JP2023049731A - 除菌システム - Google Patents

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Yuki Nishino
卓也 藤本
Takuya Fujimoto
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Abstract

【課題】室内の表面除菌と天井部に設けられた空気流路内の空気除菌とを効率よく実行することができる除菌システムを提供する。【解決手段】住宅H(建物)の天井部60に設けられ、紫外線を照射可能な照射装置(12、22、32)と、照射装置(12、22、32)による照射対象を切り替えることにより、ダクト43(天井部60に設けられた空気流路)内の空気除菌、又は、住宅H(建物)の室内の机71及びイス72(対象物)の表面除菌を、選択的に実行させる切り替え手段と、を具備する。【選択図】図3

Description

本発明は、紫外線を用いて除菌を行う除菌システムの技術に関する。
従来、紫外線を用いて除菌を行う除菌システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載された除菌システム(空気供給システム)は、空気供給管路内を流通する空気に対して紫外線を発生させることができる。こうして、前記除菌システムにおいては、空気供給管路内で空気の除菌(空気除菌)を行うことができる。
また、特許文献2に記載された除菌システム(除菌装置)は、対象物に対して間欠的に紫外線を照射することができる。こうして、前記除菌システムでは、当該対象物の表面を効率よく除菌を行うことができる。
しかしながら、空気除菌と表面除菌を行う場合、それぞれ異なる構成の除菌システムを用意する必要があるため、これらの除菌を効率よく実行することができなかった。
特開2002-286251号公報 特開2001-346862号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、室内の表面除菌と天井部に設けられた空気流路内の空気除菌とを効率よく実行することができる除菌システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、建物の天井部に設けられ、紫外線を照射可能な照射装置と、前記照射装置による照射対象を切り替えることにより、前記天井部に設けられた空気流路内の空気除菌、又は、前記建物の室内の対象物の表面除菌を、選択的に実行させる切り替え手段と、を具備するものである。
請求項2においては、前記空気流路は、前記室内に吹き出し口が設けられた空調装置のダクトであるものである。
請求項3においては、前記空気流路の一部は、紫外線を透過可能な透過可能部を有し、前記照射装置は、前記空気除菌又は前記表面除菌の一方を、前記透過可能部を介して実行するものである。
請求項4においては、前記照射装置は、前記切り替え手段により紫外線の照射方向を切り替え可能に構成され、前記照射方向の切り替えにより、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行するものである。
請求項5においては、前記切り替え手段に含まれ、前記透過可能部を遮蔽状態又は非遮蔽状態に切り替え可能な遮蔽装置をさらに具備し、前記照射装置は、前記遮蔽装置の切り替えの状態により、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行するものである。
請求項6においては、前記切り替え手段に含まれ、前記照射装置からの紫外線に対して反射状態又は非反射状態に切り替え可能な反射装置をさらに具備し、前記照射装置は、前記反射装置の切り替えの状態により、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行するものである。
請求項7においては、前記照射装置及び前記切り替え手段を制御可能な制御部と、前記室内にいる人を検知可能な人検知センサと、をさらに具備し、前記制御部は、前記人検知センサの検知結果に基づいて、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行させるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本願発明においては、室内の表面除菌と天井部に設けられた空気流路内の空気除菌とを効率よく実行することができる。
本発明の第一実施形態に係る除菌システムを示した模式図。 同じく、除菌システムの構成を示したブロック図。 (a)同じく、室内の表面除菌の実行態様を示した模式図。(b)同じく、ダクト内の空気除菌の実行態様を示した模式図。 同じく、除菌制御を示したフローチャート。 (a)同じく、除菌システムと空調装置との関係を示した模式図。(b)同じく、照射装置の照射方向を変更した場合の実行態様を示した模式図。 (a)本発明の第二実施形態に係る除菌システムによる室内の表面除菌の実行態様を示した模式図。(b)同じく、ダクト内の空気除菌の実行態様を示した模式図。(c)同じく、除菌システムの構成を示したブロック図。 (a)本発明の第三実施形態に係る除菌システムによる室内の表面除菌の実行態様を示した模式図。(b)同じく、ダクト内の空気除菌の実行態様を示した模式図。(c)同じく、除菌システムの構成を示したブロック図。
まず以下では、図1を用いて、本発明の実施形態に係る除菌システム10が適用される住宅Hについて簡単に説明する。
住宅Hは、本発明に係る建物の実施の一形態である。本実施形態において、住宅Hは2階建ての戸建住宅である。なお図1においては、住宅Hの1階部分に設けられたリビングL及びダイニングDを模式的に示している。リビングL及びダイニングDは、床部と天井部60とにより室内空間の上下が区画される。リビングL及びダイニングDには、それぞれ居住者が使用する机71及びイス72が設置される。リビングL及びダイニングDは、隔壁等を介さずに一体的な空間として形成される。1階部分の天井部60には、空調装置40が設けられる。以下では、空調装置40の構成について説明する。
空調装置40は、リビングL及びダイニングDの空調を行う装置である。空調装置40は、吸い込み口41、吹き出し口42、ダクト43及び装置本体44を具備する。
吸い込み口41は、ダイニングDの天井部60の隅部に設けられる。また、吹き出し口42は複数(本実施形態においては、2つ)設けられ、2つのうち1つはリビングLの天井部60に設けられ、もう1つはダイニングDの天井部60に設けられる。なお、リビングL及びダイニングDの吹き出し口42は、それぞれ机71及びイス72の概ね上方に設けられる。
ダクト43は、吸い込み口41と2つの吹き出し口42とを連通する空気流路である。ダクト43は、例えばアルミニウム合金等の金属材料により、略四角筒状に形成される。ダクト43は、主ダクト45及び分岐ダクト46を具備する。なお以下では、ダクト43において、吸い込み口41から吹き出し口42へと流れる空気の流通方向について、吸い込み口41側を上流側と称し、吹き出し口42側を下流側と称する場合がある。
主ダクト45は、ダクト43における主たる空気流路である。主ダクト45は、概ね横方向に延びるように設けられ、その上流側端部が下方へと屈曲されて吸い込み口41と連通される。分岐ダクト46は、ダクト43における従たる空気流路である。分岐ダクト46は、主ダクト45から下方に分岐して、天井部60の吹き出し口42と連通される。こうして、分岐ダクト46は、主ダクト45を流通する空気を、吹き出し口42を介して各部屋に分配する。なおダイニングDの吹き出し口42は、分岐ダクト46によってリビングLの吹き出し口42よりも上流側で主ダクト45に連通される。
装置本体44は、空気の温度や湿度を調整する部分である。装置本体44は、主ダクト45の空気の流通方向における中途部に設けられる。より詳細には、装置本体44は、主ダクト45において吸い込み口41よりも下流側、かつ、ダイニングDの吹き出し口42よりも上流側に設けられる。
このような空調装置40においては、吸い込み口41から吸い込まれた空気が、主ダクト45を介して装置本体44に流通される。装置本体44は、流通された空気の温度及び湿度を調整し、調整後の空気を下流側へと流通させる。装置本体44から流通された空気のうち一部は、最初の分岐からダイニングD側の分岐ダクト46を流通し、吹き出し口42からダイニングD内へと吹き出される。また、装置本体44から流通された空気のうち残りは、その次の分岐からリビングL側の分岐ダクト46を流通し、吹き出し口42からリビングL内へと吹き出される。こうして、空調装置40は、住宅H内の空気を流通させ、リビングL及びダイニングDの空調を行っている。
なお、空調装置40の構成は、上述の如き構成に限定されない。例えば、空調装置40は、リビングL及びダイニングD以外の他の部屋の空調を行ってもよい。この場合、吹き出し口42を3つ以上設けて、リビングL及びダイニングD以外の部屋に配置することができる。また、分岐ダクト46も同様に3つ以上設けることができる。
以下では、図1から図5までを用いて、第一実施形態に係る除菌システム10の構成について説明する。
図1及び図2に示す除菌システム10は、紫外線を用いて表面除菌と空気除菌とを適宜切り替えて実行するものである。ここで、表面除菌とは、対象物の表面に対して行う除菌である。本実施形態においては、前記対象物として、室内に設置された机71及びイス72を想定している。また、空気除菌とは、空気に対して行う除菌である。本実施形態においては、前記空気として、ダクト43を流通する空気を想定している。除菌システム10は、透過可能部11、照射装置12、人感センサ13及び制御部14を具備する。
図1に示す透過可能部11は、ダクト43の主ダクト45の一部を成す部材である。具体的には、透過可能部11は、板状の形状を有し、略四角筒状である主ダクト45の底板の一部分を構成する。透過可能部11は、主ダクト45のうち、ダイニングDの上方に位置する部分に設けられる。具体的には、透過可能部11は、主ダクト45において、全ての(本実施形態においては、2つの)分岐ダクト46のうち最も上流側の分岐ダクト46と、装置本体44と、の間に設けられる。透過可能部11は、例えば石英ガラスのように紫外線を透過可能な部材により形成される。
図1及び図2に示す照射装置12は、紫外線(可視光線よりも波長が短いもの)を照射する装置である。照射装置12は、ダイニングDの天井部60内において、天井面61に載置するように設けられる。
なお、天井面61の一部(照射装置12が載置される部分)は、例えば石英ガラスのように紫外線を透過可能な部材により形成される。これにより、照射装置12からの紫外線は、天井面61を介して室内に照射される。なお、天井面61に透過可能な部材を形成することなく、例えば天井面61の一部(照射装置12と対向する部分)を開口し、照射装置12の一部がダイニングD内に露出するように構成してもよい。
また、照射装置12は、透過可能部11の真下(上下に対向するように)に設けられる。また、照射装置12の下方には、ダイニングDの机71及びイス72が、例えば真下へ紫外線を照射した場合に、照射範囲に含まれるような位置に設けられる(図3参照)。照射装置12は、紫外線LED16及びモータ17を具備する。
紫外線LED16は、紫外線の中で比較的波長が短い(例えば、100~280nm程度の)深紫外線を、照射面から照射するものである。紫外線LED16は、照射装置12の筐体に対して回動可能に構成される。また、モータ17は、紫外線LED16を回転移動させるための駆動源である。こうして、紫外線LED16は、モータ17の駆動力により照射面が向く方向(角度)を変更可能に構成される。すなわち、紫外線LED16は、紫外線を照射する方向(角度)を任意に変更することができる。
こうして、図3(a)に示すように、照射装置12は、モータ17の駆動力により紫外線LED16の照射面を下方へ向けた場合に、天井面61を介してダイニングD内へ紫外線を照射することができる。こうして、照射装置12の紫外線により、ダイニングD内の机71及びイス72の表面除菌を行うことができる。
また、図3(b)に示すように、照射装置12は、モータ17の駆動力により紫外線LED16の照射面を上方へ向けた場合に、主ダクト45の透過可能部11を介して主ダクト45(ダクト43)内へ紫外線を照射することができる。こうして、照射装置12の紫外線により、ダクト43内の空気除菌を行うことができる。なお主ダクト45内に照射された紫外線は、当該主ダクト45内で反射を繰り返すため、空気の除菌を効果的に行うことができる。除菌された空気は、主ダクト45から分岐ダクト46を介して室内へ吹き出される。これにより、図5(a)に示すように、除菌された空気を、リビングL及びダイニングDへ供給することができる。
なお各図面(図3、図5及び図6)に記載した太い黒色の矢印は空気の流れを模式的に示したものであり、実線の矢印は除菌が行われてない空気の流れを意味し、破線の矢印は除菌が行われた空気の流れを意味する。
図1及び図2に示す人感センサ13は、リビングL及びダイニングD内における人の存在を検知するものである。人感センサ13は、例えば人が移動した際に生じる熱の変化に基づいて、人の存在を検知することができる。人感センサ13は、人の存在を検知した場合に、所定の信号を出力することができる。なお以下では、人感センサ13の検知結果として、人の存在を検知したことを「検知」と称し、人感センサ13が人の存在を検知していないことを「非検知」と称する場合がある。
図2に示す制御部14は、除菌システム10の種々の処理を実行するものである。制御部14は、CPU等の演算処理部、RAMやROM等の記憶部等を具備する。制御部14の記憶部には、制御に用いられる種々の情報やプログラム等が予め記憶される。制御部14の演算処理部は、前記プログラムを実行して前記種々の情報を用いた所定の演算処理等を行うことで、所定の処理を実行することができる。
また制御部14は、照射装置12と接続され、所定の信号の送受信を行うことができる。こうして、制御部14は、照射装置12の運転を制御することができる。具体的には、制御部14は、照射装置12のモータ17を駆動させ、紫外線LED16の照射面を任意の方向へ向けることができる。また、制御部14は、紫外線LED16の照射(ON・OFF)を制御することができる。また、制御部14は、照射装置12の情報(運転の状態等)を取得することができる。
また制御部14は、人感センサ13と接続され、所定の信号の受信を行うことができる。こうして、制御部14は、人感センサ13の検知結果(リビングL及びダイニングD内における人の存在の有無)を取得することができる。
ここで、照射装置12から照射される紫外線は、人体に対して有害となる可能性があるため、直接的に人に当ることを回避する必要がある。つまり、室内(リビングLやダイニングD内)に人がいる状況では表面除菌を行うことができない。そこで、上述の如く構成された除菌システム10によれば、制御部14の所定の制御(以下では「除菌制御」と称する)を実行することにより、リビングL及びダイニングD内における人の存在の有無に応じて、紫外線を用いたダイニングD内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを切り替えて実行することができる。
以下では、図4のフローチャートを用いて、制御部14による除菌制御について説明する。
ステップS11において、制御部14は、人感センサ13の検知結果が検知から非検知に変化したか否かを判断する。制御部14は、変化したと判断した場合(ステップS11でYES)、ステップS12の処理を実行する。一方、制御部14は、変化していないと判断した場合(ステップS11でNO)、再びステップS11の処理を実行する。
ステップS12において、制御部14は、人感センサ13の検知結果が非検知のまま所定時間経過したか否かを判断する。ここで、前記所定時間とは、一旦退室した人が、直ぐに戻る場合に想定される時間である。本実施形態において、前記所定時間は10秒間に設定される。制御部14は、非検知のまま10秒間経過したと判断した場合(ステップS12でYES)、ステップS13の処理を実行する。一方、制御部14は、非検知のまま10秒間経過しなかった(検知結果が検知に変化した)と判断した場合(ステップS12でNO)、ステップS16の処理を実行する。
ステップS13において、制御部14は、人感センサ13の検知結果が非検知であるか否かを判断する。制御部14は、非検知であると判断した場合(ステップS13でYES)、ステップS14の処理を実行する。一方、制御部14は、非検知ではないと判断した場合(ステップS13でNO)、ステップS16の処理を実行する。
ステップS14において、制御部14は、表面除菌を開始してからの経過時間(除菌時間)が所定時間よりも短いか否かを判断する。ここで、前記所定時間とは、表面除菌の対象である机71及びイス72に対して表面除菌が完了するために必要な時間である。前記所定時間とは、所定の計算式や実験等に基づいて設定することができる。本実施形態において、前記所定時間は3分間に設定される。
こうして、制御部14は、除菌時間が3分間よりも短いと判断した場合(ステップS14でYES)、ステップS15の処理を実行する。一方、制御部14は、除菌時間が3分間よりも短くない(3分間以上である)と判断した場合(ステップS14でNO)、ステップS16の処理を実行する。
ステップS15において、制御部14は、表面除菌を実行する。すなわち、制御部14は、モータ17を動作させ、紫外線LED16の照射面を下方へ向けると共に紫外線LED16をオンとする。こうして、照射装置12は、天井面61を介してダイニングD内へと紫外線を照射し、当該ダイニングD内の机71及びイス72の表面除菌を行う(図3(a)参照)。制御部14は、ステップS15の処理を実行すると、次にステップS13の処理を実行する。
またステップS12、ステップS13、ステップS14でNOの場合に実行されるステップS16において、制御部14は除菌を終了させる。すなわち、制御部14は、照射装置12の紫外線LED16をOFFとする。制御部14は、ステップS16の処理を実行すると、次にステップS17の処理を実行する。
ステップS17において、制御部14は、照射装置12の照射方向を変更する。具体的には、制御部14は、モータ17を動作させ、紫外線LED16の照射面を上方へ向ける。制御部14は、ステップS17の処理を実行すると、次にステップS18の処理を実行する。
ステップS18において、制御部14は、空気除菌を実行する。すなわち、制御部14は、照射面が上方へ向けられた照射装置12の紫外線LED16をオンとする。こうして、照射装置12は、主ダクト45の透過可能部11を介して主ダクト45(ダクト43)内へ紫外線を照射し、ダクト43内の空気除菌を行う(図3(b)参照)。制御部14は、ステップS18の処理を実行すると、次にステップS11の処理を実行する。
このように、除菌制御においては、リビングL及びダイニングDに人がいる場合(ステップS12でNO)、ダクト内の空気除菌を行う(ステップS18)。こうして、人がいるリビングL及びダイニングDに対して紫外線で除菌された空気を供給することができる。
また、人感センサ13の検知結果が検知から非検知に変化した場合(ステップS11でYES)、すなわちリビングL及びダイニングDにいた人が退室した場合において、リビングL及びダイニングDに10秒間、人が入室しなかった場合(ステップS12でYES)に、表面除菌を開始することができる。
ここで、リビングL及びダイニングDにいた人が退室した場合において、10秒間、入室がなかった場合(ステップS11でYES、ステップS12でYES)とは、これ以降しばらくの間、例えば退室があった直後(10秒間以内)よりも、入室がない可能性が高いと想定される。そこで、このような場合に表面除菌を開始することにより、表面除菌を開始したものの、直ぐに入室があって照射を停止させる等の、照射装置12の動作が煩雑になるのを抑制することができる。
また、表面除菌を開始した場合(ステップS15)であっても、リビングL及びダイニングDに入室があった場合(ステップS13でNO)に、ダイニングD内の表面除菌からダクト43内の空気除菌に切り替える(ステップS16からS18)。こうして、直接紫外線が人に当るのを回避し、人がいるリビングL及びダイニングDに対して紫外線で除菌された空気を供給することができる。
また、表面除菌を開始した場合(ステップS15)であっても、除菌時間が3分間に到達した場合(ステップS14でNO)には、ダイニングD内の机71及びイス72の表面除菌が完了したと判断できるため、ダイニングD内の表面除菌からダクト43内の空気除菌に切り替える(ステップS16からS18)。こうして、次の入室に備えて、リビングL及びダイニングDに対して紫外線で除菌された空気を供給することができる。
また、空気除菌が行われる際には、最も上流側の分岐ダクト46と装置本体44との間に設けられる透過可能部11を介して、照射装置12から紫外線が主ダクト45内に照射される。これにより、図5(a)に示すように、1つの照射装置12を用いて、複数の室内に紫外線で除菌された空気を供給することができる。
また、制御部14は、照射装置12の紫外線LED16の照射面が向く角度を調整することによって、照射方向を上方向及び下方向(図3参照)以外の方向へ向けることができる。こうして、図5(b)に示すように、例えば照射装置12は、照射方向を斜め下方とすることにより、ダイニングDと隣接しているリビングL内の机71及びイス72の表面除菌を行うことができる。こうして、1つの照射装置12を用いて、複数の室内の対象物や、1つの室内であっても複数の対象物に対して表面除菌を行うことができる。
なお、照射装置12の構成は上述のものに限定されず、種々の構成を採用することができる。例えば、照射装置12は、ダクト43の下方に配置されるものとしたが、これに限定されない。例えば、ダクト43の側方に配置されてもよい。
また、照射装置12の配置は、本実施形態のものに限定されない。ただし、照射装置12は、できるだけ吹き出し口42の近傍に(例えば隣接するように)配置されることが望ましい。これによれば、例えば照射装置12が表面除菌を行う場合(すなわち、室内へと紫外線を照射する場合)であっても、吹き出し口42から吹き出される空気に紫外線を通すことができるため、表面除菌と共に空気除菌を行うことができる。
また、照射装置12は、天井部60の内部において天井面61に近い位置に設けられることが望ましい。これによれば、照射装置12と表面除菌を行う対象物(例えば机71及びイス72)との距離を近くすることができるため、除菌の効率を向上させ、除菌時間を短縮することができる。
以下では、図6を用いて、第二実施形態に係る除菌システム20の構成について説明する。
なお第二実施形態に係る除菌システム20の構成において、第一実施形態に係る除菌システム10と同様の構成については説明を省略する。第二実施形態に係る除菌システム20においては、第一実施形態に係る照射装置12に対応する第二照射装置21と、遮蔽装置22と、を具備する。
第二照射装置21は、上述の如く第一実施形態に係る照射装置12に対応し、同様の構成を有する。但し、第二照射装置21は、第一実施形態に係る照射装置12とは異なり、紫外線LED16を回転移動させる構成(例えばモータ17)を有していない。第二照射装置21は、主ダクト45内に設けられる。具体的には、略四角筒状の主ダクト45の天板の内側で、透過可能部11の真上となる位置に固定される。第二照射装置21は、下方へと紫外線を照射可能に構成される。
遮蔽装置22は、透過可能部11の遮蔽状態を切り替える装置である。遮蔽装置22は、遮蔽板24及び第二モータ25を具備する。
遮蔽板24は、紫外線を反射可能な(紫外線を透過不能な)板状の部材である。遮蔽板24は、例えばアルミニウム合金等の金属材料により形成される。遮蔽板24は、透過可能部11よりもひと回り大きく形成される。遮蔽板24は、主ダクト45内で底板の上方に設けられる。遮蔽板24は、所定のスライドレール等の移動機構(不図示)を用いて、透過可能部11と互いに上下に重複する遮蔽位置(図6(b)参照)と、透過可能部11と互いに上下に重複しない非遮蔽位置(図6(a)参照)と、に往復移動自在に支持される。
図6(c)に示す第二モータ25は、遮蔽板24を往復移動させるための駆動源である。第二モータ25の駆動力は、前記移動機構に伝達される。第二モータ25は、制御部14と接続される。
こうして、遮蔽装置22において、遮蔽板24は、制御部14の制御により第二モータ25の駆動力を用いて、遮蔽位置と非遮蔽位置とに往復移動可能に構成される。すなわち、遮蔽板24が遮蔽位置にある場合、透過可能部11は第二照射装置21からの紫外線を透過不能な遮蔽状態となり、遮蔽板24が非遮蔽位置にある場合、透過可能部11は第二照射装置21からの紫外線を透過可能な非遮蔽状態となる。
以上の如く構成された第二実施形態に係る除菌システム20においては、第一実施形態に係る除菌システム10と同様に、紫外線を用いたダイニングD内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを好適に切り替えて実行することができる。
すなわち、ダイニングD内の表面除菌を行う場合、図6(a)に示すように、遮蔽板24を非遮蔽位置へ移動させ、透過可能部11を非遮蔽状態とする。こうして、第二照射装置21からの紫外線は、透過可能部11及び天井面61を介してダイニングD内へと照射される。すなわち、第二照射装置21の紫外線により、ダイニングD内の机71及びイス72の表面除菌を行うことができる。
これに対して、ダクト43内の空気除菌を行う場合には、図6(b)に示すように、遮蔽板24を遮蔽位置へ移動させ、透過可能部11を遮蔽状態とする。こうして、第二照射装置21からの紫外線は、主ダクト45内から漏れることなく、当該主ダクト45内で空気除菌を行うことができる。また、遮蔽板24は紫外線を反射可能に構成されるため、主ダクト45内で空気の除菌を効果的に行うことができる。
こうして、第二実施形態に係る除菌システム20は、第一実施形態に係る除菌システム10と同様に、制御部14による除菌制御を実行することができる。
また第二実施形態に係る除菌システム20では、ダイニングD内の表面除菌を行う場合(すなわち、透過可能部11を介してダクト43外へと紫外線が照射される場合)、紫外線がダクト43内を上下に横断するため、空気除菌も行うことができる。但しこの場合、紫外線がダクト43内で反射を繰り返すことがないため、遮蔽板24を遮蔽位置へと移動させた場合と比べて除菌の効果が若干劣ることとなる。
なお、第二照射装置21及び遮蔽装置22の構成は上述のものに限定されず、種々の構成を採用することができる。例えば、遮蔽板24は紫外線を反射するものとしたが、反射しないものであってもよい。また、遮蔽板24は、主ダクト45内で透過可能部11で遮蔽するのではなく、主ダクト45外で透過可能部11で遮蔽してもよい。
また、透過可能部11の遮蔽状態と非遮蔽状態との切り替えは、他の部材(例えば遮蔽板24)により行われるのではなく、透過可能部11自身の透過度を変更させることにより行ってもよい。
以下では、図7を用いて、第三実施形態に係る除菌システム30の構成について説明する。
なお第三実施形態に係る除菌システム30の構成において、第一実施形態に係る除菌システム10と同様の構成については説明を省略する。第三実施形態に係る除菌システム30においては、第一実施形態に係る照射装置12に対応する第三照射装置31と、反射装置32と、を具備する。
第三照射装置31は、上述の如く第一実施形態に係る照射装置12に対応し、同様の構成を有する。但し、第三照射装置31は、第一実施形態に係る照射装置12とは異なり、紫外線LED16を回転移動させる構成(例えばモータ17)を有していない。また、第三照射装置31は、天井面61に載置されるのではなく、若干上方に(例えば、後述する反射板34が入れる程度の隙間をあけて)離間した状態に設けられる。第三照射装置31は、下方へと紫外線を照射可能に構成される。
反射装置32は、第三照射装置31からの紫外線に対して反射状態を切り替える装置である。反射装置32は、反射板34及び第三モータ35を具備する。
反射板34は、紫外線を反射可能な(紫外線を透過不能な)板状の部材である。反射板34は、例えばアルミニウム合金等の金属材料により形成される。反射板34は、第三照射装置31の照射面よりもひと回り大きく形成される。反射板34は、主ダクト45外に設けられ、所定のアーム等の回動機構(不図示)を用いて、第三照射装置31の外側を周回できるように回動自在に支持される。
こうして、反射板34は、第三照射装置31の下方において当該第三照射装置31(紫外線LED16の照射面)と上下に互いに対向する位置(反射位置、図7(b)参照)と、第三照射装置31の上方において透過可能部11と互いに上下に対向する位置(非反射位置、図7(a)参照)と、に回動自在に支持される。
図7(c)に示す第三モータ35は、反射板34を回動させるための駆動源である。第三モータ35の駆動力は、前記回動機構に伝達される。第三モータ35は、制御部14と接続される。
以上の如く構成された第三実施形態に係る除菌システム30においては、第一実施形態に係る除菌システム10と同様に、紫外線を用いたダイニングD内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを好適に切り替えて実行することができる。
すなわち、ダイニングD内の表面除菌を行う場合、図7(a)に示すように、反射板34は非反射位置へ移動される。このような場合、反射装置32は第三照射装置31からの紫外線を反射板34により反射しない状態(非反射状態)となり、第三照射装置31からの紫外線が天井面61を介してダイニングD内へと照射される。すなわち、第三照射装置31の紫外線により、ダイニングD内の机71及びイス72の表面除菌を行うことができる。
これに対して、ダクト43内の空気除菌を行う場合には、図7(b)に示すように、反射板34は反射位置へ移動される。このような場合、反射装置32は第三照射装置31からの紫外線を反射板34により反射する状態(反射状態)となる。こうして、第三照射装置31からの紫外線は、反射板34により反射され、上方を照射することとなる。こうして反射板34により反射された紫外線が、透過可能部11を介して主ダクト45内を照射するため、当該主ダクト45内で空気除菌を行うことができる。
こうして、第三実施形態に係る除菌システム30は、第一実施形態に係る除菌システム10と同様に、制御部14による除菌制御を実行することができる。
なお、第三照射装置31及び反射装置32の構成は上述のものに限定されず、種々の構成を採用することができる。例えば、反射装置32は、反射板34を回動させるものとしたが、これに限定されない。具体的には、反射板34を往復(直進)移動させることによって、当該第三照射装置31(紫外線LED16の照射面)と対向するように配置してもよい。
以上の如く、本発明の第一、第二及び第三実施形態に係る除菌システム(10、20、30)においては、
住宅H(建物)の天井部60に設けられ、紫外線を照射可能な照射装置(12、22、32)と、
前記照射装置による照射対象を切り替えることにより、ダクト43(前記天井部60に設けられた空気流路)内の空気除菌、又は、前記住宅H(建物)の室内の机71及びイス72(対象物)の表面除菌を、選択的に実行させる切り替え手段と、を具備するものである。
このような構成により、室内の表面除菌とダクト43(天井部60に設けられた空気流路)内の空気除菌とを効率よく実行することができる。すなわち、例えば本実施形態においては、1つの照射装置を用いて、室内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを選択的に実行できるため、これらの除菌を効率よく実行することができる。
また、照射装置12を天井部60に設けるため、室内の広範囲に紫外線を照射することができる。また、室内において天井部60では照射装置12の存在が目立ち難く、空間に溶け込むため、居住者の快適性を損なうのを抑制することができる。
また、第一、第二及び第三実施形態に係る除菌システム(10、20、30)において、
前記空気流路は、
前記室内に吹き出し口42が設けられた空調装置40のダクト43である。
このような構成により、空気除菌を行った場合には、吹き出し口42が設けられた室内に紫外線で除菌された空気を供給することができる。すなわち、室内に人がいる場合(室内に直接紫外線を照射することができない場合)であっても、除菌された空気を供給することによって、当該室内の(衛生)環境を向上させることができる。また空気除菌を行った場所(すなわち、照射装置12)から離れた部屋(表面除菌を行うことができない部屋)であっても、当該室内の環境を向上させることができる。
また、第一、第二及び第三実施形態に係る除菌システム(10、20、30)において、
前記ダクト43(空気流路)の一部は、
紫外線を透過可能な透過可能部11を有し、
前記照射装置は、
前記空気除菌又は前記表面除菌の一方を、前記透過可能部11を介して実行するものである。
このような構成により、例えば1つの照射装置を用いて、室内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを選択的に実行できる。
また、第一実施形態に係る除菌システム10において、
前記照射装置12は、
前記切り替え手段(例えばモータ17)により紫外線の照射方向を切り替え可能に構成され、
前記照射方向の切り替えにより、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行するものである。
このような構成により、紫外線の照射方向の切り替えに応じて、室内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを選択的に実行できる。
また、第二実施形態に係る除菌システム20において、
前記切り替え手段に含まれ、前記透過可能部11を遮蔽状態又は非遮蔽状態に切り替え可能な遮蔽装置22をさらに具備し、
前記第二照射装置21は、
前記遮蔽装置22の切り替えの状態により、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行するものである。
このような構成により、例えば紫外線の照射方向を切り替えなくとも、比較的簡易な構成により、室内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを選択的に実行できる。
また、第三実施形態に係る除菌システム30において、
前記切り替え手段に含まれ、前記第三照射装置31からの紫外線に対して反射状態又は非反射状態に切り替え可能な反射装置32をさらに具備し、
前記第三照射装置31は、
前記反射装置32の切り替えの状態により、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行するものである。
このような構成により、例えば紫外線の照射方向を切り替えなくとも、比較的簡易な構成により、室内の表面除菌とダクト43内の空気除菌とを選択的に実行できる。
また、第一、第二及び第三実施形態に係る除菌システム(10、20、30)において、
前記照射装置(12、22、32)及び前記切り替え手段を制御可能な制御部14と、
前記室内にいる人を検知可能な人感センサ13(人検知センサ)と、をさらに具備し、
前記制御部14は、
前記人感センサ13(人検知センサ)の検知結果に基づいて、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行させるものである。
このような構成により、制御部14の制御により、室内に人がいる状況ではダクト43内の空気除菌を行い、これに対して室内に人がいない状況では室内の表面除菌を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想の範囲内で適宜の変更が可能である。
例えば、本発明に係る建物は住宅Hに限定されず、マンション、オフィスビル、商業施設、学校等、種々の建物を採用することができる。
また、天井部60に設けられた空気流路は、空調装置40のダクト43に限定されない。すなわち、空気流路としては、例えば天井釣り型の循環式紫外線洗浄機等、種々の流路を採用することができる。また、空気流路(例えばダクト43)においては、紫外線の反射を促すような部材を内部に設けることもでき、また光触媒フィルタと組み合わせることもできる。
また、室内の表面除菌を行う対象物は、机71及びイス72に限定されない。
また、室内にいる人を検知するためのセンサは、人感センサ13に限定されない。例えば近接センサやミリ波センサ等、種々のものを採用することができる。また、人そのものを検知するものだけでなく、例えば室内の電力使用量等、その他のデータに基づいて人がいるか否かを判断することができる。
また、制御部14は、空調装置40と連携することができる。例えば、空気除菌を行う場合に、室内にいる人数に応じて空調装置40からの空気の流通速度(風量)を変更することができる。例えば、制御部14は、室内にいるのが比較的大人数であると判断した場合に、風量を小さくする。こうして、室内の空気が比較的汚れ易い状況には、風量を小さくして空気除菌の効果を向上させることができる。
また、制御部14は、表面除菌を行っている場合に、例えば室内に人がいない(又は少人数である)と判断した場合には、空調装置40を停止させたり、風量を小さくする。こうして、省エネを図りながら表面除菌(省エネ除菌)を行うことができる。
また、制御部14は、例えば室内に人がいない場合であって、空調装置40が停止し、かつ、表面除菌の除菌時間が経過した後(夜間等で完全に人が退室した状態)で、空調装置40を動作させて一定時間空気除菌を行うことができる。またその場合、一定時間経過後に、照射装置12を停止させる。こうして、夜間等の人がいない状態でも、空気除菌を行って室内の環境を整えることができる。
また、制御部14は、例えば室内に人がいるが、空調装置40が停止している場合、空気除菌を行わずに照射装置12を停止させることができる。こうして、空気除菌の効果が得られ難い場合には、照射装置12を停止させることができる。
1 除菌システム
43 ダクト
60 天井部
71 机
72 イス

Claims (7)

  1. 建物の天井部に設けられ、紫外線を照射可能な照射装置と、
    前記照射装置による照射対象を切り替えることにより、前記天井部に設けられた空気流路内の空気除菌、又は、前記建物の室内の対象物の表面除菌を、選択的に実行させる切り替え手段と、を具備する、
    除菌システム。
  2. 前記空気流路は、
    前記室内に吹き出し口が設けられた空調装置のダクトである、
    請求項1に記載の除菌システム。
  3. 前記空気流路の一部は、
    紫外線を透過可能な透過可能部を有し、
    前記照射装置は、
    前記空気除菌又は前記表面除菌の一方を、前記透過可能部を介して実行する、
    請求項1又は請求項2に記載の除菌システム。
  4. 前記照射装置は、
    前記切り替え手段により紫外線の照射方向を切り替え可能に構成され、
    前記照射方向の切り替えにより、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行する、
    請求項3に記載の除菌システム。
  5. 前記切り替え手段に含まれ、前記透過可能部を遮蔽状態又は非遮蔽状態に切り替え可能な遮蔽装置をさらに具備し、
    前記照射装置は、
    前記遮蔽装置の切り替えの状態により、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行する、
    請求項3に記載の除菌システム。
  6. 前記切り替え手段に含まれ、前記照射装置からの紫外線に対して反射状態又は非反射状態に切り替え可能な反射装置をさらに具備し、
    前記照射装置は、
    前記反射装置の切り替えの状態により、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行する、
    請求項3に記載の除菌システム。
  7. 前記照射装置及び前記切り替え手段を制御可能な制御部と、
    前記室内にいる人を検知可能な人検知センサと、をさらに具備し、
    前記制御部は、
    前記人検知センサの検知結果に基づいて、前記空気除菌又は前記表面除菌を選択的に実行させる、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の除菌システム。
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