JP2023059510A - トルクコンバータ - Google Patents

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【課題】ロックアップ係合装置を小型化し、トルクコンバータを小型化する。【解決手段】トルクコンバータ100は、ポンプインペラ1と、タービンランナ2と、ロックアップ係合装置3とを備える。ロックアップ係合装置3の第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32は、タービンランナ2に対して軸方向第1側L1に、軸方向Lに対向するように配置される。タービンランナ2と一体的に回転する支持部材4に支持されたピストン33は、第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32に対して軸方向第1側L1に配置され、第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32を軸方向第2側L2へ向けて押圧することで、第1摩擦部材31と第2摩擦部材32とを係合させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ロックアップ係合装置を備えたトルクコンバータに関する。
特開2020-76475号公報には、駆動力源からの動力入力軸(IS)に駆動連結されるハウジング(3c)の内部に配置されてハウジング(3c)と一体的に回転するように連結されたポンプインペラ(5)と、ポンプインペラ(5)と対向するようにハウジング(3c)の内部に配置されたタービンランナ(6)と、ハウジング(3c)の内部に配置されてポンプインペラ(5)とタービンランナ(6)とを係合するロックアップ係合装置(8)とを備えたトルクコンバータが開示されている(背景技術において括弧内の符号は参照する文献のもの。)ロックアップ係合装置(8)は、ピストン(82)と、弾性プレート(83)と、これらに挟まれたクラッチプレート(80)とを備えている。弾性プレート(83)はタービンランナ(6)と連結され、クラッチプレート(80)はハウジング(3c)に連結されている。ピストン(82)は、タービンランナ(6)と弾性プレート(83)との間に配置され、タービンランナ(6)とピストン(82)との間には、ポンプインペラ(5)からタービンランナ(6)にトルクを伝達する流体室(30)が形成され、ピストン(82)と弾性プレート(83)との間には油室(84)が形成され、タービンランナ(6)とハウジング(3c)との間には第2の油室(88)が形成されている。
流体室(30)の圧力が高くなると、ピストン(82)が弾性プレート(83)の方向に押圧され、第2の油室(88)の圧力が高くなると、弾性プレート(83)がピストン(82)の方向へ押圧され、クラッチプレート(80)がピストン(82)及び弾性プレート(83)によって挟まれる形で、これらに摩擦係合する。これにより、ロックアップ係合装置(8)は係合状態となる。弾性プレート(83)は、ロックアップ係合装置(8)の出力部材に相当する。一方、ピストン(82)と弾性プレート(83)との間に形成された油室(84)の圧力が高くなると、ピストン(82)及び弾性プレート(83)が互いに離間する方向に押圧され、クラッチプレート(80)がピストン(82)及び弾性プレート(83)から離れる。これにより、ロックアップ係合装置(8)は、解放状態となる。ロックアップ係合装置(8)の状態が変化する際、ピストン(82)は、タービンランナ(6)を支持しているタービンハブ(65)におけるピストン支持部(65s)上を摺動する。
特開2020-76475号公報
上記のトルクコンバータでは、ロックアップ係合装置(8)の出力部材に相当する弾性プレート(83)がピストン(82)から見てタービンランナ(6)の反対側に位置している。そして、ピストン(82)は、タービンランナ(6)を支持している部材におけるピストン支持部(65s)上を、弾性プレート(83)の側に向かって摺動することによってロックアップ係合装置(8)を係合状態とする。即ち、タービンランナ(6)からピストン(82)を迂回するように弾性プレート(82)が延在しており、ロックアップ係合装置(8)の形状が複雑化し、その寸法も大きくなる傾向がある。
そこで、ロックアップ係合装置を小型化し、トルクコンバータを小型化する技術の実現が望まれる。
上記に鑑みたトルクコンバータは、駆動力源に駆動連結されるハウジングと、前記ハウジングの内部に配置され、前記ハウジングと一体的に回転するように連結されたポンプインペラと、前記ポンプインペラと対向するように前記ハウジングの内部に配置されたタービンランナと、前記ハウジングの内部に配置され、前記ポンプインペラと前記タービンランナとを係合するロックアップ係合装置と、を備えたトルクコンバータであって、前記ロックアップ係合装置は、前記ポンプインペラと一体的に回転するように連結された第1摩擦部材と、前記タービンランナと一体的に回転するように連結された第2摩擦部材と、ピストンと、を備え、前記ポンプインペラの回転軸に沿う方向を軸方向とし、前記軸方向における前記ポンプインペラに対して前記タービンランナが配置された側を軸方向第1側とし、その反対側を軸方向第2側として、前記第1摩擦部材と前記第2摩擦部材とは前記軸方向に対向するように配置され、前記ピストンは、前記タービンランナと一体的に回転する支持部材に支持され、前記第1摩擦部材及び前記第2摩擦部材は、前記タービンランナに対して前記軸方向第1側に配置され、前記ピストンは、前記第1摩擦部材及び前記第2摩擦部材に対して前記軸方向第1側に配置され、前記第1摩擦部材及び前記第2摩擦部材を前記軸方向第2側へ向けて押圧することで、前記第1摩擦部材と前記第2摩擦部材とを係合させる。
この構成によれば、タービンランナと第1摩擦部材と第2摩擦部材とピストンとを軸方向に並べて配置できると共に、タービンランナと一体的に回転する支持部材によって第2摩擦部材とピストンとを支持することができる。このため、第1摩擦部材及び第2摩擦部材と、ピストンとをまとめて小さいスペースに配置することができる。従って、トルクコンバータの小型化を図り易い。即ち、本構成によれば、ロックアップ係合装置を小型化し、トルクコンバータを小型することができる。
トルクコンバータのさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
トルクコンバータの軸方向断面図 トルクコンバータにおける油の流通経路の一部を示す図 トルクコンバータの模式的なスケルトン図
以下、トルクコンバータの実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のトルクコンバータは、例えば車両に搭載されて内燃機関や回転電機などの駆動力源からのトルクを伝達する。トルクコンバータ100の軸方向断面図である図1、トルクコンバータ100の模式的なスケルトン図である図3に示すように、トルクコンバータ100は、ハウジング10と、ポンプインペラ1と、タービンランナ2と、ロックアップ係合装置3とを備えている。ハウジング10は、図3に示すように駆動力源20に駆動連結されている。上述したように、駆動力源20は、例えば内燃機関や回転電機などである。ハウジング10は、トルクコンバータ100の入力部材に相当する。
ポンプインペラ1は、ハウジング10の内部に配置されてハウジング10と一体的に回転するように連結されている。タービンランナ2は、ポンプインペラ1と対向するようにハウジング10の内部に配置されている。ロックアップ係合装置3は、ハウジング10の内部に配置されてポンプインペラ1とタービンランナ2とを係合する。また、タービンランナ2は、後述する軸部材9に連結されており、軸部材9を介して例えば自動変速機(不図視)や車輪(不図示)に駆動連結される。
以下の説明においては、ポンプインペラ1の回転軸心X(回転軸)に沿う方向を軸方向Lとし、軸方向Lにおけるポンプインペラ1に対してタービンランナ2が配置された側を軸方向第1側L1とし、その反対側を軸方向第2側L2とする。また、回転軸心Xに直交する方向を、回転軸心Xを基準とした径方向Rとし、径方向Rにおける外側を径方向外側R1、内側を径方向内側R2とする。尚、以下の説明における各部材についての方向は、トルクコンバータ100が、例えば車両に組み付けられた状態(車両搭載状態)での方向を表す。また、各部材についての寸法、配置方向、配置位置等に関する用語は、誤差(製造上許容され得る程度の誤差)による差異を有する状態を含む概念である。
また、本明細書では、2つの部材の配置に関して、「特定方向視で重複する」とは、その視線方向に平行な仮想直線を当該仮想直線に直交する各方向に移動させた場合に、当該仮想直線が2つの部材の双方に交わる領域が少なくとも一部に存在することを意味する。また、本明細書では、2つの部材の配置に関して、「軸方向Lの配置領域が重複する」とは、一方の部材の軸方向Lの配置領域内に、他方の部材の軸方向Lの配置領域の少なくとも一部が含まれることを意味する。この場合における2つの部材の径方向Rの配置領域は互いにずれていても良い。
また、本明細書では、「駆動連結」とは、2つの回転要素が駆動力(トルクと同義)を伝達可能に連結された状態を指し、当該2つの回転要素が一体的に回転するように連結された状態、或いは当該2つの回転要素が1つ又は2つ以上の伝動部材(軸、ギヤなど)を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む。尚、電動部材には、回転及び駆動力を選択的に伝達する係合装置(例えば、摩擦係合装置、噛み合い式係合装置等)が含まれていてもよい。
図1に示すように、ロックアップ係合装置3は、ポンプインペラ1と一体的に回転するように連結された第1摩擦部材31と、タービンランナ2と一体的に回転するように連結された第2摩擦部材32と、ピストン33とを備えている。本実施形態では、ロックアップ係合装置3は、ピストン33と共に油室8を形成する油室形成部材34をさらに備えている。図1に示すように、油室8は、ピストン33に対して軸方向第1側L1に隣接して形成されている。第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32は軸方向Lに対向するように配置され、摩擦係合装置30を構成している。また、第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32は、タービンランナ2に対して軸方向第1側L1に配置されている。
トルクコンバータ100は、タービンランナ2を支持し、タービンランナ2と一体的に回転する支持部材4を備えている。この支持部材4は、トルクコンバータ100の出力部材に相当する。そして、支持部材4は、さらにピストン33も支持している。ピストン33は、第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32に対して軸方向第1側L1に配置されている。つまり、軸方向第2側L2から軸方向第1側L1に向かって、軸方向Lに沿ってタービンランナ2、摩擦係合装置30(第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32)、ピストン33の順に配置されている。ピストン33が、摩擦係合装置30(第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32)を軸方向第2側L2へ向けて押圧することによって、第1摩擦部材31と第2摩擦部材32とを係合させることができる。
尚、ピストン33は、付勢部材35によって軸方向第1側L1に向けて付勢されている。上述したように、ピストン33と油室形成部材34との間には油室8が形成されている。後述するように、この油室8に油が供給されることによって生じる油圧によってピストン33が軸方向第2側L2に移動し、摩擦係合装置30を押圧して係合させる。これにより、ロックアップ係合装置3を介して、駆動力源20に連結されたハウジング10(ポンプインペラ1)と、支持部材4(タービンランナ2)とが直接連結される。つまり、トルクコンバータ100の入力部材と出力部材とが直接連結され、トルクコンバータ100は、ロックアップ係合装置3が係合状態、すなわち、ロックアップ係合状態となる。油室8に供給される油が少なく、摩擦係合装置30を係合状態にするための油圧が十分に生じていない場合には、付勢部材35によってピストン33が軸方向第1側L1に移動しており、入力部材と出力部材との間では、ポンプインペラ1とタービンランナ2により作動油を介してトルクが伝達される。
支持部材4は、タービンランナ2を支持すると共に、タービンランナ2に対して軸方向第1側L1に突出するように形成された筒状支持部5と、筒状支持部5に対して径方向内側R2において軸方向Lに延在する軸部6とを備えている。また、ハウジング10は、摩擦係合装置30(第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32)の径方向外側R1を囲むように形成された包囲部11を備えている。この包囲部11は、筒状支持部5と径方向Rに対向するように配置されている。具体的には、径方向外側R1を向く筒状支持部5の外周面5aと、径方向内側R2を向く包囲部11の内周面11bとが径方向Rに対向している。そして、第2摩擦部材32は、筒状支持部5に支持されている。具体的には、第2摩擦部材32は、筒状支持部5の外周面5aに支持されている。また、第1摩擦部材31は、包囲部11の内周面11bに支持されている。
このように、支持部材4に筒状支持部5を設けることで適切に第2摩擦部材32を支持することができる。また、支持部材4により、タービンランナ2及び第2摩擦部材32が適切に支持されるので、支持部材4を介して第2摩擦部材32とタービンランナ2とを、簡単な構成により一体的に回転するように連結することができる。
また、ハウジング10に包囲部11が形成されることで、適切に第1摩擦部材31を支持することができる。また、ハウジング10により、ポンプインペラ1及び第1摩擦部材31が適切に支持されるので、ハウジング10を介してポンプインペラ1と第1摩擦部材31とを、簡易な構成により一体的に回転するように連結することができる。さらに、第1摩擦部材31が包囲部11の内周面11bに支持され、第2摩擦部材32が筒状支持部5の外周面5aに支持されているので、適切に摩擦係合装置30を構成することができる。
上述したように、支持部材4は、筒状支持部5の径方向内側R2において軸方向Lに延在する軸部6を備えている。そして、ピストン33は、この軸部6の外周面6aに支持されている。軸部6により、適切にピストン33を支持することができる。ピストン33が摩擦係合装置30を押圧する状態(ロックアップ係合状態)では、第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32と共に、ピストン33がタービンランナ2と一体的に回転することが好ましい。軸部6の外周面6aでピストン33が支持されることにより、タービンランナ2と一体的に回転する支持部材4により適切にピストン33を支持することができる。
このように、本実施形態のトルクコンバータ100は、タービンランナ2と摩擦係合装置30(第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32)と、ピストン33とが軸方向Lに並べて配置されている。また、タービンランナ2と一体的に回転する支持部材4によって第2摩擦部材32とピストン33とが支持されている。このため、摩擦係合装置30(第1摩擦部材31及び第2摩擦部材)とピストン33とをまとめて小さいスペースに配置することができ、トルクコンバータ100の小型化を図り易い。また、タービンランナ2からトルク伝達される部材と、ロックアップ係合装置3からトルク伝達される部材とが、共通の支持部材4であり、構造の簡素化を図り易く、トルクコンバータ100の小型化が図り易い。
図1に示すように、回転軸心Xには、支持部材4の径方向内側R2を貫通するように軸部材9が配置されている。支持部材4の軸部6の内周面6bと、軸部材9の外周面9aとには、互いに係合するスプライン係合部96が形成されている。即ち、支持部材4は、軸部6において軸部材9とスプライン係合により連結されている。また、軸部6の内周面6bと軸部材9の外周面9aとの間には、これらに挟まれるように、筒状部材7が配置されている。この筒状部材7は、スプライン係合部96に対して軸方向第1側L1に隣接して配置されている。本実施形態では、筒状部材7は、軸部材9の軸方向第1側の端部に嵌め込まれている。
また、軸部材9には、回転軸心X上に軸方向油路91が形成されている。つまり、筒状の軸部材9の内周面9bを内壁として軸方向油路91が形成されている。筒状部材7には、筒状部材7を径方向Rに貫通する径方向油路71が形成されている。上述したように、油室8は、ピストン33に対して軸方向第1側L1に隣接して形成されている。この径方向油路71を介して軸方向油路91と油室8とが連通し、ピストン33を移動させるための油圧を発生させる油が油室8に供給される。
図1に示すように、軸部材9には、径方向Rに沿って軸方向油路91に連通する軸部材径方向油路92が形成されている。そして、筒状部材7には、径方向Rに沿って、軸部材径方向油路92に連通する径方向油路71(筒状部材径方向油路)が形成されている。そして、支持部材4には、径方向油路71及び油室8に連通する軸部第1径方向油路61が形成されている。即ち、軸方向油路91と油室8とは、軸部材径方向油路92、径方向油路71、軸部第1径方向油路61を介して連通されている(図2:第3流通経路K3)。尚、軸部材9と筒状部材7との間におけるシール径は、スプライン係合部96における径よりも小さい。つまり、軸部材9に筒状部材7が嵌め込まれる前には、スプライン係合部96における軸部材9の径は、スプライン係合部96よりも軸方向第1側L1の軸部材9の径よりも大きく、スプライン係合部96の加工を行い易い。
筒状部材7を設けたことで、スプライン係合部96に対して軸方向第1側L1における軸部6の内周面6bの径を大きく、軸部材9の外周面9aの径を小さくしても、軸部6と軸部材9との間の隙間を筒状部材7によって埋めることができる。従って、スプライン係合部96の加工を容易にすることができ、製造コストを抑制することができる。また、筒状部材7に径方向油路71を形成したことで、軸部材9に形成された軸方向油路91から油室8に適切に油を供給して油圧を発生させることができる。
図2は、油室8への油の流通経路を含む、トルクコンバータ100における代表的な油の流通経路を例示している。第1流通経路K1は、トルクコンバータ100の外部から油が流入する流通経路を示している。第1流通経路K1から流入した油は、軸部材9の外周面9aに形成された外周面油路93、支持部材4の軸部6に径方向Rに沿って形成された軸部第2径方向油路62を通る第2流通経路K2を通って、支持部材4とピストン33との間の空間に供給され、摩擦係合装置30(第1摩擦部材31及び第2摩擦部材32)を潤滑する。
また、上述したように、第1流通経路K1から流入した油は、軸方向油路91、軸部材径方向油路92、径方向油路71、軸部第1径方向油路61を通る第3流通経路K3を通って、油室8に供給される。そのほか、図2に示す第4流通経路K4や第5流通経路K5を通って、種々の供給対象箇所へ油が供給される。
〔その他の実施形態〕
以下、その他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記においては、支持部材4が軸方向第1側L1に突出するように形成された筒状支持部5を備え、この筒状支持部5に第2摩擦部材32が支持されている形態を例示した。しかし、支持部材4は筒状支持部5のように軸方向第1側L1に突出するように形成された部分を有さずに構成されて第2摩擦部材32を支持する形態であってもよい。
(2)上記においては、図1に示すように、ハウジング10が、タービンランナ2の径よりも小径の包囲部11を備えている形態を例示した。しかし、このような小径の包囲部11を備えることなく、ハウジング10が構成されていてもよい。そして、上記においては包囲部11の内周面11bに第1摩擦部材31が支持されていたが、ハウジング10の中にハウジング10と連結されて配置された摩擦部材支持部に第1摩擦部材31が支持されていてもよい。
(3)上記においては、支持部材4が軸部6を備えている形態を例示したが、支持部材4は軸部6を備えることなく構成されていてもよい。この場合において、ピストン33が別の部材に支持されていても良い。
(4)上記においては、軸部材9と支持部材4の軸部6との間に筒状部材7が配置される形態を例示した。しかし、スプライン係合部96の加工の容易性は損なわれるが、軸部材9と軸部6とがそのような筒状部材7を介することなく配置されていてもよい。
1:ポンプインペラ、2:タービンランナ、3:ロックアップ係合装置、4:支持部材、5:筒状支持部、5a:外周面、6:軸部、6a:外周面、6b:内周面、7:筒状部材、8:油室、9:軸部材、9a:外周面、9b:内周面、10:ハウジング、11:包囲部、11b:内周面、20:駆動力源、31:第1摩擦部材、32:第2摩擦部材、33:ピストン、33:ピストン、71:径方向油路、91:軸方向油路、96:スプライン係合部、100:トルクコンバータ、L:軸方向、L1:軸方向第1側、L2:軸方向第2側、R:径方向、R1:径方向外側(径方向の外側)、R2:径方向内側(径方向の内側)、X:回転軸心(ポンプインペラの回転軸)

Claims (5)

  1. 駆動力源に駆動連結されるハウジングと、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記ハウジングと一体的に回転するように連結されたポンプインペラと、
    前記ポンプインペラと対向するように前記ハウジングの内部に配置されたタービンランナと、
    前記ハウジングの内部に配置され、前記ポンプインペラと前記タービンランナとを係合するロックアップ係合装置と、を備えたトルクコンバータであって、
    前記ロックアップ係合装置は、前記ポンプインペラと一体的に回転するように連結された第1摩擦部材と、前記タービンランナと一体的に回転するように連結された第2摩擦部材と、ピストンと、を備え、
    前記ポンプインペラの回転軸に沿う方向を軸方向とし、前記軸方向における前記ポンプインペラに対して前記タービンランナが配置された側を軸方向第1側とし、その反対側を軸方向第2側として、
    前記第1摩擦部材と前記第2摩擦部材とは前記軸方向に対向するように配置され、
    前記ピストンは、前記タービンランナと一体的に回転する支持部材に支持され、
    前記第1摩擦部材及び前記第2摩擦部材は、前記タービンランナに対して前記軸方向第1側に配置され、
    前記ピストンは、前記第1摩擦部材及び前記第2摩擦部材に対して前記軸方向第1側に配置され、前記第1摩擦部材及び前記第2摩擦部材を前記軸方向第2側へ向けて押圧することで、前記第1摩擦部材と前記第2摩擦部材とを係合させる、トルクコンバータ。
  2. 前記支持部材は、前記タービンランナを支持すると共に、前記タービンランナに対して前記軸方向第1側に突出するように形成された筒状支持部を備え、
    前記第2摩擦部材は、前記筒状支持部に支持されている、請求項1に記載のトルクコンバータ。
  3. 前記ハウジングは、前記第1摩擦部材及び前記第2摩擦部材の径方向の外側を囲むように形成された包囲部を備え、
    前記包囲部は、前記筒状支持部と前記径方向に対向するように配置され、
    前記第1摩擦部材は、前記包囲部の内周面に支持され、
    前記第2摩擦部材は、前記筒状支持部の外周面に支持されている、請求項2に記載のトルクコンバータ。
  4. 前記支持部材は、前記筒状支持部に対して径方向の内側において前記軸方向に延在する軸部を備え、
    前記ピストンは、前記軸部の外周面に支持されている、請求項2又は3に記載のトルクコンバータ。
  5. 前記支持部材の前記径方向の内側を貫通するように軸部材が配置され、
    前記支持部材の前記軸部の内周面と、前記軸部材の外周面とに、互いに係合するスプライン係合部が形成され、
    前記スプライン係合部に対して前記軸方向第1側に隣接し、前記軸部の内周面と前記軸部材の外周面との間に挟まれるように、筒状部材が配置され、
    前記ピストンに対して前記軸方向第1側に隣接して油室が形成され、
    前記筒状部材を前記径方向に貫通する径方向油路が形成され、
    前記径方向油路を介して、前記軸部材に形成された軸方向油路と前記油室とが連通している、請求項4に記載のトルクコンバータ。
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