JP2023055321A - 流体噴射ノズル - Google Patents

流体噴射ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2023055321A
JP2023055321A JP2021164586A JP2021164586A JP2023055321A JP 2023055321 A JP2023055321 A JP 2023055321A JP 2021164586 A JP2021164586 A JP 2021164586A JP 2021164586 A JP2021164586 A JP 2021164586A JP 2023055321 A JP2023055321 A JP 2023055321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
sensor
fluid passage
camera
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021164586A
Other languages
English (en)
Inventor
朋久 古石
Tomohisa Furuishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2021164586A priority Critical patent/JP2023055321A/ja
Priority to US17/692,271 priority patent/US20230109037A1/en
Publication of JP2023055321A publication Critical patent/JP2023055321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/02Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape
    • B05B1/04Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape in flat form, e.g. fan-like, sheet-like
    • B05B1/044Slits, i.e. narrow openings defined by two straight and parallel lips; Elongated outlets for producing very wide discharges, e.g. fluid curtains
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation
    • H04N23/811Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation by dust removal, e.g. from surfaces of the image sensor or processing of the image signal output by the electronic image sensor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/60Arrangements for mounting, supporting or holding spraying apparatus
    • B05B15/65Mounting arrangements for fluid connection of the spraying apparatus or its outlets to flow conduits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B5/00Cleaning by methods involving the use of air flow or gas flow
    • B08B5/02Cleaning by the force of jets, e.g. blowing-out cavities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/54Cleaning windscreens, windows or optical devices using gas, e.g. hot air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/56Cleaning windscreens, windows or optical devices specially adapted for cleaning other parts or devices than front windows or windscreens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】流体噴射ノズルに関して、コストの抑制と汎用性の向上とを図ることができる技術を提供する。【解決手段】例示的な流体噴射ノズルは、センサまたは前記センサが取り付けられる被取付部に固定され、流体の導入口および前記導入口と繋がる第1流体通路を有する第1部材と、前記第1部材に固定され、前記第1流体通路と繋がる第2流体通路および前記第2流体通路を通過した前記流体を前記センサの所定箇所に噴射させる噴射口を有する第2部材と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、流体を噴射する流体噴射ノズルに関する。
例えば特許文献1に開示される車載カメラ用ウォッシャノズルは、導入口と、導入口から導入された洗浄液を案内する流通路とを有する固定側部材を備える。また、当該車載カメラ用ウォッシャノズルは、流通路と連通された連通路を有し、その連通状態を保持したまま固定側部材に対して摺動可能に設けられた摺動部と、摺動部と一体に動作可能であり、連通路を介して送給された洗浄液を噴射する噴射口を有するノズル部とを有する可動ノズル部材を備える。
可動ノズル部材は、摺動部とノズル部とが一体に動作可能に構成され、摺動部は固定側部材に対して摺動可能に組み付けられるため、洗浄液を噴射するノズル部の噴射口の向きが車載カメラの撮像面を向くように調整することが可能となる。これにより、形状やサイズ等によって撮像面の位置が異なる種々の車載カメラに対して、可動ノズル部材の位置調整を行って洗浄液の噴射方向を変更することで、同一のカメラ用ノズルを適用可能となり、汎用性を向上させることが可能となる。
特開2013-18404号公報
特許文献1のように、車体に設けられるガーニッシュ等に固定される固定側部材に対して可動する可動ノズル部材を備える構成とすると、例えば、ウォッシャノズルの部品点数が多くなり易く、コストや組立時の作業負担が増加すること等が懸念される。このために、特許文献1と異なる構造のノズルの開発が望まれた。
本発明は、上記の点に鑑み、流体噴射ノズルに関して、コストの抑制と汎用性の向上とを図ることができる技術を提供することを目的とする。
例示的な本発明の流体噴射ノズルは、センサまたは前記センサが取り付けられる被取付部に固定され、流体の導入口および前記導入口と繋がる第1流体通路を有する第1部材と、前記第1部材に固定され、前記第1流体通路と繋がる第2流体通路および前記第2流体通路を通過した前記流体を前記センサの所定箇所に噴射させる噴射口を有する第2部材と、を備える。
例示的な本発明の流体噴射ノズルによれば、コストの抑制と汎用性の向上とを図ることができる。
流体噴射システムの概略構成を示す図 第1実施形態の流体噴射ノズルの概略構成を示す分解斜視図 第1実施形態の流体噴射ノズルが備える第2部材の構成を示す概略斜視図 図3のIV-IVで示す位置で切った概略断面図 図3のV-Vで示す位置で切った概略断面図 カメラに固定された第1部材の概略側面図 押し当て部の詳細例を説明するための概略図 押し当て部の詳細例を説明するための概略図 第2実施形態の流体噴射ノズルの概略構成を示す斜視図 第2実施形態の流体噴射ノズルの概略構成を示す分解斜視図 第2実施形態の変形例に係る流体噴射ノズルの概略構成を示す分解斜視図
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図面において、適宜、3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。以下の説明において、X方向を前後方向、Y方向を左右方向、Z方向を上下方向とする。また、+X側を前側、-X側を後側とする。+Y側を右側、-Y側を左側とする。+Z側を上側、-Z側を下側とする。ただし、これらの方向は単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定する意図はない。
<1.流体噴射システム>
本発明の流体噴射システムは、センサの所定箇所に付着した異物を、所定箇所に流体を噴射することで除去する装置である。異物は、例えば、雨滴、泥、塵埃等である。流体は、例えば気体または液体等である。気体は、例えば空気である。液体は、例えば水やアルコール等である。液体には、界面活性剤等の洗浄用の物質が含まれてよい。
センサは、例えば移動体に搭載される移動体搭載センサである。移動体は、例えば、車両、航空機、船舶等であり、移動体が車両である場合、センサは車載センサである。センサは、詳細には、例えばカメラまたはLiDAR(light detection and ranging)等である。例えばセンサがカメラである場合、所定箇所はレンズである。また、例えばセンサがLiDARである場合、所定箇所は光を出射する光源を覆うガラス等で構成されるカバーである。
図1は、本発明の実施形態に係る流体噴射システム100の概略構成を示す図である。本実施形態の流体噴射システム100は、例えば車両等の移動体に好適である。図1に示すように、流体噴射システム100は、流体噴射ノズル1と、流体供給管2と、ポンプ装置3とを備える。
ポンプ装置3は、流体噴射ノズル1に流体を供給する装置である。本実施形態において、ポンプ装置3は、圧縮空気を発生させて、空気を流体噴射ノズル1に供給する装置である。なお、ポンプ装置3は、流体噴射ノズル1に液体を供給する装置であってもよく、この場合は、ポンプ装置3は、液体を貯留するタンクから液体を流体噴射ノズル1に供給する装置として構成される。
流体供給管2は、流体噴射ノズル1とポンプ装置3との間に配置される。詳細には、流体供給管2の一端は流体噴射ノズル1に接続され、他端はポンプ装置3に接続される。ポンプ装置3は、流体供給管2を介して流体(本実施形態では空気)を流体噴射ノズル1に供給する。流体供給管2は、例えば樹脂またはゴムで構成されるホースである。ただし、流体供給管2は金属製のパイプであってもよい。
流体噴射ノズル1は、センサの所定箇所に流体を噴射する。本実施形態では、センサはカメラ4である。センサの所定箇所は、カメラ4のレンズ4aである。流体は空気である。すなわち、流体噴射ノズル1は、カメラ4のレンズ4aに空気を噴射する。流体噴射ノズル1から空気を噴射させることによって、レンズ4aに付着した異物を除去することができる。以下、流体噴射ノズル1の詳細について説明する。
なお、本実施形態では、一例として、カメラ4は、車両の周辺を撮影するカメラである。カメラ4は、例えば、車両の前方、後方、左側方、あるいは、右側方等の、車両の室外に配置される。カメラ4は、車両の適所に固定されるカメラブラケット5に取り付けられた状態で、車両に配置される。
<2.流体噴射ノズル>
(2-1.第1実施形態)
図1に示す流体噴射ノズルは、第1実施形態の流体噴射ノズル1である。図2は、第1実施形態の流体噴射ノズル1の概略構成を示す分解斜視図である。図1および図2に示すように、流体噴射ノズル1は、第1部材11と第2部材12とを備える。第1部材11と第2部材12とは別部材である。本実施形態においては、第1部材11と第2部材12とは、それぞれ、樹脂により構成される。なお、第1部材11と第2部材12の素材は、樹脂に限定されるものではない。
第1部材11は、センサまたはセンサが取り付けられる被取付部に固定される。本実施形態では、第1部材11は、センサの一例であるカメラ4に固定される。図2に示すように、第1部材11は、詳細には、カメラ4に取り付けられるカメラ取付部111と、流体が通る通路が設けられる第1流体通路構成部112とを有する。カメラ取付部111と第1流体通路構成部112とは、単一の部材で構成される。
カメラ取付部111は、取付部平板部1111と、一対の第1部材湾曲部1112とを有する。取付部平板部1111は、上下方向と直交する方向に広がる矩形板状である。詳細には、取付部平板部1111は、上下方向からの平面視において左右方向に延びる矩形状である。一対の第1部材湾曲部1112のうち一方は、取付部平板部1111の右端部と接続され、他方は取付部平板部1111の左端部と接続される。一対の第1部材湾曲部1112は、それぞれ、取付部平板部1111の左右方向の外方に向かうにつれて下方に延びる湾曲構造を有する。
取付部平板部1111は、前端から前方に向けて突出する一対の突起部1111aを有する。一対の突起部1111aは、左右方向に間隔をあけて配置される。詳細には、一対の突起部1111aは、上下方向からの平面視において、取付部平板部1111を左右方向に二等分する二等分線を基準として線対称に配置される。なお、取付部平板部1111の前端部には、前方に向かうにつれて上下方向に厚みが薄くなる傾斜面1111bが設けられる。一対の突起部1111aは、傾斜面1111bから前方に延びる。
カメラ取付部111は、取付部平板部1111の下面に粘着物質が配置され、当該粘着物質を利用してカメラ4に固定される。粘着物質は、例えば両面テープである。詳細には、取付部平板部1111の下面とカメラ4の上面との間に粘着物質が配置される。カメラ取付部111がカメラ4に固定された状態で、カメラ4は一対の第1部材湾曲部1112によって左右方向から挟まれる。
すなわち、本実施形態では、第1部材11は、カメラ4(センサの一例)の外面に貼り付けられる貼り付け面を有する。なお、本実施形態では、貼り付け面は、取付部平板部1111の下面である。このような構成とすれば、流体噴射ノズル1をセンサに直接固定することができる。例えば、センサが取り付けられる部材(例えばカメラブラケット5)への流体噴射ノズル1の取り付けが困難である場合等に、本実施形態の構成は便利である。
第1流体通路構成部112は、直方体状部1121と、筒状部1122と、凸部1123とを有する。直方体状部1121は、カメラ取付部111の上面に配置される。直方体状部1121は、左右方向に延びる。直方体状部1121と取付部平板部1111とは、上下方向からの平面視において、左右方向の中心位置が一致する。直方体状部1121は、取付部平板部1111の後端に寄せて配置される。直方体状部1121の前後方向の幅は、取付部平板部1111の前後方向の幅よりも小さい。このために、取付部平板部1111は、直方体状部1121よりも前方に露出する上面を有する。
筒状部1122は、直方体状部1121の上面の中央部から上方に延びる。筒状部1122は、詳細には円筒状である。直方体状部1121の内部には、筒状部1122の内部空間1122aと繋がり、上下方向に延びる第1空洞部1121aが設けられる。また、直方体状部1121の内部には、直方体状部1121の前面の中央部から後方に延び、第1空洞部1121aと繋がる第2空洞部1121bが設けられる。第1空洞部1121aと第2空洞部1121bとは、いずれも流体が流れる方向と直交する断面の形状が円形状である。第1空洞部1121aと第2空洞部1121bとが繋がった空間は、左右方向からの側面視においてL字状である。
凸部1123は、直方体状部1121の前面の中央部から前方に向けて突出する。凸部1123は、前後方向に延びる筒状であり、詳細には円筒状である。凸部1123の内部空間1123aは、第2空洞部1121bと繋がる。前後方向からの平面視において、凸部1123の内部空間1123aと第2空洞部1121bとは、中心位置および直径を同じくする円形状である。
筒状部1122には、流体供給管2の一端が接続される。ポンプ装置3から流体供給管2を介して流体噴射ノズル1に供給された流体は、筒状部1122の内部空間1122a、第1空洞部1121a、第2空洞部1121b、凸部1123の内部空間1123aの順に通過して第1部材11から出る。
すなわち、第1部材11は、流体の導入口11a、および、導入口11aと繋がる第1流体通路11bを有する。本実施形態では、導入口11aは、筒状部1122の上端部に位置し、空気を導入する。また、筒状部1122の内部空間1122a、第1空洞部1121a、第2空洞部1121b、および、凸部1123の内部空間1123aが、空気の通路である第1流体通路11bを構成する。
第2部材12は、第1部材11に固定される。固定の手法の詳細については後述する。図3は、第1実施形態の流体噴射ノズル1が備える第2部材12の構成を示す概略斜視図である。図4は、図3のIV-IVで示す位置で切った概略断面図である。図5は、図3のV-Vで示す位置で切った概略断面図である。図2~図4に示すように、第2部材12は、第1部材11と連結される部分を構成する連結部121と、流体が通る通路が設けられる第2流体通路構成部122とを有する。連結部121と第2流体通路構成部122とは、単一の部材で構成される。
連結部121は、前後方向と直交する方向に広がる矩形板状である。詳細には、連結部121は、前後方向からの平面視において、左右方向に延びる矩形状である。連結部121は、後面の中央部に開口部1211を有する。開口部1211は、前後方向に沿って後方に延び、第2流体通路構成部122に設けられる第2流体通路12a(詳細は後述する)と繋がる。
第2流体通路構成部122は、傾斜部1221と、第2部材湾曲部1222と、第2部材先端部1223とを有する。傾斜部1221は、連結部121の前方に配置され、連結部121に接続される。傾斜部1221は、前方に向かうにつれて上面の上下方向の高さ位置が低くなる傾斜構造を有する。傾斜部1221の内部には、前方に向かうにつれて下方に向かう傾斜部空洞部1221aが設けられる。傾斜部空洞部1221aの後端は、開口部1211に繋がる。傾斜部空洞部1221aは、前方に向かうにつれて上下方向の幅が狭まる構造を有する。また、傾斜部空洞部1221aは。前方に向かうにつれて左右方向の幅が広がる構造を有する。
第2部材湾曲部1222は、傾斜部1221の前方に配置され、傾斜部1221と接続される。第2部材湾曲部1222は、前方に向かうにつれて下方に延びる湾曲構造を有する。第2部材湾曲部1222の内部には、前方に向かうにつれて下方に延びる湾曲部空洞部1222aが設けられる。湾曲部空洞部1222aの後端は、傾斜部空洞部1221aに繋がる。湾曲部空洞部1222aは、前方に向かうにつれて左右方向の幅が広がる構造を有する。
第2部材先端部1223は、第2部材湾曲部1222の前端と繋がり下方に延びる板状である。第2部材先端部1223の内部には、上下方向に延びる先端部空洞部1223aが設けられる。先端部空洞部1223aの上端は、湾曲部空洞部1222aに繋がる。先端部空洞部1223aの下端側は、第2部材先端部1223の下面に設けられる先端部開口部1223bを介して外部空間と繋がる。先端部空洞部1223aは、上方から下方に向かうにつれて左右方向の幅が広がる構造を有する。先端部空洞部1223aの下端に位置する先端部開口部1223bは、上下方向からの平面視において、左右方向に延びる矩形状である。
第2部材12を第1部材11に取り付ける場合、第1部材11が有する凸部1123を第2部材12が有する開口部1211に挿入する。これにより、凸部1123の内部空間1123aと傾斜部空洞部1221aとが繋がる。すなわち、第1流体通路11bと傾斜部空洞部1221aとが繋がる。第1流体通路11bから傾斜部空洞部1221aに入った流体は、傾斜部空洞部1221a、湾曲部空洞部1222a、先端部空洞部1223a、先端部開口部1223bの順に通過して第2部材12の外部に噴射される。
すなわち、第2部材12は、第1流体通路11bと繋がる第2流体通路12aおよび第2流体通路12aを通過した流体をセンサの所定箇所に噴射させる噴射口12bを有する。本実施形態では、傾斜部空洞部1221a、湾曲部空洞部1222a、および、先端部空洞部1223aが、空気の通路である第2流体通路12aを構成する。先端部開口部1223bが、空気をカメラ4のレンズ4aに噴射させる噴射口12bを構成する。本実施形態では、噴射口12bから下方に向けて空気が噴射される。
一般に、流体噴射ノズルは、異物を除去する箇所(本例ではレンズ4a)になるべく近い位置から流体を噴射することが望まれる。このため、流体噴射ノズルの形状は、センサ(本例ではカメラ4)と、センサが取り付けられる被取付部(本例ではカメラブラケット5)との少なくとも一方の形状に合わせた形状とされる。ところで、センサおよび被取付部の形状は、これらが配置される場所(車両等)の制約を受けて変更され易い。このために、センサ等の形状の変更に合わせて、流体噴射ノズルの形状を変更する必要がある。この結果、従来においては、センサ等の形状の変更の度に、流体噴射ノズルの製造に利用される金型についても作り直す必要があり、流体噴射ノズルの製造コストが高くなる傾向があった。
この点、本実施形態の流体噴射ノズル1は、第1部材11と第2部材12とを別々に準備して、両部材11、12を接続することによって流体噴射ノズル1を形成する構成となっている。このために、一方の部材をセンサ等の形状の変更に合わせて形状の変更を行う形状変更必要部品とし、他方の部材をセンサ等の形状が変更されても共通に使用する汎用部品とすることができる。このよう構成では、金型に要する費用を低く抑えて形成できる部分を形状変更必要部品とし、金型に要する費用が高くなる部分を汎用部品とすることができる。この結果、センサ等の形状の変更に合わせて流体噴射ノズルを製造する金型の全てを作り直す構成(従来の構成)に比べて、汎用性を向上しつつ、流体噴射ノズルの製造コストを低く抑えることができる。また、本実施形態の流体噴射ノズル1は、第1部材11と第2部材12とを互いに固定する構成のために、可動式の構成とする場合に比べて部品点数の増加を抑制することができ、製造コストが高くなることを抑制することができる。
本実施形態の流体噴射ノズル1では、第1部材11が上述の形状変更必要部品に該当し、第2部材12が汎用部品に該当する。第1部材11の形状は、例えば、流体噴射ノズル1の取付位置、カメラ4の形状、および、カメラブラケット5の形状の少なくともいずれか1つの変更に応じて変更される。第1部材11は、金型による一体成型を簡単に行うことができ、製造コストがかかり難い形状とされる。
上述の説明からわかるように、第2部材12が有する第2流体通路12aは、湾曲構造を有する。また、第2流体通路12aの、第1流体通路11bと接続される部分の断面である第1断面の形状と、噴射口12bの断面である第2断面の形状とが互いに異なる。一般に、内部に湾曲構造や断面形状の変わる部分を有する通路が設けられる流体噴射ノズルは、一体成型が難しく、製造に要する費用が高くなりやすい。例えば、流体噴射ノズルは、超音波溶着等を利用して複数の部品(樹脂成型品)を接合して形成され、設備および治具等に要するコストが高くなりやすい。
この点、本実施形態では、流体噴射ノズル1を第1部材11と第2部材12とに分け、製造に要するコストが高くなり易い形状(上述の湾曲構造等)を有する部分を第2部材12に配置する構成としている。このために、第2部材12を汎用部品とすることによって、センサ等の形状変更に対応すべく流体噴射ノズルの形状を変更する必要が生じた場合でも、製造に要するコストを比較的安価に抑えられる第1部材11でセンサ等の形状変更に対応することが可能となる。すなわち、本実施形態の構成によれば、センサ等の形状変更に対応すべく形状を変更する必要がある流体噴射ノズルについて、製造コストの抑制と汎用性の向上とを図ることができる。
なお、本実施形態の第2部材12は、例えば、樹脂成型によって形成された2つ等の複数の部材を接合することで形成できる。複数の部材の接合には、例えば超音波溶着や、接着剤による接着等を利用することができる。また、本実施形態では、第2流体通路12aは、湾曲構造、および、断面が変化する形状を有するが、これらのいずれか一方のみを有する構造であってもよい。
詳細には、第2流体通路12aの、第1流体通路11bと接続される部分の断面である第1断面の形状は、円形状である。また、噴射口12bの断面である第2断面の形状は、矩形状である。このような構成とすることで、カメラ4のレンズ4a等のセンサの所定箇所における水滴等の除去に適した流体を噴射させることができる。例えば、特定の方向の幅を広げて噴射範囲を広げつつ、流体を強く吹き付けることができる。なお、上述の第1断面の形状と、第2断面の形状とは例示にすぎず、これらの形状は適宜変更されてよい。
本実施形態では、第2部材12は、第1部材11が有する凸部1123が挿入される開口部1211を有する。ただし、この構成とは逆に、第2部材12が凸部を有し、第2部材12が有する凸部を挿入する開口部を第1部材11が有する構成としてもよい。すなわち、第2部材12は、第1部材11が有する凸部が挿入される開口部、または、第1部材11が有する開口部に挿入する凸部を有する構成としてよい。そして、凸部1123と開口部1211との係合箇所は、第1流体通路11bと第2流体通路12aとを接続する接続部13を構成するようにしてよい。このように第1部材11と第2部材12との間に凸部1123と開口部1211との嵌め合わせを利用する構成を採用することで、第2部材12を汎用部品として構成し易くすることができる。
また、図1および図2に示すように、流体噴射ノズル1は、第1部材11と第2部材12とを締結する部材間締結螺子14をさらに備える。本実施形態では、部材間締結螺子14の数は2つであるが、この数は適宜変更されてよい。第2部材12は、開口部1211または凸部が設けられる面に部材間締結螺子14を通す第2部材螺子挿通孔1212を有する。本実施形態では、一対の第2部材螺子挿通孔1212が、連結部121の開口部1211が設けられる面に設けられる。第2部材螺子挿通孔1212は、前後方向に貫通する。一対の第2部材螺子挿通孔1212は、開口部1211を基準として左右方向に対称に配置される。
また、第1部材11の直方体状部1121の前面には、一対の第2部材螺子挿通孔1212を通された部材間締結螺子14の一部が挿入される一対の螺子穴1121cが設けられる。一対の螺子穴1121cと一対の部材間締結螺子14とを用いた螺子止めにより、第2部材12は第1部材11に固定される。
なお、螺子穴1121cは、直方体状部1121を前後方向に貫通する構成であっても、貫通しない構成であってもよい。一対の螺子穴1121cは、凸部1123を基準として左右方向に対称に配置される。なお、部材間締結螺子14がタッピン螺子である場合、螺子穴1121cに替えてタッピン螺子の先端を入れる穴が、直方体状部1121の前面に設けられてよい。
本実施形態のように、第1部材11と第2部材12とを部材間締結螺子14を用いて締結することにより、両部材11、12を強固に締結することができる。また、第2部材12の開口部1211(または凸部)が設けられる面に第2部材螺子挿通孔1212を設けることによって、第2部材12を汎用部品として構成し易くすることができる。なお、第1部材11と第2部材12とは、例えば接着剤等を用いて接合される構成であってもよい。すなわち、部材間締結螺子14を用いずに第1部材11と第2部材12とを一体化させてもよい。
第1部材11と第2部材12とが部材間締結螺子14で締結された状態において、第2部材12の後部側の一部が、第1部材11のカメラ取付部111の上に配置される。そして、取付部平板部1111に設けられる一対の突起部1111aが、第2部材12の第2流体通路構成部122の下面に設けられる一対の凹部122aに挿入される。一対の凹部122aは、前方に向けて凹む。このような構成では、第1部材11と第2部材12とを部材間締結螺子14で締結する際に、一対の凹部122aに一対の突起部1111aが挿入された状態で螺子止め作業を開始することができる。このために、螺子止め作業の際に、第2部材12が第1部材11に対して回転することを抑制することができる。すなわち、螺子止め作業を効率良く行うことができる。
上述のように本実施形態では、第1部材11がセンサとして構成されるカメラ4に取り付けられる。このような構成では、流体噴射ノズル1の噴射口12bの位置を適切に配置するために、センサ(カメラ4)に対する第1部材11の位置が重要となる。この点を考慮して、第1部材11は、センサへの貼り付け時にセンサが取り付けられる被取付部に対して所定方向に押し当てられる押し当て部を有する構成とすることが好ましい。これにより、被取付部を利用して第1部材11のセンサに対する所定方向の位置決めを行って、第1部材11をセンサに貼り付けることができる。すなわち、流体噴射ノズル1の噴射口12bを適切な位置に配置することができる。
図6は、カメラ4に固定された第1部材11の概略側面図である。図6は、右側から見た側面図である。図6に示すように、本実施形態では、第1部材11は、カメラ4への貼り付け時にカメラブラケット5に対して前後方向に押し当てられる押し当て部113を有する。前後方向は、カメラ4の光軸方向と一致する。すなわち、本実施形態では、センサはカメラ4であり、所定方向は光軸方向である。また、被取付部材はカメラブラケットである。
このような構成では、押し当て部113とカメラブラケット5とを利用して第1部材11のカメラ4に対する光軸方向の位置決めを行って、第1部材11をカメラ4に貼り付けることができる。これにより、カメラ4に対して噴射口12bを適切な位置に配置して、噴射口12bから噴射する流体によりレンズ4aに付着する異物を適切に除去することができる。
図7Aおよび図7Bは、押し当て部113の詳細例を説明するための概略図である。図6および図7Aに示すように、詳細には、押し当て部113は、切除可能に設けられる第1押し当て部113aである。第1部材11は、第1押し当て部113aが切除された場合に被取付部への所定方向への押し当てが可能となる第2押し当て部113bをさらに有する。なお、本実施形態では、被取付部はカメラブラケット5である。所定方向は光軸方向である。また、図7Bは、第1押し当て部113aが切除された状態を示す。
このような構成では、所定方向において第1部材11をセンサ(本例ではカメラ4)のいずれの場所に配置したいかに応じて、複数の押し当て部113a、113bのうちのいずれを利用するかを選択することができる。例えば、カメラ4の光軸方向の長さが変わると、所定方向において第1部材11をカメラ4のいずれの位置に配置したいかが変わり、このような場合に、いずれの押し当て部を利用するかを選択できると便利である。
詳細には、第1押し当て部113aと第2押し当て部113bとは、第1部材11の、被取付部と所定方向に対向する対向面から所定方向に突出する。より詳細には。第1押し当て部113aと第2押し当て部113bとは、第1部材11の、カメラブラケット5と前後方向(光軸方向と一致)に対向する対向面から後方に突出する。第1部材11の、カメラブラケット5と前後方向に対向する対向面は、第1部材11の後面である。すなわち、本実施形態では、第1押し当て部113aおよび第2押し当て部113bは、第1部材11の後面から後方に突出する。
第1押し当て部113aは、上下方向からの平面視においてU字状であり、第2押し当て部113bを囲む。第1押し当て部113aと第2押し当て部113bとは、前後方向に接触していても、離れていてもよい。第1押し当て部113aは、当該第1押し当て部113aの他の部分に比べて肉厚が薄くなる薄肉部113aaを有する。所定方向(本例では前後方向)において、薄肉部113aaは、第2押し当て部113bの先端位置よりも対向面(本例では第1部材11の後面)に近い位置に設けられる。なお、薄肉部113aaは、上下方向の厚みが他の部分に比べて薄い箇所である。
このように第1押し当て部113aに薄肉部113aaが設けられることにより、第1押し当て部113aを薄肉部113aaで簡単に切除できるとともに、いずれの位置を切断すればよいかを、切断を行う者に認識し易くすることができる。また、所定方向(本例では前後方向)において、薄肉部113aaよりも第2押し当て部113bの突出量を大きくすることができるために、薄肉部113aaで切断を行うことで、第1押し当て部113aに替えて第2押し当て部113bを適切に利用することができる。
なお、本実施形態では、押し当て部の種類が第1押し当て部113aと第2押し当て部113bとの2種類とされているが、これは例示である。第1部材11の後面から後方に突出する押し当て部の種類を1種類としたり、3種類以上としたりしてよい。また、押し当て部として、第1部材11の後面が利用されてもよい。
(2-2.第2実施形態)
次に、第2実施形態の流体噴射ノズル1Aについて説明する。第2実施形態の流体噴射ノズル1Aの説明に際して、第1実施形態と重複する内容の説明は、適宜省略する。図8は、第2実施形態の流体噴射ノズル1Aの概略構成を示す斜視図である。なお、図8には、理解を容易とするために、センサとして構成されるカメラ4、および、カメラ4が取り付けられる被取付部であるカメラブラケット5Aも一緒に示されている。
第2実施形態の流体噴射ノズル1Aも、第1実施形態と同様に、第1部材21と第2部材12とを備える。なお、第2部材12は、上述の汎用部品である。すなわち、第2部材12は、第1実施形態と全く同じである。カメラブラケット5Aが第1実施形態のカメラブラケット5と異なる構成に変更されたことに応じて、第1部材21は、カメラブラケット5Aに取り付けられる構成となっている。この変更に応じて、第2実施形態の第1部材21は、カメラ4に取り付けられる第1実施形態の第1部材11と異なる構成となっている。
図9は、第2実施形態の流体噴射ノズル1Aの概略構成を示す分解斜視図である。図9に示すように、第1部材21は、第1流体通路構成部211と、第1部材突出部212とを有する。第1流体通路構成部211と第1部材突出部212とは、単一の部材で構成される。
第1流体通路構成部211は、第1平板部2111と、第2平板部2112と、供給管接続部2113と、凸部2114とを有する。
第1平板部2111および第2平板部2112は、上下方向と平行な方向に広がる。第1平板部2111と第2平板部2112とは、第1平板部2111を後方、第2平板部2112を前方として前後に並ぶ。第1平板部2111と第2平板部2112とは、前後方向からの平面視において矩形状であり、両者の左右方向を二等分する二等分線の位置は一致する。第2平板部2112は、第1平板部2111よりの左右方向の幅が狭い。このために、第1平板部2111は、第1平板部2111の右側および左側に、第2平板部2112に隠れることなく露出される前面壁2111aを有する。
第1平板部2111の内部には、前後方向に延びる第1平板部内空洞部2111bが設けられる。第2平板部2112の内部には、前後方向に延びる第2平板部内空洞部2112aが設けられる。第1平板部内空洞部2111bと第2平板部内空洞部2112aとは、前後方向からの平面視において、断面が円形状である。第1平板部内空洞部2111bと第2平板部内空洞部2112aとは繋がる。
供給管接続部2113は、第1平板部2111の後面の中央部から後方に突出する。供給管接続部2113は、後方に延びる筒状であり、詳細には円筒状である。供給管接続部2113には、上述の流体供給管2(図1参照)が接続される。供給管接続部2113の内部空間2113aは、第1平板部内空洞部2111bと繋がる。
凸部2114は、第2平板部2112の前面の中央部から前方に突出する。凸部2114は、前方に延びる筒状であり、詳細には円筒状である。凸部2114の内部空間2114aは、第2平板部内空洞部2112aと繋がる。
ポンプ装置3(図1参照)から流体供給管2を介して流体噴射ノズル1Aに供給された流体は、供給管接続部2113の内部空間2113a、第1平板部内空洞部2111b、第2平板部内空洞部2112a、凸部2114の内部空間2114aの順に通過して第1部材21から出る。すなわち、第1部材21は、流体の導入口21a、および、導入口21aと繋がる第1流体通路21bを有する。本実施形態では、導入口21aは、供給管接続部2113の後端部に位置し、空気を導入する。また、供給管接続部2113の内部空間2113a、第1平板部内空洞部2111b、第2平板部内空洞部2112a、および、凸部2114の内部空間2114aが、空気の通路である第1流体通路21bを構成する。
第1部材突出部212は、第2平板部2112の下端部から前方に突出する。第1部材突出部212は、板状に設けられ、上下方向からの平面視において矩形状である。第1部材突出部212は、前端から前方に向けて突出する一対の突起部212aを有する。一対の突起部212aは、左右方向に間隔をあけて配置される。詳細には、一対の突起部212aは、上下方向からの平面視において、第1部材突出部212を左右方向に二等分する二等分線を基準として線対称に配置される。
第1実施形態と同様に、第1部材21と第2部材12とは、凸部2114が開口部1211(図3参照)に挿入された状態で、部材間締結螺子14によって締結される。凸部2114と開口部1211との係合箇所は、第1流体通路21bと第2流体通路12a(図4参照)とを接続する接続部を構成する。
第1部材21には、一対の第2部材螺子挿通孔1212を通された部材間締結螺子14の一部が挿入される一対の螺子穴2112bが設けられる。詳細には、一対の螺子穴2112bは、第2平板部2112の前面に設けられる。一対の螺子穴2112bは、凸部2114を基準として左右方向に対称に配置される。なお、部材間締結螺子14がタッピン螺子である場合、螺子穴2112bに替えてタッピン螺子の先端を入れる穴が設けられてよい。
なお、本実施形態でも、第1実施形態と同様に、第1部材21と第2部材12とが部材間締結螺子14で締結された状態において、一対の突起部212aが、第2部材12に設けられる一対の凹部122a(図3参照)に挿入される。このために、第1部材21と第2部材12とを部材間締結螺子14で締結する際に、第2部材12が第1部材21に対して回転することを抑制することができる。
第1部材21と、カメラブラケット5A(被取付部)とは、外部締結用螺子22を用いて締結される。このために、第1部材21は、外部締結用螺子22を通す第1部材螺子挿通孔2111cを有する。本実施形態の構成は、第1部材21をカメラブラケット5A等の被取付部に取り付ける構成の場合に便利である。詳細には、第1部材21には、一対の第1部材螺子挿通孔2111cが設けられる。一対の第1部材螺子挿通孔2111cは、前方からの平面視において、凸部2114を基準として対称に配置される。
カメラブラケット5Aには、一対の第1部材螺子挿通孔2111cを通された外部締結用螺子22の一部が挿入される一対の螺子穴(不図示)が設けられる。当該一対の螺子穴と一対の外部締結用螺子22とを用いた螺子止めにより、第1部材21がカメラブラケット5Aに固定される。なお、カメラブラケット5Aに設けられる螺子穴は、外部締結用螺子22がタッピン螺子である場合、螺子穴でなく、タッピン螺子の先端を入れる穴とされてよい。
本実施形態では、カメラブラケット5Aに第1部材21を取り付ける際に、供給管接続部2113をカメラブラケット5Aの後方に突出させることができるように、カメラブラケット5Aに開口が設けられている。このよう構成では、流体供給管2をカメラブラケット5Aの背後に配置して隠すことができる。すなわち、流体噴射システム100の見栄えを良くすることができる。
(2-3.変形例)
図10は、第2実施形態の変形例に係る流体噴射ノズル1Bの概略構成を示す分解斜視図である。なお、図10には、理解を容易とするために、一点鎖線で被取付部であるカメラブラケット5Bの一部が示されている。当該変形例においても、第2部材12は、上述の汎用部品であり、第1実施形態と全く同じである。
変形例の流体噴射ノズル1Bにおいても、第2実施形態の流体噴射ノズル1Aと同様に、第1部材21Bは、第1流体通路構成部211Bを有する。ただし、本変形例では、第2実施形態において第1平板部2111と第2平板部2112とで構成される部分が、1つの平板部2110で構成されている。この点が第2実施形態と異なる。なお、平板部2110の後面からは、流体供給管2(図1参照)と接続される供給管接続部2113Bが後方に向けて突出する。また、平板部2110の前面からは、第2部材12の開口部1211(図3参照)に挿入される凸部2114Bが前方に向けて突出する。
本変形例では、第1部材21Bは、第2部材螺子挿通孔1212と同軸に配置される第1部材螺子挿通孔2110aを有する。第1部材螺子挿通孔2110aは、平板部2110を前後方向に貫通する。第1部材21Bとカメラブラケット5B(被取付部)との締結に、第1部材21Bと第2部材12とを締結する部材間締結螺子14Bが兼用される。
詳細には、部材間締結螺子14Bは、第2部材12の前方から取り付けられ、第2部材螺子挿通孔1212、第1部材螺子挿通孔2110aの順に挿入される。部材間締結螺子14Bの先端は、第1部材21Bの後方に配置されるカメラブラケット5Bに設けられる螺子穴51に嵌められる。部材間締結螺子14Bによって、第1部材21Bと、第2部材12と、カメラブラケット5Bとが締結される。
本変形例の構成によれば、カメラブラケット5B(被取付部)と第1部材21Bとの取り付けに、第1部材21Bと第2部材12とを締結する螺子14Bが利用されるために、部品点数および作業工数を低減することができる。
<3.留意事項等>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。また、本明細書中に示される複数の実施形態及び変形例は可能な範囲で適宜組み合わせて実施されてよい。
1、1A、1B・・・流体噴射ノズル
4・・・カメラ(センサ)
4a・・・レンズ(所定箇所)
5、5A、5B・・・カメラブラケット(被取付部)
11、21、21B・・・第1部材
11a、21a・・・導入口
11b、21b・・・第1流体通路
12・・・第2部材
12a・・・第2流体通路
12b・・・噴射口
13・・・接続部
14、14B・・・部材間締結螺子
22・・・外部締結用螺子
113・・・押し当て部
113a・・・第1押し当て部
113b・・・第2押し当て部
1123、2114、2114B・・・凸部
1211・・・開口部
1212・・・第2部材螺子挿通孔
2110a、2111c・・・第1部材螺子挿通孔

Claims (13)

  1. センサまたは前記センサが取り付けられる被取付部に固定され、流体の導入口および前記導入口と繋がる第1流体通路を有する第1部材と、
    前記第1部材に固定され、前記第1流体通路と繋がる第2流体通路および前記第2流体通路を通過した前記流体を前記センサの所定箇所に噴射させる噴射口を有する第2部材と、
    を備える、流体噴射ノズル。
  2. 前記第2流体通路は、湾曲構造を有する、請求項1に記載の流体噴射ノズル。
  3. 前記第2流体通路の、前記第1流体通路と接続される部分の断面である第1断面の形状と、前記噴射口の断面である第2断面の形状とが互いに異なる、請求項1又は2に記載の流体噴射ノズル。
  4. 前記第1断面は円形状であり、
    前記第2断面は矩形状である、請求項3に記載の流体噴射ノズル。
  5. 前記第2部材は、前記第1部材が有する凸部が挿入される開口部、または、前記第1部材が有する開口部に挿入する凸部を有し、
    前記凸部と前記開口部との係合箇所は、前記第1流体通路と前記第2流体通路とを接続する接続部を構成する、請求項1から4のいずれか1項に記載の流体噴射ノズル。
  6. 前記第1部材と前記第2部材とを締結する部材間締結螺子をさらに備え、
    前記第2部材は、前記開口部または前記凸部が設けられる面に前記部材間締結螺子を通す第2部材螺子挿通孔を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の流体噴射ノズル。
  7. 前記第1部材は、前記センサの外面に貼り付けられる貼り付け面を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の流体噴射ノズル。
  8. 前記第1部材は、前記センサへの貼り付け時に前記被取付部に対して所定方向に押し当てられる押し当て部を有する、請求項7に記載の流体噴射ノズル。
  9. 前記押し当て部は、切除可能に設けられる第1押し当て部であり、
    前記第1部材は、前記第1押し当て部が切除された場合に前記被取付部への前記所定方向への押し当てが可能となる第2押し当て部をさらに有する、請求項8に記載の流体噴射ノズル。
  10. 前記第1押し当て部と前記第2押し当て部とは、前記第1部材の、前記被取付部と前記所定方向に対向する対向面から前記所定方向に突出し、
    前記第1押し当て部は、当該第1押し当て部の他の部分に比べて肉厚が薄くなる薄肉部を有し、
    前記所定方向において、前記薄肉部は、前記第2押し当て部の先端位置よりも前記対向面に近い位置に設けられる、請求項9に記載の流体噴射ノズル。
  11. 前記センサはカメラであって、
    前記所定方向は、前記カメラの光軸方向である、請求項8から10のいずれか1項に記載の流体噴射ノズル。
  12. 前記第1部材と前記被取付部とは、外部締結用螺子を用いて締結され、
    前記第1部材は、前記外部締結用螺子を通す第1部材螺子挿通孔を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の流体噴射ノズル。
  13. 前記第1部材は、前記第2部材螺子挿通孔と同軸に配置される第1部材螺子挿通孔を有し、
    記第1部材と前記被取付部との締結に、前記部材間締結螺子が兼用される、請求項6に記載の流体噴射ノズル。
JP2021164586A 2021-10-06 2021-10-06 流体噴射ノズル Pending JP2023055321A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021164586A JP2023055321A (ja) 2021-10-06 2021-10-06 流体噴射ノズル
US17/692,271 US20230109037A1 (en) 2021-10-06 2022-03-11 Fluid spray nozzle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021164586A JP2023055321A (ja) 2021-10-06 2021-10-06 流体噴射ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023055321A true JP2023055321A (ja) 2023-04-18

Family

ID=85775085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021164586A Pending JP2023055321A (ja) 2021-10-06 2021-10-06 流体噴射ノズル

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20230109037A1 (ja)
JP (1) JP2023055321A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20230109037A1 (en) 2023-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6324643B1 (ja) 異物除去装置および当該異物除去装置を備える車両
US20200198591A1 (en) Foreign matter removal device and vehicle provided with same
JP6379706B2 (ja) 車載センサ洗浄装置
CN209739025U (zh) 车辆用清洁器喷嘴
US20110292212A1 (en) Washer nozzle for vehicle mounted camera, vehicle mounted camera, and washer device for vehicle
JP2013018404A (ja) 車載カメラ用ウォッシャノズル
WO2004018109A1 (ja) ウォッシャノズル及びウォッシャ装置
US11548479B2 (en) Micro-sized structure and construction method for fluidic oscillator wash nozzle
JP2016078688A (ja) 車載センサ洗浄装置
JP6700584B2 (ja) 車載光学センサ洗浄装置
JP4493437B2 (ja) ヘッドランプクリーナー
CN115803235A (zh) 喷嘴、喷嘴组件及清洁器装置
US20220055045A1 (en) Fluid spray nozzle for cleaning device for an optical detection system
JP2023055321A (ja) 流体噴射ノズル
US20200086832A1 (en) Washing device
WO2023058486A1 (ja) クリーナ