JP2023066754A - Fx体験ポイント運用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のアフィリエイトシステムや広告システムと一線を画した新たなプラットフォームとしての価値を有するFX体験ポイント運用システムを提供する。【解決手段】FX体験ポイント運用システム1において、ポイント連携部112は、ポイント事業者システム2A、2B対して、ユーザの事業者ポイントの増減情報を送信する。ポイント変換部111は、ユーザ端末3から事業者ポイントと、ポイント事業者とは異なるサービス提供事業者が運用するFX体験ポイント運用サービスで使用する運用ポイントの変換指示を取得し、事業者ポイントと運用ポイントを変換する。ポイント運用指示取得部123は、FX体験ポイント運用サービスにおけるポイント運用指示をユーザ端末3から取得する。運用ポイント管理部122は、ポイント運用指示と、為替情報若しくはスワップポイント情報に基づいて、ユーザの運用ポイントの運用処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ポイントサービスを提供するポイント事業者とは別の事業者がポイントを利用するサービス(具体例としてはFX体験サービス)を提供するための、FX体験ポイント運用システムに関する。
商品やサービスに対する支払いを行った際にポイントが付与され、当該ポイントを商品やサービスに対する支払いに利用できるといったポイントサービスが広く利用されている。
当該ポイントサービスに関連するシステムが、特許文献1や2によって開示されている。
特開2016-218870号公報 特開2018-013823号公報
特許文献1には、ポイント事業者、広告主(商品やサービスの提供者)、アフィリエイトサービスプロバイダー、ユーザのそれぞれが保有する、ポイントサーバー200、申込サーバー500、管理サーバー300、ユーザ端末100が相互に接続されたシステムにおける技術が開示されている。アフィリエイトサービスプロバイダーから提供される広告が、ポイント事業者のサイトに表示され、当該ポイント事業者のサイトに表示された広告に基づいて、ユーザが広告主の商品やサービスを購入した際に、アフィリエイトサービスプロバイダーやポイント事業者に対して広告主から成功報酬が支払われ、また、ユーザはポイント事業者からポイント付与の特典が得られるというビジネスモデルにおいて、ポイント事業者がポイントを還元すべきユーザを適切に判断できるようにしたシステムである。しかしながら、当該システムは、ポイント事業者とは別の事業者がポイントを利用するサービスをユーザに提供するためのシステムではない。
特許文献2には、ポイント事業者(携帯電話のキャリアでもある)自身が、ポイントを運用するサービスを提供する投資システムに関する技術が開示されている。有効期限切れ間近等のポイントを換金して、ハイリスクの運用を行わせるというビジネスモデルに関するシステムである。しかしながら、当該システムも、ポイント事業者とは別の事業者がポイントを利用するサービスをユーザに提供するためのシステムではない。
本発明は、ポイント事業者とは別の事業者がポイントを利用するサービス(具体例としてはFX体験サービス)をユーザに提供する場合において有用なシステムであり、従来のアフィリエイトシステムや広告システムと一線を画した新たなプラットフォームとしての価値を有するシステムを提供することを目的とする。
(構成1)
ポイント事業者が管理する事業者ポイントを用いたポイントサービスを行うポイント事業者システムに対して、ユーザの前記事業者ポイントの増減情報を送信するポイント連携部と、ユーザ端末から、前記事業者ポイントと、前記ポイント事業者とは異なるサービス提供事業者が運用するFX体験ポイント運用サービスで使用する運用ポイントの変換指示を取得し、前記事業者ポイントと前記運用ポイントを変換するポイント変換部と、FX体験ポイント運用サービスにおけるポイント運用指示を前記ユーザ端末から取得するポイント運用指示取得部と、前記ポイント運用指示と、為替情報若しくはスワップポイント情報に基づいて、ユーザの前記運用ポイントの運用処理を行う運用ポイント管理部と、を備えることを特徴とする、FX体験ポイント運用システム。
(構成2)
前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスし、FX体験ポイント運用サービスを利用したアクティビティ情報に応じて、当該ユーザへの前記運用ポイントの付与を行う、報酬処理部を備えることを特徴とする、構成1に記載のFX体験ポイント運用システム。
(構成3)
前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスした場合に、当該ユーザへの前記運用ポイントの付与を行う、報酬処理部を備えることを特徴とする、構成1に記載のFX体験ポイント運用システム。
(構成4)
前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザが最初にアクセスした場合に、前記ポイント事業者システムにおけるユーザの識別情報である事業者ユーザID情報と、ユーザ識別情報を取得し、前記ユーザ識別情報、前記事業者ユーザID情報、を対応付けてユーザ管理情報として記憶する、ユーザ情報管理部を備えることを特徴とする構成1から3の何れかに記載のFX体験ポイント運用システム。
(構成5)
前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスした場合に、前記事業者ユーザID情報と前記ユーザ識別情報を取得し、前記ユーザ識別情報が前記ユーザ管理情報にあった場合であって前記事業者ユーザID情報が対応付けられていない場合には、当該ユーザの前記ユーザ管理情報に前記事業者ユーザID情報を追加して登録し、当該ユーザへの前記運用ポイントの付与を行うことを特徴とする構成4に記載のFX体験ポイント運用システム。
本発明によれば、ポイント事業者とは別の事業者がポイントを利用するサービス(具体例としてはFX体験サービス)をユーザに提供する場合において有用なシステムであり、従来のアフィリエイトシステムや広告システムと一線を画した新たなプラットフォームとしての価値を有するシステムを提供することができる。
本発明に係る実施形態のFX体験ポイント運用システムを含む、全体システムの構成の概略を示すブロック図 ユーザ端末におけるメイン処理の概略を示すフローチャート ユーザ端末における認証・登録処理の概略を示すフローチャート ユーザ端末における残高確認処理の概略を示すフローチャート ユーザ端末における運用処理の概略を示すフローチャート 運用サーバーにおける登録・認証処理の概略を示すフローチャート 運用サーバーにおけるポイント移動処理の概略を示すフローチャート 運用サーバーにおける運用処理の概略を示すフローチャート ユーザ管理テーブルの概要を説明する図 ユーザ端末における表示画面の一例を示す図 ユーザ端末における表示画面の一例を示す図 ユーザ端末における表示画面の一例を示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
図1は、本実施形態のFX体験ポイント運用システム1を含む、全体システムの構成の概略を示すブロック図である。
FX体験ポイント運用システム1は、インターネット等のネットワーク4を介して、ポイント事業者システム2A、2B、及び、複数のユーザ端末3と接続されている。
ポイント事業者システム2A、2Bは、ポイント事業を営む事業者が運営するシステムであり、複数のポイント事業者が存在し(図では簡単のため、ポイント事業者A、Bの2つのみ示している)、それぞれが自己のシステムを有している。
本実施形態のシステムにおいては、ポイント事業者システム2A、2Bがユーザに対して提供するポイントサービスを利用するためのアプリやWebサイトにおいて、「ポイント運用」というアイコンやハイパーリンクが設けられている。当該アイコンやハイパーリンクをユーザが選択した際には、ポイント事業者を識別するポイント事業者識別情報と、ポイント事業者システムで使用されているユーザの識別情報である事業者ユーザID情報と、を出力して、ユーザ端末からFX体験ポイント運用システム1へと送信させるように構成されている。なお、「事業者ユーザID情報」には、必要に応じてパスワード情報も含まれる(以下の説明においても同様である)。
その他のポイント事業者のシステム自体は、従来のシステムであるため、ポイント事業者のシステムに関するここでの説明を省略する。
ユーザ端末3は、ユーザが使用するスマートフォンやPCといった端末装置である。ユーザは各ポイント事業者のポイントサービスを利用するために会員登録等を行い、ポイントサービスに対応したアプリをユーザ端末3にダウンロードして使用することや、ポイントサービスに対応したWebサイトを利用することで、何れかのポイントサービス若しくは複数のポイントサービスを利用する。ポイントサービスとは、買い物やサービスの利用などの際にポイントが付与され、当該ポイントを次回以降の買い物やサービスの利用などの支払いに利用したり、ポイントを何らかの物品や商品券或いは金券などに交換できるといったものである。
前述のごとく、本システムにおいては、ポイントサービスを利用するためのアプリやWebサイトにおいて、「ポイント運用」というアイコンやハイパーリンクが設けられており、ユーザがこれを選択した場合、ポイント事業者識別情報と、事業者ユーザID情報が、ユーザ端末からFX体験ポイント運用システム1へと送られる。
FX体験ポイント運用システム1は、ポイント事業を営む事業者とは別の事業者が運営するシステムであり、ポイント事業者が提供するポイントを利用したFX体験(ポイントを使ってFXで運用する疑似体験)サービスを提供するものである。
ユーザはアプリ又はウェブサイトを介し、FX体験ポイント運用システム1へスマートフォン等のユーザ端末3を使用してアクセスし、事業者ポイントを変換した運用ポイントを利用してFX取引を疑似体験することが可能である。通常、FXは為替変動による損益と各国の金利差益による損益と2つの要素で取引損益が確定する。一方でFX体験ポイント運用システム1では、前述の損益獲得手段に加え、取引状況(アクティビティ)によりプラスアルファの対価を、成功報酬として得ることができる。これにより、より多くの収益を期待できる広告プラットフォームとしての機能を備え、従来のアフィリエイトシステムや広告システムと一線を画した新たなプラットフォームとしての価値を提供できるシステムである。
FX体験ポイント運用システム1は、
ポイント事業者が管理する事業者ポイントを用いたポイントサービスを行うポイント事業者システム(2A、2B)に対して、ユーザの事業者ポイントの増減情報を送信するポイント連携部112と、
ユーザ端末3から、事業者ポイントと、ポイント事業者とは異なるサービス提供事業者が運用するFX体験ポイント運用サービスで使用する運用ポイントの変換指示を取得し、事業者ポイントと運用ポイントを変換するポイント変換部111と、
FX体験ポイント運用サービスにおけるポイント運用指示をユーザ端末3から取得するポイント運用指示取得部123と、
ポイント運用指示と、為替情報若しくはスワップポイント情報に基づいて、ユーザの運用ポイントの運用処理を行う運用ポイント管理部122と、
ポイント事業者システム(2A、2B)に対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、FX体験ポイント運用システム1に対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスし、FX体験ポイント運用サービスが利用された場合(FX体験ポイント運用サービス上でのユーザの行動(アクティビティ)に対して)、当該ユーザへの運用ポイントの付与を行う、報酬処理部124と、
ポイント事業者システム(2A、2B)に対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、FX体験ポイント運用システム1に対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザが最初にアクセスした場合に、ポイント事業者システム(2A、2B)におけるユーザの識別情報である事業者ユーザID情報と、ユーザ識別情報を取得し、ユーザ識別情報、事業者ユーザID情報、を対応付けてユーザ管理情報として記憶する、ユーザ情報管理部121と、
を備える。
なお、図1では機能ごとに構成を分けて記載しているが、必ずしもハード的にこれらの構成に分かれていることを示すものではなく、例えば、CPU等の周知の汎用的な演算デバイスを用い、各構成が、当該デバイス上で動作するプログラムによってソフトウェア的に実装されるものであってもよいことは勿論である。以下で説明する実施形態においても各構成がソフトウェア的に実装されるものを例としている。もちろん各構成の一部若しくはそれぞれがハード的に構成されるものであってよく、例えばFPGA等を利用して構成されるものや、ASICなどによって専用のハードとして構成されるもの等であってもよい。
図2~5は、「FX体験ポイント運用システム1に対するユーザインタフェースとなるアプリ(以下、単に「体験アプリ」という)」としての、ユーザ端末3における処理動作の概略を示すフローチャートである。
また、図6~8は、FX体験ポイント運用システム1における処理動作の概略を示すフローチャートである。
FX体験ポイント運用システム1は、一般的なサーバーとしての構成(制御部、記憶部、送受信部など)を備え、図6~8の処理は、送受信部によってデータの送受信を行い、必要に応じて記憶部にデータを読み書きしつつ、制御部によって各処理が実行されるものである。即ち、ここでは、ポイント変換部111、ポイント連携部112、ユーザ情報管理部121、運用ポイント管理部122、ポイント運用指示取得部123、報酬処理部124等の各機能部が、ソフトウェア的に実装されるものを例としている。
この点については、スマートフォンやPCといった端末装置であるユーザ端末3についても同様であり、ユーザ端末3は一般的な端末装置としての構成(制御部、記憶部、送受信部など)を備え、図2~5の処理は、送受信部によってデータの送受信を行い、必要に応じて記憶部にデータを読み書きしつつ、制御部によって各処理が実行されるものである。
(ユーザ認証、登録)
まず、本システムへのユーザ登録(及び認証)の処理について、各図を参照しつつ説明する。
ユーザが本サービスの利用を開始する基本的な契機は、ポイント事業者が提供するポイントサービスを利用するためのアプリやWebサイトにおいて設けられている、例えば「ポイント運用」というアイコンやハイパーリンクを、ユーザがユーザ端末3を使用して選択することである。当該選択がされた場合、前述したように、ポイント事業者識別情報と、事業者ユーザID情報が得られるようになっている(例えば、アプリの場合には当該情報を体験アプリへと出力するようにしたり、Webサイトの場合には当該情報を含ませたURLを生成する等)。
ユーザがポイントサービス用のアプリで前記選択をした場合、これを契機に図2(メイン処理)のステップ201の体験アプリの起動が行われる(体験アプリがユーザ端末3にない場合には、体験アプリのダウンロードを案内する画面を表示して、体験アプリのダウンロードがなされた後に、同じ処理となる)。
図3は、図2のステップ201の処理内容の概要を示すフローチャートであり、当該処理において認証・登録処理が行われる。なお、体験アプリの起動は、ポイント事業者のアプリ上に設けられた「ポイント運用」等のアイコンからの起動の他、登録後(ポイント事業者と初回紐づけ(認証)が完了している場合)はユーザ端末3上の体験アプリ自体のアイコンの選択による通常の起動等も行われる。
ステップ301(図3)では体験アプリの起動処理が行われる。
続くステップ302では、ユーザ識別情報(ID)とパスワードの入力を求める。ユーザ識別情報(ID)とパスワードの入力画面では、「新規登録」や「追加登録」の項目が設けられており、これらが選択された場合には、登録処理へと移行する(ステップ302:No→ステップ304)。
ステップ304の登録処理では、希望するユーザ識別情報(ID)とパスワードの入力を求め、これらの情報と、ポイント事業者側のアプリ等から遷移してきた場合に取得されているポイント事業者識別情報と、事業者ユーザID情報を、FX体験ポイント運用システム1に送信する。なお、これらに加えてユーザ端末3を識別する端末識別情報を送信するようにしてもよい。端末識別情報はユーザ識別情報に代替するものとして利用することができる。端末識別情報(例えば、スマートフォンの場合はIMEIや電話番号、PCの場合はMACアドレス等)は装置で自動的に取得できるため、ユーザにユーザ識別情報の入力を求める必要がない点で優れている。以下、ユーザ識別情報に基づく処理として説明しているが、ユーザ識別情報に代えて(若しくは加えて)端末識別情報を用いるようにしてもよい。
図6は、FX体験ポイント運用システム1側で行われる登録処理の概略を示すフローチャートである。
ステップ601では、受信した情報にポイント事業者識別情報若しくは事業者ユーザID情報が含まれているかを判別し、これが無い場合には、ステップ606へと移行して、ポイント事業者側のアプリ等を経由してアクセスするように求めるコンテンツをユーザ端末3に返信し、ユーザ端末3で当該注意喚起が表示される。なお、当該処理はユーザ端末3側のみで行うこともできる。
ユーザ端末3から、ユーザ識別情報、パスワード、ポイント事業者識別情報、事業者ユーザID情報を正常に受信した場合には、該当の登録が既にされているか否かを判別する(ステップ601:Yes→ステップ602)。
FX体験ポイント運用システム1には、図9で示されるようなテーブルにおいてユーザ情報が管理されており、これに基づいて登録済みであるか否かを判別するものである。図9のユーザ管理テーブル(ユーザ管理情報)には、ユーザ識別情報、パスワード、ポイント事業者識別情報、事業者ユーザID情報に加え、本システム上で使用されるポイントであって事業者ポイントと相互に変換可能な運用ポイントの情報と、FXの運用情報である、ZAR/JPY、MXN/JPY、USD/JPY、GBP/JPYがデータ項目としてある。
図9のテーブルにユーザ識別情報及びパスワードが合致するものがない(即ち、未登録)場合、ステップ603へと移行して、図9のテーブルにユーザ識別情報、パスワード、ポイント事業者識別情報、事業者ユーザID情報を登録(新たなレコードを作成)する。なお、この際に初回登録特典として運用ポイントを付与してもよい。これらにより「ポイント事業者システムにおけるユーザの識別情報である事業者ユーザID情報と、ユーザ識別情報 を取得し、前記ユーザ識別情報、前記事業者ユーザID情報、を対応付けてユーザ管理情報として記憶する、ユーザ情報管理部」として機能するものであり、また、「ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスした場合に、当該ユーザへの運用ポイントの付与を行う、報酬処理部」として機能するものである。
図9のテーブルにユーザ識別情報及びパスワードが合致するレコードがあった場合であって、当該レコードに、受信したポイント事業者識別情報若しくは事業者ユーザID情報が無い場合には、これを追加する処理を行う(ステップ602:Yes→ステップ604)。これは、例えば、ポイント事業者Aにて登録済みであるユーザが、新たにポイント事業者Bについても追加登録する処理に該当する。なお、この際に、ボーナスとして所定の運用ポイントを付与してもよい。これらにより「事業者ユーザID情報とユーザ識別情報を取得し、ユーザ識別情報が前記ユーザ管理情報にあった場合であって事業者ユーザID情報が対応付けられていない場合には、当該ユーザのユーザ管理情報に事業者ユーザID情報を追加して登録」の機能が実現されるものである。
ステップ603若しくは604の処理(新規登録若しくは追加登録)が終わったら、登録終了をユーザ端末3に返信する。
ユーザ端末3では、新規登録若しくは追加登録が終了した旨を表示して、ユーザ登録、認証処理を終了する(図3のステップ304→ステップ305)。
一方、図3のステップ302における、ユーザ識別情報(ID)とパスワードの入力により、既に登録済みであると判断された場合には、ステップ303へ移行する。登録済みであるか否かは、入力されたユーザ識別情報(ID)とパスワードをFX体験ポイント運用システム1に送信して、FX体験ポイント運用システム1側で該当のIDとパスワードを図9のテーブルと照合して判別し、この判別結果をユーザ端末3に返信することで行われる。当該FX体験ポイント運用システム1側への問い合わせ処理により、ステップ303の認証処理も実行されたことになり、その後ステップ305へと移行してユーザ登録、認証処理を終了する。
(ホーム画面表示)
体験アプリの起動処理(及びこれに付随する認証・登録処理)が終わったら、ホーム画面(運用状況)の表示処理を行う(図2、ステップ201→ステップ202)。
図10は当該ホーム画面(運用状況)の表示画面の一例を示したものである。
表示画面中のG(ゴールド)は運用ポイントのことである。画面中における「南アフリカランド」、「メキシコペソ」、「米ドル」、「ポンド」の欄の数値は、FX体験ポイント運用システム1において、図9のテーブルのZAR/JPY、MXN/JPY、USD/JPY、GBP/JPYのデータ(ログイン中のユーザのレコードのデータ)に、現在の為替情報を乗算して算出した値が、FX体験ポイント運用システム1からユーザ端末3に送信され、これが表示されるものである。為替情報は他のシステム(銀行システム等)から現在のリアルタイムの為替情報を取得して使用する。画面中における「未使用」は、図9のテーブルの運用ポイントのデータに基づく(FX体験ポイント運用システム1からユーザ端末3に送信される)。また、画面中の残高合計は、「南アフリカランド」、「メキシコペソ」、「米ドル」、「ポンド」、「未使用」の合計値である(当該合計値の算出処理は、FX体験ポイント運用システム1若しくはユーザ端末3の何れで行うものであってもよい)。なお、損益情報は、過去のデータをログしておき、それとの差分を算出することなどによって取得する。
ホーム画面(運用状況)には、「残高」、「運用する」等のメニューがあり、図2のステップ202-204のループ処理は、これらのメニューの選択やアプリの終了指示を待つ処理である。
(残高確認・ポイント変換処理)
ホーム画面(運用状況)で「残高」が選択された場合には、残高確認処理が行われる(ステップ203→ステップ2031)。残高確認処理では、事業者ポイントと運用ポイントの相互変換も行うことができる。
図4は、ステップ2031の残高確認処理の概略を示すフローチャートである。
ステップ401では、ポイントの残高を確認する残高確認画面の表示処理を行う。
図11(a)は残高確認画面の表示画面の一例を示したものである。
画面中における「残高合計」は、前述したホーム画面(運用状況)における残高合計と同様であり、「利用可能数量」は、ホーム画面(運用状況)における未使用と同様である。それぞれ前述のようにFX体験ポイント運用システム1に問い合わせを行って、表示する。
残高確認画面における「ポイントに交換」が選択された場合には、認証処理を行う(ステップ402:Yes→ステップ403)。ポイントの交換は重要な処理であるため、念のため再度の認証を求めるものである。認証処理は図3のステップ302,303の処理として説明したものと同様である。
認証が得られた場合にはステップ405へと移行し、入庫(事業者ポイントから運用ポイントへの変換)、出庫(運用ポイントからへの事業者ポイント変換)の別、ポイント事業者、に関する情報の入力若しくは選択をユーザに求める画面を表示し、これらの情報を取得する。
続くステップ406では、ステップ405で取得した情報とユーザ識別情報をFX体験ポイント運用システム1へと送信してポイント移動処理の依頼を行う。
図7は、FX体験ポイント運用システム1側で行われるポイント移動処理の概略を示すフローチャートである。
ステップ701では、受信した情報から、入庫、出庫の別を判別し、入庫であった場合にはステップ702、703の処理を、出庫であった場合にはステップ704、705の処理を行う。
入庫であった場合には、受信したユーザ識別情報及びポイント事業者の選択情報に基づいて図9のテーブルを参照して、該当する事業者ユーザID情報を取得し、当該事業者ユーザID情報を使用して、ポイント事業者システム(2A、2B)にアクセスして該当ユーザの事業者ポイントの残高情報を取得し、これをユーザ端末3に送信する(ステップ702)。
これを受信したユーザ端末3では、事業者ポイントのポイント数(残高)を表示し、ユーザに変換するポイント数の入力を求めて、変換ポイント数を取得し、FX体験ポイント運用システム1へと送信する。
変換ポイント数を受信したFX体験ポイント運用システム1では、ポイント事業者システム(2A、2B)に該当ユーザの事業者ポイントを変換ポイント数の分だけ減ずるリクエストを送信し、該当ユーザの運用ポイントを変換ポイント数の分だけ加算することで図9のテーブルを更新する(ステップ703)。
一方、出庫であった場合には、図9のテーブルを参照して、該当ユーザの運用ポイント数を取得し、これをユーザ端末3に送信する(ステップ704)。
これを受信したユーザ端末3では、運用ポイントのポイント数(残高)を表示し、ユーザに変換するポイント数の入力を求めて、変換ポイント数を取得し、FX体験ポイント運用システム1へと送信する。
変換ポイント数を受信したFX体験ポイント運用システム1では、ポイント事業者システム(2A、2B)に該当ユーザの事業者ポイントを変換ポイント数の分だけ加算するリクエストを送信し、該当ユーザの運用ポイントを変換ポイント数の分だけ減算することで図9のテーブルを更新する(ステップ705)。
これらにより、「ポイント事業者が管理する事業者ポイントを用いたポイントサービスを行うポイント事業者システムに対して、ユーザの事業者ポイントの増減情報を送信するポイント連携部」及び、「ユーザ端末から、事業者ポイントと、ポイント事業者とは異なるサービス提供事業者が運用するFX体験ポイント運用サービスで使用する運用ポイントの変換指示を取得し、事業者ポイントと前記運用ポイントを変換するポイント変換部」として機能する。
以上の処理(図4、図7)によって、事業者ポイントと運用ポイントの相互変換を含む、残高確認処理が行われる。なお、ここでは、事業者ポイントと運用ポイントの交換レートが1:1であるものを例としたが、n倍するもの(若しくは所定の計算式に基づいて変換するもの)等であってよい。
残高確認処理(図4)の終了後は、ステップ202(図2)へと戻り、ホーム画面(運用状況)の表示が行われる。
(FX体験処理)
ホーム画面(運用状況)で「運用する」が選択された場合には、FX体験処理が行われる(ステップ203→ステップ2032)。
図5は、ステップ2031のFX体験処理の概略を示すフローチャートである。
ステップ501では、運用モード(積み立てモード若しくはトレードモード)の選択を求める画面の表示処理を行う。
図11(b)は運用モード選択画面の表示画面の一例を示したものである。
選択されたモードが積立モードであった場合にはステップ502、503の処理を、トレードモードであった場合にはステップ504、505の処理を行う。
積立モード(スワップポイントを積み立てていくモード)であった場合、銘柄の選択や取引量(ポイント数)の設定を求める画面を表示し、これらの情報を取得してユーザ識別情報と共にFX体験ポイント運用システム1へ送信する処理が行われる(ステップ503)。
図12(a)はステップ503で表示される画面の一例を示したものである。なお、当該画面の表示処理において、必要な情報(利用可能な運用ポイントの残高や為替情報、スワップポイント情報等)をFX体験ポイント運用システム1側に問い合わせる処理が行われる。
なお、ここでは通貨ペアとしてZAR/JPYとMXN/JPYを例としているが、これ以外の通貨ペアを対象とするものであっても勿論よい。
一方、トレードモードであった場合、銘柄の選択や売り買いの選択と取引量(ポイント数)の設定を求める画面を表示し、これらの情報を取得してユーザ識別情報と共にFX体験ポイント運用システム1へ送信する処理が行われる(ステップ505)。
図12(b)はステップ505で表示される画面の一例を示したものである。なお、当該画面の表示処理において、必要な情報(利用可能な運用ポイントの残高や為替情報等)をFX体験ポイント運用システム1側に問い合わせる処理が行われる。
なお、ここでは通貨ペアとしてUSD/JPYとGBP/JPYを例としているが、これ以外の通貨ペアを対象とするものであっても勿論よい。
図8は、FX体験ポイント運用システム1側で行われるFX体験処理(運用処理)の概略を示すフローチャートである。
ステップ801の処理は、所定の時間の到来(具体例としては、夏季は6時、冬季は7時)を待ち、毎日該当の時間になったら、ステップ805、806の処理を行うものである。また、ステップ802は、ユーザ端末3からの要求(上記した図5のステップ503若しくは505の処理によって送られてくる情報)を待つ処理である。
ユーザ端末3から、ステップ503若しくは505の処理による情報を受信した際には、指定された銘柄の為替情報に基づいて、指定された取引量の分だけ図9のテーブルの該当ユーザの運用ポイントを加算若しくは減算すると共に、指定された取引量を、図9のテーブルのZAR/JPY、MXN/JPY、USD/JPY、GBP/JPYのうちの該当するデータを加算若しくは減算する(ステップ802:Yes→ステップ803)。
例えば、ユーザ指示が、トレードモードにおける米ドルの10ドルの買いであった場合、図9のテーブルのUSD/JPYに10が加算され、為替情報に基づいて(例えば1ドル:100円である場合)、運用ポイントから1000ポイントの減算が行われるものである。一方、ユーザ指示が、トレードモードにおける米ドルの10ドル売りであった場合、為替情報に基づいて(例えば1ドル:110円である場合)、図9のテーブルのUSD/JPYから10が減算され、運用ポイントに1100ポイントの加算が行われる。なお為替情報は、前述のように、他のシステム(銀行システム等)から現在のリアルタイムの為替情報を取得して使用する。
ステップ803に続くステップ804では、FX体験ポイント運用サービスを利用したアクティビティに対する報酬として、所定のボーナスポイントを、該当ユーザの運用ポイントに加算する処理を行う。
ステップ801-802のループ処理において、所定の時間になった場合、図9のテーブルの各レコードのZAR/JPY、MXN/JPYのデータを更新する処理を行う(ステップ801:Yes→ステップ805)。
ZAR/JPY、MXN/JPYのデータの更新とは、スワップポイント情報に基づいて、スワップポイントを加算するものである。
例えば、ZAR/JPYにおいて、金利差が3.5%である場合、該当データを3.5%分だけ加算(積み立て)する処理が行われる。なおスワップポイント情報は、他のシステム(銀行システム等)から現在のスワップポイント情報を取得して使用する。
続くステップ806では、スワップポイントの付与がされたこと(ポジションを維持していること)をもって、”FX体験ポイント運用サービスを利用したアクティビティ情報”であるとして、所定のボーナスポイントを該当ユーザの運用ポイントに加算する処理を行う。
これらによって、「FX体験ポイント運用サービスにおけるポイント運用指示をユーザ端末から取得するポイント運用指示取得部」、「ポイント運用指示と、為替情報若しくはスワップポイント情報に基づいて、ユーザの運用ポイントの運用処理を行う運用ポイント管理部」、「FX体験ポイント運用サービスが利用された場合、ユーザへの運用ポイントの付与を行う、報酬処理部」、「FX体験ポイント運用サービスを利用したアクティビティ情報に応じて、ユーザへの運用ポイントの付与を行う、報酬処理部」として機能するものである。
以上の処理(図5、図8)によって、FX体験処理が行われる。なお、ここでは、レバレッジについては特に触れていないが、レバレッジを利用可能とするものであっても勿論よい。
図5の処理の終了後は、ステップ202(図2)へと戻り、ホーム画面(運用状況)の表示が行われ、以降、上記説明した処理が繰り返される。
以上のごとく、本実施形態のFX体験ポイント運用システム1は、ポイント事業者とは別の事業者がポイントを利用するサービス(具体例としてはFX体験サービス)をユーザに提供する場合において有用なシステムであり、従来のアフィリエイトシステムや広告システムと一線を画した新たなプラットフォームとしての価値を有するシステムである。
ユーザは、ポイントを使ってFXの体験ができ、また、ボーナスポイント等によってポイントの増大を図ることができるという利益を得ることができ、ポイント事業者は本サービス参画することによりポイントの付加価値を高め、ユーザの満足度を向上できるという利益を得ることができ、FX体験の提供事業者は、自己が運営する実際のFX事業をユーザに認知させることができる(広告効果、顧客誘引効果を得られる)という利益を得ることができる。このように、それぞれに利益のある新たなプラットフォームとしての価値を提供できるシステムである。
なお、実施形態では、「FX体験ポイント運用システム1に対するユーザインタフェース」として、ユーザ端末3上のアプリを例として説明したが、本発明をこれに限るものではなく、「FX体験ポイント運用システム1に対するユーザインタフェース」として、FX体験の提供事業者が提供するWebサイトを用いるもの等であってもよい。
実施形態では、ポイント事業者識別情報と事業者ユーザID情報を、ポイント事業者側のアプリやWebサイトから取得するものを例としたが、本発明をこれに限るものではない。例えば、FX体験ポイント運用システムにおいて対象とするポイント事業者が1社だけのような場合には、ポイント事業者識別情報は不要である。また、事業者ユーザID情報によってその事業者を識別できるような場合にも、ポイント事業者識別情報は不要である。
実施形態ではユーザ識別情報(ID)とパスワードがユーザによって設定されるものを例としたが、本発明をこれに限るものではなく、FX体験ポイント運用システム1側で自動生成(取得)されるようなものであってもよい。
1...FX体験ポイント運用システム
111...ポイント変換部
112...ポイント連携部
121...ユーザ情報管理部
122...運用ポイント管理部
123...ポイント運用指示取得部
124...報酬処理部
2A、2B...ポイント事業者システム
3...ユーザ端末

Claims (5)

  1. ポイント事業者が管理する事業者ポイントを用いたポイントサービスを行うポイント事業者システムに対して、ユーザの前記事業者ポイントの増減情報を送信するポイント連携部と、
    ユーザ端末から、前記事業者ポイントと、前記ポイント事業者とは異なるサービス提供事業者が運用するFX体験ポイント運用サービスで使用する運用ポイントの変換指示を取得し、前記事業者ポイントと前記運用ポイントを変換するポイント変換部と、
    FX体験ポイント運用サービスにおけるポイント運用指示を前記ユーザ端末から取得するポイント運用指示取得部と、
    前記ポイント運用指示と、為替情報若しくはスワップポイント情報に基づいて、ユーザの前記運用ポイントの運用処理を行う運用ポイント管理部と、
    を備えることを特徴とする、FX体験ポイント運用システム。
  2. 前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスし、FX体験ポイント運用サービスを利用したアクティビティ情報に応じて、当該ユーザへの前記運用ポイントの付与を行う、報酬処理部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のFX体験ポイント運用システム。
  3. 前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスした場合に、当該ユーザへの前記運用ポイントの付与を行う、報酬処理部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のFX体験ポイント運用システム。
  4. 前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザが最初にアクセスした場合に、前記ポイント事業者システムにおけるユーザの識別情報である事業者ユーザID情報と、ユーザ識別情報を取得し、前記ユーザ識別情報、前記事業者ユーザID情報、を対応付けてユーザ管理情報として記憶する、ユーザ情報管理部を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のFX体験ポイント運用システム。
  5. 前記ポイント事業者システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトを介して、前記FX体験ポイント運用システムに対するユーザインタフェースとなるアプリ又はウェブサイトにユーザがアクセスした場合に、前記事業者ユーザID情報と前記ユーザ識別情報を取得し、前記ユーザ識別情報が前記ユーザ管理情報にあった場合であって前記事業者ユーザID情報が対応付けられていない場合には、当該ユーザの前記ユーザ管理情報に前記事業者ユーザID情報を追加して登録し、当該ユーザへの前記運用ポイントの付与を行うことを特徴とする請求項4に記載のFX体験ポイント運用システム。
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