JP2023058567A - 開封及び再閉鎖性が改善された吸収性物品パッケージ - Google Patents

開封及び再閉鎖性が改善された吸収性物品パッケージ Download PDF

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Abstract

【課題】天蓋が効果的な再閉鎖装置として機能するように構成されたパッケ-ジを提供する。【解決手段】複数の使い捨て吸収性物品を収容するパッケージであって、可撓性高分子フィルムから形成され、天蓋開封構造を画定するミシン目又はスコアリングの経路を有するパッケージが開示される。【選択図】図6A

Description

使い捨て吸収性物品(例えば、おむつ及びトレーニングパンツ、使い捨て成人用失禁パンツ、並びに女性用衛生パッド)などの、壊れにくく、圧縮可能な消費者製品は、ポリマーフィルムで形成された柔らかいパッケージ中にパッケージ化されて小売販売(すなわち、小売店で陳列及び販売)されている場合が多い。かかるパッケージは、加熱エネルギーを加えることによってフィルムの一部を継ぎ目に沿って溶融及び融合して貼り合わされた、1つ以上のポリマーフィルムのシートで形成することができる。
使い捨て吸収性物品のパッケージを開封して即座の使用に必要な1つ以上の品物を取り出した後に、消費者は次回追加の品物が必要となるまで残った製品の未使用の供給物をパッケージ内に保存のため残しておくことを望む場合がある。このため、未使用の製品を保存するための容器として有用な状態を維持するために、パッケージが開封後にその形状及び構造的一体性をある程度維持しておくことが望ましい場合が多い。更に、また特に、高い湿度及び相当量の空気中の塵埃粒子が存在し得る環境では、パッケージはその形状及び構造的一体性を維持するだけではなく、未使用製品を空中の汚染物質から保護するのに役立つことに適した程度にパッケージを再閉鎖することのできる再閉鎖能力を有することが望ましい場合がある。
従来のフィルムパッケージ開封機構は、一般的には十分に満足のいくものではなかった。開口部ミシン目の様々な従来の構成は、容易な開封機構を提供しておらず、更に又はあるいは、開封中にパッケージの相当な破壊を促進する傾向があるため、保存容器としての使用には不十分である。現在まで、既知の再閉鎖機構は、競争の激しい市場で事業を営む製造者にとって一般に費用対効果が高いことが証明されていない。
したがって、フィルムパッケージ開封機構には改善の余地がある。
着用者に面する表面を観察者に向けた、使い捨ておむつ形態の使い捨て吸収性物品の一実施例の平面図である。 長手方向側縁部の折り目を中心に側部を重ねて横方向内側に折り畳まれて示される、図1のおむつの平面図である。 着用者に面する表面を内側に、外向きに面する表面を外側にして、横方向折り目を中心に折り畳まれて示される、図2のおむつの平面図である。 図3Aに示す折り畳まれたおむつの縁部側面図である。 図3A及び3Bに示す折り畳まれたおむつなどの複数の折り畳まれたおむつの積層体の縁部側面図である。 図4Aの積層体の斜視図である。 それからフィルムパッケージを形成することができるフィルムバッグ構造体の斜視図である。 図4に示される積層体などの使い捨て吸収性物品の積層体を収容するのに用いることができるフィルムパッケージの斜視図である。 図5Bに示されるフィルムパッケージの別の斜視図である。 一実施例における、ミシン目又はスコアリングの経路の構成を示す、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するために用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 代替的な一実施例における、示される面に沿ったミシン目又はスコアリングの経路の構成を示す、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの側面図である。 別の実施例における、ミシン目又はスコアリングの経路の構成を示す、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するために用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 示される面に沿ったミシン目又はスコアリングの経路の構成を示し、また天蓋高さの測定を示す、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの側面図である。 引裂応力分散機構を含む、ミシン目又はスコアリングの経路の終点の図である。 ミシン目又はスコアリングの経路のいくつかの可能な構成を示し、第1の位置に配置された運搬ハンドルの一実施例を有する、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 ミシン目又はスコアリングの経路のいくつかの可能な構成を示し、第1の位置に配置された運搬ハンドルの別の実施例を有する、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 ミシン目又はスコアリングの経路のいくつかの可能な構成を示し、第2の位置に配置された運搬ハンドルの別の実施例を有する、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 ミシン目又はスコアリングの経路のいくつかの可能な構成及び組み合わせを示す、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 ミシン目又はスコアリングの経路のいくつかの可能な構成及び組み合わせを示す、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 ミシン目又はスコアリングの経路のいくつかの可能な構成及び組み合わせを示す、図4に示される積層体などのおむつの積層体を収容するのに用いられ得るフィルムパッケージの斜視図である。 ミシン目の構成の実施例を示す概略平面図である。 ミシン目の構成の実施例を示す概略平面図である。 ミシン目の構成の実施例を示す概略平面図である。 ミシン目の構成の実施例を示す概略平面図である。 カット-ランド比を決定するための測定を示す、ミシン目の構成の実施例の概略平面図描写である。
用語の定義
「フィルム」とは、長さ、幅及び厚さ(キャリパー)を有するシート構造体であって、長さ及び幅のそれぞれが厚さを大幅に上回る、すなわち、1000倍以上であり、各層が1つ以上の熱可塑性ポリマー樹脂(それらのブレンドを含む)で形成された実質的に連続した構造体である1層(単層)又は複数のそれぞれの隣接層(多層)を有する構造体を意味する。
「高密度ポリエチレン」(HDPE)とは0.941g/cm以上の密度で規定されるポリエチレンの種類を意味する。
「低密度ポリエチレン」(LDPE)とは0.925g/cm以下の密度で規定されるポリエチレンの種類を意味する。
「中密度ポリエチレン」(MDPE)とは0.926~0.940g/cmの密度範囲で規定されるポリエチレンの種類を意味する。
使い捨ておむつ、使い捨て吸収性パンツ、又は婦人用衛生パッドに関連して、「横方向」及びその形態は、物品着用時に腰部縁部と平行の、及び/又は着用者の起立高さ方向に垂直の方向を指す。
「直鎖状低密度ポリエチレン」(LLDPE)とは、一般にエチレンと長鎖オレフィンとの共重合によって製造される相当数の短枝を備えた実質的に直鎖状のポリエチレンによって特徴付けられる低密度ポリエチレンの種類を意味する。直鎖状低密度ポリエチレンは長鎖分岐がないため、従来の低密度ポリエチレン(LDPE)とは構造的に異なる。LLDPEの直鎖性は、LLDPEとLDPEとの異なる製造プロセスに起因する。一般にLLDPEは、エチレンとブテン、ヘキセン、又はオクテンなどの高級αオレフィンとの共重合によって低温及び低圧で製造される。共重合プロセスによって、従来のLDPEよりも狭い分子量分布、及び直鎖状構造と組み合わせて大きく異なるレオロジー特性を有するLLDPEポリマーが製造される。
使い捨ておむつ、使い捨て吸収性パンツ、又は婦人用衛生パッドに関連して、「長手方向」及びその形態は、物品着用時に腰部縁部と垂直の、及び/又は着用者の起立高さ方向と平行の方向を指す。
フィルム又はその層を形成するポリマー樹脂組成物の構成成分の重量分画又は重量パーセントの定量化に関連して、「主に」(又はその形態)は、その構成成分が、組成物の全構成成分中で最大の重量分画又は重量パーセントを構成することを意味する。
パッケージ;パッケージ化用フィルム
図1~図5Cを参照すると、壊れにくく圧縮可能な使い捨て吸収性物品10(例えば、使い捨ておむつ、トレーニングパンツ、又は成人失禁パンツなど)の小売りパッケージ49は、ポリマーフィルムから形成され得る。フィルム層は単一層(単層)であってもよいし、2層、3層、又はそれよりも多い層(多層)を有してもよい。多層フィルムは、例えば、第1のポリマーで形成された外部スキン層と、第2のポリマーで形成された内部スキン層とを有することができる。(本明細書で使用するとき、用語「外部」及び「内部」とは、完成したパッケージの内側及び外側に対する層の位置決めを指し、したがって、「内層」は収容された製品に面し、「外層」は外方に面し、例えば、小売店の買い物客などによる閲覧及び接触に晒される外面を有する。)
図1~図3は、前後腰部縁部11、12を備える使い捨ておむつの一実施例を、連続的に開封/未折り畳み及び折り畳みで示す。図4A及び図4Bは、図1~図3に示されるもののような複数の使い捨ておむつの積層体を示す。大量にパッケージ化する場合、図1に示されるもののような複数の使い捨ておむつのそれぞれは、可能な第1の工程では、図1と図2との比較から理解できるように、長手方向側縁部折り目20を中心にその長手方向側部を重ねて横方向内側に折り畳まれ得る。続いて、第2の工程で、図2と図3との比較から理解できるように、おむつはおむつの股部区域を通過する横方向折り目22を中心に長手方向に折り畳まれ得る。図3A、図3B、及び図4に示されるような二つ折り構成では、物品は長手方向に一回折り畳んでよく、また一部の実施例では横方向折り目を中心にほぼ半分に折り畳んでもよい。三つ折り構成(図示せず)では、物品は、2つの長手方向に離間した横方向折り目を中心に長手方向に二回折り畳んでよい。一部の実施例では、三つ折り構成は、2つの長手方向に離間した横方向折り目を中心にほぼ三つ折りに折り畳まれた物品を有してよい。
物品が二つ折り構成又は三つ折り構成のいずれかに関係なく、折り畳まれたおむつ10などの折り畳まれた物品は、折り畳まれた物品の少なくとも1つの端縁部を画定する単一の折り先端部30と、折り先端角部32と、左及び右側縁部34、35と、を有する(三つ折りの実施例では、単一の折り先端部が、折り畳まれた物品の両端縁部の各々を画定できることが理解されよう)。図3A及び図3Bに示されるような一部の実施例では、折り先端部30は物品の股部区域(着用中に着用者の脚部間に位置するように適合された物品の中間区域)に近接していてもよい。折り畳まれた物品は、側縁部間の距離として測定される折り幅FWと、端縁部間の距離として測定される折り高さFHとを有する。図3A及び図3Bに示されるような複数の折り畳まれた物品を、続いて同様の向きで配置してから向かい合わせできれいに一体に積み重ねて、図4A及び図4Bで示されるような積層体40を形成してよい。別の実施例(図示せず)では、複数の折り畳まれた物品の第1のセットは積層体の一方の側に沿って配向されたその折り先端部を有してもよく、複数の折り畳まれた物品の第2のセットは180度回転して積層体の反対側に沿って配置されたその折り先端部を有してもよい。いくつかの実施例では、第1のセットの物品及び第2のセットの物品は、積層体内で交互の順序で現れてもよい。パッケージ化、梱包、出荷、及び棚割における省スペース化のため、積層体40は積層体方向SDに沿って所望の圧縮度で圧縮されてもよい。
図4A及び図4Bを参照すると、積層体40は、個々の折り畳まれた物品の折り高さFHにほぼ対応する積層体高さSHと、個々の折り畳まれた物品の折り幅FWにほぼ対応する積層体幅SWと、積層体の第1の物品の第1の外側に面する側面36から積層体の最後の物品の対向する第2の外側に面する側面37まで積層方向SDに沿って測定した積層体長さSLと、を備える略直方体形態を有することになる。積層体40は第1の側面41と対向する第2の側面42とを有してもよく、その一方又は両方が、積層体中の折り畳まれた物品のほぼ整列した折り先端部によって画定される。積層体40は対向する第3及び第4の側面43、44を有してもよく、その両方が積層体中の折り畳まれた物品のほぼ整列した側縁部34、35によって画定される。積層体40は対向する第5及び第6の側面45、46を有してもよく、その各々が、積層体の各端部において第1及び最後の物品の第1及び第2の外側に面する面36、37のうちの1つによって画定される。
図5Aを参照すると、バッグ構造体47は、適切に折られてバッグのガセット52b、53bを形成し、続いて接着によって部分に沿って接合されて、両側に2つのサイドシーム52a、53aを形成して、第1のパッケージ面50上に継ぎ目がなく、もう一方の端部48で開口しているバッグ構造体47(例えば、ガセットバッグ構造体)を形成する、フィルム材料の単一シートから形成することができる。その後、バッグ構造体を、開口端部48からおむつの積層体40などの製品を挿入することによって充填することができる。第1の実施例では、おむつの積層体40は、挿入後にパッケージ内の折り先端部が第1のパッケージ面50に隣接するように、第1の側面41を最初に挿入してもよい。別の実施例では、おむつの積層体40は、挿入後にパッケージ内の折り先端部が第2のパッケージ面51に隣接するように、第1の側面41を最後に(すなわち、第2の側面42を最初に)挿入してもよい。図5B及び図5Cから理解できるように、続いて第1のパッケージ面50の反対側の開口端部48を、適宜に折り畳んで閉鎖ガセット51aを形成し、フィルム縁部を接合し、これらを一体に接着して端部シーム51b及び第2のパッケージ面51を形成することによって閉鎖してよい。バッグ構造体47及び積層体40の寸法は、パッケージのフィルムが、少なくとも積層方向SDに沿って積層体の周囲でぴんと張られて個々のおむつ10を積層体40内の所定の位置に保持し、積層体の圧縮を維持して、積層体40、及びその結果パッケージ49の整って安定した略直方体形状を維持するように、設計、折り畳み、積層、圧縮、及びパッケージ化プロセスを通して適宜選択及び達成されてもよい。パッケージ49は可撓性のポリマーフィルムで形成されているため、積層体40の寸法に対して適宜寸法決めされていれば、パッケージフィルムがぴんと張られているとき、又はその他の方法で緩んだフィルムが全て積層体に押し付けられているときは、パッケージ49は概ね略直方体形状及び積層体40の寸法を取る。パッケージフィルムが、積層方向に沿った積層体圧縮を維持するのを助けるように、積層体の周囲で積層方向に対して略平行の方向に沿ってぴんと張られているとき、パッケージは、積層体長さSLにほぼ対応するパッケージ長さPLと、積層体幅SWにほぼ対応するパッケージ幅と、を有する。パッケージ構造体が、パッケージ化された積層体40の第1及び第2の側面41、42の一方又は両方に隣接したヘッドスペースを提供しないように寸法決めされているとき(すなわち、パッケージ49が形成された後は、積層体の第1及び第2の側面41、42に隣接するパッケージフィルムにはたるみが存在しない)、パッケージは積層体高さSHにほぼ対応するパッケージ高さPHを有する。しかし、いくつかの実施例では、フィルムパッケージ構造体は、追加の高さ及び重なり合い能力を備えて天蓋構造(下記で説明する)を提供するのに望ましくあり得るものなどの、ヘッドスペース、及びそれに対応してたるんだフィルムを、積層体40の第1及び第2の側面41、42の一方又は両方に隣接して提供するように寸法決めされてもよい。
上記で参照されたものに対しては、積層体40内で折り畳まれたおむつの左右側縁部34、35、並びに対応する積層体40の第3及び第4の側面43、44は、第5及び/又は第6のパッケージ表面54及び55と隣接する。第5及び第6のパッケージ表面54及び55が最大の表面であるか、又はパッケージの前及び後「面」であるように、積層体の大きさ、並びにバッグの構成及び寸法を選択することが望ましい場合がある。この構成では、パッケージのフィルムが積層体の周囲でぴんと張られると、第3、第4、第5、及び第6のパッケージ表面52、53、54、及び55のフィルムは、第1の表面50の略平面に対して略平行の方向に沿って引っ張られて、積層体40の積層方向SDに沿った全ての圧縮を少なくとも部分的に維持する役割を果たす。
いくつかの実施例では、フィルム材料は、バッグ構造体を形成する前に、所望の商業的アートワーク、図形、商標(複数可)及び/又は言語若しくは図形の製品情報を予め印刷して供給されてもよい。
シーム52a、53a、51bなどのシームのいずれか又は全てを形成する接着は、溶接によって作られてもよい(本明細書では、「溶接」とは、フィルムの別個の部分を少なくとも部分的に溶解させてある程度融合させ、一方又は両方の接合された部分の残部が大きく破壊されない限りは分離することのできない結合領域、接合部、又はシームを形成する、直接的又は間接的(例えば、超音波)加熱エネルギー及び圧力の印加によって達成されるフィルム材料の分離した部分間の融合を指す)。バッグ形成及び/又はパッケージ化機構が、フィルムをそれ自体へと融合させる加熱エネルギーを印加することによって、フィルム材料をそれ自体に接合させる溶接をフィルム中に形成する場合、フィルム材料が多層フィルムであり、接触及び融合させられる層(複数可)が、その他の層(複数可)を形成するのに用いられるポリマー(複数可)よりも融解温度(複数可)が低いポリマー(複数可)から形成されることが望ましい場合がある。これにより、接触する層(複数可)を加熱してこれらを融合させるのに十分ではあるが、その他の層(複数可)に望ましくない溶解及び変形を生じさせ、パッケージを不格好にし、並びに/又はフィルム材料上の印刷をずらす、及び/若しくは歪め得るには十分でない程度で加熱エネルギーを印加させることが可能になる。
多層フィルムは共形成されてもよく(共押出などによって)、又は別の実施例では、個々の層が個別に形成され、その形成後に続いて好適な積層用接着剤を用いて一体に積層されてもよい。この後者の実施例では、提供される利点は、積層前に層のうちの1つの片面に印刷が可能だということである。続いて、印刷された側面は、完成したフィルム製品中でその他の層(複数可)によって摩滅及び摩耗から保護されて、印刷画像、図形、言語的内容などの一体性を保存するように、積層中は内向きであってもよい(他の層(複数可)に面する)。好適な多層フィルムは、ポリプロピレン及びポリエチレンなどの1つ以上のポリオレフィンから形成することができる。一実施例では、材料フィルムは、主にポリエチレンの第1の層と、主にポリプロピレンの第2の層と、を含む少なくとも2つの層を有してもよい。一実施例では、第1の相対的に高い融解温度を有する主にポリプロピレンから形成される層と、第2の相対的に低い融解温度を有する主にポリエチレンの層と、を用いて、それぞれ外層及び内層を形成することができる。別の実施例では、内層は、相対的に低い融解温度を有する第1のタイプのポリエチレンから主に形成されてもよく、外層は、相対的に高い融解温度を有する第2のタイプのポリエチレンから主に形成されてもよい。
本明細書に述べられるもののような用途では、多層フィルムが好ましい場合がある。多層フィルムは、フィルムに付与する特性について特に選択されたポリマー組成物の層を有することができる。例えば、1つ又は2つの外側スキン層は、例えば、表面光沢、印刷適性、なめらかな感触、しなやかさ、低騒音発生(消費者による取り扱い及び操作時)、相対的に低い溶解温度と融合性/溶接性、又はこれらの特性の任意の組み合わせのために選択された組成物から形成されてもよい。1つ以上の中間層は、例えば、引張強さ、剛性、強度、配合されたリサイクル材の包含適性、環境への優しさ及び/又は持続的な材料調達可能性、相対的に高い溶解温度、隣接層との共押出相溶性(共押出時に強い層間結合が発生するように)、又はこれらの特性の任意の組み合わせのために選択された組成物から形成されてもよい。フィルムの片面のみがそれ自体と接触して配置されて溶接されるフィルム材料の場合、2層フィルムで十分である場合がある。フィルムの両面がそれ自体と接触して配置されて溶接されるフィルム材料の場合、2つの外部スキン層が溶接可能な少なくとも3層を有するフィルムが望まれ得る。図5B及び図5Cに示される構成を有するパッケージは、フィルムの両面がそれ自体に溶接されることを必要とすることが理解されよう(ガセット51a、52b、及び53bの位置では概してフィルム外面上に、またシーム51b、52a、及び53aのその他全ての部分に沿っては概してフィルム内面に)。
フィルム組成
多層フィルムは、第1の外側スキン層、第2の外側スキン層、及びこれらのスキン層間に配置された中間層を含むことができる。
各層は、ベースポリマーを含むことができる。ベースポリマーとしては、ポリオレフィン、特にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、少なくとも1つのオレフィン性構成成分を有するポリプロピレン/エチレンインターポリマー及びコポリマー、並びにこれらの任意の混合物を挙げることができる。特定のポリオレフィンとしては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、アイソタクチックポリプロピレン、ランダムポリプロピレンコポリマー、耐衝撃性改良ポリプロピレンコポリマー、並びに国際公開第99/20664号、同第2006/047374号、及び同第2008/086539号に記載されるその他のポリオレフィンが挙げられ得る。ポリエステル、ナイロン、ポリヒドロキシアルカノエート(又はPHA)、そのコポリマー、及び上記のいずれかの組み合わせなどの他のベースポリマーも好適であり得る。更に、ポリオレフィンプラストマー及びエラストマーを用いて多層高分子フィルムを形成することができる。こうした好適なポリオレフィンプラストマー及びエラストマーの例は、米国特許第6,258,308号、米国特許出願公開第2010/0159167(A1)号、並びに国際公開第2006/047374号及び同第2006/017518号に記載されている。一実施形態では、こしたポリオレフィンプラストマー及び/又はエラストマーは、多層高分子フィルムの最大25体積%を占めてもよい。その他の有用なポリマーとしては、国際公開第99/20664号及びそれに記載される引用文献に記載されているものなどのポリ-α-オレフィンが挙げられる。
いくつかの実施例では、スキン層の一方又は両方が、主にMDPE、LDPE、又はLLDPEから、より好ましくはLLDPEから形成されてもよい。主にLLDPEから形成されるスキン層は、スキン層に、溶接性、相対的に低い溶解温度、印刷性(現在市販の印刷インクとの相溶性)、なめらかな表面仕上げ、低騒音、及び柔らくしなやかな感触の良好な組み合わせを付与するために特に好ましい場合がある。いくつかの実施例では、中間層は、主にHPDE、MDPE、又はLDPEから、より好ましくはMDPEから形成されてもよい。
主にMDPEから形成される中間層は、中間層に、相対的に高い溶解温度、スキン層(複数可)との共押出相溶性、しなやかさ、強度、及び引張強さの良好な組み合わせを付与するため、主にLLDPEから形成される1つ以上のスキン層に特に好ましい場合がある。
代替的な実施例では、中間層は、上記で特定されたポリマーのいずれか、又は、例えば、米国特許第9,169,366号、及び同第5,261,899号、並びに米国特許出願公開第2015/03433748号、同第2015/0104627号、及び同第2012/0237746号で中間層に好適であると特定された任意のポリマーなどであって、ポリ乳酸及び熱可塑性デンプンなどであるがこれらに限定されない、後者3つの公表文献に記載されるバイオポリマー又はバイオベース内容物を有するポリマーが挙げられる、部分的に又は主にポリエチレン以外の熱可塑性ポリマーから形成されてもよい。更に、中間層は、上記の種類のうちいずれかの再生熱可塑性ポリマーを含むことができる。
ポリマー使用量とフィルムの引張強さの最大化との経済的バランスを取る目的で、フィルムの合計キャリパーは、40μm~100μm、より好ましくは50μm~90μm、更により好ましくは60μm~80μmの範囲内であることが望ましい場合がある。ポリマー使用量と引張強さと溶接性との経済的バランスを取る目的で、本明細書で説明される3層フィルムは、それぞれフィルムの15重量%~35重量%を構成する第1及び第2のスキン層と、フィルムの30重量%~70重量%を構成する中間層と、を有することが望ましい場合がある。
結合層
本明細書で検討される多層フィルムは、その他の層の間に配置された1つ以上の結合層を含んでもよい。隣接層のポリマーが、その他の方法で押出中に互いに結合するように混和性又は相溶性でない場合、結合層が必要となる場合がある。例えば、ポリエチレンのスキン層とポリ乳酸含量の大きい中間層との間の結合層が望ましいと見なされ得る。このため、例えば、3つの主層(2つのスキン層及びその間に配置された中間層)を有する多層フィルムでは、結合層は各スキン層と中間層との間に配置することができる。結合層は、1つ以上の官能化ポリオレフィンを含むことができる。いくつかの実施例では、結合層は、結合層の5重量%、10重量%、20重量%、30重量%、40重量%又は45重量%から55重量%、60重量%、70重量%、80重量%、90重量%、又は100重量%の、1つ以上の官能化ポリオレフィンを含むことができる。結合層は、本質的に1つ以上の官能化ポリオレフィンから構成されてもよい。
例えば、ポリ乳酸(PLA)とポリオレフィンとの間の極性の有意な差のために、これらの成分のブレンドは、典型的には劣った物理特性を有する非相溶性の系をもたらす。PLAを含む中間層を挟み込んだ主にポリエチレンのスキン層を有する多層フィルムも、スキン層と中間層との間に1つ以上の結合層を含むことができる。この特定の多層構造は、再生可能な原材料(PLA)を組み込みながらも、現在ポリエチレンから製造されている製品に有用なMD及び/又はCDの引張特性を提供することができる。この配置はまた、剛性の改善から得られるフィルムのダウンゲージング(すなわち、キャリパーの減少又は坪量の減少)を可能にし、これは持続可能性を推進するために用いることができ、かつ/又は費用節約として用いることができる。
結合層は、中間層(複数可)のPLAと相溶性のある1つ以上の官能基によって提供される極性成分と、隣接するスキン層の1つ以上のポリオレフィンと相溶性のあるオレフィンによって提供される非極性成分と、を有する官能化ポリオレフィンを含むことができる。極性成分は、例えば、1つ以上の官能基によって提供することができ、非極性成分はオレフィンによって提供することができる。オレフィン成分は、一般にはオレフィンモノマーから誘導された任意の直鎖又は分枝鎖のα-オレフィンモノマー、オリゴマー、又はポリマー(コポリマーを含む)から形成することができる。α-オレフィンモノマーは、典型的には2~14の炭素原子、好ましくは2~6の炭素原子を有する。好適なモノマーの例としては、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、2-メチル-l-プロペン、3-メチル-l-ペンテン、4-メチル-l-ペンテン、及び5-メチル-l-ヘキセンが挙げられるがこれらに限定されない。ポリオレフィンの例としては、ホモポリマー及びコポリマーの両方、すなわち、ポリエチレン、EPDMなどのエチレンコポリマー、ポリプロピレン、プロピレンコポリマー、ポリメチルペンテンポリマーが挙げられる。
オレフィンコポリマーとしては、スチレン、酢酸ビニル、ジエン、又はアクリル及び非アクリル系モノマーなどの少量の非オレフィン系モノマーが挙げられ得る。種々の既知の技術を使用して、官能基をポリマー主鎖に組み込むことができる。例えば、官能基を含むモノマーをポリオレフィン主鎖にグラフトしてグラフトコポリマーを形成してもよい。こうしたグラフト技術は当該技術分野において既知であり、例えば、米国特許第5,179,164号に記載されている。他の実施形態では、官能基を含有するモノマーをオレフィンモノマーと共重合させてブロック又はランダムコポリマーを形成してよい。組み込みの方法に関係なく、相溶剤の官能基は、カルボキシル基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、カルボキシレート基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート基、オキサゾリン環を有する基、水酸基などといった分子に極性セグメントを提供する任意の基であってよい。無水マレイン酸変性ポリオレフィンは、本発明での使用に特に適している。こうした変性ポリオレフィンは、典型的には無水マレイン酸をポリマー主鎖物質上にグラフトすることによって形成される。こうしたマレイン化ポリオレフィンは、Pシリーズ(化学修飾ポリプロピレン)、Eシリーズ(化学修飾ポリエチレン)、Cシリーズ(化学修飾エチレン酢酸ビニル)、Aシリーズ(化学修飾エチレンアクリレートコポリマー又はターポリマー)、又はNシリーズ(化学修飾エチレン-プロピレン、エチレン-プロピレンジエンモノマー(「EPDM」)、又はエチレン-オクテン)などのFusabondの商品名でE.I.du Pont de Nemours and Companyから入手可能である。あるいは、マレイン化ポリオレフィンは、Chemtura Corpから商品名POLYBONDで、並びにEastman Chemical Companyから商品名Eastman Gシリーズ及びAMPLIFYTM GR機能性ポリマー(無水マレイン酸グラフト化ポリオレフィン)で入手可能である。その他の例としては、Arkema,Columbes(France)から入手可能なLOTADER AX8900(ポリエチレン-メチルアクリレート-グリシジルメタクリレートターポリマー)及びLOTADER TX 8030(ポリエチレン-アクリル酸エステル-無水マレイン酸ターポリマー)が挙げられる。
いくつかの態様では、結合層は米国特許第8,114,522号に開示される樹脂組成物であってもよい。この樹脂組成物としては、変性PO樹脂及びテルペン系樹脂が挙げられる。あるいは、これにはポリ乳酸系樹脂、変性ポリオレフィン系樹脂、及び水素添加石油系樹脂が挙げられる。これらの組成物は、外層とコア層との間の結合層としての使用に適している。
いくつかの実施例では、外層と結合層とは、官能化ポリオレフィンを外層の一方又は両方に組み込むことによって、外層として本質的に組み合わせることができる。これらの場合では、多層フィルムは3又は4層を含んでいてもよい。3層フィルムの場合、フィルムは、ポリオレフィン及び/又は官能化ポリオレフィンを含む第1の外層と、1つ以上のコア層と、ポリオレフィン及び/又は官能化ポリオレフィンを含む第2の外層と、を含むことができる。4層フィルムの場合、フィルムは、ポリオレフィン及び/又は官能化ポリオレフィンを含む第1の外層と、1つ以上のコア層と、結合層と、ポリオレフィンを含む第2の外層と、を含むことができる。
添加剤
多層フィルムの層のいずれも、少量の1つ以上の添加剤を含むことができる。典型的には、添加剤は、添加剤層の約10重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、0.1重量%、又は0.01重量%未満を構成してもよい。想到される添加剤の種類のいくつかの非限定例として、香料、染料、顔料、ナノ粒子、帯電防止剤、充填剤、及びこれらの組み合わせが挙げられる。本明細書に開示される層は、単一の添加剤又は添加剤の混合物を含有してよい。例えば、香料及び着色剤(例えば、顔料及び/又は染料)の両方が存在してよい。
顔料又は染料は、無機物、有機物、又はこれらの組み合わせであってよい。想到される顔料及び染料の特定の例としては、ピグメントイエロー(C.I.14)、ピグメントレッド(C.I.48:3)、ピグメントブルー(C.I.15:4)、ピグメントブラック(C.I.7)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。特定の想到される染料としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、及び様々な溶剤可溶性染料などの水溶性インク着色剤が挙げられる。例としては、FD&Cブルー1(C.I.42090:2)、D&Cレッド6(C.I.15850)、D&Cレッド7(C.I.15850:1)、D&Cレッド9(C.I.15585:1)、D&Cレッド21(C.I.45380:2)、D&Cレッド22(C.I.45380:3)、D&Cレッド27(C.I.45410:1)、D&Cレッド28(C.I.45410:2)、D&Cレッド30(C.I.73360)、D&Cレッド33(C.I.17200)、D&Cレッド34(C.I.15880:1)、及びFD&Cイエロー5(C.I.19140:1)、FD&Cイエロー6(C.I.15985:1)、FD&Cイエロー10(C.I.47005:1)、D&Cオレンジ5(C.I.45370:2)、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
想到される充填剤としては、例えば、マグネシウム、アルミニウム、ケイ素、及びチタンの酸化物などの無機充填剤が挙げられるが、これらに限定されない。これらの材料を、安価な充填剤又は加工助剤として添加することができる。充填剤として機能し得るその他の無機材料には、水和ケイ酸マグネシウム、二酸化チタン、炭酸カルシウム、粘土、白亜、窒化ホウ素、石灰石、珪藻土、雲母、ガラス、石英、及びセラミックが挙げられる。更に、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、リン酸塩を含む無機塩を使用することができる。加えて、アルキド樹脂も組成物に添加することができる。アルキド樹脂は、ポリオール、ポリ酸若しくは無水物、及び/又は脂肪酸を含み得る。
想到される更なる添加剤としては、熱可塑性ポリマー用成核剤及び清澄剤が挙げられる。ポリプロピレンに好適な具体例は、例えば、安息香酸及び誘導体(例えば、安息香酸ナトリウム及び安息香酸リチウム)、並びにカオリン、タルク、及び亜鉛グリセロラートである。ジベンジリデンソルビトール(DBS)は、使用可能な清澄剤の一例である。使用可能なその他の成核剤は、有機カルボン酸塩、リン酸ナトリウム、及び金属塩(例えば、二安息香酸アルミニウム)である。一態様では、成核剤又は清澄剤は、20パーツ・パー・ミリオン(20ppm)~20,000ppm、200ppm~2000ppm、又は1000ppm~1500ppmの範囲で添加することができる。成核剤の添加は、最終組成物の引張特性及び衝撃特性を改善するために用いることができる。
更に想到される添加剤としては、フィルムの2つの外表面の一方又は両方の摩擦係数を低減させる目的の、又はアンチブロッキング剤としてのスリップ剤が挙げられる。この目的のために好適な添加剤としては、例えば、エルカミドなどの脂肪酸アミドが挙げられ得るが、これに限定されない。
添加剤としては、BHT及びIRGANOX製品、例えばIRGANOX 1076及びIRGANOX 1010などの酸化防止剤も挙げられ得る。IRGANOX製品は、BASF Corporation(Florham Park,NJ,USA)から入手可能である。酸化防止剤は、特に処理中に酸化によるフィルムの劣化を低減するのを助けることができる。
想到される界面活性剤としては、例えば、米国特許第3,929,678号、及び同第4,259,217号、並びに欧州特許第414549号、国際公開第93/08876号、及び同第93/08874号に開示される界面活性剤などの、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はアニオン性界面活性剤と両性界面活性剤との組み合わせ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
想到されるナノ粒子としては、金属、金属酸化物、炭素同素体、粘土、有機変性粘土、硫酸塩、窒化物、水酸化物、酸化/水酸化物、粒子状水不溶性ポリマー、ケイ酸塩、リン酸塩、及び炭酸塩が挙げられる。例としては、二酸化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、グラフィーム(grapheme)、フラーレン、膨張グラファイト、カーボンナノチューブ、タルク、炭酸カルシウム、ベントナイト、モンモリロナイト、カオリン、亜鉛グリセロレート、シリカ、アルミノケイ酸塩、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化アンチモン、長石、雲母、ニッケル、銅、鉄、コバルト、鋼鉄、金、銀、白金、アルミニウム、ウォラストナイト、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化スズ、酸化鉄(Fe203、Fe304)及びこれらの混合物が挙げられる。ナノ粒子は、本明細書に開示される組成物の強度、熱安定性、及び/又は摩耗耐性を高めることができ、また、組成物に電気的特性を与えることができる。
想到される帯電防止剤としては、帯電防止効果をもたらすことが知られている布地柔軟剤が挙げられる。これらとしては、例えば、ヨウ素価が20超である、N,N-ジ(タロウオイル(tallowoyl)-オキシ-エチル)-N,N-ジメチルアンモニウムメチルサルフェートなどの脂肪族アシル基を有する布地柔軟剤などが挙げられ得る。
特定の態様では、充填剤は再生可能な充填材を含むことができる。これらとしては、脂質(例えば、水添大豆油、水添ヒマシ油)、セルロース(例えば、綿、木材、麻、板紙)、リグニン、竹、藁、草、ケナフ、セルロース繊維、キチン、キトサン、亜麻、ケラチン、藻類充填剤、天然ゴム、ナノ結晶澱粉、ナノ結晶セルロース、コラーゲン、ホエー、グルテン、及びこれらの組み合わせが挙げられ得るが、これらに限定されない。
フィルムに溶接性、引張強さ、及びコストパフォーマンスの効果的なバランスを提供すると同時にパッケージフィルムの不透明度を最大化するためのフィルム層、フィルム層組成物、及び顔料添加剤の特定の組み合わせは、その開示が参照により本明細書に組み込まれる国際出願PCT/CN2016/088098号で説明されている。
開封機構
図6A及び図7Aを参照すると、使い捨ておむつ、トレーニングパンツ、又は成人失禁パンツなどの使い捨て吸収性物品の積層体を収容するフィルムパッケージには、開封後に開封されたパッケージを未使用製品の供給物を保存する容器として用いることができるように、パッケージの望ましくない変形又は破壊を伴わない開封を促進する特徴を付与することができる。
図6A及び図7Aに示す実施例では、パッケージはフィルムにおけるミシン目又はスコアリングの経路60を備えてもよい。経路60は連続的であってもよい。(本明細書の目的のため、ミシン目又はスコアリングの「連続的」経路とは、個々の連続的な、機械的に生成された部分的又は完全なミシン目の単一の経路、個々の連続的な、レーザでスコアリングされた部分的又は完全なミシン目の単一の経路、又は連続的なミシン目又はスコアリング間の長さが8mmを超えるフィルムのミシン目なし/スコアリングなし部分によって中断されないレーザスコアリングの連続的な単一の経路である。)
経路60を画定する個々のミシン目は、経路に沿ってパッケージフィルムの裂け目を伝播させるのに適した任意の構成を有してもよい。非限定的な例を図15A~図15Dに示す。ミシン目の経路60が複数の個々の機械的に生成されたミシン目又は個々のレーザでスコアリングされたミシン目を含む場合、経路は少なくとも0.67:1かつ3:1以下のカット-ランド比を有することが望まれる場合がある。本明細書で想到されるタイプのフィルムパッケージの場合、この範囲内のカット-ランド比は、パッケージ開封の容易さ、及び開封中の経路に沿ったフィルムの歪み変形の最小化を提供することと、消費者による小売店での購入及び意図的な開封の前に、時期尚早な不意のパッケージの破裂又は開封を避け、出荷、取扱、及びその他の出来事の間にパッケージの構造的一体性を保持することと、の間のバランスを取るものと考えられる。(本明細書の目的のため、ミシン目の経路の「カット-ランド比」とは、経路方向に沿って延在するミシン目の長さの集合と、連続的なミシン目の間の、フィルムのミシン目なし/スコアリングなし部分の最小距離の集合と、の比のことである。)例えば、連続的な斜めに傾斜した矩形のミシン目の経路の一部分が、経路方向PDに沿って置かれて描かれている図16を参照すると、カット-ランド比は(L1+L2+L3):(D1+D2+D3)である。
別の実施例では、スコアリングの経路は、その開示が参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2015/0266663号で説明されるものなどの、フィルムを完全に貫通していないが、経路に沿って整った裂け目の伝播を促進するように構成された、単一の中断されていないレーザスコアリングの線を含んでもよい。
ガセット構造はパッケージフィルムの2つ以上の層(例えば、3層)を含んで経路に沿って整列した裂け目の伝播を困難にするので、開封の容易さ及び製造の単純さの両方のために、天蓋構造62を画定するミシン目又はスコアリングの経路60がガセット(ガセット52b及び53bなどの)を横断しないことが好ましい場合がある。
積層体40の第1の側面41が第1のパッケージ面50又は第2のパッケージ面51のいずれかに隣接しているときは、第3、第4、第5、又は第6のパッケージ表面52、53、54、及び55のいずれかを横断する経路60の任意の部分が、積層体40の第1の側面41の略平面に対して45度以下、より好ましくは30度以下、更により好ましくは15度以下の角度に、最も好ましくは実質的に平行に配向されることが望ましい場合がある。これは、上述したように、パッケージが積層体を収容して、積層方向SDに沿った積層体の圧縮を維持すると、パッケージ表面52、53、54、及び55のフィルムが、この平面に対して実質的に平行の方向に沿って張られるためである。フィルム張力が上昇する方向を実質的に横断する表面52、53、54、及び55のいずれかのミシン目又はスコアリングの経路60は、消費者がパッケージを開封して内容物にアクセスすることを意図するときよりも前にパッケージが経路60に沿った位置で不意に時期尚早に開封(破裂)するリスクを増加させる。したがって、図6A及び図7Aに示す実施例では、パッケージ表面52、53、54、及び/又は55のうちの1つに存在する経路60の全部が、表面50の略平面に対して実質的に平行に配向されている。
いくつかの実施例では、製造者は、パッケージフィルム内にミシン目又はスコアリングの非線形又は不均一な線形経路60を作ることを選択することができる。図6Bに示す一実施例では、経路60は、パッケージのコーナー部を横断するコーナー点60aから終点64まで延在する部分67を有する。部分67は、第5のパッケージ表面54を横切る非線形経路を辿る。前段に反映された原理に従うと、コーナー点60aと経路60の終点64を結ぶ第1の直線aが確立される。第2の直線bが、パッケージ内の積層体40の第1及び第3の側面41、43に沿った平面のそれぞれと平行して、かつ線aと交差して確立される。続いて、線aとbとの交差点の角度αを測定することができ、これは経路60が積層方向SDを横断する程度の反映である。パッケージ表面にわたるミシン目又はスコアリングの経路60の角度の所望の制限を測定及び判定するこの方法は、本明細書の目的のためのあらゆる経路構成にも適用される。前段で説明された理由のために、角度αは45度以下であることが望ましい場合があり、より好ましくは30度以下、更により好ましくは15度以下、最も好ましくは約ゼロである。更に、図6Bに示されるようなゼロを超える角度αは、最初のパッケージ開封後に比較的容易に開く天蓋構造62を提供することができるが(これは、終点64と隣接するパッケージ表面(例えば、パッケージ表面50)との間の距離が相対的に小さいために得られる)、線aの下方にある天蓋構造62の自由縁部は、開封後に天蓋構造内でより少ない支持を受けることになり、自由縁部はより固定しにくくなる(すなわち、ばたつきやすくする)が、これは、一部の状況では十分な再閉鎖を提供する目的に反すると見なされる場合がある。
開封後に未使用製品の容器としての機能を果たすためのパッケージの実用性を維持するために、ミシン目又はスコアリングの経路60が、第3、第4、第5、及び第6のパッケージ表面52、53、54、及び55のそれぞれにわたって延在する無傷の支持バンド70をパッケージの外周に残すことが望ましい場合がある。無傷の支持バンド70は、積層体40の第1の側面41の平面に対して略平行の支持平面に沿って積層体に外接する、フィルム材料の未切断でミシン目なしのバンドである。有効な容器となるべきパッケージの場合、支持バンド70は、パッケージフィルムのミシン目なし部分が積層体40を、その積層体高さの少なくとも半分、又はそれ以上のあたりで包囲して収容するように位置することが望ましい場合がある。したがって、支持バンド70が、積層体40の第2の側面42に隣接したパッケージ表面50又は51から積層体高さ(SH)の少なくとも50%、より好ましくは少なくとも55%、更により好ましくは少なくとも60%の、支持バンド高さBHに位置することが望ましい場合がある。更に、支持バンド70と第1及び第2のパッケージ表面50、51の最遠部との間の第3、第4、第5、及び第6のパッケージ表面52、53、54、及び55のどの部分も、積層体40の第1の側面41の略平面を横断する方向に延在するミシン目又はスコアリングの経路をその中に有さず、最も好ましくは、ミシン目が全く存在しないことが好ましい場合がある。
本明細書の目的のため、支持バンド高さBHは、パッケージ内の積層体40を、天蓋構造62と反対側の第1又は第2のパッケージ表面50又は51に対してパッケージ内で終始付勢して(積層体高さの実質的な圧縮を全く加えることなしに)測定される。積層体をこの位置まで付勢して、パッケージをその高さを垂直にして起立させると、支持バンド高さBHは、ミシン目又はスコアリングの経路60と、(説明のようにパッケージが起立した状態で測定する間、上部が開封する天蓋構造に対して見掛け上の「底部」に近接することになる)天蓋構造の反対側の積層体の第1又は第2の側面41、42と、の間の最小の測定可能距離である。例えば、図7Bを参照されたい。
上述したように、パッケージが再閉鎖機構を有することが望ましい場合がある。消費者行動の実験及び観察によれば、図6A及び図7Aで提案されるように、それぞれ第3、第4、第5、又は第6のパッケージ表面52、53、54、55のうちの1つの一部から形成される3つの側面と、第1又は第2のパッケージ表面50、51のうちの1つの一部から形成される上端部と、を有する開封天蓋構造62は、空中の汚染物質がパッケージに侵入するのを防ぐのに役立ち得る、未使用の製品の供給物を覆う効果的で取り扱いの簡単なカバーを提供し得るということが判明した。驚いたことに、これらの構成は、消費者がこれらを再閉鎖装置として認知し、再閉鎖装置として使用することを本質的に促進することが判明した。図6Aに示す一実施例では、天蓋構造62は、パッケージ表面52、54、及び55の一部から形成される3つの側面を有し、上端部は第1のパッケージ面50の一部によって形成される。図7Aに示す一実施例では、天蓋構造62は、パッケージ表面52、53、及び54の一部から形成され、上端部は第1のパッケージ面50の一部によって形成される。消費者がパッケージフィルムをミシン目又はスコアリングの経路60に沿って完全に引き裂くと天蓋構造が形成される。開封後は、天蓋構造62を開封前にパッケージの残部に対して占めていたものと同様の位置に戻すことによって再閉鎖することができる。
消費者行動の実験及び観察によると、天蓋構造62は、パッケージ開封後に、人の指を用いて、パッケージの奥深くまで届かせる必要なく、積層体40内の個々の物品の大部分に迅速にアクセスして回収することを提供するのが好ましいと考えられる。観察から、折り先端部が開口部に近接していることは、積層体及びパッケージから引き出すための迅速な触覚的識別及び個々の製品の把持を容易にすることによって労力を低減させるため、消費者に好まれるものと考えられる。このため、図6Aに示す一実施例では(本明細書では「長-短-長」又は「LSL」経路60を指定される)、天蓋を画定する経路60の部分67、68は、パッケージ長さ(PL)の少なくとも60%、より好ましくは少なくとも65%、更により好ましくは少なくとも70%の積層体方向経路長さPLSDを有し得る。同時に、再閉鎖/被覆装置としての天蓋構造の消費者の認知及び利用を低減させる場合があるため、天蓋構造が積層体の上端部から完全に離れて持ち上がらないことが望ましい場合がある。したがって、図6Aに示す一実施例では、天蓋を画定する経路60の部分67、68は、パッケージ長さ(PL)の95%、より好ましくは90%、更により好ましくは85%に制限された積層体方向経路長さPLSDを有し得る。
上記で参照した実験及び観察によると、消費者は、把持し、パッケージ内の物品の未使用の供給物の上に天蓋式にかぶせて引っ張るための材料が、少なくとも最小限の量である天蓋構造を好むと考えられる。このため、図6Aに示すようなLSL天蓋構造62がこうした外観及び機能を有するためには、構造が少なくとも40mm、より好ましくは少なくとも45mm、更により好ましくは少なくとも50mmの天蓋高さHHを有することが望ましい場合がある。
図7Aは経路構成(本明細書では「短-長-短」又は「SLS」経路60と指定される)の例を示す。積層体40の全長は、ミシン目又はスコアリングの経路60に沿った開封時のアクセスのために露出されるが、積層体の幅は一部のみが露出される。上記で説明したものと同様の理由から、天蓋構造62は積層体の上端部から完全に離れて持ち上がらないことが望ましい場合がある。したがって、図7Aに示すSLSの実施例では、天蓋構造を画定する経路60の一部は、積層体幅SWの少なくとも25%、より好ましくは少なくとも35%、更により好ましくは少なくとも45%であるが、積層体幅SWの75%以下、より好ましくは60%以下、更により好ましくは50%以下であって、なおより好ましくはサイドシーム52a、53aを超えて延在しない幅方向経路長さPLWDを有し得る。
上記で説明したものと同様の理由から、図7Aに示すようなSLS天蓋構造62がこうした外観及び機能を有するためには、構造が少なくとも50mm、より好ましくは少なくとも60mm、更により好ましくは少なくとも70mmの天蓋高さHHを有することが望ましい場合がある。
本明細書の目的のため、天蓋高さHHは、パッケージ内の積層体40を、天蓋構造と反対側の第1又は第2のパッケージ表面50又は51に対してパッケージ内で終始付勢して(積層体高さの実質的な圧縮を全く加えることなしに)測定される。積層体をこの位置まで付勢して、パッケージをその高さを垂直にして起立させると、天蓋高さHHは、ミシン目又はスコアリングの経路60がパッケージコーナー部を横断する位置と、(説明のようにパッケージが起立した状態で測定する間、上部が開封する天蓋構造に対して見掛け上の「上部」に近接することになる)積層体の第1又は第2の側部41、42の最近部と、の間の最大の測定可能距離である。例えば図7Bを参照されたい。
別の実施例では、パッケージは、LSL経路60とSLS経路60との組み合わせを含んでもよい。このように、図6A及び図7Aの両方を参照すると、ミシン目経路60は、図6Aに示すようにパッケージ表面55上の終点65から延在して、パッケージ表面52及び54全体に完全に延在し、図7Aに示すようにパッケージ表面53上の終点65まで延在することができる。こうしたミシン目経路の組み合わせは、2つの可能なシナリオに至ることができる。第1のシナリオは、消費者がLSL経路60を介した天蓋構造62、又はSLS経路60を介した天蓋構造62を作製して使用する選択肢をもたらす。第2のシナリオは、消費者がLSL経路60とSLS経路60との組み合わせに沿ってパッケージを引き裂くときに、より大きく開くより可撓性の高い天蓋構造62をもたらす。本明細書では、LSL経路とSLS経路との組み合わせを達成するために追加的な経路が想到される。第1のシナリオのミシン目経路60は、任意で図8を参照して下記で説明するような引裂応力分散機構、又はパッケージの開封時に消費者が選択したLSL経路60又はSLS経路60のいずれかに引裂きを制限するその他の機構を備えてもよい。
いくつかの例では、パッケージは、その内部及び天蓋構造内にいくらかのヘッドスペースを含むことが好ましい場合がある。これは、パッケージ内で積層体40の側面41の上方にヘッドスペースが描かれた図7Bに示されている。これにより、パッケージ開封前に、天蓋構造内にいくらかのたるんだフィルム材料がもたらされる。パッケージ高さ方向に沿って提供されたこの余剰な材料は、天蓋構造を用いてパッケージを再閉鎖するときに便利に把持するための余剰な材料を消費者に与える。更に、パッケージ高さ方向に沿った余剰のフィルム材料によって、消費者が、天蓋構造を、積層体の上まで、支持バンド70上までかつこれを越えて、及び/又はパッケージ下部上にあるミシン目又はスコアリング経路の下方まで引っ張り、天蓋構造のフィルム材料の一部を経路60の下方にあるフィルム材料の上に容易かつ便利に重ね合わせて、パッケージ内で製品の未使用の供給物のより完全な再封鎖及びより完全な被覆を提供することが可能となる。
図8を参照すると、パッケージを開封する消費者が、ミシン目又はスコアリングの経路60の終点64、65を越えてパッケージフィルムを引き裂いて、パッケージフィルムを変形させ、かつ/又は天蓋構造62の実用性を低下させる可能性を減らすために、終点64、65の一方又は両方に近接して触覚的に知覚可能な引裂応力分散機構69を含むことが望ましい場合がある。図8に示す一実施例では、引裂応力分散機構69は、終点に集中した引裂応力を分散させ、パッケージを開封する消費者によって触覚的に知覚され得る方法で引裂きの伝播を妨げる役割を果たす、経路60の方向を横断して通る半円形のミシン目又は切れ目である。引裂応力分散機構69は、経路60の方向を横断して延在してフィルムを通る切れ目又はミシン目のその他の形状、追加された補強ストリップ、テープなどを含むその他の形態を有してもよいことが理解されよう。
応力分散機構はまた、終点の他にもミシン目又はスコアリングの経路に沿った様々な点に配置されてもよい。このアプローチは、比較的小さな開口部及び天蓋構造を可能にする。例えば、一部の消費者(例えば、保護のためにパッケージングの開封を最小限にしようとする衛生に敏感な消費者、又はパッケージの開閉に最小の努力を払う者)は、LSL経路、又はLSLとSLS経路との組み合わせによって実現するコーナーリフトを利用する。これらの経路がコーナーリフトを可能にする一方で、応力分散機構の採用によって、開口部、及び対応する天蓋構造の所望の寸法が維持され得る。
消費者行動の実験及び観察によると、消費者は、おむつの単一の折り先端部30が存在する積層体40の側部、すなわち第1の側面41に即時にアクセスできることを好むものと考えられる。これは、消費者は、単一の折り先端部の触覚によって積層体から単一の製品品目を迅速に識別し、把持して引き出すのが最も容易だと感じているためであり得る。反対に、一般的に、積層体中の単一の折り畳まれたおむつの複数の側縁部及び腰部縁部を、積層体中の隣接するおむつのそれと触覚によって区別するのはより難しい。この選好は、積層体の全ての折り先端部が積層体の一方の側面にのみ、すなわち、側面41、42の一方にのみ存在することを更に好むことを示し得る。消費者が折り先端部に最も容易にアクセスするために、ミシン目又はスコアリングの経路60、並びにその部分66、67、及び68を、積層体40中のおむつの単一の折り先端部に隣接するパッケージ表面の一方、例えば、表面50、51の一方に対して概してより近くに配置させ、それにより天蓋構造62を積層体40の第1の側面41に近接させて、また、好ましくは表面を折り先端部に最近接させて位置決めすることが望ましい場合がある。
折り先端部30によって画定される場合、積層体40の第1の側面41は、対向する第2の側面42よりも平坦かつ強固であることが多い。マーケティングのためには、パッケージが小売店の棚に置かれたときに大表面54、55のうちの一方が外側に向く(すなわち、通路に面する)ことが期待されるパッケージを設計することが好ましい場合がある。そうすることで、商業的アートワーク、図形、及び製品情報が刻印可能な表面積をより多く利用できる大表面のうちの一方を消費者が見ることができる。かくして、パッケージ及び積層体は、折り先端部を備える積層体40の第1の側面41が、棚に置かれたときにパッケージの「底部」に位置してその形状を形成し、おむつの側縁部34、35を備える積層体の側面は、パッケージがその「底部」を基礎としたときに実質的に垂直になる大表面54、55とそれぞれ隣接するように構成することができる。積層体40のより強固で平坦な第1の側面41は、パッケージが安定して棚に置かれて傾き及び/又は転倒しにくくなる能力を向上させる、より強固で平坦なパッケージ「底部」を提供する。このため、天蓋構造を積層体の第1の側面に近接して画定するように、天蓋構造62を画定するミシン目又はスコアリングの経路60をパッケージ「底部」のより近くに位置決めすることが望ましい場合がある。側面54及び55上の目に見える言語及び図形情報は、パッケージを積層体の第1の側面を底にして置いたときに、上向きになり判読可能となるように配置することができる。
ミシン目又はスコアリングの経路60の位置を視覚的、触覚的、及び/又は言語的に特定する1つ以上の印をパッケージ上に提供することが望ましい場合がある。1つ以上の印としては、周囲のパッケージ印刷とは視覚的に対照をなす色の、経路60をマーキング若しくはトレーシングする刻印経路、触覚的に知覚可能な印、言語的印、その他の図形的印、又はこれらの任意の組み合わせが挙げられ得るが、これらに限定されない。一実施例では、印は、隆起して触覚的に知覚可能な特徴を提供するように構成され、開封のためのミシン目又はスコアリングの経路60の存在を示唆する、フィルムのエンボス加工、又はその他の表面構造化を含むことができる。特定の実施例では、エンボス加工は、経路60に近接してこれと平行する線又は経路を辿る1つ以上の隆起部を示唆するように構成することができる。別の特定の実施例では、エンボス加工は、経路60に近接してこれと平行する経路を辿る1又はそれより多くのスティッチの線又は経路を示唆するように構成することができる。更に、パッケージは、開封及び/又は保存のために消費者にパッケージを反転させて、知覚された「上」面を下にして、「底」面を上にするように指示又は助長する言語的又は図形的印を含むことができる。更に又はあるいは、いくつかの例では、パッケージのフィルムに印刷された商業的アートワーク、図形、及び言語情報は、パッケージが水平面上に配置されたときに、パッケージの表面50、51のどれが上となって配置されているかに関わらず、直立した外観を有するように構成することができる。いくつかの例では、印刷された材料は、表面50、51のいずれかがパッケージの「上部」であると適切に見なすことができることを示唆するように構成することができる。
触覚的に知覚可能な印及び/又は図形的印の特徴は大きく変化してもよい。印は、ミシン目又はスコアリングの経路の長さと比較してより短い、実質的に同じ、又はより長い長さを延在することができる。一実施例では、2種類の印の長さが異なる、触覚的に知覚可能な印と図形的印との組み合わせが用いられる。つまり、図形的印はパッケージのアートワークの全体的な視覚的印象を妨害しない第1の長さで含まれてもよく、触覚的に知覚可能な印は第1の長さよりも長い第2の長さで含まれる。これらそれぞれの延在長さの代わりに、又はそれに加えて、2種類の印の位置決めが、1つ以上のパッケージ表面で異なっていてもよい。例えば、図形的印は、主に側面上(例えば、第3又は第4のパッケージ表面のうちの一方)に、また任意で隣接する側面上(例えば、第5及び第6のパッケージ表面のうちの一方、並びにパッケージコーナー部)に部分的に、存在していてもよく、一方で触覚的に知覚可能な印は主パッケージ表面上(例えば、第5及び第6のパッケージ表面のうちの一方)に存在する。このシナリオでは、消費者の目は、パッケージの開封プロセスを開始するのを助けるためにミシン目又はスコアリングの経路が位置する場所を指す図形的印に引き付けられ、続いて消費者は、継続する開封プロセスを所望される完全な程度まで導く触覚的に知覚可能な印を用いることができる。図形的印を戦略的に位置決めすることによって、マーケティング及び教育的目的のために主パッケージ表面に関連付けられたアートワークが図形的印によって過度に妨害されない。このため、一実施例では、パッケージは、ブランディング及びマーケティング要素を含む第1の図形と、ミシン目又はスコアリングの経路を目立たせるための第2の図形と、を含むことができ、ここで第2の図形はブランディング及びマーケティング要素と交差しない。
印の他の特徴は変化してもよい。例えば、図形的印は、様々な色、色合い、及び/又は寸法を有してもよい。また、触覚的に知覚可能な印は、様々な寸法(例えば、エンボス深さ)、彩度、頻度などを有してもよい。こうした特性は、段階的変化のように変化してもよく、又は勾配パターンなどにあるように徐々に変化してもよい。
ここまで、本開示はミシン目又はスコアリングの経路を含むパッケージの形態に焦点を当ててきたが、代替的な形態は、SLS経路、LSL経路、又はSLS経路とLSL経路との組み合わせに沿ったパッケージの開封及び再閉鎖の両方を行うために機械的締結手段を用いることができる。好適な機械的締結手段の例としてはジッパー及びさね継ぎ(tongue-and-groove)式閉鎖が挙げられる。
図9~図11の、特により大きなパッケージ49を参照すると、パッケージが運搬ハンドル80を含むことが望ましい場合がある。一実施例では、運搬ハンドル80はポリマーフィルムのストリップから形成することができる。より具体的な実施例では、ストリップは、その長さ寸法が積層体方向SDに沿って向けられてもよい。ストリップは、任意の好適な機構によってパッケージ又はパッケージフィルムの一部に接合することができる。図10に示す別の実施例では、運搬ハンドル80は、パッケージの端部シーム51から延在するフィン51cの延長部として形成することができる。端部シームフィン51cは、それを貫いて作られて運搬ハンドル80をもたらすハンドル切り抜き部81を有することができる。
また、図9~図14に提案されるように、ミシン目又はスコアリングの経路60の様々な構成及び位置が想到され、これらは複数で、かつ任意の組み合わせで含むことができる。しかし、上述したように、パッケージが、パッケージ中で折り先端部によって画定される積層体40の側面41又は42に近接して天蓋構造を画定する経路60の構成及び位置を少なくとも含むことが望ましい場合がある。このため、図9~図14に示される実施例で、積層体の第1の側面41が折り先端部によって画定され、下向きとなっている場合、経路60の構成がパッケージの底部に近接して天蓋構造を画定することが望ましい場合がある。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指定がない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図している。
相互参照される又は関連する特許若しくは出願のいずれも含めた、本明細書に引用されている全ての文書は、明示的に除外される、又は特に限定されない限り、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献と組み合わせたときに、そのような任意の発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (8)

  1. 複数の使い捨て吸収性物品を含むパッケージであって、
    折り畳まれた使い捨て物品の積層体を包囲して包装し、これにより略直方体形状を取って前記パッケージを形成する可撓性高分子フィルムであって、前記パッケージは、第1の方向に面してパッケージ幅を画定する第1の表面と、前記第1の表面の隣接し、第2の方向に面してパッケージ長さを画定する第2の表面と、前記第1の表面と前記第2の表面とのコーナー交差点と、を含む複数の外向きに面する表面を含む、フィルムと、
    前記パッケージングの開封を促進する前記フィルムにおけるミシン目又はスコアリングの経路であって、前記経路は、前記パッケージのために、その最初の開封後に再閉鎖可能な天蓋構造を画定するように、前記パッケージの全外周よりも短い第1の長さを延在する、経路と、
    前記ミシン目又はスコアリングの経路に近接して配置されて第2の長さを延在する図形的印と、を含み、
    前記第2の長さは前記第1の長さより短く、
    前記図形的印は、前記パッケージ幅のある割合を前記第1の表面に沿って、前記コーナー交差点に沿って、かつ前記前記パッケージ長さのある割合を前記第2の表面に沿って、延在し、
    前記パッケージ幅の前記ある割合は前記パッケージ長さの前記ある割合よりも大きい、パッケージ。
  2. 前記ミシン目又はスコアリングの経路は第1及び第2の終点を含み、前記第1及び第2の終点のうちの少なくとも一方は、好ましくは両方は、引裂応力分散機構を備える、請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記ミシン目又はスコアリングの経路は、少なくとも0.67:1かつ3:1以下のカット-ランド比を有するミシン目の経路を含む、請求項1又は2に記載のパッケージ。
  4. 前記ミシン目又はスコアリングの経路はガセット構造を横断しない、請求項1~3のいずれか一項に記載のパッケージ。
  5. 前記フィルムは多層フィルムである、請求項1~4のいずれか一項に記載のパッケージ。
  6. 前記積層体の第1の側面及び第2の側面のうちの1つに隣接して配置された運搬ハンドルを備える、請求項1~5のいずれか一項に記載のパッケージ。
  7. 前記第2のパッケージ表面から延在する端部シームフィンを備え、前記運搬ハンドルは前記端部シームフィンの延長部から形成されている、請求項6に記載のパッケージ。
  8. 前記複数の使い捨て吸収性物品は二つ折りおむつを備える、請求項1~8のいずれか一項に記載のパッケージ。
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