JP2023070531A - ボトルユニット及びパンク修理キット - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用時の環境によらずパンク修理液を確実に排出することができるボトルユニット及びパンク修理キットを提供する。
【解決手段】 パンク修理液が収容されたボトル容器4と、ボトル容器4に取り付けられる栓部材5とを含むボトルユニット2である。ボトル容器4は、パンク修理液を収容する容器本体4aと、パンク修理液を容器本体4aに出し入れ可能な口部4bとを含んでいる。口部4bは、ネジが形成された外周面4cと、パンク修理液を出し入れするための開口部4dを含む内周面4eとを有している。栓部材5は、口部4bに取り付けられたときに、開口部4dに回転不能に挿入される内側部5aと、開口部の外側でネジが形成された外側部5bとを有している。
【選択図】 図3
【解決手段】 パンク修理液が収容されたボトル容器4と、ボトル容器4に取り付けられる栓部材5とを含むボトルユニット2である。ボトル容器4は、パンク修理液を収容する容器本体4aと、パンク修理液を容器本体4aに出し入れ可能な口部4bとを含んでいる。口部4bは、ネジが形成された外周面4cと、パンク修理液を出し入れするための開口部4dを含む内周面4eとを有している。栓部材5は、口部4bに取り付けられたときに、開口部4dに回転不能に挿入される内側部5aと、開口部の外側でネジが形成された外側部5bとを有している。
【選択図】 図3
Description
本開示は、パンク修理液が収容されたボトル容器と栓部材とを含むボトルユニット及びこのボトルユニットを含むパンク修理キットに関する。
従来、パンク修理液が収容されたボトル容器と、ボトル容器の口部に取り付けられる栓部材とを含むボトルユニットが知られている。例えば、下記特許文献1には、圧縮空気をボトル容器内に取り込む第1の流路と、パンク修理液と圧縮空気とを取り出す第2の流路とを備えたキャップをボトル容器の口部に取り付けたボトルユニットが提案されている。
しかしながら、特許文献1のボトルユニットは、極低温時等、使用時の環境によっては、内キャップが外れないことがあり、パンク修理液を確実に排出するために更なる改善が要望されていた。
本開示は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、使用時の環境によらずパンク修理液を確実に排出することができるボトルユニット及びパンク修理キットを提供することを主たる目的としている。
本開示は、パンク修理液が収容されたボトル容器と、前記ボトル容器に取り付けられる栓部材とを含むボトルユニットであって、前記ボトル容器は、前記パンク修理液を収容する容器本体と、前記パンク修理液を前記容器本体に出し入れ可能な口部とを含み、前記口部は、ネジが形成された外周面と、前記パンク修理液を出し入れするための開口部を含む内周面とを有し、前記栓部材は、前記口部に取り付けられたときに、前記開口部に回転不能に挿入される内側部と、前記開口部の外側でネジが形成された外側部とを有する、ボトルユニットである。
本開示のボトルユニットは、上述の構成を備えることにより、使用時の環境によらずパンク修理液を確実に排出することができる。
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態のパンク修理キット1を示す斜視図である。図1に示されるように、本実施形態のパンク修理キット1は、パンクした空気入りタイヤTを修理するために好適に用いられる。パンク修理キット1は、例えば、ボトルユニット2と、高圧空気を供給可能なコンプレッサー3とを含んでいる。ボトルユニット2は、コンプレッサー3に取り付けられて使用されるのが望ましい。
図1は、本実施形態のパンク修理キット1を示す斜視図である。図1に示されるように、本実施形態のパンク修理キット1は、パンクした空気入りタイヤTを修理するために好適に用いられる。パンク修理キット1は、例えば、ボトルユニット2と、高圧空気を供給可能なコンプレッサー3とを含んでいる。ボトルユニット2は、コンプレッサー3に取り付けられて使用されるのが望ましい。
図2は、本実施形態のボトルユニット2の部分断面図であり、図3は、コンプレッサー3に取り付けられた状態のボトルユニット2の部分断面図である。図2及び図3に示されるように、本実施形態のボトルユニット2は、パンク修理液が収容されたボトル容器4と、ボトル容器4に取り付けられる栓部材5とを含んでいる。
本実施形態のボトル容器4は、パンク修理液を収容する容器本体4aと、パンク修理液を容器本体4aに出し入れ可能な口部4bとを含んでいる。本実施形態の口部4bは、ネジが形成された外周面4cと、パンク修理液を出し入れするための開口部4dを含む内周面4eとを有している。このようなボトル容器4は、外周面4cのネジを用いてボトルユニット2をコンプレッサー3に取り付けることができ、取付作業の作業性を向上することができる。
本実施形態の栓部材5は、口部4bに取り付けられたときに、開口部4dに回転不能に挿入される内側部5aと、開口部4dの外側でネジが形成された外側部5bとを有している。このような栓部材5は、ボトルユニット2をコンプレッサー3に取り付ける取付作業時に、外側部5bのネジを用いて開口部4dから抜き取る方向に移動させることができ、ボトル容器4と栓部材5との間に隙間を形成することができる。このため、本実施形態のボトルユニット2は、使用時の環境によらずパンク修理液を確実に排出することができる。
より好ましい態様として、ボトル容器4の口部4bの内周面4eは、栓部材5が取り付けられたときに、栓部材5の外側部5bの周囲に位置する内壁面4fと、開口部4dと内壁面4fとを接続する端面4gとを含んでいる。内壁面4fの内径D2は、開口部4dの最大径D1よりも大きいのが望ましい。このような口部4bは、開口部4dに取り付けられた栓部材5が外部のものと接触して抜けてしまうことを抑制することができる。
ここで、開口部4dの最大径D1は、開口部4dが円形である場合は、その直径であり、開口部4dが楕円形である場合は、その長径であり、開口部4dが多角形である場合は、その最大長さである。なお、開口部4dの最大径D1は、開口部4dに凸部や凹部等が設けられている場合は、凸部や凹部等を除いた大きさである。
図4は、ボトルユニット2の部分断面斜視図である。図2ないし図4に示されるように、本実施形態の口部4bの外周面4cには、1条ネジが形成されている。このような口部4bは、ボトルユニット2のコンプレッサー3への取付作業を小さい力で行うことができる。
本実施形態の栓部材5の外側部5bのネジピッチは、口部4bの外周面4cのネジピッチよりも大きい。このような栓部材5は、ボトルユニット2のコンプレッサー3への取付時に、開口部4dから抜き取る方向に確実に移動させることができる。
栓部材5の外側部5bには、多条ネジが形成されるのが望ましい。多条ネジは、例えば、2条ネジである。このような栓部材5は、ネジピッチが大きくても、確実に噛み合わせることができ、開口部4dから抜き取る方向への移動が容易である。
ボトル容器4は、例えば、高密度ポリエチレンにより形成されている。栓部材5は、例えば、低密度ポリエチレンにより形成されている。このようなボトルユニット2は、ボトル容器4の開口部4dに栓部材5を挿入したときの密封状態を維持するのに役立つ。
本実施形態の栓部材5は、内側部5aと外側部5bとの間で開口部4dの端面4gに接触可能な鍔部5cを有している。栓部材5は、鍔部5cの端面4g側に密封部材5dが設けられるのが望ましい。密封部材5dは、例えば、ニトリルゴムから形成されている。密封部材5dは、例えば、Oリングである。
このような栓部材5は、ボトル容器4の密封状態を維持することができる。このため、本実施形態のボトル容器4は、栓部材5の鍔部5cと開口部4dの端面4gとが接触するまで栓部材5の内側部5aを挿入することで、パンク修理液の密封状態を長期間維持することができる。
栓部材5の内側部5aには、凹部5eが設けられるのが望ましい。このような凹部5eは、栓部材5を開口部4dから完全に抜き取る前であっても、パンク修理液を排出することができる。また、凹部5eは、例えば、開口部4dの設けられた凸部(図示省略)と噛み合うことで、栓部材5と開口部4dとの相対回転を不能にすることができる。
図5は、外側部5b側から見た栓部材5の平面図である。図4及び図5に示されるように、栓部材5の外側部5bには、切欠部5fが設けられるのが望ましい。このような切欠部5fは、排出されたパンク修理液を流すことができ、パンク修理液の確実な排出に役立つ。
図1ないし図3に示されるように、本実施形態のコンプレッサー3は、高圧ポンプ、駆動部等を内蔵した本体部6と、ボトルユニット2が取り付けられる接続部7とを一体に含んでいる。コンプレッサー3は、外部電源に接続されるコード8と、空気入りタイヤTに接続されるホース9とを含むのが望ましい。このようなコンプレッサー3は、収納時にコンパクトにまとめることができる。
本実施形態の接続部7は、口部4bの外周面4cのネジに噛み合う第1ネジ部7aと、栓部材5の外側部5bのネジに噛み合う第2ネジ部7bとを有している。第1ネジ部7aは、例えば、外周面4cのネジと同様の1条ネジで形成されている。第2ネジ部7bは、例えば、外側部5bのネジと同様の2条ネジで形成されている。このような接続部7は、ボトルユニット2の取付作業時に、栓部材5を抜き取る方向に移動させることができる。
接続部7は、パンク修理液の漏洩を阻止する密封部材7cと、高圧空気を流通可能な流路7dとを有するのが望ましい。密封部材7cは、例えば、ニトリルゴムから形成されている。密封部材7cは、例えば、Oリングである。本実施形態の密封部材7cは、接続部7とボトル容器4の口部4bの内壁面4fとの間を密封している。このような密封部材7cは、パンク修理液の排出時にパンク修理液が接続部7の外部に漏洩することを抑制することができる。
接続部7の流路7dは、例えば、一方から高圧空気が流入し、他方へ高圧空気とパンク修理液とを排出している。高圧空気は、例えば、図示省略の流入口より、ボトル容器4の内部に流入させてもよい。なお、ボトル容器4は、例えば、図示省略の空気流入口から、外部の空気が流入するように構成していてもよい。このような流路7dは、パンク修理液をスムーズに空気入りタイヤTに送り込むことができる。
本実施形態のボトルユニット2は、接続部7との相対回転により、パンク修理液の密封状態と排出状態とを切り替え自在である。このため、本実施形態のパンク修理キット1は、パンク修理液の注入を開始した後、パンク修理液の注入を停止して、ボトルユニット2をコンプレッサー3から取り外すことができる。
図6は、他の実施形態のパンク修理キット11を示す斜視図である。上述の実施形態と同一の機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図6に示されるように、この実施形態のパンク修理キット11は、パンクした空気入りタイヤTを修理するために好適に用いられる。パンク修理キット11は、例えば、ボトルユニット2と、高圧空気を供給可能なコンプレッサー13とを含んでいる。
この実施形態のコンプレッサー13は、ボトルユニット2が取り付けられる接続部17を別体としている。コンプレッサー13は、外部電源に接続されるコード18と、接続部17に接続される第1ホース19aと、接続部17と空気入りタイヤTとを接続する第2ホース19bとを含むのが望ましい。このようなコンプレッサー13は、高圧空気源として異なるものを採用することができる。
以上、本開示の特に好ましい実施形態について詳述したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施され得る。
図1ないし図5に示されるパンク修理キットが実施例として試作された。試作されたパンク修理キットをー40℃の低温オーブンに6時間放置後、パンクした空気入りタイヤに注入するテストが実施された。
テストの結果、実施例のパンク修理キットは、パンクした空気入りタイヤに注入することができ、使用時の環境によらずパンク修理液を確実に排出することができることが確認された。
[付記]
本開示は、次のとおりである。
本開示は、次のとおりである。
[本開示1]
パンク修理液が収容されたボトル容器と、前記ボトル容器に取り付けられる栓部材とを含むボトルユニットであって、前記ボトル容器は、前記パンク修理液を収容する容器本体と、前記パンク修理液を前記容器本体に出し入れ可能な口部とを含み、前記口部は、ネジが形成された外周面と、前記パンク修理液を出し入れするための開口部を含む内周面とを有し、前記栓部材は、前記口部に取り付けられたときに、前記開口部に回転不能に挿入される内側部と、前記開口部の外側でネジが形成された外側部とを有する、ボトルユニット。
パンク修理液が収容されたボトル容器と、前記ボトル容器に取り付けられる栓部材とを含むボトルユニットであって、前記ボトル容器は、前記パンク修理液を収容する容器本体と、前記パンク修理液を前記容器本体に出し入れ可能な口部とを含み、前記口部は、ネジが形成された外周面と、前記パンク修理液を出し入れするための開口部を含む内周面とを有し、前記栓部材は、前記口部に取り付けられたときに、前記開口部に回転不能に挿入される内側部と、前記開口部の外側でネジが形成された外側部とを有する、ボトルユニット。
[本開示2]
前記栓部材の前記外側部のネジピッチは、前記口部の前記外周面のネジピッチよりも大きい、本開示1に記載のボトルユニット。
前記栓部材の前記外側部のネジピッチは、前記口部の前記外周面のネジピッチよりも大きい、本開示1に記載のボトルユニット。
[本開示3]
前記栓部材の前記外側部には、多条ネジが形成される、本開示1又は2に記載のボトルユニット。
前記栓部材の前記外側部には、多条ネジが形成される、本開示1又は2に記載のボトルユニット。
[本開示4]
前記栓部材は、前記内側部と前記外側部との間で前記開口部の端面に接触可能な鍔部を有する、本開示1ないし3のいずれかに記載のボトルユニット。
前記栓部材は、前記内側部と前記外側部との間で前記開口部の端面に接触可能な鍔部を有する、本開示1ないし3のいずれかに記載のボトルユニット。
[本開示5]
本開示1ないし4のいずれか1項に記載のボトルユニットと、高圧空気を供給可能なコンプレッサーとを含むパンク修理キットであって、前記コンプレッサーは、前記ボトルユニットが取り付けられる接続部を含む、パンク修理キット。
本開示1ないし4のいずれか1項に記載のボトルユニットと、高圧空気を供給可能なコンプレッサーとを含むパンク修理キットであって、前記コンプレッサーは、前記ボトルユニットが取り付けられる接続部を含む、パンク修理キット。
[本開示6]
前記接続部は、前記口部の前記外周面のネジに噛み合う第1ネジ部と、前記栓部材の前記外側部のネジに噛み合う第2ネジ部とを有する、本開示5に記載のパンク修理キット。
前記接続部は、前記口部の前記外周面のネジに噛み合う第1ネジ部と、前記栓部材の前記外側部のネジに噛み合う第2ネジ部とを有する、本開示5に記載のパンク修理キット。
[本開示7]
前記ボトルユニットは、前記接続部との相対回転により、前記パンク修理液の密封状態と排出状態とを切り替え自在である、本開示5又は6に記載のパンク修理キット。
前記ボトルユニットは、前記接続部との相対回転により、前記パンク修理液の密封状態と排出状態とを切り替え自在である、本開示5又は6に記載のパンク修理キット。
[本開示8]
前記接続部は、前記高圧空気を流通可能な流路を有する、本開示5ないし7のいずれかに記載のパンク修理キット。
前記接続部は、前記高圧空気を流通可能な流路を有する、本開示5ないし7のいずれかに記載のパンク修理キット。
2 ボトルユニット
4 ボトル容器
4a 容器本体
4b 口部
4c 外周面
4d 開口部
4e 内周面
5 栓部材
5a 内側部
5b 外側部
4 ボトル容器
4a 容器本体
4b 口部
4c 外周面
4d 開口部
4e 内周面
5 栓部材
5a 内側部
5b 外側部
Claims (8)
- パンク修理液が収容されたボトル容器と、前記ボトル容器に取り付けられる栓部材とを含むボトルユニットであって、
前記ボトル容器は、前記パンク修理液を収容する容器本体と、前記パンク修理液を前記容器本体に出し入れ可能な口部とを含み、
前記口部は、ネジが形成された外周面と、前記パンク修理液を出し入れするための開口部を含む内周面とを有し、
前記栓部材は、前記口部に取り付けられたときに、前記開口部に回転不能に挿入される内側部と、前記開口部の外側でネジが形成された外側部とを有する、
ボトルユニット。 - 前記栓部材の前記外側部のネジピッチは、前記口部の前記外周面のネジピッチよりも大きい、請求項1に記載のボトルユニット。
- 前記栓部材の前記外側部には、多条ネジが形成される、請求項1又は2に記載のボトルユニット。
- 前記栓部材は、前記内側部と前記外側部との間で前記開口部の端面に接触可能な鍔部を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のボトルユニット。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のボトルユニットと、高圧空気を供給可能なコンプレッサーとを含むパンク修理キットであって、
前記コンプレッサーは、前記ボトルユニットが取り付けられる接続部を含む、
パンク修理キット。 - 前記接続部は、前記口部の前記外周面のネジに噛み合う第1ネジ部と、前記栓部材の前記外側部のネジに噛み合う第2ネジ部とを有する、請求項5に記載のパンク修理キット。
- 前記ボトルユニットは、前記接続部との相対回転により、前記パンク修理液の密封状態と排出状態とを切り替え自在である、請求項5又は6に記載のパンク修理キット。
- 前記接続部は、前記高圧空気を流通可能な流路を有する、請求項5ないし7のいずれか1項に記載のパンク修理キット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021182766A JP2023070531A (ja) | 2021-11-09 | 2021-11-09 | ボトルユニット及びパンク修理キット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021182766A Pending JP2023070531A (ja) | 2021-11-09 | 2021-11-09 | ボトルユニット及びパンク修理キット |
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