JP2023064917A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

Figure 2023064917000001
【課題】蓄積印刷機能を有するプリンタであって、蓄積されたデータに対応する印刷パラメータを変更するための手順の、利便性を向上させる技術を提供すること。
【解決手段】プリンタ1は、受信した印刷ジョブをメモリ12に蓄積し、蓄積された蓄積ジョブデータのリストをユーザIF13に表示させた状態で、ジョブを選択するための操作と、部数を設定するための操作と、印刷のための操作と、をユーザIF13を介して受け付け可能である。プリンタ1は、ジョブを選択する操作を受け付けた後、部数を設定する操作を受け付けることなく、印刷のための操作を受け付けた場合、あらかじめ定められた部数を用いて選択されたジョブを印刷し、ジョブを選択する操作と部数を設定する操作とを受け付けた後、印刷のための操作を受け付けた場合、操作によって設定された部数を用いてジョブを印刷する。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示される技術分野は、プリンタに関する。さらに詳細には、メモリに蓄積されたデータに基づく印刷を、ユーザインタフェースを介したユーザの操作を契機に開始する機能を有するプリンタに関するものである。
従来、受信した印刷ジョブに基づく印刷を直ぐには開始せずにその印刷データに基づくデータをメモリに蓄積し、ユーザインタフェースを介したユーザの操作によって、そのデータに基づく印刷を開始する蓄積印刷機能を有するプリンタが知られている。例えば特許文献1には、蓄積印刷機能を有するプリンタであって、ユーザインタフェースを用いて、蓄積されたデータに基づく印刷を開始させるための手順が開示されている。
特開2019-142172号公報
特許文献1には、ユーザインタフェースを介して、蓄積されたデータの中から印刷対象を選択させ、選択されたデータに基づく印刷を開始する手順が開示されているが、受信した印刷ジョブの印刷パラメータを変更する手順は開示されていない。メモリには印刷ジョブに基づくデータを複数蓄積することが可能であり、蓄積されたデータに対応する印刷パラメータを変更する手順には、改善の余地がある。
本明細書に開示されるプリンタは、ユーザインタフェースと、通信インタフェースと、メモリと、コントローラと、を備え、前記コントローラは、前記通信インタフェースを介して印刷ジョブを受信した場合に、受信した前記印刷ジョブに基づく蓄積ジョブデータを前記メモリに蓄積する蓄積処理を実行し、前記メモリには、複数の前記蓄積ジョブデータを蓄積可能であり、さらに前記コントローラは、前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータのリストを、前記ユーザインタフェースに表示する表示処理を実行するように構成されており、前記表示処理によって前記リストが表示された状態では、第1操作と第2操作と第3操作とを前記ユーザインタフェースを介して受け付け可能であり、前記第1操作は、前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータの中から、少なくとも1つを選択するための操作であり、前記第2操作は、印刷パラメータを設定するための操作であり、前記第3操作は、印刷のための操作であり、さらに前記コントローラは、前記第1操作を受け付けた後、前記第2操作を受け付けることなく、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、予め定められた前記印刷パラメータを用いて印刷し、前記第1操作と前記第2操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記第2操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷する、ように構成されている。
本明細書に開示されるプリンタは、メモリに蓄積された蓄積ジョブデータのリストを表示し、そのリストの表示中に、蓄積ジョブデータを選択するための操作である第1操作と、印刷パラメータを設定するための操作である第2操作と、印刷のための操作である第3操作と、を受け付け可能である。そして、プリンタは、第1操作と第2操作とを受け付けた後に第3操作を受け付けた場合、第1操作と第2操作とのどちらを先に受け付けたとしても、第3操作を受け付けた際には、第1操作および第2操作のいずれの操作も反映される。一方、第1操作を受け付けた後、第2操作を受け付けることなく、第3操作を受け付けた場合、プリンタは、予め定められた印刷パラメータを用いて印刷する。従って、印刷パラメータを変更する際、蓄積ジョブデータの選択のための操作と、印刷パラメータを設定するための操作と、に入力順序がある構成と比較して、使い勝手の良い手順が提供される。
上記プリンタの機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、蓄積印刷機能を有するプリンタであって、蓄積されたデータに対応する印刷パラメータを変更するための手順の、利便性を向上させる技術が実現される。
本形態のプリンタの概略構成を示すブロック図である。 待機処理の手順を示すフローチャートである。 待機画面の例を示す説明図である。 蓄積印刷処理の手順を示すフローチャートである。 パスワード入力画面の例を示す説明図である。 ジョブ選択処理の手順を示すフローチャートである。 ジョブ選択画面の例を示す説明図である。 設定変更処理の手順を示すフローチャートである。 部数入力画面の例を示す説明図である。
以下、本実施の形態にかかるプリンタについて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、蓄積印刷が可能なプリンタを開示するものである。
本形態のプリンタ1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。また、プリンタ1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、印刷エンジン15と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。コントローラ10は、コントローラの一例である。CPU11がコントローラの一例であっても良い。なお、図1中のコントローラ10は、プリンタ1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にプリンタ1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
本形態のプリンタ1のメモリ12には、オペレーティングシステム(以下「OS」とする)21と、画像処理プログラム22と、を含む各種のプログラムや各種のデータが記憶されている。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。CPU11が備えるバッファも、メモリの一例である。
メモリの一例は、プリンタ1に内蔵されるROM、RAM、HDD等に限らず、CPU11が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体であってもよい。例えば、通信IF14を介してプリンタ1に接続されているUSBメモリ、HDD等の外部メモリや、通信IF14を介してプリンタ1に接続されている装置に備えられるメモリやHDDも、メモリの一例である。
なお、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記憶媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
ユーザIF13は、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。本形態のプリンタ1は、ユーザIF13として、画面の表示機能と操作の受け付け機能とを有するタッチパネル31を備えている。なお、ユーザIF13は、タッチパネル31と操作ボタンとの組み合わせであっても良い。
通信IF14は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)100等の外部デバイスと通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF14の通信規格は、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、USBなどである。プリンタ1は、複数の通信規格に対応する複数の通信IF14を備えていてもよい。
印刷エンジン15は、シート等の印刷媒体に画像を印刷するための構成を含む。印刷エンジン15の画像形成方式は、例えば、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式、である。
本形態のプリンタ1は、例えば、図1に示すように、PC100と接続される。PC100は、プリンタ1に対応するプリンタドライバや、プリンタドライバの機能を利用してプリンタ1に印刷を実行させるためのアプリケーションプログラムを備えている。PC100は、プリンタドライバを利用して印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブをプリンタ1に送信することができる。
次に、プリンタ1の動作について、フローチャートなどを参照して説明する。なお、以下の処理は、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU11の処理を表している。CPUによる処理は、OSのAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記載は、「プログラムBがOSのAPIを用いてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU11が行う」のように記載することがある。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を、「プログラムAが行う」のようにCPUを省略した文言で記載することがある。
なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU11が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPUがデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「要求する」、「指示する」とは、要求していることを示す情報や、指示していることを示す情報を相手に出力することを示す概念である。また、要求していることを示す情報や指示していることを示す情報のことを、単に、「要求」、「指示」とも記載する。
また、CPU11による、情報Aは事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。CPU11による、情報Aが事柄Bであることを示しているか、事柄Cであることを示しているか、を判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか事柄Cであるかを判断する」のように概念的に記載することがある。
本形態のプリンタ1は、電源が入れられると、画像処理プログラム22による処理を実行する。プリンタ1は、初期設定等の起動手順を行った後、待機状態となる。プリンタ1における待機処理の手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。この待機処理は、プリンタ1が待機状態となったことを契機に、画像処理プログラム22に従って、CPU11によって実行される。
CPU11は、待機画面をユーザIF13に表示させる(S101)。待機画面は、ユーザの操作による指示入力を受け付け可能な画面である。CPU11は、例えば、図3に示すように、複数の操作領域を含む待機画面50を、タッチパネル31に表示させる。この待機画面50には、ユーザの操作を受け付けるオブジェクトの1つとして、蓄積印刷ボタン51が含まれている。
プリンタ1は、待機状態で、PC100等の外部装置から印刷ジョブ等の各種のデータを受信できる。CPU11は、データを受信したか否かを判断する(S105)。データを受信していないと判断した場合(S105:NO)、CPU11は、表示中の待機画面50への操作を受け付けたか否かを判断する(S106)。操作を受け付けていないと判断した場合(S106:NO)、CPU11は、電源をオフとする指示を受け付けたか否かを判断する(S107)。電源オフを受け付けていないと判断した場合(S107:NO)、CPU11は、S105~S107の判断を繰り返す。
データを受信したと判断した場合(S105:YES)、CPU11は、受信したデータが印刷ジョブを含むデータであるか否かを判断する(S111)。印刷ジョブではないと判断した場合(S111:NO)、CPU11は、受信したデータに基づく処理を実行する(S112)。プリンタ1は、例えば、ファームウェアやアプリケーションプログラムのアップデート指示、接続情報や設定情報の更新指示、を受信可能であり、受信した指示に基づいて処理を行う。S112の後、CPU11は、S105に戻り、S105~S107の判断を繰り返す。
印刷ジョブを受信したと判断した場合(S111:YES)、CPU11は、受信した印刷ジョブが蓄積印刷の印刷ジョブであるか否かを判断する(S115)。蓄積印刷は、受信した印刷ジョブのデータをメモリ12に蓄積し、ユーザによる操作を受け付けた後に印刷を実行する印刷方式である。つまり、プリンタ1は、蓄積印刷の印刷ジョブを受信した場合、すぐには印刷を開始せず、ユーザによる操作を受け付けていない間は、その印刷ジョブの印刷を行わない。
例えば、PC100のプリンタドライバにて生成されてプリンタ1に渡される印刷ジョブは、印刷に関する各種の付帯情報と、印刷対象の画像を示す画像データと、を含む。付帯情報は、例えば、印刷ジョブを識別するジョブ名、印刷を指示したユーザを示すユーザ名、蓄積印刷を示す情報、印刷パラメータ、である。なお、ユーザ名は、印刷ジョブを送信した装置にログインしているユーザを示す情報であっても良い。ユーザ名は、印刷ジョブを送信した装置が備えるユーザIFを介して入力された、ユーザを示す情報であっても良い。画像データは、例えば、PCLXL、PDF等の形式のPDLデータ、GDI等のラスタデータ、である。
蓄積印刷を示す情報には、例えば、パスワードがある。パスワードは、例えば、PIN、暗証番号、であり、印刷ジョブの送信を指示するユーザがあらかじめ決めて、印刷ジョブに付与する情報である。パスワードは、数字のみで構成されていても良いし、文字や記号を含んでも良い。付帯情報として、パスワードが含まれている印刷ジョブは、蓄積印刷の印刷ジョブであり、パスワードが含まれていない印刷ジョブは、蓄積印刷ではない印刷ジョブである。そのため、パスワードは、蓄積印刷を示す情報に相当する。
受信した印刷ジョブがパスワードを含まない印刷ジョブであれば、CPU11は、蓄積印刷の印刷ジョブではないと判断し(S115:NO)、印刷ジョブの画像データに基づいて印刷を実行する(S116)。S116の後、CPU11は、S105に戻り、S105~S107の判断を繰り返す。
受信した印刷ジョブが、パスワードを含む蓄積印刷の印刷ジョブであると判断した場合(S115:YES)、CPU11は、その印刷ジョブの付帯情報を取得する(S117)。S117は、取得処理の一例である。
印刷ジョブの付帯情報には、印刷パラメータが含まれる。S117では、CPU11は、少なくとも印刷ジョブに付されている印刷パラメータを取得する。印刷パラメータは、印刷の実行のために使用される情報であって、印刷ジョブを送信するユーザの指示に基づいて、PC100のプリンタドライバ等によって設定される。
プリンタ1は、複数の設定項目それぞれの印刷パラメータを用いて印刷を実行する。プリンタ1が利用する印刷パラメータとしては、例えば、ラスタライズの実行時に参照される設定項目の印刷パラメータと、ラスタライズ時には参照されず、印刷実行時に参照される設定項目の印刷パラメータと、がある。ラスタライズの実行時に参照される設定項目としては、例えば、用紙サイズ、印刷解像度、カラー印刷とモノクロ印刷との別を示すカラー情報、がある。印刷実行時に参照される設定項目としては、例えば、印刷部数、片面印刷と両面印刷との別を示す両面情報、給紙トレイや排紙トレイを指定するトレイ情報、がある。
そして、CPU11は、その印刷ジョブに基づく蓄積ジョブデータ25(図1参照)を、取得した付帯情報と関連付けて、メモリ12に蓄積する(S118)。S118は、蓄積処理の一例である。本形態のプリンタ1は、複数の蓄積ジョブデータ25をメモリ12に蓄積可能である。S118の後、CPU11は、S105に戻り、S105~S107の判断を繰り返す。なお、以下では、蓄積ジョブデータを、単に、「ジョブ」と記載する場合もある。
受信した印刷ジョブに含まれる画像データがPDLデータである場合、CPU11は、PDLデータをラスタライズしてラスタデータを生成し、生成したラスタデータを蓄積ジョブデータとして蓄積する。また、受信した印刷ジョブに含まれる画像データがラスタデータであれば、CPU11は、そのラスタデータを蓄積ジョブデータとして蓄積する。なお、CPU11は、PDLデータをラスタライズせずに蓄積ジョブデータとして蓄積しても良い。
CPU11は、S118にて蓄積ジョブデータをメモリ12に蓄積する際、印刷ジョブに含まれる印刷パラメータを、印刷データに関連付けて蓄積する。印刷データとしてラスタデータを含む蓄積ジョブデータを蓄積する場合、CPU11は、ラスタライズの実行時に参照される設定項目の印刷パラメータを関連付けなくても良い。一方、ラスタライズ済みではないPDLデータを蓄積ジョブデータの印刷データとして蓄積する場合は、CPU11は、ラスタライズの実行時に参照される設定項目の印刷パラメータと印刷実行時に参照される設定項目の印刷パラメータとを、印刷データに関連付けて蓄積する。本形態のプリンタ1は、印刷パラメータとして、少なくとも、印刷部数を示す設定項目に関連付けられている情報である部数を、印刷データに関連付けて蓄積する。部数は、印刷パラメータの一例である。
一方、図3に示した待機画面50の表示中に、タッチパネル31へのユーザの操作を受け付けたと判断した場合(S106:YES)、CPU11は、受け付けた操作が、蓄積印刷ボタン51への操作であるか否かを判断する(S121)。蓄積印刷ボタン51への操作ではないと判断した場合(S121:NO)、CPU11は、受け付けた操作に基づく処理を実行する(S122)。S122の後、CPU11は、S101に戻って待機画面を表示し、S105~S107の判断を繰り返す。
例えば、待機画面50に含まれるスクロールアイコン52への操作を受け付けた場合、CPU11は、ユーザIF13に、画面のスクロールを行わせる。つまり、CPU11は、待機画面50とは異なるボタンを含む待機画面を表示させて、表示させた待機画面にて、待機画面50とは異なる指示を受け付け可能となる。
蓄積印刷ボタン51への操作を受け付けたと判断した場合(S121:YES)、CPU11は、蓄積印刷処理を実行する(S125)。なお、蓄積印刷ボタン51への操作を受け付けた際に、メモリ12に蓄積ジョブデータが記憶されていない場合には、CPU11は、蓄積印刷処理を、図4に示す各ステップを実行することなく終了して、待機処理に戻る。
蓄積印刷処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。蓄積印刷処理では、CPU11は、例えば、図5に示すように、パスワード入力画面63をタッチパネル31に表示させて(S201)、パスワードの入力を受け付ける(S202)。
パスワード入力画面63は、数字キー631と、OKボタン632と、を含み、パスワードの入力を受け付ける画面である。ユーザは、数字キー631を用いてパスワードを入力し、OKボタン632にて入力を確定することができる。CPU11は、OKボタン632への入力を受け付けた時に入力されている情報を、パスワードとして受け付ける。なお、CPU11は、パスワード入力画面63を表示中に、ハードキーに含まれるテンキーへの操作を受け付けた場合、パスワードの入力指示であると判断して、S202に進んでも良い。また、パスワード入力画面63の表示中に、図示しないキャンセルボタンへの操作を受け付けた場合、CPU11は、パスワード入力画面63の表示を終了し、待機画面50の表示に戻っても良い。
パスワードの入力を受け付けた場合(S202:YES)、CPU11は、メモリ12に記憶されている蓄積ジョブデータに、入力されたパスワードと一致するパスワードが関連付けられているジョブを抽出する(S203)。
なお、S203では、CPU11は、パスワードの完全一致に限らず、予め決まったルールに基づいて、対応していると判断できればよい。CPU11は、例えば、蓄積ジョブデータのパスワードの一部と一致している場合、対応すると判断しても良い。また、S203にてパスワードが一致するジョブが無いと判断した場合、CPU11は、蓄積印刷処理を終了して、待機処理に戻るとしても良い。あるいは、パスワードが一致するジョブが無いと判断した場合、CPU11は、パスワードが一致しない旨を報知するメッセージを表示して、パスワードの再入力を受け付けても良い。
そして、CPU11は、ジョブ選択処理を実行する(S205)。ジョブ選択処理は、S203にて抽出された全ての蓄積ジョブデータのうちから、印刷対象のジョブの選択を受け付ける処理である。
ジョブ選択処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。ジョブ選択処理では、CPU11は、図7の例に示すようなジョブ選択画面62をタッチパネル31に表示させる(S301)。S301は、表示処理の一例である。ジョブ選択画面62は、蓄積印刷処理のS203にて選択対象として抽出したジョブのリスト620を表示して、ユーザの操作を受け付ける画面である。ジョブ選択画面62は、一覧画面の一例である。
リスト620には、選択対象のジョブのジョブ名がそれぞれ表示されたジョブ名オブジェクト621が含まれる。ジョブ名オブジェクト621は、ジョブの個別の選択指示を受け付けるボタンである。各ジョブ名オブジェクト621に表示されるジョブ名は、印刷ジョブの付帯情報に含まれる情報であり、蓄積ジョブデータを識別するための識別情報として、各蓄積ジョブデータに関連付けられて蓄積されている。
なお、印刷ジョブのジョブ名は、例えば、印刷ジョブの送信を指示したユーザによって、印刷ジョブに付与されて送信される。プリンタ1は、受信した蓄積印刷の印刷ジョブのジョブ名が、既にメモリ12に蓄積されている蓄積ジョブデータのジョブ名と一致している場合、ジョブ名の変更を求める情報を印刷ジョブの送信元へ送信しても良いし、ジョブ名に識別のための連番等を付与しても良い。
ジョブ選択画面62には、ジョブ名オブジェクト621に加え、例えば、図7に示すように、当該ジョブの選択状態を示すチェック欄622と、全選択ボタン623と、印刷指示ボタン625と、が含まれる。ジョブ選択画面62にはさらに、個別設定ボタン627と、選択設定ボタン628と、一括設定ボタン629と、が含まれる。チェック欄622は、各ジョブ名オブジェクト621に含まれ、当該ジョブの選択状態を示す欄である。ジョブ選択処理の開始時には、いずれのジョブも選択されておらず、リスト620の全てのジョブについて、チェック欄622にはチェックマークが表示されていない。
ジョブ選択画面62の全選択ボタン623は、リスト620に含まれる全てのジョブを選択する指示を受け付けるボタンである。全選択ボタン623への操作、および、ジョブ名オブジェクト621のいずれかへの操作は、ジョブを選択する操作であり、いずれも、第1操作の一例である。ジョブ名オブジェクト621と全選択ボタン623とは、第1オブジェクトの一例である。
ジョブ選択画面62の個別設定ボタン627と選択設定ボタン628と一括設定ボタン629とは、印刷パラメータの1つである部数の設定を受け付けるボタンである。部数は、ユーザによる変更頻度が高いパラメータであり、印刷前に部数の変更を受け付け可能にすることでユーザの利便性が高まる。
個別設定ボタン627は、各ジョブ名オブジェクト621に併設され、対応するジョブについて、部数を設定する指示を受け付けるボタンである。そして、個別設定ボタン627には、対応するジョブに設定されている部数が表示される。つまり、ジョブ選択画面62には、ジョブ名オブジェクト621と当該ジョブの部数とが対応付けられた態様のリスト620が表示される。
なお、ジョブ選択処理の開始時には、CPU11は、各ジョブに関連付けて記憶されている部数を読み出し、読み出した部数を個別設定ボタン627に表示させる。ただし、印刷ジョブに部数の印刷パラメータが含まれていない場合、蓄積ジョブデータに部数が関連付けられていない可能性がある。本形態のプリンタ1は、蓄積ジョブデータに関連付けられていない印刷パラメータについては、プリンタ1に予め設定されているデフォルトの印刷パラメータを用いて、蓄積ジョブデータの印刷を実行する。蓄積ジョブデータに部数が関連付けられていない場合、CPU11は、プリンタ1のデフォルトの部数を取得して個別設定ボタン627に表示させる。プリンタ1のデフォルトの部数は、例えば、「1」である。
なお、プリンタ1は、受信した印刷ジョブに含まれていない印刷パラメータについて、デフォルトの印刷パラメータを関連付けて蓄積ジョブデータを蓄積しても良い。具体的には、CPU11は、待機処理のS117にて取得できなかった印刷パラメータについては、S118にて、デフォルトの印刷パラメータを関連付けて蓄積するとしても良い。この場合、全ての蓄積ジョブデータには印刷パラメータが関連付けられているので、CPU11は、ジョブ選択処理の開始時に部数を取得できる。
また、後述するように、ジョブの部数が変更して設定された場合には、CPU11は、設定後の部数に切り替えて、個別設定ボタン627を表示する。ジョブごとに、ジョブ名オブジェクト621と、現在設定されている部数を示す個別設定ボタン627と、が対応付けて表示されるので、部数の設定が必要か否かをユーザが判断し易い。
選択設定ボタン628は、選択状態が選択中であるジョブの全てを対象として、各ジョブの部数をまとめて設定する指示を受け付けるボタンである。一括設定ボタン629は、リスト620に表示されている全てのジョブの部数をまとめて設定する指示を受け付けるボタンである。このジョブ選択画面62では、個別設定ボタン627による個別のジョブに設定する指示と、選択設定ボタン628や一括設定ボタン629による複数のジョブについて纏めて設定する指示と、を両方とも受け付け可能であるので、使い勝手が良い。
個別設定ボタン627と選択設定ボタン628と一括設定ボタン629とのいずれかへの操作は、第2操作の一例である。個別設定ボタン627への操作は、個別設定操作の一例であり、選択設定ボタン628への操作は、複数設定操作の一例であり、一括設定ボタン629への操作は、一括設定操作の一例である。個別設定ボタン627と選択設定ボタン628と一括設定ボタン629とは、第2オブジェクトの一例である。選択設定ボタン628は、特定オブジェクトの一例である。
印刷指示ボタン625は、ジョブ選択処理を終了して印刷を実行するための処理の開始指示を受け付けるボタンである。印刷指示ボタン625への操作は、印刷のための操作であり、第3操作の一例である。なお、プリンタ1がユーザIF13としてタッチパネル31以外のハードウェアボタンを備えている場合、印刷のための操作は、そのハードウェアボタンで受け付け可能であっても良い。
CPU11は、表示中のジョブ選択画面62にて、全選択ボタン623またはジョブ名オブジェクト621への操作によるジョブ選択の指示を受け付けたか否かを判断する(S305)。ジョブ選択の指示を受け付けていないと判断した場合(S305:NO)、CPU11は、個別設定ボタン627と選択設定ボタン628と一括設定ボタン629とのいずれかへの操作による部数設定の指示を受け付けたか否かを判断する(S306)。部数設定の指示を受け付けていないと判断した場合(S306:NO)、CPU11は、印刷指示ボタン625への操作による印刷の開始指示を受け付けたか否かを判断する(S307)。印刷の開始指示も受け付けていないと判断した場合(S307:NO)、CPU11は、いずれかの指示を受け付けるまで待機する。
なお、ジョブ選択画面62の表示中に、図示しないキャンセルボタンへの操作を受け付けた場合、CPU11は、ジョブ選択画面62の表示を終了し、待機画面50の表示に戻っても良い。
つまり、本形態のプリンタ1は、タッチパネル31にジョブ選択画面62を表示させることで、ジョブ選択画面62が表示されている状態で、ジョブ選択の指示も部数設定の指示も印刷の開始指示も受け付け可能となる。それぞれの指示を受け付ける複数のオブジェクトを1つの画面に表示するので、いずれのオブジェクトも操作し易く、各指示を入力する際の入力順が要求されないことから、使い勝手が良い。
ジョブ選択の指示を受け付けたと判断した場合(S305:YES)、CPU11は、受け付けた指示が、全選択ボタン623への操作による全選択指示であるか、ジョブ名オブジェクト621への操作による個別選択指示であるか、を判断する(S311)。そして、全選択指示であると判断した場合(S311:全選択)、CPU11は、表示中のジョブ選択画面62に表示されている全てのジョブの選択状態を選択中とする(S312)。一方、個別選択指示であると判断した場合(S311:個別選択)、CPU11は、選択対象のジョブの選択状態を変更する(S313)。具体的には、CPU11は、当該ジョブの選択状態が選択中であれば非選択とし、非選択であれば選択中とする。
さらに、CPU11は、S312やS313にて選択状態が変更された後、選択状態が選択中である全てのジョブに設定されている部数が、「1」であるか否かを判断する(S315)。選択中のジョブのうちに、「1」以外の部数が設定されているジョブが有ると判断した場合(S315:NO)、CPU11は、選択設定ボタン628を非表示にすると決定する(S316)。一方、選択中の全てのジョブの部数が「1」であると判断した場合(S315:YES)、CPU11は、選択設定ボタン628を表示すると決定する(S317)。「1」は、所定値の一例である。
選択中のジョブのうちに、「1」以外の部数が設定されているジョブが有る場合、選択設定ボタン628が非表示となる。その状態から、「1」以外の部数が設定されているジョブの選択が解除され、選択中の全てのジョブに設定されている部数が「1」となった場合、CPU11は、選択設定ボタン628を表示させる。なお、選択状態が選択中のジョブが無い場合も、CPU11は、選択設定ボタン628を非表示としても良い。
なお、選択設定ボタン628を表示する条件は、選択中の全てのジョブの部数が「1」である例に限らない。例えば、CPU11は、選択中の全てのジョブの部数が、ユーザによる操作が行われていない可能性がある値であれば選択設定ボタン628を表示するとしても良い。つまり、所定値は、例えば、プリンタ1に設定されているデフォルト値、送信元のプリンタドライバの初期値、であっても良い。例えば、プリンタ1のデフォルトの部数は「1」以外でも良く、その場合、CPU11は、選択中の全てのジョブの部数がデフォルトの部数であれば、選択設定ボタン628を表示するとしても良い。
そして、CPU11は、S301に戻り、ユーザIF13にジョブ選択画面62を変更して表示させる。具体的には、CPU11は、S312またはS313にて選択状態が選択中となったジョブのチェック欄622にチェックマークが入った状態とし、選択状態が非選択となったジョブのチェック欄622にチェックマークが入っていない状態として、ジョブ選択画面62を表示させる。
また、CPU11は、S316またはS317に基づいて、選択設定ボタン628を表示または非表示として、ジョブ選択画面62を表示させる。選択設定ボタン628が非表示の状態では、CPU11は、選択設定ボタン628への操作を受け付けない。
選択設定ボタン628への操作では、複数のジョブが変更対象となる場合がある。例えば、多数のジョブがリスト620に含まれ、その一部が画面外となっている場合、部数に「2」以上を設定したジョブが有っても、ユーザが失念している可能性がある。本形態のプリンタ1は、選択中の全てのジョブの部数が「1」である場合に限って、選択設定ボタン628を表示し、選択設定の指示を受け付け可能となるので、ユーザの意図しない変更となるリスクを低減できる。なお、プリンタ1は、選択設定ボタン628を非表示とする代わりに、グレーアウトしても良い。
一方、一括設定ボタン629は、ジョブの選択状態や各ジョブに設定されている部数にかかわらず、ジョブ選択画面62に表示され、操作を受け付け可能となる。一括設定ボタン629によって、リスト620に表示された全てのジョブについて、一括での部数設定の指示を受け付け可能であることで、複数のジョブについて個々に部数を設定する手間を省くことができる。なお、一括設定ボタン629についても、選択設定ボタン628と同様に、「1」以外の部数が設定されているジョブがリスト620に含まれる場合には、操作を受け付けないとしても良い。
表示中のジョブ選択画面62にて、部数を設定する指示を受け付けたと判断した場合(S306:YES)、CPU11は、設定変更処理を実行する(S321)。設定変更処理は、表示中のジョブ選択画面62にて、個別設定ボタン627と選択設定ボタン628と一括設定ボタン629とのいずれかへの操作を受け付けた場合に実行される。
設定変更処理の手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。設定変更処理では、CPU11は、設定対象のジョブが、1つのジョブであるか複数のジョブであるかを判断する(S401)。具体的には、CPU11は、ジョブ選択処理のS306にて受け付けた指示が、個別設定ボタン627への操作であれば、1つのジョブを対象とする設定指示であると判断する。一方、ジョブ選択処理のS306にて受け付けた指示が、選択設定ボタン628または一括設定ボタン629への操作であれば、CPU11は、複数のジョブを対象とする設定指示であると判断する。
設定対象のジョブが1つであると判断した場合(S401:1つ)、CPU11は、対象のジョブに関連付けて記憶されている部数を取得し(S411)、取得した部数を初期値とする(S412)。そして、CPU11は、図9の例に示すような部数入力画面72をタッチパネル31に表示させて(S413)、ユーザの入力を受け付ける(S414)。部数入力画面72は、設定画面の一例である。なお、部数入力画面72の表示中に、図示しないキャンセルボタンへの操作を受け付けた場合、CPU11は、部数入力画面72の表示を終了し、ジョブ選択画面62または待機画面50の表示に戻っても良い。
部数入力画面72は、例えば、図9に示すように、数字キー721と、OKボタン722と、を含み、部数の入力を受け付ける画面である。また、部数入力画面72には、S412にて決定した初期値が表示される。ユーザは、数字キー721を用いて、部数を初期値から変更して入力し、OKボタン722にて入力を確定することができる。部数の入力を受け付けたと判断した場合(S414:YES)、CPU11は、受け付けた値を設定対象の各ジョブの部数として設定する(S415)。
一方、設定対象のジョブが複数であると判断した場合(S401:複数)、CPU11は、初期値を「1」として(S421)、図9に示した部数入力画面72をタッチパネル31に表示させ(S422)、ユーザの入力を受け付ける(S423)。なお、この場合も、部数入力画面72の表示中に、図示しないキャンセルボタンへの操作を受け付けた場合、CPU11は、部数入力画面72の表示を終了し、ジョブ選択画面62または待機画面50の表示に戻っても良い。
前述したように、選択設定ボタン628は、選択中の全てのジョブの部数が「1」である場合に表示されるボタンである。つまり、選択設定ボタン628が操作された場合、設定対象のいずれのジョブも、部数の初期値は「1」である。従って、S422では、初期値として「1」が表示される。また、一括設定ボタン629は、設定対象のジョブの部数の初期値にかかわらず、一括して設定を受け付けるボタンである。この場合、CPU11は、S422にて、例えば、デフォルトの値である「1」を、部数の初期値として表示させる。なお、S422にて表示させる初期値は、「1」でなくても良い。初期値は、例えば「2」でも良く、プリンタ1に設定されているデフォルトの部数であっても良い。
そして、部数の入力を受け付けたと判断した場合(S423:YES)、CPU11は、受け付けた値を設定対象の全てのジョブについて、部数として設定する(S425)。
S415またはS425の後、CPU11は、設定変更処理を終了して、ジョブ選択処理に戻る。ジョブ選択処理では、CPU11は、S301に戻り、設定変更処理のS415またはS425にて設定された部数を、ジョブ選択画面62の設定対象のジョブに対応する個別設定ボタン627に表示させる。そして、CPU11は、S305~S307の判断を繰り返し、表示中のジョブ選択画面62への操作を受け付ける。
なお、選択中の全てのジョブの部数が「1」である場合にのみ選択設定ボタン628への操作を受け付ける代わりに、選択中のジョブのうち、部数が「1」であるジョブについてのみ部数を設定する構成であっても良い。この場合、CPU11は、例えば、「2」以上の部数が設定されているジョブが有っても、選択設定ボタン628を表示させる。そして、設定変更処理のS425では、選択中の全ジョブの部数に設定する代わりに、CPU11は、選択中であって部数が「1」であるジョブについてのみ、S423にて入力された部数に設定する。このようにしても、部数に「1」以外が設定されているジョブについては、部数が変更されないので、ユーザの意図しない変更となるリスクを低減できる。
表示中のジョブ選択画面62にて、印刷指示ボタン625への操作によって、印刷の開始指示を受け付けたと判断した場合(S307:YES)、CPU11は、ジョブ選択処理を終了して、蓄積印刷処理に戻る。印刷指示ボタン625への操作を受け付けた際に、選択状態が選択中であるジョブが、印刷対象として選択されたジョブである。
図4の蓄積印刷処理の説明に戻る。ジョブ選択処理によって、印刷対象となるジョブが選択され、印刷対象の各ジョブについて、部数が設定されている。CPU11は、印刷対象に選択された各ジョブを、各ジョブについて設定されている部数分、印刷して(S207)、蓄積印刷処理を終了し、待機処理に戻る。
図2の待機処理の説明に戻る。S125の蓄積印刷処理の後、CPU11は、S101に戻って待機画面50を再度表示させ、S105~S107の判断を繰り返す。そして、電源オフの指示を受け付けたと判断した場合(S107:YES)、CPU11は、待機処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、本形態のプリンタ1は、リスト620を含むジョブ選択画面62を表示している状態で、全選択ボタン623またはジョブ名オブジェクト621への操作によるジョブ選択の指示と、個別設定ボタン627と選択設定ボタン628と一括設定ボタン629とのいずれかへの操作による部数設定の指示と、のいずれも受け付ける。そして、ジョブ選択の指示と部数設定の指示とのどちらを先に受け付けたとしても、印刷指示ボタン625への操作による印刷の開始指示を受け付けた際には、受け付けた操作が反映される。一方、ジョブ選択の指示を受け付けた後、部数設定の指示を受け付けることなく、印刷の開始指示を受け付けた場合、プリンタ1は、ジョブに関連付けて蓄積されている部数を用いて印刷する。従って、ジョブ選択の指示と部数設定の指示とに入力順序がある構成と比較して、使い勝手の良い手順が提供されている。
さらに、本形態では、受信した印刷ジョブに部数が含まれ、その受信した印刷ジョブから部数を取得するので、印刷ジョブの送信元で個々の印刷ジョブについて部数を関連付けることができる。さらに、部数入力画面72には、部数の初期値として、ジョブに関連付けられている部数を表示するので、部数の変更が必要か否かをユーザが判断し易い。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。従って本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、プリンタ1は、印刷単機能のものに限らず、複合機、複写機、FAX装置等、印刷機能を備えるものであれば適用可能である。また、プリンタ1に印刷ジョブを送信する装置は、PC100に限らず、スマートフォン、タブレットコンピュータ、サーバコンピュータでも良い。また、プリンタ1には、複数のPC等が接続されていても良い。
また、本形態では、タッチパネル31を有するプリンタ1について説明したが、プリンタ1は、情報の表示と指示入力の受け付けとを適切に実行可能であれば良く、例えば、タッチパネルではない表示部と操作ボタンとの組み合わせを備えていても良い。
また、各図に例示した画面は、いずれも一例であり、図示の例に限らない。例えば、ジョブ選択画面62(図7)では、全選択ボタン623は、無くても良い。また、例えば、1つ前の手順に戻る指示を受け付ける戻るボタン、印刷ジョブを削除する指示を受け付ける削除ボタン、全ジョブを非選択とする指示を受け付ける全非選択ボタン、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力ボタン、が有っても良い。
また、本形態では、設定指示を受け付ける印刷パラメータとして、部数を例に説明したが、設定指示を受け付ける印刷パラメータは、部数に限らない。蓄積ジョブデータとしてラスタデータを蓄積するプリンタの場合、印刷実行時に参照される設定項目の印刷パラメータ、例えば、両面情報、トレイ情報の設定を受け付け可能であっても良い。
また、本形態では、選択設定ボタン628または一括設定ボタン629への操作であれば、CPU11は、設定変更処理のS401にて、複数のジョブを対象とする設定指示であると判断するとしたが、これに限らない。例えば、選択中のジョブが1つのみである状態で選択設定ボタン628への操作を受け付けた場合、または、リスト620に含まれるジョブが1つのみである状態で一括設定ボタン629への操作を受け付けた場合、CPU11は、設定変更処理のS401にて1つであると判断しても良い。そして、CPU11は、S411に進み、その1つのジョブに設定されている印刷パラメータを初期値として表示し、印刷パラメータの設定を受け付けても良い。
また、本形態では、部数の設定指示を受け付けた場合に、選択状態を変更しないとしたが、変更しても良い。例えば、CPU11は、個別設定ボタン627への操作によって個別のジョブについて部数の設定を受け付けた場合、設定対象のジョブの選択状態が未選択であれば、自動的に選択中に変更するとしても良い。
また、例えば、パスワードは、印刷ジョブを送信するユーザが承知している情報であれば良く、ユーザが個々の印刷ジョブに対して決めた情報に限らない。例えば、印刷ジョブの送信元となる装置ごとに登録されたパスワード、印刷ジョブの抽出用の属性情報、であっても良い。また、例えば、ユーザ名の情報をパスワードとして使用可能であっても良い。
また、例えば、プリンタ1は、パスワードの有無に関わらず、受信した印刷ジョブを全て蓄積するとしても良い。その場合、プリンタ1は、パスワードの入力を受け付けず、蓄積されている全てのジョブをジョブ選択画面62のリスト620に含めるとしても良い。具体的には、蓄積印刷処理のS201~S203は、無くても良い。あるいは、プリンタ1は、パスワードの入力を受け付けて、パスワードの一致したジョブとパスワードの含まれていないジョブとをジョブ選択画面62のリスト620に含めるとしても良い。
また、本形態では、ジョブを識別するための情報としてジョブ名をリスト表示するジョブ選択画面の例を示したが、これに限らない。例えば、ジョブを識別するための情報は、ユーザが付けた名称であるジョブ名に限らず、プリンタ1が作成した情報であっても良い。例えば、プリンタ1にて印刷ジョブを受信するごとに作成される連番情報であっても良いし、ユーザが付けたジョブ名に受信日時を示す情報等を付加した情報であっても良い。ただし、ジョブ選択画面には、ユーザが付けた名称であるジョブ名が表示される方が、ユーザにとって分かり易い。
また、本形態では、蓄積印刷の指示を受け付けた際に、まず、パスワードの入力を受け付けて、ジョブの抽出を行うとしたが、パスワードの入力を受け付けるタイミングは、これに限らない。例えば、CPU11は、ジョブの選択を受け付けた後に、パスワードの入力を受け付けるとしても良い。具体的には、CPU11は、蓄積印刷処理ではまずS205のジョブ選択処理を実行し、メモリ12に蓄積されている全てのジョブから選択を受け付けた後、S201~S202を実行するとしても良い。そして、CPU11は、例えば、選択中のジョブのうちに、入力されたパスワードと一致しないパスワードが関連付けられているジョブが有れば、そのジョブの選択状態を非選択に変更するとしても良い。
また、例えば、印刷ジョブにユーザ名の情報が付加されている場合、ユーザ名の情報に基づいて、選択対象となるジョブの抽出を行っても良い。例えば、CPU11は、蓄積印刷処理のS201の前に、蓄積されているジョブのユーザ名の一覧をユーザIF13に表示させて、ユーザの選択を受け付けても良い。また例えば、蓄積印刷処理のS203にてパスワードに基づくジョブの抽出を行った後、複数のユーザのジョブが抽出された場合、CPU11は、さらに、ユーザの選択を受け付けても良い。あるいは、CPU11は、ジョブ選択処理にて複数のユーザのジョブが選択された場合、ユーザの選択を受け付けても良い。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記憶した記憶媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 プリンタ
10 コントローラ
11 CPU
12 メモリ
13 ユーザIF
14 通信IF

Claims (12)

  1. ユーザインタフェースと、
    通信インタフェースと、
    メモリと、
    コントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記通信インタフェースを介して印刷ジョブを受信した場合に、受信した前記印刷ジョブに基づく蓄積ジョブデータを前記メモリに蓄積する蓄積処理を実行し、前記メモリには、複数の前記蓄積ジョブデータを蓄積可能であり、
    さらに前記コントローラは、
    前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータのリストを、前記ユーザインタフェースに表示する表示処理を実行するように構成されており、前記表示処理によって前記リストが表示された状態では、第1操作と第2操作と第3操作とを前記ユーザインタフェースを介して受け付け可能であり、前記第1操作は、前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータの中から、少なくとも1つを選択するための操作であり、前記第2操作は、印刷パラメータを設定するための操作であり、前記第3操作は、印刷のための操作であり、
    さらに前記コントローラは、
    前記第1操作を受け付けた後、前記第2操作を受け付けることなく、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、予め定められた前記印刷パラメータを用いて印刷し、
    前記第1操作と前記第2操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記第2操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  2. 請求項1に記載するプリンタにおいて、
    前記コントローラは、
    前記通信インタフェースを介して前記印刷ジョブを受信した場合に、受信した前記印刷ジョブから前記印刷パラメータを取得する取得処理を実行し、
    前記蓄積処理では、受信した前記印刷ジョブに基づく前記蓄積ジョブデータを、前記取得処理によって取得された前記印刷パラメータと関連付けて前記メモリに蓄積し、
    さらに前記コントローラは、
    前記第1操作を受け付けた後、前記第2操作を受け付けることなく、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記蓄積処理によって前記蓄積ジョブデータに関連付けられて前記メモリに蓄積された前記印刷パラメータを用いて印刷し、
    前記第1操作と前記第2操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記第2操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  3. 請求項2に記載するプリンタにおいて、
    前記コントローラは、
    前記第2操作によって前記ユーザインタフェースを介して前記印刷パラメータの入力を受け付ける際、前記印刷パラメータの設定画面を前記ユーザインタフェースによって表示し、
    前記第1操作を受け付けた後、前記第2操作を受け付けた場合、前記蓄積処理によって、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータに関連付けられて前記メモリに蓄積された前記印刷パラメータを、前記設定画面に表示される前記印刷パラメータの初期値として表示し、その後、前記ユーザインタフェースを介して前記初期値を変更させる前記印刷パラメータの入力を受け付けた場合、入力された前記印刷パラメータを、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータの印刷に用いられる前記印刷パラメータに設定し、
    さらに前記コントローラは、
    前記第1操作を受け付けた後、前記第2操作を受け付け、さらに前記第2操作の後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータについて、前記第2操作によって前記初期値から変更された前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するプリンタにおいて、
    前記印刷パラメータは、部数であり、
    前記第2操作は、部数を設定するための操作であり、
    前記コントローラは、
    前記第1操作を受け付けた後、前記第2操作を受け付けることなく、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、予め定められた部数分、印刷し、
    前記第1操作と前記第2操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記第2操作によって設定された部数分、印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するプリンタにおいて、
    前記ユーザインタフェースは、タッチパネルを備え、
    前記コントローラは、
    前記表示処理では、前記タッチパネルに、前記リストと、前記第1操作に対応する第1オブジェクトと、前記第2操作に対応する第2オブジェクトと、を含む一覧画面を表示させ、
    さらに前記コントローラは、
    前記タッチパネルに表示される前記第1オブジェクトへの操作を受け付けた後、前記タッチパネルに表示される前記第2オブジェクトへの操作を受け付けることなく、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1オブジェクトへの操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、予め定められた前記印刷パラメータを用いて印刷し、
    前記タッチパネルに表示される前記第1オブジェクトへの操作と前記第2オブジェクトへの操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1オブジェクトへの操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記第2オブジェクトの操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するプリンタにおいて、
    前記コントローラは、
    前記表示処理では、前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータごとに、予め定められた前記印刷パラメータを取得し、前記リストを、取得された前記印刷パラメータと各蓄積ジョブデータとを対応付けた態様で、前記ユーザインタフェースに表示し、
    さらに前記コントローラは、
    前記第2操作によって前記印刷パラメータが設定された場合、前記第2操作によって前記印刷パラメータが設定された前記蓄積ジョブデータについて、前記リストに対応付けて表示される前記印刷パラメータを、読み出された前記印刷パラメータから、設定後の前記印刷パラメータに切り替える、
    ように構成されているプリンタ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するプリンタにおいて、
    前記第2操作には、個別設定操作と、複数設定操作と、があり、前記個別設定操作は、前記表示処理によって表示された前記リストに示される前記蓄積ジョブデータの1つを対象として、前記印刷パラメータを設定するための操作であり、前記複数設定操作は、前記第1操作によって選択された1以上の前記蓄積ジョブデータを対象として、前記印刷パラメータを設定するための操作であり、
    前記コントローラは、
    前記個別設定操作によって前記第2操作を受け付けた場合に、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータのうち、前記対象となった1つの前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータを、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    前記第1操作と前記個別設定操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記個別設定操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷し、
    前記複数設定操作によって前記第2操作を受け付けた場合に、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータのうち、前記第1操作によって選択された全ての前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータを、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    前記第1操作と前記複数設定操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータごとに、前記複数設定操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  8. 請求項7に記載するプリンタにおいて、
    前記コントローラは、
    前記複数設定操作を受け付けた場合に、
    前記第1操作によって選択された全ての前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータが所定値であれば、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記第1操作によって選択された全ての前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータを、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    さらに前記コントローラは、
    前記第1操作と前記複数設定操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータのうち、前記複数設定操作によって前記印刷パラメータが設定された前記蓄積ジョブデータについては、前記複数設定操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷し、前記複数設定操作によって前記印刷パラメータが設定されていない前記蓄積ジョブデータについては、予め定められた前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  9. 請求項7に記載するプリンタにおいて、
    前記コントローラは、
    前記複数設定操作を受け付けた場合に、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータのうち、
    前記印刷パラメータが所定値である前記蓄積ジョブデータについては、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    前記印刷パラメータが前記所定値でない前記蓄積ジョブデータについては、入力された前記印刷パラメータに設定せず、
    さらに前記コントローラは、
    前記第1操作と前記複数設定操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータのうち、前記複数設定操作によって前記印刷パラメータが設定された前記蓄積ジョブデータについては、前記複数設定操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷し、前記複数設定操作によって前記印刷パラメータが設定されていない前記蓄積ジョブデータについては、予め定められた前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
  10. 請求項7に記載するプリンタにおいて、
    前記コントローラは、
    前記第1操作によって選択された全ての前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータが所定値である場合に、前記複数設定操作を受け付け可能とし、前記複数設定操作を受け付けた場合に、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記第1操作によって選択された全ての前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータを、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    前記第1操作によって選択された少なくとも1つの前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータが前記所定値でない場合、前記複数設定操作を受け付けない、
    ように構成されているプリンタ。
  11. 請求項7に記載するプリンタにおいて、
    前記ユーザインタフェースは、タッチパネルを備え、前記複数設定操作に対応する特定オブジェクトを、前記タッチパネルに表示可能とし、
    前記コントローラは、
    前記第1操作によって前記印刷パラメータが所定値でない前記蓄積ジョブデータが選択されていない場合に、前記特定オブジェクトを前記タッチパネルに表示させ、前記特定オブジェクトへの操作があった場合に、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記第1操作によって選択された全ての前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータを、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    前記特定オブジェクトが表示されている状態で、前記第1操作によって前記印刷パラメータが前記所定値でない前記蓄積ジョブデータが選択された場合に、前記特定オブジェクトを非表示とし、
    前記特定オブジェクトが表示されていない状態で、前記印刷パラメータが前記所定値でない前記蓄積ジョブデータの選択が解除され、前記印刷パラメータが前記所定値でない前記蓄積ジョブデータが選択されていない状態になった場合に、前記特定オブジェクトを前記タッチパネルに表示させる、
    ように構成されているプリンタ。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載するプリンタにおいて、
    前記第2操作には、個別設定操作と、一括設定操作と、があり、前記個別設定操作は、前記表示処理によって表示された前記リストに示される前記蓄積ジョブデータの1つを対象として、前記印刷パラメータを設定するための操作であり、前記一括設定操作は、前記リストに表示された全ての前記蓄積ジョブデータを対象として、前記印刷パラメータを設定するための操作であり、
    前記コントローラは、
    前記個別設定操作によって前記第2操作を受け付けた場合に、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記蓄積処理によって前記メモリに蓄積された前記蓄積ジョブデータのうち、前記対象となった1つの前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータを、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    前記第1操作と前記個別設定操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータを、前記個別設定操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷し、
    前記一括設定操作によって前記第2操作を受け付けた場合に、前記印刷パラメータの入力を受け付け、前記リストに表示された全ての前記蓄積ジョブデータの前記印刷パラメータを、入力された前記印刷パラメータに設定し、
    前記第1操作と前記一括設定操作とを受け付けた後、前記第3操作を受け付けた場合に、前記第1操作によって選択された前記蓄積ジョブデータごとに、前記一括設定操作によって設定された前記印刷パラメータを用いて印刷する、
    ように構成されているプリンタ。
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