JP2023044451A - 治療及び症状の情報を管理するプログラム及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えばてんかんのような疾病においては、症状の種類として、発作の種類ないし型がある。具体的には、てんかん発作は、脳の一部分が興奮して生じる部分発作(焦点発作)と、脳の広い範囲が興奮して生じる全般発作に大別され、前者の部分発作には、単純部分発作及び複雑部分発作等の種類が、また後者の全般発作には、強直間代発作、欠神発作、ミオクロニー発作、脱力発作等の種類がある。
当該実施形態においては、薬剤の名称及び投薬開始時を含む特定の患者への投薬に関する情報を取得し(S102)、症状の種類及び発現状況を含む前記患者の症状の発生に関する情報を取得し(S104)、前記薬剤の中から一又は複数の薬剤を選択する入力を受け取り(S106)、前記症状の種類の中から一又は複数の種類を選択する入力を受け取り(S108)、選択された前記薬剤ごと及び選択された前記症状の種類ごとに、前記投薬開始時の前後における前記発現状況の変化を表す情報を生成し(S110)、生成された前記発現状況の変化を表す情報を表示する(S112)処理が実行される。
当該実施形態においては、薬剤の名称及び投薬開始時を含む複数の患者への投薬に関する情報を取得し(S202)、症状の種類及び発現状況を含む前記患者の症状の発生に関する情報を取得し(S204)、前記薬剤の中から一又は複数の薬剤を選択する入力を受け取り(S206)、前記症状の種類の中から一又は複数の種類を選択する入力を受け取り(S208)、前記患者の各々について、選択された前記薬剤ごと及び選択された前記症状の種類ごとに、前記投薬開始時の前後における前記発現状況の変化を表す情報を生成し(S210)、生成された前記発現状況の変化を表す情報又は前記発現状況の変化を表す情報に統計処理を施した情報を表示する(S212)処理が実行される。
本明細書及び図面に開示された動作フローの各ステップは、矛盾のない限り順番を入れ換えて実行されてもよい。また、複数のステップが同時に実行されてもよい。各ステップは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現されてもよい。また各ステップの一部は、オペレーティングシステムあるいはハードウェアにより実現されてもよい。
以下の実施形態は、プログラムの発明、方法の発明、プログラムが処理を実行させるコンピュータからなる装置の発明、及びプログラムを記録した記憶媒体の発明などのカテゴリとして把握され得る。
なお、「実施形態のプログラム又は方法」を、適宜、「実施形態のプログラム」と省略して記す。
図3は、前記ステップS102又はS202における、患者への投薬に関する情報を取得する処理について、さらなる実施形態の例(サブルーチンであるS300)を示すフローチャートである。
実施形態のプログラムは、ステップS302において、患者を選択する入力を受け取る処理をコンピュータに実行させる。ここで、患者は、特定の一又は複数の患者であり得る。このステップS302が、図2に示される実施形態のプログラムのサブルーチンの一部である場合において、選択される複数の患者は、患者群であり得る。なお、例えば、プログラムのユーザ(例えば医師)が他のプログラム(例えば電子カルテ)を並行して使用しており、当該他のプログラムにおいて既に特定の患者が選択されているような場合には、その患者の選択を実施形態のプログラムが受け取ることにより、ステップS302において改めて患者を選択する入力を受け取る必要をなくすこともできる。
その投薬データベースは、当該コンピュータの一部をなしていてもよいが、当該コンピュータの外部にあって、インターネットその他のネットワークを介して当該コンピュータからアクセスする態様であってもよい。
なお、以下の説明において、「処理をコンピュータに実行させる」との文言は、適宜省略する。
続くステップS308において、プログラムは、患者に投与された薬剤の投薬開始時の情報を取得する。ここで、「投薬開始時」は、日単位の投薬開始日であってもよい。なお、ある薬剤が患者に投与された後に、中断された期間があり、その後に投与が再開された場合のように、投薬開始時に該当し得る時点が複数あるときには、プログラムは、それら複数の投薬開始時の情報を投薬データベースから取得したうえで、ユーザ(医師等)に提示し、投薬開始時の前後における症状の発現状況の変化を表す情報を生成する際に用いる「投薬開始時」を選択する入力を受け取るようにしてもよい。
以上で、サブルーチンであるS300の処理は終了する。
図4は、前記ステップS104又はS204における、患者の症状の発生に関する情報を取得する処理について、さらなる実施形態の例(サブルーチンであるS400)を示すフローチャートである。
実施形態のプログラムは、ステップS402において、患者の症状の発生に関する情報が格納されている症状データベースにアクセスする。
その症状データベースは、投薬データベース同様、実施形態のプログラムが処理を実行させるコンピュータの一部をなしていてもよいが、当該コンピュータの外部にあって、インターネットその他のネットワークを介して当該コンピュータからアクセスする態様であってもよい。また、投薬データベースと症状データベースとが分離されておらず、統合されたデータベースとして存在していてもよいことは、もちろんである。
続くステップS406において、プログラムは、患者の症状の発現状況の情報を取得する。ここで、「症状の発現状況」の例は、発作の回数に係る情報であり、別な例は、発作の継続時間に係る情報である。
例えば、図7に関連して後述するように、患者又はその介助者は、当該患者の症状の発生に関する情報を、携帯端末を介して、随時、入力する。その情報に基づき、症状データベースには、患者ごとに、日々、どの種類の発作が何回発現したかについての情報が蓄積されており、プログラムは、当該情報を取得する。あるいは、症状データベースには、前記携帯端末を介した入力に基づき、患者ごとに、発作が発現するたびに、当該発作はどの種類の発作であって、どれだけの時間、継続したかについての情報が蓄積されていく。その結果、症状データベースには、患者ごとに、日々、各々の発作の種類について発作の継続時間の総和の情報が蓄積されていて、プログラムは、当該情報を取得する。
その背景は、次のとおりである。症状データベースに蓄積されている発作の種類等の症状の種類は、患者又はその介助者が携帯端末を介して入力した情報に基づくものであり得る。このため、蓄積された症状の種類の中には、医学用語に基づき記述されていないものがあり得る。そのような、症状の種類についての、いわば標準化されていない記述をそのままにしておくと、後の処理において、症状の種類ごとに投薬開始時の前後における症状の発現状況の変化を表す情報を生成する際に、適切な情報の生成ができないことがあり得る。そこで、実施形態のプログラムにあっては、取得された症状の種類が医学用語に基づき記述されていない場合に、かかる症状の種類の記述を医学用語に基づく記述に変換する処理が実行されるようにしている。
ステップS408では、取得された症状の種類が医学用語に基づき記述されたものか否かの判断が行われる。その判断は、例えば、取得された症状の種類を、あらかじめ用意された、症状の種類に関連した医学用語の一覧(医学用語変換テーブル中の医学用語を用いてもよい。)と対照することにより、行うことができる。
なお、実施形態のプログラムは、ステップS408~S414の処理を含まないように簡略化されたものであってもよい。また、当該プログラムは、ステップS408~S414の一部の処理(例えば、医学用語変換テーブルを用いる処理であるステップS410及びS412の処理)を含まないように簡略化されたものであってもよい。
以上で、サブルーチンであるS400の処理は終了する。
図5は、前記ステップS110又はS210における、投薬開始時の前後における症状の発現状況の変化を表す情報を生成する処理について、さらなる実施形態の例(サブルーチンであるS500)を示すフローチャートである。
実施形態のプログラムは、ステップS502において、投薬開始時の前の評価対象期間、投薬開始時の後の評価対象期間、及び投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分を取得する処理をコンピュータに実行させる。ここで、投薬開始時の前の評価対象期間は、その間の症状発現状況を投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分における症状発現状況と比較する、比較対照のための期間である(以下、「観察期間」ということがある。)。当該期間は、通常、投薬開始時を基準にして、その直近の期間(例えば30日間)である。投薬開始時の後の評価対象期間は、症状の発現状況の変化を表す情報を生成し表示する対象の期間である(以下、「総評価期間」ということがある。)。当該期間は、通常、投薬開始時を基準にして、その投薬開始時からの期間である。当該期間の中の単位区分が、投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分であって(以下、「評価単位」ということがある。)、当該単位区分は、通常、比較の容易化のため、投薬開始時の前の評価対象期間と同じ長さ(例えば30日間)を有する。投薬開始時の後の評価対象期間は、通常、その単位区分の長さの倍数にあたる長さ(例えば360日間)を有する。
症状の種類が発作の種類である場合、症状の発現状況は、発作の回数に係る情報又は発作の継続時間に係る情報を含むものであってよい。
その発作の回数に係る変化率は、投薬開始時の後の評価対象期間の各単位区分に対して、次式により算出することができる。
Rsf=(SFa-SFb)/SFb
Rsf:発作の回数に係る変化率
SFb:前記投薬開始時の前の評価対象期間における発作の回数
SFa:前記投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分における発作の回数
その発作の継続時間に係る変化率は、投薬開始時の後の評価対象期間の各単位区分に対して、次式により算出することができる。
Rsd=(SDa-SDb)/SDb
Rsd:発作の継続時間に係る変化率
SDb:前記投薬開始時の前の評価対象期間における発作の継続時間の総和
SDa:前記投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分における発作の継続時間の総和
例えば、症状の発現状況の変化を表す情報が、投薬開始時の前後における発作の回数に係る変化率(Rsf)である場合において、当該変化率に投与量に基づく補正係数を乗じた値を、補正された変化率としてもよい。すなわち、次式のとおりである。
Rsf’=C・Rsf
Rsf’:投与量に基づき補正された発作の回数に係る変化率
C:投与量に基づく補正係数
その際、補正係数Cは、一例として、Dn/Dpの関数の形であらかじめ定めておくことができる。ここで、
Dn:体重に基づき正規化された標準投与量
Dp:体重に基づき正規化された患者への投与量
である。関数は、数式の形態で用意される必要はなく、表(テーブル)形式で用意されていてもよい。
例えば、プログラムは、投薬開始時の後の評価対象期間の各単位区分に対して適用された前記補正係数Cを、後述のサブルーチンS600の実行時に表示可能に、表(テーブル)形式でコンピュータに保持させることができる。
また、プログラムは、次式により定義される、補正された発作の回数SFa’を、後述のサブルーチンS600の実行時に表示可能に、投薬開始時の後の評価対象期間の各単位区分に対して生成してもよい。
Rsf’=(SFa’-SFb)/SFb
SFa’: 投与量に基づき補正された、前記投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分における発作の回数
このSFa’は、前記補正係数Cを用いると、次のように表すこともできる。
SFa’= Rsf’・SFb+SFb=C・Rsf・SFb+SFb
=C(SFa-SFb)+SFb
以上で、サブルーチンであるS500の処理は終了する。
図6は、前記ステップS112又はS212における、症状の発現状況の変化を表す情報(又は症状の発現状況の変化を表す情報に統計処理を施した情報)を表示する処理について、さらなる実施形態の例(サブルーチンであるS600)を示すフローチャートである。
実施形態のプログラムは、ステップS602において、ステップS504及びS506にて生成された症状の発現状況の変化を表す情報を、ユーザ(医師等)が患者に対する薬剤の効果を把握しやすいように、時系列的に示す図又は表を表示する。このステップS602が、図2に示される実施形態のプログラムのサブルーチンの一部である場合においては、症状の発現状況の変化を表す情報に統計処理を施した情報も、併せて表示され得る。そのような統計処理は、患者群について、患者ごとの症状の発現状況の変化を表す情報を平均する処理(例えば、患者ごとの発作の回数に係る変化率の平均値を算出する処理)であり得る。
以上で、サブルーチンであるS600の処理は終了する。
図7は、患者又は介助者が患者の症状の発生に関する情報を入力し得る、携帯端末700の画面の例を示す図である。
携帯端末700は、ネットワーク及び図示しないサーバを介して、実施形態のプログラムが処理を実行させるコンピュータと接続されている。当該コンピュータ及び携帯端末700は、サーバからネットワークを介して種々の情報を取得し得る。当該コンピュータ及び携帯端末700が受け取り得る情報には、気象に関する情報(例えば、気圧及び気温に関する情報)が含まれる。サーバには、情報を記憶するクラウドストレージ機能が存在してもよい。
携帯端末700において入力された情報は、ネットワーク及びサーバを介して、実施形態のプログラムが処理を実行させるコンピュータ、さらには当該プログラムのユーザ(医師等)が使用する端末装置に伝達され得る。
実施形態のプログラムが処理を実行させるコンピュータが、携帯端末700がネットワークを介して接続されるサーバであってもよい。その場合、実施形態のプログラムのユーザ(医師等)が自身の使用する端末装置から当該サーバにアクセスするようにしてよい。
この優先順位の更新は、次のようにして行われ得る。例えば、携帯端末700に係るプログラムが、発作種類を表す複数の項目の各々について、過去に又は直近の一定期間内に選択された回数の情報を取得し、当該回数の多い項目に高い優先順位を付与するようにすることができる。このようにして更新される優先順位に基づいて、発作種類の項目の表示の優先順位を決定することにより、該当する患者について過去に行われた入力の内容が、項目の表示の順序に反映されることとなる。このため、個々の患者に適した優先順位で発作種類を表す複数の項目が表示されることとなり、発作種類を表す項目を選択する入力を一層簡便化することが可能となる。
また、服用している薬(処方された薬剤に限らない。)に関する情報、例えば薬の名称、場合により服薬時刻を入力できるようにしてもよい。服用している薬に関する情報を入力できるようにする場合においては、あらかじめ設定されている薬の種類又は名称から携帯端末700の操作者が選択できるようにする画面領域(図示しない)を設けることができる。
図8は、実施形態において、患者への投薬に関する情報が表示され、薬剤を選択する入力が行われる画面であって、投薬開始時前後の評価対象期間及び投薬開始時後の評価対象期間の単位区分の指定が可能となっている画面の例を示す図である。
図示の場合において、対象の患者は「患者a」である。
図9の画面では、患者の症状の種類の中から2つの種類である「発作種類α」及び「発作種類β」が、チェックボックス形式の入力欄において、選択されている。
図9の画面にはまた、症状の発現状況の変化を表す情報の生成に関し、選択された薬剤の投与量に関する情報に基づき補正された当該発現状況の変化を表す情報を生成するか否かを選択できる、チェックボックス形式の入力欄があるが、この画面ではチェックが入っておらず、選択されていない。
また、患者への投薬に関する情報に含まれる情報を時系列的に示す図として、患者に投与されている薬剤の名称、投薬開始日を含む投薬期間、及び投与量の情報を示す「投薬バー」が表示されている。
加えて、画面には、ステップS312にて取得された、患者に投与された薬剤(ここでは薬剤A)の、当該患者aへの副作用に関する情報も表示されている。ここで、副作用に関する情報は、医師又は医療関係者により患者の診察時等に入力され、投薬データベースに格納されている情報であってよい。あるいは、患者又はその介助者が携帯端末700を介して入力した情報に基づき、副作用に係る情報として投薬データベースに格納されている情報であってもよい。
そこで、まずは「発作種類β」に対応するため、「薬剤B」が追加的に投与されることとなった。
薬剤を選択する入力を行う入力欄では、「薬剤A」が選択されている。
「投薬バー」には、選択されている薬剤Aのみならず、薬剤Bを含めて、薬剤の名称、投薬開始日を含む投薬期間、及び投与量の情報が示されており、実施形態のプログラムのユーザ(医師等)は、患者への投薬の全体像を一目で把握することができる。
図10及び11に示される例では、前述のとおり、薬剤Aが選択されているが、薬剤Bが選択された場合には、薬剤Bの投薬開始時(日付B)が時間的基準となり、その前後における「発作種類α」及び「発作種類β」の発現の回数に係る変化率が表示される。また、薬剤Bが選択された場合であって、「投与量による補正」欄の「補正あり」が選択されたときには、選択された薬剤である薬剤Bの投与量に関する情報に基づき補正された変化率が表示される。
その状況を踏まえ、次に、薬剤Aの副作用の可能性がある事象に対応するため、薬剤Aの投与量について調整が検討される状況を考える。
実施形態のプログラムは、こうした状況においても、特に有用な情報を提供し得る。
複数の患者は、例えば、実施形態のプログラムのユーザ(医師等)が指定した、患者a及びある別な患者であってもよいが、図12の例では、患者a及び患者群bが指定されている。患者群bは、同じ医療機関で受診している、同様の疾病を有する患者からなる群であり得る。あるいは、患者群bは、患者aと同年代の患者からなる群や、患者aと比較するのに適した疾病の進行程度を有する患者からなる群であり得る。
薬剤については薬剤Aが、症状の種類については「発作種類α」が、それぞれ選択されている。
そして「発作回数表」には、患者aの発作回数として、補正された発作の回数である前記SFa’が、評価対象期間の各単位区分に対して表示されている。
図13は、実施形態のプログラム又は方法を実行するコンピュータ1300のハードウェア構成図である。当該コンピュータ1300は、CPU1302、ROM1304、RAM1306、キー操作部1308、通信部1310、表示部1312、及び外部記憶制御部1314を有する。当該コンピュータ1300は、外部記憶制御部1314により、メモリ1316に記憶された実施形態のプログラムを読み込んで動作することが可能である。実施形態のプログラムは、ROM1304及びRAM1306にも保存され得る。すなわち、実施形態のプログラムは、一時的でない(non-transitory)、実体のある(tangible)、そして機械可読の(machine-readable)記憶媒体であるメモリ1316、ROM1304、及び/又はRAM1306に記憶される。当該コンピュータ1300は、実施形態のプログラム又は方法を実行するCPU1302の管理のもとに動作する。
Claims (20)
- 薬剤の名称及び投薬開始時を含む特定の患者への投薬に関する情報を取得し、
症状の種類及び発現状況を含む前記患者の症状の発生に関する情報を取得し、
前記薬剤の中から一又は複数の薬剤を選択する入力を受け取り、
前記症状の種類の中から一又は複数の種類を選択する入力を受け取り、
選択された前記薬剤ごと及び選択された前記症状の種類ごとに、前記投薬開始時の前後における前記発現状況の変化を表す情報を生成し、
生成された前記発現状況の変化を表す情報を表示する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。 - 薬剤の名称及び投薬開始時を含む複数の患者への投薬に関する情報を取得し、
症状の種類及び発現状況を含む前記患者の症状の発生に関する情報を取得し、
前記薬剤の中から一又は複数の薬剤を選択する入力を受け取り、
前記症状の種類の中から一又は複数の種類を選択する入力を受け取り、
前記患者の各々について、選択された前記薬剤ごと及び選択された前記症状の種類ごとに、前記投薬開始時の前後における前記発現状況の変化を表す情報を生成し、
生成された前記発現状況の変化を表す情報又は前記発現状況の変化を表す情報に統計処理を施した情報を表示する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。 - 前記症状の発生に関する情報を取得する処理は、
取得した前記症状の種類が医学用語に基づき記述されていない場合に、前記症状の種類の記述を医学用語に基づく記述に変換する処理を含む
請求項1又は2に記載のプログラム。 - 前記発現状況の変化を表す情報を生成する処理は、
少なくとも前記投薬開始時の前の評価対象期間、前記投薬開始時の後の評価対象期間、又は前記投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分を取得する処理を含む
請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記症状の種類は、発作の種類である
請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記発現状況は、
少なくとも前記発作の回数に係る情報又は前記発作の継続時間に係る情報を含む
請求項5に記載のプログラム。 - 前記発現状況の変化を表す情報を生成する処理は、
前記投薬開始時の前後における前記発作の回数に係る変化率についての情報を生成する処理を含む
請求項6に記載のプログラム。 - 前記発作の回数に係る変化率を次式により算出する
請求項7に記載のプログラム。
Rsf=(SFa-SFb)/SFb
Rsf:発作の回数に係る変化率
SFb:前記投薬開始時の前の評価対象期間における発作の回数
SFa:前記投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分における発作の回数 - 前記発現状況の変化を表す情報を生成する処理は、
前記投薬開始時の前後における前記発作の継続時間に係る変化率についての情報を生成する処理を含む
請求項6に記載のプログラム。 - 前記発作の継続時間に係る変化率を次式により算出する
請求項9に記載のプログラム。
Rsd=(SDa-SDb)/SDb
Rsd:発作の継続時間に係る変化率
SDb:前記投薬開始時の前の評価対象期間における発作の継続時間の総和
SDa:前記投薬開始時の後の評価対象期間の単位区分における発作の継続時間の総和 - 前記発現状況の変化を表す情報を表示する処理は、
前記発現状況の変化を表す情報を時系列的に示す図又は表を表示する処理を含む
請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記発現状況の変化を表す情報を表示する処理は、
前記投薬に関する情報に含まれる情報を時系列的に示す図又は表を表示する処理を含む
請求項1ないし11のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記投薬に関する情報は、前記患者への前記薬剤の投与量に関する情報をさらに含み、
前記発現状況の変化を表す情報を表示する処理は、
前記投与量に関する情報を表示する処理を含む
請求項1ないし12のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記投薬に関する情報は、前記患者への前記薬剤の投与量に関する情報をさらに含み、
前記発現状況の変化を表す情報を生成する処理は、
前記投与量に関する情報に基づき補正された前記発現状況の変化を表す情報を生成する処理を含む
請求項1ないし13のうちいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記投与量に関する情報は、前記患者の体重に基づき正規化された情報である
請求項13又は14に記載のプログラム。 - 前記患者の症状の発生に関連した気象に関する情報を取得する処理、及び前記気象に関する情報に基づく情報を表示する処理を前記コンピュータにさらに実行させる
請求項1ないし15のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記症状の種類は、てんかん発作の種類である
請求項1ないし16のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - 前記症状の種類は、喘息発作の種類である
請求項1ないし16のうちいずれか1項に記載のプログラム。 - コンピュータが実行する方法であって、
薬剤の名称及び投与開始時を含む特定の患者への投薬に関する情報を取得することと、
症状の種類及び発現状況を含む前記患者の症状の発生に関する情報を取得することと、
前記薬剤の中から一又は複数の薬剤を選択する入力を受け取ることと、
前記症状の種類の中から一又は複数の種類を選択する入力を受け取ることと、
選択された前記薬剤ごと及び選択された前記症状の種類ごとに、前記投与開始時の前後における前記発現状況の変化を表す情報を生成することと、
生成された前記発現状況の変化を表す情報を表示することと
を含む方法。 - コンピュータが実行する方法であって、
薬剤の名称及び投与開始時を含む複数の患者への投薬に関する情報を取得することと、
症状の種類及び発現状況を含む前記患者の症状の発生に関する情報を取得することと、
前記薬剤の中から一又は複数の薬剤を選択する入力を受け取ることと、
前記症状の種類の中から一又は複数の種類を選択する入力を受け取ることと、
前記患者の各々について、選択された前記薬剤ごと及び選択された前記症状の種類ごとに、前記投与開始時の前後における前記発現状況の変化を表す情報を生成することと、
生成された前記発現状況の変化を表す情報又は前記発現状況の変化を表す情報に統計処理を施した情報を表示することと
を含む方法。
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てんかん発作記録アプリ『NANACARA(ナナカラ)』公式: "[診察時に便利!nanacara for Doctor]", TWITTER[オンライン], JPN6021041867, 14 September 2021 (2021-09-14), ISSN: 0004625114 * |
梅原佳宏ほか: "電子カルテを用いた医薬品の治療効果解析基盤に関する研究", 情報処理学会 研究報告 データベースシステム(DBS) 2013−DBS−158 [ONLINE], JPN6021041866, 19 November 2013 (2013-11-19), JP, ISSN: 0004625113 * |
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