41bが設けられている。ブーム41は、ブームシリンダ41bの伸縮に応じて上下回動する。
アーム42は、枢軸ピン42aを中心にして上下回動自在に、ブーム41の先端部に取り付けられている。ブーム41の屈曲部とアーム42の基端部との間には、伸縮自在に可動するアームシリンダ42bが設けられている。アーム42は、アームシリンダ42bの伸縮に応じて上下回動する。
バケット43は、枢軸ピン43aを中心にして上下回動自在に、アーム42の先端部に取り付けられている。アーム42の先端部とバケット43との間には、バケット43に駆動力を伝達するバケットリンク44が介在している。アーム42の基端部とバケットリンク44との間には、伸縮自在に可動するバケットシリンダ43bが設けられている。バケットリンク44は、バケットシリンダ43bの伸縮に応じて上下回動する。
操縦部5は、上部旋回体3の上方に設けられている。図示例の油圧ショベル1においては、操縦部5がキャビン50によって覆われているが、キャビン50がない構成であってもよい。
図3に示されるように、キャビン50の内部には、オペレータが着座するための運転席51が設けられている。運転席51の前方には、走行操作レバー52L、52Rと、走行操作ペダル52La、52Raとが設置されている。走行操作レバー52Lと走行操作ペダル52Laとが棒状部材によって連結されており、走行操作レバー52L又は走行操作ペダル52Laが操作されることにより、走行モータ22Lに対して動作指示が出される。同様に、走行操作レバー52Rと走行操作ペダル52Raとが棒状部材によって連結されており、走行操作レバー52R又は走行操作ペダル52Raが操作されることにより、走行モータ22Rに対して動作指示が出される。
運転席51の側方には、作業操作レバー53L、53Rが設置されている。作業操作レバー53L、53Rが操作されることにより、旋回モータ32、ブームシリンダ41b、アームシリンダ42b、バケットシリンダ43b等に対して動作指示が出される。
作業操作レバー53Rは、運転席51の右側に配置されたコンソールボックス54Rの上部に取り付けられている。作業操作レバー53Lは、運転席51の左側に配置されたコンソールボックス54Lの上部に取り付けられている。コンソールボックス54Lの前方下部には、上下に回動するカットオフレバー55が設けられている。オペレータがカットオフレバー55を上方に引き上げると、コンソールボックス54Lも上方に回動する。上方に回動した状態のコンソールボックス54Lは、オペレータの運転席51への乗降を邪魔しない。
コンソールボックス54Lの内部には、カットオフレバー55の回動位置を検知するカットオフスイッチ56(図4参照)が設けられている。カットオフスイッチ56は、カットオフレバー55が押し下げられ、下方に回動した状態になると、オン状態になる。カットオフスイッチ56は、カットオフレバー55が引き上げられ、上方に回動した状態になると、オフ状態になる。カットオフスイッチ56の状態を示すカットオフスイッチ信号は、カットオフスイッチ56から出力され、ECU(Electronic Control Unit)7及び電磁弁64に入力される。
運転席51の右斜め前方には、モニタ57が配置されている。モニタ57の周囲には操作ボタン58が設けられている。なお、オペレータが操作可能な操作手段は、操作ボタン58に限定されず、タッチパネル等であってもよい。タッチパネルはモニタ57と一体に構成されてもよい。
図4は、実施形態1における油圧回路6の一例を示す図である。油圧ショベル1は、図4に示されるような油圧回路6を備える。油圧回路6には、所定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータ60、可変容量ポンプ61、方向切換弁62a、62bを含む方向切換弁62、パイロットポンプ63、電磁弁64、及び電磁比例弁65a、65b、65c、65dを含む電磁比例弁65が含まれる。
可変容量ポンプ61は、エンジン31によって駆動される。可変容量ポンプ61は、複数のアクチュエータ60のそれぞれに作動油を供給する。即ち、可変容量ポンプ61は、走行モータ22L、22R、旋回モータ32、ブームシリンダ41b、アームシリンダ42b、及びバケットシリンダ43bに作動油を供給する。図4では、アクチュエータ60の代表としてブームシリンダ41bと走行モータ22Lの2つが示されている。
複数のアクチュエータ60のそれぞれには、方向切換弁62が設けられている。方向切換弁62は、可変容量ポンプ61から供給される作動油の向きと圧力を切り換え可能なパイロット式の方向切換弁である。図4では、方向切換弁62のうち、ブームシリンダ41bに対応する方向切換弁62aと、走行モータ22Lに対応する方向切換弁62bが示されている。
パイロットポンプ63は、方向切換弁62を制御するためのパイロット油を吐出する。エンジン31によって駆動されたパイロットポンプ63は、パイロット油を吐出することにより、パイロット油路内にパイロット圧を発生させる。図4において、パイロット油路は破線で示され、作動油路は実線で示される。
電磁比例弁65は、ECU7からの制御指令に応じてパイロット圧を調圧する。1つの方向切換弁62に対して2つの電磁比例弁65が設けられ、2つの電磁比例弁65によって1つの方向切換弁62に供給されるパイロット油の向きと圧力が切り換えられる。図4に示される電磁比例弁65a、65dは、ブームシリンダ41bに対応する方向切換弁62aに供給されるパイロット油の向きと圧力を切り換える。電磁比例弁65b、65cは、走行モータ22Lに対応する方向切換弁62bに供給されるパイロット油の向きと圧力を切り換える。
パイロット圧を受けた方向切換弁62a内のスプールが変位することにより、ブームシリンダ41bに供給される作動油の向きが切り換わる。ブームシリンダ41bは、方向切換弁62aから供給される作動油の向きに応じた動作を行う。
パイロットポンプ63と電磁比例弁65a、65b、65c、65dとの間のパイロット油路には、電磁弁64が設けられている。カットオフスイッチ56がオン状態になると、電磁弁64がパイロット油路を連通する。パイロット油路が連通されると、オペレータによる走行操作レバー52L等の操作レバーの操作に応じて、ブームシリンダ41b等のアクチュエータ60が動作する状態となる。カットオフスイッチ56がオフ状態になると、電磁弁64がパイロット油路を遮断する。パイロット油路が遮断されると、オペレータが走行操作レバー52L等の操作レバーを操作してもブームシリンダ41b等のアクチュエータ60が動作しない状態となる。
ECU7は、油圧ショベル1の動作を制御する制御装置である。ECU7には、走行操作レバー52L、52R及び作業操作レバー53L、53R等の操作レバーから出力された操作方向と操作量を示す操作信号が入力される。図4では、走行操作レバー52L、52Rの代表として走行操作レバー52Lが示され、作業操作レバー53L、53Rの代表として作業操作レバー53Lが示されている。走行操作レバー52Lは、オペレータが走行モータ22Lを操作するためのものである。作業操作レバー53Lは、オペレータがブームシリンダ41bを操作するためのものである。
ECU7は、操作レバーからの操作信号に基づいて電磁比例弁65を制御することによって、所定のアクチュエータ60に対応する方向切換弁62に供給されるパイロット油の向きと圧力を切り換える。例えば、ECU7は、走行操作レバー52Lからの操作信号に基づいて電磁比例弁65a、65dを制御することによって、ブームシリンダ41bに対応する方向切換弁62aに供給されるパイロット油の向きと圧力を切り換える。また、ECU7は、作業操作レバー53Lからの操作信号に基づいて、電磁比例弁65b、65cを制御することによって、走行モータ22Lに対応する方向切換弁62bに供給されるパイロット油の向きと圧力を切り換える。
即ち、電磁比例弁65は、ECU7からの制御指令に応じてパイロット圧を調圧することにより、複数のアクチュエータ60の動作を一斉に又は個別に停止したり、複数のアクチュエータ60の動作速度を一律に又は個別に制御したりできる。
図4の例では、走行操作レバー52L及び作業操作レバー53Lは、電気式ジョイスティックにより構成されている。また、走行操作レバー52Lの把持部52a内には、振動部52bが設けられている。同様に、作業操作レバー53Lの把持部53a内には、振動部53bが設けられている。振動部52b、53bは、ECU7からの制御指令に応じて振動する。振動部52b、53bの振動は、把持部52a、53aを把持しているオペレータの手に伝わる。
障害物検知部8は、右カメラ81、後方カメラ82、及び左カメラ83から出力された各撮像画像を解析することにより、油圧ショベル1の周囲に設定された監視領域内の障害物を検知する。障害物は、作業員等の人を含む。実施形態1では、油圧ショベル1に対して3つのカメラが設けられているが、カメラの個数及び設置位置は任意である。右カメラ81、後方カメラ82、及び左カメラ83のそれぞれは、ステレオカメラであってもよい。なお、障害物検知部8は、カメラに代えて、又はカメラに加えて、超音波センサ、ミリ波レーダ、又はLiDAR(Light Detection and Ranging)等を用いて障害物を検知してもよい。また、障害物検知部8は、障害物の検知に加え、障害物までの距離を検知してもよい。
なお、ECU7は、後述する判定部71、停止無効化部72、及び条件設定部73を有してもよい。ECU7は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサと、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のようなメモリとを含む。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、ECU7における判定部71、停止無効化部72、及び条件設定部73の機能を実現する。
次に、実施形態1における障害物検知処理について説明する。以下の説明においては、所定のアクチュエータ60が、ブームシリンダ41b及び走行モータ22Lであるものとする。
図5は、実施形態1における障害物検知処理の第1の例を示すフローチャートである。油圧ショベル1の動作中、障害物検知部8が監視領域内の障害物を検知すると、障害物検知部8からECU7へ障害物検知信号が出力される(ステップS11)。
ECU7の判定部71は、予め定められた条件を満たすか否かを判定する。図5の例において、予め定められた条件は、障害物検知部8による障害物検知である。判定部71は、障害物検知部8から障害物検知信号を受け付けると、即ち障害物が検知されると、予め定められた条件を満たすと判定する。続けて判定部71は、所定のアクチュエータ60に動作指示を出す走行操作レバー52L及び作業操作レバー53Lから入力される操作信号に基づいて、オペレータによって走行操作レバー52L及び作業操作レバー53Lの少なくとも一方が操作されている最中であるか否かを判定する。
判定部71は、走行操作レバー52Lが操作中であると判定した場合(ステップS12:Yes)、振動部52bに対して制御指令を出力し、振動部52bを振動させる(ステップS13)。また、判定部71は、作業操作レバー53Lが操作中であると判定した場合(ステップS12:Yes)、振動部53bに対して制御指令を出力し、振動部53bを振動させる(ステップS13)。このように、判定部71は、オペレータが操作している最中の操作レバーを振動させる。
これにより、操作レバーの把持部を把持しているオペレータに対して、振動によって、障害物が検知されたことを認識させることができる。例えば、オペレータが、走行操作レバー52Lの操作中に把持部52aが振動した場合に走行操作レバー52Lの操作をやめることにより、走行操作レバー52Lに対応するブームシリンダ41bの動作が停止し、ブームシリンダ41bと障害物との接触が回避される。
一方、判定部71は、すべての操作レバーが操作中でないと判定した場合(ステップS12:No)、振動部52b、53bを振動させない。すべての操作レバーが操作中でない場合、所定のアクチュエータ60すべてが動作していないため、振動による警告は不要である。よって、操作レバーが操作中でない場合に振動させないことにより、オペレータは快適な作業を行うことができる。
監視領域内に作業員が常にいる場合に操作レバーが常に振動することを回避できるため、オペレータが煩わしく感じることがない。また、監視領域内に作業員が常にいる場合に油圧ショベル1が常に動作制限状態となることを回避できるため、作業効率が低下することもない。
なお、判定部71は、油圧ショベル1と障害物との距離に応じて、振動部52b、53bの振動の仕方を変更してもよい。例えば、判定部71は、油圧ショベル1と障害物との距離が短いほど、振動部52b、53bの振動の周期を短くし、距離が長いほど振動の周期を長くする。これにより、オペレータに対して、振動の周期によって、障害物までの距離を認識させることができる。
油圧ショベル1は、オペレータに対して警報を発する警報部を備えていてもよい。警報部は、例えば、キャビン50内の運転席51周囲に設けられたブザー装置9である。ブザー装置9の有効化及び無効化の切り換えは、例えば、オペレータが操作ボタン58を操作することによって行われる。操作ボタン58は、オペレータの操作内容をECU7に出力する。ECU7は、操作ボタン58が受け付けたオペレータの操作内容に応じて、ブザー装置9の有効化及び無効化を切り換える。
図6は、障害物検知処理の第2の例を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおけるステップS11、S12、S13の処理は、図5のフローチャートにおけるステップS11、S12、S13の処理と同じであるため、説明を省略する。なお、第2の例において、ECU7は、ブザー装置9が有効である場合に振動部52b、53bを無効化し、ブザー装置9が無効である場合に振動部52b、53bを有効化するものとする。
判定部71は、障害物検知部8から障害物検知信号を受け付けると、ブザー装置9が有効か無効かを確認する。ブザー装置9が有効である場合(ステップS21:Yes)、ブザー装置9がブザー音を出力することによって、オペレータに障害物が検知されたことを認識させる(ステップS22)。
ブザー装置9が無効である場合(ステップS21:No)、判定部71の処理は、ステップS12へ進む。ブザー装置9が無効である場合、振動部52b、53bは有効であり、振動によって障害物が検知されたことをオペレータに認識させることができる。
このように、図6に示される第2の例では、ブザー装置9が無効である場合に振動部52b、53bが有効である。そのため、オペレータがブザー音を煩わしく感じてブザー装置9を無効にした場合、振動によって、障害物が検知されたことを認識させることができる。
また、ブザー装置9が有効である場合に振動部52b、53bが無効である。監視領域内に作業員が侵入しない限りはブザー音が鳴らないため、オペレータの作業の妨げにならない。作業員が監視領域内に侵入した場合は、ブザー音によって、障害物が検知されたことをオペレータに認識させることができる。
なお、エンジン31の始動時、ECU7は、ブザー装置9及び振動部52b、53bの双方を有効にしておくことが好ましい。ブザー装置9及び振動部52b、53bの双方が有効である場合、ECU7は、ブザー音の出力と振動部52b、53bの振動の双方を実行させてもよい。その後、ECU7は、オペレータの操作に応じて、ブザー装置9の有効化及び無効化の切り換え、並びに振動部52b、53bの有効化及び無効化の切り換えを行う。ECU7は、オペレータの操作に応じて、ブザー装置9及び振動部52b、53bの双方を無効化することができる。
また、ECU7は、昼間、ブザー装置9を有効化する一方、振動部52b、53bを無効化し、夜間、ブザー装置9を無効化する一方、振動部52b、53bを有効化するなどの切り換えを実行してもよい。
警報部は、ブザー装置9に限定されない。例えば、警報部は、運転席51の前方に設けられたモニタ57であってもよい。モニタ57は、障害物検知部8が障害物を検知した場合に、障害物の撮像画像等、障害物が検知されたことをオペレータに認識させるための画像を表示する。また、例えば、警報部は、運転席51の前方に設けられたLED(Light Emitting Diode)ランプ等であってもよい。LEDランプ等は、障害物検知部8が障害物を検知した場合に点灯する。また、例えば、警報部は、油圧ショベル1の周囲の人に対して警報音を鳴らすスピーカ等であってもよい。スピーカ等は、障害物検知部8が障害物を検知した場合に警報音を鳴らす。モニタ57、LEDランプ、及びスピーカ等の有効化及び無効化の切り換えは、ブザー装置9と同様にECU7が行えばよい。
なお、図6のフローチャートにおいて、警報部は、障害物が検知された場合にオペレータに警報を発する構成であるが、この構成に限定されない。例えば、警報部は、障害物が検知された場合、かつ、操作レバーが操作されている最中である場合に、オペレータに警報を発してもよい。
油圧ショベル1は、アクチュエータ60の動作を停止させる停止部と、停止部を無効化する停止無効化部とを備えていてもよい。例えば、停止部は電磁弁64であり、停止無効化部はECU7の停止無効化部72である。停止部である電磁弁64の有効化及び無効化の切り換えは、例えば、オペレータが操作ボタン58を操作することによって行われる。操作ボタン58は、オペレータの操作内容をECU7に出力する。停止無効化部72は、操作ボタン58が受け付けたオペレータの操作内容に応じて、停止無効化部72の有効化及び無効化を切り換えることによって、電磁弁64の有効化及び無効化を切り換える。
図7は、障害物検知処理の第3の例を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおけるステップS11、S12、S13の処理は、図5のフローチャートにおけるステップS11、S12、S13の処理と同じであるため、説明を省略する。なお、第3の例において、ECU7は、停止無効化部72により電磁弁64が無効化にされている場合に振動部52b、53bを有効化し、電磁弁64が有効である場合に振動部52b、53bを無効化するものとする。
判定部71は、障害物検知部8から障害物検知信号を受け付けると、停止部である電磁弁64が有効か無効かを確認する。電磁弁64が有効である場合(ステップS31:Yes)、ECU7は、電磁弁64を制御することによってパイロット油路を遮断する。電磁弁64がパイロット油路を遮断すると、すべてのアクチュエータ60が動作しない状態となる(ステップS32)。
停止部である電磁弁64が停止無効化部72によって無効化されている場合(ステップS31:No)、ECU7の処理はステップS12へ進む。電磁弁64が無効である場合、振動部52b、53bは有効であり、振動によって障害物が検知されたことをオペレータに認識させることが可能である。
このように、図7に示される第3の例では、停止無効化部72により停止部である電磁弁64が無効化されている場合に振動部52b、53bが有効である。そのため、監視領域内に作業員が侵入しても、アクチュエータ60の強制停止による作業効率の低下が発生しない。監視領域内に作業員が侵入した場合は、操作レバーの振動によって、障害物が検知されたことをオペレータに認識させることができる。
また、停止部である電磁弁64が有効である場合に振動部52b、53bが無効である。監視領域内に作業員が侵入しない限りはアクチュエータ60が強制停止しないため、作業効率が低下しない。作業員が監視領域内に侵入した場合は、アクチュエータ60の強制停止によって、障害物が検知されたことをオペレータに認識させることができる。
なお、エンジン31の始動時、ECU7及び停止無効化部72は、電磁弁64及び振動部52b、53bの双方を有効にしておくことが好ましい。電磁弁64及び振動部52b、53bの双方が有効である場合、ECU7は、アクチュエータ60の強制停止と振動部52b、53bの振動の双方を実行させてもよい。その後、ECU7及び停止無効化部72は、オペレータの操作に応じて、電磁弁64の有効化及び無効化の切り換え、並びに振動部52b、53bの有効化及び無効化の切り換えを行う。ECU7及び停止無効化部72は、オペレータの操作に応じて、電磁弁64及び振動部52b、53bの双方を無効化することができる。
停止部は、電磁弁64に限定されない。例えば、停止部は、電磁比例弁65a、65b、65c、65dであってもよい。ECU7は、障害物検知部8が障害物を検知した場合に、電磁比例弁65a、65b、65c、65dを制御することによってパイロット油路を遮断する。停止部が電磁比例弁65a、65b、65c、65dである場合、強制停止の対象となる所定のアクチュエータ60をブームシリンダ41bと走行モータ22Lの両方にすることも可能であるし、アームシリンダ42b又は走行モータ22Lのいずれか一方にすることも可能である。また、例えば、停止部は、原動機(エンジン31、走行モータ22L、22R、又は旋回モータ32等)の制御部(エンジンECU又はインバータ)、又は可変容量ポンプ61のレギュレータ等であってもよい。可変容量ポンプ61の流量を0にはできないが、最小流量にすることで実質的にアクチュエータ60を停止させることができる。
なお、図7のフローチャートにおいて、停止部は、障害物が検知された場合にアクチュエータ60の動作を停止させる構成であるが、この構成に限定されない。例えば、停止部は、障害物が検知された場合、かつ、操作レバーが操作されている最中である場合に、アクチュエータ60の動作を停止させてもよい。
油圧ショベル1は、警報部、停止部、及び停止無効化部を備えていてもよい。例えば、ECU7は、警報部又は停止部の少なくとも一方が有効である場合に振動部52b、53bを無効にし、警報部及び停止部の双方が無効である場合に振動部52b、53bを有効にする。
なお、エンジン31の始動時、ECU7は、警報部及び振動部52b、53bの双方を有効にしておくと共に、停止無効化部72は、停止部を無効化しておくことが好ましい。
上記説明では、振動部52b、53bを振動させる条件として障害物検知部8による障害物検知が設定されていたが、条件はこれに限定されず、油圧ショベル1の様々な機能に関する条件を設定可能である。例えば、作業機4の巻き込み制限機能に関する条件が設定された場合、判定部71は、バケット43がブーム41に干渉しないように設定された強制停止位置にくると振動部52b、53bを振動させる。また、例えば、作業機4の高さ制限機能に関する条件が設定された場合、判定部71は、作業機4が予め設定された強制停止高さ位置にくると振動部52b、53bを振動させる。
ECU7は、予め定められた条件を外部から受け付けて判定部71に設定する条件設定部73を有してもよい。例えば、オペレータが操作ボタン58を操作することによって、振動部52b、53bを振動させる条件を選択する。条件設定部73は、操作ボタン58が受け付けたオペレータの操作内容に基づいて、判定部71に対して条件を設定する。
図8は、実施形態1における条件設定画面の一例を示す図である。条件設定部73は、図8に示されるような条件設定画面を、モニタ57に表示させる。条件設定画面には、オペレータに障害物検知機能を選択させるためのアイコン101、巻き込み制限機能を選択させるためのアイコン102、高さ制限機能を選択させるためのアイコン103、及び選択させたアイコンに対応する機能を条件として設定させるためのアイコン104が表示されている。
例えば、オペレータが障害物検知機能に対応するアイコン101を選択し、設定のアイコン104を選択する操作を行ったとする。この場合、条件設定部73は、障害物検知部8により障害物が検知されると振動部52b、53bを振動させる条件を設定する。また、例えば、オペレータが巻き込み制限機能に対応するアイコン102を選択し、設定のアイコン104を選択する操作を行ったとする。この場合、条件設定部73は、バケット43がブーム41に干渉しないように設定された強制停止位置にくると振動部52b、53bを振動させる条件を設定する。
<実施形態2>
図9は、実施形態2における油圧回路6の一例を示す図である。実施形態2に係る油圧ショベル1は、図9に示される油圧回路6を有する。なお、実施形態2に係る油圧ショベル1の構成は、油圧回路6以外、実施形態1に係る油圧ショベル1の構成と同じである。図9において図1~図8と同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
実施形態2の油圧回路6は、実施形態1の油圧回路6に対して、電磁比例弁66、電磁弁67a、67bを含む電磁弁67、及び圧力センサ68a、68b、68c、68dを含む圧力センサ68が追加された構成である。また、実施形態2において、アクチュエータ60に動作指示を出す操作レバー(走行操作レバー52L及び作業操作レバー53L等)は、油圧式ジョイスティックである。図9では、アクチュエータ60の代表としてブームシリンダ41bと走行モータ22Lの2つが示されている。
走行操作レバー52Lは、把持部52aと、振動部52bと、リモコン弁52c、52cとを有する。リモコン弁52c、52cは、走行操作レバー52Lの操作方向と操作量に応じたパイロット圧を生成し、走行モータ22Lに対応する方向切換弁62bに供給する。
圧力センサ68aは、一方のリモコン弁52cと方向切換弁62bの一方側との間のパイロット油路におけるパイロット圧を検知する。圧力センサ68bは、もう一方のリモコン弁52cと方向切換弁62bのもう一方側との間のパイロット油路におけるパイロット圧を検知する。圧力センサ68a、68bは、検知したパイロット圧を示す圧力信号をECU7へ出力する。判定部71は、圧力センサ68a、68bからの圧力信号に基づいて、オペレータによって走行操作レバー52Lが操作されている最中であるか否かを判定する。なお、判定部71は、圧力信号を用いて方向切換弁62bのスプールの位置を推測し、推測したスプールの位置に基づいて、走行操作レバー52Lが操作されている最中であるか否かを判定してもよい。
作業操作レバー53Lは、把持部53aと、振動部53bと、リモコン弁53c、53cとを有する。リモコン弁53c、53cは、作業操作レバー53Lの操作方向と操作量に応じたパイロット圧を生成し、ブームシリンダ41bに対応する方向切換弁62aに供給する。
圧力センサ68cは、一方のリモコン弁53cと方向切換弁62aの一方側との間のパイロット油路におけるパイロット圧を検知する。圧力センサ68dは、もう一方のリモコン弁53cと方向切換弁62aのもう一方側との間のパイロット油路におけるパイロット圧を検知する。圧力センサ68c、68dは、検知したパイロット圧を示す圧力信号をECU7へ出力する。判定部71は、圧力センサ68c、68dからの圧力信号に基づいて、オペレータによって作業操作レバー53Lが操作されている最中であるか否かを判定する。なお、判定部71は、圧力信号を用いて方向切換弁62aのスプールの位置を推測し、推測したスプールの位置に基づいて、作業操作レバー53Lが操作されている最中であるか否かを判定してもよい。
なお、実施形態2においても、実施形態1と同様に、油圧ショベル1が警報部、停止部、及び停止無効化部を備えてもよい。例えば、警報部は、ブザー装置9である。停止部は、電磁弁64、電磁比例弁66、又は電磁弁67である。停止無効部は、停止無効化部72である。
以下に、停止部が電磁比例弁66である場合の例を説明する。
停止部である電磁比例弁66は、パイロットポンプ63と可変容量ポンプ61との間のパイロット油路に設けられている。電磁比例弁66は、すべてのアクチュエータ60の動作を停止させる停止部である。電磁比例弁66の有効化及び無効化の切り換えは、停止無効化部72により行われる。停止部である電磁比例弁66が無効である場合、ECU7は、可変容量ポンプ61に供給されるパイロット圧を調圧するための制御指令を電磁比例弁66へ出力する。電磁比例弁66は、ECU7からの制御指令に応じて、可変容量ポンプ61に供給されるパイロット圧を調圧する。可変容量ポンプ61は、電磁比例弁66からのパイロット圧に従って、すべてのアクチュエータ60に供給する作業油圧を調圧する。停止部である電磁比例弁66が有効である場合、ECU7は、電磁比例弁66を制御することによってパイロット油路を遮断する。電磁比例弁66がパイロット油路を遮断すると、可変容量ポンプ61にパイロット圧が供給されなくなるため、すべてのアクチュエータ60が動作しない状態となる。
以下に、停止部が電磁弁67a、67bである場合の例を説明する。
停止部である電磁弁67aは、パイロットポンプ63とリモコン弁52c、52cとの間のパイロット油路に設けられている。電磁弁67aは、走行モータ22Lの動作を停止させる停止部である。電磁弁67aの有効化及び無効化の切り換えは、停止無効化部72により行われる。停止部である電磁弁67aが無効である場合、ECU7は、電磁弁67aを制御することによってパイロット油路を連通する。パイロット油路が連通されると、オペレータによる走行操作レバー52Lの操作に応じて、走行モータ22Lが動作する状態となる。停止部である電磁弁67aが有効である場合、ECU7は、電磁弁67aを制御することによってパイロット油路を遮断する。電磁弁67aがパイロット油路を遮断すると、リモコン弁52c、52cにパイロット圧が供給されなくなるため、走行モータ22Lが動作しない状態となる。
停止部である電磁弁67bは、パイロットポンプ63とリモコン弁53c、53cとの間のパイロット油路に設けられている。電磁弁67bは、ブームシリンダ41bの動作を停止させる停止部である。電磁弁67bの有効化及び無効化の切り換えは、停止無効化部72により行われる。停止部である電磁弁67bが無効である場合、ECU7は、電磁弁67bを制御することによってパイロット油路を連通する。パイロット油路が連通されると、オペレータによる作業操作レバー53Lの操作に応じて、ブームシリンダ41bが動作する状態となる。停止部である電磁弁67bが有効である場合、ECU7は、電磁弁67bを制御することによってパイロット油路を遮断する。電磁弁67bがパイロット油路を遮断すると、リモコン弁53c、53cにパイロット圧が供給されなくなるため、ブームシリンダ41bが動作しない状態となる。
以上、本発明の実施形態について、図面(図1~図9)を参照しながら説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
上記の実施形態は、判定部71により予め定められた条件を満たし、かつ、操作レバーが操作されている最中であると判定された場合に、振動部が操作レバーの把持部を振動させる構成であったが、これに限定されない。例えば、判定部71は、予め定められた条件を満たすか否か、及び操縦部5に配置されている機器にオペレータが接触しているか否かを判定してもよい。機器は、操縦部5にいるオペレータが触ることのできる機器であればよい。即ち、機器は、走行操作レバー52L、52R、走行操作ペダル52La、52Ra、作業操作レバー53L、53R、及び操作ボタン53等の他、オペレータが着座する運転席51等であってもよい。判定部71は、例えば、運転席51に設けられている荷重センサ又は接触センサ等によってオペレータが運転席51に接触しているか否かを判定する。振動部は、判定部71の判定結果に従い、オペレータが接触している運転席51の少なくとも一部を振動させる。このように、操縦部5に配置されている各種機器のうちの予め定められた機器にオペレータが接触している場合に当該機器を振動させる構成であってもよい。
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に適用できる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業機
5 操縦部
6 油圧回路
7 ECU
8 障害物検知部
9 ブザー装置(警報部)
21L、21R クローラ
22L、22R 走行モータ(アクチュエータ)
31 エンジン
32 旋回モータ(アクチュエータ)
41 ブーム
41a、42a、43a 枢軸ピン
41b ブームシリンダ(アクチュエータ)
42 アーム
42b アームシリンダ(アクチュエータ)
43 バケット
43b バケットシリンダ(アクチュエータ)
44 バケットリンク
50 キャビン
51 運転席
52L、52R 走行操作レバー(操作レバー)
52a、53a 把持部
52b、53b 振動部
52c、53c リモコン弁
52La、52Ra 走行操作ペダル
53L、53R 作業操作レバー(操作レバー)
54L、54R コンソールボックス
55 カットオフレバー
56 カットオフスイッチ
57 モニタ(警報部)
58 操作ボタン
60 アクチュエータ
61 可変容量ポンプ
62、62a、62b 方向切換弁
63 パイロットポンプ
64、67、67a、67b 電磁弁(停止部)
65、65a、65b、65c、65d、66 電磁比例弁(停止部)
68、68a、68b、68c、68d 圧力センサ
71 判定部
72 停止無効化部
73 条件設定部
81 右カメラ
82 後方カメラ
83 左カメラ
101~104 アイコン

Claims (10)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に対して旋回可能に設けられた上部旋回体と、
    前記上部旋回体に取り付けられた作業機と、
    前記下部走行体、前記上部旋回体、又は前記作業機に設けられた所定のアクチュエータと、
    オペレータの操作に応じて前記所定のアクチュエータに動作指示を出す操縦部と、
    予め定められた条件を満たすか否か、及び前記操縦部に配置されている機器に前記オペレータが接触しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記予め定められた条件を満たし、かつ、前記機器に前記オペレータが接触していると判定された場合に、前記オペレータが接触している前記機器を振動させる振動部と
    を備える、建設機械。
  2. 前記操縦部に配置されている前記機器は、前記所定のアクチュエータに動作指示を出す操作レバーであり、
    前記振動部は、前記操作レバーの把持部を振動させる、請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記判定部により前記予め定められた条件を満たすと判定された場合に警報を発する警報部を備え、
    前記警報部が無効である場合に前記振動部が有効である、請求項1又は請求項2に記載の建設機械。
  4. 前記判定部により前記予め定められた条件を満たすと判定された場合に警報を発する警報部を備え、
    前記警報部が有効である場合に前記振動部が無効である、請求項1又は請求項2に記載の建設機械。
  5. 前記所定のアクチュエータに油圧を供給する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプを駆動させるエンジンとを備え、
    前記エンジンの始動時、前記振動部及び前記警報部が有効である、請求項3又は請求項4に記載の建設機械。
  6. 前記判定部により前記予め定められた条件を満たすと判定された場合に前記所定のアクチュエータの動作を停止させる停止部を備え、
    前記停止部が有効である場合に前記振動部が無効である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の建設機械。
  7. 前記判定部により前記予め定められた条件を満たすと判定された場合に前記所定のアクチュエータの動作を停止させる停止部と、
    前記停止部を無効化する停止無効化部とを備え、
    前記停止無効化部により前記停止部が無効化されている場合に前記振動部が有効である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の建設機械。
  8. 前記所定のアクチュエータに油圧を供給する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプを駆動させるエンジンとを備え、
    前記エンジン始動時、前記振動部が有効であり、かつ、前記停止無効化部により前記停止部が無効化される、請求項7に記載の建設機械。
  9. 周囲の障害物を検知する障害物検知部を備え、
    前記判定部は、前記障害物検知部により障害物が検知された場合に前記予め定められた条件を満たすと判定する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の建設機械。
  10. 前記予め定められた条件を外部から受け付けて前記判定部に対して設定する条件設定部を備える、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の建設機械。
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