JP2023063862A - 画像形成装置、情報処理装置、それらの制御方法、及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】専用用紙などの特殊な用紙に適した設定をユーザがプリンタドライバから容易に指定して印刷を行えるようにし、印刷不良や印刷ミスによる高価な専用用紙の無駄を抑えること。【解決手段】画像形成装置１０２は、専用用紙などの所定の用紙のための用紙設定情報を持つ用紙設定アプリケーションを画像形成装置１０２にインストールすることができる。画像形成装置１０２は、インストールされた用紙設定アプリケーションが持つ用紙設定情報を、画像形成装置１０２に接続するプリンタドライバに対して提供する。ＰＣ１０３のプリンタドライバは、画像形成装置１０２と接続して所定の用紙のための用紙設定情報を受信し、該用紙設定情報に対応する専用用紙の用紙種（「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」、「Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ」）を選択肢の一つとしてプリンタドライバのお気に入り６０１に追加する。【選択図】図６

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理装置、それらの制御方法、及びプログラムに関する。

プリンタや複合機等の画像形成装置は、パーソナルコンピューターやスマートフォン、タブレットなどの情報処理装置より入力された印刷データを変換して出力を行う。情報処理装置にはプリンタドライバがインストールされ、プリンタドライバにより印刷データが生成される。ユーザがプリンタドライバの印刷設定画面から、用紙サイズ、普通紙、厚紙、ラベル紙などの用紙タイプ、カラー／モノクロ設定、両面設定などの印刷設定を行い、印刷を指示する。プリンタドライバは、印刷設定に従い印刷データを生成する。

特許文献１では、パーソナルコンピューターに、プリンタ種別ごと及び用紙種別ごとに専用のプリンタドライバをインストールし、該プリンタドライバを用いて専用用紙に印刷を行う技術が提案されている。

特開２０２０－１１３０６０号公報

荷物の送り状やラベル紙などの専用用紙に印刷を行う場合、ユーザはプリンタドライバの印刷設定画面で、専用用紙に合わせた設定を行う必要がある。しかし、専用用紙に合わせて設定の全ての項目を適切に指定することは、ユーザにとって困難であった。不適切な設定で印刷を行った場合、印刷条件があわず、トナー剥がれやラベル紙の糊の融解、インクにじみなどが生じる場合があり、高価な専用用紙を無駄にしてしまう可能性があった。特許文献１のように、プリンタ種別ごと及び用紙種別ごとの専用のプリンタドライバを用いることで、ユーザによる印刷設定なしに専用用紙に印刷を行う方法が考えられる。しかし、プリンタ種別ごと、そして用紙種別ごとに、専用のプリンタドライバをインストールする必要があり、ユーザにとって煩雑であった。また、用紙が変わるたびにプリンタドライバのインストールが必要となり、使い勝手が良いものとはいえなかった。

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、専用用紙などの特殊な用紙に適した設定をユーザがプリンタドライバから容易に指定して印刷を行うことが可能となる仕組みを提供することを目的とする。

本発明は、画像形成装置であって、所定の用紙のための用紙設定情報を持つアプリケーションを当該画像形成装置にインストールするインストール手段と、前記インストールされたアプリケーションが持つ用紙設定情報を、当該画像形成装置に接続するプリンタドライバに対して提供する提供手段と、を有することを特徴とする。

本発明によれば、専用用紙などの特殊な用紙に適した設定をユーザがプリンタドライバから容易に指定して印刷を行うことが可能となる。この結果、専用用紙に合った適切な設定で印刷を行うことができ、印刷不良等による高価な専用用紙の無駄を抑えることができる。

本実施形態を示す印刷システムのネットワーク構成を説明する図。 本実施形態の画像形成装置の構成を示す図。 本実施形態の画像形成装置の操作部を説明する図。 アプリストア画面を示す図。 用紙設定アプリケーションのアプリ説明画面を示す図。 プリンタドライバの印刷設定画面を説明する図。 用紙セット画面（用紙の画像がある場合）を示す図。 用紙セット画面（用紙の画像がない場合）を示す図。 第１実施形態の画像形成装置による用紙設定アプリケーションの動作を説明するフローチャート。 用紙設定アプリケーションの給紙段設定画面を示す図。 用紙設定アプリケーションの給紙段確認画面を示す図。 用紙設定アプリケーションの給紙段・用紙設定完了画面を示す図。 用紙設定アプリケーションの用紙設定完了画面を示す図。 第１実施形態の画像形成装置がＰＣから印刷指示を受け付けた際の動作を説明するフローチャート。 プリンタドライバ配布サーバのお気に入り追加アプリケーション選択画面を示す図。 第２実施形態の画像形成装置がＰＣから印刷指示を受け付けた際の動作を説明するフローチャート。 第３実施形態の画像形成装置による用紙設定アプリケーションの動作を説明するフローチャート。 ＰＣやスマートフォンが画像形成装置を探索して印刷する処理のシーケンスを説明する図。 ＰＣやスマートフォンで表示されるプリンタ一覧画面を示す図。 用紙設定アプリケーションのｍＤＮＳ名称変更確認画面、ｍＤＮＳ名称設定および用紙設定完了画面を示す図。

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。

〔第１実施形態〕
図１は、本発明の一実施形態を示す印刷システムのネットワーク構成を説明する図である。
ローカルエリアネットワーク（以下「ＬＡＮ」）１００上には、画像形成装置１０２、ＰＣ１０３、スマートフォン１０４が互いに通信可能に接続されている。ＬＡＮ１００は、有線でも無線でもよい。また、ＬＡＮ１００は、図示しないルーターを介してインターネット１０１と接続されている。

インターネット１０１上には、アプリケーション配布サーバ１０５、プリンタドライバ配布サーバ１０６、各社ごとの送り状発行サービスサーバ１０７、１０８が配置されている。画像形成装置１０２、ＰＣ１０３、スマートフォン１０４は、インターネット１０１を介して、アプリケーション配布サーバ１０５、プリンタドライバ配布サーバ１０６、各社ごとの送り状発行サービスサーバ１０７、１０８等と通信可能である。

画像形成装置１０２は、プリンタや複合機（ＭＦＰ；multifunction peripheral）等である。パーソナルコンピューター（以下「ＰＣ」）１０３、およびスマートフォン１０４は、画像形成装置１０２に印刷を実施するために使用する情報処理装置である。なお、情報処理装置には、タブレット型のコンピューター（不図示）等も含まれる。

アプリケーション配布サーバ１０５は、画像形成装置１０２で使用するためのアプリケーションプログラム（以下「アプリケーション」）の配布を行うサーバシステムである。プリンタドライバ配布サーバ１０６は、画像形成装置１０２で印刷を行うための印刷データの生成や印刷設定を行うプリンタドライバの配布を行うサーバシステムである。各社ごとの送り状発行サービスサーバ（例えばＡ社送り状発行サービスサーバ１０７、Ｂ社送り状発行サービスサーバ１０８、・・・）は、送り状を発行して送り状画像を生成するサーバシステムである。なお、各サーバ１０５～１０８は、１台のコンピュータにより実現されるものであっても複数のコンピュータにより実現されるものであってもよく、クラウドコンピューティングの技術を用いて実現される構成であってもよい。

ＰＣ１０３、スマートフォン１０４は、各社の送り状発行サービスサーバ１０７、１０８により発行された送り状ＩＤを、各社の送り状発行サービスサーバ１０７、１０８に通知して問い合わせることで、送り状画像を獲得することができる。ＰＣ１０３、スマートフォン１０４は、上述のように獲得した送り状画像を、画像形成装置１０２で印刷するための印刷データの生成や印刷設定を行い、印刷データと印刷設定を画像形成装置１０２に送信する。画像形成装置１０２は、受信した印刷データを印刷設定に従って印刷する。

図２は、画像形成装置１０２の構成の一例を示すブロック図である。
ＣＰＵ１１１を含む制御部１１０は、画像形成装置１０２全体の動作を制御する。ＣＰＵ１１１は、ＲＯＭ１１２又はストレージ１１４に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。

ＲＯＭ１１２は、ＣＰＵ１１１で実行可能な制御プログラムを格納する記憶装置であり、例えばフラッシュＲＯＭで構成されている。また、ＲＯＭ１１２は、ブートプログラムやフォントデータなども格納する。ＲＡＭ１１３は、ＣＰＵ１１１の主記憶メモリであり、ワークエリア、ＲＯＭ１１２及びストレージ１１４に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。

ストレージ１１４は、画像データ、印刷データ、アドレス帳、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。本実施形態では、ストレージ１１４としてフラッシュメモリを想定している。しかし、ストレージ１１４として、ＳＳＤ（Solid State Drive）、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）、ｅＭＭＣ（embedded Multi Media Card）などの補助記憶装置を用いても良い。

なお、画像形成装置１０２は、１つのＣＰＵ１１１が１つのメモリ（ＲＡＭ１１３）を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であってもよい。例えば複数のＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ＡＳＩＣやＦＰＧＡ等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。

操作部Ｉ／Ｆ１１５は、操作部１１６と制御部１１０を接続するインターフェースである。操作部１１６は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの入力を検出したりする。
読取部Ｉ／Ｆ１１７は、読取部１１８と制御部１１０を接続するインターフェースである。読取部１１８は、原稿上の画像を読み取って、その画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部１１８によって生成された画像データは、外部装置に送信されたり、外部記録装置に保存されたり、記録紙上に印刷されたりする。

印刷部Ｉ／Ｆ１１９は、印刷部１２０と制御部１１０を接続するインターフェースである。ＣＰＵ１１１は、印刷すべき画像データ（印刷対象の画像データ）を印刷部Ｉ／Ｆ１１９を介して印刷部１２０に転送する。印刷部１２０は、給紙カセット（不図示）から給送された記録紙上にカートリッジ（不図示）から供給されるトナーを利用して画像を印刷する。なお、印刷部１２０は、電子写真方式に限定されるものではなく、インクジェット式でも、その他の印刷方式であってもよい。

外部記憶Ｉ／Ｆ１２１は、外部記憶装置１２２と制御部１１０を接続するインターフェースである。ＣＰＵ１１１は、外部記憶Ｉ／Ｆ１２１を介して外部記憶装置１２２に画像データを保存したり、外部記憶装置１２２からデータを読み出したりすることが可能である。本実施形態では、外部記憶Ｉ／Ｆ１２１としてＵＳＢインターフェース、外部記憶装置１２２としてＵＳＢメモリを想定しているが、ＳＤカードなどの他の外部記憶装置を用いても良い。
通信部Ｉ／Ｆ１２３は、ＬＡＮ１００と制御部１１０を接続するインターフェースである。制御部１１０は、通信部Ｉ／Ｆ１２３を介してＬＡＮ１００に接続される。

図３は、操作部１１６を説明する図である。
操作部１１６は、タッチパネル３００、ＤａｔａＬＥＤ３０７及びＥｒｒｏｒＬＥＤ３０８を有する。
タッチパネル３００は、表示部及び操作入力部として機能する。ＤａｔａＬＥＤ３０７及びＥｒｒｏｒＬＥＤ３０８は、画像形成装置１０２の状態をユーザに通知するものである。ＤａｔａＬＥＤ３０７は、電子メールやファイル送信ジョブ等の実行中に点灯する。ＥｒｒｏｒＬＥＤ３０８は、画像形成装置１０２に何らかのエラーが発生した際に点灯する。

図３に示すタッチパネル３００には、画像形成装置１０２の起動直後等に表示されるホーム画面が表示されている。ホーム画面は、画像形成装置１０２の各機能の実行を指示する画面である。ホーム画面には、よく使う設定、コピー、スキャン、メニュー、アプリストアボタン３１１、アドレス帳など画像形成装置１０２が実行する各機能のタッチ画像が表示される。

また、ホーム画面には、Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０が表示されている。Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０は、本実施形態における用紙設定アプリケーションに対応するボタンである。Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０に対応する用紙設定アプリケーションは、ＲＯＭ１１２にプリインストールされている。もしくは、Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０に対応する用紙設定アプリケーションを、アプリケーション配布サーバ１０５からダウンロードして画像形成装置１０２にインストール可能である。

ここで、用紙設定アプリケーションのインストール方法について説明する。
例えば、ユーザがアプリストアボタン３１１を押下することで、画像形成装置１０２は、ＬＡＮ１００及びインターネット１０１を経由して、アプリケーション配布サーバ１０５からアプリ情報を獲得し、図４のアプリストア画面を操作部１１６に表示させる。

図４は、本実施形態におけるアプリストア画面の一例を示す図である。
ユーザが図４のようなアプリストア画面で、必要なアプリ（例えばＡ運輸Ｎｏ．Ａ１（４０１）、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ（４０２）など）を選択すると、画像形成装置１０２は、図５のアプリ説明画面を操作部１１６に表示する。

図５は、本実施形態の用紙設定アプリケーションのアプリ説明画面の一例を示す図である。
ユーザが図５のようなアプリ説明画面からインストールボタン５０１を押下すると、その旨が画像形成装置１０２からアプリケーション配布サーバ１０５に通知される。この通知に応じて、アプリケーション配布サーバ１０５からアプリケーションのインストーラが画像形成装置１０２にダウンロードされて、ＲＯＭ１１２、ストレージ１１４もしくは外部記憶装置１２２に記憶される。ダウンロードされたアプリケーションのインストーラを実行して該アプリケーションをインストールすることにより、画像形成装置１０２でアプリケーションを利用することができるようになる。これにより、例えば、Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９やＢ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０がホーム画面に表示され、それらに対応する用紙設定アプリケーションが使用可能になる。このように、画像形成装置１０２は、所定の用紙のための用紙設定情報を持つアプリケーションを画像形成装置１０２にインストールする機能を有する。

上述のように、画像形成装置１０２に、Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０等に対応する用紙設定アプリケーションをインストールすることができる。用紙設定アプリケーションがインストールされると、該用紙設定アプリケーションに対応する用紙設定の情報（該用紙設定アプリケーションが持つ用紙設定の情報）が用紙設定アプリケーションのひな型に合わせて、ストレージ１１４等に保存される。保存される用紙設定には、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向き、用紙名称、印刷濃度、両面印刷可否、カラープロファイル、操作部１１６で表示するアイコン画像（例えばＡ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９）、用紙セット画面（例えば図７）の情報が含まれる。用紙設定アプリケーションに給紙段（給紙部）の指定がある場合には、その情報も含まれるものとする。Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９等のアイコン画像が押下されると、上述のように保存された用紙設定の情報を用いて、用紙設定が行われることになる。

また、画像形成装置１０２は、用紙設定アプリケーションがインストールされると、該用紙設定アプリケーションが持つ用紙設定の情報を、画像形成装置１０２に接続するプリンタドライバに対して提供する。ＰＣ１０３には、画像形成装置１０２で印刷する印刷データを生成するプリンタドライバがインストールされている。ＰＣ１０３で動作する上記プリンタドライバは、例えば機種設定や状態の更新を行うために画像形成装置１０２に接続して、問い合わせを行う。プリンタドライバから画像形成装置１０２への問い合わせは、プリンタドライバの印刷設定画面が起動された際に行ってもよいし、ユーザの指示で行ってもよいし、定期的に行ってもよいし、その他のタイミングで行ってもよい。画像形成装置１０２は、上述の用紙設定アプリケーションをインストールした後、プリンタドライバからの問合せに合わせて、該用紙設定アプリケーションが持つ用紙設定情報を、画像形成装置１０２に接続するプリンタドライバに対して提供する。ここで提供される用紙設定情報は、例えば、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向き、用紙名称、印刷濃度、両面印刷可否、カラープロファイル等である。これにより、プリンタドライバは、画像形成装置１０２から、上記インストールされている用紙設定アプリケーションが持つ用紙設定情報を所定の用紙のための用紙設定情報として獲得する。そして、プリンタドライバは、上述のように獲得した用紙設定情報を、該用紙設定情報に含まれる用紙名称に応じた名称のお気に入り設定として追加する。以下、図６を用いて具体的に説明する。

図６は、本実施形態におけるＰＣ１０３で動作するプリンタドライバの印刷設定画面を説明する図である。
ここでは、ＰＣ１０３で動作するプリンタドライバが、用紙名称「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」に対応する用紙設定情報と、用紙名称「Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ」に対応する用紙設定情報を、画像形成装置１０２から獲得した場合を例に説明する。この場合、プリンタドライバは、プリンタの印刷設定画面のお気に入り６０１に、お気に入り設定「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」、「Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ」を追加する。お気に入り６０１に追加されたお気に入り設定「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」は、用紙名称「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」のための用紙設定情報に対応する。また、お気に入り６０１に追加されたお気に入り設定「Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ」は、用紙名称「Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ」のための用紙設定情報に対応する。お気に入り６０１内の「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」又は「Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ」をユーザが選択して印刷を指示する。こにより、該選択されたお気に入り設定（該当する用紙の用紙設定や用紙名称等を含む）を印刷設定として含む印刷ジョブが、画像形成装置１０２に送信される。すなわち、画像形成装置１０２から受信した用紙設定情報に対応する用紙の用紙種が選択肢の一つとしてプリンタドライバの印刷設定画面に追加される。追加された用紙種が選択されて印刷が指示されると、該用紙種に対応する用紙設定情報が印刷設定として指定された印刷データが生成される。

画像形成装置１０２において用紙設定アプリケーションが実行されて対応する用紙のための用紙設定が行われると、画像形成装置１０２は、用紙セット画面（例えば図７、図８のような画面）を操作部１１６に表示する。なお、用紙セット画面は、用紙設定アプリケーションが実行されて用紙設定が行われたタイミングで表示されても、該用紙設定がされた給紙段が開けられたタイミング表示されても、他のタイミングで表示されてもよい。

図７、図８は、画像形成装置１０２において用紙セット方法を表示するための用紙セット画面の一例を示す図であり、特に、用紙設定アプリケーションに用紙設定が行われた給紙段を開けた場合の用紙セット画面に対応する。なお、例えば図７、図８のような用紙セット画面を表示するための表示情報は、上述したように用紙設定アプリケーションのインストール時にストレージ１１４等に保存されている。

用紙設定アプリケーションがセットする用紙の画像を保持している場合は、図７のように、用紙のセット方向に合わせた用紙の画像と共に、用紙の向きを矢印等で示す画面を、用紙セット画面として操作部１１６のタッチパネル３００に表示する。
また、用紙設定アプリケーションがセットする用紙の画像を保持していない場合は、図８のように、用紙の向きのみ矢印等で示す画面を、用紙セット画面として操作部１１６のタッチパネル３００に表示する。
画像形成装置１０２は、表示されている用紙セット画面に対応する給紙段の開閉を検知すると、用紙セット画面を自動で閉じるようにしてもよい。

画像形成装置１０２は、用紙設定アプリケーションにより用紙設定がおこなわれた後、該用紙設定された給紙段の開閉操作を検知すると、その給紙段に用紙をセットする操作があったと判断し、その旨を示す情報をストレージ１１４等に保存しておく。なお、その給紙段に対する用紙設定が変更された場合、画像形成装置１０２は、上記給紙段に用紙をセットする操作があったことを示す情報を消去する。

以下、用紙設定アプリケーションの用紙設定動作について説明する。
図９は、第１実施形態の画像形成装置１０２による用紙設定アプリケーションの動作を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ＣＰＵ１１１がＲＯＭ１１２又はストレージ１１４に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。

操作部１１６に表示される用紙設定アプリケーションボタン（Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０等）が押下されたことに応じて、ＣＰＵ１１１は、用紙設定アプリケーションを実行する。これにより、本フローチャートの処理が開始される。

まずＳ９００１において、ＣＰＵ１１１は、押下された用紙設定アプリケーションボタンに対応して保存されている用紙設定に、設定する給紙段の指定があるか否かを確認する。ここでは、例えば、Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９に対応する用紙設定には用紙設定を行う給紙段の指定が無く、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０に対応する用紙設定では、用紙設定を行う給紙段が手差しトレイに指定されているものとする。

Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９のように給紙段の指定が無い場合（Ｓ９００１でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ９００２に処理を進める。
Ｓ９００２では、ＣＰＵ１１１は、操作部１１６から用紙設定を行う給紙段の指定操作を受け付ける。ＣＰＵ１１１は、例えば、操作部１１６に図１０に示すような画面を表示し、給紙段指定があるまでは待機する。

図１０は、用紙設定アプリケーションの給紙段設定画面の一例を示す図であり、用紙設定を行う給紙段の指定を行うための画面である。ここでは、Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９に対応する画面を示している。ユーザは、図１０のような画面の給紙段一覧１００３で給紙段を指定して確定ボタン１００１を押下する、もしくはキャンセルボタン１００２を押下する。なお、確定ボタン１００１の押下は給紙設定の許可を示し、キャンセルボタン１００２の押下は給紙設定のキャンセルを示す。確定ボタン１００１もしくはキャンセルボタン１００２が押下されると、ＣＰＵ１１１は、Ｓ９００４に処理を進める。Ｓ９００４以降の処理については後述する。

一方、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０のように給紙段が指定されている場合（Ｓ９００１でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ９００３に処理を進める。
Ｓ９００３では、ＣＰＵ１１１は、操作部１１６から用紙設定の許可を確認する操作を受け付ける。ＣＰＵ１１１は、例えば、操作部１１６に図１１に示すような画面を表示し、用紙設定の許可を確認する操作があるまでは待機する。

図１１は、用紙設定アプリケーションの給紙段確認画面の一例を示す図であり、用紙設定の許可を確認するための画面である。ここでは、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０に対応する画面を示している。ユーザは、図１１のような画面で用紙設定の許可を確認し、確定ボタン１１０１を押下する、もしくはキャンセルボタン１１０２を押下する。なお、確定ボタン１１０１の押下は給紙設定の許可を示し、キャンセルボタン１１０２の押下は給紙設定のキャンセルを示す。確定ボタン１１０１もしくはキャンセルボタン１１０２が押下されると、ＣＰＵ１１１は、Ｓ９００４に処理を進める。

Ｓ９００４では、ＣＰＵ１１１は、用紙設定を許可するかキャンセルかを判断する。用紙設定のキャンセルを行う場合、すなわちキャンセルボタン１００２や１１０２が押下された場合（Ｓ９００４でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、用紙設定を許可する場合、すなわち確定ボタン１００１や１１０１が押下された場合（Ｓ９００４でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ９００５に処理を進める。

Ｓ９００５では、ＣＰＵ１１１は、指定された給紙段に用紙設定を実施する。ここで給紙段に設定される用紙設定は、例えば、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向き、用紙名称、印刷濃度、両面印刷可否、カラープロファイル、用紙セット画面である。これら用紙設定の情報は、上述したように、上記用紙設定アプリケーションのインストール時にストレージ１１４等に保存されている。

次にＳ９００６において、ＣＰＵ１１１は、用紙名称設定モードをＯＮにして、用紙名称が指示されたプリントジョブを用紙名称が合致する用紙で出力するモードに移行させる。用紙名称設定モードがＯＮの間は、対応する用紙設定アプリケーションボタン（３０９，３１０等）を強調表示（例えば反転表示等）してもよい。なお、用紙設定をしている用紙設定アプリケーションボタン（３０９，３１０等）を再度押下すると、ＣＰＵ１１１は、該用紙設定を解除し、その用紙設定前の用紙設定に戻し、用紙名称設定モードをＯＦＦにする。なお、用紙名称設定モードは、用紙設定アプリケーションにより用紙設定された給紙段の用紙設定がマニュアル操作により変更された場合にもＯＦＦとなる。

次にＳ９００７において、ＣＰＵ１１１は、操作部１１６に、図１２や図１３に示すような、設定した内容を示す画面を表示し、本フローチャートの処理を終了する。
図１２は、用紙設定アプリケーションの給紙段・用紙設定完了画面の一例を示す図であり、Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１ボタン３０９を押下し、手差しトレイに用紙設定を行った場合の設定内容を表示する画面に対応する。
図１３は、用紙設定アプリケーションの用紙設定完了画面の一例を示す図であり、Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅボタン３１０を押下し、アプリケーションの設定で手差しトレイに用紙設定を行った場合の設定内容を表示する画面に対応する。

なお、図１２や図１３のような設定内容を表示する画面において、確定ボタンが押下された場合に、ＣＰＵ１１１は、図７や図８のような用紙セット画面を操作部１１６に表示して、用紙のセットをガイドするようにしてもよい。この際、ＣＰＵ１１１は、不図示のモーター等を駆動して、用紙設定が行われた給紙段を自動で開き、より明確に用紙のセットを促すようにしてもよい。

図１４は、第１実施形態の画像形成装置１０２がＰＣ１０３から印刷指示を受け付けた際の動作を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ＣＰＵ１１１がＲＯＭ１１２又はストレージ１１４に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。

ＰＣ１０３から該ＰＣ１０３で動作するプリンタドライバで生成されたプリントジョブ（印刷ジョブ）を受信したことに応じて、ＣＰＵ１１１は、本フローチャートの処理を開始する。
まずＳ１４００１において、ＣＰＵ１１１は、ＰＣ１０３から投入されたプリントジョブに用紙名称の指定があるか否かを確認する。用紙名称指定が無い場合（Ｓ１４００１でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００３に処理を進める。
一方、用紙名称指定がある場合（Ｓ１４００１でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００２に処理を進める。

Ｓ１４００２では、ＣＰＵ１１１は、上述した用紙名称設定モードが設定されているか否か（ＯＮ／ＯＦＦ）を確認する。用紙名称設定モードが設定されている場合、すなわち用紙名称設定モードがＯＮの場合（Ｓ１４００２でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００４に処理を進める。
Ｓ１４００４では、ＣＰＵ１１１は、投入されたプリントジョブで指定された用紙名称と合致する給紙段の有無を確認する。用紙名称が合致する給紙段がない場合（Ｓ１４００４でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００５に処理を進める。Ｓ１４００５以降の処理については後述する。

一方、用紙名称が合致する給紙段がある場合（Ｓ１４００４でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００６に処理を進める。
Ｓ１４００６では、ＣＰＵ１１１は、用紙設定アプリケーション実行後に対応する給紙段に用紙をセットする操作があったか否かを確認する。上記用紙をセットする操作があったと判断した場合、ＣＰＵ１１１は、そのままＳ１４００７へ処理を進める。一方、上記用紙をセットする操作がなかったと判断した場合、ＣＰＵ１１１は、図７、図８のような用紙セット画面を表示し、上記用紙をセットする操作があったことを確認した後に、Ｓ１４００７に処理を進める。

また、上記Ｓ１４００２において、用紙名称設定モードが設定されていない場合、すなわち用紙名称設定モードがＯＦＦの場合（Ｓ１４００２でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００３に処理を進める。
Ｓ１４００３では、ＣＰＵ１１１は、投入されたプリントジョブで指定されている用紙サイズ及び用紙タイプが合致する給紙段の有無を確認する。用紙サイズ及び用紙タイプが合致する給紙段がない場合（Ｓ１４００３でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００７に処理を進める。Ｓ１４００７以降の処理については後述する。

一方、用紙サイズ及び用紙タイプが合致する給紙段がある場合（Ｓ１４００３でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００５に処理を進める。
Ｓ１４００５では、ＣＰＵ１１１は、操作部１１６に表示される不図示の給紙段選択画面から用紙を給紙する給紙段の選択を受け付ける。ユーザから給紙段の選択、又は、キャンセルの操作を受け付けると、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００７に進む。

Ｓ１４００７では、ＣＰＵ１１１は、印刷をキャンセルするか否かを判断する。上記Ｓ１４００５でキャンセルの操作を受け付けた場合、ＣＰＵ１１１は、印刷をキャンセルすると判断する。その他の場合、ＣＰＵ１１１は、印刷をキャンセルしないと判断する。

上記Ｓ１４００７において、印刷をキャンセルする場合（Ｓ１４００７でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、印刷をキャンセルしない場合（Ｓ１４００７でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１４００８に処理を進める。
Ｓ１４００８では、ＣＰＵ１１１は、プリントジョブの印刷設定に従って印刷処理を行う。

なお、用紙設定アプリケーションに対応する用紙は、宅配便等の送付状などに限定されるものではなく、ラベル紙、プレプリント紙や納品書、源泉徴収票、給与明細などの各種帳票用紙等でもよい。

以上のように、画像形成装置１０２では、操作部１１６にあるボタン３０９、３１０等から用紙ごとの用紙設定アプリケーションを実行することで、用紙設定アプリケーションが、画像形成装置の用紙名称、用紙設定、用紙セット画面の設定を行う。すなわち、ボタンを押下するだけで、給紙段に必要な用紙設定と用紙名称の設定を行うことができる。よって、それぞれの設定を行うユーザの手間を削減できる。

また、画像形成装置１０２は、上述のような所定の用紙のための用紙設定情報を持つ用紙設定アプリケーションをインストールすることができる。画像形成装置１０２は、インストールされた用紙設定アプリケーションが持つ用紙設定情報を、画像形成装置１０２に接続するプリンタドライバに対して提供する。例えば、画像形成装置１０２は、用紙設定アプリケーションがインストールさた後、画像形成装置１０２に接続するプリンタドライバからの問合せに合わせて、該プリンタドライバに、用紙設定アプリケーションが持つ印刷設定情報を提供する。画像形成装置１０２で印刷する印刷データを生成するプリンタドライバは、画像形成装置１０２から提供された用紙設定情報に基づき、お気に入り設定を追加することができる。すなわち、プリンタドライバは、画像形成装置１０２に接続した際に、画像形成装置１０２から提供された、所定の用紙のための用紙設定情報を、印刷設定を一括設定するための一覧に登録する。画像形成装置１０２から提供される用紙設定情報には、該当する用紙への印刷に最適な印刷設定が含まれているため、ユーザは、簡単な操作で、その用紙に最適な印刷設定を指定して印刷を行うことができる。よって、印刷条件があわず、トナー剥がれやラベル紙の糊の融解、インクにじみなどが生じることの発生を抑え、高価な専用用紙を無駄にしてしまうといった事態に発生を抑えることができる。また、専用用紙などの特殊な用紙のための用紙設定情報を、画像形成装置から取得できるため、プリンタごとに、そして用紙種ごとに、専用のプリンタドライバをインストールするといった必要がなく、ユーザビリティを向上することができる。また、プリンタドライバに専用用紙などの用紙設定情報が登録されるため、ユーザは、専用用紙などへの印刷が可能な画像形成装置をプリンタドライバのお気に入り欄から容易に判断して、印刷できる。

また、画像形成装置１０２は、用紙設定アプリケーションにて用紙名称が設定されると、操作部１１６に、図７、図８のような用紙セット画面で用紙をセットする向き等の用紙セット方法を表示する。これにより、用紙の向き等の用紙セットの間違いによる印刷ミスを防ぐことができる。また、画像形成装置の操作部に表示された用紙セット画面を確認しながら、用紙のセットを行うことができるため、容易に用紙のセットを行うことができる。なお、上述した特許文献１のような従来技術では、プリンタ側での用紙セット方法をパーソナルコンピューターの画面に表示していたため、ユーザはパーソナルコンピューターの画面を確認しながらプリンタの設定を行う必要があり煩雑であった。特に離れた箇所にプリンタが設置されている場合は簡単に確認ができず、用紙のセット方法を確認するため、ユーザは何度もパーソナルコンピューターとプリンタの間を往復することもあった。しかし、本実施形態では、プリンタ側（画像形成装置１０２の操作部１１６等）に、用紙セット方法が表示されることにより、ユーザは容易に用紙セット方法を確認でき、このような課題を解決できる。
また、特許文献１の技術は、プリンタごと、そして用紙種ごとに専用のプリンタドライバをインストールする必要があり煩雑であるといった課題を含んでいた。本実施形態では、プリンタごと、そして用紙種ごとに専用のプリンタドライバをインストールする必要がなく、ユーザへの負担を軽減できる。

また、画像形成装置１０２では、用紙設定アプリケーションにて用紙名称が設定された状態で、用紙名称が指定されたプリントジョブを受信した場合、プリントジョブで指定された用紙名称に合致（一致）する用紙名称を持つ給紙段が存在するか否かを確認する。合致する用紙名称を持つ給紙段が存在する場合には、その給紙段からのみ印刷可能とする。なお、合致する用紙名称を持つ給紙段がない場合には、プリントジョブを留め置き、ユーザからの給紙段の選択を待って印刷を行う。プリントジョブの留め置き時には、該当する用紙設定アプリケーションボタンを強調表示する（例えば、点滅表示したり、反転表示したりする）。すなわち画像形成装置１０２は、受信した印刷設定の用紙名称と画像形成装置に設定されている用紙名称が異なる場合、印刷を停止して用紙設定確認画面を出し、ユーザに用紙設定を確認させることにより専用用紙に間違って印刷を行うことを防ぐことができる。これにより、高価な専用用紙がセットしたままその他の印刷を実施してしまい、専用用紙を無駄にしてしまうといった課題を解決できる。

また、用紙設定アプリケーションを実行して用紙設定を変更したが、その給紙段に対して用紙の入れ替えが行われていない状態で印刷を実行しようとした場合には、図７、図８のような用紙セット画面を表示する。用紙設定の変更後に用紙の入れ替えが行われたかを確認することで、用紙の入れ替えを忘れの発生を抑えることができる。この結果、給紙段への用紙設定変更前にその給紙段にセットされていた用紙が除去されず、そのまま印刷されてしまうといった事態の発生を抑えることができる。

以上のように、必要な用紙サイズ、用紙タイプ及びその他の印刷設定、用紙向きをユーザが間違えず設定できる。なお、用紙設定アプリケーションの実行により給紙段の名称を変更できるため、この給紙段が通常の用紙への印刷に使用できないことを明示し、ユーザに気付かせることができる。また、ユーザは、お気に入り６０１に用紙名称に応じたお気に入りが登録されているプリンタドライバの接続先に対応する画像形成装置で、その用紙の印刷が行えることがわかる。このため、ユーザが間違えてプリンタを選択して印刷してしまうといった事態の発生を抑えることができる。すなわち、ユーザが簡単にプリンタを指定して専用用紙への印刷設定を行うことができる。また専用用紙への印刷は専用用紙の設定、その他の用紙への印刷はその用紙の設定で印刷することを簡単に行うことができる。

よって、用紙のセットミスや、高価な専用用紙がセットされたままその他の印刷が実施されてしまい、高価な専用用紙が無駄になるといった事態の発生を抑えることができる。また、不適切な印刷設定がなされたことにより、印刷条件が合わず、トナー剥がれやラベル紙の糊の融解、インクにじみが生じるといった印刷不良の発生を抑えることができる。

〔第２実施形態〕
第１実施形態は、画像形成装置１０２に用紙設定を行う用紙設定アプリケーションがインストールされていることに応じ、該用紙設定アプリケーションに対応する用紙のための用紙設定情報をＰＣ１０３のプリンタドライバに提供する構成であった。さらに、ＰＣ１０３のプリンタドライバが、画像形成装置１０２から提供された用紙設定情報を、プリンタドライバのお気に入り設定に登録する構成であった。第２実施形態では、お気に入り用紙追加アプリケーションをプリンタドライバ配布サーバ１０６からＰＣ１０３にダウンロードして実行することで、プリンタドライバのお気に入りに、用紙名称のお気に入りを追加する構成について説明する。

図１５は、プリンタドライバ配布サーバ１０６が提供するプリンタドライバに追加するお気に入り用紙を選択するための画面（お気に入り追加アプリケーション選択画面）の一例を示す図である。なお、この画面は、ＰＣ１０３からプリンタドライバ配布サーバ１０６にアクセスすることで、ＰＣ１０３の不図示のディスプレイに表示される。

ダウンロードボタン１５０１は、用紙名称「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」に対応するお気に入り設定を追加する用紙追加アプリケーションをＰＣ１０３にインストールするためのボタンである。ダウンロードボタン１５０２は、用紙名称「Ｂ Ｅｘｐｒｅｓｓ Ｂ－Ｃ Ｔｙｐｅ」に対応するお気に入り設定を追加する用紙追加アプリケーションをＰＣ１０３にインストールするためのボタンである。ダウンロードボタン１５０３は、用紙名称「Ｃネット通販 １型」に対応するお気に入り設定を追加する用紙追加アプリケーションをＰＣ１０３にインストールするためのボタンである。ダウンロードボタン１５０４は、用紙名称「Ｄフリーマーケット」に対応するお気に入り設定を追加する用紙追加アプリケーションをＰＣ１０３にインストールするためのボタンである。

ダウンロードボタン１５０１～１５０４を押下すると、押下されたダウンロードボタンに紐づけられた用紙設定のお気に入りをインストールするための用紙追加アプリケーションがプリンタドライバ配布サーバ１０６からＰＣ１０３にダウンロードされる。該ダウンロードされた用紙追加アプリケーションをＰＣ１０３で実行する。これにより、プリンタドライバのお気に入りに、用紙追加アプリケーションに対応する用紙情報が追加される。この際、用紙情報として、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向き、用紙名称、印刷濃度、両面印刷可否、カラープロファイル、画像形成装置１０２の操作部１１６で表示するアイコン画像、用紙セット画面の情報がプリンタドライバに追加され、保持される。用紙情報の追加が完了すると、追加された用紙情報に対応する用紙名称（用紙種）が、図６の６０１のようにプリンタドライバのお気に入りに表示される。このように、お気に入り６０１に追加されたお気に入り設定をユーザが選択して印刷を指示すると、該選択されたお気に入り設定を印刷設定として含む印刷ジョブが、画像形成装置１０２に送信される。すなわち、受信した用紙の情報に対応する用紙種が選択肢の一つとしてプリンタドライバの印刷設定画面に追加される。追加された用紙種が選択されて印刷が指示されると、該用紙種に対応する用紙の情報が指定された印刷データが生成される。

図１６は、第２実施形態の画像形成装置１０２がＰＣ１０３から印刷指示を受け付けた際の動作を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ＣＰＵ１１１がＲＯＭ１１２又はストレージ１１４に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。

ＰＣ１０３からプリントジョブを受信したことに応じて、ＣＰＵ１１１は、本フローチャートの処理を開始する。
まずＳ１６００１において、ＣＰＵ１１１は、ＰＣ１０３から投入されたプリントジョブに用紙名称の指定があるか否かを確認する。用紙名称指定が無い場合（Ｓ１６００１でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１６００５に処理を進める。
一方、用紙名称指定がある場合（Ｓ１６００１でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１６００２に処理を進める。

Ｓ１６００２では、ＣＰＵ１１１は、プリントジョブで指定された用紙名称が画像形成装置１０２にインストール済みであるか否かを確認する。なお、用紙名称がインストール済みであるとは、その用紙名称に対応する用紙設定の情報が、用紙設定アプリケーションのひな型に合わせてストレージ１１４等に保存されている状態をいう。

上記Ｓ１６００２において、プリントジョブで指定された用紙名称が画像形成装置１０２にインストール済みの場合（Ｓ１６００２でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１６００４に処理を進める。

一方、プリントジョブで指定された用紙名称が画像形成装置１０２にインストール済みでない場合（Ｓ１６００２でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１６００３に処理を進める。
Ｓ１６００３では、ＣＰＵ１１１は、上述した用紙設定のインストール処理を実施する。用紙設定のインストール処理では、まずＣＰＵ１１１は、プリントジョブに含まれる印刷設定情報から、用紙設定の情報を獲得する。用紙設定の情報には、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向き、用紙名称、印刷濃度、両面印刷可否、カラープロファイル、操作部１１６で表示するアイコン画像、用紙セット画面の情報が含まれる。ＣＰＵ１１１は、獲得した用紙設定の情報を、用紙設定アプリケーションのひな型に合わせてストレージ１１４等に保存する。該用紙設定のインストール処理が完了すると、ＣＰＵ１１１は、上記保存された用紙設定の情報を用い、操作部１１６に上記アイコン画像および用紙名称を組み合わせたボタンを追加して表示する。このボタンにより、対応する用紙の用紙設定が可能となる。該用紙設定のインストール処理が完了すると、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１６００４に処理を進める。なお、上記用紙設定のインストール処理が完了した際に、ＣＰＵ１１１が、用紙名称設定モードを自動でＯＮするようにしてもよい。

なお、Ｓ１６００４～Ｓ１６１０の処理は、図１４のＳ１４００２～Ｓ１４００８の処理と同一の処理であるため、説明を省略する。
また、給紙段の用紙設定を変更すると用紙名称設定モードは解除されるものとする。

なお、お気に入り用紙追加アプリケーションによりお気に入り設定が追加されたプリンタドライバは、画像形成装置１０２に接続した際に（例えば状態確認の際に）、上記お気に入りに追加した用紙設定の情報を通知してもよい。この通知により、画像形成装置１０２は、用紙設定のインストール処理を実行するようにしてもよい。

以上のように、ＰＣ１０３のプリンタドライバにお気に入り用紙追加アプリケーションから、所定の用紙のための用紙設定を、お気に入りとして追加することができる。また、該追加された用紙設定で印刷処理を行うこと等により、画像形成装置１０２に新たな用紙の情報を設定可能に追加できる。

なお、第２実施形態では、お気に入り用紙追加アプリケーションをプリンタドライバ配布サーバ１０６から獲得し、該お気に入り用紙追加アプリケーションにより、新たな用紙設定をプリンタドライバのお気に入りに追加する構成であった。しかし、プリンタドライバの更新の際に、新たな用紙設定がプリンタドライバのお気に入りに追加される構成でもよい。この場合も同様に、プリンタドライバは、印刷データの送信先の画像形成装置に対して、上記お気に入りに追加された用紙設定の情報を提供するものとする。

〔第３実施形態〕
第３実施形態では、用紙名称設定モード設定時には、ＬＡＮ１００で使用するマルチキャストＤＮＳ（multicast Domain Name Service）で通知するホスト名称に、用紙名称の略称を付与する構成を説明する。以下、マルチキャストＤＮＳを「ｍＤＮＳ」と記載する。

画像形成装置１０２は、ｍＤＮＳを用いて、ＬＡＮ１００上のすべての端末へ自分自身の情報をアナウンスする能力を有する。また、ｍＤＮＳの機能として、ＳＲＶ（Ｓｅｒｖｉｃｅ）レコード、ＴＸＴレコード、ＰＴＲレコードなどを含むＤＮＳレコードを、ＬＡＮ１００内の端末と共有する機能を有する。

ＰＣ１０３とスマートフォン１０４は、画像形成装置１０２がｍＤＮＳを通して送信した識別情報を受信する。そして受信した識別情報から自動的にＬＡＮ１００上に存在する画像形成装置１０２を検知し、出力先としての画像形成装置として登録することができる。

図１７は、第３実施形態の画像形成装置１０２による用紙設定アプリケーションの動作を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ＣＰＵ１１１がＲＯＭ１１２又はストレージ１１４に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、第１実施形態と第３実施形態の用紙設定アプリケーションの違いは、ｍＤＮＳのホスト名称の変更を行うことを行う点である。

まずＳ１７００１～Ｓ１７００６の処理は、図９のＳ９００１～Ｓ９００６の処理と同一の処理であるため、説明を省略する。Ｓ１７００６の処理が終了すると、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１７００７に処理を進める。

Ｓ１７００７では、ＣＰＵ１１１は、図２０（ａ）のようなｍＤＮＳ名称変更確認画面を操作部１１６に表示し、ｍＤＮＳのホスト名称を変更することへの注意事項を示して、ｍＤＮＳのホスト名称の変更を行うかユーザに確認する。
図２０（ａ）は、用紙設定アプリケーションのｍＤＮＳ名称変更確認画面の一例を示す図である。
ｍＤＮＳホスト名称の変更を行う場合、ユーザは確定ボタン２１０１を押下する。また、変更を行わない場合、ユーザはキャンセルボタン２１０２を押下する。
ユーザにより確定ボタン２１０１又はキャンセルボタン２１０２が押下されると、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１７００８に処理を進める。

Ｓ１７００８では、ＣＰＵ１１１は、ユーザが変更を行う場合（Ｓ１７００８でＹｅｓの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１７００９に処理を進める。
Ｓ１７００９では、ＣＰＵ１１１は、ｍＤＮＳのホスト名称を変更し（例えば、ホスト名称に用紙名称の略称を付与するように変更し）、Ｓ１７０１０に処理を進める。
１７０１０では、ＣＰＵ１１１は、図２０（ｂ）に示すような、給紙段に設定した内容と、変更したｍＤＮＳのホスト名称を示す画面を表示して、本フローチャートの処理を終了する。
図２０（ｂ）は、用紙設定アプリケーションのｍＤＮＳ名称設定および用紙設定完了画面の一例を示す図である。

一方、上記Ｓ１７００８において、ユーザが変更を行わない場合（Ｓ１７００８でＮｏの場合）、ＣＰＵ１１１は、Ｓ１７０１１に処理を進める。
１７０１１では、ＣＰＵ１１１は、図６のＳ９００７と同様に、操作部１１６に、図１２や図１３に示したような、設定した内容を示す画面を表示し、本フローチャートの処理を終了する。

なお、図２０（ｂ）や図１２、図１３のような設定内容を表示する画面において、確定ボタンが押下された場合に、図７や図８のような用紙セット画面を表示して、用紙のセットをガイドするようにしてもよい。

図１８は、ＰＣ１０３やスマートフォン１０４が画像形成装置を探索して印刷する処理のシーケンスを説明する図である。
ＰＣ１０３やスマートフォン１０４は、画像形成装置を探索するためにｍＤＮＳの探索要求を、ＬＡＮ１００上に存在する全ての端末に対してブロードキャストで送信する（Ｓ１８０１）。例えば、アップル社のＢｏｎｊｏｕｒ（登録商標）は、ｍＤＮＳを使ってネットワークに接続されたプリンタ等を探索可能なプロトコルである。アップル社のＡｉｒＰｒｉｎｔ（登録商標）がＢｏｎｊｏｕｒ（登録商標）を使用してＡｉｒＰｒｉｎｔ（登録商標）対応のプリンタを見つけ際の処理は、上記Ｓ１８０１の処理に対応する。

画像形成装置を探索する探索要求を画像形成装置１０２が受信すると、画像形成装置１０２は、ＤＮＳレコードを生成し（Ｓ１８０２）、該ＤＮＳレコードを含む探索応答をＬＡＮ１００に対して送信（アナウンス）する（Ｓ１８０３）。

ＰＣ１０３やスマートフォン１０４は、探索応答に含まれるＤＮＳレコードを用いて、ユーザに利用可能な画像形成装置に対応する表示（例えば図１９（ａ）や図１９（ｂ）のようなプリンタ一覧画面の表示）を実施する（Ｓ１８０４）。

図１９は、図１８のＳ１８０４で表示されるプリンタ一覧画面の一例を示す図である。なお、図１９（ａ）は画像形成装置１０２が用紙名称設定モードでない場合のプリンタ一覧画面に対応し、図１９（ｂ）は画像形成装置１０２が用紙名称設定モードの場合のプリンタ一覧画面に対応する。詳細は後述する。
ユーザは、ＰＣ１０３やスマートフォン１０４に表示された画像形成装置のリスト（図１９（ａ）や図１９（ｂ）のようなプリンタ一覧画面）から、自身が利用したい画像形成装置に対応する表示アイテムを選択することができる。

ユーザが画像形成装置１０２を選択すると、ＰＣ１０３やスマートフォン１０４は、選択された画像形成装置（ここでは画像形成装置１０２とする）に対して印刷ジョブを送信する（Ｓ１８０５）。
画像形成装置１０２は印刷ジョブを受け取ると、印刷処理を実行する（Ｓ１８０６）。

ここで、図１９（ａ）、図１９（ｂ）を用いて、図１８のＳ１８０４で表示されるプリンタ一覧画面について説明する。
画像形成装置１０２は、用紙名称設定モードに移行していない場合、ＤＮＳレコードにホスト名として「Ｐｒｉｎｔｅｒ－１０２」を設定して図１８のＳ１８０３の探索応答を実施する。ローカルエリアネットワークへのアナウンス方法としてＳＲＶレコードを用いる。ＳＲＶレコードには名前、内容、優先度の設定があるが、名前に「Ｐｒｉｎｔｅｒ－１０２」を設定する。ＰＣ１０３やスマートフォン１０４は、受信した探索応答のＤＮＳレコードのＳＲＶレコードからホスト名として「Ｐｒｉｎｔｅｒ－１０２」を獲得、図１９（ａ）の１９０１のように表示を行う。そしてユーザが１９０１を選択して印刷実行することで、ＰＣ１０３やスマートフォン１０４は印刷ジョブを画像形成装置１０２に送信する。

画像形成装置１０２は、「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」の用紙名称設定モードに移行している場合、ＤＮＳレコードのホスト名の後端に、用紙名称である「Ａ運輸Ｎｏ．Ａ１」の略称である「ＡＵｎｙｕ＿Ｎｏ．Ａ１」を付与する。その結果、ＤＮＳレコードのＳＲＶレコードの名前に「Ｐｒｉｎｔｅｒ－１０２＿ＡＵｎｙｕ＿Ｎｏ．Ａ１」が設定される。ＰＣ１０３やスマートフォン１０４は、受信した探索応答のＤＮＳレコードのＳＲＶレコードからホスト名として「Ｐｒｉｎｔｅｒ－１０２＿ＡＵｎｙｕ＿Ｎｏ．Ａ１」を獲得し、図１９（ｂ）の２００１のように表示を行う。そしてユーザが２００１を選択して印刷実行することで、ＰＣ１０３やスマートフォン１０４は印刷ジョブを画像形成装置１０２に送信する。

なお、用紙設定アプリケーションにより用紙設定された給紙段の用紙設定が変更されると、画像形成装置１０２は用紙名称設定モードを解除し、かつｍＤＮＳのホスト名称から用紙名称を削除して、元のホスト名称（変更前のホスト名称）に戻す。

以上のように、画像形成装置１０２は、ボタン３０９、３１０等に対応する用紙設定アプリケーションを実行して用紙設定を行った場合（用紙名称設定モードがＯＮの場合）に、ｍＤＮＳのホスト名称に用紙名称を付与させることができる。このようにホスト名称に用紙名称を付与することで、画像形成装置１０２が用紙名称設定モードになって特定の用紙が設定されていることが、ＰＣ１０３やスマートフォン１０４から確認できるようになる。すなわち、例えば、アップル社のＡｉｒＰｒｉｎｔ（登録商標）等のスマートフォンやタブレット端末用のアプリケーションから、所望の用紙がセットされているプリンタを確認して印刷実行できるようになる。このように、特定の用紙が設定されていることがＰＣ１０３やスマートフォン１０４に表示される画像形成装置リストから確認でき、ＰＣ１０３やスマートフォン１０４から用紙設定を間違えて印刷を行ってしまうことを防ぐことができる。よって、所望の用紙がセットされているプリンタを確実に選択して、印刷を指示することができる。

なお、上記各実施形態では、用紙設定アプリケーションにより用紙設定された給紙段の用紙設定が変更されると、画像形成装置１０２は用紙名称設定モードを解除し、該給紙段の用紙を取り換えることを促すメッセージを、操作部１１６に表示してもよい。これにより、高価な専用用紙がセットされたままで、その他の印刷が行われることを防止できる。

以上、各実施形態によれば、専用用紙などの特殊な用紙に適した印刷設定を、ユーザがプリンタドライバで容易に指定して（例えば、お気に入りから選択するだけ）、印刷を行うことが可能となる。この結果、専用用紙に合った適切な印刷設定で印刷を行うことができ、印刷不良等による高価な専用用紙の無駄を抑えることができる。

なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

（その他の実施形態）
本発明は、上述の実施形態の１以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける１つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、１以上の機能を実現する回路（例えば、ＡＳＩＣ）によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、１つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形（各実施形態の有機的な組合せを含む）が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

１０２ 画像形成装置
１０３ パーソナルコンピューター（ＰＣ）
１０４ スマートフォン
１０５ アプリケーション配布サーバ
１０６ プリンタドライバ配布サーバ

Claims (30)

1. 画像形成装置であって、
   所定の用紙のための用紙設定情報を持つアプリケーションを当該画像形成装置にインストールするインストール手段と、
   前記インストールされたアプリケーションが持つ用紙設定情報を、当該画像形成装置に接続するプリンタドライバに対して提供する提供手段と、
   を有することを特徴とする画像形成装置。
2. 前記提供手段が提供する前記用紙設定情報は、用紙名、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向きの情報を含むことを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
3. 前記提供手段が提供する前記用紙設定情報は、さらに、印刷濃度、両面印刷の可否、カラープロファイルの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項２に記載の画像形成装置。
4. 受信した印刷データで指定されている用紙と、前記アプリケーションにより用紙設定された用紙とが一致しない場合には、前記アプリケーションにより用紙設定された給紙部から用紙を給紙しないように制御する制御手段を有することを特徴する請求項１～３のいずれか１項に記載の画像形成装置。
5. 前記制御手段は、前記印刷データに指定されている用紙と前記アプリケーションにより用紙設定された用紙とが一致する場合には、該用紙設定がされた後にユーザにより用紙のセットを確認する所定の操作が行われていることを条件に、前記印刷データの印刷を開始することを特徴する請求項４に記載の画像形成装置。
6. 前記用紙のセットを確認する所定の操作は、前記アプリケーションにより用紙設定がされた給紙段を開閉する操作であることを特徴する請求項５に記載の画像形成装置。
7. 前記制御手段は、前記条件を満たしていない場合、前記所定の用紙のセット方法を表示部に表示し、前記用紙のセットを確認する所定の操作を待って、前記印刷データの印刷を開始することを特徴する請求項５又は６に記載の画像形成装置。
8. 前記制御手段は、前記アプリケーションにより用紙設定がされた場合に、前記所定の用紙のセット方法を表示部に表示することを特徴する請求項４～７のいずれか１項に記載の画像形成装置。
9. 情報処理装置で動作するプリンタドライバにより生成された印刷データの印刷を行う画像形成装置であって、
   受信した印刷データで指定されている用紙の情報が、前記画像形成装置で保持されていない場合、前記印刷データで指定されている用紙の情報を、給紙部への用紙設定に使用可能に保存する保存手段を有することを特徴とする画像形成装置。
10. 前記保存手段が保存する前記用紙の情報は、用紙名、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向きの情報を含むことを特徴とする請求項９に記載の画像形成装置。
11. 前記保存手段が保存する前記用紙の情報は、用紙のセット方法に対応する表示情報を含むことを特徴とする請求項１０に記載の画像形成装置。
12. 前記保存手段により保存された前記用紙の情報を用いて給紙部への用紙設定を行う用紙設定手段を有することを特徴とする請求項９～１１のいずれか１項に記載の画像形成装置。
13. 情報処理装置から受信した印刷データの印刷を行う画像形成装置であって、
    所定のプロトコルに応じてホスト名を含む応答を行う応答手段と、
    所定の用紙のための用紙設定が行われたことに応じて、前記応答手段が応答するホスト名を、前記所定の用紙に応じた名称に変更する変更手段を有することを特徴とする画像形成装置。
14. 前記変更手段は、前記所定の用紙のための用紙設定が解除されたことに応じて、前記応答手段が応答するホスト名を、前記変更前のホスト名に戻すことを特徴とする請求項１３に記載の画像形成装置。
15. 前記所定のプロトコルは、マルチキャストＤＮＳであることを特徴とする請求項１３又は１４に記載の画像形成装置。
16. 請求項１～８のいずれか１項に記載の画像形成装置に送信する印刷データを生成するプリンタドライバが動作する情報処理装置であって、
    前記画像形成装置から所定の用紙のための用紙設定情報を受信する受信手段を有することを特徴とする情報処理装置。
17. 前記受信手段が受信した前記用紙設定情報に対応する用紙の用紙種を選択肢の一つとして前記プリンタドライバの印刷設定画面に追加する追加手段を有することを特徴とする請求項１６に記載の情報処理装置。
18. 前記受信手段は、前記画像形成装置の状態の更新の際に前記用紙設定情報を受信する、ことを特徴とする請求項１６又は１７に記載の情報処理装置。
19. 前記用紙設定情報は、用紙名、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向きの情報を含むことを特徴とする請求項１６～１８のいずれか１項に記載の情報処理装置。
20. 前記用紙設定情報は、さらに、印刷濃度、両面印刷の可否、カラープロファイルの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項１９に記載の情報処理装置。
21. 請求項９～１２のいずれか１項に記載の画像形成装置に送信する印刷データを生成するプリンタドライバが動作する情報処理装置であって、
    サーバシステムから所定の用紙の情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記用紙の情報に対応する用紙種を選択肢の一つとして前記プリンタドライバの印刷設定画面に追加する追加手段と、
    前記追加手段により選択肢として追加された用紙種の選択に応じて、該用紙種に対応する用紙の情報が指定された印刷データを生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
22. 前記用紙の情報は、用紙名、用紙サイズ、用紙タイプ、用紙向きの情報を含むことを特徴とする請求項２１に記載の情報処理装置。
23. 前記用紙の情報は、用紙のセット方法に対応する表示情報を含むことを特徴とする請求項２２に記載の情報処理装置。
24. 画像形成装置の制御方法であって、
    所定の用紙のための用紙設定情報を持つアプリケーションを当該画像形成装置にインストールするインストール工程と、
    前記インストールされたアプリケーションが持つ用紙設定情報を、当該画像形成装置に接続するプリンタドライバに対して提供する提供工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
25. 情報処理装置で動作するプリンタドライバにより生成された印刷データの印刷を行う画像形成装置の制御方法であって、
    受信した印刷データで指定されている用紙の情報が、前記画像形成装置で保持されていない場合、前記印刷データで指定されている用紙の情報を、給紙部への用紙設定に使用可能に保存する保存工程を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
26. 情報処理装置から受信した印刷データの印刷を行う画像形成装置の制御方法であって、
    所定のプロトコルに応じて応答するホスト名を、所定の用紙のための用紙設定が行われたことに応じて前記所定の用紙に応じた名称に変更する変更工程を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
27. 請求項１～８のいずれか１項に記載の画像形成装置に送信する印刷データを生成するプリンタドライバが動作する情報処理装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置から所定の用紙のための用紙設定情報を受信する受信工程を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
28. 請求項９～１２のいずれか１項に記載の画像形成装置に送信する印刷データを生成するプリンタドライバが動作する情報処理装置の制御方法であって、
    サーバシステムから所定の用紙の情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信した前記用紙の情報に対応する用紙種を選択肢の一つとして前記プリンタドライバの印刷設定画面に追加する追加工程と、
    前記追加工程で選択肢として追加された用紙種の選択に応じて、該用紙種に対応する用紙の情報が指定された印刷データを生成する生成工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
29. コンピュータを、請求項１～１５のいずれか１項に記載の各手段として機能させるためのプログラム。
30. コンピュータを、請求項１６～２３のいずれか１項に記載の各手段として機能させるためのプログラム。

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