JP2023065068A - 映像切替装置、映像切替装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

映像切替装置、映像切替装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動ショットが連続しない映像を提供することができる映像切替装置を提供する。【解決手段】映像切替装置101は、撮像装置102~撮像装置104の映像を切り替えて時間的に連続する映像を出力映像として提供する。映像切替装置101は、撮像装置102~撮像装置104の中の第1の撮像装置の映像を出力映像として提供するときに、一の撮像装置による撮影が、画角の変化が所定値以上となる移動ショットの撮影である場合、第1の撮像装置の次に切り替える撮像装置を、撮像装置102~撮像装置104の中の移動ショットの撮影を行わない撮像装置に決定する。【選択図】図5

Description

本発明は、映像切替装置、映像切替装置の制御方法、及びプログラムに関する。
映像にバリエーションや迫力を持たせるために、被写体を異なる向きから撮影可能な複数台のカメラで撮影を行い、それらの映像をつなぎ合わせて映像編集が行われている。しかし、このような撮影方法を行う場合、複数人の撮影スタッフが必要になることから、その改善案として、カメラワークやカメラのスイッチングを制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
国際公開第2017/154953号 国際公開第2017/119034号
しかしながら、近年、複数台のカメラによる撮影は、プロカメラマンのみならずアマチュアも含めて幅広いユーザーにおいて音楽ライブやイベント会場、スポーツ大会等ありとあらゆる場所で行われている。その際に現場の状況や雰囲気に合わせた機動力の高い映像を撮影できるシンプルな撮影システムが望まれている。特に複数のカメラによる映像を編集する上で考慮すべきポイントとして、ズームイン、ズームアウト、パン、チルト等の画角の変化が所定値以上となるショット(以下、「移動ショット」という。)が連続して続かないように、画角の変化が所定値未満となるショット(以下、「固定ショット」という。)を間に挟むことが挙げられる。一般的に移動ショットの映像が続いてしまうと、見ている視聴者が疲れを感じ易いことから、上述したポイントを踏まえて撮影できるシステムが望まれている。
本発明の目的は、移動ショットが連続しない映像を提供することができる映像切替装置、映像切替装置の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の映像切替装置は、複数の撮像装置の映像を切り替えて時間的に連続する映像を出力映像として提供する映像切替装置であって、前記複数の撮像装置のうち、前記出力映像とする撮像装置を決定する制御手段を有し、前記制御手段は、前記複数の撮像装置の中の第1の撮像装置の映像を前記出力映像として提供するときに、前記第1の撮像装置による撮影が、画角の変化が所定値以上となる移動ショットの撮影である場合、前記第1の撮像装置の次に切り替える撮像装置を、前記複数の撮像装置の中の前記移動ショットの撮影を行わない撮像装置に決定することを特徴とする。
本発明によれば、移動ショットが連続しない映像を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る映像切替装置を含む映像配信システムの構成を概略的に示すシステム構成図である。 図1の映像切替装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 図1の撮像装置のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。 図1の映像切替装置によって実行される撮像装置の出力映像の切替制御の第1の例を示す図である。 図1の映像切替装置によって実行される撮像装置の出力映像の切替制御の第2の例を示す図である。 図1の映像切替装置によって実行される撮像装置の出力映像の切替制御の第3の例を示す図である。 図1の映像切替装置によって実行される切替制御処理の手順を示すフローチャートである。 図1の撮像装置によって実行される撮影制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る映像切替装置101を含む映像配信システム100の構成を概略的に示すシステム構成図である。
図1において、映像配信システム100は、映像切替装置101、撮像装置102~撮像装置104を備える。なお、本実施の形態では、一例として、3台の撮像装置102~撮像装置104を備える構成について説明するが、撮像装置の台数はこの台数に限られず、4台以上の撮像装置を備える構成であっても良い。
映像配信システム100は、被写体を異なる向きから撮影する撮像装置102~撮像装置104の出力映像を配信するシステムである。映像配信システム100では、映像切替装置101が、撮像装置102~撮像装置104の何れか、例えば、撮像装置102に配信開始指示(配信開始通知)を送信して撮像装置102に被写体を撮影させる。撮像装置102は、撮影して得られた映像を映像切替装置101へ出力し、映像切替装置101は、取得した映像を配信する。また、映像切替装置101は、撮像装置102の出力映像が配信されている最中に、別の撮像装置、例えば、撮像装置103に配信開始指示を送信して撮像装置103の出力映像を撮像装置103から取得する。映像切替装置101は、配信映像を撮像装置102の出力映像から撮像装置103の出力映像に切り替えて時間的に連続する映像を提供する。
映像切替装置101は、撮像装置102~撮像装置104とそれぞれ通信手段によって通信可能である。通信手段は、例えば、Wi-Fi通信やBluetooth通信等の無線通信、USBやHDMI(登録商標)接続等による有線通信、インターネット、専用回線、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等である。なお、映像切替装置101は、撮像装置102~撮像装置104とそれぞれ異なる通信手段を用いて通信を行っても良い。
なお、本実施の形態では、映像切替装置101が、撮像装置102~撮像装置104から取得した各映像を配信開始指示を送信した順番に従って繋ぎ合わせる映像編集機能と、繋ぎ合わせた映像をそのままインターネット等を通じてライブ配信を行う配信機能を備える構成について説明するが、これに限られない。例えば、映像切替装置101と異なる別の装置が映像編集機能、配信機能を備えていても良い。具体的に、映像配信システム100が、映像編集機能を備える映像編集装置、及び上記配信機能を備える配信装置を備えていても良い。
図2は、図1の映像切替装置101のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。図2において、映像切替装置101は、CPU201、ROM202、RAM203、補助記憶装置204、表示部205、操作部206、及び通信I/F207を備える。なお、CPUはCenTral Processing Unitの略称である。ROMはRead Only Memoryの略称である。RAMはRandom Access Memoryの略称である。CPU201は、ROM202、RAM203、補助記憶装置204、表示部205、操作部206、及び通信I/F207とそれぞれ接続されている。
CPU201は、映像切替装置101の各種動作を制御する中央演算装置である。ROM202は、CPU201が実行可能な制御プログラムやブートプログラム等を記憶する。RAM203は、CPU201の主記憶メモリであり、ワークエリア又は各種プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。補助記憶装置204は、プログラムや撮像装置102~撮像装置104からそれぞれ受信したデータ等を記憶する。補助記憶装置204は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリである。表示部205は液晶モニタ等で構成される。表示部205は、CPU201から受信した制御信号に基づいて、各種設定状態や、映像切替装置101が配信開始指示を送信した撮像装置の出力映像等を表示する。操作部206は、映像切替装置101の電源をON/OFFするための電源スイッチ、各種パラメーターを設定するためのボタン(例えば、十字キーボタン、決定ボタン、タッチパネル)等によって構成される。各種パラメーターは、例えば、後述する更新時間Tr、待機時間Tac、ショット判定に用いる閾値である。ユーザが操作部206を操作することで設定された各種パラメーターはROM202や補助記憶装置204に記憶される。通信I/F207は、外部装置との上記通信手段による通信を実現させる。なお、通信I/F207として適用されるデバイスは、通信経路の種別や適用される通信方式に応じて適宜変更されてもよい。
次に、撮像装置102~撮像装置104の構成について説明する。なお、本実施の形態では、撮像装置102~撮像装置104は同様の構成であり、以下では、一例として、撮像装置102を用いてその構成を説明する。
図3は、図1の撮像装置102のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。図3において、撮像装置102は、制御部301、ROM302、RAM303、記録媒体I/F304、記録媒体305、撮像部306、画像処理部307、画像圧縮伸長部308、表示部309、操作部310、及び無線通信部311を備える。
制御部301は、撮像装置102のシステム全般を制御するシステム制御部である。制御部301は、ROM302に記録されたプログラムをRAM303に展開し、RAM303に展開したプログラムを実行することにより、各構成要素を制御する。また、制御部301は、記録媒体305へデータを記録する制御や表示部309に画面を表示させる制御等を行う。ROM302は、不揮発性の記録媒体であり、制御部301が実行するプログラム等を記憶している。
RAM303は、制御部301のワークメモリとして用いられる揮発性の記録媒体である。例えば、RAM303は、画像圧縮伸長部308が画像データに圧縮処理や伸長処理を施す際の一時記憶領域として用いられる。この画像データは、例えば、撮像部306で撮像された画像データに対して画像処理部307が画像処理を施したデータや、記録媒体305から読み出された画像データである。また、RAM303は、表示部309に表示する表示用データを一時的に格納するVRAMとしても用いられる。更に、RAM303は、撮像した画像と共に当該画像に関連付けて記録する付加情報を一時的に格納する記憶部としても用いられる。
記録媒体I/F304は、メモリカード等の着脱可能な記録媒体を挿入可能なスロットを備える。図3では、一例として、着脱可能な構成の記録媒体305が記録媒体I/F304に装着されている状態が示されている。なお、本実施の形態の撮像装置102では、記録媒体I/F304に装着された記録媒体305に画像データを記録する構成について説明するが、この構成に限られず、撮像装置102に内蔵されたメモリに画像データを記録する構成であってもよい。
撮像部306は撮像素子(不図示)を備える。また、撮像部306はズームレンズ及びフォーカスレンズを含む撮影レンズ(不図示)を備える。撮像部306は、制御部301から受信した制御信号に基づいて被写体を撮像し、動画像データとしての画像データを取得する。画像処理部307は、撮像部306で撮像された画像データに、所定の画素補間処理、リサイズ処理、色変換処理等の画像処理を施す。また、画像処理部307は、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行い、制御部301は得られた演算結果に基づいて撮像部306による撮像に関する制御、例えば、露光制御やオートホワイトバランス制御を行う。画像圧縮伸長部308は、画像処理部307による画像処理済みの画像データを圧縮する処理や、記録媒体305から読み出した画像データを伸長する処理を行う。表示部309は、覗き込み形のファインダー内のディスプレイや、バリアングルの液晶モニタ等で構成される。表示部309は、制御部301から受信した制御信号に基づいて各種設定状態や、撮像部306で撮像された画像データ、記録媒体305から読み出された画像データ等を表示する。
操作部310は、撮像装置102の電源をON/OFFするための電源スイッチ、撮影開始ボタン、カメラモード(撮影モード)や再生モード等の動作モードを切り替えるモード切替ボタン、タッチパネル等で構成され、ユーザによる操作を受け付ける。なお、タッチパネルは、抵抗膜方式、静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式のいずれの方式のタッチパネルであってもよい。制御部301は、タッチパネルに何も触れていない状態であるタッチオフや、タッチパネルに対する所定の操作を検知することができる。タッチパネルに対する所定の操作は、例えば、タッチダウン、タッチオン、ムーブ、及びタッチアップである。タッチダウンは、指やペンがタッチパネルに触れる操作である。タッチオンは、指やペンがタッチパネルに触れ続ける操作である。ムーブは、タッチパネルに触れている指やペンをタッチパネル上で移動させる操作である。タッチアップは、タッチパネルに触れていた指やペンをタッチパネルから離す操作である。本実施の形態では、指やペンがタッチパネルに触れている位置を示す座標情報は、制御部301に通知される。制御部301は、検知した操作の種別と通知された座標情報とに基づいて、タッチパネルにどのような操作が行なわれたかを判定する。また、ムーブについて、制御部301は、座標情報の変化に基づいて、タッチパネル上で移動する指やペンの移動方向を、タッチパネル上の垂直成分、水平成分毎に判定する。
また、制御部301は、タッチパネルに対する所定の操作として、フリックを検知することもできる。フリックは、タッチパネル上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かしてそのまま離す操作であり、言い換えれば、タッチパネル上を指で弾くように素早くなぞる操作である。制御部301は、所定の距離以上を所定の速度以上でムーブしたことを検出し、そのままタッチアップを検出するとフリックが行なわれたと判定する。更に、制御部301は、タッチパネルに対する所定の操作として、ドラッグを検知することもできる。制御部301は、所定の距離以上を所定の速度未満でムーブしたことを検出すると、ドラッグが行なわれたと判定する。
無線通信部311は、制御部301から受信した制御信号に基づいて、映像切替装置101等の外部機器とのデータの送受信を無線通信により行う。例えば、無線通信部311は、後述するショット判定に用いられる撮像装置102のショット情報(撮影関連情報)を映像切替装置101へ送信する。なお、本実施の形態では、撮像装置102が無線通信部311を備える構成について説明したが、この構成に限られず、撮像装置102が無線通信部311の代わりに有線通信部を備え、有線通信部によって外部機器とデータの送受信を行ってもよい。
次に、図4~図6を用いて、映像切替装置101によって実行される撮像装置の出力映像の切替制御について説明する。図4~図6では、一例として、撮像装置102及び撮像装置103は三脚等に固定され、撮像装置102は被写体を追跡して移動ショットの撮影を行い、撮像装置103は被写体を追跡せずに固定ショットの撮影を行うこととする。移動ショットは、画角の変化が所定値以上となるショットであり、例えば、ズームイン、ズームアウト、パン、チルトを行うショットである。固定ショットは、画角の変化が所定値未満となるショットである。また、撮像装置104は、カメラマンが手持ち撮影を行う撮像装置として用いられ、カメラマンの意図を反映させた任意のショット、つまり、固定ショット及び移動ショットの何れも撮影可能であることとする。
図4は、図1の映像切替装置101によって実行される撮像装置の出力映像の切替制御の第1の例を示す図である。
図4において、まず、映像切替装置101は、撮像装置102~撮像装置104に対してそれぞれ通信開始指示CM0を送信し、撮像装置102~撮像装置104とそれぞれ通信接続を開始する。次いで、映像切替装置101は、撮像装置102~撮像装置104に対してそれぞれ配信制御情報を送信する。配信制御情報は、後述する更新時間Tr、待機時間Tac等を含む。次いで、映像切替装置101は、撮像装置102~撮像装置104の何れか、例えば、カメラマンが手持ちで撮影を行う撮像装置104に対して配信開始指示CM1を送信する。配信開始指示CM1には、撮像装置104の出力映像の配信時間、及びショットの推奨種類を示す情報、例えば、固定ショット及び移動ショットの何れかを示す情報が含まれる。なお、配信開始指示CM1に含まれる配信時間やショットの推奨種類を示す情報は、配信開始指示CM1の送信時にユーザが指定しても良く、また、予め設定されていても良い。また、配信制御情報は、予め送信するのではなく、配信開始指示に含めて送信するようにしてもよい。このように、配信開始指示により、切替先の撮像装置であることを通知することができる。配信開始指示に、待機時間Tacを含めることで、配信開始指示により、切替先の撮像装置であることだけでなく、配信が開始されるタイミングも通知することが可能となる。配信開始指示に待機時間Tacを含めることで、ショットについて個別に待機時間を設定することも可能となる。また、待機時間Tacを含めた場合に、映像切替装置101は、撮像装置に対して、配信が開始されることをさらに通知するようにしてもよい。
撮像装置104は、配信開始指示CM1を受信すると、映像切替装置101から取得した配信制御情報に基づいて設定された待機時間Tacの間、待機状態B001となる。なお、待機時間Tacについて、撮像装置102~撮像装置104の全てに同じ時間が設定されても良く、撮像装置102~撮像装置104にそれぞれ異なる時間が設定されても良い。例えば、三脚等に固定された撮像装置の待機時間Tacを極力短めに設定し、カメラマンが手持ちで撮影を行う撮像装置の待機時間Tacを撮影の準備時間を確保するために或る程度長めに設定する。また、待機時間Tacをゼロに設定することも可能である。更に、配信開始指示CM1に対応する待機状態B001の待機時間Tacのみをゼロに設定することも可能である。
撮像装置104が待機状態B001の間、撮像装置104の表示部には「配信開始待ち状態」といったメッセージが表示される。なお、このメッセージの他に、上記配信開始指示CM1に含まれる配信時間やショットの推奨種類を示す情報が上記表示部に表示されても良い。これにより、手持ちで撮影を行うカメラマンは、配信のための撮影を開始する前に、配信時間やショットの推奨種類を容易に把握することが可能となる。
待機時間Tacを経過すると、撮像装置104は、カメラマンの指示に従って、撮影を行い(例えば、撮影状態B002を参照。)、撮影して得られた映像を映像切替装置101へ出力する。この映像は映像切替装置101によって配信される。ここでは、例えば、撮像装置104が、移動ショットの撮影を行わず、固定ショットの撮影のみを行ったこととする。また、撮像装置104は、待機時間Tacの経過時から更新時間Trを経過すると、ショット情報を映像切替装置101へ送信する。ショット情報は、撮像装置104による撮影が移動ショットの撮影及び固定ショットの撮影の何れであるかを判定するショット判定に用いられる情報である。例えば、ショット情報は、ズームレンズの焦点距離の変化量、撮像装置内部のジャイロの変化量、レンズの撮影方向の変化量等を含む。
映像切替装置101は、受信したショット情報に基づいて、ショット判定CM2を行う。本実施の形態では、例えば、ショット情報に含まれる上記変化量が予め設定された閾値以上の値を検知したときに移動ショットの撮影が行われたと判定し、上記変化量が上記閾値未満の値を検知したときに固定ショットの撮影が行われたと判定する判定プログラムが、映像切替装置101のROM202等に予め格納されている。なお、上記閾値について、全ての撮像装置に対して同じ値が設定されていても良く、撮像装置毎に異なる値が設定されていても良い。ショット判定CM2では、撮像装置104による撮影が固定ショットの撮影であると判定される。映像切替装置101は、ショット判定CM2の判定結果に基づいて次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。具体的に、映像切替装置101は、切り替え前後で移動ショットの撮影が連続することがないので、現時点で撮影を行っている撮像装置104を除く全ての撮像装置、つまり、撮像装置102,103の中から次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。例えば、撮像装置102~104には、予め優先順が設定されており、映像切替装置101は、撮像装置102,103の中で優先順が最も高い撮像装置102を、次の配信開始指示を送信する撮像装置に選択する。若しくは、映像切替装置101は、撮像装置102,103の中からランダムに次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。映像切替装置101は、選択した撮像装置、例えば、撮像装置102に配信開始指示CM3を送信する。
撮像装置102は、配信開始指示CM3を受信すると、待機時間Tacの間、待機状態A001となる。また、撮像装置102が待機状態A001の間、撮像装置102の表示部309には「配信開始待ち状態」といったメッセージ等が表示される。
その後、配信開始指示CM1に含まれる配信時間が経過すると、映像切替装置101は、配信終了指示CM4を撮像装置104に送信する。一方、撮像装置102は、撮像装置102における待機時間Tacが経過すると、配信開始指示CM3に従って、移動ショットの撮影を行い(例えば、撮影状態A002を参照。)、撮影して得られた映像を映像切替装置101へ出力する。これにより、映像切替装置101から配信される映像が、撮像装置104の出力映像から撮像装置102の出力映像に切り替わる。また、撮像装置102は、待機時間Tacの経過時から更新時間Trを経過すると、ショット情報を映像切替装置101へ送信する。
映像切替装置101は、受信したショット情報に基づいて、ショット判定CM5を行う。ショット判定CM5では、撮像装置102による撮影が移動ショットの撮影であると判定される。映像切替装置101は、ショット判定CM5の判定結果に基づいて次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。具体的に、映像切替装置101は、切り替え前後で移動ショットの撮影が連続しないように、移動ショットの撮影を行わない撮像装置103を次の配信開始指示を送信する撮像装置として選択する。次いで、映像切替装置101は、選択した撮像装置103に配信開始指示CM6を送信する。
撮像装置103は、配信開始指示CM6を受信すると、待機時間Tacの間、待機状態C001となる。その後、配信開始指示CM3に含まれる配信時間が経過すると、映像切替装置101は配信終了指示CM7を撮像装置102に送信する。一方、撮像装置103は、撮像装置103における待機時間Tacが経過すると、配信開始指示CM6に従って、固定ショットの撮影を行い(例えば、撮影状態C002を参照。)、撮影した映像を映像切替装置101へ出力する。その後、映像切替装置101は、ユーザから配信処理の終了に関する指示を受け付けると、配信処理終了指示CM8を撮像装置103に送信する。これにより、配信開始指示CM6に従って撮像装置103が撮影した映像の配信が終了し、映像配信システム100による配信処理が終了する。
図5は、図1の映像切替装置101によって実行される撮像装置の出力映像の切替制御の第2の例を示す図である。図5では、一例として、上述した撮影状態B002において、撮像装置104が、カメラマンの指示に従って、移動ショットの撮影を行った場合について説明する。
図5において、移動ショットの撮影を行った撮像装置104は、待機時間Tacの経過時から更新時間Trを経過すると、ショット情報を映像切替装置101に送信する。
映像切替装置101は、受信したショット情報に基づいて、ショット判定CM11を行う。ショット判定CM11では、撮像装置104による撮影が移動ショットの撮影であると判定される。映像切替装置101は、ショット判定CM11の判定結果に基づいて次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。具体的に、映像切替装置101は、切り替え前後で移動ショットの撮影が連続しないように、移動ショットの撮影を行わない撮像装置103を次の配信開始指示を送信する撮像装置として選択する。次いで、映像切替装置101は、選択した撮像装置103に配信開始指示CM12を送信する。
撮像装置103は、配信開始指示CM12を受信すると、待機時間Tacの間、待機状態C011となり、撮像装置103が待機状態C011の間、撮像装置103の表示部には「配信開始待ち状態」といったメッセージ等が表示される。
その後、配信開始指示CM11に含まれる配信時間が経過すると、映像切替装置101は、配信終了指示CM13を撮像装置104に送信する。一方、撮像装置103は、撮像装置103における待機時間Tacが経過すると、配信開始指示CM12に従って、固定ショットの撮影を行い(例えば、撮影状態C012を参照。)、撮影した映像を映像切替装置101へ出力する。また、撮像装置102は、待機時間Tacの経過時点から更新時間Trを経過すると、ショット情報を映像切替装置101に送信する。
映像切替装置101は、受信したショット情報に基づいて、ショット判定CM14を行う。ショット判定CM14では、撮像装置103による撮影が固定ショットの撮影であると判定される。映像切替装置101は、ショット判定CM14の判定結果に基づいて次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。具体的に、映像切替装置101は、切り替え前後で移動ショットの撮影が連続することがないので、現時点で撮影を行っている撮像装置103を除く全ての撮像装置、つまり、撮像装置102,104の中から次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。例えば、映像切替装置101は、撮像装置102,104のうち、撮像装置104を次の配信開始指示を送信する撮像装置に選択する。次いで、映像切替装置101は、選択した撮像装置104に配信開始指示CM15を送信する。
撮像装置104は、配信開始指示CM15を受信すると、待機時間Tacの間、待機状態B013となる。その後、配信開始指示CM12に含まれる配信時間が経過すると、映像切替装置101は配信終了指示CM16を撮像装置103に送信する。一方、撮像装置104は、撮像装置104における待機時間Tacが経過すると、カメラマンの指示に従って、撮影を行い(例えば、撮影状態A014を参照。)、撮影した映像を映像切替装置101へ出力する。その後、映像切替装置101は、ユーザから配信処理の終了に関する指示を受け付けると、配信処理終了指示CM17を撮像装置104に送信する。これにより、配信開始指示CM15に従って撮像装置104が撮影した映像の配信が終了し、映像配信システム100による配信処理が終了する。
図6は、図1の映像切替装置101によって実行される撮像装置の出力映像の切替制御の第3の例を示す図である。図6では、一例として、撮像装置104が、上述した待機状態B001の間にカメラマンから受けた指示に従って、映像切替装置101へ再設定依頼CM21を送信した場合について説明する。
図6において、待機時間Tacが経過する前に、撮像装置104から映像切替装置101へ再設定依頼CM21が送信されると、映像切替装置101は、受信した再設定依頼CM21に従って、次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。例えば、映像切替装置101は、撮像装置104を除く全ての撮像装置、つまり、撮像装置102,103の中からランダムに次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する。映像切替装置101は、選択した撮像装置、例えば、撮像装置102に配信開始指示CM22を送信する。撮像装置102に配信開始指示CM22が送信された場合、配信開始指示CM21に従った撮像装置104の出力映像の配信が行われない。このように、本実施の形態では、映像切替装置101は、再設定依頼CM21を送信した撮像装置と異なる別の撮像装置に配信開始指示を送信する。これにより、例えば、カメラマンが手持ちで撮影を行う撮像装置104においてレンズやフィルター等の交換のために撮影を行うことができない場合に、切り替え先を別の撮像装置に変更することができる。
図7は、図1の映像切替装置101によって実行される切替制御処理の手順を示すフローチャートである。図7の切替制御処理は、CPU201が、ROM202又は補助記憶装置204に記憶されたプログラムをRAM203に展開し、展開したプログラムを実行することで実現される。
図7において、まず、CPU201は、ユーザによる接続開始指示を受け付けるまで待機する。ユーザによる接続開始指示を操作部206で受け付けると(ステップS701でYES)、CPU201は、通信I/F207を介して撮像装置102~104へそれぞれ通信開始指示を送信する。次いで、CPU201は、撮像装置102~104とそれぞれ通信接続を行う(ステップS702)。次いで、CPU201は、ユーザによる配信制御情報の設定指示を受け付けるまで待機する。ユーザによる配信制御情報の設定指示を操作部206で受け付けると(ステップS703でYES)、CPU201は、ユーザが操作部206に入力した配信制御情報を設定する(ステップS704)。また、CPU201は、配信制御情報を撮像装置102~104へそれぞれ送信する。次いで、CPU201は、ユーザによる配信指示を受け付けるまで待機する。ユーザによる配信指示を操作部206で受け付けると(ステップS705でYES)、CPU201は、撮像装置102~撮像装置104の中から1つの撮像装置を選択する。例えば、CPU201は、撮像装置102~撮像装置104の中からランダムに撮像装置を選択する。若しくはCPU201は、撮像装置102~撮像装置104の中からユーザが操作部206にて指定した撮像装置を選択する。CPU201は、選択した撮像装置へ配信開始指示を送信する(ステップS706)。次いで、CPU201は、配信開始指示を送信した撮像装置からショット情報を受信するまで待機する。配信開始指示を送信した撮像装置からショット情報を受信すると(ステップS707でYES)、受信したショット情報に基づいてショット判定を行う(ステップS708)。ショット判定では、配信開始指示を送信した撮像装置による撮影が移動ショットの撮影及び固定ショットの撮影の何れであるかが判定される。なお、本実施の形態では、上述したように、映像切替装置101が、ROM202等に予め格納された判定プログラムを用いて、受信したショット情報に含まれるズームレンズの焦点距離の変化量、撮像装置内部のジャイロの変化量、レンズの撮影方向の変化量が閾値以上であるか否かを判定し、判定した結果に基づいて移動ショットであるか固定ショットであるかを判定するものとする。しかし、この方法に限られず、例えば、映像切替装置101がショット判定に用いる閾値を配信制御情報に含めて撮像装置へ送信し、撮像装置がこの閾値を用いて移動ショットであるか固定ショットであるかを判定してこの判定結果を含むショット情報を映像切替装置101へ送信し、映像切替装置101が受信したショット情報に含まれる判定結果に基づいて移動ショットであるか固定ショットであるかを判定する構成であっても良い。
ステップS708において、配信開始指示を送信した撮像装置による撮影が移動ショットの撮影であると判定された場合、CPU201は、撮像装置102~撮像装置104から配信開始指示を送信した撮像装置を除いた撮像装置の中で移動ショットの撮影を行わない撮像装置を次の配信開始指示を送信する撮像装置として選択する(ステップS709)。例えば、移動ショットの撮影を行わない撮像装置が複数存在する場合、CPU201は、移動ショットの撮影を行わない複数の撮像装置の中からランダムで一つの撮像装置を選択する。若しくは、CPU201は、移動ショットの撮影を行わない複数の撮像装置の中で最も優先順が高い撮像装置を選択する。次いで、CPU201は、後述するステップS711へ進む。または、映像を配信中の撮像装置だけでなく、他の撮像装置についても、S707と同様に固定ショットであるか移動ショットであるかを判定し、移動ショットではないと判定された撮像装置を選択するようにしてもよい。
ステップS708において、配信開始指示を送信した撮像装置による撮影が固定ショットの撮影であると判定された場合、CPU201は、撮像装置102~撮像装置104から配信開始指示を送信した撮像装置を除いた全ての撮像装置の中から、次の配信開始指示を送信する撮像装置を選択する(ステップS710)。ステップS710では、例えば、撮像装置102~撮像装置104から配信開始指示を送信した撮像装置を除いた全ての撮像装置の中から、固定ショットか移動ショットかに関わらず、ランダムで一つの撮像装置が選択される。若しくは撮像装置102~撮像装置104から配信開始指示を送信した撮像装置を除いた全ての撮像装置の中で最も優先順が高い撮像装置が選択される。次いで、CPU201は、選択した撮像装置へ配信開始指示を送信する(ステップS711)。次いで、CPU201は、ステップS711にて配信開始指示を送信した撮像装置から再設定依頼を受信したか否かを判別する(ステップS712)。
ステップS712において、ステップS711にて配信開始指示を送信した撮像装置から再設定依頼を受信したと判別された場合、CPU201は、ステップS711にて配信開始指示を送信した撮像装置を選択除外機種リストに追加する(ステップS713)。次いで、CPU201は、ステップS708へ戻る。
ステップS712において、ステップS711にて配信開始指示を送信した撮像装置から再設定依頼を受信しないと判別された場合、CPU201は、選択除外機種リストをリセットする(ステップS714)。次いで、CPU201は、現時点で撮影を行っている撮像装置の配信時間を経過すると、当該撮像装置へ配信終了指示を送信する(ステップS715)。次いで、CPU201は、ユーザによる配信処理の終了に関する指示を操作部206で受け付けたか否かを判別する(ステップS716)。
ステップS716において、ユーザによる配信処理の終了に関する指示を操作部206で受け付けないと判別された場合、CPU201は、ステップS707へ戻る。ステップS716において、ユーザによる配信処理の終了に関する指示を操作部206で受け付けたと判別された場合、CPU201は、撮像装置102~撮像装置104へ配信処理終了指示を送信し(ステップS717)、本処理を終了する。
次に、撮像装置102~撮像装置104による撮影制御処理について説明する。撮像装置102~撮像装置104ではそれぞれ同様の処理が行われ、以下では、一例として、撮像装置102による撮影制御処理の手順について説明する。
図8は、図1の撮像装置102によって実行される撮影制御処理の手順を示すフローチャートである。図8の撮影制御処理は、制御部301がROM302等に格納されたプログラムを実行することによって実現される。
図8において、まず、制御部301は、無線通信部311が映像切替装置101から通信開始指示を受信するまで待機する。無線通信部311が映像切替装置101から通信開始指示を受信すると(ステップS801でYES)、制御部301は、受信した通信開始指示に従って、映像切替装置101と通信接続を開始する(ステップS802)。次いで、制御部301は、無線通信部311が配信制御情報を映像切替装置101から受信するまで待機する。無線通信部311が配信制御情報を映像切替装置101から受信すると(ステップS803でYES)、制御部301は、配信制御情報、つまり、更新時間Tr、待機時間Tac、ショット判定に用いる閾値をRAM303等に読み込む(ステップS804)。次いで、制御部301は、無線通信部311が配信開始指示を映像切替装置101から受信するまで待機する。無線通信部311が配信開始指示を映像切替装置101から受信すると(ステップS805でYES)、制御部301は、計時値であるTcをゼロにリセットし(ステップS806)、Tcの計時を開始する(ステップS807)。なお、表示部309に、Tcの値やTcの値に関連する情報を表示しても良い。次いで、制御部301は、配信開始指示を別の撮像装置に引き渡す指示を操作部310にて受け付けたか否かを判別する(ステップS808)。
ステップS808において、配信開始指示を別の撮像装置に引き渡す指示を操作部310にて受け付けたと判別された場合、制御部301は、再設定依頼を映像切替装置101へ送信し(ステップS809)、撮影制御処理はステップS805へ戻る。
ステップS808において、配信開始指示を別の撮像装置に引き渡す指示を操作部310にて受け付けないと判別された場合、制御部301は、「配信開始待ち状態」といったメッセージ等を表示部309に表示させる(ステップS810)。その後、Tcが待機時間Tacに到達すると(ステップS811でYES)、制御部301は、Tcをゼロにリセットする(ステップS812)。次いで、制御部301は、Tcの計時を開始し(ステップS813)、配信撮影処理を開始する(ステップS814)。配信撮影処理では、例えば、撮像部306は、制御部301から受信した指示に従って撮影を行い、無線通信部311は、当該撮影にて生成された映像(動画データ)を映像切替装置へ送信する。
その後、Tcが更新時間Trに到達すると(ステップS815でYES)、制御部301は、撮像部306等からショット情報を取得する。制御部301は、取得したショット情報を無線通信部311を介して映像切替装置101へ送信する(ステップS816)。次いで、制御部301は、Tcをゼロにリセットし(ステップS817)、Tcの計時を開始する(ステップS818)。次いで、制御部301は、Tcが更新時間Trに到達したか否かを判別する(ステップS819)。
ステップS819において、Tcが更新時間Trに到達しないと判別された場合、制御部301は、無線通信部311が配信終了指示を映像切替装置101から受信したか否かを判別する(ステップS820)。
ステップS820において、無線通信部311が配信終了指示を映像切替装置101から受信しないと判別された場合、撮影制御処理はステップS819へ戻る。無線通信部311が配信終了指示を映像切替装置101から受信しないまま、Tcが更新時間Trに到達すると(ステップS819でYES)、撮影制御処理はステップS816へ戻り、制御部301は、撮像部306等からショット情報を再度取得する。制御部301は、取得したショット情報を無線通信部311を介して映像切替装置101へ送信し、撮影制御処理はステップS817へ進む。
ステップS820において、無線通信部311が配信終了指示を映像切替装置101から受信したと判別された場合、制御部301は、ステップS814にて開始した配信撮影処理を終了する(ステップS821)。ステップS821では、例えば、制御部301は、撮像部306に対して撮影の停止を指示し、無線通信部311に対して映像切替装置への動画データの送信の停止を指示する。次いで、制御部301は、無線通信部311が配信処理終了指示を映像切替装置101から受信したか否かを判別する(ステップS822)。
ステップS822において、無線通信部311が配信処理終了指示を映像切替装置101から受信しないと判別された場合、撮影制御処理はステップS805へ戻る。ステップS822において、無線通信部311が配信処理終了指示を映像切替装置101から受信したと判別された場合、撮影制御処理は終了する。なお、無線通信部311が配信終了指示を受信する前に、配信処理終了指示を受信した場合、撮影制御処理は直ちに終了する。
上述した実施の形態によれば、撮像装置102~撮像装置104の中の第1の撮像装置の映像を出力映像として提供するときに、第1の撮像装置による撮影が、画角の変化が所定値以上となる移動ショットの撮影である場合、第1の撮像装置の次に切り替える撮像装置が、複数の撮像装置の中の移動ショットの撮影を行わない撮像装置に決定される。すなわち、第1の撮像装置の出力映像から次の撮像装置の出力映像に切り替えても、移動ショットが連続することはない。これにより、移動ショットが連続しない映像を提供することができる。
また、上述した実施の形態では、移動ショットの撮影を行わない撮像装置は、固定ショットの撮影を行う撮像装置である。これにより、配信開始指示を送信した撮像装置の出力映像から、次の配信開始指示を送信した撮像装置の出力映像に切り替えた際に移動ショットが連続するのを確実に防止することができる。
上述した実施の形態では、第1の撮像装置の映像を出力映像として提供するときに、第1の撮像装置による撮影が固定ショットの撮影である場合、第1の撮像装置の次に出力映像として切り替える撮像装置が、固定ショットであるか移動ショットであるかに関わらず、第1の撮像装置を除いた撮像装置の中から決定される。これにより、移動ショットが連続するのを防止しつつ、出力映像の切り替えについて必要最小限の制限に留めて迫力のある映像の撮影が阻害されるのを防止することできる。
上述した実施の形態では、配信開始指示を送信した撮像装置から受信したショット情報に基づいて、配信開始指示を送信した撮像装置による撮影が固定ショットの撮影及び移動ショットの撮影の何れであるかが判別される。これにより、受信したショット情報から配信開始指示を送信した撮像装置による撮影時の状況を把握することができ、撮影指示を送信した撮像装置による撮影が固定ショットの撮影及び移動ショットの撮影の何れであるかの判定精度を向上することができる。
上述した実施の形態では、ショット情報は、ズームレンズの焦点距離の変化量、撮像装置内部のジャイロの変化量、レンズの撮影方向の変化量を含む。これにより、撮影指示を送信した撮像装置による撮影が固定ショットの撮影及び移動ショットの撮影の何れであるかを高精度に判定することができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、撮像装置102~撮像装置104の何れかが映像切替装置101の機能を備えていも良い。例えば、カメラマンが手持ちで撮影を行う撮像装置104が映像切替装置101の機能を備えることにより、カメラマンが手持ちで撮影を行う撮像装置104を操作して別の撮像装置の出力映像に切り替えても、移動ショットが連続しない映像を提供することができる。
なお、上述した実施の形態では、必ずしもリアルタイムの配信を前提にしたものではなく、例えば、撮像装置102~撮像装置104の各出力映像を繋ぎ合わせて1つの映像を生成する際に本発明の技術が用いられても良い。
また、上述した実施の形態では、撮像装置102~104は、配信終了指示を受信した時刻をタイムコード等に記録し、配信終了指示を受信しても、そのまま撮影を継続しても良い。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 映像切替装置
102 撮像装置
103 撮像装置
104 撮像装置
201 CPU
207 通信I/F

Claims (13)

  1. 複数の撮像装置の映像を切り替えて時間的に連続する映像を出力映像として提供する映像切替装置であって、
    前記複数の撮像装置のうち、前記出力映像とする撮像装置を決定する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記複数の撮像装置の中の第1の撮像装置の映像を前記出力映像として提供するときに、前記第1の撮像装置による撮影が、画角の変化が所定値以上となる移動ショットの撮影である場合、前記第1の撮像装置の次に切り替える撮像装置を、前記複数の撮像装置の中の前記移動ショットの撮影を行わない撮像装置に決定することを特徴とする映像切替装置。
  2. 前記移動ショットの撮影を行わない撮像装置は、画角の変化が所定値未満となる固定ショットの撮影を行う撮像装置であることを特徴とする請求項1に記載の映像切替装置。
  3. 前記第1の撮像装置の映像を前記出力映像として提供するときに、前記制御手段は、前記第1の撮像装置による撮影が前記固定ショットの撮影である場合、前記第1の撮像装置の次に前記出力映像として切り替える撮像装置を、前記固定ショットであるか前記移動ショットであるかに関わらず、前記第1の撮像装置を除いた撮像装置の中から決定することを特徴とする請求項2に記載の映像切替装置。
  4. 前記制御手段は、撮像装置による撮影が前記固定ショットの撮影及び前記移動ショットの撮影の何れであるかに関する情報を当該撮像装置から取得することを特徴とする請求項2又は3に記載の映像切替装置。
  5. 前記制御手段は、前記取得した情報に基づいて、前記出力映像を撮影している撮像装置による撮影が前記固定ショットの撮影及び前記移動ショットの撮影の何れであるかを判別することを特徴とする請求項4に記載の映像切替装置。
  6. 前記制御手段は、ズームレンズの焦点距離の変化量、撮像装置内部のジャイロの変化量、レンズの撮影方向の変化量のうちの少なくとも1つを含む情報を取得し、前記取得した情報に基づいて、前記固定ショットの撮影及び前記移動ショットの撮影の何れであるかを判別することを特徴とする請求項5に記載の映像切替装置。
  7. 前記制御手段は、次の切替先として決定した撮像装置に対して、次の切替先の撮像装置であることを通知することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の映像切替装置。
  8. 前記制御手段は、次の切替先の撮像装置であることと共に、切り替わるタイミングを通知することを特徴とする請求項7に記載の映像切替装置。
  9. 次の切替先であることを通知した撮像装置から再設定依頼を受信した場合、前記制御手段は、次に前記出力映像として切り替える撮像装置を、前記複数の撮像装置から前記次の切替先であることを通知した撮像装置を除いた撮像装置の中から決定することを特徴とする請求項7又は8に記載の映像切替装置。
  10. 前記制御手段は、次の切替先として決定した撮像装置の映像へ前記出力映像を切り替えたことに応じて、前記切替先の撮像装置の映像が前記出力映像として提供されることを前記撮像装置に通知することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の映像切替装置。
  11. 前記映像切替装置は、前記複数の撮像装置に含まれる撮像装置であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の映像切替装置。
  12. 複数の撮像装置の映像を切り替えて時間的に連続する映像を出力映像として提供する映像切替装置の制御方法であって、
    前記複数の撮像装置のうち、前記出力映像とする撮像装置を決定する制御工程を有し、
    前記制御工程は、前記複数の撮像装置の中の第1の撮像装置の映像を前記出力映像として提供するときに、前記第1の撮像装置による撮影が、画角の変化が所定値以上となる移動ショットの撮影である場合、前記第1の撮像装置の次に切り替える撮像装置を、前記複数の撮像装置の中の前記移動ショットの撮影を行わない撮像装置に決定することを特徴とする映像切替装置の制御方法。
  13. 請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の映像切替装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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