JP2023058850A - 配信システム - Google Patents

Abstract

【課題】映像送信されるイベントのシーンを円滑に切り替えることが可能な配信システムを提供する。
【解決手段】イベントを構成する複数のシーンを順に、講演者端末３及び視聴者端末４等の複数の端末へ映像配信する配信システム１は、複数のシーンのレイアウト及び配信手順を設定するシーン設定部２０と、複数のシーンをレイアウト及び配信手順に従って配信する配信部２２と、複数の操作キー８を有しているシーン切替装置７（操作部）と、操作キー８に対してシーンの配信処理を割り当てるキー割当部２１と、を備える。配信部２２は、操作キー８の操作に応じて、当該操作キー８に割り当てられたシーンの配信処理を行う。
【選択図】図１

Description

本発明は、講演やセミナー等のイベントを構成する複数のシーンを順次、複数の端末へ映像配信する配信システムに関する。

従来、講演やセミナー等のイベントを配信する配信システムは、講演者や視聴者の複数の端末が配信装置に接続し、配信装置がイベントの各シーンに対応する共有画面を各端末へ配信することで、複数のシーンからなるイベントを視聴者が映像受信できるように配信する。

例えば、特許文献１に記載の講義配信方法は、電気通信回線を通じて端末機に対して講義の映像音声と共に講義に関わる資料とを配信する。

特開２００３－０２９６１０号公報

例えば、配信システムには、各シーンのレイアウトや配信手順を予め設定し、シーン毎に共有画面（静止画像又は動画像）及び音声を配信するように、イベントの配信設定ファイルを作成するものがある。配信手順は、シーンの配信時間等の所定の条件に応じて、各シーンを切り替えるように設定される。しかしながら、イベントの配信中に、資料の提示や撮像場面の変更等による各シーンの切替をしたい場合でも、配信プログラムを編集して複数のシーンの配信手順を変更することはできない。

また、配信システムでは、講演者や視聴者が端末に備わる映像送受信アプリケーションでイベントを受信中に、講演者が映像送受信アプリケーションを操作することで、共有画面で表示される静止画像や動画像を選択して各シーンを切り替えることがある。しかしながら、各シーンの円滑な切替は、講演者が映像送受信アプリケーションの操作の熟練度を高める必要があるので容易に行うことができず、映像送受信にもたつきが生じてしまう。

そこで、本発明は上記事情を考慮し、映像送信されるイベントのシーンを円滑に切り替えることが可能な配信システムを提供することを目的とする。

上記課題を解決するために、本発明の配信システムは、イベントを構成する複数のシーンを順に複数の端末へ映像配信する配信システムであって、前記複数のシーンのレイアウト及び配信手順を設定するシーン設定部と、前記複数のシーンを前記レイアウト及び前記配信手順に従って配信する配信部と、複数の操作キーを有している操作部と、前記操作キーに対して前記シーンの配信処理を割り当てるキー割当部と、を備え、前記配信部は、前記操作キーの操作に応じて、当該操作キーに割り当てられた前記シーンの配信処理を行うことを特徴とする。

本発明によれば、映像送信されるイベントのシーンを円滑に切り替えることが可能な配信システムを提供することが可能となる。

本発明の一実施形態に係る配信システムの概要を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る配信システムのシーン切替装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る配信システムのキー割当画面を示す正面図である。

本発明の実施形態に係る配信システム１について図を参照して説明する。図１は、配信システム１の構成を示すブロック図である。配信システム１は、講演やセミナー等のイベントを構成する複数のシーンを、視聴者が映像受信できるように配信するものである。各シーンには、例えば、オープニングシーン、目次シーン、講演別タイトルシーン、講演実演シーン、資料提示シーン、質疑応答シーン、エンディングシーン等がある。

配信システム１は、図１に示すように、イベントを配信するための配信装置２と、イベントで講演を行う講演者の保有する講演者端末３と、イベントを視聴する視聴者の保有する視聴者端末４とをネットワーク５を介して通信可能に接続している。また、配信装置２には、外部機器として、講演やセミナーを撮影するカメラ等の撮影装置６や、イベントのシーンを切り替えるためのシーン切替装置７（操作部）が配信装置２に対して接続されている。シーン切替装置７は、図２に示すように、複数の操作キー８を備えて構成される。

なお、図１では、配信システム１が１つの講演者端末３と１つの視聴者端末４とを備える例を示しているが、配信システム１は、２つ以上の講演者端末３や２つ以上の視聴者端末４を備えてよい。

配信装置２は、講演やセミナー等のイベントを構成する複数のシーンのレイアウトや配信手順を予め設定し、シーン毎の共有画面に表示される静止画像や動画像を設定し、シーン毎に出力される音声を設定し、コンテンツの配信設定ファイルを作成するように構成される。

配信装置２は、サーバや高性能のパーソナルコンピュータ等で構成され、制御部１０と、記憶部１１と、表示部１２とを備える。

制御部１０は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）等のコンピュータを有して、配信装置２の動作を統括して制御するように構成される。記憶部１１は、ＲＯＭ（Read Only Memory）やＲＡＭ（Random Access Memory）等のメモリや、ハードディスク等の記録媒体を有して、制御部１０で制御される情報やデータ、プログラム等を記憶するように構成される。

制御部１０は、記憶部１１に記憶されたプログラムやデータに基づいて演算処理を実行することにより、配信装置２の各部及び各機能を制御する。例えば、本実施形態の制御部１０は、記憶部１１に記憶されたシーン設定プログラムを実行することによりシーン設定部２０として動作し、記憶部１１に記憶されたキー割当プログラムを実行することによりキー割当部２１として動作し、また、記憶部１１に記憶された配信プログラムを実行することにより配信部２２として動作する。

換言すれば、シーン設定部２０は、配信装置２にインストールされるシーン設定プログラム（シーン設定アプリケーション）であって、制御部１０によって実行されて、配信装置２においてシーン設定機能を提供する。キー割当部２１は、配信装置２にインストールされるキー割当プログラム（キー割当アプリケーション）であって、制御部１０によって実行されて、配信装置２においてキー割当機能を提供する。配信部２２は、配信装置２にインストールされる配信プログラム（配信アプリケーション）であって、制御部１０によって実行されて、配信装置２において配信機能を提供する。

シーン設定部２０は、講演やセミナー等のイベントを構成する複数のシーンを設定可能に構成され、開催者や配信者等の設定者による設定操作を受け付ける。シーン設定部２０は、例えば、所定のイベントに対するシーンの追加及び削除を行うためのシーン追加画面（図示せず）を配信装置２のディスプレイ等の表示部１２に表示して、シーンの追加及び削除を受け付ける。なお、シーン設定部２０は、イベントに対してイベント名を設定可能とし、各シーンに対してシーン名を設定可能とする。また、シーン設定部２０は、イベントをイベント識別情報で識別すると共に、イベントに対して設定される各シーンをシーン識別情報で識別し、イベントに対して複数のシーンを関連付けて記憶部１１に記憶する。

シーン設定部２０は、イベントに対して設定された各シーンのレイアウトを設定可能に構成され、例えば、各シーンのレイアウトを設定するためのレイアウト設定画面（図示せず）を配信装置２の表示部１２に表示して、シーンのレイアウトの設定を受け付ける。シーンのレイアウトは、例えば、文字を表記する欄や、画像を表示する欄等を有し、各欄を１つだけ有してもよく、若しくは２つ以上有してもよい。また、シーン設定部２０は、シーンに対して設定されたレイアウトを示すレイアウト情報をシーンに関連付けて記憶部１１に記憶する。

シーン設定部２０は、イベントに対して設定された各シーンで提供されるコンテンツ（静止画像や動画像等の画像、音声）を設定可能に構成され、例えば、各シーンにコンテンツを設定するためのコンテンツ設定画面（図示せず）を配信装置２の表示部１２に表示して、シーンのコンテンツの設定を受け付ける。このとき、シーン設定部２０は、各シーンのレイアウトに従って画像を表示する欄毎に画像の設定を受け付け、画像は、記憶部１１に予め記憶された画像でもよく、あるいは、撮影装置６で撮像される画像でもよく、講演者端末３や視聴者端末４から送信される画像でもよい。なお、シーン設定部２０は、各シーンに表示される画像に対して画質等の画像プロパティを設定可能とし、各シーンで出力される音声に対して音声プロパティを設定可能とする。また、シーン設定部２０は、シーンに対して設定されたコンテンツを示すコンテンツ情報をシーンに関連付けて記憶部１１に記憶する。

シーン設定部２０は、イベントに対して設定された複数のシーンの配信手順を設定可能に構成され、例えば、配信手順を設定するための配信手順設定画面（図示せず）を配信装置２の表示部１２に表示して、配信手順の設定を受け付ける。このとき、シーン設定部２０は、配信手順として、複数のシーンを配信する順序だけでなく、各シーンの配信時間等の配信タイミングも設定可能とする。また、シーン設定部２０は、イベントに対して設定された複数のシーンの配信手順を示す配信手順情報をイベントに関連付けて記憶部１１に記憶する。

また、シーン設定部２０は、配信されたイベントを講演者端末３や視聴者端末４において受信するための映像送受信アプリケーションを指定可能に構成され、イベントに対して映像送受信アプリケーションを関連付けて記憶部１１に記憶する。シーン設定部２０は、イベントに対する各情報の設定を完了すると、イベントの各情報を含む配信設定ファイルを作成して記憶部１１に記憶し、また、イベントの配信を受信するためのＵＲＬ等の配信元情報を開催者や配信者等へ発行して、開催者や配信者等が配信元情報を講演者端末３及び視聴者端末４へ通知可能とする。

キー割当部２１は、シーン切替装置７の複数の操作キー８に対して、シーン設定部２０で設定されたイベントの複数のシーンを割当可能に構成され、開催者や配信者等の設定者による割当操作を受け付ける。

キー割当部２１は、例えば、図３に示すように、複数の操作キー８に対して、所定のイベントの複数のシーンのそれぞれの割当及び割当解除を行い、各シーンの配信処理の割当及び割当解除を行うためのキー割当画面３０を配信装置２の表示部１２に表示して、シーンの割当及び割当解除、並びに配信処理の割当及び割当解除を受け付ける。キー割当部２１は、複数の操作キー８のそれぞれに対応する複数のキーアイコン３１をキー割当画面３０に表示し、所定のキーアイコン３１を選択すると共に所定のシーンを選択することで、当該キーアイコン３１に対応する操作キー８と当該シーンとを対応付ける。以下では、説明の便宜上、操作キー８に対応するシーンを対応シーンと称する。

このとき、キー割当部２１は、配信処理として、例えば、操作キー８の操作に応じて対応シーンへ即座に切り替えて配信する処理や、操作キー８の操作に応じて所定時間経過後に対応シーンへ切り替えて配信する処理や、操作キー８の操作に応じて対応シーンへ徐々に切り替えて配信する処理等を設定してよい。

また、キー割当部２１は、上記のように割り当てられたシーン切替装置７の複数の操作キー８とイベントの複数のシーンとの対応関係を示すキー割当情報をイベントに関連付けて記憶部１１に記憶する。キー割当部２１は、イベントに対して設定されたキー割当情報を含む割当ファイルを作成して記憶部１１に記憶する。

配信部２２は、講演やセミナー等のイベントを構成する複数のシーンを、講演者端末３や視聴者端末４等の複数の端末へ映像送信できるように順次配信するように構成される。配信部２２は、例えば、上記のように作成された配信設定ファイル及び割当ファイルに従って、複数のシーンを配信する。

具体的には、開催者や配信者等が配信装置２を操作して、記憶部１１に記憶された配信設定ファイルを指定すると共に、配信開始を指示すると、配信部２２は、当該配信設定ファイルを記憶部１１から読み出すと共に、当該配信設定ファイルに対応するイベントに対して設定された割当ファイルを記憶部１１から読み出す。あるいは、開催者や配信者等が配信装置２を操作して、記憶部１１に記憶された配信設定ファイル及び割当ファイルを指定すると共に、配信開始を指示すると、配信部２２は、当該配信設定ファイル及び当該割当ファイルを記憶部１１から読み出してもよい。

そして、配信部２２は、当該配信設定ファイルに対応するイベントの配信を開始し、当該配信設定ファイル及び当該割当ファイルに従ってイベントの配信を実行する。配信部２２は、基本的には、配信設定ファイルの示す配信手順に従って、複数のシーンを順に配信する。一方、シーン切替装置７の何れかの操作キー８が操作された場合には、配信部２２は、当該操作キー８の操作指示を入力して、割当ファイルに基づいて、当該操作キー８に対応するシーン及びその配信処理を把握し、そのシーンの配信処理を実行する。

講演者端末３及び視聴者端末４は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等で構成され、映像送受信アプリケーションをインストールして実行可能な端末である。講演者端末３及び視聴者端末４は、イベントの配信を受信するためのＵＲＬ等の配信元情報を開催者や配信者等から取得して、配信元情報を参照したり、実行したりすることで、映像送受信アプリケーションを実行する。講演者端末３及び視聴者端末４は、映像送受信アプリケーションを介してイベントの配信に参加し、配信された各シーンを受信して、配信された共有画面を表示器（図示せず）等に表示したり、配信された音声をスピーカ（図示せず）等で出力したりする。

なお、講演者端末３及び視聴者端末４は、自身の有する画像や音声をイベントのシーンを通じて共有するために、映像送受信アプリケーションを介して画像や音声を配信装置２へ送信してもよい。例えば、講演者端末３及び視聴者端末４は、映像送受信アプリケーションによって、カメラで撮影した画像（静止画像、動画像）を配信装置２へ送信してもよく、保存している資料等の画像を配信装置２へ送信してもよい。

本実施形態では、上記のように、イベントを構成する複数のシーンを順に、講演者端末３及び視聴者端末４等の複数の端末へ映像配信する配信システム１は、複数のシーンのレイアウト及び配信手順を設定するシーン設定部２０と、複数のシーンをレイアウト及び配信手順に従って配信する配信部２２と、複数の操作キー８を有しているシーン切替装置７（操作部）と、操作キー８に対してシーンの配信処理を割り当てるキー割当部２１と、を備える。配信部２２は、操作キー８の操作に応じて、当該操作キー８に割り当てられたシーンの配信処理を行う。

上記したような構成により、本実施形態の配信システム１によれば、講演者や配信者等は、映像送受信アプリケーションの操作の熟練度を高める必要がなく、シーン切替装置７を用いた簡易な操作によって、映像送信されるイベントのシーンを円滑に切り替えることができ、映像送受信にもたつきを生じさせることなく、イベントを配信することができる。

更に、配信システム１では、予め定めた配信手順でのシーン切替と、操作キー８の操作に応じたシーン切替とを組み合わせてイベントの配信を提供することができる。

また、配信システム１によれば、シーン設定部２０は、複数のシーンのレイアウト及び配信手順を示す配信設定ファイルを作成し、キー割当部２１は、操作キー８に対するシーンの配信処理の割り当てを示す割当ファイルを作成し、配信部２２は、配信設定ファイル及び割当ファイルに従って、複数のシーンを配信する。

これにより、配信設定ファイル及び割当ファイルを有していれば、同様のイベントを容易に再現することができ、また、画像や音声等のコンテンツを変更して異なるイベントを容易に実現することができる。

本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う配信システムもまた本発明の技術思想に含まれる。

１ 配信システム
２ 配信装置
３ 講演者端末
４ 視聴者端末
６ 撮影装置
７ シーン切替装置
８ 操作キー
１０ 制御部
１１ 記憶部
１２ 表示部
２０ シーン設定部
２１ キー割当部
２２ 配信部

Claims (2)

1. イベントを構成する複数のシーンを順に複数の端末へ映像配信する配信システムであって、
   前記複数のシーンのレイアウト及び配信手順を設定するシーン設定部と、
   前記複数のシーンを前記レイアウト及び前記配信手順に従って配信する配信部と、
   複数の操作キーを有している操作部と、
   前記操作キーに対して前記シーンの配信処理を割り当てるキー割当部と、を備え、
   前記配信部は、前記操作キーの操作に応じて、当該操作キーに割り当てられた前記シーンの配信処理を行うことを特徴とする配信システム。
2. 前記シーン設定部は、前記複数のシーンの前記レイアウト及び前記配信手順を示す配信設定ファイルを作成し、
   前記キー割当部は、前記操作キーに対する前記シーンの配信処理の割り当てを示す割当ファイルを作成し、
   前記配信部は、前記配信設定ファイル及び前記割当ファイルに従って、前記複数のシーンを配信することを特徴とする請求項１に記載の配信システム。

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