JP2023056369A - ホログラム撮像装置 - Google Patents

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輝吉 信川
Terukichi Nobukawa
祐太郎 片野
Yutaro Katano
正英 後藤
Masahide Goto
哲彦 室井
Tetsuhiko Muroi
啓 萩原
Hiroshi Hagiwara
義則 井口
Yoshinori Iguchi
紀彦 石井
Norihiko Ishii
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Abstract

Figure 2023056369000001
【課題】光源やレンズのNAを変更することなく、被写体に依存せずに分解能を向上することができる、ホログラム撮像装置を提供する。
【解決手段】インコヒーレントな光波を第1分割光と第2分割光に分割し、前記第1分割光と前記第2分割光に互いに異なる位相分布を付与し、その後、前記第1分割光と前記第2分割光を互いに干渉させてホログラムを形成し、撮影するホログラム撮像装置において、前記第1分割光及び前記第2分割光の一方を焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子で変調し、他方を焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子で変調し、これらを撮像素子の受光面で干渉させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はホログラム撮像装置に関し、特に、インコヒーレントディジタルホログラフィによるホログラム撮像装置に関する。
インコヒーレントディジタルホログラフィは、レーザーのようなコヒーレンスが高い光源を必要とせず、太陽光、LED、蛍光などの空間的にコヒーレンスが低い光源を用いて自己干渉の現象を利用することで、物体のホログラムを撮影できる(特許文献1)。この特徴から、インコヒーレントディジタルホログラフィは、ライダーや縞投影法などの能動的な立体撮影手法と異なり、特殊な光源を必要とせず、自然光環境下での受動的な立体撮影手法を実現できる。さらに、インコヒーレントディジタルホログラフィは、その原理が自己干渉に基づくため、ラグランジュ不変則の制約を受けず、従来のインコヒーレント結像系に対しておおよそ1.5倍以上、従来のコヒーレント結像系に対して2倍の分解能を有することが知られている(非特許文献1)。
従来の結像系と同様に、インコヒーレントディジタルホログラフィでも、その分解能は光の波長に比例し、光学系を構成するレンズの開口数(NA)に反比例している。したがって、撮影対象の細かさに応じて、光の波長及びレンズのNAを適切に設定する必要があり、分解能を向上するためには、光源の短波長化、レンズの高NA化が必要である。
特許第6416270号公報 特許第6245551号公報 特開2019-144520号公報 特開2010-127976号公報
J. Rosen, A. Vijayakumar, M. Kumar, M. R. Rai, R. Kelner, Y. Kashter, A. Bulbul, and S. Mukherjee, "Recent advances in self-interference incoherent digital holography," Advances in Optics and Photonics, Vol. 11, No. 1, pp. 1-66, (2019). J. Rosen and G. Brooker, "Non-scanning motionless fluorescence three-dimensional holographic microscopy," Nature Photonics, Vol. 2, pp. 190-195, (2008). J. Hong and M. K. Kim, "Single-shot self-interference incoherent digital holography using off-axis configuration," Optics Letters, Vol. 38, No. 23, pp. 5196-5199, (2013). T. Nobukawa, Y. Katano, M. Goto, T. Muroi, N. Kinoshita, Y. Iguchi, and N. Ishii, "Incoherent digital holography simulation based on scalar diffraction theory," Journal of Optical Society of America A, Vol. 38, Issue 7, pp. 924-932, (2021). T. Nobukawa, Y. Katano, T. Muroi, N. Kinoshita, and N. Ishii, "Sampling requirements and adaptive spatial averaging for incoherent digital holography," Optics Express, Vol. 27, No. 23, pp. 33634-33651, (2019).
光の波長を短くする場合には、白色光源から、より短い波長帯域の波長フィルターを適用するか、光源自体を短波長のものに変更することで実現できる。しかしながら、光源の波長を青色の波長(405nm程度)よりも短くすると、光学素子での光の吸収が大きくなってしまうため、波長の短波長化には限界がある。さらに、波長フィルターを適用する前者の方法では、撮像装置に複数枚の波長フィルターとそれを切り替える機構を搭載する必要があり、装置が複雑・高価になる課題がある。また、後者の方法でも、光源を変更するために、複数の光源を搭載する必要があり、同様の課題がある。また、太陽光、LED、蛍光灯の周囲光で撮影する場合や、蛍光自体を撮影する場合、被写体自体に赤色や緑色の長波長の成分がある場合には、短波長化によって分解能を向上することは困難である。
レンズのNAを大きくする場合には、NAが大きくなるほど、収差除去のために複数枚のレンズを組み合わせて高精度な配置技術でレンズ系が構成されており、レンズ系自体が大型・高価になってしまい、光源の波長を変える場合と同様に、撮像装置が複雑・高価になってしまう。
このように、波長やNAを変更する分解能向上手法では、撮像装置が複雑・高価になる傾向にあり、特に、光源の短波長化については、被写体に応じては適用できないケースが存在する。
したがって、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、従来の分解能向上手法に伴う装置が複雑・大型・高価になってしまう課題を解決し、光源やレンズのNAを変更することなく、被写体に依存せずに分解能を向上することができる、ホログラム撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るホログラム撮像装置は、インコヒーレントな光波を第1分割光と第2分割光に分割し、前記第1分割光と前記第2分割光に互いに異なる位相分布を付与し、その後、前記第1分割光と前記第2分割光を互いに干渉させてホログラムを形成し、撮影するホログラム撮像装置において、前記第1分割光及び前記第2分割光の一方を焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子で変調し、他方を焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子で変調し、これらを撮像素子の受光面で干渉させることを特徴とする。
また、前記ホログラム撮像装置は、焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさが、焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさよりも大きいことが望ましい。
また、前記ホログラム撮像装置は、さらに被写体からの光波を集光する集光レンズを備え、前記被写体と前記集光レンズとの距離を、前記集光レンズの焦点距離以下とすることが望ましい。
また、前記ホログラム撮像装置は、xを焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさとし、yを焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさとしたときに、前記撮像素子の位置を、レンズの機能を有する光学素子から、2xy/|x-y|以上離すことが望ましい。
また、前記ホログラム撮像装置は、インコヒーレントな光波を第1分割光と第2分割光に分割するビームスプリッターと、焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子としての凸面鏡と、焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子である凹面鏡とを備えることが望ましい。
また、前記ホログラム撮像装置は、前記凸面鏡と前記凹面鏡の一方を空間光変調器で置き換えることが望ましい。
また、前記ホログラム撮像装置は、インコヒーレントな光波を直線偏光にする第1の偏光子と、振動方向が直交する偏光成分の内の一方の偏光成分に焦点距離が正のレンズの位相変調を与え、他方の偏光成分は平面波とする空間光変調器と、前記空間光変調器で反射又は透過した2つの偏光成分を透過させる焦点距離が負のレンズと、2つの偏光成分の振動方向を一致させる第2の偏光子とを備えることが望ましい。
また、前記ホログラム撮像装置は、インコヒーレントな光波を直線偏光にする第1の偏光子と、振動方向が直交する偏光成分の内の一方の偏光成分に焦点距離が負のレンズの位相変調を与え、他方の偏光成分は平面波とする空間光変調器と、前記空間光変調器で反射又は透過した2つの偏光成分を透過させる焦点距離が正のレンズと、2つの偏光成分の振動方向を一致させる第2の偏光子とを備えることが望ましい。
本発明におけるホログラム撮像装置によれば、従来の分解能向上手法よりも光学系を簡易・小型とすることができ、光源やレンズのNAを変更することなく、被写体に依存せずに分解能を向上することができる。
本発明の第1の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。 本発明の第2の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。 本発明の第3の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。 本発明の第3の実施形態の変形例のホログラム撮像装置の概念図である。 本発明の第4の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。 本発明の第1分割光と第2分割光それぞれの光伝搬の概念図である。 本発明の光学系と従来技術の光学系を比較するための概念図である。 本発明と従来技術における分解能の比較を示す図である。 本発明の効果の検証のために用いた被写体を示す図である。 本発明と従来技術のホログラム撮像装置により、ホログラムを撮影・再構成した結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。ホログラム撮像装置は、集光レンズ2、ビームスプリッター3、凸面鏡4、凹面鏡5、波長フィルター6、撮像素子20、及び処理装置30を備えている。
集光レンズ2は、撮影対象の物体(被写体)1から反射・透過した、又は発せられた空間的かつ時間的にインコヒーレントな光波を集光する。被写体1と集光レンズ2との位置関係は、後述のとおり、被写体1を集光レンズ2に近づけるほど分解能が向上する。両者間の距離を集光レンズ2の焦点距離(被写体側焦点距離)以下に短く設定することが、より望ましい。なお、集光レンズ2は、光利用効率を向上することや、像倍率を調整するために有効であるが、必須ではない。集光レンズ2がない場合には、前側焦点距離が無限大のレンズで集光していることと同等であり、この場合でも、被写体1を光学系に近づけるほど分解能が向上する。
この後、ビームスプリッター3は、光波を第1分割光と第2分割光に分割する。また、ビームスプリッター3は、凸面鏡4又は凹面鏡5で反射した第1分割光及び第2分割光を合波する。ここでは、凸面鏡4に向かう光を第1分割光と呼び、凹面鏡5に向かう光を第2分割光と呼ぶが、両者は反対であっても構わない。
凸面鏡4は、第1分割光を反射し、第1分割光に所定の位相変化を与えてビームスプリッター3に向かわせる。ここで、凸面鏡4は光を発散させる方向に反射させ、背面からの透過光を想定したときの凹面レンズと同じ作用をするから、焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子と言うことができる。
凹面鏡5は、第2分割光を反射し、第2分割光に第1分割光とは異なる位相変化を与えてビームスプリッター3に向かわせる。ここで、凹面鏡5は光を集光する方向に反射させ、背面からの透過光を想定したときの凸面レンズと同じ作用をするから、焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子と言うことができる。なお、従来の光学系では、光を集光することで光利用効率を向上するために、第1分割光及び第2分割の両者ともに焦点距離が異なる凹面鏡が用いられていた。
波長フィルター6は、ビームスプリッター3で合波された第1分割光及び第2分割光の特定の帯域の波長を透過させ、時間的コヒーレンスを向上させる。なお、光源の時間的コヒーレンスが十分に高い場合には、波長フィルター6を用いなくてもよい。
撮像素子20は、波長フィルター6を透過した第1分割光及び第2分割光を受光する。撮像素子20の受光面(撮像素子面ということがある。)で、第1分割光と第2分割光が干渉し、ホログラムが形成される。撮像素子20により、これをディジタルホログラムとして撮影し、取得したホログラムを処理装置30に転送する。
処理装置30は、例えばメモリやCPUを備えたコンピュータで構成され、撮像したホログラムを記録することができ、また、得られたホログラムから像(立体像)を再生する像再生装置として機能することができる。
図1に示す光学系により、一つのホログラムが撮影できる。また、高品質な立体映像を得るために、必要に応じて、位相シフト素子を光学系に導入して、第1分割光と第2分割との位相差が異なる複数のホログラムを取得し、位相シフト法(非特許文献2)やオフアクシス法(非特許文献3)を適用してもよい。また、特許文献2や特許文献3に示すように、第1分割光及び第2分割を複数方向に分割する光学素子を用い、1回の撮影で複数枚のホログラムを撮影する手法を導入してもよい。
処理装置30における像再生について、一例を説明する。撮像したホログラム或いはホログラム群に対して位相シフト法やオフアクシス法の演算を適用して、撮像素子面における複素振幅分布O(x,y)を求める。次いで、次式(1)で示される伝搬計算を適用することにより、任意の距離zrにおける物体の像を再生することができる。
Figure 2023056369000002
ここで、FTはフーリエ変換演算子、iは虚数、λは波長、(x,y)は空間座標、u,vは空間周波数座標である。任意の距離zrの設定に関しては、撮影者が任意の値を入力してもよいし、被写体の奥行き位置情報を踏まえて入力してもよい。
なお、この伝搬計算自体に関しては、インコヒーレントホログラフィのホログラム撮像装置では一般的に用いられている計算方法である。また、位相シフト法やオフアクシス法に関しても、像を再構成する前に共役像、直接像、撮像素子のノイズを除去するための演算であり、ホログラフィの分野では一般的な技術である。本実施形態の特徴は、図1に示すように、負の焦点距離の光を生成する、凸面鏡4を用いる点にある。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。ホログラム撮像装置は、集光レンズ2、ビームスプリッター3、空間光変調器7、凹面鏡5、波長フィルター6、撮像素子20、及び処理装置30を備えている。第1の実施形態との違いは、凸面鏡4の代わりに空間光変調器7を用いる点である。第1の実施形態と共通の構成は説明を省略する。
空間光変調器7は、ビームスプリッター3を透過した第1分割光を反射し、第1分割光に所定の位相変化を与えてビームスプリッター3に向かわせる。ここで、空間光変調器7は、凸面鏡4と同様に光を発散させる方向に反射させるものであり、焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子である。空間光変調器7は、例えば、液晶素子により実現することができ、画素構造(マトリクス構造)をもった液晶ディスプレイのタイプの空間光変調器、或いは、液晶可変焦点レンズ(特許文献4)と同様の構造を有する空間光変調器を用いることができる。
その後の光学系の処理は、第1の実施形態と同じである。空間光変調器7で負の焦点距離の位相変調を受けた第1分割光と凹面鏡5で反射された第2分割光は、ビームスプリッター3で合波され、そのあと、波長フィルター6を透過して撮像素子20に入射する。撮像素子面で第1分割光と第2分割光が干渉し、ホログラムが形成される。撮像素子20は、これをディジタルホログラムとして撮影し、処理装置30に転送する。
凸面鏡4は既製品としてそれほど流通しておらず、焦点距離の選択肢が少なく、光学系を設計する際の自由度が制限される。一方、本実施形態では空間光変調器7を導入することで、任意の焦点距離の凸面鏡の位相分布を作りだすことができ、光学系の柔軟な設計が可能となる。
なお、本実施形態では、第1の実施形態の凸面鏡4を空間光変調器7で置き換えたが、空間光変調器7を焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子として構成し、第1の実施形態の凹面鏡5を空間光変調器7で置き換えることもできる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。第1の実施形態(図1)及び第2の実施形態(図2)は、2光束の干渉計に基づく装置であるのに対し、第3の実施形態は、共通光路干渉計を用いた装置である。本実施形態のホログラム撮像装置は、集光レンズ2、偏光子8、ビームスプリッター3、空間光変調器7、凹面レンズ9、偏光子10、波長フィルター6、撮像素子20、及び処理装置30を備えている。第1及び第2の実施形態と共通する構成は、説明を簡略化する。
集光レンズ2は、撮影対象の被写体1から反射・透過した、又は発せられた空間的かつ時間的にインコヒーレントな光を集光する。
1枚目の偏光子(第1の偏光子)8は、集光レンズ2からの光を直線偏光とする。なお、この直線偏光は、後述の空間光変調器7の液晶分子の軸に対して、45度傾いていることが望ましい。得られた直線偏光は、ビームスプリッター3を経て、空間光変調器7に入射する。
空間光変調器7は、入射した光を位相変調して反射する。空間光変調器7としては、液晶型のものを用いることができ、液晶分子の楕円形状に由来して、空間光変調器7で位相を変調する際に偏光の選択性が得られる。本実施形態では、振動方向が直交する2つの直線偏光(偏光成分)の内、一方の直線偏光(偏光成分)のみの位相分布を変調し、正の焦点距離のレンズ(凸面レンズ)の位相を付与する。1枚目の偏光子8の透過軸の角度は、液晶分子の長軸、或いは短軸に対して45度傾くように配置しているため、その直線偏光の水平、或いは垂直成分のうち、一方の直線偏光成分の位相だけを変調する。空間光変調器7で変調されていない他方の偏光成分は、平面の位相成分を有する光波(平面波)として反射される。
ビームスプリッター3は、空間光変調器7で変調・反射された光の方向を変え、凹面レンズ9に入射させる。
凹面レンズ9は、透過する光を拡散する方向へ屈折させる。したがって、空間光変調器7で変調されていない他方の偏光成分は、凹面レンズ9に入射させることで、負の焦点距離のレンズの位相を有する光となる。なお、凹面レンズ9は全ての偏光成分を屈折させることから、空間光変調器7で正の焦点距離のレンズ(凸面レンズ)の位相を付与された偏光成分に対しても、さらに負の焦点距離の位相が加わる。すなわち、本実施形態の光学系は、一方の偏光成分に対しては、空間光変調器7の凸面レンズと凹面レンズ9が合成焦点レンズとして機能することとなる。よって、空間光変調器7の正の焦点距離のレンズの位相変調を凹面レンズ9の位相変調よりも強くすることにより、一方の偏光成分に対して、合成焦点レンズとして正の焦点距離のレンズの位相変調を与えることができる。以上の変調の結果、分解能向上に必要な、第1分割光と第2分割光(異なる位相変調を受けた直交する2つの直線偏光)が得られる。
2枚目の偏光子(第2の偏光子)10は、直交する2つの直線偏光(偏光成分)を同一方向の直線偏光とする。これにより、第1分割光と第2分割光を撮像素子面上で干渉させることができる。
この後は、他の実施形態と同様に、第1分割光と第2分割光は、波長フィルター6を透過して撮像素子20に入射する。撮像素子20は、撮像素子面で形成されたホログラムを撮影し、処理装置30に転送する。
第1の実施形態(図1)及び第2の実施形態(図2)は、2光束の干渉計に基づいているため、空気の揺らぎや振動などの影響を受けやすく、画質が低下することが懸念されるが、本実施形態は共通光路干渉計を用いており、外乱に対するロバスト性が向上する。
(第3の実施形態の変形例)
図4は、第3の実施形態の変形例のホログラム撮像装置の概念図である。本変形例のホログラム撮像装置は、集光レンズ2、偏光子8、ビームスプリッター3、空間光変調器7、凸面レンズ11、偏光子10、波長フィルター6、撮像素子20、及び処理装置30を備えている。本変形例では、第3の実施形態の凹面レンズ9が、凸面レンズ11に変更されている。第3の実施形態と共通する構成は、説明を簡略化する。
撮影対象の被写体1から反射・透過した、又は発せられた空間的かつ時間的にインコヒーレントな光は、集光レンズ2で集光され、1枚目の偏光子8により直線偏光とされ、ビームスプリッター3を経て、空間光変調器7に入射する。
空間光変調器7は、例えば、液晶型のものを用いることができ、空間光変調器7で位相を変調する際に偏光の選択性が得られる。本変形例では、振動方向が直交する2つの直線偏光(偏光成分)の内、一方の直線偏光(偏光成分)のみの位相分布を変調し、負の焦点距離のレンズ(凹面レンズ)の位相を付与する。空間光変調器7で変調されていない他方の偏光成分は、平面の位相成分を有する光波として反射される。
ビームスプリッター3は、空間光変調器7で変調・反射された光の方向を変え、凸面レンズ11に入射させる。
凸面レンズ11は、透過する光を集光する方向へ屈折させる。したがって、空間光変調器7で変調されていない他方の偏光成分は、凸面レンズ11に入射させることで、正の焦点距離のレンズの位相を有する光となる。なお、凸面レンズ11は全ての偏光成分を屈折させることから、本変形例の光学系は、一方の偏光成分に対して、空間光変調器7の凹面レンズと凸面レンズ11が合成焦点レンズとして機能することとなる。よって、空間光変調器7の負の焦点距離のレンズの位相変調を凸面レンズ11の位相変調よりも強くすることにより、一方の偏光成分に対して、合成焦点レンズとして負の焦点距離のレンズの位相変調を与えることができる。以上の変調の結果、分解能向上に必要な、第1分割光と第2分割光が得られる。
この後、第1分割光と第2分割光は、2枚目の偏光子10により同一方向の直線偏光となり、波長フィルター6を透過して撮像素子20に入射する。撮像素子20は、撮像素子面で形成されたホログラムを撮影し、処理装置30に転送する。本変形例も、共通光路干渉計を用いており、外乱に対するロバスト性が向上する。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態のホログラム撮像装置の概念図である。本実施形態のホログラム撮像装置は、集光レンズ2、偏光子8、液晶レンズ12、凹面レンズ9、偏光子10、波長フィルター6、撮像素子20、及び処理装置30を備えている。本実施形態は、第3の実施形態の空間光変調器7を透過型の液晶レンズ12に変更した光学系であり、ビームスプリッター3が省かれている。第3の実施形態と共通する構成は、説明を簡略化する。
撮影対象の被写体1から反射・透過した、又は発せられた空間的かつ時間的にインコヒーレントな光は、集光レンズ2で集光され、1枚目の偏光子8により直線偏光とされ、透過型の液晶レンズ12に入射する。
液晶レンズ12は、入射した光に対しレンズと同様の位相変調を与える。液晶レンズ12も、空間光変調器7と同様に、液晶分子の楕円形状に由来して、位相を変調する際に偏光の選択性が得られる。本実施形態では、振動方向が直交する2つの直線偏光(偏光成分)の内、一方の直線偏光(偏光成分)のみの位相分布を変調し、正の焦点距離のレンズ(凸面レンズ)の位相を付与する。液晶レンズ12で変調されていない他方の偏光成分は、平面の位相成分を有する光波のまま液晶レンズ12を透過する。
凹面レンズ9は、透過する光を拡散する方向へ屈折させる。したがって、液晶レンズ12で変調されていない他方の偏光成分は、凹面レンズ9に入射させることで、負の焦点距離のレンズの位相を有する光となる。本実施形態においても、一方の偏光成分に対しては、液晶レンズ12(凸面レンズ)と凹面レンズ9が合成焦点レンズとして機能する。よって、液晶レンズ12の正の焦点距離のレンズの位相変調を凹面レンズ9の位相変調よりも強くすることにより、一方の偏光成分に対して、合成焦点レンズとして正の焦点距離のレンズの位相変調を与えることができる。以上の変調の結果、分解能向上に必要な、第1分割光と第2分割光が得られる。
この後、第1分割光と第2分割光は、2枚目の偏光子10により同一方向の直線偏光となり、波長フィルター6を透過して撮像素子20に入射する。撮像素子20は、撮像素子面で形成されたホログラムを撮影し、処理装置30に転送する。本実施形態は、透過型の液晶レンズ12を用いた光学系であり、ビームスプリッター3を必要としないため、光利用効率が高い。
なお、第4の実施形態のホログラム撮像装置の変形例として、液晶レンズ12を一方の直線偏光のみの位相分布を変調し、負の焦点距離のレンズ(凹面レンズ)の位相を付与するものとし、さらに、凹面レンズ9を凸面レンズに代えた光学系を用いてもよい。
本実施形態の構成により、液晶レンズ12は直交する2つの直線偏光(偏光成分)に対して、一方の直線偏光(偏光成分)のみに負の焦点距離のレンズ(凹面レンズ)の位相を付与する。他方の偏光成分は、平面の位相成分を有する光波のまま液晶レンズ12を透過し、次いで凸面レンズにより正の焦点距離のレンズの位相が付与される。なお、一方の直線偏光は、合成焦点レンズとして負の焦点距離のレンズの位相変調が与えられるようにする。こうして、変調の結果、直交する2つの直線偏光の一方が正の焦点距離の位相で他方が負の焦点距離の位相となり、必要な第1分割光と第2分割光が得られる。この後の光学系は第4の実施形態と同じである。本変形例も、光利用効率が高いホログラム撮像装置が得られる。
以上のように、分解能向上を実現する光学系の構成は、光学素子の選択次第で無数に存在するが、本発明で重要な点は、正と負の焦点距離の光を生成する点にある。図6に、本発明の第1分割光と第2分割光それぞれの光伝搬の概念図を示す。ここでは、被写体1を点光源としている。第1分割光は焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子(凹面レンズ)9によって変調され、負の焦点距離を有することから光が発散する。第2分割光は焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子(凸面レンズ)11によって変調され、正の焦点距離を有することから、光が集光し、その焦点距離を境に発散に転じる。第1分割光の焦点距離の大きさが、第2分割光の焦点距離の大きさよりも大きいとすると、光学素子からの距離Lにおいて、それぞれの光の直径Dが一致する面が存在する。
一般的に、光の干渉は、2つ以上の光が重なる位置でしか生じない。上述の光の直径が一致する面では、すべての光が干渉に寄与するため、最も分解能を向上することができる。したがって、第1分割光と第2分割光の直径が一致するように、撮像素子20を配置することが望ましい。この距離Lは、負のレンズの機能を有する光学素子9の焦点距離の大きさ|fd1|と、正のレンズの機能を有する光学素子11の焦点距離の大きさ|fd2|を用いて、レンズの機能を有する光学素子からL=2|fd1||fd2|/||fd1|-|fd2||の位置に対応している。
なお、上記のLの値は、被写体1を集光レンズ2の焦点に配置した場合であり、被写体1の位置がより集光レンズ2に近づいた場合には、第1分割光と第2分割光の直径が一致する距離Lは、さらに大きくなる。
(実施例と効果の検証)
図7は、本発明の光学系と従来技術の光学系を比較するための概念図である。従来のインコヒーレントディジタルホログラフィの光学系での第1分割光と第2分割光の振る舞いを可視化した概念図を、図7(a)に示す。従来の光学系では、分割面で分割された第1分割光は平行光として伝搬し、第2分割光は、正の焦点距離の位相を付与されており、集光している。
また、本発明のホログラム撮像装置の光学系での第1分割光と第2分割光の振る舞いを可視化した概念図を、図7(b)に示す。本発明においては、分割面で分割された第1分割光と第2分割光の一方(図7(b)では、第1分割光)に対し、負の焦点距離の位相が付与され、他方(図7(b)では、第2分割光)に対し、正の焦点距離の位相が付与される。
図7(a)及び図7(b)の、それぞれの光学系を用いた場合の撮影シミュレーションを実施した。なお、シミュレーションには、光の伝搬計算に基づく手法(非特許文献4)を用いた。各光学系のパラメータは、表1のように設定した。本発明と従来技術との異なる点は、第1分割光と第2分割光に付与する位相分布の焦点距離fd1とfd2であり、図7(a)の従来技術では、fd1を∞(平面)、fd2=400mmとし、図7(b)の本発明ではfd1=-400mm、fd2=200mmとした。
Figure 2023056369000003
集光レンズ2から被写体1までの距離を記録位置zsとし、非特許文献5に記載のインコヒーレントディジタルホログラフィの分解能の理論式を用いて、各光学系を用いた場合の分解能を評価した。本発明と従来技術における分解能の比較を図8に示す。図8(a)に示す従来技術の場合、zs=400mmの位置で最も分解能が高くなるが、zsがずれると分解能が劣化する傾向にある。一方で、図8(b)に示す本発明の場合、zs=400mmよりも小さな位置で、分解能が向上している。つまり、本発明では、波長やレンズのNAを変更することなく、被写体1の位置を集光レンズ2に近づけることにより分解能が向上する。
本発明の効果の検証のために、図8の“A”、“B”、“C”、“D”の位置に、被写体1を設置して、ホログラムから像を再構成するシミュレーションを行った。被写体1は、図9に示す、26μm離して配置した2つの点光源である。本発明と従来技術のそれぞれのホログラム撮像装置で、被写体1のホログラムを撮影・再構成した結果を図10に示す。なお、ホログラムを撮影する際に、4ステップの位相シフト法を用いた。図10(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、“A”、“B”、“C”、“D”の条件で撮影した結果に対応している。
図8(a)から従来技術では、“B”の場合に最も分解能が高く、記録位置zsをさらに短くした“A”の場合に、分解能が劣化していることがわかる。これらの条件に対応した、図10(a)、(b)においても、図8と同一の傾向が得られ、“A”よりも“B”の方が、2つの点光源がよく分離しており、比較的明瞭な像が得られていることがわかる。しかし、従来技術では図10(b)の分解能が限界である。
一方で、本発明では、図8(b)の理論的な分解能が示しているとおり、“D”よりも記録位置zsを短くした“C”の方が、分解能が向上する。“C”に対応する図10(c)の場合が、4つの画像の中で最も分解能が高く、2つの点光源が図10(d)よりも解像されていることがわかる。また、参考までに、図8から、“B”と“D”の条件では、分解能が同じことを示しているが、これは被写体1を集光レンズ2の焦点に配置した場合であり、図10(b)と(d)からもその傾向が同じであることがわかる。
なお、前述のとおり、集光レンズ2は必須ではなく、集光レンズ2を用いない場合でも、被写体1を光学系に近づけるほど分解能が向上する。本発明のホログラム撮像装置においては、被写体位置を、光学系或いは集光レンズに近づけることで、光の高周波成分をホログラムに反映することができ、その距離が短いほど分解能を向上できることが、シミュレーション結果からも確認された。
本発明のホログラム撮像装置は、立体映像のカメラとして用いることができ、3次元顕微鏡など、干渉計測・分析装置等に応用可能である。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形又は変更が可能である。例えば、実施形態に記載の各構成ブロック等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成ブロック等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 被写体
2 集光レンズ
3 ビームスプリッター
4 凸面鏡
5 凹面鏡
6 波長フィルター
7 空間光変調器
8 偏光子
9 凹面レンズ
10 偏光子
11 凸面レンズ
12 液晶レンズ
20 撮像素子
30 処理装置

Claims (8)

  1. インコヒーレントな光波を第1分割光と第2分割光に分割し、前記第1分割光と前記第2分割光に互いに異なる位相分布を付与し、その後、前記第1分割光と前記第2分割光を互いに干渉させてホログラムを形成し、撮影するホログラム撮像装置において、
    前記第1分割光及び前記第2分割光の一方を焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子で変調し、他方を焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子で変調し、これらを撮像素子の受光面で干渉させることを特徴とする、ホログラム撮像装置。
  2. 請求項1に記載のホログラム撮像装置において、
    焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさは、焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさよりも大きいことを特徴とする、ホログラム撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載のホログラム撮像装置において、
    さらに被写体からの光波を集光する集光レンズを備え、前記被写体と前記集光レンズとの距離を、前記集光レンズの焦点距離以下とすることを特徴とする、ホログラム撮像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のホログラムの撮像装置において、
    xを焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさとし、yを焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子の焦点距離の大きさとしたときに、前記撮像素子の位置を、レンズの機能を有する光学素子から、2xy/|x-y|以上離すことを特徴とする、ホログラム撮像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のホログラムの撮像装置において、
    インコヒーレントな光波を第1分割光と第2分割光に分割するビームスプリッターと、焦点距離が負のレンズの機能を有する光学素子としての凸面鏡と、焦点距離が正のレンズの機能を有する光学素子である凹面鏡とを備えることを特徴とする、ホログラム撮像装置。
  6. 請求項5に記載のホログラム撮像装置において、
    前記凸面鏡と前記凹面鏡の一方を空間光変調器で置き換えることを特徴とする、ホログラム撮像装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のホログラムの撮像装置において、
    インコヒーレントな光波を直線偏光にする第1の偏光子と、振動方向が直交する偏光成分の内の一方の偏光成分に焦点距離が正のレンズの位相変調を与え、他方の偏光成分は平面波とする空間光変調器と、前記空間光変調器で反射又は透過した2つの偏光成分を透過させる焦点距離が負のレンズと、2つの偏光成分の振動方向を一致させる第2の偏光子とを備えることを特徴とする、ホログラム撮像装置。
  8. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のホログラムの撮像装置において、
    インコヒーレントな光波を直線偏光にする第1の偏光子と、振動方向が直交する偏光成分の内の一方の偏光成分に焦点距離が負のレンズの位相変調を与え、他方の偏光成分は平面波とする空間光変調器と、前記空間光変調器で反射又は透過した2つの偏光成分を透過させる焦点距離が正のレンズと、2つの偏光成分の振動方向を一致させる第2の偏光子とを備えることを特徴とする、ホログラム撮像装置。
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