JP2023050765A - 切削インサートの固定構造、及び刃先交換式切削工具 - Google Patents

切削インサートの固定構造、及び刃先交換式切削工具 Download PDF

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Abstract

【課題】既存のホルダを活用しつつ安定した保持を可能とした小型化された切削インサートを有する切削インサートの固定構造、及び刃先交換式切削工具を提供する。【解決手段】刃先交換式切削工具は、軸線Oに沿って延びる貫通孔11が形成された切削インサート10と、ネジ穴が形成されたホルダと、貫通孔11の内部に設けられたくさび部材30と、切削インサート10をホルダに固定するネジ部材40と、を備え、貫通孔11の内周面にはテーパ面10aが形成され、くさび部材30は、環状の基部31と、基部31の外周側の端縁から立ち上がるとともに、ネジ部材40が挿通された状態で、弾性変形することでテーパ面10aに対して当接可能な押圧面を有し、周方向に間隔をあけて配列された複数の押圧部32と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、切削インサートの固定構造、及び刃先交換式切削工具に関する。
切削工具の一種として、切刃を有する切削インサートを切削工具本体に取り付けて用いられる刃先交換式切削工具が広く用いられている。刃先交換式切削工具の具体例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。下記特許文献1に係る工具では、切削インサートの中央部に貫通孔が形成され、当該貫通孔にネジを挿通することで切削インサートがホルダに固定される。
特開2021-041466号公報
ところで、近年では、材料である超硬金属の材料費上昇に伴って、切削インサートを小型化したいという要請が高まっている。一方で、単に切削インサートを小型化した場合、専用のホルダを新たに用意する必要がある。このため、既存のホルダが使用できず、切削インサートの汎用性が限定的となってしまうという課題がある。また、単に切削インサートを小型化した場合、切削インサートの保持部分の接触面積も小さくなり、切削インサートの保持が不安定となる虞がある。切削インサートの保持が不安定となると、切削加工時に切削インサートのがたつき等を生じ、加工精度が損なわれる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、既存のホルダを活用しつつ安定した保持を可能とした小型化された切削インサートを有する切削インサートの固定構造、及び刃先交換式切削工具を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様に係る切削インサートの固定構造は、ネジ穴が形成されたホルダに着脱可能に固定される切削インサートの固定構造であって、軸線に沿って延びる貫通孔が形成された前記切削インサートと、前記貫通孔の内部に設けられ、該貫通孔と同軸の開口部が形成されたくさび部材と、前記開口部、及び前記貫通孔に挿通されるとともに前記ネジ穴に締結されることで前記切削インサートを前記ホルダに固定するネジ部材と、を備え、前記貫通孔の内周面には、前記軸線方向一方側から他方側に向かうに従って該軸線に近接する方向に延びるテーパ面が形成され、前記くさび部材は、前記開口部が形成された環状の基部と、前記軸線に対する周方向に間隔をあけて配列され前記開口部に挿通された前記ネジ部材に当接する複数の押圧部と、を有し、前記押圧部は、前記軸線に対して径方向外側を向き前記テーパ面と対向する押圧面を有する。
上記構成によれば、ネジ部材をホルダのネジ穴に締結することで、押圧部がねじ部材によって押圧されて軸線から離れる方向に弾性変形し、前記押圧面において切削インサートのテーパ面に当接する。これにより、当該テーパ面を介してネジ部材による締め込み力がくさび部材と切削インサートに及ぶ。したがって、切削インサートをホルダに対して安定的に装着することができる。また、くさび部材を設けた分だけ、切削インサートの貫通孔を大きくすることができる。これにより、切削インサートの製造に要する材料の量を削減することができる。さらに、くさび部材を用いることにより、既存のホルダに対してもこの切削インサートを安定して取り付けることが可能となる。
本発明の一態様に係る切削インサートの固定構造において、前記ネジ部材は、前記ネジ穴に螺合する軸部と、該軸部と一体に形成された頭部と、を有し、前記開口部の内周面には、前記ネジ部材が前記ネジ穴に挿通された状態で、前記頭部に対して前記軸線方向他方側から当接する内周当接面が形成されていてもよい。
上記構成によれば、ネジ部材を挿通する際に、当該ネジ部材の頭部がくさび部材の開口部の内周当接面に当接する。これにより、ネジ部材の締め込みに伴って、くさび部材に対して当該締め込み力を伝えることが可能となり、くさび部材の押圧部を容易に弾性変形させることができる。
本発明の一態様に係る切削インサートの固定構造において、前記押圧部の内周側を向く面は、前記頭部の外形に対応する円弧状をなしていてもよい。
上記構成によれば、押圧部の内周側を向く面が、ネジ部材の頭部の外形に対応する円弧状をなしていることから、ネジ部材を締め込む際に頭部を円滑に回転させることができる。また、頭部から押圧部に対して周方向の全域で十分な力を及ぼすことができる。これにより、押圧部をさらに容易に弾性変形させることが可能となる。
本発明の一態様に係る切削インサートの固定構造において、前記貫通孔は、前記軸線方向から見て矩形をなし、前記押圧面は前記貫通孔の内面に当接可能な平面状をなしていてもよい。
上記構成によれば、押圧面と貫通孔の内面とが面接触することから、くさび部材と切削インサートの間の面圧が増大し、切削インサートをホルダ上で安定的に保持することができる。
本発明の一態様に係る切削インサートの固定構造において、互いに隣接する一対の前記押圧部同士の間の間隙は、前記貫通孔の角部に位置していてもよい。
上記構成によれば、押圧部同士の間の間隙が貫通孔の角部に位置していることから、当該押圧部と切削インサートとの接触面積を大きく確保することができる。これにより、切削インサートをホルダ上でさらに安定的に保持することができる。
本発明の一態様に係る切削インサートの固定構造において、前記切削インサートは、両面インサートであり、前記貫通孔の内周面には、前記軸線方向一方側から他方側、及び前記軸線方向他方側から一方側に向かうに従ってそれぞれ該軸線に近接する方向に延びる、2つの前記テーパ面が形成されていてもよい。
上記構成によれば、切削インサートを両面インサートとすることで、片面インサートである場合と比較して、1つの切削インサートを長期間使用することができ、材料の節約に寄与できる。また、切削インサートには、傾斜方向が反転する2つのテーパ面が設けられるため、表裏何れの面の切刃を使用する場合においても、切削インサートを強固にホルダに固定できる。
本発明の一態様に係る刃先交換式切削工具は、上述の切削インサートの固定構造と、前記ネジ穴が形成された前記ホルダと、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、既存のホルダを用いた刃先交換式切削工具において、材料の量を削減した切削インサートを使用することができる。
本発明によれば、既存のホルダを活用できるとともに、小型化された切削インサートを有する切削インサートの固定構造、及び刃先交換式切削工具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る切削インサートの固定構造の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る切削インサート、くさび部材、及びネジ部材の関係を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るくさび部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る切削インサートの固定構造の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る切削インサートの固定構造2及び刃先交換式切削工具1について、図1から図4を参照して説明する。
図1に示すように、刃先交換式切削工具1は、切削インサート10を固定する固定構造2と、ホルダ20と、を備えている。また、切削インサート10の固定構造2は、切削インサート10と、くさび部材30と、ネジ部材40と、を備えている。切削インサート10は、ホルダ20の先端に形成されたソケット21に対してくさび部材30、及びネジ部材40によって固定されている。なお、以下では、ネジ部材40の中心軸を軸線Oと呼び、この軸線Oを基準と各要素の構成について説明する。
(切削インサートの構成)
図2に示すように、切削インサート10は、軸線Oを中心とする矩形環状をなしている。切削インサート10の中央部には、軸線O方向に延びる貫通孔11が形成されている。この貫通孔11には、軸線O方向一方側からくさび部材30が挿入される。
切削インサート10は、軸線O方向を向く表面12及び裏面13と、表面12と裏面13とに接続される外側面14と、少なくとも表面12と外側面14とが接続される稜線部に配置される切刃15と、を有する。上述の貫通孔11は、表面12及び裏面13に開口する。
表面12及び裏面13は、多角形状であり、本実施形態では、ひし形状である。表面12及び裏面13は、すくい面16を有する。すくい面16は、表面12及び裏面13のうち切刃15の設けられる前後方向の端部に配置される。すくい面16は、表面12のうち切刃15と隣接する部分に配置される。
外側面14は、インサート径方向の外側を向き、インサート周方向に延びる。外側面14には、逃げ面17が設けられる。逃げ面17は、外側面14のうち切刃15と隣接する部分に配置される。
切刃15は、切削インサート10のうち表面12及び裏面13の角部に配置される。切刃15は、すくい面16と逃げ面17とが接続される稜線部に配置される。切刃15は、前方に向けて突出する凸V字状である。切刃15は、コーナ刃部と直線刃部とを有する。
本実施形態の切削インサート10は、両面インサートである。したがって、本実施形態では切削インサート10が、インサート軸方向つまり板厚方向において、表裏反転対称形状である。また切削インサート10は、前後方向において前後反転対称形状である。このため切刃15は、切削インサート10に複数設けられる。具体的に、切刃15は、表面12における前後方向の両端部に2つと、裏面13における前後方向の両端部に2つの計4つ設けられる。
図4に示すように、貫通孔11の内周面には、2つのテーパ面10a、10bが形成されている。一方のテーパ面10aは、軸線O方向の一方側から他方側に向かうに従って軸線Oに近接するように延びている。また、他方のテーパ面10bは、軸線O方向の他方側から一方側に向かうに従って軸線Oに近接するように延びている。つまり、貫通孔11の軸方向両側の開口から内部に向かうに従って貫通孔11の開口面積が次第に縮小している。
上述したように、本実施形態の切削インサート10は、両面インサートである。このため、本実施形態の貫通孔11には、傾斜方向が反転する2つのテーパ面10a、10bが設けられる。これにより、切削インサート10の表面12及び裏面13の何れの切刃15を使用する場合において、テーパ面10a、10bを用いて、切削インサート10を固定できる。しかしながら、切削インサート10が片面インサートである場合には、切刃15が設けられる面の開口側のみにテーパ面10aを形成すればよい。
(くさび部材の構成)
図2又は図3に示すように、くさび部材30は、矩形環状の基部31と、この基部31の端縁から軸線O方向一方側に向かって立ち上がる複数(4つ)の押圧部32と、を有している。基部31の中央には、軸線Oに沿って延びる開口部32hが形成されている。開口部32hにはネジ部材40が挿通される。
図3に示すように、4つの押圧部32は、軸線Oに対する周方向に間隔(間隙32c)をあけて配列されている。間隙32cは、矩形をなす貫通孔11の角部に対応する位置に設けられている。
それぞれの押圧部32は、押圧面32aと、円弧面32bと、内周当接面32dと、を有する。円弧面32bおよび内周当接面32dは、押圧部32の内側(軸線Oに対して径方向内側)を向く面である。一方で、押圧面32aは、押圧部32の外側(軸線Oに対して径方向外側)を向く面である。押圧面32aは、切削インサート10の貫通孔11の内面(テーパ面10a)と対向する。押圧面32aは、テーパ面10aに当接するように平面状をなしている。
円弧面32b、及び内周当接面32dは、押圧部32の内側(軸線Oに対する径方向内側)を向く面である。円弧面32bは、ネジ部材40の頭部41(後述)に対応するように、軸線O方向から見て円弧状をなしている。円弧面32bは軸線Oを中心とする円筒面上に広がっている。内周当接面32dは、円弧面32bの軸線O方向他方側に連続して形成されている。内周当接面32dは、軸線O方向から見て当該軸線Oを中心とする円弧状をなしている。さらに、内周当接面32dは、軸線O方向一方側から他方側に向かうに従って次第に縮径している。つまり、図4に示すように、内周当接面32dは軸線Oを含む断面視で当該軸線Oに対して傾斜している。
くさび部材30は、容易に弾性変形させることが可能な金属材料によって一体に形成されている。このような金属材料として、例えばニッケル、銅、アルミニウムが挙げられる。
(ネジ部材の構成)
ネジ部材40は、軸線Oに沿って延びるとともに外周面にネジ溝が形成された棒状の軸部42と、軸部42の軸線O方向一方側に一体に形成された頭部41と、を有する。頭部41は、軸部42よりも大きな径寸法を有している。頭部41の軸線O方向一方側にはドライバーを挿入するための工具穴が形成されている。頭部41の外周面41aは、軸線O方向一方側から他方側に向かうに従って次第に縮径している。この外周面41aは、上述したくさび部材30の内周当接面32dに当接する。
(作用効果)
続いて、図4を参照して、刃先交換式切削工具1の組立方法(切削インサート10の固定方法)について説明する。切削インサート10をホルダ20に取り付けるに当たっては、まず切削インサート10自体を上述したホルダ20のソケット21に配置する。次いで、切削インサート10の貫通孔11内にくさび部材30を挿入する。その後、くさび部材30の開口部32hとホルダ20のネジ穴21aとが同軸になった状態でネジ部材40をネジ穴21aに挿通する。
ネジ部材40を締め込んでいくと、くさび部材30の4つの押圧部32が軸線Oに対する径方向外側に広がるようにして弾性変形する。より具体的には、ネジ部材40の頭部41の外周面41aがくさび部材30の内周当接面32dに当接し、押圧部32を外周側に向かって弾性変形させる。これにより、押圧部32の外面である押圧面32aが、切削インサート10のテーパ面10aに面接触する。その結果、ネジ部材40の締め付け力が当該テーパ面10aを介して切削インサート10に伝わり、当該切削インサート10はホルダ20に固定された状態となる。
以上、説明したように、上記構成によれば、ネジ部材40を挿通する際に、くさび部材30の押圧部32が弾性変形することで、切削インサート10のテーパ面10aに当接する。これにより、当該テーパ面10aを介してネジ部材による締め込み力がくさび部材30と切削インサート10に及ぶ。したがって、切削インサート10をホルダに対して安定的に装着することができる。また、くさび部材30を設けた分だけ、切削インサート10の貫通孔11を大きくすることができる。これにより、切削インサート10の製造に要する材料の量を削減することができる。さらに、くさび部材30を用いることにより、既存のホルダ20に対してもこの切削インサート10を取り付けることが可能となる。
また、上記構成によれば、ネジ部材40を挿通する際に、当該ネジ部材40の頭部41がくさび部材30の内周当接面32dに当接する。これにより、ネジ部材40の締め込みに伴って、くさび部材30に対して当該締め込み力を伝えることが可能となり、くさび部材30の押圧部32を容易に弾性変形させることができる。
加えて、上記構成によれば、押圧部32の内周側を向く面が、ネジ部材40の頭部41の外形に対応する円弧状をなしていることから、ネジ部材40を締め込む際に頭部41を円滑に回転させることができる。また、頭部41から押圧部32に対して周方向の全域で十分な力を及ぼすことができる。これにより、押圧部32をさらに容易に弾性変形させることが可能となる。
さらに加えて、上記構成によれば、貫通孔11が矩形をなしていることで、押圧面32aと貫通孔11の内面とが面接触する。これにより、くさび部材30と切削インサート10の間の面圧が増大し、切削インサート10をホルダ20上で安定的に保持することができる。
また、上記構成によれば、押圧部32同士の間の間隙32cが貫通孔11の角部に位置していることから、当該押圧部32と切削インサート10との接触面積を大きく確保することができる。これにより、切削インサート10をホルダ20上でさらに安定的に保持することができる。
上記構成によれば、切削インサート10を両面インサートとすることで、片面インサートである場合と比較して、1つの切削インサート10を長期間使用することができ、材料の節約に寄与できる。また、切削インサート10には、傾斜方向が反転する2つのテーパ面10a、10bが設けられるため、表裏何れの面の切刃15を使用する場合においても、切削インサート10を強固にホルダ20に固定できる。
本実施形態によれば、切削インサート10の外形及び貫通孔11の形状は、ともに矩形状であるため、切削インサート10は矩形環状をなす。このため、切削インサート10の径方向の厚さを一定以上確保ししつつ、切削インサート10の体積を十分に小さくすることができ、切削インサート10の製造に要する材料の量を効果的に削減できる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。
1 刃先交換式切削工具
2 切削インサートの固定構造
10 切削インサート
10a、10b テーパ面
11 貫通孔
20 ホルダ
21 ソケット
21a ネジ穴
30 くさび部材
31 基部
32 押圧部
32a 押圧面
32b 円弧面
32c 間隙
32d 内周当接面
32h 開口部
40 ネジ部材
41 頭部
41a 外周面
42 軸部

Claims (7)

  1. ネジ穴が形成されたホルダに着脱可能に固定される切削インサートの固定構造であって、
    軸線に沿って延びる貫通孔が形成された前記切削インサートと、
    前記貫通孔の内部に設けられ、該貫通孔と同軸の開口部が形成されたくさび部材と、
    前記開口部、及び前記貫通孔に挿通されるとともに前記ネジ穴に締結されることで前記切削インサートを前記ホルダに固定するネジ部材と、を備え、
    前記貫通孔の内周面には、前記軸線方向一方側から他方側に向かうに従って該軸線に近接する方向に延びるテーパ面が形成され、
    前記くさび部材は、
    前記開口部が形成された環状の基部と、
    前記軸線に対する周方向に間隔をあけて配列され前記開口部に挿通された前記ネジ部材に当接する複数の押圧部と、を有し、
    前記押圧部は、前記軸線に対して径方向外側を向き前記テーパ面と対向する押圧面を有する、
    切削インサートの固定構造。
  2. 前記ネジ部材は、
    前記ネジ穴に螺合する軸部と、
    該軸部と一体に形成された頭部と、を有し、
    前記開口部の内周面には、前記ネジ部材が前記ネジ穴に挿通された状態で、前記頭部に対して前記軸線方向他方側から当接する内周当接面が形成されている、
    請求項1に記載の切削インサートの固定構造。
  3. 前記押圧部の内周側を向く面は、前記頭部の外形に対応する円弧状をなしている、
    請求項2に記載の切削インサートの固定構造。
  4. 前記貫通孔は、前記軸線方向から見て矩形をなし、前記押圧面は前記貫通孔の内面に当接可能な平面状をなしている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の切削インサートの固定構造。
  5. 互いに隣接する一対の前記押圧部同士の間の間隙は、前記貫通孔の角部に位置している、
    請求項4に記載の切削インサートの固定構造。
  6. 前記切削インサートは、両面インサートであり、
    前記貫通孔の内周面には、前記軸線方向一方側から他方側、及び前記軸線方向他方側から一方側に向かうに従ってそれぞれ該軸線に近接する方向に延びる、2つの前記テーパ面が形成される、
    請求項1~5の何れか一項に記載の切削インサートの固定構造。
  7. 請求項1~6の何れか一項に記載の切削インサートの固定構造と、
    前記ネジ穴が形成された前記ホルダと、を備える、
    刃先交換式切削工具。
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