JP2023048037A - 携帯端末 - Google Patents

携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2023048037A
JP2023048037A JP2021157288A JP2021157288A JP2023048037A JP 2023048037 A JP2023048037 A JP 2023048037A JP 2021157288 A JP2021157288 A JP 2021157288A JP 2021157288 A JP2021157288 A JP 2021157288A JP 2023048037 A JP2023048037 A JP 2023048037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless network
vehicle
communication
access point
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021157288A
Other languages
English (en)
Inventor
宏記 川崎
Hiroki Kawasaki
経明 伊藤
Tsuneaki Ito
博人 中川
Hiroto Nakagawa
悟 池田
Satoru Ikeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2021157288A priority Critical patent/JP2023048037A/ja
Publication of JP2023048037A publication Critical patent/JP2023048037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】本開示は、ユーザの携帯端末を車両の無線ネットワークと速やかに接続させることにより、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。【解決手段】携帯端末は、無線ネットワークに接続可能な通信部を備える。携帯端末は、制御部を備える。制御部は、無線ネットワークを識別する情報を検知する。制御部は、検知した無線ネットワークを識別する情報が、車両に搭載された通信装置以外の通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるか、車両に搭載された通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるかを判定する。制御部は、通信部が車両に搭載された通信装置以外の通信装置による第1の無線ネットワークと接続しているときに、更に車両に搭載された通信装置による第2の無線ネットワークを識別する情報を検知した場合、通信部が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに切り替える。【選択図】図3

Description

本発明は、携帯端末の通信を制御する技術に関する。
特許文献1には、ユーザが携帯可能な端末から車両を制御できる車両制御システムが開示されている。
特開2020-164080号公報
本開示は、ユーザの携帯端末を車両の無線ネットワークと速やかに接続させることにより、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
本開示の実施形態の一側面は、携帯端末によって例示される。
本携帯端末は、通信装置によって形成される無線ネットワークに接続可能な通信部を備える。本携帯端末は、制御部を備える。前記制御部は、前記無線ネットワークを識別する情報を検知する。前記制御部は、前記検知した無線ネットワークを識別する情報が、車両に搭載された通信装置以外の通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるか、または、車両に搭載された通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるかを判定する。前記制御部は、前記通信部が前記車両に搭載された通信装置以外の通信装置による第1の無線ネットワークと接続しているときに、更に車両に搭載された通信装置による第2の無線ネットワークを識別する情報を検知した場合、前記通信部が接続する無線ネットワークを前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークに切り替える。
本開示によれば、ユーザの携帯端末を車両の無線ネットワークと速やかに接続させることにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施形態における情報処理システムの構成例を示す図である。 携帯端末における各機能構成の例を概略的に示すブロック図である。 実施形態における情報処理の例を示すフローチャートである。
ユーザが携帯可能な端末から車両を制御できる車両制御システムが存在する。しかしながら、ユーザが携帯する端末と車両における無線通信のネットワーク(以下、無線ネットワークとも称する)との接続に時間を要する場合がある。そのため、ユーザは、自己の端末が車両における無線ネットワークに速やかに接続されることを求める場合がある。
本開示の実施形態に係る携帯端末は、通信装置によって形成される無線ネットワークに接続可能な通信部を備える。携帯端末は、制御部を有する。制御部は、無線ネットワークを識別する情報を検知する。制御部は、検知した無線ネットワークを識別する情報が、車両に搭載された通信装置以外の通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるか
、または、車両に搭載された通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるかを判定する。制御部は、通信部が車両に搭載された通信装置以外の通信装置による第1の無線ネットワークと接続しているときに、更に車両に搭載された通信装置による第2の無線ネットワークを識別する情報を検知した場合、通信部が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに切り替える。
本情報処理システムによれば、制御部は、通信部が車両に搭載された通信装置以外の通信装置による第1の無線ネットワークと接続しているときに、更に車両に搭載された通信装置による第2の無線ネットワークを識別する情報を検知した場合、通信部が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに切り替える。従って、ユーザの携帯端末を車両の無線ネットワークと速やかに接続させることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、および、その相対配置等は、特に記載がない限りは本開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(情報処理システムの概略)
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図1のように、情報処理システム1は、ユーザ装置10によって例示される携帯端末の通信を制御するためのシステムである。情報処理システム1は、ユーザ装置10、車両20(車載装置21、車載アクセスポイント22)および屋内アクセスポイント31を有する。ユーザ装置10と車載アクセスポイント22、ユーザ装置10と屋内アクセスポイント31は、それぞれ無線ネットワークにより接続される。無線ネットワークは、例えば、Wi-Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)等による無線ネットワークを用いた複数のネットワークで実現されてもよい。例えば、ユーザ装置10と車載アクセスポイント22とを接続するネットワークと、ユーザ装置10と屋内アクセスポイント31とを接続するネットワークは異なるネットワークであってもよい。また、車両20(車載装置21)および屋内アクセスポイント31は、ネットワークNにより相互に接続される。ネットワークNとして、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)、または携帯電話等の電話通信網が採用されてもよい。ユーザ装置10は、
電話通信網に接続してもよい。
ユーザ11は、後述する建物30から車両20に向かって移動する者である。また、ユーザ11は、後述する車載装置21から提供されるサービスを受けようとする者である。ユーザ11は、1人でもよいし、複数人でもよい。
ユーザ装置10は、後述するユーザ11が所持する端末である。ユーザ装置10として、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ、またはウェアラブル端末を例示することができる。ただし、ユーザ装置10はこれらに限らない。
屋内アクセスポイント31は、建物30の内部に設けられた無線通信のアクセスポイントである。無線通信のアクセスポイントとは、無線で装置と接続し、装置に無線通信を提供するための機器である。屋内アクセスポイント31は、無線でユーザ装置10に接続し、ユーザ装置10に対して、建物30における無線ネットワークへの接続を可能にする。無線通信の例として、Wi-Fiのような無線LAN(Local Area Network)が挙げられる。ただし、無線通信は、無線LANに限らない。無線通信は、BluetoothおよびBLE(Bluetooth Low Energy)(登録商標)のような無線PAN(Personal Area Network)でもよい。本実施の形態において、屋内アクセスポイント31は、ユーザ11に
無線通信を提供するための通信装置として機能する。無線通信のアクセスポイントは、無
線ネットワークに接続するためのインターフェースとも言える。建物30は、屋内アクセスポイント31が設けられる場所である。建物30として、ユーザ装置10を所持するユーザ11の自宅が例示される。ただし、建物30は、ユーザ11の自宅に限らない。建物30は、ユーザ11が所属する企業の事業所、団体の事務所建屋等であってもよい。
車両20は、ユーザ11が希望する目的地へ移動するために利用する車両である。車両20として、ユーザ11が所有する車両が例示される。ただし、車両20は、ユーザ11が所有する車両に限らない。車両20は、ユーザ11が所属する企業等の組織が所有する車両でもよい。車両20は、ユーザ11が運転する車両でもよい。車両20は、ユーザ11以外の者が運転する車両でもよい。車両20は、自律走行する車両でもよい。車両20の台数は、1台でもよいし、複数台でもよい。
車両20は、車載装置21、車載アクセスポイント22および無線PAN装置23を備える。
車載アクセスポイント22は、ユーザ装置10が車両20における無線ネットワークに接続するために、車両20の内部に設けられた無線通信のアクセスポイントである。車載アクセスポイント22の構成は、上述の屋内アクセスポイント31と同様であるため、詳細な記載を省略する。車載アクセスポイント22は、例えば、無線でユーザ装置10と接続し、ユーザ装置10に無線通信の環境を提供する。本実施の形態において、車載アクセスポイント22は、ユーザ11に無線通信の環境を提供するための通信装置として機能する。
車載装置21は、車両20に搭載される装置(機器)である。車載装置21は、車両20内で車載アクセスポイント22と接続される。車載装置21として車両20の通信機が例示される。
通信機は、例えば、Data Communication Module(DCM)である。通信機は、例えば
、携帯電話網、3rd Generation Mobile Communication System (3G)、Long Term Evolution(LTE)、5th Generation Mobile Communication System(5G)、6th Generation Mobile Communication System(6G)等の無線アクセスネットワークを通じてネットワークNに接続する。ただし、通信機はDCMに限らない。通信機は、携帯電話等の電話通信網を通じてネットワークNに接続できる機器であればよい。
また、車載装置21は、車載アクセスポイント22に接続されている。そのため、車載装置21は、車載アクセスポイント22経由で車両20外の装置と通信を行うことができる。本実施形態では、車載アクセスポイント22と通信機である車載装置21は、それぞれ独立した装置であることを想定している。ただし、車載装置21は、車載アクセスポイント22を内蔵してもよい。
車載装置21は、車両20の通信機に限らない。車両20は、通信機に加え、車載装置21として、車両20を制御するECUを備えてもよい。ECUは、コンピュータを備え、通信機に接続されてもよい。ECUが備えるコンピュータは、プロセッサ、および記憶装置を備え得る。ECUは通信機または車載アクセスポイント22に接続され得る。ECUは、通信機を介してネットワークNに接続される。
ECUは通信機およびネットワークN経由で車両20外の装置と通信を行うことができる。また、ECUは車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワーク経由で車両20外の装置と通信を行うことができる。
記憶装置は、ECUが通信機または車載アクセスポイント22経由で受信した情報を記憶することができる。記憶装置が記憶する情報は、車載装置21が、通信機または車載アクセスポイント22経由でユーザ装置10から受信した車両20に対する指令に関する情報が例示される。ただし、記憶装置が記憶する情報は、これに限らない。
例えば、ユーザ装置10は、車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワーク経由で車両20の無線ネットワークに接続することができる。ユーザ11は、車両20の無線ネットワークに接続したユーザ装置10を用いて車載装置21に指令を送信することができる。車両20の車載装置21(通信機)は、ユーザ装置10から送信された指令を受信することができる。他の車載装置21(ECU)は、通信機が受信した指令に基づきプロセッサを用いて車両20を制御することができる。ユーザ装置10から車載装置21へ送信される指令として、車両20を車庫から出庫する指令が例示される。これにより、ユーザ11は、ユーザ装置10を用いて車両20を遠隔で操作し、出庫させることができる。ただし、ユーザ装置10から車載装置21へ送信される指令は、車両20を出庫する指令に限らない。ユーザ装置10から車載装置21へ送信される指令は、車両20を所定の場所に駐車する指令であってもよい。
無線PAN装置23は、車両20に搭載され、車両20外の装置と無線PANによる通信を行う装置である。無線PANとして、BLEが例示される。ただし、無線PANは、BLEに限らない。無線PAN装置23は、所定の周期毎に無線PAN装置23の周囲における一定の範囲に信号を発信する。所定の周期は、1秒毎が例示される。ただし、所定の周期は、これに限らない。一定の範囲は、無線PAN装置23を中心に、半径10メートルの範囲が例示される。ただし、一定の範囲は、これに限らない。ユーザ装置10は、無線PAN装置23が発信した信号を検知することができる。本実施形態では、無線PAN装置23と通信機である車載装置21は、それぞれ独立した装置であることを想定している。ただし、車載装置21は、無線PAN装置23を内蔵してもよい。
(機能構成)
次に、情報処理システム1を構成するユーザ装置10における機能構成を、図2に基づいて説明する。図2は、ユーザ装置10の各機能構成の一例を概略的に示すブロック図である。図2は、このコンピュータプログラムの処理に対応する構成を例示したものである。したがって、図2に例示された各部そのものがハードウェアの部品またはプログラムのモジュールであるとは限らない。
ユーザ装置10は、例えば、プロセッサ110、主記憶部120、補助記憶部130、および通信部140を有する。本実施形態においては、ユーザ装置10が、本開示に係る「携帯端末」に相当する。
プロセッサ110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)である。プロセッサ110は、実行可能な形式で主記憶部12
0に展開されたコンピュータプログラムを実行する。
検知部111は、アクセスポイントが形成する無線ネットワークを識別する情報(以下、無線ネットワーク識別情報とも称する)を検知する機能を有する。検知部111は、ユーザ装置10において、アクセスポイントが形成する無線ネットワーク識別情報を検知する手段として作用する。検知部111が、無線ネットワーク識別情報を検知する方法は、公知の方法を採用することができる。例えば、検知部111は、アクセスポイントが送信する無線ネットワーク識別情報を検知することができる。ただし、検知部111が無線ネットワーク識別情報を検知する方法は、これに限らない。
検知部111が検知する情報として、車載アクセスポイント22以外のアクセスポイント(例えば、屋内アクセスポイント31)が形成する無線ネットワーク(以下、第1の無線ネットワークとも称する)を識別する情報が例示される。ただし、検知部111が検知する情報は、これに限らない。検知部111が検知する情報は、車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワーク(以下、第2の無線ネットワークとも称する)を識別する情報でもよい。無線ネットワークを識別する情報として、Wi-FiのSSID(Service Set Identifier)が例示される。ただし、無線ネットワークを識別する情報は、これに限らない。
検知部111は、Wi-Fi以外の無線による通信方式(以下、無線通信方式とも称する)による情報を検知してもよい。Wi-Fi以外の無線通信方式として、例えば、Bluetooth Low Energy(BLE)が例示される。ただし、Wi-Fi以外の無線通信方式は、BLEに限らない。
判定部112は、検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報が、第1の無線ネットワーク識別情報か、第2の無線ネットワーク識別情報かを判定する機能を有する。判定部112は、検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報が、第1の無線ネットワークを識別する情報か、第2の無線ネットワークを識別する情報かを判定する手段として作用する。車載アクセスポイント22が形成する第2の無線ネットワーク識別情報(Wi-FiのSSID)は、例えば、車両20を示す情報(例:SSID_TOYOTA_AP)を含む。そのため、検知部111が検知したWi-FiのSSIDが「SSID_TOYOTA_AP」を含む場合、判定部112は、該SSIDが、車両20の車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワーク識別情報であると判定し得る。
ただし、判定部112が行う判定処理はこれに限らない。判定部112は、検知部111がWi-Fi以外の無線通信方式による情報を車両20から検知し、ユーザ装置10が車両20に近接していると判定してもよい。Wi-Fi以外の無線通信方式は、無線PANが例示される。ただし、Wi-Fi以外の無線通信方式は、無線PANに限らない。無線PANとして、BLEが例示される。ただし、無線PANは、BLEに限らない。車両20の無線PAN装置23は、所定の周期毎に無線PAN装置23の周囲における一定の範囲に信号を発信する。無線PAN装置23が発信する信号は、無線PAN装置23の名称、属性に関する情報を含み得る。ユーザ装置10の検知部111は無線PAN装置23が発信した信号(情報)を検知する。ただし、検知部111が無線PAN装置23から検知する情報は、これらに限らない。判定部112は、検知部111が検知した情報が車両20の無線PAN装置23に関する名称、属性を含むと判定する場合、ユーザ装置10が車両20に近接していると判定する。
実行部113は、検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報に基づいて、通信部140を無線ネットワークに接続する機能を有する。実行部113は、検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報に基づいて、通信部140を無線ネットワークに接続する手段として作用する。検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報が車載アクセスポイント22以外、例えば、屋内アクセスポイント31を識別する情報である場合がある。この場合、実行部113は、通信部140を屋内アクセスポイント31が形成する無線ネットワークに接続する。検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報が、車載アクセスポイント22を識別する情報である場合、実行部113は、通信部140を車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワークに接続する。
実行部113は、判定部112の判定処理に基づいて、ユーザ装置10が接続する無線ネットワークを切り替える機能を有する。実行部113は、判定部112の判定処理に基づいて、ユーザ装置10が接続する無線ネットワークを切り替える手段として作用する。
詳細には、後述する通信部140が、車載アクセスポイント22以外の第1の無線ネットワークに接続しているときに、判定部112によりユーザ装置10が車両20に近接していると判定されることがある。このとき、判定部112は、検知部111がさらに車載アクセスポイント22が形成する第2の無線ネットワーク識別情報を検知したと判定する場合がある。この場合。実行部113は、通信部140が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに切り替える。実行部113による無線ネットワークの切り替えは、車載アクセスポイント22から発信される無線ネットワーク識別情報の電波の強度(以下、電波強度とも称する)に関わらず行われてもよい。例えば、第2の無線ネットワーク識別情報の電波強度が、第1の無線ネットワーク識別情報の電波強度より弱い場合がある。このような場合でも、実行部113は通信部140が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに切り替えてよい。これにより、ユーザの携帯端末が車両の無線ネットワークと速やかに接続されるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
主記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。補助記憶部130は、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはフラ
ッシュメモリである。補助記憶部130は、リムーバブルメディア(可搬記録媒体)を含んでもよい。リムーバブルメディアは、例えば、USBメモリ、SDカード、または、CD-ROM、DVDディスク、若しくはブルーレイディスクのようなディスク記録媒体である。
補助記憶部130には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、および各種情報テーブル等が格納されている。プロセッサ110が、補助記憶部130に記憶されたプログラムを主記憶部120にロードして実行することにより、後述する携帯端末の通信の制御が実現される。ただし、ユーザ装置10における一部または全部の機能はASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)のようなハードウェア回路によって実現されてもよい。ユーザ装置10は、必ずしも単一の物理的構成によって実現される必要はなく、互いに連携する複数台のコンピュータによって構成されてもよい。
通信部140は、ユーザ装置10をネットワークNに接続する機能を有する。通信部140は、ユーザ装置10を無線ネットワーク(例えば、Wi-Fi)のアクセスポイントに接続する機能を有する。通信部140は、ユーザ装置10をWi-Fi以外の無線通信方式により、ユーザ装置10の近傍に存在する通信機器に接続する機能を有する。通信部140は、通信インターフェース(以下、通信I/F)によって実現することができる。通信部140は、通信I/Fを通じてネットワークN経由、Wi-Fiのような無線ネットワーク経由、Wi-Fi以外の無線通信方式により外部の機器と通信を行う。通信I/Fは、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、または無線通信のための無線通信回路である。
(情報処理の例)
本実施形態に係る無線ネットワークを切り替える制御における処理のフローを、図3に基づいて説明する。図3は、ユーザ装置10のプロセッサ110における情報処理の例を示すフローチャートである。無線ネットワークの切り替えにおける情報処理は、ユーザ装置10のプロセッサ110により実行される。無線ネットワークの切り替えは、検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報に基づいて行われる。
本フローでは、ユーザ装置10におけるプロセッサ110の検知部111は、ネットワークN経由で無線ネットワーク識別情報を検知する。無線ネットワーク識別情報は、Wi-FiのSSIDが例示される。ユーザ11が建物30の付近にいる場合、プロセッサ1
10の検知部111は、建物30に設置された屋内アクセスポイント31が形成する無線ネットワーク識別情報を検知する(ステップS1)。
検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報が車載アクセスポイント22以外のアクセスポイント(例えば、屋内アクセスポイント31)が形成する無線ネットワーク識別情報である場合がある。この場合、実行部113は、通信部140を屋内アクセスポイント31が形成する無線ネットワークに接続する(ステップS2)。
ステップS3では、ユーザ装置10は、Wi-Fi以外の無線通信方式により、ユーザ装置10が車両20に近接することを検知する情報を待ち受ける。Wi-Fi以外の無線通信方式は、無線PANが例示される。無線PANは、BLEが例示される。ただし、無線PANは、BLEに限らない。ユーザ装置10を所持するユーザ11は、建物30から車両20へ移動する。ユーザ11が移動する間、ユーザ装置10の通信部140は、屋内アクセスポイント31が形成する無線ネットワークに接続した状態を維持している。車両20の無線PAN装置23は、無線PAN(例えば、BLE)による信号を発信し得る。この場合、検知部111は、無線PAN装置23から発信される信号を検知し得る。判定部112は、検知部111が検知した信号が、車両20に搭載された無線PAN装置23が発信した信号であるか否かを判定する。すなわち、判定部112は、ユーザ装置10が車両20に近接しているか否かを判定する(ステップS4)。検知部111が検知した信号が、車両20に搭載された無線PAN装置23が発信した信号であると判定部112が判定した場合、(ステップS4でYESと判定)、処理はステップS5に進む。そうでない場合(ステップS4でNOと判定)、処理はステップS3に戻る。
Wi-Fi以外の無線通信方式は、無線PANに限らない。ユーザ装置10が、電話通信網に接続可能な場合、ユーザ装置10の検知部111は、ネットワークN経由で車載装置21(通信機)からGPS(Global Positioning System)による車両20の位置情報
を取得し得る。また、検知部111は、GPSによるユーザ装置10の位置情報を取得し得る。判定部112は、検知部111が取得した車両20の位置情報と、ユーザ装置10の位置情報とを照合し、両者が一致または近接すると判定する場合、ユーザ装置10が車両20に近接すると判定してもよい。
ただし、本実施形態において、ステップS3およびS4の処理は必須ではない。すなわち、ステップS2の処理の後、処理がステップS5へ移ってもよい。この場合、検知部111は、後述するステップS5(無線ネットワーク識別情報を待ち受ける)の処理において、複数のWi-FiのSSIDを常時監視すればよい。複数のWi-FiのSSIDとは、例えば、屋内アクセスポイント31によるWi-FiのSSIDおよび車載アクセスポイント22によるWi-FiのSSIDが例示される。ただし、複数のWi-FiのSSIDは、これらに限らない。
ステップS5では、ユーザ装置10は、車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワーク識別情報を待ち受ける。該情報として、車載アクセスポイント22によるWi-FiのSSIDが例示される。判定部112は、検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報が、車載アクセスポイント22による無線ネットワーク識別情報であるか否かを判定する(ステップS6)。検知部111が検知した情報が、車載アクセスポイント22による無線ネットワーク(Wi-Fi)のSSIDであると判定した場合(ステップS6でYESと判定)、処理がステップS7へ移る。そうでない場合(ステップS6でNOと判定)、処理がステップS3へ戻る。
ステップS7では、実行部113は、判定部112の判定結果に基づき、通信部140が接続する無線ネットワークを、第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに
切り替え、処理が終了する。
本情報処理システム1によれば、プロセッサ110は、アクセスポイントが形成する無線ネットワークを識別する情報を検知する。プロセッサ110は、検知した情報が、車載アクセスポイント22による無線ネットワークを識別する情報であるか否かを判定する。通信部140が車載アクセスポイント22以外の通信装置による無線ネットワークと接続しているときに、更に車載アクセスポイント22による無線ネットワークを識別する情報を検知する場合がある。この場合、プロセッサ110は、通信部140が接続する無線ネットワークを屋内アクセスポイント31による無線ネットワークから車載アクセスポイント22による無線ネットワークに切り替える。従って、ユーザの携帯端末が車両の無線ネットワークと速やかに接続されるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
(まとめ)
本実施形態によると、情報処理システム1のユーザ装置10は携帯端末に相当する。プロセッサ110は、ユーザ装置10において情報処理システム1の制御部として機能する。従って、上記の構成は、制御部を備える携帯端末、と言える。
通信部140は、屋内アクセスポイント31が形成する無線ネットワークおよび車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワークに接続し得る。屋内アクセスポイント31および車載アクセスポイント22は、通信装置に相当する。従って、上記の構成は、通信装置によって形成される無線ネットワークに接続可能な通信部、と言える。
プロセッサ110は、検知部111、判定部112、実行部113を機能部として含む。検知部111は、建物30に設置された屋内アクセスポイント31が形成する無線ネットワークの識別情報(Wi-FiのSSID)を検知する(ステップS1)。従って、上記の構成は、前記無線ネットワークを識別する情報を検知すること、と言える。
検知部111は、無線ネットワーク識別情報を検知する(ステップS6)。検知部111が検知した情報が、車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワーク(Wi-Fi)のSSIDである場合がある。この場合、判定部112は、該情報が、車載アクセスポイント22が形成する無線ネットワーク識別情報であると判定し(ステップS6でYESと判定)、処理がステップS7へ移る。そうでない場合(ステップS6でNOと判定)、処理がステップS3へ戻る。従って、上記の構成は、前記検知した無線ネットワークを識別する情報が、車両に搭載された通信装置以外の通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるか、または、車両に搭載された通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるかを判定すること、と言える。
ステップS7では、実行部113は、判定部112の判定結果に基づき、通信部140が接続する無線ネットワークを、第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに切り替える。従って、上記の構成は、前記通信部が前記車両に搭載された通信装置以外の通信装置による第1の無線ネットワークと接続しているときに、更に車両に搭載された通信装置による第2の無線ネットワークを識別する情報を検知した場合、前記通信部が接続する無線ネットワークを前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークに切り替えること、と言える。
本実施形態によると、プロセッサ110は、アクセスポイントが形成する無線ネットワークを識別する情報を検知する。プロセッサ110は、検知した情報が、車載アクセスポイント22による無線ネットワークを識別する情報であるか否かを判定する。通信部140が車載アクセスポイント22以外の通信装置による無線ネットワークと接続しているときに、更に車載アクセスポイント22による無線ネットワークを識別する情報を検知する
場合がある。この場合、プロセッサ110は、通信部140が接続する無線ネットワークを屋内アクセスポイント31による無線ネットワークから車載アクセスポイント22による無線ネットワークに切り替える。従って、ユーザの携帯端末が、車両の無線ネットワークと速やかに接続されるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
<変形例1>
本実施形態では、検知部111が、車載アクセスポイント22による無線ネットワーク識別情報を検知した場合、実行部113は、通信部140が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに自動的に切り替える。これに対して、変形例1では、ユーザ装置10に特定のサービスを受けるためのアプリケーションプログラム(以下、アプリとも称する)がインストールされる場合を想定する。この場合、プロセッサ110は、ユーザ装置10に該アプリがインストールされているときに、通信部140が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに自動的に切り替えるよう制御してもよい。そのため、ユーザ11は、通信部140が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに速やかに切り替えたい場合、該アプリをユーザ装置10にインストールすればよい。従って、ユーザ11は該アプリをユーザ装置10にインストールするか否かを選択することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
<変形例2>
本実施形態では、検知部111が、車載アクセスポイント22による無線ネットワーク識別情報を検知した場合、実行部113は、通信部140が接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークに自動的に切り替える。これに対して、変形例2では、ユーザ装置10は、検知部111が検知した情報が、車載アクセスポイント22による無線ネットワーク識別情報である場合、ユーザ装置10にその旨を通知する。ユーザ装置10が出力装置を有する場合、ユーザ装置10は検知部111が検知した無線ネットワーク識別情報を出力できる。ユーザ11は、ユーザ装置10に出力された情報を確認できる。ユーザ装置10が入力装置を有する場合、ユーザ11は、ユーザ装置10の接続先を第1の無線ネットワークのまま維持するか、第2の無線ネットワークに切り替えるかをユーザ装置10に入力し得る。これにより、ユーザ11は、接続する無線ネットワークを第1の無線ネットワークおよび第2の無線ネットワークから選択できる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
変形例2において、ユーザ11により第1の無線ネットワークから第2の無線ネットワークへの切り替えが拒否される場合がある。すなわち、ユーザ装置10が車載アクセスポイント22以外による無線ネットワークに接続された状態を維持したい場合である。この場合、プロセッサ110は、一定の期間、ユーザ装置10に対して無線ネットワークの接続に関する通知がされないよう制御してもよい。一定の期間とは、3時間が例示される。ただし、一定の期間はこれに限らない。また、ユーザ装置10が入力装置を有する場合、ユーザ11は入力装置に入力することにより、一定の期間を指定できるようにしてもよい。これにより、ユーザ11は、ユーザ装置10に表示される通知を一定の期間、制限することができる。従って、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。また、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によ
って実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、または光学式カードのような、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1・・情報処理システム
10・・ユーザ装置
11・・ユーザ
110・・プロセッサ
111・・検知部
112・・判定部
113・・実行部
120・・主記憶部
130・・補助記憶部
140・・通信部
20・・車両
21・・車載装置
22・・車載アクセスポイント
23・・無線PAN装置
30・・建物
31・・屋内アクセスポイント
N・・ネットワーク

Claims (1)

  1. 通信装置によって形成される無線ネットワークに接続可能な通信部と、
    制御部と、を備え、前記制御部は、
    前記無線ネットワークを識別する情報を検知することと、
    前記検知した無線ネットワークを識別する情報が、車両に搭載された通信装置以外の通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるか、または、車両に搭載された通信装置による無線ネットワークを識別する情報であるかを判定することと、
    前記通信部が前記車両に搭載された通信装置以外の通信装置による第1の無線ネットワークと接続しているときに、更に車両に搭載された通信装置による第2の無線ネットワークを識別する情報を検知した場合、前記通信部が接続する無線ネットワークを前記第1の無線ネットワークから前記第2の無線ネットワークに切り替えること
    を実行する携帯端末。
JP2021157288A 2021-09-27 2021-09-27 携帯端末 Pending JP2023048037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021157288A JP2023048037A (ja) 2021-09-27 2021-09-27 携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021157288A JP2023048037A (ja) 2021-09-27 2021-09-27 携帯端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023048037A true JP2023048037A (ja) 2023-04-06

Family

ID=85779067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021157288A Pending JP2023048037A (ja) 2021-09-27 2021-09-27 携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023048037A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3183627B1 (en) Multi-device sensor subsystem joint optimization
US10440511B2 (en) Beacon addressing
US11212677B2 (en) Method for accessing wireless network, and terminal device
EP2930979B1 (en) Mobile terminal and wireless connection method therefor
US8554217B2 (en) System and method for automatically setting environment of user terminal
KR20140088354A (ko) 무선 액세스 포인트 접속 운용 방법 및 이를 지원하는 단말기
US20140240138A1 (en) Method for performing alarm function and electronic device thereof
KR20170061489A (ko) 전자 기기 및 이의 운송 기기 제어 방법
JP2012169971A (ja) 通信経路選択装置、通信経路選択方法及びプログラム
EP3193529B1 (en) Communication apparatus, method of controlling the same, and communication system
EP3089486B1 (en) Terminal position determination
JP6034843B2 (ja) プログラム、無線端末、情報収集装置及び情報収集システム
US9810763B2 (en) Terminal device, scanning method and information processing system
US20160007155A1 (en) Method and apparatus for providing information regarding a device
KR101676767B1 (ko) 모바일 디바이스 순찰 관리 시스템 및 그 방법
JP2015162734A (ja) 携帯端末装置
JP6400962B2 (ja) 携帯通信端末、および、その制御プログラム
JP2023048037A (ja) 携帯端末
JP7072353B2 (ja) 位置探索システムおよび位置探索方法
EP2654354B1 (en) Providing a current position while reducing an overall power consumption
WO2015129305A1 (ja) 携帯端末装置
KR20140090546A (ko) 통합적인 장치 정보를 제공하기 위한 장치 및 방법
KR102573591B1 (ko) IoT 환경에서의 사용자 중심의 상황 인식 서비스 제공 방법 및 시스템
Johnson A framework for mobile context-aware applications
CN112788093B (zh) 车辆管理服务器、车辆管理方法以及非暂时性存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240209