JP2023049091A - 嵌合コネクタ - Google Patents

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Masashi Tsukamoto
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Abstract

【課題】異なる仕様間での構成部品の共通化を図ること。【解決手段】ハウジング20、ハウジング20の収容完了位置に収容された端子金具30、及び、ハウジング20に組み付けられ、端子金具30を収容完了位置で係止する端子係止部材40が設けられたコネクタ10と、ハウジング20を端子係止部材40と共に挿入口120bから収容室120aの嵌合完了位置まで挿入嵌合させる相手方ハウジング120、及び、相手方ハウジング120に収容され、嵌合完了位置の端子金具30を嵌合接続させる相手方端子金具130が設けられた相手方コネクタ110と、を備え、端子係止部材40は、第1係止部44を有し、相手方ハウジング120は、嵌合完了位置の第1係止部44よりも挿入口120b側に配置され、第1係止部44を嵌合完了位置で係止する第2係止部124を有すること。【選択図】図2

Description

本発明は、嵌合コネクタに関する。
嵌合コネクタとは、コネクタと相手方コネクタを嵌合接続させることによって、互いのハウジング内の端子金具同士を電気接続させるものである。この嵌合コネクタは、コネクタと相手方コネクタを1つずつ嵌合接続させるものもあれば、連結された複数のコネクタを1つの相手方コネクタに嵌合接続させるものもある。例えば、下記の特許文献1には、後者の嵌合コネクタについて開示されている。
特開2019-212416号公報
ところで、コネクタや相手方コネクタにおいては、一般に、その極数等の仕様毎にハウジング等の構成部品を用意する。また、コネクタや相手方コネクタにおいては、一般に、互いを嵌合完了位置で保持させるロック機構が設けられるが、嵌合接続時の挿入力等の仕様毎にロック機構の形状を変えたハウジング等の構成部品を用意する。しかしながら、これらの場合には、仕様が増えるほど構成部品の部品点数が多くなり、例えば生産管理コストの増大を招くなどの不都合が生じる虞がある。このため、嵌合コネクタにおいては、異なる仕様間での構成部品の共通化が望まれることがある。従来の嵌合コネクタは、この点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、異なる仕様間での構成部品の共通化が可能な嵌合コネクタを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、ハウジング、前記ハウジングの収容完了位置に収容された端子金具、及び、前記ハウジングに組み付けられ、前記端子金具を前記収容完了位置で係止する端子係止部材が設けられたコネクタと、前記ハウジングを前記端子係止部材と共に挿入口から収容室の嵌合完了位置まで挿入嵌合させる相手方ハウジング、及び、前記相手方ハウジングに収容され、前記嵌合完了位置の前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具が設けられた相手方コネクタと、を備え、前記端子係止部材は、第1係止部を有し、前記相手方ハウジングは、前記嵌合完了位置の前記第1係止部よりも前記挿入口側に配置され、前記第1係止部を前記嵌合完了位置で係止する第2係止部を有することを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明は、ハウジング同士の連結が可能な複数のコネクタと、連結状態の複数の前記コネクタを挿入嵌合させることが可能な相手方コネクタと、を備え、前記コネクタは、前記ハウジングと、前記ハウジングの収容完了位置に収容された端子金具と、前記ハウジングに組み付けられ、前記端子金具を前記収容完了位置で係止する端子係止部材と、を備え、前記相手方コネクタは、連結状態の複数の前記ハウジングをそれぞれの前記端子係止部材と共に挿入口から収容室の嵌合完了位置まで挿入嵌合させることが可能な相手方ハウジングと、前記相手方ハウジングに収容され、前記嵌合完了位置の前記コネクタの前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具と、を備え、少なくとも1つの前記コネクタの前記端子係止部材は、第1係止部を有し、前記相手方ハウジングは、前記嵌合完了位置の前記第1係止部よりも前記挿入口側に配置され、前記第1係止部を前記嵌合完了位置で係止する第2係止部を有することを特徴としている。
本発明に係る嵌合コネクタは、コネクタにおいてロック機構の第1係止部をハウジングとは別の端子係止部材に設けている。このため、この嵌合コネクタにおいては、その端子係止部材を差し替えるだけで、例えば、ハウジング及び相手方ハウジングを嵌合接続させる際の挿入力を軽減させることができる。つまり、この嵌合コネクタにおいては、嵌合接続時の挿入力の大きさが異なる仕様間でハウジングの共通化を図りつつ、その挿入力の大きさに応じた第1係止部が設けられている端子係止部材をハウジングに組み合わせればよい。従って、本発明に係る嵌合コネクタは、異なる仕様間での構成部品の共通化が可能になる。
また、本発明に係る嵌合コネクタは、先の嵌合コネクタと同じように、連結対象の複数のコネクタの内の少なくとも1つにおいてロック機構の第1係止部をハウジングとは別の端子係止部材に設けている。このため、この嵌合コネクタは、先の嵌合コネクタと同様の効果を得ることができる。更に、この嵌合コネクタは、連結対象の複数のコネクタの内、相手方ハウジングの第2係止部に対して嵌合完了位置で係止させたいものを選択し、この選ばれたコネクタに対して第1係止部付きの端子係止部材を組み合わせることができる。そして、この嵌合コネクタは、連結対象の複数のコネクタの内、相手方ハウジングの第2係止部に対して嵌合完了位置で係止させないものを選択し、この選ばれたコネクタに対して第1係止部の無い端子係止部材を組み合わせることができる。つまり、この嵌合コネクタにおいては、連結対象の全てのコネクタでハウジングの共通化が可能であり、これらに適宜第1係止部付きの端子係止部材と第1係止部の無い端子係止部材を組み合わせることによって、所望する場所にロック機構を設けることができる。従って、本発明に係る嵌合コネクタは、この点からも異なる仕様間での構成部品の共通化が可能になる。
図1は、実施形態の嵌合コネクタにおけるコネクタ及び相手方コネクタの嵌合接続前を示す斜視図である。 図2は、図1のX-X線断面図である。 図3は、図1のY-Y線断面図である。 図4は、実施形態の嵌合コネクタにおけるコネクタ及び相手方コネクタの嵌合接続後を示す斜視図である。 図5は、図4のX-X線断面図である。 図6は、図4のY-Y線断面図である。 図7は、コネクタの分解斜視図である。 図8は、図7のX-X線断面図である。 図9は、図7のX-X線断面に相当する図であり、端子係止部材が非係止位置のときを示している。 図10は、相手方コネクタをフード側から見た平面図である。 図11は、図4のX-X線断面に相当する図であり、ロック解除操作について示している。 図12は、実施形態の嵌合コネクタにおける連結コネクタ及び相手方コネクタの嵌合接続前を示す斜視図である。 図13は、図12のY-Y線断面図である。 図14は、実施形態の嵌合コネクタにおける連結コネクタ及び相手方コネクタの嵌合接続後を示す斜視図である。 図15は、図14のX-X線断面図である。 図16は、図14のY-Y線断面図である。 図17は、第2端子係止部材を示す斜視図である。 図18は、相手方コネクタをフード側から見た平面図である。
以下に、本発明に係る嵌合コネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る嵌合コネクタの実施形態の1つを図1から図18に基づいて説明する。
図1から図6に示す符号1は、本実施形態の嵌合コネクタを示す。この嵌合コネクタ1は、互いに挿抜可能なコネクタ10及び相手方コネクタ110を1つずつ備える。コネクタ10は、ハウジング20と、このハウジング20の収容完了位置に収容された端子金具30と、を備える(図2、図3及び図5から図9)。更に、このコネクタ10は、ハウジング20に組み付けられ、端子金具30を収容完了位置で係止する端子係止部材40を備える(図1から図3及び図5から図9)。一方、相手方コネクタ110は、相手方ハウジング120と、この相手方ハウジング120の収容完了位置に収容された相手方端子金具130と、を備える(図2、図3、図5、図6及び図10)。
この嵌合コネクタ1においては、相手方ハウジング120にハウジング20を挿入方向に沿って挿入嵌合させ、端子金具30と相手方端子金具130を嵌合接続させることによって、この端子金具30と相手方端子金具130を物理的且つ電気的に接続させる。一方、この嵌合コネクタ1においては、そのハウジング20及び相手方ハウジング120が嵌合接続状態のときに相手方ハウジング120からハウジング20を挿入方向とは逆向きの抜去方向に抜き取ることによって、端子金具30と相手方端子金具130の物理的且つ電気的な接続状態が解消される。
以下において単に挿入方向と記した場合には、その相手方ハウジング120に対するハウジング20の挿入方向のことを云う。また、単に抜去方向と記した場合には、その相手方ハウジング120からのハウジング20の抜去方向のことを云う。また、単に挿抜方向と記した場合には、その相手方ハウジング120に対するハウジング20の抜き差しの方向のことを云う。
ここでは、コネクタ10をフード無しの雌コネクタとして構成し、かつ、相手方コネクタ110をフード付きの雄コネクタとして構成する。この嵌合コネクタ1においては、相手方ハウジング120のフードの中にハウジング20を端子係止部材40と共に挿入嵌合させ、そのフードの中の相手方端子金具130に端子金具30を嵌合接続させる。
その端子金具30と相手方端子金具130は、各々、金属等の導電性材料で成形される。端子金具30は、雌端子金具であり、雌端子形状に形成された端子接続部31を有する(図2、図3及び図5から図9)。コネクタ10においては、この端子金具30が極数毎に複数設けられてもよく、この端子金具30が極数毎の複数の端子接続部31を有する1つの部品として用意されたものであってもよい。また、相手方端子金具130は、雄端子金具であり、雄端子形状に形成された相手方端子接続部131を有する(図2、図3、図5、図6及び図10)。相手方コネクタ110においては、この相手方端子金具130が極数毎に複数設けられてもよく、この相手方端子金具130が極数毎の複数の相手方端子接続部131を有する1つの部品として用意されたものであってもよい。
ここで示す端子金具30には、相手方端子接続部131を内方に挿入嵌合させる筒状の端子接続部31が1つ設けられている。よって、この端子金具30は、極数毎に設けられる。図示しないが、この端子金具30には、電線の端末が物理的且つ電気的に接続されている。また、ここで示す相手方端子金具130は、複数の軸状の相手方端子接続部131と、この複数の相手方端子接続部131を導通させる連結部132と、を有する(図3及び図6)。この相手方端子金具130は、挿抜方向に直交する第1直交方向に並べられた3つの相手方端子接続部131を有している。相手方コネクタ110は、この相手方端子金具130を2つ備えている(図10)。その2つの相手方端子金具130は、挿抜方向と第1直交方向とに直交する第2直交方向に並べて配置されている。
ハウジング20と端子係止部材40と相手方ハウジング120は、各々、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。
ハウジング20は、略方体状に形成されたハウジング本体21を有しており、このハウジング本体21の内方における端子収容室20aの収容完了位置に端子金具30を収容させ且つ保持させる(図1から図9)。端子金具30は、ハウジング本体21における先の抜去方向側の開口(以下、「端子挿入口」という。)20bから先の挿入方向に向けて端子収容室20aに挿入される。このハウジング20においては、ハウジング本体21から飛び出させぬよう端子収容室20aに端子金具30が収容されている。このハウジング20は、相手方ハウジング120への挿入嵌合と共に端子収容室20aに相手方端子接続部131を差し込ませる開口20c(図2、図3、図5、図6、図8及び図9)をハウジング本体21が先の挿入方向側に有しており、その開口20cから差し込まれた相手方端子接続部131が端子収容室20aの端子接続部31に挿入される。
ハウジング本体21は、第2直交方向における一方の壁体(以下、「第1壁体」という。)21aと、第2直交方向における他方の壁体(以下、「第2壁体」という。)21bと、を有する(図1、図2及び図7から図9)。また、このハウジング本体21は、第1直交方向における一方の壁体(以下、「第3壁体」という。)21cと、第1直交方向における他方の壁体(以下、「第4壁体」という。)21dと、を有する(図1、図3及び図7)。ここで示す第1壁体21aから第4壁体21dは、それぞれに矩形の平板状に形成されている。また、ここで示す第3壁体21cと第4壁体21dは、それぞれに第2直交方向で第1壁体21aの外壁面よりも突出させている。
このハウジング本体21においては、その第1壁体21aから第4壁体21dによって囲まれた内方に端子金具30毎の端子収容室20aが形成されている。この端子収容室20aには、収容完了位置でハウジング20に対する端子金具30の端子挿入口20bに向けた相対移動(即ち、収容完了位置の端子金具30の端子抜去方向側への相対移動)を係止して、この端子金具30を収容完了位置で保持させる突起状の端子係止部(以下、「第1端子係止部」という。)22が設けられている(図2、図8及び図9)。そして、端子金具30は、その第1端子係止部22に係止される被係止部(以下、「第1被係止部」という。)32を有する(図2、図8及び図9)。ここで示す端子金具30は、第2直交方向への撓みが可能な片持ち形状の第1被係止部32を端子接続部31に突出状態で設けている。この第1被係止部32は、端子金具30を収容完了位置に保てるよう収容完了位置で自由端を第1端子係止部22の開口20c側に対向配置させる。
端子係止部材40は、このハウジング20に対して相対移動自在に組み付けられる(図1から図3及び図7から図9)。そして、この端子係止部材40は、第1端子係止部22及び第1被係止部32とは別に、端子収容室20aの収容完了位置でハウジング20に対する端子金具30の端子挿入口20bに向けた相対移動を係止して、この端子金具30を収容完了位置で保持させる。そこで、この端子係止部材40は、そのような収容完了位置の端子金具30の係止を担う端子係止体(所謂リテーナ)41を備える(図1から図3及び図7から図9)。
この端子係止体41は、端子収容室20aに入り込み、収容完了位置の端子金具30を端子挿入口20b側で係止する端子係止部(以下、「第2端子係止部」という。)42を有する(図2及び図7から図9)。一方、端子金具30は、その第2端子係止部42に係止される被係止部(以下、「第2被係止部」という。)33を有する(図2、図8及び図9)。ここでは、端子接続部31における端子挿入口20b側(抜去方向側)の端部を第2被係止部33として利用する。よって、ここで示す第2端子係止部42は、端子収容室20aにおける収容完了位置の端子金具30の第2被係止部33の端子挿入口20b側に入り込み、その端子金具30を収容完了位置に保てるよう第2被係止部33に対して端子挿入口20b側で対向配置させるものとして形成される。端子係止体41は、この第2端子係止部42を端子金具30毎に有している。
この端子係止体41は、非係止位置と係止位置との間でハウジング20に対して変位可能なものとして形成される。非係止位置とは、ハウジング20に対する端子係止体41の相対的な位置の内、第2端子係止部42による収容完了位置の端子金具30の係止が不能になっているときの相対的な位置のことである。端子係止体41が非係止位置のときには、端子金具30を端子挿入口20bから端子収容室20aの収容完了位置まで挿入していくことができ、かつ、その収容完了位置の端子金具30を端子挿入口20bから引き抜くことができる。一方、係止位置とは、ハウジング20に対する端子係止体41の相対的な位置の内、第2端子係止部42による収容完了位置の端子金具30の係止が可能になっているときの相対的な位置のことである。端子係止体41が係止位置のときには、端子金具30を端子挿入口20bから端子収容室20aの収容完了位置まで挿入していくことができず、かつ、収容完了位置の端子金具30を端子挿入口20bから引き抜くことができない。第2端子係止部42は、端子係止体41が非係止位置のときに端子収容室20aの外に配置され、かつ、端子係止体41が係止位置のときに端子収容室20aの中に入り込んで端子金具30の第2被係止部33を係止するものとして形成される。
ここで示す端子係止体41は、略方体状に形成される。この端子係止体41は、第2直交方向における一方の壁体(以下、「第1壁体」という。)41aと、第2直交方向における他方の壁体(以下、「第2壁体」という。)41bと、を有する(図2及び図7から図9)。また、この端子係止体41は、第1直交方向における一方の壁体(以下、「第3壁体」という。)41cと、第1直交方向における他方の壁体(以下、「第4壁体」という。)41dと、を有する(図1、図3及び図7)。ここで示す第1壁体41aから第4壁体41dは、それぞれに矩形の平板状に形成されている。また、ここで示す第3壁体41cと第4壁体41dは、それぞれに第2直交方向で第1壁体41aの外壁面よりも突出させている。また、ここで示す第1壁体41aは、その外壁面が係止位置でハウジング本体21の第1壁体21aの外壁面と同一の平面上に配置される。
この端子係止体41においては、その第1壁体41aから第4壁体41dによって囲まれた内方に、第2直交方向で第1壁体21a側に配列された端子金具30を第1直交方向に挿通させる挿通路41eが端子金具30毎に形成されている(図2、図3及び図7から図9)。そして、この端子係止体41においては、第1壁体41aと第2壁体41bをそれぞれに第2端子係止部42として利用している。
端子係止部材40は、その端子係止体41を非係止位置と係止位置との間で変位させ得るようハウジング本体21に対して相対移動自在に組み付けられる。ここでは、第2直交方向に沿って端子係止体41を非係止位置と係止位置との間で変位させ得るようハウジング本体21に対して相対移動自在に組み付けられている。
ハウジング20は、端子係止部材40を相対移動方向に沿って案内するガイド部23を有する(図1、図3及び図7)。そして、端子係止部材40は、ハウジング20に対する相対移動方向に沿ってガイド部23に案内される被ガイド体43を有する(図1、図3及び図7)。ガイド部23は、第1直交方向でハウジング本体21の両端(第3壁体21c側、第4壁体21d側)に設ける。被ガイド体43は、第1直交方向で端子係止体41の両端(第3壁体41c側、第4壁体41d側)に設ける。ここで示すガイド部23は、第3壁体21cと第4壁体21dのそれぞれの一部を外壁面側から凹ませた溝部であり、被ガイド体43を第1壁体21a側から第2直交方向に沿って挿入可能で且つ第2直交方向に沿って案内可能な形状のものとして形成されている。そして、ここで示す被ガイド体43は、そのガイド部23に嵌め込ませる当該ガイド部23と同形状の平板状で且つ第2直交方向に沿って案内される形状のものとして形成されている。よって、この被ガイド体43は、第2直交方向で第1壁体41aの外壁面よりも突出させている。その対になるガイド部23と被ガイド体43は、第2直交方向に対する直交断面が相似形状の台形で、かつ、挿入嵌合後に第1直交方向へと互いを引き離すことが不能な形状に形成されている。
このコネクタ10においては、ハウジング20に対して端子係止部材40を非係止位置に組み付け、その後、端子金具30を端子収容室20aの収容完了位置まで挿入して、この端子金具30の第1被係止部32をハウジング20の第1端子係止部22の開口20c側に対向配置させる(図9)。しかる後、このコネクタ10においては、端子係止部材40をハウジング20に対して係止位置まで相対移動させ、この端子係止部材40の第2端子係止部42を端子金具30の第2被係止部33の端子挿入口20b側に対向配置させる(図2)。
相手方ハウジング120は、略方体状に形成された相手方ハウジング本体121を有しており、この相手方ハウジング本体121の内方に相手方端子金具130を収容させ且つ保持させる(図1から図6)。この相手方ハウジング120においては、相手方ハウジング本体121の内方に連結部132を収容させ、相手方ハウジング本体121の抜去方向側の壁面からそれぞれの相手方端子接続部131を突出させる。例えば、ここで示す相手方ハウジング120は、金型内に配置した相手方端子金具130に対してインサート成形されている。
更に、この相手方ハウジング120は、先の挿抜方向を筒軸方向とする筒状のフード部122を有する(図1から図3及び図10)。ここで示すフード部122は、相手方ハウジング本体121の抜去方向側の壁面から突出させた角筒状の筒体であり、その内方の空間を収容室120aとし、かつ、抜去方向側の開口を挿入口120bとする(図1から図3)。その収容室120aとは、相手方ハウジング本体121の抜去方向側の壁面から突出させた全ての相手方端子金具130のそれぞれの相手方端子接続部131を収容する部屋である。よって、それぞれの相手方端子接続部131は、このフード部122によって保護される。また、この収容室120aとは、挿入口120bから挿入されたハウジング20を収容する部屋でもある。このフード部122においては、ハウジング20のハウジング本体21を端子係止部材40と共に挿入口120bから収容室120aの嵌合完了位置まで挿入嵌合させ、この嵌合完了位置の端子金具30の端子接続部31と相手方端子金具130の相手方端子接続部131を嵌合接続させる。
ここで、この相手方ハウジング120は、収容室120aの中でハウジング20と端子係止部材40を嵌合完了位置まで案内するコネクタガイド部123を有する(図1及び図10)。ここで示すコネクタガイド部123は、フード部122における嵌合完了位置のハウジング本体21の第1壁体21aに対向配置される第1壁体122aの内壁面に突出状態で設けている。ここでは、挿抜方向に延在させたリブ状にコネクタガイド部123が形成されている。更に、ここでは、2つのコネクタガイド部123を第1直交方向で互いに間隔を空けて対向配置させている。その2つのコネクタガイド部123の間には、端子係止部材40の後述する第1係止部44が配置される。そして、ここでは、一方のコネクタガイド部123とフード部122の第2直交方向における一方の壁体(以下、「第2壁体」という。)122bとの間に隙間が空けられており、その隙間をガイド溝にしてハウジング本体21の第3壁体21cや端子係止部材40の被ガイド体43における第1壁体21a,41aの外壁面よりも突出している部分を案内する。尚、このガイド溝には、コネクタ10の後述する第1連結部51や突出部52a,52bも案内される。また、ここでは、他方のコネクタガイド部123とフード部122の第2直交方向における他方の壁体(以下、「第3壁体」という。)122cとの間に隙間が空けられており、その隙間をガイド溝にしてハウジング本体21の第4壁体21dや端子係止部材40の被ガイド体43における第1壁体21a,41aの外壁面よりも突出している部分を案内する。
この嵌合コネクタ1は、コネクタ10と相手方コネクタ110をハウジング20及び相手方ハウジング120の嵌合完了位置で保持させるロック機構を備える。コネクタ10においては、そのロック機構の構成要素を端子係止部材40に設ける。一方、相手方コネクタ110においては、そのロック機構の構成要素を相手方ハウジング120に設ける。端子係止部材40は、そのロック機構の構成要素の1つである第1係止部44を有する(図1、図2、図5及び図7から図9)。そして、相手方ハウジング120は、嵌合完了位置の第1係止部44よりも挿入口120b側に配置され、その第1係止部44を嵌合完了位置で係止する第2係止部124を有する(図2、図5及び図10)。更に、この相手方ハウジング120は、その第2係止部124が設けられ、嵌合完了位置の第1係止部44に押し動かされて撓む可撓部125と、この可撓部125を外から目視可能な窓部126と、を有する(図1、図2、図4、図5及び図10)。
第1係止部44は、端子係止体41の第1壁体41aの外壁面から突出させた突起部として形成される。また、この第1係止部44は、それぞれの被ガイド体43における第1壁体41aの外壁面よりも突出している部分との間に各々隙間を空けて配置される。そのそれぞれの隙間には、相手方ハウジング120のコネクタガイド部123が配置される。この第1係止部44は、第1直交方向と第2直交方向とに平行な平面を端子挿入口20b側(抜去方向側)に有しており、この平面を第2係止部124に対する係止壁面44aとして利用する。また、この第1係止部44は、ハウジング20及び相手方ハウジング120を嵌合接続させる際の挿入力を軽減させるべく、開口20c側(挿入方向側)に傾斜面44bを有している(図2、図8及び図9)。
第2係止部124と可撓部125と窓部126は、相手方ハウジング120のフード部122の第1壁体122aに設ける。
可撓部125は、その第1壁体122aに設けた貫通孔122aの中に配置される(図1、図2、図4及び図5)。そして、この可撓部125は、相手方ハウジング本体121側を固定端とし且つ挿入口120b側を自由端とする挿抜方向に延在させた片持ち形状の片体であり、第2直交方向への撓みが可能なものとして形成される。ここでは、その第1壁体122aの外壁面側から貫通孔122aの中の可撓部125を目視することができる。このため、ここでは、その貫通孔122aにおける可撓部125よりも第1壁体122aの外壁面側の空間を窓部126として利用する。
第2係止部124は、その可撓部125の自由端に設けた突起部であり、収容室120aの中にまで突出させている。この第2係止部124は、第1直交方向と第2直交方向とに平行な平面を相手方ハウジング本体121側(挿入方向側)に有しており、この平面を第1係止部44の係止壁面44aに対する係止壁面124aとして利用する(図2及び図5)。また、この第2係止部124は、ハウジング20及び相手方ハウジング120を嵌合接続させる際の挿入力を軽減させるべく、第1係止部44の傾斜面44bに押動させる傾斜面124bを挿入口120b側(抜去方向側)に有している(図2)。
このロック機構においては、ハウジング20と端子係止部材40を相手方ハウジング120のフード部122の中(収容室120a)へと挿入嵌合させているときに、第1係止部44の傾斜面44bに第2係止部124の傾斜面124bが押し動かされて、可撓部125が窓部126側に撓む。そして、このロック機構においては、ハウジング20と端子係止部材40の挿入嵌合を続け、嵌合完了位置で第1係止部44が第2係止部124を乗り越えることによって、可撓部125が撓みを解消しながらも窓部126側に撓んだ状態のまま第1係止部44に載せ置かれる。このとき、ロック機構においては、第1係止部44の係止壁面44aに対して挿入口120b側に第2係止部124の係止壁面124aが対向配置されており、コネクタ10と相手方コネクタ110を嵌合完了位置のままに保つことができる。また、このとき、ロック機構においては、可撓部125が窓部126側に撓んだ状態のままなので、その可撓部125の撓みを窓部126から目視することによって、嵌合完了位置で第1係止部44と第2係止部124が係止可能な状態にあることを例えば作業者に認識させることができる。
このロック機構においては、嵌合完了位置で第1係止部44と第2係止部124が係止可能な状態のときに、先細の係止解除具Mrを可撓部125の下の第2係止部124の傾斜面124bまで貫通孔122aから差し込み、この係止解除具Mrで第2係止部124を窓部126側に押し上げて可撓部125を窓部126側に撓ませる(図11)。ロック機構においては、このようにして嵌合完了位置で第1係止部44と第2係止部124の係止可能な状態を解除させる。
以上示したように、本実施形態の嵌合コネクタ1は、コネクタ10においてロック機構の第1係止部44をハウジング20とは別の部品(ここでは、端子係止部材40)に設けている。このため、この嵌合コネクタ1においては、その部品(端子係止部材40)を差し替えるだけで、例えば、ハウジング20及び相手方ハウジング120を嵌合接続させる際の挿入力を軽減させることができる。例えば、その挿入力を軽減させる場合には、傾斜面44bを端子係止体41の第1壁体41a側に更に寝かせた第1係止部44が設けられている部品(端子係止部材40)に差し替える。つまり、この嵌合コネクタ1においては、嵌合接続時の挿入力の大きさが異なる仕様間でハウジング20の共通化を図りつつ、その挿入力の大きさに応じた第1係止部44が設けられている部品(端子係止部材40)をハウジング20に組み合わせればよい。従って、本実施形態の嵌合コネクタ1は、異なる仕様間での構成部品の共通化が可能になる。
ところで、本実施形態のコネクタ10は、他のコネクタ10との間でハウジング20同士を連結できるように構成している。このため、ここでは、このようなハウジング20同士の連結が可能な複数のコネクタ10を用意し、これらを連結させることによって、連結状態の複数のコネクタ10から成る1つのコネクタを造り出すことができる。そして、ここでは、その連結状態の複数のコネクタ10を挿入嵌合させることが可能な相手方コネクタ210を用意することによって、その複数のコネクタ10と1つの相手方コネクタ210とを備える嵌合コネクタ2を構成することができる(図12から図16)。
本実施形態のコネクタ10においては、ハウジング20同士の連結機構を次のように構成している。
ハウジング20は、第1直交方向の一方側(第3壁体21c側)に隣設させた自身と同一の形状のハウジング20が連結される第1連結部51と、第1直交方向の他方側(第4壁体21d側)に隣設させた自身と同一の形状のハウジング20に連結させる第2連結部52と、を有する(図1、図3、図6、図12、図13及び図16)。そして、このハウジング20においては、その第1連結部51と第2連結部52を互いに連結可能な形状のものとして形成する。つまり、第1直交方向で隣り合う2つのコネクタ10においては、一方のコネクタ10におけるハウジング20の第1連結部51と他方のコネクタ10におけるハウジング20の第2連結部52とを連結させることによって、そのハウジング20同士を連結させる。
第1連結部51は、第3壁体21cの外壁面から突出させた凸部として形成される。ここで示す第1連結部51は、第3壁体21cの外壁面におけるガイド部23の挿入方向側及び抜去方向側のそれぞれの周縁から突出させた2つの突出部51a,51bと、この2つの突出部51a,51bの間に嵌め込ませる嵌合部51cと、によって形成されている(図1、図3及び図7)。その2つの突出部51a,51bの間の空間と嵌合部51cは、第2直交方向に対する直交断面が相似形状の方形を成すように形成されている。ここで示す嵌合部51cは、第3壁体21cのガイド部23に嵌合される被ガイド体43と一体になって形成されている。
第2連結部52は、第4壁体21dの外壁面における挿入方向側及び抜去方向側のそれぞれの端部から突出させた2つの突出部52a,52bの間に形成された空間であり、第1連結部51と対になる凹部を成している(図1、図3及び図7)。
ハウジング20同士は、第1直交方向で隣り合う第1連結部51と第2連結部52を第2直交方向に沿って挿入嵌合させることによって連結される。このため、第1連結部51と第2連結部52は、第2直交方向に対する直交断面が相似形状の台形で、かつ、挿入嵌合後に第1直交方向へと互いを引き離すことが不能な形状に形成されている。
連結対象の複数のコネクタ10においては、少なくとも1つのコネクタ10の端子係止部材40に第1係止部44を設ける。但し、第1係止部44は、第2係止部124との間での係止可能な状態を係止解除具Mrによって解除する際の作業性を向上させるべく、連結対象の全てのコネクタ10の数よりも少ない数にしておくことが望ましい。このため、連結対象の複数のコネクタ10におけるそれぞれの端子係止部材40は、第1係止部44を有するものと第1係止部44を有しないものとに大別される。以下においては、第1係止部44を有する端子係止部材40について「第1端子係止部材40A」と称し、第1係止部44を有しない端子係止部材40について「第2端子係止部材40B」と称する(図12及び図17)。
連結対象の複数のコネクタ10においては、その内の第1端子係止部材40Aを備えるものが何れの場所に配置されていてもよい。また、連結対象の複数のコネクタ10においては、このコネクタ10の数にも依るが、その内の1つのみが第1端子係止部材40Aを備えるものとし、残りの全てが第2端子係止部材40Bを備えるものとすることが望ましい。例えば、連結対象の複数のコネクタ10においては、その内の中央又は中央寄りに配置されるものに第1端子係止部材40Aを組み合わせてもよい。また、例えば、連結対象の複数のコネクタ10においては、周辺の他部品が係止解除具Mrによる解除作業の邪魔になるのであれば、その場所から外れた位置に配置されているものに第1端子係止部材40Aを組み合わせればよい。
ここで示す嵌合コネクタ2においては、3つのコネクタ10を連結させ、その内の一端に配置されている1つのコネクタ10にのみ第1端子係止部材40Aを組み合わせている(図12)。
相手方コネクタ210は、連結対象のコネクタ10の数に応じた相手方端子金具130を備える。この例示では、1つのコネクタ10に対して2つの相手方端子金具130を必要としているので、3つのコネクタ10に合わせた6つの相手方端子金具130を備えている。この相手方コネクタ210は、その連結対象の複数のコネクタ10に対応させた複数の相手方端子金具130を収容させる相手方ハウジング220を備える(図12から図16及び図18)。
相手方ハウジング220は、前述した相手方ハウジング120と同じように、略方体状に形成された相手方ハウジング本体221を有しており、この相手方ハウジング本体221の内方に相手方端子金具130を収容させ且つ保持させる(図12から図16及び図18)。この相手方ハウジング220においては、前述した相手方ハウジング120と同じように、相手方ハウジング本体221の内方に連結部132を収容させ、相手方ハウジング本体221の抜去方向側の壁面からそれぞれの相手方端子接続部131を突出させる。
更に、この相手方ハウジング220は、前述した相手方ハウジング120と同じように、先の挿抜方向を筒軸方向とする筒状のフード部222を有する(図12から図16及び図18)。このフード部222は、連結状態の複数のコネクタ10を内方に収容させるものであり、その複数のコネクタ10の内の少なくとも1つの収容を可能にする。ここで示すフード部222は、相手方ハウジング本体221の抜去方向側の壁面から突出させた角筒状の筒体であり、その内方の空間を収容室220aとし、かつ、抜去方向側の開口を挿入口220bとする(図12及び図13)。その収容室220aとは、相手方ハウジング本体221の抜去方向側の壁面から突出させた全ての相手方端子金具130のそれぞれの相手方端子接続部131を収容する部屋であり、かつ、挿入口220bから挿入された連結状態の複数のハウジング20を収容する部屋である。このフード部222においては、連結状態の複数のハウジング20のそれぞれのハウジング本体21をそれぞれの端子係止部材40と共に挿入口220bから収容室220aの嵌合完了位置まで挿入嵌合させ、この嵌合完了位置の端子金具30の端子接続部31と相手方端子金具130の相手方端子接続部131を嵌合接続させる。
連結状態の複数のコネクタ10においては、それぞれのハウジング本体21の第1壁体21aが嵌合完了位置でフード部222の第1直交方向における一方の壁体(以下、「第1壁体」という。)222aに対向配置される。また、第2直交方向における一端のコネクタ10においては、そのハウジング本体21の第3壁体21cが嵌合完了位置でフード部222の第2直交方向における一方の壁体(以下、「第2壁体」という。)222bに対向配置される。また、第2直交方向における他端のコネクタ10においては、そのハウジング本体21の第4壁体21dが嵌合完了位置でフード部122の第2直交方向における他方の壁体(以下、「第3壁体」という。)222cに対向配置される。
ここで、相手方ハウジング220は、収容室220aの中でハウジング20と端子係止部材40を嵌合完了位置まで案内するコネクタガイド部223を有する(図12及び図18)。このコネクタガイド部223は、コネクタ10毎に2つずつ設けられている。ここで示すコネクタガイド部223は、フード部222における第1壁体222aの内壁面に突出状態で設けている。そして、ここで示すコネクタガイド部223は、前述したコネクタガイド部123と同形状のリブ状に形成され、そのコネクタガイド部123と同じように、コネクタ10毎に第1直交方向で互いに間隔を空けて対向配置させている。
更に、この相手方ハウジング220は、前述した相手方ハウジング120の第2係止部124、可撓部125及び窓部126と同じ第2係止部224、可撓部225及び窓部226を有する(図12、図14及び図15)。その第2係止部224と可撓部225と窓部226の組み合わせは、連結される複数のコネクタ10の中で第1端子係止部材40Aを設けるコネクタ10の配置に変更が無いのであれば、その第1端子係止部材40Aを設けるコネクタ10の収容室220a内での配置に対応する場所にだけ設けてもよい。但し、ここで示す相手方ハウジング220は、その汎用性を高めるため、第2係止部224と可撓部225と窓部226の組み合わせを収容室220aに収容されるハウジング20毎に有している(図12、図14及び図18)。つまり、ここで示す相手方ハウジング220は、収容室220aに収めることが可能なハウジング20と同じ数の第2係止部224と可撓部225と窓部226の組み合わせを有している。
第1端子係止部材40Aを備えるコネクタ10については、先の嵌合コネクタ1と同じように、第1係止部44と第2係止部224とが係止可能な状態になる(図示略)。一方、第2端子係止部材40Bを備えるコネクタ10については、そのハウジング20と第2端子係止部材40Bを相手方ハウジング220のフード部222の中(収容室220a)へと挿入嵌合させているときに、嵌合完了位置に到達するまで、第2端子係止部材40Bが第2係止部224の傾斜面224bに触れることがなく、また、第2端子係止部材40Bが可撓部225を撓ませることがない(図15)。このため、その第2端子係止部材40Bは、第2係止部224の係止壁面224aの挿入方向側に対向配置されていない(図15)。そして、この嵌合コネクタ2においては、第1端子係止部材40Aの第1係止部44に押動されて窓部226側に撓んでいる可撓部225に対して、第2端子係止部材40Bの触れていない可撓部225の形状が異なる。よって、この嵌合コネクタ2においては、第1端子係止部材40Aの第1係止部44に押動されている可撓部225と第2端子係止部材40Bに押動されていない可撓部225との違いをそれぞれの窓部226から識別できるので、係止解除具Mrを差し込む第1壁体222aの貫通孔222aの場所を容易に把握することができる。従って、この嵌合コネクタ2は、係止解除具Mrを用いた第1係止部44と第2係止部224の係止解除作業が容易になる。
以上示したように、本実施形態の嵌合コネクタ2は、先の嵌合コネクタ1と同じように、連結対象の複数のコネクタ10の内の少なくとも1つにおいてロック機構の第1係止部44をハウジング20とは別の部品(ここでは、第1端子係止部材40A)に設けている。このため、この嵌合コネクタ2は、先の嵌合コネクタ1と同様の効果を得ることができる。
更に、本実施形態の嵌合コネクタ2は、連結対象の複数のコネクタ10の内、相手方ハウジング220の第2係止部224に対して嵌合完了位置で係止させたいものを選択し、この選ばれたコネクタ10に対して第1係止部44付きの端子係止部材40(第1端子係止部材40A)を組み合わせることができる。そして、この嵌合コネクタ2は、連結対象の複数のコネクタ10の内、相手方ハウジング220の第2係止部224に対して嵌合完了位置で係止させないものを選択し、この選ばれたコネクタ10に対して第1係止部44の無い端子係止部材40(第2端子係止部材40B)を組み合わせることができる。つまり、この嵌合コネクタ2においては、連結対象の全てのコネクタ10でハウジング20の共通化が可能であり、これらに適宜第1係止部44付きの端子係止部材40(第1端子係止部材40A)と第1係止部44の無い端子係止部材40(第2端子係止部材40B)を組み合わせることによって、所望する場所にロック機構を設けることができる。従って、本実施形態の嵌合コネクタ2は、この点からも異なる仕様間での構成部品の共通化が可能になる。
1,2 嵌合コネクタ
10 コネクタ
20 ハウジング
30 端子金具
40 端子係止部材
40A 第1端子係止部材
40B 第2端子係止部材
44 第1係止部
110,210 相手方コネクタ
120,220 相手方ハウジング
120a,220a 収容室
120b,220b 挿入口
124,224 第2係止部
125,225 可撓部
126,226 窓部
130 相手方端子金具

Claims (5)

  1. ハウジング、前記ハウジングの収容完了位置に収容された端子金具、及び、前記ハウジングに組み付けられ、前記端子金具を前記収容完了位置で係止する端子係止部材が設けられたコネクタと、
    前記ハウジングを前記端子係止部材と共に挿入口から収容室の嵌合完了位置まで挿入嵌合させる相手方ハウジング、及び、前記相手方ハウジングに収容され、前記嵌合完了位置の前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具が設けられた相手方コネクタと、
    を備え、
    前記端子係止部材は、第1係止部を有し、
    前記相手方ハウジングは、前記嵌合完了位置の前記第1係止部よりも前記挿入口側に配置され、前記第1係止部を前記嵌合完了位置で係止する第2係止部を有することを特徴とした嵌合コネクタ。
  2. ハウジング同士の連結が可能な複数のコネクタと、
    連結状態の複数の前記コネクタを挿入嵌合させることが可能な相手方コネクタと、
    を備え、
    前記コネクタは、前記ハウジングと、前記ハウジングの収容完了位置に収容された端子金具と、前記ハウジングに組み付けられ、前記端子金具を前記収容完了位置で係止する端子係止部材と、を備え、
    前記相手方コネクタは、連結状態の複数の前記ハウジングをそれぞれの前記端子係止部材と共に挿入口から収容室の嵌合完了位置まで挿入嵌合させることが可能な相手方ハウジングと、前記相手方ハウジングに収容され、前記嵌合完了位置の前記コネクタの前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具と、を備え、
    少なくとも1つの前記コネクタの前記端子係止部材は、第1係止部を有し、
    前記相手方ハウジングは、前記嵌合完了位置の前記第1係止部よりも前記挿入口側に配置され、前記第1係止部を前記嵌合完了位置で係止する第2係止部を有することを特徴とした嵌合コネクタ。
  3. 複数の前記コネクタにおけるそれぞれの前記端子係止部材は、前記第1係止部を有するものと前記第1係止部を有しないものとに大別されることを特徴とした請求項2に記載の嵌合コネクタ。
  4. 前記相手方ハウジングは、前記収容室に収容される前記ハウジング毎に前記第2係止部を有することを特徴とした請求項2又は3に記載の嵌合コネクタ。
  5. 前記相手方ハウジングは、前記第2係止部が設けられ、前記嵌合完了位置の前記第1係止部に押し動かされて撓む可撓部と、前記可撓部を外から目視可能な窓部と、を有することを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載の嵌合コネクタ。
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