JP2023058851A - 排気管の断熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートインシュレータ内部の水抜きと、排気管の表面への異物の付着の抑制とを両立できる排気管の断熱構造を提供する。【解決手段】排気管の断熱構造1は、車両の内燃機関に接続される構造であって、排気管10は、当該排気管10の屈曲又は膨出により張り出す張出領域19を有し、張出領域19よりも上流側の排気管10を覆う第1ヒートインシュレータ20と、張出領域19よりも下流側の排気管10を覆う第2ヒートインシュレータ30と、を備え、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとは、排気管10の周方向に沿うと共に外部に連通する隙間部分S3,S4が形成されるように重複しており、少なくとも隙間部分S3においてワイヤメッシュ40が配置されている。【選択図】図3

Description

本開示は、排気管の断熱構造に関する。
従来の排気管の断熱構造として、例えば特許文献1に記載の排ガス保温構造付きエキゾーストパイプがある。この従来の排気管の断熱構造では、エキゾーストパイプが排ガスの流れ方向に複数の分割されており、その接続部の外周側を覆うように保護シールド部材が設けられている。保護シールド部材の一端側は、下流側のヒートインシュレータに固定されている一方、保護シールド部材の他端側は、上流側のヒートインシュレータに非固定となっている。保護シールド部材の内周と上流側のヒートインシュレータの外周との間には、所定間隙を有する重なり部が設けられている。
特開2019-39325号公報
上述のような排気管の断熱構造では、腐食対策としてヒートインシュレータ内の水抜きが必要となる。一般的な構造では、ヒートインシュレータに水抜き孔が設けられるが、水抜き孔に枯草などの異物が入り込むと、異物が排気管の表面に容易に付着してしまうおそれがある。
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、ヒートインシュレータ内部の水抜きと、排気管の表面への異物の付着の抑制とを両立できる排気管の断熱構造を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る排気管の断熱構造は、車両の内燃機関に接続される排気管の断熱構造であって、排気管は、当該排気管の屈曲又は膨出により張り出す張出領域を有し、張出領域よりも上流側の排気管を覆う第1ヒートインシュレータと、張出領域よりも下流側の排気管を覆う第2ヒートインシュレータと、を備え、第1ヒートインシュレータの下流側端部と第2ヒートインシュレータの上流側端部とは、排気管の周方向に沿うと共に外部に連通する隙間部分が形成されるように重複しており、隙間部分において、少なくとも張出領域の張出方向側の部分には、ワイヤメッシュが配置されている。
この排気管の断熱構造では、排気管の周方向に沿うと共に外部に連通する隙間部分が形成されるように、第1ヒートインシュレータの下流側端部と第2ヒートインシュレータの上流側端部とが重複している。この隙間部分の形成により、ヒートインシュレータ内に溜まった水を隙間部分から外部に排出することが可能となる。また、隙間部分において少なくとも張出領域の張出方向側の部分に配置されたワイヤメッシュにより、枯草などの異物が外部からヒートインシュレータ内部に侵入することを抑制できる。したがって、この排気管の断熱構造では、ヒートインシュレータ内部の水抜きと、排気管の表面への異物の付着の抑制とを両立できる。
第2ヒートインシュレータの上流側端部は、第1ヒートインシュレータの下流側端部に対して排気管の径方向の外側に配置されていてもよい。このような構成によれば、車両の走行の際、外部からの空気を排気管の冷却用気体としてヒートインシュレータ内部に取り込ことができる。
ワイヤメッシュの幅は、第1ヒートインシュレータの下流側端部と第2ヒートインシュレータの上流側端部との重複幅以上となっていてもよい。この場合、ワイヤメッシュの幅を十分に確保でき、枯草などの異物が外部からヒートインシュレータ内部に侵入することを一層確実に抑制できる。
ワイヤメッシュは、排気管の周方向の全周にわたって配置されていてもよい。この場合、枯草などの異物が外部からヒートインシュレータ内部に侵入することを一層確実に抑制できる。
ワイヤメッシュは、排気管の周方向に分割して配置されていてもよい。この場合、排気管の断熱構造の組立作業性を向上できる。
本開示によれば、ヒートインシュレータ内部の水抜きと、排気管の表面への異物の付着の抑制とを両立できる。
本開示の一実施形態に係る排気管の断熱構造を示す側面図である。 図1に示した排気管の断熱構造の要部拡大斜視図である。 図2におけるIII-III線断面図である。 図3におけるIV-IV線断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の一側面に係る排気管の断熱構造の好適な実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、説明の便宜上、車両への排気管の取付状態を基準として、「上」「下」の用語を用いる。また、排気管における排気ガスの流れ方向を基準として「上流」「下流」の用語を用いる。
図1は、本開示の一実施形態に係る排気管の断熱構造を示す側面図である。同図に示すように、排気管の断熱構造1は、排気管10を第1ヒートインシュレータ20及び第2ヒートインシュレータ30によって断熱する構造体である。排気管10は、当該排気管10の屈曲又は膨出により鉛直下方に張り出す張出領域19を有している。第1ヒートインシュレータ20は、張出領域19よりも上流側の排気管10を覆うように配置されている。第2ヒートインシュレータ30は、張出領域19よりも下流側の排気管10を覆うように配置されている。
排気管10は、車両に搭載される内燃機関に接続され、内燃機関の燃焼室での燃焼で生じた排気ガスを排出する排気通路を構成する。排気管10は、内燃機関に接続された状態において、例えば車両の前後方向に沿って延在する。内燃機関の一例としては、ディーゼルエンジンが挙げられる。排気管の断熱構造1が適用される車両としては、例えば乗用車、ピックアップトラック、バス、ダンプなどが挙げられる。
排気管10の上流側には、例えばターボチャージャ、DOC(Diesel Oxidation Catalyst)、DPF(Diesel ParticulateFilter)等が設けられている。排気管10の下流側には、例えばSCR(Selective CatalyticReduction)が設けられている。図1の例では、還元剤(例えば尿素水)をSCRに噴射するためのインジェクタ50が排気管10に配置されている。インジェクタ50は、排気管10の上流側を向くように排気管10の壁部に取り付けられている。
排気管10は、上流側の接続部11と、屈曲部12,13,14とを有している。接続部11には、排気管10の上流側(内燃機関側)に配置された別の排気管が接続される。接続部11から延びる直線部分15は、上流側の排気管の配管経路に合わせ、インジェクタ50に向かって下方に傾斜している。屈曲部12は、当該屈曲部12よりも下流側に延びる直線部分16の傾斜が直線部分15の傾斜よりも小さくなるように排気管10を屈曲させている。屈曲部12よりも下流側の直線部分15の延在方向は、直線部分15よりもインジェクタ50の方向に沿ったものとなる。
屈曲部13は、インジェクタ50の基端部付近に設けられている。屈曲部13は、当該屈曲部13よりも下流側の直線部分17の傾斜が直線部分16の傾斜よりも大きくなるように排気管10を屈曲させている。屈曲部13よりも下流側の直線部分17は、インジェクタ50の取付位置に向かって下方に延在している。屈曲部14は、インジェクタ50よりも下流側の直線部分18がインジェクタ50の軸方向に沿って延びるように、屈曲部13のすぐ下流で排気管を屈曲させている。インジェクタ50よりも下流側の直線部分18は、水平面に対して僅かに上方に傾斜した状態で延在している。
これらの屈曲部12,13,14により、排気管10の配管経路は、例えば車両の下部構成(例えばサスペンションのクロスメンバ当)との干渉を回避可能な経路となっている。また、車両後方に向かって還元剤を噴射するように取り付けられたインジェクタ50により、排気管10の内部において還元剤を下流側に向かって噴射することが可能となっている。
排気管10は、屈曲部14の屈曲により張り出す張出領域19を有している。すなわち、排気管10では、屈曲部14よりも下流側の一定範囲が屈曲部14の屈曲により形成された張出領域19となっている。張出領域19は、一例として、排気管10を含む排気通路のうち、最も鉛直下方に位置する点(地上高が最小の点)を含んだ領域となっている。張出領域19において、排気管10の内部には、分散板(不図示)が配置されている。分散板は、例えば排気管10の内部において、インジェクタと正対するように配置されている。分散板は、排気管10を通る排気ガスを攪拌し、排気管10内の排気酸素濃度のばらつきを抑制する機能を有している。
図2は、図1に示した排気管の断熱構造1の要部拡大斜視図である。図3は、図2におけるIII-III線断面図である。図4は、図3におけるIV-IV線断面図である。
図2及び図3に示すように、第1ヒートインシュレータ20は、張出領域19よりも上流側の排気管10の外表面に沿って設けられた一対の遮熱板21,22を有している。第2ヒートインシュレータ30は、張出領域19よりも下流側の排気管10の外表面に沿って設けられた一対の遮熱板31,32を有している。第1ヒートインシュレータ20は、排気管10の軸方向から見た場合に、遮熱板21,22による左右分割構造となっている。同様に、第2ヒートインシュレータ30は、排気管10の軸方向から見た場合に、遮熱板31,32による左右分割構造となっている。
遮熱板21は、第1ヒートインシュレータ20において水平方向の一方側に配置されている。遮熱板22は、第1ヒートインシュレータ20において水平方向の他方側に配置されている。遮熱板31は、第2ヒートインシュレータ30において水平方向の一方側に配置されている。遮熱板32は、第2ヒートインシュレータ30において水平方向の他方側に配置されている。遮熱板21,22,31,32は、例えばプレス等により形成され、いずれも断面略半円状をなしている。遮熱板21,22,31,32の構成材料としては、例えばステンレス鋼等を用いることができる。
第1ヒートインシュレータ20を構成する一対の遮熱板21,22のそれぞれは、円弧部21a,22aと、下端部21b、22bと、上端部21c,22cとを含んでいる。下端部21b,22bの重なり部分が接合され、上端部21c,22cの重なり部分が接合されることで、第1ヒートインシュレータ20が筒状に形成されている。下端部21b,22b及び上端部21c,22cは、例えば第1ヒートインシュレータ20の全体の振動抑制を考慮した接合位置にて、スポット溶接等によって接合されている。
第2ヒートインシュレータ30を構成する一対の遮熱板31,32のそれぞれは、円弧部31a,32aと、下端部31b、32bと、上端部31c,32cとを含んでいる。下端部31b,32bの重なり部分が接合され、上端部31c,32cの重なり部分が接合されることで、第2ヒートインシュレータ30が筒状に形成されている。下端部31b,32b及び上端部31c,32cは、例えば第2ヒートインシュレータ30の全体の振動抑制を考慮した接合位置にて、スポット溶接等によって接合されている。
第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとは、排気管10の周方向に沿うと共に外部に連通する隙間部分S3,S4が形成されるように重複部分Rを有している。本実施形態では、第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aが重複部分Rにおいて拡径し、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aに対して排気管10の径方向の外側となるように配置されている。
図3に示すように、重複部分Rにおいて、一対の遮熱板21,22には、径方向の外側に膨出する段差部23,24が設けられている。遮熱板21の段差部23は、円弧部21aと下端部21bとの間に設けられた1つの屈曲部と、円弧部21aと上端部21cとの間に設けられた1つの屈曲部とによって構成されている。遮熱板22の段差部24は、円弧部22aと下端部22bとの間に設けられた1つの屈曲部と、円弧部22aと上端部22cとの間に設けられた1つの屈曲部とによって構成されている。これにより、第1ヒートインシュレータ20と排気管10との間には、下端部21b,22b側の段差部23,24と排気管10との間に位置する隙間部分S1と、上端部21c,22c側の段差部23,24と排気管10との間に位置する隙間部分S2とが形成されている。
図3に示すように、重複部分Rにおいて、一対の遮熱板31,32には、径方向の外側に膨出する段差部33,34が設けられている。遮熱板31の段差部33は、円弧部31aと下端部31bとの間に設けられた2つの屈曲部と、円弧部31aと上端部31cとの間に設けられた2つの屈曲部とによって構成されている。遮熱板32の段差部34は、円弧部32aと下端部32bとの間に設けられた2つの屈曲部と、円弧部32aと上端部32cとの間に設けられた2つの屈曲部とによって構成されている。これにより、第1ヒートインシュレータ20と第2ヒートインシュレータ30との間には、下端部21b,22b側の段差部23,24と下端部31b,32b側の段差部33,34との間に位置する隙間部分S3と、上端部21c,22c側の段差部23,24と上端部31c,32c側の段差部33,34との間に位置する隙間部分S4とが形成されている。
図3及び図4に示すように、隙間部分において、少なくとも張出領域19の張出方向側(ここでは鉛直下方側)の部分には、ワイヤメッシュ40が配置されている。ワイヤメッシュ40は、例えばステンレス鋼等によって形成されている。ワイヤメッシュ40は、水などの液体を通過させる一方で、枯草などの異物を捕捉する。
本実施形態では、ワイヤメッシュ40は、隙間部分S3,S4を含む排気管10の周方向の全周にわたって配置されている。ワイヤメッシュ40は、隙間部分S3,S4では、略一定の厚さをもって配置されている。ワイヤメッシュ40は、第1ヒートインシュレータ20における遮熱板21,22の円弧部21a,22aと、第2ヒートインシュレータ30における遮熱板31,32の円弧部31a,32aとの間では、圧縮された状態で配置されている。
隙間部分S3,S4を含む排気管10の周方向の全周へのワイヤメッシュの配置にあたっては、例えば第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20a及び第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aの一方にスポット溶接によって予めワイヤメッシュ40を接合しておくことができる。その状態で、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aを覆うように一対の遮熱板31,32を配置し、下端部31b,32b及び上端部31c,32cをスポット溶接等によって接合することで、隙間部分S3,S4を含む排気管10の周方向の全周にわたってワイヤメッシュ40を容易に配置できる。
本実施形態では、図3に示すように、ワイヤメッシュ40は、排気管10の周方向に分割して配置されている。図3の例では、ワイヤメッシュ40は、左右に2分割されており、一対の円弧部40a,40bを隙間部分S3,S4に対応する位置でそれぞれ接触させることで、全体として環状をなしている。円弧部40a,40bの接触部分は、単に接触しているだけでもよく、接着或いは溶接等によって接合されていてもよい。
本実施形態では、図4に示すように、ワイヤメッシュ40の幅(排気管10の軸方向の幅)W1は、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとの重複幅W2以上となっている。これにより、ワイヤメッシュ40は、排気管10の軸方向について、第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aの開口端から重複部分Rの全体にわたり、且つ重複部分Rよりも第2ヒートインシュレータ30側に張り出した状態で、隙間部分S3,S4を含む排気管10の周方向の全周に配置されている。
以上説明したように、排気管の断熱構造1では、排気管10の周方向に沿うと共に外部に連通する隙間部分S3,S4が形成されるように、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとが重複している。隙間部分S3,S4の形成により、図4に示すように、ヒートインシュレータ20,30内に溜まった水Wを隙間部分S3,S4(特に隙間部分S3)から外部に排出することが可能となる。
また、排気管の断熱構造1では、少なくとも張出領域19の張出方向側の部分に配置されたワイヤメッシュ40により、図4に示すように、枯草などの異物Gが外部から第1ヒートインシュレータ20及び第2ヒートインシュレータ30の内部に侵入することを抑制できる。したがって、排気管の断熱構造1では、ヒートインシュレータ20,30内部の水抜きと、排気管10の表面への異物Gの付着の抑制とを両立できる。
排気管の断熱構造1では、第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aが、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aに対して排気管10の径方向の外側に配置されている。このような構成によれば、図4に示すように、車両の走行の際、外部からの空気を排気管10の冷却用気体Eとしてヒートインシュレータ20,30内部に取り込ことができる。
排気管の断熱構造1では、ワイヤメッシュ40の幅W1が、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとの重複幅W2以上となっている。これにより、ワイヤメッシュ40の幅W1を十分に確保でき、枯草などの異物Gが外部からヒートインシュレータ20,30内部に侵入することを一層確実に抑制できる。
排気管の断熱構造1では、ワイヤメッシュ40が排気管10の周方向の全周にわたって配置されている。これにより、隙間部分S3についても、枯草などの異物Gが外部からヒートインシュレータ20,30内部に侵入することを一層確実に抑制できる。
排気管の断熱構造1では、ワイヤメッシュ40が排気管10の周方向に分割して配置されている。このような構成によれば、排気管の断熱構造1の組立作業性を向上できる。
本開示は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aが第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aに対して排気管10の径方向の外側に配置されているが、この配置関係が反転していてもよい。すなわち、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aが第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aに対して排気管10の径方向の外側に配置されていてもよい。
ワイヤメッシュ40は、必ずしも排気管10の周方向の全周にわたって配置されていなくてもよい。例えばワイヤメッシュ40が張出領域19の張出方向側に位置する隙間部分S3にのみ対応して配置されていてもよい。ヒートインシュレータ20,30内に溜まった水は、鉛直下方側に位置する隙間部分S3にガイドされる。このため、少なくとも隙間部分S3に対してワイヤメッシュ40が配置されていることで、ヒートインシュレータ20,30内部の水抜きと、排気管10の表面への異物Gの付着の抑制とを両立できる。
上記実施形態では、ワイヤメッシュ40が排気管10の周方向に2分割して配置されているが、ワイヤメッシュ40の分割数はこれより多くてもよい。また、ワイヤメッシュ40は、必ずしも分割されていなくてもよく、環状のワイヤメッシュ40を用いてもよい。ワイヤメッシュ40の幅W1は、第1ヒートインシュレータ20の下流側端部20aと第2ヒートインシュレータ30の上流側端部30aとの重複幅W2未満となっていてもよい。この場合でも、上述した作用効果は十分に発揮される。
1…排気管の断熱構造、10…排気管、19…張出領域、20…第1ヒートインシュレータ、20a…下流側端部、30…第2ヒートインシュレータ、30a…上流側端部、40…ワイヤメッシュ、S3,S4…隙間部分、W1…ワイヤメッシュの幅、W2…重複幅。

Claims (5)

  1. 車両の内燃機関に接続される排気管の断熱構造であって、
    前記排気管は、当該排気管の屈曲又は膨出により張り出す張出領域を有し、
    前記張出領域よりも上流側の前記排気管を覆う第1ヒートインシュレータと、
    前記張出領域よりも下流側の前記排気管を覆う第2ヒートインシュレータと、を備え、
    前記第1ヒートインシュレータの下流側端部と前記第2ヒートインシュレータの上流側端部とは、前記排気管の周方向に沿うと共に外部に連通する隙間部分が形成されるように重複しており、
    前記隙間部分において、少なくとも前記張出領域の張出方向側の部分には、ワイヤメッシュが配置されている排気管の断熱構造。
  2. 前記第2ヒートインシュレータの上流側端部は、前記第1ヒートインシュレータの下流側端部に対して前記排気管の径方向の外側に配置されている請求項1記載の排気管の断熱構造。
  3. 前記ワイヤメッシュの幅は、前記第1ヒートインシュレータの下流側端部と前記第2ヒートインシュレータの上流側端部との重複幅以上となっている請求項1又は2記載の排気管の断熱構造。
  4. 前記ワイヤメッシュは、前記排気管の周方向の全周にわたって配置されている請求項1~3のいずれか一項記載の排気管の断熱構造。
  5. 前記ワイヤメッシュは、前記排気管の周方向に分割して配置されている請求項4記載の排気管の断熱構造。
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