JP2023058802A - 情報収集装置、情報収集方法及びプログラム - Google Patents

情報収集装置、情報収集方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】試着後の購入という顧客のアクションの検出漏れを軽減する。【解決手段】本発明は、試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得部11と、取得部11により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定部12とを有する情報収集装置10を提供する。判定部12は、第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、第1のタグ情報に紐付く商品に関する購入商品情報が取得された場合、第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定する。さらに、判定部12は、第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報収集装置、情報収集方法及びプログラムに関する。
特許文献1乃至4には、顧客による商品の試着に関する情報を収集する技術が開示されている。当該技術では、商品を試着した顧客がその商品を購入したこと等を示す情報が収集される。
国際公開第2014/091787 特開2019-144621 特開2015-005188 特開2002-279524
顧客が商品を試着したのち購入する(以下、「試着後の購入」という。)という顧客のアクションを検出し、マーケティング情報として蓄積することが望まれている。特許文献1乃至4に記載の技術によれば、試着した商品をそのまま購入するという標準的な顧客による上記アクションを検出することができる。
しかし、試着した商品をそのまま購入する顧客もいれば、試着の結果に基づき、試着した商品と同種の他の商品を購入する顧客もいる。このような事情を考慮しなければ、試着後の購入という顧客のアクションの検出漏れが発生し得る。
本発明は、試着後の購入という顧客のアクションの検出漏れを軽減する技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
試着する商品に付されたRFID(radio frequency identifier)タグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定手段と、
を有し、
前記判定手段は、
前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する情報収集装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得工程と、
前記取得工程により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定工程と、
を実行し、
前記判定工程では、
前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する情報収集方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得手段、及び、
前記取得手段により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定手段、
として機能させ、
前記判定手段は、
前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定するプログラムが提供される。
本発明によれば、試着後の購入という顧客のアクションの検出漏れを軽減する技術が実現される。
本実施形態の情報収集装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施形態の情報収集装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の情報収集装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の情報収集装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の情報収集装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の情報収集装置を利用する店舗のレイアウトの一例を示す図である。 本実施形態の情報収集装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の情報収集装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の情報収集装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の情報収集装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
「全体像及び概要」
本実施形態の情報収集装置は、衣料品を扱う店舗で利用される。本実施形態では、複数の商品各々にRFIDタグが付される。そして、店舗には、第1読取手段及び第2読取手段が設置される。第1読取手段は、試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取るタグリーダである。第2読取手段は、購入する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取るタグリーダである。「RFIDタグのタグ情報」は、RFIDタグに記憶されたタグ情報を意味する。
そして、情報収集装置は、第1読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す試着情報、及び第2読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す購入情報に基づく特徴的な判定処理により、試着後の購入があったことを判定する。「試着後の購入」は、商品を試着した後に、試着の結果に基づき商品を購入する顧客のアクションである。特徴的な判定処理の詳細は後述する。
情報収集装置は、試着情報及び購入情報に基づく特徴的な判定処理により試着後の購入があったことを判定することで、試着後の購入の検出漏れを軽減する。
「ハードウエア構成」
次に、情報収集装置のハードウエア構成の一例を説明する。図1は、情報収集装置のハードウエア構成例を示す図である。情報収集装置が備える各機能部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インターフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1に示すように、情報収集装置は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路4Aには、様々なモジュールが含まれる。情報収集装置は、周辺回路4Aを有さなくてもよい。なお、情報収集装置は、物理的及び/又は論理的に分かれた複数の装置で構成されてもよいし、物理的及び論理的に一体となった1つの装置で構成されてもよい。物理的及び/又は論理的に分かれた複数の装置で構成される場合、複数の装置各々が上記ハードウエア構成を備えることができる。
バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU、GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、入力装置、外部装置、外部サーバ、外部センサ等から情報を取得するためのインターフェイスや、出力装置、外部装置、外部サーバ等に情報を出力するためのインターフェイスなどを含む。入力装置は、例えばキーボード、マウス、マイク等である。出力装置は、例えばディスプレイ、スピーカ、プリンター、メーラ等である。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行うことができる。
「機能構成」
次に、情報収集装置の機能構成の一例を説明する。図2に、情報収集装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、情報収集装置10は、取得部11と、判定部12と、記憶部13とを有する。
取得部11は、試着情報及び購入情報を取得する。そして、取得部11は、取得した試着情報及び購入情報を記憶部13に記憶させる。
試着情報は、第1読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す。第1読取手段は、試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取るタグリーダである。タグ情報は、複数のRFIDタグを互いに識別するための識別情報である。図3に試着情報の一例を模式的に示す。図示する試着情報は、第1読取手段により読み取られたタグ情報と、読み取られた日時とを互いに紐付けた情報である。図示する例では、2021年9月7日の9時21分18秒に、タグ情報「M11723」が第1読取手段に読み取られたことが示されている。これは、このタイミングでタグ情報「M11723」に紐付く商品が試着されたことを示す。ここでの「このタイミング」は、試着情報で示される日時及びその周辺の時間帯を意味する。また、「タグ情報「M11723」に紐付く商品」は、当該タグ情報を記憶したRFIDタグを付された商品を意味する。
購入情報は、購入する商品に関する購入商品情報を含む。本実施形態では、「第2読取手段により読み取られた購入する商品のタグ情報」が、「購入する商品に関する購入商品情報」となる。本実施形態では、購入情報は、第2読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す。第2読取手段は、購入する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取るタグリーダである。図4に購入情報の一例を模式的に示す。図示する購入情報は、第2読取手段により読み取られたタグ情報と、読み取られた日時とを互いに紐付けた情報である。図示する例では、2021年9月7日の9時25分07秒に、タグ情報「M11723」が第2読取手段に読み取られたことが示されている。これは、このタイミングでタグ情報「M11723」に紐付く商品が購入されたことを示す。ここでの「このタイミング」は、購入情報で示される日時及びその周辺の時間帯を意味する。
取得部11は、第1読取手段及び第2読取手段と通信し、第1読取手段及び第2読取手段から試着情報及び購入情報を取得することができる。その他、第1読取手段及び第2読取手段の読取結果を蓄積する蓄積装置が設けられてもよい。そして、取得部11は、当該蓄積装置に蓄積された試着情報及び購入情報を取得してもよい。
図2に戻り、判定部12は、試着情報及び購入情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する。判定部12は、判定の結果を記憶部13に記憶させる。
「試着後の購入」は、商品を試着した後に、試着の結果に基づき商品を購入する顧客のアクションである。試着した商品と購入する商品は一致する場合もあれば、異なる場合もある。ここでの「一致」は、商品種の一致(品番の一致等)のみならず、個体の一致も含む概念である。
試着の結果に基づき試着した商品と異なる商品を購入するアクションの例としては、ある商品を試着した後に、その商品と同種の他の商品を購入する例が考えられる。例えば、試着によりサイズ感が分かった後、その結果に基づき同じサイズのデザイン(色、柄等)違いを選択して購入したり、試着した商品からワンサイズアップ又はワンサイズダウンした商品を選択して購入したりする場合がある。また、試着により商品に満足した後、同じサイズ及び同じデザインの他の商品を選択(例えば、個包装され未開封のものを選択)して購入する場合がある。本実施形態において、「同種の商品」は、以下の第1乃至第4の定義の中の少なくとも1つで定義される。
(第1の定義):品番、デザイン(色、柄等)、サイズ等のすべてが互いに一致する商品
(第2の定義):品番及びサイズが互いに一致し、デザインが互いに異なる商品
(第3の定義):品番及びデザインが互いに一致し、サイズが互いに異なる商品
(第4の定義):品番が互いに一致し、デザイン及びサイズが互いに異なる商品
判定部12は、試着情報及び購入情報に基づき、試着した商品そのものを購入する顧客のアクション、及び試着した商品と同種の他の商品を購入する顧客のアクションを検出することができる。以下、詳細に説明する。
-試着した商品そのものを購入する顧客のアクションの検出-
判定部12は、第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、第1のタグ情報に紐付く商品に関する購入商品情報が取得された場合、第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定する。本実施形態における「第1のタグ情報に紐付く商品に関する購入商品情報が取得された場合」は、「第1のタグ情報が第2読取手段に読み取られた場合」である。判定部12は、第1読取手段により読み取られた第1のタグ情報が、第1読取手段によりその第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内にさらに第2読取手段に読み取られた場合、試着後の購入があったと判定する。当該判定処理により、試着した商品そのものを購入する顧客のアクションを検出することができる。
図3及び図4の例の場合、タグ情報「M11723」は、第1の読取手段で読み取られた後に、第2の読取手段により読み取られている。
「所定時間」は、試着したタイミングから会計処理を行うまでに要する時間を考慮して予め設定される。所定時間を適切に設定することで、第1の顧客がある商品を試着した後に、他の顧客がその商品を購入したことに応じて、試着後の購入があったと判定する不都合を抑制できる。
-試着した商品と同種の他の商品を購入する顧客のアクションの検出-
判定部12は、第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する。本実施形態における「第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合」は、「第2のタグ情報に紐付く商品と同種の他の商品に紐付く第3のタグ情報が第2読取手段に読み取られた場合」である。判定部12は、第1読取手段により読み取られた第2のタグ情報に紐付く商品と同種の他の商品に紐付く第3のタグ情報が、第1読取手段によりその第2のタグ情報が読み取られてから所定時間以内に第2読取手段に読み取られた場合、試着後の購入があったと判定する。当該判定処理により、試着した商品と同種の他の商品を購入する顧客のアクションを検出することができる。
予め記憶部13には、同種の複数の商品各々に紐付くタグ情報を特定するための情報が記憶されている。当該情報は、例えば同種の複数の商品各々に紐付くタグ情報を互いに紐付けた情報であってもよいし、その他であってもよい。判定部12は、当該情報に基づき、第1読取手段により読み取られた第2のタグ情報に紐付く商品と同種の他の商品に紐付く第3のタグ情報を特定することができる。
ここで、図3及び図4の例におけるタグ情報「M00117」とタグ情報「M00119」とが同種の商品に紐付くタグ情報であるとする。この場合、第1読取手段により読み取られた第2のタグ情報(M00119)に紐付く商品と同種の他の商品に紐付く第3のタグ情報(M00117)が、第1読取手段によりその第2のタグ情報(M00119)が読み取られた後に第2読取手段に読み取られている
ここでも、「所定時間」は、試着したタイミングから会計処理を行うまでに要する時間を考慮して予め設定される。所定時間を適切に設定することで、第1の顧客がある商品を試着した後に、他の顧客がその商品と同種の他の商品を購入したことに応じて、試着後の購入があったと判定する不都合を抑制できる。
次に、図5のフローチャートを用いて、情報収集装置10の処理の流れの一例を説明する。
まず、情報収集装置10は、第1読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す試着情報、及び第2読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す購入情報を取得する(S10)。第1読取手段は、試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る。第2読取手段は、購入する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る。
次いで、情報収集装置10は、S10で取得した試着情報及び購入情報に基づき、試着後の購入があったか判定する(S11)。具体的には、情報収集装置10は、第1読取手段により読み取られた第1のタグ情報が、第1読取手段によりその第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内にさらに第2読取手段に読み取られた場合、試着後の購入があったと判定する。また、情報収集装置10は、第1読取手段により読み取られた第2のタグ情報に紐付く商品と同種の他の商品に紐付く第3のタグ情報が、第1読取手段によりその第2のタグ情報が読み取られてから所定時間以内に第2読取手段に読み取られた場合、試着後の購入があったと判定する。
「作用効果」
本実施形態の情報収集装置10によれば、試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す試着情報、及び購入する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第2読取手段により読み取られたタグ情報の履歴を示す購入情報に基づき、試着後の購入があったことを判定することができる。
具体的には、情報収集装置10は、第1読取手段により読み取られた第1のタグ情報が、第1読取手段によりその第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内にさらに第2読取手段に読み取られた場合、試着後の購入があったと判定する。このような判定処理により、試着した商品そのものを購入する顧客のアクションを検出することができる。
また、情報収集装置10は、第1読取手段により読み取られた第2のタグ情報に紐付く商品と同種の他の商品に紐付く第3のタグ情報が、第1読取手段によりその第2のタグ情報が読み取られてから所定時間以内に第2読取手段に読み取られた場合、試着後の購入があったと判定する。このような判定処理により、試着した商品と同種の他の商品を購入する顧客のアクションを検出することができる。
このような情報収集装置10によれば、試着後の購入という顧客のアクションの検出漏れを軽減することができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、第1読取手段による試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る処理、及び第2読取手段による購入する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る処理が具体化される。本実施形態では、以下で説明する例1又は例2を採用することができる。
-例1-
図6に、店舗レイアウトの一例を示す。当該例では、フィッティングルームのゲートに第1読取手段が設置される。第1読取手段は、フィッティングルームのゲートを通過するRFIDタグのタグ情報を読み取る。
そして、当該例では、会計処理で利用されるレジスター(例えば、POS(point of sales)レジスター)が設置されたレジカウンターに第2読取手段が設置される。レジスターは、店員が操作することを前提とした装置であってもよいし、顧客が操作することを前提とした装置であってもよい。
また、第2読取手段の読取結果に基づき、会計処理のための登録が行われてもよい。この場合、レジスターは、第2読取手段により読み取られたタグ情報を取得すると、そのタグ情報に紐付く商品情報を店舗サーバから取得する。店舗サーバは、予め、タグ情報と、そのタグ情報に紐づく商品の商品情報(商品識別情報、単価等)とを紐付けた商品マスタを記憶している。そして、レジスターは、取得した商品情報を、会計対象の商品の商品情報として登録する。
-例2-
当該例では、店舗の任意の場所に第1読取手段が設置される。第1読取手段は、レジカウンターに設置されてもよいし、フィッティングルームに設置されてもよいし、バックルームに設置されてもよいし、その他の場所に設置されてもよい。その他、可搬型の第1読取手段を店員が所持してもよい。
そして、当該例では、試着を希望する顧客は、試着する前にその旨を店員に通知するものとする。顧客からの通知を受けた店員は、試着対象の商品を一旦預かり、第1読取手段に読み取らせる操作を行う。当該操作の後、顧客は試着対象の商品を店員から受け取り、フィッティングルーム等で試着を行う。
第2読取手段による読取処理は、例1と同様である。
本実施形態の情報収集装置10のその他の構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態の情報収集装置10によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報収集装置10によれば、第1読取手段及び第2読取手段によるタグ情報の読取を、確実に行うことができる。結果、試着後の購入という顧客のアクションの検出漏れを軽減することができる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態で説明した通り、判定部12は判定の結果を記憶部13に記憶させることができる。本実施形態では、記憶部13に記憶させる情報が具体化される。判定部12は、以下で説明する例1乃至例4の中の少なくとも1つの処理を実行することができる。
-例1-
判定部12は、試着後の購入が検出された回数を記憶部13に記憶させる。判定部12は、営業日毎に上記回数をカウントしてもよい。その他、判定部12は、予め定められた時間帯毎に上記回数をカウントしてもよい。その他、判定部12は、曜日毎に上記回数をカウントしてもよい。その他、判定部12は、週毎、月毎又は年毎に上記回数をカウントしてもよい。
-例2-
判定部12は、検出した試着後の購入毎に、各種情報を紐付けて記憶部13に記憶させる。
当該例では、判定部12は、試着後の購入において試着された商品に紐付くタグ情報と、購入された商品に紐付くタグ情報とを紐付けて記憶部13に記憶させる。
図7に、記憶部13に記憶された情報の一例を模式的に示す。図示する例の場合、判定部12により検出された試着後の購入ごとに、タグ情報(試着)と、タグ情報(購入)と、試着タイミングと、購入タイミングとが互いに紐づけて登録されている。タグ情報(試着)は、第1読取手段により読み取られたタグ情報である。タグ情報(購入)は、第2読取手段により読み取られたタグ情報である。試着タイミングは、第1読取手段によりそのタグ情報が読み取られたタイミングを示す。購入タイミングは、第2読取手段によりそのタグ情報が読み取られたタイミングを示す。
-例3-
判定部12は、検出した試着後の購入毎に、各種情報を紐付けて記憶部13に記憶させる。
当該例では、判定部12は、店舗に設置されたカメラが生成した店内画像に基づき、試着後に購入した顧客の属性を推定する。推定する顧客の属性は、性別、年齢層、国籍等である。そして、判定部12は、検出した試着後の購入毎に、顧客の推定した属性を紐付けて記憶部13に記憶させる。
-例4-
判定部12は、検出した試着後の購入毎に、各種情報を紐付けて記憶部13に記憶させる。
当該例では、店舗内に、試着する顧客及び購入する顧客の少なくとも一方の顧客識別情報を取得する装置が設置される。そして、判定部12は、検出した試着後の購入毎に、その顧客の顧客識別情報を紐付けて記憶部13に記憶させる。
顧客識別情報を取得する手段は特段制限されず、あらゆる手段を採用できる。例えば、IC(integrated circuit)カードや顧客端末(スマートフォン、スマートウォッチ、携帯電話、タブレット端末等)と近距離無線通信し、ICカードや顧客端末に記憶されている顧客識別情報を取得する通信装置を利用して、顧客の顧客識別情報を取得してもよい。その他、顔認証処理を利用してもよい。この場合、店舗に設置されたカメラが生成した店内画像に含まれる人物の顔情報(顔画像や顔の特徴量等)と、予め登録された各顧客の顔情報とを照合することで、店内画像に含まれる顧客の顧客識別情報を特定する。
情報収集装置10は、記憶部13に記憶されている上述のような情報を、出力装置を介して出力することができる。出力装置は、ディスプレイ、投影装置、プリンター、メーラ等が例示されるがこれらに限定されない。
本実施形態の情報収集装置10のその他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様である。本実施形態の情報収集装置10によれば、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報収集装置10によれば、判定部12による判定結果や、検出した試着後の購入に関する各種情報を記憶部13に記憶させることができる。
ユーザは、記憶部13に記憶されているそれら情報を閲覧したり、マーケティング戦略に利用したりできる。
<第4の実施形態>
本実施形態の情報収集装置10は、試着する顧客の顧客識別情報をさらに示す試着情報、及び購入する顧客の顧客識別情報をさらに示す購入情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する。
取得部11は、試着する顧客の顧客識別情報をさらに示す試着情報、及び購入する顧客の顧客識別情報をさらに示す購入情報を取得する。
図8に、本実施形態の試着情報の一例を模式的に示す。図示する試着情報は、第1読取手段により読み取られたタグ情報と、読み取られた日時と、試着する顧客の顧客識別情報とを互いに紐付けた情報である。図示する例では、2021年9月7日の9時21分18秒に、タグ情報「M11723」に紐付く商品が、顧客識別情報「P181921」で特定される顧客に試着されたことが示されている。
図9に、本実施形態の購入情報の一例を模式的に示す。図示する購入情報は、第2読取手段により読み取られたタグ情報と、読み取られた日時と、購入する顧客の顧客識別情報とを互いに紐付けた情報である。図示する例では、2021年9月7日の9時25分07秒に、タグ情報「M11723」に紐付く商品が、顧客識別情報「P181921」で特定される顧客に購入されたことが示されている。
以下、試着する顧客の顧客識別情報を取得する手段を説明するが、これらに限定されない。
図6に、店舗レイアウトの一例を示す。当該例では、フィッティングルームのゲートに顧客識別情報取得手段が設置される。
顧客識別情報取得手段は、例えばICカードや顧客端末(スマートフォン、スマートウォッチ、携帯電話、タブレット端末等)と近距離無線通信し、ICカードや顧客端末に記憶されている顧客識別情報を取得する通信装置であってもよい。この場合、顧客は、フィッティングルームに入る前に顧客識別情報取得手段に自身の顧客識別情報を読み取らせる操作を行う。
その他、顧客識別情報取得手段は、カメラであってもよい。この場合、顧客は、フィッティングルームに入る前に顧客識別情報取得手段に自身の顔を撮影させる。そして、情報収集装置10は、顧客識別情報取得手段が生成した画像に含まれる人物の顔情報(顔画像や顔の特徴量等)と、予め登録された各顧客の顔情報とを照合することで、試着する顧客の顧客識別情報を特定する。
次に、購入する顧客の顧客識別情報を取得する手段を説明するが、これらに限定されない。
図6に、店舗レイアウトの一例を示す。当該例では、レジカウンターに顧客識別情報取得手段が設置される。
顧客識別情報取得手段は、例えばICカードや顧客端末(スマートフォン、スマートウォッチ、携帯電話、タブレット端末等)と近距離無線通信し、ICカードや顧客端末に記憶されている顧客識別情報を取得する通信装置であってもよい。この場合、会計処理中の顧客は、顧客識別情報取得手段に自身の顧客識別情報を読み取らせる操作を行う。
その他、顧客識別情報取得手段は、カメラであってもよい。この場合、会計処理中の顧客は、顧客識別情報取得手段に自身の顔を撮影させる。そして、情報収集装置10は、顧客識別情報取得手段が生成した画像に含まれる人物の顔情報(顔画像や顔の特徴量等)と、予め登録された各顧客の顔情報とを照合することで、購入する顧客の顧客識別情報を特定する。
判定部12は、試着する顧客の顧客識別情報をさらに示す試着情報、及び購入する顧客の顧客識別情報をさらに示す購入情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する。判定部12は、以下の例1及び例2の少なくとも一方を実行することができる。
-例1-
判定部12は、試着情報として第1の顧客の顧客識別情報が取得された時から所定時間以内に、購入情報として前記第1の顧客の顧客識別情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する。
当該判定処理により、試着及び購入の両方を実行した顧客を検出することができる。そして、このような顧客の検出に応じて、試着後の購入があったと判定することができる。
「所定時間」は、試着したタイミングから会計処理を行うまでに要する時間を考慮して予め設定される。所定時間を適切に設定することで、試着を行った顧客が、例えば別の日に再度来店して当該試着と関係ない商品を購入したことに応じて、試着後の購入があったと判定する不都合を抑制できる。
-例2-
判定部12は、試着情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得された後に、購入情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得され、かつ、第2の顧客が試着した商品と同一又は同種の他の商品を第2の顧客が購入している場合、試着後の購入があったと判定する。
なお、当該例の場合、試着した顧客と試着した商品との関係が特定されているので、上述した判定処理のような「所定時間以内」という制限は不要である。このような制限を設けないため、判定部12は、試着情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得された翌日以降に(試着情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得されてから所定時間以降に)、購入情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得され、かつ、第2の顧客が試着した商品と同一又は同種の他の商品を第2の顧客が購入している場合、試着後の購入があったと判定することができる。
本実施形態の情報収集装置10のその他の構成は、第1乃至第3の実施形態と同様である。本実施形態の情報収集装置10によれば、第1乃至第3の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報収集装置10によれば、試着する顧客や購入する顧客の顧客識別情報を取得し、当該情報を利用して試着後の購入があったことを判定することができる。
このため、精度よく、試着後の購入があったことを判定することができる。また、試着した日と購入した日が異なる場合であっても、試着後の購入があったと判定することができる。
<第5の実施形態>
本実施形態の情報収集装置10は、試着する商品のサイズ情報をさらに示す試着情報、及び購入する顧客のサイズ情報をさらに示す購入情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する。
取得部11は、試着する商品のサイズ情報をさらに示す試着情報、及び購入する顧客のサイズ情報をさらに示す購入情報を取得する。試着情報及び購入情報は、他の実施形態で説明したその他の情報を示すことができる。
-試着する商品のサイズ情報をさらに示す試着情報-
図10に、本実施形態の試着情報の一例を模式的に示す。図示する試着情報は、第1読取手段により読み取られたタグ情報と、読み取られた日時と、試着する商品のサイズ情報とを互いに紐付けた情報である。図示する例では、2021年9月7日の9時21分18秒に、タグ情報「M11723」に紐付くサイズ情報「L(large)」の商品が、顧客に試着されたことが示されている。例えば、予め、タグ情報と、そのタグ情報に紐づく商品の商品情報(商品識別情報、単価、サイズ情報等)とを紐付けた商品マスタを店舗サーバに記憶しておいてもよい。そして、取得部11は、試着する商品のタグ情報に紐付く商品のサイズ情報を、店舗サーバから取得してもよい。
-購入する顧客のサイズ情報をさらに示す購入情報-
次に、取得部11が、購入する顧客のサイズ情報をさらに示す購入情報を取得する手段を説明する。取得部11は、以下の例1及び例2の少なくとも一方を実行することができる。
-例1-
当該例では、予め、複数の顧客各々の顧客識別情報に紐付けて、各顧客のサイズ情報を顧客データベースに記憶しておく。各顧客のサイズ情報は、各顧客に合うサイズを示す情報である。顧客データベースには、各顧客が自己申告したサイズ情報が登録されていてもよいし、過去に各顧客が購入した商品や試着した商品のサイズに基づき決定されたサイズ情報が登録されていてもよいし、その他の手法で決定された各顧客のサイズ情報が登録されていてもよい。
取得部11は、例えば第4の実施形態で説明した手段で、試着する顧客の顧客識別情報及び/又は購入する顧客の顧客識別情報を取得する。そして、取得部11は、取得した顧客識別情報に紐付けて上記顧客データベースに登録されているサイズ情報を取得する。
-例2-
取得部11は、店舗に設置されたカメラが生成した店内画像に基づき、顧客のサイズ情報を推定する。例えば、フィッティングルームのゲート付近や、レジカウンター付近等の任意の位置に、顧客の全身を撮影するようにカメラが設置されてもよい。そして、取得部11は、当該カメラが生成した画像に基づき、顧客の身長や体格等を推定し、推定結果に基づきサイズ情報を推定してもよい。
判定部12は、試着情報で示される試着する商品のサイズ情報と、購入情報で示される購入する顧客のサイズ情報とが所定レベル以上異なる場合、試着後の購入がなかったと判定する。すなわち、試着情報に登録された商品やその商品と同種の他の商品がその後に購入されていても、試着後の購入があったと判定しない。
例えば、自分のためでなく、他人のために商品を購入する場合がある。他人は、家族、友人、恋人などである。そして、他人のために購入する商品を手に持ったり、買い物かごに入れたりした状態で、自分のために購入する商品を試着するためフィッティングルームのゲートを通過する場合がある。この場合、第1読取手段は、自分のために購入する商品に付されたRFIDタグのタグ情報のみならず、他人のために購入する商品に付されたRFIDタグのタグ情報をも読み取ってしまう可能性がある。
このような例の場合に、他人のために購入する商品を試着し、購入したと判断するのは好ましくない。上述のように、試着情報で示される試着する商品のサイズ情報と、購入情報で示される購入する顧客のサイズ情報とが所定レベル以上異なる場合、試着後の購入がなかったと判定することで、上記不都合を軽減できる。また、例えば、顧客(成人)が、成人服商品と子供服商品をもって試着室に入った場合、タグ情報のみで情報収集すると、両方の商品について試着後の購入があったと判定されてしまう。本実施形態の情報収集装置10によれば、成人用衣類のみ試着後の購入があったと判定することができる。
「サイズ情報が所定レベル以上異なる」は、例えば「サイズ情報が異なること(ワンサイズ以上異なる)」であってもよいし、「ツーサイズ以上異なること」であってもよいし、その他であってもよい。
本実施形態の情報収集装置10のその他の構成は、第1乃至第4の実施形態と同様である。本実施形態の情報収集装置10によれば、第1乃至第4の実施形態と同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の情報収集装置10によれば、試着情報で示される試着する商品のサイズ情報と、購入情報で示される購入する顧客のサイズ情報とが所定レベル以上異なるか否かに基づき、試着後の購入があったことを判定することができる。このため、精度よく、試着後の購入があったことを判定することができる。
<変形例>
店舗で試着した後、試着した商品と同種且つ異なる商品をオンラインショッピングで購入する「試着後の購入」を検出することが可能な変形例を説明する。当該変形例は、第1乃至第5の実施形態に適用可能である。
上記実施形態では、取得部11が取得する購入情報に含まれる購入商品情報は、店舗のレジカウンター等に設置された第2読取手段により読み取られた「購入する商品のタグ情報」であった。当該変形例では、購入商品情報は、EC(electronic commerce)サイトや店舗のアプリ等を介したオンラインショッピングで顧客が購入操作を行った商品の商品識別情報である。「購入操作を行った商品」は、購入対象として選択され、支払いが完了した商品である。取得部11は、オンラインショッピングのサーバから、当該購入商品情報を取得することができる。なお、購入商品情報は、第2読取手段により読み取られた「購入する商品のタグ情報」及び「オンラインショッピングで顧客が購入操作を行った商品の商品識別情報」の両方を含む概念であってもよい。
判定部12は、第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報がオンラインショッピングのサーバにおいて取得された場合、試着後の購入があったと判定する。
本実施形態における「第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合」は、「第2のタグ情報に紐付く商品の商品識別情報が購入商品情報として取得された場合」である。判定部12は、第1読取手段により読み取られた第2のタグ情報に紐付く商品の商品識別情報(購入商品情報)が、第1読取手段によりその第2のタグ情報が読み取られてから所定時間以内にオンラインショッピングのサーバにおいて、顧客の購入操作に応じて取得された場合、試着後の購入があったと判定する。
「所定時間」は、試着したタイミングからオンラインショッピングで購入するまでに要する時間を考慮して予め設定される。
なお、第4の実施形態に当該変形例を適用した場合、判定部12は、試着情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得された後に、購入情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得され、かつ、第2の顧客が試着した商品と同種の他の商品を第2の顧客がオンラインショッピングで購入している場合、試着後の購入があったと判定する。第2の顧客の顧客識別情報を含む購入情報は、オンラインショッピングのサーバから取得される。当該サーバは、第2の顧客の登録情報(氏名、ログインするための顧客識別情報等)を、顧客識別情報として情報収集装置10に送信する。
なお、本明細書において、「取得」とは、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータを取りに行くこと(能動的な取得)」、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置に他の装置から出力されるデータを入力すること(受動的な取得)」、たとえば、配信(または、送信、プッシュ通知等)されるデータを受信すること、また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、及び、「データを編集(テキスト化、データの並び替え、一部データの抽出、ファイル形式の変更等)などして新たなデータを作成し、当該新たなデータを取得すること」の少なくともいずれか一方を含む。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. 試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定手段と、
を有し、
前記判定手段は、
前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する情報収集装置。
2. 前記取得手段は、試着する顧客の顧客識別情報を示す試着情報、及び購入する顧客の前記顧客識別情報を示す購入情報を取得し、
前記判定手段は、
前記試着情報として第1の顧客の顧客識別情報が取得された時から所定時間以内に、前記購入情報として前記第1の顧客の顧客識別情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する1に記載の情報収集装置。
3. 前記取得手段は、試着する顧客の顧客識別情報を示す試着情報、及び購入する顧客の前記顧客識別情報を示す購入情報を取得し、
前記判定手段は、
前記試着情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得された後に、前記購入情報として前記第2の顧客の顧客識別情報が取得され、かつ、前記第2の顧客が試着した商品と同一又は同種の他の商品を前記第2の顧客が購入している場合、試着後の購入があったと判定する1に記載の情報収集装置。
4. 前記判定手段は、前記試着情報として前記第2の顧客の顧客識別情報が取得されてから所定時間以降に、前記購入情報として前記第2の顧客の顧客識別情報が取得され、かつ、前記第2の顧客が試着した商品と同一又は同種の他の商品を前記第2の顧客が購入している場合、試着後の購入があったと判定する3に記載の情報収集装置。
5. 前記取得手段は、試着する商品のサイズ情報を示す試着情報、及び購入する顧客のサイズ情報を示す購入情報を取得し、
前記判定手段は、前記試着する商品のサイズ情報と前記購入する顧客のサイズ情報とが所定レベル以上異なる場合、試着後の購入がなかったと判定する1から4のいずれかに記載の情報収集装置。
6. 前記取得手段は、前記購入する顧客のサイズ情報は、試着する顧客を撮影した画像を解析することにより推定する5に記載の情報収集装置。
7. 前記取得手段は、
購入する顧客の顧客識別情報を示す前記購入情報を取得し、
前記顧客識別情報に紐付けてサイズ情報を記憶する顧客データベースから、前記購入する顧客のサイズ情報を取得する5に記載の情報収集装置。
8. 前記判定手段は、試着された商品に紐付くタグ情報及び前記試着の後に購入された商品に紐付くタグ情報を紐付けて記憶手段に記憶させる1から7のいずれかに記載の情報収集装置。
9. コンピュータが、
試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得工程と、
前記取得工程により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定工程と、
を実行し、
前記判定工程では、
前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する情報収集方法。
10. コンピュータを、
試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得手段、及び、
前記取得手段により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定手段、
として機能させ、
前記判定手段は、
前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定するプログラム。
10 情報収集装置
11 取得部
12 判定部
13 記憶部
1A プロセッサ
2A メモリ
3A 入出力I/F
4A 周辺回路
5A バス

Claims (10)

  1. 試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定手段と、
    を有し、
    前記判定手段は、
    前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
    前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する情報収集装置。
  2. 前記取得手段は、試着する顧客の顧客識別情報を示す試着情報、及び購入する顧客の前記顧客識別情報を示す購入情報を取得し、
    前記判定手段は、
    前記試着情報として第1の顧客の顧客識別情報が取得された時から所定時間以内に、前記購入情報として前記第1の顧客の顧客識別情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する請求項1に記載の情報収集装置。
  3. 前記取得手段は、試着する顧客の顧客識別情報を示す試着情報、及び購入する顧客の前記顧客識別情報を示す購入情報を取得し、
    前記判定手段は、
    前記試着情報として第2の顧客の顧客識別情報が取得された後に、前記購入情報として前記第2の顧客の顧客識別情報が取得され、かつ、前記第2の顧客が試着した商品と同一又は同種の他の商品を前記第2の顧客が購入している場合、試着後の購入があったと判定する請求項1に記載の情報収集装置。
  4. 前記判定手段は、前記試着情報として前記第2の顧客の顧客識別情報が取得されてから所定時間以降に、前記購入情報として前記第2の顧客の顧客識別情報が取得され、かつ、前記第2の顧客が試着した商品と同一又は同種の他の商品を前記第2の顧客が購入している場合、試着後の購入があったと判定する請求項3に記載の情報収集装置。
  5. 前記取得手段は、試着する商品のサイズ情報を示す試着情報、及び購入する顧客のサイズ情報を示す購入情報を取得し、
    前記判定手段は、前記試着する商品のサイズ情報と前記購入する顧客のサイズ情報とが所定レベル以上異なる場合、試着後の購入がなかったと判定する請求項1から4のいずれか1項に記載の情報収集装置。
  6. 前記取得手段は、前記購入する顧客のサイズ情報は、試着する顧客を撮影した画像を解析することにより推定する請求項5に記載の情報収集装置。
  7. 前記取得手段は、
    購入する顧客の顧客識別情報を示す前記購入情報を取得し、
    前記顧客識別情報に紐付けてサイズ情報を記憶する顧客データベースから、前記購入する顧客のサイズ情報を取得する請求項5に記載の情報収集装置。
  8. 前記判定手段は、試着された商品に紐付くタグ情報及び前記試着の後に購入された商品に紐付くタグ情報を紐付けて記憶手段に記憶させる請求項1から7のいずれか1項に記載の情報収集装置。
  9. コンピュータが、
    試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定工程と、
    を実行し、
    前記判定工程では、
    前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
    前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定する情報収集方法。
  10. コンピュータを、
    試着する商品に付されたRFIDタグのタグ情報を読み取る第1読取手段が取得した情報と、購入する商品に関する購入商品情報とを取得する取得手段、及び、
    前記取得手段により取得した情報に基づき、試着後の購入があったことを判定する判定手段、
    として機能させ、
    前記判定手段は、
    前記第1読取手段により第1のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第1のタグ情報に紐付く商品に関する前記購入商品情報が取得された場合、前記第1のタグ情報に紐付く商品が試着後に購入されたと判定し、さらに、
    前記第1読取手段により第2のタグ情報が読み取られた時から所定時間以内に、前記第2のタグ情報に紐付く商品と同種且つ異なる商品に関する購入商品情報が取得された場合、試着後の購入があったと判定するプログラム。
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