JP2023058395A - 制御方法、プログラム、及び表示システム - Google Patents

制御方法、プログラム、及び表示システム Download PDF

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Masato Iwai
一真 塚本
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Abstract

【課題】利用者の利便性の向上を図る。【解決手段】制御方法は、通信部と、操作部と、表示部32と、を有する情報端末3による施設の設備管理のためのアプリケーションによって実行される制御方法である。制御方法は、受信ステップと、表示ステップと、を有している。受信ステップでは、操作部への操作に基づいて、施設内の地図に関する第1地図情報、又は、施設内に設けられた設備の位置を示すポイントP1を含む地図に関する第2地図情報を、通信部を介して受信する。表示ステップでは、受信ステップにて受信した第1地図情報又は第2地図情報に基づいて、地図を表す地図画像G1及び地図画像G1とは別の要素を含む地図画面D1を、表示部32に表示させる。【選択図】図2

Description

本開示は、一般に制御方法、プログラム、及び表示システムに関し、より詳細には、本開示は、通信を行う制御方法、プログラム、及び表示システムに関する。
特許文献1には、施設に設けられた設備システムを制御するための制御システムが記載されている。特許文献1に記載の制御システムは、制御ユニットと、他ユニットとを備える。他ユニットは、通信ユニットと、電源ユニットとを含む。
特許文献1に記載の制御ユニットは、制御部と、取得部と、出力部とを有する。制御部は、施設に設置された1以上の設備システムを制御する。取得部は、制御ユニットに関する情報、及び制御ユニットに接続される他ユニットに関する情報の少なくとも一方を取得する。出力部は、取得部が取得した情報を報知又は所定の出力先に出力する。一例として、出力部は、取得部が取得した情報を制御ユニットが備えるディスプレイに出力する。
特開2020-48090号公報
特許文献1に開示されたような制御システム(表示システム)において、施設に設けられた設備システム(設備)を管理する管理者等の利用者の利便性を向上することが望まれている。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、利用者の利便性の向上を図ることが可能な制御方法、プログラム、及び表示システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る制御方法は、通信部と、操作部と、表示部と、を有する情報端末による施設の設備管理のためのアプリケーションによって実行される制御方法である。前記制御方法は、受信ステップと、表示ステップと、を有している。前記受信ステップでは、前記操作部への操作に基づいて、前記施設内の地図に関する第1地図情報、又は、前記施設内に設けられた設備の位置を示すポイントを含む前記地図に関する第2地図情報を、前記通信部を介して受信する。前記表示ステップでは、前記受信ステップにて受信した前記第1地図情報又は前記第2地図情報に基づいて、前記地図を表す地図画像及び前記地図画像とは別の要素を含む地図画面を、前記表示部に表示させる。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本開示の一態様に係る表示システムは、通信部と、操作部と、表示部と、を備えている。前記通信部は、他の機器と通信可能に構成されている。前記操作部は、ユーザの操作を受け付ける。前記表示部は、施設の設備管理のための画面を表示する。前記通信部は、前記操作部への操作に基づいて、前記施設内の地図に関する第1地図情報、又は、前記地図に前記施設内に設けられた設備の位置を示すポイントが含まれる第2地図情報を、受信する。前記表示部は、前記通信部によって受信された前記第1地図情報又は前記第2地図情報に基づいて、前記地図の地図画像及び前記地図画像とは別の要素を含む地図画面を表示する。
本開示の上記態様に係る制御方法、プログラム、及び表示システムによれば、利用者の利便性の向上を図ることができる。
図1は、実施形態に係る表示システムを含むシステム全体のブロック図である。 図2は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図3は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の別の一例を示す図である。 図4は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図5は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図6は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図7は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図8は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図9は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図10は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図11は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図12は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図13は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図14は、同上の表示システムの表示部に表示される画面の更に別の一例を示す図である。 図15は、同上の表示システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本開示に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、共通する要素についての重複する説明は省略する。以下の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)概要
まず、本実施形態に係る制御方法の概要について図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る制御方法は、表示システム(情報端末3)による施設100の設備管理のためのアプリケーションによって実行される制御方法である。本実施形態の制御方法は、複数(図1の例では2つ)の施設100の設備管理のためのアプリケーションによって実行される制御方法である。
表示システムは、図1に示すように、施設100に設けられた設備5を管理するためのシステムである。施設100は、例えば、工場、商業施設、アミューズメント施設、病院、事務所、ビル等の非住宅である。本実施形態では、表示システムは、施設100に設けられた複数(図示例では4つ)の設備5を管理するように構成されている。また、本実施形態では、複数の設備5は、図1に示すように、照明システム22と、空調システム23と、入退管理システム24と、環境システム25と、を含む。本実施形態の表示システムは、情報端末3にて実現されている。本実施形態の情報端末3は、スマートフォン若しくはタブレット端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータ等で実現される。本実施形態では一例として、管理者が携帯するスマートフォンが情報端末3である場合を想定する。情報端末3は、通信部31と、表示部32と、操作部33と、を有している。
本実施形態の制御方法は、情報端末3の操作部33への操作に基づいて、施設100内の地図に関する第1地図情報、又は、施設100内に設けられた設備5の位置を示すポイントP1(図2参照)を含む地図に関する第2地図情報を受信する。そして、図2に示すように、制御方法は、受信した第1地図情報又は第2地図情報に基づいて、施設100内の地図を表す地図画像G1及び地図画像G1とは別の要素(例えばボタンB1~B7等)を含む地図画面D1を、情報端末3の表示部32に表示させる。
本実施形態の制御方法によれば、施設100内の地図画面D1が情報端末3の表示部32に表示される。施設100の設備管理を行う管理者等は、地図画面D1を見ることで施設100の構造を把握することができるため、設備管理を行いやすくなる。すなわち、本実施形態の制御方法によれば、利用者の利便性の向上を図ることができる。
(2)詳細
次に、実施形態に係る表示システム(情報端末3)を含むシステム全体の構成について、図1を参照して説明する。情報端末3は、図1に示すように、ゲートウェイシステム1、設備管理システム2及びサーバ4と共に用いられ、1つのシステムを構成している。設備管理システム2は、施設100内に設けられている。ゲートウェイシステム1、情報端末3及びサーバ4は、施設100の外部に設けられている。
(2.1)ゲートウェイシステム
まず、ゲートウェイシステム1について、図1を参照して説明する。
図1に示すゲートウェイシステム1は、第1通信部11と、第2通信部12と、記憶部13と、制御部14と、を備える。
ゲートウェイシステム1は、異なるシステム同士を接続するためのシステムである。より詳細には、ゲートウェイシステム1は、設備管理システム2とサーバ4とを接続するためのシステムである。
ゲートウェイシステム1は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。ゲートウェイシステム1では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、ゲートウェイシステム1の各部の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
ゲートウェイシステム1は、例えば、ゲートウェイ機器、サーバ、又は、ローカルの設備である。
第1通信部11は、図1に示すように、設備管理システム2と通信するように構成されている。より詳細には、第1通信部11は、所定の通信方式に基づいて、設備管理システム2と通信する機能を有する。本実施形態の第1通信部11は、複数の設備管理システム2と通信する機能を有している。
第2通信部12は、サーバ4との間で規定された所定フォーマットに従った通信方式に基づいて、サーバ4と通信を行う。第2通信部12は、サーバ4との間で、サーバ4と設備管理システム2との連携機能に関する通信を行う。本開示でいう「サーバ4と設備管理システム2との連携機能」とは、サーバ4と設備管理システム2との連携に関する機能である。
記憶部13は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部13は、設備管理システム2から取得した情報及びサーバ4から取得した情報を記憶する。また、記憶部13は、ゲートウェイシステム1が各種の機能を実行するためのプログラムを記憶する。
制御部14は、ゲートウェイシステム1の各部を制御するように構成されている。より詳細には、制御部14は、第1通信部11と第2通信部12と記憶部13とを各別に制御するように構成されている。
(2.2)設備管理システム
設備管理システム2は、施設100に設けられた複数の設備5を管理するためのシステムである。本実施形態では、複数の設備5は、照明システム22と、空調システム23と、入退管理システム24と、環境システム25と、を含む。本開示において、「設備」とは、設備管理システム2によって管理される管理対象となり得る機器(システム)をいう。したがって、本実施形態では、設備管理システム2によって管理される複数の設備5が「設備」に該当し、複数の設備5を管理する設備管理システム2は「設備」に該当しない。
本開示において、「設備を管理する」とは、例えば、設備5を監視すること、設備5を制御することをいう。また、本開示において、「設備を監視する」とは、例えば、設備5の状態を確認すること、設備5の異常を確認することをいう。また、本開示において、「設備を制御する」とは、例えば、設備5を動作させること、設備5を停止させること、設備5の動作を変更させることをいう。
中央監視装置21、照明システム22、空調システム23、入退管理システム24、環境システム25及び操作装置26の各々は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。中央監視装置21、照明システム22、空調システム23、入退管理システム24、環境システム25及び操作装置26の各々では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、中央監視装置21、照明システム22、空調システム23、入退管理システム24、環境システム25及び操作装置26の各々の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
中央監視装置21は、施設100に設けられた複数の設備5(照明システム22、空調システム23、入退管理システム24及び環境システム25)を監視するための装置である。また、本実施形態の中央監視装置21は、施設100に設けられた複数の設備5を制御することが可能に構成されている。例えば、中央監視装置21は、サーバ4からの指示又はサーバ4を介した情報端末3からの指示に基づいて、複数の設備5を制御することが可能に構成されている。
照明システム22は、複数の照明器具と、照明制御コントローラ(コントローラ)と、を備える。各照明器具は、施設100の各フロアの天井に設置されている。本開示でいう「フロア」は、施設100の階層を意味する。照明制御コントローラは、例えば、中央監視装置21からの制御信号に従って、各照明器具の点灯、消灯、調光及び調色等を制御する。また、照明制御コントローラは、各照明器具の状態を示す状態情報を中央監視装置21に出力する。ここで、設備5が照明システム22の場合、状態情報は、例えば、各照明器具の点灯、消灯、調光及び調色等を含む。
空調システム23は、複数の空調装置231(図5参照)と、空調制御コントローラ(コントローラ)と、を備える。各空調装置231は、各空調装置231が設けられた施設100の各フロアの天井に設置されている。空調制御コントローラは、中央監視装置21からの制御信号に従って、各空調装置231のオン、オフ、温度及び運転切替等を制御する。また、空調制御コントローラは、各空調装置231の状態を示す状態情報を中央監視装置21に出力する。ここで、設備5が空調システム23の場合、状態情報は、例えば、各空調装置231のオン、オフ、温度及び運転切替等を含む。
入退管理システム24は、入退管理システム24が設けられた施設100の各フロアへの人の入退室を管理するためのシステムである。入退管理システム24は、複数の認証装置と、コントローラと、を備える。各認証装置は、例えば、カードリーダである。各認証装置は、施設100の各フロアにおける各部屋の出入り口に設置されている。入退管理システム24では、例えば、ユーザが所持するICカードを認証装置(カードリーダ)にかざして認証に成功した場合に、各部屋への入室が許可される。コントローラは、各認証装置の認証結果に基づく各部屋への人の入退室に関する情報を中央監視装置21に出力する。ここで、設備5が入退管理システム24の場合、状態情報は、例えば、各認証装置の状態(正常、異常)を示す情報を含む。
環境システム25は、複数の温度センサと、複数の湿度センサと、複数の照度センサと、コントローラと、を備える。各温度センサは、温度情報として、各部屋の温度(室内温度)を検出する。各湿度センサは、湿度情報として、各部屋の湿度(室内湿度)を検出する。各照度センサは、照度情報として、各部屋の照度(室内照度)を検出する。コントローラは、各温度センサから取得した温度情報、各湿度センサから取得した湿度、及び各照度センサから取得した照度情報を中央監視装置21に出力する。ここで、設備5が環境システム25の場合、状態情報は、例えば、各種センサの状態(正常、異常)を示す情報を含む。
ここで、本実施形態では、設備5に関連する関連情報は、設備5の周囲環境に関する環境情報を含む。環境情報は、例えば、上述の温度情報、湿度情報及び照度情報を含む。すなわち、本実施形態では、環境情報は、各種センサ(温度センサ、湿度センサ、照度センサ)によって取得可能なセンサ情報である。また、本実施形態では、関連情報は、施設100内に存在する人に関する情報を含み、例えば、上述の入退室に関する情報を含む。
操作装置26は、操作装置26が設けられた施設100に設けられた複数の設備5の状態を表示したり、複数の設備5に対して指示したりする。
また、本実施形態の設備管理システム2は、複数のビーコン発信機を備えている。複数のビーコン発信機は、例えば施設100の各部屋に設けられている。ビーコン発信機は、所定の通信方式でビーコン信号を送信する。所定の通信方式は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の通信方式である。なお、所定の通信方式はBLEに限定されず、所定の通信方式はWiFi(登録商標)等の通信方式でもよい。ビーコン発信機は、所定の時間間隔及び所定の送信電力でビーコン信号を送信する。ビーコン信号には、ビーコン発信機に固有の固有情報を含んでいる。
(2.3)表示システム
次に、表示システム(情報端末3)の構成について図1を参照して説明する。
図1に示す情報端末3は、例えば、設備管理システム2を遠隔で管理可能に構成された装置である。情報端末3は、例えば、設備管理システム2から離れた場所で設備管理システム2を管理することができる。上述のように、本実施形態の情報端末3は、施設100の設備管理を行う管理者が所持する携帯端末である。
情報端末3は、通信部31と、表示部32と、操作部33と、記憶部34と、制御部35と、撮像部36と、を備える。情報端末3は、サーバ4と通信するように構成されている。
情報端末3は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。情報端末3では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、情報端末3の各部の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部31は、他の機器と通信可能に構成されている。具体的には、通信部31は、サーバ4との間で、情報端末3と設備管理システム2との連携機能に関する通信を行う。より詳細には、通信部31は、情報端末3とサーバ4との間で共通に規定された所定フォーマットに従った通信方式に基づいて、情報端末3と設備管理システム2との連携機能に関する通信を行う。
通信部31は、操作部33への操作に基づいて、第1地図情報又は第2地図情報をサーバ4から受信する。第1地図情報は、施設100内の地図に関する情報である。本開示でいう「施設内の地図」は、施設100全体の地図及び施設100の一部の地図を含み得る。すなわち、「施設内の地図」は、施設100全体の地図、施設100に含まれる特定のフロアの地図、及びフロアに含まれる特定の領域の地図を含み得る。第2地図情報は、施設100内の地図にポイントが含まれる情報である。ポイントは、施設100内に設けられた設備5の位置を示す。本開示でいう「ポイント」は、施設100内に設けられた設備5の位置を示す座標等の位置情報を含み得る。
また、通信部31は、サーバ4を介して設備管理システム2と通信することにより、設備5の管理に関する管理情報を取得する。すなわち、本実施形態では、通信部31により取得部が構成されている。また、通信部31は、サーバ4を介して設備管理システム2と通信することにより、上述の状態情報及び関連情報を取得する。
ここで、本実施形態では、管理情報は、設備5の異常に関する情報、及び設備5の周囲環境の異常に関する情報の両方を含む。設備5の異常に関する情報は、例えば、設備5が故障した場合に発せられる警報情報を含む。設備5の周囲環境の異常に関する情報は、例えば、上述の各種センサ(温度センサ、湿度センサ、照度センサ)が故障した場合に発せられる警報情報を含む。すなわち、本実施形態では、管理情報は、設備5の故障時又は各種センサの故障時に発せられる警報情報を含む。
また、通信部31は、施設100に設けられた複数のビーコン発信機が発信するビーコン信号を受信可能に構成されている。更に、本実施形態の通信部31は、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)又は無線LAN(Local Area Network)等を介して、他の情報端末と通信可能に構成されている。本実施形態の通信部31は、他の情報端末との間で通話、電子メールの送受信、又は画像データ(撮像画像)の送受信等を行うことが可能である。
表示部32は、例えば、タッチパネルディスプレイで構成されている。表示部32は、施設100の設備管理のための画面を表示する。具体的には、図2に示すように、表示部32は、通信部31によって受信された第1地図情報又は第2地図情報に基づいて、地図の地図画像G1及び地図画像G1とは別の要素(例えばボタンB1~B7等)を含む地図画面D1を表示する。表示部32によって表示される地図画面D1等の画面については、後述の「(3)表示例」の欄で説明する。
図1に示す操作部33は、例えば、タッチパネルディスプレイで構成されている。操作部33は、作業者(ユーザ)による操作入力を受け付ける。より詳細には、操作部33は、表示部32に表示されている画面に対する作業者の操作入力を受け付ける。
記憶部34は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部34は、サーバ4から取得した情報、及びサーバ4を介して設備管理システム2から取得した情報を記憶する。また、記憶部34は、情報端末3が各種の機能を実行するためのプログラムを記憶している。
撮像部36は、撮像素子を有し、被写体を撮像して撮像画像G6(図12参照)を生成する。ここでいう「撮影画像」は、動画、静止画及びコマ送りの画像を含み得る。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの二次元イメージセンサである。
制御部35は、情報端末3の各部を制御するように構成されている。より詳細には、制御部35は、通信部31と表示部32と操作部33と記憶部34と、撮像部36と、を各別に制御するように構成されている。
本実施形態の制御部35は、通信部31によって受信された第1地図情報又は第2地図情報に基づいて、地図画面D1(図2参照)を表示部32に表示させる。また、制御部35は、通信部31によって受信された管理情報、状態情報、又は関連情報に基づいて、地図画面D1を含む画面の表示内容を変更する。
制御部35は、地図画面D1を含む画面に対する操作を操作部33が受け付けると、操作内容に基づいて画面の表示内容を変更する。また、本実施形態の制御部35は、通信部31によって受信されたビーコン信号に基づいて、情報端末3の現在位置を検知する。制御部35は、情報端末3の現在位置を示すポイントP2(図2参照)を含む地図画面D1を表示部32に表示させる。
また、本実施形態の制御部35は、地図画面D1を含む画面に対する操作に基づいて、施設100に設けられた複数の設備5を制御する指示を、サーバ4及びゲートウェイシステム1を介して設備管理システム2に出力することができる。
(2.4)サーバ
次に、サーバ4について図1を参照して説明する。
本実施形態のサーバ4は、複数の設備管理システム2と情報端末3とを連携させるための装置(システム)である。サーバ4は、通信部41と、制御部42と、記憶部43と、を備えている。
サーバ4は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。ゲートウェイシステム1では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、ゲートウェイシステム1の各部の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部41は、ゲートウェイシステム1及び情報端末3と通信可能に構成されている。
記憶部43は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部43は、設備管理システム2から取得した情報、及び情報端末3から取得した情報を記憶する。設備管理システム2から取得した情報には、第1地図情報又は第2地図情報を含み得る。また、記憶部43は、サーバ4が各種の機能を実行するためのプログラムを記憶する。
制御部42は、サーバ4の各部を制御するように構成されている。より詳細には、制御部42は、通信部41と記憶部43とを各別に制御するように構成されている。本実施形態の制御部42は、施設100に設けられた複数の設備5を制御する指示を、ゲートウェイシステム1を介して設備管理システム2に出力することができる。
(3)表示例
次に、本実施形態に係る表示システム(情報端末3)の表示部32の画面の例について、図2~図14を参照して説明する。図2~図14は、表示部32に表示される画面の具体例を示しており、領域を示す一点鎖線及び参照符号は説明のために表記しているに過ぎず、実際には、これらの一点鎖線及び参照符号は表示部32に表示されない。
(3.1)地図画面
本実施形態に係る制御方法によれば、図2に示すような地図画面D1を、情報端末3の表示部32に表示することができる。要するに、情報端末3がアプリケーションソフトを実行することで、情報端末3の表示部32には、地図画面D1が表示可能となる。
この地図画面D1は、管理者による施設100の管理業務を支援するための画面である。本実施形態に係る制御方法によれば、管理者は、管理対象である施設100の構造を容易に把握することができる。また、本実施形態に係る制御方法によれば、管理者は、施設100に設けられた複数の設備5を遠隔操作することできる。すなわち、本実施形態に係る制御方法によれば、管理者の利便性の向上を図ることができる。
なお、図2に示すように、管理者が情報端末3を縦向きに持っている場合、情報端末3の表示部32に表示される画面は、縦寸法が横寸法より大きい縦向きの画面となる。一方で、管理者が情報端末3を横向きに持っている場合、情報端末3の表示部32に表示される画面は、図6に示すような横寸法が縦寸法より大きい横向きの画面となる。
図2に示す地図画面D1は、本実施形態に係る制御方法にて表示部32に表示される画面の中で基本となる画面であって、いわゆるホーム画面(又はトップ画面)に相当する。
地図画面D1は、施設100内の地図を表す地図画像G1を含んでいる。本実施形態の地図画像G1は、施設100に設けられた設備5の位置を示すポイントP1を含んでいる。なお、本実施形態のポイントP1は、設備5におけるコントローラ(制御装置)の位置を示している。すなわち、管理者は、地図画像G1に含まれるポイントP1を確認することで、設備5のコントローラの位置を容易に把握することができる。
また、本実施形態のポイントP1は、ポイントP1の表示態様によって設備5の種類、設備5の状態、又は警報の発生状況を示している。本開示でいう「表示態様」とは、ポイントP1の形状、模様、色彩、動作、点滅、及び付加的画像等を含み得る。「付加的画像」は、例えば集中線等の、ポイントP1に付加される画像を含み得る。例えば、図8に示すポイントP3はポイントP1の一態様である。ポイントP3の表示態様(形状)は、ポイントP1に係る設備5において警報が発生していることを示している。
図1に示すように、本実施形態の地図画像G1は、情報端末3の位置を示すポイントP2を含んでいる。管理者は、地図画像G2に含まれるポイントP2を確認することにより、施設100内における情報端末3(管理者)の位置を容易に把握することができる。
また、地図画面D1は、第1領域R1と、第2領域R2と、第3領域R3と、第4領域R4と、を含んでる。第1領域R1~第4領域R4は、地図画像G1とは別の要素を表示するための領域である。
第1領域R1は、施設100の電源系統及び名称等を表示するための領域であり、一例として「1系統 管理棟」という文字列が表示されている。第1領域R1に表示される文字列は、地図画像G1とは別の要素である。
第2領域R2は、1以上(図2の例では3つ)のボタンB1~B3を表示する領域である。1以上のボタンB1~B3の各々は、施設100の各フロアに対応している。例えば、1以上のボタンB1~B3のうちのいずれか(図2の例ではボタンB2)は、他のボタン(例えばボタンB1,B3)と表示色が異なる。表示色の異なるボタンB2は、地図画像G1がボタンB2に対応するフロア(図2の例では2F)の地図を表していることを示している。なお、施設100が有するフロアが多い場合(例えば4フロア以上)、本実施形態の制御方法は、例えば第2領域R2に対する横方向のフリック操作又はスワイプ操作を受け付けることにより、第2領域R2に表示される1以上のボタンを横スクロールさせる。1以上のボタンB1~B3は、地図画像G1とは別の要素である。
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、表示部32に表示させる画面を、施設100の第1フロアの地図画面D1から第2フロアの地図画面D1に遷移させる。具体的には、管理者が1以上のボタンB1~B3のいずれかを操作(タッチ)すると、地図画面D1は、操作されたボタンに対応するフロアの地図画面D1に遷移する。すなわち、1以上のボタンB1~B3は、施設100が複数のフロアを有する場合に、表示部32に表示させる画面を施設100の第1フロア(例えば2F)の地図画面D1から第2フロア(例えば1F)の地図画面D1に遷移させるためのフロア遷移操作部である。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、フロア遷移操作部を操作することで、所望のフロアに対応する地図画面D1を確認することができる。
第3領域R3は、施設100のフロア全体の地図画像G2及び表示枠G21を表示する領域である。表示枠G21は、地図画像G1がフロア全体の地図画像G2のどの部分に対応するかを示す枠である。すなわち、地図画像G1は地図画像G2の少なくとも一部を表示している。フロア全体の地図画像G2のうち表示枠G21に囲われている部分が地図画像G1で表示されている部分である。
本実施形態の制御方法では、地図画面D1に対する所定の操作に基づいて、地図画面D1のうち地図画像G1を拡大又は縮小する。例えば、管理者は、表示部32に表示されている地図画面D1(地図画像G1)に対してピンチイン・ピンチアウト等の所定の操作を行うことで、地図画面D1のうちの地図画像G1を拡大又は縮小させることができる。例えば、作業者が地図画面D1に対してピンチイン操作を行うことにより、地図画像G2に対する地図画像G1の範囲が拡大される(図3参照)。本実施形態の制御方法によれば、管理者は地図画像G1の縮尺を任意に変更することができる。
なお、本実施形態の制御方法では、地図画面D1に対する所定の操作に基づいて、地図画像G2に対する表示枠G21の大きさも変更する。また、本実施形態の制御方法では、地図画像G1を拡大又は縮小しても、地図画像G1とは別の要素であるボタンB1~B7等の拡大又は縮小は行わない。
第4領域R4は、1以上(図2の例では4つ)のボタンB4~B7を表示する領域である。ボタンB4~ボタンB7は、地図画像G1とは別の要素である。ボタンB4の詳細については、「(3.8)警報履歴画面遷移部」の欄で説明する。ボタンB5の詳細については、「(3.10)検索画面遷移部」の欄で説明する。ボタンB6の詳細については、「(3.12)入力表示操作部」の欄で説明する。ボタンB7の詳細については、「(3.17)連絡操作部」の欄で説明する。
(3.2)情報表示操作部
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、地図画像G1に含まれているポイントP1に対応する設備5の状態に関する情報(状態情報)及び制御に関する情報の少なくとも一方を表示させるための情報表示操作部を、表示部32に表示させる。具体的には、管理者がポイントP1を操作(タッチ)すると、図4に示すように、地図画面D1上に情報表示画像G3が表示される。なお、情報表示画像G3は、地図画像G1とは別の要素である。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、情報表示画像G3を見ることで、ポイントP1に対応する設備5の状態に関する情報及び制御に関する情報の少なくとも一方を確認することができる。
情報表示画像G3は、情報表示操作部の一例である。情報表示画像G3は、設備5の状態を示す状態情報画像G31を含んでいる。状態情報画像G31は、設備5の状態情報に基づく画像であり、一例として「稼働中」という文字列が表示されている。なお、状態情報画像G31は文字列に限られず、例えば設備5が稼働中か停止中かを示す記号やアイコンであってもよい。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、状態情報画像G31を見ることで、ポイントP1に対応する設備5の状態を容易に把握することができる。
情報表示画像G3には、5つのボタンB8~B12が含まれている。ボタンB8は、情報表示画像G3の表示を終了させるためのボタン(操作部)である。情報端末3は、管理者によってボタンB8が操作されることにより、情報表示画像G3を非表示にする。
ボタンB9及びボタンB10は、設備5の制御を行うためのボタン(操作部)である。ボタンB9は、一例として「ON」という文字列を含んでいる。情報端末3は、管理者によってボタンB9が操作されることにより、設備5の状態をオン状態にする。ボタンB10は、一例として「OFF」という文字列を含んでいる。情報端末3は、管理者によってボタンB10が操作されることにより、設備5の状態をオフ状態にする。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、情報表示画像G3のボタンB9又はボタンB10を操作することにより、設備5の制御を遠隔で行うことができる。
(3.3)仕様画面遷移部
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、ポイントP1に対応する設備5の仕様を表す仕様画面D2(図5参照)を表示させるための仕様画面遷移部を、表示部32に表示させる。ボタンB11は、仕様画面遷移部の一例である。ボタンB11は一例として「設備仕様」という文字列を含んでいる。情報端末3は、管理者によってボタンB11が操作されることにより、表示部32に表示させる画面を、地図画面D1から仕様画面D2に遷移させる。
(3.4)仕様画面
図5に示すように、仕様画面D2は、第5領域R5と、第6領域R6と、を含んでいる。第5領域R5は、ポイントP1に対応する設備5の外観を示す画像G41が表示される領域である。図4の例では、設備5に含まれる空調装置231の外観を示す画像G41が表示されている。第6領域R6は、ポイントP1に対応する設備5の仕様を示す画像G42(表)が表示される領域である。図4の例では、設備5に含まれる空調装置231の仕様を示す画像G42が表示されている。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、仕様画面D2を見ることで、ポイントP1に対応する設備5の仕様を容易に把握することができる。なお、設備5の外観を示す画像G41及び設備5の仕様を示す画像G42は、設備5の詳細を示す画像G4に含まれる。
(3.5)作業履歴画面遷移部
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、ポイントP1に対応する設備5に対する作業履歴を表す作業履歴画面D3(図6参照)を表示させるための作業履歴画面遷移部を表示部32に表示させる。図4に示すボタンB12は、作業履歴画面遷移部の一例である。ボタンB12は一例として「作業履歴」という文字列を含んでいる。情報端末3は、管理者によってボタンB12が操作されることにより、表示部32に表示させる画面を、地図画面D1から作業履歴画面D3に遷移させる。
(3.6)作業履歴画面
図6に示すように、作業履歴画面D3は、作業履歴リストL1を含んでいる。図6に示す作業履歴リストL1は、「保存番号」、「キャプチャ画面」、「ポイント状態」、「テキストメモ」、及び「現場写真」の項目を関連付けたリストである。各項目の詳細については、「(3.14)保存画面」の欄で説明する。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、作業履歴画面D3を見ることで、設備5に行われた作業の履歴を容易に確認することができる。
(3.7)警報通知部
本実施形態の制御方法は、施設100に設けられた設備5において発生中の警報を通知する警報通知部を表示部32に表示させる。図7に示すように、本実施形態の地図画面D1は、警報通知画像G5を含み得る。警報通知画像G5は、地図画像G1とは別の要素である。警報通知画像G5は、施設100に設けられた設備5において発生中の警報を通知する警報通知部の一例である。なお、本実施形態の警報通知画像G5は、設備5において警報が発生した場合に、地図画面D1上にポップアップ表示される。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、警報通知画像G5を見ることで、施設100に設けられた設備5において警報が発生していることを容易に把握することができる。
また、警報通知画像G5には、ボタンB13が含まれている。ボタンB13は、警報通知画像G5の表示を終了させるためのボタンである。情報端末3は、管理者によってボタンB13が操作されることにより、警報通知画像G5を非表示にする。
本実施形態の制御方法は、警報通知部に対して所定の操作が行われることにより、地図画面D1(地図画像G1)を、警報が発生している設備5のポイントP3(図8参照)を含む地図画面D1(地図画像G1)に遷移させる(変更する)。具体的には、管理者が警報通知画像G5を操作(タッチ)すると、図7に示す地図画面D1から図8に示す地図画面D1に遷移する。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、警報通知画像G5を操作して警報が発生している設備5に対応するポイントP3が含まれた地図画面D1(地図画像G1)を見ることで、警報が発生している設備5の位置を容易に把握することができる。
(3.8)警報履歴画面遷移部
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、設備5の警報の履歴情報を含む警報履歴画面D4(図9参照)を表示させるための警報履歴画面遷移部を、表示部32に表示させる。地図画面D1の第4領域R4に含まれるボタンB4は、地図画面D1を警報履歴画面D4に遷移させるための警報履歴画面遷移部の一例である。情報端末3は、管理者によってボタンB4が操作されることにより、表示部32に表示させる画面を、地図画面D1から警報履歴画面D4に遷移させる。
(3.9)警報画面
図9に示すように、警報履歴画面D4は、警報履歴リストL2を含んでいる。警報履歴リストL2は、異常発生日時、異常確認の有無、異常の発生及び復旧の種別、デバイス名、各デバイスに割り当てられたID、警報名称及び警報の鳴動レベル等の各項目を含む。
本実施形態の制御方法は、警報履歴リストL2に対する操作に応じて、警報履歴リストL2に含まれる各項目の詳細を表示部32に表示させる。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、警報履歴画面D4を見ることで、設備5で過去に発生した警報の履歴を容易に確認することができる。
(3.10)検索画面遷移部
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、検索画面D5(図10参照)を表示させるための検索画面遷移部を、表示部32に表示させる。検索画面D5では、複数の施設100に含まれる一の施設100、一の施設100における複数のフロアのうち一のフロア、又は一の施設100における複数の設備5のうち一の設備5の指定を受け付け、受け付けた指定に関連する地図画面D1を検索対象とする。図2に示す地図画面D1の第4領域R4に含まれるボタンB5は、地図画面D1を検索画面D5に遷移させるための検索画面遷移部の一例である。情報端末3は、管理者によってボタンB5が操作されることにより、表示部32に表示させる画面を、地図画面D1から検索画面D5に遷移させる。
(3.11)検索画面
図10に示すように、検索画面D5は、第7領域R7と、第8領域R8と、を含んでいる。
第7領域R7は、電源系統、施設100、フロア、及び設備5等を検索するための検索入力欄C1と、検索を開始するためのボタンB14と、を表示するための領域である。管理者は、検索入力欄C1に任意の文字列を入力し、ボタンB14を操作することにより、任意の電源系統、施設100、フロア、及び設備5等を検索することができる。本開示でいう「設備を検索する」とは、設備5の名称(型番)を検索すること、及び、設備5の種類(例えば照明機器、空調機器等)を検索することを含み得る。
第8領域R8は、複数の選択候補を含むメニューM1を表示するための領域である。図10に示すメニューM1は、電源系統に対応する「第1系統」、「第2系統」、「第3系統」と表示された複数の選択欄を含んでいる。また、メニューM1は、施設100の名称に対応する「管理棟」、「タイヤ倉庫棟」と表示された複数の選択欄を含んでいる。また、メニューM1は、各施設100の各フロアに対応する複数の選択欄を含んでいる。
情報端末3は、管理者によって検索された施設100等に対応する地図画面D1又は管理者によって選択され選択欄に対応する施設100等に対応する地図画面D1を表示部32に表示する。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、表示部32に表示された検索画面D5にて所望の施設100等を検索又は選択することにより、所望の施設100等の地図画面D1を表示部32に表示させることができる。
また、本実施形態の制御方法は、管理者によって管理される施設100が複数ある場合に、第1施設の地図画面D1から第2施設の地図画面D1に画面を遷移させるための施設遷移操作部を、表示部32に表示させる。地図画面D1に含まれるボタンB5(図2参照)及び検索画面D5に含まれるメニューM1は、施設遷移操作部の一例である。図10の例では、「管理棟」が第1施設であり、「タイヤ倉庫棟」が第2施設である。なお、「管理棟」が第2施設であり、「タイヤ倉庫棟」が第1施設であってもよい。管理者は、表示部32に表示された検索画面D5にて所望の施設100を検索又は選択することにより、所望の施設100の地図画面D1を表示部32に表示させることができる。
(3.12)入力表示操作部
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、施設100で作業を行う管理者の作業内容を入力するための入力操作部を、表示部32に表示させる。図2に示す地図画面D1の第4領域R4に含まれるボタンB6は、施設100で作業を行う管理者の作業内容を入力するため入力操作部の一例である。本実施形態の情報端末3は、管理者によってボタンB6が操作されることにより、図11に示すように編集モードに移行する。図11に示すように、編集モードの情報端末3は、第4領域R4に複数(図11の例では3つ)のボタンB61~ボタンB63を表示させる。なお、3つのボタンB61~B63は、入力操作部の一例である。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、入力操作部を操作することで、作業内容を入力することができる。
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、撮像部36の起動又は撮像部36による撮像を開始させるための撮像操作部を表示させる。地図画面D1の第4領域R4に表示されたボタンB61は、撮像操作部の一例である。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、ボタンB61を操作することで、撮像部36の起動又は撮像部36による撮像を開始させることができる。
本実施形態の制御方法は、撮像部36で撮像した撮像画像G6を作業内容として入力する。図12に示すように、情報端末3は、操作部33への操作に基づいて、撮像部36によって撮像された撮像画像G6と、ポイントP1とを対応付けて表示する。
例えば、管理者は、自身が管理作業を行う設備5に対応するポイントP1を操作したうえで、ボタンB61を操作して撮像部36を起動させる。そして、管理者は、撮像部36で管理作業の対象となる設備5等を撮像することで、自身が管理作業を行う設備5の撮像画像G6(現場写真)を作業内容として入力することができる。
また、本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、文字を入力するための文字入力メニューM2を表示させる。情報端末3は、管理者によってボタンB62が操作されると、文字入力メニューM2を地図画面D1に表示させる。さらに、本実施形態の制御方法は、管理者によって入力された文字に基づくメモ画像G7を作業内容として入力する。図12に示すように、情報端末3は、文字入力メニューM2への操作に基づいて、管理者によって入力された文字を表示したメモ画像G7と、ポイントP1とを対応付けて表示する。
例えば、管理者は、自身が管理作業を行う設備5に対応するポイントP1を操作したうえで、ボタンB62を操作して文字入力メニューM2を表示させる。そして、管理者は、文字入力メニューM2を操作して文字を入力することで、自身が管理作業を行う設備5に関するメモを作業内容として入力することができる。
(3.13)保存画面遷移部
本実施形態の制御方法は、入力された作業内容を保存するための保存画面D6(図13参照)を表示させるための保存画面遷移部を、表示部32に表示させる。図12に示す地図画面D1の第4領域R4に含まれるボタンB63は、保存画面D6を表示させるための保存画面遷移部の一例である。本実施形態の情報端末3は、管理者によってボタンB63が操作されることにより、表示部32に表示させる画面を、地図画面D1から保存画面D6に遷移させる。
(3.14)保存画面
図13に示すように、保存画面D6は、第9領域R9と、第10領域R10と、を含んでいる。
第9領域R9は、作業内容を作業履歴として残す際の保存番号(保存名)を入力するための保存名入力欄C2を表示するための領域である。管理者は、保存名入力欄C2に任意の文字列を入力して作業内容を作業履歴として残す際の保存名を決定する。なお、作業内容の保存名は、デフォルトの状態で、作業日時と、施設100の名称及びフロアとが対応付けられた名称となっている。
第10領域R10は、作業内容を作業履歴として残す際に、作業履歴として残すデータの種類を選択する保存対象選択メニューM3を表示するための領域である。図13に示す保存対象選択メニューM3では、「キャプチャ画像」、「ポイント状態」、「テキストメモ」、及び「現場写真」のうちから作業履歴として残すデータの種類を選択することができる。図13の例では、「キャプチャ画像」、「ポイント状態」、「テキストメモ」、及び「現場写真」のすべてが作業履歴として残すデータの種類として選択されている。
ここで、本開示でいう「キャプチャ画像」とは、表示部32に表示されている画面をキャプチャした画像又は表示部32に表示されている画面に基づく画像を含み得る。また、「キャプチャ画像」は、例えば、ポイントP1に対して撮像画像G6及びメモ画像G7の少なくとも一方が対応付けられた状態の地図画面D1を含む。
本開示でいう「ポイント状態」は、設備5の種類、設備5の状態、又は警報の発生状況を、ポイントP1の表示態様又は文字で示した情報である。
「テキストメモ」は、管理者が文字入力メニューM2を操作して入力した文字のテキスト情報である。管理者が文字入力メニューM2を操作して入力した文字を、メモ画像G7とは別にテキスト情報として保存することで、後に例えばテキストマイニング等を行い、テキスト情報を活用することができる。
「現場写真」は、撮像部36によって撮像された撮像画像G6である。
第11領域R11は、ボタンB15及びボタンB16を表示するための領域である。本開示の制御方法は、入力操作部への操作に基づいて入力された作業内容を作業履歴として所定の記憶領域に記憶させる記憶ステップを更に有している。情報端末3は、管理者によってボタンB15が操作されることにより、入力操作部への操作に基づいて入力された撮像画像G6、メモ画像G7、及びテキスト情報等を所定の記憶領域に記憶させる。「所定の記憶領域」は、情報端末3の記憶部34、及びサーバ4の記憶部34を含み得る。また、「所定の記憶領域」は、設備管理システム2の中央監視装置21、照明システム22、空調システム23、入退管理システム24、環境システム25及び操作装置26の各々が有するメモリを含み得る。管理者による作業内容が作業履歴として所定の記憶領域に記憶されることで、管理者による作業内容の情報を後に活用することができる。
(3.15)報告画面遷移部
本実施形態の制御方法は、入力操作部への操作に基づいて入力された作業内容に関する情報を、通信部31が出力する出力ステップを、更に有している。また、本実施形態の制御方法は、入力操作部への操作に基づいて入力された作業内容に関する情報を出力するための報告画面D7(図14参照)を表示させるための報告画面遷移部を、表示部32に表示させる。図13に示す地図画面D1の第4領域R4に含まれるボタンB16は、報告画面D7を表示させるための報告画面遷移部の一例である。本実施形態の情報端末3は、管理者によってボタンB16が操作されることにより、表示部32に表示させる画面を、保存画面D6から報告画面D7に遷移させる。なお、本実施形態の情報端末3は、管理者によってボタンB16が操作されることにより、管理者による作業内容が作業履歴として所定の記憶領域に記憶させたうえで、表示部32に報告画面D7を表示させる。
(3.16)報告画面
図14に示すように、報告画面D7は、第12領域R12と、第13領域R13と、を含んでいる。
第12領域R12は、作業内容に関する情報を出力する宛先を入力する宛先入力欄C3、作業内容に関する情報にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)等を表示するための領域である。情報端末3は、宛先入力欄C3に対する操作に応じて、作業内容に関する情報の宛先を決定する。
第13領域R13は、ボタンB17及びボタンB18を表示するための領域である。本実施形態の情報端末3は、管理者によってボタンB17が操作されることにより、作業内容に関する情報を、通信部31に出力させる。また、本実施形態の情報端末3は、管理者によってボタンB18が操作されることにより、表示部32に表示させる画面を、報告画面D7から保存画面D6に遷移させる。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、ボタンB17を操作することで、作業内容に関する情報を、例えば管理者の上司等の情報端末に送信することができる。
(3.17)連絡操作部
本実施形態の制御方法は、操作部33への操作に応じて、他の情報端末と連絡するための連絡操作部を、表示部32に表示させる。図2に示す地図画面D1の第4領域R4に含まれるボタンB7は、他の情報端末と連絡するための連絡操作部の一例である。なお、ボタンB7は、保存画面D6及び報告画面D7等の地図画面D1から遷移した他の画面に表示されていてもよい。本実施形態の情報端末3は、管理者によってボタンB7が操作されることにより、他の情報端末と連絡を行う。本開示でいう「連絡」は、例えば、通話やチャット等を含み得る。本開示は、「連絡」が通話である場合を想定している。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、地図画面D1等に表示されるボタンB7を操作することで、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をすることができる。
本実施形態の制御方法は、連絡操作部への操作に基づいて、他の情報端末と通話状態にあるとき、地図画面D1又は地図画面D1から遷移した他の画面を表示部32に表示可能である。本実施形態の情報端末3は、ボタンB7への操作に基づいて、他の情報端末と通話状態にあるとき、地図画面D1又は地図画面D1から遷移した他の画面を表示部32に表示可能である。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をしながら、地図画面D1又は地図画面D1から遷移した他の画面を確認することができる。
また、本実施形態の制御方法は、連絡操作部への操作に基づいて、他の情報端末と通話状態にあるとき、地図画面D1又は地図画面D1から遷移した他の画面の少なくとも一部を他の情報端末に出力可能である。本実施形態の情報端末3は、ボタンB7への操作に基づいて、他の情報端末と通話状態にあるとき、地図画面D1又は地図画面D1から遷移した他の画面の一部を他の情報端末に出力可能である。例えば、情報端末3は、図12に示すような、ポイントP1に撮像画像G6及びメモ画像G7の少なくとも一方が対応付けられた状態の地図画面D1の少なくとも一部を他の情報端末に出力可能である。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をしながら、地図画面D1又は地図画面D1から遷移した他の画面の一部を上司等に見せることができる。
また、本実施形態の制御方法は、連絡操作部への操作に基づいて、他の情報端末と通話状態にあるとき、撮像部36が撮像している画像の少なくとも一部を他の情報端末に出力可能である。本実施形態の情報端末3は、ボタンB7への操作に基づいて、他の情報端末と通話状態にあるとき、例えば地図画面D1に表示されたボタンB61への操作に基づいて、撮像部36による撮像を開始させる。そして、情報端末3は、撮像部36が撮像している画像の少なくとも一部を他の情報端末に出力することが可能である。本実施形態の制御方法によれば、管理者は、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をしながら、撮像部36が撮像している画像の少なくとも一部を上司等に見せることができる。
(4)動作例
次に、本実施形態に係る情報端末3の動作例について、図15を参照して説明する。
まず、情報端末3は、操作部33に対する所定の操作があったか否かを判断する(S1)。操作部33が所定の操作を受け付けていない場合、情報端末3は操作部33に対する所定の操作がなかったと判断し(S1:No)、情報端末3は、操作部33に対する所定の操作があるまでステップS1の処理を繰り返す。一方、操作部33が所定の操作を受け付けている場合、情報端末3は操作部33に対する所定の操作があったと判断し(S1:Yes)、ステップS2の処理を行う。
情報端末3は、サーバ4と通信を行い、第1地図情報又は第2地図情報を受信する(S2)。そして、情報端末3は、第1地図情報又は第2地図情報に基づいて地図画面D1を、表示部32に表示させる(S3)。上述のように本実施形態の情報端末3は、ビーコン信号に基づいて、情報端末3の現在位置を検知する。そして、情報端末3は、検知した現在位置に応じて、地図画面D1を更新する。
地図画面D1を表示している情報端末3は、地図画面D1(操作部33)に対する操作があったか否かを判断する(S4)。操作部33が操作を受け付けていない場合、情報端末3は操作部33に対する操作がなかったと判断し(S4:No)、情報端末3は、処理を終了する。一方、操作部33が所定の操作を受け付けている場合、情報端末3は操作部33に対する操作があったと判断し(S4:Yes)、操作に応じて表示部32に表示ししている画面の表示を変更させる。そして、情報端末3は、処理を終了する。
なお、図2に示すフローチャートは、一例に過ぎず、処理の順番が適宜変更されてもよいし、処理が適宜追加又は削除されてもよい。
(5)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上記実施形態に係る制御方法と同様の機能は、表示システム(情報端末3)、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係るプログラムは、上記実施形態に係る制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における表示システム(情報端末3)は、例えば、制御部35に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における情報端末3としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1乃至複数の電子回路で構成される。
また、表示システム(情報端末3)における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは情報端末3に必須の構成ではない。情報端末3の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、情報端末3の少なくとも一部の機能は、クラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
上記実施形態では、施設100が非住宅である場合を例に説明したが、施設100は非住宅に限定されず、例えば、戸建て住宅、集合住宅(例えば、マンション)の各住戸等の住宅であってもよい。
上記実施形態では、設備5として、照明システム22、空調システム23、入退管理システム24及び環境システム25を例示しているが、これらのシステムは一例であって、これらのシステム以外であってもよい。
上記実施形態では、設備管理システム2の全体が施設100内に設けられているが、例えば、中央監視装置21及び操作装置26の少なくとも一方については施設100の外部に設けられていてもよい。すなわち、設備管理システム2(厳密には中央監視装置21)によって管理される複数の設備5が施設100内に設けられていればよい。
上記実施形態では、環境情報は、各種センサによって取得可能なセンサ情報を含んでいるが、環境情報は、例えば、気象庁のサーバのような外部システムから取得可能な気象情報を含んでいてもよい。あるいは、環境情報は、センサ情報と気象情報との両方を含んでいてもよい。
上記実施形態では、管理情報は、設備5の異常に関する情報、及び設備5の周囲環境の異常に関する情報の両方を含んでいるが、管理情報は、設備5の異常に関する情報のみを含んでいてもよいし、設備5の周囲環境の異常に関する情報のみを含んでいてもよい。要するに、管理情報は、設備5の異常に関する情報、及び設備5の周囲環境の異常に関する情報の少なくとも一方を含んでいればよい。
情報端末3は、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを用いて情報端末3の位置を検知してもよい。また、情報端末3は、管理者の位置を測定(推定)する測位システム(LPS:Local Positioning System)と連携することで、情報端末3の位置を検知してもよい。例えば、LPSは、管理者が携帯するビーコン発信機と、施設100内設けられた複数のビーコン受信機との通信情報に基づいて、ビーコン発信機(管理者)の位置を測定してもよい。なお、管理者が携帯するビーコン発信機は、情報端末3であってもよい。
施設100内における情報端末3又は管理者の位置に応じて、情報端末3による設備5の遠隔操作(制御)の操作可否が決められてもよい。例えば、設備5が設けられたフロアに管理者がいる場合、設備5が設けられた部屋に管理者がいる場合、設備5からの距離が所定の距離以下の位置に管理者がいる場合等に、情報端末3による設備5の遠隔操作を可能としてもよい。なお、GPSやLPS等の測位システムの代わりに、設備5が設けられた部屋に入室する際の認証情報(認証履歴)等を用いて、設備5が設けられた部屋に管理者がいるか否かを判断してもよい。
情報端末3の表示部32が表示する地図画面D1(地図画像G1)は、他の管理者(他の情報端末)の位置を示すポイントを含んでいてもよい。また、施設100内における他の管理者の位置に応じて、情報端末3による設備5の遠隔操作(制御)の操作可否が決められてもよい。例えば、動作の際に近くに人がいる必要がある設備5の遠隔操作を行う場合、設備5の近くに他の管理者がいることを条件として、情報端末3による設備5の遠隔操作を可能としてもよい。また、例えば、動作の際に近くに人がいない必要がある設備5の遠隔操作を行う場合、設備5の近くに他の管理者がいないことを条件として、情報端末3による設備5の遠隔操作を可能としてもよい。
情報端末3又は管理者が移動中の場合、操作部33に対する管理者の操作を情報端末3が受け付けないようにしてもよい。情報端末3又は管理者が移動しているか否かの判断は、例えば、情報端末3又は管理者の位置情報に基づいて行われる。また、情報端末3が加速度センサ等のセンサを備えることにより、管理者が移動しているか否かを判断してもよい。
警報通知画像G5は、設備5において警報が発生した場合、地図画面D1から遷移した検索画面D5等の他の画面においても表示されてもよい。
上記実施形態では、情報端末3がアプリケーションソフトを実行することで、情報端末3の表示部32に地図画面D1等の画面が表示される場合を例示したが、これに限られない。情報端末3の表示部32に地図画面D1等の画面を表示させるアプリケーションソフトを、例えばサーバ4等の情報端末3以外の装置が実行することで、情報端末3の表示部32に地図画面D1等の画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、情報端末3の表示部32に地図画面D1等の画面を表示させるアプリケーションソフトは、Webアプリケーションソフトであってもよい。例えば、情報端末3は、ブラウザ機能によって所定のURLにアクセスすることで、サーバ4がアプリケーションソフトを実行して生成した地図画面D1等の画面を、表示部32に表示させてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る制御方法は、通信部(31)と、操作部(33)と、表示部(32)と、を有する情報端末(3)による施設(100)の設備管理のためのアプリケーションによって実行される制御方法である。制御方法は、受信ステップと、表示ステップと、を有している。受信ステップでは、操作部(33)への操作に基づいて、施設(100)内の地図に関する第1地図情報、又は、施設(100)内に設けられた設備(5)の位置を示すポイント(P1)を含む地図に関する第2地図情報を、通信部(31)を介して受信する。表示ステップでは、受信ステップにて受信した第1地図情報又は第2地図情報に基づいて、地図を表す地図画像(G1)及び地図画像(G1)とは別の要素を含む地図画面(D1)を、表示部(32)に表示させる。
この態様によれば、例えば施設(100)の設備管理を行う管理者等は、地図画面(D1)を見ることで施設(100)の構造を把握することができるため、設備管理を行いやすくなる。すなわち、この態様によれば、利用者の利便性の向上を図ることができる。
第2の態様に係る制御方法では、第1の態様において、別の要素は、フロア遷移操作部(ボタンB1;ボタンB2;ボタンB3)を含む。フロア遷移操作部は、施設(100)が複数のフロアを有する場合に、施設(100)の第1フロアの地図画面(D1)から施設(100)の第2フロアの地図画面(D1)に画面を遷移させるための操作部である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、フロア遷移操作部(ボタンB1;ボタンB2;ボタンB3)を操作することで、所望のフロアに対応する地図画面(D1)を確認することができる。
第3の態様に係る制御方法では、第1又は第2の態様において、別の要素は、施設遷移操作部(メニューM1)を含む。施設遷移操作部は、施設(100)が複数ある場合に、第1施設の地図画面(D1)から第2施設の地図画面(D1)に画面を遷移させるための操作部である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、表示部(32)に表示された検索画面(D5)にて所望の施設(100)を検索又は選択することにより、所望の施設(100)の地図画面(D1)を表示部(32)に表示させることができる。
第4の態様に係る制御方法では、第1から第3のいずれかの態様において、地図画像(G1)は、施設(100)に設けられた設備(5)の位置を示すポイント(P1)を含む。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、地図画像(G1)に含まれるポイント(P1)を確認することで、設備(5)の位置を容易に把握することができる。
第5の態様に係る制御方法では、第4の態様において、別の要素は、情報表示操作部(情報表示画像G3)を含む。情報表示操作部は、地図画像(G1)に含まれているポイント(P1)に対応する設備(5)の状態に関する情報及び制御に関する情報の少なくとも一方を表示させるための操作部である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、情報表示操作部(情報表示画像G3)を見ることで、ポイント(P1)に対応する設備(5)の状態に関する情報及び制御に関する情報の少なくとも一方を確認することができる。
第6に態様に係る制御方法は、第1から第5のいずれかの態様において、地図画面(D1)に対する所定の操作に基づいて、地図画面(D1)のうち地図画像(G1)を拡大又は縮小する。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、地図画像(G1)の縮尺を任意に変更することができる。
第7の態様に係る制御方法では、第1から第6のいずれかの態様において、別の要素は、警報履歴画面遷移部(ボタンB4)を含む。警報履歴画面遷移部は、地図画面(D1)を、設備(5)の警報の履歴情報を含む警報履歴画面(D4)に遷移させるための操作部である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、警報履歴画面(D4)を見ることで、設備(5)で過去に発生した警報の履歴を容易に確認することができる。
第8の態様に係る制御方法では、第1から第7のいずれかの態様において、別の要素は、警報通知部(警報通知画像G5)を含む。警報通知部は、設備(5)において発生中の警報を通知する。制御方法は、警報通知部に対して所定の操作が行われることにより、地図画面(D1)を、警報が発生している設備(5)のポイント(P1)を含む地図画面(D1)に遷移させる。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、警報通知部(警報通知画像G5)を操作して警報が発生している設備(5)に対応するポイント(P1)が含まれた地図画面(D1)を見ることで、警報が発生している設備(5)の位置を容易に把握することができる。
第9の態様に係る制御方法では、第1から第8のいずれかの態様において、別の要素又は地図画面(D1)から遷移した他の画面は、他の情報端末と連絡するための連絡操作部(ボタンB7)を含む。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、地図画面(D1)等に表示される連絡操作部(ボタンB7)を操作することで、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をすることができる。
第10の態様に係る制御方法は、第9の態様において、連絡操作部(ボタンB7)への操作に基づいて他の情報端末と通話状態にあるとき、地図画面(D1)又は地図画面(D1)から遷移した他の画面を表示部(32)に表示可能である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をしながら、地図画面(D1)又は地図画面(D1)から遷移した他の画面を確認することができる。
第11の態様に係る制御方法は、第10の態様において、連絡操作部(ボタンB7)への操作に基づいて他の情報端末と通話状態にあるとき、地図画面(D1)又は地図画面(D1)から遷移した他の画面の少なくとも一部を他の情報端末に出力可能である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をしながら、地図画面(D1)又は地図画面(D1)から遷移した他の画面の一部を上司等に見せることができる。
第12の態様に係る制御方法では、第9から第11のいずれかの態様において、情報端末(3)は撮像部(36)を更に有している。制御方法は、連絡操作部(ボタンB7)への操作に基づいて他の情報端末と通話状態にあるとき、撮像部(36)が撮像している画像の少なくとも一部を他の情報端末に出力可能である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、例えば他の情報端末を所持する上司等と通話をしながら、撮像部(36)が撮像している画像の少なくとも一部を上司等に見せることができる。
第13の態様に係る制御方法では、第1から第12のいずれかの態様において、別の要素は、検索画面(D5)を表示する検索画面遷移部(ボタンB5)を含む。検索画面(D5)では、複数の施設(100)に含まれる一の施設(100)、一の施設(100)における複数のフロアのうち一のフロア、又は一の施設(100)における複数の設備(5)のうち一の設備(5)の指定を受け付け、受け付けた指定に関連する地図画面(D1)を検索対象とする。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、検索画面(D5)にて所望の施設(100)等を検索又は選択することにより、所望の施設(100)等の地図画面(D1)を表示部(32)に表示させることができる。
第14の態様に係る制御方法では、第1から第13のいずれかの態様において、別の要素は、入力操作部(ボタンB6)を含む。入力操作部は、施設(100)の管理者による作業内容を入力するための操作部である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、入力操作部(ボタンB6)を操作することで、作業内容を入力することができる。
第15の態様に係る制御方法では、第14の態様において、情報端末(3)は、撮像部(36)を更に有している。入力操作部(ボタンB6)は、撮像操作部(ボタンB61)を含む。撮像操作部は、撮像部(36)の起動又は撮像部(36)による撮像を開始させるための操作部である。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、撮像操作部(ボタンB61)を操作することで、撮像部(36)の起動又は撮像部(36)による撮像を開始させることができる。
第16の態様に係る制御方法は、第14又は第15の態様において、出力ステップを、更に有する。出力ステップでは、入力操作部(ボタンB6)への操作に基づいて入力された作業内容に関する情報を通信部(31)が出力する。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者は、作業内容に関する情報を、例えば管理者の上司等の情報端末に送信することができる。
第17の態様に係る制御方法は、第14から第16のいずれかの態様において、記憶ステップを、更に有する。記憶ステップでは、入力操作部(ボタンB6)への操作に基づいて入力された作業内容を作業履歴として所定の記憶領域(記憶部34;記憶部43)に記憶させる。
この態様によれば、例えば施設(100)の管理者による作業内容が作業履歴として所定の記憶領域(記憶部34;記憶部43)に記憶されることで、管理者による作業内容の情報を活用することができる。
第1の態様以外の構成については、制御方法に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第18の態様に係るプログラムは、第1から第17のいずれかの態様に係る制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
この態様によれば、例えば施設(100)の設備管理を行う管理者等は、地図画面(D1)を見ることで施設(100)の構造を把握することができるため、設備管理を行いやすくなる。すなわち、この態様によれば、利用者の利便性の向上を図ることができる。
第19の態様に係る表示システム(情報端末3)は、通信部(31)と、操作部(33)と、表示部(32)と、を備えている。通信部(31)は、他の機器と通信可能に構成されている。操作部(33)は、ユーザの操作を受け付ける。表示部(32)は、施設(100)の設備管理のための画面を表示する。通信部(31)は、操作部(33)への操作に基づいて、施設(100)内の地図に関する第1地図情報、又は、地図に施設(100)内に設けられた設備(5)の位置を示すポイント(P1)が含まれる第2地図情報を、受信する。表示部(32)は、通信部(31)によって受信された第1地図情報又は第2地図情報に基づいて、地図の地図画像(G1)及び地図画像(G1)とは別の要素を含む地図画面(D1)を表示する。
この態様によれば、例えば施設(100)の設備管理を行う管理者等は、地図画面(D1)を見ることで施設(100)の構造を把握することができるため、設備管理を行いやすくなる。すなわち、この態様によれば、利用者の利便性の向上を図ることができる。
100 施設
3 情報端末(表示システム)
31 通信部
32 表示部
33 操作部
34 記憶部(所定の記憶領域)
36 撮像部
43 記憶部(所定の記憶領域)
5 設備
B1 ボタン(フロア遷移操作部)
B2 ボタン(フロア遷移操作部)
B3 ボタン(フロア遷移操作部)
B5 ボタン(検索画面遷移部)
B6 ボタン(入力操作部)
B61 ボタン(撮像操作部)
B7 ボタン(連絡操作部)
D1 地図画面
D4 警報履歴画面
D5 検索画面
G1 地図画像
G3 情報表示画像(情報表示操作部)
G5 警報通知画像(警報通知部)
P1 ポイント
M1 メニュー(施設遷移操作部)

Claims (19)

  1. 通信部と、操作部と、表示部と、を有する情報端末による施設の設備管理のためのアプリケーションによって実行される制御方法であって、
    前記操作部への操作に基づいて、前記施設内の地図に関する第1地図情報、又は、前記施設内に設けられた設備の位置を示すポイントを含む前記地図に関する第2地図情報を、前記通信部を介して受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信した前記第1地図情報又は前記第2地図情報に基づいて、前記地図を表す地図画像及び前記地図画像とは別の要素を含む地図画面を、前記表示部に表示させる表示ステップと、
    を有する、
    制御方法。
  2. 前記別の要素は、前記施設が複数のフロアを有する場合に、前記施設の第1フロアの前記地図画面から前記施設の第2フロアの前記地図画面に画面を遷移させるためのフロア遷移操作部を含む、
    請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記別の要素は、前記施設が複数ある場合に、第1施設の前記地図画面から第2施設の前記地図画面に画面を遷移させるための施設遷移操作部を含む、
    請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. 前記地図画像は、前記施設に設けられた前記設備の位置を示す前記ポイントを含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記別の要素は、前記地図画像に含まれている前記ポイントに対応する前記設備の状態に関する情報及び制御に関する情報の少なくとも一方を表示させるための情報表示操作部を含む、
    請求項4に記載の制御方法。
  6. 前記地図画面に対する所定の操作に基づいて、前記地図画面のうち前記地図画像を拡大又は縮小する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記別の要素は、前記地図画面を、前記設備の警報の履歴情報を含む警報履歴画面に遷移させるための警報履歴画面遷移部を含む、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の制御方法。
  8. 前記別の要素は、前記設備において発生中の警報を通知する警報通知部を含み、
    前記警報通知部に対して所定の操作が行われることにより、前記地図画面を、警報が発生している前記設備の前記ポイントを含む前記地図画面に遷移させる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の制御方法。
  9. 前記別の要素又は前記地図画面から遷移した他の画面は、他の情報端末と連絡するための連絡操作部を含む、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 前記連絡操作部への操作に基づいて前記他の情報端末と通話状態にあるとき、前記地図画面又は前記地図画面から遷移した他の画面を前記表示部に表示可能である、
    請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記連絡操作部への操作に基づいて前記他の情報端末と通話状態にあるとき、前記地図画面又は前記地図画面から遷移した前記他の画面の少なくとも一部を前記他の情報端末に出力可能である、
    請求項10に記載の制御方法。
  12. 前記情報端末は撮像部を更に有し、
    前記連絡操作部への操作に基づいて前記他の情報端末と通話状態にあるとき、前記撮像部が撮像している画像の少なくとも一部を前記他の情報端末に出力可能である、
    請求項9から11のいずれか1項に記載の制御方法。
  13. 前記別の要素は、検索画面を表示する検索画面遷移部を含み、
    前記検索画面では、複数の前記施設に含まれる一の施設、前記一の施設における複数のフロアのうち一のフロア、又は前記一の施設における複数の設備のうち一の設備の指定を受け付け、受け付けた前記指定に関連する前記地図画面を検索対象とする、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の制御方法。
  14. 前記別の要素は、前記施設の管理者による作業内容を入力するための入力操作部を含む、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の制御方法。
  15. 前記情報端末は撮像部を更に有し、
    前記入力操作部は、前記撮像部の起動又は前記撮像部による撮像を開始させるための撮像操作部を含む、
    請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記入力操作部への操作に基づいて入力された前記作業内容に関する情報を前記通信部が出力する出力ステップを、更に有する、
    請求項14又は15に記載の制御方法。
  17. 前記入力操作部への操作に基づいて入力された前記作業内容を作業履歴として所定の記憶領域に記憶させる記憶ステップを、更に有する、
    請求項14から16のいずれか1項に記載の制御方法。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載の制御方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラム。
  19. 他の機器と通信可能に構成された通信部と、
    ユーザの操作を受け付ける操作部と、
    施設の設備管理のための画面を表示する表示部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記操作部への操作に基づいて、前記施設内の地図に関する第1地図情報、又は、前記地図に前記施設内に設けられた設備の位置を示すポイントが含まれる第2地図情報を、受信し、
    前記表示部は、前記通信部によって受信された前記第1地図情報又は前記第2地図情報に基づいて、前記地図の地図画像及び前記地図画像とは別の要素を含む地図画面を表示する、
    表示システム。
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