本開示の様々な実施例によれば、サンプル捕捉及び抽出のための様々な方法、装置例及びシステム例(エアロゾル収集デバイスなどであるが、これらに限定されない)が提供される。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプルを受容するように構成されたサンプル移送アダプタと、サンプル移送アダプタに接続されたデバイス本体と、を備え、デバイス本体は、サンプルをフィルタ構成要素に誘導する流れチャネルを画定し、フィルタ構成要素は、緩衝液を収容する。
いくつかの実施形態では、デバイス本体は、サンプル分配環要素を有する容器構成要素を備える。いくつかの実施形態では、緩衝液は、サンプル分配環要素に隣接するフィルタ構成要素の第1の側、又は第1の側と反対側のフィルタ構成要素の第2の側のうちの少なくとも1つに収容されている。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプリングトンネルである。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、マスク構成要素である。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、抽出カートリッジを更に備える。
いくつかの実施形態では、デバイス本体は、サンプル液体抽出出口を備える。いくつかの実施形態では、抽出カートリッジは、サンプル液体抽出出口の中に少なくとも部分的に延在するように構成された1つ以上の穿刺要素を備える。
いくつかの実施形態では、デバイス本体は、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素を備える容器構成要素と、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素の上面上に位置付けられた少なくとも1つのカプセル構成要素と、少なくとも1つのカプセル構成要素の上面上に位置付けられた上側プランジャ構成要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素は、緩衝液を格納している。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々は、ホルダ要素及びキャップ要素を備える。いくつかの実施形態では、緩衝液は、キャップ要素によってホルダ要素に気密封止されている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素は、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素の上面上に位置付けられた突出部を備える。いくつかの実施形態では、キャップ要素は、突出部の上に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、容器構成要素は、容器構成要素の内側側方面上に配設された少なくとも2つの鉛直隆起要素を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々の少なくとも一部分は、少なくとも2つの鉛直隆起要素間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素の上面に作用する鉛直方向下向きの力を受けることに応答して、上側プランジャ構成要素は、鉛直方向下向きの力を少なくとも1つのカプセル構成要素に伝達して、少なくとも1つのカプセル構成要素の鉛直移動を引き起こすように構成されている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の鉛直移動により、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素が少なくとも1つのカプセル構成要素の各々のキャップ要素を破砕する。
いくつかの実施形態では、キャップ要素が破砕された後、緩衝液が、フィルタ構成要素上を流れる。
いくつかの実施形態では、容器構成要素は、複数の穴を備えるサンプル分配環要素と、サンプル分配環要素内に配設された弁支持環要素と、を更に備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素は、サンプル分配環要素から半径方向外向きに位置付けられている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプル分配環要素に固定されたチューブ構成要素と、弁支持環要素によって支持された弁構成要素と、を更に備える。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素は、サンプル分配環要素と少なくとも1つのカプセル抽出本体要素との間に挿入されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、フィルタ構成要素の上面上に位置付けられた下側プランジャ構成要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素は、複数のプランジャ支持翼を備える。いくつかの実施形態では、複数のプランジャ支持翼の各々は、2つのカプセル構成要素間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、回転力によって第1の構成から第2の構成に変わるように構成されている。いくつかの実施形態では、第1の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々の上面と接触する。いくつかの実施形態では、第2の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、複数のプランジャ支持翼の各々の上面と接触する。
いくつかの実施形態では、内側下面及び内側側方面を有する容器構成要素が提供される。いくつかの実施形態では、容器構成要素は、容器構成要素の内側下面上に位置付けられたサンプル分配環要素と、サンプル分配環要素内に位置付けられた弁支持環要素と、容器構成要素の内側下面上に、及びサンプル分配環要素から半径方向外向きに位置付けられた、少なくとも1つのフィルタ支持要素と、容器構成要素の内側下面上に、及びサンプル分配環要素から半径方向外向きに位置付けられた、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素は、容器構成要素の内側下面と容器構成要素の内側側方面との間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタ支持要素は、容器構成要素の内側下面と容器構成要素の内側側方面との間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素の各々は、2つのフィルタ支持本体要素間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、弁支持環要素は、複数の支持ビームを備える。
いくつかの実施形態では、容器構成要素は、容器構成要素の内側側方面上に配設された少なくとも1つの水平隆起要素と、容器構成要素の内側側方面上に配設された少なくとも1つの鉛直隆起要素と、を更に備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの水平隆起要素及び少なくとも1つの鉛直隆起要素は、接続され、かつ垂直な配置である。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの鉛直隆起要素は、少なくとも1つの鉛直ロック隆起要素及び少なくとも1つの鉛直停止隆起要素を含む。
いくつかの実施形態では、チューブ構成要素は、パイプ要素及びベントブラフ環要素を備える。いくつかの実施形態では、パイプ要素は、上部分及び下部分を有する。いくつかの実施形態では、上部分は、下部分に接続されており、サンプルを受容するための流れチャネルの少なくとも一部分を形成する。いくつかの実施形態では、ベントブラフ環要素は、パイプ要素の上部を取り囲んでいる。
いくつかの実施形態では、ベントブラフ環要素は、ベントブラフ環要素の側方面上に少なくとも1つの開口部を有する。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素は、外側側方面を有するプランジャ環要素と、外側側方面上に配設された少なくとも1つのプランジャ支持翼と、を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプランジャ支持翼は、下部分及び側方部分を備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプランジャ支持翼の下部分は、少なくとも1つのプランジャ支持翼の側方部分と垂直な配置である。
いくつかの実施形態では、プランジャ環要素は、少なくとも1つのプランジャ脚構成要素を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプランジャ脚構成要素は、プランジャ環要素の中心軸に内向きに延在し、かつプランジャ環要素の内側側方面と垂直な配置である。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、プランジャ本体要素と、プランジャ本体要素に固定されたプランジャヘッド要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、プランジャ本体要素は、中央環部分と、中間環部分と、少なくとも1つの脚部分と、を更に備える。いくつかの実施形態では、中央環部分は、中間環部分内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの脚部分は、中間環部分に接続され、かつ中間環部分から半径方向外向きに位置決めされている。
いくつかの実施形態では、中央環部分の第1の端部は、中間環部分の第1の端部に部分的に接続されており、中央環部分と中間環部分との間に少なくとも1つのベントチャネルの少なくとも一部分を形成する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの脚部分の第1の端部は、中間環部分の第1の端部に接続されており、プランジャ本体要素の上面上の環溝の少なくとも一部分を形成する。
いくつかの実施形態では、プランジャ本体要素の側方面は、Oリング溝を画定する。
いくつかの実施形態では、プランジャヘッド要素は、プランジャヘッド要素の下面から延在する環タングを備える。
いくつかの実施形態では、プランジャヘッド要素は、中央ボアと、中央ボアから半径方向外向きに位置付けられた1つ以上のアパーチャと、を画定する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスを組み立てるための方法は、少なくとも弁支持環要素及びサンプル分配環要素を備える容器構成要素を提供することと、サンプル分配環要素と、容器構成要素のフィルタ支持本体要素又はカプセル抽出本体要素のうちの少なくとも1つと、の間にフィルタ構成要素を挿入することと、弁支持環要素上に弁構成要素を位置付けることと、チューブ構成要素をサンプル分配環要素に固定することと、カプセル抽出本体要素の上面上に少なくとも1つのカプセル構成要素を位置付けることと、フィルタ構成要素の上面上に下側プランジャ構成要素を位置付けることと、少なくとも1つのカプセル構成要素の上面上に上側プランジャ構成要素を固定することと、を含む。
いくつかの実施形態では、弁支持環要素は、複数の支持ビームを備える。いくつかの実施形態では、弁構成要素は、複数の支持ビームによって支持されている。
いくつかの実施形態では、弁構成要素は、弁支持環要素の複数の支持ビームと、チューブ構成要素のパイプ要素の中間部分の内側表面との間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、チューブ構成要素は、摺動式の締まり嵌めによってサンプル分配環要素に固定されている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素は、容器構成要素の少なくとも2つの鉛直隆起要素間に固定されている。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、Oリングを介して容器構成要素の内側側方面に固定されている。
いくつかの実施形態では、方法は、上側プランジャ構成要素上にキャップ構成要素を固定することを更に含む。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプル分配環要素、サンプル分配環要素内の弁支持環要素、及び/又はサンプル分配環要素から半径方向外向きに位置付けられた少なくとも1つのカプセル抽出本体要素、を備える容器構成要素を備える。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、弁支持環要素によって支持された弁構成要素、サンプル分配環要素に固定されたチューブ構成要素、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素の上面上に位置付けられた少なくとも1つのカプセル構成要素、及び/又は少なくとも1つのカプセル構成要素の上面上に位置付けられた上側プランジャ構成要素、を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプル分配環要素と少なくとも1つのカプセル抽出本体要素との間に挿入されたフィルタ構成要素と、フィルタ構成要素の上面上に位置付けられた下側プランジャ構成要素と、を備える。いくつかの実施形態では、サンプル分配環要素は、複数の穴を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、上側プランジャ構成要素に固定されたキャップ構成要素を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスを動作させるための方法は、エアロゾル収集デバイスの上側プランジャ構成要素からエアロゾル収集デバイスのキャップ構成要素を取り外すことと、サンプル移送アダプタを、上側プランジャ構成要素及びチューブ構成要素によって画定される流れチャネルに接続することと、流れチャネルを通したエアロゾル収集デバイス内へのサンプルの流れを引き起こすことと、サンプルがエアロゾル収集デバイス内の緩衝液と接触するようにすることと、を含む。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を格納している少なくとも1つのカプセル構成要素を備える。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタを流れチャネルに接続することは、少なくとも1つのカプセル構成要素からエアロゾル収集デバイス内のフィルタ構成要素への緩衝液の解放を引き起こす。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、少なくとも1つのカプセル構成要素の上面上に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、方法は、上側プランジャ構成要素に回転力を作用させることと、上側プランジャ構成要素を第1の構成から第2の構成に変えることと、を含む。いくつかの実施形態では、第1の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、少なくとも1つのカプセル構成要素の上面と接触し、第2の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、下側プランジャ構成要素の上面と接触する。いくつかの実施形態では、方法は、上側プランジャ構成要素が第2の構成であるときに上側プランジャ構成要素の上面に鉛直方向下向きの力を作用させて、下側プランジャ構成要素をフィルタ構成要素上に押圧することを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、サンプル抽出デバイスをエアロゾル収集デバイスに接続して、緩衝液を抽出することを含む。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプルをデバイス本体のサンプル入口に送達するように構成されたサンプリングチャネルを備える。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプル移送アダプタをデバイス本体に接続するように構成された取り付け要素を更に備える。いくつかの実施形態では、取り付け要素は、サンプリングチャネルの少なくとも一部分を画定する。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、デバイス本体から放出された分注されたサンプルの周囲環境への送達を容易にするための分注流路の少なくとも一部分を画定する1つ以上のアダプタ通気要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプリングトンネルである。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、マスク構成要素である。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプリングトンネル又はマスク構成要素のうちの少なくとも1つである。
いくつかの実施形態では、マスク構成要素は、ユーザの顔の少なくとも一部分と係合するように構成された1つ以上のフェイシャルインターフェース要素を備える。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、デバイス本体のサンプル排気出口の周囲に少なくとも実質的に気密封止を提供するように、デバイス本体の1つ以上の表面と係合するように構成されている。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプル排気出口を介してデバイス本体からサンプルを受容するように構成されたフード内部キャビティを備えるサンプリングフード構成要素を備える。
いくつかの実施形態では、サンプリングフード構成要素は、サンプリングフード出口を更に備え、サンプリングフード出口は、フード内部キャビティに流体接続され、かつフード内部キャビティからサンプリングフード出口に流体接続された下流環境へのサンプルの分注を容易にするように分注流路を画定する。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプルを受容するように構成されたサンプル移送アダプタ入口を備える。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプルを濾過するために内部に配設されたフィルタ構成要素を備えるエアロゾル収集デバイス本体に取り付けるように構成されている。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプルをエアロゾル収集デバイス本体のサンプル入口に送達するように構成されたサンプリングチャネルを更に備える。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプル移送アダプタをエアロゾル収集デバイス本体に接続するように構成された取り付け要素を更に備える。いくつかの実施形態では、取り付け要素は、サンプリングチャネルの少なくとも一部分を画定する。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、エアロゾル収集デバイス本体から放出された分注されたサンプルの周囲環境への送達を容易にするための分注流路の少なくとも一部分を画定する1つ以上のアダプタ通気要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、マスク構成要素は、ユーザの顔の少なくとも一部分と係合するように構成された1つ以上のフェイシャルインターフェース要素を備える。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、エアロゾル収集デバイス本体のサンプル排気出口の周囲に少なくとも実質的に気密封止を提供するように、エアロゾル収集デバイス本体の1つ以上の表面と係合するように更に構成されている。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、サンプル排気出口を介してエアロゾル収集デバイス本体から放出された分注されたサンプルを受容するように構成されたフード内部キャビティを備えるサンプリングフード構成要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、サンプリングフード構成要素は、フード内部キャビティに流体接続され、かつフード内部キャビティからサンプリングフード出口に流体接続された下流環境への分注されたサンプルの送達を容易にするための分注流路を画定する、サンプリングフード出口を更に備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、カプセル抽出本体要素と、緩衝液を格納しており、かつカプセル抽出本体要素上に位置付けられた少なくとも1つのカプセル構成要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々は、ホルダ要素及びキャップ要素を備える。いくつかの実施形態では、緩衝液は、キャップ要素によってホルダ要素に気密封止されている。
いくつかの実施形態では、キャップ要素は、化学接着剤を介してホルダ要素に取り付けられる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、内側側方面を有する容器構成要素を備える。
いくつかの実施形態では、容器構成要素は、内側側方面上に配設された少なくとも2つの鉛直隆起要素を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々の少なくとも一部分は、少なくとも2つの鉛直隆起要素間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、容器構成要素は、エアロゾル収集デバイスの内側側方面上に配設された少なくとも1つの水平隆起要素を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々の少なくとも上面は、少なくとも1つの水平隆起要素の上面と同じ平面上にある。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、第1の緩衝液を格納している第1のカプセル構成要素と、第2の緩衝液を格納している第2のカプセル構成要素と、を更に備える。
いくつかの実施形態では、第1の緩衝液は、第2の緩衝液と同じである。
いくつかの実施形態では、第1の緩衝液は、第2の緩衝液とは異なる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、第1のカプセル構成要素、第2のカプセル構成要素及び第3のカプセル構成要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、カプセル抽出本体要素は、カプセル抽出本体要素の上面上に位置付けられた突出部を備える。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素のキャップ要素は、突出部の上に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、カプセル抽出本体要素の上面とキャップ要素との間に空隙が形成されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を格納している少なくとも1つのカプセル構成要素と、少なくとも1つのカプセル構成要素の上面と接触している上側プランジャ構成要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々は、対応するカプセル構成要素の下面上に開口部を有するキャビティを画定し、かつ緩衝液を格納しているホルダ要素と、ホルダ要素の開口部を気密封止するキャップ要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、ホルダ要素の上面と接触している。いくつかの実施形態では、キャップ要素の少なくとも一部分は、カプセル抽出本体要素と接触している。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素の上面に作用する鉛直方向下向きの力を受けることに応答して、上側プランジャ構成要素は、鉛直方向下向きの力を少なくとも1つのカプセル構成要素に伝達して、少なくとも1つのカプセル構成要素の鉛直移動を引き起こすように構成されている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の鉛直移動により、カプセル抽出本体要素が少なくとも1つのカプセル構成要素の各々のキャップ要素を破砕する。
いくつかの実施形態では、キャップ要素が破砕された後、緩衝液が、カプセル抽出本体要素上を流れる。
いくつかの実施形態では、カプセル抽出本体要素に隣接して、フィルタ構成要素が位置付けられている。いくつかの実施形態では、キャップ要素が破砕された後、緩衝液が、フィルタ構成要素に流れる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスを動作させるための方法は、上側プランジャの上面に鉛直方向下向きの力を作用させて、少なくとも1つのカプセル構成要素内からフィルタ構成要素への緩衝液の解放を引き起こすことと、サンプルをフィルタ構成要素に提供することと、を含む。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、中央環部分及び中間環部分を備える上側プランジャ構成要素を備える。いくつかの実施形態では、中央環部分は、中間環部分内に配設されており、中央環部分と中間環部分との間に間隙が形成されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、ベントブラフ環要素を備えるチューブ構成要素を備える。いくつかの実施形態では、中央環部分の少なくとも一部分は、ベントブラフ環要素内に位置付けられ、かつベントブラフ環要素と接触している。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、中央ボアを画定するプランジャヘッド要素を備える。いくつかの実施形態では、チューブ構成要素は、中央ボアに接続され、かつサンプルを受容するための流れチャネルの一部分を形成する、パイプ要素を備える。
いくつかの実施形態では、中央環部分及び中間環部分は、サンプルを排出するためのベントチャネルの一部分を画定する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、複数のプランジャ支持翼を備える下側プランジャ構成要素と、回転力によって第1の構成から第2の構成に変わるように構成された上側プランジャ構成要素と、を備える。いくつかの実施形態では、複数のプランジャ支持翼の各々は、複数のカプセル構成要素のうちの2つの間に位置付けられている。いくつかの実施形態では、第1の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、複数のカプセル構成要素の各々の上面と接触し、第2の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、複数のプランジャ支持翼の各々の上面と接触する。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、少なくとも1つの脚部分を備える。いくつかの実施形態では、第1の構成では、少なくとも1つの脚部分の下面は、複数のカプセル構成要素の各々の上面と接触し、第2の構成では、少なくとも1つの脚部分の下面は、複数のプランジャ支持翼の各々の上面と接触する。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素及び上側プランジャ構成要素は、容器構成要素の内側側方面上に配設された少なくとも1つの鉛直ロック隆起要素及び少なくとも1つの鉛直停止隆起要素を有する容器構成要素内に収容されている。
いくつかの実施形態では、回転力は、少なくとも1つの脚部分の少なくとも一部分を、少なくとも1つの鉛直ロック隆起要素を越えて回転させ、かつ少なくとも1つの鉛直停止隆起要素において停止させる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、下側プランジャ構成要素及び上側プランジャ構成要素を備える。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素の下面は、フィルタ構成要素と接触している。いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、下側プランジャ構成要素の上面と接触している。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素の上面に作用する鉛直力を受けることに応答して、上側プランジャ構成要素は、鉛直力を下側プランジャ構成要素に伝達し、かつ下側プランジャ構成要素が第2の構成にあるときに下側プランジャ構成要素の鉛直移動を引き起こすように構成されている。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素の鉛直移動により、フィルタ構成要素が圧搾される。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスを動作させるための方法は、上側プランジャ構成要素に回転力を作用させて、上側プランジャ構成要素を第1の構成から第2の構成に変えることを含む。いくつかの実施形態では、第1の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、複数のカプセル構成要素の各々の上面と接触し、第2の構成では、上側プランジャ構成要素の下面は、下側プランジャ構成要素の複数のプランジャ支持翼の各々の上面と接触する。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスを動作させるための方法は、上側プランジャ構成要素の上面に鉛直力を作用させることを更に含む。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプルを受容するように構成されたデバイス本体を備える。いくつかの実施形態では、デバイス本体は、サンプルを濾過するための内部デバイス本体部分内に配設されたフィルタ構成要素と、フィルタ構成要素に流体接続されたサンプル分配環要素と、を備える。いくつかの実施形態では、サンプル分配環要素は、サンプルを受容し、かつサンプルの少なくとも一部分をフィルタ構成要素の1つ以上の部分に送達するように構成されている。
いくつかの実施形態では、サンプル分配環要素は、フィルタ構成要素全体を通してサンプルの分布を容易にするように構成された1つ以上のサンプル分配要素を備える。
いくつかの実施形態では、1つ以上のサンプル分配要素の各々は、サンプルの少なくとも一部分を、フィルタ構成要素全体を通して画定される複数の分配フィルタ部分のそれぞれのフィルタ部分に分配するように構成されている。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素は、実質的に円筒状の内部フィルタによって少なくとも部分的に画定される少なくとも実質的に円筒状の構成を備える。いくつかの実施形態では、サンプル分配環要素は、サンプル分配環要素側壁を備え、デバイス本体は、サンプル分配環要素の外側表面が、内部フィルタ面に少なくとも実質的に隣接して位置付けられるように構成されている。
いくつかの実施形態では、1つ以上のサンプル分配要素は、サンプル分配環要素のサンプル分配環要素側壁を貫いて延在する複数のオリフィスを備え、複数のオリフィスの各々は、サンプル分配環要素とフィルタ構成要素との間の流体接続を画定する。
いくつかの実施形態では、複数のオリフィスは、サンプル分配環要素から内部フィルタ面へのサンプルの少なくとも実質的に均一な環状分布を容易にするように構成されている。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素は、サンプルを受容し、かつフィルタ構成要素内のサンプルからエアロゾルを捕捉するように構成されている。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素は、緩衝液によって湿潤される。
いくつかの実施形態では、緩衝液は、フィルタ構成要素内に配設された捕捉されたエアロゾルを少なくとも部分的に液体状態に保持するように構成されている。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素は、フィルタ構成要素によって受容されたサンプルのエアロゾル除去部分によって画定される体積の空気が、フィルタ構成要素の長さに沿ってフィルタ構成要素の上側境界まで上向き方向に流れることを可能にするように構成されている。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素は、サンプルのエアロゾル除去部分によって画定される体積の空気が、フィルタ構成要素の上側境界から、フィルタ構成要素の上方に位置付けられ、かつこの体積の空気を受容するように構成された呼気分析装置チャンバ内に現れることを可能にするように更に構成されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプルを受容するように構成されたデバイス本体を備える。いくつかの実施形態では、デバイス本体は、1つ以上の外面を備え、かつ内部デバイス本体部分を内部に画定する、ハウジングと、サンプルを濾過するために内部デバイス本体部分内に配設されたフィルタ構成要素と、フィルタ構成要素の少なくとも一部分に対する視程を画定するように構成された観察オリフィスと、を備える。いくつかの実施形態では、視程は、ハウジングの1つ以上の外面の少なくとも一部分を貫いて延在する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、観察オリフィスの表面積を覆うように構成された少なくとも1つの透明要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの透明要素は、視程内に位置付けられたフィルタ構成要素の少なくとも一部分を視覚的に拡大するように構成された拡大要素を具現化する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、複数の観察オリフィスを更に備える。
いくつかの実施形態では、複数の観察オリフィスの各々は、内部デバイス本体部分内に配設されたそれぞれの呼気分析装置構成要素へのそれぞれの視程を画定するように構成されており、各それぞれの視程は、ハウジングの1つ以上の外面のそれぞれの部分を貫いて延在する。
いくつかの実施形態では、複数の観察オリフィスの各々は、フィルタ構成要素のそれぞれの部分へのそれぞれの視程を画定するように構成されており、各それぞれの視程は、ハウジングの1つ以上の外面のそれぞれの部分を貫いて延在する。
いくつかの実施形態では、視程内のフィルタ構成要素の少なくとも一部分は、観察オリフィスに少なくとも実質的に隣接して位置付けられている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプルを受容するように構成されたデバイス本体と、デバイス本体内からある体積のサンプル液体を抽出するように構成された抽出カートリッジと、を備える。いくつかの実施形態では、デバイス本体は、サンプルを捕捉するためにデバイス本体内に配設されたフィルタ構成要素を備える。いくつかの実施形態では、デバイス本体は、内部のある体積のサンプル液体を提供する。
いくつかの実施形態では、この体積のサンプル液体は、緩衝液及びエアロゾルを含む。
いくつかの実施形態では、デバイス本体は、デバイス本体の中心軸に沿ってデバイス本体の下面を貫いて延在する開口部を備えるサンプル液体抽出出口を更に備える。
いくつかの実施形態では、抽出カートリッジは、抽出カートリッジをサンプル液体抽出出口に取り付けるように構成された1つ以上の取り付け手段を備える。
いくつかの実施形態では、デバイス本体は、デバイス本体の下面上に配設された溝構成要素を備える。
いくつかの実施形態では、溝構成要素は、サンプル液体抽出出口をデバイス本体内のこの体積のサンプル液体から流体的に分離するように構成されている。
いくつかの実施形態では、抽出カートリッジは、抽出カートリッジをサンプル液体抽出出口に取り付けるように構成された1つ以上の取り付け手段を備える。
いくつかの実施形態では、抽出カートリッジは、抽出カートリッジをサンプル液体抽出出口に取り付けるとデバイス本体の溝構成要素を穿刺するように構成された1つ以上の穿刺手段を更に備える。
いくつかの実施形態では、抽出カートリッジは、抽出カートリッジの円筒状カートリッジ本体内に配設された抽出プランジャを備える。
いくつかの実施形態では、抽出カートリッジは、抽出プランジャによって生成された圧力差に少なくとも部分的に基づいて、デバイス本体内からこの体積のサンプル液体を抽出するように構成されている。
いくつかの実施形態では、抽出プランジャは、円筒状カートリッジ本体の中心軸に沿った変位に少なくとも部分的に基づいて圧力差を生成するように構成されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスからサンプル液体を抽出する方法は、デバイス本体内にサンプル液体を提供することと、デバイス本体の下面を貫いて延在する開口部を備えるサンプル液体抽出出口を通してデバイス本体からサンプル液体を抽出することと、を含む。
いくつかの実施形態では、方法は、抽出カートリッジによって少なくとも部分的に画定される1つ以上の取り付け手段を介して、抽出カートリッジをサンプル液体抽出出口に取り付けることを含む。
いくつかの実施形態では、抽出カートリッジをサンプル液体抽出出口に取り付けることは、抽出カートリッジをサンプル液体抽出出口に取り付けるとデバイス本体の下面の辺りに配設された溝構成要素を穿刺することを含む。
いくつかの実施形態では、デバイス本体の下面の辺りに配設された溝構成要素を穿刺することは、デバイス本体とデバイス本体に取り付けられた抽出カートリッジとの間に流体連通路を生成する。
いくつかの実施形態では、方法は、デバイス本体とサンプル液体抽出出口に接続された抽出カートリッジとの間の圧力差を生成することを更に含む。いくつかの実施形態では、サンプル液体は、生成された圧力差に少なくとも部分的に基づいて、抽出カートリッジによってデバイス本体内から抽出される。
いくつかの実施形態では、方法は、サンプル液体抽出出口に接続された抽出カートリッジにおいてデバイス本体から抽出されたサンプル液体を受容することと、抽出カートリッジが抽出カートリッジによって受容され得る最大体積のサンプル液体を受容したと判定することと、抽出カートリッジがサンプル液体容積に達したことを示す警告信号を生成することと、を更に含む。いくつかの実施形態では、抽出カートリッジは、抽出カートリッジによって受容され得る最大体積のサンプル液体に対応するサンプル液体容積によって少なくとも部分的に画定される。
いくつかの実施形態では、方法は、抽出カートリッジをデバイスのサンプル液体抽出出口から切断することを更に含む。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、内側表面を有するキャップ構成要素であって、少なくとも1つのタブ要素は、キャップ構成要素の内側表面から突出する、キャップ構成要素と、外側表面を有する上カラム構成要素であって、外側表面から複数の隆起部分が突出して複数のトラックを形成し、上カラム構成要素の少なくとも一部分は、キャップ構成要素内に位置付けられており、少なくとも1つのタブ要素は、複数のトラックと係合する、上カラム構成要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、上カラム構成要素は、複数のねじ部を備える内側環面を有するナット部分を備える。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、複数のねじ部を介して上カラム構成要素に固定されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、容器構成要素と、容器構成要素の内側下面に固定された基部構成要素と、を更に備える。
いくつかの実施形態では、基部構成要素は、上傾斜面を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素は、基部構成要素の上傾斜面上に配設されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、基部構成要素の内側下面に固定された下カラム構成要素を更に備え、下カラム構成要素は、サンプル分配要素を備え、サンプル分配要素の下部分は、基部構成要素の内側下面上の少なくとも溝に固定されている。
いくつかの実施形態では、下カラム構成要素は、サンプル分配部分及び弁支持部分を備え、弁支持部分は、サンプル分配部分内に位置付けられており、サンプル分配部分は、ブリッジコネクタ部分を介して弁支持部分に接続されている。
いくつかの実施形態では、サンプル分配部分、ブリッジコネクタ部分及び弁支持部分は、下カラム構成要素の少なくとも1つの上溝を形成する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、カラム支持部分を備える中間カラム構成要素を更に備え、カラム支持部分の下部分は、下カラム構成要素の少なくとも1つの上溝に固定されており、下カラム構成要素の弁支持部分の少なくとも一部分は、中間カラム構成要素のカラム支持部分内に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素は、流れチャネル部分を更に備え、流れチャネル部分は、カラム支持部分内に位置付けられており、カラム支持部分は、ドームコネクタ部分を介して流れチャネル部分に接続されている。
いくつかの実施形態では、カラム支持部分、流れチャネル部分及びドームコネクタ部分は、中間カラム構成要素の少なくとも1つの上溝を形成する。
いくつかの実施形態では、上カラム構成要素は、中間カラム構成要素の少なくとも1つの上溝に固定されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、容器構成要素と、少なくとも1つのOリングを介して容器構成要素に固定された上側プランジャ構成要素と、を更に備える。
いくつかの実施形態では、キャップ構成要素は、上側プランジャ構成要素と接触している。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を格納しているカプセル部分を備える下側プランジャ構成要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、キャップ構成要素に作用する鉛直方向下向きの力は、カプセル部分がカプセル抽出本体要素と接触するように下側プランジャ構成要素を下向きに移動させ、緩衝液をカプセル部分から解放する。
いくつかの実施形態では、キャップ構成要素は、上側プランジャ構成要素と接触しており、エアロゾル収集デバイスは、圧搾器部分を備える下側プランジャ構成要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、キャップ構成要素に作用する鉛直方向下向きの力は、圧搾器部分がフィルタ構成要素と接触するように下側プランジャ構成要素を下向きに移動させる。
本開示の様々な実施形態によれば、サンプル収集デバイスを動作させるための方法が提供される。いくつかの実施形態では、方法は、サンプル収集デバイスのキャップ構成要素に第1の回転力を作用させることと、キャップ構成要素に第1の鉛直方向下向きの力を作用させて、カプセル抽出本体要素に、下側プランジャ構成要素のカプセル部分の封止を穿孔させることと、サンプル収集デバイスのキャップ構成要素に第2の回転力を作用させることと、キャップ構成要素に第2の鉛直方向下向きの力を作用させて、下側プランジャ構成要素の圧搾器部分をフィルタ構成要素と接触させることと、を含む。
本開示の様々な実施形態では、下カラム構成要素が提供される。いくつかの実施形態では、下カラム構成要素は、弁支持部分と、弁支持部分に接続されたサンプル分配部分と、を備え、サンプル分配部分は、サンプル分配部分の下端に沿って配設された複数のスロットを備える。
いくつかの実施形態では、複数のスロットは、サンプル分配部分の下端に沿って半径方向に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、複数のスロットの各々は、隣接するスロットとある角度で位置付けられている。
いくつかの実施形態では、下カラム構成要素は、サンプル分配部分の外側表面上に配設されたフランジ部分を更に備え、フランジ部分は、複数の鉛直穴を備える。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を格納しており、かつ下封止を備える、カプセル構成要素と、エアロゾル収集デバイスの下面に固定されたブロック構成要素であって、ブロック構成要素は、カプセル構成要素がブロック構成要素と接触しているときに下封止を破砕するように構成されている、ブロック構成要素と、を備える。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を格納しているカプセル構成要素であって、カプセル構成要素は、エアロゾル収集デバイスの内側表面と剛性中心カラムとに取り付けられている、カプセル構成要素と、剛性中心カラムであって、エアロゾル収集デバイスに作用する圧縮力が、カプセル構成要素を剛性中心カラムと接触させる、剛性中心カラムと、を備える。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、キャップ構成要素と、第1の一部及び第2の一部を備えるカプセル構成要素であって、第1の一部は、キャップ構成要素に固定されており、第2の一部は、エアロゾル収集デバイスの下部分に固定されている、カプセル構成要素と、を備える。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を格納しているカプセル構成要素であって、カプセル構成要素は、カプセル構成要素の上面上の上穴、及びカプセル構成要素の下面上の下穴を画定する、カプセル構成要素と、カプセル構成要素内に位置付けられ、かつ上穴及び下穴を封止するプラグ構成要素と、を備える。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、エアロゾル収集デバイスの少なくとも1つの面上に配設された少なくとも1つの排気穴と、エアロゾル収集デバイスのハウジング内に配設されたプランジャ構成要素であって、プランジャ構成要素は、自己封止機構を提供するために少なくとも1つの排気穴に動作可能に結合された少なくとも1つのアパーチャを備える、プランジャ構成要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプル収集デバイスとの直接接続を形成するように構成された内側空気チャネルを更に備える。
いくつかの実施形態では、内側空気チャネルは、ばねに動作可能に結合されている。
いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素は、少なくとも1つの排気穴に隣接して配設されるように構成された1つ以上のオーバーモールドされたゴム封止を更に備える。
いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素は、内側空気チャネルに動作可能に結合されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を受容するように構成されたエアロゾル収集デバイスの下面上に配設された基部構成要素を更に備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、プランジャ構成要素の動きに応答して圧縮されるように構成された基部構成要素内に配設された少なくとも1つのフィルタ構成要素を更に備える。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、変形可能なハウジングと、変形可能なハウジング内に配設された破砕可能なアンプルであって、破砕可能なアンプルは、変形可能なハウジングに加えられた圧縮力に応答して破砕するように構成されている、破砕可能なアンプルと、を備える。
いくつかの実施形態では、破砕可能なアンプルは、メッシュソックを備える。
本開示の様々な実施形態によれば、エアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、エアロゾル収集デバイスの少なくとも1つの面上に配設された少なくとも1つの排気穴と、エアロゾル収集デバイスの上面を画定する可動プランジャ構成要素であって、可動プランジャ構成要素は、自己封止機構を提供するために少なくとも1つの排気穴に動作可能に結合された少なくとも1つのアパーチャを備える、可動プランジャ構成要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、可動プランジャ構成要素の下面に隣接して配設された疎水性フィルタを更に備える。
本開示の様々な実施形態によれば、サンプル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイスは、マウスピースと、マウスピースに接続された本体構成要素であって、本体構成要素は、少なくとも第1の逆止弁を備える、本体構成要素と、エアロゾル収集デバイスへの直接接続を提供するように構成されたチューブ構成要素であって、チューブ構成要素は、少なくとも第2の逆止弁を備える、チューブ構成要素と、を備える。
いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイスは、表示構成要素を備える。
いくつかの実施形態では、表示構成要素は、プロペラ構成要素を備える。
いくつかの実施形態では、表示構成要素は、可動ボール構成要素を備える。
いくつかの実施形態では、可動ボール構成要素は、1つ以上のディテントに動作可能に結合されている。
前述の実例となる概要、並びに本開示の他の例示的な目的及び/又は利点、並びにそれが達成される方法は、以下の発明を実施するための形態及びその添付図面において更に説明される。
ここで、本開示のいくつかの実施例について添付図面を参照しながら以下により完全に説明するが、本開示の全てではなくいくつかの実施形態を示すものである。実際に、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施例に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施例は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。同様の数字は、全体を通して同様の要素を指す。
語句「一実施例では」、「一実施例によれば」、「いくつかの実施例では」及び同様の語句は、その語句に続く特定の特徴、構造又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施例に含まれてもよいこと、及び本開示の2つ以上の実施例に含まれてもよい(そのような語句は、必ずしも同じ実施例を指さない)ことを一般に意味する。
本明細書が、ある構成要素又は特徴が、含まれる又は特性を有することに関して「~し得る/してもよい/することができる/する可能性がある(may)」、「~することができる/し得る/する可能性がある(can)」、「~し得る(could)」、「~べきである(should)」、「~であろう(would)」、「好ましくは(preferably)」、「場合により(possibly)」、「典型的には(typically)」、「任意選択的に(optionally)」、「例えば(for example)」、「実施例として(as an example)」、「いくつかの実施例では(in some examples)」、「多くの場合(often)」又は「~し得る(might)」(又は他のそのような言語)と提示している場合、その特定の構成要素又は特徴は、含まれること又は特性を有することを必要としない。そのような構成要素又は特徴は、いくつかの実施例に任意選択的に含まれてもよく、又は除外されてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「例」又は「例示的な」は、「一例、事例、又は実例としての役割を果たすこと」を意味する。「例示的な」として本明細書に記載される任意の実施は、必ずしも他の実施よりも好ましい又は有利であると解釈されなくてよい。
生体エアロゾル粒子のサンプリング及び捕捉は、研究及び商用の励行の両方で重要な対象であり得る。これは、感染を正確かつ迅速に検出するために、サンプリングされたエアロゾル内の感染の検出を含み得る。全てではないが、多くの上気道疾患は、患者が感染源である間に患者から吐き出されたエアロゾル中に、疾患原因の病原体の一部が存在する結果となる。病原体粒子の例としては、細菌、ウイルス及びカビ/真菌胞子が挙げられるが、これらに限定されない。
しかしながら、多くのエアロゾルサンプラは、吐き出された呼気の直接サンプリングには適用可能でない。例えば、多くのエアロゾルサンプラは、品目の中でもとりわけ、患者の自由な呼吸を阻害し得るか、別様に、吐き出されたエアロゾルを大量の周囲空気で希釈し得る、大きな圧力降下、ポンプ、静電場を必要とし得る。加えて、これらのエアロゾルサンプラと関連付けられたプロセスは、エアロゾル内の病原体を損傷する傾向があり、このことが、収集された病原体を検出する能力に悪影響を及ぼし得る。
本開示の様々な実施形態によれば、吐き出された呼気中のエアロゾルから病原体粒子を捕捉するためのエアロゾル収集デバイスが提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、緩衝液を含むがこれらに限定されない液溶体を格納し得る1つ以上の気密封止されたカプセル構成要素を含み得る。例えば、封止されたカプセル構成要素は、酸性の又は塩基(例えば、サンプルから)が緩衝液に添加されると、pH変化に抵抗することができる水溶液の形態の緩衝液を格納し得る。例えば、緩衝液は、弱酸とこの弱酸の共役塩基との混合物を含み得るか、又はその逆であり得る。いくつかの実施形態では、緩衝液は、バイオエアロゾルを保存するための培地を提供し得る。
いくつかの実施形態では、緩衝液は、陽性対照及び陰性対照のタンパク質を含むがこれらに限定されない、陽性対照及び陰性対照の分子を含有することができる。いくつかの実施形態では、陽性対照及び陰性対照の分子は、その後の診断の必要性に基づいて選択され得る。
本明細書の説明は、液溶体の例として緩衝液を使用するが、本開示の範囲は、緩衝液に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、本開示の様々な実施形態は、緩衝液に加えて、又は緩衝液の代わりに、他のタイプの液溶体を使用してもよい。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、サンプル捕捉の忠実度を高めるために、機械的特徴の連鎖を特徴とし得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、吐き出された呼気からエアロゾルを収集するためのフィルタ構成要素によって吸収された緩衝液に吐き出された呼気を誘導する流れチャネルを含む浸漬された洗気瓶機構を実装することができ、洗気瓶機構では、緩衝液中に1つ以上の気泡が形成され、吐き出された呼気からのエアロゾルは、フィルタ構成要素及び/又は緩衝液によって捕捉され、その詳細が、本明細書に記載されている。
したがって、本開示の実施形態例によるエアロゾル収集デバイス例は、多くのエアロゾルサンプラ及びサンプリング方法と関連付けられた様々な技術的課題に対処して、サンプル(呼気など)からの感染の正確かつ迅速な後続の検出を提供し得る。例えば、エアロゾル収集デバイス例は、病原体検出のための下流診断に更に提供することができる、サンプル中のエアロゾルを捕捉するための効果的な手段を提供し得る。追加的又は代替的に、エアロゾル収集デバイス例は、ユーザの快適さのために低い圧力降下を提供し、ポンプの必要性を排除し得る。
ここで図1A、図1B及び図1Cを参照すると、本開示の実施形態例による、エアロゾル収集デバイス例100が示されている。
ここで図1Aを参照すると、エアロゾル収集デバイス例100の図例が示されている。図1Aに示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例100は、サンプル移送アダプタ115及びデバイス本体126(上側プランジャ構成要素107を含む)を備え得る。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタ115は、サンプリングトンネルを提供し得るチューブ状構造の形態であり得る。例えば、サンプル移送アダプタ115は、中央に、空気を通過させる中空部分を備え得る。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタ115は、呼気ストローなどで具現化され得るが、これらに限定されない。サンプル移送アダプタ115の追加の実施形態が、本明細書に記載されている。サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、サンプル移送アダプタ115を介してエアロゾル収集デバイス例100に与えられ得る。いくつかの実施形態では、サンプルは、空気及びエアロゾル(病原体粒子を含有し得る)を含み得る。
上記の説明は、サンプル移送アダプタ115の例を提供するが、本開示の範囲は、上記の説明に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、サンプル移送アダプタ115は、マスク及び/又は他のデバイスなどで具現化され得るが、これらに限定されない。少なくとも図8~図14Bに関連して説明されるものを含むがこれらに限定されない、実施形態例の追加の詳細が、本明細書に示され、記載されている。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタ115は、機械的手段(例えば、サンプル移送アダプタ115をデバイス本体126に螺入することができる)、化学的手段(化学接着剤など)及び/又は同様のものなどを含む、様々な手段を介して、上側プランジャ構成要素107及び/又はデバイス本体126に取り付けられ得る。
ここで図1Bを参照すると、エアロゾル収集デバイス例100の断面図例の一部分が示されている。
図1Bに示される実施例では、上側プランジャ構成要素107は、上側プランジャ構成要素107の中心軸に沿って位置付けられたオリフィス111を画定し得る。いくつかの実施形態では、オリフィス111は、サンプル(ユーザからの呼気などであるが、限定されない)がエアロゾル収集デバイス例100に進入することを可能にし得る。例えば、ユーザは、サンプル移送アダプタ115の中に息を吐くことができ、呼気(サンプルとも呼ばれる)は、サンプル移送アダプタ115及びオリフィス111を通過し、エアロゾル収集デバイス例100によって受容され得る。
いくつかの実施形態では、サンプルは、中央通路117Bに及びエアロゾル収集デバイス例100の下部分に接続されている中央通路117Aを通って進み得る。いくつかの実施形態では、中央通路117A及び中央通路117Bは、流れチャネルの少なくとも一部を画定し、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例100は、中央通路117Bに沿って配設された弁構成要素118を備え得る。弁構成要素118は、サンプルが、中央通路117A及び中央通路117Bを通ってエアロゾル収集デバイス例100から引き出されるのを防止し得る。例えば、ユーザが、サンプル移送アダプタ115を通してエアロゾル収集デバイス例100から空気を偶発的に吸引すると、弁構成要素118は、ユーザがエアロゾル収集デバイス例100から緩衝液を吸引することを防止し得る(その詳細が、本明細書に記載されている)。
図1Bを再度参照すると、弁構成要素118を通過することに続いて、サンプルは、次いで、エアロゾル収集デバイス例100の下部分の開放環119内に送られ得る。いくつかの実施形態では、開放環119を、サンプル分配環要素127と弁支持環要素128の外部との間の半径方向間隙として画定することができ、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例100は、フィルタ構成要素105に隣接して位置付けられた1つ以上のカプセル構成要素102を備え得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のカプセル構成要素102は、気密封止され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のカプセル構成要素102は、検出される標的病原体粒子に基づく陽性対照分子及び/又は陰性対照分子を含有する緩衝液103を格納することができ、このことは、その後のウイルス検出スキームをより正確にすることができる。例えば、標的病原体粒子が存在する場合、陽性及び陰性対照分子は、標的病原体粒子のより正確な定量化を可能にし得る。いくつかの実施形態では、陽性及び陰性対照分子は、下流診断によって検出され得る内部標準を提供することができ、これにより、標的病原体の任意の未知の濃度のより良好な評価が提供される。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素102は、エアロゾル収集デバイス例100の容器構成要素106内に位置付けられ得、そのため、カプセル構成要素102は、半径方向又は円周方向に動かすことができず、カプセル抽出本体104へと鉛直方向下向きにのみ動かすことができる。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素102は、カプセル抽出本体104の上方に機械的に位置付けられ得る。図1Bに示される実施例では、カプセル抽出本体104は、エアロゾル収集デバイス例100の下面からの突出部の形態であり得るか、又は突出部を備え得る。したがって、カプセル抽出本体104は、例えば、封止を破砕し、緩衝液103がフィルタ構成要素105によって吸収されることを可能にするように構成され得る。いくつかの実施形態では、緩衝液103は、サンプル分配環要素127に隣接するフィルタ構成要素105の第1の側(例えば、上流側)、及び/又は第1の側とは反対のフィルタ構成要素105の第2の側(例えば、下流側)のうちの少なくとも1つに収容されている。
図1Bに示される実施例では、上側プランジャ構成要素107は、エアロゾル収集デバイス例100の内部で上側プランジャ構成要素107を封止し得るOリング108を収容し得る。上側プランジャ構成要素107は、カプセル構成要素102と係合する一連の脚部分109を含み得る。サンプル移送アダプタ115がデバイス本体126に接続されているとき、サンプル移送アダプタ115によって上側プランジャ構成要素107の上面に鉛直力が作用し、力は、次に、1つ以上のカプセル構成要素102に(例えば、上側プランジャ構成要素107の脚部分109を通して)伝達され、カプセル抽出本体104に1つ以上のカプセル構成要素102を穿刺させ、カプセル構成要素102の封止を破砕させて、緩衝液103をフィルタ構成要素105に解放する。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素105によって吸収されることに加えて、緩衝液はまた、弁構成要素118の下の内部容積を充填し得る。いくつかの実施形態では、緩衝液は、呼気分析装置チャンバ121の下側部分を追加的に充填し得る。したがって、本開示の様々な実施形態は、エアロゾル収集デバイス例100の適正な使用を確保するための方法論を提供する。
いくつかの実施形態では、緩衝液103は、フィルタ構成要素105を湿潤させることができ、サンプルからのエアロゾルは、フィルタ構成要素105が緩衝液103で湿潤すると、緩衝液103及び/又は湿潤したフィルタ構成要素105に捕捉され得る。いくつかの実施形態では、湿潤したフィルタ構成要素105は、呼気から病原体エアロゾルを捕捉し得る。例えば、エアロゾルが緩衝液103に接触すると、エアロゾル中に存在する病原体粒子が、緩衝液液体培地に入り、したがって、サンプルからのエアロゾルの捕捉効率を増加させ得る。本開示では、エアロゾルを含有する緩衝液液体培地(病原体粒子などであるが、これらに限定されない)は、サンプル液体とも称され得る。
いくつかの実施形態では、サンプル分配環要素127の複数の穴(例えば、複数の穴120)は、フィルタ構成要素105に対して位置付けられ得る。いくつかの実施形態では、複数の穴120は、カプセル構成要素102からの緩衝液103がフィルタ構成要素105に解放された後に、サンプルをフィルタ構成要素105に対して均等に分配するのに役立ち得る。
いくつかの実施形態では、エアロゾルからの病原体粒子を含有する緩衝液103は、エアロゾル収集デバイス例100から抽出され得る。例えば、サンプルが採取された後(例えば、ユーザがサンプル移送アダプタ115に息を吹き込んだ後)、サンプル移送アダプタ115は、デバイス本体126から切断され得る。例えば、サンプル移送アダプタ115は、上側プランジャ構成要素107及び/又はデバイス本体126から螺合解除され得る。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタ115が上側プランジャ構成要素107から螺脱された後、上側プランジャ構成要素640に回転力を加えて、上側プランジャ構成要素640を回転させ得る。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素107の動きは、図1Cに示されるように、エアロゾル収集デバイス例100の容器構成要素106の内側側方面上に配設され、かつ内側側方面から突出する、脚部分109と隆起要素110A、110B、110C及び110Dのセットとの係合によって制御され得る。例えば、上側プランジャ構成要素640を、1つ以上の鉛直ロック隆起要素110Cを通過させるように回転させることができ(いくつかの実施形態では、1つ以上の鉛直ロック隆起要素110Cの各々は、三角カラム形状である)、1つ以上の鉛直停止隆起要素110Dによって停止させることができる(いくつかの実施形態では、1つ以上の鉛直停止隆起要素110Dの各々は、長方形カラム形状である)。これらの2つのセットの隆起要素110C及び110Dは、上側プランジャ構成要素107を水平に固定された位置にロックすることができ、上側プランジャ構成要素107の脚部分109は、下側プランジャ構成要素116と係合し、当該下側プランジャ構成要素116は、フィルタ構成要素105と係合する。いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素107に鉛直力が印加される(例えば、上側プランジャ構成要素107が、下に押圧される)。上側プランジャ構成要素107が下に押圧された後、上側プランジャ構成要素107の脚部分109は、下側プランジャ構成要素116と係合して、フィルタ構成要素105からのサンプル液体を、エアロゾル収集デバイス例100の下面上に圧搾する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例100は、フィルタ構成要素105からサンプル液体を抽出するためのタッチレス式機構を備え得る。例えば、エアロゾル収集デバイス例100は、エアロゾル収集デバイス例100のデバイス本体の下面上に配設された溝構成要素122を備え得る。溝構成要素122は、穿刺されてよく、サンプルを抽出するための領域を開き、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、サンプルからのエアロゾルを、緩衝液103及び/又はフィルタ構成要素105に捕捉することができ、サンプルが緩衝液103及び/又はフィルタ構成要素105を通って移動する際に、気泡の形態でエアロゾルから空気を分離することができる。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素107を、下側プランジャ構成要素116に対して下に押圧することができ、下側プランジャ構成要素116は、エアロゾルを含有するサンプル液体をフィルタ構成要素105から押し出し、エアロゾル収集デバイス例100の内部の容積の減少によって引き起こされる圧力差を生成し得る。いくつかの実施形態では、圧力差は、開放された溝構成要素122からサンプル液体を押し出し得る。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素107が下に押圧された後、次いで、空気が、呼気分析装置チャンバ121を含むベントチャネルに入り得る。図1Bに示される実施例では、呼気分析装置チャンバ121の一部分は、フィルタ構成要素105の上方に位置し、したがって、フィルタ構成要素105に鉛直力が加えられた後、空気がフィルタ構成要素105から漏出することを可能にし、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、空気は、上側プランジャ構成要素107のプランジャ本体要素112内の間隙を通過することができ、次いで、上側プランジャ構成要素107内の穴のセットを介してエアロゾル収集デバイス例100を出ることができ、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例100は、エアロゾル(例えば、サンプル中の疾患を引き起こす病原体)がエアロゾル収集デバイス例100から漏出することを防止するフィルタ要素114を含み得る。例えば、中央通路本体の一部を画定するベントブラフ環要素123を有するチューブ構成要素124は、ベントチャネルを通って漏出する空気が、開口部113を通って出る前にフィルタ要素114を通り抜けなければならないように、上側プランジャ構成要素107のプランジャ本体要素112と係合することができ、その詳細が、本明細書に記載されている。
したがって、本開示の実施形態例によるエアロゾル収集デバイス例は、生体エアロゾル粒子をサンプリングするための効果的な手段を提供し得る。
本開示の様々な実施形態例によれば、エアロゾル収集デバイスのデバイス本体例は、容器構成要素(その実施例は、図2A~図2Dに示されている)、チューブ構成要素(その実施例は、図3A~図3Bに示されている)、下側プランジャ構成要素(その実施例は、図4A~図5Bに示されている)、上側プランジャ構成要素(その実施例は、図5A~図5Gに示されている)、キャップ構成要素、フィルタ構成要素、弁構成要素及び/又は同様のものを備え得るが、これらに限定されない。本開示では、「構成要素」という用語は、エアロゾル収集デバイスの物理的部分又は一部を指す。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスの各構成要素は、交換可能であり得る。いくつかの実施形態では、各構成要素は、構成要素の一部又は部分である1つ以上の「要素」を含み得る。
図2A、図2B、図2C及び図2Dは、本開示の実施例による、容器構成要素例200の図例を示す。特に、図2Aは、容器構成要素例200の上面図例を示す。図2Bは、図2Aにおける、切断線A-A’からの、かつ矢印で示される方向に見た、断面図例を示す。図2Cは、図2Aにおける、切断線B-B’からの、かつ矢印で示される方向に見た、断面図例を示す。図2Dは、図2Aにおける、切断線C-C’からの、かつ矢印で示される方向に見た、断面図例を示す。
図2A、図2B、図2C及び図2Dに示される実施例では、容器構成要素200は、円筒形状と同様の形状である。これらの図は、容器構成要素の実施例を提供するが、本開示の範囲は、これらの図に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、容器構成要素例は、他の形状と同様の形状であってもよい。
図2A及び図2Bを参照すると、容器構成要素200は、内側下面203及び内側側方面201を有する。いくつかの実施形態では、内側下面203は、円筒形状の内側下面に対応する。いくつかの実施形態では、内側側方面は、円筒形状の内側側方面に対応する。いくつかの実施形態では、内側下面203は、内側側方面201と直交する又は垂直な配置である。
図2A及び図2Bに示されるように、いくつかの実施形態では、容器構成要素は、サンプル分配環要素204を備える。いくつかの実施形態では、サンプル分配環要素204は、容器構成要素例200の内側下面203上に位置付けられている。
図2A及び図2Bに示される実施例では、サンプル分配環要素204は、リング形状又はチューブ形状と同様の形状である。これらの図は、サンプル分配環要素の例を提供するが、本開示の範囲は、これらの図に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、サンプル分配環要素例は、他の形状と同様の形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、サンプル分配環要素204は、サンプル分配環要素204の表面上に1つ以上の穴、開口部又はアパーチャを備え得るか、又は画定し得る。いくつかの実施形態では、サンプルを含有する1つ以上の気泡は、1つ以上の穴、開口部又はアパーチャを通って流れることができ、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、サンプルは、1つ以上の穴、開口部又はアパーチャを通って流れ、1つ以上の気泡を形成してもよく、その詳細が、本明細書に記載されている。
図2A及び図2Bに示される実施例を再度参照すると、容器構成要素例200は、弁支持環要素例202を備える。いくつかの実施形態では、弁支持環要素例202は、サンプル分配環要素204内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、弁支持環要素例202は、1つ以上の出口を形成する下面上の1つ以上の脚を介してサンプル分配環要素204に接続されており、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、弁支持環要素202は、リング形状又はチューブ形状と同様の形状である。これらの図は、弁支持環要素の例を提供するが、本開示の範囲は、これらの図に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、サンプル分配環要素例は、他の形状と同様の形状であってもよい。
図2B及び図2Cに示される実施例では、弁支持環要素202は、複数の支持ビーム205を備える。いくつかの実施形態では、複数の支持ビーム205の各々は、弁支持環要素202の上面から延在する。いくつかの実施形態では、弁支持環要素例202の高さは、サンプル分配環要素例204の高さよりも大きい。例えば、複数の支持ビーム205は、それらがサンプル分配環要素204によって覆い隠されるように、弁支持環要素202の上面から延在している。
図2A及び図2Bに示される実施例を再度参照すると、容器構成要素例200は、少なくとも1つのフィルタ支持本体要素(例えば、フィルタ支持体要素206及びフィルタ支持本体要素207)を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタ支持本体要素(例えば、フィルタ支持本体要素206及びフィルタ支持体本体要素207)は、容器構成要素200の内側下面203上に位置付けられ、かつサンプル分配環要素204から半径方向外向きに位置付けられている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタ支持本体要素の各々(例えば、フィルタ支持本体要素206及びフィルタ支持体本体要素207の各々)は、容器構成要素200の内側下面203と容器構成要素200の内側側方面201との間に位置付けられている。
図2A及び図2Bに示される実施例を再度参照すると、容器構成要素例200は、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素(例えば、カプセル抽出本体要素208)を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素(例えば、カプセル抽出本体要素208)は、容器構成要素200の内側下面203上に位置付けられ、かつサンプル分配環要素204から半径方向外向きに位置付けられている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素(例えば、カプセル抽出本体要素208)は、容器構成要素200の内側下面203と容器構成要素200の内側側方面201との間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素の各々は、2つのフィルタ支持本体要素間に位置付けられている。例えば、少なくとも図2Dに示されるように、カプセル抽出本体要素208は、フィルタ支持本体206とフィルタ支持本体要素207との間に位置付けられている。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタ支持本体要素の各々は、2つのカプセル抽出本体要素間に位置付けられている。
図2B、図2C及び図2Dを参照すると、いくつかの実施形態では、容器構成要素例200は、容器構成要素200の内側側方面201上に配設された少なくとも1つの水平隆起要素(例えば、水平隆起要素210)を備える。いくつかの実施形態では、容器構成要素例200は、容器構成要素200の内側側方面201上に配設された少なくとも1つの鉛直隆起要素(例えば、鉛直隆起要素212)を備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの水平隆起要素及び少なくとも1つの鉛直隆起要素は、互いに接続され、かつ垂直な配置である。例えば、水平隆起要素210及び鉛直隆起要素212は、互いに接続され、かつ互いに垂直な配置(又は直交する配置)である。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの鉛直隆起要素は、1つ以上のタイプの隆起要素を含む。例えば、少なくとも1つの鉛直隆起要素は、内側側方面201から延在する傾斜面を備える少なくとも1つの鉛直ロック隆起要素を備え得る。追加的又は代替的に、少なくとも1つの鉛直隆起要素は、内側側方面201から延在する隆起面を備える少なくとも1つの鉛直停止隆起要素を備えてもよい(上部隆起面と内側側方面201との間の距離が、上側プランジャ構成要素の脚部分を摺動から停止させるための閾値を満たす場合、その詳細が、本明細書に記載されている)。
図3A及び図3Bは、本開示の実施例による、チューブ構成要素例300の図例を示す。特に、図3Aは、チューブ構成要素例300の斜視図例を示す。図3Bは、図3Aの切断線A-A’を通り、かつチューブ構成要素300の中心軸と平行な配置である平面によって切断された、チューブ構成要素例300の断面図例を示す。
図3A及び図3Bに示される実施例では、チューブ構成要素例300は、パイプ要素例301を備える。いくつかの実施形態では、パイプ要素例301は、チューブ形状と同様の形状であり、サンプルが図3Bの破線矢印によって示される方向に流れチャネル309を通って移動するように、サンプルを受容するための流れチャネル309の少なくとも一部を画定し、本明細書に記載される追加の詳細。
図は、パイプ要素の例を提供するが、本開示の範囲は、これらの図に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、パイプ要素例は、他の形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、パイプ要素例は、上部分302及び下部分305を備える。いくつかの実施形態では、上部分302及び下部分305は、中間部分304を介して接続されている。いくつかの実施形態では、上部分302、中間部分304及び下部分305は、流れチャネル309の少なくとも一部分を形成する。
図3A及び図3Bを再度参照すると、いくつかの実施形態では、チューブ構成要素例300は、ベントブラフ環要素303を備える。いくつかの実施形態では、ベントブラフ環要素303は、リング形状又はチューブ形状と同様の形状である。図は、ベントブラフ環要素の例を提供するが、本開示の範囲は、これらの図に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、ベントブラフ環要素例は、他の形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、ベントブラフ環要素303は、パイプ要素301の中間部分304から延在する。いくつかの実施形態では、ベントブラフ環要素303は、パイプ要素301の上部分302がベントブラフ環要素303内にあるように、パイプ要素301の上部分302を取り囲んでいる。いくつかの実施形態では、ベントブラフ環要素303は、パイプ要素301の下部305を取り囲んでいない。
いくつかの実施形態では、ベントブラフ環要素303は、ベントブラフ環要素303の側方面上に少なくとも1つの開口部307を有する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの開口部307は、ベントチャネルの一部分を提供し、サンプルをエアロゾル収集デバイス例から排出することを可能にし、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの開口部307は、空気が容器から漏出することを中程度に可能にするように構成されており、そのため、上側プランジャ構成要素(本明細書で詳細に記載される)が、エアロゾル収集デバイス内の圧力を増加させることなく、浸漬されたフィルタ構成要素へと下に押圧され得、したがって、デバイスの耐性を増加させ、浸漬されたフィルタ構成要素からの流体(サンプル液体など)の抽出を支援する、一連のベントポートを表す。上側プランジャ構成要素が更に下に押圧されると、少なくとも1つの開口部307は、上側プランジャ構成要素のロック隆起を横切って動くこととなり(その詳細が、本明細書に記載されている)、当該ロック隆起は、ベントを閉鎖する。いくつかの実施形態では、ユーザによる上側プランジャ構成要素への任意の更なる押圧は、デバイス内の圧力を構築し、流体を抽出カートリッジへと押し出すこととなり、その詳細が、本明細書に記載されている。
図4A及び図4Bは、本開示の実施例による、下側プランジャ構成要素例400の図例を示す。特に、図4Aは、下側プランジャ構成要素例400の斜視図例を示す。図4Bは、図4Aの切断線A-A’を通り、かつチューブ構成要素300の中心軸と平行な配置である平面によって切断された、下側プランジャ構成要素例400の断面図例を示す。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素例400は、プランジャ環要素例402を備える。いくつかの実施形態では、プランジャ環要素例402は、リング形状又はチューブ形状と同様の形状である。
図は、プランジャ環要素の例を提供するが、本開示の範囲は、上記の説明に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、プランジャ環要素例は、他の形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、プランジャ環要素例402は、外側側方面403を有する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプランジャ支持翼(例えば、プランジャ支持翼例404)は、プランジャ環要素例402の外側側方面403上に配設されている。
図4A及び図4Bに示される実施例では、プランジャ支持翼例404は、下部分408及び側方部分406を備える。いくつかの実施形態では、プランジャ支持翼例404の下部分408は、プランジャ環要素例402の外側側方面403に接続されており、かつ外側側方面403から半径方向外向きに延在する。いくつかの実施形態では、プランジャ支持翼例404の下部分408は、プランジャ支持翼例404の側方部分406に接続され、かつ側方部分406と垂直な又は直交する配置である。
いくつかの実施形態では(例えば、図4Bに示されるように)、プランジャ環要素例402は、少なくとも1つのプランジャ脚構成要素(例えば、プランジャ脚構成要素例410)を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプランジャ脚構成要素は、プランジャ環要素の中心軸に内向きに延在し、かつプランジャ環要素の内側側方面と垂直な配置である。図4Bに示される実施例では、プランジャ脚構成要素例410は、プランジャ環要素例402の中心軸B-B’に内向きに延在し、かつプランジャ環要素例402の内側側方面405と垂直な配置である。
いくつかの実施形態では、プランジャ脚構成要素例410の下面は、エアロゾル収集デバイスの例の上面と接触しており、その詳細が、本明細書に記載されている。
図5A、図5B、図5C、図5D、図5E、図5F及び図5Gは各々、本開示の実施例による、上側プランジャ構成要素例の少なくとも一部分の図例を示す。
特に、図5A及び図5Bは、少なくともプランジャヘッド要素例501及びプランジャ本体要素例503を備える、上側プランジャ構成要素例500の異なる図を示す。図5C及び図5Dは、プランジャ本体要素例503の図例を示す。図5E、図5F、図5Gは、プランジャヘッド要素例501の図例を示す。
ここで図5A及び図5Bを参照すると、プランジャヘッド要素例501は、プランジャ本体要素例503に固定されている。
いくつかの実施形態では、プランジャヘッド要素例501は、化学接着剤(シアノアクリレートなどであるが、これに限定されない)などの化学的手段を介して、プランジャ本体要素例503に固定されている。追加的又は代替的に、プランジャヘッド要素例501は、タング溝間嵌合などであるがこれに限定されない機械的手段を介してプランジャ本体要素例503に固定されており、その詳細が、本明細書に記載されている。追加的又は代替的に、プランジャヘッド要素例501は、他の手段を介して、プランジャ本体要素例503に固定されている。
いくつかの実施形態では、Oリング例531は、プランジャヘッド要素例501上のOリング溝例上に配設されており、その詳細が、本明細書に記載されている。
ここで図5C及び図5Dを参照すると、プランジャ本体要素例503の図例が示されている。特に、図5Cは、プランジャ本体要素例503の斜視図例を示す。図5Dは、図5Cの切断線A-A’を通る平面によって切断され、かつプランジャ本体要素例503の中心軸と平行な配置である、プランジャ本体要素例503の断面図例を示す。
いくつかの実施形態では、プランジャ本体要素例503は、少なくとも中央環部分505、中間環部分507及び少なくとも1つの脚部分509を備える。
いくつかの実施形態では、中央環部分505は、リング形状又はチューブ形状と同様の形状である。図は中央環部分の例を提供するが、本開示の範囲は、図に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、中央環部分例は、他の形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、中間環部分507は、リング形状又はチューブ形状と同様の形状である。図は中間環部分の実施例を提供するが、本開示の範囲は、図に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、中間環部分例は、他の形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、中央環部分505は、中間環部分507内に位置付けられている。図5Dに示される実施例では、中央環部分505の第1の端部516は、少なくともブリッジコネクタ521を介して中間環部分507の第2の端部518に少なくとも部分的に接続されている。いくつかの実施形態では、中央環部分505は、中間環部分507に完全には接続されておらず、中央環部分505と中間環部分507との間に間隙を形成することができ、及び/又はブリッジコネクタ間に、プランジャ本体要素503の上面上の開口部/アパーチャを画定することができる。例えば、図5Dに示されるように、少なくとも1つのベントチャネル(例えば、ベントチャネル511)の一部分を、中央環部分505と中間環部分507との間に形成することができ、開口部522は、ベントチャネル511のベントポートとして機能することができる。本明細書に更に詳細に記載されるように、ベントチャネル511は、エアロゾル収集デバイスからサンプルを排出するための通路を提供する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタ要素が、開口部522を覆うように位置付けられ得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタ要素は、プランジャヘッド要素501とプランジャ本体要素503との間に位置付けられている。ベントチャネル511がエアロゾル収集デバイスからサンプルを排出するように構成されているため、少なくとも1つのフィルタ要素は、サンプルから、封じ込め、エアロゾル、細菌、ウイルス及び/又は同様のものを、サンプルがエアロゾル収集デバイス例から排出される前に除去するように構成されており、エアロゾル収集デバイスから排出されたサンプルが、健康又は環境の危険を引き起こさないようになっている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの脚部分509が、中間環部分507に接続され、かつ中間環部分507から半径方向外向きに位置付けられている。例えば、図5Dに示されるように、少なくとも1つの脚部分509の第1の端部523が、中間環部分507の第2の端部518に接続されており、プランジャ本体要素503の上面525上の環溝513の少なくとも一部分を形成する。いくつかの実施形態では、プランジャヘッド要素例501は、少なくとも環溝513を介して、プランジャ本体要素例503に固定されている。
いくつかの実施形態では、プランジャ本体要素503の側方面527は、Oリング溝515を画定する。いくつかの実施形態では、Oリングは、プランジャ本体要素503(及び全体としての上側プランジャ構成要素500)が、エアロゾル収集デバイスの容器構成要素に封止及び/又は固定されるように、Oリング溝上に位置付けられている(例えば、Oリングは、Oリング溝と容器構成要素の内側側方面との間に位置付けられ得る)。
ここで図5E、図5F及び図5Gを参照すると、プランジャヘッド要素例501の図例が示されている。特に、図5Eは、プランジャヘッド要素例501の斜視図例を示す。図5Fは、プランジャヘッド要素例501の上面図例を示す。図5Gは、図5Fの切断線A-A’を通る平面によって切断され、かつプランジャヘッド要素例501の中心軸と平行な配置である、プランジャヘッド要素例501の断面図例を示す。
いくつかの実施形態では、プランジャヘッド要素例501は、プランジャヘッド要素501の下面から延在する環タング517を備える。いくつかの実施形態では、プランジャヘッド要素例501をプランジャ本体要素例503に固定するために、環タング517は、化学接着剤を用いて、又は用いずに、プランジャ本体要素503の環溝513にロックされ、及び/又は取り付けられている。
図5E、図5F及び図5Gを再度参照すると、プランジャヘッド要素例501は、中央ボア528と、中央ボア528から半径方向外側に位置付けられた1つ以上のアパーチャ(例えば、アパーチャ529)と、を画定する。いくつかの実施形態では、複数のアパーチャの各々は、ベントチャネルの少なくとも一部分を画定し、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタ要素は、複数のアパーチャの各々を覆うように位置付けられ得る。上述したように、ベントチャネルは、エアロゾル収集デバイスからサンプルを排出するように構成されている。したがって、少なくとも1つのフィルタ要素は、サンプルから、封じ込め、エアロゾル、細菌、ウイルス及び/又は同様のものを、サンプルが排出される前に除去するように構成されており、エアロゾル収集デバイスから排出されたサンプルが、健康又は環境の危険を引き起こさないようになっている。
図6A、図6B、図6C、図6D、図6E、図6F、図6G、図6H、図6I及び図6Jは、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例を示す。
ここで図6Aを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、容器構成要素602を提供すること(例えば、成型することであるが、これらに限定されない)を含む。上述したように、容器構成要素602は、少なくとも弁支持環要素606及びサンプル分配環要素604を備える。
ここで図6Bを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、弁支持環要素606上に弁構成要素608を位置付けることを含む。
いくつかの実施形態では、弁構成要素608は、球体物体である。いくつかの実施形態では、弁構成要素608は、他の形状及び/又は形態である。いくつかの実施形態では、弁構成要素608は、PVC及びCPVCを含むプラスチックなどであるがこれに限定されない材料を含み得る。
上述したように、弁支持環要素606は、複数の支持ビーム605を備え得る。いくつかの実施形態では、弁構成要素608は、複数の支持ビーム605の上に設けられ、かつ支持ビーム605によって支持されている。
ここで図6Cを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、サンプル分配環要素604と、容器構成要素602のフィルタ支持本体要素610又はカプセル抽出本体要素612のうちの少なくとも1つと、の間にフィルタ構成要素616を挿入することを含む。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、弁構成要素608を位置付ける前に、エアロゾル収集デバイスに位置付けられる。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、弁構成要素608を位置付けることに続いて、エアロゾル収集デバイスに位置付けられる。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、リング形状又はチューブ形状である。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、他の形状及び/又は形態である。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、乾式フィルタである。エアロゾル収集デバイスの動作中、緩衝液が解放され、フィルタ構成要素616を湿潤させ、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616を、2.1インチ(長さ)×0.5インチ(幅)×0.125インチ(厚さ)の寸法を有する矩形形状で製造又は提供することができ、矩形形状の2つのエッジを、リング/チューブ形状を形成するように互いに接続することができる。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、他の寸法測定値を有してもよい。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、Merv 6ポリエステル、疎なガラス繊維フィルタ及び/又は粘着性表面処理が施されたポリエステル系Merv 6のうちの1つ以上であるがこれらに限定されない材料を含み得る。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素616は、他の材料を含んでもよい。
ここで図6Dを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、フィルタ構成要素616の上面上に下側プランジャ構成要素634を位置付けることを含む。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素634は、チューブ構成要素をエアロゾル収集デバイスに位置付ける前に位置付けられ、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素634は、弁構成要素608を弁支持環要素606上に位置付ける前に、フィルタ構成要素616の上面上に設けられる。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素634は、弁構成要素608を弁支持環要素606上に位置付けた後に、フィルタ構成要素616の上面上に設けられる。
ここで図6E及び図6Fを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、チューブ構成要素618をサンプル分配環要素604に固定することを含む。
図6Fに示されるように、チューブ構成要素618は、ノッチ620を備えることができ、サンプル分配環要素604は、ノッチ622を備えることができる。いくつかの実施形態では、チューブ構成要素618は、図6Fに示されるように、ノッチ620とノッチ622との間の摺動式の締まり嵌めによってサンプル分配環要素604に固定されている。追加的又は代替的に、チューブ構成要素618は、接着糊などの化学的手段を含むがこれらに限定されない他の手段を介してサンプル分配環要素604に固定されている。
図6Gは、図6E及び図6Fに示されるデバイス例の断面図例の一部分を示す。図6Gに示される実施例では、弁構成要素608は、弁支持環要素606の複数の支持ビーム605と、チューブ構成要素618のパイプ要素644の中間部分642の内側表面641と、の間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、中間部分642の内側表面641は、弁構成要素608の面に対応する湾曲面を備え得る。上述したように、パイプ要素644は、サンプルを受容するための流れチャネルの少なくとも一部分を画定し、弁構成要素608は、ユーザが、流れチャネルを通してエアロゾル収集デバイスから緩衝液を偶発的に吸引することを防止するように構成されている。例えば、ユーザがパイプ要素623を通して空気を吸引すると、弁構成要素608は、パイプ要素644の中間部分642に向かって動き、内側表面641と接触し、このことが、流れチャネルを封止し、緩衝液が流れチャネルを通してエアロゾル収集デバイスから吸引されるのを防止し得る。
いくつかの実施形態では、サンプルは、中間部分642の内側表面641間の間隙を通って、複数の支持ビーム605間の間隙を通って、及び弁支持環要素606を通って、容器構成要素602の下部に向かって流れる。
いくつかの実施形態では、パイプ要素644の下部分の内側表面は、複数の支持ビーム605間の間隙に対応する1つ以上の窪み部分(例えば、窪み部分646)を備え得る。したがって、サンプルは、複数の支持ビーム605と1つ以上の窪み部分との間の間隙を通って流れ得る。
ここで図6H及び図6Iを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、カプセル抽出本体要素612の上面上に少なくとも1つのカプセル構成要素624を位置付けることを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素624を、上側プランジャ構成要素をエアロゾル収集デバイス例の中に位置付けるステップの前に、方法例の任意のステップにおいてカプセル抽出本体要素612の上面上に位置付けることができる(その詳細が、本明細書に記載されている)。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素は、容器構成要素の少なくとも2つの鉛直隆起要素間に固定されている。図6Hに示される実施例では、少なくとも1つのカプセル構成要素624は、第1の鉛直隆起要素630(例えば、本明細書に記載される鉛直停止隆起要素)と、第2の鉛直隆起要素632(例えば、本明細書で説明される鉛直ロック隆起要素)と、の間に固定されている。
ここで図6Jを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、上側プランジャ構成要素640を少なくとも1つのカプセル構成要素624の上面上に固定することと、任意選択的に、上側プランジャ構成要素640上にキャップ構成要素650を固定することと、を含む。いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素640は、Oリング652を介して容器構成要素602の内側側方面に固定されている。
図6Jは、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660の例を示す。図6Jに示されるように、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、容器構成要素602を備える。いくつかの実施形態では、容器構成要素602は、サンプル分配環要素604と、サンプル分配環要素604内の弁支持環要素606と、サンプル分配環要素604から半径方向外向きに位置付けられた少なくとも1つのカプセル抽出本体要素(例えば、カプセル抽出本体要素612)と、を備える。
いくつかの実施形態では、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、弁支持環要素606によって支持された弁構成要素608を備える。いくつかの実施形態では、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、サンプル分配環要素604に固定されたチューブ構成要素618を備える。
いくつかの実施形態では、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素(例えば、カプセル抽出本体要素612)の上面上に位置付けられた少なくとも1つのカプセル構成要素624を備える。
いくつかの実施形態では、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、少なくとも1つのカプセル構成要素624の上面上に位置付けられた上側プランジャ構成要素640を備える。
いくつかの実施形態では、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、サンプル分配環要素604と、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素(例えば、カプセル抽出本体要素612)(及び/又はフィルタ支持要素)と、の間に挿入されたフィルタ構成要素616を備える。
いくつかの実施形態では、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、フィルタ構成要素616の上面上に位置付けられた下側プランジャ構成要素634を備える。
いくつかの実施形態では、組み立てられたエアロゾル収集デバイス660は、上側プランジャ構成要素640に固定されたキャップ構成要素650を備える。例えば、上側プランジャ構成要素640は、内側表面上にねじ部を有する中央ボアを画定するプランジャヘッド要素を備え、キャップ構成要素650は、外側表面上にねじ部を有する延長部分を備える。キャップ構成要素650の延在部分は、ねじ部を介して上側プランジャ構成要素640のプランジャヘッド要素の中央ボアに締結され得る。
いくつかの実施形態では、キャップ構成要素650は、エアロゾル収集デバイスの流れチャネル及びベントチャネルを封止するように構成されている(流れチャネル及びベントチャネルの詳細が、本明細書に更に記載されている)。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素650は、汚染を防止し得る。
図7A、図7B、図7C、図7D及び図7Eは、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例を示す。
ここで図7Aを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例は、デバイス本体701の上側プランジャ構成要素703からデバイス本体701のキャップ構成要素を取り外すことと、サンプル移送アダプタ705を少なくとも上側プランジャ構成要素703及びチューブ構成要素707によって画定される流れチャネルに接続することと、を含む。
上述したように、上側プランジャ構成要素703は、内側表面上にねじ部を有する中央ボアを画定するプランジャヘッド要素を備え、サンプル移送アダプタ705は、外側表面上にねじ部を有する延長部分を備える。サンプル移送アダプタ705の延長部分は、ねじ部を介して上側プランジャ構成要素703のプランジャヘッド要素の中央ボアに締結され得る。
いくつかの実施形態では、デバイス本体701は、緩衝液を格納している少なくとも1つのカプセル構成要素709を備える。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタ705を上側プランジャ構成要素703に接続することは、上側プランジャ構成要素703に作用する鉛直方向下向きの力を引き起こす。いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素703は、少なくとも1つのカプセル構成要素709の上面上に位置付けられており、鉛直方向下向きの力は、次に、少なくとも1つのカプセル構成要素709からデバイス本体701内のフィルタ構成要素713への緩衝液716の解放を引き起こし、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を組み立てるための方法例は、流れチャネルを通したデバイス本体701内へのサンプルの流れを引き起こすことを含む。例えば、ユーザがサンプル移送アダプタ705の中に息を吐くか、又は咳をしたときに、サンプルがデバイス本体701内に流れる。図7Aに示される実施例では、流れチャネルにおけるサンプルの流れ方向は、破線矢印777によって示されている。いくつかの実施形態では、サンプルは、デバイス本体701内の緩衝液716と接触する。例えば、ユーザがサンプル移送アダプタ705の中に息を吐くか、又は咳をしたときに、空気が緩衝液716に吹き込まれて、1つ以上の気泡を形成し得る。
ここで図7Bを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例は、エアロゾル収集デバイスをデバイス本体701の上側プランジャ構成要素703から切断することと、デバイス本体701の上側プランジャ構成要素703にキャップ構成要素715を接続/再接続して、デバイス本体701を封止することと、を含む。
上述したように、上側プランジャ構成要素703は、内側表面上にねじ部を有する中央ボアを画定するプランジャヘッド要素を備え、キャップ構成要素715は、外側表面上にねじ部を有する延長部分を備える。キャップ構成要素715の延長部分は、ねじ部を介して上側プランジャ構成要素703のプランジャヘッド要素の中央ボアに締結され得る。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素715は、流れチャネルを封止するように構成されている。
ここで図7Cを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例は、抽出カートリッジ717をデバイス本体701に接続することを含む。
いくつかの実施形態では、デバイス本体701は、デバイス本体701の下穴を封止するロック構成要素719を備える。いくつかの実施形態では、ロック構成要素719は、汚染を防止する。いくつかの実施形態では、抽出カートリッジ717を接続することは、ロック構成要素719を図7Bに示される容器構成要素730の下部から切断することと、抽出カートリッジ717を容器構成要素730の下部の開口部に接続する(ロック構成要素719が取り外された後)ことと、を含み、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、(ロック構成要素719が取り外された後の)容器構成要素730の下部の開口部は、更なる診断のために入口(例えば、導波路カートリッジの入口)に接続され得る。
ここで図7Dを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例は、上側プランジャ構成要素703に回転力を作用させ、上側プランジャ構成要素703を第1の構成から第2の構成に変えることを更に含む。第1の構成では、上側プランジャ構成要素703の下面は、少なくとも1つのカプセル構成要素709の上面と接触する。第2の構成では、上側プランジャ構成要素703の下面は、下側プランジャ構成要素733の上面と接触する。
いくつかの実施形態では、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例は、上側プランジャ構成要素703の上面に鉛直方向下向きの力を作用させることを更に含み、当該力は、下側プランジャ構成要素733をフィルタ構成要素713上に押圧し、それによって、フィルタ構成要素713からサンプル液体を絞り出す。
いくつかの実施形態では、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例は、緩衝液716をデバイス本体701から抽出カートリッジ717に抽出することを含み、その詳細が、本明細書に記載されている。
ここで図7Eを参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例を動作させるための方法例は、抽出カートリッジ717をデバイス本体701から切断することを含む。いくつかの実施形態では、抽出カートリッジ717は、デバイス本体701から抽出されたエアロゾルを含有する緩衝液716を格納する。いくつかの実施形態では、サンプルから捕捉されたエアロゾルを含む緩衝液716は、サンプル中の病原体を検出するための下流診断に提供され得る。例えば、サンプルから捕捉されたエアロゾルを含む緩衝液716は、更なる分析及び下流診断のための導波路(導波路カートリッジなどであるが、これに限定されない)に提供され得る。
したがって、本開示の様々な実施例によれば、エアロゾル収集デバイス例、及びエアロゾル収集デバイスと関連付けられた方法例が提供される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、湿式フィルタ式の捕捉システムを利用するエアロゾル収集器として機能し得る。いくつかの実施形態では、緩衝液は、サンプルが収集される前に穿孔されるカプセル構成要素に収容されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、自給式及び単回使用である。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスの使用目的は、エアロゾル収集デバイスの使用におけるユーザの誤差を低減するようにエアロゾル収集デバイスに設計されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスを使用する前に、エアロゾル収集デバイスは、固定されたキャップ構成要素で封止されている。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素が、取り外され、サンプル移送アダプタ(限定されないが、マスク、ストロー又はフードコネクタなど)が、エアロゾル収集デバイスに螺入される。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスが、下に押圧され、これにより、カプセル構成要素がカプセル抽出本体要素上に押下されて、緩衝液をフィルタ構成要素上に放散する。いくつかの実施形態では、サンプルは、サンプル移送アダプタを通して採取され、湿潤したフィルタを通過する。これが完了すると、いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタが取り外され、キャップ構成要素がエアロゾル収集デバイスに再取り付けされ、キャップ構成要素は、エアロゾル収集デバイスを封止する。その後、サンプルが、エアロゾル収集デバイスから抽出される。
ここで図8~図14Bを参照すると、本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル収集デバイス例800が示されている。
ここで図8を参照すると、エアロゾル収集デバイス例800の図例が示されている。図8に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例800は、サンプル移送アダプタ及びデバイス本体を備え得る。示されるように、サンプル移送アダプタは、デバイス本体820に取り付けるように構成されたマスク構成要素810を備え得る。
様々な実施形態では、マスク構成要素810は、フェイシャルインターフェース要素、外部シェル、内部キャビティ及びサンプリングチャネルを備え得る。図8に示されるように、マスク構成要素810は、フェイシャルインターフェース要素811、マスク外部シェル812、マスク内部キャビティ813及びサンプリングチャネル814を備える。様々な実施形態では、マスク構成要素810は、マスク構成要素810の構造外部の少なくとも一部分を画定するマスク外部シェル812と、マスク外部シェル812の一部分の周りに配置され、かつ内部に開口部を画定する1つ以上の輪郭面を含むフェイシャルインターフェース要素811と、を備え得る。例えば、フェイシャルインターフェース要素811の1つ以上の輪郭面は、ユーザの顔の一部分に係合するように構成され得る。特に、フェイシャルインターフェース要素811によって画定される開口部が、ユーザの口及び/又は鼻を受容するように構成され得るように、フェイシャルインターフェース要素811の1つ以上の輪郭面は、ユーザの口及び/又は鼻を取り囲むユーザの顔の一部分に対して押圧されるように構成され得る。そのような例示的な状況では、ユーザの口及び/又は鼻は、フェイシャルインターフェース要素811によって画定される開口部内に位置付けられ、フェイシャルインターフェース要素811の1つ以上の輪郭面は、少なくとも実質的に気密な封止が、ユーザの顔に対して押圧された1つ以上の輪郭面に沿って存在し得るように、構成され得る。したがって、マスク構成要素810は、(例えば、ユーザの口及び/又は鼻がフェイシャルインターフェース要素811によって画定される開口部内に配置されるように)フェイシャルインターフェース要素811に係合したユーザの顔が、ユーザの口及び/又は鼻がマスク内部キャビティ813と流体連通することを可能にし得るように、構成され得る。例えば、ユーザによって提供される空気サンプル(例えば、ユーザからの呼気又は咳)は、フェイシャルインターフェース要素811を介して、例示的なマスク構成要素810のマスク内部キャビティ813内に投与され得る。本明細書に更に詳細に記載されるように、いくつかの実施形態では、サンプルは、空気及びエアロゾル(病原体粒子を含有し得る)を含み得る。
様々な実施形態では、マスク外部シェル812は、マスク構成要素810のマスク内部キャビティ813を少なくとも部分的に画定する、実質的に中空の外部ハウジングを備え得る。例えば、マスク内部キャビティ813は、マスク外部シェル812の中空構成によって画定される、マスク外部シェル812内の内部容積を備え得る。様々な実施形態では、マスク内部キャビティ813は、フェイシャルインターフェース要素811によって画定される開口部を通して空気サンプルを受容するように構成され得る。例えば、フェイシャルインターフェース要素811がユーザの顔に係合する例示的な状況では、マスク内部キャビティ813は、フェイシャルインターフェース要素811によって画定される開口部を通して、ユーザの口及び/又は鼻からのサンプル(例えば、吐き出された呼気)を受容するように構成され得る。様々な実施形態では、マスク内部キャビティ813は、マスク内部キャビティ813内の空気サンプル(例えば、ユーザから提供される呼気)が、本明細書に更に詳細に記載されるように、マスク構成要素810からデバイス本体820への送達のためにサンプリングチャネル814内に更に流れ得るように、マスク構成要素810のサンプリングチャネル814と流体接続され得る。
様々な実施形態では、例示的なマスク構成要素810のサンプリングチャネル814は、マスク構成要素810に提供される空気サンプルの、例示的なエアロゾル収集デバイス800の下流構成要素への送達を容易にするように構成された導管要素を備え得る。例えば、本明細書に記載される様々な実施形態では、サンプリングチャネル814は、マスク内部キャビティ813内に存在する空気サンプルの、デバイス本体820への(例えば、本明細書に記載の流れチャネル内に)送達を容易にするように構成され得る。
図9及び図10に示されるように、サンプリングチャネル814は、チューブ状構造を備えることができ、チューブ状構造は、空気が通過することを可能にする、この構造の長さ全体にわたる中空の中央部分を有する。様々な実施形態では、サンプリングチャネル814は、マスク内部キャビティ813に隣接して、及び/又はマスク内部キャビティ813内に配置された第1の端部を備えることができ、これにより、サンプリングチャネル814は、マスク内部キャビティ813と流体連通し、マスク内部キャビティ813から空気サンプルを受容するように構成されている。更に、サンプリングチャネル814は、チューブ状構造の反対側の遠位端に第2の端部を備え得る。様々な実施形態では、例えば、サンプリングチャネル814の第2の端部などのサンプリングチャネルの少なくとも遠位部分は、マスク外部シェル812の表面から離れて延在するように、マスク外部シェル812から外向き方向に突出し得る。様々な実施形態では、サンプリングチャネル814は、サンプル出口818を更に備えることができ、サンプル出口818を通して、サンプリングチャネル814の中空内部に沿って移動するサンプルが、サンプル出口818から分注され得る。例えば、サンプル出口818は、サンプリングチャネル814のチューブ状構造の第2の端部に位置付けられたオリフィスによって画定され得る。本明細書に記載されるように、様々な実施形態では、サンプリングチャネル814のサンプル出口818は、マスク構成要素810のサンプル出口を具現化し得る。そのような例示的な状況では、マスク構成要素810によって受容された空気のサンプルは、マスク構成要素810から、サンプル出口818を介して、エアロゾル収集デバイス800の流体下流構成要素(例えば、デバイス本体820の流れチャネル)に分注され得る。
様々な実施形態では、サンプリングチャネル814は、デバイス本体820に対してマスク構成要素810を固定するように、デバイス本体820の少なくとも一部分に取り付けられ得る。例えば、いくつかの実施形態では、サンプリングチャネル814は、機械的手段(例えば、サンプリングチャネル814は、サンプリングチャネル814の遠位部分の外面の周りに提供されたねじ部を介してデバイス本体820に螺入され得る)を含むがこれらに限定されない様々な手段を介してデバイス本体820の(例えば、少なくとも上側プランジャ構成要素によって画定される)流れチャネルに取り付けられ得る。様々な実施形態では、サンプリングチャネル814は、本明細書に記載されるように、サンプリングチャネル814のサンプル出口818からデバイス本体820の中央ボアまで延在する空気流路が少なくとも実質的に遮られないままであり得るように、デバイス本体820に取り付けられ得る。
上記の説明は、サンプリングチャネル814の例を提供するが、本開示の範囲は、上記の説明に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、サンプリングチャネル814は、マスク内部キャビティ813をエアロゾル収集デバイス800の下流構成要素(例えば、デバイス本体820)に流体接続するように構成されたマスク外部シェル812を貫いて延在するオリフィスなどであるがこれに限定されないものとして具現化されてもよく、これにより、マスク内部キャビティ813内に存在するサンプルが、マスク外部シェル812のオリフィスを通ってエアロゾル収集デバイス800の下流構成要素へ直接流れ得る。更に、様々な実施形態では、例えばサンプリング導管816などの、例示的なマスク構成要素810の1つ以上の構成要素は、マスク構成要素810のマスク外部シェル812から選択的に取り外し可能であり得る。
様々な実施形態では、例示的なマスク構成要素810は、マスク構成要素810に結合されたデバイス本体820の排気出口から(例えば、本明細書に記載される上側プランジャ構成要素のプランジャヘッド要素の開口部/ベントポートから)分注されるある体積の空気が、周囲環境中に流れることを可能にするように構成された1つ以上のアダプタ通気要素を備え得る。例えば、例示的なマスク構成要素810のマスク外部シェル812は、マスク通気面815によって部分的に画定され得る。様々な実施形態では、マスク通気面815は、マスク構成要素810のサンプリングチャネル814が(例えば、デバイス本体820の上側プランジャ構成要素において)デバイス本体820に取り付けられている例示的な状況において、マスク通気面815が、デバイス本体820から離れた距離に位置付けられていることにより、デバイス本体820の排気出口から(例えば、本明細書に記載される上側プランジャ構成要素のプランジャヘッド要素の開口部/ベントポートから)分注されたエアロゾル除去サンプルの少なくとも一部分が中を通って周囲環境中に排気され得る、マスク構成要素810とデバイス本体820との間の開口部(例えば、アダプタ通気開口部)を提供するように、構成され得る。図12A及び図12Bに更に示されるように、例示的なマスク構成要素810は、マスク構成要素810のマスク排気面1215が、デバイス本体820の外面1226(例えば、空気サンプルが通過して排気出口を通して分注されるエアロゾル収集デバイス800の外面)から離れた垂直距離に位置付けられていることにより、外面1226から分注されたエアロゾル除去サンプルの少なくとも一部分が中を通して周囲環境中に排気され得る通気開口部1230を提供するように、構成され得る。本明細書に記載されるように、エアロゾル収集デバイス800から分注される前に、サンプルは、ベントチャネルに沿って、かつ上側プランジャ構成要素のフィルタ要素を通って移動し得る。したがって、エアロゾルは、周囲環境に解放される前に、フィルタ要素によってサンプルから除去され得る。
上記の説明は、マスク排気面1215によって少なくとも部分的に画定される通気開口部1230の例を提供するが、本開示の範囲は、上記の説明に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、通気開口部1230は、例示的なマスク構成要素810のアダプタ通気要素として具現化され、アダプタ通気要素は、エアロゾル収集デバイス800からアダプタ通気チャネルを介して周囲環境に排気される空気サンプルの送達を容易にするように、エアロゾル収集デバイス800の排気出口と周囲環境との間に延在する空気流路を少なくとも部分的に画定するように構成された1つ以上のチューブ状チャネルを備え得る。
上記の説明は、サンプル移送アダプタの実施例を例示的なマスク構成要素810として提供するが、本開示の範囲は、上記の説明に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、サンプル移送アダプタは、サンプリングトンネル、サンプリングフード及び/又は他のデバイスなどであるが、これらに限定されないものとして、具現化され得る。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、生体サンプルを提供することができる鼻腔拭いの形態であり得る。
例えば、図13A及び図13Bに示されるように、例示的なエアロゾル収集デバイス1300は、サンプリングトンネル1310として具現化されたサンプル移送アダプタを備え得る。様々な実施形態では、サンプリングトンネル1310は、例えば、ユーザからサンプルを受容するように構成されたサンプル入口1311と、受容されたサンプルをサンプル入口1311からデバイス本体1320(サンプリングトンネル1310が取り付けられ得る)に送達するように構成されたサンプリングトンネル本体1312と、を有するチューブ状構造の形態であり得る。例えば、サンプリングトンネル本体1312は、チューブ形状であり、及び/又は空気を通過させる中空部分を中心に備え得る。いくつかの実施形態では、サンプリングトンネル1310は、呼気ストローとして具現化され得る。したがって、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、サンプリングトンネル1310を介してデバイス本体例1320の中に投与され得る。
様々な実施形態では、サンプリングトンネル1310は、上述した例示的なマスク構成要素810のものと少なくとも実質的に同様の手段を介して、例示的なデバイス本体1320に取り付けられるように構成され得る。更に、様々な実施形態では、例示的なサンプリングトンネル1310は、サンプリングトンネル1310に結合されたデバイス本体1320の排気出口から(例えば、本明細書に記載される上側プランジャ構成要素のプランジャヘッド要素の開口部/ベントポートから)分注されるある体積の空気が、周囲環境流に流れることを可能にするように構成された1つ以上のアダプタ通気要素を備え得る。例えば、サンプリングトンネル1310は、サンプリングトンネル通気面1315を備え得る。様々な実施形態では、サンプリングトンネル通気面1315は、本明細書に記載されるように、サンプリングトンネル1310がデバイス本体1320に取り付けられている例示的な状況において、サンプリングトンネル通気面1315が、デバイス本体1320から離れた距離に位置付けられていることにより、デバイス本体1320 1320の排気出口から(例えば、本明細書に記載される上側プランジャ構成要素のプランジャヘッド要素の開口部/ベントポートから)分注されたエアロゾル除去サンプルの少なくとも一部分が中を通して周囲環境中に排気され得る、サンプリングトンネル1310とデバイス本体1320との間に開口部(例えば、アダプタ通気開口部)を提供するように、構成され得る。図13A及び図13Bに示されるように、例示的なサンプリングトンネル1310は、サンプリングトンネル通気面1315がデバイス本体1320の外面1326(例えば、空気サンプルが通過して排気出口を通して分注されるデバイス本体1320の外面)から離れた垂直距離に位置付けられていることにより、外面1326から分注されたエアロゾル除去サンプルの少なくとも一部が中を通して周囲環境中に排気され得るアダプタ通気開口部1330を提供するように、構成され得る。
別の実施例として、図14A及び図14Bは、サンプリングフード1410として具現化されるサンプル移送アダプタを備える例示的なエアロゾル収集デバイス1400を示す。様々な実施形態では、サンプリングフード1410は、例えば、ユーザからサンプルを受容するように構成されたサンプル入口1411を有するサンプリングチャネル1414を画定し得る。サンプリングチャネル1414は、サンプル入口1411から受容されたサンプルをサンプリングチャネル1414が取り付けられ得るデバイス本体1420に送達するように構成されたチューブ状構造として具現化され得る。例えば、サンプリングチャネル1414は、チューブ構造であり、及び/又は空気を通過させる中空部分を中心に備え得る。様々な実施形態では、サンプリングチャネル1414は、サンプリングチャネル出口1416を更に備えることができ、サンプリングチャネル出口1416を通して、サンプリングチャネル1414の中空内部に沿って移動するサンプルが、サンプリングチャネル出口1416から分注され得る。例えば、サンプリングフード出口1417は、サンプル入口1411に対してサンプリングチャネル1414のチューブ状構造の反対側の端部に位置付けられたオリフィスによって画定され得る。様々な実施形態では、サンプリングフード1410によって受容された空気のサンプルは、サンプリングフード1410から、サンプリングチャネル出口1416を介してエアロゾル収集デバイス1400の流体下流構成要素(例えば、デバイス本体1420の流れチャネル)に分注され得る。
様々な実施形態では、サンプリングフード1410は、上述した例示的なマスク構成要素810及び/又はサンプリングトンネル1310のものと少なくとも実質的に同様の手段を介して、例示的なデバイス本体1420に取り付けられるように構成され得る。更に、様々な実施形態では、例示的なサンプリングフード1410は、サンプリングフード1410に結合されたデバイス本体1420の排気出口から分注されたある体積の空気を、サンプリングフード1410に流体接続された下流環境中に流すことを可能にするように構成された1つ以上のアダプタ通気要素を備え得る。例えば、サンプリングフード1410は、サンプリングフード1410のフード内部キャビティ1413を少なくとも部分的に画定する実質的に中空のシェルハウジングとして具現化されるフードカバー1412を備え得る。例えば、サンプリングフード1410のフード内部キャビティ1413は、フードカバー1412の中空構成によって画定される、フードカバー1412内の内部容積の少なくとも一部分を含み得る。様々な実施形態では、サンプリングフード1410は、フード内部キャビティ1413内に受容されたサンプルが、サンプリングフード1410から分注されるように通って流れ得るサンプリングフード出口1417を備え得る。例えば、サンプリングフード出口1417は、フード内部キャビティ1413内の空気サンプル(例えば、デバイス本体1420から分注されたサンプル)がサンプリングフード出口1417を通って下流環境(例えば、流れチャネル)に流れ得るように、フード内部キャビティ1413をサンプリングフード出口1417に接続された下流環境に流体接続するように構成されたフードカバー1412を貫いて延在するオリフィスであり得る。
様々な実施形態では、フード内部キャビティ1413は、デバイス本体1420の排気出口から分注されたある体積の空気を受容するように構成され得る。例えば、サンプリングフード1410がデバイス本体1420に取り付けられている(例えば、サンプリングチャネル1414の遠位端における取り付け手段を介して)例示的な状況では、フード内部キャビティ1413は、デバイス本体1420の排気出口から分注されたサンプルを受容するように構成され得る。図14A及び図14Bに示されるように、フードカバー1412は、デバイス本体1420の面と係合するように構成されたフードカバー封止面1415を備えることにより、フードカバー封止面1415に沿って、サンプリングフード1410とデバイス本体1420との間に少なくとも実質的に気密封止を生成し得る。例えば、サンプリングフード1410は、サンプリングフード1410のサンプリングチャネル1414が(例えば、デバイス本体1420の上側プランジャ構成要素において)デバイス本体1420に取り付けられている例示的な状況において、フードカバー封止面1415が、デバイス本体1420の1つ以上の外面1426(例えば、空気サンプルが通過してベントチャネルを通して分注されるデバイス本体1420の外面)に物理的に係合されて、デバイス本体1420の1つ以上の外面1426の周りに、封止された周囲を提供するように、構成され得る。フードカバー封止面1415は、(例えば、外面1426の周りに配置された1つ以上のベントチャネルを介して)デバイス本体1420から分注されたサンプルが、サンプリングフード1410の少なくとも一部分(例えば、サンプリングフード出口1417)を通過せずに周囲環境中に直接流れることを防止するように構成され得る。例えば、図14Bに示されるように、サンプリングフード1410は、フードカバー封止面1415によって提供される封止された周囲が、デバイス本体1420の1つ以上のベントチャネルの1つ以上の出口の各々を取り囲む(例えば、本明細書に記載される上側プランジャ構成要素のプランジャヘッド要素の1つ以上の開口部/ベントポートを取り囲む)ように外面1426に沿って延在するように、デバイス本体1420に取り付けられ得る。そのような例示的な構成では、サンプリングフード1410は、デバイス本体1420から(例えば、1つ以上のベントチャネルを介して)分注されるサンプルの全体が、フード内部キャビティ1413によって受容され、かつサンプリングフード出口1417に向けて導かれるように、構成され得る。
様々な実施形態では、サンプリングフード出口1417に少なくとも実質的に隣接するフードカバー1412の一部分は、1つ以上の下流環境を画定する1つ以上の外部構成要素に機械的に取り付けるように構成され得る。例えば、フードカバー1412は、下流で制御される環境を、下流で制御される環境にサンプリングフード出口1417を流体接続するために画定する外部構成要素に機械的に取り付けるように構成され得る。そのような例示的な状況では、サンプリングフード出口1417は、デバイス本体1420からフード内部キャビティ1413内に分注されたサンプルが、サンプリングフード出口1417を通って下流で制御される環境に更に流れ得るように、フード内部キャビティ1413を下流で制御されるものに流体接続するように構成され得る。様々な実施形態では、制御される環境は、例えば、既知の圧力、温度、体積、エアロゾル組成物などのような1つ以上の事前定義された環境条件を呈し得る。例えば、サンプリングフード出口1417の下流に配設された制御される環境を利用して、制御される環境においてデバイス本体1420から分注される空気のサンプルの実験、観察及び/又は分析を可能にし得る。
本開示の様々な実施形態は、呼気エアロゾル収集などであるがこれに限定されないサンプル収集における技術的利点及び利益を提供し得る。上述したように、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例は、緩衝液を備え得る。いくつかの実施形態では、緩衝液は、特定の後続の病原体検出技術に合わせて調整され得る。
被験物が鼻腔拭いで収集される場合、拭いから液体培地に病原体を抽出するための中間ステップが必要である。液体培地は、緩衝液であってもよいが、培地の正確な構成は、サンプルの目下の計画に応じて異なる。例えば、サンプルが郵便によって転送されるか、又は分析前に格納される場合、安定化培地を使用することができる。サンプルが直ちに(例えば、2、3時間以内に)分析される場合、培地は、PCR型アッセイのRNA/DNAコンテキストを抽出及び保存することを意図された化学物質を含有することができる。
本開示の実施例によれば、エアロゾル収集デバイスを実装することは、鼻腔拭いの必要性を排除することができ、エアロゾル収集デバイスの物理は、液体培地の追加の化学成分によって影響されない。例えば、特定の下流分析のための特定の液体培地を緩衝液として使用することができる。本開示の様々な実施形態は、被験物収集ステップを病原体抽出ステップと組み合わせてもよく、このことは、追加の作業を節約し、被験物の汚染のリスクを低減し得る。いくつかの実施形態では、単一のエアロゾル収集デバイスのカプセル構成要素のセットに異なる液体を格納することができ、これにより、液体は、使用時に組み合わされ、かつ反応し得る。
図15A、図15B、図15C及び図15Dは、本開示の様々な実施例による、カプセル構成要素例1500の図例を示す。特に、図15Aは、カプセル構成要素例1500の上面図例を示す。図15Bは、カプセル構成要素例1500の下面図例を示す。図15Cは、カプセル構成要素例1500の斜視図例を示す。図15Dは、カプセル構成要素例1500の別の斜視図例を示す。
図15A、図15B、図15C及び図15Dに示されるカプセル構成要素例1500に示されるように、カプセル構成要素例1500は、ホルダ要素1501及びキャップ要素1503を備える。
いくつかの実施形態では、緩衝液は、キャップ要素1503によってホルダ要素1501内に気密封止される。例えば、ホルダ要素1501は、ホルダ要素1501の下面1505上に開口部を有するキャビティを画定する。いくつかの実施形態では、緩衝液は、ホルダ要素1501によって画定されるキャビティ内に配設されている。いくつかの実施形態では、キャップ要素1503は、ホルダ要素1501の下面1505上の開口部を封止する。
いくつかの実施形態では、キャップ要素1503は、化学糊などであるがこれに限定されない化学接着剤を介してホルダ要素1501に取り付けられている。いくつかの実施形態では、キャップ要素1503は、他の手段を介してホルダ要素1501に取り付けられている。
ここで図15C及び図15Dを参照すると、ホルダ要素1501は、ハンドル部分1507及び本体部分1509を備え得る。図15C及び図15Dに示される実施例では、本体部分1509は、緩衝液を格納する。いくつかの実施形態では、ハンドル部分1507は、本体部分1509の上面から延在する。
いくつかの実施形態では、ハンドル部分1507は、開口部1511を画定し得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスが使用された後、開口部1511と係合するフック(六角キーなど)を使用して、カプセル構成要素1500をエアロゾル収集デバイスから引き出し得る。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例は、1つ以上のカプセル構成要素を備え得る。例えば、エアロゾル収集デバイス例は、第1の緩衝液を格納している第1のカプセル構成要素と、第2の緩衝液を格納している第2のカプセル構成要素と、を備え得る。いくつかの実施形態では、第1の緩衝液は、第2の緩衝液と同じである。いくつかの実施形態では、第1の緩衝液は、第2の緩衝液とは異なる。
例えば、第1の緩衝液及び/又は第2の緩衝液は、サンプルから収集された遺伝的タンパク質を抽出及び/又は保存する化学物質を含有し得る。いくつかの実施形態では、第1の緩衝液及び/又は第2の緩衝液は、収集されたサンプルの下流分析を支援し得る化学物質を含有し得る。いくつかの実施形態では、第1の緩衝液及び第2の緩衝液は、第1の緩衝液及び第2の緩衝液が解放されるときに組み合わさり、反応し得る。いくつかの実施形態では、緩衝液は、ヒト細胞と同様のpHレベル及びイオン濃度レベルを有し得る。そのような実施形態では、緩衝液は、生体サンプルを保存する流体である。
いくつかの実施形態では、緩衝液例は、生体細胞又はタンパク質と相互作用して、標的細胞又はタンパク質の存在を示す色変化又は他の特性変化のいずれかを生成することとなる2つの試薬を含み得る。追加的又は代替的に、カプセル構成要素は、下流分析のために生体要素を標的とする陽性対照及び陰性対照の緩衝液を収容し得る。例えば、いくつかの緩衝液は、サンプル中に標的ウイルスがいる場合、生体要素を識別及び/又は検出するのを支援し得る。追加的又は代替的に、いくつかの緩衝液は、サンプル中に標的ウイルスがいない場合、生体要素を識別及び/又は検出するのを支援し得る。いくつかの実施形態では、いくつかの要素は、同じ陽性対照及び/又は陰性対照を含有することができ、したがって、カプセル構成要素は、異なる溶液を収容し得る。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素は、0.7ミリリットルの緩衝液を格納し得る。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素は、0.7ミリリットル未満又は0.7ミリリットルよりも多い緩衝液(例えば、およそ0.1ミリリットル)を格納し得る。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例は、以下の3つのカプセル構成要素を備え得る:第1のカプセル構成要素、第2のカプセル構成要素及び第3のカプセル構成要素。いくつかの実施形態では、第1のカプセル構成要素、第2のカプセル構成要素及び第3のカプセル構成要素の各々内に格納された緩衝液は、同じである。いくつかの実施形態では、第1のカプセル構成要素、第2のカプセル構成要素及び第3のカプセル構成要素の各々内に格納された緩衝液のうちの2つは、同じである。いくつかの実施形態では、第1のカプセル構成要素、第2のカプセル構成要素及び第3のカプセル構成要素の各々内に格納された緩衝液は、異なる。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例は、3つ未満又は3つよりも多いカプセル構成要素を備え得る。
図16は、本開示の実施形態例による、カプセル抽出本体要素例1602の少なくとも一部分の図例を示す。図16に示される実施例では、カプセル抽出本体要素1602は、カプセル抽出本体要素1602の上面1604上に位置付けられた突出部1606を備える。
図17A及び図17Bは、本開示の実施形態例による、カプセル構成要素例1701及びカプセル抽出本体要素例1703の少なくとも一部分の図例を示す。
上述したように、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例は、カプセル抽出本体要素1703及び少なくとも1つのカプセル構成要素(例えば、カプセル構成要素1701)を備え得る。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素1701は、上述したように、緩衝液を格納する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素1701は、カプセル抽出本体要素1703上に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、内側側方面1713を有する容器構成要素1711を備える。いくつかの実施形態では、容器構成要素1711は、容器構成要素1711の内側側方面1713上に配設された少なくとも2つの鉛直隆起要素を備える。図17Aに示される実施例では、容器構成要素例1711は、第1の鉛直隆起要素1715及び第2の鉛直隆起要素1717を備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々の少なくとも一部分は、少なくとも2つの鉛直隆起要素間に位置付けられている。図17Aに示される実施例では、カプセル構成要素1701のハンドル部分1719は、第1の鉛直隆起要素1715と第2の鉛直隆起要素1717との間に位置付けられている。したがって、いくつかの実施形態では、第1の鉛直隆起要素1715及び第2の鉛直隆起要素1717は、カプセル構成要素1701の位置を固定し、カプセル構成要素1701が容器構成要素1711の内側側方面1713に沿って摺動するのを防止する。
いくつかの実施形態では、容器構成要素1711は、容器構成要素1711の内側側方面1713上に配設された少なくとも1つの水平隆起要素(例えば、水平隆起要素1721)を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素の各々の少なくとも上面は、少なくとも1つの水平隆起の上面と同じ平面上にある。図17Aに示される実施例では、カプセル構成要素1701の上面(例えば、カプセル構成要素1701のハンドル部分1719の上面)は、水平隆起要素1721の上面と同じ平面上にある。
図17Bに示される実施例では、カプセル抽出本体要素1703は、カプセル抽出本体要素1703の上面から延在する突出部1705を備える。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素1701のキャップ要素1707は、突出部1705の上に位置付けられている。突出部1705は、カプセル抽出本体要素1703の上面から延在するため、キャップ要素1707の一部分のみが、カプセル抽出本体要素1703の突出部1705と接触し、空隙1709は、カプセル抽出本体要素1703の上面(突出部1705以外)と、カプセル構成要素1701のキャップ要素1707と、の間に形成されている。
本開示の様々な実施形態は、様々な技術的利点及び利益を提供し得る。例えば、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例は、少なくとも1つのカプセル構成要素を備え得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル構成要素が、エアロゾル収集デバイスの動作中に係合及び穿刺されて、使用時にフィルタ構成要素に液体挿入を提供し、このことは、液体挿入を時期尚早に提供することを防止することができ、エアロゾル収集デバイスの貯蔵寿命を延ばすことができる。
図18A及び図18Bは各々、本開示の実施形態例による、カプセル構成要素例の少なくとも一部分及び/又は上側プランジャ構成要素例の一部分を示す。特に、図18Aは、上側プランジャ構成要素例1803の下部分、及びカプセル構成要素1801の上部分を示す。図18Bは、カプセル構成要素1801の下部分、及びカプセル抽出本体要素1805の上部を示す。
上述したように、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例は、少なくとも1つのカプセル構成要素及び上側プランジャ構成要素を備え得る。図18A及び図18Bに示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例は、少なくともカプセル構成要素1801及び上側プランジャ構成要素1803を備え得る。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素1801は、緩衝液を格納する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素1801の上面は、図18Aに示されるように、上側プランジャ構成要素1803の下面(例えば、少なくとも1つの脚部分の下面)と接触している。
上述したように、カプセル構成要素1801は、ホルダ要素1807及びキャップ要素1809を備え得る。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素1801のホルダ要素1807は、カプセル構成要素1801の下面上に開口部を有し、かつ緩衝液を格納するキャビティを画定する。いくつかの実施形態では、キャップ要素1809は、ホルダ要素1807の開口部を封止する。
いくつかの実施形態では、キャップ要素1809の少なくとも一部分は、カプセル抽出本体要素1805と接触している。例えば、キャップ要素1809の一部分は、カプセル抽出本体要素1805の突出部1813と接触しており、上述したものと同様に、キャップ要素1809とカプセル抽出本体要素1805の上面との間に、空隙1811が形成されている。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素1803は、カプセル構成要素1801のホルダ要素の上面(例えば、ホルダ要素のハンドル部分の上面)と接触している。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素1803の上面に、鉛直方向下向きの力を作用させ得る。鉛直力は、例えば、限定されないが、上述したように、エアロゾル収集デバイスを上側プランジャ構成要素1803に接続することによってトリガされ得る。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素1803の上面に作用する鉛直方向下向きの力を受けることに応答して、上側プランジャ構成要素1803は、鉛直方向下向きの力をカプセル構成要素1801に伝達し、かつカプセル構成要素1801の鉛直移動を引き起こすように構成されている。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素1801の鉛直移動により、カプセル抽出本体要素1805(例えば、突出部1813)がカプセル構成要素1801のキャップ要素1809を破砕する。キャップ要素1809が破砕された後、カプセル構成要素1801のホルダ要素1807に格納された緩衝液は、カプセル抽出本体要素1805上に流れる。いくつかの実施形態では、キャップ要素1809は、ポリプロピレン(例えば、キャップ要素1809は、ポリプロピレンフィルムの形態であり得る)などであるが、これに限定されない材料を含み得る。追加的又は代替的に、キャップ要素1809は、他の材料を含んでもよい。
図19及び図20は各々、本開示の実施例による、緩衝液が解放された後のエアロゾル収集デバイス例の少なくとも一部分の図例を示す。
ここで図19を参照すると、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例1900の断面図例が示されている。
図19に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例1900は、エアロゾル収集デバイス例1900の内側側方面1909上に配設された第1の鉛直隆起要素1901及び第2の鉛直隆起要素1903を備える。上述したように、カプセル構成要素1902のホルダ要素のハンドル部分は、第1の鉛直隆起要素1901と第2の鉛直隆起要素1903との間に位置付け及び固定され得る。図19に示す実施例では、上側プランジャ構成要素1911の上面に鉛直方向下向きの力を作用させると、上側プランジャ構成要素1911の脚部分1907は、第1の鉛直隆起要素1901と第2の鉛直隆起要素1903との間で下向きに移動し、カプセル構成要素1905のホルダ要素のハンドル部分を押して、下向きに移動する。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素のキャップ要素がカプセル抽出本体要素(例えば、カプセル抽出本体要素の上面上の突出部)によって破砕された後、カプセル構成要素は、カプセル抽出本体要素によって停止するまで下向きに移動する。図19に示される実施例では、カプセル構成要素1902は、カプセル抽出本体要素1904によって少なくとも部分的に停止される。この状態では、カプセル抽出本体要素1904は、少なくとも部分的に、カプセル構成要素1902(緩衝液が以前に格納された場合)のキャビティ内にある。
上述したように、本開示の実施例によれば、フィルタ構成要素は、エアロゾル収集デバイス例の容器構成要素のカプセル抽出本体要素に隣接して位置付けられている。ここで図20を参照すると、エアロゾル収集デバイス例2000の少なくとも一部分の断面図例が示されている。
図20に示される実施例では、フィルタ構成要素2002は、カプセル抽出本体要素2004に隣接して位置付けられている。鉛直方向下向きの力を受けた後、上側プランジャ構成要素2008は、カプセル構成要素2006を下向きに押し、カプセル抽出本体要素2004にカプセル構成要素2006の封止構成要素を破砕させ、緩衝液をカプセル構成要素2006から解放させる。フィルタ構成要素2002は、カプセル抽出本体要素2004に隣接して位置付けられているため、緩衝液は、フィルタ構成要素2002へ流れ、フィルタ構成要素2002を湿潤させる。
したがって、本開示の実施例によれば、エアロゾル収集デバイスを動作させるための方法例が提供される。いくつかの実施形態では、方法例は、上側プランジャの上面に鉛直方向下向きの力を作用させて、少なくとも1つのカプセル構成要素からフィルタ構成要素に緩衝液溶液を解放させることを含む。上述したように、方法例は、フィルタ構成要素にサンプルを提供すること(例えば、限定されないが、ユーザが本明細書に記載されるサンプル移送アダプタを通してエアロゾル収集デバイスに咳をすること)を更に含み得る。
上述したように、本開示の実施形態例は、様々な技術的利点及び利点を提供する。例えば、本開示の実施形態例は、サンプルからエアロゾルを収集するための流れチャネルを画定することができ、及び/又はエアロゾル収集デバイスからサンプルを排出するためのベントチャネルを画定することができるエアロゾル収集デバイスを提供する。
図21は、本開示の実施例による、上側プランジャ構成要素例2101の少なくとも一部分、及びカプセル構成要素例2103の少なくとも一部分を示す。
図21に示される構成例では、上側プランジャ構成要素2101の下面は、カプセル構成要素2103の上面と接触している。例えば、上側プランジャ構成要素2101の脚部分2111の下面は、カプセル構成要素2103の上面と接触している。上述したように、上側プランジャ構成要素例2101は、上側プランジャ構成要素例2101の上面に作用する鉛直方向下向きの力を受け得る。鉛直方向下向きの力は、上側プランジャ構成要素例2101を、容器構成要素の内側側方面2109上に配設された第1の鉛直隆起要素2105と第2の鉛直隆起要素2107との間で下向きに移動させ得る。鉛直方向下向きの力は、カプセル構成要素2103のキャップ要素を更に破砕させ、緩衝液をカプセル構成要素2103から解放し得る。
上述したように、第1の鉛直隆起要素2105及び第2の鉛直隆起要素2107は、少なくとも1つの鉛直ロック隆起要素及び少なくとも1つの鉛直停止隆起要素を備え得る。ここで図22を参照すると、本開示の実施例による、容器構成要素例の内側側方面2208上に位置付けられた隆起要素例が示されている。
図22に示される実施例では、鉛直ロック隆起要素2202、鉛直停止隆起要素2204及び水平隆起要素2206が、容器構成要素の内側側方面2208上に配設されている。図22に示される実施例では、鉛直ロック隆起要素2202は、水平隆起要素2206に接続されており、及び水平隆起要素2206と直交する配置である。追加的又は代替的に、鉛直停止隆起要素2204は、水平隆起要素2206に接続されており、及び水平隆起要素2206と直交する配置である。
いくつかの実施形態では、鉛直ロック隆起要素2202は、90度未満の角度で内側側方面2208から延在する傾斜面を備え得る。いくつかの実施形態では、この角度は、45度である。いくつかの実施形態では、この角度は、51度である。いくつかの実施形態では、この角度は、他の値であってもよい。この角度は、鉛直ロック隆起要素2202が、上側プランジャ構成要素の脚部分の回転を停止する代わりに内側に偏向することを可能にする。言い換えれば、傾斜面は、上側プランジャ構成要素の脚部分が回転及び摺動して鉛直ロック隆起要素2202を越えることを可能にするが、脚部分が回転して鉛直ロック隆起要素2202を越えた後に、上側プランジャ構成要素の脚部分が逆回転するのを防止する。例えば、摺動して鉛直ロック隆起要素2202を越える前に、上側プランジャ構成要素は、上側プランジャ構成要素がカプセル構成要素と接触する第1の構成であり得る。摺動して鉛直ロック隆起要素2202を越えた後に、上側プランジャ構成要素は、上側プランジャ構成要素が下側プランジャ構成要素と接触する第2の構成であり得る。第1の構成及び第2の構成の詳細が、本明細書に更に記載されている。
いくつかの実施形態では、隆起要素2204は、各々が内側側方面2208との直交する配置を有する2つの側面鉛直停止を備え得る。いくつかの実施形態では、隆起要素2204は、2つの側面鉛直停止に接続され、かつ内側側方面2208と同じ曲率を有する上面を備える。いくつかの実施形態では、鉛直停止隆起要素2204は、内側側方面2208から90度未満の角度で延在する傾斜面を備えない。したがって、鉛直停止隆起要素2204は、上側プランジャ構成要素の脚部分が回転及び摺動して鉛直停止隆起要素2204を越えるのを防止する。
いくつかの実施形態では、鉛直ロック隆起要素2202の高さ(例えば、鉛直ロック隆起要素2202の最上点と、鉛直ロック隆起要素2202が突出する元の内側側方面2208上の点と、の間の距離)は、鉛直停止隆起要素2204の高さ(例えば、鉛直停止隆起要素2204の上面と、鉛直停止隆起要素2204の側面が突出する元の内側側方面2208と、の間の距離)未満(例えば、この半分)であり、これにより、上側プランジャ構成要素の脚部分は、摺動して鉛直ロック隆起要素2202を越えることができるが、鉛直停止隆起要素2204を越えないことができる。
追加的又は代替的に、鉛直ロック隆起要素2202の高さ(例えば、鉛直ロック隆起要素2202の最上点と、鉛直ロック隆起要素2202が突出する元の内側側方面2208上の点と、の間の距離)は、水平隆起要素2206の高さ(例えば、水平隆起要素2206の最上点と水平隆起要素2206が突出する元の内側側方面2208上の点と、の間の距離)未満(例えば、この半分)である。
図23及び図24は、上側プランジャ構成要素が回転した後のエアロゾル収集デバイス例の少なくとも一部分の図例を示す。
特に、図23は、上側プランジャ構成要素例2303の少なくとも一部分の断面図例を示す。図23に示される実施例では、上側プランジャ構成要素例2303の脚部分2301が、回転及び摺動して鉛直ロック隆起要素2305を越え、鉛直停止隆起要素2307で停止している。例えば、ユーザは、上側プランジャ構成要素のプランジャヘッド要素を回転させることができ、当該プランジャヘッド要素は、上側プランジャ構成要素例2303の脚部分2301を回転させる。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素2303の脚部分2301の回転及び摺動は、水平隆起要素2206によって鉛直方向に制限される。いくつかの実施形態では、水平隆起要素2206は、脚部分2301(及び上側プランジャ構成要素2303)が鉛直方向上向きに動くのを防止する。
図24は、上側プランジャ構成要素2401が回転された後のエアロゾル収集デバイス例2400の断面図例を示す。
上述したように、上側プランジャ構成要素2401の脚部分2403は、鉛直停止隆起要素2405によって更なる回転から停止される。図24に示される構成では、上側プランジャ構成要素2401の下面(例えば、脚部分2403の下面)は、下側プランジャ構成要素2409のプランジャ支持翼2407の上面と接触している。
したがって、本開示の実施例は、下側プランジャ構成要素及び上側プランジャ構成要素を備えるエアロゾル収集デバイス例を提供し得る。上述したものと同様に、下側プランジャ構成要素は、複数のプランジャ支持翼を備えることができ、複数のプランジャ支持翼の各々は、複数のカプセル構成要素のうちの2つの間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素は、回転力(例えば、ユーザが上側プランジャ構成要素のプランジャヘッド要素を回転させる)によってトリガされて、第1の構成から第2の構成に変わるように構成されている。言い換えれば、(第1の構成で開始し得る)上側プランジャ構成要素は、回転され、第2の構成に到達し得る。
第1の構成(例えば、図21に示される)では、上側プランジャ構成要素の下面は、複数のカプセル構成要素の各々の上面と接触している。例えば、少なくとも1つの脚部の下面は、複数のカプセル構成要素の各々の上面と接触している。
上述したように、いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素及び上側プランジャ構成要素は、容器構成要素の内側側方面上に配設された少なくとも1つの鉛直ロック隆起要素及び少なくとも1つの鉛直停止隆起要素を有する容器構成要素内に収容されている。いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素上の回転力は、少なくとも1つの脚部分の少なくとも一部分を(第1の構成から)回転させて少なくとも1つの鉛直ロック隆起要素を越えさせ、少なくとも1つの鉛直停止隆起要素で停止させる(及び第2の構成に到達させる)。
第2の構成(例えば、図24に示される)では、上側プランジャ構成要素の下面は、下側プランジャ構成要素の複数のプランジャ支持翼の各々の上面と接触している。例えば、少なくとも1つの脚部分の下面は、複数のプランジャ支持翼の各々の上面と接触している。
したがって、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイスを動作させるための方法例が提供される。方法例は、上側プランジャ構成要素に回転力を作用させて、上側プランジャ構成要素を第1の構成から第2の構成に変えることを含み得る。いくつかの実施形態では、方法例は、回転力を作用させた後に上側プランジャの上面に鉛直力を作用させることを更に含み、その詳細が、少なくとも図25~図29Bに関連して説明されている。
図25は、本開示の実施例による、チューブ構成要素例2503及び上側プランジャ構成要素例2501を示す分離図例を示す。特に、図25は、本開示の実施例による、チューブ構成要素例2503と上側プランジャ構成要素例2501との間の例示的な構造的関係を示す。
図25に示される実施例では、チューブ構成要素2503のパイプ要素2505の上部分は、上側プランジャ構成要素2501の中央環部分2507内に位置付けられている。
組み立てられたエアロゾル収集デバイス例において、上側プランジャ構成要素2501の上面に鉛直力を作用させると、チューブ構成要素2503のベントブラフ環要素2513の少なくとも一部分が、上側プランジャ構成要素2501の中央環部分2507と上側プランジャ構成要素2501の中間環部分2509との間の間隙2511に入る。図25に示される実施例では、ベントブラフ環要素2513は、少なくとも1つの開口部2515を備える。
図26A、図26B及び図26Cは各々、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例2600の少なくとも一部分を示す。
図26Aに示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例2600は、上側プランジャ構成要素2602及びチューブ構成要素2604を備える。上述したものと同様に、上側プランジャ構成要素2602は、中央環部分2606及び中間環部分2608を備える。図26Aに示される実施例では、中央環部分2606は、中間環部分2608内に配設されており、中央環部分2606と中間環部分2608との間に間隙を形成する。
いくつかの実施形態では、チューブ構成要素2604は、ベントブラフ環要素2605を備える。いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素2602の中央環部分2606の少なくとも一部分は、チューブ構成要素2604のベントブラフ環要素2605内に、かつベントブラフ環要素2605と接触して位置付けられている。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素2602は、中央ボア2612を画定するプランジャヘッド要素2610を備える。いくつかの実施形態では、チューブ構成要素2604は、中央環部分2606内に少なくとも部分的に位置付けられ、かつ中央ボア2612に接続されており、エアロゾル収集デバイス2600にサンプルを受容するための流れチャネルの一部分を形成する、パイプ要素2614を備える。
例えば、サンプルは、(サンプル移送アダプタから)中央ボア2612を通ってエアロゾル収集デバイス2600に入ることができ、パイプ要素2614を通って移動することができ、下向きに移動して弁構成要素2616を越えることができ、弁支持環要素2618内に到達することができる。図26Aの破線矢印2620は、流れチャネルにおけるサンプルの流れの方向例を示す。例えば、流れチャネルは、少なくとも中央ボア2612、パイプ要素2614(弁構成要素2616とパイプ要素2614の内側表面との間の間隙を含む)、及び弁支持環要素2618によって画定される部分を備え得る。そのような実施例では、サンプルは、中央ボア2612、パイプ要素2614(弁構成要素2616とパイプ要素2614の内側表面との間の隙間を含む)を通って移動し、弁支持環要素2618内に到達し得る。いくつかの実施形態では、サンプルは、フィルタ構成要素2622において緩衝液と相互作用し得る。例えば、ユーザがサンプル移送アダプタに空気を吹き込むと、空気は、流れチャネルを通って緩衝液中に移動し、1つ以上の気泡を形成する。
いくつかの実施形態では、サンプルは、ベントチャネルを通してエアロゾル収集デバイス2600から排出され得る。ベントチャネルは、チューブ構成要素2604の外側表面と下側プランジャ構成要素2630との間の少なくとも空間と、中央環部分2606と中間環部分2608との間の間隙と、によって画定される部分を備え得る。例えば、サンプル(例えば、空気)は、フィルタ構成要素2622からチューブ構成要素2604の外側表面と下側プランジャ構成要素2630との間の間隙に沿って、中央環部分2606と中間環部分2608との間の間隙に沿って、及びプランジャヘッド要素2610上の1つ以上の開口部/ポートを通ってエアロゾル収集デバイスの外へ、上向きに移動し得る。図26Aの破線矢印2624は、ベントチャネルにおけるサンプルのベント方向例を示す。
例えば、ユーザが、中央ボア2612に接続されたサンプル移送アダプタを通してエアロゾル収集デバイス2600の中に咳をするか、又はエアロゾル収集デバイス2600に空気を吹き込むことによって、エアロゾル収集デバイス2600にサンプルを提供すると、サンプルは、空気をフィルタ構成要素2622に誘導する流れチャネル内を流れることによって、エアロゾル収集デバイス2600を通って移動し、その後、ベントチャネルを通してエアロゾル収集デバイス2600から排出される。
図26B及び図26Cは各々、エアロゾル収集デバイス2600の少なくとも一部分の拡大図を示す。図26B及び図26Cに示される実施例では、ベントブラフ環要素2605の上面と中間環部分2608の下面との間に間隙があり、間隙は、サンプルがエアロゾル収集デバイス2600から排出されることを可能にするベントチャネルの一部である。更に、図26Cに示されるように、封止隆起2631は、中間環部分2608の内側表面上に配設され得る。いくつかの実施形態では、封止隆起2631は、リング形状と同様の形状であり得る。いくつかの実施形態では、封止隆起2631は、他の形状であってもよい。封止隆起2631は、上側プランジャ構成要素に鉛直方向下向きの力を作用させると、ベントチャネルを封止するように構成されており、その詳細が、本明細書に記載されている。
図27A及び図27Bは、流れチャネル及びベントチャネルに関連する上側プランジャ構成要素例2700の図例を示す。
上述したように、サンプルは、プランジャヘッド要素2705の中央ボア2703の開口部2701を通してエアロゾル収集デバイスに入り得る。サンプルは、流れチャネルの一部を形成するチューブ要素2709を通過し、その流れの方向が、図27Bの破線矢印2711によって示されている。
上述したように、中央環部分2715及び中間環部分2713は、サンプルを排出するためのベントチャネルの一部分を画定する。例えば、プランジャ本体要素2707の中央環部分2715と中間環部分2713との間の間隙の少なくとも一部分は、ベントチャネルの少なくとも一部を画定する。その後、サンプルは、プランジャヘッド要素2705のアパーチャ2717を通って移動し、開口部2719を通してエアロゾル収集デバイスを出る。上述したように、いくつかの実施形態では、フィルタ2721は、プランジャヘッド要素2705とプランジャ本体要素2707との間に配設され得る。図27Bにおいて、破線矢印2723は、ベントチャネルにおけるサンプルのベント方向を示す。
図28は、本開示の実施例による、チューブ構成要素例の少なくとも一部分及び上側プランジャ構成要素例の一部分の図例を示す。特に、図28は、上述したものに従って、上側プランジャ構成要素例の上面に回転力を作用させることに続いて、上側プランジャ構成要素の上面に鉛直方向下向きの力を作用させる際の、チューブ構成要素例と上側プランジャ構成要素例との間の構造的関係を示す。
図28に示される実施例では、中央環部分2802及び中間環部分2804は、鉛直方向下向きに移動することができ、ベントブラフ環要素2806は、中央環部分2802と中間環部分2804との間の間隙に入ることができる。ベントブラフ環要素2806が中央環部分2802と中間環部分2804との間の間隙に入ると、中間環部分2804の内側表面上の封止隆起2808は、ベントブラフ環要素2806の外側表面と接触し得る。封止隆起2808が動いてベントブラフ環要素2806上の開口部2810を越えると、封止隆起2808は、サンプルがベントチャネルを通って出ることができなくなり得るように、ベントチャネルを遮断及び封止する。いくつかの実施形態では、中央環部分2802は、中央環部分2802及び中間環部分2804が鉛直方向下向きに移動する際に、中央環部分2802が開口部2810を通してベントブラフ環要素2806とパイプ要素2820との間の空気を押し出すように、中間環部分2804よりも長い。
図29A及び図29Bは各々、本開示の実施例による、エアロゾル収集デバイス例2900の少なくとも一部分の断面図例を示す。
図29A及び図29Bに示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例2900は、少なくとも下側プランジャ構成要素2901を備える。示されるように、下側プランジャ構成要素2901の下面は、フィルタ構成要素2903と接触している。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例2900は、(例えば、上述したもののような第2の構成で)下側プランジャ構成要素2901の上面と接触している上側プランジャ構成要素2905を備える。したがって、上側プランジャ構成要素2905の上面に作用する鉛直力を受けることに応答して、上側プランジャ構成要素2905は、鉛直力を下側プランジャ構成要素2901に伝達し、かつ下側プランジャ構成要素2901の鉛直移動を引き起こすように構成されている。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素2901の鉛直移動により、フィルタ構成要素2903が圧搾され、その結果、収集されたエアロゾルを含む緩衝液がフィルタ構成要素2903から排出される。
更に、いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素2905は、チューブ構成要素2907のパイプ要素2911の少なくとも上部分が上側プランジャ構成要素2905の中央環部分2913内に収容される際に、チューブ構成要素2907に鉛直力を伝達するように構成されている。鉛直力は、チューブ構成要素2907を下向きに移動させ、弁構成要素2909をチューブ構成要素2907の中間部分と接触させ、それによって、流れチャネルを封止する。更に、少なくとも図28に関連して上述したように、鉛直力は、封止隆起2915を、チューブ構成要素2907のベントブラフ環要素2917に沿って下向きに移動させ、それによって、ベントチャネルを封止する。
したがって、いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素2905が第2の構成であるときに上側プランジャ構成要素2905の上面に鉛直方向下向きの力が加えられると、流れチャネル及びベントチャネルの両方が封止され、エアロゾル収集デバイス2900から緩衝液を抽出するための内圧を構築する。いくつかの実施形態では、動作中、ユーザがエアロゾル収集デバイスにサンプルを提供した後、キャップ要素は、エアロゾル収集デバイス例に固定される(例えば、上側プランジャ構成要素2905の上に固定される)。そのような実施形態では、上側プランジャ構成要素2905の上面に鉛直方向下向きの力を加えるために、ユーザは、鉛直方向下向きの力が上側プランジャ構成要素に加わり得るように、エアロゾル収集デバイス例から(例えば、上側プランジャ構成要素2905から)キャップ要素を取り外さなければならない。
ここで図30を参照すると、エアロゾル収集デバイス例3020の断面図例の一部分が示されている。
様々な実施形態では、例示的なエアロゾル収集デバイス3020は、上側プランジャ構成要素3007を備えるデバイス本体3026を備えることができ、サンプル移送アダプタ(例えば、マスク構成要素、サンプリングトンネル、サンプリングフード及び/又は同様のもの)のうちの1つ以上は、上側プランジャ構成要素3007に取り外し可能に固定され得る。図30に示される実施例では、例示的なエアロゾル収集デバイス3020は、上側プランジャ構成要素3007の概して中央部分を貫いて延在するオリフィスとして具現化された中央ボア3011を有する上側プランジャ構成要素3007を備え得る。いくつかの実施形態では、中央ボア3011は、サンプルが流れチャネルを通ってエアロゾル収集デバイス例3020に進入することを可能にし得る。様々な実施形態では、中央ボア3011は、サンプル移送アダプタをエアロゾル収集デバイス3020のデバイス本体3026に対して少なくとも部分的に固定するように、サンプル移送アダプタ(例えば、マスク構成要素、サンプリングトンネル、サンプリングフード及び/又は同様のもの)の少なくとも一部分を受容するように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、例示的なサンプル移送アダプタのサンプリングチャネルは、本明細書に記載されるように、サンプリングチャネルのサンプル出口からエアロゾル収集デバイス3020の中央ボア3011まで延在する空気流路が、少なくとも実質的に妨げられないままであり得るように、様々な手段を介して、例示的な上側プランジャ構成要素3007の中央ボア3011内に機械的に固定され得る。例えば、ユーザは、サンプル移送アダプタ(例えば、マスク構成要素の中に息を吐くことができ、サンプル(例えば、呼気)は、サンプル移送アダプタ(例えば、サンプリングチャネルのサンプル出口を通って)及び流れチャネルの中央ボア3011の両方を通過し得る。
様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス例3020は、上側プランジャ構成要素3007によって受容されたサンプルが、中央ボア3011を通って、流れチャネルの一部としてのデバイス本体3026の中央通路3017A及び3017Bへ流れ得るように、構成され得る。本明細書に更に詳細に記載されるように、いくつかの実施形態では、デバイス本体3026の中央通路3017A及び3017Bは、空気を通過させる、デバイス本体3026の少なくとも実質的に中心軸に沿って延在するチューブ状チャネルを備え得る。例えば、様々な実施形態では、中央通路3017A及び3017Bは、中央ボア3011を介してデバイス本体3026によって受容された空気のサンプルが(例えば、デバイス本体3026の内部部分の下面に向けて)エアロゾル収集デバイス3020の下部分に導かれ得るように、上側プランジャ構成要素3007とエアロゾル収集デバイス3020の下部分との間に延在する空気流路を画定し得る。様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3020の下部分(例えば、弁支持環要素内)は、呼気分析装置混合チャンバとして具現化され得る。
例えば、様々な実施形態では、例示的なエアロゾル収集デバイス3020の混合チャンバは、少なくとも弁支持環要素3024、サンプル分配環要素3023、フィルタ構成要素3005及び/又は同様のものを含む、例示的なエアロゾル収集デバイス3020の動的エアロゾル捕捉及び/又は収集されたサンプル抽出機能を可能にするように構成されたエアロゾル収集デバイス3020構成要素の少なくとも一部分を含み得る。本明細書に更に詳細に記載されるように、空気サンプルを受容し、かつサンプル内に存在するエアロゾルの少なくとも一部分を捕捉するように構成されたフィルタ構成要素3005は、エアロゾル収集デバイス3020の下部分(例えば、混合チャンバ)内に配設され得る。
様々な実施形態では、中央通路3017Bに沿って流れる空気サンプルは、弁構成要素3018とチューブ構成要素3050との間の間隙を通過することができ、次いで、デバイス本体の下部分内に配設された中央通路3017Bの末端を画定する弁支持環要素3024内に進入し得る。様々な実施形態では、弁支持環要素3024は、デバイス本体3026の中心軸に沿って中央通路3017Bに対して少なくとも実質的に同軸の構成で配置されたチューブ状チャネルを備え得る。弁支持環要素3024は、中央通路3017Bによって少なくとも部分的に画定される流れチャネルに沿って流れる空気サンプルを受容するように構成され得る。様々な実施形態では、例示的な弁支持環要素3024は、弁支持環要素3024の実質的に円筒状の側壁の端部部分の周りに環状に分布した1つ以上の出口を備え得る。例えば、図30~図31Bに示されるように、様々な実施形態では、中央通路の1つ以上の出口は、少なくとも実質的に均等な環状分布で弁支持環要素3024によって受容されたサンプルを分注するように集合的に構成された複数の出口を備え得る。
様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3020は、弁支持環要素3024の1つ以上の出口3031から分注されたサンプルがサンプル分配環要素3023に提供され得るように、構成され得る。様々な実施形態では、サンプル分配環要素3023は、サンプルがエアロゾル収集デバイス3020のフィルタ構成要素3005に向かって半径方向外向き方向に移動するときに、空気サンプルの少なくとも実質的に均等な環状分布を更に容易にするように構成され得る。本明細書に記載されるように、サンプル分布環要素3023は、サンプル分配環要素3023の外部の周囲に環状に位置付けられたフィルタ構成要素3005全体を通して、サンプルの少なくとも実質的に均一な環状分布を容易にし得る。様々な実施形態では、サンプル分配環要素3023は、サンプル分配環要素側壁3025を備え得る。サンプル分配環要素3023のサンプル分配環要素側壁3025は、サンプル分配環要素側壁3025の中空中心部分内の内部容積として具現化された内部チャンバキャビティを少なくとも部分的に画定し得る。様々な実施形態では、サンプル分配環要素3023は、サンプル分配環要素側壁3025の中心軸が、例えばデバイス本体3026の中心軸を中心とする中心位置におけるなど、弁支持環要素3024に対して少なくとも実質的に同軸であるように、デバイス本体3026内に位置付けられ得る。そのような例示的な構成では、サンプル分配環要素側壁3025が弁支持環要素3024の少なくとも一部分を取り囲み得るように、サンプル分配環要素側壁3025は、少なくとも部分的に、弁支持環要素3024の外径よりも少なくとも実質的に大きい内径によって画定され得る。例えば、エアロゾル収集デバイス3020は、サンプル分配環要素側壁3025の内側表面が、2つの同軸構成要素の中心軸に対して半径方向に画定される間隙によって弁支持環要素3024の外面から分離されるように構成され得る。例えば、様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025と弁支持環要素3024の外部との間の半径方向の間隙は、サンプル分配環要素側壁3025の長さの少なくとも一部分全体にわたって少なくとも実質的に均一な距離(例えば、サンプル分配環要素側壁3025の中心軸に平行な長さ方向で測定される)を含み得る。一例として、サンプル分配環要素側壁3025と弁支持環要素3024の外部との間の半径方向の間隙は、サンプル分配環要素側壁3025の少なくとも環状部分全体にわたって少なくとも実質的に均一な半径方向距離(例えば、サンプル分配環要素側壁3025の中心軸を中心とする環状で測定される)によって画定され得る。
様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025と弁支持環要素3024の外部との間の半径方向の間隙は、サンプル分配環要素側壁3025の内面の全体の周囲に環状に延在する開放環3019を画定し得る。様々な実施形態では、開放環3019は、1つ以上の出口3031から分注された空気サンプルが開放環3019全体にわたって分配され得るように、弁支持環要素3024の1つ以上の出口3031に流体接続され得る。例えば、開放環3019は、サンプル分配環要素3023の内部チャンバキャビティの少なくとも一部分を画定し得る。そのような例示的な構成では、空気サンプルは、1つ以上の出口3031から分注されると、まず、サンプル分配環要素3023の内部チャンバキャビティ内に保持され得る。
様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3020は、エアロゾル収集デバイス3020によって受容されたサンプル内に存在するエアロゾルの少なくとも一部分を捕捉するように構成された1つ以上のフィルタ構成要素を備え得る。例えば、様々な実施形態では、フィルタ構成要素は、1つ以上のエアロゾルを含むサンプルがフィルタ構成要素によって受容され、かつフィルタ構成要素によって再訓練され得るように、少なくとも実質的に多孔質の材料を含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のエアロゾルは、本明細書に記載されるように、フィルタ構成要素の少なくとも一部分に沿って移動し得る。様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3020は、円筒状フィルタ構成要素3005がサンプル分配環要素側壁3025の外側表面に少なくとも実質的に隣接して位置付けられ得るように、構成され得る。例えば、円筒状フィルタ構成要素3005の内面の少なくとも一部分は、フィルタ構成要素3005がサンプル分配環要素側壁3025に物理的に係合されるように、サンプル分配環要素側壁3025の外側表面に対して位置付けられ得る受容面を画定し得る。
更に、様々な実施形態では、図31Bに示される特定の例示的なエアロゾル収集デバイスに示されるように、エアロゾル収集デバイス3020(例えば、デバイス本体3026)は、円筒状フィルタ構成要素3005の少なくとも一部分が配設され得る材料凹部として具現化されたフィルタ支持本体要素3127を備え得る。例えば、フィルタ支持本体要素3127は、サンプル分配環要素側壁3025の周囲部の少なくとも一部分に延在するサンプル分配環要素側壁3025の外側表面に直接隣接して配置され得る。フィルタ支持本体要素3127は、円筒状フィルタ構成要素3005の少なくとも一部分を受容し、フィルタ構成要素3005がサンプル分配環要素側壁3025の外側表面に少なくとも実質的に隣接して配設されるように、サンプル分配環要素3023に対してフィルタ構成要素3005を更に少なくとも部分的に固定するように構成され得る。
本明細書に記載されるように、例示的なエアロゾル収集デバイス3020のサンプル分配環要素3023は、少なくとも実質的にサンプル分配環要素3023に隣接して位置付けられたフィルタ構成要素3005に対する空気サンプルの少なくとも実質的に均等な環状分布を容易にするように構成され得る。本明細書に記載されるように、様々な実施形態では、フィルタ構成要素3005は、本明細書に詳細に記載されるように、フィルタ構成要素3005が1つ以上のカプセル構成要素から解放された緩衝液の少なくとも一部分を吸収し得る湿潤構成を備え得る。いくつかの実施形態では、ある体積の緩衝液が、フィルタ構成要素3005の内部部分(例えば、サンプル分配環要素に近いフィルタ構成要素3005の側面)及び/又はフィルタ構成要素3005の外部部分(例えば、内部部分の反対側であり、かつベントチャネルに近いフィルタ構成要素3005の側面)全体に配設されている。
図31A及び図31Bに示される実施例では、サンプル分配環要素側壁3025は、複数の穴3030を備え得る。例えば、ユーザがエアロゾル収集デバイス例3020に(例えば、吐き出される呼気を吹き込むことによって)エアロゾル収集デバイス例3020にサンプルを提供した後、サンプル(例えば、吐き出される呼気)は、緩衝液中に1つ以上の気泡を形成し得る(例えば、サンプルが1つ以上の出口3031を通って流れる際)。いくつかの実施形態では、複数の穴3030の隣接する穴からサンプルを受容すると、フィルタ構成要素3005は、気泡がサンプル中のこの体積の溶液内に形成され、及び/又はこの体積の溶液に移動し、かつサンプル(例えば、サンプル中に存在する1つ以上のエアロゾルを含む)を捕捉するように、構成され得る。例えば、ユーザがエアロゾル収集デバイス例3020に(例えば、吐き出される呼気を吹き込むことによって)エアロゾル収集デバイス例3020にサンプルを提供した後、サンプル(例えば、吐き出される呼気)は、弁支持環要素3024の1つ以上の出口3031を通って流れ、開放環3019に入り得る。サンプルは、サンプル分配環要素側壁3025の複数の穴3030を通って更に流れ、1つ以上の気泡を形成し得る。
いくつかの実施形態では、サンプル内の1つ以上のエアロゾルは、フィルタ構成要素3005内の溶液に係合する気泡内に配設され得る。例えば、フィルタ構成要素3005は、空気気泡がフィルタ構成要素3005の本体の内部部分を通って鉛直方向に沿って流れる(例えば、上昇する)ことを可能にするように構成され得ると同時に、フィルタ構成要素内の空気気泡内に存在する1つ以上のエアロゾルを捕捉するようにも構成され得る。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素3005は、サイズ限界を超える空気気泡を破砕し、それによって、エアロゾル液滴がフィルタ構成要素3005を通過することができる可能性を低減し得る。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素3005は、内部に配設された空気気泡の表面対体積比を増加させるように構成され得る。したがって、そのような例示的な状況では、フィルタ構成要素3005は、エアロゾルが空気気泡から分離され、かつフィルタ構成要素内に存在する液体の体積内に捕捉され得るように、空気気泡内に存在するエアロゾルと関連付けられた物質移動速度を増加させるように構成され得る。本明細書に記載されるように、フィルタ構成要素3005全体に分配された緩衝液は、捕捉されたエアロゾルを、元々受容されたエアロゾルの生体特徴の少なくとも一部分を含むサンプル液体中に少なくとも実質的に保持し得る。
様々な実施形態では、サンプル分配環要素3023は、フィルタ構成要素3005全体にわたってサンプルの少なくとも実質的に均一な環状分布を容易にするように構成された1つ以上のサンプル分配要素を備え得る。例えば、例示的なサンプル分配環要素は、開放環3019をフィルタ構成要素3005に流体接続するように、サンプル分配環要素側壁3025を通って(例えば、サンプル分配環要素側壁3025の内側表面と外側表面との間に)延在する1つ以上の穴3030を備え得る。より具体的には、サンプル分配環要素側壁3025を通って延在する1つ以上の穴3030は、開放環3019とフィルタ構成要素3005との間の流体接続を提供することができ、これにより、開放環3019内に存在するサンプルの少なくとも一部分が、サンプル分配環要素側壁3025内のオリフィスを通って流れ、オリフィスに直接隣接して位置付けられたフィルタ構成要素3005の受容面の一部分と係合し得る。一例として、様々な実施形態では、1つ以上の穴3030は、サンプル分配環要素3023(例えば、開放環3019内に受容されたサンプル)に提供されたサンプルの少なくとも実質的に全てがサンプル分配環要素3023から分注され、かつ1つ以上の穴3030を介してフィルタ構成要素3005に送達され得るように、サンプル分配環要素3023とサンプル分配環要素3023に隣接するフィルタ構成要素3005との間の唯一の流体接続を提供し得る。
図30~図31Bに示されるように、様々な実施形態では、例示的なサンプル分布環要素3023の1つ以上のオリフィスは、サンプル分配環要素側壁3025全体にわたって分布する複数の穴3030として具現化された複数のオリフィスを含み得る。非限定的な実施例として、様々な実施形態では、複数の穴3030は、サンプル分配環要素側壁3025全体にわたって分布する少なくとも実質的に8~40個の穴(例えば、16~24個の穴)を含み得る。
様々な実施形態では、複数の穴3030のうちの穴のうちの1つ以上は、複数の穴3030のうちの他の穴のうちの1つ以上の物理的構成と同じか、又は異なるかのいずれかである物理的構成を具現化し得る。例えば、本明細書に記載される穴の物理的構成は、表面積、形状、穴がサンプル分配環要素側壁3025の厚さを貫いて延在する角度方向(例えば、デバイス本体3026の中心軸に垂直な、及び/若しくは水平平面から離れる角度を画定する直線方向、並びに/又は同様のもの)によって少なくとも部分的に画定され得る。様々な実施形態では、複数の穴3030のうちの1つ以上の穴の表面積は、サンプル分配環要素側壁3025を通る特定の質量流量を可能にするように構成され得る。例えば、様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025の周りに分布する複数の穴3030の各々の累積表面積は、エアロゾル収集デバイス3020サンプル入口(例えば、中央ボア3011)の総表面積の少なくとも実質的に20%~100%(例えば、50%~100%)を含み得る。更に、一例として、様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025の周りに分布する複数の穴3030の各々の累積表面積は、例示的なエアロゾル収集デバイス3020の中央ボア3011の表面積に少なくとも実質的に等しくてもよい。様々な実施形態では、複数の穴3030の1つ以上の穴の累積表面積は、特定の圧力が例示的なサンプル分配環要素3023上で降下することを可能にするように構成され得る。様々な実施形態では、複数の穴3030のうちの穴のうちの1つ以上は、サンプル分配環要素側壁3025の厚さ全体にわたって均一である断面積(例えば、サンプル分配環要素側壁3025の内側表面と外側表面との間)を備え得る。更に、様々な実施形態では、複数の穴3030のうちの穴のうちの1つ以上は、サンプル分配環要素側壁3025の厚さに沿った1つ以上の場所で可変である断面積を備え得る。
更に、様々な実施形態では、複数の穴3030のうちの穴のうちの1つ以上は、サンプル分配環要素側壁3025の厚さ全体にわたって均一である断面積(例えば、サンプル分配環要素側壁3025の内側表面と外側表面との間)を備え得る。更に、様々な実施形態では、複数の穴3030のうちの穴のうちの1つ以上は、サンプル分配環要素側壁3025の厚さに沿った1つ以上の場所で可変である断面積を備え得る。
様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025は、デバイス本体3026の中心軸に平行な方向に測定される側壁長によって少なくとも部分的に画定され得る。例えば、複数の穴3030のうちの1つ以上は、それぞれの穴とこの穴に隣接するフィルタ構成要素3005の上面との間の垂直距離によって少なくとも部分的に画定される場所で、サンプル分配環要素側壁3025の長さに沿って位置付けられ得る。例えば、サンプル分配環要素側壁3025の長さに対する複数の穴3030のうちの穴の位置は、穴を通して、かつ隣接するフィルタ構成要素3005内に分注されたサンプルが、フィルタ構成要素の上側境界に到達するためにフィルタ構成要素の本体内で沿って移動しなければならない鉛直距離を画定し得る。様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025内に配設された複数の穴3030のうちの1つ以上は、垂直に測定したときに、1つ以上の穴とサンプル分配環要素側壁3025の上面との間の距離が、サンプル分配環要素側壁3025の全長の少なくとも実質的に50%~100%(例えば、50%~75%)であり得るように、サンプル分配環要素側壁3025に沿って位置付けられ得る。すなわち、例えば、様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025内に配設された複数の穴3030のうちの1つ以上は、サンプル分配環要素側壁3025の下半分(例えば、デバイス本体3026の下面に比較的近接して位置付けられた、サンプル分配環要素側壁3025の長さに沿って鉛直方向に測定される、サンプル分配環要素側壁3025の半分)の周りに位置付けられ得る。
様々な実施形態では、サンプル分配環要素側壁3025及び/又はフィルタ構成要素3005の全長に対する、複数の穴のうちの1つ以上の位置は、複数の穴3030のうちの他の穴のうちの1つ以上の位置と同じであるか、又は異なっているかのいずれでもよい。
本明細書に更に詳細に記載されるように、いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素3005にエアロゾルを捕捉することができ、フィルタ構成要素3005を通して気泡の形態でエアロゾルから空気を除去することができる。エアロゾルから分離された空気は、次いで、呼気分析装置チャンバ3021に入り得る。図30に示されるエアロゾル収集デバイス例3020を参照すると、呼気分析装置チャンバ3021は、フィルタ構成要素3005の上方に位置付けられており、したがって、空気がフィルタ構成要素3005から呼気分析装置チャンバ3021内に漏出することを可能にし得る。
本明細書に更に記載されるように、いくつかの実施形態では、呼気分析装置チャンバ3021内のエアロゾル除去された体積の空気を、エアロゾル収集デバイス3020内のある体積の空気の少なくとも一部分を周囲環境に分注するように構成された1つ以上のベントチャネル3027を更に通過させ得る。例えば、1つ以上のベントチャネル3027は、上側プランジャ構成要素3007の外部呼気分析装置面の周りに位置付けられた1つ以上のオリフィスを備えることができ、呼気分析装置チャンバ3021内のエアロゾル除去された体積の空気が上側プランジャ構成要素3007の1つ以上のオリフィスを介して周囲環境に分注され得るように、呼気分析装置チャンバ3021と周囲環境との間の流体連通を提供するように構成され得る。
様々な実施形態では、例示的なエアロゾル収集デバイスは、ハウジングの内部部分内に例示的なエアロゾル収集デバイス3020の様々な構成要素を格納するように構成されたエアロゾル収集デバイスハウジングを備えるデバイス本体3026を備え得る。本明細書に記載されるように、エアロゾル収集デバイス3020は、(例えば、サンプル移送アダプタから)上側プランジャ構成要素3007を通して空気サンプルを受容し、かつ受容されるサンプル内に存在するエアロゾルの少なくとも一部分をフィルタ構成要素3005に捕捉するために、例えばフィルタ構成要素3005、サンプル分配環要素3023及び/又は同様のものなどの、デバイス本体3026のハウジング内に配設された様々な構成要素全体にわたる空気流路又は流れチャネルに沿って、受容されたサンプルを送達するように構成され得る。様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3020は、長時間にわたってエアロゾル収集デバイス3020に連続的に提供される単一の空気サンプル、又は経時的にエアロゾル収集デバイス3020に順次に提供される複数の空気サンプルを受容するように構成され得る。そのような例示的な状況では、経時的にエアロゾル収集デバイス3020に提供される空気サンプルは、経時的にフィルタ構成要素3005によって捕捉されるエアロゾルがフィルタ構成要素3005内に蓄積し得るように、本明細書に記載されるように、デバイス本体3226内に収容されたフィルタ構成要素3005を繰り返し通過し得る。そのような例示的な構成では、フィルタ構成要素内に配設された蓄積したエアロゾルは、フィルタ構成要素3005の1つ以上の物理的特性及び/又はフィルタ構成要素3005内に存在するある体積の緩衝液に影響を与え得る。例えば、様々な実施形態では、例えば重量、体積、粒子濃度、色及び/又は同様のものなどの、フィルタ構成要素3005及び/又はフィルタ構成要素3005内のある体積の緩衝液の1つ以上の1つ以上の物理的特性が、湿潤したフィルタ構成要素3005(例えば、フィルタ構成要素3005内に配設されたある体積の緩衝液を有するフィルタ構成要素3005)内に捕捉されるエアロゾルの量が増加するにつれて、経時的に変化し得る。
様々な実施形態では、例示的なエアロゾル収集デバイス3020は、エアロゾル収集デバイス3220の動作を中断することなく、デバイス本体3226内に配設された湿潤したフィルタ構成要素3005の1つ以上の特性を経時的に監視するための手段を備え得る。ここで図32Aを参照すると、エアロゾル収集デバイス例3220の斜視断面図例の一部分が示されている。示されるように、例示的なエアロゾル収集デバイス3220の様々な構成要素は、例えば、本明細書に記載される様々な実施形態に従って構成された中央通路3217B、弁支持環要素3224、サンプル分配環要素3223及びフィルタ構成要素3205などの、デバイス本体3226のハウジング内に配設されている。一例として、デバイス本体3226のハウジング(例えば、容器構成要素)は、デバイス本体3226の外表面の少なくとも一部分の周りに位置付けられ、かつデバイス本体3226の厚さを貫いて延在する観察オリフィス3240を備え得る。様々な実施形態では、観察オリフィス3240は、デバイス本体3226の外部の周囲環境内の視座とデバイス本体3226内に収容された1つ以上のエアロゾル収集デバイス3220との間の視程を容易にし得る。例えば、観察オリフィス3240は、外部の視座からの可視性が所望されるデバイス本体3226内の1つ以上のエアロゾル収集デバイス3220構成要素に少なくとも実質的に隣接して位置付けられた表面に提供され得る。一例として、図32A及び図32Bに示される例示的なエアロゾル収集デバイス3220は、周囲環境内の遠隔視座から観察オリフィス3240に隣接して配置されたフィルタ構成要素3205の少なくとも一部分までの視程を提供するように構成された観察オリフィス3240を備える。例えば、例示的な観察オリフィス3240は、ユーザが、エアロゾル収集デバイス3220の動作の分解及び/又は中断を必要とせずに、デバイス本体3226のハウジング内に配設されたフィルタ構成要素3205の少なくとも一部分を見ることができるように構成された視野窓を具現化し得る。様々な実施形態では、観察オリフィス3240は、観察オリフィス3240を通したエアロゾル収集デバイス3220の不本意な空気漏れ及び/又は汚染を防止しながら、フィルタ構成要素3205の可視性を容易にするために、観察オリフィス3240の表面積を覆うように構成された少なくとも1つの透明要素(例えば、透明ガラス、透明プラスチック及び/又は同様のもの)を備え得る。更に、様々な実施形態では、観察オリフィス3240の少なくとも1つの透明要素は、観察オリフィス3240が方向付けられた1つ以上の内部呼気分析装置構成要素(例えば、フィルタ構成要素3205)の少なくとも一部分を視覚的に拡大するように構成され得る。
本明細書に更に詳細に記載されるように、エアロゾル収集デバイスは、複数のエアロゾルを含有する空気の1つ以上のサンプルが、通過するサンプル内のエアロゾルの少なくとも一部分を捕捉するように構成された湿潤したフィルタ構成要素3205を通過することができ、これにより、捕捉されたエアロゾルがフィルタ構成要素3205の厚さ内に埋め込まれるように、構成され得る。経時的に、複数の捕捉されたエアロゾルは、エアロゾルが湿潤したフィルタ構成要素3205全体にわたって分注された緩衝液と反応し得るように、フィルタ構成要素3205の厚さ内に蓄積し得る。様々な実施形態では、フィルタ構成要素3205の厚さ内に捕捉された蓄積された複数のエアロゾルは、少なくとも部分的に、フィルタ構成要素3205内に存在するエアロゾルの存在又は増加した濃度、蓄積された複数のエアロゾル及び緩衝液のうちの1つ以上の間の化学反応及び/又は同様のものに起因して、フィルタ構成要素3205の物理的外観を少なくとも部分的に変化させ得る。例えば、そのような例示的な状況では、例えば色、透明性、テクスチャ、均一性及び/又は同様のものなどのフィルタ構成要素3205の物理的外観の1つ以上の態様は、観察オリフィス3240を通してフィルタ構成要素を観察するユーザに見え得る顕著な変化を受け得る。
様々な実施形態では、例示的な観察オリフィスは、デバイス本体3226内の1つ以上の対応する呼気分析装置構成要素をユーザに見えるようにするように構成された任意の適用可能な形状又は形態を含み得る。更に、様々な実施形態では、図32Cに示されるように、エアロゾル収集デバイス例3220は、複数の観察オリフィス3240A、3240Bを備え得る。例えば、様々な実施形態では、複数の観察オリフィス3240A、3240Bの各々は、デバイス本体3226のハウジング/容器構成要素内のそれぞれの呼気分析装置構成要素(例えば、それぞれ、フィルタ構成要素3205及び呼気分析装置チャンバ)に別異の視程を提供するように構成され得る。更に、様々な実施形態では、複数の観察オリフィス3240A、3240Bの各々は、デバイス本体3226のハウジング/容器構成要素内の同じ呼気分析装置構成要素のそれぞれの部分(例えば、それぞれ、フィルタ構成要素3205の第1の部分及びフィルタ構成要素3205の第2の部分)に別異の視程を提供するように構成され得る。例えば、図32Cに示されるように、第1の観察オリフィス3240Aは、エアロゾル収集デバイス3220のハウジング/容器構成要素/デバイス本体の外側からフィルタ構成要素3205の第1の部分までの視程を提供し得る一方、第2の観察オリフィス3240Bは、エアロゾル収集デバイス3220のハウジング/容器構成要素の外側からフィルタ構成要素3205の第2の部分までの別異の視程を提供し得る。
様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3220を、エアロゾル収集デバイス3220によってサンプルが収集された後に、抽出動作を容易にするように構成することができ、サンプル液体の少なくとも一部分は、デバイス本体3226から抽出され得る。例えば、本明細書に更に詳細に記載されるように、サンプル液体は、抽出カートリッジなどであるがこれに限定されないサンプル抽出デバイス例によって、エアロゾル収集デバイス3220から抽出され得る。様々な実施形態では、例示的な抽出カートリッジは、抽出カートリッジがデバイス本体3226の内部の下部分と流体連通して設置され得るように、デバイス本体又は容器構成要素の一部分(例えば、デバイス本体3226の下部分の周りに配設された抽出開口部)に取り外し可能に取り付けられ得る。サンプル液体は、その後の分析及び/又は実験操作のために、抽出された体積のサンプル液体を内部に格納するように構成された抽出カートリッジに、デバイス本体3226から送られ得る。
ここで図33A~図33Bを参照すると、エアロゾル収集デバイス例3320の斜視図例の一部分が示されている。
様々な実施形態では、例示的なエアロゾル収集デバイス3320は、デバイス本体3326の下面の中央部分に位置付けられたサンプル液体抽出出口27を備え得る。例えば、様々な実施形態では、サンプル液体抽出出口27は、デバイス本体3326の中心軸に対して少なくとも実質的に同軸の構成で配置されたチューブ状チャネルを備え得る。更に、様々な実施形態では、サンプル液体抽出出口27の少なくとも一部分は、デバイス本体3326の下面から、デバイス本体から外向きの方向に離れて突出し得る。様々な実施形態では、サンプル液体抽出出口27は、少なくとも実質的に0.05mL~0.3mL(例えば、0.1mL~0.2mL)の内部容積を備え得る。様々な実施形態では、例示的なエアロゾル収集デバイス3320のデバイス本体3326は、少なくとも実質的に2mL~10mL(例えば、3mL~4mL)のサンプル液体体積を収容するように構成され得る。
示されるように、様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3320は、サンプル液体抽出出口27に対して取り外し可能に固定されるように構成されたロック構成要素28を更に備え得る。例えば、ロック構成要素28は、ロック構成要素28がサンプル液体抽出出口27に取り付けられたときにサンプル液体がサンプル液体抽出出口27を通って流れるのを防止するように、サンプル液体抽出出口27のチューブ状チャネルを少なくとも実質的に塞ぐように構成され得る。一例として、ロック構成要素28は、ルアーロックを備え得る。いくつかの実施形態では、ロック構成要素28は、機械的手段(例えば、ロック構成要素28は、サンプル液体抽出出口27の外面の周りに提供されたねじ部を介してサンプル液体抽出出口27上に螺合され得る)を含むがこれらに限定されない様々な手段を介してサンプル液抽出出口27に取り付けられ得る。
本明細書に記載されるように、サンプル液体抽出出口27は、デバイス本体3326の内部部分内に配設されたサンプル液体を、サンプル液体抽出出口27に流体接続され、及び/又は機械的に接続された例示的な抽出カートリッジに送達することを容易にするように構成された導管要素を具現化し得る。したがって、様々な実施形態では、エアロゾル収集デバイス3320は、デバイス本体の内部部分をサンプル液体抽出出口27から流体的に分離するようにデバイス本体3326の内部部分の下面の一部分に沿って提供された封止要素(例えば、本明細書に記載される溝構成要素)を備え得る。そのような例示的な構成は、本明細書に記載されるように、フィルタ構成要素から圧縮され、かつデバイス本体3326の下部分内に提供されたサンプル液体が、サンプル液体が通って流れ得る領域を開放するために最初に封止要素を穿刺することなくサンプル液体抽出出口27を通過することを防止し得る。
ここで図34A~図34Bを参照すると、抽出カートリッジ例10の斜視図例及び断面図例が示されている。
様々な実施形態では、例示的な抽出カートリッジ10は、抽出カートリッジの外部の少なくとも一部分を画定するカートリッジ本体13を備え得る。示されるように、様々な実施形態では、カートリッジ本体13は、実質的に円筒状の外部側壁と、円筒状側壁の中空の内部部分によって画定される内部本体チャンバ14と、を備え得る。例えば、カートリッジ本体13の内部本体チャンバ14は、カートリッジ本体13の円筒状側壁の内面によって少なくとも部分的に画定される外周を有する円筒状チャンバを備え得る。様々な実施形態では、カートリッジ本体13は、本明細書に更に詳細に記載されるように、サンプル液体入口11を介して内部本体チャンバ14内にある体積の流体(例えば、エアロゾル収集デバイスから抽出されたサンプル液体)を受容するように構成され得る。
様々な実施形態では、例示的な抽出カートリッジ10は、カートリッジ本体13の内部本体チャンバ14内に配設された抽出プランジャ15を備え得る。様々な実施形態では、抽出プランジャ15は、カートリッジ本体13の円筒状側壁の内面によって少なくとも部分的に画定される内部本体チャンバ14内に可動範囲を有するピストン構成要素を具現化し得る。例えば、抽出プランジャ15の面の外周は、抽出プランジャ15の面とカートリッジ本体の円筒状側壁との間に気密封止を画定するように、カートリッジ本体13の円筒状側壁の内面に物理的に係合され得る。例えば、そのような例示的な状況では、局所的な圧力及び容積が、サンプル液体入口11と抽出プランジャ15の面との間に延在する内部本体チャンバ14の活性部分内に画定され得る。様々な実施形態では、抽出カートリッジ10は、抽出プランジャ15が内部本体チャンバ14に沿って軸方向に(例えば、カートリッジ本体13の円筒状側壁の中心軸に沿って)動くにつれて、内部本体チャンバ14の活性部分(例えば、サンプル液体入口11と抽出プランジャ15の面との間に画定される)内の1つ以上の局所的な条件(例えば、局所的な圧力、容量及び/又は同様のもの)が、内部本体チャンバ14内の抽出プランジャ15の位置に少なくとも部分的に基づいて変化し得るように構成され得る。一例として、様々な実施形態では、例示的な抽出カートリッジ10は、シリンジ構成要素を具現化し得る。
様々な実施形態では、抽出カートリッジ10は、円筒状カートリッジ本体13の遠位端に取り外し可能に固定されたカートリッジ本体端部キャップ17を備え得る。例えば、カートリッジ本体端部キャップ17は、抽出プランジャ15がカートリッジ本体13の内部本体チャンバ14内に保持されるように、抽出プランジャ15の可動範囲を少なくとも部分的に制限するように構成され得る。更に、様々な実施形態では、カートリッジ本体端部キャップ17は、内部本体チャンバ14の中心軸に対して同軸方向に貫いて延在するガイドロッドアパーチャ18を備え得る。例えば、様々な実施形態では、例示的な抽出カートリッジ10は、一方の端部で抽出プランジャ15に取り付けられ、かつ他方の端部でガイドロッドアパーチャ18を通って延在するガイドを備え得る。そのような例示的な状況では、ユーザは、ガイドロッドをガイドロッドアパーチャ18に及び/又はから押し込み及び/又は引き出すことによって、内部本体チャンバ14内の抽出プランジャ15の位置付けを少なくとも部分的に制御し得る。図34Aに更に示されるように、カートリッジ本体は、内部本体チャンバ14の遠位部分までの視程を画定するように、カートリッジ本体13の円筒状側壁を通って延在する観察オリフィス16を備え得る。例えば、様々な実施形態では、観察オリフィス16は、ユーザが内部本体チャンバ14内の抽出プランジャの位置を確認し得るように、抽出プランジャ15までの視程を画定するように構成され得る。
ここで図35~図36を参照すると、抽出カートリッジ例10及びエアロゾル収集デバイス例20の斜視断面図例の一部分が示されている。
本明細書に記載されるように、サンプル液体入口11は、デバイス本体26から抽出されたある体積のサンプル液体が抽出カートリッジ10によって受容され、かつ内部本体チャンバ14内に送達され得る導管要素12を具現化し得る。示されるように、サンプル液体入口11は、本明細書に記載されるように、サンプル液体入口11をデバイス本体26のサンプル液体抽出出口27に機械的に取り付けるための1つ以上の取り付け手段を備えることができ、そのような例示的な構成では、抽出カートリッジ10は、エアロゾル収集デバイス20のデバイス本体26に機械的に固定され、及び流体接続され得る。
様々な実施形態では、抽出カートリッジ10は、デバイス本体26のサンプル液体抽出出口27へと少なくとも部分的に延在し、かつデバイス本体26内に配設されたサンプル液体が通ってサンプル液体抽出出口27に流れ得る開口部を生成するように、サンプル液抽出出口27上に延在する封止要素を穿刺するように構成された、1つ以上の穿刺要素を備え得る。
本明細書に記載されるように、例示的な抽出カートリッジ10は、抽出カートリッジ10が、エアロゾル収集デバイス20のサンプル液抽出出口27に取り付けられるように構成され、抽出カートリッジ10の抽出プランジャ15をサンプル液体入口11から離れる方向に引っ張ることによって、デバイス本体26内に配設されたある体積のサンプル液体を抽出して、内部本体チャンバ14の活性部分内の容量を増加させ、それに応じて内部の局所的な圧力を低下させるように、シリンジ構成要素を具現化し得る。そのような例示的な構成では、デバイス本体26内のサンプル液体の流れを開始することができ、かつエアロゾル収集デバイス20からのサンプル液体全体の抽出を実行することができるように、内部本体チャンバ14の活性部分内の局所的な圧力は、デバイス本体26内の対応する圧力よりも低く降下し得る。説明されるように、デバイス本体26内の圧力が、デバイス本体26に流体接続された内部本体チャンバの活性体積内の局所的な圧力よりも高い例示的な状況では、デバイス本体26内のこの体積のサンプル液体は、エアロゾル収集デバイス20のサンプル液体抽出出口27を通して、サンプル液体抽出出口27に取り付けられた抽出カートリッジ10に分注(例えば、抽出)され得る。
様々な実施形態では、例示的な抽出カートリッジ10は、エアロゾル収集デバイス20から抽出されたサンプル液体が、更なるサンプル液体が抽出カートリッジ10によって抽出されないように、内部本体チャンバ14の活性体積の少なくとも実質的に全体を占めるときを示し得る。例えば、例示的な抽出カートリッジ10は、抽出カートリッジ10が動作容量に達したことを示すための、例えばLED光インジケータ、警告通知及び/又は同様のものなどの、視覚的及び/又は音声表示を生成するように構成された1つ以上の表示手段を備え得る。そのような例示的な状況では、例示的な抽出カートリッジ10のサンプル液体入口11は、エアロゾル収集デバイス20のサンプル液体抽出出口27から結合解除され得る。更に、抽出カートリッジがエアロゾル収集デバイス20から抽出されたサンプル液体を受容した様々な実施形態では、サンプル液体入口11に関して説明される取り付け手段は、抽出されたサンプル液体を抽出カートリッジ10の内部本体チャンバ14内に封止するように、カートリッジキャップ要素19のサンプル液体入口11への取り付けを容易にするように構成され得る。いくつかの実施形態では、抽出されたサンプル液体は、更なる分析及び下流診断に使用され得る生体含有物を含み得る。
ウイルス粒子を収集するための呼気分析装置の製造及び/又は作製には、技術的課題がある。例えば、呼気分析装置の多くの構成要素は、射出成型などの高容積製造プロセスを使用して製造できない。
本開示の様々な実施形態は、射出成型などの高体積生産技術を使用して製造できるように、エアロゾル収集デバイスに対する技術的改善を提供する。本開示の様々な実施形態はまた、多くの呼気分析装置に見られる技術的問題を克服する。例えば、本開示の様々な実施形態は、緩衝液に到達する前に空気が漏出し得る、デバイスの内部にある経路からの空気漏れの問題を解決する。
追加的又は代替的に、本開示の様々な実施形態は、固定された内側空気カラム(上カラム構成要素、中間カラム構成要素及び下側カラム構成要素を含むことができ、その詳細が、本明細書に記載されている)を利用し、固定された内側空気カラムは、空気が漏出することを可能にし得る、摺動する内側カラムを有する呼気分析装置と比較して、漏れを防止するように完全に封止される。したがって、本開示の様々な実施形態は、潜在的な漏れ経路に起因した試験の変動を低減し得る。
追加的又は代替的に、本開示の様々な実施形態は、緩衝液を格納するための下側プランジャの一部である1つのカプセル部分を使用し、カプセル部分は、他の呼気分析装置の3つの分離されたカプセルと比較して、エアロゾル収集デバイスの設計及び/又はアセンブリを単純化することができる。
追加的又は代替的に、本開示の様々な実施形態は、カプセル部分に格納された緩衝液が、いかなるデッドスペースもなくフィルタ構成要素の周囲全てに解放される、漏斗形状設計を提供する。例えば、多くの呼気分析装置は、緩衝液がウイルスの捕捉に寄与しない領域へ流れることを可能にし、かつサンプル中のウイルスの濃度レベルを低減することを可能にするデッドスペースを呼気分析装置内に有し得る。比較すると、本開示の様々な実施形態は、フィルタ構成要素の周囲の下側キャビティ内に溶液を注ぐことによって、デッドスペースを排除する。
追加的又は代替的に、本開示の様々な実施形態は、Oリングを利用して、エアロゾル収集デバイス内の様々な構成要素を封止する。例えば、本開示の様々な実施形態は、上側プランジャ構成要素に取り付けられたOリングを利用して、容器構成要素上の排気穴を封止して、サンプルが採取された後に流体又は空気がエアロゾル収集デバイスから漏出するのを防止する。
ここで図37を参照すると、エアロゾル収集デバイス例3700が提供されている。図37に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例3700は、完全に組み立てられ、使用する準備が整っている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス3700は、容器構成要素3707に固定され、かつ容器構成要素3707の上に位置付けられたキャップ構成要素3703を備える。
いくつかの実施形態では、キャップ構成要素3703は、ボトルキャップの形状と同様の形状である。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素3703の外側表面上に、複数の鉛直突起3709が提供されている。いくつかの実施形態では、複数の鉛直突起3709は、ユーザがキャップ構成要素3703を回転させ、及び/又は押すことを可能にし、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、上カラム構成要素3701は、キャップ構成要素3703内に(例えば、本明細書に記載されるキャップ構成要素3703の中央凹部部分内に)位置付けられている。いくつかの実施形態では、上カラム構成要素3701は、キャップ構成要素3703の回転移動を誘導し得る。キャップ構成要素3703が回転すると、上カラム構成要素3701は、回転しない。
いくつかの実施形態では、容器構成要素3707は、閉鎖された下基部を有する中空円筒形状と同様の形状である。いくつかの実施形態では、容器構成要素3707は、排気穴3705などの1つ以上の排気穴を備える。図37に示される実施例では、1つ以上の排気穴は、容器構成要素3707の上側部分上に位置付けられ得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス3700内の1つ以上のOリングは、サンプルが採取された後、液体又は空気が排気穴3705から漏出するのを防止することができ、その詳細が、本明細書に記載されている。
ここで図38を参照すると、エアロゾル収集デバイス例3800が示されている。特に、図38は、エアロゾル収集デバイス例3800の断面図例を示す。
図38に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例3800は、図37に関連して上述した容器構成要素と同様の容器構成要素3836を備える。
いくつかの実施形態では、容器構成要素3836は、内側下面3856を備える。いくつかの実施形態では、基部構成要素3848は、容器構成要素3836の内側下面3856上に固定されている。例えば、基部構成要素3848は、図38に示されるように、ボルトを介して容器構成要素3836の内側下面3856に固定され得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素3848は、追加及び/又は代替の手段を介して、容器構成要素3836の内側下面3856に固定され得る。
いくつかの実施形態では、基部構成要素3848は、内側下面3860、内側側面3852及び上傾斜面3844を備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのカプセル抽出本体要素3842は、基部構成要素3848の上傾斜面3844上に配設されている。
いくつかの実施形態では、下カラム構成要素3846は、基部構成要素3848の内側下面3860上に固定されている。例えば、下カラム構成要素3846は、サンプル分配部分3854を備え、サンプル分配部分3854の下部分は、基部構成要素3848の内側下面3860上の溝に挿入されている。いくつかの実施形態では、下カラム構成要素3846は、追加及び/又は代替の手段を介して基部構成要素3848に固定され得る。
いくつかの実施形態では、サンプル分配部分3854は、中空円筒形状と同様の形状であり、複数の開口部を備えることができ、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素3850は、基部構成要素3848のサンプル分配部分3854と内側側面3852との間に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、下カラム構成要素3846は、弁支持部分3858を備える。いくつかの実施形態では、弁支持部分3858は、パイプ形状と同様の形状であり、流れチャネルの少なくとも一部を画定し、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、弁支持部分3858は、弁構成要素3832の支持を提供するように構成され得る。例えば、弁支持部分3858の上セクションは、複数のリブを備えることができ、弁構成要素3832は、上述したものと同様に、複数のリブの上に位置付けられ得る。
いくつかの実施形態では、弁支持部分3858は、サンプル分配部分3854内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分3854は、少なくとも1つのブリッジコネクタ部分3862を介して弁支持部分3858に接続されている。
いくつかの実施形態では、サンプル分配部分3854、ブリッジコネクタ部分3862及び弁支持部分3858が一体となって、下カラム構成要素3846の少なくとも1つの上溝を形成し、下カラム構成要素3846の少なくとも1つの上溝は、中間カラム構成要素3830の一部分を受容し得る。
例えば、中間カラム構成要素3830は、下カラム構成要素3846の少なくとも1つの上溝を介して下カラム構成要素3846に固定され得る。図38に示される実施例では、中間カラム構成要素3830は、カラム支持部分3834を備え、カラム支持部分3834の下セクションは、サンプル分配部分3854、下カラム構成要素3846のブリッジコネクタ部分3862及び弁支持部分3858によって形成された下カラム構成要素3846の少なくとも1つの上溝に固定されている。いくつかの実施形態では、下カラム構成要素3846の弁支持部分3858の少なくとも一部分は、中間カラム構成要素3830のカラム支持部分3834内に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素3830のカラム支持部分3834は、パイプ形状と同様の形状であり、流れチャネルの少なくとも一部を画定し、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素3830は、パイプ形状と同様の形状であり、かつ流れチャネルの少なくとも一部を画定する流れチャネル部分3828を備え、その詳細が、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、流れチャネル部分3828は、カラム支持部分3834内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、カラム支持部分3834は、ドームコネクタ部分3864を介して流れチャネル部分3828に接続されている。いくつかの実施形態では、カラム支持部分3834、流れチャネル部分3828及びドームコネクタ部分3864は、中間カラム構成要素3830の少なくとも1つの上溝を形成し、中間カラム構成要素3830の少なくとも1つの上溝は、上カラム構成要素3814の一部分を受容し得る。
例えば、上カラム構成要素3814は、中間カラム構成要素3830の少なくとも1つの上溝を介して中間カラム構成要素3830に固定され得る。図38に示される実施例では、上カラム構成要素3814は、漏斗部分3818を備え、漏斗部分3818の下セクションは、カラム支持部分3834、流れチャネル部分3828及びドームコネクタ部分3864によって形成された中間カラム構成要素3830の少なくとも1つの上溝に固定されている。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素3830の流れチャネル部分3828の少なくとも一部分は、上カラム構成要素3814の漏斗部分3818内に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、上カラム構成要素3814の漏斗部分3818は、漏斗形状と同様の形状であり、流れチャネルの少なくとも一部を画定し、その詳細が、本明細書に記載されている。いくつかの実施形態では、上カラム構成要素3814は、漏斗部分3818に接続されたナット部分3806を備える。
いくつかの実施形態では、ナット部分3806は、複数のねじ部を備える内側環面を備える。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、本明細書で提供される様々な実施例と同様に、ナット部分3806の内側環面上の複数のねじ部を介して上カラム構成要素に固定されるように構成されている。
上述したように、組み立てられたエアロゾル収集デバイス3800では、上カラム構成要素3814は、中間カラム構成要素3830に固定されており、当該中間カラム構成要素3830は、下カラム構成要素3846に固定されており、当該下カラム構成要素3846は、基部構成要素3848に固定されており、当該基部構成要素3848は、容器構成要素3836に固定されている。したがって、上カラム構成要素3814、中間カラム構成要素3830及び下カラム構成要素3846は一体となって、サンプルを受容するための流れチャネルを画定する固定された内側空気カラムを形成する。追加的に、流れチャネルが封止された通路であるように、1つ以上のOリングを使用することができ、その詳細が、本明細書に記載されている。
組み立てられたエアロゾル収集デバイス3800の組み立て中、上カラム構成要素3814を中間カラム構成要素3830に固定する前に、図37に関連して上述したキャップ構成要素と同様に、キャップ構成要素3802が提供される。
特に、図38に示されるように、キャップ構成要素3802は、キャップ構成要素3802の上部分3808からの陥没部分を画定する中央凹部部分3816を備える。いくつかの実施形態では、中央凹部部分3816は、開口部を備える。いくつかの実施形態では、開口部のサイズは、ナット部分3806が通過するのを防止しながら、上カラム構成要素3814の漏斗部分3818が通過することを可能にする。したがって、上カラム構成要素3814の少なくとも一部分は、キャップ構成要素3802内に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、上カラム構成要素は、外側表面を備え、複数の隆起部分は、外側表面から突出し、複数のトラックを形成する。例えば、上カラム構成要素3814のナット部分3806は、外側表面を備え、複数の隆起部分は、ナット部分3806の外側表面から突出し、ナット部分3806の外側表面上の複数の隆起部分間の複数のトラック(トラック3866など)を形成する。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素3802の中央凹部部分3816は、内側側面を備え、内側側面から、少なくとも1つのタブ要素(タブ構成要素3868など)が突出する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのタブ要素は、複数のトラックと係合して、キャップ構成要素3802の移動を誘導し、その詳細が、本明細書に記載されている。例えば、キャップ構成要素3802は、エアロゾル収集デバイス3800の動作中に、ねじられ/回転され、鉛直方向に摺動されてもよく、その詳細は本明細書に記載されている。
図38に示される実施例では、キャップ構成要素3802は、周壁部分3810及び中間パネル部分3812を備える。いくつかの実施形態では、周壁部分3810及び中間パネル部分3812は各々、上部分3808に接続されている。
いくつかの実施形態では、周壁部分3810及び中間パネル部分3812の各々は、中空円筒形状と同様の形状である。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素3802の中央陥没部分3804は、中間パネル部分3812内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、中間パネル部分3812は、周壁部分3810内に位置付けられている。
図38に示される実施例では、容器構成要素3836の側面は、周壁部分3810と中間パネル部分3812との間に位置付けられている。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素3802の中間パネル部分3812の下面は、上側プランジャ構成要素3820と直接接触している。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素3820は、上側プランジャ構成要素3820の外側表面上に配設されたOリング3870を介して容器構成要素3836に固定されている。例えば、上側プランジャ構成要素3820は、上側プランジャ構成要素3820の外側表面上にリング溝を画定するリム部分3822を備えることができ、Oリング3870は、リム部分3822のリング溝に配設されている。いくつかの実施形態では、Oリング3870は、空気及び液体が上側プランジャ構成要素3820と容器構成要素3836との間に漏れるのを防止する。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素3820は、中央陥没部分3826を備える。いくつかの実施形態では、上カラム構成要素3814の少なくとも下部分及び中間カラム構成要素3830の少なくとも上部分は、上側プランジャ構成要素3820の中央陥没部分3826内に位置付けられている。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素3824は、1つ以上のボルトを介して上側プランジャ構成要素3820に固定されている。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素3824は、他の追加及び/又は代替の手段を介して上側プランジャ構成要素3820に固定され得る。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素3824及び下側プランジャ構成要素3824は、動作中に鉛直方向に摺動し得るが、ねじれ又は回転させることはできない。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素3824の下部分は、カプセル部分3838を備える。例えば、カプセル部分3838は、緩衝液を格納する下側プランジャ構成要素3824の下部分上にキャビティを画定する。いくつかの実施形態では、カプセル部分3838は、緩衝液が漏れるのを防止する封止3872によって封止されている。いくつかの実施形態では、封止3872は、下側プランジャ構成要素3824の下面に固定されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス3800は、唯一のカプセル部分3838を備える。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素3824は、下側プランジャ構成要素3824の下部分上に位置付けられた圧搾器部分3840を備える。いくつかの実施形態では、圧搾器部分3840は、中空円筒形状と同様の形状であり得る。動作中、圧搾器部分3840は、フィルタ構成要素3850に対して押圧されてよく、フィルタ構成要素3850から緩衝液を流出させ、その詳細が、本明細書に記載されている。
上述したように、本開示の様々な実施例は、様々な技術的課題及び困難を克服する。例えば、図38に示される様々な構成要素及び要素は、低容積射出金型によって製造できる。追加的又は代替的に、示されるように、カプセル部分3838は、下側プランジャ構成要素3824の内部部分であり、したがって、アセンブリから別個の構成要素が排除される。追加的又は代替的に、エアロゾル収集デバイス3800は、単回使用が意図されており、潜在的な漏れ経路に対処し、その詳細が、本明細書に記載されている。
ここで図39A及び図39Bを参照すると、エアロゾル収集デバイス例3900と関連付けられた動作例が示されている。
特に、図39Aは、組み立てられ、及び/又は使用準備が整っているエアロゾル収集デバイス例3900を示す。上述したものと同様に、エアロゾル収集デバイス3900は、キャップ構成要素3901及び容器構成要素3903を備える。図39A及び図39Bは、上カラム構成要素3905を更に示す。
ここで図39Bを参照すると、エアロゾル収集デバイス3900を使用してサンプルを採取する前に、ユーザは、キャップ構成要素3901に回転力を作用させ(例えば、キャップ構成要素3901を回転させ)、次いで、キャップ構成要素3901に鉛直方向下向きの力を作用させる(例えば、キャップ構成要素3901を押し下げる)ことができる。いくつかの実施形態では、キャップ構成要素3901の回転移動及び鉛直移動は、上カラム構成要素3905の外側表面上に画定されたトラックによって誘導され得る。例えば、上述したように、複数のトラックを画定する上カラム構成要素3905のナット部分の外側表面から複数の隆起部分が突出することができ、キャップ構成要素3901は、キャップ構成要素3901の内側側面から突出するタブ要素を備えることができる。タブ要素は、トラックと係合して、図39Bに示されるキャップ構成要素3901上の回転移動及び鉛直移動を行うようにユーザを誘導する。
ここで図40を参照すると、エアロゾル収集デバイス例4000の断面図例が示されている。特に、ユーザは、エアロゾル収集デバイス例4000のキャップ構成要素4002を回転させ、かつ押し下げている(例えば、上記の少なくとも図39Bに関連して説明したように)。
図40に示されるように、キャップ構成要素4002の中間パネル部分4004は、上側プランジャ構成要素4006と直接接触しているため、キャップ構成要素4002の鉛直方向下向きの移動により、上側プランジャ構成要素4006が下向きに動く。上述したように、下側プランジャ構成要素4008は、上側プランジャ構成要素4006に固定されており、上側プランジャ構成要素4006の鉛直方向下向きの移動により、下側プランジャ構成要素4008が下向きに動く。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素4008は、下側プランジャ構成要素4008の下部上にカプセル部分4010を備える。カプセル部分4010は、緩衝液を格納し、封止される。下側プランジャ構成要素4008が下向きに動くと、カプセル部分4010は、基部構成要素4018の上傾斜面4014上に配設されたカプセル抽出本体要素4012と接触する。カプセル抽出本体要素4012は、カプセル部分4010の封止を貫通し、緩衝液をカプセル部分4010から解放する。図40に示される例は、封止を穿孔するための2つのカプセル抽出本体要素を示しているが、本開示の範囲は、2つのカプセル抽出本体要素に限定されないことに留意されたい。
いくつかの実施形態では、緩衝液がカプセル部分4010から解放されると、緩衝液は、基部構成要素4018の上傾斜面4014上に移動する。基部構成要素4018の内側側面4022と下カラム構成要素4026のサンプル分配部分4024との間に、フィルタ構成要素4020が位置付けられており、緩衝液は、フィルタ構成要素4020上へ流れ得る。いくつかの実施形態では、上傾斜面4014は、フィルタ構成要素4020上への緩衝液の流れを容易にする傾斜を提供する。
ここで図41A、図41B、図41C及び図41Dを参照すると、エアロゾル収集デバイス例4100と関連付けられた動作例が示されている。
特に、図39Bに示されるキャップ構成要素上の回転移動及び鉛直移動を引き起こした後、ユーザは、本明細書に記載される様々な実施例と同様に、サンプル移送アダプタを(例えば、キャップ構成要素のナット部分のねじ部を介して)エアロゾル収集デバイスに取り付けることができ、サンプルを提供する(例えば、エアロゾル収集デバイスに吹き込む)ことができる。サンプルが採取された後の、エアロゾル収集デバイスを動作させる方法例のステップ/動作例が、図41Aに示され得る。例えば、キャップ構成要素に対して回転移動及び鉛直移動を引き起こした後、ステップ/動作例は、図41Aに示されるように、キャップ構成要素4101の別の回転移動及びその後の別の鉛直移動を引き起こすことを含み得る。
ここで図41Bを参照すると、図41Aに示されるエアロゾル収集デバイス例4100の一部分の拡大図例が提供されている。
上述したものと同様に、複数の隆起部分(第1の隆起部分4107A、第2の隆起部分4107Bなどであるが、これらに限定されない)は、上カラム構成要素4103のナット部分の外側表面から突出し得る。いくつかの実施形態では、複数の隆起部分は、第1の水平トラック4109A、第1の鉛直トラック4109B、第2の水平トラック4109C及び第2の鉛直トラック4109Dなどであるがこれらに限定されない、複数のトラックを画定する。いくつかの実施形態では、第1の水平トラック4109Aは、第1の鉛直トラック4109Bに接続されており、当該第1の鉛直トラック4109Bは、第2の水平トラック4109Cに接続されており、当該第2の水平トラック4109Cは、第2の鉛直トラック4109Dに接続されている。
上述したものと同様に、キャップ構成要素4101は、キャップ構成要素4101の内側側面から突出するタブ要素4105を備え得る。いくつかの実施形態では、タブ要素4105は、複数のトラックと係合して、キャップ構成要素4101の回転移動及び鉛直移動を誘導する。
例えば、ユーザが最初にキャップ構成要素4101を回転させると(図39Bに関連して上述したもののような)、タブ要素4105は、第1の水平トラック4109Aに沿って移動する。次いで、ユーザがキャップ構成要素4101を下向きに押すと(図39Bに関連して上述したもののような)、タブ要素4105は、第1の鉛直トラック4109Bに沿って移動する。次いで、ユーザがキャップ構成要素4101を回転させると(図41Aに関連して上述したもののような)、タブ要素4105は、第2の水平トラック4109Cに沿って移動する。次いで、ユーザがキャップ構成要素4101を下向きに押すと(図41Aに関連して上述したもののような)、タブ要素4105は、第2の鉛直トラック4109Dに沿って移動する。
上記の説明は、エアロゾル収集デバイスのいくつかの構成要素例及び部分例を提供するが、本開示の範囲は、上記の説明に限定されないことに留意されたい。いくつかの実施例では、エアロゾル収集デバイス例は、1つ以上の追加及び/又は代替の構成要素及び/又は部分を備え得る。例えば、上カラム構成要素は、外側表面上の2つの異なる部分にトラックを提供し得る。追加的又は代替的に、ディテントを使用して、偶発的な移動を防止してもよい。
ここで図41Cを参照すると、エアロゾル収集デバイス例4100の断面図例が示されている。ユーザは、エアロゾル収集デバイス例4100のキャップ構成要素4101を回転させ、かつ押し下げている(例えば、上記の少なくとも図41A及び図41Bに関連して説明したように)。
図41Cに示されるように、キャップ構成要素4101の中間パネル部分4111が上側プランジャ構成要素4113と直接接触しているため、キャップ構成要素4101の鉛直方向下向きの移動により、上側プランジャ構成要素4113が下向きに動く。上述したように、下側プランジャ構成要素4115は、上側プランジャ構成要素4113に固定されており、上側プランジャ構成要素4113の鉛直方向下向きの移動により、下側プランジャ構成要素4115が下向きに動く。
いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素4115は、圧搾器部分4117を備える。下側プランジャ構成要素4115が下向きに動くにつれて、圧搾器部分4117は、下向きに動き、基部構成要素4121の内側側面と、下カラム構成要素4125のサンプル分配部分4123と、の間に位置付けられたフィルタ構成要素4119と接触する。キャップ構成要素4101が下向きに押されるにつれて、圧搾器部分4117は、フィルタ構成要素4119上に下向きに移動し、フィルタ構成要素4119から緩衝液を圧搾し、これにより、緩衝液がフィルタ構成要素4119から押し出される。緩衝液は、フィルタ構成要素4119から圧搾され、下カラム構成要素4125のサンプル分配部分4123を通して解放され得る。
ここで図41Dを参照すると、図41Cに示されるエアロゾル収集デバイス4100の断面図例の一部分拡大図例が提供されている。
図41Dに示されるように、フィルタ構成要素4119から抽出された緩衝液は、下カラム構成要素4125のサンプル分配部分4123の開口部を通って移動し、エアロゾル収集デバイス4100の下中心部上に到達し得る。特に、エアロゾル収集デバイス4100の基部構成要素4127の上中心部面及び下カラム構成要素4125のサンプル分配部分4123の下部分は、チャンバ4129を画定することができ、緩衝液は、チャンバ4129に移動することができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス4100は、下開口部4131(例えば、基部構成要素4127の下開口部と位置整合した容器構成要素4133の下開口部によって形成される)を備える。緩衝液がフィルタ構成要素4119から解放される前に、下開口部4131が封止される。緩衝液がチャンバ4129内に移動した後、針を有するシリンジが、本明細書に記載されるものと同様に、下開口部4131の封止を穿刺し、チャンバ4129から流体を抽出し得る。
ここで図42を参照すると、エアロゾル収集デバイス例4200の断面図例が示されている。特に、図42は、エアロゾル収集デバイス4200によって収集されるサンプルの流路例を示す。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタ(マスク構成要素又はサンプリングトンネル構成要素などであるが、これらに限定されない)は、エアロゾル収集デバイス4200に接続され得る。いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタは、エアロゾル収集デバイス4200の上カラム構成要素4202に接続され得る。例えば、サンプル移送アダプタは、本明細書で提供される様々な実施例と同様に、上カラム構成要素4202のナット部分4204に螺合され得る。
いくつかの実施形態では、サンプル移送アダプタが上カラム構成要素4202に接続された後、ユーザは、サンプル移送アダプタを介してエアロゾル収集デバイス4200にサンプルを提供し得る。例えば、ユーザは、サンプル移送アダプタを通してエアロゾル収集デバイス4200に空気を吹き込み、空気は、図42の矢印によって示されるように、エアロゾル収集デバイス4200を通って移動し得る。
特に、上述したように、上カラム構成要素4202は、中間カラム構成要素4208に固定されており、当該中間カラム構成要素4208は、下カラム構成要素4214に固定されており、当該下カラム構成要素4214は、基部構成要素4232に固定されており、当該基部構成要素4232は、容器構成要素4230に固定されている。
図42に示されるように、サンプル(例えば、ユーザから吐き出された空気)は、上カラム構成要素4202のナット部分4204の中央チャネルを通って移動することができ、ナット部分4204の中央チャネルは、上カラム構成要素4202の漏斗部分4206の中央チャネルに接続されている。したがって、サンプルは、漏斗部分4206の中央チャネルを通って移動する。
上述したように、上カラム構成要素4202は、中間カラム構成要素4208に固定されている。特に、上カラム構成要素4202の漏斗部分4206の下セクションは、カラム支持部分4212及び流れチャネル部分4210によって少なくとも部分的に形成された中間カラム構成要素4208の少なくとも1つの上溝に固定されている。図42に示されるように、漏斗部分4206の下セクションは、カラム支持部分4212と流れチャネル部分4210との間に固定されており、流れチャネル部分4210は、漏斗部分4206内に位置付けられ、漏斗部分4206に位置整合している。したがって、サンプルは、漏斗部分4206の中央チャネルから流れチャネル部分4210の中央チャネルに移動する。
いくつかの実施形態では、カラム支持部分4212は、流れチャネル部分4210の中央チャネルに接続された中央チャネルを備える。上述したように、下カラム構成要素4214の弁支持部分4216の少なくとも一部分は、中間カラム構成要素4208のカラム支持部分4212内に位置付けられており、弁支持部分4216は、弁構成要素4220の支持を提供し得る。図42に示される実施例では、弁構成要素4220は、弁支持部分4216及びカラム支持部分4212の上部分によって画定されるキャビティ内に位置付けられている。したがって、サンプルは、移動して弁構成要素4220を越え(例えば、周囲に)、弁支持部分4216によって画定される中央チャネルに到達し得る。
いくつかの実施形態では、サンプルは、本明細書で提供される様々な実施例と同様に、エアロゾル収集デバイス4200の下部に向かって移動し続け、下部で、緩衝液が下側プランジャ構成要素4224のカプセル部分から解放される。サンプルが緩衝液と接触すると(例えば、ユーザがエアロゾル収集デバイス4200に吹き込むと)、緩衝液中に気泡が形成され得る。
図42に示されるように、サンプル(気泡の形態であり得る)は、サンプル分配部分4234の開口部を通って移動し、フィルタ構成要素4218に到達し得る。気泡が表面まで上向きに動くにつれて、サンプルは、上向きに移動し、フィルタ構成要素4218から出る。
いくつかの実施形態では、サンプルは、下側プランジャ構成要素4224の圧搾器部分4222と、中間カラム構成要素4208のカラム支持部分4212と、の間で上向きに移動し続ける。いくつかの実施形態では、サンプルは、上側プランジャ構成要素4250の中央陥没部分4226と下側プランジャ構成要素4224との間で上向きに移動し続ける。いくつかの実施形態では、サンプルは、容器構成要素4203上の排気開口部4228などの排気開口部を通してエアロゾル収集デバイス4200を出る。
ここで図43を参照すると、エアロゾル収集デバイス例4300の断面図例が示されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例4300は、図41A~図41Dに関連して上述したものと同様の構成である。
図43に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例4300は、押し下げられており、かつ流れチャネルを封止するキャップ構成要素4301を備える。特に、キャップ構成要素4301は、中間パネル部分4303を備え、キャップ構成要素4301の鉛直方向下向きの移動により、中間パネル部分4303が下向きに動き、これにより次に、上側プランジャ構成要素4305が下向きに動く。
上述したように、上側プランジャ構成要素4305は、上側プランジャ構成要素4305の外側表面上に配設されたOリング4309を介して容器構成要素4307に固定されており、容器構成要素4307は、1つ以上の排気開口部(排気開口部4311など)を備える。上側プランジャ構成要素4305が下向きに動くにつれて、Oリング4309は、上側プランジャ構成要素4305とともに下向きに動き、1つ以上の排気開口部(排気開口部4311など)を通過する。図43に示されるように、排気開口部(排気開口部4311など)は、上側プランジャ構成要素4305と下側プランジャ構成要素4313との間の空間4330に接続されなくなる。したがって、空気は、空間4330から排気開口部(排気開口部4311など)に移動することができなくなり、エアロゾル収集デバイス4300を出ることができない。したがって、エアロゾル収集デバイス4300は、少なくともOリング4309によって封止されている。
追加的に、少なくとも上カラム構成要素4315、中間カラム構成要素4317及び下カラム構成要素4319によって画定される流れチャネルもまた、空気が漏れるのを防止するために封止されている。ここで図44を参照すると、エアロゾル収集デバイス例4300の断面図例が示されている。
図44に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例4300は、本明細書に記載される様々な実施例と同様に、下カラム構成要素4402及び中間カラム構成要素4404を備える。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素4404は、本明細書に記載される様々な実施例と同様に、下カラム構成要素4402に固定されている。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素4404は、空気が漏れるのを防止するための接着封止を介して下カラム構成要素4402に対して封止されている。
追加的又は代替的に、基部構成要素4406は、静的な封止を介して容器構成要素4408に対して封止されている。例えば、基部構成要素4406の外側側面は、静的な封止4428を介して容器構成要素4408の内側側面に対して封止されている。
追加的又は代替的に、中間カラム構成要素4410は、静的な封止を介して上カラム構成要素4412に対して封止されている。例えば、中間カラム構成要素4410は、本明細書で定義されるように、中間カラム構成要素4410の上溝に配設された静的な封止4414を介して上カラム構成要素4412に対して封止されている。
追加的又は代替的に、上側プランジャ構成要素4416は、Oリングなどの摺動封止を介して中間カラム構成要素4410に対して封止されてもよい。例えば、上側プランジャ構成要素4416は、開口部を備える中央陥没部分4418を備えてもよく、中間カラム構成要素4410は、Oリング4420を介して上側プランジャ構成要素4416の中央陥没部分4418の開口部の縁部に対して封止されている。したがって、上側プランジャ構成要素4416の中央陥没部分4418の開口部の縁部は、空気を漏らすことなく中間カラム構成要素4410に沿って鉛直方向に摺動し得る。
追加的又は代替的に、上側プランジャ構成要素4416は、Oリングなどの摺動封止を介して容器構成要素4408に対して封止されてもよい。例えば、Oリング4430は、上側プランジャ構成要素4416の外周面と容器構成要素4408の内側表面との間に固定されている。したがって、上側プランジャ構成要素4416は、空気を漏らすことなく容器構成要素4408の内側表面に沿って鉛直方向に摺動し得る。
ここで図45を参照すると、エアロゾル収集デバイス例4500の断面図例が示されている。
図45に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例4500は、上カラム構成要素4501、中間カラム構成要素4503及び下カラム構成要素4505を備える。本明細書に記載されるように、上カラム構成要素4501、中間カラム構成要素4503及び下カラム構成要素4505は、互いに、かつエアロゾル収集デバイス4300の入口から下部まで封止されており、したがって、漏れ点が全くない流れチャネルを画定する。例えば、サンプルは、流れチャネルに沿って移動し、流れチャネルから漏出することなくフィルタ構成要素4507に到達し得る。
ここで図46を参照すると、エアロゾル収集デバイス例4600の断面図例が示されている。
図46に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例4600は、キャップ構成要素4602を備える。本明細書に記載されるように、エアロゾル収集デバイス例4600の動作中、キャップ構成要素4602は、回転する唯一の構成要素である(及び上側プランジャ構成要素4606及び下側プランジャ構成要素4612は、回転しない)。いくつかの実施形態では、サンプルが採取される前、及びサンプルが採取された後に、キャップ構成要素4602が押し下げられるにつれて、キャップ構成要素4602は、上側プランジャ構成要素4606及び下側プランジャ構成要素4612(カプセル部分4614を含む)を一緒に下向きに動かす。したがって、動作中の構成要素の移動が、簡略化される。
いくつかの実施形態では、上側プランジャ構成要素4606の外周面上に配設されたOリング4604は、サンプルが採取された後に容器構成要素4610上の排気開口部(排気開口部4608など)を封止し、これにより、汚染された溶液の漏れを防止する。
ここで図47A及び図47Bを参照すると、エアロゾル収集デバイス例4700の部分例と関連付けられた図例が示されている。特に、図47Aは、エアロゾル収集デバイス4700の部分例と関連付けられた断面図例を示し、図47Bは、エアロゾル収集デバイス4700の部分例と関連付けられた上面図例を示す。
図47Aに示されるように、エアロゾル収集デバイス4700の下部分までの全行路で、サンプル(空気など)が、流れ得るか、又は押し進められ得る。特に、サンプルは、下カラム構成要素4709の弁支持部分3858の下セクションと基部構成要素4707との間の間隙を通って移動することができ、下カラム構成要素4709のサンプル分配部分4703に到達することができる。
いくつかの実施形態では、サンプル分配部分4703は、複数の穴を備えることができ、サンプルは、これらの穴を通って移動して、フィルタ構成要素4705と接触することができる。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分4703上の穴を、8つの場所に分布させることができ、各場所は、サンプルがフィルタ構成要素4705と接触することを可能にする3つの鉛直穴を有する。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分4703は、図47A及び図47Bに示されるものとは異なって分布する追加又は代替の穴を備え得る。
ここで図47Bを参照すると、サンプルは、矢印によって示され、かつフィルタ構成要素4705に到達する方向に、サンプル分配部分4703の穴を通って移動し得る。
多くの呼気収集器は、技術的課題及び制限に悩まされている。例えば、呼気収集器は、呼気収集器の下部に洗気瓶を含むことができ、この場合に、空気は、洗気瓶の穴を通って流れ、収集フィルタに到達することができる。いくつかの実施例では、洗気瓶の外側と収集フィルタの内部との間に間隙があり、空気は、間隙を通って流れ、収集フィルタをバイパスし得る。この技術的制限は、多くの問題を生じ得る。例えば、空気中のウイルス粒子は、空気内に留まり、デバイスによって収集されるのではなく、収集器の排気穴から外へ流れ得る。第2の問題は、洗気瓶の外壁に水平穴を形成するために必要とされる射出成型ツールの高コストである。
本開示の様々な実施形態は、これらの技術的問題を克服する。例えば、本開示の様々な実施形態は、サンプルを読み取る器具によって必要とされる最小サンプル濃度を満たすであろうエアロゾル収集デバイスの効率を最大化する。本開示の様々な実施形態はまた、エアロゾル収集デバイスの様々な構成要素の部品価格を低下させ、エアロゾル収集デバイスのコスト目標を満たす。
ここで図48A、図48B、図48Cを参照すると、エアロゾル収集デバイス例4800が示されている。
いくつかの実施例では、エアロゾル収集デバイス例4800は、提供される様々な実施例と同様に、上カラム構成要素4802、中間カラム構成要素4804及び下カラム構成要素4806を備える。いくつかの実施形態では、上カラム構成要素4802、中間カラム構成要素4804及び下カラム構成要素4806は、上述したものと同様に、ユーザからの空気が流れ得る流れチャネルを画定する。
ここで図48Bを参照すると、図48Aに示される部分4808の拡大図例が示されている。
図48Bに示される実施例では、ユーザからの空気は、エアロゾル収集デバイス4800の中心を通って、エアロゾル収集デバイス4800の下部に向かって、経路指定される。空気は、下カラム構成要素4806の弁支持部分4810のリブの下を通過し、下カラム構成要素4806の弁支持部分4810とサンプル分配部分4812との間のキャビティに入り得る。
いくつかの実施例では、キャビティ内の空気は、次いで、サンプル分配部分4812の周囲に位置付けられた複数の穴を通ってキャビティの外へ流れる。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分4812の穴は、サンプル分配部分4812に沿って異なる高さに分布し得る。
いくつかの実施例では、空気がサンプル分配部分4812の穴を通って流れる際、空気は、大きな気泡に分解される。次いで、大きな気泡は、フィルタ構成要素4816を通って流れ、ここで、それらはより小さい気泡に分解される。いくつかの実施例では、気泡がフィルタ構成要素4816内で崩壊すると、本明細書に記載される様々な実施例と同様に、気泡自体は、緩衝液の上に流れ、かつエアロゾル収集デバイス4800の排気穴を通って外へ流れるため、気泡に付着したウイルス粒子が、緩衝液中に残る。
上述したように、エアロゾル収集デバイス例4800の懸念は、サンプル分配部分4812の穴を通って出る気泡がフィルタ構成要素4816をバイパスし得ることである。ここで図48Cを参照すると、サンプル分配部分4812の穴を通って出る気泡の方向例が示されている。
図48Cの矢印によって示されるように、気泡は、下カラム構成要素4806のサンプル分配部分4812とフィルタ構成要素4816の内壁との間に形成された間隙に沿って流れ得る。そのような実施例では、空気は、より小さい気泡に崩壊することなく、緩衝液の外へ流れることができ、したがって、ウイルス粒子をデバイスから取り戻すことができる。したがって、空気が下カラム構成要素4806のサンプル分配部分4812内の穴から出る際に空気がフィルタに押し通されずに、空気がサンプル分配部分4812とフィルタ構成要素4816との間の間隙を通って動くことが可能であり、これにより、空気が流れるためのより短い距離があるため、空気がサンプル分配部分4812の上穴を通って出ることのより大きな懸念が生じる。
上述したように、本開示の様々な実施形態は、これらの技術的課題を克服し、空気がサンプル分配部分とフィルタ構成要素との間の間隙を通って出ることを防止する。
ここで図49A及び図49Bを参照すると、本開示の様々な実施形態による下カラム構成要素例4900が示されている。特に、図49Aは、下カラム構成要素例4900の図例を示し、図49Bは、例示的な下カラム構成要素例4900の少なくとも一部分の断面図例を示す。
図49Aに示されるように、下カラム構成要素例4900は、本明細書に記載される様々な実施例と同様に、サンプル分配部分4903及び弁支持部分4901を備える。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分4903は、弁支持部分4901に接続されている(及び弁支持部分4901は、サンプル分配部分4903内に位置付けられている)。
いくつかの実施形態では、サンプル分配部分4903は、図49Aに示されるスロット4909などのサンプル分配部分4903の下端部に沿って配設された1つ以上のスロットを備える。いくつかの実施形態では、1つ以上のスロットの各々は、サンプル分配部分4903の下端部に傾斜面を画定し得る。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分4903は、サンプル分配部分4903の下端部に配設された複数の脚部(図49Aに示される脚部4933及び脚部4935など)を備える。
いくつかの実施形態では、下カラム構成要素例4900は、フランジ部分4905を更に備える。いくつかの実施形態では、フランジ部分4905は、リング形状と同様の形状である。いくつかの実施形態では、フランジ部分4905は、サンプル分配部分4903の少なくとも一部分がフランジ部分4905とともに位置付けられるように、サンプル分配部分4903の外側表面上に配設されている。いくつかの実施形態では、フランジ部分4905は、空気を通過させる複数の鉛直穴4907を備え、その詳細が、本明細書に記載されている。
ここで図49Bを参照すると、下カラム構成要素例4900は、基部構成要素4911の内側下面に固定されている。上述したように、サンプル分配部分4903は、1つ以上の脚部を備え、1つ以上の脚部(脚部4935など)は、基部構成要素4911の内側下面上の溝に挿入されて、下カラム構成要素例4900を基部構成要素4911の内側下面に固定する。
図49Bに示されるように、弁支持部分4901は、図48A~図48Cに示される弁支持部分と比較して、タブ部分を有していない。したがって、下カラム構成要素例4900は、弁支持部分4901とサンプル分配部分4903との間のキャビティを排除する。
フランジ部分4905がサンプル分配部分4903の外側表面から外向きに延在するにつれて、フランジ部分4905は、基部構成要素4911の内側側面と接触し得る。そのような実施例では、フィルタ構成要素は、フランジ部分4905の上に設置され得る。
上述したように、サンプル分配部分4903は、空気を通過させる、スロット4909などの1つ以上のスロットを備える。フランジ部分4905は、空気を通過させる複数の鉛直穴(4907など)を備える。図49Bに示される実施例では、空気は、スロットによって画定される傾斜面によって誘導され、かつフランジ部分4905及び基部構成要素4911によって画定されるキャビティに到達するように、サンプル分配部分4903のスロット(スロット4909など)を通って流れる。次いで、空気は、フランジ部分4905の鉛直穴(鉛直穴4907など)を通って上向きに流れ、フィルタ構成要素と接触し得る。
いくつかの実施形態では、フランジ部分4905の鉛直穴は、フランジ部分4905の陰鬱周辺4915とフランジ部分4905の近位周辺4913との間の中間セクションに沿って位置付けられている。そのような実施形態では、フランジ部分4905の鉛直穴は、気泡をフィルタ構成要素の下部中心に導き、気泡がフィルタの縁部の周りを流れることによってフィルタ構成要素をバイパスする可能性を最小限に抑える。
ここで図50A、図50B、図50C及び図50Dを参照すると、本開示の様々な実施形態による下カラム構成要素例4900が示されている。特に、図50Aは、下カラム構成要素例5000の図例を示す。図50Bは、下カラム構成要素例5000の上面図例を示す。図50Cは、下カラム構成要素例5000’の上面図例を示す。図50Dは、下カラム構成要素例5000の少なくとも一部分の断面図例を示す。
図50Aに示されるように、下カラム構成要素例5000は、本明細書に記載される様々な実施例と同様に、サンプル分配部分5004及び弁支持部分5002を備える。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分5004は、弁支持部分5002に接続されている(及び弁支持部分5002は、サンプル分配部分5004内に位置付けられている)。
いくつかの実施形態では、サンプル分配部分5004は、図50Aに示されるスロット5006などのサンプル分配部分5004の下端部に沿って配設された1つ以上のスロットを備える。いくつかの実施形態では、1つ以上のスロットの各々は、サンプル分配部分5004の下端部に傾斜面を画定し得る。いくつかの実施形態では、サンプル分配部分5004は、サンプル分配部分5004の下端部に配設された複数の脚部(脚部5008及び脚部5010など)を備える。
ここで図50B及び図50Cを参照すると、サンプル分配部分の1つ以上のスロットの分布を示す上面図例が提供されている。特に、図50Bは、サンプル分配部分5004のスロット例(スロット5006など)を示す。図50Cは、サンプル分配部分5004’のスロット例(スロット5006’など)を示す。
図49A~図49Bに示されるサンプル分配部分の穴と比較して、スロットは、同じ量の空気の流れを維持するために、より狭く、より多数である。空気がサンプル分配部分の下部のスロットを通って流れる際、これらのスロットは、気泡をフィルタ構成要素の下部に押し込む空気の速度を増加させ、この場合に、気泡は、フィルタ構成要素をバイパスするのではなく、フィルタ構成要素全体を通って移動して、デバイスを出なければならないようになる。
いくつかの実施形態では、スロットは、半径方向に位置付けられ得るか、又はある角度で位置付けられ得る。例えば、図50Bは、スロット5006がサンプル分配部分5004の下部分に沿って半径方向に位置付けられていることを示す。
図50Cは、スロットの各々が隣接するスロットとある角度で位置付けられていることを示す。例えば、スロット5006’の中心軸とスロット5006’に隣接するスロット5007’の中心軸との間の角度Aは、30度であり得る。いくつかの実施形態では、角度Aは、他の値であってもよい。角度付きスロットは、フィルタへの空気の回転方向の流れを引き起こし得る。
ここで図50Dを参照すると、下カラム構成要素例5000は、基部構成要素5012の内側下面に固定されている。上述したように、サンプル分配部分5004は、1つ以上の脚部を備え、1つ以上の脚部(脚部5008など)は、基部構成要素5012の内側下面上の溝に挿入されて、下カラム構成要素例5000を基部構成要素5012の内側下面に固定する。
上述したように、サンプル分配部分5004は、空気を通過させる、スロット5006などの1つ以上のスロットを備える。図50Dに示される実施例では、空気は、スロットによって画定される傾斜面によって、かつスロットの分布に起因する速度で誘導されるように、サンプル分配部分4903のスロット(スロット5006など)を通って流れ、したがって、空気を、フィルタ構成要素を通って上向きに移動するように押し進める。
したがって、本開示の様々な実施形態は、フィルタ構成要素を通って流れるように押し進められる空気の量を増加させ、これにより、他の設計と比較してウイルス収集速度を増加させることによって、性能を改善する。本開示の様々な実施形態はまた、水平穴(成型するためのより複雑なツールを必要とする)を排除することによって、他の設計と比較して、射出成型ツールのコストも低減する。
多くの呼気収集器は、技術的課題及び制限に悩まされている。例えば、多くの呼気収集器の内部カプセル部分から流出される緩衝液の流出速度は、数分かかり得るか、又は緩衝液をより高速に流出させるために呼気収集器を振盪する必要があるため、非常に緩徐である。流出させるいずれの方法も、エンドユーザに実行可能ではなく、エンドユーザは、緩衝液がカプセル部分から完全に流出しているかどうかを知る術が全くない可能性があるか、又は呼気収集器を使用する準備が整っているかどうかを知る術が全くない可能性がある。
本開示の様々な実施形態は、これらの技術的課題及び制限を克服する。例えば、本開示の様々な実施例は、エアロゾル収集デバイスをすぐに使用する準備が整い得るように、緩衝液をカプセル構成要素から3~5秒以内に完全に流出させることができるカプセル構成要素の様々な実施例を提供する。したがって、本開示の様々な実施形態は、緩衝液がカプセル構成要素から完全に流出される前にエンドユーザがサンプル収集プロセスを開始するリスクを排除する。
ここで図51を参照すると、エアロゾル収集デバイス例5100が示されている。特に、エアロゾル収集デバイス例5100は、カプセル部分5105から緩衝液を流出させるために、2箇所で下側プランジャ構成要素5107の下セクション上のカプセル部分5105の箔封止を穿刺するように構成された第1のカプセル抽出本体要素5101及び第2の第1のカプセル抽出本体要素5103を備える。上述したように、緩衝液は、カプセル部分5105から滴り出るときに非常に緩徐に流出し得る。本開示の様々な実施形態は、エアロゾル収集デバイス例5100に関連するこれらの技術的課題及び困難を克服する。
ここで図52A及び図52Bを参照すると、本開示の様々な実施形態によるカプセル構成要素例5200及びブロック構成要素例5206が示されている。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5200は、3面構成のプラスチックカプセルの形態であり得る。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5200は、緩衝液5202を格納する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5200は、カプセル構成要素例5200の開口部を覆い、かつ緩衝液5202がカプセル構成要素例5200から漏出するのを防止する、封止5204などの下封止を備える。いくつかの実施形態では、封止5204は、箔封止であり得る。いくつかの実施形態では、封止5204は、他のタイプであってもよい。
図52Bに示されるように、鋭い縁部を使用して封止5204を穿刺する代わりに、ブロック構成要素例5206は、封止5204を通して押圧されて、封止5204を引き裂く。例えば、ブロック構成要素例5206を、エアロゾル収集デバイスの内側表面に固定することができ、カプセル構成要素例5200を、ブロック構成要素例5206上に下向きに押すことができる。追加的又は代替的に、カプセル構成要素例5200を、エアロゾル収集デバイスの内側表面に固定してもよく、ブロック構成要素例5206を、封止5204上に上向きに押すことができる。
いくつかの実施形態では、ブロック構成要素例5206は、まず封止5204を引き裂き、次いで、カプセル構成要素例5200へと押圧されて、緩衝液5202を、カプセル構成要素例5200の下部側面から封止5204の周りに押し出し得る。
いくつかの実施形態では、ブロック構成要素例5206は、まず封止5204を引き裂き、次いで、カプセル構成要素例5200へと上に押し出して、緩衝液5202を変位させるための鋭い縁部を有する先細の上面を有し得る。
ここで図53、図54、図55及び図56を参照すると、様々なカプセル構成要素例が示されている。特に、図53、図54、図55及び図56に示されるカプセル構成要素例は、エアロゾル収集デバイス内に位置付けられた破砕可能なアンプルの形態であり得る。いくつかの実施形態では、アンプルは、緩衝液を収容し、アンプル供給業者によって気密封止されている。デバイス動作中、アンプルは、破砕されて、緩衝液をエアロゾル収集デバイスの下部分に直ちに流出させる。
ここで図53を参照すると、本開示の様々な実施形態による、カプセル構成要素例5300が示されている。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5300は、ガラス材料又はプラスチック材料を含み得る。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5300は、緩衝液5303を格納し得る。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5300は、エアロゾル収集デバイス5301内に位置付けられている。例えば、エアロゾル収集デバイス5301は、カプセル構成要素例5300をエアロゾル収集デバイス5301の内側表面に取り付ける取り付け特徴部5305を備え得る。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス5301は、通してサンプルを流すことができる剛性中心カラム5307を備える。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス5301は、可撓性プラスチック材料を含み得る。ユーザがエアロゾル収集デバイス5301の外側表面を圧縮すると(例えば、ユーザがエアロゾル収集デバイス5301を圧搾すると)、エアロゾル収集デバイス5301の内側表面が圧縮され得る。カプセル構成要素例5300が取り付け特徴部5305を介してエアロゾル収集デバイス5301の内側表面に取り付けられているため、エアロゾル収集デバイス5301の圧縮は、カプセル構成要素例5300を剛性中心カラム5307上に移動させる。カプセル構成要素例5300が剛性中心カラム5307に押圧されると、剛性中心カラム5307は、カプセル構成要素例5300を破砕し、それによって、カプセル構成要素例5300から緩衝液5303を流出させ得る。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例は、破砕されたカプセル構成要素を収集するための1つ以上の機構を備え得る。
ここで図54を参照すると、本開示の様々な実施形態によるカプセル構成要素例5400が示されている。
特に、カプセル構成要素例5400が破砕された後、カプセル構成要素例5400は、メッシュカバー構成要素5402に収集される。いくつかの実施形態では、メッシュカバー構成要素5402は、カプセル構成要素例5400が破砕された後に、任意のガラス片を収集することができるファインメッシュスリーブの形態であり得る。
例えば、メッシュカバー構成要素5402は、カプセル構成要素例5400の下でエアロゾル収集デバイス内に位置付けられ得る。カプセル構成要素例5400が破砕された後、メッシュカバー構成要素5402は、カプセル構成要素例5400を収集し、緩衝液5404がカプセル構成要素例5400から外に迅速に流出することを可能にする。
ここで図55を参照すると、本開示の様々な実施形態によるカプセル構成要素例5500が示されている。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5500は、ガラス材料又はプラスチック材料を含み得る。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5500は、緩衝液5501を格納し得る。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5500は、エアロゾル収集デバイス5503内に位置付けられている。例えば、エアロゾル収集デバイス5503は、下側プランジャ構成要素を備えることができ、カプセル構成要素例5500は、下側プランジャ構成要素の下部分に取り付けられている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス5503は、エアロゾル収集デバイス5503の下部分上に配設された穿刺特徴部5505を備える。いくつかの実施形態では、下側プランジャ構成要素は、下向きに動き、破線矢印によって示されるように、カプセル構成要素例5500を穿刺特徴部5505上に下向きに動かし得る。カプセル構成要素例5500が穿刺特徴部5505に押圧されると、穿刺特徴部5505は、カプセル構成要素例5500を破砕し、緩衝液5501をカプセル構成要素例5500から流出させる。
ここで図56を参照すると、本開示の様々な実施形態によるカプセル構成要素例5600が示されている。
図56に示される実施例では、カプセル構成要素例5600は、以下の2つの一部を備え得る:第1の一部5602及び第2の一部5604。いくつかの実施形態では、第1の一部5602は、エアロゾル収集デバイス例5610のキャップ構成要素5606に固定されている。いくつかの実施形態では、第2の一部5604は、エアロゾル収集デバイス例5610の下部分5608に固定され、下部分5608によって所定位置に保持されている。図56に示されるように、カプセル構成要素例5600の第1の一部5602及び第2の一部5604は、刻み目線によって分割されている。
いくつかの実施形態では、キャップ構成要素5606は、回転し得る一方、下部分5608は、所定位置に留まる。キャップ構成要素5606が回転すると、第1の一部5602は、刻み目線に沿って第2の一部5604から破砕され、緩衝液5612が、カプセル構成要素例5600からエアロゾル収集デバイス5610の下部へと流出することを可能にする。言い換えれば、カプセル構成要素例5600の第2の一部5604を保持しながら、カプセル構成要素例5600の第1の一部5602を収容しているキャップ構成要素5606をねじると、刻み目が付けられた縁部に沿ってカプセル構成要素例5600が破砕され、緩衝液5612を外に流出させることになる。
ここで図57A、図57B、図58A、図58B、図59A及び図59Bを参照すると、様々なカプセル構成要素例が示されている。特に、図57A、図57B、図58A、図58B、図59A及び図59Bに示されるカプセル構成要素例は、下半分の穴と位置整合した上半分の穴を有する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例は、緩衝液を格納し、単一のプラグ構成要素を使用して、カプセル構成要素例の上半分及び下半分の両方の穴を封止することによって、カプセル構成要素例を封止する。カプセル構成要素例を流出させるために、プラグ構成要素は、同時に両方の穴の外へ押され、流体が下穴から流出される間、空気が上穴を通って流れることを可能にする。したがって、図57A、図57B、図58A、図58B、図59A及び図59Bに示されるカプセル構成要素例は、緩衝液がカプセル構成要素例から迅速に流出することを可能にする。
ここで図57A及び図57Bを参照すると、カプセル構成要素例5700が示されている。
特に、カプセル構成要素例5700は、カプセル構成要素例5700の上面上の上穴5707と、カプセル構成要素例5700の下面上の下穴5709と、を備える。いくつかの実施形態では、プラグ構成要素5703は、カプセル構成要素例5700内に位置付けられており、上穴5707及び下穴5709の両方を封止する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5700は、緩衝液5701を格納する。
ここで図57Bを参照すると、カプセル構成要素例5700から緩衝液5701を流出させるために、プラグ構成要素5703は、固定ピン構成要素5705によって上向きに押される。例えば、固定ピン構成要素5705を、エアロゾル収集デバイスの下部分上に固定することができ、カプセル構成要素例5700を、下側プランジャ構成要素の下部分に取り付けることができる。下側プランジャ構成要素が下向きに押されると、カプセル構成要素例5700は、下向きに移動し、プラグ構成要素5703は、固定ピン構成要素5705と接触する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5700が下向きに移動し続けると、固定ピン構成要素5705は、プラグ構成要素5703を上向きに押し、これにより、カプセル構成要素例5700の封止が破砕される。いくつかの実施形態では、空気は、上穴5707から入ることができる一方、緩衝液5701は、下穴5709から流出することができる。
ここで図58A及び図58Bを参照すると、カプセル構成要素例5800が示されている。
特に、カプセル構成要素例5800は、カプセル構成要素例5800の上面上の上穴5802と、カプセル構成要素例5800の下面上の下穴5804と、を備える。いくつかの実施形態では、プラグ構成要素5806は、カプセル構成要素例5800内に位置付けられており、上穴5802及び下穴5804の両方を封止する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5800は、緩衝液5808を格納する。
いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5800は、エアロゾル収集デバイス内に固定されている。いくつかの実施形態では、プラグ構成要素5806は、エアロゾル収集デバイス内で鉛直方向に動くことができる可動特徴部5810に接続されている。いくつかの実施形態では、可動特徴部5810は、カプセル構成要素例5800の縁部を越えて延在することができ、カプセル構成要素例5800を引っ張ることなく、プラグ構成要素5806を下向きに引っ張るように下向きに動き得る。
例えば、可動特徴部5810の上部分は、下側プランジャ構成要素と接触し得る。下側プランジャ構成要素が下向きに移動するにつれて、可動特徴部5810は、下向きに移動し、プラグ構成要素5806をカプセル構成要素例5800の下穴5804から落下させる。このことが、上穴5802を開放させ、空気が、上穴5802及び緩衝液5808から入り、かつ下穴5804から流出することを可能にする。
ここで図59A及び図59Bを参照すると、カプセル構成要素例5900が示されている。
特に、カプセル構成要素例5900は、カプセル構成要素例5900の上面上の上穴5902と、カプセル構成要素例5900の下面上の下穴5904と、を備える。いくつかの実施形態では、プラグ構成要素5906は、カプセル構成要素例5900内に位置付けられており、上穴5902及び下穴5904の両方を封止する。いくつかの実施形態では、カプセル構成要素例5900は、緩衝液5908を格納する。
いくつかの実施形態では、プラグ構成要素5906は、エアロゾル収集デバイス内に固定されている。いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイスは、ばね付勢されたピン5910を備える。
いくつかの実施形態では、プラグ構成要素5906は、ばね付勢されたピン5910によって下向きに押され得る。例えば、ばね付勢されたピン5910は、下側プランジャ構成要素の下部分に取り付けられ得る。下側プランジャ構成要素が下向きに移動するにつれて、ばね付勢されたピン5910は下向きに移動し、プラグ構成要素5906をカプセル構成要素例5800の下穴5804から下向きに押す。その後、ばね付勢されたピン5910は、ばねによって後退し、プラグ構成要素5906は、エアロゾル収集デバイスの下部分に落下し得る。したがって、空気は、上穴5902からカプセル構成要素例5900に入ることができ、緩衝液5908は、下穴5904から流出することができる。
多くの呼気収集器は、技術的課題及び制限に悩まされている。例えば、ユーザが多くの呼気収集器に空気を吐き出したときに生成される背圧は、大幅に高くなり、準最適な性能をもたらし得る。追加的に、多くの呼気収集器内の緩衝液の流出速度は非常に緩徐であり、緩衝液が完全に流出されるかどうかをユーザが判定することは困難であり得る。更に、多くの呼気収集器は、使用中に複雑な動作シーケンスを必要とする。
上述したように、本開示の様々な実施例は、様々な技術的課題及び困難を克服する。例えば、図60に示されるエアロゾル収集デバイス6000の様々な構成要素及び要素を、低容積射出金型によって製造することができる。追加的又は代替的に、示されるように、エアロゾル収集デバイス6000は、単回使用が意図されており、緩衝液の流出速度及び動作の複雑さに関連する特定の課題に対処し得る。
追加的又は代替的に、本開示の様々な実施形態は、内側空気カラム(上カラム構成要素、中間カラム構成要素及び下側カラム構成要素を含むことができ、その詳細が、本明細書に記載されている)を利用し、内側空気カラムは、漏れを防止するために封止可能である。したがって、本開示の様々な実施形態は、潜在的な漏れ経路に起因した試験の変動を低減し得る。
ここで図60を参照すると、エアロゾル収集デバイス例6000が提供されている。図60に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6000は、完全に組み立てられ、使用する準備が整っている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6000は、接続要素6002及びデバイス本体6006を備える。接続要素6002は、サンプル収集デバイス(例えば、マスク、チューブ及び/又は同様のもの)への直接接続を受容及び/又は提供するように構成され得る。接続要素6002は、エアロゾル収集デバイス6000内の内側空気チャネル/カラムの一部分であり得る。したがって、接続要素6002は、エアロゾル収集デバイス例6000に入るためのサンプル(例えば、ユーザからの呼気)の入口点を提供し得る。追加的に、図60に示されるように、エアロゾル収集デバイス6000は、サンプル収集デバイスと係合するように構成されたプランジャ構成要素6008を備える。プランジャ構成要素6008は、エアロゾル収集デバイス6000の本体/ハウジングに対して鉛直方向に動くように構成され得る。
いくつかの実施形態では、示されるように、エアロゾル収集デバイス6000は、エアロゾル収集デバイス6000の上面上に配設された排気穴6004などの1つ以上の排気穴を備える。図60に示されるように、複数の排気穴は、エアロゾル収集デバイス6000の上面に沿って円形に配置されている。いくつかの実施形態では、排気穴6004などの複数の排気穴は、サンプル収集デバイス(例えば、マスク及び/又はチューブ)がエアロゾル収集デバイス6000の接続要素6002から切断されると自己封止するように構成されている。追加的に、示されるように、エアロゾル収集デバイス6000は、デバイス本体6006の下面に隣接して配設された基部構成要素6010を備える。様々な実施形態では、基部構成要素6010を介してエアロゾル収集デバイス6000から、サンプルを抽出することができる。
ここで図61を参照すると、本開示のいくつかの実施形態によるエアロゾル収集デバイス例6100の断面図例が示されている。
図61に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6100は、図60に関連して上述したデバイス本体6006と同様のデバイス本体6106を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例6100は、上カラム構成要素6110、中間カラム構成要素6114及び下カラム構成要素6124を備える。上カラム構成要素6110、中間カラム構成要素6114及び下カラム構成要素6124は、内側空気チャネル/カラムを画定することを理解されたい。示されるように、上カラム構成要素6110、中間カラム構成要素6114及び下カラム構成要素6124は、エアロゾル収集デバイス6100の上面上で始まり、かつエアロゾル収集デバイス6100の下面で終端するチャネル又は通路を画定し、このチャネル又は通路を通して、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、エアロゾル収集デバイス6100を通って流れることができる。更に示されるように、いくつかの実施形態では、上カラム構成要素6110、中間カラム構成要素6114及び下カラム構成要素6124は、漏斗形状を画定する。
いくつかの実施形態では、上カラム構成要素6110は、中間カラム構成要素6114に固定され得る。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素6114は、パイプ形状を備え、エアロゾル収集デバイス610を通る流れチャネルの少なくとも一部を画定する。
図61に示される実施例では、上カラム構成要素6110は、漏斗形状を画定する。図61に更に示されるように、中間カラム構成要素6114は、ばね6116によって少なくとも部分的に取り囲まれている(図示されているように、丸く取り囲まれている)。追加的に、図61に示されるように、中間カラム構成要素6114は、上側カプセル構成要素6118及び下側カプセル構成要素6120に隣接して配設されている(図示されるように、丸く取り囲まれている)。示されるように、上側カプセル構成要素6118及び下側カプセル構成要素6120は、円形のリング形状要素を画定する。追加的に、示されるように、上側カプセル構成要素6118及び下側カプセル構成要素6120は、エアロゾル収集デバイス6100のハウジング内に中央に配設されている。図61に更に示されるように、上側カプセル構成要素6118及び下側カプセル構成要素6120は、エアロゾル収集デバイス6100の第1のプラグ6119A及び第2のプラグ6119Bに隣接して配設されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6100は、複数の排気穴(例えば、第1の排気穴6104A及び第2の排気穴6104B)、上カラム構成要素6110、中間カラム構成要素6114及び下カラム構成要素6124に動作可能に結合されたプランジャ構成要素6112を備える。図61に示されるように、プランジャ構成要素6112は、複数のアームを備える。例えば、示されるように、第1のアームは、第1の封止要素6103A(例えば、オーバーモールドされたゴム封止)を介して第1の排気穴6104Aに接続されている。同様に、第2のアームは、第2の封止要素6103B(例えば、オーバーモールドされたゴム封止)を介して第2の排気穴6104Bに接続されている。
いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素6114は、溝又は他の固定手段を介して、下カラム構成要素6124に固定され得る。図61に示されるように、エアロゾル収集デバイス6100は、エアロゾル収集デバイス6100の下部内側表面に隣接して、かつ基部構成要素6128の上方に配設されたフィルタスクリーン要素6122を備える。追加的に、いくつかの実施形態では、フィルタスクリーン要素6122は、下カラム構成要素6124の少なくとも一部分を丸く取り囲んでいる。
本明細書に記載されるように、いくつかの実施形態では、デバイス本体6006は、基部構成要素6128を備える。基部構成要素6128は、図60に関連して上述した基部構成要素6010と同様であり得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6128は、エアロゾル収集デバイス6100の下面上に堅固に固定されている。いくつかの実施形態では、基部構成要素6128は、締結要素(例えば、1つ以上のボルト)を介して、又は追加及び/若しくは代替の手段を介して固定され得る。図61に示されるように、基部構成要素6010は、第1のフィルタ構成要素6108A及び第2のフィルタ構成要素6108Bを備える。示されるように、第1のフィルタ構成要素6108A及び第2のフィルタ構成要素6108Bは、基部構成要素6010のキャビティ内に少なくとも部分的に配設されている。いくつかの実施形態では、第1のフィルタ構成要素6108A及び第2のフィルタ構成要素6108Bは、基部構成要素6128の内側表面に取り付けられ得るか、又は固定され得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6128の下部は、封止6130を備える。
したがって、上カラム構成要素6110、中間カラム構成要素6114及び下カラム構成要素6124は、サンプルを受容するための流れチャネルを画定する内側空気カラムを形成する。
ここで図62を参照すると、本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル収集デバイス例6200の断面図例が示されている。示されるように、エアロゾル収集デバイス6200は、サンプル収集デバイス6232に接続されている。エアロゾル収集デバイス6200は、図61に関連して上述したエアロゾル収集デバイス6100と同様であり得る。
図62に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6200は、図61に関連して上述したデバイス本体6106と同様のデバイス本体6206を備える。
図62に示されるように、エアロゾル収集デバイス6200は、チューブ6236を介してサンプル収集デバイス6232の少なくとも一部分(例えば、チューブ)に直接接続されている。図62に示されるように、サンプル収集デバイス6232は、ユーザがサンプル収集デバイス6232に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース6234を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、サンプル収集デバイス6232から、エアロゾル収集デバイス6200へとつながるチャネル又は通路を画定するチューブ6236内に移動することができる。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス6232は、サンプル収集デバイス6232からエアロゾル収集デバイス6200への空気の流れを制御するように動作する第1の逆止弁6238及び第2の逆止弁6240を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例6200は、上カラム構成要素6210、中間カラム構成要素6214及び下カラム構成要素6224を備える。示されるように、上カラム構成要素6210、中間カラム構成要素6214及び下カラム構成要素6224は、エアロゾル収集デバイス6200の上面上で始まり、かつエアロゾル収集デバイス6200の下面で終端するチャネル又は通路を画定し、このチャネル又は通路を通して、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、サンプル収集デバイス6232からエアロゾル収集デバイス6200内に流れることができる。いくつかの実施形態では、上カラム構成要素6210は、中間カラム構成要素6214に固定され得る。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素6214は、パイプ形状を備え、エアロゾル収集デバイス6200を通る流れチャネルの少なくとも一部を画定する。
図62に更に示されるように、中間カラム構成要素6214は、ばね6216に少なくとも部分的に取り囲まれ(図示されるように、丸く取り囲まれている)、及び動作可能に結合されている。追加的に、図62に示されるように、中間カラム構成要素6214は、上側カプセル構成要素6218及び下側カプセル構成要素6220に隣接して配設されている(図示されるように、少なくとも部分的に丸く取り囲まれている)。示されるように、上側カプセル構成要素6218及び下側カプセル構成要素6220は、円形のリング形状要素を画定する。追加的に、示されるように、上側カプセル構成要素6218及び下側カプセル構成要素6220は、エアロゾル収集デバイス6200のハウジング内に中央に配設されている。図62に更に示されるように、上側カプセル構成要素6218及び下側カプセル構成要素6220は、エアロゾル収集デバイス6200の第1のプラグ6219A及び第2のプラグ6219Bに隣接して配設されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6200は、プランジャ構成要素6212を備える。図62に示されるように、プランジャ構成要素6212は、複数のアームを備える。例えば、示されるように、第1のアームに取り付けられた第1の封止要素6203A(例えば、オーバーモールドされたゴム封止)は、第1の排気穴6204Aに隣接して配設されるように構成されている。同様に、第2のアームに取り付けられた第2の封止要素6203B(例えば、オーバーモールドされたゴム封止)は、第2の排気穴6204Bに隣接して配設されるように構成されている。上記に述べたように、いくつかの実施形態では、ユーザは、サンプル収集デバイス6232の端部部分をエアロゾル収集デバイス6200の少なくとも一部分又は面に取り付け得る。いくつかの実施形態では、ユーザが、上カラム構成要素6110に隣接するエアロゾル収集デバイス6200の上面上のアパーチャにサンプル収集デバイス6232を接続すると、プランジャ構成要素6212が、エアロゾル収集デバイス6200のハウジング内で強制的に下向きに動くこととなる。いくつかの実施形態では、示されるように、プランジャ構成要素6212の少なくとも一部分が、エアロゾル収集デバイス6200の下部内側表面に接触することとなる。
追加的に、示されるように、複数の排気穴(例えば、第1の排気穴6204A及び第2の排気穴6204Bが、第1の封止要素6203A及び第2の封止要素6203Bに対して開放位置に(例えば、覆われていない状態に)あることとなる。追加的に、いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素6212の移動により、カプセルの下部分からプラグを係合解除して、カプセルを基部構成要素6228に流出することができる。
いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素6212の移動により、第1のプラグ6219A及び第2のプラグ6219Bを上側カプセル構成要素6218及び下側カプセル構成要素6220から係合解除すること、及び/又はこれらから離して動かすことができる。
いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素6212の移動は、中間カラム構成要素6214に隣接して配設されたばね6216を圧縮することになる。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素6214は、溝又は他の固定手段を介して、下カラム構成要素6224に固定され得る。図62に示されるように、エアロゾル収集デバイス6200は、エアロゾル収集デバイス6200の下部内側表面に隣接して、かつ基部構成要素6228の上方に配設されたフィルタスクリーン要素6222を備える。追加的に、いくつかの実施形態では、フィルタスクリーン要素6222は、下カラム構成要素6224の少なくとも一部分を丸く取り囲んでいる。
いくつかの実施形態では、基部構成要素6228は、エアロゾル収集デバイス6200/デバイス本体6206の下面上に堅固に固定されている。いくつかの実施形態では、基部構成要素6228は、締結要素(例えば、1つ以上のボルト)を介して、又は追加及び/若しくは代替の手段を介して固定され得る。図62に示されるように、基部構成要素6010は、第1のフィルタ構成要素6208A及び第2のフィルタ構成要素6208Bを備える。示されるように、第1のフィルタ構成要素6208A及び第2のフィルタ構成要素6208Bは、基部構成要素6010のキャビティ内に少なくとも部分的に配設されている。いくつかの実施形態では、第1のフィルタ構成要素6208A及び第2のフィルタ構成要素6208Bは、基部構成要素6228の内側表面に取り付けられ得るか、又は固定され得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6228の下部は、6230封止6230を備える。
サンプル収集デバイス6232をエアロゾル収集デバイス6200に取り付けた後、ユーザは、サンプルを提供するために、サンプル収集デバイス6232のマウスピースに息を吹き込むことができる。
ここで図63を参照すると、本開示のいくつかの実施形態によるエアロゾル収集デバイス例6300が示されている。エアロゾル収集デバイス6300は、図62に関連して上述したエアロゾル収集デバイス6200と類似又は同一であり得る。
図63に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6300は、図62に関連して上述したデバイス本体6206と同様のデバイス本体6306を備える。
図63に示されるように、エアロゾル収集デバイス6300は、チューブ6336を介してサンプル収集デバイス6332の少なくとも一部分(例えば、チューブ)に直接接続されている。図63に示されるように、サンプル収集デバイス6332は、ユーザが気をサンプル収集デバイス6332に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース6334を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、サンプル収集デバイス6332から、エアロゾル収集デバイス6300へとつながるチャネル又は通路を画定するチューブ6336内に移動することができる。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス6332は、サンプル収集デバイス6332からエアロゾル収集デバイス6300への空気の流れを制御するように動作する第1の逆止弁6338及び第2の逆止弁6340を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例6300は、上カラム構成要素6310、中間カラム構成要素6314及び下カラム構成要素6324を備える。示されるように、上カラム構成要素6310、中間カラム構成要素6314及び下カラム構成要素6324は、エアロゾル収集デバイス6300の上面上で始まり、かつエアロゾル収集デバイス6300の下面で終端するチャネル又は通路を画定し、このチャネル又は通路を通して、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、サンプル収集デバイス6332からエアロゾル収集デバイス6300内に流れることができる。いくつかの実施形態では、上カラム構成要素6310は、中間カラム構成要素6314に固定され得る。いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素6314は、パイプ形状を備え、エアロゾル収集デバイス6300を通る流れチャネルの少なくとも一部を画定する。
図63に更に示されるように、中間カラム構成要素6314は、ばね6316に少なくとも部分的に取り囲まれ(図示されるように、丸く取り囲まれている)、及び動作可能に結合されている。追加的に、図63に示されるように、中間カラム構成要素6314は、上側カプセル構成要素6318及び下側カプセル構成要素6320に隣接して配設されている(図示されるように、少なくとも部分的に丸く取り囲まれている)。示されるように、上側カプセル構成要素6318及び下側カプセル構成要素6320は、円形のリング形状要素を画定する。追加的に、示されるように、上側カプセル構成要素6318及び下側カプセル構成要素6320は、エアロゾル収集デバイス6300のハウジング内に中央に配設されている。図63に更に示されるように、上側カプセル構成要素6318及び下側カプセル構成要素6320は、エアロゾル収集デバイス6300の第1のプラグ6319A及び第2のプラグ6319Bに隣接して配設されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6300は、プランジャ構成要素6312を備える。図63に示されるように、プランジャ構成要素6312は、複数のアームを備える。例えば、示されるように、第1のアームに取り付けられた第1の封止要素6303A(例えば、オーバーモールドされたゴム封止)は、第1の排気穴6304Aに隣接して配設されるように構成されている。同様に、第2のアームに取り付けられた第2の封止要素6303B(例えば、オーバーモールドされたゴム封止)は、第2の排気穴6304Bに隣接して配設されるように構成されている。いくつかの実施形態では、図63に示されるように、ユーザは、サンプル収集デバイス6332の端部部分をエアロゾル収集デバイス6300に取り付け得る。サンプル収集デバイス6332をエアロゾル収集デバイス6300に取り付けた後、ユーザは、サンプルを提供するために、サンプル収集デバイス6332のマウスピースに息を吹き込むことができる。
いくつかの実施形態では、示されるように、(例えば、マウスピース6334に息を吹き込むことによってサンプルを提供した後、ユーザは、エアロゾル収集デバイス6300の上面上のアパーチャを介してエアロゾル収集デバイス6300に取り付けられたチューブ6336の少なくとも一部分を係合解除する(例えば、引き抜く)ことによって、サンプル収集デバイス6332をエアロゾル収集デバイス6300から切断し得る。
いくつかの実施形態では、ユーザがチューブ6336の少なくとも一部分を係合解除すると、上カラム構成要素6310の少なくとも一部分がエアロゾル収集デバイス6300の上面から出現することとなるように、上カラム構成要素6310が上向きに引っ張られることとなる。いくつかの実施形態では、示されるように、上カラム構成要素6310は、エアロゾル収集デバイス6300の適正な封止を容易にするために、保護外側シース6330によって少なくとも部分的に覆われ得る。
いくつかの実施形態では、ユーザがチューブ6336の少なくとも一部分を係合解除すると、プランジャ構成要素6312が、エアロゾル収集デバイス6300の下部内側表面ともはや接触しなくなるように、エアロゾル収集デバイス6300のハウジング内で上向きに引っ張られることとなる。
いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素6312の移動により、第1のプラグ6308A及び第2のプラグ6308がエアロゾル収集デバイス6300の上部分に向かって動かすことができる。いくつかの実施例では、示されるように、複数の排気穴(例えば、第1の排気穴6304A及び第2の排気穴6304Bが、したがって、第1の封止要素6303A及び第2の封止要素6303Bに対して閉鎖位置に(例えば、覆われていない状態に)あることとなる。
いくつかの実施形態では、中間カラム構成要素6314は、溝又は他の固定手段を介して、下カラム構成要素6324に固定され得る。図63に示されるように、エアロゾル収集デバイス6300は、エアロゾル収集デバイス6300の下部内側表面に隣接して、かつ基部構成要素6328の上方に配設されたフィルタスクリーン要素6322を備える。追加的に、いくつかの実施形態では、フィルタスクリーン要素6322は、下カラム構成要素6324の少なくとも一部分を丸く取り囲んでいる。
追加的に、いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素6312及び上カラム構成要素6310の上向きの移動は、フィルタスクリーン要素6322に対して、基部構成要素6328に収容されたフィルタ構成要素を圧搾/圧縮し得る。いくつかの実施形態では、フィルタ構成要素が完全に圧縮されると、チューブ6336は、エアロゾル収集デバイス6300から(いくつかの場合では、自動的に)係合解除され得る。
図61に戻ると、いくつかの実施形態では、チューブ6136が係合解除されると、ばね6116は、非圧縮状態に戻ることとなる。
上述したように、本開示の様々な実施例は、様々な技術的課題及び困難を克服する。例えば、ユーザ操作は、大幅に簡略化される。追加的に、ユーザエラーに起因する偶発的な漏れを回避することができる。更に、自己封止機構は、サンプルを提供した後に、ユーザが入口を手動で封止することを覚えている必要性を排除する。いくつかの実施例では、図60に示される様々な構成要素及び要素を、低容積射出金型によって製造することができる。追加的又は代替的に、エアロゾル収集デバイス6000は、単回使用が意図されており、潜在的な漏れ経路に対処し、その詳細が、本明細書に記載されている。
多くの呼気収集器は、技術的課題及び制限に悩まされている。例えば、多くの呼気収集器は、使用するのが困難であり、複雑な動作ステップのシーケンスを必要とし得る。追加的に、多くの呼気収集器内の緩衝液の流出速度は非常に緩徐であり、緩衝液が完全に流出されるか否かをユーザが判定することは困難であり得る。
上述したように、本開示の様々な実施例は、様々な技術的課題及び困難を克服する。例えば、図64に示されるエアロゾル収集デバイス6400の様々な構成要素及び要素を、低容積射出金型によって製造することができる。追加的又は代替的に、示されるように、エアロゾル収集デバイス6400は、単回使用が意図されており、緩衝液の流出速度及び動作の複雑さに関連する特定の課題に対処し得る。
追加的又は代替的に、本開示の様々な実施形態は、漏れを防止するために封止可能である内側空気カラムを利用する。したがって、本開示の様々な実施形態は、潜在的な漏れ経路に起因した試験の変動を低減し得る。
ここで図64を参照すると、エアロゾル収集デバイス例6400が提供されている。図64に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6400は、完全に組み立てられ、使用する準備が整っている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6400は、内側空気カラム6402及びデバイス本体6406を備える。いくつかの実施形態では、デバイス本体6406は、ユーザによって圧縮力(例えば、圧力)が加えられると変形し得る可撓性及び/又は変形可能材料(例えば、プラスチック又は同様のもの)を備える。
いくつかの実施形態では、内側空気カラム6402の少なくとも一部分が、サンプル収集デバイス(例えば、マスク、チューブ及び/又は同様のもの)の直接接続を受容及び/又は提供するように構成され得る。したがって、内側空気カラム6402は、エアロゾル収集デバイス例6400に入るための、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)の入口点を提供し得る。追加的に、図64に示されるように、エアロゾル収集デバイス6400は、下向き又は鉛直方向に係合され(例えば、押され、押圧され)るように構成されたプランジャ要素6410を備える。いくつかの実施例では、図64に示されるように、プランジャ要素6410の上面は、エアロゾル収集デバイス6400の上面を画定する。
いくつかの実施形態では、示されるように、エアロゾル収集デバイス6400は、エアロゾル収集デバイス6400の側面/側面本体上に配設された排気穴6404などの1つ以上の排気穴を備える。図61に示されるように、複数の排気穴は、円形に配置され、エアロゾル収集デバイス6400の本体を取り囲んでいる。いくつかの実施形態では、排気穴6404などの複数の排気穴は、サンプル収集デバイス(例えば、マスク及び/又はチューブ)がエアロゾル収集デバイス6400の内側空気カラム6402から切断されると自己封止するように構成されている。追加的に、示されるように、エアロゾル収集デバイス6400は、デバイス本体6406の下面に隣接して配設された基部構成要素6408を備える。様々な実施形態では、基部構成要素6408を介してエアロゾル収集デバイス6400から、サンプルを抽出することができる。
ここで図65を参照すると、本開示のいくつかの実施形態による、エアロゾル収集デバイス例6500の断面図例が示されている。
図65に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6500は、図64に関連して上述したデバイス本体6406と同様又は同一のデバイス本体6506を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例6500は、内側空気カラム6514及び外側空気カラム6516を備える。示されるように、内側空気カラム6514の少なくとも一部分は、外側空気カラム6516内に配設され/外側空気カラム6516によって取り囲まれている。示されるように、内側空気カラム6514は、エアロゾル収集デバイス6500の上面上で始まり、かつエアロゾル収集デバイス6500の下面で終端するチャネル又は通路を画定し、このチャネル又は通路を通して、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、エアロゾル収集デバイス6500を通って流れることができる。更に示されるように、いくつかの実施形態では、内側空気カラム6514及び外気カラム6516は、パイプ形状を画定する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6500は、1つ以上の排気穴(例えば、第1の排気穴6504)及び内側空気カラム6514に動作可能に結合されたプランジャ構成要素6512を備える。図65に示されるように、プランジャ構成要素6512は、エアロゾル収集デバイス6500の上領域内に配設されるように構成された円形要素を備える。いくつかの実施形態では、ユーザは、エアロゾル収集デバイス6500を動作させているときに、プランジャ構成要素6512の上面を押下すること(例えば、押圧すること、押すこと、又は同様のこと)ができる。追加的に、示されるように、緩衝液がデバイス本体6506上の排気穴(例えば、第1の排気穴6504)から漏出するのを防止するために、プランジャ構成要素6512の下面に隣接して、疎水性フィルタ6518が配設されている。
図65に更に示されるように、エアロゾル収集デバイス6500は、破砕可能なアンプル6511を備える。いくつかの実施形態では、破砕可能なアンプル6511は、メッシュソックを備える。特に、破砕可能なアンプル6511は、エアロゾル収集デバイス6500内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、アンプルは、緩衝液を収容し、アンプル供給業者によって気密封止されている。動作中、破砕可能なアンプル6511を破砕して、破砕可能なアンプル6511に収容された緩衝液を、エアロゾル収集デバイスの下部分、例えばエアロゾル収集デバイス6500の基部構成要素6528、に直ちに流出させる。いくつかの実施形態では、ユーザは、押圧(例えば、デバイス本体6406の面を圧搾することによって、破砕可能なアンプル6511を破砕し得る。
いくつかの実施形態では、デバイス本体6406は、基部構成要素6528を備える。基部構成要素6528は、図64に関連して上述した基部構成要素6408と同様であり得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6528は、エアロゾル収集デバイス6500の下面上に堅固に固定されている。いくつかの実施形態では、基部構成要素6528は、締結要素(例えば、1つ以上のボルト)を介して、又は追加及び/若しくは代替の手段を介して固定され得る。
図65に示されるように、基部構成要素6010は、第1のフィルタ構成要素6508A及び第2のフィルタ構成要素6508Bを備える。示されるように、第1のフィルタ構成要素6508A及び第2のフィルタ構成要素6508Bは、基部構成要素6528のキャビティ内に少なくとも部分的に配設されている。いくつかの実施形態では、第1のフィルタ構成要素6508A及び第2のフィルタ構成要素6508Bは、基部構成要素6528の内側表面に取り付けられ得るか、又は固定され得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6528の下部は、6530封止6530(例えば、オーバーモールドされた封止)を備える。
ここで図66を参照すると、本開示のいくつかの実施形態によるエアロゾル収集デバイス例6600が示されている。エアロゾル収集デバイス6600は、図65に関連して上述したエアロゾル収集デバイス6500と類似又は同一であり得る。
図66に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6600は、図65に関連して上述したデバイス本体6506と同様のデバイス本体6606を備える。
図66に示されるように、エアロゾル収集デバイス6600は、チューブ6636を介してサンプル収集デバイス6632の少なくとも一部分(例えば、チューブ)に直接接続されている。図66に示されるように、サンプル収集デバイス6632は、ユーザがサンプル収集デバイス6632に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース6634を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、サンプル収集デバイス6632から、エアロゾル収集デバイス6600へとつながるチャネル又は通路を画定するチューブ6636内に移動することができる。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス6632は、サンプル収集デバイス6632からエアロゾル収集デバイス6600への空気の流れを制御するように動作する第1の逆止弁6638及び第2の逆止弁6640を備える。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例6600は、内側空気カラム6614及び外側空気カラム6616を備える。示されるように、内側空気カラム6614の少なくとも一部分は、外側空気カラム6616内に配設され/外側空気カラム6616によって取り囲まれている。示されるように、内側空気カラム6614は、エアロゾル収集デバイス6600の上面上で始まり、かつエアロゾル収集デバイス6600の下面で終端するチャネル又は通路を画定し、このチャネル又は通路を通して、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、エアロゾル収集デバイス6600を通って流れることができる。更に示されるように、いくつかの実施形態では、内側空気カラム6614及び外気カラム6616は、パイプ形状を画定する。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6600は、複数の排気穴(例えば、第1の排気穴6604)及び内側空気カラム6614に動作可能に結合されたプランジャ構成要素6612を備える。図66に示されるように、プランジャ構成要素6612は、エアロゾル収集デバイス6600の上領域内に配設されるように構成された円形要素を備える。いくつかの実施形態では、ユーザは、エアロゾル収集デバイス6600を動作させているときに、プランジャ構成要素6612の上面を押下すること(例えば、押圧すること、押すこと、又は同様のこと)ができる。追加的に、示されるように、緩衝液がデバイス本体6606上の排気穴(例えば、第1の排気穴6604)から漏出するのを防止するために、プランジャ構成要素6612の下面に隣接して、疎水性フィルタ6618が配設されている。
図66に更に示されるように、エアロゾル収集デバイス6600は、破砕可能なアンプル6611を備える。いくつかの実施形態では、破砕可能なアンプル6611は、メッシュソックを備える。特に、破砕可能なアンプル6611は、エアロゾル収集デバイス6600内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、アンプルは、緩衝液を収容し、アンプル供給業者によって気密封止されている。動作中、破砕可能なアンプル6611を破砕して、破砕可能なアンプル6611に収容された緩衝液を、エアロゾル収集デバイスの下部分、例えばエアロゾル収集デバイス6600の基部構成要素6628、に直ちに流出させる。いくつかの実施形態では、ユーザは、圧縮力を提供する(例えば、デバイス本体6606の面を変形させる、押圧する、又は圧搾する)ことによって、破砕可能なアンプル6611を破砕し得る。
いくつかの実施形態では、デバイス本体6606は、基部構成要素6628を備える。基部構成要素6628は、図64に関連して上述した基部構成要素6608と同様であり得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6628は、エアロゾル収集デバイス6600の下面上に堅固に固定されている。いくつかの実施形態では、基部構成要素6628は、締結要素(例えば、1つ以上のボルト)を介して、又は追加及び/若しくは代替の手段を介して固定され得る。
図66に示されるように、基部構成要素6608は、第1のフィルタ構成要素6608A及び第2のフィルタ構成要素6608Bを備える。示されるように、第1のフィルタ構成要素6608A及び第2のフィルタ構成要素6608Bは、基部構成要素6628のキャビティ内に少なくとも部分的に配設されている。いくつかの実施形態では、第1のフィルタ構成要素6608A及び第2のフィルタ構成要素6608Bは、基部構成要素6628の内側表面に取り付けられ得るか、又は固定され得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6628の下部は、6660封止6660(例えば、オーバーモールドされた封止)を備える。
ここで図67を参照すると、本開示のいくつかの実施形態によるエアロゾル収集デバイス例6700が示されている。エアロゾル収集デバイス6700は、図66に関連して上述したエアロゾル収集デバイス6600と類似又は同一であり得る。
図67に示される実施例では、エアロゾル収集デバイス例6700は、図65に関連して上述したデバイス本体6506と同様のデバイス本体6706を備える。
図67に示されるように、エアロゾル収集デバイス6700は、サンプル収集デバイスの少なくとも一部分(例えば、チューブ)に直接接続される(例えば、チューブを介して)ように構成されている。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス例6700は、内側空気カラム6714及び外側空気カラム6716を備える。示されるように、内側空気カラム6714の少なくとも一部分は、外側空気カラム6716内に配設され/外側空気カラム6716によって取り囲まれている。示されるように、内側空気カラム6714は、エアロゾル収集デバイス6700の上面上で始まり、かつエアロゾル収集デバイス6700の下面で終端するチャネル又は通路を画定し、このチャネル又は通路を通して、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、エアロゾル収集デバイス6700を通って流れることができる。更に示されるように、いくつかの実施形態では、内側空気カラム6714及び外気カラム6716は、パイプ形状を画定する。
図67に更に示されるように、エアロゾル収集デバイス6700は、破砕可能なアンプル6711を備える。いくつかの実施形態では、破砕可能なアンプル6711は、メッシュソックを備える。特に、破砕可能なアンプル6711は、エアロゾル収集デバイス6700内に位置付けられている。いくつかの実施形態では、アンプルは、緩衝液を収容し、アンプル供給業者によって気密封止されている。動作中、破砕可能なアンプル6711を破砕して、破砕可能なアンプル6711に収容された緩衝液を、エアロゾル収集デバイスの下部分、例えばエアロゾル収集デバイス6700の基部構成要素6728、に直ちに流出させる。いくつかの実施形態では、基部構成要素6728は、エアロゾル収集デバイス6700の下面上に堅固に固定されている。いくつかの実施形態では、基部構成要素6728は、締結要素(例えば、1つ以上のボルト)を介して、又は追加及び/若しくは代替の手段を介して固定され得る。いくつかの実施形態では、図67に示されるように、基部構成要素6010は、第1のフィルタ構成要素6708A及び第2のフィルタ構成要素6708Bを備える。示されるように、第1のフィルタ構成要素6708A及び第2のフィルタ構成要素6708Bは、基部構成要素6728のキャビティ内に少なくとも部分的に配設されている。いくつかの実施形態では、第1のフィルタ構成要素6708A及び第2のフィルタ構成要素6708Bは、基部構成要素6728の内側表面に取り付けられ得るか、又は固定され得る。いくつかの実施形態では、基部構成要素6728の下部は、6760封止6760(例えば、オーバーモールドされた封止)を備える。
図67に示される実施例では、破砕可能なアンプル6711が破砕される。いくつかの実施形態では、デバイス本体6706は、圧縮力(例えば、デバイス本体6406の表面を押圧又は圧搾すること)を提供することによって破砕可能なアンプル6711を破砕するために、ユーザが圧力を提供するための好ましい場所を示すようにマークされ得る。いくつかの実施形態では、示されるように、破砕可能なアンプル6711は、破砕されたガラス片を収容するためのメッシュソックを備える。
破砕可能なアンプル6711を破砕した後、ユーザは、サンプルを提供する(例えば、直接接続されたサンプル収集デバイスの少なくとも一部分に息を吹き込む)。
いくつかの実施形態では、エアロゾル収集デバイス6700は、複数の排気穴(例えば、第1の排気穴6704)及び内側空気カラム6714に動作可能に結合されたプランジャ構成要素6712を備える。図67に示されるように、プランジャ構成要素6712は、エアロゾル収集デバイス6700の上領域内に配設されるように構成された円形要素を備える。いくつかの実施形態では、ユーザは、エアロゾル収集デバイス6700を動作させているときに、プランジャ構成要素6712の上面を押下すること(例えば、押圧すること、押すこと、又は同様のこと)ができる。
動作中、サンプルを提供した後、ユーザは、エアロゾル収集デバイス6700からサンプル収集デバイスを係合解除し(例えば、取り外し)、プランジャ構成要素6712を押下し得る。いくつかの実施形態では、プランジャ構成要素6712を押下することにより、サンプルがエアロゾル収集デバイス6700から抽出される前に、第1のフィルタ構成要素6708A及び第2のフィルタ構成要素6708Bが圧搾又は圧縮され得る。
図67に示される実施例では、プランジャ構成要素6712は、押下状態にある(例えば、ユーザによって押された又は押下された後)。更に示されるように、デバイス本体6706上に配設された複数の排気穴(例えば、第1の排気穴6704)は、エアロゾル収集デバイス6700の全体が適正に封止されるように、プランジャ構成要素6712が押下状態にあるときに、プランジャ構成要素6712の対応するアパーチャと位置整合しない。
追加的に、示されるように、緩衝液がデバイス本体6706上の排気穴(例えば、第1の排気穴6704)から漏出するのを防止するために、プランジャ構成要素6712の下面に隣接して、疎水性フィルタ6718が配設されている。
上述したように、本開示の様々な実施例は、様々な技術的課題及び困難を克服する。例えば、ユーザ操作は、大幅に簡略化される。追加的に、ユーザエラーに起因する偶発的な漏れを回避することができる。いくつかの実施例では、図67に示される様々な構成要素及び要素を、低容積射出金型によって製造することができる。追加的又は代替的に、エアロゾル収集デバイス6700は、単回使用が意図されており、潜在的な漏れ経路に対処し、その詳細が、本明細書に記載されている。
多くの呼気収集器は、技術的課題及び制限に悩まされている。例えば、ユーザは、呼気収集器を動作させながら、緩衝液を誤って吸入する可能性がある。追加的に、ユーザは、サンプルと関連付けられた圧力及び/又は体積が、試験目的に適合しているかどうかを判定することができない可能性がある。
本開示の様々な実施例は、様々な技術的課題及び困難を克服する。例えば、図68に示されるサンプル収集デバイス6800の様々な構成要素及び要素を、低容積射出金型によって製造することができる。追加的又は代替的に、示されるように、サンプル収集デバイス6800は、単回使用が意図されており、サンプルを提供することに関する特定の課題に対処し得る。
ここで図68を参照すると、本開示のいくつかの実施形態によるサンプル収集デバイス例6800が提供されている。
いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイス6800は、マウスピース6802、本体構成要素6804及びチューブ構成要素6806を備える。様々な実施形態では、マウスピース6802、本体構成要素6804及びチューブ構成要素6806の各々は、互いに接続されるように構成された別個の要素を備え得る。
図68に示されるように、サンプル収集デバイス6800は、ユーザがサンプル収集デバイス6800に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース6802を備える。いくつかの実施形態では、マウスピース6802は、異なるサイズ、形状及びスタイルのマウスピース6802をサンプル収集デバイス6800と利用することを可能にする、サンプル収集デバイス6800の交換可能な構成要素であり得る。いくつかの実施形態では、マウスピース6802は、漏斗形状を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、マウスピース6802から本体構成要素6804内、チューブ構成要素6806内、及びエアロゾル収集デバイス例の中に移動することができる。したがって、マウスピース6802、本体構成要素6804及びチューブ構成要素6806は、エアロゾル収集デバイスへとつながるチャネル又は通路を画定する。いくつかの実施例では、示されるように、本体構成要素6804は、マウスピース6802と第1の逆止弁6808との間に配設された水平導管と、エアロゾル収集デバイスにつながる、水平導管に取り付けられた鉛直導管と、を備える。
いくつかの実施形態では、図68に示されるように、サンプル収集デバイス6800は、チューブ構成要素6806を介してエアロゾル収集デバイスの少なくとも一部分に直接接続/取り外し可能に取り付けられるように構成されている。様々な実施形態では、チューブ構成要素6806は、パイプ、導管及び/又は同様のものなどのチューブ状本体を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、チューブ構成要素6806の上部分は、チューブ構成要素6806の下部分よりも太い。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス6800は、サンプル収集デバイス6800からエアロゾル収集デバイスへの空気の流れを制御するように動作するサンプル収集デバイス6800の端面を画定する少なくとも第1の逆止弁6808を備える。いくつかの実施形態では、第1の逆止弁6808は、ユーザが吸入している間にユーザに空気が流れることを可能にするが、ユーザがサンプル収集デバイス6800の中に空気を吐き出しているときに(例えば、マウスピース6802を介して)空気の逆流を防止する。
ここで図69を参照すると、本開示のいくつかの実施形態による、サンプル収集デバイス例6900の断面図例が示されている。サンプル収集デバイス6900は、図68に関連して上述したサンプル収集デバイス6800と類似又は同一であり得る。
図69に示されるように、サンプル収集デバイス6900は、マウスピース6902、本体構成要素6904及びチューブ構成要素6906を備える。上記に述べたように、マウスピース6902、本体構成要素6904及びチューブ構成要素6906の各々は、互いに接続されるように構成された別個の要素を備え得る。
図69に示されるように、サンプル収集デバイス6900は、ユーザがサンプル収集デバイス6900に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース6902を備える。いくつかの実施形態では、マウスピース6902は、サンプル収集デバイス6900の交換可能な構成要素であり得る。いくつかの実施形態では、マウスピース6902は、漏斗形状を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、マウスピース6902から本体構成要素6904内、チューブ構成要素6906内、及びエアロゾル収集デバイス例の中に移動することができる。したがって、マウスピース6902、本体構成要素6904及びチューブ構成要素6906は、エアロゾル収集デバイスへとつながるチャネル又は通路を画定する。いくつかの実施例では、示されるように、本体構成要素6904は、マウスピース6902と第1の逆止弁6908との間に配設された水平導管と、エアロゾル収集デバイスにつながる、水平導管に取り付けられた鉛直導管と、を備える。
いくつかの実施形態では、図69に示されるように、サンプル収集デバイス6900は、チューブ構成要素6906を介してエアロゾル収集デバイスの少なくとも一部分に直接接続/取り外し可能に取り付けられるように構成されている。様々な実施形態では、チューブ構成要素6906は、パイプ、導管及び/又は同様のものなどのチューブ状本体を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、チューブ構成要素6906の上部分は、チューブ構成要素6906の下部分よりも太い。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス6900は、サンプル収集デバイス6900からエアロゾル収集デバイスへの空気の流れを制御するように動作するサンプル収集デバイス6900の端面を画定する少なくとも第1の逆止弁6908を備える。いくつかの実施形態では、第1の逆止弁6908は、ユーザが吸入している間にユーザに空気が流れることを可能にするが、ユーザがサンプル収集デバイス6900の中に空気を吐き出しているときに(例えば、マウスピース6902を介して)空気の逆流を防止する。
追加的に、いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイス6900は、第2の逆止弁6910を備える。示されるように、第2の逆止弁6910は、チューブ構成要素6906の本体内に少なくとも部分的に配設されている。様々な実施形態では、第2の逆止弁6910は、エアロゾル収集デバイスへの空気の流れを可能にするように動作し、緩衝液がユーザの口に引き戻されるのを防止する(例えば、ユーザがサンプル収集デバイス6900を使用しながら空気を吸入している間)。二重逆止弁構成を提供することにより、ユーザの吸入及び吐き出しによって生成されたデバイス内の気流が制御される。追加的に、ユーザは、サンプルを汚染することなく(例えば、サンプル収集デバイス6900から緩衝液を引き出すことによって)サンプルを提供しながら、複数回の呼吸を行うことができる。追加的に、ユーザがサンプル収集デバイス6900の中に空気を吐き出すことに関連付けられた圧力降下が、大きく低減され、改善されたユーザ体験を提供する。
ここで図70を参照すると、本開示の様々な実施形態による、サンプル収集デバイス7000の斜視図が提供されている。
いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイス7000は、マウスピース7002、本体構成要素7004及びチューブ構成要素7006を備える。様々な実施形態では、マウスピース7002、本体構成要素7004及びチューブ構成要素7006の各々は、互いに接続されるように構成された別個の要素を備え得る。
図70に示されるように、サンプル収集デバイス7000は、マウスピース7002、本体構成要素7004及びチューブ構成要素7006を備える。様々な実施形態では、マウスピース7002、本体構成要素7004及びチューブ構成要素7006の各々は、互いに接続されるように構成された別個の要素を備え得る。
図70に示されるように、サンプル収集デバイス7000は、ユーザがサンプル収集デバイス7000に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース7002を備える。いくつかの実施形態では、マウスピース7002は、異なるサイズ、形状及びスタイルのマウスピース7002をサンプル収集デバイス7000と利用することを可能にする、サンプル収集デバイス7000の交換可能な構成要素であり得る。
例えば、示されるように、マウスピース7002は、漏斗形状を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、マウスピース7002から本体構成要素7004内、チューブ構成要素7006内、及びエアロゾル収集デバイス例の中に移動することができる。したがって、マウスピース7002、本体構成要素7004及びチューブ構成要素7006は、エアロゾル収集デバイスへとつながるチャネル又は通路を画定する。
いくつかの実施例では、示されるように、本体構成要素7004は、マウスピース7002と第1の逆止弁7008との間に配設された水平導管と、エアロゾル収集デバイスにつながる、水平導管に取り付けられた下側鉛直導管と、を備える。追加的に、示されるように、本体構成要素7004は、本体構成要素7004の上側鉛直導管を画定するインジケータ構成要素7012を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、インジケータ構成要素7010は、ユーザがサンプル収集デバイス7000に入った空気の体積の表示を通して見ることができる透明窓7018を備える。
いくつかの実施形態では、図70に示されるように、サンプル収集デバイス7000は、チューブ構成要素7006を介してエアロゾル収集デバイスの少なくとも一部分に直接接続/取り外し可能に取り付けられるように構成されている。様々な実施形態では、チューブ構成要素7006は、パイプ、導管及び/又は同様のものなどのチューブ状本体を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、チューブ構成要素7006の上部分は、チューブ構成要素7006の下部分よりも太い。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス7000は、サンプル収集デバイス7000からエアロゾル収集デバイスへの空気の流れを制御するように動作するサンプル収集デバイス7000の端面を画定する少なくとも第1の逆止弁7008を備える。いくつかの実施形態では、第1の逆止弁7008は、ユーザが吸入している間にユーザに空気が流れることを可能にするが、ユーザがサンプル収集デバイス7000の中に空気を吐き出しているときに(例えば、マウスピース7002を介して)空気の逆流を防止する。
ここで図71を参照すると、本開示の様々な実施形態による、サンプル収集デバイス7100の断面図が提供されている。
いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイス7100は、マウスピース7102、本体構成要素7104及びチューブ構成要素7106を備える。様々な実施形態では、マウスピース6802、本体構成要素7104及びチューブ構成要素7106の各々は、互いに接続されるように構成された別個の要素を備え得る。
図71に示されるように、サンプル収集デバイス7100は、マウスピース7102、本体構成要素7104及びチューブ構成要素7106を備える。様々な実施形態では、マウスピース7102、本体構成要素7104及びチューブ構成要素7106の各々は、互いに接続/取り外し可能に結合されるように構成された別個の要素を備え得る。
図71に示されるように、サンプル収集デバイス7100は、ユーザがサンプル収集デバイス7100に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース7102を備える。いくつかの実施形態では、マウスピース7102は、異なるサイズ、形状及びスタイルのマウスピース7102をサンプル収集デバイス7100と利用することを可能にする、サンプル収集デバイス7100の交換可能な構成要素であり得る。例えば、示されるように、マウスピース7102は、漏斗形状を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、マウスピース7102から本体構成要素7104内、チューブ構成要素7106内、及びエアロゾル収集デバイス例の中に移動することができる。したがって、マウスピース7102、本体構成要素7104及びチューブ構成要素7106は、エアロゾル収集デバイスへとつながるチャネル又は通路を画定する。
いくつかの実施例では、示されるように、本体構成要素7104は、マウスピース7102と第1の逆止弁7108との間に配設された水平導管を備える。追加的に、示されるように、本体構成要素7104は、エアロゾル収集デバイスにつながる下側鉛直導管を備える。追加的に、示されるように、本体構成要素7104は、本体構成要素7104の上側鉛直導管を画定するインジケータ構成要素7112を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、インジケータ構成要素7112は、ユーザがサンプル収集デバイス7100に入った空気の体積の表示を通して見ることができる透明窓7118を備える。
いくつかの実施形態では、図71に示されるように、インジケータ構成要素7112は、プロペラ構成要素7116を備える。示されるように、プロペラ構成要素7116は、プロペラ経路7114(例えば、インジケータ構成要素7112の上面から本体構成要素7104の通路内に延在するフィンピッチねじ部)上に配設されている。空気の流れがマウスピースを介してサンプル収集デバイス7100に入ると、空気の流れの少なくとも一部分が、プロペラ構成要素7116に入射することとなり、プロペラ構成要素7116をプロペラ経路7114に沿って上向きに動かすこととなる。ユーザは、プロペラ経路7114上のプロペラ構成要素7116の位置に少なくとも部分的に基づいて、サンプル収集デバイス7100にどれだけの空気の流れが入ったかを判定するために、透明窓7118を介してプロペラ構成要素7116の位置を見ることができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、プロペラ構成要素7116が本体構成要素7104の上面を画定するキャップに隣接するプロペラ経路7114の最上の場所に到達したときに、サンプル収集デバイス7100に十分な量の空気の流れが入ったと判定することができる。
いくつかの実施形態では、図71に示されるように、サンプル収集デバイス7100は、チューブ構成要素7106を介してエアロゾル収集デバイスの少なくとも一部分に直接接続/取り外し可能に取り付けられるように構成されている。様々な実施形態では、チューブ構成要素7106は、パイプ、導管及び/又は同様のものなどのチューブ状本体を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、チューブ構成要素7106の上部分は、チューブ構成要素7106の下部分よりも太い。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス7100は、サンプル収集デバイス7100からエアロゾル収集デバイスへの空気の流れを制御するように動作するサンプル収集デバイス7100の端面を画定する少なくとも第1の逆止弁7108を備える。いくつかの実施形態では、第1の逆止弁7108は、ユーザが吸入している間にユーザに空気が流れることを可能にするが、ユーザがサンプル収集デバイス7100の中に空気を吐き出しているときに(例えば、マウスピース7102を介して)空気の逆流を防止する。
追加的に、いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイス7100は、第2の逆止弁7110を備える。示されるように、第2の逆止弁7110は、チューブ構成要素6906の本体内に少なくとも部分的に配設されている。様々な実施形態では、第2の逆止弁7110は、エアロゾル収集デバイスへの空気の流れを可能にするように動作し、緩衝液がユーザの口に引き戻されるのを防止する(例えば、ユーザがサンプル収集デバイス7100を使用しながら空気を吸入している間)。
ここで図72を参照すると、本開示の様々な実施形態による、サンプル収集デバイス7200の断面図が提供されている。
いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイス7200は、マウスピース7202、本体構成要素7204及びチューブ構成要素7206を備える。様々な実施形態では、マウスピース6802、本体構成要素7204及びチューブ構成要素7206の各々は、互いに接続/取り外し可能に結合されるように構成された別個の要素を備え得る。
図72に示されるように、サンプル収集デバイス7200は、ユーザがサンプル収集デバイス7200に空気を吹き込むように構成された開口部を画定するマウスピース7202を備える。いくつかの実施形態では、マウスピース7202は、異なるサイズ、形状及びスタイルのマウスピース7202をサンプル収集デバイス7200と利用することを可能にする、サンプル収集デバイス7200の交換可能な構成要素であり得る。例えば、示されるように、マウスピース7202は、漏斗形状を備える。例えば、サンプル(例えば、ユーザからの呼気)は、マウスピース7202から本体構成要素7204内、チューブ構成要素7206内、及びエアロゾル収集デバイス例の中に移動することができる。したがって、マウスピース7202、本体構成要素7204及びチューブ構成要素7206は、エアロゾル収集デバイスへとつながるチャネル又は通路を画定する。
いくつかの実施例では、示されるように、本体構成要素7204は、マウスピース7202と第1の逆止弁7208との間に配設された水平導管を備える。追加的に、示されるように、本体構成要素7204は、エアロゾル収集デバイスにつながる下側鉛直導管を備える。追加的に、示されるように、本体構成要素7204は、本体構成要素7204の上側鉛直導管を画定するインジケータ構成要素7212を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、インジケータ構成要素7212は、ユーザがサンプル収集デバイス7200に入った空気の体積の表示を通して見ることができる透明窓7218を備える。
いくつかの実施形態では、図72に示されるように、インジケータ構成要素7212は、可動ボール構成要素7216を備える。示されるように、可動ボール構成要素7216は、インジケータ構成要素7212の本体内に配設されている。いくつかの実施形態では、空気の流れがマウスピースを介してサンプル収集デバイス7200に入ると、空気の流れの少なくとも一部分が、可動ボール構成要素7216に入射することとなり、可動ボール構成要素7216をインジケータ構成要素7212内のチャネルに沿って上向きに動かすこととなる。いくつかの実施形態では、示されるように、可動ボール構成要素7216は、第1のディテント7214などの一連のディテント(例えば、ラチェット)によって画定される経路に沿って上昇/移動し得る。ユーザは、インジケータ構成要素7212のチャネル内の可動ボール構成要素7216の位置に少なくとも部分的に基づいて、サンプル収集デバイス7200にどれだけの空気の流れが入ったかを決定するために、透明窓7218を介して可動ボール構成要素7216の位置を見ることができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、可動ボール構成要素7216が本体構成要素7204の上面を画定するキャップに隣接するインジケータ構成要素7212の上部の場所に到達したときに、サンプル収集デバイス7200に十分な量の空気の流れが入ったと判定することができる。
いくつかの実施形態では、図72に示されるように、サンプル収集デバイス7200は、チューブ構成要素7206を介してエアロゾル収集デバイスの少なくとも一部分に直接接続/取り外し可能に取り付けられるように構成されている。様々な実施形態では、チューブ構成要素7206は、パイプ、導管及び/又は同様のものなどのチューブ状本体を備える。いくつかの実施形態では、示されるように、チューブ構成要素7206の上部分は、チューブ構成要素7206の下部分よりも太い。
いくつかの実施形態では、示されるように、サンプル収集デバイス7200は、サンプル収集デバイス7200からエアロゾル収集デバイスへの空気の流れを制御するように動作するサンプル収集デバイス7200の端面を画定する少なくとも第1の逆止弁7208を備える。いくつかの実施形態では、第1の逆止弁7208は、ユーザが吸入している間にユーザへの空気の流れを可能にするが、ユーザがサンプル収集デバイス7200の中に空気を吐き出しているときに(例えば、マウスピース7202を介して)空気の逆流を防止する。
追加的に、いくつかの実施形態では、サンプル収集デバイス7200は、第2の逆止弁7210を備える。示されるように、第2の逆止弁7210は、チューブ構成要素6906の本体内に少なくとも部分的に配設されている。様々な実施形態では、第2の逆止弁7210は、エアロゾル収集デバイスへの空気の流れを可能にするように動作し、緩衝液がユーザの口に引き戻されるのを防止する(例えば、ユーザがサンプル収集デバイス7200を使用しながら空気を吸入している間)。
上述したように、本開示の様々な実施例は、様々な技術的課題及び困難を克服する。本明細書は、多くの具体的な実装詳細を含むが、これらは、いかなる開示又は特許請求され得るものの範囲を制限するものとして解釈されるべきではなく、むしろ特定の開示の特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本明細書に記載される特定の特徴はまた、単一の実施形態で組み合わせて実装され得る。逆に、単一の実施形態のコンテキストで説明される様々な特徴はまた、多数の実施形態において別々に、又は任意の好適なサブコンビネーションで実装することができる。更に、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上記で説明され、最初はそのように主張されていても、特許請求される組み合わせからの1つ以上の特徴は、場合によっては、組み合わせから削除することができ、特許請求される組み合わせは、サブコンビネーション又はサブコンビネーションの変形に向けられ得る。
同様に、動作は、図面に特定の順序で示されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作を示される特定の順序又は順番に実行すること、又は示される全ての動作を実行することを要求するものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスキング及び並列処理が有利であり得る。更に、上述の実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、全ての実施形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、記載されるプログラム構成要素及びシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品に一体化する、又は複数のソフトウェア製品にパッケージ化することができることを理解されたい。
こうして、本主題の特定の実施形態が説明されてきた。他の実施形態は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。場合によっては、特許請求の範囲に列挙されたアクションは、異なる順序で実行され得、依然として望ましい結果を達成することができる。加えて、添付の図面に示されたプロセスは、望ましい結果を達成するために、図示の特定の順序、又は連続的な順序を必ずしも必要としない。特定の実装形態では、マルチタスキング及び並列処理が有利であり得る。
本開示は、開示される特定の実施例に限定されるものではないこと、並びに修正及び他の実施例は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。特定の用語が本明細書で用いられているが、特に記載のない限り、これらは一般的かつ記述的な意味でのみ使用され、限定の目的では使用されない。