JP2023072247A - 情報処理システム、お知らせ送信方法、データ管理システム - Google Patents

情報処理システム、お知らせ送信方法、データ管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置の第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が対応付けられている業務の依頼に関するお知らせを送信すること。【解決手段】位置情報に対応付けられた業務の依頼に関する情報を参照できる情報処理システム50であって、端末装置20から前記端末装置の第一の位置情報を受信する通信部と、前記第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が前記業務の依頼に対応付けられている場合、依頼された前記業務がある旨のお知らせを前記端末装置に通知する通知管理部と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、お知らせ送信方法、及び、データ管理システムに関する。
企業や自治体等では、社員等によって労働現場の作業の進め方などの業務を改善する改善活動が行われている。改善活動では、安全衛生巡視委員が例えば画像やメモ等により現場の情報を記録して改善依頼を行い、管理者が、改善依頼に対する改善報告をすることが行われている。
業務が決まった期限まで行われるように促す技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、期限までに決まった業務が処理されていない場合、成果物の保存実行予定日に従って、成果物ファイルの登録を促すリマインダーを、業務の担当者に送信するシステムが開示されている。
しかしながら、従来の技術では、端末装置の第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が対応付けられている業務の依頼に関するお知らせが送信されていないという問題がある。例えば、端末装置を携帯している管理者が現場にいないタイミングでお知らせが送信されるため、お知らせを受信したが、現場に行くことなく作業を忘れてしまう場合があった。
本発明は、上記課題に鑑み、端末装置の第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が対応付けられている業務の依頼に関するお知らせを送信する技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、位置情報に対応付けられた業務の依頼に関する情報を参照できる情報処理システムであって、端末装置から前記端末装置の第一の位置情報を受信する通信部と、前記第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が前記業務の依頼に対応付けられている場合、依頼された前記業務がある旨のお知らせを前記端末装置に通知する通知管理部と、を有することを特徴とする。
端末装置の第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が対応付けられている業務の依頼に関するお知らせを送信する技術を提供できる。
データ管理システムの動作の概略を説明する図である。 データ管理システムのシステム構成図の一例である。 第一端末装置又は第二端末装置のハードウェア構成図の一例である。 情報処理システムのハードウェア構成図の一例である。 データ管理システムが有する第一端末装置、第二端末装置、第三端末装置、及び、情報処理システムの機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。 情報処理システムのデータ記憶部に登録される是正依頼及び改善報告データの一例を示す図である。 設定情報記憶部に登録されるテンプレート情報を説明する図である。 設定情報記憶部に登録されるリマインド送信設定を説明する図である。 是正依頼テンプレートに入力されたデータを安全衛生巡視委員が登録する際に第一端末装置が表示する画面例を示す図である。 安全衛生巡視委員の操作に応じて第一端末装置が是正依頼テンプレートに入力されたデータを情報処理システムに登録する手順を説明するシーケンス図の一例である。 改善報告テンプレート入力されたデータを管理者が登録する際に第二端末装置が表示する画面例を示す図である。 管理者の第二端末装置が位置情報を情報処理システムに送信し、リマインド通知を受信することで改善報告する手順を示すシーケンス図である。 図12のステップS22で、通知管理部がリマインド通知する是正依頼があるかどうかを判断する処理を説明するフローチャート図の一例である。 第二端末装置が表示する画面の遷移を説明する遷移図の一例である。 改善報告が登録された是正依頼及び改善報告データの一例を示す図である。 管理者の第二端末装置が位置情報を情報処理システムに送信し、改善報告する手順を示すシーケンス図の一例である(変形例)。 第二端末装置が表示する画面の遷移を説明する遷移図の一例である(変形例)。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、データ管理システムとデータ管理システムが行うお知らせ送信方法について説明する。
<比較技術についての補足>
例えば、「是正依頼」の業務報告と「改善報告」の業務報告という複数の関連した業務が1つの安全衛生巡視という業務登録情報に含まれる場合、異なるユーザーが「是正依頼」と「改善報告」に関するデータを情報処理システムに入力する必要がある。しかし、ユーザーは入力すべき業務に対応する入力項目を表示することが容易でなかった。
また、管理者が是正依頼に対応し改善報告を行う場合、情報処理システムから対応した是正依頼を特定することが容易でなかった。また、是正依頼に対して改善報告が完了しているかどうかを安全衛生巡視委員等が確認しにくい場合がある。
また、「是正依頼」と「改善報告」という別々の業務を紐づけるシステムであっても、管理者等が2つの業務のデータを紐づけするために少なくとも改善報告に対応する是正依頼を特定しなければならない。管理者がスマートフォンから業務報告(データ入力)するようなシステムの場合、スマートフォン上で関連する是正依頼を識別しなければならない。多くの是正依頼がシステムに存在する場合、管理者は目的の是正依頼の選択に時間がかかり、ユーザビリティが悪くなるという不都合があった。
このような不都合に対し、情報処理システムが複数の業務を対応付けて管理し、ユーザーが選択した業務に対応する入力項目をユーザーの端末装置に提供することが考えられる。
しかし、このようなシステムにおいても、改善報告が納期までに行われない場合があり、是正依頼から改善報告のサイクルがうまく回らない場合があった。
<データ管理システムの動作の概略>
そこで、本実施形態では、改善報告を行う管理者が、是正依頼に対応する作業を行なわなければならない場所に近づいたタイミングで、情報処理システムが管理者にリマインド通知を送信する。
図1は、データ管理システム100の動作の概略を説明する図である。まず、情報処理システム50には、安全衛生巡視という業務登録情報に複数の業務が登録されている。図1では業務として是正依頼と改善報告が設定されている。安全衛生巡視委員は業務を追加でき、業務ごとに安全衛生巡視委員や管理者が入力する項目を追加できる。追加できる業務としては、是正依頼や改善報告といった業務に限らず、確認や承認といった他の業務を追加してもよい。
図1では是正依頼と改善報告の入力項目として「写真」と「テキスト」が設定されている。1つの業務登録情報に複数の業務が設定されているので、端末装置のアプリが情報処理システム50に安全衛生巡視の業務を要求すると、端末装置のアプリは複数の業務にそれぞれ対応したボタンを表示できる。安全衛生巡視委員又は管理者が業務を選択すると、端末装置のアプリは業務に対応した入力項目を表示する。安全衛生巡視委員又は管理者は入力項目にデータを入力することができる。
(1) スマートフォンなどの第一端末装置10を操作して、安全衛生巡視委員が是正依頼の入力項目に入力したデータを情報処理システム50に送信する。第一端末装置10は入力データに位置情報を対応付けて送信する。
(2) 管理者が携帯する第二端末装置20は、例えば定期的に、現在の位置情報(第一の位置情報の一例)と第二端末装置20のユーザーである管理者の識別情報を情報処理システム50に送信する。
(3) 情報処理システム50は、第二端末装置20の現在の位置情報から距離が閾値未満の位置情報(第二の位置情報の一例)が対応付けられた是正依頼があり、この是正依頼の対策担当者(第一のユーザーの一例)が管理者(第二のユーザーの一例)かどうかを判断する。該当する是正依頼がある場合、情報処理システム50はこの是正依頼に関するリマインド通知を第二端末装置に送信する。
(4) 是正依頼に対応する作業を行う場所の近くにいる管理者は、リマインド通知を確認し、リマインド通知された是正依頼を第二端末装置20で受信する。管理者が是正依頼に対する改善作業を行い、第二端末装置20を操作して改善報告の入力項目にデータを入力する。第二端末装置20が該データを情報処理システム50に送信する。
(5) 情報処理システム50は、是正依頼に、改善報告の入力項目に入力されたデータを対応付けて保存する。
このように、本実施形態の情報処理システム50は、是正依頼が投稿された現場にいる管理者にリマインド通知が送信されるので、リマインド通知を確認した後に管理者がそのまま現場の改善に必要な作業を実施できる。このため、従来よりも是正依頼から改善報告のサイクルが回りやすくなる効果がある。
<用語について>
安全衛生巡視委員は是正依頼をする者、管理者は改善報告をする者、安全衛生巡視委員は是正依頼と改善報告を管理し、すべての是正依頼に対して改善報告がされているかを管理する者である。これらを区別しない場合、単にユーザーという。安全衛生巡視委員と管理者が同じ人間でもよい。
業務とは、人が行わなければならない仕事やその範囲をいう。しかし、業務は、作業、タスク、仕事、任務、事務、やるべき事(トゥドゥ)、依頼内容等と呼ばれる場合がある。
依頼業務とは、あるユーザーが別のユーザーに実行を頼む業務であり、報告業務とは、依頼業務に対して別のユーザーが対策を実施した結果の情報を記録して報告する業務である。本実施形態では、是正依頼が依頼業務の一例であり、改善報告が報告業務の一例である。
業務登録情報は、ある作業について関連する複数の業務が対応付けて登録される情報である。本実施形態では、業務登録情報の一例が安全衛生巡視であり、安全衛生巡視により是正依頼と改善報告の2つの業務が対応付けられている。
お知らせとは、何かを伝えることをいう。お知らせを通知、案内、通告、通達、連絡、報知等と称してもよい。本実施形態では、リマインド通知という用語で説明される。
<システム構成例>
図2は、本実施例におけるデータ管理システム100のシステム構成図の一例である。図2のデータ管理システム100は、第一端末装置10、第二端末装置20、及び、第三端末装置30と、通信可能な情報処理システム50を有している。
第一端末装置10又は第二端末装置20と情報処理システム50は、ネットワークN1を介して通信する。本実施例のネットワークN1は、3G,4G、5G、LTEなどの公衆回線を利用したネットワークである。公衆回線とは、拠点間を結ぶ通信回線において、不特定のユーザーが物理的に同じ回線を共有して利用する回線である。例えば、携帯電話網、PHS通信網が挙げられる。なお、第一端末装置10又は第二端末装置20は、Wi-Fiなどの無線LANでアクセスポイントに接続し、インターネットを介して情報処理システム50と通信することも、有線で通信することも可能である。
第三端末装置30と情報処理システム50はネットワークN2を介して通信する。本実施例のネットワークN2は、第三端末装置30又は情報処理システム50が設置されている施設などに構築されているLAN、複数のLANを有するWAN、及び、インターネット等が想定される。第三端末装置30と情報処理システム50が通信できればよい。ネットワークN2は有線又は無線のどちらで構築されてもよく、また、有線と無線が組み合わされていてもよい。また、第三端末装置30が、公衆回線に接続して情報処理システム50と通信してもよい。
第一端末装置10及び第二端末装置20はコンピュータとしての機能を有し、Webブラウザ又はアプリケーション(以下、アプリという)が動作している。Webブラウザ又はアプリは、情報処理システム50に業務に応じたデータを登録し、また、情報処理システム50が管理する業務に応じたデータをダウンロードして表示する機能を有している。Webブラウザ又はアプリにより、ユーザーはデータを編集又は削除する機能を有していてよい。なお、第一端末装置10又は第二端末装置20ではこれらWebブラウザ又はアプリとは別にユーザーが写真を撮るアプリなど一般的なアプリも動作する。
第一端末装置10又は第二端末装置20は、具体的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC(Personal Computer)、PC、ゲーム機などであるがこれらには限られない。
情報処理システム50は、例えばインターネット上の1つ以上の情報処理装置である。ネットワーク上の情報処理システム50をサーバという場合がある。サーバとは、クライアントからの要求に対して情報や処理結果を提供する機能を果たすコンピュータやソフトウェアである。
第三端末装置30はコンピュータとしての機能を有し、Webブラウザ又はアプリケーション(以下、アプリという)が動作している。Webブラウザ又はアプリは、情報処理システム50に登録されたデータをダウンロードして表示する機能を有している。第三端末装置30は、具体的には、PCやタブレット端末等である。
情報処理システム50は第一端末装置10及び第二端末装置20から送信された業務に応じたデータを蓄積し、また、第一端末装置10及び第二端末装置20からの要求に応じてデータを第一端末装置10及び第二端末装置20に送信する。情報処理システム50はインターネット上に存在してもよいし、オンプレミスに存在してもよい。インターネット上に存在する場合はクラウドコンピューティングに対応しているとよい。クラウドとは、特定のハードウェア資源を意図しない場合に用いられる用語である。情報処理システム50はクラウドシステム、サーバシステムなどと呼ばれる場合がある。
また、情報処理システム50は業務に応じたデータを保存するためのストレージを有する。このストレージはインターネット上のディスクスペースをユーザーに提供するサービスで使用されるストレージでよい。情報処理システム50はオンラインストレージと呼ばれる場合もある。情報処理システム50は、一般ユーザーも企業も利用することができる。企業の場合、自社でファイルサーバ環境を構築する必要がなく、必要な分だけ容量を増減することができる。
<ハードウェア構成>
続いて、図3,図4を用いてデータ管理システム100のハードウェア構成について説明する。
<<第一端末装置又は第二端末装置>>
図3は、第一端末装置10又は第二端末装置20のハードウェア構成図である。図3に示されているように、第一端末装置10又は第二端末装置20は、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、撮像素子I/F406、加速度・方位センサ407、メディアI/F409、GPS受信部411を備えている。
これらのうち、CPU401は、第一端末装置10又は第二端末装置20全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、第一端末装置10又は第二端末装置20用のプログラム(アプリ)等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御にしたがって被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサは、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等の記録メディア408に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部411は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、第一端末装置10又は第二端末装置20は、遠距離通信回路412、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、音入出力I/F417、ディスプレイ418、外部機器接続I/F(Interface)419、近距離通信回路420、近距離通信回路420のアンテナ420a、及びタッチパネル421を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路412は、ネットワークN1を介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ413は、CPU401の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F414は、CMOSセンサ413の駆動を制御する回路である。マイク415は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ416は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F417は、CPU401の制御にしたがってマイク415及びスピーカ416との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ418は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F419は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路420は、NFCやBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ418を押下することで、第一端末装置10又は第二端末装置20を操作する入力手段の一種である。
また、第一端末装置10又は第二端末装置20は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図3に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<<情報処理システム>>
図4は、情報処理システム50のハードウェア構成図である。図4に示されているように、情報処理システム50は、コンピュータによって構築されており、図4に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、光学ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、情報処理システム50全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワークN1,N3を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図4に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のために使用される複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。光学ドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としての光記憶媒体513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、光記憶媒体513は、CD,DVD、Blu-ray(登録商標)等でよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
なお、第三端末装置30のハードウェア構成は図4と同様か、異なっていても本実施形態の説明の上では支障がないものとする。
<データ管理システムの機能について>
続いて、図5を参照してデータ管理システム100が提供する機能について説明する。図5は、データ管理システム100が有する第一端末装置10、第二端末装置20、第三端末装置30、及び、情報処理システム50の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
<<第一端末装置の機能について>>
第一端末装置10は主に安全衛生巡視委員が使用する。
第一端末装置10は第一通信部11、情報登録部12、表示制御部13、位置情報検出部14、操作受付部15、及び、入力項目取得部16、を有する。第一端末装置10が有するこれら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、EEPROM404からRAM403に展開されたプログラム(アプリ9又はWebブラウザ)に従ったCPU401からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。図5ではアプリ9(又はWebブラウザ)により図示する機能が実現される。
第一通信部11は、ネットワークN1に接続し、予めアプリに登録されている情報処理システム50と通信を行う。第一通信部11は、上記のように、公衆回線(3G/4G/LTEなど)や無線LAN等に接続し、業務を指定する情報を情報処理システム50に送信し、また、是正依頼テンプレートを受信し、入力項目に入力されたデータを情報処理システム50に送信する。なお、第一通信部11は、無線に限定されることはなく有線LANなどを経由して送信してもよい。
位置情報検出部14は、GPS受信部411が受信するGPS信号に基づいて現在の位置情報をリアルタイムに検出する。位置情報は、周囲の端末からビーコンなどで提供されてもよい。位置情報検出部14は、室内ではIMES(Indoor MEssaging System)を使用して位置検出してもよい。
入力項目取得部16は、第一通信部11を介して、安全衛生巡視委員が選択した業務に対応する入力項目を情報処理システム50から取得する。なお、入力項目取得部16はテンプレートという形式で入力項目を取得する。
情報登録部12は、第一通信部11を介して、入力項目に入力されたデータを情報処理システム50に送信する。情報登録部12は位置情報検出部14が検出した位置情報及びユーザー情報記憶部17に記憶されているユーザーの識別情報をデータに対応付けて情報処理システム50に送信する。
表示制御部13は、UI(ユーザインタフェース)となる画面の生成及びディスプレイ418への表示を行う。第一端末装置10がアプリを実行する場合、予め決まっているレイアウト用の部品に情報処理システム50から取得した情報を配置して画面を生成する。第一端末装置10がWebブラウザを実行する場合、情報処理システム50から送信される画面情報を解析してディスプレイ418に表示する。
操作受付部15は、第一端末装置10に対する各種の操作を受け付ける。操作受付部15は、例えば、業務の選択、入力項目に対するデータの入力、編集、データの送信、及び、情報処理システム50との通信開始などの指示をユーザーから受け付ける。
また、第一端末装置10は、図3に示されたEEPROM404やRAM403に構築されるユーザー情報記憶部17を有している。ユーザー情報記憶部17には安全衛生巡視委員のユーザー名、ユーザーID、メールアドレス、トークンなどユーザーの識別情報が保存されている。これらは、安全衛生巡視委員がアプリ9を介して情報処理システム50ログインすることで保存される。すなわち、ユーザーの識別情報は情報処理システム50にも登録されている。第二端末装置20に関しては、管理者がアプリ9を介して情報処理システム50にログインすることで管理者であるユーザーの識別情報が保存される。
<<第二端末装置の機能について>>
第二端末装置20は主に現場の管理者が使用する。第二端末装置20は第一端末装置10とは異なる。
第二端末装置20は第二通信部21(第二の通信部の一例)、表示制御部23、情報登録部22、入力項目取得部26、操作受付部25、及び、位置情報検出部24を有する。第二端末装置20が有するこれら各機能部は、第一端末装置10と同様でよい。
<<第三端末装置の機能について>>
第三端末装置30は主に安全衛生巡視委員が、テンプレートの登録、及び、すべての是正依頼に対して改善報告がされているか等を管理する際に使用する。
第三端末装置30は第三通信部31、表示制御部33、及び、操作受付部35を有する。第三通信部31は情報処理システム50と各種の情報(例えば、安全衛生巡視に登録されている業務のリスト等)を受信する。
表示制御部33は、例えばWebページとして送信される画面情報を解析してディスプレイ506に表示する。操作受付部35は、第三端末装置30に対する各種の操作を受け付ける。
<<情報処理システムの機能について>>
情報処理システム50は、第四通信部51、設定受付部52、データ受付部53、データ提供部54、及び、通知管理部55を有する。情報処理システム50が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503に展開されたプログラムに従ったCPU501からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
第四通信部51は(第一の通信部の一例)、ネットワークN1、N2に接続して、第一端末装置10、第二端末装置20又は第三端末装置30と各種のデータの送受信を行う。本実施例では第四通信部51は、主に第一端末装置10と第二端末装置20から入力項目へ入力されたデータを受信する。第四通信部51は、主に第三端末装置30に入力項目へ入力されたデータを送信する。この他、第四通信部51は認証情報を第一端末装置10、第二端末装置20、及び、第三端末装置30から受信する場合がある。
情報処理システム50はデータセンタなどに存在するので、第四通信部51は高速なLANなどに接続されている。したがって、第四通信部51は、直接、公衆回線に接続しておらず、電話会社のゲートウェイを介して第一端末装置10、及び第二端末装置20と通信する。
設定受付部52は、業務登録情報に対する複数の業務の設定を受け付ける。複数の業務は対応付けられる。また、設定受付部52は各業務に対し、入力項目の設定を受け付ける。設定受付部52は業務ごとの入力項目をテンプレートとして設定情報記憶部58に記憶する。是正依頼のテンプレートを是正依頼テンプレート、改善報告のテンプレートを改善報告テンプレートという。
データ受付部53は、業務ごとのテンプレートを用いたデータの登録を第一端末装置10及び第二端末装置20から受け付ける。データ受付部53は是正依頼に関するデータと改善報告に関するデータを対応付けてデータ記憶部59に登録する。
通知管理部55は、是正依頼に対応付けられている位置情報に対し、距離が閾値未満の範囲に第二端末装置20が存在し、第二端末装置20を携帯する管理者が対策担当者である場合、管理者又は第二端末装置20に対し、リマインド通知を送信すると決定する。通知管理部55は2つの位置情報の間の距離を算出する機能を有する。なお、通知管理部55は、位置情報とユーザーの識別情報を受信した現在の日時が是正依頼の納期に対し所定の関係にある場合にのみリマインド通知してもよい。
データ提供部54は、例えば第三端末装置30からの要求に応じて、データ記憶部59に記憶されたデータを、例えば第三端末装置30に提供する。
設定受付部52、データ受付部53、又は、データ提供部54は、端末装置のWebブラウザが表示する画面の画面情報を生成してもよい。画面情報は、HTML、XML、スクリプト言語、及びCSS(cascading style sheet)等で記述されたプログラムであり、主にHTMLによりWebページの構造が特定され、スクリプト言語によりWebページの動作が規定され、CSSによりWebページのスタイルが特定される。WebサーバとWebブラウザで実行されるプログラムが協働して実現されるアプリをWebアプリという。
<データ記憶部に登録される情報>
図6は、情報処理システム50のデータ記憶部59に登録される是正依頼及び改善報告データの一例を示す。是正依頼及び改善報告データは、ID、投稿時間、依頼画像、区分、場所、管理部署、依頼者、依頼内容、位置情報、対策担当者、納期、対策者、対策内容、重要度、及び、最終通知日時の各項目を有している。
・IDは是正依頼を一意に識別する識別情報である。情報処理システム50が重複しないように採番する。
・投稿時間は、安全衛生巡視委員が入力されたデータを情報処理システム50に送信した時刻又は情報処理システム50が受信した時刻である。
・依頼画像は、第一端末装置10から送信された是正依頼の現場の写真である。依頼画像は、後述する図9(c)のカメラボタンの押下により安全衛生巡視委員が撮像した是正依頼の現場の写真である。
・区分は、是正依頼の種類であり、図9(c)の区分欄に入力された内容である。
・場所は、是正依頼の対象となる現場の位置を示すものであり、図9(c)の場所欄に入力された内容である。
・管理部署は、上記場所の管理部署であり、図9(c)の管理部署欄に入力された内容である。
・依頼者は、是正依頼を送信した安全巡視委員であり、図9(c)の依頼者欄に入力された内容である。
・依頼内容は、是正依頼の具体的内容であり、図9(c)の依頼内容欄に入力された内容である。
・位置情報は、是正依頼の送信時に、第一端末装置10が是正依頼を送信した場所の位置情報(例えば、緯度、経度)である。位置情報はフロアや部屋番号でもよい。
・対策担当者は、改善報告を行ったり指示したりする管理者である。対策担当者は、例えば管理部署に対し予め設定されている。
・納期は、改善報告の期限であり、図9(c)の納期欄に入力された内容である。安全衛生巡視委員が設定してもよいし、初期値が決まっていてもよい。
・対策者は、実際に改善報告を行った者(本実施形態では管理者)である。図6では、まだ改善報告が送信されないていないので空欄である。対策者は、改善報告時にユーザー情報記憶部27から送信される。
・対策内容は、どのような改善を行ったのかを管理者が入力した文字や画像等である。図6では、まだ改善報告が送信されないていないので空欄である。
・重要度は、是正依頼を実行すべき度合いの程度である。重要度は、図9(c)の依頼内容と共に安全巡視委員が設定できる。また、重要度は、数値が大きいほど高い。
・最終通知日時は、リマインド通知が最後に管理者に通知された日時である。最終通知日時は、通知の頻度を制御するために使用される。
<設定情報記憶部に登録される情報>
図7は、設定情報記憶部58に登録されるテンプレート情報を説明する図である。図7は、是正依頼テンプレートの一例を示す。是正依頼テンプレートは、安全衛生巡視委員が是正依頼を行う際に、第一端末装置10が表示する是正依頼テンプレート画面の部品となる。是正依頼テンプレートは、入力項目、入力種別、必須項目、及び、送信時クリアの各項目を対応付けて有している。入力項目は、安全衛生巡視委員等が任意に設定しておくものとする。
・依頼画像は、図9(c)のカメラボタンの項目名である。
・区分は、図9(c)の区分欄の項目名である。
・場所は、図9(c)の場所欄の項目名である。
・管理部署は、図9(c)の管理部署欄の項目名である。
・依頼者は、図9(c)の依頼者欄の項目名である。
・依頼内容は、図9(c)の依頼内容欄の項目名である。
・納期は、図9(c)の納期欄の項目名である。
なお、入力種別は入力されるデータの形式である。必須項目は、安全衛生巡視委員が入力しないとアプリがデータを情報処理システム50に送信できない項目である(送信ボタン244が半輝度になる、又は、押下に対し送信ボタン244が応答しない)。
送信時クリアは、アプリがデータを情報処理システム50に送信した際、クリアしない項目である。アプリがクリアしない項目は、安全衛生巡視委員が次回の是正依頼で入力する手間が省ける。
図8は、設定情報記憶部58に登録されるリマインド送信設定を説明する図である。リマインド送信設定は、リマインド通知が送信されるタイミングや頻度が重要度に応じて設定されている。
・重要度は、図6に示した是正依頼の重要度と同じものである。
・リマインドの送信タイミングは、納期に対しどのタイミングでリマインド通知を送信するかを規定する。図8では始期のみが規定されているが、終期も規定されてよい。
・頻度は、リマインド通知を送信する頻度である。管理者が同じ場所を複数回、通過した場合、その都度、リマインド通知が送信されることを抑制できる。
また、リマインド送信設定は、安全衛生巡視委員や管理者が設定サイトで設定できてよい。
<是正依頼時の画面例>
図9は、是正依頼テンプレートに入力されたデータを安全衛生巡視委員が登録する際に第一端末装置10が表示する画面例を示す図である。
図9(a)はログイン画面210の一例である。ログイン画面210は、ユーザーID欄211、パスワード欄212、及び、ログインボタン213を有している。
・ユーザーID欄211…ユーザーID欄は安全衛生巡視委員の識別情報を安全衛生巡視委員が入力するための欄である。
・パスワード欄212…パスワード欄は安全衛生巡視委員のパスワードを安全衛生巡視委員が入力するための欄である。
・ログインボタン213…ログインボタンは認証要求を安全衛生巡視委員が第一端末装置10に送信させるためのボタンである。
図9(b)はテンプレート一覧画面220の一例である。テンプレート一覧画面220は設定情報記憶部58に登録された業務のテンプレートのリストを表示する。図では事業所ごとにテンプレートが表示されているが、業務のテンプレートは事業所に共通でもよい。
業務のテンプレートは是正依頼テンプレート、改善報告テンプレート、及び、文書一覧テンプレートである。テンプレート一覧画面220は事業所ごとに、是正依頼ボタン221、改善報告ボタン222、及び、文書一覧ボタン223を有している。
・是正依頼ボタン221…是正依頼ボタンは是正依頼テンプレートを安全衛生巡視委員が情報処理システム50に要求するためのボタンである。
・改善報告ボタン222…改善報告ボタンは改善報告テンプレートを安全衛生巡視委員が情報処理システム50に要求するためのボタンである。
・文書一覧ボタン223…文書一覧ボタンは業務登録情報について登録済みのデータの一覧を安全衛生巡視委員が情報処理システム50に要求するためのボタンである。
図9(c)は是正依頼テンプレート画面230の一例である。是正依頼テンプレート画面230は、カメラボタン231、区分欄232、場所欄233、管理部署欄234、依頼者欄2341,依頼内容欄235、納期欄236、キャンセルボタン243、及び、送信ボタン244を有している。これらは図7のテンプレートに基づいて表示される。
・カメラボタン231…カメラボタンはユーザーがカメラを起動するためのボタンである。
・区分欄232…区分欄は自発又は指摘など是正依頼の起因を安全衛生巡視委員が設定するための欄である。
・場所欄233…場所欄は是正依頼の対象となる場所を安全衛生巡視委員が入力する欄である。
・管理部署欄234…管理部署欄は該場所の管理部署を安全衛生巡視委員が入力する欄である。
・依頼者欄2341…依頼者欄は依頼者(安全衛生巡視委員)の氏名などを安全衛生巡視委員が入力する欄である。
・依頼内容欄235…依頼内容欄は具体的な是正依頼の内容を安全衛生巡視委員が入力する欄である。
・納期欄236は、改善報告の期限を安全衛生巡視委員が入力する欄である。
・キャンセルボタン243…キャンセルボタンは入力されたデータを安全衛生巡視委員が破棄して、図9(b)のテンプレート一覧画面に戻るためのボタンである。
・送信ボタン244…送信ボタンは入力されたデータを安全衛生巡視委員が情報処理システム50に送信するためのボタンである。
図9(c)の各項目は、画像コード撮像ボタン238と、音声入力ボタン239を有している。安全衛生巡視委員が画像コード撮像ボタン238を押下すると、カメラが起動し、QRコード(登録商標)のような画像コードを安全衛生巡視委員が撮像できる。アプリは画像コードに含まれるテキストをデコードして項目に入力できる。画像コードは場所などの名称を含んでおり、安全衛生巡視委員の入力を補助する。また、安全衛生巡視委員が音声入力ボタン239を押下すると、マイクが起動し、安全衛生巡視委員が音声でテキストを入力できる。
<是正依頼のデータの入力手順>
続いて、図10を参照して、安全衛生巡視委員が是正依頼のデータを情報処理システム50に登録する手順を説明する。図10は、安全衛生巡視委員の操作に応じて第一端末装置10が是正依頼テンプレートに入力されたデータを情報処理システム50に登録する手順を説明するシーケンス図の一例である。
S1:まず、安全衛生巡視委員は第一端末装置10のアプリ9を起動し、図9(a)のログイン画面にログイン操作を入力する。過去にログインしたことがある場合、アプリ9がトークンを保持しているので、アプリ9の起動により自動的にログインできる。安全衛生巡視委員が初めてログインする場合、ユーザーIDとパスワードを入力する。
S2:第一端末装置10の操作受付部15は操作を受け付け、第一通信部11がログイン情報(トークン、又は、ユーザーIDとパスワード)を指定して認証要求を情報処理システム50に送信する。第一通信部11は指紋などの生体認証情報を送信してもよい。
S3:情報処理システム50の第四通信部51は認証要求を受信し、予め登録されているユーザー情報に基づいて認証処理を行う。例えば、第一端末装置10から送信されたユーザーIDとパスワードがユーザー情報に登録済みかどうかを判断する。第四通信部51は安全衛生巡視委員の認証結果(成功、失敗)を第一端末装置10に送信する。
S4:第一端末装置10の第一通信部11は、認証結果を受信する。認証が成功した場合、第一端末装置10の入力項目取得部16は、第一通信部11を介して、情報処理システム50にテンプレート一覧取得要求を送信する。入力項目取得部16は、安全衛生巡視という業務登録情報を指定する。
S5:情報処理システム50の第四通信部51はテンプレート一覧取得要求を受信し、データ受付部53が設定情報記憶部58から取得した安全衛生巡視という業務登録情報のテンプレート一覧を第一端末装置10に送信する。すなわち、図6で設定されたテンプレートのリストが送信される。
S6:第一端末装置10の第一通信部11はテンプレート一覧を受信し、表示制御部13がテンプレート一覧(図9(b))をディスプレイに表示する。
S7:安全衛生巡視委員はテンプレート一覧から例えば是正依頼テンプレートを選択する。操作受付部15は選択を受け付ける。
S8:第一端末装置10の第一通信部11は選択された是正依頼テンプレートの取得要求を情報処理システム50に送信する。
S9:情報処理システム50の第四通信部51は是正依頼テンプレートの取得要求を受信し、データ受付部53が是正依頼テンプレートを設定情報記憶部58から取得する。第四通信部51は是正依頼テンプレート(図7)を第一端末装置10に送信する。
S10:第一端末装置10の第一通信部11は是正依頼テンプレートを受信し、表示制御部13が是正依頼テンプレートに基づく入力項目をディスプレイに表示する(図9(c))。是正依頼テンプレートは、例えば、入力項目の種類(画像、選択肢、テキスト、日時、ユーザー)と入力項目名称を含む。
なお、第一端末装置10の第一通信部11がステップS7で是正依頼テンプレートを受信しておいてもよい。この場合、表示制御部13は情報処理システム50と通信せず、画面遷移で是正依頼テンプレートに基づく入力項目をディスプレイに表示できる。送信時クリアが設定されていない入力項目については前回のデータが表示される。
S11:安全衛生巡視委員は表示された入力項目に基づいて必要事項の入力を行い是正依頼に関するデータを生成する。操作受付部15がデータの入力と送信を受け付ける。なお、必須項目が入力されていないと操作受付部15はデータの送信を受け付けない。また、送信時クリアが設定された入力項目のデータは、第一端末装置10又は情報処理システム50に記憶されない(データが第一端末装置10にも情報処理システム50にも残らない。)。送信時クリアが設定されていない入力項目のデータは2回目以降の是正依頼で利用するために第一端末装置10又は情報処理システム50に記憶される。
S12:第一端末装置10の情報登録部12は、第一通信部11を介して、入力されたデータと、位置情報検出部14が検出した第一端末装置10の位置情報を情報処理システム50に送信する。位置情報検出部14は、データ送信の直前、図10の処理中、又は、情報処理システム50からの要求に対し現在の位置情報を検出する。
S13:情報処理システム50の第四通信部51は、入力されたデータと位置情報を受信し、データ受付部53が入力内容と位置情報を対応付けてデータ記憶部59に記憶させる。
S14:情報処理システム50の第四通信部51は登録結果を第一端末装置10に送信する。
情報処理システム50は、データ記憶部59に新たに登録された是正依頼の場所又は管理部署に対応付けられている対策担当者(管理者)に電子メールなどを送信する。これにより、是正依頼の場所の管理者が改善業務を開始できる。
<改善報告時の通常の画面遷移>
次に、改善方向について説明する。まず、図11を参照して、改善報告時の通常の画面遷移を説明する。通常とはリマインド通知による画面遷移でなく、アプリ起動時の画面遷移である。図11は、改善報告テンプレート入力されたデータを管理者が登録する際に第二端末装置20が表示する画面例を示す図である。なお、管理者は情報処理システム50にすでにログインしているものとする。
図11(a)はテンプレート一覧画面220の一例である。テンプレート一覧画面220は図9(b)と同様でよい。管理者が改善報告ボタン222を押下すると、是正依頼のリストが情報処理システム50から送信され、図11(b)の是正依頼のリスト画面240が表示される。
図11(b)は是正依頼のリスト画面240の一例である。是正依頼のリスト画面240は、表示順ボタン241、及び、是正依頼のリスト242を有している。
・表示順ボタン241…表示順ボタンは距離の近い順又は遠い順のどちらで是正依頼のリストを第二端末装置20が表示するかを管理者が設定するためのボタンである。
・是正依頼のリスト242…是正依頼のリストは、情報処理システム50が送信した是正依頼のリストである。
図11(c)は改善報告入力画面250の一例である。改善報告入力画面250は、カメラボタン251、対策者欄258、対策内容欄252、キャンセルボタン253、及び、送信ボタン254を有している。
・カメラボタン251…カメラボタンは管理者がカメラを起動するためのボタンである。
・対策者欄258…対策者欄には改善を行った管理者の氏名等がユーザー情報記憶部27から読み出されて表示される。管理者が入力することも可能である。
・対策内容欄252…対策内容欄はどのような対策を採ったかを管理者が入力するための項目である。
・キャンセルボタン253…キャンセルボタンは入力内容を管理者が破棄して、図11(b)の是正依頼のリスト画面240に戻るためのボタンである。
・送信ボタン254…送信ボタンは入力内容を管理者が情報処理システム50に送信するためのボタンである。
なお、改善報告入力画面250の項目は、画像コード撮像ボタン256と、音声入力ボタン257を有している。これらの機能は画像コード撮像ボタン238と、音声入力ボタン239と同じである。
図11の画面遷移は、管理者がアプリ9を起動した場合の画面遷移であり、リマインド通知が送信された場合については図14にて説明する。
<管理者の第二端末装置による位置情報の送信による改善報告>
続いて、図12を参照して、管理者の第二端末装置20が位置情報とユーザーの識別情報を送信した場合に管理者が行う改善報告について説明する。図12は、管理者の第二端末装置20が位置情報とユーザーの識別情報を情報処理システム50に送信し、リマインド通知を受信することで改善報告する手順を示すシーケンス図である。
S21:第二端末装置20で動作しているアプリは定期的に、ユーザー情報記憶部27に記憶されている、第二端末装置20を使用するユーザーの識別情報と位置情報を情報処理システム50に送信する。すなわち、第二通信部21は位置情報検出部24が定期的に検出した位置情報を定期的に情報処理システム50に送信する。なお、定期的な送信の間隔、送信する又はしない、を管理者がアプリ又は設定サイトで設定できてもよい。また、定期的に送信するのでなく、位置情報に一定以上の変化があった場合や管理者の操作で第二通信部21が位置情報を送信してもよい。
S22:情報処理システム50の第四通信部51はユーザーの識別情報と位置情報を受信すると、通知管理部55がリマインド通知する是正依頼があるかどうかを判断する。判断方法の詳細を図13にて説明する。
S23:通知管理部55が、リマインド通知する是正依頼があると判断すると、第四通信部51が、ユーザーの識別情報と位置情報を送信した第二端末装置20又は管理者にリマインド通知を送信する。リマインド通知の通知方法は、メール送信、SNS(Social Network System)、アプリ9へのプッシュ通知などでよい。メールの場合、リマインド通知の宛先は管理者のメールアドレスである。SNSの場合、ユーザーの識別情報がSNS上の識別情報に変換され、リマインド通知の宛先はSNSとこの識別情報である。プッシュ通知の場合、情報処理システム50はプッシュ通知用のサーバにアプリ9とユーザーの識別情報を指定してリマインド通知を送信するが、宛先は第二端末装置20(又はその中のアプリ9)である。
S24:第二端末装置20の第二通信部21がリマインド通知を受信し、表示制御部23がリマインド通知を表示する。リマインド通知には、例えば「改善報告の文書が投稿されていますのでお知らせします。」などのメッセージと、リマインド対象の是正依頼に対応付けられたURLが含まれる。
S25:管理者がリマインド通知に対し、URLを押下すると(通知内容を確認する操作を入力すると)、操作受付部25が受け付ける。
S26:次に、第二端末装置20の入力項目取得部26は、管理者がリマインド通知の内容の確認を要求しているので、第二通信部21を介し、リマインド通知があった是正依頼を情報処理システム50に要求する。すなわち、第二通信部21がURLに接続する。
S27:情報処理システム50の第四通信部51はリマインド通知した是正依頼の取得要求を受信し、データ受付部53がURLに対応付けられた是正依頼のデータをデータ記憶部59から取得し、更に、改善報告テンプレートを設定情報記憶部58から取得する。第四通信部51は是正依頼のデータ及び改善報告テンプレートを第二端末装置20に送信する。
S28:第二端末装置20の第二通信部21は是正依頼のデータ及び改善報告テンプレートを受信し、表示制御部23が是正依頼のデータをディスプレイに表示する。改善報告テンプレートは、例えば、入力項目の種類(画像/選択肢/テキスト/日時/ユーザー)と入力項目名称を含む。図14(b)にリマインド対象是正依頼画面を、図14(c)に改善報告入力画面の一例を示す。送信時クリアが設定されていない入力項目については前回のデータが表示される。
S29:管理者は是正依頼に対する改善作業を実施する。ユーザーは是正依頼が投稿された場所にいるので、その場で改善作業を実施できる。改善作業が完了すると、管理者はアプリ9を操作して改善報告テンプレート(改善報告入力画面)を表示して、改善報告の入力を行う。操作受付部15が改善報告のデータの入力と送信を受け付ける。なお、必須項目が入力されていないと操作受付部15は改善報告のデータの送信を受け付けない。また、送信時クリアが設定された入力項目のデータは、第二端末装置20又は情報処理システム50に記憶されない(データが第二端末装置20にも情報処理システム50にも残らない。)。送信時クリアが設定されていない入力項目のデータは2回目以降の改善報告で利用するために第二端末装置20又は情報処理システム50に記憶される。
S30:第二端末装置20の情報登録部22は第二通信部21を介して、入力された改善報告のデータを情報処理システム50に送信する。
S31:情報処理システム50の第四通信部51は、改善報告のデータを受信し、データ受付部53がデータを、是正依頼と対応付けてデータ記憶部59に記憶させる。データ記憶部59に登録される是正依頼及び改善報告データの一例を図15に示す。
S32:情報処理システム50の第四通信部51は登録結果を第二端末装置20に返す。
S33:第二端末装置20の第二通信部21は登録結果を受信し、表示制御部23が表示する。
<<リマインド通知する是正依頼の判断方法>>
図13は、図12のステップS22で、通知管理部55がリマインド通知する是正依頼があるかどうかを判断する処理を説明するフローチャート図である。
通知管理部55は、第二端末装置20からユーザーの識別情報と位置情報を受信している(S101)。通知管理部55は、ユーザーの識別情報がユーザー名の場合はユーザー名を使って、ユーザー名でない場合はユーザーの識別情報をユーザー名に変換する。
通知管理部55は、データ記憶部59に保存されている対策担当者をユーザー名で検索し、同じユーザー名が対策担当者として記録された是正依頼があるか否かを判断する(S102)。通知管理部55は、同じユーザー名が対策担当者として記録された是正依頼の重要度、納期及び最終通知日時を取得し、重要度に応じたリマインド通知の送信タイミングを図8のリマインド送信設定により特定する。通知管理部55は、現在の日時がリマインドの送信タイミングに該当するか、及び、最終通知日時に基づいて設定された頻度を満たすか判断する。
ステップS102の判断がNoの場合、処理はステップS101に戻る。
ステップS102の判断がYesの場合、通知管理部55は、是正依頼に登録されている位置情報と、第二端末装置20から送信された位置情報を比較し、距離を算出する(S103)。
そして、通知管理部55この距離が閾値未満であるか否かを判断する(S104)。この閾値は、固定(例えば、10~20[m]など)でもよいし、管理者が設定サイトで設定できてもよい。ステップS104の判断がNoの場合、処理はステップS101に戻る。
また、通知管理部55は、この距離が閾値未満の状態が一定時間以上、継続した場合に、ステップS104でYesと判断してもよい。管理者が単に移動している場合では、リマインド通知に気づかない場合や、他の作業を優先したい場合もあるためである。
更に、通知管理部55は、距離が閾値未満であっても、第二端末装置20から送信された位置情報に基づいて算出される移動速度が閾値以上の場合、ステップS104でNoと判断してもよい。管理者が速く移動している場合、他の作業を優先したい場合が多いためである。
ステップS104の判断がYesの場合、通知管理部55は、是正依頼がある旨を管理者にリマインド通知すると判断する(S105)。
第二端末装置20がユーザーの識別情報を送信しないことも可能である。この場合、管理者が特定されないのでリマインド通知は第二端末装置20のIPアドレスに対し送信される。また、この場合、是正依頼の対策担当者が考慮されないか、又は、関係者の全員で対応する是正依頼が想定される。
<<画面遷移例>>
図14は、第二端末装置20が表示する画面の遷移を説明する遷移図の一例である。図14(a)がリマインド通知画面270を示す。リマインド通知画面270は、「改善報告の文書が投稿されていますのでお知らせします」というメッセージ271、是正依頼の内容272、URL273、及び、地図274を有している。地図274の表示はHTMLメールやSNSアプリなどで容易に実現できる。
是正依頼の内容272は、場所、依頼内容、依頼者、納期であるが、データ記憶部59に保存されている情報であれば、通知管理部55がリマインド通知に含めることができる。URL273には、是正依頼を特定する情報(例えばID)が、クエリパラメータなどで対応付けられている。したがって、管理者がURLを押下すると第二端末装置20がリマインド通知の対象の是正依頼を情報処理システム50から取得できる。
地図274には、是正依頼に添付された位置情報を示すマーク261と、第二端末装置20から送信された位置情報を示すマーク262が表示される。管理者は地図274のマーク261と262を見て、是正依頼の対象の場所を特定できる。
図14(b)は、URLの押下で表示されるリマインド対象是正依頼画面280の一例を示す。図14(b)のリマインド対象是正依頼画面280は図11(b)と同じ構成を有する。ただし、表示されるのは管理者の現在の位置で投稿された是正依頼である。この是正依頼は複数でもよい。
このように、第二端末装置20は、管理者がリマインド通知に表示されたURLを押下することで、その場所で対応できる是正依頼を表示できる。
図14(c)は、是正依頼の押下で表示される改善報告入力画面の一例を示す。図14(c)の構成は図11(c)と同じでよい。
なお、図14(a)から図14(b)への画面遷移は、リマインド通知を表示するメールソフト、又はSNSアプリ等から、アプリ9の起動を伴う。このような一方のアプリから他方のアプリの起動は、カスタムURLスキームにより実現できる。カスタムURLスキームは、端末装置がURLをアプリから開いた際、スキームを定義した別のアプリの起動とデータの送信を行うための機構である。第二端末装置20がプッシュ通知でリマインド通知を受信した場合は、アプリ9を起動できる。この場合、図14(a)のリマインド通知を直接、受信するのでなく、簡単な通知を管理者が押下することで、アプリ9が起動して図14(a)のリマインド通知を表示してよい。
図15は、改善報告が登録された是正依頼及び改善報告データの一例を示す。図15の説明では、主に図6との相違を説明する。図15では、改善報告が登録されたので、対策者、及び、対策内容の項目に、管理者が図14(c)で設定した情報が登録されている。
是正依頼及び改善報告データは、任意のタイミングで、安全巡視委員が第三端末装置30を操作することで閲覧できる。
<主な効果>
本実施形態の情報処理システム50は、是正依頼が投稿された現場にいる管理者にリマインド通知が送信されるので、リマインド通知を確認した後に管理者がそのまま現場の改善に必要な作業を実施できる。このため、従来よりも是正依頼から改善報告のサイクルが回りやすくなる効果がある。
<変形例>
続いて、位置情報を送信するタイミングに関し本実施形態の変形を説明する。本変形例では、第二端末装置20が例えば定期的に位置情報を送信しない。管理者がアプリ9を起動するタイミングで、第二端末装置20が位置情報とユーザーの識別情報を送信する。以降の処理は同様であり、通知管理部55は、是正依頼に登録されている位置情報と、第二端末装置20から送信された位置情報との距離を算出し、距離が閾値未満の場合、リマインド通知を第二端末装置20に送信する。第二端末装置20が定期的に位置情報を送信する場合よりもバッテリーの電力消費を軽減することができる。
図16は、管理者の第二端末装置20が位置情報を情報処理システム50に送信し、改善報告する手順を示すシーケンス図である。なお、図16の説明では主に図12との相違を説明する。
S41:管理者が第二端末装置20を操作してアプリ9を起動する。
S42:起動したアプリ9は、第二端末装置20を使用するユーザーの識別情報と位置情報を情報処理システム50に送信する。すなわち、位置情報検出部24がアプリ9の起動で位置情報を検出し、第二通信部21はユーザー情報記憶部27に記憶されているユーザーの識別情報と位置情報を情報処理システム50に送信する。
ステップS22~S33の処理は図12と同様でよい。本変形例では、第二端末装置20が位置情報を定期的に送信しないので、電力消費を軽減できる。
図17は、第二端末装置20が表示する画面の遷移を説明する遷移図の一例である。アプリ9の起動時の画面なので図17(a)は、図11(a)と同様である。アプリ9の起動で位置情報が送信されると、図17(b)のリマインド通知画面270が表示される。図17(b)は図14(a)と同様でよい。この場合、アプリ9の起動後なので、アプリ9がリマインド通知を受信することで画面遷移を行うことができる。プッシュ通知後に管理者の操作に応じて図17(b)のリマインド通知画面270が表示されてもよい。
URL273が押下された後の画面(図17(c)(d))は、図14(b)(c)と同様でよい。
<主な効果>
本変形例によれば、第二端末装置20が定期的に位置情報を送信する場合よりもバッテリーの電力消費を軽減することができる。ただし、本変形例は図12の処理と組み合わせても実行できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、是正依頼と改善報告という2つの業務が業務登録情報に登録されていたが、業務登録情報に登録される業務は、これらに限られない。例えば、現場での何らかの点検を行った社員が、上長に点検の確認を依頼し、上長が点検結果の是非を報告するような、ある場所で行われる依頼業務と報告業務に広く適用できる。
また、本実施形態では、業務登録情報である安全衛生巡視に是正依頼と改善報告の2つの業務が対応付けられていると説明したが、業務登録情報には3つ以上の業務が対応付けられていてもよい。
また、本実施形態では端末装置でネイティブアプリが実行されていたが、Webアプリを実行してもよい。この場合、入力項目はHTML又はJavaScript(登録商標)により定義される。
また、図5などの構成例は、第一端末装置10、第二端末装置20、第三端末装置30、及び、情報処理システム50による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。第一端末装置10、第二端末装置20、第三端末装置30、及び、情報処理システム50の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理システム50は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
更に、情報処理システム50は、開示された処理ステップ、例えば図12等を様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、所定のユニットによって実行されるプロセスは、情報処理システム50が有する複数の情報処理装置によって実行され得る。また、情報処理システム50は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」は、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、及び、従来の回路モジュール等のデバイスを含む。
9 アプリ
10 第一端末装置
20 第二端末装置
30 第三端末装置
50 情報処理システム
100 データ管理システム
特開2019-164395号公報

Claims (9)

  1. 位置情報に対応付けられた業務の依頼に関する情報を参照できる情報処理システムであって、
    端末装置から前記端末装置の第一の位置情報を受信する通信部と、
    前記第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が前記業務の依頼に対応付けられている場合、依頼された前記業務がある旨のお知らせを前記端末装置に通知する通知管理部と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記業務の依頼に関する情報は、前記業務の依頼に応じた作業が依頼された第一のユーザーの識別情報を含み、
    前記通信部は、前記第一の位置情報に加え、前記端末装置を携帯する第二のユーザーの識別情報を受信し、
    前記第二のユーザーの識別情報と同じ前記第一のユーザーの識別情報を含む前記業務の依頼があり、更に
    前記第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が前記業務の依頼に対応付けられている場合、前記通知管理部は、前記端末装置又は前記第二のユーザーを宛先に前記お知らせを通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記業務の依頼に関する情報は、前記業務の依頼の納期を含み、
    前記端末装置から前記第一の位置情報を受信した日時が、前記納期に対し所定の関係にある場合、
    前記通知管理部は、前記端末装置に前記お知らせを通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第一の位置情報と前記第二の位置情報との距離が閾値未満であっても、
    前記第一の位置情報に基づいて算出された前記端末装置の移動速度が一定以上の場合、前記通知管理部は、前記端末装置に前記お知らせを通知しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  5. 前記お知らせには、前記第一の位置情報と前記第二の位置情報をマークにより表す地図が含まれることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記業務の依頼に関する情報は、重要度を含み、
    前記通知管理部は、前記第一の位置情報と前記第二の位置情報との距離が閾値未満である場合、前記重要度に応じた頻度で、前記端末装置に前記お知らせを通知することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記お知らせには、依頼された前記業務と対応付けられたURLが含まれており、
    前記お知らせを受信した端末装置において前記URLが押下されたことに応じて、前記通信部は、前記第二の位置情報が対応付けられている前記業務の依頼を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置から前記業務の依頼に対する報告を受信した場合、前記報告を、前記第二の位置情報が対応付けられている、依頼された前記業務に対応付けて保存することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 位置情報に対応付けられた業務の依頼に関する情報を保持している情報処理システムが行うお知らせ送信方法であって、
    通信部が、端末装置から前記端末装置の第一の位置情報を受信するステップと、
    前記第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が前記業務の依頼に対応付けられている場合、通知管理部が、依頼された前記業務がある旨のお知らせを前記端末装置に通知するステップと、
    を有することを特徴とするお知らせ送信方法。
  9. 位置情報に対応付けられた業務の依頼に関する情報を記憶するデータ記憶部と、
    端末装置から前記端末装置の第一の位置情報を受信する第一の通信部と、
    前記第一の位置情報との距離が閾値未満の第二の位置情報が前記業務の依頼に対応付けられている場合、依頼された前記業務がある旨のお知らせを前記端末装置に通知する通知管理部と、を有する情報処理システムと、
    前記端末装置を、
    前記第一の位置情報を前記情報処理システムに送信し、前記お知らせを受信する第二の通信部と、
    前記お知らせを表示する表示制御部、として機能させるためのアプリと、を有するデータ管理システム。
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