JP2023073126A - リサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リサイクル品を回収することができるリサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法を提供する。【解決手段】リサイクル品を収納する収納部と、収納部に投入されたリサイクル品が、収納部の内部にあるリサイクル品回収領域に移動できないようにするブロック部と、リサイクル品回収領域に移動できないようにされたリサイクル品を特定するための第1リサイクル品識別情報を読み取る第1読取部と、第1リサイクル品識別情報に基づいて、第1条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、リサイクル品がリサイクル品回収領域に移動できるようにするブロック解除部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、リサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法に関する。
下記特許文献1には、コンビニエンスストア等の貸出業者が用意した傘を、利用者に貸し出す傘の貸出サービスシステムが開示されている。この貸出サービスシステムでは、傘を貸し出す時に利用者が補償金を支払い、その利用者が傘を返却した時に補償金を返却する。
ところで、駅やコンビニエンスストア等で販売されているビニール傘は、安価であるため、外出時に突然雨が降ってきたとき等に気軽に購入される傾向にある。したがって、知らないうちにビニール傘が溜まってしまうということが起こりやすい。特許文献1の貸出サービスシステムは、貸し出した傘を回収するものであり、駅やコンビニエンスストア等で販売した傘を含むリサイクル品を回収するものではない。
そこで、本発明は、販売した傘を含むリサイクル品を回収することができるリサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によるリサイクル品回収装置は、リサイクル品を収納する収納部と、前記収納部に投入されたリサイクル品が、前記収納部の内部にあるリサイクル品回収領域に移動できないようにするブロック部と、前記リサイクル品回収領域に移動できないようにされた前記リサイクル品を特定するための第1リサイクル品識別情報を読み取る第1読取部と、前記第1リサイクル品識別情報に基づいて、第1条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記リサイクル品が前記リサイクル品回収領域に移動できるようにするブロック解除部と、を備える。
この態様によれば、リサイクル品が投入されると、そのリサイクル品がリサイクル品回収領域に移動できないようにし、そのリサイクル品を特定する第1リサイクル品識別情報を読み取り、その第1リサイクル品識別情報に基づいて、例えば販売された正当なリサイクル品であることが判明した場合に、リサイクル品がリサイクル品回収領域に移動できるようにしてリサイクル品を回収することができる。
上記態様において、返却の対象となる前記リサイクル品を特定するための第2リサイクル品識別情報を読み取る第2読取部と、前記第2リサイクル品識別情報に基づいて、第2条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記収納部に前記リサイクル品を入れる投入口を塞ぐ蓋を開けられるようにするロック解除部と、をさらに備えてもよい。
この態様によれば、返却の対象となるリサイクル品を特定する第2リサイクル品識別情報を読み取り、その第2リサイクル品識別情報に基づいて、例えば販売された正当な傘であることが判明した場合に、傘の投入口を塞ぐ蓋を開けられるようにすることができる。
上記態様において、前記第1読取部及び前記第2読取部が、前記リサイクル品に付されたICタグのデータを読み取り、前記第1読取部により読み取られたデータに基づいて、前記第1リサイクル品識別情報をサーバに送信するともに、前記第2読取部により読み取られたデータに基づいて、前記第2リサイクル品識別情報をサーバに送信する第1送信部をさらに備えてもよい。
この態様によれば、第1リサイクル品識別情報及び第2リサイクル品識別情報をサーバに送信し、リサイクル品に関する情報をサーバで管理させ、例えばリサイクル品の正当性をサーバで判定させることが可能となる。
上記態様において、リサイクル品を返却するユーザに対応するICタグのデータを読み取る第3読取部と、前記第3読取部により読み取られたデータに基づいて、前記ユーザに関する情報をサーバに送信する第2送信部と、をさらに備えてもよい。
この態様によれば、ユーザに関する情報を含む情報をサーバに送信し、そのユーザに対応する手段を利用して、そのユーザが購入したリサイクル品を返却したことに対する報酬を付与することが可能となる。
上記態様において、前記収納部の上部を覆う天板部と、前記天板部に形成される前記投入口を塞ぐ前記蓋が開かないようにロックするロック部と、をさらに備え、前記ロック解除部が、前記リサイクル品の正当性が認められた場合に、前記ロック部によるロックを解除してもよい。
この態様によれば、例えばリサイクル品の正当性が認められた場合にロックが解除され、投入口からリサイクル品を投入することができるようになるため、不当なリサイクル品が装置内に投入されることを抑止することが可能となる。
上記態様において、前記ロック部によるロックが解除された後に開けられた前記蓋を閉める方向に付勢する弾性部をさらに備えてもよい。
この態様によれば、ユーザが投入口からリサイクル品を投入して蓋から手を放すことで、弾性部の付勢により蓋を閉めることができるため、ユーザが蓋を閉める手間を省くことが可能となる。
上記態様において、前記投入口から投入された前記リサイクル品を支える支持部をさらに備え、前記支持部が、前記投入口からリサイクル品回収領域に向けて下るように傾斜する傾斜部を有し、前記ブロック部が、前記天板部の裏側に取り付けられるとともに、前記リサイクル品をブロックする状態では、前記ブロック部の先端と前記傾斜部との間に前記リサイクル品が通るスペースを形成させない一方、ブロックを解除する状態では、前記ブロック部の先端と前記傾斜部との間に前記リサイクル品が通るスペースを形成させてもよい。
この態様によれば、ブロック部を制御することで、ブロック部の先端と傾斜部との間にリサイクル品が通るスペースを形成させずにリサイクル品の移動をブロックすることができる一方、ブロック部の先端と傾斜部との間にリサイクル品が通るスペースを形成させることで上記ブロックを解除することが可能となる。
本発明の他の態様によるリサイクル品回収方法は、リサイクル品回収装置が、リサイクル品を収納する収納部に投入されたリサイクル品が、前記収納部の内部にあるリサイクル品回収領域に移動できないようにするステップと、前記リサイクル品回収領域に移動できないようにされた前記リサイクル品を特定するための第1リサイクル品識別情報を読み取る第1読取ステップと、前記第1リサイクル品識別情報に基づいて、第1条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記リサイクル品が前記リサイクル品回収領域に移動できるようにするステップと、を実行する。
この態様によれば、リサイクル品が投入されると、そのリサイクル品がリサイクル品回収領域に移動できないようにし、そのリサイクル品を特定する第1リサイクル品識別情報を読み取り、その第1リサイクル品識別情報に基づいて、例えば販売された正当なリサイクル品であることが判明した場合に、リサイクル品がリサイクル品回収領域に移動できるようにしてリサイクル品を回収することができる。
上記態様において、前記リサイクル品回収装置が、返却の対象となる前記リサイクル品を特定するための第2リサイクル品識別情報を読み取る第2読取ステップと、前記第2リサイクル品識別情報に基づいて、第2条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記収納部に前記リサイクル品を入れる投入口を塞ぐ蓋を開けられるようにするステップと、をさらに実行してもよい。
この態様によれば、返却の対象となるリサイクル品を特定する第2リサイクル品識別情報を読み取り、その第2リサイクル品識別情報に基づいて、例えば販売された正当なリサイクル品であることが判明した場合に、リサイクル品の投入口を塞ぐ蓋を開けられるようにすることができる。
上記態様において、前記第1読取ステップ及び前記第2読取ステップにおいて、前記リサイクル品に付されたICタグのデータをリーダで読み取り、前記リサイクル品回収装置が、前記第1読取ステップにおいて読み取られたデータに基づいて、前記第1リサイクル品識別情報をサーバに送信するステップと、前記第2読取ステップにおいて読み取られたデータに基づいて、前記第2リサイクル品識別情報をサーバに送信するステップと、をさらに実行してもよい。
この態様によれば、第1リサイクル品識別情報及び第2リサイクル品識別情報をサーバに送信し、リサイクル品に関する情報をサーバで管理させ、リサイクル品の正当性をサーバで判定させることができる。
本発明によれば、リサイクル品を回収することができるリサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
以下の実施形態では、リサイクル品として傘を用いて説明するが、リサイクル品を傘に限定するものではない。例えば、タブレット端末やスマートフォン、本、ペットボトル等のように、リサイクル品として装置内に回収できる物品であれば、本発明に適用することができる。したがって、以下の実施形態において「傘」と記載されている文言は、全て「リサイクル品」に読み替えることができる。
[傘管理システムの概要]
図1は、本発明の実施形態に係る傘回収装置1を含む傘管理システム100の概略構成図である。同図に示すように、本実施形態に係る傘管理システム100は、一台以上の傘回収装置1と、傘管理サーバ2と、一台以上の傘販売装置3と、を備える。傘回収装置1及び傘販売装置3は、例えば、コンビニエンスストアの店舗等に配置することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る傘回収装置1を含む傘管理システム100の概略構成図である。同図に示すように、本実施形態に係る傘管理システム100は、一台以上の傘回収装置1と、傘管理サーバ2と、一台以上の傘販売装置3と、を備える。傘回収装置1及び傘販売装置3は、例えば、コンビニエンスストアの店舗等に配置することができる。
傘回収装置1、傘管理サーバ2及び傘販売装置3は、それぞれネットワークNを介して有線又は無線により、相互に通信することができる。ネットワークNは、例えばインターネット等により実現することができ、内部に無線LANのアクセスポイントや携帯電話の基地局等を含むことができる。
傘販売装置3は、販売する傘を収納する装置である。傘販売装置3は、例えば、略直方体形状の筐体を有し、その筐体の内部に複数の傘を収納する。傘販売装置3は、購入代金の決済が可能であることを確認すると、筐体に設けられた取り出し口のロックを解除し、筐体に収納した傘を一本取り出せるようにする。傘販売装置3は、収納した傘が取り出されるときに、その傘に付されたICタグから傘の情報を読み取り、傘管理サーバ2に送信する。
傘回収装置1は、販売した後に返却される傘を収容する装置である。傘回収装置1は、例えば、略直方体形状の筐体を有し、その筐体の内部に返却された複数の傘を収納する。傘販売装置3は、返却される傘を回収する際に、その傘に付されたICタグから傘の情報を読み取り、傘管理サーバ2に送信する。
傘管理サーバ2は、傘販売装置3及び傘回収装置1のそれぞれから傘の情報を受信し、傘を販売してから所定の期間内にその傘が回収された場合に、その傘を購入したユーザに報酬を付与する。報酬には、例えば、ポイント、クーポン、商品券、ギフトカード、優待券等が含まれる。
[傘回収装置の構成]
図2乃至図5を参照して、本実施形態に係る傘回収装置1の構成について説明する。図2に示すように、傘回収装置1の天面は、例えば、天板10と、蓋11と、起動ボタン14とで構成される。傘回収装置1の前面には、例えば、リーダ部18が設けられ、傘回収装置1の一方の側面には、例えば、傘取出し用の扉19が設けられる。傘回収装置1の内部は、傘を収納する収納部となる。
図2乃至図5を参照して、本実施形態に係る傘回収装置1の構成について説明する。図2に示すように、傘回収装置1の天面は、例えば、天板10と、蓋11と、起動ボタン14とで構成される。傘回収装置1の前面には、例えば、リーダ部18が設けられ、傘回収装置1の一方の側面には、例えば、傘取出し用の扉19が設けられる。傘回収装置1の内部は、傘を収納する収納部となる。
図3に示すように、天板10には、収納部に傘を入れるための投入口10aと、起動ボタン14用の穴10bとが形成される。天板10の下側には、投入口10aを塞ぐための蓋11と、天板10の裏側(下側)にねじ止め固定され、蓋11を下から支える蓋支持部12と、蓋11を閉める方向に付勢する弾性部13と、が設けられる。弾性部13は、例えば、らせん状のバネであり、蓋支持部12に固定された棒状部材に巻き付けられる。蓋11には、取っ手11aが設けられ、ロック部15の突起部15bを収容する穴11bが形成される。天板10、蓋11及び蓋支持部12により、天板部が構成される。
図4及び図5に示すように、蓋支持部12の裏側(下側)には、ロック部15及びブロック部16がねじ止め固定される。ロック部15は、ロック部15の本体部15aから伸縮する突起部15bを有する。投入口10aを塞ぐ蓋11が閉まっているときに、ロック部15の突起部15bを伸ばすと、蓋11の後端から突起部15bが突出し、蓋11が開かないようにロックすることができる(ロック状態)。他方、ロック部15の突起部15bを縮めると、ロックが解除され、蓋11が開けられるようになる。
投入口10aの下方には、投入口10aから投入される傘の柄をかける支持部17が形成されている。投入された傘は、支持部17を介して、傘を収容するための傘回収領域に収められることになる。
支持部17には、投入口10aから傘回収領域に向けて下るように傾斜する傾斜部17aが形成されている。この傾斜部17aにより、投入口10aから投入された傘が傘回収領域に向けて支持部17上をすべり落ちるように移動する。
ブロック部16は、ブロック部16の本体部16aから伸縮する突起部16bを有する。ブロック部16の突起部16bを伸ばすと、突起部16bの先端が傾斜部17aに接触又は接近し、投入された傘が傘回収領域に向けて移動できないようにブロックすることができる(ブロック状態)。他方、ブロック部16の突起部16bを縮めると、ブロックが解除され、投入された傘が傘回収領域に収容される。つまり、ブロック状態では、ブロック部16の先端と傾斜部17aとの間に傘が通るスペースが形成されない一方、ブロックを解除した状態では、ブロック部16の先端と傾斜部17aとの間に傘が通るスペースが形成される。
図6を参照して、本実施形態に係る傘回収装置1の制御系の構成について説明する。同図に示すように、傘回収装置1は、制御系として、例えば、プロセッサ10Aと、通信インタフェース10Bと、記憶装置10Cと、リーダ10Dとを有する。
プロセッサ10Aは、例えば、CPUであり、ROM及びRAM等のメモリを含む。プロセッサ10Aは、例えば、記憶装置10Cに記憶されるプログラムを実行することにより、情報処理装置としての機能に加え、後述する傘回収装置1の各機能を実現する。RAMは、CPUが各機能を実現する際のワークエリアとして使用され、例えば、実行されるプログラムやデータを一時的に保持する。
通信インタフェース10Bは、ネットワークNに接続し、ネットワークN上の他の装置と通信するハードウェアモジュールである。
記憶装置10Cは、例えば、ハードディスクドライブ又は半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶装置10Cは、例えば、プログラムや各種データ等を記憶することができる。
リーダ10Dは、ICタグからデータを読み取る機能を有する。ICタグは、RFID(Radio Frequency ID)タグ、無線タグとも呼ばれ、リーダ10Dからの要求に応じて、ICタグに内蔵されたメモリからデータを読み出してリーダ10Dに送信する。ICタグは、例えば、スマートフォン等の端末又はカード等に埋め込まれたり、傘に取り付けられたりして使用される。
リーダ10Dは、採用するICタグの規格に合わせ、複数種類のリーダを備えることができる。つまり、採用するICタグの規格が複数ある場合には、それぞれの規格に対応するリーダを、リーダ10Dとして備えることができる。また、リーダ10Dにライタ機能を付加し、ICタグのメモリにデータを書き込めるようにしてもよい。
本実形態のリーダ10Dは、例えば、返却の対象となる傘を傘回収装置1に収容する際に、その傘に取り付けられたICタグから、傘に関するデータを読み取る機能を有する。リーダ10Dは、例えば、読み取り用のアンテナを2つ有し、傘回収装置1の外側と内側とにそれぞれ読み取り領域を設けてもよい。その場合、傘回収装置1の外側又は内側に存在するICタグのそれぞれから、傘に関するデータを読み取ることができる。加えて、リーダ10Dは、傘回収装置1の外側からユーザによりかざされたスマートフォン等の端末又はカード等に埋め込まれたICタグから、ユーザに関するデータを読み取る機能を有することとしてもよい。
図6を参照し、傘回収装置1の機能について説明する。傘回収装置1は、機能的な構成として、例えば、読取部10Aa、送信部10Ab、ロック解除部10Ac及びブロック解除部10Adを有する。
読取部10Aaは、物理的にはリーダ10Dであり、ICタグのデータを読み取る。
具体的に、読取部10Aa(第2読取部)は、返却する傘がリーダ10Dにかざされた場合に、その傘に付されたICタグのデータを読み取る。この場合のデータは、傘に関するデータである。なお、傘に付されたICタグのデータは、読取部10Aaで読み取られることに限定されず、例えば、ユーザや回収業者が入力してもよい。
読取部10Aa(第1読取部)は、傘が投入口10aから装置内に投入された場合に、その傘に付されたICタグのデータを読み取る。この場合のデータは、傘に関するデータである。
読取部10Aa(第3読取部)は、購入した傘を返却するユーザに対応するICタグのデータを読み取る。この場合のデータは、報酬を付与するユーザに関するデータである。
なお、読取部10Aaが読み取るデータはICタグのデータであることに限定されず、例えば、バーコードや二次元コードのデータであってもよい。
送信部10Ab(第1送信部)は、読取部10Aa(第2読取部)により読み取られたデータに基づいて、返却の対象となる傘を特定するための傘ID(第2リサイクル品識別情報)を含む情報を傘管理サーバ2に送信する。
送信部10Ab(第1送信部)は、読取部10Aa(第1読取部)により読み取られたデータに基づいて、装置内に投入された傘を特定するための傘ID(第1リサイクル品識別情報)を含む情報を傘管理サーバ2に送信する。
送信部10Ab(第2送信部)は、読取部10Aa(第3読取部)により読み取られたデータに基づいて、ユーザに関する情報を傘管理サーバ2に送信する。ユーザに関する情報には、例えば、報酬を付与するユーザを特定するためのユーザID(ユーザ識別情報)を含むことができる。これにより、そのユーザに対応する手段を利用して、そのユーザが購入した傘を返却したことに対する報酬を付与することが可能となる。
ロック解除部10Acは、返却の対象となる傘を特定するための傘ID(第2リサイクル品識別情報)に基づいて、販売された正当な傘であること(傘の正当性)が認められた場合(第2条件を満たす場合)に、投入口10aを塞ぐ蓋11にかけられたロックを解除する。傘の正当性は、例えば、傘管理サーバ2に問い合わせることで確認できる。以下に、具体的に説明する。
傘管理サーバ2は、例えば、傘に関する傘情報をデータベースに記憶して管理する。傘情報には、データ項目として、例えば、傘ID項目、製造場所項目、製造年月日項目、販売場所項目、価格項目、購入年月日項目、ユーザID項目、回収年月日項目、回収場所項目、傘のステータス項目等を含むことができる。傘のステータス項目は、例えば、販売前、販売済、回収済等の傘のステータス情報を格納する。
傘管理サーバ2は、傘回収装置1から傘ID(第2リサイクル品識別情報)を含む情報を受信した場合に、受信した傘IDが傘情報に存在するかどうかを判定する。そして、傘管理サーバ2は、受信した傘IDが傘情報に存在しない場合に、傘回収装置1にエラー(不当)を回答する。また、傘管理サーバ2は、受信した傘IDが傘情報に存在する場合であっても、まだ販売されていない傘の傘ID又は販売後に既に回収されている傘の傘IDと一致する場合には、傘回収装置1にエラーを回答してもよい。
なお、傘の正当性は、傘管理サーバ2で判定することに限定されず、例えば、傘回収装置1で傘の正当性を判定してもよい。この場合、傘回収装置1で傘情報を管理すればよい。
ロック解除部10Acは、傘管理サーバ2からの回答がエラーでなければ、傘の正当性が認められたと判定し、蓋11にかけられたロックを解除する。
ブロック解除部10Adは、投入口10aから投入された傘を特定するための傘ID(第1リサイクル品識別情報)に基づいて、傘の正当性が認められた場合(第1条件を満たす場合)に、ブロック部16によるブロックを解除する。傘の正当性は、上記のロック解除部10Acと同様にして確認できるため、ここでは、その説明を省略する。
[傘回収装置の動作]
図7を参照して、本実施形態に係る傘回収装置1で傘を回収する際の処理手順について説明する。この処理手順を開始する際の条件として、例えば起動ボタン14を押すことを含めてもよい。
図7を参照して、本実施形態に係る傘回収装置1で傘を回収する際の処理手順について説明する。この処理手順を開始する際の条件として、例えば起動ボタン14を押すことを含めてもよい。
最初に、傘回収装置1の読取部10Aaは、返却する傘がリーダ10Dにかざされた場合に、その傘に付されたICタグのデータを読み取る(ステップS101)。
続いて、傘回収装置1の送信部10Abは、上記ステップS101で読み取られたデータに基づく情報を傘管理サーバ2に送信し、その情報に対応する傘の正当性を傘管理サーバ2に問い合わせる(ステップS102)。
続いて、傘回収装置1のロック解除部10Acは、上記ステップS102で問い合わせた結果に基づいて、正当な傘であるか否かを判定する(ステップS103)。この判定がNOである場合(ステップS103;NO)に、本手順を終了する。このとき、アラームによりユーザに注意を促してもよい。アラームは、音や音声を出力してもよいし、ランプを点灯してもよいし、メッセージを表示してもよい。
上記ステップS103で正当な傘であると判定された場合(ステップS103;YES)に、傘回収装置1のロック解除部10Acは、蓋11にかけられたロックを解除する(ステップS104)。
続いて、傘回収装置1のブロック解除部10Adは、蓋11が閉まったか否かを判定する(ステップS105)。この判定がNOである場合(ステップS105;NO)に、YESになるまで待機する。
上記ステップS105で蓋11が閉まったと判定された場合(ステップS105;YES)に、傘回収装置1の読取部10Aaは、投入口10aから装置内に投入された傘に付されたICタグのデータを読み取る(ステップS106)。
続いて、傘回収装置1の送信部10Abは、上記ステップS106で読み取られたデータに基づく情報を傘管理サーバ2に送信し、その情報に対応する傘の正当性を傘管理サーバ2に問い合わせる(ステップS107)。
続いて、傘回収装置1のブロック解除部10Adは、上記ステップS107で問い合わせた結果に基づいて、正当な傘であるか否かを判定する(ステップS108)。この判定がNOである場合(ステップS108;NO)に、傘を取り出すようにアラームで警告し(ステップS110)、本手順を終了する。
上記ステップS108で正当な傘であると判定された場合(ステップS108;YES)に、傘回収装置1のブロック解除部10Adは、ブロック部16によるブロックを解除する(ステップS109)。これにより、ブロックされていた傘が、傘回収領域に収容されることになる。そして、本手順を終了する。
上述したように、実施形態における傘回収装置1によれば、返却の対象となる傘を特定する傘ID(第2リサイクル品識別情報)を読み取り、その傘IDに基づいて正当な傘であることが判明した場合(第2条件を満たす場合)に、傘の投入口10aを塞ぐ蓋11にかけられたロックを解除することができる。そして、その蓋11が開けられて傘が投入されると、その傘が傘回収領域に移動できないようにブロックし、その傘を特定する傘ID(第1リサイクル品識別情報)を読み取り、その傘IDに基づいて正当な傘であることが判明した場合(第1条件を満たす場合)に、ブロックを解除して傘を回収することができる。それゆえ、販売した傘を回収することができる傘回収装置1を提供することが可能となる。
また、実施形態における傘回収装置1によれば、傘の正当性が認められた場合にロック部15によるロックが解除され、投入口10aから傘を投入することができるようになるため、不当な傘が装置内に投入されることを抑止することが可能となる。
また、実施形態における傘回収装置1によれば、ユーザが投入口10aから傘を投入して蓋11から手を放すことで、弾性部13の付勢により蓋11を閉めることができるため、ユーザが蓋11を閉める手間を省くことが可能となる。
また、実施形態における傘回収装置1によれば、ブロック部16の突起部16bを伸ばすことで、ブロック部16の先端と傾斜部17aとの間に傘が通るスペースを形成させずに傘の移動をブロックすることができる一方、ブロック部16の突起部16bを縮めることで、ブロック部16の先端と傾斜部17aとの間に傘が通るスペースを形成させて上記ブロックを解除することが可能となる。
[変形例]
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されず、適宜変更することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されず、適宜変更することができる。
例えば、前述した実施形態では、傘回収装置1が、読取部10Aaにより読み取られたデータに基づいて、ユーザに関する情報を傘管理サーバ2に送信しているが、ユーザに関する情報を傘管理サーバ2に送信する方法は、これに限定されない。例えば、QRコード(登録商標)アプリサーバ(不図示)から傘管理サーバ2にユーザに関する情報を送信してもよい。この場合、例えば、以下のように、処理を進めることができる。最初に、スマートフォン等のユーザ端末にインストールされているQRコードアプリを起動する。続いて、傘回収装置1の表面に貼りつけて表示されているQRコードをユーザ端末でスキャンする。続いて、ユーザの操作指示に従って、QRコードアプリサーバから傘管理サーバ2にユーザに関する情報が送信される。
また、前述した実施形態に係るロック部15及びブロック部16は、前述した各機構を備えることに限定されず、各機構と同様の機能を実現できる構成であれば、他の構成であってもよい。以下に説明する。
ロック部は、収納部に傘を入れる投入口を蓋で塞ぐ状態を保持する構成であればよい。これに伴い、ロック解除部は、傘の正当性が認められた場合(第2条件を満たす場合)に、投入口を蓋で塞ぐ状態を解除できればよい。
ブロック部は、収納部に投入された傘が傘回収領域に移動できない状態を保持する構成であればよい。これに伴い、ブロック解除部は、傘の正当性が認められた場合(第1条件を満たす場合)に、傘が傘回収領域に移動できない状態を解除できればよい。例えば、収納部に投入された傘を収納する領域と、傘回収領域とを区別して設け、傘の正当性が認められた場合に、ベルトコンベアで傘を傘回収領域に移動させる構成や、ロボットハンドで傘を傘回収領域に移動させる構成を採用してもよい。
なお、第1条件又は第2条件の要件は、傘の正当性が認められた場合に限定されず、回収装置の運用に合わせて適宜変更することができる。例えば、返却される傘がキャンペーン期間中に販売された傘である等のように、所定の条件を満たした傘であることを、第1条件又は第2条件としてもよい。
リサイクル品の特定は、リサイクル品に付されたICタグに基づくものに限定されず、適宜変更することができる。例えば、二次元コード等のコード情報を用いてリサイクル品を特定してもよいし、リサイクル品に表示された型番やシリアルコードをカメラで読み取ることで特定してもよい。
1…傘回収装置、2…傘管理サーバ、3…傘販売装置、10…天板、10a…投入口、10b…穴、11…蓋、11a…取っ手、11b…穴、12…蓋支持部、13…弾性部、14…起動ボタン、15…ロック部、15a…本体部、15b…突起部、16…ブロック部、16a…本体部、16b…突起部、17…支持部、17a…傾斜部、18…リーダ部、19…扉、10A…プロセッサ、10Aa…読取部、10Ab…送信部、10Ac…ロック解除部、10Ad…ブロック解除部、10B…通信インタフェース、10C…記憶装置、10D…リーダ、100…傘管理システム、N…ネットワーク
Claims (10)
- リサイクル品を収納する収納部と、
前記収納部に投入されたリサイクル品が、前記収納部の内部にあるリサイクル品回収領域に移動できないようにするブロック部と、
前記リサイクル品回収領域に移動できないようにされた前記リサイクル品を特定するための第1リサイクル品識別情報を読み取る第1読取部と、
前記第1リサイクル品識別情報に基づいて、第1条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記リサイクル品が前記リサイクル品回収領域に移動できるようにするブロック解除部と、
を備えるリサイクル品回収装置。 - 返却の対象となる前記リサイクル品を特定するための第2リサイクル品識別情報を読み取る第2読取部と、
前記第2リサイクル品識別情報に基づいて、第2条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記収納部に前記リサイクル品を入れる投入口を塞ぐ蓋を開けられるようにするロック解除部と、
をさらに備える請求項1記載のリサイクル品回収装置。 - 前記第1読取部及び前記第2読取部が、前記リサイクル品に付されたICタグのデータを読み取り、
前記第1読取部により読み取られたデータに基づいて、前記第1リサイクル品識別情報をサーバに送信するともに、前記第2読取部により読み取られたデータに基づいて、前記第2リサイクル品識別情報をサーバに送信する第1送信部をさらに備える、
請求項2記載のリサイクル品回収装置。 - リサイクル品を返却するユーザに対応するICタグのデータを読み取る第3読取部と、
前記第3読取部により読み取られたデータに基づいて、前記ユーザに関する情報をサーバに送信する第2送信部と、
をさらに備える請求項3記載のリサイクル品回収装置。 - 前記収納部の上部を覆う天板部と、
前記天板部に形成される前記投入口を塞ぐ前記蓋が開かないようにロックするロック部と、
をさらに備え、
前記ロック解除部が、前記リサイクル品の正当性が認められた場合に、前記ロック部によるロックを解除する、
請求項2から4のいずれか一項に記載のリサイクル品回収装置。 - 前記ロック部によるロックが解除された後に開けられた前記蓋を閉める方向に付勢する弾性部をさらに備える、
請求項5記載のリサイクル品回収装置。 - 前記投入口から投入された前記リサイクル品を支える支持部をさらに備え、
前記支持部が、前記投入口からリサイクル品回収領域に向けて下るように傾斜する傾斜部を有し、
前記ブロック部が、前記天板部の裏側に取り付けられるとともに、前記リサイクル品をブロックする状態では、前記ブロック部の先端と前記傾斜部との間に前記リサイクル品が通るスペースを形成させない一方、ブロックを解除する状態では、前記ブロック部の先端と前記傾斜部との間に前記リサイクル品が通るスペースを形成させる、
請求項5又は6記載のリサイクル品回収装置。 - リサイクル品回収装置が、
リサイクル品を収納する収納部に投入されたリサイクル品が、前記収納部の内部にあるリサイクル品回収領域に移動できないようにするステップと、
前記リサイクル品回収領域に移動できないようにされた前記リサイクル品を特定するための第1リサイクル品識別情報を読み取る第1読取ステップと、
前記第1リサイクル品識別情報に基づいて、第1条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記リサイクル品が前記リサイクル品回収領域に移動できるようにするステップと、
を実行するリサイクル品回収方法。 - 前記リサイクル品回収装置が、
返却の対象となる前記リサイクル品を特定するための第2リサイクル品識別情報を読み取る第2読取ステップと、
前記第2リサイクル品識別情報に基づいて、第2条件を満たすリサイクル品であることが認められた場合に、前記収納部に前記リサイクル品を入れる投入口を塞ぐ蓋を開けられるようにするステップと、
をさらに実行する請求項8記載のリサイクル品回収方法。 - 前記第1読取ステップ及び前記第2読取ステップにおいて、前記リサイクル品に付されたICタグのデータをリーダで読み取り、
前記リサイクル品回収装置が、
前記第1読取ステップにおいて読み取られたデータに基づいて、前記第1リサイクル品識別情報をサーバに送信するステップと、
前記第2読取ステップにおいて読み取られたデータに基づいて、前記第2リサイクル品識別情報をサーバに送信するステップと、をさらに実行する、
請求項9記載のリサイクル品回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021185970A JP2023073126A (ja) | 2021-11-15 | 2021-11-15 | リサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021185970A JP2023073126A (ja) | 2021-11-15 | 2021-11-15 | リサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法 |
Publications (1)
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JP2023073126A true JP2023073126A (ja) | 2023-05-25 |
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ID=86425040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021185970A Pending JP2023073126A (ja) | 2021-11-15 | 2021-11-15 | リサイクル品回収装置及びリサイクル品回収方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023073126A (ja) |
-
2021
- 2021-11-15 JP JP2021185970A patent/JP2023073126A/ja active Pending
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