JP2023069347A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性を維持しつつ、おむつ全体の厚みの増大を抑制して、該おむつをコンパクトにできるパンツ型使い捨ておむつを提供すること。【解決手段】本発明のパンツ型使い捨ておむつ1は、腹側部A、股下部C及び背側部Bを備え、縦方向X及び横方向Yを有し、吸収体4を具備する吸収性本体10と該吸収性本体10の非肌対向面側に配される外装体5とを備えている。吸収体4は、腹側部Aから背側部Bにかけて連続しており、該吸収体4の側部又はその近傍に縦方向Xに伸長状態で配された吸収体弾性部材31を含んでいる。外装体5は、股下部Cにおける少なくとも腹側部A側に、横方向Yに伸長状態で配された横弾性部材33を備えている。平面視において横弾性部材33と吸収体弾性部材31とは重なっていない。外装体5における一対のレッグ開口部を形成する部分の幅Wが、前記吸収体の幅よりも広い。【選択図】図1

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつは、吸収体を具備する吸収性本体と、該吸収性本体よりも非肌対向面側に配された外装体とを有していることが一般的である。吸収体を変形させてフィット性を向上させる等の観点から、吸収体の側部又はその近傍に弾性部材が伸張状態で配されたものが提案されている。例えば、本出願人は、先に、股下部において分離する中央吸収体と一対のサイド吸収体とを具備し、両側にサイド吸収体立ち上げ用の弾性部材が長手方向に沿って配されており、吸収性本体の股下部の両側部が起立するようになされた、使い捨ておむつを開示した(特許文献1)。
また、股下部においてギャザーを形成する観点から、該股下部において横方向に伸縮する弾性部材を備えた使い捨ておむつが知られている。斯かる使い捨ておむつとして、本出願人は、先に、股下部における前側の領域に、複数本の前股弾性部材を具備しており、外装体の構成シート間において、該前股弾性部材がおむつの幅方向全域に連続して配されたものを開示した(特許文献2)。
さらに特許文献3には、股下部において横方向に伸縮する股下弾性部材が、吸収体の後端部と重なって配された、使い捨ておむつが開示されている。
特開2006-341061号公報 特開2008-142316号公報 特開2013-223690号公報
使い捨ておむつは、外装体や吸収体が具備する弾性部材の収縮により、着用者のウエスト周りや脚周りに沿うギャザーが形成される。斯かる弾性部材の収縮は、フィット性や着用感の向上に有効であるが、ギャザー(皺)によっておむつの嵩張りが増大する原因にもなり得る。特に、他の構成部材よりも厚みが大きい吸収体に皺が発生すると、おむつ全体の厚みが過度に増大することがある。特許文献1~3に記載の使い捨ておむつは、弾性部材の収縮によるフィット性を維持しつつ、厚みの増大を抑制しておむつをコンパクトにする点について特段の検討はなされていなかった。
したがって本発明の課題は、フィット性を維持しつつ、おむつ全体の厚みの増大を抑制して、コンパクトな使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を備え、前記腹側部から前記股下部を介して前記背側部に延びる縦方向、及び該縦方向に直交する横方向を有し、吸収体を具備する吸収性本体と該吸収性本体の非肌対向面側に配される外装体とを備えたパンツ型使い捨ておむつに関する。
前記吸収体は、前記腹側部から前記背側部にかけて連続しており、該吸収体の側部又はその近傍に前記縦方向に伸長状態で配された吸収体弾性部材を含むことが好ましい。
前記外装体は、前記股下部における少なくとも前記腹側部側に、前記横方向に伸長状態で配された横弾性部材を備えていることが好ましい。
平面視において前記横弾性部材と前記吸収体弾性部材とが重なっていないことが好ましい。
前記外装体における前記一対のレッグ開口部を形成する部分の幅が、前記吸収体の幅よりも広いことが好ましい。
本発明のパンツ型使い捨ておむつによれば、フィット性を維持しつつ、おむつ全体の厚みの増大を抑制して、該おむつをコンパクトにできる。
図1は、本発明の一実施形態である使い捨ておむつの展開且つ伸長状態を示す平面図である。 図2は、図1のI-I線断面図である。 図3は、図1のII-II線断面図である。 図4(a)は、本発明の作用効果を説明するためのおむつの断面模式図であり、図4(b)は、従来のおむつの断面模式図である。 図5は、図1の横弾性部材とその近傍を示す拡大平面図である。 図6は、別の実施形態の横弾性部材とその近傍を示す拡大平面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1~図3には、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」という)が示されている。おむつ1は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側部に配される背側部Bと、腹側部A及び背側部Bの間に位置する股下部Cとを有している。おむつ1は、着用者の前後方向に対応する方向、即ち腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに延びる方向に対応する縦方向Xと、該縦方向Xと直交する横方向Yとを有している。縦方向Xは、後述する吸収性本体10の長手方向と一致している。
おむつ1は、吸収性本体10と、該吸収性本体10の非肌対向面側に配された外装体5とを備えている。外装体5は、おむつ1の非肌対向面、即ちおむつ1の外面を形成している。
本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば表面シート12)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。なお、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味する。
おむつ1は、図1に示すように、展開且つ伸長状態において、縦方向Xに延びる、該おむつ1を横方向Yに2等分する縦中心線CLに対して左右対称に形成されている。
おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで広げた状態をいう。本明細書において、おむつ1の各部位における縦方向X又は横方向Yの長さ等といった各寸法は、特に断りがない限り、各部の弾性部材を伸長させて各部材を引き伸ばした状態での寸法(設計寸法)のことである。
吸収性本体10は、図2に示すように、液透過性の表面シート12、防漏シート13及びこれら両シート12,13間に介在配置された液保持性の吸収体4並びに一対の防漏カフ6,6を具備している。吸収性本体10において表面シート12、吸収体4、一対の防漏カフ6,6、及び防漏シート13は、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。吸収性本体10は、平面視において縦方向Xに長い長方形形状をなし、腹側部Aから背側部Bまで縦方向Xに延在している。本実施形態における吸収性本体10は、縦方向Xの両端部の位置が、吸収体4の縦方向Xにおける両端部の位置と略一致している。
吸収体4は、図1に示すように、平面視長方形形状をなし、縦方向Xにおいて腹側部Aから背側部Bにかけて連続している。吸収体4の長手方向は、おむつ1の縦方向Xに一致している。吸収体4は、平面視において後述する外装体5の横方向Yの中央部に配置され、接着剤により防漏シート13に接合されている。
吸収体4は、液保持性の吸収性コア40と、該吸収性コア40の外面を被覆するコアラップシート41とを含んで構成されている。
本実施形態の吸収性コア40は、図2に示すように、股下部Cにおいて一対のサイド吸収性コア40S,40Sと、該一対のサイド吸収性コア40S,40S間に位置する一対の中央吸収性コア40Cとを有している。これら一対のサイド吸収性コア40S,40S及び中央吸収性コア40Cそれぞれは、股下部Cにおいて縦方向Xに延びている。本実施形態の吸収性コア40は、サイド吸収性コア40Sと中央吸収性コア40Cとの間にサイド折曲誘導部45Sを有し、さらに一対の中央吸収性コア40C間に中央折曲誘導部45Cを有している。吸収体4において一対のサイド吸収性コア40S,40Sは、サイド折曲誘導部45S,45Sを起点に、着用者の肌に向かって持ち上がるように変形し得る(図2参照)。すなわち、一対のサイド吸収性コア40S,40Sが、サイド折曲誘導部45Sを起点に中央吸収性コア40Cから起立する。また、吸収体4は、中央折曲誘導部45Cを起点に、一対の中央吸収性コア40Cが山折りに折れ曲がるように変形し得る(図示せず)。
本実施形態の吸収体4におけるサイド折曲誘導部45S,45S及び中央折曲誘導部45Cは、縦方向Xに延び、且つ吸収性コア40を貫通する貫通孔からなる。これに代えて、サイド折曲誘導部45S,45S及び中央折曲誘導部45Cは、吸収性コア40の肌対向面又は非肌対向面に形成される凹部であってもよい。
吸収体4は、該吸収体4の側部又はその近傍に縦方向Xに伸長状態で配された吸収体弾性部材31を含んでいる。吸収体4の側部は、コアラップシート41を含む吸収体4の全幅を三等分して三領域に区分したときの両側の領域である。「吸収体4の側部の近傍」は、吸収体4の側縁から横方向Y外方に5mm以内の領域である。また、吸収体弾性部材31は表面シート12よりも非肌対向面側、且つ防漏シート13よりも肌対向面側に配されている。吸収体弾性部材31は、吸収体4と隣り合ってもよく、例えば吸収体4の肌対向面側に位置してもよく、非肌対向面側に位置してもよい。
吸収性コア40が、サイド折曲誘導部45Sを有する場合、横方向Yにおいて、吸収体4の側縁とサイド折曲誘導部45Sとの間の長さを二等分し且つ縦方向Xに延びる第1仮想線と、吸収体4の側縁を軸として第1仮想線と線対称となる第2仮想線とを仮定したとき、吸収体4の側縁と第2仮想線との間の領域が、「吸収体4の側部の近傍」であることが好ましい。吸収体4が吸収性コア40のみからなり、該吸収性コア40が後述する括れ部を有している場合、吸収性コア40の周縁において最も横方向Y外方側となる位置を通り、且つ縦方向Xに延びる第3仮想線を、「吸収体4の側縁」とする。
吸収性コア40がサイド折曲誘導部45Sを有する場合、吸収体弾性部材31は、サイド折曲誘導部45S,45Sよりも、横方向Yの外方に配されていることが好ましい。サイド折曲誘導部45S,45Sは、縦中心線CLに対し線対称に配され、且つ吸収性コア40において最も横方向Y外方に位置する折曲誘導部である。
本実施形態の吸収体4は、該吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁それぞれに隣り合い、且つ縦方向Xに伸長状態で配された吸収体弾性部材31を具備している(図1及び図2参照)。この吸収体弾性部材31は、吸収体4の側部の近傍に配されており、該吸収体4の縦方向Xに沿う両側において、コアラップシート41と表面シート12との間に配されている。吸収体弾性部材31が縦方向Xに収縮することにより、サイド折曲誘導部45Sを起点とするサイド吸収性コア40Sの変形を補助できる。すなわち、サイド吸収性コア40Sが着用者の肌に向かって持ち上がるように変形し易くなる。
また本実施形態における吸収体弾性部材31の腹側部Aの端部は、横弾性部材33よりも縦方向X内方に配されている。
図1に示すように、吸収性本体10は、その肌対向面における縦方向Xに沿う両側部に、一対の防漏カフ6,6を具備している。すなわち、一対の防漏カフ6,6は、吸収性本体10の横方向Y両側に配されており、縦方向Xに延在している。本実施形態の防漏カフ6は、図2に示すように、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性の防漏カフ形成用シート61を縦方向Xに沿って二つ折りにして、相対向した2枚の防漏カフ形成用シート61どうしを接合することにより形成されている。本実施形態の防漏カフ6は、相対向した2枚の防漏カフ形成用シート61どうし間に、カフ弾性部材35を具備している。カフ弾性部材35は、防漏カフ6の横方向Yの内方端部に配されている(図2及び図3参照)。より詳細には、防漏カフ形成用シート61を二つ折りにした折り目部分近傍に、カフ弾性部材35が配されている。カフ弾性部材35は、縦方向Xに伸長状態で配されている。各防漏カフ6は、吸収性本体10における吸収体4と防漏シート13との間に固定された基端部と、カフ弾性部材35が固定された自由端部を有している。防漏カフ6は、縦方向Xに伸長状態で配されたカフ弾性部材35が収縮することによって、少なくとも股下部Cにおいて該防漏カフ6の自由端部が立ち上がるようになされている。
外装体5は、おむつ1の外面即ち非肌対向面を形成する外層シート55と、該外層シート55の肌対向面側に位置する内層シート56とを備えている(図1及び図2参照)。外装体5において、おむつ1の厚み方向Zに隣り合う防漏シート13及び内層シート56、並びに内層シート56及び外層シート55は、接着剤を介して接合されている。
外装体5において、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける外装体5の縦方向Xに沿う両側縁部どうしが、ホットメルト接着剤等の接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されることで、一対のサイドシール部S,S、並びに着用者の胴が通されるウエスト開口部、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部が形成されている(図示せず)。すなわち、股下部Cは、おむつ1の縦方向Xにおけるサイドシール部Sどうし間の領域である。
外装体5は、図1に示す如き展開且つ伸長状態のおむつ1の外形を形作っており、外装体5の周縁は、展開且つ伸長状態のおむつ1の輪郭線、即ち腹側部A、股下部C及び背側部Bそれぞれの輪郭線を形成している。外装体5は、図1に示すように、股下部Cにおいて、外装体5の縦方向Xに沿う両側縁部が横方向Yの中央に向かって凸の円弧状に湾曲しており、縦方向Xの中央域が横方向Yの内方に向けて括れている。外装体5と吸収性本体10とは、接着剤等の公知の接合手段によって接合されている。
また、外装体5における外層シート55及び内層シート56の少なくとも一方が、ウエスト開口部の周縁端に沿って肌対向面側に折り返されていてもよい。
外装体5において、外層シート55は、おむつ1の外面即ち非肌対向面を形成しており、内層シート56は、外層シート55の肌対向面側に配置されている。外装体5は、内層シート56及び外層シート55間に配された複数の糸状又は帯状の弾性部材33,34,36,37を有している。具体的には、外装体5は、腹側部A及び背側部Bにおいて横方向Yに沿って配されたウエスト弾性部材36及び胴回り弾性部材34、レッグ開口部に沿って配されたレッグ弾性部材37、並びに股下部Cにおいて横方向Yに延びる横弾性部材33を備えている。
本実施形態の腹側部A及び背側部Bにおいて、縦方向Xに吸収性本体10と重なる位置に配された胴回り弾性部材34は、該吸収体4と横方向Yに重なる領域で、細かく分断する等の処理によって弾性伸縮性を発現しないように配されている。一方、ウエスト弾性部材36は、吸収体4と横方向Yに重なる領域で弾性伸縮性を発現してもよい。腹側部A及び背側部Bにおいてウエスト弾性部材36及び胴回り弾性部材34それぞれは、横方向Yに伸長状態で、縦方向Xに所定間隔を置いて間欠配置されている。このように、ウエスト弾性部材36が、その弾性伸縮性が発現される状態で配されていることにより、ウエスト開口部の開口縁部には、その全周に亘って実質的に連続した環状のウエストギャザー(襞)が形成される。
外装体5におけるレッグ開口部の開口縁部を形成するレッグ縁部LSは、吸収体4よりも横方向Y外側に張り出している。換言すると、外装体5における一対のレッグ開口部を形成する部分の幅が、吸収体4の幅よりも広い。
後述するおむつ1の厚みの増大をより抑制する観点から、一対のレッグ開口部を形成する部分の最小幅W(図1参照)は、股下部Cにおける吸収体4の全幅に対して、好ましくは110%以上、より好ましくは114%以上であり、また好ましくは150%以下、より好ましくは145%以下であり、また好ましくは110%以上150%以下、より好ましくは114%以上145%以下である。
レッグ縁部LSには、糸状又は帯状の1本又は複数本のレッグギャザー形成用のレッグ弾性部材37が伸縮可能な状態で配されている。レッグ弾性部材37は、縦方向Xにおいて股下部C側、即ち縦方向X中央側の背側部Bの一部から、股下部Cを介して、縦方向X中央側の腹側部Aの一部まで延在している(図1参照)。このレッグ弾性部材37が伸長状態で配されていることにより、レッグ開口部の開口縁部(レッグ縁部LS)に、その全周に亘って実質的に連続した環状のレッグギャザーが形成される。このレッグ弾性部材37も、外装体5を構成する外層シート55と内層シート56との間において接着剤等の接合手段により挟持固定されている。
さらに外装体5は、股下部Cにおける少なくとも腹側部A側に横方向Yに伸長状態で配された横弾性部材33を有している(図1参照)。図3に、横弾性部材33が配された位置におけるおむつ1の横断面を、該横弾性部材33の横断面とともに示す。図1及び図3では、横弾性部材33における伸縮性を発現しない部分の図示を省略している。
本実施形態の横弾性部材33は、吸収体4と横方向Yに重なる領域で、細かく分断する等の処理によって弾性伸縮性を発現しないように配されている。斯かる横弾性部材33は、吸収体4よりも横方向Y外方において弾性伸縮性を発現している。これにより、股下部Cにおいて外装体5を横方向Yに収縮させて、着用者の肌に対するフィット性を確保している。外装体5は、1本の横弾性部材33を備えていてもよく、2本以上の複数の横弾性部材33を備えていてもよい。
図1に示すように、おむつ1の平面視において横弾性部材33と吸収体弾性部材31とは重なっていない。換言すると、横弾性部材33と吸収体弾性部材31とは縦方向Xの位置が一致していないとともに、横方向Yの位置も一致していない。本実施形態においては、図3に示すように、縦方向Xにおける横弾性部材33が存する位置に、吸収体弾性部材31が存在しない。「おむつ1の平面視」は、おむつ1の展開且つ伸長状態における平面視である。
おむつ1では、吸収体弾性部材31の収縮により、サイド吸収性コア40Sが起立するように変形するので、着用者の股間部に吸収体4を良好に追従させることができ、フィット性に優れる。これに加え、外装体5において一対のレッグ開口部を形成する部分の幅が、吸収体4の幅よりも広いので、股下部Cにおける縒れ及び漏れを効果的に抑制できる。
一方、股下部Cにおいて縦方向Xに伸縮する弾性部材と、横方向Yに伸縮する弾性部材とが配されていると、これら弾性部材の収縮によりフィット性は向上するものの、吸収体4に皺が発生し易い。斯かる皺について、図4(a)及び(b)にウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されたおむつの縦方向Xに沿う断面図を示す。従来のパンツ型使い捨ておむつ1´では、前身頃Fの吸収性本体10及び外装体5と、後身頃Rの吸収性本体10及び外装体5とが重なった状態となるので、前身頃F及び後身頃Rの双方で発生した皺どうしが重なり合う〔図4(b)参照〕。これにより、おむつ全体が嵩張り、おむつの厚みが過度に増大する傾向にある。これに対し、本実施形態のおむつ1では、平面視において横弾性部材33と吸収体弾性部材31とが重なっていないので、横弾性部材33の収縮によって生じた皺と、吸収体弾性部材31の収縮によって生じた皺とが重なることを効果的に抑制できる。その結果、おむつ全体の嵩張りが抑制され、おむつの厚みをコンパクトにすることができる〔図4(a)参照〕。斯かる効果を、以下、コンパクト効果ともいう。このように本実施形態のおむつ1は、フィット性を維持しつつ、おむつ全体の厚みの増大を抑制できるので、該おむつをコンパクトにできる。
外装体5は、横弾性部材33と、外装体5が具備するシート55,56とが固定された固定部57を有している。本実施形態の固定部57は、横弾性部材33が弾性伸縮性を発現する部分を挟むように、外層シート55と内層シート56との間に配されている(図3参照)。
サイド吸収性コア40Sが起立するように吸収体4が変形する際、該吸収体4に縒れが発生する場合がある。斯かる縒れの発生をより抑制する観点から、横方向Y内方側に位置する固定部57aは、折曲誘導部よりも横方向Y外方に位置していることが好ましい。斯かる折曲誘導部は、縦中心線CLに対し線対称に配され、且つ最も横方向Y外方に位置するサイド折曲誘導部45S,45Sであることが好ましい。
横弾性部材33の収縮の影響を抑制して、吸収体4の側部に縒れが発生することをより抑制する観点から、横方向Y内方側に位置する固定部57aは、吸収体弾性部材31よりも横方向Y外方に位置していることが好ましい。
吸収性本体10は、該吸収性本体10の両側部に位置する側部弾性部材を具備している。この側部弾性部材は、吸収性本体10において表面シート12及び防漏シート13間以外に配される弾性部材を意味する。すなわち、側部弾性部材に吸収体4が具備する吸収体弾性部材31は含まれない。
本実施形態の吸収性本体10は、側部弾性部材として、防漏カフ6におけるカフ弾性部材35を具備している。側部弾性部材としては、防漏カフ6が具備する弾性部材、例えば前述したカフ弾性部材35等が挙げられる。また、カフ弾性部材35以外の防漏カフ形成用シート61どうし間に固定された弾性部材が挙げられる。斯かる弾性部材としては、防漏カフ6の起立端近傍に配される弾性部材等が挙げられる。
各弾性部材の収縮により発生した皺どうしの重なりをより抑制して、コンパクト効果をより向上させる観点から、平面視において横弾性部材33と側部弾性部材とが重なっていないことが好ましい。例えば、平面視において横弾性部材33とカフ弾性部材35とが重なっていないことが好ましい。
縦方向Xにおける収縮性を低くして、着用状態のおむつ1のずれ落ちをより抑制する観点から、吸収体弾性部材31の伸長率は、横弾性部材33の伸長率以下であることが好ましく、該横弾性部材33の伸長率よりも低いことがより好ましい。
上記と同様の観点から、吸収体弾性部材31の伸長率は、横弾性部材33の伸長率に対して、好ましくは50%以上、より好ましくは55%以上であり、また好ましくは90%以下、より好ましくは85%以下であり、また好ましくは50%以上90%以下、より好ましくは55%以上85%以下である。
伸長率は、以下の方法により測定する。
〔伸長率の測定方法〕
おむつ1をサイドシール部Sで切り離し、自然状態(収縮状態)にして、各弾性部材の伸長方向に間隔Laを開けて、おむつ1の表面から該弾性部材が存する位置に、油性ペンを用いて2つの印を付ける。次いで、おむつ1を伸長させ、展開且つ伸長状態(図1参照)にして、前記2つの印間の長さLbを測定する。この測定を各弾性部材に対して3回行い、「Lb/La」で表される式で算出される値の算術平均値により、伸長率(倍)を求める。間隔Laは、例えば100mmとすることができるが、伸縮可能な範囲が100mmに満たない場合、当該間隔Laを可能な限り広くする。
吸収性コア40の平面視形状は特に制限されず、長方形等の任意の形状にすることができる。股下部Cにおいて生じた皺による厚みの増大をより抑制する観点から、吸収性コア40は、両側縁が横方向内方に向けて括れた括れ部を有していることが好ましい(図1参照)。
図1~3に示す実施形態の外装体5は、縦方向Xに間欠配置された複数の横弾性部材33を備えている(図1参照)。この場合、前記のコンパクト効果をより確実に奏させる観点から、平面視において複数の横弾性部材33の全てが、吸収体弾性部材31と重なっていないことが好ましい。すなわち、前記複数の横弾性部材33のうち、最も縦方向X内方に位置する横弾性部材33が、吸収体弾性部材31よりも縦方向X外方に位置していることが好ましい。
コンパクト効果とフィット性とをより両立させる観点から、縦方向Xに隣り合う横弾性部材33間の間隔L3(図5参照)は、好ましくは3mm以上、より好ましくは4mm以上であり、また好ましくは30mm以下、より好ましくは28mm以下であり、また好ましくは3mm以上30mm以下、より好ましくは4mm以上28mm以下である。
上記と同様の観点から、最も縦方向X内方に位置する横弾性部材33と、吸収体弾性部材31との間の縦方向Xにおける距離L1(図5参照)は、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上であり、また好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下であり、また好ましくは2mm以上30mm以下、より好ましくは3mm以上25mm以下である。
次に、本発明に係るパンツ型使い捨ておむつの別の実施形態について説明する。以下では、別の実施形態について、図1~5に示す実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、図1~5に示す実施形態についての説明が適宜適用される。
上述した実施形態の横弾性部材33は、横方向Yにおいてレッグ弾性部材37が配されたレッグ縁部LSまで達していたが、該レッグ縁部LSに達していなくともよい。例えば、図6に示すように、平面視において横弾性部材33とレッグ弾性部材37とは重なっていなくともよい。斯かる構成を具備することにより、外装体5において横弾性部材33の収縮により生じた皺と、レッグ弾性部材37の収縮によって生じた皺とが連続し難くなって、大きな皺の発生をより抑制し、コンパクト効果をより向上できる。
上述した実施形態における外装体5は、股下部Cにおける腹側部A側のみに横弾性部材33を備えていたが、これに代えて、外装体5は、股下部Cにおける腹側部A側及び背側部B側の双方に、横弾性部材33を備えていてもよい(図示せず)。この場合、コンパクト効果をより向上させる観点から、少なくとも腹側部A側の横弾性部材33と吸収体弾性部材31とが重なっていないことが好ましく、平面視において、腹側部A側及び背側部B側の双方における横弾性部材33と吸収体弾性部材31とが重なっていないことがより好ましい。
上述した実施形態におけるおむつ1の各部の形成材料について詳述する。表面シート12及び防漏シート13としてはそれぞれ、吸収性物品に従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。
表面シート12としては例えば、液透過性の不織布及び開孔フィルム等を用いることができる。不織布としては、例えば、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、ヒートロール不織布、メルトブローン不織布等の公知の不織布が挙げられる。
防漏シート13としては、液難透過性又は撥水性のシートを用いることができる。斯かるシートとしては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、セロファン、ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート等の高分子材料からなるフィルムや、透湿性フィルム等が挙げられる。
吸収体4は、吸収性コア40として、木材パルプ、親水化処理された合成繊維等の親水性繊維の積繊体や、該集合体に吸水性ポリマーを保持させた積繊体を用いることができる。
また、吸収体4として、不織布等の繊維シートに吸水性ポリマーを担時させたポリマーシートを用いることができる。斯かるポリマーシートとしては、例えば、特開2009-022670号公報に記載の、2枚のシート間に接着剤により固着された吸水性樹脂粉末を含んで構成されたものが挙げられる。パンツ型使い捨ておむつにおいて吸収体4は、縦方向Xの中央で折り返された二つ折りの状態になり、該吸収体4に発生した皺どうしが重なるとおむつ1の厚みが増大する。吸収体4がポリマーシートからなると、斯かる厚みの増大をより抑制できる点で好ましい。
コアラップシート41としては、表面シート12と同様のものを用いることができる。皺が発生したとしても柔らかく、厚みをより抑制する観点から、コアラップシート41は不織布であることが好ましい。不織布としては、上述した公知の不織布が挙げられる。
外装体5における内層シート56及び外層シート55は、例えば上述した公知の不織布を用いることができる。また、不織布どうしを積層した積層不織布等を用いることができる。
吸収体4における吸収体弾性部材31、防漏カフ6におけるカフ弾性部材35、並びに外装体5における横弾性部材33、胴回り弾性部材34、ウエスト弾性部材36及びレッグ弾性部材37等の弾性部材は、この種の吸収性物品に通常用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン-ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等が挙げられる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されない。
例えば、上述した実施形態のパンツ型の使い捨ておむつは、吸収性コア40が中央折曲誘導部45Cを具備するものであったが、該中央折曲誘導部45Cを具備しないものであってもよい。また、吸収性コア40は、中央折曲誘導部45Cとともにサイド折曲誘導部45S,45Sを具備しないものであってもよい。
上述した本発明の実施形態に関し、さらに以下のパンツ型の使い捨ておむつを開示する。
<1>
ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を備え、前記腹側部から前記股下部を介して前記背側部に延びる縦方向、及び該縦方向に直交する横方向を有し、吸収体を具備する吸収性本体と該吸収性本体の非肌対向面側に配される外装体とを備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記吸収体は、前記腹側部から前記背側部にかけて連続しており、該吸収体の側部又はその近傍に前記縦方向に伸長状態で配された吸収体弾性部材を含んでおり、
前記外装体は、前記股下部における少なくとも前記腹側部側に、前記横方向に伸長状態で配された横弾性部材を備えており、
平面視において前記横弾性部材と前記吸収体弾性部材とが重なっておらず、
前記外装体における前記一対のレッグ開口部を形成する部分の幅が、前記吸収体の幅よりも広い、パンツ型使い捨ておむつ。
<2>
前記使い捨ておむつは、前記一対のレッグ開口部を形成する部分の幅が前記吸収体の幅に対して、110%以上150%以下、好ましくは114%以上145%以下である、前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<3>
前記吸収体は、吸収性コアを具備しており、
前記吸収性コアは、前記股下部において前記縦方向に延びる一対のサイド吸収性コアと、該一対のサイド吸収性コア間に位置する中央吸収性コアとを有し、該一対のサイド吸収性コアが該中央吸収性コアから起立する折曲誘導部を有しており、
前記外装体は、前記横弾性部材と、前記外装体が具備するシートとが固定された固定部を有し、前記横方向内方側に位置する該固定部が前記折曲誘導部よりも前記横方向外方に位置している、前記<1>又は<2>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<4>
前記外装体は、前記横弾性部材と、前記外装体が具備するシートとが固定された固定部を有し、前記横方向内方側に位置する該固定部が前記吸収体弾性部材よりも前記横方向外方に位置している、前記<1>~<3>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<5>
前記吸収性本体は、該吸収性本体の両側部に位置する側部弾性部材を具備しており、
平面視において前記横弾性部材と前記側部弾性部材とが重なっていない、前記<1>~<4>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<6>
前記吸収性本体は、前記横方向両側に配された一対の防漏カフを備えており、該防漏カフにおいて前記縦方向に伸長状態で配されたカフ弾性部材が、前記側部弾性部材である、前記<5>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<7>
前記外装体は、前記レッグ開口部に沿って配されたレッグ弾性部材を備えており、
平面視において前記横弾性部材と前記レッグ弾性部材とが重なっていない、前記<1>~<6>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<8>
前記外装体は、前記股下部における前記腹側部側及び前記背側部側の双方に、前記横弾性部材を備えており、
平面視において、前記腹側部側及び前記背側部側の双方における前記横弾性部材と前記吸収体弾性部材とが重なっていない、前記<1>~<7>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<9>
前記吸収体弾性部材の伸長率は、前記横弾性部材の伸長率以下である、前記<1>~<8>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<10>
前記横弾性部材の伸長率に対する記吸収体弾性部材の伸長率が、50%以上90%以下、好ましくは55%以上85%以下である、前記<1>~<9>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<11>
前記吸収体は、液保持性の吸収性コアを含んで構成されており、
前記吸収性コアは、前記股下部において、両側縁が前記横方向内方に向けて括れた括れ部を有している、前記<1>~<10>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<12>
前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアの外面を被覆するコアラップシートとを含んで構成されており、
前記コアラップシートが不織布である、前記<1>~<11>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<13>
前記外装体は、前記縦方向に間欠配置された複数の前記横弾性部材を備えており、
最も前記縦方向内方に位置する前記横弾性部材が、前記吸収体弾性部材よりも前記縦方向外方に位置している、前記<1>~<12>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<14>
前記吸収体が、繊維シートに吸水性ポリマーを担時させたポリマーシートである、前記<1>~<13>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
1 おむつ(パンツ型使い捨ておむつ)
10 吸収性本体
12 表面シート
13 防漏シート
4 吸収体
40 吸収性コア
41 コアラップシート
40C 中央吸収性コア
40S サイド吸収性コア
45C 中央折曲誘導部
45S サイド折曲誘導部
5 外装体
55 外層シート
56 内層シート
57(57a) 固定部
6 防漏カフ
61 防漏カフ形成用シート
35 カフ弾性部材
31 吸収体弾性部材
33 横弾性部材
36 ウエスト弾性部材
37 レッグ弾性部材
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
F 前身頃
R 後身頃
LS レッグ縁部
S,S サイドシール部
X 縦方向
Y 横方向
Z 方向

Claims (12)

  1. ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を備え、前記腹側部から前記股下部を介して前記背側部に延びる縦方向、及び該縦方向に直交する横方向を有し、吸収体を具備する吸収性本体と該吸収性本体の非肌対向面側に配される外装体とを備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
    前記吸収体は、前記腹側部から前記背側部にかけて連続しており、該吸収体の側部又はその近傍に前記縦方向に伸長状態で配された吸収体弾性部材を含んでおり、
    前記外装体は、前記股下部における少なくとも前記腹側部側に、前記横方向に伸長状態で配された横弾性部材を備えており、
    平面視において前記横弾性部材と前記吸収体弾性部材とが重なっておらず、
    前記外装体における前記一対のレッグ開口部を形成する部分の幅が、前記吸収体の幅よりも広い、パンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記吸収体は、吸収性コアを具備しており、
    前記吸収性コアは、前記股下部において前記縦方向に延びる一対のサイド吸収性コアと、該一対のサイド吸収性コア間に位置する中央吸収性コアとを有し、該一対のサイド吸収性コアが該中央吸収性コアから起立する折曲誘導部を有しており、
    前記外装体は、前記横弾性部材と、前記外装体が具備するシートとが固定された固定部を有し、前記横方向内方側に位置する該固定部が前記折曲誘導部よりも前記横方向外方に位置している、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記外装体は、前記横弾性部材と、前記外装体が具備するシートとが固定された固定部を有し、前記横方向内方側に位置する該固定部が前記吸収体弾性部材よりも前記横方向外方に位置している、請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記吸収性本体は、該吸収性本体の両側部に位置する側部弾性部材を具備しており、
    平面視において前記横弾性部材と前記側部弾性部材とが重なっていない、請求項1~3の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記吸収性本体は、前記横方向両側に配された一対の防漏カフを備えており、該防漏カフにおいて前記縦方向に伸長状態で配されたカフ弾性部材が、前記側部弾性部材である、請求項4に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 前記外装体は、前記レッグ開口部に沿って配されたレッグ弾性部材を備えており、
    平面視において前記横弾性部材と前記レッグ弾性部材とが重なっていない、請求項1~5の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  7. 前記外装体は、前記股下部における前記腹側部側及び前記背側部側の双方に、前記横弾性部材を備えており、
    平面視において、前記腹側部側及び前記背側部側の双方における前記横弾性部材と前記吸収体弾性部材とが重なっていない、請求項1~6の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  8. 前記吸収体弾性部材の伸長率は、前記横弾性部材の伸長率以下である、請求項1~7の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  9. 前記吸収体は、液保持性の吸収性コアを含んで構成されており、
    前記吸収性コアは、前記股下部において、両側縁が前記横方向内方に向けて括れた括れ部を有している、請求項1~8の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  10. 前記吸収体は、液保持性の吸収性コアと、該吸収性コアの外面を被覆するコアラップシートとを含んで構成されており、
    前記コアラップシートが不織布である、請求項1~9の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  11. 前記外装体は、前記縦方向に間欠配置された複数の前記横弾性部材を備えており、
    最も前記縦方向内方に位置する前記横弾性部材が、前記吸収体弾性部材よりも前記縦方向外方に位置している、請求項1~10の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  12. 前記吸収体が、繊維シートに吸水性ポリマーを担時させたポリマーシートである、請求項1~11の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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