JP2023056323A - 有機発光素子、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、および移動体 - Google Patents

有機発光素子、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】 陽極と陰極との間の電流リークを抑制した有機発光素子を提供する。【解決手段】 有機発光素子は、基板10側から、反射層20と、第1の電極40と、発光層を含む有機層60と、第2の電極70と、をこの順に有する。反射層20は、第1の厚さを有する第1部分20aと、第1の厚さより小さい第2の厚さを有する第2部分20bと、を有する。基板10に対する平面視において、第1の電極40は、第2部分20bと重なっており、第1の電極40の縁の少なくとも一部は、第2部分20bと重なっている。【選択図】 図3

Description

本発明は、有機発光素子、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、および移動体に関する。
有機EL素子は、一対の電極とその間に配置されている発光層を含む有機化合物層とを有する発光素子である。有機EL素子は、面発光特性、軽量、視認性といった優れた特徴を生かし、薄型ディスプレイや照明器具やヘッドマウントディスプレイや電子写真方式プリンタのプリントヘッド用光源などの発光装置としての実用化が進みつつある。
特許文献1には、基体上に、反射層と、光透過性を有する陽極と、発光層と、光反射性および光透過性を有する陰極と、がこの順に積層され、光共振器構造を有するトップエミッション型の有機EL装置が記載されている。この構成により、反射層と陰極との間で発光層からの光を共振させることで、共振波長の光を増幅し、出射される光の輝度を高めることができる。
特許文献1に記載の有機EL装置では、画素周辺部において、反射層上に反射層よりも反射性の低い反射防止層が形成されており、画素周辺部における共振を防いでいる。画素周辺部における共振を防ぐことで、画素周辺部において意図しない波長の光が共振し、これにより目的の波長の光の出射輝度が低下してしまうことを抑制している。
特開2010-244694号公報
特許文献1に記載の有機EL装置では、画素周辺部において反射層の上に反射防止層を形成しているため、陽極(下部電極)を形成する前の下地の上面に高低差が生じている。すなわち、画素中央部では下地の上面が低く、画素周辺部では下地の上面が高い。
特許文献1では、このように上面の高さに高低差がある構成において、端部が画素周辺部の反射防止層の上に乗り上げるように陽極を形成している。この結果、陽極まで形成した状態においても大きな高低差が存在することとなる。発光層を含む有機層は、この上に画素中央部から画素周辺部、さらには隣接する画素にわたって連続して配される。しかし、下地に大きな高低差が存在すると、その高低差によって形成される有機層が著しく薄くなったり断絶したりしてしまう可能性がある。その結果、陽極と陰極との間の絶縁性が不十分となり、陽極と陰極との間で電流リークが発生する可能性があるという課題があった。
そこで本発明では、上述の課題に鑑み、陽極と陰極との間の電流リークを抑制した有機発光素子を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての有機発光素子は、基板側から、反射層と、第1の電極と、発光層と、第2の電極と、をこの順に有する有機発光素子であって、前記反射層は、第1の厚さを有する第1部分と、前記第1の厚さより小さい第2の厚さを有する第2部分と、を有し、前記基板に対する平面視において、前記第1の電極は、前記第2部分と重なっており、前記平面視において、前記第1の電極の縁の少なくとも一部は、前記第2部分と重なっていることを特徴とする。
本発明によれば、陽極と陰極との間の電流リークを抑制した有機発光素子を提供することができる。
第1の実施形態の発光装置の構成を示す平面図である。 第1の実施形態の発光装置の表示領域の一部分を示す平面図である。 第1の実施形態の発光装置が有する発光素子の断面図である。 第1の実施形態の発光装置を製造する各工程における模式断面図である。 第1の実施形態の発光装置を製造する各工程における模式断面図である。 第1の実施形態の発光装置を製造する各工程における模式断面図である。 第1の実施形態の発光装置を製造する各工程における模式断面図である。 第2の実施形態の発光装置の表示領域の一部分を示す平面図である。 第2の実施形態の発光装置が有する発光素子の断面図である。 第3の実施形態の発光装置の表示領域の一部分を示す平面図である。 第3の実施形態の発光装置が有する発光素子の断面図である。 第4の実施形態の発光装置の表示領域の一部分を示す平面図である。 第5の実施形態の発光装置の表示領域の一部分を示す平面図である。 第6の実施形態の発光装置の表示領域の一部分を示す平面図である。 第6の実施形態の変形例の発光装置の表示領域の一部分を示す平面図である。 表示装置の一例を表す模式図である。 (a)光電変換装置の一例を表す模式図、(b)電子機器の一例を表す模式図である。 (a)表示装置の一例を表す模式図、(b)折り曲げ可能な表示装置の一例を表す模式図である。 (a)照明装置の一例を示す模式図、(b)車両用灯具を有する自動車の一例を示す模式図である。 (a)ウェアラブルデバイスの一例を示す模式図、(b)ウェアラブルデバイスの一例で、撮像装置を有する形態を示す模式図である。 (a)画像形成装置の一例を表す模式図、(b)および(c)画像形成装置の露光光源の一例を表す模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態にかかる有機発光装置の詳細を説明する。なお、以下の実施の形態は、いずれも本発明の一例を示すのであり、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態などは、本発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本明細書において、「上に」、「下に」などの配置を示す語句は、構成同士の位置関係を、図面を参照して説明するために、便宜上用いている。また、構成同士の位置関係は、各構成を描写する方向に応じて適宜変化するものである。従って、明細書で説明した語句に限定されず、状況に応じて適切に言い換えることができる。また、「上」や「下」の用語は、構成要素の位置関係が直上又は直下で、かつ、直接接していることを限定するものではない。例えば、「絶縁層A上の電極B」の表現であれば、絶縁層Aの上に電極Bが直接接して形成されている必要はなく、絶縁層Aと電極Bとの間に他の構成要素を含むものを除外するものではない。
[第1実施形態]
図1~7を参照して、本発明の第1の実施形態に係る発光装置について説明する。
(発光装置の全体構成)
図1は、第1の実施形態の発光装置1の構成を示す平面図である。発光装置1は、基板10上(基板上)に複数の画素PXが二次元アレイ状に配置された表示領域101と、周辺回路102を有する。周辺回路102は、表示領域101に画像を表示するための回路であり、画像表示用のドライバである信号線駆動回路103(信号出力回路)と信号線駆動回路104(垂直走査回路)とを含んでもよい。
複数の画素PXのそれぞれは、複数の副画素SPを有する。本実施形態では、複数の画素PXのそれぞれは、第1の色の光を出射する第1の副画素SPRと、第2の色の光を出射する第2の副画素SPGと、第3の色の光を出射する第3の副画素SPBの3種類の副画素SPを有している。ここでは、第1の色の光の最大ピーク波長λR、第2の色の光の最大ピーク波長λG、第3の色の光の最大ピーク波長λBとしたときに、λR>λG>λBが成り立ち、第1の色、第2の色、および第3の色は、例えばそれぞれ赤色、緑色、および青色であるものとする。
なお、ここでは3つの副画素SPで1つの画素PXを構成する例について説明するが、1つの画素PXを構成する副画素SPは必ずしも3つである必要はない。例えば、複数の画素PXのそれぞれは、第1の副画素SPR、第2の副画素SPG、第3の副画素SPBの他に、第4の色を出射する第4の副画素SPWを有していてもよい。第4の色は、例えば白色や黄色であってもよい。あるいは、1つの画素PXが第2の副画素SPGを2つ有するようにして、4つの副画素SPで1つの画素PXを構成するようにしてもよいまた、本実施形態では副画素SPの配列がデルタ配列である例を示すが、これに限定はされず、ストライプ配列やスクエア配列、ベイヤー配列、ペンタイル配列であってもよい。
複数の副画素SPのそれぞれは、基板10の上面(第1の面)に配置された発光素子(有機発光素子)をそれぞれ有する。本実施形態では、第1の副画素SPRは第1の色の光を出射する発光素子を有し、第2の副画素SPGは第2の色の光を出射する発光素子を有し、第3の副画素SPBは第3の色の光を出射する発光素子を有する。
図2は、第1の実施形態の発光装置1の表示領域101の一部分を拡大した平面図である。図2では、各副画素SPにそれぞれ配された発光素子を構成する各層のうち、一部の層を透視し、他の一部の層のみを図示している。具体的には、発光素子を構成する各層のうちの、反射金属層22、バリア層23、第1の電極40と、基板10のみを図示している。
詳しくは後述するが、第1の電極40の上に配された画素分離膜50には開口51が形成されており、この開口51の内側において、有機層60と第1の電極40とが接している。この領域において第1の電極40から正孔または電子が有機層60へと注入され、有機層60に含まれる発光層において正孔および電子が再結合することによって発光が生じる。本実施形態では第1の電極40のうちの、画素分離膜50の開口51の内側において有機層60と接している領域が、各発光素子の発光領域41となる。
また、本実施形態では複数の副画素SPごとに第1の電極40がそれぞれ独立に設けられている。発光素子が駆動され発光する際には、第1の電極40には所定の電位が与えられる。本実施形態では、第1の電極40はコンタクト領域42において下層の配線と電気的に接続されている。下層の配線には画素駆動回路が接続されており、画素駆動回路が周辺回路102によって駆動されることで、発光素子の発光が制御される。
(発光素子の構造)
図3は、第1の実施形態の発光装置1が有する発光素子の断面図である。図3(a)は第1の副画素SPRに配された発光素子の断面図であり、図3(b)は第2の副画素SPGに配された発光素子の断面図であり、図3(c)は第3の副画素SPBに配された発光素子の断面図である。図3(a)は図2のI-I’断面であり、図3(b)は図2のII-II’断面であり、図3(c)は図2のIII-III’断面である。
それぞれの発光素子は、基板10の上面側(基板側)から、反射層(第1の層)20、絶縁層30、第1の電極40、画素分離膜50、有機層60、第2の電極70、封止層80、カラーフィルタ層92、樹脂層93、マイクロレンズ94、を有する。
基板10は、その上に形成される各層を支持できる材料で形成され、ガラス基板、ポリイミドなどのプラスチック基板、シリコン基板などの半導体基板などを好適に用いることができる。基板10は、ガラス、プラスチック、半導体などから構成される基材に加えて、トランジスタ等のスイッチング素子(不図示)や配線や層間絶縁膜など含んでいてもよい。トランジスタは半導体基板の内部に形成されたMOSトランジスタであってもよいし、TFTであってもよい。本実施形態では、基板10は、MOSトランジスタが形成されたシリコン基板上に、複数の配線層および複数の層間絶縁層が交互に積層された多層配線層を有している。
反射層20は、有機層60から発せられた光を反射して、有機層60から第2の電極70へ向かう方向へと光を出射させる層である。本実施形態では反射層20は、基板10の側から、バリア層21、反射金属層22、バリア層23、が積層された構造を有する。
バリア層21およびバリア層23は、反射金属層22に含まれる金属原子が下層の基板10または上層の各層へと拡散することを抑制する層であり、バリアメタル層とも呼ばれる。バリア層21の材料としては、Ti(チタン)、W(タングステン)、Mo(モリブデン)、Au(金)などの金属やその合金を用いることができる。基板10としてSi(シリコン)を含む基板を用い、反射金属層22としてAl(アルミニウム)を含む層を用いる場合には、バリア層21としてはTiNが好ましく用いられる。
反射金属層22は、有機層60から発せられる光の反射率の高い金属材料で構成される層である。反射金属層22は、有機層60から発せられる光のうちの強度の最も大きい波長の光の反射率が80%以上であることが好ましい。反射金属層22を構成する金属材料としては、例えば、Al(アルミニウム)やAg(銀)などの金属や、これらの金属にSi(シリコン)、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、Nd(ネオジム)などを添加した合金を使用することができる。
バリア層23は、反射金属層22の上に配される層である。バリア層23は、有機層60から発せられる光のうちの強度の最も大きい波長を第1波長としたときに、第1波長の光の反射率が、反射金属層22よりも低い。そのため、各発光素子の発光領域41の下方には、バリア層23は設けないことが好ましい。これにより、発光素子の光取り出し効率を高めることができる。一方で、発光領域41の下方以外の領域には、バリア層23を設けることが好ましい。バリア層23は反射率が反射金属層22よりも低いため、反射防止層としても機能する。反射層20のうちの、有機層60からの光を反射してもその発光素子から光を取り出すことができない領域に反射防止層としてのバリア層23を設けることが好ましい。これにより、反射層20で反射して、例えば隣接する発光素子などの意図しない発光素子から光が外部に放出されることを抑制することができる。その結果、発光素子および発光装置の発光の品位を高めることができる。
本実施形態では、図2のように、画素分離膜50の開口51は円形であり、したがって、発光領域41も円形である。バリア層23はこの発光領域41を平面視で囲むように配されている。すなわち、第1部分20aは、第2部分20bを平面視で囲んでいる。これにより、発光領域41の全周にわたってその外側に反射率の低い領域を設けることができるので、迷光を効果的に抑制し、意図しない発光素子からの光の放出を抑制することができる。なお、ここでの平面視は、基板10の上面に対して垂直な方向から見たときの平面視である。
したがって、図3に示されるように、反射層20は、バリア層23が設けられた第1部分20aと、バリア層23が設けられていない第2部分20bと、を有している。第1部分20aの厚さを第1の厚さT1とし、第2部分20bの厚さを第2の厚さT2とすると、T1>T2が成り立つ。すなわち、反射層20は、第1の厚さT1を有する第1部分20aと、第1の厚さT1よりも小さな第2の厚さT2を有する第2部分20bと、を有する。なお、ここでの厚さとは、基板10の上面に対して垂直な方向における長さを指す。本実施形態の場合、第1部分20aは基板10から反射層20の上面までの距離が第1距離である部分であり、第2部分20bは基板10から反射層20の上面までの距離が第1距離よりも小さい第2距離である部分であるとも言える。
なお、本実施形態の場合、後述するように反射金属層22の上にバリア層23を形成してから、エッチングによってバリア層23を部分的に除去して反射金属層22を露出させる。このとき、エッチングで除去されるバリア層23の下の反射金属層22はオーバーエッチングされる。そのため、反射金属層22の厚さ自体も、バリア層23が設けられている部分とバリア層23が設けられていない部分とで異なることとなる。より具体的には、反射金属層22のうちのバリア層23の下に位置する部分は、バリア層23が上に配されていない部分よりも厚さが大きい。なお、反射金属層22のうちのバリア層23の下に位置する部分のうちの一部、より具体的にはバリア層23が上に配されていない部分の近傍は、図3に示されるようにサイドエッチによって厚さが小さくなり得る。
上述のように、第1部分20aにはバリア層23が設けられており、第2部分20bにはバリア層23が設けられていない。そのため、第1部分20aの上面はバリア層23によって構成されており、第2部分20bの上面は反射金属層22によって構成されている。ここで、反射金属層22を第1材料からなる第1層、バリア層23を第1材料とは異なる第2材料からなる第2層、とすると、第1部分20aの上面は第2層によって構成されており、第2部分20bの上面は第1層によって構成されている、とも言える。なお、反射金属層22はその上面に薄い酸化被膜を有していてもよい。ここで、第1材料はアルミニウムを含んでもよく、第2材料は窒化物、酸化物、酸窒化物のいずれかであってもよい。第2材料はチタンの窒化物、チタンの酸化物、チタンの酸窒化物のいずれかであってもよく、チタンの窒化物であることが好ましい。また、上述のようにバリア層23をエッチングで除去する際のオーバーエッチングによって、第1部分20aの反射金属層22の厚さと第2部分20bの反射金属層22の厚さは異なっている。具体的には、第1部分20aにおける第1層の厚さは、前記第2部分20bにおける第1層の厚さよりも大きい。
絶縁層30は、反射層20の上に配され、透光性を有する絶縁層である。なお、ここでいう透光性とは、有機層60から発せられる光のうちの強度の最も大きい波長の光の透過率が90%以上であることをいう。
本実施形態では、絶縁層30は、下地絶縁膜31、第1の光学調整層32、第2の光学調整層33、第3の光学調整層34のうちの少なくとも1層を有する。各発光素子は、その発光素子から出射される光の色に応じて、反射層20のうちのバリア層23の無い領域(有効反射領域)の上に配される絶縁層30の層構成が異なる。より具体的には、第1の副画素SPRに配される発光素子の有効反射領域の上に配される絶縁層30Rは、反射層20の側から、第1の光学調整層32、第2の光学調整層33、第3の光学調整層34をこの順に有する。第2の副画素SPGに配される発光素子の有効反射領域の上に配される絶縁層30Gは、反射層20の側から、第2の光学調整層33、第3の光学調整層34をこの順に有する。第3の副画素SPBに配される発光素子の有効反射領域の上に配される絶縁層30Bは、第3の光学調整層34をこの順に有する。これにより、その発光素子から出射される光の色に応じて、有効反射領域の上に配される絶縁層30の厚さを異なる。すなわち、絶縁層30Rの厚さをT30R、絶縁層30Gの厚さをT30G、絶縁層30Bの厚さをT30Bとしたときに、T30R>T30G>T30Bが成り立つ。
本実施形態では、有効反射領域の上に配される絶縁層30の層構成を変えて厚さを調整することで、有機層60の発光層の発光位置と反射層20の反射面との間の光学距離を、発光素子ごとに最適化している。より具体的には、当該光学距離を、各副画素SPから出射される光に対して強め合わせの光学干渉条件を満たすようにしている。これにより、光学干渉により発光装置からの取り出し光を強めることができる。正面方向の取り出し光を強める光学条件とすれば、より高効率に正面方向に光が放射される。また、光学干渉により強められた光は、発光スペクトルの半値幅が、干渉前の発光スペクトルに比べて小さくなることが知られている。これにより、色純度を高くすることができる。
絶縁層30を構成する各層は、例えば、化学気相堆積法(CVD法)や物理蒸着法(PVD法)などで形成することができる。絶縁層30を構成する各層は、例えば、窒化シリコン(SiNx)、酸化シリコン(SiOx)、酸窒化シリコン(SiON)などで構成されてよい。
第1の電極40は、アノード(陽極)であり、それぞれの発光素子ごとに電気的に分離して配置される。換言すれば、第1の電極40は、副画素ごとに電気的に分離して配置される。第1の電極40は、下部電極や画素電極、個別電極などとも呼ばれる。第1の電極40は、透光性を有する導電材料で構成され、有機層60から発せられた光を透過して反射層20へと導き、反射層20で反射された光を透過して第2の電極70側から光を出射させる。第1の電極40を構成する材料としては、ITO、IZO、ZnO、AZO、IGZOなどの酸化物導電体などを用いることができる。また、第1の電極40は、適当な透光性を有するならば、積層構造であってもよい。なお、ここでいう透光性とは、有機層60から発せられる光のうちの強度の最も大きい波長の光の透過率が90%以上であることをいう。
画素分離膜50は、第1の電極40の上に、第1の電極40の端部を覆うように配され、各副画素SPの発光領域を画定する絶縁膜である。画素分離膜50に設けられた開口51の内側において、第1の電極40と有機層60とが接触している。画素分離膜50は、隔壁、バンク、PDLなどとも呼ばれる。画素分離膜50を構成する材料および形成方法は、絶縁層30と同様である。なお、絶縁層30を第1絶縁層、画素分離膜50を第2絶縁層、として区別することもできる。
有機層60は、第1の電極40と第2の電極70との間に配置されている。有機層60は、第1の電極40および画素分離膜50の上に、複数の発光素子に共通に、連続して配置されている。1つの有機層60を複数の発光素子で共有しているともいえる。有機層60は、1つの画素PXを構成する複数の副画素SPにわたって共通に配置されていてもよい。有機層60は、隣り合う画素PXと画素PXとの間では分離されていてもよいし、複数の画素PXにわたって共通に配置されていてもよい。有機層60は、発光装置1の画像を表示する表示領域101の全面わたって、一体的に形成されていてもよい。有機層60が複数の層から構成される場合には、その少なくとも一部の層が、複数の発光素子にわたって連続して配置されていてもよい。副画素SPのサイズが微細な場合には、特に、有機層60を複数の副画素SPにわたって共通に配置することが有効である。
第1の副画素SPRの有する第1の電極40を第1下部電極40R、第2の副画素SPGの有する第1の電極40を第2下部電極40G、第3の副画素SPBの有する第1の電極40を第3下部電極40Bとする。このとき、有機層60の少なくとも一部は、下記を満たしてもよい。第1下部電極40Rの上から第2下部電極40Gの上までの間、第2下部電極40Gの上から第3下部電極40Bの上までの間、および、第3下部電極40Bの上から第1下部電極40Rの上までの間、のうちの少なくとも2つにおいて連続して配置されていてもよい。また、第1下部電極40Rの上から第2下部電極40Gの上までの間、第2下部電極40Gの上から第3下部電極40Bの上までの間、および、第3下部電極40Bの上から第1下部電極40Rの上までの間、のすべてにおいて連続して配置されていてもよい。
なお、「連続して配置される」とは、途中で途切れることなく配置されることを意味する。また、「第1下部電極40Rの上から第2下部電極40Gの上までの間において連続して配置される」とは、第1下部電極40Rの上から第2下部電極40Gの上まで途切れることなく配置されていることを意味する。
有機層60は、第1の電極40から供給された正孔と第2下部電極40から供給された電子とが再結合して発光する発光層を含む。有機層60は、正孔輸送層、発光層、電子輸送層を含んでよい。有機層60は、発光効率、駆動寿命、光学干渉といった観点からそれぞれ適切な材料を選択することができる。正孔輸送層は、電子ブロック層や正孔注入層として機能してもよく、正孔注入層や正孔輸送層や電子ブロック層などの積層構造としてもよい。発光層は、異なる色を発光する発光層の積層構造でもよく、異なる色を発光する発光ドーパントを混合した混合層でもよい。発光層は、第1の色の光を発光する第1の発光材料、第2の色の光を発光する第2の発光材料、第3の色を発光する第3の発光材料を含んでいてもよく、各発光色を混合することによって白色光を得られるように構成されていてもよい。第1の色、第2の色、および第3の色は、例えばそれぞれ赤色、緑色、および青色であってもよい。発光層は、青色発光材料と黄色発光材料などの補色の関係の発光材料を含有していてもよい。また、電子輸送層は、正孔ブロック層や電子注入層として機能してもよく、電子注入層や電子輸送層や正孔ブロック層の積層構造としてもよい。
また、有機層60は複数の発光層と、複数の機能層間に配置される中間層と、を有していてもよく、発光装置1は、中間層が電荷発生層であるタンデム構造の発光装置であってもよい。タンデム構造は、電荷発生層と発光層との間に正孔輸送層や電子輸送層などの電荷輸送層を有していてもよい。
電荷発生層は、電子供与性の材料と電子受容性の材料を含み電荷を発生する層である。電子供与性の材料と電子受容性の材料とは、それぞれ、電子を与える材料およびその電子を受け取る材料である。これによって、電荷発生層には正および負の電荷が発生するため、電荷発生層よりも上方および下方の層に、正または負の電荷を供給することができる。電子供与性の材料は、例えば、Li(リチウム)、Cs(セシウム)などのアルカリ金属であってもよい。また、電子供与性の材料は、例えば、LiF(フッ化リチウム)、リチウム錯体、炭酸セシウム、セシウム錯体などであってもよい。この場合、Al(アルミニウム)、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)のような還元性の材料と共に含まれることで、電子供与性を発現してもよい。電子受容性の材料は、例えば、酸化モリブデンのような無機物であってもよく、[ジピラジノ[2,3-f:2’,3’-h]キノキサリン-2,3,6,7,10,11-ヘキサカルボニトリル](HAT-CN)のような有機物であってもよい。電子受容性の材料と電子供与性の材料は混合されていてもよいし、積層されていてもよい。
第2の電極70は、カソード(陰極)であり、有機層60の上に配置される。第2の電極70は、透光性を有する導電材料で構成され、第2の電極70の下面に到達した光の少なくとも一部を透過する。第2の電極70は、複数の発光素子にわたって連続的に形成され、複数の発光素子によって共有されている。有機層60と同様に、第2の電極70は、発光装置1の画像を表示する表示領域101の全面にわたって、一体的に形成されていてもよい。第2の電極70は、一部の光を透過するとともに、他の一部を反射する性質(すなわち半透過反射性)を有する半透過反射層として機能してもよい。第2の電極70は、例えばマグネシウムや銀などの金属、または、マグネシウムや銀を主成分とする合金、もしくは、アルカリ金属、アルカリ土類金属を含んだ合金材料から形成されうる。また、第2の電極70としては、ITO、IZO、ZnO、AZO、IGZOなどの酸化物導電体などが用いられてもよい。また、第2の電極70は、適当な透過率を有するならば、積層構造であってもよい。なお、ここでいう透光性とは、有機層60から発せられる光のうちの強度の最も大きい波長の光の透過率が90%以上であることをいう。
封止層80は、第2の電極70の上に、複数の発光素子にわたって連続的に形成され、複数の発光素子によって共有されている。封止層80は、透光性を有し、外部からの酸素や水分の透過性が低い無機材料を含んでいてもよい。封止層80は、防湿層や保護層などとも呼ばれる。封止層80は、例えば、窒化シリコン(SiNx)、酸窒化シリコン(例えば、SiON)、酸化アルミニウム(例えば、Al)、酸化シリコン(SiOx)および酸化チタン(例えば、TiO)などを含んでいてもよい。窒化シリコン、酸窒化シリコンは、例えば、CVD法またはスパッタリング法を用いて形成されてよい。一方、酸化アルミニウム、酸化シリコンおよび酸化チタンは、原子層堆積法(ALD法)を用いて形成されてよい。封止層80の構成材料と製造方法の組み合わせは、上記の例示に限定されないが、形成する層厚、それに要する時間など、を考慮して製造されてよい。封止層80は、第2の電極70を透過した光を透過し、十分な水分遮断性能があれば、単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。
カラーフィルタ層92は、封止層80の上に形成される。上述のように、カラーフィルタ層92は、第1のカラーフィルタ92Rと、第2のカラーフィルタ92Gと、第3のカラーフィルタ92Bと、を含んでもよい。第1のカラーフィルタ92Rは第1の色の光を透過し、第2のカラーフィルタ92Gは第2の色の光を透過し、第3のカラーフィルタ92Bは第3の色の光を透過する。第1カラーフィルタ92Rと第2カラーフィルタ92Gとのように、カラーフィルタ層92に含まれる隣接する2つのカラーフィルタは、隙間なく接していてもよい。また、カラーフィルタの端部が他の色のカラーフィルタの端部の上に重なるように配置されてもよい。
平坦化層91は、封止層80とカラーフィルタ層92との間に形成され、平坦化層93は、カラーフィルタ層92の上に形成される。平坦化層91は封止層80の上面の凹凸を平坦化し、平坦化層93はカラーフィルタ層92の上面の凹凸を平坦化する。平坦化層91および平坦化層93は、例えば樹脂で形成される。
マイクロレンズ94は、発光素子の発光領域の中心と平面視で重なるように配置されており、発光層60から発せられた光を屈折させて所望の方向へと効率的に取り出す機能を有する。なお、発光素子の発光領域は画素分離膜50の開口51で規定されるが、発光領域の中心は、その開口51の平面視における重心としてもよい。
マイクロレンズ94としては、従来公知ものを用いることができる。マイクロレンズ94の材質は、樹脂であってよい。マイクロレンズ94は、例えば、マイクロレンズ94を形成するための材料による膜を形成し、連続的な階調変化を有するマスクを用いて露光および現像することで形成することができる。このようなマスクとしては、グレーマスクや面積階調マスクを用いることが可能である。また、露光および現像プロセスで形成したマイクロレンズ94に対して、エッチバックを行うことにより、レンズ形状を調整してもよい。マイクロレンズ94の形状は、放射光を屈折させることができる形状であればよく、球面であっても非球面であってもよく、断面形状が非対称であってもよい。
マイクロレンズ94の出射面側、換言すればカラーフィルタ層92とは反対側は、マイクロレンズ94よりも屈折率が低い材料、典型的には空気で満たされていることが好ましい。これにより、マイクロレンズ94の集光効果を大きくすることができる。
本実施形態に係る発光素子は、発光領域41の下に配された反射層20と電気的に分離された、アノードコンタクト層24をさらに備えている。アノードコンタクト層24は、発光領域41の下に配された反射層20と同様の構成であり、同一プロセスで形成されたのちに、エッチングによって溝が形成されて分離される。したがって、アノードコンタクト層24と反射層20とは、同層に配されている。平面視においてアノードコンタクト層24が配された領域をアノードコンタクト領域と称する。このアノードコンタクト領域において、絶縁層30は開口301を有しており、この開口301を介して、アノードコンタクト層24と第1の電極40とが電気的に接続している。アノードコンタクト層24は導電部材であり、アノードコンタクト層24の下に配された導電プラグ(不図示)を介して、基板10の有する配線層と電気的に接続されている。したがって、アノードコンタクト層24と第1の電極40とが接続することによって、第1の電極40は基板10の有する配線層と電気的に接続される。なお、本実施形態では、アノードコンタクト層24の最上層はバリア層23としている。第1の電極40としてITOを用い、反射金属層22としてアルミニウムを用いた場合に、第1の電極40と反射金属層22とを直接コンタクトさせた際に抵抗が増大してしまう。そこで、第1の電極40と反射金属層22との間にアルミニウム以外の材料で構成されるバリア層23を挟んでコンタクトさせることによって、抵抗の増大を抑制することができる。
(本実施形態の特徴)
次に、本発明の第1の実施形態に係る発光装置が備える発光素子の特徴について説明する。
本実施形態の発光素子は、図3に示されるように、基板10に対する平面視において、第1の電極40が反射層20の第2部分20bと重なっている構成を有する。ここで、第2部分20bは、上述のように反射層20のうちの少なくともバリア層23が除去され、厚さが小さい部分である。そして、本実施形態の発光素子は、図2および図3に示されるように、基板10に対する平面視において、第1の電極40の縁の少なくとも一部が反射層20の第2部分20bと重なっている構成を有する。ここで、第1の電極40の縁とは、平面視における第1の電極40の外縁であり、図2において実線で示される部分である。本実施形態では、第1の電極40は、画素分離膜50の開口51と相似形状の略円形の部分と、略円形の部分からアノードコンタクト領域へと延びる延在部分とを有している。本実施形態では、延在部分においては反射層20の第1部分20aの上に配される部分を有するが、それ以外の部分は第2部分20bの上のみに配されている。
図3において、第1の電極40の縁(図3(a)~(c)における第1の電極40の右端)は反射層20のうちの厚さが薄い部分である第2部分20bの上に配されている。ここで、比較のための比較構成として、第1の電極40をさらに延在させて、反射層20のうちの厚さが厚い部分である第1部分20aの上に第1電極40の縁が配された場合を考える。このとき、図3(a)~(c)の右側に図示されている第1部分20aの上において、第3の光学調整層34と画素分離膜50との間に第1電極40が配されることとなる。
有機層60は、画素分離膜50までの各層によって形成される凹凸を有する面に形成される。本実施形態および比較構成においては、反射層20が第1の厚さT1を有する第1部分20aと、第2の厚さT2を有する第2部分20bと、を有するため、この厚さの差に起因した高低差が、有機層60を形成する直前の上面に存在している。高低差が大きい場合には、高低差がある部分において有機層60が薄くなりやすく、有機層60が分断される場合もある。その場合には、有機層60が薄くなった部分において、第1の電極40と第2の電極70との間で電流リークが発生する可能性がある。電流リークが発生すると、発光素子の発光効率が著しく低下し、発光不良となる可能性があり、発光装置の表示品位の低下につながる。
本実施形態と比較構成とで、有機層60を形成する直前の上面に存在する、第1部分20aの上の部分と第2部分20bの上の部分との間の高低差を考える。比較構成においては、第1部分20aの上には、基板10側から、絶縁層30、第1の電極40、画素分離膜50、が積層されている。一方、本実施形態においては、図3の右側の第1部分20aの上には、基板10側から、絶縁層30および画素分離膜50のみが積層されている。すなわち、本実施形態においては、図3の右側の第1部分20aの上には、第1の電極40が配されていないので、この厚さの分だけ、図3の右側の第1部分20aの上における有機層60を形成する直前の上面の高さが低くなっている。そのため、本実施形態では、比較構成よりも、第1部分20aの上の部分と第2部分20bの上の部分との間の高低差が小さくなっている。この結果、形成面の高低差に起因して有機層60が薄くなることが抑制され、第1の電極40と第2の電極70との間で生じる電流リークを抑制することができる。
(製造方法)
次に、本実施形態の発光素子および発光装置の製造方法(形成方法)について、工程順に説明する。図4~7は、第1の実施形態の発光装置1を製造する各工程における模式断面図である。図4~7では、副画素SPR、SPG、SPBにそれぞれ配された3種の発光素子のそれぞれについて、同一工程における模式断面図を並べて示している。なお、以下の説明中の寸法や材料、形成条件は一例であり、適宜別の寸法や手法を選択することもできる。
(1)図4(a)に示すように、基板10上に反射層20を形成し、パターニングする。本実施形態では、基板10は上述のようにMOSトランジスタが形成されたシリコン基板上に、複数の配線層および複数の層間絶縁層が交互に積層された多層配線層が積層された構造を有している。多層配線層の最上層は層間絶縁層であり、その上に、バリア層21、反射金属層22、バリア層23を順に形成する。ここでは、バリア層21およびバリア層23はTiN、反射金属層22はAl合金で形成する。その後、フォトリソグラフィによって反射層20をパターニングする。パターニング後の形状は図4(a)に示すように、副画素SPR、SPG、SPBにそれぞれ配された3種の発光素子のそれぞれで同じ形状である。
(2)図4(b)に示すように、反射層20が形成された基板10上に下地絶縁層31として酸化シリコン(SiOx)層を20nmの層厚で、CVD法により形成する。
(3)図4(c)に示すように、3種の副画素SPR、SPG、SPBのうちの第1の副画素SPRについてのみ、バリア層23をエッチングで除去する。これにより、第1の副画素SPRの有する反射層20は、第1部分20aと、バリア層23が設けられていない第2部分20bと、を有するようになる。なおこのとき、第1の副画素SPRにおいて反射層20上に形成されていた下地絶縁層31も部分的に除去され、また、反射金属層22のうちの上側の部分も除去される。
(4)図4(d)に示すように、最上面の全面に、第1の光学調整層32として酸化シリコン(SiOx)層を65nmの層厚で、CVD法により成膜する。
(5)図5(a)に示すように、3種の副画素SPR、SPG、SPBのうちの第2の副画素SPGについてのみ、バリア層23をエッチングで除去する。これにより、第2の副画素SPGの有する反射層20は、第1部分20aと、バリア層23が設けられていない第2部分20bと、を有するようになる。なおこのとき、第2の副画素SPGにおいて反射層20上に形成されていた下地絶縁層31および第1の光学調整層32も除去され、また、反射金属層22のうちの上側の部分も部分的に除去される。
(6)図5(b)に示すように、最上面の全面に、第2の光学調整層33として酸化シリコン(SiOx)層を55nmの層厚で、CVD法により成膜する。
(7)図5(c)に示すように、3種の副画素SPR、SPG、SPBのうちの第3の副画素SPBについてのみ、バリア層23をエッチングで除去する。これにより、第3の副画素SPBの有する反射層20は、第1部分20aと、バリア層23が設けられていない第2部分20bと、を有するようになる。なおこのとき、第3の副画素SPBにおいて反射層20上に形成されていた下地絶縁層31、第1の光学調整層32、第2の光学調整層33も除去され、また、反射金属層22のうちの上側の部分も部分的に除去される。
(8)図5(d)に示すように、最上面の全面に、第3の光学調整層34として酸化シリコン(SiOx)層を110nmの層厚で、CVD法により成膜する。本実施形態では第1の副画素SPRが赤色を出射する副画素であり、第2の副画素SPGが緑色を出射する副画素であり、第3の副画素SPBが青色を出射する副画素である。ここまでの工程により、第1の光学調整層32、第2の光学調整層33、第3の光学調整層34の合計膜厚が赤色の光が強め合わせられる干渉条件を満たすように、膜厚が調整される。また、第2の光学調整層33、第3の光学調整層34の合計膜厚が緑色の光が強め合わせられる干渉条件を満たすように、膜厚が調整される。さらに、第3の光学調整層34の膜厚が青色の光が強め合わせられる干渉条件を満たすように、膜厚が調整される。
(9)図6(a)に示すように、アノードコンタクト層24の上に配された絶縁層30(下地絶縁層31、第1の光学調整層32、第2の光学調整層33、第3の光学調整層34)にビア301を開口する。
(10)図6(b)に示すように、最上面の全面に第1の電極40としてITOを成膜した後に、フォトリソグラフィによってパターニングする。このとき、基板10に対する平面視において、図2に示される形状となるように、第1の電極40をパターニングする。これにより、各副画素において、ビア301を介してアノードコンタクト層24と第1の電極40とが電気的に接続される。また、各副画素において、図6(c)に示すように、第1の電極40の縁の少なくとも一部が、反射層20の第2部分20bと重なっている構成が得られる。本工程は、第1の電極40の縁の少なくとも一部が反射層20の第2の部分20bと重なるように、第1の電極40を形成する工程であるとも言える。なお、図6(b)と図6(c)は同じ工程における、同じ平面による断面図である。当該断面図における第2部分20bの左側の端部(一端部)を含む断面図が図6(b)であり、当該断面図における第2部分20bの右側の端部(他端部)を含む断面図が図6(c)である。
(11)図6(d)に示すように、最上面の全面に画素分離膜50としての酸化シリコン(SiOx)層をCVD法により成膜した後に、フォトリソグラフィによってパターニングし、各副画素に開口51を形成する。本実施形態では、開口51は第2部分20bと同心の円形の形状とするが、開口51の形状はこれに限定はされない。各副画素の表示領域101における位置に応じて、開口51の形状や開口51の副画素における位置を変えるようにしてもよい。
(12)図7(a)に示すように、最上面の全面に有機層60を真空蒸着により成膜する。本実施形態では、有機層60は、基板10側から、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層がこの順に積層された構造を有するため、本工程ではこれらの各層を順に成膜する。なお、ここでは最上層の全面(表示領域101の全面)に有機層60を成膜しているが、これに限定はされない。有機層60を構成する各層のうちの少なくとも一層を、画素PXまたは副画素SPごとに分離して成膜するようにしてもよい。有機層60を構成する各層のうちの少なくとも一層を、画素PXまたは副画素SPごとに分離して成膜する際には、成膜したい領域に開口を設けたシャドウマスクを用いて成膜を行うことが好ましい。
(13)図7(b)に示すように、最上面の全面に第2の電極としてのMgAg層を真空蒸着により成膜する。
(14)図7(c)に示すように、最上面の全面に封止層80を形成する。本実施形態では、封止層80は、基板10側から、窒化シリコン(SiNx)層、酸化アルミニウム(例えば、Al)層、窒化シリコン(SiNx)層がこの順に積層された構造を有する。まず、窒化シリコン(SiNx)層をCVD法によって成膜した後に、その上に、酸化アルミニウム層をALD法によって成膜する。その後、さらにその上に、窒化シリコン(SiNx)層をCVD法によって成膜する。図7(d)は、図7(c)と同じ工程における、同じ平面による断面図であり、当該断面図における第2部分20bの右側の端部(他端部)を含む断面図である。図7(c)と図7(d)の関係は、図6(b)と図6(c)の関係と同じである。
(15)平坦化層91を形成する。これにより、平坦化層91の形成前の最上面が有していた凹凸が平坦化される。
(16)カラーフィルタ層92を形成する。カラーフィルタ層92は第1のカラーフィルタ92R、第2のカラーフィルタ92G、第3のカラーフィルタ92B、を含んでおり、これらを順に形成して、カラーフィルタ層92が形成される。
(17)平坦化層93を形成する。これにより、カラーフィルタ層92の上面が有する凹凸が平坦化される。
(18)複数のマイクロレンズ94を形成する。複数のマイクロレンズ94のそれぞれは、複数の副画素SPとそれぞれ対応するように形成される。
これらの工程により、図3に示した構成が得られる。
[第2実施形態]
図8~9を参照して、本発明の第2の実施形態に係る発光装置について説明する。以下の説明では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図8は、第2の実施形態の発光装置の表示領域101の一部分を拡大した平面図である。なお、発光装置の全体の平面構成(副画素SPのレイアウト等)は第1の実施形態と同様である。図8では、図2と同様に、各副画素SPにそれぞれ配された発光素子を構成する各層のうち、一部の層を透視し、他の一部の層のみを図示している。具体的には、発光素子を構成する各層のうちの、反射金属層22、バリア層23、第1の電極40と、基板10のみを図示している。
本実施形態でも第1の実施形態と同様に、第1の電極40は、画素分離膜50の開口51と相似形状の略円形の部分と、略円形の部分からアノードコンタクト領域へと延びる延在部分とを有している。第1の実施形態では、延在部分の下に(すなわち、延在部分と基板10との間に)反射層20の第1部分20aが配されていた。一方、本実施形態では、延在部分の下のバリア層23が除去されており、延在部分の下には反射層20の第1部分20aが配されていない。これにより、第1の電極40の縁の全体が、第1部分20aの上に配されていない構造となっている。
図9は、第2の実施形態の発光装置が有する発光素子の断面図である。図9(a)は第1の副画素SPRに配された発光素子の断面図であり、図9(b)は第2の副画素SPGに配された発光素子の断面図であり、図9(c)は第3の副画素SPBに配された発光素子の断面図である。図9(a)は図8のIV-IV’断面であり、図9(b)は図8のV-V’断面であり、図9(c)は図8のVI-VI’断面である。図9に示されるように、第1実施形態では延在部分の下において存在していた反射層20の第1部分20aが除去されている。これにより、本実施形態では、発光領域41とコンタクト領域42との間に存在していた第1部分20aによる段差が軽減されている。この結果、第1の電極40と第2の電極70との間の電流リークの発生をより抑制することができる。
なお、本実施形態の構造は、第1の実施形態においてバリア層23を除去する工程において、第1の電極40が配される領域を含む領域のバリア層23を除去するようにすることで、形成可能である。
[第3実施形態]
図10~11を参照して、本発明の第3の実施形態に係る発光装置について説明する。以下の説明では、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図10は、第3の実施形態の発光装置の表示領域101の一部分を拡大した平面図である。なお、発光装置の全体の平面構成(副画素SPのレイアウト等)は第2の実施形態と同様である。図10では、図2と同様に、各副画素SPにそれぞれ配された発光素子を構成する各層のうち、一部の層を透視し、他の一部の層のみを図示している。具体的には、発光素子を構成する各層のうちの、反射金属層22、バリア層23、第1の電極40と、基板10と、溝部36のみを図示している。
本実施形態では、開口51を取り囲むように、有機層60を形成する際の下地となる面に、溝部36が形成されている。本実施形態では、画素分離膜50の上面に溝部36が形成されている。溝部36は、平面視において、第1の電極40と第1部分20aとの間にはいされている。溝部36は、例えば、第3の光学調整層34を、開口51を取り囲むようにエッチングして除去することで形成することができる。
図11は、第3の実施形態の発光装置が有する発光素子の断面図である。図11(a)は第1の副画素SPRに配された発光素子の断面図であり、図11(b)は第2の副画素SPGに配された発光素子の断面図であり、図11(c)は第3の副画素SPBに配された発光素子の断面図である。図11(a)は図10のVII-VII’断面であり、図11(b)は図10のVIII-VIII’断面であり、図11(c)は図10のIX-IX’断面である。図11に示されるように、本実施形態では、有機層60を形成する際の下地となる面に、溝部36が形成されているため、この溝部36の周辺において、溝部36の上に形成される有機層60の膜厚を薄くすることができる。これにより、この部分における有機層60の電気抵抗を高くすることができ、電子や正孔などのキャリアの移動度を低下させることができる。この結果、有機層60を伝ってキャリアが隣の副画素SPにまで流れてしまうこと(画素間リークとも称する)を抑制することができる。画素間リークが生じると、隣の副画素SPでも発光が生じてしまい、意図しない発光が生じてしまい好ましくない。したがって、本実施形態では、溝部36を設けることで画素間リークを抑制することができるため、発光や表示の色純度や品位を高めることができる。
なお、ここでは第3の光学調整層34を部分的に除去することで、有機層60を形成する際の下地となる面に溝部36を形成したが、これに限定はされない。第3の光学調整層34に溝部36を形成しない場合であっても、第1の電極40の縁と第1部分20aとの間の水平距離(基板10の主面と平行な方向における距離)を十分に大きくすることでも、同様の効果を得ることができる。上記距離Dを、例えば、第1の光学調整層32の膜厚t1と、第2の光学調整層33の膜厚t2と、第3の光学調整層34の膜厚t3と、画素分離膜50の膜厚tpの2倍と、の合計より大きく設定すればよい。すなわち、D>(t1+t2+t3+2tp)とすればよい。
また、画素分離膜50のうちの溝部36に配された部分の上面の高さは、第2の部分20bの上に配された第1の電極40の上面の高さよりも低いことが好ましい。これにより、溝部36における段差を急峻にすることができ、有機層60の膜厚を薄くする効果を高めることができる。また、第1の電極40の上に配された画素分離膜50の上面と第1の電極40の上面との間の段差も、有機層60の膜厚を薄くする効果を奏する。そのため、画素分離膜50の厚さは、第1の電極40の厚さの0.5倍以上2倍以下とすることが好ましい。
[第4実施形態]
図12を参照して、本発明の第4の実施形態に係る発光装置について説明する。以下の説明では、第1の実施形態または第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図12(a)は、第4の実施形態の発光装置の表示領域101の一部分を拡大した平面図である。なお、発光装置の全体の平面構成(副画素SPのレイアウト等)は第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、反射層20の第2の部分20bの形状および開口51の平面視における形状が第1の実施形態と異なる。第1の実施形態では、上述のように、画素分離膜50の開口51と、反射層20の第2の部分20bの形状は、基板10に対する平面視で円形としていた。一方、本実施形態では、図12(a)に示されるように、いずれの形状も六角形としている。また、第1の電極40の発光領域41の上に配される部分の形状も、平面視で六角形としている。このように、反射層20の第2の部分20bの形状を六角形とすることで、特に各副画素SPの配列をデルタ配列としたときに、表示領域101における各副画素SPの密度を高めることができる。また、開口51も六角形とすることで、各副画素の開口率を大きくすることができる。
図12(b)は、第4の実施形態の別の例の発光装置の表示領域101の一部分を拡大した平面図である。なお、発光装置の全体の平面構成(副画素SPのレイアウト等)は第2の実施形態と同様である。図12(b)に示される形態は、第2の実施形態と同様に、図12(a)に示される形態かから、第1の電極40の延在部分の下のバリア層23を除去した形態である。すなわち、この例においては、第1の電極40の延在部分の下には反射層20の第1部分20aが配されていない。これにより、第2の実施形態と同様に、第1の電極40と第2の電極70との間の電流リークの発生をより抑制することができる。
[第5実施形態]
図13を参照して、本発明の第5の実施形態に係る発光装置について説明する。以下の説明では、第4の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図13(a)、(b)は、第5の実施形態の発光装置の表示領域101の一部分を拡大した平面図である。なお、発光装置の全体の平面構成(副画素SPのレイアウト等)は第4の実施形態と同様である。
本実施形態では、画素分離膜50の開口51の平面視における形状が第4の実施形態と異なる。第4の実施形態では、上述のように、画素分離膜50の開口51を、反射層20の第2の部分20bの形状と相似形状の六角形としていた。一方、本実施形態では、図13(a)に示されるように、反射層20の第2の部分20bの形状は六角形であるものの、画素分離膜50の開口51の形状は円形としている。
[第6実施形態]
図14~15を参照して、本発明の第6の実施形態に係る発光装置について説明する。以下の説明では、第5の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図14(a)、(b)は、第6の実施形態の発光装置の表示領域101の一部分を拡大した平面図である。なお、発光装置の全体の平面構成(副画素SPのレイアウト等)は第5の実施形態と同様である。
第1~5の各実施形態では、反射層20が複数の副画素SPにわたって連続して設けられていたが、本実施形態では、反射層20が各副画素SPごとに独立して設けられている。反射層20を副画素SPごとに電気的に分離することで、反射層20の電位を副画素SPごとに独立に制御することが可能となる。反射層20の電位を副画素SPごとに独立に制御することで、クロストークを抑制することができるようになり、発光素子および発光装置の発光の品位をより一層高めることができる。
図15は、図14(a)に示した形態の変形例である。図15に示されるような形状とすることによって、副画素SPをさらに高密度に配置することができる。
[その他の実施形態]
図16は、本実施の形態に係る表示装置1000の一例を表す模式図である。表示装置1000は、上部カバー1001と、下部カバー1009と、の間に、タッチパネル1003、表示パネル1005、フレーム1006、回路基板1007、バッテリー1008、を有してよい。表示パネル1005として、上述の各実施形態の発光装置のいずれかを用いることができる。
タッチパネル1003および表示パネル1005には、それぞれフレキシブルプリント回路FPC1002及びフレキシブルプリント回路FPC1004が接続されている。回路基板1007には、トランジスタがプリントされている。バッテリー1008は、表示装置が携帯機器でなければ、設けなくてもよいし、携帯機器であっても、別の位置に設けてもよい。
本実施の形態に係る表示装置1000は、複数のレンズを有する光学部と、当該光学部を通過した光を受光する撮像素子とを有する光電変換装置の表示部に用いられてもよい。光電変換装置は、撮像素子が取得した情報を表示する表示部を有してよい。また、また、撮像素子が取得した情報を用いて情報を取得し、表示部は、それとは別の情報を表示するものであってもよい。表示部は、光電変換装置の外部に露出した表示部であっても、ファインダ内に配置された表示部であってもよい。光電変換装置は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラであってよい。
図17(a)は、本実施の形態に係る光電変換装置の一例を表す模式図である。光電変換装置1100は、ビューファインダ1101、背面ディスプレイ1102、操作部1103、筐体1104を有してよい。ビューファインダ1101は、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。または、本実施の形態で示した表示装置1000であってもよい。その場合、表示装置は、撮像する画像のみならず、環境情報、撮像指示等を表示してよい。環境情報には、外光の強度、外光の向き、被写体の動く速度、被写体が遮蔽物に遮蔽される可能性等であってよい。
光電変換装置1100は、不図示の光学部を有する。光学部は複数のレンズを有し、筐体1104内に収容されている撮像素子に結像する。複数のレンズは、その相対位置を調整することで、焦点を調整することができる。この操作を自動で行うこともできる。
本実施の形態に係る表示装置は、携帯端末の表示部に用いられてもよい。その際には、表示機能と操作機能との双方を有してもよい。携帯端末としては、スマートフォン等の携帯電話、タブレット、ヘッドマウントディスプレイ等が挙げられる。
図17(b)は、本実施の形態に係る電子機器の一例を表す模式図である。電子機器1200は、表示部1201と、操作部1202と、筐体1203を有する。表示部1201は、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。筐体1203には、回路、当該回路を有するプリント基板、バッテリー、通信部、を有してよい。操作部1202は、ボタンであってもよいし、タッチパネル方式の反応部であってもよい。操作部は、指紋を認識してロックの解除等を行う、生体認識部であってもよい。通信部を有する電子機器は通信機器ということもできる。
図18(a)及び図18(b)は、本実施の形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。図18(a)は、テレビモニタやPCモニタ等の表示装置である。表示装置1300は、額縁1301を有し表示部1302を有する。表示部1302は、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。
額縁1301と、表示部1302を支える土台1303を有している。土台1303は、図18(a)の形態に限られない。額縁1301の下辺が土台を兼ねてもよい。
また、額縁1301および表示部1302は、曲がっていてもよい。その曲率半径は、5000mm以上6000mm以下であってよい。
図18(b)は、本実施の形態に係る表示装置の他の例を表す模式図である。図18(b)の表示装置1310は、折り曲げ可能に構成されており、いわゆるフォルダブルな表示装置である。表示装置1310は、第一表示部1311、第二表示部1312、筐体1313、屈曲点1314を有する。第一表示部1311と第二表示部1312とは、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。
第一表示部1311と第二表示部1312とは、つなぎ目のない1枚の表示装置であってよい。第一表示部1311と第二表示部1312とは、屈曲点で分けることができる。第一表示部1311、第二表示部1312は、それぞれ異なる画像を表示してもよいし、第一および第二表示部とで一つの画像を表示してもよい。
図19(a)は、本実施形態に係る照明装置の一例を表す模式図である。照明装置1400は、筐体1401と、光源1402と、回路基板1403と、光学フィルタ1404と、光拡散部1405と、を有してよい。光源1402は、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。光学フィルタ1404は光源1402の演色性を向上させるフィルタであってよい。光拡散部1405は、ライトアップ等、光源の光を効果的に拡散し、広い範囲に光を届けることができる。光学フィルタ1404、光拡散部1405は、照明の光出射側に設けられてよい。必要に応じて、最外部にカバーを設けてもよい。
照明装置は例えば室内を照明する装置である。照明装置は白色、昼白色、その他青から赤のいずれの色を発光するものであってよい。それらを調光する調光回路を有してよい。照明装置は、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかと、それに接続される電源回路と、を有してよい。電源回路は、交流電圧を直流電圧に変換する回路である。また、白とは色温度が4200Kで昼白色とは色温度が5000Kである。照明装置はカラーフィルタを有してもよい。
また、本実施形態に係る照明装置は、放熱部を有していてもよい。放熱部は装置内の熱を装置外へ放出するものであり、比熱の高い金属、液体シリコン等が挙げられる。
図19(b)は、本実施の形態に係る移動体の一例である自動車の模式図である。当該自動車は灯具の一例であるテールランプを有する。自動車1500は、テールランプ1501を有し、ブレーキ操作等を行った際に、テールランプを点灯する形態であってよい。
テールランプ1501は、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。テールランプは、発光素子を保護する保護部材を有してよい。保護部材はある程度高い強度を有し、透明であれば材料は問わないが、ポリカーボネート等で構成されることが好ましい。ポリカーボネートにフランジカルボン酸誘導体、アクリロニトリル誘導体等を混ぜてよい。
自動車1500は、車体1503、それに取り付けられている窓1502を有してよい。窓は、自動車の前後を確認するための窓でなければ、透明なディスプレイであってもよい。当該透明なディスプレイは、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。この場合、発光装置が有する電極等の構成材料は透明な部材で構成される。
本実施の形態に係る移動体は、船舶、航空機、ドローン等であってよい。移動体は、機体と当該機体に設けられた灯具を有してよい。灯具は、機体の位置を知らせるための発光をしてよい。灯具は、上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。
図20を参照して、上述の各実施形態の表示装置の適用例について説明する。表示装置は、例えばスマートグラス、HMD、スマートコンタクトのようなウェアラブルデバイスとして装着可能なシステムに適用できる。このような適用例に使用される撮像表示装置は、可視光を光電変換可能な撮像装置と、可視光を発光可能な表示装置とを有する。
図20(a)は、1つの適用例に係る眼鏡1600(スマートグラス)を説明する。眼鏡1600のレンズ1601の表面側に、CMOSセンサやSPADのような撮像装置1602が設けられている。また、レンズ1601の裏面側には表示装置が設けられており、表示装置は上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。
眼鏡1600は、制御装置1603をさらに備える。制御装置1603は、撮像装置1602と各実施形態に係る表示装置に電力を供給する電源として機能する。また、制御装置1603は、撮像装置1602と表示装置の動作を制御する。レンズ1601には、撮像装置1602に光を集光するための光学系が形成されている。
図20(b)は、1つの適用例に係る眼鏡1610(スマートグラス)を説明する。眼鏡1610は、制御装置1612を有しており、制御装置1612に、撮像装置1602に相当する撮像装置と、表示装置が搭載される。表示装置は上述の各実施形態に係る発光装置のいずれかを有してよい。レンズ1611には、制御装置1612内の表示装置からの発光を投影するための光学系が形成されており、レンズ1611には画像が投影される。制御装置1612は、撮像装置および表示装置に電力を供給する電源として機能するとともに、撮像装置および表示装置の動作を制御する。制御装置は、装着者の視線を検知する視線検知部を有してもよい。視線の検知は赤外線を用いてよい。赤外発光部は、表示画像を注視しているユーザーの眼球に対して、赤外光を発する。発せられた赤外光の眼球からの反射光を、受光素子を有する撮像部が検出することで眼球の撮像画像が得られる。平面視における赤外発光部から表示部への光を低減する低減手段を有することで、画像品位の低下を低減する。
赤外光の撮像により得られた眼球の撮像画像から表示画像に対するユーザーの視線を検出する。眼球の撮像画像を用いた視線検出には任意の公知の手法が適用できる。一例として、角膜での照射光の反射によるプルキニエ像に基づく視線検出方法を用いることができる。
より具体的には、瞳孔角膜反射法に基づく視線検出処理が行われる。瞳孔角膜反射法を用いて、眼球の撮像画像に含まれる瞳孔の像とプルキニエ像とに基づいて、眼球の向き(回転角度)を表す視線ベクトルが算出されることにより、ユーザーの視線が検出される。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、受光素子を有する撮像装置を有し、撮像装置からのユーザーの視線情報に基づいて表示装置の表示画像を制御してよい。
具体的には、表示装置は、視線情報に基づいて、ユーザーが注視する第一の視界領域と、第一の視界領域以外の第二の視界領域とを決定される。第一の視界領域、第二の視界領域は、表示装置の制御装置が決定してもよいし、外部の制御装置が決定したものを受信してもよい。表示装置の表示領域において、第一の視界領域の表示解像度を第二の視界領域の表示解像度よりも高く制御してよい。つまり、第二の視界領域の解像度を第一の視界領域よりも低くしてよい。
また、表示領域は、第一の表示領域、第一の表示領域とは異なる第二の表示領域とを有し、視線情報に基づいて、第一の表示領域および第二の表示領域から優先度が高い領域を決定される。第一の表示領域、第二の表示領域は、表示装置の制御装置が決定してもよいし、外部の制御装置が決定したものを受信してもよい。優先度の高い領域の解像度を、優先度が高い領域以外の領域の解像度よりも高く制御してよい。つまり優先度が相対的に低い領域の解像度を低くしてよい。
なお、第一の視界領域や優先度が高い領域の決定には、AIを用いてもよい。AIは、眼球の画像と当該画像の眼球が実際に視ていた方向とを教師データとして、眼球の画像から視線の角度、視線の先の目的物までの距離を推定するよう構成されたモデルであってよい。AIプログラムは、表示装置が有しても、撮像装置が有しても、外部装置が有してもよい。外部装置が有する場合は、通信を介して、表示装置に伝えられる。
視認検知に基づいて表示制御する場合、外部を撮像する撮像装置を更に有するスマートグラスに好ましく適用できる。スマートグラスは、撮像した外部情報をリアルタイムで表示することができる。
図21(a)は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を表す模式図である。画像形成装置1700は電子写真方式の画像形成装置であり、感光体1701、露光光源1702、帯電部1703、現像部1704、転写器1705、搬送ローラー1706、定着器1707を有する。露光光源1702から光1708が発せられ、感光体1701の表面に静電潜像が形成される。この露光光源1702が本実施形態に係る有機発光素子を有する。現像部1704はトナー等を有する。帯電部1703は感光体1701を帯電させる。転写器1705は現像された画像を記録媒体1709に転写する。搬送ローラー1706は記録媒体1709を搬送する。記録媒体1709は例えば紙である。定着器1707は記録媒体1709に形成された画像を定着させる。
図21(b)および図21(c)は、露光光源1702を示す図であり、発光部1710が長尺状の基板に複数配置されている様子を示す模式図である。発光部1710は、上述の各実施形態に係る有機発光素子を有している。矢印1711は有機発光素子が配列されている列方向を表わす。この列方向は、感光体1701が回転する軸の方向と同じである。この方向は感光体1701の長軸方向と呼ぶこともできる。図21(b)は発光部1710を感光体1701の長軸方向に沿って配置した形態である。図21(c)は、図21(b)とは異なる形態であり、第一の列と第二の列のそれぞれにおいて発光部1710が列方向に交互に配置されている形態である。第一の列と第二の列は行方向に異なる位置に配置されている。第一の列は、複数の発光部1710が間隔をあけて配置されている。第二の列は、第一の列の発光部1710同士の間隔に対応する位置に発光部1710を有する。すなわち、行方向にも、複数の発光部1710が間隔をあけて配置されている。図21(c)の配置は、たとえば格子状に配置されている状態、千鳥格子に配置されている状態、あるいは市松模様と言い換えることもできる。
10 基板
20 反射層
20a 第1部分
20b 第2部分
40 第1の電極
60 有機層(発光層を含む)
70 第2の電極

Claims (17)

  1. 基板側から、反射層と、第1の電極と、発光層と、第2の電極と、をこの順に有する有機発光素子であって、
    前記反射層は、第1の厚さを有する第1部分と、前記第1の厚さより小さい第2の厚さを有する第2部分と、を有し、
    前記基板に対する平面視において、前記第1の電極は、前記第2部分と重なっており、
    前記平面視において、前記第1の電極の縁の少なくとも一部は、前記第2部分と重なっている
    ことを特徴とする有機発光素子。
  2. 前記反射層は、前記基板側から、第1材料からなる第1層と、前記第1材料とは異なる第2材料からなる第2層と、を有し、
    前記反射層の前記第1部分における上面は、前記第2層によって構成され、
    前記反射層の前記第2部分における上面は、前記第1層によって構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 前記反射層と前記第1電極との間に絶縁層を有し、
    前記反射層は、前記基板側から、第1材料からなる第1層と、前記第1材料とは異なる第2材料からなる第2層と、を有し、
    前記第1部分は、前記第1層と前記絶縁層との間に前記第2層が配された部分であり、
    前記第2部分は、前記第1層と前記絶縁層との間に前記第2層が配されていない部分である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の有機発光素子。
  4. 前記反射層は、前記基板側から、第1材料からなる第1層と、前記第1材料とは異なる第2材料からなる第2層と、を有し、
    前記第1部分における前記第1層の厚さは、前記第2部分における前記第1層の厚さよりも大きい
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  5. 前記第1部分は、前記平面視において、前記第2部分を囲んでいる
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  6. 前記第1材料はアルミニウムを含み、
    前記第2材料は窒化物、酸化物、酸窒化物のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  7. 前記第1の電極の一部は、前記平面視において、前記第1部分と重なっている
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  8. 前記発光層から発せられる光のうちの強度が最も大きい波長を第1波長とすると、前記第1部分の前記第1波長の光の反射率は、前記第2部分の前記第1波長の光の反射率よりも低い
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  9. 前記反射層と同層に配され、前記反射層から電気的に分離された導電部材をさらに有し、
    前記第1電極は、前記基板に対する平面視において、前記導電部材と重なるように延在する延在部分を有し、
    前記延在部分と前記導電部材とは電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  10. 前記第1の電極の端部の少なくとも一部を覆う第2絶縁層をさら有し、
    前記第2絶縁層の上面には溝部が設けられており、
    前記溝部は、前記基板に対する平面視において、前記第1の電極と前記第1部分との間に配されている
    ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  11. 基板側から、反射層と、第1の電極と、前記第1の電極の端部の少なくとも一部を覆う第2絶縁層と、発光層と、第2の電極と、をこの順に有する有機発光素子であって、
    前記反射層は、第1の厚さを有する第1部分と、前記第1の厚さより小さい第2の厚さを有する第2部分と、を有し、
    前記基板に対する平面視において、前記第1の電極は、前記第2部分と重なっており、
    前記第2絶縁層の上面には溝部が設けられており、
    前記溝部は、前記基板に対する平面視において、前記第1の電極と前記第1部分との間に配されている
    ことを特徴とする有機発光素子。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の有機発光素子を有し、
    前記有機発光素子に接続されたトランジスタを有することを特徴とする表示装置。
  13. 複数のレンズを有する光学部と、前記光学部を通過した光を受光する撮像素子と、前記撮像素子が撮像した画像を表示する表示部と、を有し、
    前記表示部は請求項1~11のいずれか1項に記載の有機発光素子を含むことを特徴とする光電変換装置。
  14. 請求項1~11のいずれか1項に記載の有機発光素子を有する表示部と、前記表示部が設けられた筐体と、前記筐体に設けられ、外部と通信する通信部と、を有することを特徴とする電子機器。
  15. 請求項1~11のいずれか1項に記載の有機発光素子を有する光源と、前記光源が発する光を透過する光拡散部または光学フィルタと、を有することを特徴とする照明装置。
  16. 請求項1~11のいずれか1項に記載の有機発光素子を有する灯具と、前記灯具が設けられた機体と、を有することを特徴とする移動体。
  17. 請求項1~11のいずれか1項に記載の有機発光素子を有することを特徴とする電子写真方式の画像形成装置の露光光源。
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