JP2023067729A - 医用画像データ処理システム及び医用画像データ処理方法 - Google Patents

医用画像データ処理システム及び医用画像データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】患者に対して適切なパイプラインを自動的に生成すること。【解決手段】本実施形態では、第1の被検体の医用画像データに関するコンテキスト情報と当該医用画像データに施される一連の画像処理の流れを示したモデルパイプラインとが記憶部に記憶されている。次に、本実施形態では、第2の被検体のコンテキスト情報を取得し、第2の被検体の医用画像データを生成し、第2の被検体のコンテキスト情報及びモデルパイプラインに基づいて、第2の被検体に対するパイプラインを生成する。そして、本実施形態では、第2の被検体のパイプラインを実行して第2の被検体の医用画像データを処理し、処理結果を表示する。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用画像データ処理システム及び医用画像データ処理方法に関する。
医師(例えば、放射線科医)が患者(被検体)を検査する際に、当該患者の医用画像データについて画像処理を行う各AI(Artificial Intelligence)パイプラインが用いられる。患者の医用画像データは、付帯情報としてDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)タグが付加された画像(以下、DICOM画像とも記載する)であり、付帯情報は、例えば、患者ID、検査ID、装置ID、画像シリーズID等を含み、DICOM規格に従って規格化されている。各AIパイプラインが用いられる場合、例えば、AIパイプラインを医師自身の経験に基づいて選択するか、又は、DICOM画像自体に基づいてAIパイプラインを自動的に生成するのが一般的である。
AIパイプラインが経験的に選択された場合、図11に示すように、異なるデバイスで取得されたデータ(図中では、X線CT(Computed Tomography)装置により生成された医用画像データであるCTデータ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置により生成された医用画像データであるMRデータ、および、X線診断装置により生成された医用画像データであるX線データが示されている)、及び異なる器官(図中では、前立腺、肝臓、及び肺が示されている)のそれぞれに対して、複数のAIパイプラインPL1、PL2、……PLxが存在する。このため、医師は、取得したデータの種類と、検査しようとする器官とに応じて、適切な1つ又は複数のAIパイプラインを選択する必要がある。そして、医師は、選択したAIパイプラインを実行させた後、当該AIパイプラインが適切ではないと判断した場合、AIパイプラインを再度選択する必要がある。この場合、医師に大きな負担をかけてしまう。
なお、図11では、便宜上、各種のデータ及び各々の器官について、いずれも「PL1、PL2、……PLx」でAIパイプラインを示しているが、各種のデータ及び各々の器官における「PL1、PL2、……PLx」と、他のデータ及び器官中の対応する「PL1、PL2、……PLx」とは、それぞれが異なる。
DICOM画像自体に基づいてAIパイプラインを自動的に生成する場合、通常、以下のような2つの生成方式がある。
第1の生成方式では、DICOM画像の付帯情報であるメタデータ(meta data)に基づいてAIパイプラインを自動的に生成する。ここで、1回の画像処理では、通常、1つの器官に対して1つのAIパイプラインしか生成できない。このため、画像処理の効率が低い。
第2の生成方式では、DICOM画像を複数の器官に応じて分割(セグメンテーション)し、分割された器官毎に、複数のAIパイプラインをそれぞれ自動的に割り当てる。このとき、各器官に対して複数のAIパイプラインが自動的に実行される。しかし、そのうちの多数のAIパイプラインの実行は、患者の検査に不要となるため、検査時間が長くなる。この場合でも、画像処理の効率が低い。
また、上述したようにAIパイプラインを自動的に生成する場合には、DICOM画像自体のみからAIパイプラインを生成しているが、AIパイプラインの生成では、患者の過去の診断情報や検査情報などを参照していないため、医師が当該患者を検査する際に、いくつかの重要な器官や部位に対する適切なAIパイプラインが見つからず、患者を全面的に検査することができない。
特開2021-068442号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、患者に対して適切なパイプラインを自動的に生成することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る医用画像データ処理システムは、記憶部と、コンテキスト情報取得部と、医用画像データ生成部と、パイプライン生成部と、医用画像データ処理部と、表示部と、を備える。前記記憶部は、第1の被検体の医用画像データに関するコンテキスト情報と当該医用画像データに施される一連の画像処理の流れを示したモデルパイプラインとが記憶されている。前記コンテキスト情報取得部は、第2の被検体のコンテキスト情報を取得する。前記医用画像データ生成部は、前記第2の被検体の医用画像データを生成する。前記パイプライン生成部は、前記第2の被検体のコンテキスト情報及び前記モデルパイプラインに基づいて、前記第2の被検体に対するパイプラインを生成する。前記医用画像データ処理部は、前記第2の被検体のパイプラインを実行して前記第2の被検体の医用画像データを処理する。前記表示部は、前記医用画像データ処理部の処理結果を表示する。
図1は、第1の実施形態に係る医用画像データ処理システムの構造を示すブロック図である。 図2は、推定処理モデルの生成を示す図である。 図3は、被検体のコンテキスト情報を取得する一形態を示す図である。 図4は、推定処理モデルを用いてパイプラインを出力する図である。 図5は、出力されたパイプラインを類似度の大きさで配列する図である。 図6は、検査情報に基づいて処理結果を出力する図である。 図7は、第1の実施形態に係る医用画像データ処理方法を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施形態に係る医用画像データ処理システムの構造を示すブロック図である。 図9は、第2の実施形態において、推定処理モデルを用いてパイプラインを出力する図である。 図10は、第2の実施形態に係る医用画像データ処理方法を示すフローチャートである。 図11は、従来の異なるモダリティのデータにおける異なる器官に対するAIパイプラインを示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る医用画像データ処理システム及び医用画像データ処理方法について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用画像データ処理システム10の構造を示すブロック図である。
図1に示すように、医用画像データ処理システム10は、記憶部11、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、医用画像データ生成部14、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16、及び表示部17を備える。例えば、記憶部11、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、医用画像データ生成部14、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16、表示部17は、装置として分散されて配置されている。
分散配置の一例として、記憶部11、表示部17は、それぞれ、記憶装置、表示装置として配置される。また、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16は、医用画像処理装置内に配置される。具体的には、医用画像処理装置は、コンピュータであり、各処理機能として推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16を実行する処理回路と、当該各処理機能をコンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶する記憶回路とを備える。又は、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16は、それぞれ装置単体で配置されてもよい。
また、医用画像データ生成部14は、臨床検査技師が患者を撮影することにより検査を実施するモダリティ装置であり、X線診断装置、X線CT装置、MRI装置、核医学診断装置、及び超音波診断装置等の医用画像診断装置を含む。
以下、記憶部11、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、医用画像データ生成部14、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16、表示部17について具体的に説明する。
記憶部11には、医用画像データに関する被検体の複数のコンテキスト情報、及び、当該医用画像データに施される一連の画像処理の流れを示したモデルパイプラインが記憶されている。
具体的には、記憶部11は、ハードディスクなどのデータ記憶機能を有するデバイスで構成されている。医用画像データには、CTデータ、MRデータなどのマルチモダリティのデータが含まれている。例えば、CTデータは、X線CT装置により生成された医用画像データであり、MRデータは、MRI装置により生成された医用画像データである。
コンテキスト情報には、患者(被検体)を診断する際に医師で記録された問診情報、アッセイ情報、各種の検査情報などが含まれている。なお、モデルパイプラインは、患者の医用画像データについて画像処理を行うAIモデルパイプラインの略称である。
モデルパイプラインは、過去に検査された複数の患者に対して実行された複数のパイプラインを含む。各パイプラインは、モダリティ装置(医用画像データ生成部14)により患者への画像スキャンを実行した後に、医用画像処理装置(医用画像データ処理部16)によりスキャンデータに対して施した一連の画像処理の流れを表す。医用画像処理装置は、パイプラインを実行した後に処理結果を表示装置(表示部17)により出力し、医師は、処理結果を参照して患者の診断を行う。
記憶部11には、過去に検査された各患者のコンテキスト情報と、患者に対して画像スキャンを行う際に実行されるパイプラインからなるモデルパイプラインとが記憶されている。なお、過去に検査された複数の患者は、第1の被検体の一例である。
図2に示す情報S1は、過去に検査された1人の患者に対して行った画像スキャン検査を表す情報(スキャンプロトコル)、及び、当該患者のコンテキスト情報を示している。例えば、患者のスキャンプロトコルは、当該患者に対してモダリティ装置により胸部、腹部及び骨盤のCTスキャン検査を行ったことを表し、当該患者のコンテキスト情報には、「リンパ腫の疑い」、「喫煙20年」、「肺胞性嚢胞(pulmonary bullous)」及び「超音波肝嚢胞」等の情報が含まれている。
図2に示す情報S3は、過去に検査された複数の患者に対して画像スキャンを行った後に実行される複数パイプラインから構成されるモデルパイプラインを示している。
例えば、図2において、複数のパイプラインのうちのパイプライン1は、リンパ節をスキャンした際に実行される画像処理に関するものであり、当該画像処理において、医用画像処理装置は、まず、得られたCTやMRなどの画像メタデータに対してリンパ節の分割(セグメンテーション)を行い、そして、リンパ節奇形分類を行う。次に、医用画像処理装置は、当該画像処理のキーワードとして「リンパ節」を抽出し、当該画像処理とキーワード「リンパ節」とに類似度「1」を付与することで、当該画像処理とキーワード「リンパ節」と類似度「1」とを対応付ける情報を「パイプライン1」として記憶部11に記憶させる。
また、図2において、複数のパイプラインのうちのパイプライン2、3は、それぞれ、肺、肝臓をスキャンした際に実行される処理に関するものであり、医用画像処理装置は、パイプライン1の場合と同様の処理を行うことで、「パイプライン2」、「パイプライン3」を記憶部11に記憶させる。このように、パイプライン1、2、3、・・・などの複数のパイプラインが形成される。そして、実行された全てのパイプラインがモデルパイプラインS3として構成される。
推定処理モデル生成部12は、複数のコンテキスト情報のそれぞれとモデルパイプラインの各パイプラインとの関係を学習して推定処理モデルを生成する。具体的には、推定処理モデル生成部12は、過去に検査した患者の医用画像データに関するコンテキスト情報のキーワードを抽出し、当該キーワードとモデルパイプラインにおけるキーワードとの関係を学習して推定処理モデルを生成する。
具体的には、図2に示すように、推定処理モデル生成部12は、まず、畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network;CNN)を用いた手法の1つであるTextCNN法を用いて、情報S1におけるコンテキスト情報からキーワードS2「リンパ腫」、「喫煙」、「肺胞性嚢胞」及び「肝嚢胞」を抽出する。次に、推定処理モデル生成部12は、キーワードS2及びモデルパイプラインS3を、自然言語処理モデルであるBERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)の一種であるSBERT(Sentence-BERT)ネットワークに入力し、キーワードS2とモデルパイプラインS3の各パイプラインとの関係を学習して推定処理モデルを生成する。なお、キーワードS2は、第1のキーワードの一例である。
図2では、過去に検査された1人の患者のコンテキスト情報のみが示されているが、実際の学習の過程では、推定処理モデル生成部12は、過去に検査された複数の患者のコンテキスト情報をそれぞれSBERTネットワークに入力して、推定処理モデルを生成する。
ここで、図2に示す例では、推定処理モデル生成部12は、TextCNN法を用いてコンテキスト情報からキーワードを抽出しているが、他のテキストトレーニングネットワークを用いてコンテキスト情報からキーワードを抽出してもよい。また、図2に示す例では、推定処理モデル生成部12は、SBERTネットワークを用いて推定処理モデルを生成しているが、キーワードS2とモデルパイプラインS3の各パイプラインとの関係を学習できる他のネットワークを用いて推定処理モデルを生成してもよい。
コンテキスト情報取得部13は、患者のコンテキスト情報を取得する。当該患者は、病院などの診療所にきた後に医師に問診されたが、医用画像診断装置(医用画像データ生成部14)により診断されていない患者(以下、新患と称する場合がある)である。なお、新患は、第2の被検体の一例である。
コンテキスト情報取得部13により取得される患者のコンテキスト情報には、医師の問診などを経て得られた検査情報及び当該患者の過去の診断情報が含まれている。過去の診断情報には、EMR(Electronic Medical Record)、LIS(Laboratory Information Management System)、HIS(Hospital Information System)、PACS(Picture Archiving and Communication System)などからの診断情報が含まれている。
図3には、PACS、EMR及びLISから得られた1人の患者の過去の診断情報の例が示されている。図3において、PACSから得られた患者の過去の診断情報は、解剖的部位の取得として、子宮、リンパ節、肺、肝臓などの医用画像データを含み、EMRから得られた患者の過去の診断情報は、当該患者が肺胞性嚢胞、超音波肝嚢胞、及びリンパ節過形成と診断されたことを示している。また、LISから得られた患者の過去の診断情報は、当該患者の血液検査の結果を示している。
医用画像データ生成部14は、新患の医用画像データを生成する。具体的には、医用画像データ生成部14は、上述のように、X線CT装置やMRI装置などを含むモダリティ装置であり、医師の診断に基づいて新患に対してCTスキャンやMRスキャンなどを行って、CT3次元画像やMR3次元画像などの医用画像データを生成する。
パイプライン生成部15は、新患のコンテキスト情報及びモデルパイプラインS3を推定処理モデルに入力することにより、当該新患に対するパイプラインを生成する。具体的には、パイプライン生成部15は、新患のコンテキスト情報のキーワードを抽出し、当該キーワード及びモデルパイプラインS3を推定処理モデルに入力し、推定処理モデルにおいて、当該キーワードとモデルパイプラインS3におけるキーワードとの類似性を比較して、モデルパイプラインS3のパイプライン(パイプライン1、2、3、・・・)毎に類似度を生成し、類似度が所定の閾値以上のモデルパイプラインS3におけるパイプラインを当該新患のパイプラインとして生成する。
例えば、図4に示す情報S1´は、新患に対して行った画像スキャン検査を表す情報(スキャンプロトコル)、及び、当該新患のコンテキスト情報を示している。当該新患のコンテキスト情報は、コンテキスト情報取得部13により取得されたコンテキスト情報である。例えば、新患のスキャンプロトコルは、当該新患に対してモダリティ装置により胸部及び腹部のCTスキャン検査を行ったことを表し、当該新患のコンテキスト情報には、「子宮がんの疑い」、「喫煙5年」、「肺胞性嚢胞」、「超音波肝嚢胞」及び「リンパ節過形成」等の情報が含まれている。
すなわち、図4の情報S1´に示すように、新患が医師に問診された後、医師は、胸部、腹部のCTスキャンを行ったことがわかり、同時に、新患が子宮がんに罹患している疑いがあることがわかる。また、当該新患の過去の診断情報から、当該新患は過去、5年間喫煙していたこと、肺胞性嚢胞、超音波肝嚢胞、及びリンパ節過形成と診断されたことがあることがわかる。
そこで、パイプライン生成部15は、新患のコンテキスト情報のキーワードを抽出する。具体的には、図4に示すように、パイプライン生成部15は、当該新患の情報S1´におけるコンテキスト情報からキーワードS2´「子宮がん」、「喫煙」、「肺胞性嚢胞」、「肝嚢胞」、「リンパ節過形成」を抽出する。ここで、パイプライン生成部15によるキーワードS2´の抽出方法は、推定処理モデル生成部12と同様に、TextCNN法が用いられる。なお、キーワードS2´は、第2のキーワードの一例である。
さらに、パイプライン生成部15は、キーワードS2´及びモデルパイプラインS3を、SBERTネットワークを用いて生成された推定処理モデルに入力する。ここで、推定処理モデルにおいて、キーワードS2´とモデルパイプラインS3におけるキーワードとの類似性を比較することで、モデルパイプラインS3のパイプライン(パイプライン1、2、3、・・・)毎に類似度を導出する。このとき、パイプライン生成部15は、導出した類似度を各パイプラインに割り当て、新患の候補パイプラインS4として生成する。
例えば、モデルパイプラインS3を構成する複数のパイプラインを、パイプライン1、2、3、4、・・・、nとする。図4に示す例では、nは5以上の整数である。ここで、推定処理モデルにおいて、キーワードS2´「子宮がん」、「喫煙」、「肺胞性嚢胞」、「肝嚢胞」、「リンパ節過形成」とモデルパイプラインS3におけるキーワードとの類似性を比較し、モデルパイプラインS3を構成する複数のパイプライン1、2、3、4、・・・、nに対して、それぞれ類似度「0.9」、「0.6」、「0.3」、「0.8」、・・・、「0.001」を導出する。このとき、パイプライン生成部15は、導出した類似度「0.9」、「0.6」、「0.3」、「0.8」、・・・、「0.001」をそれぞれ複数のパイプライン1、2、3、4、・・・、nに割り当てることにより、新患の候補パイプラインS4を生成する。
ここで、新患の候補パイプラインS4において、複数のパイプライン1、2、3、4、・・・、nには、類似度が0であるパイプラインが示されていない。そして、パイプライン生成部15は、複数のパイプライン1、2、3、4、・・・、nのうち、類似度が所定の閾値「0.3」以上であるパイプライン1、2、3、4を新患のパイプラインS5として生成する。なお、新患のパイプラインS5は、第2の被検体のパイプラインの一例である。
パイプライン生成部15により生成されたパイプラインS5で処理する画像を生成したモダリティは、新患に対して行った画像スキャンのモダリティと同じである。例えば、新患に対してX線CT装置によりCTスキャンを行った場合、パイプライン生成部15により生成されたパイプラインS5は、X線CT装置により生成された医用画像データであるCTデータを処理するためのパイプラインである。
医用画像データ処理部16は、新患のパイプラインS5を実行して、医用画像データ生成部14により生成された当該新患の医用画像データを処理する。
表示部17は、液晶ディスプレイなどで構成され、医用画像データ処理部16の処理結果を表示する。
このように、第1の実施形態に係る医用画像データ処理システム10では、過去に検査された複数の患者のコンテキスト情報と記憶部11に記憶されたモデルパイプラインS3の各パイプラインとの関係を学習して推定処理モデルを生成し、新患のコンテキスト情報とモデルパイプラインS3とを当該推定処理モデルに入力して当該新患のパイプラインS5を自動的に生成する。これにより、第1の実施形態に係る医用画像データ処理システム10では、新患に対して適切なパイプラインを生成することができ、画像処理の時間を短縮し、画像処理の効率を向上させることができる。
なお、図5に示すように、パイプライン生成部15は、新患のコンテキスト情報のキーワードとモデルパイプラインS3におけるキーワードとの類似度の高い順に、生成された新患のパイプラインS5を配列するようにしてもよく、S6は、配列後のパイプラインである。例えば、新患のパイプラインS5の各パイプライン1、2、3、4の類似度は、それぞれ、「0.9」、「0.6」、「0.3」、「0.8」であるため、パイプライン生成部15は、新患のパイプラインS5の各パイプライン1、2、3、4を類似度の高い順に配列して、配列後のパイプライン1、4、2、3を新患のパイプラインS6として生成する。この場合、表示部17は、当該新患のパイプラインの配列順に、医用画像データ処理部16の処理結果を表示する。
一般的には、類似度の高いパイプラインを実行する方が、類似度の低いパイプラインを実行するよりも、処理結果がより正確かつ適切である。パイプライン生成部15が類似度の高い順に新患のパイプラインS5を配列することにより、医用画像データ処理部16の処理結果はパイプラインの配列順に表示部17に表示されるので、例えば、比較的に正確かつ適切な処理結果を画面の上方寄りの位置に表示することができ、医師の参照に便利である。
ここで、新患のコンテキスト情報には当該新患の過去の診断情報が含まれているため、生成されたパイプライン及び処理結果において、過去の診断情報に関するパイプラインが前に配列され、その処理結果が最上位に表示される場合がある。この場合、医師の診断ターゲットに関する処理結果を迅速に見つけることができず、医師に混乱をもたらす可能性がある。
そこで、図6に示すように、パイプライン生成部15は、新患の現在の検査情報に基づいて、当該新患の各コンテキスト情報に重みを付与する。そして、パイプライン生成部15は、新患のパイプラインとして、当該新患の各コンテキスト情報にそれぞれ関連するパイプラインを、重みの高い順に配列し、配列後のパイプラインを新患のパイプラインとして生成する。この場合、表示部17は、当該新患のパイプラインの配列順に処理結果を表示する。
図6において、医師からの検査情報では、まず、患者が子宮がんに罹患している疑いがあり、パイプライン生成部15は、当該検査情報に基づいて婦人科疾患に関する血液検査情報に重み「1」を付与することで、血液検査情報に関するパイプラインaを最上位に配列させる。次に、医師は患者に対して胸部、腹部のCTスキャンを行う必要があると判断している場合、パイプライン生成部15は、当該検査情報に基づいて、胸部、腹部のCTスキャンに関するコンテキスト情報「リンパ節過形成」、「肝嚢胞」、「喫煙20年 肺胞性嚢胞」にそれぞれ重み「0.8」、「0.5」、「0.3」を付与することで、それぞれ関連するパイプラインb、パイプラインc、パイプラインdを順次配列させる。これにより、医師の診断ターゲットに合わせて処理結果を表示することが可能である。
以下、図7を参照して、医用画像データ処理方法について説明する。
ステップS101において、推定処理モデル生成部12は、記憶部11から、過去に検査された複数の被検体(患者)の医用画像データに関する複数のコンテキスト情報を取得する。
ステップS102において、推定処理モデル生成部12は、取得した複数のコンテキスト情報と記憶部11に記憶されたモデルパイプラインS3における各パイプラインとの関係を学習して推定処理モデルを生成する。
ステップS103において、コンテキスト情報取得部13は、被検体(新患)の現在の検査情報及び当該新患の過去の診断情報を含むコンテキスト情報を取得する。
ステップS104において、医用画像データ生成部14は、被検体(新患)の医用画像データを生成する。
ステップS105において、パイプライン生成部15は、被検体(新患)のコンテキスト情報のキーワードS2´を抽出し、このキーワードS2´及びモデルパイプラインS3を、ステップS102で生成された推定処理モデルに入力し、推定処理モデルにおいて、このキーワードS2´とモデルパイプラインS3におけるキーワードとの類似性を比較して、モデルパイプラインS3のパイプライン(パイプライン1、2、・・・、n)毎に類似度を生成し、類似度が所定の閾値「0.3」以上のパイプラインを新患のパイプラインS5として生成する。
ステップS106において、医用画像データ処理部16は、被検体(新患)のパイプラインS5を実行して、ステップS104で生成された当該新患の医用画像データを処理する。
ステップS107において、表示部17は、新患の医用画像データに対する処理結果を表示する。
これにより、第1の実施形態に係る医用画像データ処理システム10及び医用画像データ処理方法では、短期間で新患に対して適切なパイプラインを生成することができ、画像処理の効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、図8を用いて、第2の実施形態に係る医用画像データ処理システム10の構造について説明する。第1の実施形態と重複する部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第2の実施形態において、医用画像データ処理システム10は、第1の実施形態と同様の記憶部11、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、医用画像データ生成部14、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16、及び表示部17に加えて、コンテキスト情報抽出部18を備える。第2の実施形態において、コンテキスト情報抽出部18は、第1の実施形態と同様に、装置として分散されて配置されている。
分散配置の一例として、コンテキスト情報抽出部18は、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16と共に、医用画像処理装置内に配置される。又は、推定処理モデル生成部12、コンテキスト情報取得部13、パイプライン生成部15、医用画像データ処理部16、コンテキスト情報抽出部18は、それぞれ装置単体で配置されてもよい。
コンテキスト情報抽出部18は、医用画像データ処理部16の処理結果又は新患のパイプラインを実行中に得られた情報から、コンテキスト情報を抽出する。
図9に示すように、医用画像データ処理部16の処理結果S10が、「子宮がん」、「リンパ転移」、「冠動脈狭窄」、「肺胞性嚢胞」である場合、処理結果S10に新患の新たなコンテキスト情報となり得る「冠動脈狭窄」が存在する。この場合、コンテキスト情報抽出部18は、処理結果S10から、新たなコンテキスト情報S11である「冠動脈狭窄」を抽出する。そして、パイプライン生成部15は、コンテキスト情報S11及びモデルパイプラインS3を推定処理モデルに入力して新患に対する追加のパイプラインとして追加パイプラインS12を生成する。
また、コンテキスト情報抽出部18は、新患のパイプラインを実行中に得られた情報からコンテキスト情報を抽出し、さらに、当該コンテキスト情報及びモデルパイプラインを推定処理モデルに入力して、新患に対する追加パイプラインを生成するようにしてもよい。
このように、第2の実施形態に係る医用画像データ処理システム10では、画像データの処理結果又は新患のパイプラインを実行中に得られた情報からコンテキスト情報を抽出して追加パイプラインを生成する。これにより、第2の実施形態に係る医用画像データ処理システム10では、新患に対してより適切なパイプラインを生成することができ、画像処理の確度を向上させることができる。
以下、図10を参照して、第2の実施形態に係る医用画像データ処理方法について説明する。
第2の実施形態におけるステップS201~ステップS207は、第1の実施形態におけるステップS101~ステップS107と同様であるので、説明を省略する。
ステップS208において、コンテキスト情報抽出部18は、医用画像データ処理部16の処理結果又は患者のパイプラインを実行中に得られた情報からコンテキスト情報を抽出する。
ステップS209において、パイプライン生成部15は、ステップS208で抽出されたコンテキスト情報及びモデルパイプラインS3を推定処理モデルに入力して、新患に対する追加パイプラインS12を生成する。
第2の実施形態に係る医用画像データ処理システム10及び医用画像データ処理方法では、第1の実施形態により患者に対して生成されたパイプラインに加えて、追加パイプラインS12をさらに生成し、より適切なパイプラインを生成することができるため、画像処理の確度が向上される。
また、上述した実施形態では、被検体について患者を例にして説明したが、被検体は検査される患者以外の人や動物などであってもよい。
また、上述した実施形態では、推定処理モデル生成部12が、過去に検査された複数の患者(第1の被検体)のコンテキスト情報のそれぞれとモデルパイプラインS3の各パイプラインとの関係を学習して推定処理モデルを生成し、パイプライン生成部15が、コンテキスト情報取得部13により取得された新患(第2の被検体)のコンテキスト情報及びモデルパイプラインS3を推定処理モデルに入力することにより、新患に対するパイプラインS5を生成しているが、これに限定されない。例えば、過去に検査された複数の患者のコンテキスト情報のそれぞれとモデルパイプラインS3の各パイプラインとの関係は、テーブル等により記憶させてもよい。例えば、テーブルは、記憶部11内に設けられる。この場合、パイプライン生成部15は、過去に検査された複数の患者のコンテキスト情報のそれぞれとモデルパイプラインS3の各パイプラインとの関係を記憶するテーブルを参照することにより、コンテキスト情報取得部13により取得された新患のコンテキスト情報、及び、モデルパイプラインS3に基づいて、新患に対するパイプラインを生成する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、患者に対して適切なパイプラインを自動的に生成することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 医用画像データ処理システム
11 記憶部
13 コンテキスト情報取得部
14 医用画像データ生成部
15 パイプライン生成部
16 医用画像データ処理部
17 表示部

Claims (12)

  1. 第1の被検体の医用画像データに関するコンテキスト情報と当該医用画像データに施される一連の画像処理の流れを示したモデルパイプラインとが記憶されている記憶部と、
    第2の被検体のコンテキスト情報を取得するコンテキスト情報取得部と、
    前記第2の被検体の医用画像データを生成する医用画像データ生成部と、
    前記第2の被検体のコンテキスト情報及び前記モデルパイプラインに基づいて、前記第2の被検体に対するパイプラインを生成するパイプライン生成部と、
    前記第2の被検体のパイプラインを実行して前記第2の被検体の医用画像データを処理する医用画像データ処理部と、
    前記医用画像データ処理部の処理結果を表示する表示部と、
    を備える医用画像データ処理システム。
  2. 前記第1の被検体のコンテキスト情報のそれぞれと前記モデルパイプラインの各パイプラインとの関係を学習して推定処理モデルを生成する推定処理モデル生成部、
    をさらに備え、
    前記パイプライン生成部は、前記第2の被検体のコンテキスト情報及び前記モデルパイプラインを前記推定処理モデルに入力することにより、前記第2の被検体に対するパイプラインを生成する
    請求項1に記載の医用画像データ処理システム。
  3. 前記推定処理モデル生成部は、前記第1の被検体の医用画像データに関するコンテキスト情報のキーワードを第1のキーワードとして抽出し、当該第1のキーワードと前記モデルパイプラインにおけるキーワードとの関係を学習して前記推定処理モデルを生成する
    請求項2に記載の医用画像データ処理システム。
  4. 前記パイプライン生成部は、
    前記第2の被検体のコンテキスト情報のキーワードを第2のキーワードとして抽出し、
    当該第2のキーワード及び前記モデルパイプラインを前記推定処理モデルに入力し、
    前記推定処理モデルにおいて前記第2のキーワードと前記モデルパイプラインにおけるキーワードとの類似性を比較して、前記モデルパイプラインのパイプライン毎に類似度を導出し、
    前記類似度が所定の閾値以上のパイプラインを前記第2の被検体のパイプラインとして生成する
    請求項3に記載の医用画像データ処理システム。
  5. 前記パイプライン生成部は、前記第2の被検体のパイプラインを、前記類似度の高い順に配列する
    請求項4に記載の医用画像データ処理システム。
  6. 前記第2の被検体のコンテキスト情報には、当該第2の被検体の現在の検査情報及び当該第2の被検体の過去の診断情報が含まれる
    請求項1に記載の医用画像データ処理システム。
  7. 前記パイプライン生成部は、
    前記現在の検査情報に基づいて、前記第2の被検体の各コンテキスト情報に重みを付与し、
    前記第2の被検体のパイプラインとして、前記重みの高い順に、前記第2の被検体の前記各コンテキスト情報にそれぞれ関連するパイプラインを配列する
    請求項6に記載の医用画像データ処理システム。
  8. 前記表示部は、前記第2の被検体のパイプラインの配列順に前記処理結果を表示する
    請求項5又は7に記載の医用画像データ処理システム。
  9. 前記医用画像データ処理部の処理結果または前記第2の被検体のパイプラインの実行中に得られた情報からコンテキスト情報を抽出するコンテキスト情報抽出部をさらに備え、
    前記パイプライン生成部は、前記抽出されたコンテキスト情報及び前記モデルパイプラインを前記推定処理モデルに入力することにより、前記第2の被検体に対する追加パイプラインを生成する
    請求項1に記載の医用画像データ処理システム。
  10. 第1の被検体の医用画像データに関するコンテキスト情報と当該医用画像データに施される一連の画像処理の流れを示したモデルパイプラインとを記憶する記憶ステップと、
    第2の被検体のコンテキスト情報を取得するコンテキスト情報取得ステップと、
    前記第2の被検体の医用画像データを生成する医用画像データ生成ステップと、
    前記第2の被検体のコンテキスト情報及び前記モデルパイプラインに基づいて、前記第2の被検体に対するパイプラインを生成するパイプライン生成ステップと、
    前記第2の被検体のパイプラインを実行して前記第2の被検体の医用画像データを処理する医用画像データ処理ステップと、
    前記医用画像データ処理ステップの処理結果を表示する表示ステップと、
    を備える医用画像データ処理方法。
  11. 前記第1の被検体のコンテキスト情報のそれぞれと前記モデルパイプラインの各パイプラインとの関係を学習して推定処理モデルを生成する推定処理モデル生成ステップ、
    をさらに備え、
    前記パイプライン生成ステップは、前記第2の被検体のコンテキスト情報及び前記モデルパイプラインを前記推定処理モデルに入力することにより、前記第2の被検体に対するパイプラインを生成する
    請求項10に記載の医用画像データ処理方法。
  12. 前記医用画像データ処理部の処理結果または前記第2の被検体のパイプラインの実行中に得られた情報からコンテキスト情報を抽出するコンテキスト情報抽出ステップをさらに備え、
    前記パイプライン生成ステップにおいて、前記抽出されたコンテキスト情報及び前記モデルパイプラインを前記推定処理モデルに入力することにより、前記第2の被検体に対する追加パイプラインを生成する
    請求項10に記載の医用画像データ処理方法。
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