JP2023044938A - データ分析要件定義支援装置およびデータ分析要件定義支援方法 - Google Patents

データ分析要件定義支援装置およびデータ分析要件定義支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】要件定義を行うための情報構造化を効率的に支援すること。【解決手段】データ分析要件定義支援装置は、前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、を記憶し、分析対象ノードの入力を受け付ける入力処理と、前記入力処理によって入力された分析対象ノードの文字列に類似する文字列を含む類似ノードを前記複数のノードから検索する検索処理と、前記検索処理によって検索された類似ノードを含むノード群と当該ノード群の中の2つノード間のエッジとにより構成される有向グラフ構造を取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された有向グラフ構造の中から前記類似ノードを含むパスを探索する探索処理と、前記探索処理によって探索されたパスを異なる態様で表示するように、前記有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、データ分析を行うための要件定義を支援するデータ分析要件定義支援装置およびデータ分析要件定義支援方法に関する。
デジタル化を支えるデータ分析技術の進歩は加速する一方で、いち早くビジネスの価値を生み出すには、データから素早く意思決定するためのデータ分析技術活用や、それを効果的に行うために現場ノウハウを活かす知識マネジメントが重要である。
データ分析技術適用の手戻りや遅延がビジネス機会の損失になり得るため、適切な課題設定、要件定義が求められる。そこで、顧客のビジネスを理解し、ビジネス課題につながるデータ分析施策を導くため、業務課題との繋がりを明確にし、さらに関連する業務プロセスと目標値となる因子や、制御可能な因子、影響を及ぼす因子など、関連するデータ理解が必要である。
これを実現するには、ステークホルダ、事業課題、業務プロセス、関連因子の観点で課題を整理し、またそれぞれの関連性を定義し、課題選択により蓄積データから分析上関係のあるプロセスやデータ分析に活用すべき因子を提示することが課題となる。
下記特許文献1は、ステークホルダ情報と、課題となる顧客ゴールの情報と、ビジネスプロセスおよび開発プロセスモデルの情報及びそれらの関連情報を用いて分析するステークホルダ抽出・管理装置を開示する。このステークホルダ抽出・管理装置は、ステークホルダをモデル化し、組織の役割を管理するステークホルダモデル生成部と、顧客のゴールを構造化し、管理するゴールモデル生成部と、顧客のビジネスプロセスモデルとゴール、ステークホルダとを関連付けて管理するビジネスプロセスモデル生成部と、システム開発プロセスとステークホルダとを関連付けて管理する開発プロセスモデル生成部と、ステークホルダモデル生成部、ゴールモデル生成部、ビジネスプロセスモデル生成部、および開発プロセスモデル生成部により構造化されたステークホルダ情報を保管する各種ステークホルダ情報保管部と、入力されたゴールを検索条件として、各種ステークホルダ情報保管部から関連するステークホルダを検索する検索部と、各種ステークホルダ情報保管部に保管された情報を用いて、ゴールに間接的に関わるステークホルダを抽出する間接ステークホルダ抽出処理部を備える。
下記特許文献2は、ユーザの入力操作によりデータ分析の要件定義を支援するシステムを開示する。このシステムは、ユーザ操作に基づいて分析類型と顧客視点と提示方式のうち1つを入力する手段及び処理ステップと、顧客視点と提示方式と顧客要求と表示種別との間に成り立つ条件付き確率(類型推奨モデル)を参照して、推奨要求仕様を決定し、これを要求仕様候補とする手段及び処理ステップと、条件付き確率を参照して、要求仕様候補に対する類似要求仕様を決定する手段及び処理ステップと、要求仕様候補を可視化して表示する手段及び処理ステップと、類似要求仕様を可視化してリスト表示する手段及び処理ステップと、前記類似要求仕様からユーザにより選択することで要求仕様候補を変更可能とする手段及び処理ステップとを有する。
特開2010-256949号公報 特開2012-243194号公報
しかしながら、特許文献1は、データ理解に必要な業務や開発などのプロセスの制御や環境条件などに関わる因子やデータ種類などを考慮しておらず、またステークホルダごとの役割で担うプロセスの詳細化を行うものではなく、データ分析に必要な情報を含まない。特許文献2は、顧客の要求から過去の関連性に基づいてデータ分析方法を提示するのみであり、業務プロセス上発生する制約条件の考慮はできず、課題設定がうまくできてない場合は手戻りとなる。
本発明は、要件定義を行うための情報構造化を効率的に支援することを目的とする。
第1開示技術のデータ分析要件定義支援装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、を記憶し、前記プロセッサは、分析対象ノードの入力を受け付ける入力処理と、前記入力処理によって入力された分析対象ノードの文字列に類似する文字列を含む類似ノードを前記複数のノードから検索する検索処理と、前記検索処理によって検索された類似ノードを含むノード群と当該ノード群の中の2つノード間のエッジとにより構成される有向グラフ構造を取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された有向グラフ構造の中から前記類似ノードを含むパスを探索する探索処理と、前記探索処理によって探索されたパスを異なる態様で表示するように、前記有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
第2開示技術のデータ分析要件定義支援装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、分析対象者が前記ノードを参照した履歴と、を記憶し、前記プロセッサは、分析対象ノード群と前記分析対象ノード群の中の2つノード間の関連性を示すエッジとにより構成される第1分析対象有向グラフ構造の入力を受け付ける入力処理と、前記複数のノードの中から、前記分析対象者が参照し、かつ、前記入力処理によって入力された第1分析対象有向グラフ構造を構成する前記分析対象ノード群の各々の分析対象ノードの文字列に類似する第1類似ノードを検索する第1検索処理と、前記分析対象ノード群のうち前記第1検索処理によって検索された第1類似ノードに類似する第1類似分析対象ノードを、第1特定表示対象に設定する第1設定処理と、前記第1設定処理によって設定された第1特定表示対象を異なる態様で表示するように、前記第1分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
第3開示技術のデータ分析要件定義支援装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有し、前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、前記エッジの優先度と、を記憶し、前記プロセッサは、分析対象ノード群と前記分析対象ノード群の中の2つノード間の関連性を示すエッジとにより構成される分析対象有向グラフ構造の入力を受け付ける入力処理と、前記入力処理によって入力された分析対象有向グラフ構造の各エッジの優先度に基づいて、前記エッジの優先度の合計が最大となるパスを前記分析対象有向グラフ構造の中から探索する第1探索処理と、前記第1探索処理によって探索されたパスを異なる態様で表示するように、前記分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、要件定義を行うための情報構造化を効率的に支援することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図1は、データ分析要件定義支援例1を示す説明図である。 図2は、データ分析要件定義支援例2を示す説明図である。 図3は、データ分析要件定義支援例3を示す説明図である。 図4は、データ分析要件定義支援システムのシステム構成例を示す説明図である。 図5は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、データ分析要件定義支援装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、ステークホルダテーブルの一例を示す説明図である。 図8は、ステークホルダ関係性テーブルの一例を示す説明図である。 図9は、ステークホルダ価値テーブルの一例を示す説明図である。 図10は、課題・ステークホルダ・因子の関連テーブルの一例を示す説明図である。 図11は、課題関係性テーブルの一例を示す説明図である。 図12は、課題優先度テーブルの一例を示す説明図である。 図13は、プロセス・ステークホルダ・因子の関連テーブルの一例を示す説明図である。 図14は、プロセス関係性テーブルの一例を示す説明図である。 図15は、因子テーブルの一例を示す説明図である。 図16は、プロセスキャリアテーブルの一例を示す説明図である。 図17は、ユーザ情報テーブルの一例を示す説明図である。 図18は、選択履歴テーブルの一例を示す説明図である。 図19は、データ分析要件定義支援処理手順例1を示すフローチャートである。 図20は、データ分析要件定義支援処理手順例2を示すフローチャートである。 図21は、データ分析要件定義支援処理手順例3を示すフローチャートである。
<データ分析要件定義支援例>
まず、図1~図3を用いて、データ分析要件定義支援システムでのデータ分析要件定義支援例について説明する。なお、データ分析要件定義支援とは、データ分析要件定義を支援することである。データ分析要件定義とは、データ分析に必要な要件を定義することである。
なお、強調表示とは、強調表示の対象となるデータを、非対象のデータと異ならせ、かつ、目立つように表示することであり、具体的には、たとえば、非対象のデータに比べて、色を濃くしたり、太くしたり、透明度を低くしたりするという表示態様である。また、弱調表示とは、強調表示とは逆に、弱調表示の対象となるデータを、非対象のデータと異ならせ、かつ、目立たないように表示することであり、具体的には、たとえば、非対象のデータに比べて、色を薄くしたり、細くしたり、透明度を高くしたり、点線化したり、非表示にする表示態様である。
[データ分析要件定義支援例1]
図1は、データ分析要件定義支援例1を示す説明図である。データ分析要件定義支援例1は、複数事例から類似する課題構造を提示することで、データ分析要件定義を支援する例である。図1中、大文字アルファベットは、1文字以上の文字を含む単語である。また、角丸四角形は課題を示すノードであり、ノード間の矢印は両端のノードの関係を示すエッジである。
データ分析要件定義支援システム10は、ノードおよびエッジを有する有向グラフ構造で表現される複数の事例(図1では、例として、ケース1の蓄積課題101およびケース2の蓄積課題102)を蓄積している。課題100が入力されると、データ分析要件定義支援システム10は、課題100を起点とする蓄積課題を検索する。本例では、ケース1の蓄積課題101およびケース2の蓄積課題102が検索される。
データ分析要件定義支援システム10は、ケース1の蓄積課題101およびケース2の蓄積課題102の共通部分で、かつ、課題100を含む共通課題103を抽出する。図1の例では、共通課題103は、ノードA⇒ノードB⇒ノードEにより構成される共通パスである。データ分析要件定義支援システム10は、抽出した共通課題103を表示する。これにより、共通課題103を類似課題構造としてユーザに提案することができる。
[データ分析要件定義支援例2]
図2は、データ分析要件定義支援例2を示す説明図である。データ分析要件定義支援例2は、他者の検討履歴から関連性の高い項目を提示するデータ分析要件定義支援例である。図2において、長方形は、プロセスを示すノードであり、ひし形は因子を示すノードである。ノード間の矢印は両端のノードの関係を示すエッジである。
データ分析要件定義支援システム10は、ユーザから分析対象データ200の入力を受け付ける。分析対象データ200は、たとえば、検討課題201と、検討プロセス202と、を含む。また、図2では、ステークホルダグラフ210において、協業分析対象のステークホルダとしてステークホルダA,Bがユーザによって選択されたものとする。
このあと、データ分析要件定義支援システム10は、利害関係のあるステークホルダA、Bによる分析対象データ200の閲覧履歴を記録する。図2の例では、データ分析要件定義支援システム10は、ステークホルダAが参照した検討課題201の課題4および課題6と、ステークホルダBが参照した検討課題201の課題3、課題4および課題6と、を記録する。
同様に、データ分析要件定義支援システム10は、ステークホルダAが参照した検討プロセス202のプロセス2と、ステークホルダBが参照した検討プロセス202のプロセス2およびプロセス3と、を記録する。
また、データ分析要件定義支援システム10は、分析対象データ200外であっても、ステークホルダA、Bが参照した項目を有するデータ、図2の例では、他の検討プロセス203とその因子5も登録する。
そして、データ分析要件定義支援システム10は、ステークホルダA,Bがともに参照した項目として、検討課題201の課題4および課題6と、検討プロセス202のプロセス2と、他の検討プロセス203の因子5と、を抽出する。
データ分析要件定義支援システム10は、分析対象データ200を入力したユーザに対し、ステークホルダA、Bが参照した項目を推薦する。具体的には、たとえば、データ分析要件定義支援システム10は、検討課題201についてステークホルダA,Bがともに参照した課題4および課題6を強調表示した検討課題211と、検討プロセス202についてプロセス2を強調表示した検討プロセス212と、因子5を強調表示した他の検討プロセス213と、をレコメンド情報220として表示する。
これにより、ユーザは、利害関係のあるステークホルダA、Bがともに、分析対象データ200のどの項目を参照したかを把握することができる。また、ユーザは、利害関係のあるステークホルダA、Bがともに、他の検討のどの項目を参照したかについても把握することができる。
[データ分析要件定義支援例3]
図3は、データ分析要件定義支援例3を示す説明図である。データ分析要件定義支援例3は、検討課題の優先度を重み付けすることにより、検討課題の価値を提示するデータ分析要件定義支援例である。(A)は重要度による課題価値の提示を示し、(B)はノード距離による課題価値の提示を示す。ここでは、始端側ノードXと終端側ノードYとを接続するエッジをエッジXYとして説明する。
(A)において、検討課題301を示す有向グラフ構造の各エッジには、重要度が付されている。ここでは、値が大きいほど、当該エッジが重要であることを示す。
データ分析要件定義支援システム10は、上流側のエッジの重要度に基づいて、下流側のエッジの重要度を、課題価値のつながりを示す優先度に変換する。優先度変換後の検討課題301を検討課題310とする。優先度は、丸数字で表記される。優先度は、最上流のエッジAB、ACの優先度は重要度と同じである。
また、エッジBD、BEの重要度は、その上流側のエッジABの重要度により正規化される。これにより、エッジBD、BEの優先度は、それぞれ「0.5」となる。同様に、エッジCE、CFの重要度は、その上流側のエッジACの重要度により正規化される。これにより、エッジCE、CFの優先度は、それぞれ「3.1」、「1.9」となる。
データ分析要件定義支援システム10は、起点となるノードAから優先度の合計が最大となるエッジ群を特定し、強調表示する。検討課題310の場合、A⇒C⇒Fの優先度の合計「8.1」が最大となる。したがって、データ分析要件定義支援システム10は、たとえば、エッジAC、CFを他のエッジよりも太く表示する。
また、優先度にはしきい値が設定されていてもよい。データ分析要件定義支援システム10は、優先度がしきい値以下となるエッジを他のエッジに比べて弱調表示する。たとえば、検討課題310において、しきい値を「0.5」とした場合、エッジBD、BEの優先度はともに「0.5」であるため、点線表示される。
また、データ分析要件定義支援システム10は、終端が接続されるエッジの優先度の合計がしきい値以下となるノードを他のノードに比べて弱調表示する。たとえば、検討課題310において、しきい値を「0.5」とした場合、ノードDについては、ノードDに終端が接続されているエッジは、エッジBDのみであり、エッジDBの優先度は「0.5」であるため、点線表示される。一方、ノードEについては、ノードEに終端が接続されているエッジは、エッジBE、CEであり、エッジBE、CEの優先度はそれぞれ「0.5」、「3.1」であるため、合計で「3.6」になる。したがってしきい値以下ではないため、点線表示されない。なお、点線表示されたエッジBDおよびノードDは、ユーザ操作により折り畳みにより非表示可能である。
(B)において、データ分析要件定義支援システム10は、ユーザから検討課題310のうち目的課題のノードの選択を受け付ける。ここでは、ノードEが目的課題として選択されたとし、目的ノードとする。データ分析要件定義支援システム10は、選択された目的ノードEのノード距離を、起点を意味する「0」に設定する。ノード距離はそのノード内のカッコ数字として表記する。
データ分析要件定義支援システム10は、1エッジを1ノード距離としてノードごとに目的ノードからのノード距離を課題価値として計算する。ノード距離計算後の検討課題310を検討課題320とする。
データ分析要件定義支援システム10は、(A)の優先度がしきい値以上のノードで、かつ、ノード距離がしきい値以下となるノードを、課題価値の高い候補として強調表示する。たとえば、(A)と同様、優先度のしきい値を「0.5」とし、ノード距離のしきい値を「2」とした場合、ノードFは、優先度が「1.9」でかつノード距離が「2」であるため、課題価値の高い候補として強調表示される。一方、ノードは、優先度が「2」であるが、ノード距離が「3」であるため、課題価値の高い候補として強調表示されない。
これにより、ユーザは、どの課題のつながりが重要であるかを把握することができる。このように、データ分析要件定義支援システム10は、データ分析要件定義支援例1~3により、新規案件に迅速で効果的な要件定義を行うための情報構造化を支援することができる。
<システム構成例>
図4は、データ分析要件定義支援システム10のシステム構成例を示す説明図である。データ分析要件定義支援システム10は、データ分析要件定義支援装置401と、1以上の端末402と、を含む。データ分析要件定義支援装置401および端末402は、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク403を介して通信可能に接続される。
<情報処理装置(データ分析要件定義支援装置401、端末402)のハードウェア構成例>
図5は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報処理装置500は、プロセッサ501と、記憶デバイス502と、入力デバイス503と、出力デバイス504と、通信インターフェース(通信IF)505と、を有する。プロセッサ501、記憶デバイス502、入力デバイス503、出力デバイス504、および通信IF505は、バス506により接続される。プロセッサ501は、情報処理装置500を制御する。記憶デバイス502は、プロセッサ501の作業エリアとなる。また、記憶デバイス502は、各種プログラムやデータを記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体である。記憶デバイス502としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。入力デバイス503は、データを入力する。入力デバイス503としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナ、マイク、センサがある。出力デバイス504は、データを出力する。出力デバイス504としては、たとえば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカがある。通信IF505は、ネットワーク403と接続し、データを送受信する。
<データ分析要件定義支援装置401の機能的構成例>
図6は、データ分析要件定義支援装置401の機能的構成例を示すブロック図である。データ分析要件定義支援装置401は、グラフ構造操作部600と、データ管理部610と、ネットワーク情報処理部620と、表示処理部630と、ステークホルダ情報記憶部640と、課題情報記憶部650と、プロセス情報記憶部660と、ユーザ履歴記憶部670と、を有する。
グラフ構造操作部600、データ管理部610、ネットワーク情報処理部620および表示処理部630は、具体的には、たとえば、図5に示した記憶デバイス502に記憶されたプログラムをプロセッサ501に実行させることにより実現される。ステークホルダ情報記憶部640、課題情報記憶部650、プロセス情報記憶部660、およびユーザ履歴記憶部670は、具体的には、たとえば、図5に示した記憶デバイス502により実現される。
グラフ構造操作部600は、ユーザが入力デバイス503を操作することにより、ユーザとインタラクティブに有向グラフ構造を操作する。グラフ構造操作部600は、ユーザからのデータ作成指示、作成されたデータの保存指示、検索条件の入力、検索指示を受け付ける。
データ管理部610は、データ蓄積部611とデータ検索部612とを有する。データ管理部610は、グラフ構造操作部600からデータ作成指示を受け付けると、ステークホルダ情報記憶部640、課題情報記憶部650およびプロセス情報記憶部660からデータを呼び出し、蓄積済みのステークホルダ、課題、プロセス、因子情報の候補を表示処理部630に出力する。ユーザによるデータ作成が完了し、ユーザがグラフ構造操作部600で保存操作が行われた場合、データ管理部610は、データ蓄積部611により、作成されたデータを、ステークホルダ情報記憶部640、課題情報記憶部650およびプロセス情報記憶部660に保存する。
データ管理部610は、グラフ構造操作部600により検索条件の入力を受け付けると、データ検索部612により、ステークホルダ情報記憶部640、課題情報記憶部650およびプロセス情報記憶部660からデータを呼び出し、蓄積済みのステークホルダ、課題、プロセス、因子情報の関連候補を検索し、検索結果を表示処理部630に出力する。
ネットワーク情報処理部620は、構造確認部621と構造検索部622とを有する。ネットワーク情報処理部620は、構造確認部621により、グラフ構造操作部600によりユーザが候補を選択または新規にデータを追加した場合、ステークホルダ、課題、プロセス、因子のそれぞれの繋がりを確認し、確認結果を表示処理部630に出力する。また、ネットワーク情報処理部620は、構造検索部622により、グラフ構造操作部600により操作された有向グラフ構造をステークホルダ情報記憶部640、課題情報記憶部650およびプロセス情報記憶部660から検索し、検索結果を表示処理部630に出力する。
表示処理部630は、グラフ構造操作部600、データ管理部610、およびネットワーク情報処理部620からの出力結果を、通信IF505を介して表示可能に端末402に出力したり、表示可能に出力デバイス504に出力したりする。具体的には、たとえば、表示処理部630は、図1に示した共通課題103、図2に示したレコメンド情報220、および図3に示した検討課題301、310、320を表示可能に端末402に出力し、端末402に表示させる。
ステークホルダ情報記憶部640は、ステークホルダテーブル641と、ステークホルダ関係性テーブル642と、ステークホルダ価値テーブル643と、を有する。課題情報記憶部650は、課題・ステークホルダ・因子の関連テーブル651と、課題関係性テーブル652と、課題優先度テーブル653と、を有する。プロセス情報記憶部660は、プロセス・ステークホルダ・因子の関連テーブル661と、プロセス関係性テーブル662と、因子テーブル663と、プロセスキャリアテーブル664と、を有する。ユーザ履歴記憶部670は、ユーザ情報テーブル671と、選択履歴テーブル672と、を有する。
<ステークホルダ情報記憶部640の記憶内容>
図7は、ステークホルダテーブル641の一例を示す説明図である。ステークホルダテーブル641は、フィールドとして、ステークホルダID701と、ステークホルダ702と、事業形態703と、職種704と、役職705と、を有する。各フィールド701~705の同一行の値の組み合わせが、1人のステークホルダ702に関する情報(以下、ステークホルダ情報)を規定する。
ステークホルダID701は、ステークホルダ702を一意に特定する識別情報である。ステークホルダ702は、利害関係の対象者である。ステークホルダ702は、「データ分析者」、「メーカ営業部門」のような俗称や法人でもよく、個人でもよい。事業形態703は、ステークホルダ702が行っている事業の形態である。職種704は、ステークホルダ702の職業の種類である。役職705は、組織内におけるステークホルダ702の地位である。
図8は、ステークホルダ関係性テーブル642の一例を示す説明図である。ステークホルダ関係性テーブル642は、フィールドとして、ID801と、提供元ステークホルダID802と、提供先ステークホルダID803と、バリューID804と、を有する。各フィールド801~804の同一行の値の組み合わせが、2人のステークホルダ702で1組となるステークホルダ関係性情報を規定する。また、ステークホルダ関係性情報における提供元ステークホルダID802および提供先ステークホルダID803がステークホルダ702間のエッジを特定する。
ID801は、ステークホルダ関係性情報を一意に特定する識別情報である。提供元ステークホルダID802は、バリュー902(図9参照)の提供元となるステークホルダ702のステークホルダID701である。バリュー902の提供先ステークホルダID803は、提供先となるステークホルダ702のステークホルダID701である。バリューID804は、バリュー902を一意に特定する識別情報である。
図9は、ステークホルダ価値テーブル643の一例を示す説明図である。ステークホルダ価値テーブル643は、フィールドとして、バリューID804と、バリュー901と、タイプ902と、を有する。各フィールド804、901、902の同一行の値の組み合わせが、ステークホルダ関係性情報についての価値情報を規定する。バリュー901は、ステークホルダ関係性情報で特定されるステークホルダ702間での取引対象である。タイプ902は、バリュー901の種類である。
<課題情報記憶部650の記憶内容>
図10は、課題・ステークホルダ・因子の関連テーブル661の一例を示す説明図である。課題・ステークホルダ・因子の関連テーブル661は、フィールドとして、課題ID1001と、課題1002と、主体ステークホルダID1003と、客体ステークホルダID1004と、制御因子ID1005と、目的変数因子ID1006と、を有する。各フィールド1001~1006の同一行の値の組み合わせが、課題1002、ステークホルダ702および因子1502(図15を参照)の関連性を示す課題・ステークホルダ・因子関連情報を規定する。
課題ID1001は、課題1002を一意に特定する識別情報である。課題1002は、ステークホルダ702(主体ステークホルダ702)がステークホルダ702(客体ステークホルダ702)に対して、解決すべき問題または達成すべき目標である。課題1002は、たとえば、図1に示した各ノードA~Fである。
主体ステークホルダID1003は、主体ステークホルダ702を一意に特定する識別情報である。主体ステークホルダ702は、課題1002の主体となるステークホルダ702である。客体ステークホルダID1004は、客体ステークホルダ702を一意に特定する識別情報である。客体ステークホルダ702は、課題1002の客体となるステークホルダ702である。
制御因子ID1005は、制御因子を一意に特定する識別情報である。制御因子1502は、課題1002を制御する因子1502である。目的変数因子ID1006は、目的変数因子1502を一意に特定する識別情報である。目的変数因子1502は、課題1002の目的変数となる因子1502である。たとえば、課題1002が「材料費削減」であれば、目的変数因子1502は、削減したい材料費の目標値である。また、制御因子1502は、目的変数因子1502に対する説明変数を示す因子である。たとえば、課題1002が「材料費削減」であれば、制御因子1502は、たとえば、削減対象となる材料やその材料の数量である。
図11は、課題関係性テーブル652の一例を示す説明図である。課題関係性テーブル652は、フィールドとして、ID1101と、上位課題ID1102と、下位課題ID1103と、優先度ID1104と、を有する。各フィールド1101~1104の同一行の値の組み合わせが、2つの課題1002間の関係性を示す課題関係性情報を規定する。課題関係性情報は、たとえば、図1や図3に示したエッジである。
ID1101は、課題関係性情報を一意に特定する識別情報である。上位課題ID1102は、上位の課題1002(以下、上位課題1002)の課題ID1001である。下位課題ID1103は、下位の課題1002(以下、下位課題1002)の課題ID1001である。上位課題1002は、たとえば、図1および図3において、エッジを示す矢印の始端側のノードであり、下位課題1002は、たとえば、図1および図3において、上位課題1002からのエッジを示す矢印の終端側のノードである。優先度ID1104は、課題関係性情報の優先度1202(図12を参照)である。
図12は、課題優先度テーブル653の一例を示す説明図である。課題優先度テーブル653は、優先度ID1104と、優先度1201と、を有する。優先度1201は、図11のエントリである課題関係性情報を他の課題関係性情報よりも先にすべき(または重要性が高いか)か後にすべきか(または重要性が低いか)を示す相対的な値である。優先度1201は、たとえば、図3に示したエッジに付与された丸数字の値である。
<プロセス情報記憶部660の記憶内容>
図13は、プロセス・ステークホルダ・因子の関連テーブル661の一例を示す説明図である。プロセス・ステークホルダ・因子の関連テーブル661は、フィールドとして、プロセスID1301と、プロセス1302と、作用主体ステークホルダID1303と、入力因子ID1304と、出力因子ID1305と、を有する。各フィールド1301~1305の同一行の値の組み合わせが、プロセス1302、ステークホルダ702および因子1502の関連性を示すプロセス・ステークホルダ・因子関連情報を規定する。
プロセスID1301は、プロセス1302を一意に特定する識別情報である。プロセス1302は、複数の課題1002が課題関係性情報でツリー構造化された検討課題201を達成するための作業や手続きを示す処理である。
作用主体ステークホルダID1303は、作用主体となるステークホルダ702(作用主体ステークホルダ702)のステークホルダID701である。作用主体ステークホルダ702は、因子1502をプロセス1302に与えるステークホルダ702である。入力因子ID1304は、作用主体ステークホルダ702によってプロセス1302に与えられる因子1502(以下、入力因子1502)の因子ID1501(図15を参照)である。出力因子ID1305は、入力因子1502が与えられたプロセス1302から出力される因子1502(以下、出力因子1502)の因子ID1501である。
たとえば、図2の検討プロセス202において、「プロセス2」に与えられた「因子1」および「因子2」が入力因子1502であり、「プロセス2」から出力された「因子3」が出力因子1502である。
図14は、プロセス関係性テーブル662の一例を示す説明図である。プロセス関係性テーブル662は、フィールドとして、ID1401と、前プロセスID1402と、後プロセスID1403と、キャリアID1404と、を有する。各フィールド1401~1404の同一行の値の組み合わせが、連続する2つのプロセス1302間の関連性を示すプロセス関係性情報を規定する。プロセス関係性情報は、たとえば、図2に示したプロセスの有向グラフ構造である検討プロセス202のエッジである。
ID1401は、プロセス関係性情報を一意に特定する識別情報である。前プロセスID1402は、連続する2つのプロセスのうち先に出現するプロセス1302のプロセスID1301である。後プロセスID1403は、連続する2つのプロセスのうち後に出現するプロセス1302のプロセスID1301である。キャリアID1404は、キャリア1601(図16を参照)を一意に特定する識別情報である。
図15は、因子テーブル663の一例を示す説明図である。因子テーブル663は、フィールドとして、因子ID1501と、因子1502と、を有する。因子1502は、プロセス1302に入力またはプロセス1302から出力される要素である。
図16は、プロセスキャリアテーブル664の一例を示す説明図である。プロセスキャリアテーブル664は、フィールドとして、キャリアID1404と、キャリア1601と、を有する。キャリア1601は、連続する2つのプロセス1302間を流れる人、モノ、情報などの総称である。
<ユーザ履歴記憶部670の記憶内容>
図17は、ユーザ情報テーブル671の一例を示す説明図である。ユーザ情報テーブル671は、フィールドとして、ユーザID1701と、ユーザ名1702と、を有する。各フィールド1701~1702の同一行の値の組み合わせが、ユーザ情報を規定する。ユーザID1701は、端末402を操作してデータ分析要件定義支援装置401を使用するユーザを一意に特定する識別情報である。ユーザID1701は、ステークホルダID701としても利用される。ユーザ名1702は、ユーザID1701によって特定されるユーザの名称である。
図18は、選択履歴テーブル672の一例を示す説明図である。選択履歴テーブル672は、フィールドとして、ID1801と、ユーザID1701と、選択項目1802と、日時1803と、を有する。各フィールド1801~1803、1701の同一行の値の組み合わせが、選択履歴情報を規定する。
ID1801は、選択履歴情報を一意に特定する識別情報である。選択項目1802は、ユーザID1701によって特定されるユーザが選択した項目(課題1002、プロセス1302、因子1502)のIDである。日時1803は、ユーザID1701によって特定されるユーザが選択項目1802を選択した日付時刻である。
<データ分析要件定義支援処理手順>
[データ分析要件定義支援例1]
図19は、データ分析要件定義支援処理手順例1を示すフローチャートである。図19は、図1に示したデータ分析要件定義支援例1に対応する処理手順である。
データ分析要件定義支援装置401は、ユーザによる端末402の操作により、グラフ構造操作部600からノード(例えば、図1の課題100)の入力を受け付ける(ステップS1901)。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、入力ノードに対する蓄積ノードの単語類似度を算出する(ステップS1902)。データ分析要件定義支援装置401は、課題・ステークホルダ・因子の関連テーブル651の課題1002ごとに、たとえば、入力ノードの単語とのコサイン類似度を算出する。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、類似度がしきい値以上の蓄積ノードがあるか否かを判断する(ステップS1903)。具体的には、たとえば、データ分析要件定義支援装置401は、コサイン類似度がしきい値以上の課題1002があるか否かを判断する。類似度がしきい値以上のノードがない場合(ステップS1903:No)、一連の処理が終了する。
一方、類似度がしきい値以上のノードがある場合(ステップS1903:Yes)、データ分析要件定義支援装置401は、類似度がしきい値以上の蓄積ノード(以下、類似蓄積ノード)を含む有向グラフ構造を取得する(ステップS1904)。具体的には、たとえば、データ分析要件定義支援装置401は、課題関係性テーブル652を参照して、類似蓄積ノードの課題ID1001が上位課題ID1102または下位課題ID1103である蓄積課題の有向グラフ構造を構築する。図1の例では、類似ノードである課題Aを含む蓄積課題101および蓄積課題102を構築する。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、ステップS1904で取得された有向グラフ構造が2以上あるか否かを判断する(ステップS1906)。有向グラフ構造が2以上ない場合(ステップS1906:No)、有向グラフ構造は1つのみであるため、データ分析要件定義支援装置401は、表示処理部630により、類似蓄積ノードを含む有向グラフ構造を蓄積課題として端末402に出力する(ステップS1905)。
一方、有向グラフ構造が2以上ある場合(ステップS1906:Yes)、データ分析要件定義支援装置401は、2以上の有向グラフ構造に共通するパス(以下、共通パス)を、2以上の蓄積課題に共通する課題(共通課題)として探索する(ステップS1907)。
具体的には、たとえば、データ分析要件定義支援装置401は、2以上の有向グラフ構造の各々について類似蓄積ノードを特定する。つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、2以上の有向グラフ構造の各々について類似蓄積ノードを下位課題1002とする上位課題1002のノードを探索する。そして、データ分析要件定義支援装置401は、2以上の有向グラフ構造の各々について上位課題1002のノード間のコサイン類似度を算出する。上位課題1002のノード間のコサイン類似度がすべてしきい値以上であれば、データ分析要件定義支援装置401は、当該上位課題1002のノードを下位課題1002のノードとした場合の上位課題1002のノードを探索する。このような探索を、上位課題1002のノード間のコサイン類似度のいずれかがしきい値未満となるまで、または、2以上の有向グラフ構造のいずれかで上位課題1002のノードが存在しなくなるまで試行する。
同様に、データ分析要件定義支援装置401は、2以上の有向グラフ構造の各々について類似蓄積ノードを上位課題1002とする上位課題1002のノードを探索する。そして、データ分析要件定義支援装置401は、2以上の有向グラフ構造の各々について下位課題1002のノード間のコサイン類似度を算出する。下位課題1002のノード間のコサイン類似度がすべてしきい値以上であれば、データ分析要件定義支援装置401は、当該下位課題1002のノードを上位課題1002のノードとした場合の下位課題1002のノードを探索する。このような探索を、下位課題1002のノード間のコサイン類似度のいずれかがしきい値未満となるまで、または、2以上の有向グラフ構造のいずれかで下位課題1002のノードが存在しなくなるまで試行する。
図1の例では、ノードA⇒ノードB⇒ノードEにより構成される共通パスが共通課題として探索される。
このあと、データ分析要件定義支援装置401は、このようにして探索されたノード群と当該ノード群内のノード間のエッジを共通パスとして、共通パスを含む有向グラフ構造を表示処理部630により端末402に出力する。
共通パスを含む有向グラフ構造とは、共通パスのみでもよく、共通パスが強調表示された(および/または共通パス以外のパスが弱調表示された)2以上の有向グラフ構造の論理和をとった有向グラフ構造でもよい。また、共通パスに含まれる類似蓄積ノードを入力ノードに置き換えてもよい。また、類似蓄積ノード(または置き換えられた入力ノード)を、共通パス内の他のノードとは異なる形式で強調表示してもよい。
なお、データ分析要件定義支援例1では、データ分析要件定義支援装置401は、課題の有向グラフ構造を探索する例について説明したが、検討プロセス202のようなプロセスの有向グラフ構造を探索してもよい。
[データ分析要件定義支援例2]
図20は、データ分析要件定義支援処理手順例2を示すフローチャートである。図20は、図2に示したデータ分析要件定義支援例2に対応する処理手順である。
データ分析要件定義支援装置401は、ユーザが端末402を操作することにより、グラフ構造操作部600で分析対象データ200の入力を受け付ける(ステップS2001)。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、ユーザが端末402を操作することにより、分析対象ステークホルダの選択を受け付ける(ステップS2002)。ここでは、図2に示したように、ステークホルダA、Bが分析対象ステークホルダとして選択されたものとする。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、分析対象データ200の入力ノードに対し、選択履歴テーブル672に保存された分析対象ステークホルダが参照したノードとの単語類似度を算出する(ステップS2003)。単語類似度は、たとえば、上述したようにコサイン類似度である。分析対象データ200の入力ノードとは、分析対象データ200に含まれている検討課題201の角丸四角形で表記された各ノード(図2では、課題1~課題5)や、検討課題1922内の長方形およびひし形で表記された各ノード(図2では、プロセス1~プロセス3、因子1~因子3)である。
選択履歴テーブル672に保存された分析対象ステークホルダが参照したノードとは、選択履歴テーブル672のユーザID1701が分析対象ステークホルダのステークホルダID701であり、かつ、選択項目1802に記録された課題ID1001、プロセスID1301、および因子ID1501で特定される課題1002、プロセス1302、および因子1502である。
分析対象ステークホルダが複数である場合、選択履歴テーブル672に保存された分析対象ステークホルダが参照したノードは、複数の分析対象ステークホルダが参照したノードでもよく、複数の分析対象ステークホルダのいずれかが参照したノードでもよい。ユーザは、分析対象ステークホルダが複数である場合の条件を事前に設定可能である。図2の例では、分析対象ステークホルダが複数である場合、選択履歴テーブル672に保存された分析対象ステークホルダが参照したノードは、複数の分析対象ステークホルダが参照したノードに設定されているものとする。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、分析対象ステークホルダのノードとの単語類似度がしきい値以上となる入力ノードを第1ハイライト対象ノードに設定する(ステップS2004)。図2の例では、分析対象データ200において、ステークホルダA、Bが参照したノードは、課題4およびプロセス2である。データ分析要件定義支援装置401は、課題4およびプロセス2を第1ハイライト対象ノードに設定する。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、入力ノードとの単語類似度がしきい値以上となるノード(以下、類似ノード)に関連し、かつ、分析対象ステークホルダが参照したノード(以下、関連ノード)を探索する(ステップS2005)。関連ノードは、たとえば、入力ノードが課題であれば、入力ノードが示す課題の上位課題または下位課題、入力ノードが示す課題の制御因子または目的変数因子、および、入力ノードが示す課題の上位課題または下位課題の制御因子または目的変数因子である。
また、関連ノードは、たとえば、入力ノードがプロセスであれば、入力ノードが示すプロセスの前プロセスまたは後プロセス、入力ノードが示すプロセスの入力因子または出力因子、および、入力ノードが示すプロセスの前プロセスまたは後プロセスの入力因子または出力因子である。データ分析要件定義支援装置401は、課題・ステークホルダ・因子の関連テーブル651、課題関係性テーブル652、プロセス・ステークホルダ・因子の関連テーブル661、プロセス関係性テーブル662、因子テーブル663、および選択履歴テーブル672を参照して、関連ノードを探索する。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、関連ノードに対し、選択履歴テーブル672に保存された分析対象ステークホルダが参照したノードとの単語類似度を算出する(ステップS2006)。単語類似度は、たとえば、上述したようにコサイン類似度である。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、分析対象ステークホルダが参照したノードとの単語類似度がしきい値以上となる関連ノードを第2ハイライト対象ノードに設定する(ステップS2007)。図2の例では、関連ノードは、課題6および因子5である。データ分析要件定義支援装置401は、課題6および因子5を第1ハイライト対象ノードに設定する。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、レコメンド情報を生成する(ステップS2008)。具体的には、たとえば、データ分析要件定義支援装置401は、検討課題201に課題6を追加して検討課題201を検討課題211に更新し、課題4および課題6を強調表示する検討課題211を生成する。また、データ分析要件定義支援装置401は、検討プロセス202のプロセスを強調表示する検討プロセス212を生成する。また、データ分析要件定義支援装置401は、検討プロセス202に含まれるプロセス2およびプロセス3と、プロセス3の関連ノードであるプロセス4と、プロセス4への入力因子である因子4と、プロセス4からの出力因子である因子5と、により構成され、かつ、因子5を強調表示した他の検討プロセス213を生成する。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、生成したレコメンド情報220を端末402に表示可能に出力する(ステップS2009)。具体的には、たとえば、データ分析要件定義支援装置401は、検討課題211、検討プロセス212および他の検討プロセス213をレコメンド情報220として端末402に表示可能に出力する。
[データ分析要件定義支援例3]
図21は、データ分析要件定義支援処理手順例3を示すフローチャートである。図21は、図3に示したデータ分析要件定義支援例3に対応する処理手順である。
データ分析要件定義支援装置401は、検討課題を端末402から取得する(ステップS2101)。図2の例では、データ分析要件定義支援装置401は、検討課題301を端末402から取得する。たとえば、データ分析要件定義支援装置401は、ユーザが過去に作成した検討課題301の有向グラフ構造を記憶デバイス502から読み出してもよく、ある課題を示すノードを検索キーとして、検討課題301の有向グラフ構造を探索してもよい。検討課題301のエッジには、ユーザにより重要度が付与されている。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、図3に示したように、検討課題301の重要度を優先度1201に変換する(ステップS2102)。データ分析要件定義支援装置401は、変換された優先度1201を特定する優先度ID1104を採番して、課題関係性テーブル652に登録し、優先度1201および優先度ID1104を課題優先度テーブル653に登録する。また、検討課題301の各エッジ(上位課題ID1102および下位課題ID1103)についてすでに優先度ID1104が設定されている場合は、検討課題301には重要度は付与されず、データ分析要件定義支援装置401は、課題優先度テーブル653から優先度120を読み出す。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、検討課題310において合計優先度が最大となるパスを探索する(ステップS2103)。図3の例では、A⇒C⇒Fの優先度の合計「8.1」が、合計優先度が最大のパスとして探索される。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、合計優先度が最大のパスを強調表示するよう、端末402に検討課題310を表示可能に出力する(ステップS2104)。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、端末402からの選択により目的課題を取得する(ステップS2105)。図3の例では、目的課題は、ノードEである。データ分析要件定義支援装置401は、目的課題であるノードEのノード距離を、起点を示す「0」に設定する。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、目的課題から各ノードへのノード距離を算出する(ステップS2106)。ノード距離は、1エッジ通過する都度1加算される。
つぎに、データ分析要件定義支援装置401は、優先度がしきい値以上でかつノード距離が所定距離以下となるノードを探索する(ステップS2107)。図3の例では、ノードFが探索される。
そして、データ分析要件定義支援装置401は、さらに、ノードFを強調表示するよう、端末402に検討課題320を表示可能に出力する(ステップS2108)。
なお、データ分析要件定義支援例3では、データ分析要件定義支援装置401は、課題の有向グラフ構造を用いて課題の価値を提示する例について説明したが、検討プロセス202のようなプロセスの有向グラフ構造を用いてプロセスの価値を提示してもよい。
このように本実施例によれば、どう構造化すべきかわからない場合に、他案件から類推するレコメンド技術であるデータ分析要件定義支援例1により、蓄積課題に共通する共通パスを含む共通課題103を類似課題構造としてユーザに提案することができる。
また、情報の着目点がわからない場合に他者の着想に基づくハイライト技術であるデータ分析要件定義支援例2により、ユーザは、利害関係のあるステークホルダA、Bがともに、分析対象データ200のどの項目を参照したかを把握することができる。また、ユーザは、利害関係のあるステークホルダA、Bがともに、他の検討のどの項目を参照したかについても把握することができる。
また、自分野の課題価値に合わない場合にビジネス価値に合わせるレーティング技術であるデータ分析要件定義支援例3により、ユーザは、どの課題のつながりが重要であるかを把握することができる。
このように、データ分析要件定義支援装置401は、データ分析要件定義支援例1~3により、新規案件に迅速で効果的な要件定義を行うための情報構造化を支援することができる。したがって、たとえば、検討する課題候補を変更しても、関係のあるステークホルダと、それに関連するプロセスを同時に比較でき、異なる複数の業務に跨って、プロセスの検討箇所や検討に必要なデータが提案可能になる。
なお、データ分析要件定義支援装置401は、有向グラフ構造のノード間に不足があるか確認し、不足がある場合には端末402に対しノード間に不足がある旨の警告を表示可能に出力してもよい。
具体的には、たとえば、ノードを新規に追加する際には、ステークホルダ、課題、プロセスのそれぞれの有向グラフ構造によって処理が異なる。たとえば、ステークホルダの有向グラフ構造の場合、データ分析要件定義支援装置401は、ステークホルダを示すノード間に双方向のエッジが定義されていない場合(一方向の矢印のみ)、対価の支払いが無いとみなし、端末402に対し警告を表示可能に出力する。
また、課題の有向グラフ構造の場合、データ分析要件定義支援装置401は、課題を示すノード間にエッジが定義されていない場合、または、一方向のエッジしか定義されていない場合、端末402に対し、ノード間を接続するエッジがさらにあるか否かを示す警告を表示可能に出力する。
また、プロセスの有向グラフ構造の場合、データ分析要件定義支援装置401は、課題を示すノード間にエッジが定義されていない場合、または、一方向のエッジしか定義されていない場合、端末402に対し、ノード間を接続するエッジがさらにあるか否かを示す警告を表示可能に出力する。また、データ分析要件定義支援装置401は、端末402に対し、因子が接続されていないノードについて因子が不足しているか否かを示す警告を表示可能に出力する。
警告表示を受けたい端末402は、ユーザ操作により、不足しているエッジや因子を追加する。これにより、データ分析要件定義支援装置401は、端末402からの追加エッジや追加因子を反映する。これにより、データの欠落を抑制して、新規案件に迅速で効果的な要件定義を行うための情報構造化を支援することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。たとえば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、または置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、たとえば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
10 データ分析要件定義支援システム
401 データ分析要件定義支援装置
402 端末
501 プロセッサ
502 記憶デバイス
600 グラフ構造操作部
610 データ管理部
611 データ蓄積部
612 データ検索部
620 ネットワーク情報処理部
621 構造確認部
622 構造検索部
630 表示処理部
640 ステークホルダ情報記憶部
650 課題情報記憶部
660 プロセス情報記憶部
670 ユーザ履歴記憶部

Claims (10)

  1. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有するデータ分析要件定義支援装置であって、
    前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    分析対象ノードの入力を受け付ける入力処理と、
    前記入力処理によって入力された分析対象ノードの文字列に類似する文字列を含む類似ノードを前記複数のノードから検索する検索処理と、
    前記検索処理によって検索された類似ノードを含むノード群と当該ノード群の中の2つノード間のエッジとにより構成される有向グラフ構造を取得する取得処理と、
    前記取得処理によって取得された有向グラフ構造の中から前記類似ノードを含むパスを探索する探索処理と、
    前記探索処理によって探索されたパスを異なる態様で表示するように、前記有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援装置。
  2. 請求項1に記載のデータ分析要件定義支援装置であって、
    前記取得処理では、前記プロセッサは、複数の前記有向グラフ構造を取得し、
    前記探索処理では、前記プロセッサは、複数の前記有向グラフ構造に共通する前記パスを探索する、
    ことを特徴とするデータ分析要件定義支援装置。
  3. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有するデータ分析要件定義支援装置であって、
    前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、分析対象者が前記ノードを参照した履歴と、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    分析対象ノード群と前記分析対象ノード群の中の2つノード間の関連性を示すエッジとにより構成される第1分析対象有向グラフ構造の入力を受け付ける入力処理と、
    前記複数のノードの中から、前記分析対象者が参照し、かつ、前記入力処理によって入力された第1分析対象有向グラフ構造を構成する前記分析対象ノード群の各々の分析対象ノードの文字列に類似する第1類似ノードを検索する第1検索処理と、
    前記分析対象ノード群のうち前記第1検索処理によって検索された第1類似ノードに類似する第1類似分析対象ノードを、第1特定表示対象に設定する第1設定処理と、
    前記第1設定処理によって設定された第1特定表示対象を異なる態様で表示するように、前記第1分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援装置。
  4. 請求項3に記載のデータ分析要件定義支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1類似ノードと前記エッジにより関連し、かつ、前記分析対象者が参照した前記分析対象ノード群外の関連ノードを、前記複数のノードから探索する探索処理と、
    前記複数のノードの中から、前記分析対象者が参照し、かつ、前記探索処理によって探索された関連ノードの文字列に類似する第2類似ノードを検索する第2検索処理と、
    前記分析対象ノード群のうち前記第2検索処理によって検索された第2類似ノードに類似する第2類似分析対象ノードを、第2特定表示対象に設定する第2設定処理と、
    前記第2設定処理によって設定された第2特定表示対象を前記第1分析対象有向グラフ構造に追加することにより、前記第1分析対象有向グラフ構造を更新する更新処理と、を実行し、
    前記出力処理では、前記プロセッサは、前記第1特定表示対象および前記第2特定表示対象を異なる態様で表示するように、前記第1分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援装置。
  5. 請求項3に記載のデータ分析要件定義支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1類似ノードと前記エッジにより関連し、かつ、前記分析対象者が参照した前記分析対象ノード群外の関連ノードを、前記複数のノードから探索する探索処理と、
    前記複数のノードの中から、前記分析対象者が参照し、かつ、前記探索処理によって探索された関連ノードの文字列に類似する第2類似ノードを検索する第2検索処理と、
    前記分析対象ノード群のうち前記第2検索処理によって検索された第2類似ノードに類似する第2類似分析対象ノードを、第2特定表示対象に設定する第2設定処理と、
    前記第2設定処理によって設定された第2特定表示対象と前記第2特定表示対象と前記エッジで関連する前記分析対象ノードとを含む第2分析対象有向グラフ構造を生成する生成処理と、を実行し、
    前記出力処理では、前記プロセッサは、前記第1特定表示対象および前記第2特定表示対象を異なる態様で表示するように、前記第1分析対象有向グラフ構造および前記第2分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援装置。
  6. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有するデータ分析要件定義支援装置であって、
    前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    分析対象ノード群と前記分析対象ノード群の中の2つノード間の関連性を示すエッジとにより構成される分析対象有向グラフ構造の入力を受け付ける入力処理と、
    前記エッジの優先度を取得する取得処理と、
    前記入力処理によって入力された分析対象有向グラフ構造の各エッジについて前記取得処理によって取得された優先度に基づいて、前記エッジの優先度の合計が最大となるパスを前記分析対象有向グラフ構造の中から探索する第1探索処理と、
    前記第1探索処理によって探索されたパスを異なる態様で表示するように、前記分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援装置。
  7. 請求項6に記載のデータ分析要件定義支援装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記分析対象ノード群から特定の分析対象ノードの選択を受け付ける選択処理と、
    前記選択処理によって選択された前記特定の分析対象ノードから前記特定の分析対象ノード以外の他の分析対象ノードまでの距離を算出する算出処理と、
    前記他の分析対象ノードへの前記エッジの優先度と、前記算出処理によって算出された距離と、に基づいて、特定表示対象を探索する第2探索処理と、を実行し、
    前記出力処理では、前記プロセッサは、前記パスおよび前記第2探索処理によって探索された特定表示対象を異なる態様で表示するように、前記分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する、
    ことを特徴とするデータ分析要件定義支援装置。
  8. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有するデータ分析要件定義支援装置による分析要件定義支援方法であって、
    前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    分析対象ノードの入力を受け付ける入力処理と、
    前記入力処理によって入力された分析対象ノードの文字列に類似する文字列を含む類似ノードを前記複数のノードから検索する検索処理と、
    前記検索処理によって検索された類似ノードを含むノード群と当該ノード群の中の2つノード間のエッジとにより構成される有向グラフ構造を取得する取得処理と、
    前記取得処理によって取得された有向グラフ構造の中から前記類似ノードを含むパスを探索する探索処理と、
    前記探索処理によって探索されたパスを異なる態様で表示するように、前記有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援方法。
  9. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有するデータ分析要件定義支援装置による分析要件定義支援方法であって、
    前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、分析対象者が前記ノードを参照した履歴と、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    分析対象ノード群と前記分析対象ノード群の中の2つノード間の関連性を示すエッジとにより構成される第1分析対象有向グラフ構造の入力を受け付ける入力処理と、
    前記複数のノードの中から、前記分析対象者が参照し、かつ、前記入力処理によって入力された第1分析対象有向グラフ構造を構成する前記分析対象ノード群の各々の分析対象ノードの文字列に類似する第1類似ノードを検索する第1検索処理と、
    前記分析対象ノード群のうち前記第1検索処理によって検索された第1類似ノードに類似する第1類似分析対象ノードを、第1特定表示対象に設定する第1設定処理と、
    前記第1設定処理によって設定された第1特定表示対象を異なる態様で表示するように、前記第1分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援方法。
  10. プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有するデータ分析要件定義支援装置による分析要件定義支援方法であって、
    前記記憶デバイスは、各々文字列を含む複数のノードと、前記複数のノードの中の2つノード間の関連性を示すエッジと、前記エッジの優先度と、を記憶し、
    前記プロセッサは、
    分析対象ノード群と前記分析対象ノード群の中の2つノード間の関連性を示すエッジとにより構成される分析対象有向グラフ構造の入力を受け付ける入力処理と、
    前記入力処理によって入力された分析対象有向グラフ構造の各エッジの優先度に基づいて、前記エッジの優先度の合計が最大となるパスを前記分析対象有向グラフ構造の中から探索する第1探索処理と、
    前記第1探索処理によって探索されたパスを異なる態様で表示するように、前記分析対象有向グラフ構造を表示可能に出力する出力処理と、
    を実行することを特徴とするデータ分析要件定義支援方法。
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