JP2023059394A - シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】限定された設置空間においても選択肢を広げるシリンダ装置を提供する。【解決手段】一端がヘッドカバー1により閉塞され、他端がロッドカバー3により閉塞された略円筒形状のシリンダ室18を有し、このシリンダ室18には流体圧により往復移動可能な略円柱形状のピストン4と該ピストン4に固定されたピストンロッド6とが設けられ、導入出される流体により前記ピストン4を往復移動させるシリンダ装置であって、前記ピストン4は単数であり、前記ピストンロッド6は複数であり、前記各ピストンロッド6の一端側は前記ピストン4の中心軸から外れた位置に固定され、他端側は前記ロッドカバー3を貫通して外部に突出して単数のプレート7に固定されており、前記ピストン4の中心軸と同軸上に、付加機構追加用の凹部が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、シリンダ装置に関するものである。
機械機器の駆動源あるいは圧力源として利用されるシリンダ装置においてはJIS規格やISO規格が存在し、シリンダ内径寸法と各種取り付け寸法を含む外形寸法が制定されていることは公知である。
<従来技術1>
例えば、油圧シリンダ装置では「JIS B 8367-1~5」、空気圧シリンダ装置では「JIS B 8368-1~3」によって、各種取り付けに応じたシリンダ装置のシリンダ内径寸法と取り付け寸法と取り付けに関わる外形寸法が制定されている。
各油空圧機器メーカからは前記規格に準拠し、更に、各メーカ独自の特徴を備えたシリンダ装置が市販化されている。
一例として概略部材構成を図4及び図5を参照しながら以下に説明する。
図4及び図5においてシリンダチューブ2には中心軸上に軸直交断面が略円形の貫通孔が形成され、一端はヘッドカバー1により閉塞され、他端はロッドカバー3により閉塞されることによりシリンダ室18(18a、18b)が構成されている。
このシリンダ室18内には略円柱形のピストン4が設けられ、このピストン4には往復移動を外部に伝達するピストンロッド6の一端が連結されており、このピストンロッド6の他端部はロッドカバー3を貫通し、外部に突出すると共に先端側円柱部には相手部品と接続する雄ネジ23が形成されている。
ロッドカバー3及びヘッドカバー1には各配管口14a、14bが設けられ、この配管口に供給される圧力流体の作用下でピストン4を摺動させる。
したがって、シリンダ室18、ピストン4、ピストンロッド6はそれぞれ1対1対1で構成されている。
更に、ロッドカバー3にはパッキン12、ブッシュ13、中央凹部33a及びクッションシール32aが配設され、また、ヘッドカバー1には中央凹部33b及びクッションシール32bが配設され、これらは全てピストンロッド6と同軸上一列に連設されている。
また、更に、ロッドカバー3及びヘッドカバー1には各クッションバルブ35a、35bが設けられ、ピストン4両端には各クッションスリーブ31a、31bが設けられ、その他部材を含め流体圧クッション機構が装備されている。
このシリンダ装置を「標準形シリンダ装置」あるいは「一般形シリンダ装置」と位置付けするメーカもあるが、本明細書では説明上、「単数ロッド汎用形シリンダ装置」と表現し説明する。更に、単数ロッド汎用形シリンダ装置において、ピストン4と一体的に動作する往復移動部を「移動体」と表現し、「移動体」を除く固定部分(図5のX0の範囲)を「シリンダ本体」と表現し説明する。
<従来技術2>
前述に比較して軸線方向の寸法を短く抑えたシリンダ装置では、例えば、油圧シリンダ装置では「JIS B 8367-6」、空気圧シリンダ装置では「JIS B 8368-4」によって、薄型のシリンダ装置のシリンダ内径寸法と取り付け寸法と取り付けに関わる外形寸法が制定されている。
各油空圧機器メーカからは前記規格に準拠し、更に、各メーカ独自の特徴を備えてシリンダ装置が市販化されている。
一例として図10、図11及び図12を参照しながら以下に説明する。
単数ロッド汎用形シリンダ装置に比較して、寸法的には主にシリンダチューブ2、ロッドカバー3、ヘッドカバー1、ピストン4それぞれの軸線方向の寸法が短く抑えられ、図4、5に比較し構成的にはロッドカバー3及びヘッドカバー1からは中央凹部とクッションシール32が省かれ、更に、ピストン4両端のクッションスリーブ31が省かれていることにより、軸線方向の寸法を短く抑えている。
ピストンロッド6の先端側円筒部は相手部品と接続する雌ネジ22あるいは雄ネジ23が形成されている(図12参照)。
このシリンダ装置を「標準薄形シリンダ装置」あるいは「省スペース型シリンダ装置」と位置付けするメーカもあるが、本明細書では説明上、「単数ロッド薄形シリンダ装置」と表現し説明する。更に、単数ロッド薄形シリンダ装置において、ピストン4と一体的に動作する往復移動部を「移動体」と表現し、「移動体」除く固定部分(図11のU0の範囲)を「シリンダ本体」と表現し説明する。
<従来技術3>
前述とは異なり規格を離れて各油空圧機器メーカ独自の形態を備え市販化されているシリンダ装置が各種ある。その中でピストンロッド先端にプレート形状を備えたシリンダ装置(図15、図16、図17参照)は、ピストンロッド先端部と相手部材の取り付けに際し、先端プレートの各平面を使用できる特徴がある。以下に一例を示す。
(1)複数のシリンダ室を組み合わせて一体としたシリンダ装置(図15参照)
(2)外部にスライドガイド72を設けたシリンダ装置(図16参照)
(3)外部に摺動案内部82及び83を設けたシリンダ装置(図17参照)
更に、これらは構造上ピストンロッドの回り止め機能を併せ持つことや、内部あるいは外部にピストン摺動による移動体のガイド機構を有することも特徴であり、被設置部材の構成の簡略化を可能とする。
このシリンダ装置を「複合形シリンダ装置」あるいは「複合機能付シリンダ装置」と位置付けするメーカもあるが、本明細書では説明上、「複合形シリンダ装置」と表現し説明する。更に、複合形シリンダ装置において、ピストンと一体的に動作する往復移動部を「移動体」と表現し、「移動体」を除く部分を「シリンダ本体」と表現し説明する。
特開平8-86301号公報 特開平9-303318号公報 特開平9-317709号公報 特開平10-196608号公報 特開平11-241703号公報 特開2001-90709号公報 実開平5-45205号公報 実開平5-58908号公報
シリンダ装置の機械機器への設置において、被設置部材の形状あるいは寸法上で限定がある場合は、シリンダ装置の選定や設置方法に苦慮することがある。
単数ロッド汎用形シリンダ装置及び単数ロッド薄形シリンダ装置においては、標準仕様が備えるピストンロッド先端形状は雄ネジ又は雌ネジ形状であり、被取付部材の接続部の形状をピストンロッド先端のネジ形状に合わせる必要がある。更に、ネジによる締結では偏芯や傾きが発生し易いことから、ネジ締結による偏芯や傾きの発生を抑制、或いは、許容する部材構成が求められる。
その為、容易に取り付ける方法として接続金具を使用する方法があるが(図13及び図14参照の接続金具)、接続金具を使用する場合はその分の占有長さ(図中のX2、U2寸法)を含む占有空間が必要となり、限定された空間では接続金具の使用が困難な場合がある。
なお、図13中、X0は単数ロッド汎用形シリンダ装置の全長、Sは複数ロッド汎用形シリンダ装置と単数ロッド汎用形シリンダ装置との全長差、X2は単数ロッド汎用形シリンダ装置に平面部との取り付け用の接続金具を付けた場合に加わる占有長さ、X3は複数ロッド汎用形シリンダ装置のロッドプレートと単数ロッド汎用形シリンダ装置+接続金具との全長差である。図14中、U0は単数ロッド薄形シリンダ装置の全長、U1は複数ロッド薄形シリンダ装置全長(U0=U1)、U2は薄形シリンダ装置に平面部との取り付け用の接続金具を付けた場合に加わる占有長さ、U3は複数ロッド薄形シリンダ装置のロッドプレートと単数ロッド薄形シリンダ装置+接続金具との全長差である。
従って、ピストンロッド先端形状は、被設置部材を少ない占有空間での設置を可能とし、更に、その被設置部材は加工が容易なことと、固定にかかる偏芯や傾きの発生を抑制する形状が望まれる。
また、限定された空間でのシリンダ装置の設置においてはシリンダ装置自体の小型化も望まれるところであるが、単数ロッド汎用形シリンダ装置(図5参照)の構成においては、ロッドカバー3に取り付くパッキン12、ブッシュ13、中央凹部33a及びクッションシール32a、また、ヘッドカバー1に取り付く中央凹部33b及びクッションシール32b、さらに、ピストン4両端のクッションスリーブ31(31aと31b)がピストンロッド6と同軸上一列に連設されているため、軸線方向での小型化は難しい。
軸線方向の寸法制限には単数ロッド汎用形シリンダ装置(図5参照)よりも軸方向の長さを抑えた単数ロッド薄形シリンダ装置(図11参照)が有利であるが、薄形による機能省略の点もある。図10及び図11で、例えばピストン4のストローク端での停止においては、流体圧クッション機構を省きゴムクッション9とストローク端面の当接によるため、停止時の衝撃が大きいという問題があり、緩衝的な停止を必要とする場合にはシリンダ装置の外部に緩衝機構を設ける必要がある。
単数ロッド薄形シリンダ装置(図11参照)においても、単数ロッド汎用形シリンダ装置(図5参照)同様に流体圧クッション機構の装備が望まれる。
更に、前記単数ロッド汎用形シリンダ装置同様にピストンロッド先端形状は、少ない占有空間での取り付けを可能とし、そして、被取付部材の接続部形状の加工を容易とし、更に、固定時に偏芯や傾きの発生を抑制する形状が望まれる。
一方、単数ロッド汎用形シリンダ装置及び単数ロッド薄形シリンダ装置は、駆動源あるいは圧力源としての機能は備えるが、被設置部材に例えば、ピストンロッドの回り止め機能や、移動時のガイド機構や、ストローク調整機構の必要性がある場合はシリンダ装置の他に当該機構を設ける必要があり、その空間も必要とされる。
複合形シリンダ装置(図15と図16と図17参照)においては、ピストンロッド先端と相手部材との接続にプレートの各平面を使用できることで容易な設置を可能としていることや、構造上ピストンロッドの回り止め機能を併せ持つことや、シリンダ装置自体にガイド機構を有する等の機能的特徴があるが、複合形シリンダ装置は単数ロッド汎用形シリンダ装置や単数ロッド薄形シリンダ装置とは形状が異なる上に、機能を付加した分の大型化は避けられず、更に、形状も複雑化することもあり占有空間を大きく必要とし、被設置空間の形状あるいは寸法上の限定がある場合は設置が困難な場合がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、単数の略円筒形シリンダ室を有するシリンダ装置において、前記単数ロッド汎用形シリンダ装置及び単数ロッド薄形シリンダ装置のシリンダ本体と比較してシリンダ本体の寸法増加無く、あるいは、小型化を可能とする構成を要旨とし、ピストンの回り止め機能、ピストンロッドガイド機構、ストローク両端位置調整機構、流体圧クッション機構、ピストンロッド先端プレート仕様を具備することにより、限定された設置空間においても選択肢を広げるシリンダ装置の提供を目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
一端がヘッドカバー1により閉塞され、他端がロッドカバー3により閉塞された略円筒形状のシリンダ室18を有し、このシリンダ室18には流体圧により往復移動可能な略円柱形状のピストン4と該ピストン4に固定されたピストンロッド6とが設けられ、前記ピストン4により前記シリンダ室18はロッド側シリンダ室18aとヘッド側シリンダ室18bとに区画され、前記ロッド側シリンダ室18aに連通する流体入出力ポート14aと、前記ヘッド側シリンダ室18bに連通する流体入出力ポート14bとを備え、前記各流体入出力ポート14a・14bから導入出される流体により前記ピストン4を往復移動させるシリンダ装置であって、
前記ピストン4は単数であり、前記ピストンロッド6は複数であり、前記各ピストンロッド6の一端側は前記ピストン4の中心軸から外れた位置に固定され、他端側は前記ロッドカバー3を貫通して外部に突出して単数のプレート7に固定されており、
前記ピストン4の中心軸と同軸上に、付加機構追加用の凹部が設けられていることを特徴とするシリンダ装置に係るものである。
また、請求項1記載のシリンダ装置において、流体圧クッション機構を備え、この流体圧クッション機構は前記ピストン4の中心軸と同軸上に設けられ、軸方向から見た場合、前記各ピストンロッド6と重ならないように設けられていることを特徴とするシリンダ装置に係るものである。
また、請求項1記載のシリンダ装置において、前記ピストン4に設けられたクッションスリーブ31a・31bと、前記クッションスリーブ31a・31bが挿入可能なスリーブ収納凹部33a・33bと、前記スリーブ収納凹部33a・33bに設けられ前記クッションスリーブ31a・31bの外周部と摺接するクッションシール32a・32bとを含む流体圧クッション機構を備え、前記クッションスリーブ31a・31bと前記スリーブ収納凹部33a・33bと前記クッションシール32a・32bとは、前記ピストン4の中心軸と同軸上に設けられ、軸方向から見た場合、前記各ピストンロッド6と重ならないように設けられていることを特徴とするシリンダ装置に係るものである。
また、請求項3記載のシリンダ装置において、前記ロッドカバー3には前記ピストンロッド6が挿通する挿通孔17aが設けられ、前記挿通孔17aには夫々、前記ピストンロッド6の軸方向の移動を案内支持するガイド部41が設けられていることを特徴とするシリンダ装置に係るものである。
また、請求項3,4いずれか1項に記載のシリンダ装置において、前記クッションスリーブ31a・31bに当接することにより前記ピストン4のストローク端位置の調整を行う調整部材51a・51bが、前記ピストン4の中心軸と同軸上に設けられていることを特徴とするシリンダ装置に係るものである。
本発明は上述のようにするから、更なる小型化を可能とし、限定された設置空間においても選択肢を広げるシリンダ装置となる。
本発明による複数ロッド汎用形シリンダ装置の断面斜視図である。 本発明による複数ロッド汎用形シリンダ装置の断面図(図3におけるA-A断面)である。 図2に示した複数ロッド汎用形シリンダ装置の左側面図である。 単数ロッド汎用形シリンダ装置の断面斜視図である。 単数ロッド汎用形シリンダ装置の断面図である。 図5に示した単数ロッド汎用形シリンダ装置の左側面図である。 本発明による複数ロッド薄形シリンダ装置の断面斜視図である。 本発明による複数ロッド薄形シリンダ装置の断面図(図9におけるB-B断面)である。 図8に示した複数ロッド薄形シリンダ装置の左側面図である。 単数ロッド薄形シリンダ装置の断面斜視図である。 単数ロッド薄形シリンダ装置の断面図である。 単数ロッド薄形シリンダ装置のロッド先端が雄ネジの場合を示す正面図である。 複数ロッド汎用形シリンダ装置と単数ロッド汎用形シリンダ装置の各部長さ比較図である。 複数ロッド薄形シリンダ装置本体部と単数ロッド薄形シリンダ装置本体部の各部長さ比較図である。 既存2つのシリンダ室を組み合わせて1つのシリンダチューブにおさめた複合形シリンダ装置の斜視図である。 既存外部にピストン及びピストンロッドの摺動を案内支持するスライドガイドを使用した複合形シリンダ装置の斜視図である。 既存外部にピストン及びピストンロッドの摺動を案内支持するガイドバーを使用した複合形シリンダ装置の斜視図である。 ピストン及びピストンロッドの摺動を案内支持するガイド部を備えた、複数ロッド汎用形シリンダ装置の断面図である。 進退位置でのストローク端の調整を行う調整部材をロッドカバーおよびヘッドカバーに備えた、複数ロッド汎用形シリンダ装置の断面図である。 単数ロッド汎用形シリンダ装置と複数ロッド汎用形シリンダ装置の概観及び外形寸法比較のための各寸法符号指示部を示す斜視図である。 単数ロッド薄形シリンダ装置と複数ロッド薄形シリンダ装置の概観及び外形寸法比較のための各寸法符号指示部を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
流体を導入出してピストン4を往復移動させることで、複数のピストンロッド6を介してピストン4と一体的に移動するプレート7を往復移動させる。
この際、複数のピストンロッド6の両端部が夫々ピストン4とプレート7とに固定されることで、ピストン4が回り止めされる。
また、ピストンロッド6をピストン4の中心軸から外れた位置に固定し、前記ピストン4の中心軸と同軸上に付加機構追加用の凹部を設けたことで、例えばピストン4の中心軸上に流体圧クッション機構を設ける際に、軸方向から見て各ピストンロッド6と重ならないように設けることが可能となり、これらが並設されることで小型化を図ることが可能となる。すなわち、同サイズのシリンダと比較しシリンダ円筒部外形寸法の増加無く、ピストン4の中心軸上に付加機構を追加することが可能となる。
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
本実施例は複数ロッド汎用形シリンダ装置の一例であり、一端がヘッドカバー1により閉塞され、他端がロッドカバー3により閉塞されたシリンダ室18を有し、このシリンダ室18には流体圧により往復移動可能なピストン4と該ピストン4に固定されたピストンロッド6とが設けられ、前記ピストン4により前記シリンダ室18はロッド側シリンダ室18aとヘッド側シリンダ室18bとに区画され、前記ロッド側シリンダ室18aに連通する流体入出力ポート14aと、前記ヘッド側シリンダ室18bに連通する流体入出力ポート14bとを備え、前記各流体入出力ポート14a・14bから導入出される流体により前記ピストン4を往復移動させるシリンダ装置に本発明を適用したものである。
具体的には、前記ピストン4は単数であり、前記ピストンロッド6は複数であり、前記各ピストンロッド6の一端側は前記ピストン4の中心軸から外れた位置に固定され、他端側は前記ロッドカバー3を貫通して外部に突出して単数のプレート7に固定されており、前記ピストン4の中心軸と同軸上に、付加機構追加用の凹部が設けられているものである。なお、図中の符号については同機能の部材若しくは部位には同一符号を付した。
図1は同シリンダ装置の斜視断面図、図2は同シリンダ装置の断面図、図3は同シリンダ装置の左側面図である。また、同図は流体圧クッション機構を設けた例を示している。
略円筒形から成るシリンダチューブ2には中心軸上に軸直交断面が略円形の貫通孔が形成され、その貫通孔の一端はヘッドカバー1により閉塞され、他端はロッドカバー3により閉塞されることによりシリンダ室18(18a・18b)が構成されている。更に、両閉塞部はガスケット8(8a・8b)により密閉状態が確保されている。
シリンダ室18内には軸線方向に沿って往復移動する略円柱形のピストン4が摺動可能な隙間を有して摺設されている。ピストン4の外周面には環状溝が形成され、環状溝にはピストンシール11が装着されている。これにより、シリンダ室18はピストン4によりシリンダ室18aと18bの2つに隔てられている。
また、ピストン4の中心軸上には流体圧クッション機構用のクッションスリーブ31a・31bがボルト37を介して連結され、ピストン4の中心軸外に4本のピストンロッド6が軸線方向に沿って略平行に並設され一端はボルト19を介して連結されている。そして、ピストンロッド6の他端は後述のロッドカバー3及びフランジ5の挿通孔17a及び挿通孔17bを貫通しシリンダ本体の外部まで突出し、ロッドプレート7にボルト20を介して連結されている。これにより、ピストン4と4本のピストンロッド6とロッドプレート7は一体的に移動する。
ピストンロッド6が貫通するロッドカバー3はシリンダ本体固定部であり、ロッドカバー3に形成された複数の挿通孔17aを、ピストン4とロッドプレート7の間に跨設された複数のピストンロッド6が貫通していることにより、ピストン4と4本のピストンロッド6とロッドプレート7の連結体は、構造的に回り止めが図られる。
ロッドプレート7は板状に形成されており、角部が面取りされている。ロッドプレート7の進退方向を向く平面部(広大面部)には、その中央部に雌ネジ孔22aが設けられている。また、中央部以外には雌ネジ孔22bやネジが形成されていない単なる貫通孔24が設けられている。また、平面部と直行する側面部4面には雌ネジ孔22cが形成されている。これらの孔の配置や孔の種類は適宜設定できる。したがって、これらの孔を用いて相手部材と固定(接続)することができる。ロッドプレート7の各面に複数の取り付け用孔を設けることにより、それだけ多様な設置方法に対応可能となり、被設置部の加工が容易となる。また、少ない占有空間での設置も可能となる。さらに、ロッドプレート7に平面形状部分を設けることで相手部材と固定した際に生じる偏芯や傾きの発生の抑制も図れる。
ロッドカバー3には各ピストンロッド6の略同軸上に挿通孔17aが夫々形成されている。挿通孔17aは貫通孔であり、ロッドプレート7側寄り端面の近傍に形成された環状溝と、シリンダ室18a側に形成された略円柱状の凹部とを有している。
挿通孔17aの環状溝にはピストンロッド6を環状に囲繞するロッドパッキン12が装着され、シリンダ室18からの流体の漏れと外部からの不要物の進入を防ぐ。
また、挿通孔17aの略円柱状の凹部周面にはピストンロッド6と摺動可能な隙間を持つ略円筒形のブッシュ13が嵌着され摺動抵抗の軽減を図っている。
更に、ロッドカバー3には挿通孔17aの位相間に配管口(ポート)14aが中央凹部33aに向かうように設けられている。配管口14aは、流体通路15aを経由し、更に、中央凹部33aを介して、シリンダ室18aに連通している。
シリンダ室18aの中心軸上には、流体圧クッション機構を配置するための中央凹部33aが形成されている。中央凹部33aは複数の挿通孔17aの内接円より小径の略円柱状の第一凹形状がシリンダ室18a側に開口して形成され、その底部に第一凹形状より小径の略円柱状の第二凹形状が形成されており、2段の凹形状を有している。
また、ロッドカバー3には流体圧クッション機構用として、中央凹部33aの第一凹形状には導入通過で排圧抑止のチェック弁構成となるクッションシール32aが設けられ、それに連携し、挿通孔17aの位相間にクッション絞り孔34aとクッション調整バルブ35aとクッション調整バルブシール36aとを設け、流体圧クッションの速度調整を可能としている。前記流体圧クッション機構の構成部材については、既存構成であり周知であることから、構成の詳細は割愛する。
なお、図1、図2ではロッドカバー3に、挿通孔17aの延長上に挿通孔17bが形成されたフランジ5を設けた例を示している。図中符号21は貫通孔である。
ヘッドカバー1には、ロッドカバー3と同様に、配管口14bが中央凹部33bに向かうように設けられている。配管口14bは、流体通路15bを経由し、更に、中央凹部33bを介して、シリンダ室18bに連通している。
シリンダ室18bの中心軸上には、中央凹部33bが形成されている。中央凹部33bは小径の略円柱状の第一凹形状がシリンダ室18a側に開口して形成され、その底部に第一凹形状より小径の略円柱状の第二凹形状が形成されており、2段の凹形状を有している。
また、ヘッドカバー1には流体圧クッション機構用として、中央凹部33bの第一凹形状には導入通過で排圧抑止のチェック弁構成となるクッションシール32bが設けられ、それに連携しクッション絞り孔34bとクッション調整バルブ35bとクッション調整バルブシール36bを設け、流体圧クッションの速度調整を可能としている。
なお、図1、図2ではピストン4の外周面にはピストンシール11に所定間隔離間した位置に環状溝が形成され、その溝に位置検出用のマグネット10が連設され、ピストン位置検出センサ(図示しない)により位置検出できるように構成されている。更に、外周両端にはショック吸収用にゴムクッション9が装着されている。これらはいずれも必要に応じて設ける。
次に本実施例の動作を説明する。
図1及び図2ではピストン4がストロークの途中にある状態を示している。この状態からヘッドカバー1側の配管口14bから圧力流体が開放されロッドカバー3側の配管口14aに圧力流体が供給されると、ピストン4は圧力流体の作用下にシリンダ室18内を摺動しヘッドカバー1側に移動する。次にロッドカバー3側の配管口14aから圧力流体が開放されヘッドカバー1側の配管口14bに圧力流体が供給されると、ピストン4は圧力流体の作用下にシリンダ室18内を摺動しロッドカバー3側に移動する。同時にピストン4に連結されている4本のピストンロッド6とロッドプレート7も一体的に移動する。
流体圧クッション機構の動作原理は公知であるため、以下の動作説明に留める(動作原理は図4及び図5も同様である)。
前述の移動において、流体圧クッション機構の働きは(図2及び図5参照)、例えば、ロッドカバー側では移動端へ到達する過程で、クッションスリーブ31aがクッションシール32aに接触した時点で、シリンダ室18aと中央凹部33a内の流体が2つに分断され、中央凹部33a内の流体は流体通路15aを通り配管口14aから排出されるが、シリンダ室18a内の流体はクッションシール32aの逆止弁作用により流量が抑止されクッション絞り孔34aを通り配管口14aから排出される。このクッション絞り孔34aを通過する流体の流量をクッション調整バルブ35aにより絞り、シリンダ室18内の流体の排出時間を遅らせることによりピストンの速度を遅らせることができる。
逆に始動時には、配管口14aから入る流体に対してクッションシール32aは開放されることになり、中央凹部33aの流体はシリンダ室18に直接流れ込むためクッション機構は働かないこととなる。
なお、ヘッドカバー1側においては方向を変え、各当該関係部材(各同番b符号部材)により同様に動作が行われる。
流体圧クッション機構は単数ロッド汎用形シリンダ装置では図4及び図5において、構成部品のロッドパッキン12、ブッシュ13、中央凹部33a及びクッションスリーブ31aはピストンロッド6とシリンダ本体の中心軸上に一列に連設される。
本実施例では、シリンダ本体の中心軸上に中央凹部33aとクッションスリーブ31aが配設され、そして、別軸となるピストンロッド6上にロッドパッキン12とブッシュ13が配設される。従って、この両者の並設により軸線方向に図13においてS寸法分短縮することが可能となり、単数ロッド汎用形シリンダ装置に比較して小型化を図ることが可能となる。
すなわち、本実施例は、ストローク端におけるピストン4の動きを制動する流体圧クッション機構を備え、この流体圧クッション機構は前記ピストン4の中心軸と同軸上に設けられ、軸方向から見た場合、前記各ピストンロッド6と重ならないように設けられている。
具体的には、前記ピストン4に設けられたクッションスリーブ31a・31bと、前記クッションスリーブ31a・31bが挿入可能なスリーブ収納凹部(中央凹部)33a・33bと、前記スリーブ収納凹部33a・33bに設けられ前記クッションスリーブ31a・31bの外周部と摺接するクッションシール32a・32bとを含む流体圧クッション機構を備え、前記クッションスリーブ31a・31bと前記スリーブ収納凹部33a・33bと前記クッションシール32a・32bとは、前記ピストン4の中心軸と同軸上に設けられ、軸方向から見た場合、前記各ピストンロッド6と重ならないように設けられている。
なお、ピストンロッド6の本数は、シリンダサイズに応じて適宜決定する。例えばシリンダ装置のピストンの直径サイズが小さい場合、ピストンロッド6の数量は2本あるいは3本とし、大きい場合は数量を増やしてピストン4とロッドプレート7の連結の強度を上げることが可能である。
図18はピストンロッドの軸方向の移動を案内支持するガイド部を設けた例(別例1)を示している。図中の符号は図2との相違箇所のみ表示している。
ロッドカバー3には各ピストンロッド6の並設位置に対応し、同軸上にピストンロッド穴(挿通孔)17aが形成され、その各ピストンロッド穴17aにはピストンロッド6の移動を案内支持するガイド部41が嵌着される。更に、ガイド部41のピストン側一端にはピストンロッド6を環状に囲繞するロッドパッキン42が連設され、シリンダ室18とガイド部41とを隔離している。そして、ロッドプレート側寄りには環状溝の形成と共にピストンロッド6を環状に囲繞するロッドパッキン12が装着され、外部からの不要物の進入を防ぐ。
単数ロッド汎用形シリンダ装置ではピストンロッドの軸方向の摺動を案内支持するガイド機構が具備されていないことから、必要に応じガイド機構はシリンダ装置の外部に設けることとなり、その占有空間を必要とする。
また、ガイド機構内蔵の複合形シリンダ装置では、単数ロッド汎用形シリンダ装置とは形状が異なる上に大型化されている為、それに伴う占有空間の増加を必要とする。
別例1(ガイド機構付シリンダ装置)では、シリンダ本体の寸法増加無くガイド機構を具備することができ、占有空間の増加を必要とせず限定空間においてのシリンダ装置の選択肢を広げることができる。
一方、図中のX1・Y1・Z1は図20と共に単数ロッド汎用形シリンダ装置のシリンダ本体寸法を増すことなくガイド部41を備えることが可能であることを示している。
すなわち、別例1のように、前記ロッドカバー3には前記ピストンロッド6が挿通する挿通孔17aが設けられ、前記挿通孔17aには夫々、前記ピストンロッド6の軸方向の移動を案内支持するガイド部41を設ける構成としても良い。
図19はストローク端位置の調整を行う部材を設けた例(別例2)を示すものである。図中の符号は図2との相違箇所のみ表示する。
例えば、ロッドカバー3の中心軸上にはシリンダ室18a側に貫通孔54aが形成され、外端面寄りに雌ねじ55aが形成され、可動ストッパ(調整部材)51aが挿入されている。
可動ストッパ51aの先端は断面が略円形の円柱部、他外周部は雄ネジ部から成り、該雄ねじ部は雌ねじ55aに回転自在に螺入されるとともに、円柱部は貫通穴54aを嵌貫しシリンダ室18a内に臨む。
貫通穴54aには環状溝の形成と共にシール53aが装着され可動ストッパ51aの円柱部を環状に囲繞することで流体の漏れを防ぐ。
同図は流体圧クッション機能付の場合を例として、ピストン4にクッションスリーブ31aを設けた例を示しており、シリンダ室18a内の移動体としてピストン4と一体的に移動するクッションスリーブ31aの端面に、可動ストッパ51aの円柱部の端面が当接することによりストッパとして働きストローク端位置の変更を行うものである。
また、流体圧クッション機能が無くクッションスリーブ31aが無い場合は、可動ストッパ51aの円柱部の端面がピストン4に当接することが可能である。
一方、ヘッドカバー1側においては方向を変え、各当該関係部材(各同番b符号部材)により同様に動作が行われる。
更に、ロッドカバー3側ではナット52a、ヘッドカバー1側ではナット52bの締結により可動ストッパ51a及び可動ストッパ51bのそれぞれを固定している。
可動ストッパ51aはロッドカバー3側、51bはヘッドカバー1側となる進退各位置に装備可能であり、特にロッドカバー3側の配設においては、従来構成(図5参照)ではピストン4の中心軸上にはピストンロッド6がある為にストッパ(51a・52a・53a・54a・55a)部の配設は不可能であったが、本実施例の構成では各ピストンロッド6は中心軸以外に並設されるため、可動ストッパ51aを中心軸上に設けることが可能となる。
更に、ストッパ部となる部材位置がピストン4の中心軸上にあることは、シリンダ推力の中心位置であることからピストン4とその推力下にある連結部材には、シリンダ推力にかかる中心軸を傾ける方向のモーメントが発生しない長所がある。
一方、図中のX1・Y1・Z1は図20と共に単数ロッド汎用形シリンダ装置のシリンダ本体寸法を増すことなくガイド部41に加え、可動ストッパ51a・51bを備えることが可能であることを示している。
すなわち、別例2のように、前記クッションスリーブ31a・31bに当接することにより前記ピストン4のストローク端位置の調整を行う調整部材51a・51bが、前記ピストン4の中心軸と同軸上に設けられている構成としても良い。
本実施例は上述のように構成したから、流体を導入出してピストン4を往復移動させることで、複数のピストンロッド6を介してピストン4と一体的に移動するプレート7を往復移動させる際、複数のピストンロッド6の両端部が夫々ピストン4とプレート7とに固定されることで、ピストン4が回り止めされる。
また、ピストンロッド6をピストン4の中心軸から外れた位置に固定することで、ピストン4の中心軸上に流体圧クッション機構を設ける際に、軸方向から見て各ピストンロッド6と重ならないように設けることが可能となり、それだけ小型化を図ることが可能となる。
よって、本実施例は、更なる小型化を可能とし、限定された設置空間においても選択肢を広げるシリンダ装置となる。
実施例1では、複数ロッド汎用形シリンダ装置の例について説明したが、実施例2では、複数ロッド薄形シリンダ装置の例について図を用いて詳しく説明する。
先に述べたように、限られた空間には薄形シリンダ装置が有利であるが、既存の単数ロッド薄形シリンダ装置(図10及び図11参照)はピストン4のストローク端での停止においては停止時の衝撃が大きいという問題がある。その課題に対し複数ロッドシリンダ装置ではシリンダ本体の寸法増加無く流体圧クッション機構の具備が可能であり、前述の複数ロッド汎用形シリンダ装置と同様にロッド先端にプレート形状を備えることにより、シリンダ装置の設置において占有空間の増加を抑えるものである(図21参照)。
図7は同シリンダ装置の斜視断面図、図8は同シリンダ装置の断面図、図9は同シリンダ装置の左側面図である。また、同図は流体圧クッション機構を設けた例である。
外形の軸直交断面が略矩形から成る略直方体形状のシリンダチューブ2には軸直交断面が略円形状のシリンダ室18が形成され、シリンダ室18の一端はヘッドカバー1と一体となり閉塞され、他端はロッドカバー3により閉塞されている。更に、ロッドカバー3による閉塞部はガスケット8により密閉が確保され、ロッドカバー3は止め輪25により保持されている。
また、シリンダチューブ2の外壁の1面には軸線に沿って軸直交断面凸形状の膨出部が形成され、この膨出部には所定間隔を置いて配管口14a・14bがシリンダ室18に向かうように設けられ、この配管口14a・14bは流体通路15a・15b及び流体通路16a・16bを介してシリンダ室18に連通している。
更に、配管口14とシリンダ室18には両者を連通するクッション絞り孔34とそれに交わる位置にバルブ孔が形成され、前記クッション絞り孔34の開口面積を調整するクッション調整バルブ35が設けられ、流体圧クッションの速度調整を可能としている。なお、クッション調整バルブ35には流体の漏れ防止の為のバルブシール36が環状溝38に装着されている。
図8ではシリンダチューブ2とヘッドカバー1が一体の場合を例としているが、ヘッドカバー1の軸心上には流体圧クッション機構用のクッションスリーブ31bが圧嵌され、その軸心上に流体通路15bと繋がる流体通路16bが設けられている。
シリンダ室18内には中心軸方向に往復移動するピストン4が摺動可能な隙間を有し摺設され、ピストン4の外周部には環状溝が形成されピストンシール11が嵌着されている。ピストン4によりシリンダ室18は2つに隔てられている。
更にピストン4の中心軸上には流体圧クッション機構用としてロッドカバー3側にクッションスリーブ31aが設けられ、ヘッドカバー1側にはクッションシール32bを有する中央凹部33bが設けられている。
また、中心軸外に4本のピストンロッド6が軸線方向に沿って略平行に並設され一端はボルト19により締結されている。ピストンロッド6の他端はロッドカバー3を貫通しシリンダ本体の外部まで突出し、ロッドプレート7にボルト20により締結されている。これによりピストン4と4本のピストンロッド6とロッドプレート7が連結され一体的に移動する。
ロッドカバー3には軸線方向に略並行にピストンロッド穴17が形成され、このピストンロッド穴17には、ピストンロッド6と摺動可能な隙間を持つブッシュ13が嵌着され、同軸上にロッドパッキン12が装着され流体の漏れと不要物の進入を防ぐ。また、流体通路15の延長位置に流体通路16が形成される。
なお、図7、8ではピストン4の外周部には環状溝が形成され位置検出用の輪状のマグネット10が装着される。これにより図示しない位置検出センサにより位置検出が可能となる。更に、外周両端にはショック吸収用にゴムクッション9が装着されている。これらはいずれも必要に応じて設けられる。図中符号26・27はピン、28はセンサーレールである。
その余は、実施例1と同様である。
1 ヘッドカバー
3 ロッドカバー
4 ピストン
6 ピストンロッド
7 プレート
14a・14b 流体入出力ポート
17a 挿通孔
18 シリンダ室
18a ロッド側シリンダ室
18b ヘッド側シリンダ室
31a・31b クッションスリーブ
32a・32b クッションシール
33a・33b スリーブ収納凹部
41 ガイド部
51a・51b 調整部材

Claims (5)

  1. 一端がヘッドカバーにより閉塞され、他端がロッドカバーにより閉塞された略円筒形状のシリンダ室を有し、このシリンダ室には流体圧により往復移動可能な略円柱形状のピストンと該ピストンに固定されたピストンロッドとが設けられ、前記ピストンにより前記シリンダ室はロッド側シリンダ室とヘッド側シリンダ室とに区画され、前記ロッド側シリンダ室に連通する流体入出力ポートと、前記ヘッド側シリンダ室に連通する流体入出力ポートとを備え、前記各流体入出力ポートから導入出される流体により前記ピストンを往復移動させるシリンダ装置であって、
    前記ピストンは単数であり、前記ピストンロッドは複数であり、前記各ピストンロッドの一端側は前記ピストンの中心軸から外れた位置に固定され、他端側は前記ロッドカバーを貫通して外部に突出して単数のプレートに固定されており、
    前記ピストンの中心軸と同軸上に、付加機構追加用の凹部が設けられていることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 請求項1記載のシリンダ装置において、流体圧クッション機構を備え、この流体圧クッション機構は前記ピストンの中心軸と同軸上に設けられ、軸方向から見た場合、前記各ピストンロッドと重ならないように設けられていることを特徴とするシリンダ装置。
  3. 請求項1記載のシリンダ装置において、前記ピストンに設けられたクッションスリーブと、前記クッションスリーブが挿入可能なスリーブ収納凹部と、前記スリーブ収納凹部に設けられ前記クッションスリーブの外周部と摺接するクッションシールとを含む流体圧クッション機構を備え、前記クッションスリーブと前記スリーブ収納凹部と前記クッションシールとは、前記ピストンの中心軸と同軸上に設けられ、軸方向から見た場合、前記各ピストンロッドと重ならないように設けられていることを特徴とするシリンダ装置。
  4. 請求項3記載のシリンダ装置において、前記ロッドカバーには前記ピストンロッドが挿通する挿通孔が設けられ、前記挿通孔には夫々、前記ピストンロッドの軸方向の移動を案内支持するガイド部が設けられていることを特徴とするシリンダ装置。
  5. 請求項3,4いずれか1項に記載のシリンダ装置において、前記クッションスリーブに当接することにより前記ピストンのストローク端位置の調整を行う調整部材が、前記ピストンの中心軸と同軸上に設けられていることを特徴とするシリンダ装置。
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