JP2023053682A - アルミニウム系端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】繰り返し通電時における温度上昇量を抑制できるアルミニウム系端子を提供する。【解決手段】アルミニウム系端子は、導線と接続する導線接続部と、対向する第1主面から第2主面まで貫通する貫通穴を有し、前記第1主面および前記第2主面のうち接続部材に接触する少なくとも一方の主面の、負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxpが、0.30μm以上40.00μm以下である板状接続部とを備える。【選択図】図4

Description

本開示は、アルミニウム系端子に関する。
通常、配電用電線には銅系導体および銅系端子が用いられている。近年では、軽量化の観点から、アルミニウム系導体が用いられることがある。また、アルミニウム系導体の端末接続には、アルミニウム系端子が用いられることがある。アルミニウム系導体にアルミニウム系端子を装着したアルミニウム系端子付きアルミニウム系導体ケーブルを接続部材にボルトなどで締結することによって、電気回路を作り、電流を流す。
例えば、特許文献1には、銅製の被締結部材との機械締結による電気接続に用いられる、6101-T6アルミニウム合金製の電気接続用部材において、被締結部材との接触面における算術平均粗さRaと平均長さRSmが21≦RSm-21×ln(Ra)≦38(Raは10μm未満、RSmは100μm未満である)を満たすことが記載されている。特許文献1では、機械締結による電気接続に用いられるアルミニウム合金製の電気接続用部材について、被締結部材との接触面における算術平均粗さRaと平均長さRSmとが所定の関係を満たすと、被締結部材との接触面における接触抵抗(接触電気抵抗)が低減される。
しかしながら、特許文献1では、被締結部材との締結後に長時間に亘って通電を繰り返す使用状況で電気接続用部材が低い接触抵抗を維持できるかどうか、さらには、このような使用状況で電気接続用部材の発熱が抑制できるかどうかについては、言及されておらず、不明である。そのため、特許文献1の電気接続用部材を端子に適用した場合、通電の繰り返しによる端子の温度変化により、端子の熱膨張による端子と接続部材との機械的なずれや端子の応力緩和などが生じ、端子と接続部材との間の接触抵抗が増大し、その結果、発熱、あるいは最悪の場合には発火事故を招く恐れがある。
特許第6193070号公報
本開示の目的は、繰り返し通電時における温度上昇量を抑制できるアルミニウム系端子を提供することである。
[1] 導線と接続する導線接続部と、対向する第1主面から第2主面まで貫通する貫通穴を有し、前記第1主面および前記第2主面のうち接続部材に接触する少なくとも一方の主面の、負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxpが、0.30μm以上40.00μm以下である板状接続部とを備えることを特徴とするアルミニウム系端子。
[2] 前記接続部材に接触する前記主面にめっき層を有し、前記めっき層の負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxpは、0.30μm以上40.00μm以下である、上記[1]に記載のアルミニウム系端子。
[3] 前記めっき層は、Sn、Ni、Ni-PまたはCuである、上記[2]に記載のアルミニウム系端子。
[4] 前記板状接続部を厚さ方向に圧縮したときの前記板状接続部の0.2%耐力は、35MPa以上150MPa以下である、上記[1]~[3]のいずれか1つに記載のアルミニウム系端子。
[5] 前記貫通穴における前記導線接続部と反対側の接線に沿った前記板状接続部の断面において、前記第1主面の両端部A、Bを直線で結んだ線分を線分ABとし、前記線分ABの中点を中点Pとし、前記線分ABに対して垂直かつ前記中点Pを通る直線L1と前記第1主面との交点を交点Rとし、前記端部Aと前記交点Rとを直線で結んだ線分を線分ARとし、前記第2主面の両端部C、Dを直線で結んだ線分を線分CDとし、前記線分CDの中点を中点Qとし、前記線分CDに対して垂直かつ前記中点Qを通る直線L2と前記第2主面との交点を交点Sとし、前記端部Cと前記交点Sとを直線で結んだ線分を線分CSとすると、前記線分ABと前記線分ARとのなす角α1および前記線分CDと前記線分CSとのなす角α2の少なくとも一方のなす角が0.1度以上5.0度以下である、上記[1]~[4]のいずれか1つに記載のアルミニウム系端子。
本開示によれば、繰り返し通電時における温度上昇量を抑制できるアルミニウム系端子を提供することができる。
図1は、実施形態のアルミニウム系端子の要部構成の一例を示す斜視図である。 図2は、図1のA-A断面図である。 図3は、実施形態のアルミニウム系端子と電線とが圧着されたアルミニウム系端子付き電線の一例を示す斜視図である。 図4は、実施形態のアルミニウム系端子を構成する板状接続部の極点高さSxpを説明するための概略図であり、板状接続部の主面の一例を示す断面図である。 図5は、実施形態のアルミニウム系端子を構成する板状接続部の極点高さSxpを説明するための概略図であり、負荷曲線の一例を示す図である。
以下、実施形態に基づき詳細に説明する。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、板状接続部の接続部材に接触する主面の極点高さSxpを適切に制御することによって、適切に制御した極点高さSxpを有する主面を接触面として接続部材に接続しても、繰り返し通電時におけるアルミニウム系端子の温度上昇量を抑制できることを見出し、かかる知見に基づき本開示を完成させるに至った。
実施形態のアルミニウム系端子は、導線と接続する導線接続部と、対向する第1主面から第2主面まで貫通する貫通穴を有し、第1主面および第2主面のうち接続部材に接触する少なくとも一方の主面の、負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxpが、0.30μm以上40.00μm以下である板状接続部とを備える。
図1は、実施形態のアルミニウム系端子の要部構成の一例を示す斜視図である。図2は、図1のA-A断面図である。図3は、実施形態のアルミニウム系端子と電線とが圧着されたアルミニウム系端子付き電線の一例を示す斜視図である。なお、図2では、便宜上、めっき層23を省略する。
図1に示すように、アルミニウム系端子1は、導線接続部10と板状接続部20とを備える。アルミニウム系端子1は、純アルミニウムおよびアルミニウム合金を含むアルミニウム系材料から形成される。例えば、アルミニウム系端子1は、A1070から形成される。
アルミニウム系端子1を構成する導線接続部10は、図3に示すように、導線51と接続する。導線51は、例えば図3に示すように、少なくとも1つ以上の素線51aから構成される。導線51は、図3に示すような複数の素線51aを撚り合わせた撚線でもよいし、複数の素線51aを束ねた束線でもよいし、1本の素線51aでもよい。導線51および素線51aは、純アルミニウムおよびアルミニウム合金を含むアルミニウム系材料、または純銅および銅合金を含む銅系材料から形成されることが好ましく、アルミニウム系材料から形成されることがより好ましい。
また、導線51の外周には、絶縁被覆部52が設けられてもよく、絶縁被覆部52の外周には、シース53が設けられてもよい。
図3では、導線51、絶縁被覆部52およびシース53を備える電線50の一端側において、導線51の外周を覆う絶縁被覆部52と絶縁被覆部52の外周を覆うシース53とが電線50から剥ぎ取られて、導線51が露出している。
図3に示すように、アルミニウム系端子1の一端側には、電線50の一端側で露出している導線51を挿入する管状の導線接続部10が設けられている。導線51がアルミニウム系端子1の導線接続部10に挿入している状態で、アルミニウム系端子1の導線接続部10がかしめられると、圧着部11が形成され、アルミニウム系端子付き電線が得られる。導線接続部10は、圧着部11を介して導線51に圧着され、導線51と電気的に接続される。圧着部11では、電線50の導線51がアルミニウム系端子1の導線接続部10に圧着されている。
ここでは、導線接続部10がクローズ型の管状形状である例について示しているが、導線接続部10が導線51に圧着できれば、導線接続部10の形状は限定されるものではない。導線接続部10は、例えばオープン型の管状形状であってもよい。
図1および図3に示すように、アルミニウム系端子1の他端側には、板状接続部20が設けられる。板状接続部20は、互いに対向する第1主面21aから第2主面21bまで貫通する貫通穴22を備える。板状接続部20の貫通穴22にボルトなどの締結部材(不図示)を挿通して、アルミニウム系端子1の板状接続部20を不図示の接続部材(図示のアルミニウム系端子1ではなく、不図示の別途のアルミニウム系端子1の板状接続部20を含む)に機械的かつ電気的に接続させる。貫通穴22に円柱状の締結部材を挿通することから、貫通穴22は円形状であることが好ましい。
板状接続部20において、第1主面21aおよび第2主面21bのうち、接続部材(不図示)に接触する少なくとも一方の主面の、負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxp(以下、単に極点高さSxpともいう)は、0.30μm以上40.00μm以下である。
図4は、実施形態のアルミニウム系端子を構成する板状接続部の極点高さSxpを説明するための概略図であり、板状接続部の主面の一例を示す断面図である。図5は、実施形態のアルミニウム系端子を構成する板状接続部の極点高さSxpを説明するための概略図であり、負荷曲線の一例を示す図である。
板状接続部20の第2主面21bを接触面として不図示の接合部材に接合したとき、繰り返し通電時におけるアルミニウム系端子1の温度上昇量の抑制と第2主面21bの表面形状との関係について、本発明者らは以下のように考えている。また、便宜上、めっき層23を省略する。
板状接続部20の第2主面21bを微視的に見ると、図4に示すように、第2主面21bには微細な凹凸が存在している。アルミニウム系端子1の板状接続部20を不図示の接続部材に接合させて電気を流す際には、板状接続部20および接続部材の表面に存在する酸化膜を破壊して、板状接続部20および接続部材の金属同士を接触させる必要がある。その理由は、酸化膜が絶縁もしくは非常に低い導電性を有するためである。酸化膜を破壊するには、ある程度の荷重をかけて板状接続部20および接続部材を接触させる必要があり、酸化膜を破壊して金属同士が接触すれば、板状接続部20および接続部材の接触抵抗が低くなり、板状接続部20および接続部材の導通が確保される。
このような酸化膜破壊および接触抵抗について、材料の変形が影響していることが考えられ、さらに微視的に観察すると、第2主面21bに存在する、接続部材と最初に接触する山の部分の変形量が関係していることがわかった。第2主面21bに存在する山の部分が変形することで、酸化膜が破壊されて金属が露出し、接触抵抗が低くなり、板状接続部20と接続部材との導通が確保される。酸化膜の変形能は金属の変形能と異なる。そのため、山の部分の変形量が大きい場合には、その変形量に応じた大きなずれが生じ、酸化膜が破壊されやすく、導通が確保されやすい一方、山の部分の変形量が小さい場合には、その変形量に応じたずれが小さいことから、酸化膜が破壊されにくく、導通しにくい。
そこで、山の部分の変形量を制御することが、酸化膜を破壊し、かつ、接触抵抗を低くする上で重要であり、山の部分の変形量を表すパラメータとして、極点高さSxpを考えた。これは、山の頂点からある深さまでの距離で表される。ある深さとして、測定領域において、最も高い山の頂点からある深さxの位置で種々の山を垂直に切断した時の断面積が全測定領域面積の10%になる深さxで表現できることを見出した。本実施形態では、図5に示すように、山の頂点である負荷面積率0%の高さ、および山を垂直に切断した時の断面積が全測定領域面積の10%になる深さである負荷面積率10%の高さの差分を極点高さSxpとして規定する。
第2主面21bの極点高さSxpが0.30μm未満であると、山の部分の変形量が不足し、接触抵抗が高くなり、繰り返し通電時における温度上昇量が大きくなる。また、第2主面21bの極点高さSxpが40.00μmより大きいと、第2主面21b側のめっきした表層においてめっきムラが発生する恐れがあり、接触抵抗が高くなり、繰り返し通電時における温度上昇量が大きくなる。さらには、摩耗粉が発生しやすく、第2主面21bと接続部材との間に摩耗粉が入りこむことで接触抵抗が高くなり、繰り返し通電時における温度上昇量が大きくなる。
上記では、アルミニウム系端子1の第2主面21bを不図示の接続部材に接触させて電気を流す場合について説明した。アルミニウム系端子1の第1主面21aが接続部材に接触する場合においては、上記第2主面21bと同様に、第1主面21aの極点高さSxpを制御すればよい。
以上から、第1主面21aおよび第2主面21bのうちで接続部材に接触する少なくとも一方の主面の極点高さSxpについて、下限値は、0.30μm以上であり、2.20μm以上であることが好ましく、10.00μm以上であることがより好ましく、上限値は40.00μm以下である。さらに好ましくは、第1主面21aおよび第2主面21bの両方が上記範囲内である。
ここで、表面粗さを表す指標の代表的なものに、算術平均高さSaがある。算術平均高さSaは、表面の山部分と谷部分の平均で表される指標である。一方、実施形態では、接続部材と最初に接触する山の部分の変形量が接触抵抗に大きく影響していると考えられるため、算術平均高さSaではなく、極点高さSxpを採用する。一例として、タイルを張り合わせたような格子状の模様を呈している表面では、平面部の山の部分の面積が接触抵抗に大きな影響を及ぼすため、表面を極点高さSxpで評価するとその山の部分が適切に表現されるが、表面を算術平均高さSaで評価すると谷部(溝の部分)も含めた指標となってしまうことから、本実施形態で算術平均高さSaを採用することは適切ではない。
また、板状接続部20において、接続部材に接触する主面にめっき層23を有し、めっき層23の負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxpは、0.30μm以上40.00μm以下であることが好ましい。
めっき層23は、第1主面21aおよび第2主面21bのうち、接続部材に接触する主面に設けられる。第1主面21aや第2主面21bと同様に、めっき層23の表面にも酸化膜が形成されている。めっき層23を接触面として不図示の接続部材に接合したとき、繰り返し通電時におけるアルミニウム系端子1の温度上昇量の抑制とめっき層23の表面形状との関係についても、上記と同様に酸化膜を破壊して接触抵抗を低くする点で、上記の第2主面21bに対する考えをめっき層23にも適用することができる。そのため、めっき層23の極点高さSxpについて、下限値は、0.30μm以上であることが好ましく、2.20μm以上であることがより好ましく、10.00μm以上であることがさらに好ましく、上限値は40.00μm以下であることが好ましい。
上記の極点高さSxpについて、まず、レーザー顕微鏡を用いて表面を観察する。観察領域に対し、極点高さの最上点、最下点をそれぞれ0%、10%と設定して、極点高さを算出する。観察領域が重ならないように、この測定を複数回行う。そして、これら複数の極点高さの値を平均して、極点高さSxpを得る。
また、めっき層23は、Sn、Ni、Ni-PまたはCuであることが好ましい。Snで形成されるめっき層23は、電気接点に一般的に使用されており、柔らかいため、酸化膜の破壊がしやすく、接触抵抗を低くできる。NiまたはNi-Pで形成されるめっき層23は、硬い材料であるため、耐久性を向上できる。Cuで形成されるめっき層23は、Snめっき層とNiめっき層の中間的な特性を示し、電気抵抗率と耐久性の両方がバランスよく発揮される。このように、アルミニウム系端子1の用途に応じて、めっき層23のめっき種を適宜選択することができる。これらのめっき種で形成されるめっき層23と接続部材との接続において、めっき層23の表面を微視的に見た際に、山の部分が変形して酸化膜を破壊し接触抵抗を低くすると考えられる。
また、板状接続部20を厚さ方向に圧縮したときの板状接続部20の0.2%耐力(以下、単に0.2%耐力ともいう。)は、35MPa以上150MPa以下であることが好ましい。板状接続部20の厚さ方向とは、第1主面21aと第2主面21bとを直線で結んだ方向である。
板状接続部20の表面に存在する山の部分の変形量は、板状接続部20のつぶれやすさに依存する。そこで、板状接続部20のつぶれやすさを表す指標として、板状接続部20を厚さ方向に圧縮したときに得られる板状接続部20の0.2%耐力を規定する。上記の0.2%耐力が35MPa未満であると、板状接続部20が柔らかすぎて電線施工時または施工後に変形あるいは破壊されてしまい、設計通りの施工ができない恐れがある。一方で、上記の0.2%耐力が150MPaよりも高いと、酸化膜が破壊されにくいため、十分な導通が確保できず、繰り返し通電時における温度上昇量が大きくなる。このような点で、上記の0.2%耐力について、下限値は35MPa以上であることが好ましく、上限値は、150MPa以下であることが好ましく、130MPa以下であることがより好ましい。
下記で詳細に説明するなす角α1およびなす角α2について、なす角α1およびなす角α2が0度である板状接続部20の上記0.2%耐力は、板状接続部20を切り出して得られるサンプルを板状接続部20の厚さ方向に圧縮試験して得られる応力ひずみ曲線から、JIS Z 2241に記載のオフセット法にて、得られる。サンプルの厚さが板状接続部20の厚さと同じになるように、サンプルを切り出す。また、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が0度以外である板状接続部20の上記0.2%耐力については、圧縮試験中にサンプルとの接触面積が変化してしまい正確に測定できないため、なす角α1およびなす角α2が0度である板状接続部20の0.2%耐力を測定する。
図2は、図1のA-A断面図であり、板状接続部20の断面における、線分ABと線分ARとのなす角α1および線分CDと線分CSとのなす角α2を説明するための概略図である。図2に示す断面は、導線接続部10側からみた断面であり、貫通穴22を含まない部分の断面である。なお、図2では、便宜上、めっき層23を省略する。
図1~2に示すように、貫通穴22における導線接続部10と反対側の接線に沿った板状接続部20の断面において、第1主面21aの両端部A、Bを直線で結んだ線分を線分ABとし、線分ABの中点を中点Pとし、線分ABに対して垂直かつ中点Pを通る直線L1と第1主面21aとの交点を交点Rとし、端部Aと交点Rとを直線で結んだ線分を線分ARとし、第2主面21bの両端部C、Dを直線で結んだ線分を線分CDとし、線分CDの中点を中点Qとし、線分CDに対して垂直かつ中点Qを通る直線L2と第2主面21bとの交点を交点Sとし、端部Cと交点Sとを直線で結んだ線分を線分CSとすると、線分ABと線分ARとのなす角α1および線分CDと線分CSとのなす角α2の少なくとも一方のなす角が0.1度以上5.0度以下であることが好ましい。図2に示す線分AB、直線L1、線分AR、線分CD、直線L2、線分CSは仮想線である。
ここで、板状接続部20の第1主面21aを接続部材に接触させる場合、第1主面21aと接続部材との接触面積を小さくして単位面積当たりの荷重を大きくすると、荷重が効率的に負荷されて山の部分をより大きく変形でき、酸化膜をさらに破壊でき、接触抵抗をさらに低くできる。また、板状接続部20の第2主面21bを接続部材に接触させる場合についても、第1主面21aと同様に、第2主面21bと接続部材との接触面積を小さくして単位面積当たりの荷重を大きくすると、荷重が効率的に負荷されて山の部分をより大きく変形でき、酸化膜をさらに破壊でき、接触抵抗をさらに低くできる。
そのため、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が0.1度以上であると、板状接続部20における最も負荷のかかる貫通穴22周辺部において、接続部材と接触する面積を小さくでき、接触抵抗をさらに低くできる。また、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が5.0度を超えると、板状接続部20と接続部材との隙間が大きくなり、アルミニウム系端子1と接続部材とのボルト締結時に発生する摩耗粉や埃などが堆積する可能性がある。このような点で、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角について、下限値は、0.1度以上であることが好ましく、1.0度以上であることがより好ましく、上限値は5.0度以下であることが好ましい。さらに好ましくは、なす角α1およびなす角α2の両方が上記範囲内である。
ここで、貫通穴22における導線接続部10と反対側の接線とは、図1に示すように、貫通穴22の中心からみて、導線接続部10側の接線ではなく、導線接続部10と反対側の接線である。そして、貫通穴22における導線接続部10と反対側の接線に沿った板状接続部20の断面とは、導線接続部10側からみた断面であり、貫通穴22を含まない部分の断面である。
また、図2では、第1主面21aが凹形状である例について示しているが、第1主面21aは凸形状であってもよい。同様に、第2主面21bが凸形状である例について示しているが、第2主面21bは凹形状であってもよい。
次に、アルミニウム系端子1の製造方法について説明する。
まず、第1鍛造工程では、アルミニウム系材料で構成される丸棒の中心部を鍛造で圧縮し、導線接続部10を成形する。
第1鍛造工程の後に実施される第1熱処理工程は、導線接続部10と導線との圧着時の変形抵抗を低くする目的で行われる。第1熱処理工程は、特に限定はないが、300℃~450℃、1時間~3時間の範囲が工業的に安定的に熱処理されるためよい。例えば、300℃1時間の熱処理が行われる。
第1熱処理工程の後に実施される第2鍛造工程では、導線接続部10と反対側の端部を鍛造で金型に入れて圧縮し、板状部を形成する。
第2鍛造工程の後に実施される第3鍛造工程では、板状部の主面の極点高さSxpを変化させるため、金型を用いて板状部を鍛造する。板状部を挟み込むように2枚の金型を設置し、プレスして、板状部の表面状態を変化させる。こうして、板状接続部20を形成する。金型の内面は、サンドブラスト加工が施されている。また、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が0度以外である板状接続部20を形成する場合には、板状部の中心に向かって同心円状に湾曲できる金型を用いる。
第3鍛造工程の後に実施される打ち抜き工程では、打ち抜きによって、板状接続部20に貫通穴22を開ける。
打ち抜き工程の後に実施されるバリ取り工程では、打ち抜き工程で発生した貫通穴22周辺のバリを取るため、旋盤加工にて面取りを行う。
バリ取り工程の後に実施される第2熱処理工程は、板状接続部20におけるボルト締結時の変形量を大きくして、酸化膜を破壊しやすくする目的で行われる。第2熱処理工程は、300℃以上600℃以下、1時間以上3時間以内の熱処理が行われる。第2熱処理工程は、任意工程である。
板状接続部がめっき層23を有する場合には、第2熱処理工程後にめっき工程が実施される。一例として、ダブルジンケート処理にてNi-Pめっきを施し、さらにその外側にSn、Ni、またはCuめっきを施す。密着性向上のため、Ni-Pめっき層に隣接する外側には、薄いCuめっき層を施してもよい。こうして、アルミニウム系端子1が得られる。
次に、アルミニウム系端子1と電線50とが圧着されたアルミニウム系端子付き電線100の製造方法について説明する。
まず、コンパウンド挿入工程では、導線接続部10と導線51との密着性の向上のために、導線接続部10の内側にコンパウンド材を塗布する。コンパウンド材は、主に鉱油および亜鉛粉末で構成され、導線接続部10と導線51とを良好に接続するために用いられる。コンパウンド材が導線接続部10内に設けられると、アルミニウム系端子付き電線100の良好な導電性の確保、導線接続部10の酸化被膜および導線51の酸化被膜の破壊、圧着部11の防水などの役割を果たす。
コンパウンド挿入工程の後に実施される圧着工程では、導線接続部10に導線51を挿入し、圧着工具を用いて導線接続部10に一方向から力をかけて、導線接続部10と導線51とを圧着し、圧着部11を形成する。圧着部11の窪み量が大きいほど、換言すると圧着時の押込み力が大きいほど、導線接続部10と導線51とを強固に接合できる。こうして、アルミニウム系端子付き電線100が得られる。
このようなアルミニウム系端子1は、電線同士を接続する際に使用する端末接続部材に好適に用いられる。
以上説明した実施形態によれば、板状接続部の接続部材に接触する主面の極点高さSxpを所定の範囲内に適切に制御することによって、板状接続部を接続部材に接続して繰り返し通電しても、アルミニウム系端子の温度上昇量を抑制することができる。そのため、繰り返し通電を行っても、発火することなく、安心かつ安全に使用することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の概念および特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含み、本開示の範囲内で種々に改変することができる。
次に、実施例および比較例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1~36、比較例1~8)
表1~2に示す成分のアルミニウム系材料で構成される丸棒の中心部を鍛造で圧縮し、導線接続部を成形した。
続いて、導線接続部と導線との圧着時の変形抵抗を低くするため、第1熱処理工程として、300℃、1時間の熱処理を行った。
続いて、導線接続部と反対側の端部を鍛造で金型に入れて圧縮し、板状部を形成した。
続いて、板状部の主面の極点高さSxpを表1~2の値にするため、金型を用いて板状部を鍛造した。鍛造では、板状部を挟み込むように2枚の金型を設置し、板状部をプレスして、板状部の表面状態を変化させた。こうして、板状接続部を形成した。
このときに用いた金型の内面には、サンドブラスト加工を施した。JIS R6001に準拠し、F20、F40、F60、F80、F100、F220、F400、F600、F1200の研磨粒子を使用してサンドブラスト加工を行ったが、加工面全体における極点高さSxpのばらつきが大きかったため、金型との距離と研磨粒子の照射時間を通常よりも増やして、加工表面を広範囲に均等になるようにサンドブラスト加工した。なお、比較例1、3~8で用いたサンドブラスト加工をしない通常の金型では、#4000の研磨紙を用いて金型内面を仕上げた。また、実施例11~16、19~24、26、28、30~31、33~34、36では、板状部の中心に向かって同心円状に湾曲できる金型を用い、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が0度以外である板状接続部を形成した。
続いて、板状接続部に貫通穴を開けた後、旋盤加工によって面取りを行った。
続いて、実施例9~10、16、18では、板状接続部におけるボルト締結時の変形量を大きくして、酸化膜を破壊しやすくするため、第2熱処理工程として、大気加熱炉内で、表1に示す条件で熱処理を行った。
続いて、実施例20~36、比較例5~8では、厚さ5μmで表2に示すめっき層を板状接続部に形成した。
こうして、アルミニウム系端子を得た。
続いて、導線接続部の内側にコンパウンド材(コンパウンドA、古河パワーシステムズ(株)社製)を塗布した。続いて、導線接続部にアルミニウム系導線を挿入し、圧着工具を用いて導線接続部に一方向から力をかけて、導線接続部とアルミニウム系導線とを圧着し、圧着部を形成した。こうして、アルミニウム系端子付きアルミニウム系電線を得た。
[測定および評価]
上記実施例および比較例で得られたアルミニウム系端子付きアルミニウム系電線について、下記の測定および評価を行った。結果を表1~2に示す。
[1] 極点高さSxp
レーザー顕微鏡(VK-X1000、キーエンス製)を用いて、接続部材に接触する第2主面について、210μm×280μmの観察領域で、表面を観察した。観察した領域に対し、極点高さの最上点、最下点をそれぞれ0%、10%と設定して、極点高さを算出した。観察領域が重ならないように、この測定を3回(n=3)行い、n3の平均を算出した。
[2] 0.2%耐力
板状接続部から幅10mm奥行10mmの直方体状のサンプルを切り出し、島津製作所製のオートグラフAG-100KND型を用いてサンプルの厚さ方向の圧縮試験を2回(n=2)行った。圧縮試験で得られた応力ひずみ曲線から、JIS Z 2241に記載のオフセット法にて0.2%耐力を求め、n2の平均を算出した。サンプルの厚さは板状接続部の厚さと同じ8.3mmであった。また、実施例11~16、19~24、26、28、30~31、33~34、36のようになす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が0度以外である板状接続部の0.2%耐力については、なす角α1およびなす角α2が0度である板状接続部の0.2%耐力を測定した。
[3] なす角α1およびなす角α2
板状接続部を樹脂で埋めた後、貫通穴における導線接続部と反対側の接線に沿って板状接続部を切断した。続いて、板状接続部の切断面を研磨し、研磨後の切断面を顕微鏡で観察し、なす角α1およびなす角α2を求めた。
[4] ヒートサイクル試験
繰り返し通電時における温度上昇量の評価として、「JIS C 2810 屋内配線用電線コネクタ通則-分離不能形」に記載のヒートサイクル試験を参考に、ヒートサイクル試験を実施した。各実施例または各比較例で得られた2m以上の長さのアルミニウム系端子付きアルミニウム系電線を複数本用意し、端子台を介して直列にアルミニウム系端子の第2主面同士を接続し、アルミニウム系電線の温度が105℃になるような電流値を設定した。任意のアルミニウム系電線の中央部分の絶縁被覆部に切れ込みを入れ、アルミニウム系電線の導線に接触するように熱電対を挿入して、アルミニウム系電線の温度を測定した。また、アルミニウム系端子の板状接続部に熱電対をはんだ付けして、アルミニウム系端子の温度を測定した。設定した電流値で1時間通電した後に1時間通電を停止する工程を1サイクルとし、25サイクル目の通電後1時間経過時のアルミニウム系端子の温度と比較して、500サイクル目の通電後1時間経過時のアルミニウム系端子の温度の上昇量(℃)を測定した。アルミニウム系端子付きアルミニウム系電線の発熱を抑制できるという点で、温度上昇量が小さいほど良好である。めっき層を具備しないアルミニウム系端子では、温度上昇量が20℃未満であれば温度上昇量の抑制効果があるとして、合格とした。めっき層を具備するアルミニウム系端子では、めっき工程が追加されるためコストはかかるものの、温度上昇量が8℃未満であればさらに温度上昇量の抑制効果があるとして、合格とした。
Figure 2023053682000002
Figure 2023053682000003
表1に示すように、実施例1~19では、板状接続部の接続部材に接触する主面(本実施例ではすべて第2主面)の極点高さSxpが0.30μm以上40.00μm以下の範囲内にあり、ヒートサイクル試験後の温度上昇量が20℃未満であったのに対し、比較例1~4では、板状接続部の接続部材に接触する主面(本比較例ではすべて第2主面)の極点高さSxpが上記範囲外であり、ヒートサイクル試験後の温度上昇量が20℃以上であった。また、実施例11~16、19では、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が0.1度以上5.0度以下であり、ヒートサイクル試験後の温度上昇量をさらに抑制できた。また、比較例4は、最後に旋盤により板状接続部の表面にストライプ状の溝を設けた以外は比較例3と同様にアルミニウム系端子を製造し、この表面の算術平均高さSaは70μmであったが、極点高さSxpは溝の部分に関係ないため0.27μmであり、温度上昇量は20℃以上であった。
また、表2に示すように、めっき層を備える実施例20~36および比較例5~8では、めっき工程が増えるため製造コストが高くなるものの、めっき層を備えない実施例に比べて、ヒートサイクル試験後の温度上昇量を低くすることができた。また、実施例20~36では、板状接続部の接続部材に接触する主面(第2主面)の極点高さSxpが0.30μm以上40.00μm以下の範囲内にあり、ヒートサイクル試験後の温度上昇量が8℃未満であったのに対し、比較例5~8では、板状接続部の接続部材に接触する主面(第2主面)の極点高さSxpが上記範囲外であり、ヒートサイクル試験後の温度上昇量が8℃以上であった。また、実施例20~24、26、28、30~31、33~34、36では、なす角α1およびなす角α2の少なくとも一方のなす角が0.1度以上5.0度以下であり、ヒートサイクル試験後の温度上昇量をさらに抑制できた。
1 アルミニウム系端子
10 導線接続部
11 圧着部
20 板状接続部
21a 第1主面
21b 第2主面
22 貫通穴
23 めっき層
50 電線
51 導線
51a 素線
52 絶縁被覆部
53 シース
100 アルミニウム系端子付き電線

Claims (5)

  1. 導線と接続する導線接続部と、
    対向する第1主面から第2主面まで貫通する貫通穴を有し、前記第1主面および前記第2主面のうち接続部材に接触する少なくとも一方の主面の、負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxpが、0.30μm以上40.00μm以下である板状接続部と
    を備えることを特徴とするアルミニウム系端子。
  2. 前記接続部材に接触する前記主面にめっき層を有し、
    前記めっき層の負荷面積率0%の高さおよび負荷面積率10%の高さの差分を表す極点高さSxpは、0.30μm以上40.00μm以下である、請求項1に記載のアルミニウム系端子。
  3. 前記めっき層は、Sn、Ni、Ni-PまたはCuである、請求項2に記載のアルミニウム系端子。
  4. 前記板状接続部を厚さ方向に圧縮したときの前記板状接続部の0.2%耐力は、35MPa以上150MPa以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載のアルミニウム系端子。
  5. 前記貫通穴における前記導線接続部と反対側の接線に沿った前記板状接続部の断面において、
    前記第1主面の両端部A、Bを直線で結んだ線分を線分ABとし、前記線分ABの中点を中点Pとし、前記線分ABに対して垂直かつ前記中点Pを通る直線L1と前記第1主面との交点を交点Rとし、前記端部Aと前記交点Rとを直線で結んだ線分を線分ARとし、
    前記第2主面の両端部C、Dを直線で結んだ線分を線分CDとし、前記線分CDの中点を中点Qとし、前記線分CDに対して垂直かつ前記中点Qを通る直線L2と前記第2主面との交点を交点Sとし、前記端部Cと前記交点Sとを直線で結んだ線分を線分CSとすると、
    前記線分ABと前記線分ARとのなす角α1および前記線分CDと前記線分CSとのなす角α2の少なくとも一方のなす角が0.1度以上5.0度以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載のアルミニウム系端子。
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