JP2023048410A - コネクタ - Google Patents

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Masahiro KARITA
貴弘 千種
Takahiro Chigusa
康雄 今井
Yasuo Imai
藍 平野
Ai Hirano
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Abstract

【課題】外導体のシールド性能を向上させる。【解決手段】コネクタ10は、内導体20と、内導体20を包囲する外導体40と、を備える。外導体40は、互いに電気的に接続される第1外導体41及び第2外導体42を有する。第1外導体41は、鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材であり、第2外導体42の少なくとも一部が入り込む収容部43と、収容部43の内側に設けられた第1ロック部47と、を有する。第2外導体42は、板状の部材であり、第1ロック部47に係止される第2ロック部51を有する。第2ロック部51は、撓み変形可能である。【選択図】図9

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1には、外導体を備えるコネクタが開示されている。この外導体は、互いに接続される金属製本体ケースと金属製先端側筒状ケースを有している。金属製本体ケースと金属製先端側筒状ケースは、それぞれ板状をなしている。なお、外導体を備えるコネクタは、特許文献2及び特許文献3にも開示されている。
特開2000-331754号公報 特開2000-299171号公報 特表2018-512707号公報
上述したコネクタにおいて、外導体が金属板を曲げ加工して形成される場合、隙間が生じて、シールド性能を確保できないことが懸念される。
そこで、本開示は、外導体のシールド性能を向上させることが可能な技術の提供を目的とする。
本開示のコネクタは、内導体と、前記内導体を包囲する外導体と、を備え、前記外導体は、互いに電気的に接続される第1外導体及び第2外導体を有し、前記第1外導体は、鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材であり、前記第2外導体の少なくとも一部が入り込む収容部と、前記収容部の内側に設けられた第1ロック部と、を有し、前記第2外導体は、板状の部材であり、前記第1ロック部に係止される第2ロック部を有し、前記第2ロック部は、撓み変形可能である。
本開示によれば、外導体のシールド性能を向上させることができる。
図1は、実施形態1のコネクタの斜視図である。 図2は、内導体、外導体、及び誘電体がアセンブリされた状態の斜視図である。 図3は、第1外導体に第2外導体を嵌合させる前の状態をあらわす斜視図である。 図4は、電線に接続された内導体の斜視図である。 図5は、コネクタ及び相手側コネクタの側断面図である。 図6は、図5に示す領域Zの拡大図である。 図7は、図5のA-A線断面図である。 図8は、図5のB-B線断面図である。 図9は、図5のC-C線で切断した切断面における内導体、外導体及び誘電体周辺の断面図である。 図10は、図6のD-D線で切断した切断面における第1内導体及び第1誘電体周辺の断面図である。 図11は、第1外導体に別の種類の第2外導体を嵌合させる前の状態をあらわす斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)内導体と、前記内導体を包囲する外導体と、を備え、前記外導体は、互いに電気的に接続される第1外導体及び第2外導体を有し、前記第1外導体は、鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材であり、前記第2外導体の少なくとも一部が入り込む収容部と、前記収容部の内側に設けられた第1ロック部と、を有し、前記第2外導体は、板状の部材であり、前記第1ロック部に係止される第2ロック部を有し、前記第2ロック部は、撓み変形可能である。
このコネクタによれば、第1外導体が鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材であるため、隙間が生じにくいように第1外導体を形成することができ、その結果、第1外導体のシールド性能を向上させることができる。
ここで、第2外導体も鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材である場合、第1外導体と第2外導体の両方が変形しにくいため、圧入によって互いに連結させることが考えらえる。しかし、圧入によって連結させる場合、電気的な接続信頼性を確保しようとすると第1外導体と第2外導体との寸法公差が小さくなり、外導体の製造が困難になるおそれがある。この点、このコネクタによれば、第2外導体は、板状の部材であり、撓み変形可能な第2ロック部を有している。このため、第2ロック部を撓み変形させて第1外導体の第1ロック部に係止させることで、第1外導体と第2外導体との寸法公差を大きくとれ、外導体の製造が容易になり、かつ電気的な接続信頼性が高い状態での連結を実現することができる。また、第2外導体を板状にすることで、安価に製造することができる。
しかも、第2外導体の少なくとも一部が収容部に入り込むため、第2外導体の第1外導体からの突出方向におけるコネクタの低背化を実現することができる。
(2)前記第1外導体は、前記第1ロック部と対応する位置に形成された貫通孔を有し、前記第2外導体の一部は、前記第2外導体が前記収容部に嵌合した状態において、前記貫通孔を塞ぐ位置に配置されることが好ましい。
第1外導体における第1ロック部と対応する位置には、例えば第1ロック部を形成する型を抜くための貫通孔が形成される。第1外導体に貫通孔が形成される構成においては、シールド性能の低下が懸念される。しかし、この構成によれば、貫通孔を第2外導体の一部によって塞ぐことができるため、外導体のシールド性能の低下を抑制することができる。
(3)前記第2外導体は、相手側外導体に弾性接触する相手用接続部を有することが好ましい。
この構成によれば、第2外導体と相手側外導体との電気的な接続信頼性を向上させることができる。また、第2外導体が板状の部材であるため、弾性接触する相手用接続部を容易に形成することができる。
(4)前記第1外導体の前記収容部は、前記第1外導体の一端側に開口して形成され、前記第1外導体の他端側には、電線のシールド層に接続される筒部が開口して形成され、前記収容部の開口方向が、前記筒部の開口方向に対して交差することが好ましい。
この構成によれば、筒部に接続される電線の延び方向に対して交差する方向に、第1外導体を相手側外導体に接続させることができる。しかも、こうした構成において、第2ロック部の少なくとも一部が収容部内に入り込むため、外導体の上記交差する方向への広がりを抑えることができ、その結果、コネクタの低背化を図ることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
図1には、実施形態1のコネクタ10が開示されている。以下の説明では、図5にあらわれる上下方向をそのままコネクタ10の上下方向とする。また、図5にあらわされる左方をコネクタ10の前方とし、右方をコネクタ10の後方とする。また、コネクタ10を前方から見たときの左右方向をコネクタ10の左右方向とする。
(コネクタ10の概要)
コネクタ10は、図1に示すように、L字型をなしている。図5に示すように、コネクタ10の一端側には、相手側コネクタ90が嵌合され、コネクタ10の他端側には、電線80が電気的に接続される。電線80は、シールド電線であり、本実施形態では、同軸ケーブルとして構成されている。電線80は、内部導体81と、絶縁体82と、シールド層83と、シース84と、を有している。絶縁体82は、内部導体81を包囲している。シールド層83は、絶縁体82を包囲している。シース84は、シールド層83を包囲している。相手側コネクタ90は、相手側ハウジング91と、相手側内導体92と、相手側外導体93と、を有している。
コネクタ10は、図5に示すように、ハウジング11と、内導体20と、外導体40と、誘電体60と、スリーブ70と、第1シール部材71と、第2シール部材72と、抜止部材73と、を備えている。
(ハウジング11の構成)
ハウジング11は、絶縁性を有し、合成樹脂製である。ハウジング11は、図1に示すように、L字型をなしている。ハウジング11は、図1及び図5に示すように、ハウジング本体12と、嵌合孔13と、嵌合溝14と、内側フード部15と、外側フード部16と、ロックアーム17と、第1抜止係止部18と、を有している。
ハウジング本体12は、図5に示すように、上下方向に延びる筒状(より具体的には角筒状)をなしている。ハウジング本体12の下端は下方に開口しており、上端は閉塞された形態をなしている。
嵌合孔13は、図5に示すように、ハウジング本体12の内周面から外側に貫通して形成されている。つまり、嵌合孔13は、ハウジング本体12の壁部(本実施形態では前壁)を前後方向に貫通している。嵌合孔13は、ハウジング11の前方に開放されている。嵌合孔13は、ハウジング本体12の上下方向中央よりも上端側に設けられている。嵌合孔13には、外導体40が嵌合される。
嵌合溝14は、図5に示すように、嵌合孔13の内周面において前後方向に沿って形成されている。嵌合溝14は、前後に開口している。
内側フード部15は、図5に示すように、ハウジング本体12における嵌合孔13を囲む部位から前方に向けて筒状に突出した形状をなしている。内側フード部15は、前後方向に沿って延びる筒状(より具体的には円筒状)をなしている。内側フード部15の内側空間は、嵌合孔13に連通しており、ハウジング11の前方に開放されている。
外側フード部16は、図5に示すように、内側フード部15の外周を包囲している。外側フード部16は、前後方向に沿って延びる筒状をなしている。外側フード部16の内側空間は、ハウジング11の前方に開放されている。外側フード部16の前端は、内側フード部15の前端よりも前側に配置されている。
ロックアーム17は、図5に示すように、外側フード部16の内側に配置されている。ロックアーム17は、前後方向に沿って延びる形状をなしている。ロックアーム17は、前端側が上下方向に揺動可能に支持されている。ロックアーム17は、図7及び図8に示すように、外側フード部16に支持されている。ロックアーム17は、相手側コネクタ90における相手側ハウジング91の相手側係止部94に係止される(図5参照)。
第1抜止係止部18は、図1に示すように、ハウジング本体12の外周面(本実施形態では左右両側面)から突出した形状をなしている。第1抜止係止部18は、ハウジング本体12の下端部に設けられている。第1抜止係止部18には、抜止部材73が係止される。
(内導体20、外導体40、誘電体60の概要)
内導体20は、図4に示すように、L字型をなしている。内導体20は、第1内導体21と、第2内導体22とを有している。第1内導体21及び第2内導体22は、それぞれ金属製であり、金属板を曲げ加工して形成されている。第1内導体21及び第2内導体22は、互いに電気的に接続されている。
外導体40は、図5に示すように、L字型をなしており、内導体20を包囲している。外導体40は、第1外導体41と、第2外導体42とを有している。第1外導体41及び第2外導体42は、それぞれ金属製である。第1外導体41及び第2外導体42は、互いに電気的に接続されている。
誘電体60は、絶縁性を有し、合成樹脂製である。誘電体60は、図5に示すように、内導体20と外導体40との間に配置されている。誘電体60は、第1誘電体61と、第2誘電体62と、を有している。
(第1内導体21の構成)
第1内導体21は、板状の部材であり、金属板を曲げ加工して形成されている。第1内導体21は、図4~図6に示すように、上下方向に沿って延びる形状をなしている。第1内導体21は、第1内導体本体23と、係止部24と、スタビライザ25と、バレル部26と、を有している。
第1内導体本体23は、図4、図6及び図10に示すように、第1底板部28と、第2底板部29と、一対の側板部30と、一対の第1接続部31と、一対の誘い込み部32と、を有している。第1底板部28及び第2底板部29は、互いに上下方向に間隔をあけて配置されている。第1底板部28及び第2底板部29の厚さ方向は、前後方向に沿っている。一対の側板部30は、第1底板部28及び第2底板部29のそれぞれの左右両側に連続し前方に突出した形状をなしている。一対の側板部30は、互いに左右方向に間隔を空けて配置されている。一対の第1接続部31は、一対の側板部30の前端から前方に延設されている。一対の第1接続部31は、一対の側板部30の前端における上下方向の一部から延設されている。一対の第1接続部31の最小の間隔は、一対の側板部30の間隔よりも小さい。一対の誘い込み部32は、一対の第1接続部31の前端から前方に延設されている。一対の誘い込み部32の間隔は、前方に向かうにつれて大きくなっている。
係止部24は、図6に示すように、上下方向に沿って延びている。係止部24は、上下の端部が第1内導体本体23に支持された両持ち梁形状となっている。係止部24の下端部は、第1底板部28の上端部に支持され、係止部24の上端部は、第2底板部29の下端部に支持されている。係止部24は、板状をなしており、前後方向に撓み変形可能である。係止部24の厚さ方向は、前後方向に沿っている。係止部24は、第1内導体本体23から後方に張り出している。係止部24は、湾曲している。係止部24は、第1内導体本体23から張り出した凸面24Aと、凸面24Aの裏側に形成された凹面24Bと、を有している。つまり、凸面24Aは、係止部24の後面に形成されており、凹面24Bは、係止部24の前面に形成されている。
スタビライザ25は、図4及び図10に示すように、一対の側板部30のうち一方の側板部30(本実施形態では右側の側板部30)の前端に設けられている。スタビライザ25は、一対の第1接続部31に対して上下方向に間隔をあけて配置されている。より具体的には、スタビライザ25は、第1接続部31よりも下方に配置されている。スタビライザ25は、左右方向外側に屈曲して突出している。
バレル部26は、図4に示すように、電線80の内部導体81に圧着され、内部導体81に電気的に接続される。
(第1外導体41の構成)
第1外導体41は、鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材である。「鋳造又は切削加工によって筒状に形成」とは、筒状に形成する工程を鋳造又は切削加工によって行うことを意味し、切削加工した金属板に曲げ加工を施して筒状に形成することを意味しない。なお、鋳造には、ダイキャストも含まれる。第1外導体41は、図5に示すように、第1内導体21を包囲している。第1外導体41は、図3及び図5に示すように、収容部43と、筒部44と、導体側嵌合孔45と、導体側嵌合溝46と、第1ロック部47と、貫通孔48と、スリーブ位置決め部49と、を有している。
収容部43は、図3及び図5に示すように、第1外導体41の一端側に開口して形成されている。収容部43の開口方向は、前方である。筒部44は、上下方向に沿って延びている。筒部44は、第1外導体41の他端側に開口して形成されている。筒部44の開口方向は、下方である。つまり、収容部43の開口方向は、筒部44の開口方向に対して交差(本実施形態では直交)している。第1外導体41の内側空間は、収容部43の開口から後方に延びる空間と、筒部44の開口から上方に延びる空間とが直交する形状をなしている。
導体側嵌合孔45は、図3及び図5に示すように、収容部43の内側に形成されている。導体側嵌合孔45は、筒部44の周壁を貫通しており、筒部44の内側空間に連通している。導体側嵌合孔45は、第1外導体41の前方に開放されている。導体側嵌合孔45は、第1外導体41の上下方向中央よりも上端側に配置されている。導体側嵌合溝46は、導体側嵌合孔45の内周面において前後方向に沿って形成されている。導体側嵌合溝46は、前後に開口している。
第1ロック部47は、図3及び図9に示すように、収容部43における導体側嵌合孔45の内側に設けられている。第1ロック部47は、左右両側に対をなして設けられている。第1ロック部47は、収容部43の内周面から内側に突出した形状をなしている。第1ロック部47の前面は、前方から見たときの収容部43の中心に向かうにつれて後方に傾斜している。第1ロック部47の後面は、上下方向及び左右方向に沿っている。
貫通孔48は、図3及び図9に示すように、一対の第1ロック部47の各々と対応する位置に形成されている。「第1ロック部と対応する位置」は、本実施形態では、第1ロック部47よりも後側(つまり、収容部43の内側における第1ロック部47よりも奥側)である。貫通孔48は、収容部43の外側の空間と内側の空間とをつないでいる。貫通孔48は、第1外導体41を製造する際に形成される型抜き孔である。
スリーブ位置決め部49は、図2に示すように、筒部44の外周面から突出した形状をなしている。スリーブ位置決め部49は、筒部44の左右両側からそれぞれ突出している。図8に示すように、スリーブ位置決め部49の下方には、スリーブ70が配置される。スリーブ位置決め部49は、スリーブ70の上方への移動を規制する。
(第1誘電体61の構成)
第1誘電体61は、図5、図6及び図10に示すように、第1内導体21と第1外導体41との間に配置されている。第1誘電体61は、キャビティ63と、係止孔64と、進入孔65と、案内溝66と、スタビライザ嵌合溝67と、を有している。
キャビティ63は、図5に示すように、上下方向に沿って延びている。キャビティ63は、第1誘電体61の下方に開放されている。
係止孔64は、図6に示すように、キャビティ63の内周面(より具体的には、内周面の後側の面)に形成されている。係止孔64には、第1内導体21の係止部24が入り込む。
進入孔65は、図6に示すように、キャビティ63の内周面(より具体的には、内周面の前の側の面)に形成されている。進入孔65は、係止孔64と前後方向に対向する位置に形成されている。進入孔65には、第2内導体22が進入して配置される。係止孔64と進入孔65とは、キャビティ63を介して互いに同軸上に配置されている。
案内溝66は、図6に示すように、キャビティ63の内周面に形成されている。案内溝66は、上下方向に沿って形成され、係止孔64に連なっている。
スタビライザ嵌合溝67は、図10に示すように、キャビティ63の内周面に形成されている。スタビライザ嵌合溝67は、上下方向に沿って形成されている。スタビライザ嵌合溝67は、第1内導体21のスタビライザ25と対応する位置に形成されている。スタビライザ嵌合溝67には、第1内導体21のスタビライザ25が入り込む。
(第2内導体22の構成)
第2内導体22は、板状の部材であり、金属板を曲げ加工して形成されている。第2内導体22は、図4及び図6に示すように、前後方向に沿って延びている。第2内導体22は、第2内導体本体34と、内導体側相手用接続部35と、第2接続部36と、内導体側凸部37と、抜止突起38と、を有している。
第2内導体本体34は、図4及び図6に示すように、前後方向に延びる筒状(より具体的には円筒状)をなしている。
内導体側相手用接続部35は、図4及び図6に示すように、第2内導体本体34よりも前側に配置されている。内導体側相手用接続部35は、相手側コネクタ90の相手側内導体92(図5参照)に電気的に接続される。
第2接続部36は、図4及び図6に示すように、第2内導体本体34よりも後側に配置されている。第2接続部36は、タブとして構成されている。第2接続部36は、第2誘電体62の後端よりも後方に突出している。第2接続部36は、第1内導体21の第1接続部31に電気的に接続されている。
内導体側凸部37は、図6に示すように、第2内導体本体34の外周面に設けられ、外周面から上方に突出している。第2内導体22が第2誘電体62内に挿入される際、内導体側凸部37が第2誘電体62の後面に突き当たると、第2誘電体62に対する第2内導体22の前方への移動が規制される。
抜止突起38は、図9に示すように、第2内導体本体34の左右両側に設けられ、左右方向外側に突出している。抜止突起38は、第2誘電体62に対して正規挿入された第2内導体22の後方への抜けを防止する。
(第2外導体42の構成)
第2外導体42は、板状の部材であり、金属板を曲げ加工して形成されている。第2外導体42は、図6に示すように、第2内導体22を包囲している。第2外導体42は、前後方向に延びる筒状(より具体的には円筒状)をなしている。第2外導体42は、前後に開口している。第2外導体42は、図3に示すように、外導体本体50と、第2ロック部51と、凸部52と、前止め部53と、相手用接続部54と、を有している。
外導体本体50は、図3に示すように、筒状(より具体的には円筒状)をなしている。
第2ロック部51は、図3及び図9に示すように、外導体本体50から後方に突出している。第2ロック部51は、外導体本体50に片持ち支持されている。第2ロック部51は、外導体本体50の左右両側に設けられている。第2ロック部51は、板状をなしており、前方から見たときの第2外導体42の中心側(つまり、径方向内側)に撓み変形可能である。第2ロック部51には、第2ロック部51を貫通するロック孔55が形成されている。ロック孔55に第1ロック部47が嵌まることで、第2ロック部51が、第1外導体41の第1ロック部47に係止される。
凸部52は、図3に示すように、外導体本体50の上面から上方に突出している。凸部52は、外導体本体50の後端部に設けられている。
前止め部53は、図3に示すように、外導体本体50よりも前側に配置されている。前止め部53は、第2外導体42の内側に配置された第2誘電体62の前側への移動を規制する。
相手用接続部54は、図3に示すように、外導体本体50に支持されている。外導体本体50の一部は切り欠かれている。この切欠部分に相手用接続部54が配置されている。相手用接続部54は、後端部が支持されることにより、外導体本体50の切欠部分の周縁部に片持ち支持されている。相手用接続部54は、撓み変形可能である。相手用接続部54は、相手側コネクタ90の相手側外導体93(図5参照)に弾性接触して電気的に接続される。相手用接続部54は、相手側外導体93との接続の際に、相手側外導体93を誘導する誘導面56を有している。誘導面56は、相手用接続部54の前端部に形成されている。誘導面56は、後方に向かうにつれて径方向外側に傾斜している。誘導面56は、相手側外導体93を、相手用接続部54の径方向外側に誘導する。相手用接続部54の径方向外側は、相手側外導体93に電気的に接続される。
(第2誘電体62の構成)
第2誘電体62は、図6に示すように、第2内導体22と第2外導体42との間に配置されている。第2誘電体62は、筒状(より具体的には円筒状)をなしている。
(その他の構成)
図5に示すスリーブ70は、筒状(より具体的には、円筒状)をなしている。スリーブ70は、例えば金属製である。図5に示す第1シール部材71及び第2シール部材72は、筒状(より具体的には、円筒状)をなしている。第1シール部材71及び第2シール部材72は、例えばゴム製である。第1シール部材71は、電線80の外周に取り付けられる。第2シール部材72は、ハウジング11の内側フード部15の外周に取り付けられる。抜止部材73は、ハウジング11内に配置された第1シール部材71の抜けを防止する部材である。抜止部材73は、図1及び図5に示すように、挿入孔74と、第2抜止係止部75とを有している。挿入孔74には、電線80が挿入される。第2抜止係止部75は、ハウジング11の第1抜止係止部18に係止される。
(コネクタ10の組み付け)
主に図5を参照して説明する。まず、電線80に、抜止部材73、第1シール部材71、スリーブ70が先端側から順に取り付けられる。そして、電線80の先端部において、シールド層83が露出するようにシース84が除去される。電線80の更に先端側において、内部導体81が露出するように絶縁体82が除去される。露出した内部導体81は、第1内導体21のバレル部26に圧着される。
第1内導体21は、第1誘電体61のキャビティ63内に下方から挿入される。第1内導体21は、スタビライザ25が第1誘電体61のスタビライザ嵌合溝67に嵌まる向きで、キャビティ63内に挿入される。第1内導体21がキャビティ63内に挿入される過程で、第1内導体21の係止部24は、キャビティ63の内周面に形成された案内溝66に嵌まり、案内溝66に沿って上方に摺動する。係止部24は、案内溝66に嵌まった状態では、案内溝66の底面から反力を受けて撓み変形した状態となる。第1内導体21が正規挿入位置まで挿入されると、係止部24は、自身の弾性復帰力によって案内溝66に連なる係止孔64に入り込む。これにより、第1内導体21が、第1誘電体61に係止され、キャビティ63内から下方へ抜けることが抑制される。係止部24が係止孔64に入り込んだ状態では、一対の第1接続部31の間の開口が、第1誘電体61の進入孔65に臨む状態となる。
第1誘電体61は、第1外導体41の内側に下方から挿入される。第1誘電体61が正規挿入位置まで挿入されると、進入孔65が、第1外導体41の導体側嵌合孔45と前後方向に並んで配置される。第1外導体41の筒部44の外周面には、露出したシールド層83が被せられ、スリーブ70によって圧着される。これにより、第1外導体41が電線80のシールド層83に電気的に接続される。
第1外導体41は、ハウジング11のハウジング本体12内に下方から挿入される。第1外導体41が正規挿入位置まで挿入されると、第1外導体41の導体側嵌合孔45は、ハウジング11の嵌合孔13と前後方向に並んで配置され、第1外導体41の導体側嵌合溝46は、ハウジング11の嵌合溝14と前後方向に並んで配置される。第1ロック部47は、図9に示すように、嵌合孔13の後方に臨むように配置される。第1外導体41の挿入後、抜止部材73の第2抜止係止部75が、ハウジング11の第1抜止係止部18に係止される。
第2内導体22は、第2誘電体62の内側に後方から挿入される。第2内導体22は、正規挿入位置まで挿入されると、内導体側凸部37と抜止突起38とによって第2誘電体62に対する前後方向の移動が規制される。第2誘電体62は、第2外導体42の内側に後方から挿入される。第2誘電体62は、第2外導体42の前止め部53に突き当たることで、前方への移動が規制される。第2外導体42は、凸部52がハウジング11の嵌合溝14に嵌合する向きで、ハウジング11の嵌合孔13に前方から嵌合される。第2外導体42の嵌合が更に進むと、第2外導体42が第1外導体41の導体側嵌合孔45に嵌合され、第2外導体42の凸部52が第1外導体41の導体側嵌合溝46に嵌合される。
第2外導体42が収容部43における導体側嵌合孔45に嵌合される過程において、第2ロック部51は、第1ロック部47に押圧されて内側に撓み変形する。更に嵌合が進むと、第2ロック部51のロック孔55に第1ロック部47が嵌まり、第2ロック部51が自身の弾性復帰力によって元の形状に復帰する。これにより、第2ロック部51が第1ロック部47に係止される。
第2ロック部51が第1ロック部47に係止されると、第2外導体42が第1外導体41に連結される。第1外導体41は、ハウジング本体12内から嵌合孔13に抜けないように構成されている。このため、第1外導体41に連結された第2外導体42が嵌合孔13から抜ける方向に引っ張られたとしても、第1外導体41が、ハウジング本体12内で引っ掛かる。つまり、第2外導体42は、第2ロック部51が第1ロック部47に係止された状態において、嵌合孔13内に抜け止めして配置される。
第2外導体42が収容部43における導体側嵌合孔45に嵌合される過程において、第2内導体22の第2接続部36は、第1誘電体61の進入孔65内に進入し、一対の第1接続部31を押し広げながら進む。第2内導体22が第1内導体21に正規に接続された状態では、第2内導体22は第1内導体21における一対の第1接続部31に挟まれた状態となり、第2内導体22の第2接続部36の先端は、凹面24Bの内側に配置される。このとき、第2内導体22の第2接続部36の先端は、凹面24Bに接触しない。
ところで、第1外導体41の収容部43には、第2外導体42とは別の後述する第2外導体42Bを嵌合させることができる。つまり、コネクタ10は、複数種類の第2外導体、本実施形態の場合は第2外導体42および第2外導体42Bのいずれかを選択して第1外導体41に連結させる構成である。第2外導体42Bは、外導体本体50Bと、第2ロック部51Bと、凸部52Bと、相手用接続部54Bと、を有している。
外導体本体50Bは、前後方向に延びる筒状(より具体的に円筒状)をなしている。第2ロック部51Bは、外導体本体50Bよりも後側に配置されている。
第2ロック部51Bは、第2外導体42Bの左右両側に設けられている。第2ロック部51Bには、第2ロック孔55Bが形成されている。第2ロック部51Bは、第2ロック部51と同一の形状をなしている。
凸部52Bは、外導体本体50Bの外周面に設けられている。凸部52Bは、外導体本体50Bの外周面の上端部から上方に突出している。凸部52Bは、凸部52と同一の形状をなしている。
相手用接続部54Bは、外導体本体50Bの前端に片持ち支持され、前方に突出した形状をなしている。相手用接続部54Bは、周方向に等間隔で複数(本実施形態では6)設けられている。相手用接続部54Bは、撓み変形可能である。相手用接続部54Bは、相手側コネクタ90の相手側外導体93(図5参照)に弾性接触して電気的に接続される。相手用接続部54Bは、相手側外導体93との接続の際に、相手側外導体93を誘導する誘導面56Bを有している。
誘導面56Bは、相手用接続部54Bの前端部に形成されている。誘導面56Bは、後方に向かうにつれて径方向内側に傾斜している。誘導面56Bは、相手側外導体93を、相手用接続部54Bの径方向内側に誘導する。相手用接続部54Bの径方向内側は、相手側外導体93に電気的に接続される。
つまり、第2ロック部51と第2ロック部51Bは、互いに同一の形状をなしており、それぞれ第1ロック部47に係止される形状をなしている。このため、第2外導体42及び第2外導体42Bのうち選択された第2外導体が第1外導体41の収容部43に嵌合されると、嵌合された第2外導体の第2ロック部が第1外導体41の第1ロック部47に係止され、第2外導体が第1外導体41に連結される。その結果、第2外導体が第1外導体41に電気的に接続される。他方、相手用接続部54と相手用接続部54Bは、互いに異なる形状をなしており、互いに異なる形状の相手側接続部に接続される形状をなしている。このため、コネクタ10に対し、第1外導体41に連結された第2外導体に対応する相手側コネクタを嵌合させることが可能となる。
(コネクタ10の効果)
コネクタ10は、第1外導体41が鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材であるため、隙間が生じにくいように第1外導体41を形成することができ、その結果、第1外導体41のシールド性能を向上させることができる。
ここで、第2外導体42も鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材である場合、第1外導体41と第2外導体42の両方が変形しにくいため、圧入によって互いに連結させることが考えらえる。しかし、圧入によって連結させる場合、電気的な接続信頼性を確保しようとすると、第1外導体41と第2外導体42との寸法公差が小さくなり、外導体40の製造が困難になるおそれがある。この点、このコネクタ10によれば、第2外導体42は、板状の部材であり、撓み変形可能な第2ロック部51を有している。このため、第2ロック部51を撓み変形させて第1外導体41の第1ロック部47に係止させることで、第1外導体41と第2外導体42との寸法公差を大きくとれ、外導体40の製造が容易になり、かつ電気的な接続信頼性が高い状態での連結を実現することができる。また、第2外導体42を板状にすることで、安価に製造することができる。
しかも、第2外導体42の一部が収容部43に入り込むため、第2外導体42の第1外導体41からの突出方向におけるコネクタ10の低背化を実現することができる。
更に、第2外導体42の第2ロック部51は、第2外導体42が収容部43に嵌合した状態において、貫通孔48を塞ぐ位置に配置される。このため、外導体40のシールド性能の低下を抑制することができる。
更に、第2外導体42は、相手側コネクタ90の相手側外導体に接触する相手用接続部54を有している。このため、コネクタ10は、第2外導体42と相手側外導体93との電気的な接続信頼性を向上させることができる。また、第2外導体42が板状の部材であるため、弾性接触する相手用接続部54を容易に形成することができる。
更に、コネクタ10は、複数種類の第2外導体42,42Bのいずれかを選択して第1外導体41に連結させる構成であり、複数種類の第2外導体42,42Bは、互いに形状が異なる相手用接続部54,54Bを有している。このため、第1外導体41を共通部品としつつ、複数種類の相手側外導体に嵌合可能な複数種類のコネクタを製造することが可能となる。
更に、コネクタ10は、係止部24が係止孔64に係止されることで、第1内導体21の第1誘電体61からの抜けが抑えられる。しかも、係止部24は、上下の端部が第1内導体本体23に支持された両持ち梁形状となっている。このため、このコネクタ10によれば、係止部がランスである構成と比較して、第1内導体21のインピーダンスの低下を抑制することができる。
更に、係止部24は、湾曲している。このため、コネクタ10は、第1内導体21を第1誘電体61の内側に挿入するときの挿入力を低減することができる。
更に、第1誘電体61の係止孔64と進入孔65とは、キャビティ63を介して互いに同軸上に配置されている。このため、コネクタ10の製造時において、係止孔64と進入孔65とを形成する直線状の同一の型で一度に型抜きすることができる。
更に、第2内導体22が第1内導体21に正規に接続された状態では、第2接続部36の先端は、凹面24Bの内側に配置される。このため、第1内導体21が半挿入状態である場合に、第2接続部36の先端が第1内導体21に突き当たる。このため、第1内導体21が半挿入状態であるか否かを容易に判定することができる。特に、本実施形態では、第2内導体22の先端が第1内導体21に突き当たる状態では、第2外導体42の第2ロック部51が第1外導体41の第1ロック部47に係止されない。このため、係止されないことをもって、第1内導体21が半挿入状態であることをより簡単に判定することができる。
更に、キャビティ63の内周面には、案内溝66が形成されており、案内溝66は、上下方向に沿って形成され、係止孔64に連なっている。このため、コネクタ10は、キャビティ63内に挿入される第1内導体21の係止部24を、案内溝66によって係止孔64に案内することができる。
更に、コネクタ10の第1ロック部47は、第1外導体41が正規挿入位置に配置された状態において、嵌合孔13における第2外導体42の嵌合方向奥側に臨むように配置される。そして、この第1ロック部47に第2ロック部51が係止される。第2ロック部51が第1ロック部47に係止された状態において、第2外導体42は、嵌合孔13内に抜け止めして配置される。逆に言えば、このコネクタ10は、第1外導体41が半挿入状態である場合、第2ロック部51と第1ロック部47の互いの位置がずれてしまうため、第2ロック部51が第1ロック部47に係止さず、第2外導体が嵌合孔から抜け出してしまう。このため、このコネクタ10によれば半挿入状態のまま第1外導体41と第2外導体42とが係止されることを抑制することができる。
更に、ハウジング11は、嵌合孔13の内周面において第2外導体42の嵌合方向に沿って形成される嵌合溝14を有し、第2外導体42は、第1外導体41に対する嵌合過程において嵌合溝14に嵌合する凸部52を有している。このため、コネクタ10は、ハウジング11に対する第2外導体42の周方向の位置決めをすることができる。
更に、ハウジング11は、L字型をなしており、第1外導体41及び第2外導体42がハウジング11に係止されるハウジング用ロック部を有していないため、第1外導体41及び第2外導体42は、互いに連結されていない状態では、ハウジング11から容易に離脱する。よって、この構成によれば、第1外導体41と第2外導体42とが正しく連結されたか否かの確認が容易である。
更に、コネクタ10は、第2ロック部51が第1ロック部47に係止された状態において、第2外導体42の凸部52が第1外導体41の導体側嵌合溝46に嵌合するため、第1外導体41に対する第2外導体42の周方向の位置決めをすることができる。
更に、第1外導体41には、電線80のシールド層83が電気的に接続されている。第2外導体42には、第1外導体41が電気的に接続され、且つ相手側コネクタ90の相手側外導体93が電気的に接続される。そして、第2外導体42は、第1外導体41の延び方向に対して交差(より具体的には直交)する方向に延びている。このため、このコネクタ10は、電線80の延び方向に対して交差する方向に経路を変換させることができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
(1)上記実施形態では、コネクタがL型であったが、L字型でなくてもよい。例えば、コネクタは、I型(直線型)であってもよい。
(2)上記実施形態では、第2外導体が第1外導体の貫通孔を塞ぐ構成であったが、塞がない構成であってもよい。
(3)上記実施形態では、内導体が複数(具体的には2つ)の部材(第1内導体と第2内導体)をからなる構成であったが、1つの部材で構成されていてもよい。
(4)上記実施形態では、相手用接続部が相手側外導体に弾性接触する構成であったが、相手側外導体に弾性接触する構成でなくてもよい。
(5)上記実施形態では、第1内導体が係止部を有する構成であったが、係止部を有さない構成であってもよい。また、係止部は、湾曲していなくてもよい。
(6)上記実施形態では、進入孔が係止孔と同軸上に配置される構成であったが、同軸上に配置されない構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、第2内導体の先端が、第1内導体における係止部の凹面の内側に配置される構成であったが、凹面の内側に配置されない構成であってもよい。例えば、第2内導体の先端が、凹面の開口端よりも外側(前側)に配置されていてもよい。
(8)上記実施形態では、第2内導体の先端が、第1内導体における係止部の凹面に接触しない構成であったが、接触する構成であってもよい。
(9)上記実施形態では、キャビティの内周面に案内溝が形成される構成であったが、案内溝が形成されない構成であってもよい。
(10)上記実施形態では、電線が同軸ケーブルであったが、同軸ケーブルでなくてもよく、例えば差動信号伝送用のケーブルであってもよい。
(11)上記実施形態では、第1外導体の収容部に第2外導体の一部のみが入り込む構成であったが、第2外導体の全体が入り込む構成であってもよい。
10…コネクタ
11…ハウジング
12…ハウジング本体
13…嵌合孔
14…嵌合溝
15…内側フード部
16…外側フード部
17…ロックアーム
18…第1抜止係止部
20…内導体
21…第1内導体
22…第2内導体
23…第1内導体本体
24…係止部
24A…凸面
24B…凹面
25…スタビライザ
26…バレル部
28…第1底板部
29…第2底板部
30…側板部
31…第1接続部
32…誘い込み部
34…第2内導体本体
35…内導体側相手用接続部
36…第2接続部
37…内導体側凸部
38…抜止突起
40…外導体
41…第1外導体
42…第2外導体
42B…第2外導体
43…収容部
44…筒部
45…導体側嵌合孔
46…導体側嵌合溝
47…第1ロック部
48…貫通孔
49…スリーブ位置決め部
50…外導体本体
50B…外導体本体
51…第2ロック部
51B…第2ロック部
52…凸部
52B…凸部
53…前止め部
54…相手用接続部
54B…相手用接続部
55…ロック孔
55B…ロック孔
56…誘導面
56B…誘導面
60…誘電体
61…第1誘電体
62…第2誘電体
63…キャビティ
64…係止孔
65…進入孔
66…案内溝
67…スタビライザ嵌合溝
70…スリーブ
71…第1シール部材
72…第2シール部材
73…抜止部材
74…挿入孔
75…第2抜止係止部
80…電線
81…内部導体
82…絶縁体
83…シールド層
84…シース
90…相手側コネクタ
91…相手側ハウジング
92…相手側内導体
93…相手側外導体
94…相手側係止部

Claims (4)

  1. 内導体と、
    前記内導体を包囲する外導体と、を備え、
    前記外導体は、互いに電気的に接続される第1外導体及び第2外導体を有し、
    前記第1外導体は、鋳造又は切削加工によって筒状に形成された部材であり、前記第2外導体の少なくとも一部が入り込む収容部と、前記収容部の内側に設けられた第1ロック部と、を有し、
    前記第2外導体は、板状の部材であり、前記第1ロック部に係止される第2ロック部を有し、
    前記第2ロック部は、撓み変形可能である
    コネクタ。
  2. 前記第1外導体は、前記第1ロック部と対応する位置に形成された貫通孔を有し、
    前記第2外導体の一部は、前記第2外導体が前記収容部に嵌合した状態において、前記貫通孔を塞ぐ位置に配置される
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第2外導体は、相手側外導体に弾性接触する相手用接続部を有する
    請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1外導体の前記収容部は、前記第1外導体の一端側に開口して形成され、
    前記第1外導体の他端側には、電線のシールド層に接続される筒部が開口して形成され、
    前記収容部の開口方向が、前記筒部の開口方向に対して交差する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
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