JP2023054640A - 透析用カテーテルとそれを用いた血液透析装置 - Google Patents

透析用カテーテルとそれを用いた血液透析装置 Download PDF

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Abstract

【課題】緊急時などのブラッドアクセスに対してより容易に対応することを可能にし得る、新規な構造の透析用カテーテルと、それを用いた血液透析装置とを提供すること。【解決手段】脱血用ルーメン14が形成されたシングルルーメン構造のカテーテル本体12を備え、カテーテル本体12の有効長Lが40cm以上且つ60cm以下とされており、カテーテル本体12が患者の四肢の末梢静脈Aから中心静脈Bへ挿入される末梢挿入式とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、人工透析に用いられる透析用カテーテルと、それを用いた血液透析装置に関するものである。
従来から、例えば腎不全に対する療法として、人工透析(血液透析)が実施されている。人工透析は、患者から取り出された血液を脱血側の血液回路を通じて血液浄化器(ダイアライザ)へ導いて、血液浄化器によって血液中の老廃物をろ過して血液を浄化した後、浄化された血液を返血側の血液回路を通じて患者の血管に戻して循環させることで実現される。
ところで、人工透析において、患者の血管に挿入されるデバイスとしては、一般的には留置針が用いられる。例えば、患者の腕などの末梢血管に設けられたシャントに留置針を穿刺して留置し、留置針を通じて脱血又は返血が行われる。
また、例えば、シャント手術を受けていない患者が人工透析を緊急で実施される場合や、末梢のシャントから十分な血液が得られなくなった場合などには、透析用カテーテルを用いた鎖骨下静脈等へのブラッドアクセスが採用される。透析用カテーテルは、例えば、特開2012-065861号公報(特許文献1)に開示されているように、血液が通過する脱血用及び送血用のダブルルーメン構造とされた大径で略ストレートなカテーテル本体を備えている。透析用カテーテルは、患者の頸部下方から穿刺されて鎖骨下静脈等の血流が豊富な静脈路へ挿入されることにより、ルーメンを通じて人工透析に必要な量の血液を取り出すことができる。
特開2012-065861号公報
しかしながら、このような透析用カテーテルの挿入は、鎖骨下静脈等の血流が豊富な頸部や胴部の静脈への直接的な穿刺を必要とすることから、血管損傷による出血等の合併症によるリスクが高い。それゆえ、合併症に備えた外科的対応が可能な医師および環境・設備が必須であり、小規模の透析クリニック等では緊急時の透析用カテーテルの挿入に対応ができない場合がある。
本発明の解決課題は、緊急時などのブラッドアクセスに対してより容易に対応することを可能にし得る、新規な構造の透析用カテーテルを提供することにある。
また、本発明は、上述の透析用カテーテルを用いた新規な構造の血液透析装置を提供することも、目的とする。
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
第1の態様は、透析用カテーテルであって、脱血用ルーメンが形成されたシングルルーメン構造のカテーテル本体を備え、該カテーテル本体の有効長が40cm以上且つ60cm以下とされており、該カテーテル本体が患者の四肢の末梢静脈から中心静脈へ挿入される末梢挿入式とされていることを特徴とするものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、カテーテル本体の有効長が40cm以上且つ60cm以下とされており、患者の四肢の末梢静脈から中心静脈(上大静脈又は下大静脈)へカテーテル本体を挿入することが可能な長さとされていると共に、人工透析に必要な流量で血液を取り出すことが可能とされる。患者の四肢の末梢静脈から中心静脈へカテーテル本体を挿入することにより、従来の透析用カテーテルのように四肢以外の頸部や胴部にある鎖骨下静脈や内頸静脈に直接穿刺して挿入する場合に比して、挿入時のリスクが低減されるため、合併症に備えた外科的対応が可能な医師および環境・設備を必須とせず、例えば、小規模の透析クリニックでも緊急時の透析用カテーテルの挿入対応が可能となる。
四肢の末梢静脈は頸部や胴部にある鎖骨下静脈や内頸静脈に比して細く、カテーテル本体を末梢静脈から挿入しようとすると、カテーテル本体を細くする必要があることから、カテーテル本体をシングルルーメン構造とし、脱血用ルーメンだけをカテーテル本体に設けた。これにより、複数のルーメンを備える構造よりもカテーテル本体を細くすることができて、末梢静脈から挿入可能とすることができると共に、脱血用ルーメンの断面積を十分に大きく確保することができて、人工透析に必要な量の血液を取り出すことができる。
第2の態様は、第1の態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体の外径が5フレンチスケール以上且つ7フレンチスケール以下とされているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、カテーテル本体が末梢静脈からの挿入が容易な太さとされると共に、脱血用ルーメンを十分に大きな断面積で形成して、人工透析に必要な血液量を脱血用ルーメンを通じて患者の血管から取り出すことができる。
第3の態様は、第2の態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体が曲げ半径10mmの曲げに対してキンクを生じない耐キンク性能を有しているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、カテーテル本体の外径を細くしつつ、断面積の大きな脱血用ルーメンを形成しても、必要な耐キンク性能が確保されることによって、末梢静脈から中心静脈までの長い経路へ挿入可能な血管挿入性を実現することができる。また、カテーテル本体が優れた柔軟性を有することにより、静脈の屈曲に対する高い追従性によって、末梢静脈から中心静脈へ挿入し易くなる。
第4の態様は、第1~第3の何れか1つの態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体の先端に開口する先端開口部が設けられていると共に、該カテーテル本体の先端部分の周壁を貫通するサイドホールが設けられているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、例えば、カテーテル本体の先端開口部が血管壁への密着等によって塞がれたとしても、脱血用ルーメンに対する血液の流入がサイドホールを通じて維持される。それゆえ、人工透析に必要な血液量を安定して取り出すことができると共に、カテーテル本体の先端開口部の密着による血管壁の強い吸引が防止される。
第5の態様は、第1~第4の何れか1つの態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体が補強体を備えるブレードチューブとされているものである。
カテーテル本体において、末梢静脈からの挿入を可能とし得る小さな外径寸法と、人工透析に必要な脱血量を実現し得る大径の脱血用ルーメンとを、両立して実現しようとすると、カテーテル本体の周壁が薄肉となって、耐キンク性の低下、血液を吸引する際の陰圧による脱血用ルーメンの狭窄や閉塞などが問題になる場合もある。本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、補強されたブレードチューブでカテーテル本体を構成することにより、カテーテル本体の変形剛性を大きく設定可能となって、カテーテル本体の耐キンク性の向上や断面形状の安定化を図ることができる。
第6の態様は、第1~第5の何れか1つの態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体が積層構造を有する積層チューブとされているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、カテーテル本体が積層チューブによって構成されることにより、カテーテル本体に適切な耐キンク性や断面形状の安定性を設定することができる。
第7の態様は、第1~第6の何れか1つの態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体の先端には、該カテーテル本体よりも柔らかい先端チップが設けられているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、カテーテル本体が柔軟な先端チップを備えることによって、カテーテル本体を末梢静脈から中心静脈まで挿入する際に、血管の走行に対する追従性の向上が図られる。また、カテーテル本体の先端が先端チップによって構成されることから、例えばカテーテル本体が補強体を備えるブレードチューブとされている場合に、補強体がカテーテル本体の先端において露出するのを防ぐことができる。
第8の態様は、第1~第7の何れか1つの態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体の基端側に接続用コネクタが設けられて、該接続用コネクタには該カテーテル本体とは別体の基端チューブが接続されているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、体外に留置される基端チューブに必要な引張強度などのカテーテル本体とは異なる要求特性を、適切に設定することができる。具体的には、例えば、基端チューブのばね特性をカテーテル本体よりも硬くすることにより、優れた耐キンク性や、クランプによる塑性変形を生じ難い高い弾性などを基端チューブに設定することができる。
第9の態様は、第8の態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記カテーテル本体と前記基端チューブの接続部分には該カテーテル本体を患者の体表面に対して位置決めする位置決め用部材が設けられているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、基端チューブの動きがカテーテル本体に伝達され難く、力の伝達によるカテーテル本体のキンクや破断が回避されて、カテーテル本体の安定した留置が可能になる。
第10の態様は、第8又は第9の態様に記載された透析用カテーテルにおいて、前記基端チューブの連通と遮断を切替可能な開閉部材が設けられているものである。
本態様に従う構造とされた透析用カテーテルによれば、基端チューブの内腔を連通させることにより、透析用カテーテルによって人工透析に必要な血液を取り出すことができる。また、例えば、基端チューブに血液透析装置が接続されていない状態において、基端チューブの内腔を開閉部材によって遮断すれば、基端チューブを通じた血液の漏出が防止される。
第11の態様は、血液透析装置であって、(A)第1~第10の何れか1つの態様に記載の透析用カテーテルと、(B)該透析用カテーテルに接続される脱血用回路と、(C)該脱血用回路に接続される血液浄化器と、(D)該血液浄化器に接続される返血用回路と、(E)該返血用回路に接続されて、患者の末梢動脈に穿刺される留置針とを、備えるものである。
本態様に従う構造とされた血液透析装置によれば、末梢静脈から中心静脈へ挿入される末梢挿入式の透析用カテーテルを用いて、人工透析(血液透析)を行うための血液透析装置を構成することができる。なお、血液透析装置において、脱血口となる透析用カテーテルは、血液の吸引による陰圧で血管が潰れて閉塞するのを防ぐために、血流量が多い中心静脈へ挿入されるが、返血口は、吸引による血管の閉塞が生じないことから、末梢動脈に穿刺される留置針によって構成することができる。
本発明によれば、緊急時などのブラッドアクセスに対してより容易に対応することが可能となり得る。
本発明の第1実施形態としての透析用カテーテルを示す平面図 図1に示す透析用カテーテルの正面図 図2のIII-III断面図 図1の透析用カテーテルを用いた血液浄化装置の構成を示す図 図4に示す血液浄化装置を構成する留置針の正面図 図1の透析用カテーテルを末梢静脈から中心静脈へ挿入した状態を示す図 カテーテル本体の流量測定実験の結果を示すグラフ 本発明の第2実施形態としての透析用カテーテルの先端部分を示す正面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1,図2には、本発明の第1実施形態としての透析用カテーテル10が示されている。透析用カテーテル10は、カテーテル本体12を備えている。以下の説明において、原則として、先端側とは施術者に対して遠位となる図1中の左側を、基端側とは施術者に対して近位となる図1中の右側を、幅方向とはカテーテル本体12の軸方向である図1中の左右方向に対して直交する図1中の上下方向を、それぞれ言う。
カテーテル本体12は、ポリウレタン、ポリエチレン、フッ素樹脂、ポリアミドなどの合成樹脂によって形成されている。カテーテル本体12は、図3に示すような円形断面を有するチューブとされている。カテーテル本体12は、軸方向に貫通して先端及び基端に開口する脱血用ルーメン14を備えている。カテーテル本体12は、脱血用ルーメン14だけを備えるシングルルーメン構造とされており、略円筒状のチューブとされている。
カテーテル本体12は、患者の血管内へ挿入される部分の長さである有効長Lが、40cm以上且つ60cm以下とされている。本実施形態において、カテーテル本体12の有効長Lは、50cmとされている。
カテーテル本体12の外径寸法Rは、好適には、5フレンチスケール以上且つ7フレンチスケール以下とされている。以下の説明では、フレンチスケールをFrと略する。本実施形態のカテーテル本体12の外径寸法Rは、6Frとされている。従来の透析用カテーテルの外径寸法は、鎖骨下静脈等への挿入性やルーメンを通じた血流の量などを考慮して、一般的に8Frから13Fr程度とされていたが、後述するような末梢からの挿入用途等を考慮して、本実施形態のカテーテル本体12は、従来の透析用カテーテルに比して小径とされている。
脱血用ルーメン14の直径rは、好適には、1.3mm以上且つ1.7mm以下とされる。脱血用ルーメン14は、カテーテル本体12の中心軸上に形成されていることが望ましい。カテーテル本体12の周壁の厚さ寸法tは、略一定とされていることが望ましく、好適には、0.15mm以上且つ0.30mm以下とされる。
カテーテル本体12は、曲げ半径が10mmの曲げ変形に対してキンクしない耐キンク性能を有している。即ち、半径10mmの円筒面にカテーテル本体12を巻き付ける際に、カテーテル本体12はキンクを生じない。また、カテーテル本体12は、図3に示すように、内層16と外層18の積層構造を有する2層構造のチューブとされている。内層16と外層18の各形成材料は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、フッ素樹脂、ポリアミド等の合成樹脂材料から選択され得る。好適には、内層16が外層18よりも硬くされることにより、耐キンク性やプッシャビリティを確保しながら、血管に対する低侵襲性が実現される。なお、カテーテル本体12は、必ずしも多層構造のチューブに限定されず、例えばポリウレタン等からなる単層構造のチューブであってもよい。
カテーテル本体12の周壁の先端部分には、側方へ開口するサイドホール20が貫通形成されている。サイドホール20は、カテーテル本体12の先端開口部23(後述)に対して基端側へ離れた位置において、側方へ開口して設けられている。本実施形態では、サイドホール20が1つだけ形成されているが、例えば、複数のサイドホール20を設けてもよく、その場合には、それら複数のサイドホール20を周方向で異なる向きに開口するように設けてもよいし、周方向で同じ向きに開口して軸方向に並ぶように設けることもできる。
カテーテル本体12の先端側には、先端チップ22が設けられている。先端チップ22は筒状とされており、カテーテル本体12の脱血用ルーメン14が、先端チップ22の内腔を通じて、先端チップ22の先端面に開口する先端開口部23において開放されている。先端チップ22は、略一定の外径寸法であってもよいが、好適には、外周面がテーパ面とされて、先端へ向けて小径となっていることにより、尺側皮静脈等の末梢血管に対する挿入性や追従性の向上が図られる。
先端チップ22は、好適には、カテーテル本体12よりも柔らかくされており、血管への当接による反力等の外力の作用に対して、容易に変形して優れた緩衝性を発揮する。例えば、先端チップ22と同材質の試験体と、カテーテル本体12と同材質の試験体に対して、ビッカース硬さ試験等の硬さ試験を行った場合に、先端チップ22の試験結果がカテーテル本体12の試験結果よりも柔らかいことが望ましい。なお、先端チップ22は必須ではなく、例えば、カテーテル本体12が十分な柔軟性を有している場合などには、先端チップ22はなくてもよい。先端チップ22が設けられる場合には、カテーテル本体12の有効長Lは、先端チップ22の長さを含む。先端チップ22は、カテーテル本体12と同じ硬さであってもよい。
カテーテル本体12の基端側には、接続用コネクタ24が設けられている。接続用コネクタ24は、略円筒形状とされており、先端部分がカテーテル本体12の基端部に固着されていると共に、基端部分に雌ねじを備えている。
カテーテル本体12の基端側には、基端チューブ26が接続されている。基端チューブ26は、カテーテル本体12とは別体のチューブであって、柔軟な合成樹脂材料によって形成されて、湾曲させることが可能とされている。基端チューブ26は、カテーテル本体12に比して外径が大きく且つ周壁が厚肉とされている。基端チューブ26は、カテーテル本体12に比して引張強度が大きくされている。これにより、後述する脱血用回路46に対する脱着などに際して引張力が作用し易い基端チューブ26の耐久性が確保される。基端チューブ26の材質は、カテーテル本体12と同じであってもよいが、カテーテル本体12とは異ならせて、基端チューブ26に対する要求性能をより高度に実現し得る材質を選択することもできる。基端チューブ26は、例えば、ポリウレタンによって形成される。
基端チューブ26の先端側には、接続用コネクタ24と接続されるコネクタ部28が設けられている。コネクタ部28は、例えばポリカーボネート等の基端チューブに比して硬質の合成樹脂によって形成されており、先端部分に雄ねじを備えている。そして、コネクタ部28の雄ねじが接続用コネクタ24の雌ねじに螺合されることにより、基端チューブ26がカテーテル本体12に対して基端側へ直列的に接続される。なお、接続用コネクタ24とコネクタ部28との接続構造は、ねじに限定されず、例えば、機械的な係止や嵌合などであってもよい。
コネクタ部28には、位置決め用部材としてのカテーテル固定具30が取り付けられている。カテーテル固定具30は、ポリアミド等の合成樹脂によって形成されており、形状安定性を備えつつ、ある程度の柔軟性も備えている。カテーテル固定具30は、コネクタ部28の外周面に重ね合わされる筒状の取付部32と、取付部32から幅方向の両側へ突出する一対の翼部34,34とを備えている。そして、取付部32がコネクタ部28に対して外挿された状態で、一対の翼部34,34が縫合糸等によって患者の体表面に固定されることにより、コネクタ部28がカテーテル固定具30によって患者の体表面に対して位置決めされる。コネクタ部28は、接続用コネクタ24に対して固定されることから、カテーテル固定具30は、接続用コネクタ24とコネクタ部28とによって構成されるカテーテル本体12と基端チューブ26との接続部分を患者の体表面に対して位置決めする。
基端チューブ26の基端側には、ルアーコネクタ36が設けられている。ルアーコネクタ36は、全体として先端へ向けて小径となる略テーパ筒状とされており、ポリカーボネート等の合成樹脂によって形成された硬質の部材とされている。ルアーコネクタ36の基端部には、外周へ突出するねじ山38が形成されている。ルアーコネクタ36の外周面には、径方向の両外側へ突出する板状とされた一対の突出片40,40が設けられているが、この突出片40,40はなくてもよい。
ルアーコネクタ36には、開閉部材としての弁体42が収容されている。弁体42は、円板状のゴム状弾性体によって形成されており、軸方向に貫通するスリットを備えている。弁体42に大きな外力が作用しない透析用カテーテル10の単体状態では、スリットが閉じており、透析用カテーテル10の基端開口部を構成するルアーコネクタ36の内腔が弁体42によって遮断されて、基端開口から血液が漏れ出さないようになっている。一方、ルアーコネクタ36に後述する脱血用回路46が接続されることで、弁体42のスリットが押し開かれて、透析用カテーテル10の基端開口部が開放され、脱血用ルーメン14が連通状態とされる。これにより、透析用カテーテル10が脱血用回路46に接続された状態では、脱血用ルーメン14が脱血用回路46に連通されて、血液が脱血用回路46に流れ込む。
透析用カテーテル10は、図4に示すように、血液透析装置44を構成する。血液透析装置44は、患者の静脈に挿入される脱血口を構成する透析用カテーテル10と、透析用カテーテル10のルアーコネクタ36に接続される脱血用回路46と、脱血用回路46に接続される血液浄化器(ダイアライザ)48と、血液浄化器48に接続される返血用回路50と、返血用回路50に接続されて患者の動脈に挿入される返血口を構成する留置針52とを、備えている。なお、図4には、血液透析装置44において血液や透析液の流れる方向を矢印で示す。
脱血用回路46は、例えば、合成樹脂製の柔軟なチューブによって構成されている。また、脱血用回路46上には、血液中に混入した気泡等を分離するための脱血側ドリップチャンバ54が設けられている。また、例えば脱血用回路46のチューブをローラでしごくことによって、血液を透析用カテーテル10側から血液浄化器48側へ流す血液ポンプ56が設けられている。脱血用回路46は、上流側の端部が透析用カテーテル10のルアーコネクタ36に接続されると共に、下流側の端部が血液浄化器48に接続される。
血液浄化器48は、人工の半透膜によって血液中に蓄積された老廃物をろ過する機器であって、従来公知の構造を採用することができる。血液浄化器48は、脱血用回路46に接続される血液流入口58と、返血用回路50に接続される血液流出口60と、図示しない透析液給排装置に接続される透析液流入口62及び透析液流出口64とを、備えている。
返血用回路50は、例えば、合成樹脂製の柔軟なチューブによって構成されている。また、返血用回路50上には、血液中に混入した気泡等を分離するための返血側ドリップチャンバ66が設けられている。返血用回路50は、上流側の端部が血液浄化器48に接続されていると共に、下流側の端部が留置針52に接続されている。
留置針52は、図5に示すように、外針68の基端側に外針ハブ70が設けられた構造を有している。外針68は、薄肉小径の中空針であって、合成樹脂や金属によって形成されている。外針68は、予め挿通された図示しない内針と共に患者の血管(末梢動脈)に穿刺され、内針が引き抜かれることによって血管に穿刺された状態で留置される。外針ハブ70は、硬質の合成樹脂等によって形成された筒状の部材であって、返血用回路50に接続される。なお、留置針52は、外針68に内針が挿通された二重針に限らず、単針であってもよい。
要するに、血液透析装置44において、脱血口である透析用カテーテル10において患者の静脈から取り出された老廃物を含む血液が、血液透析によって血液から老廃物等を除去する血液浄化器48に送られ、血液浄化器48において老廃物を取り除かれた血液が、返血口である留置針52から患者の動脈へ戻される。
なお、図4に示す血液透析装置44の構成は、あくまでも例示であって、適宜に変更され得る。具体的には、例えば、脱血用回路46や返血用回路50において、ヘパリン等の薬液を注入するための注入ライン、生理食塩水を注入するための補液ライン、血流を感知する血流センサ、回路内の圧力を検出する圧力モニターラインなどを設けることもできる。
血液透析を効率的に実施するために、血液透析装置44の脱血口は、十分な量の血液を取り出す必要があり、血流量の豊富な静脈に挿入される必要があるが、血流量の豊富な静脈への直接的な穿刺にはリスクがある。そこで、血液透析装置44の脱血口である透析用カテーテル10は、図6に示すように、末梢静脈Aから挿入されて、静脈路に沿って中心静脈Bまで挿入され、先端部分が中心静脈B内に留置される末梢挿入式とされている。なお、図6では、分かり易さのために、透析用カテーテル10の末梢静脈Aへの挿入位置と、中心静脈Bに挿入される透析用カテーテル10の先端位置とを、それぞれ破線の楕円によって囲んで示した。また、透析用カテーテル10のカテーテル本体12において、患者の血管へ挿入された部分が白抜きの破線で示されており、当該白抜き破線の長さが図6中のカテーテル本体12の有効長Lとなる。
より具体的には、例えば、末梢静脈Aに穿刺された図示しない穿刺針の内腔を通じて図示しないガイドワイヤを中心静脈Bまで挿入した後、ガイドワイヤに外挿された透析用カテーテル10のカテーテル本体12をガイドワイヤに沿って中心静脈Bまで押し進めることにより、透析用カテーテル10は、先端部分が中心静脈Bに挿入された所定の位置に留置される。図6では、腕部の末梢静脈Aである尺側皮静脈から中心静脈Bである上大静脈へカテーテル本体12が挿入された例が示されている。透析用カテーテル10の挿入口となる腕部の末梢静脈Aは、穿刺針の穿刺がより容易になるように、例えば、尺側皮静脈や橈側皮静脈等の体表面の近くに位置する静脈とされる。
このように、透析用カテーテル10は、末梢静脈Aから中心静脈Bへ挿入されることから、血流量の豊富な中心静脈B、内頚静脈、鎖骨下静脈等の胴部や頸部の静脈に直接穿刺する必要がなく、末梢静脈Aへの穿刺によって透析用カテーテル10を中心静脈Bへ挿入して脱血用の血流路を確保することができる。それゆえ、透析用カテーテル10の挿入時に気胸や血胸といった肺への誤穿刺等のリスクが低減されると共に、高度な設備のない施設での留置手技が可能となることで、より多くの医療従事者が透析用カテーテル10の挿入を行うことが可能となって、例えば緊急の人工透析に対応し易くなる。
このような透析用カテーテル10の末梢静脈Aからの挿入を可能にするためには、従来の透析用カテーテルではあり得なかったほどに有効長の長いカテーテル本体12が必要となる。また、カテーテル本体12が過剰に長くなると、カテーテル本体12に設けられた脱血用ルーメン14において血液の流量が減少して、人工透析の拘束時間が長くなったり、減圧による血液への悪影響が生じる等のおそれがある。そこで、透析用カテーテル10では、カテーテル本体12の有効長Lが40cm以上且つ60cm以下とされている。これにより、腕の末梢静脈Aから挿入されたカテーテル本体12の先端部分を中心静脈B内に留置可能であり、且つカテーテル本体12を通じた必要な血液の取出しが可能となる。
カテーテル本体12の外径寸法Rは、5Fr以上且つ7Fr以下とされており、ある程度の太さを確保しながら、従来の透析用カテーテルに比して細くされている。これにより、脱血用ルーメン14のサイズや耐キンク性等を確保しながら、血液透析に必要な流量を実現できると共に、末梢静脈Aから静脈路をたどって中心静脈Bまで挿入することが容易な太さとされている。脱血用ルーメン14の流量は、120mm/min以上とされていることが望ましい。例えば、図7に示す実験結果のグラフは、有効長Lが50cmで脱血用ルーメン14の直径rが異なる複数種類のカテーテル本体において、200mL/minのポンプ設定流量で牛血を流した場合の脱血用ルーメンの流量を測定した結果である。図7の実験結果によって、脱血用ルーメン14の直径rが1.3~1.7mmとされる本実施形態のカテーテル本体12において、120mm/min以上の流量を実現可能であることが確認されている。
カテーテル本体12は、曲げ半径10cmの湾曲変形に際してキンクを生じない耐キンク性を備えている。それゆえ、カテーテル本体12が血管の湾曲に対する優れた追従性を備えていると共に、上述のように従来よりも細いカテーテル本体12であっても、挿入時にキンクを生じ難い。
カテーテル本体12は、シングルルーメン構造とされており、返血用のルーメンを備えていない。これにより、末梢静脈Aに挿入可能な細いカテーテル本体12であっても、脱血用ルーメン14の断面積を大きく確保することができる。また、脱血用ルーメン14を通じて、人工透析に必要とされる量の血液を取り出すことが容易となる。なお、脱血用ルーメン14の直径rは、1.3mm以上且つ1.7mm以下とされることが好ましい。
カテーテル本体12の周壁の厚さ寸法tは、0.15mm以上且つ0.30mm以下とされている。これにより、耐キンク性等を確保しながら、小径のカテーテル本体12に大きな断面積の脱血用ルーメン14を設けることができる。
脱血用ルーメン14が円形断面とされており、カテーテル本体12の周壁の厚さが略一定とされている。これにより、例えばカテーテル本体12が特定の方向で曲がり難いなど、カテーテル本体12の変形剛性にばらつきが生じるのを防いで、挿入性に優れたカテーテル本体12とすることができる。
また、カテーテル本体12の内腔である脱血用ルーメン14は、好適には、外部から300PSIの圧力が作用しても潰れて遮断されることなく断面形状が維持される。これにより、カテーテル本体12が血流量の多い中心静脈Bに挿入留置された状態において、外周側から比較的に大きな血圧が作用しても、脱血用ルーメン14を通じた血液の取出しが安定して実施可能とされる。
カテーテル本体12の先端部分には、先端開口部23に加えて、側方へ開口するサイドホール20が設けられている。これにより、例えば、先端開口部23が血管壁によって覆われる等して閉塞した場合に、サイドホール20が開放状態に保たれることで、血液ポンプ56から脱血用ルーメン14内へ及ぼされる陰圧によって先端開口部23が血管壁を強く吸引するのを防ぐことができる。
留置された透析用カテーテル10が血液透析装置44の脱血用回路46に接続される際に、透析用カテーテル10の基端チューブ26に引張力等が作用する場合がある。カテーテル本体12と基端チューブ26の接続部分を構成するコネクタ部28には、カテーテル固定具30が取り付けられており、コネクタ部28がカテーテル固定具30によって患者の体表面に対して位置決めされている。それゆえ、基端チューブ26に引張力等が作用しても、基端チューブ26からカテーテル本体12へ力が伝達され難く、カテーテル本体12の抜けや位置ずれが抑制される。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、カテーテル本体12は、単一の合成樹脂材料によって形成された単層チューブであってもよいし、3層以上の多層構造を有する多層チューブであってもよい。
また、図8に示す第2実施形態としての透析用カテーテル80を構成するカテーテル本体82のように、例えば金属や合成樹脂の編組体(網状体)などからなる補強体84を備えたブレードチューブを採用することもできる。これによれば、小径のカテーテル本体82に十分な大きさの脱血用ルーメン(図示せず)を設けつつ、必要な耐キンク性やプッシャビリティを確保することができる。なお、補強体84は、カテーテル本体82の内周面に設けられていてもよいし、カテーテル本体82の周壁に埋設されていてもよく、外周側から視認可能な態様で設けられている必要はない。
カテーテル本体12のサイドホール20は必須ではなく、例えば、脱血用ルーメン14が先端と基端においてのみ開口していてもよい。また、脱血用ルーメン14の先端開口部23は、カテーテル本体12の先端面に開口するものに限定されず、例えば、カテーテル本体12の先端部分の周壁を貫通して側方へ開口していてもよい。
体外留置部分である透析用カテーテル10の基端部分は、前記実施形態に示すように、血管内に留置される部分を含むカテーテル本体12とは別体の基端チューブ26で構成されていることが望ましいが、カテーテル本体12と一体であってもよい。
前記実施形態では、基端チューブ26の連通と遮断を切替可能な開閉部材の例として、ルアーコネクタ36に収容された弁体42を例示したが、例えば、弁体42に代えて或いは加えて、ルアーコネクタ36の基端開口を塞ぐキャップを着脱可能に設けることもできる。この場合には、例えば、キャップをルアーコネクタ36に装着することにより、基端チューブ26の基端開口がキャップによって塞がれて、基端側への血液の漏出が防止され、キャップをルアーコネクタ36から取り外すことによって、基端チューブ26の基端開口が開放されて、基端チューブ26と脱血用回路46が接続可能とされる。また、基端チューブ26に取り付けられた開閉部材としてのクランプによって、基端チューブ26を連通状態と遮断状態に切替可能とすることもできる。
カテーテル固定具30は必須ではなく、例えば、接続用コネクタ24、コネクタ部28、基端チューブ26の先端部分等を医療用テープなどによって患者の体表面に対して位置決めしてもよい。
前記実施形態では、中心静脈Bである上大静脈へ透析用カテーテル10のカテーテル本体12を挿入する場合について例示したが、透析用カテーテル10は、中心静脈である下大静脈へ挿入されてもよい。透析用カテーテル10が下大静脈へ挿入される場合には、例えば、下肢(脚部)の末梢静脈から下大静脈へ挿入される。
10 透析用カテーテル(第1実施形態)
12 カテーテル本体
14 脱血用ルーメン
16 内層
18 外層
20 サイドホール
22 先端チップ
23 先端開口部
24 接続用コネクタ
26 基端チューブ
28 コネクタ部
30 カテーテル固定具(位置決め用部材)
32 取付部
34 翼部
36 ルアーコネクタ
38 ねじ山
40 突出片
42 弁体(開閉部材)
44 血液透析装置
46 脱血用回路
48 血液浄化器
50 返血用回路
52 留置針
54 脱血側ドリップチャンバ
56 血液ポンプ
58 血液流入口
60 血液流出口
62 透析液流入口
64 透析液流出口
66 返血側ドリップチャンバ
68 外針
70 外針ハブ
80 透析用カテーテル(第2実施形態)
82 カテーテル本体
84 補強体
A 末梢静脈
B 中心静脈

Claims (11)

  1. 脱血用ルーメンが形成されたシングルルーメン構造のカテーテル本体を備え、
    該カテーテル本体の有効長が40cm以上且つ60cm以下とされており、
    該カテーテル本体が患者の四肢の末梢静脈から中心静脈へ挿入される末梢挿入式とされていることを特徴とする透析用カテーテル。
  2. 前記カテーテル本体の外径が5フレンチスケール以上且つ7フレンチスケール以下とされている請求項1に記載の透析用カテーテル。
  3. 前記カテーテル本体が曲げ半径10mmの曲げに対してキンクを生じない耐キンク性能を有している請求項2に記載の透析用カテーテル。
  4. 前記カテーテル本体の先端に開口する先端開口部が設けられていると共に、該カテーテル本体の先端部分の周壁を貫通するサイドホールが設けられている請求項1~3の何れか一項に記載の透析用カテーテル。
  5. 前記カテーテル本体が補強体を備えるブレードチューブとされている請求項1~4の何れか一項に記載の透析用カテーテル。
  6. 前記カテーテル本体が積層構造を有する積層チューブとされている請求項1~5の何れか一項に記載の透析用カテーテル。
  7. 前記カテーテル本体の先端には、該カテーテル本体よりも柔らかい先端チップが設けられている請求項1~6の何れか一項に記載の透析用カテーテル。
  8. 前記カテーテル本体の基端側に接続用コネクタが設けられて、該接続用コネクタには該カテーテル本体とは別体の基端チューブが接続されている請求項1~7の何れか一項に記載の透析用カテーテル。
  9. 前記カテーテル本体と前記基端チューブの接続部分には該カテーテル本体を患者の体表面に対して位置決めする位置決め用部材が設けられている請求項8に記載の透析用カテーテル。
  10. 前記基端チューブの連通と遮断を切替可能な開閉部材が設けられている請求項8又は9に記載の透析用カテーテル。
  11. 請求項1~10の何れか一項に記載の透析用カテーテルと、
    該透析用カテーテルに接続される脱血用回路と、
    該脱血用回路に接続される血液浄化器と、
    該血液浄化器に接続される返血用回路と、
    該返血用回路に接続されて、患者の末梢動脈に穿刺される留置針と
    を、備える血液透析装置。
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