JP2023043792A - Automatic door, and construction method thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動ドア及びその施工方法に関する。 The present invention relates to an automatic door and its construction method.
特許文献1には、自動ドアが記載されている。この自動ドアは、横枠である上枠、下枠および無目と、縦枠である左右の方立および縦骨とを枠組みして構成される枠体と、下枠、無目、方立および縦骨によって形成される枠内に配置されるパネルと、上枠、無目および方立によって形成される枠内に配置されるパネルと、無目に取り付けられたエンジンユニットと、エンジンユニットに吊り下げられた開閉戸とを備えている。この自動ドアでは、開閉戸の戸先側の縦框は一方の方立の室内枠材に当接して閉鎖状態となる。他方の方立の側には、パネルの室外面に対向して押縁が配置され、この押縁には、パネルの室外面に当接するバックアップ材およびシール材が設けられている。
自動ドアにおける袖部の袖ガラスなどの戸板は、通常、自動ドアの外枠に対して固定される。袖部の戸板は、従来、設置場所(いわゆる、現場)において、組み立て、すなわち、外枠に取り付けて固定する場合が多かった。そのため、現場作業の工数の削減が望まれていた。そこで、予め工場で外枠を組み立てておき、更に、予め工場で袖部を外枠に組付け、すなわち、袖部の戸板を工場で外枠に固定しておき、戸板を固定した組み立て済みの外枠を工場から現場に輸送することも検討し得た。しかし、特に戸板がガラス板などである場合は、組み立て済み、且つ、ガラス板取り付け済みの外枠を工場から設置場所まで輸送する取り扱い性に問題があった。さらに、設置現場で組み立てる場合も、工場で組み立てる場合も、十分な作業スペースが必要になり、作業スペースの確保が問題となっていた。そのため、組み立てや設置現場における設置の作業性の高い自動ドアの提供が望まれる。 A door plate such as a sleeve glass of a sleeve portion of an automatic door is usually fixed to an outer frame of the automatic door. Conventionally, the door plate of the sleeve has often been assembled, that is, attached to the outer frame and fixed at the installation site (so-called site). Therefore, it has been desired to reduce the number of man-hours for on-site work. Therefore, the outer frame is assembled in advance at the factory, and the sleeve is assembled to the outer frame in advance at the factory. We could also consider transporting the outer frame from the factory to the site. However, especially when the door plate is a glass plate, there is a problem in the ease of handling in transporting the assembled outer frame with the glass plate attached from the factory to the installation site. Furthermore, when assembling at the installation site or when assembling at a factory, a sufficient working space is required, and securing the working space has been a problem. Therefore, it is desired to provide an automatic door with high workability for assembly and installation at the installation site.
本発明は、かかる実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、組み立てや設置現場における設置の作業性の高い自動ドア及びその施工方法を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide an automatic door and a construction method for the automatic door which are highly workable in assembly and installation at an installation site.
上記目的を達成するための本発明に係る自動ドアは、
外枠と、
前記外枠内においてスライドする障子と、
前記外枠内に固定された袖部と、を備え、
前記障子は、第一戸板と障子側框とを有し、
前記袖部は、第二戸板と袖部側框とを有し、見込み方向視において、前記障子と見付け方向に隣接して配置されている。
An automatic door according to the present invention for achieving the above object,
an outer frame;
A shoji that slides within the outer frame;
a sleeve secured within the outer frame;
The shoji has a first door plate and a shoji side frame,
The sleeve portion has a second door panel and a side frame of the sleeve portion, and is arranged adjacent to the shoji in the viewing direction when viewed from the prospective direction.
本発明に係る自動ドアでは、更に、
前記袖部側框は、前記外枠内に固定されているとよい。
Further, in the automatic door according to the present invention,
The sleeve side frame may be fixed within the outer frame.
本発明に係る自動ドアでは、更に、
前記外枠は、前記障子側框における戸先框を収容し、見込み方向視において、前記戸先框と重複する第一縦枠を有するとよい。
Further, in the automatic door according to the present invention,
The outer frame preferably has a first vertical frame that accommodates the door frame of the shoji-side frame and overlaps with the door frame when viewed from the prospective direction.
本発明に係る自動ドアでは、更に、
前記第一縦枠は、前記戸先框が嵌り込んで収容される第一縦凹部を有するとよい。
Further, in the automatic door according to the present invention,
The first vertical frame may have a first vertical recess into which the door frame is fitted and accommodated.
本発明に係る自動ドアでは、更に、
前記外枠は、前記袖部側框における袖部縦框を収容し、見込み方向視において、前記袖部縦框と重複する第二縦枠を更に有し、
前記袖部は、前記第二縦枠に前記袖部縦框を固定されているとよい。
Further, in the automatic door according to the present invention,
The outer frame further has a second vertical frame that accommodates the sleeve vertical stile of the sleeve side stile and overlaps the sleeve vertical stile when viewed from the prospective direction,
It is preferable that the sleeve section has the sleeve section vertical frame fixed to the second vertical frame.
本発明に係る自動ドアでは、更に、
前記第二縦枠は、前記袖部縦框がはめ込まれて固定される第二縦凹部を有するとよい。
Further, in the automatic door according to the present invention,
The second vertical frame preferably has a second vertical recess into which the sleeve vertical frame is fitted and fixed.
本発明に係る自動ドアでは、更に、
前記障子又は袖部は、前記外枠に対してけんどん式で嵌め込み可能とされているとよい。
Further, in the automatic door according to the present invention,
It is preferable that the shoji or the sleeve portion can be fitted into the outer frame in a kendo style.
上記目的を達成するための本発明に係る自動ドアの施工方法は、
躯体に外枠を固定する外枠固定工程と、
前記外枠内においてスライドする障子を前記外枠内に嵌めこむ障子嵌め込み工程と、
前記外枠内に袖部をはめ込んで固定する袖部嵌め込み工程と、を含み、
前記障子嵌め込み工程では、前記障子の戸先框を前記外枠の第一縦枠に収容し、見込み方向視において、前記戸先框と第一縦枠とを重複させ、
前記袖部嵌め込み工程では、前記袖部の袖部縦框を前記外枠の第二縦枠に収容し、見込み方向視において、前記袖部縦框と第二縦枠とを重複させ、更に、前記第二縦枠に前記袖部縦框を固定する。
An automatic door construction method according to the present invention for achieving the above object includes:
An outer frame fixing step of fixing the outer frame to the skeleton;
A shoji fitting step of fitting a shoji that slides within the outer frame into the outer frame;
a sleeve portion fitting step of fitting and fixing the sleeve portion in the outer frame;
In the shoji fitting step, the door end frame of the shoji is housed in the first vertical frame of the outer frame, and the door end frame and the first vertical frame are overlapped when viewed from the prospective direction,
In the sleeve portion fitting step, the sleeve portion vertical stile of the sleeve portion is housed in the second vertical frame of the outer frame, and the sleeve portion vertical stile and the second vertical frame are overlapped when viewed from the perspective direction; The sleeve vertical frame is fixed to the second vertical frame.
組み立てや設置現場における設置の作業性の高い自動ドアを提供することができる。 It is possible to provide an automatic door with high workability for assembly and installation at the installation site.
図面に基づいて、本発明の実施形態に係る自動ドア及びその施工方法について説明する。 An automatic door and a construction method thereof according to an embodiment of the present invention will be described based on the drawings.
(概要の説明)
図1から図3には、本実施形態に係る自動ドア100を示している、自動ドア100は、外枠1と、外枠1内においてスライドする障子2と、外枠1内に固定された袖部3と、を備えている。
(Description of overview)
1 to 3 show an
自動ドア100では、障子2の開閉によって障子2が閉じた状態(図1,2参照)と、障子2が袖部3の側にスライドして開いた状態(図3参照)とに変化する。以下では、特に言及しない限り、障子2が閉じた状態を基準として自動ドア100の説明を行う。
In the
障子2は、第一戸板21と障子側框4とを有する。
The
袖部3は、第二戸板31と袖部側框6とを有し、見込み方向視において、障子2と見付け方向に隣接して配置されている。
The
このように、自動ドア100では、袖部3が袖部側框6を有するため、第二戸板31を有する袖部3をひとまとまりの部材として取り扱うことができる。これにより、袖部3の組付けを要する自動ドア100の組み立てや設置現場における設置の作業性が高くなる。
As described above, in the
(各部の説明)
図1から図3に示す自動ドア100は、例えば人感センサなどの開動作の開始タイミングを検知するセンサの検知結果などの、開動作開始のトリガーとなる指令や情報に基づいて、自動的に開状態となる扉としてのドア装置である。自動ドア100は、集合住宅、商業施設、オフィスなどの建物における、任意の出入り口に設置可能である。自動ドア100は、予め一部の部品をある程度の段階まで工場で組み立てて、設置場所である現場にてこれを施工するものであってもよいし、現場ですべての組み立てを行うものであってもよい。図1は、自動ドア100を、見込み方向において建物内(例えば、集合住宅の玄関ホール内、室内側)から見た場合の正面図である。図1では、自動ドア100が閉状態である場合を示している。図2は、図1における、II-II矢視断面図であり、いわゆる水平断面図である。図3は、自動ドア100がおよそ半分開いた場合の正面図である。
(Description of each part)
The
自動ドア100は、建物に固定される外枠1と、駆動部によって駆動され、外枠1内においてスライドする障子2と、外枠1内に固定された袖部3と、を備えている。本実施形態では、鉛直方向における上側を上、下側を下と称する。また、外枠1における、幅に対応する方向と同じ方向(図1から図3では、図の左右方向)を見付け方向と称する。また、外枠1における、奥行き方向と同じ方向を、見込み方向と称する。以下では、説明の便宜として、見付け方向における、袖部3から見て障子2の側の向き右、その逆向きを左と称する場合がある。また、見込み方向における、袖部3から見て障子2の側を手前、その逆を奥と称する場合がある。すなわち、袖部3は、障子2の左側に位置し、また、奥側に位置している。
An
外枠1は図1に示すよう、障子2と袖部3を支持するための矩形状の枠体であり、障子2がスライド開閉するための案内となる部材である。外枠1は、矩形状の上側に位置し、水平方向、本実施形態では見付け方向に沿って延在する上枠13と、矩形状の下側に位置し上枠13と平行に延在する下枠14と、障子2が閉状態である場合に、障子2の右側側面が当接し、上枠13と下枠14との間に掛け渡された第一縦枠11と、第一縦枠11と平行に延在し、上枠13と下枠14との間に掛け渡された第二縦枠12とを有する。下枠14は、その下部が床に埋め込まれてよい。
As shown in FIG. 1, the
第一縦枠11の左側側面には、上下方向に沿い延在する第一縦凹部11aが形成されている。第一縦凹部11aは、上枠13から下枠14に至るまでの範囲に延在している。
The left side surface of the first
第二縦枠12の右側側面には、上下方向に沿い延在する第二縦凹部12aが形成されている。第二縦凹部12aは、上枠13から下枠14に至るまでの範囲に延在している。本実施形態において、第二縦枠12は第一縦枠11と同じ形状である。すなわち、第一縦枠11と第二縦枠12とは相互に入れ替え可能であり、部品として共通化されている。これによりコストダウンできる。
A second
その他、上枠13及び下枠14には、障子2の開閉移動を案内したり、袖部3を固定支持するためのガイド構造や溝状の構造が形成されているが、これらについての詳細は後述する。
In addition, the
障子2は、自動ドア100において自動で開閉する扉部分である。障子2は、例えばけんどん式で外枠1に嵌め込み可能とされてよい。障子2は、例えば上枠13の枠の内側に収容されたエンジンユニットにより駆動されて開閉する。図1,2には、自動ドア100において障子2が閉じた状態を示している。図3には、自動ドア100において、障子2が閉じた状態(図1,2参照)から開いていく途中の状態(半開状態)を示している。
The
障子2は、図1に示すように、矩形状の障子側框4と、障子側框4の矩形の環内に嵌めこまれて固定されている矩形状の第一戸板21とを有する。第一戸板21は、例えば金属製の板材、ガラス板などである。以下では、第一戸板21が、ガラス板である場合を例示して説明する。
As shown in FIG. 1, the
障子側框4は、第一戸板21の外周部に取り付けられる框である。障子側框4は、外枠1に支持されており、第一戸板21は、障子側框4を介して外枠1に支持されている。
The shoji-
自動ドア100では、障子2が障子側框4を有し、第一戸板21が障子側框4に嵌め込まれて障子2をひとまとまりの部材として取り扱うことができるため、例えば第一戸板21がガラス板のように壊れやすいものであっても、取り扱い性の良いものとなっている。これにより、障子2の組付けを要する自動ドア100の組み立てや設置現場における設置の作業性が高くなる。例えば、障子2をあらかじめ工場で組み立てて、設置現場に輸送して組み付けるような作業も容易に行えるようになる。
In the
障子側框4は、図2に示すように、障子2が閉状態である場合に、外枠1の第一縦枠11の見付け方向の内側面、すなわち左側面に当接する戸先框41と、袖部3と見込み方向視で重複する第一召し合わせ框42と、図4に示すように、障子2が開閉する際に上枠13に案内される第一上框43と、障子2が開閉する際に下枠14に案内される第一下框44とを有する。戸先框41、第一召し合わせ框42、第一上框43及び第一下框44は直線状の枠体である。第一戸板21は、例えば障子側框4の矩形の環の内面に形成された溝に嵌めこまれて障子側框4に固定されてよい。なお、図4は、図3におけるIV-IV矢視断面図を示しており、いわゆる垂直断面図である。
As shown in FIG. 2, when the
戸先框41は、上下方向に沿い延在する枠体である。戸先框41は、障子2が閉状態である場合、見込み方向視において、外枠1の第一縦枠11によって隠蔽されるようになっている。本実施形態では、障子2が閉状態である場合、戸先框41は、第一縦凹部11aに嵌り込んで収容されることで、見込み方向視において、手前側(室内側)から見ても奥側(室外側、建物の外側)から見ても、第一縦枠11と重複し、第一縦枠11によって隠蔽される。これにより、戸先框41が第一縦枠11の第一縦凹部11aに支持される状態となり、見込み方向における荷重に対する障子2の強度が向上する。また、戸先框41が第一縦枠11に隠蔽されることによって、自動ドア100はすっきりとした見た目となり、意匠性が向上する。なお、障子2は自動で開閉するものであるから、戸先框41に人が開閉するための取っ手を設ける必要は特になく、戸先框41が第一縦枠11によって隠蔽されることや戸先框41が第一縦凹部11aに嵌り込んで収容されることは、自動ドア100の使用においてなんら障害とならない。
The
戸先框41は、完全に第一縦凹部11aに嵌り込み、外枠1の第一縦枠11に完全に隠蔽されてもよいし、一部が第一縦凹部11aに嵌り込み、その嵌り込んだ一部を第一縦枠11に隠蔽されてもよい。戸先框41が完全に第一縦凹部11aに嵌り込み、外枠1の第一縦枠11に完全に隠蔽される場合にあっては、第一縦凹部11aの見付け方向における深さは、戸先框41の見付け方向における幅と少なくとも同一、好ましくはそれを超える深さとするとよい。第一縦凹部11aの見付け方向における深さが戸先框41の見付け方向における幅を超える深さであれば、戸先框41の戸当たり面にゴムなどのクッション材料が装着されている場合であっても、戸先框41を完全に隠蔽させることができる。また、戸先框41の戸当たり面にゴムなどのクッション材料が装着されていない場合であっても、第一縦凹部11aの見付け方向における深さが戸先框41の見付け方向における幅を超える深さであれば、障子2を閉じた状態で、戸先框41を完全に隠蔽し、且つ、戸先框41の戸当たり面と第一縦凹部11aの底面とを離間させることができる。これにより、例えば、障子2を閉じる際の衝突音の発生を防止できる。
The
第一召し合わせ框42は、上下方向に沿い延在する枠材である。第一召し合わせ框42は、障子2が開くと、外枠1の第二縦枠12に近接する。本実施形態では、障子2が全開となった場合において、第一召し合わせ框42と第二縦枠12との間には所定の隙間が確保されている。これにより、指を詰めるような事故は起きない。
The
図4に示すように、第一上框43は、見付け方向に沿い延在する枠材である。第一上框43は、外枠1の上枠13に形成された溝状のガイド構造に案内されて、障子2のスライド開閉を実現している。本実施形態では、図4に示すように、上枠13における、手前側の下面部が上方に向けて折り込まれた案内枠13Gが形成されており、この案内枠13Gによって形成される溝状で、ガイドレール状の凹部に第一上框43が嵌り込むようになっている。第一上框43は、案内枠13Gによって形成されるガイドレール状の凹部に案内されることによって、障子2のスライド開閉を実現している。本実施形態において第一上框43は、案内枠13Gによって形成されるガイドレール状の凹部に嵌り込み収容された状態となって、見込み方向視において、上枠13と重複し、上枠13によって隠蔽されている。これにより、第一上框43が上枠13に支持される状態となり、見込み方向における荷重に対する障子2の強度が向上する。また、第一上框43が上枠13に隠蔽されることによって、自動ドア100はすっきりとした見た目となり、意匠性が向上する。
As shown in FIG. 4, the first
なお、第一上框43は、外枠1の上枠13に完全に隠蔽されてもよいし、一部が上枠13に隠蔽されてもよい。
The first
第一下框44は、見付け方向に沿い延在する枠材である。第一下框44は、外枠1の下枠14に形成された溝状のガイド構造を有するレール部14Lに案内されて、障子2のスライド開閉を実現している。レール部14Lの上面部には例えば見付け方向に沿い延在する溝14aが形成されてよい。第一下框44の下面部に障子2の戸車が配置されている場合は、この戸車が溝14aに沿って走行することで、開閉時に障子2が下枠14にガイドされる。なお、第一下框44は、見込み方向視で露出しており視認可能である。
The first
袖部3は、図1に示すように、矩形状の袖部側框6と、袖部側框6の矩形の環内に嵌めこまれて固定されている矩形状の第二戸板31とを有する。袖部3は、外枠1に対して固定されている。袖部3は、いわゆるFIX(フィックス)であるとかFIX部と称されものである。袖部3は、例えばけんどん式で外枠1に嵌め込んだ後に、外枠1に固定されたものであってよい。袖部3は、後述するように、見付け方向における左側側端部が外枠1の第二縦枠12の第二縦凹部12aに嵌めこまれて固定されている。
As shown in FIG. 1, the
第二戸板31は、例えば金属製の板材、ガラス板などである。以下では、第二戸板31が、ガラス板、すなわち袖ガラスである場合を例示して説明する。見込み方向視において、障子2の第一戸板21と第二戸板31とは左右対称である。すなわち、見込み方向視において視認可能な第二戸板31の形状は、見込み方向視において視認可能な第一戸板21の形状と同じである。第二戸板31は第一戸板21と同じ寸法、同じ規格のものを用いてよい。これにより自動ドア100の部品を共通化してコストダウンできる。
The
袖部側框6は、第二戸板31の外周部に取り付けられる框である。袖部側框6は、外枠1に固定されており、第二戸板31は、障子側框4を介して外枠1に支持されている。
The
自動ドア100では、上記のように袖部3が袖部側框6を有し、第二戸板31が袖部側框6に嵌め込まれて袖部3をひとまとまりの部材として取り扱うことができるため、例えば第二戸板31がガラス板のように壊れやすいものであっても、取り扱い性の良いものとなっている。これにより、袖部3の組付けを要する自動ドア100の組み立てや設置現場における設置の作業性が高くなる。例えば、袖部3をあらかじめ工場で組み立てて、設置現場に輸送して組み付けるような作業も容易に行えるようになる。すなわち、袖部3も障子2と同様に取り扱い性の良いものとなる。
In the
袖部側框6は、図2に示すように、第二縦枠12に固定された袖部縦框61と、第一召し合わせ框42と見込み方向視で重複する第二召し合わせ框62と、図4に示すように、上枠13に固定された第二上框63と、下枠14に固定された第二下框64とを有する。袖部縦框61、第二召し合わせ框62、第二上框63及び第二下框64は直線状の枠体である。第二戸板31は、例えば袖部側框6の矩形の環の内面に形成された溝に嵌めこまれて袖部側框6に固定されてよい。このように、障子2が障子側框4と第一戸板21とを有するのと同様に、袖部3が、袖部側框6と第二戸板31とを有することで、障子2と袖部3との外観が統一され、自動ドア100の外観に統一感が醸し出されて意匠性の高いものとなる。
As shown in FIG. 2, the
袖部側框6は、見込み方向視において、障子2の障子側框4と同じ形状(外観)にされるとよい。これにより、障子2と袖部3とが、見込み方向視において左右対称となる。これにより、自動ドア100はすっきりとした見た目となり、意匠性が向上する。なお、袖部側框6は障子側框4と同じ寸法、同じ規格のものを用いてよい。これにより自動ドア100の部品を共通化してコストダウンできる。
The sleeve-
袖部縦框61は、見込み方向視において、外枠1の第二縦枠12によって隠蔽されるようになっている。本実施形態では、袖部縦框61は、第二縦凹部12aに嵌り込んで収容された状態で固定されている。すなわち、袖部3における見付け方向の側端部である袖部縦框61は、外枠1の第二縦枠12に嵌めこまれて固定されている。これにより、見込み方向視において、袖部3における見付け方向の側端部としての袖部縦框61は、第二縦枠12と重複し、第二縦枠12によって隠蔽される。袖部3における見付け方向の側端部としての袖部縦框61が第二縦枠12に隠蔽されることによって、自動ドア100はすっきりとした見た目となり、意匠性が向上する。
The sleeve
なお、袖部縦框61は、完全に第二縦凹部12aに嵌り込み、外枠1の第二縦枠12に完全に隠蔽されてもよいし、一部が第二縦凹部12aに嵌り込み、その嵌り込んだ一部を第二縦枠12に隠蔽されてもよい。袖部縦框61が完全に第二縦凹部12aに嵌り込み、外枠1の第二縦枠12に完全に隠蔽される場合にあっては、第二縦凹部12aの、見付け方向における深さと、袖部縦框61の、見付け方向における幅とを同一以上にするとよい。
The sleeve
第二召し合わせ框62は、障子2の閉状態において、見込み方向視において第一召し合わせ框42と重複している。これにより、第一召し合わせ框42と第二召し合わせ框62とが見込み方向において相互に隠蔽する。これにより自動ドア100はすっきりとした見た目となり、意匠性が向上する。
The
図4に示すように、第二上框63は、外枠1の上枠13に形成された凹部に嵌めこまれた状態で固定されている。上枠13は、角張ったU字形状に形成されており、そのU字形状の内側部分である凹部が下方を向く状態となっている。第二上框63は、この上枠13の凹部に嵌めこまれることで、見込み方向視において、上枠13によって隠蔽されている。すなわち、袖部3における上端部としての第二上框63が上枠13によって隠蔽されている。これにより、自動ドア100はすっきりとした見た目となり、意匠性が向上する。
As shown in FIG. 4 , the second
なお、第二上框63は、外枠1の上枠13に完全に隠蔽されてもよいし、一部が上枠13に隠蔽されてもよい。
The second
第二下框64は、外枠1の下枠14の上面に形成された平面部14b上に載置されている。第二下框64は、平面部14bに固定されてよい。すなわち、袖部3の下端部は、下枠14に固定されてよい。第二下框64は、見込み方向視で露出しており視認可能である。
The second
本実施形態における自動ドア100の設置は、例えば以下のように行える。
Installation of the
障子2、袖部3はあらかじめ工場で組み立ておくとよい。外枠1もあらかじめ工場で組み立てておいてよいが、輸送の手軽さを考慮して、現場で組み立ててもよい。
It is preferable to assemble the
図1に示すように、建物に自動ドア100を設置する場合は、まず、建物の躯体に外枠1を固定する外枠固定工程を行う。
As shown in FIG. 1, when installing an
次に、障子2を外枠1内に嵌めこむ障子嵌め込み工程を行う。また、外枠1内に袖部3をはめ込んで固定する袖部嵌め込み工程を行う。本実施形態では、障子2及び袖部3の外枠1への嵌め込みはけんどん式によって行える。
Next, a shoji fitting process for fitting the
障子嵌め込み工程では、障子2の戸先框41を外枠1の第一縦枠11に収容し、見込み方向視において、戸先框41と第一縦枠11とを重複させる。
In the shoji fitting step, the
袖部嵌め込み工程では、袖部3の袖部縦框61を外枠1の第二縦枠12に収容し、見込み方向視において、袖部縦框61と第二縦枠12とを重複させる。更に、第二縦枠12に袖部縦框61を固定する。
In the sleeve fitting step, the
このようにして、自動ドア100を提供し、また、自動ドア100を建物などに設置する施工を行える。
In this way, the
以上のようにして、組み立てや設置現場における設置の作業性の高い自動ドア及びその施工方法を提供することができる。 As described above, it is possible to provide an automatic door with high workability for assembly and installation at an installation site, and a construction method thereof.
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、障子2と袖部3とが見込み方向視において左右対称である場合を説明したが、左右対称であることは必須の要件ではない。
[Another embodiment]
(1) In the above embodiment, the
(2)上記実施形態では、自動ドア100が、建物に固定される外枠1と、駆動部によって駆動され、外枠1内においてスライドする障子2と、外枠1内に固定された袖部3と、を備えている場合を説明した。また、障子2は、第一戸板21と障子側框4とを有し、袖部3は、第二戸板31と袖部側框6とを有し、障子2と袖部3とが、見込み方向視において左右対称となる場合を説明した。また、障子2の戸先框41は、障子2が閉状態である場合、見込み方向視において、外枠1の第一縦枠11によって隠蔽されるようになっており、また、障子2の第一上框43は、見込み方向視において、上枠13によって隠蔽されている場合を説明した。
(2) In the above embodiment, the
しかしながら、袖部3は、障子2と同様に袖部側框6と第二戸板31とを有するものであれば、障子2と袖部3との外観が統一され、自動ドア100の外観に統一感が醸し出されて意匠性の高いものとなるのであり、障子2と袖部3とが、見込み方向視において左右対称となることや、障子2における障子側框4の戸先框41が第一縦枠11によって隠蔽されることは必須ではない。また、障子2と袖部3とは、それぞれ一枚である場合に限られない。
However, if the
図5には、障子2と袖部3とをそれぞれ2枚ずつ有する自動ドア200の一例を、見込み方向における建物の外部から見た場合の正面図を示している。図5では、外枠1内に、障子2としての障子2A,2Bと、袖部3としての袖部3A,3Bとが嵌め込まれている。自動ドア200では、図5の図示における左側から右側に掛けて、袖部3A、障子2A、袖部3B及び障子2Bの順に配置されている。すなわち、袖部3Aは、見込み方向視において、障子2Aと見付け方向に隣接して配置されている。また、袖部3Bは、見込み方向視において、障子2Bと見付け方向に隣接して配置されている。
FIG. 5 shows a front view of an example of an
自動ドア200では、障子2A,2B同士は左右対称である。また、袖部3A,3B同士も左右対称である。したがって、自動ドア200では、障子2A,2Bの障子側框4である框4A,4B同士は左右対称である。また、袖部3A,3Bの袖部側框6である框6A,6B同士も左右対称である。
In the
自動ドア200では、見込み方向視において視認可能な障子2A及び袖部3Aの領域の外観形状と、障子2B及び袖部3Aの領域の外観形状とは左右対称である。
In the
自動ドア200では、外枠1の両方の縦枠に隣接する框6A,6Bにおけるそれぞれの縦框は、外枠1の両方の縦枠に隠蔽されている。この態様は、上記実施形態における自動ドア100における袖部側框6の袖部縦框61の態様と同様である。
In the
自動ドア200では、框4A,4B及び框6A,6Bの縦框であって召し合わせとなる縦框の態様は、上記実施形態における自動ドア100にける障子側框4の第一召し合わせ框42と第二召し合わせ框62との態様と同様である。なお、見込み方向において隣接する障子2A,2Bにおける框4A,4Bの縦框のうち、それぞれ隣接する縦框は見込み方向視において露出しており視認可能である。
In the
自動ドア200では、障子2A,2Bにおける框4A,4Bの第一上框43である上框43A,43Bは、外枠1の上枠によって隠蔽されている。袖部3A,3Bにおける框6A,6Bの第二上框63である上框63A,63Bも同様に上枠によって隠蔽されている。なお、框4A,4B及び框6A,6Bのそれぞれの下框は見込み方向視において露出しており視認可能である。
In the
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。 It should be noted that the configurations disclosed in the above embodiments (including other embodiments, the same shall apply hereinafter) can be applied in combination with configurations disclosed in other embodiments as long as there is no contradiction. The embodiments disclosed in this specification are exemplifications, and the embodiments of the present invention are not limited thereto, and can be modified as appropriate without departing from the object of the present invention.
本発明は、自動ドアに適用できる。 The present invention can be applied to automatic doors.
1 外枠
100 自動ドア
11 第一縦枠
11a 第一縦凹部
12 第二縦枠
12a 第二縦凹部
13 上枠
13G 案内枠
14 下枠
14L レール部
14a 溝
14b 平面部
2 障子
200 自動ドア
21 第一戸板
2A 障子
2B 障子
3 袖部
31 第二戸板
3A 袖部
3B 袖部
4 障子側框
41 戸先框
42 第一召し合わせ框
43 第一上框
43A 上框
43B 上框
44 第一下框
4A 框
4B 框
6 袖部側框
61 袖部縦框
62 第二召し合わせ框
63 第二上框
63A 上框
63B 上框
64 第二下框
6A 框
6B 框
1
Claims (8)
前記外枠内においてスライドする障子と、
前記外枠内に固定された袖部と、を備え、
前記障子は、第一戸板と障子側框とを有し、
前記袖部は、第二戸板と袖部側框とを有し、見込み方向視において、前記障子と見付け方向に隣接して配置されている自動ドア。 an outer frame;
A shoji that slides within the outer frame;
a sleeve secured within the outer frame;
The shoji has a first door plate and a shoji side frame,
The automatic door, wherein the sleeve portion has a second door plate and a side frame of the sleeve portion, and is arranged adjacent to the shoji in the viewing direction when viewed from the prospective direction.
前記袖部は、前記第二縦枠に前記袖部縦框を固定されている請求項1から4の何れか一項に記載の自動ドア。 The outer frame further has a second vertical frame that accommodates the sleeve vertical stile of the sleeve side stile and overlaps the sleeve vertical stile when viewed from the prospective direction,
The automatic door according to any one of claims 1 to 4, wherein the sleeve portion has the sleeve portion vertical stile fixed to the second vertical frame.
前記外枠内においてスライドする障子を前記外枠内に嵌めこむ障子嵌め込み工程と、
前記外枠内に袖部をはめ込んで固定する袖部嵌め込み工程と、を含み、
前記障子嵌め込み工程では、前記障子の戸先框を前記外枠の第一縦枠に収容し、見込み方向視において、前記戸先框と第一縦枠とを重複させ、
前記袖部嵌め込み工程では、前記袖部の袖部縦框を前記外枠の第二縦枠に収容し、見込み方向視において、前記袖部縦框と第二縦枠とを重複させ、更に、前記第二縦枠に前記袖部縦框を固定する自動ドアの施工方法。 An outer frame fixing step of fixing the outer frame to the skeleton;
A shoji fitting step of fitting a shoji that slides within the outer frame into the outer frame;
a sleeve portion fitting step of fitting and fixing the sleeve portion in the outer frame;
In the shoji fitting step, the door frame of the shoji is accommodated in the first vertical frame of the outer frame, and the door frame and the first vertical frame are overlapped when viewed from the prospective direction,
In the sleeve portion fitting step, the sleeve portion vertical stile of the sleeve portion is accommodated in the second vertical frame of the outer frame, and the sleeve portion vertical stile and the second vertical frame are overlapped when viewed from the prospective direction, and A construction method for an automatic door, in which the sleeve vertical frame is fixed to the second vertical frame.
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