JP2023043309A - 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置において実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する構成と比較して、外部装置にデータを送信した後における自装置のリソースの消費を抑制する。【解決手段】情報処理装置100と処理実行サーバ200とを備える。処理実行サーバ200は、情報処理装置100から処理対象のデータを取得してこのデータに対する処理を実行する。情報処理装置100は、第1のジョブとして、処理対象のデータを処理実行サーバ200へ送信し、第1のジョブとは別の第2のジョブとして、第1のジョブで処理実行サーバ200に送信された処理対象のデータに対する処理結果のデータを取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置およびプログラムに関する。
情報処理装置によるデータ処理において、1つのジョブにおける処理の一部を外部装置で実行する場合がある。この場合、例えば、ジョブに含まれる個々の処理および各処理の実行主体が定義されたワークフロー等に従って、データや処理結果を装置間でやり取りしながら処理が実行される。
特許文献1には、複数の処理の順序、および、複数の処理のそれぞれの実行主体となる情報処理装置を定義するワークフロー情報が、複数の情報処理装置のうち選択された1つの情報処理装置を実行主体に定義し、ワークフロー情報に定義された複数の処理のそれぞれを、定義された順序で、実行主体として定義された情報処理装置が実行し、ワークフロー情報に実行主体が複数の情報処理装置のうち選択された1つの情報処理装置であると定義された処理を、予め定められた判定条件に従って選択された1つの情報処理装置が実行する情報処理システムが開示されている。
特許第6264800号公報
情報処理装置で実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する場合、この情報処理装置においては、外部装置による処理が終わるまでこの処理に係るジョブが滞留するため、メモリなどの資源を無駄に消費してしまう。
本発明は、情報処理装置において実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する構成と比較して、外部装置にデータを送信した後における自装置のリソースの消費を抑制することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、
情報処理装置とサーバとを備え、
前記サーバは、前記情報処理装置から処理対象のデータを取得して当該データに対する処理を実行し、
前記情報処理装置は、
第1のジョブとして、前記処理対象のデータを前記サーバへ送信し、
前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、当該第1のジョブで前記サーバに送信された前記処理対象のデータに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、情報処理システムである。
請求項2に係る本発明は、
前記サーバは、
前記第1のジョブに対して識別情報を付与し、当該識別情報を当該第1のジョブを行った前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置による前記第2のジョブにおいて前記識別情報を付加して行われた処理結果の取得要求に応じて、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを当該情報処理装置に送信することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に係る本発明は、
前記サーバは、前記識別情報を付加して行われた前記情報処理装置の問い合わせに応じて、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータの処理の完了後に、当該処理の完了を通知することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に係る本発明は、
前記サーバは、前記第1のジョブを行った前記情報処理装置とは異なる他の情報処理装置から、前記第2のジョブによる前記識別情報を付加して行われた処理結果の取得要求を受け付けた場合に、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを当該他の情報処理装置に送信することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項5に係る本発明は、
前記情報処理装置は、前記第2のジョブにおいて、取得した前記処理結果のデータに対する処理を実行し、
前記サーバは、前記情報処理装置による前記処理結果のデータに対する処理で用いられる情報を、当該処理結果のデータに付随させて送信することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項6に係る本発明は、
前記情報処理装置は、前記第2のジョブにおいて、取得した前記処理結果のデータを外部装置に格納する処理を実行し、
前記処理結果のデータに対する処理で用いられる情報は、前記外部装置における当該処理結果のデータの格納先を特定する情報であることを特徴とする、請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項7に係る本発明は、
一の前記情報処理装置が行った前記第1のジョブと関連する前記第2のジョブの実行権限を他の情報処理装置に設定可能であり、
前記他の情報処理装置は、前記実行権限が設定された前記第2のジョブを実行し、当該第2のジョブと関連する前記第1のジョブで前記サーバに送信された前記処理対象のデータに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項8に係る本発明は、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、当該外部サーバに処理させるデータを送信し、
前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバに接続して、当該第1のジョブで前記外部サーバに送信された前記データに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、情報処理装置である。
請求項9に係る本発明は、
前記プロセッサは、
前記第1のジョブに対して設定された識別情報を前記外部サーバと共有して保持し、
前記第2のジョブにおいて、前記識別情報を付加して前記処理結果のデータの取得要求を行い、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に係る本発明は、
前記プロセッサは、
前記第1のジョブの実行後に、前記識別情報を付加して前記外部サーバによる処理に関する問い合わせを行い、
前記外部サーバから、前記識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理が完了したことを示す通知を受けた場合に、前記第2のジョブを実行することを特徴とする、請求項9に記載の情報処理装置である。
請求項11に係る本発明は、
前記プロセッサは、前記第2のジョブにおいて、前記処理結果のデータの取得に伴って当該処理結果のデータに対する処理で用いられる情報を取得し、取得した当該情報を用いて当該処理結果のデータに対する処理を実行することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項12に係る本発明は、
前記プロセッサは、前記第2のジョブにおいて、前記処理結果のデータに対する処理で用いられる情報として当該処理結果のデータの格納先を特定する格納先情報を取得し、当該処理結果のデータを当該格納先情報により特定される格納先に格納する処理を実行することを特徴とする、請求項11に記載の情報処理装置である。
請求項13に係る本発明は、
前記プロセッサは、
他の情報処理装置により実行された前記第1のジョブと関連する前記第2のジョブの実行権限を引き継ぎ、
前記実行権限に基づいて前記第2のジョブを実行することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項14に係る本発明は、
前記プロセッサは、
前記他の情報処理装置により実行された前記第1のジョブに対して設定された識別情報を取得し、
前記第2のジョブにおいて、前記識別情報を付加して前記処理結果のデータの取得要求を行い、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを取得する
ことを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置である。
請求項15に係る本発明は、
コンピュータに、
第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、当該外部サーバに処理させるデータを送信する処理と、
前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバに接続して、当該第1のジョブで前記外部サーバに送信された前記データに対する処理結果のデータを取得する処理と、
を実行させることを特徴とする、プログラムである。
請求項1の発明によれば、情報処理装置において実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する構成と比較して、データの送信と処理結果の取得とを別のジョブとすることにより、外部装置にデータを送信した後における自装置のリソースの消費を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、サーバが処理結果を要求した情報処理装置に対して処理結果を送信する構成と比較して、複数の処理を区別して処理結果を返すことができる。
請求項3の発明によれば、サーバが問い合わせを行った情報処理装置に対して応答する構成と比較して、複数の処理を区別して問い合わせに対する応答を行うことができる。
請求項4の発明によれば、第1のジョブを実行した情報処理装置のみが第2のジョブを実行可能な構成と比較して、第1のジョブと第2のジョブとの連携に係るシステム構成の自由度を高めることができる。
請求項5の発明によれば、サーバから情報処理装置へ処理結果のみを送信する構成と比較して、情報処理装置が、サーバによる処理で得られた情報を用いてその後の処理を実行することができる。
請求項6の発明によれば、サーバから情報処理装置へ処理結果のみを送信する構成と比較して、情報処理装置が、サーバによる処理で特定される格納先の情報を取得することができる。
請求項7の発明によれば、第1のジョブを実行した情報処理装置のみが第2のジョブを実行可能な構成と比較して、第1のジョブと第2のジョブとの連携に係るシステム構成の自由度を高めることができる。
請求項8の発明によれば、情報処理装置において実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する構成と比較して、データの送信と処理結果の取得とを別のジョブとすることにより、外部装置にデータを送信した後における自装置のリソースの消費を抑制することができる。
請求項9の発明によれば、情報処理装置において実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する構成と比較して、複数の処理を並列に実行した場合であっても自装置のリソースの消費を抑制することができる。
請求項10の発明によれば、データの送信と処理結果の取得とを別のジョブで実行する構成と比較して、第1のジョブと連携する第2のジョブの実行時期を特定することができる。
請求項11の発明によれば、外部サーバから処理結果のみを取得する構成と比較して、情報処理装置が、外部サーバによる処理で得られた情報を用いてその後の処理を実行することができる。
請求項12の発明によれば、外部サーバから処理結果のみを取得する構成と比較して、情報処理装置が、外部サーバによる処理で特定される格納先に処理結果を格納することができる。
請求項13の発明によれば、第1のジョブを実行した情報処理装置のみが第2ジョブを実行可能な構成と比較して、第1のジョブと第2のジョブとの連携に係るシステム構成の自由度を高めることができる。
請求項14の発明によれば、第2のジョブの実行権限を引き継ぐ構成と比較して、複数の処理を区別して第2のジョブを実行することができる。
請求項15の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、情報処理装置において実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する構成と比較して、データの送信と処理結果の取得とを別のジョブとすることにより、外部装置にデータを送信した後における自装置のリソースの消費を抑制することができる。
本実施形態による情報処理システムの全体構成を示す図である。 画像処理装置の構成を示す図である。 第1のジョブにおける画像処理装置と処理実行サーバとの間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。 第2のジョブにおける画像処理装置と処理実行サーバとの間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。 情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 処理実行の動作を示すフローチャートである。 本実施形態による情報処理システムの第1の変形例を示す図である。 本実施形態による情報処理システムの第2の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態による情報処理システムの全体構成を示す図である。本実施形態の情報処理システムは、情報処理装置100と、処理実行サーバ200と、管理サーバ300とを備える。情報処理装置100は、データ処理を実行する装置である。情報処理装置100としては、パーソナルコンピュータの他、データを処理する機能とネットワークを介して外部装置である処理実行サーバ200および管理サーバ300に接続可能な種々の装置が該当し得る。
処理実行サーバ200は、情報処理装置100からデータを取得して処理を実行するサーバである。処理実行サーバ200は、ネットワーク上に設けられたサーバであり、単一のサーバマシンで構成しても良いし、処理実行サーバ200としての機能を複数のサーバにより実現する仮想サーバやクラウドサーバによって実現しても良い。処理実行サーバ200は、外部サーバの一例である。管理サーバ300は、データを格納して管理するストレージサーバである。管理サーバ300には、情報処理装置100や処理実行サーバ200による処理結果のデータが格納される。管理サーバ300は、外部装置の一例である。
情報処理装置100と処理実行サーバ200と管理サーバ300とは、ネットワークを介して接続されている。図1に示す構成において、情報処理装置100および管理サーバ300と処理実行サーバ200との間にはファイアウォール400が設定されており、このファイアウォール400により情報処理装置100および管理サーバ300が保護されている。このため、情報処理装置100から処理実行サーバ200に対してアクセスすることはできるが、処理実行サーバ200からファイアウォール400を越えて情報処理装置100や管理サーバ300に対してアクセスすることはできない。
上述したように、情報処理装置100は、データ処理を行う種々の装置を用いて実現し得る。一例として、情報処理装置100を画像処理装置により実現する場合を考える。以下、この情報処理装置100としての画像処理装置を、情報処理装置100の符号を付して「画像処理装置100」と記載する。図1に示すシステムにおいて、画像処理装置100は、処理対象である画像等のデータに対する処理の一部を処理実行サーバ200に依頼する。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から取得した画像に対する処理を行う。そして、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの要求を受け付けると、画像に対する処理結果を画像処理装置100に返す。画像処理装置100は、処理実行サーバ200から取得した処理結果のデータを管理サーバ300に送る。
具体的な画像処理装置100および処理実行サーバ200の利用態様の例を考える。例えば、画像処理装置100において請求書や領収書などの帳票の画像を読み取り、処理実行サーバ200に帳票の画像の解析を依頼する。また、画像処理装置100は、帳票の電子データを取得し、処理実行サーバ200に電子データに基づく帳票の解析を依頼しても良い。以下、この帳票の画像のデータや電子データをまとめて「帳票データ」と呼ぶ。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から取得した帳票データを解析し、解析結果に基づいて認識される帳票の内容に応じたデータ処理を行う。また、処理実行サーバ200は、帳票の内容に基づき、解析結果やデータ処理の結果の格納先を特定する。そして、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの要求に応じて、帳票データの解析結果および帳票の内容に応じたデータ処理の結果を返送する。画像処理装置100は、処理実行サーバ200から取得した解析結果およびデータ処理の結果を管理サーバ300に送り、格納する。
<情報処理装置100の構成>
図2は、画像処理装置100の構成を示す図である。ここでは、情報処理装置100の一例としての画像処理装置100の構成を説明する。画像処理装置100は、制御部110と、記憶部120と、操作部130と、表示部140と、画像読み取り部150と、画像形成部160と、通信部170と、画像処理部180とを備える。これらの各機能部は、バス101に接続され、このバス101を介してデータの授受を行う。
制御部110は、画像処理装置100における上記の各機能部を制御する。また、制御部110は、各種のデータ処理を実行する機能部である。制御部110は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)111と、記憶手段であるRAM(Random Access Memory)112およびROM(Read Only Memory)113とを備える。RAM112は、主記憶装置(メイン・メモリ)であり、CPU111が演算処理を行う際の作業用メモリとして用いられる。ROM113にはプログラムや予め用意された設定値等のデータが保持されており、CPU111はROM113から直接プログラムやデータを読み込んで処理を実行する。また、プログラムやデータは、記憶部120にも記憶される。CPU111は記憶部120に格納されたプログラムをRAM112に読み込んで実行する。後述する画像処理装置100における各種のデータ処理や制御を行う機能は、例えば、CPU111がプログラムを実行することにより実現される。
記憶部120は、上記のようにCPU111が実行するためのプログラムやデータを記憶する他、画像読み取り部150により読み取った画像のデータ等、各種の動作により生成された種々のデータを記憶する機能部である。記憶部120は、例えば、磁気ディスク装置やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置により実現される。
操作部130は、ユーザの操作を受け付ける機能部である。操作部130は、例えば、ハードウェアキーや、指等で押圧または触れた位置に応じた制御信号を出力するタッチセンサ等により構成される。タッチセンサと表示部140を構成する液晶ディスプレイとを組み合わせたタッチパネルとして構成しても良い。
表示部140は、ユーザに各種の情報を提示する情報画像、読み取りや出力等の処理対象となる画像のプレビュー画像、ユーザが操作を行うための操作画像等を表示する機能部である。表示部140は、例えば、液晶ディスプレイにより構成される。上記の操作部130と表示部140とを組み合わせて、ユーザが画像処理装置100に対して情報の入出力を行うためのユーザインタフェース手段として用い得る。
画像読み取り部150は、原稿上の画像を光学的に読み取る機能部である。画像の読み取り方式としては、例えば、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED(Light Emitting Diode)光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式等が用いられる。
画像形成部160は、用紙等の記録材に対して、画像形成材を用いて画像データに基づく画像を形成する機能部である。記録材に画像を形成する方式としては、例えば、画像形成材としてトナーを用い、感光体に付着させたトナーを記録材に転写して像を形成する電子写真方式が用いられる。
通信部170は、外部装置との間で命令やデータを送受信する機能部である。通信部170としては、外部装置との通信方式に応じたインターフェイスが用いられる。外部装置との接続は、ネットワークを介して行っても良いし、直接接続により行っても良い。通信回線は、有線回線であっても無線回線であっても良い。
画像処理部180は、演算手段であるプロセッサと作業用メモリとを備え、画像データが表す画像に色補正や階調補正等の画像処理を施す機能部である。なお、プロセッサとして制御部110のCPU111を、作業用メモリとして制御部110のRAM112を、それぞれ兼用しても良い。
<データの転送および処理の手順>
次に、画像処理装置100と処理実行サーバ200との間でのデータの転送および処理の手順を説明する。なお、以下の説明では、上述した帳票データを処理対象のデータの例として説明する。
画像処理装置100は、処理実行サーバ200にアクセスし、処理対象の帳票データに対する解析等の処理の一部を処理実行サーバ200に実行させ、処理結果を取得する。ここで、画像処理装置100は、処理対象である帳票データを処理実行サーバ200に送る動作と、処理実行サーバ200から処理結果を取得する動作とを、別個のジョブとして実行する。以下、処理対象のデータを処理実行サーバ200に送る動作を第1のジョブ、処理実行サーバ200から処理結果を取得する動作を第2のジョブとする。
これらの動作を別個のジョブに分けたことにより、第1のジョブが終了した後、第2のジョブを開始するまでの間、画像処理装置100は、ジョブの実行に用いられたメモリ領域等の資源を開放し、他の処理を実行するために使用することが可能となる。一方、これらの動作を別個のジョブに分けたため、これらのジョブが同一の処理対象に関する関連するジョブであることを画像処理装置100および処理実行サーバ200が認識するための仕組みが必要となる。ここでは、一例として、関連するジョブを識別するために用いられる識別情報としてのジョブIDを設定する。
また、処理実行サーバ200は、ファイアウォール400を越えて画像処理装置100にアクセスすることができない。したがって、処理実行サーバ200が処理結果を画像処理装置100に送るためには、画像処理装置100から処理実行サーバ200へ処理結果の送信要求を行う必要がある。このため、処理実行サーバ200の処理が完了したことを画像処理装置100が認識するための仕組みが必要となる。ここでは、画像処理装置100から処理実行サーバ200へ、処理が完了したか否かを問い合わせる操作を行うこととする。
図3は、第1のジョブにおける画像処理装置100と処理実行サーバ200との間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。まず、画像処理装置100(図では「情報処理装置」と記載)は、処理実行サーバ200に対して接続要求を行う(a)。処理実行サーバ200は、この接続要求に応じて、ジョブIDを生成し、画像処理装置100へ送信する(b)。画像処理装置100は、処理実行サーバ200からジョブIDを取得すると、取得したジョブIDを処理対象の帳票データに付加して処理実行サーバ200へ送信する(c)。
処理実行サーバ200は、処理対象のデータとジョブIDとを受け取ると、受け取った帳票データに対する処理を実行する(d)。ここでは、処理実行サーバ200は、受け取った帳票データを解析し、帳票の内容を認識する。そして、処理実行サーバ200は、認識した帳票の内容に応じてデータ処理を実行する。また、処理実行サーバ200は、データ処理の内容によっては、データ処理を実行して得られた情報を付加情報として処理結果に付加する。例えば、画像処理装置100が処理実行サーバ200による処理結果を管理サーバ300に格納する場合であって、処理実行サーバ200による解析やデータ処理の結果から格納先の情報が得られた場合、この格納先の情報を処理結果に付加する。
図4は、第2のジョブにおける画像処理装置100と処理実行サーバ200との間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。画像処理装置100(図では「情報処理装置」と記載)は、帳票データを処理実行サーバ200へ送信した後、処理実行サーバ200から処理完了の通知を受け取るために問い合わせを行う(e)。問い合わせは、例えばロングポーリングにより行われる。処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの問い合わせを受け付けると、データ処理(d)が完了した後、問い合わせに対する応答を行ってデータ処理が完了したことを画像処理装置100に通知する(f)。
画像処理装置100は、処理実行サーバ200からデータ処理が完了したことを示す通知を受け取ると、第1のジョブで取得したジョブIDと共に処理結果の送信要求を処理実行サーバ200へ送信する(g)。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から受け取った送信要求に応じて、ジョブIDに対応する処理結果を画像処理装置100へ返送する(h)。画像処理装置100は、処理実行サーバ200から取得した処理結果を管理サーバ300に送る(i)。このとき、処理結果に付加情報が付加されている場合、画像処理装置100は、取得した付加情報に基づいて、処理実行サーバ200から取得した処理結果に対する処理を実行しても良い。例えば、付加情報として、処理結果の格納先の情報が処理結果に付加されていた場合、画像処理装置100は、付加情報に基づく格納先へ処理結果を送信する。
以上のように、本実施形態では、画像処理装置100から処理実行サーバ200へのアクセスに対し、処理実行サーバ200がジョブIDを発行し、このジョブIDを画像処理装置100と処理実行サーバ200とで共有する。そして、画像処理装置100は、第1のジョブにおいて処理実行サーバ200へ送信するデータと、第2のジョブにおいて処理結果を取得するための送信要求とに、このジョブIDを付加する。これにより、処理実行サーバ200は、先に受信した処理対象のデータと、後に受信した処理結果の送信要求とが関連するジョブによるものであることを認識する。
また、画像処理装置100は、処理対象のデータを処理実行サーバ200に送信した後、処理実行サーバ200に対し、処理の完了に関する問い合わせを行う。処理実行サーバ200は、この問い合わせに応答することにより、ファイアウォール400を越えて、処理が完了したことを画像処理装置100に通知することができ、画像処理装置100は、処理実行サーバ200における処理が完了したことを認識し得る。この問い合わせは、処理実行サーバ200が応答することでファイアウォール400を通過可能となるものであれば、手法自体は特に限定しない。一例として、上記に挙げたようにロングポーリングを用いれば、通常のポーリング等のように、画像処理装置100が処理実行サーバ200から応答を受け取るまで何度も問い合わせを繰り返す煩雑さを抑制し得る。
<情報処理装置の動作>
図5は、情報処理装置100の動作を示すフローチャートである。なお、この動作例でも、上述した帳票データを処理対象のデータの例として説明する。情報処理装置100としての画像処理装置100は、まず、処理実行サーバ200に接続し、処理実行サーバ200からジョブIDを取得して保存する(S501)。取得したジョブIDは、例えば図2に示した記憶部120に格納される。次に、画像処理装置100は、処理対象の帳票データに、取得したジョブIDを付して処理実行サーバ200へ送信する(S502)。これにより、処理実行サーバ200においてデータ処理が開始される。以上の動作が、情報処理装置100による第1のジョブの動作に相当する。
次に、画像処理装置100は、処理実行サーバ200に対し、処理の完了に関する問い合わせを行う(S503)。問い合わせは、例えば、ロングポーリングにより行われる。処理実行サーバ200から問い合わせに対する応答を受け付けると(S504)、画像処理装置100は、処理結果の送信要求に、S501で取得したジョブIDを付して処理実行サーバ200へ送信する(S505)。そして、画像処理装置100は、処理実行サーバ200から処理結果を取得する(S506)。S505に示す処理結果の送信要求以降の動作が、情報処理装置100による第2のジョブの動作に相当する。
次に、画像処理装置100は、取得した処理結果に付加情報が付加されているか否かを判断する。ここでは、付加情報として処理結果の格納先を示す情報が付加され得るものとする。例えば、処理対象の帳票の種類に応じて格納先としての管理サーバ300のパスが特定される場合や、帳票の文書内に格納先が記録されている場合、処理実行サーバ200による帳票データの処理の結果において処理結果の格納先が特定される。このような場合に、データ処理によって特定された格納先の情報が、付加情報として処理結果に付加される。
処理結果に付加情報が付加されている場合(S507でYES)、次に画像処理装置100は、付加情報に基づき、処理実行サーバ200の処理結果に対して実行する処理におけるパラメータの変更を要するか否かを判断する。例えば、上記の格納先の情報が付加される例において、格納先に関して、予め管理サーバ300であることのみが決定されており、付加情報によって管理サーバ300のパスが特定される場合、格納先の情報におけるパラメータとしてのパスの追加を要する。また、格納先に関して、予め管理サーバ300のパスまで決定されているが、付加情報によって特定されたパスが予め定められたパスと異なる場合、格納先の情報におけるパラメータとしてのパスの変更を要する。一方、格納先に関して、予め管理サーバ300のパスまで決定されており、付加情報によって特定されたパスが予め定められたパスと同一である場合、格納先の情報におけるパラメータとしてのパスの変更を要しない。
パラメータの変更を要する場合(S508でYES)、画像処理装置100は、該当するパラメータを付加情報に基づいて変更する(S509)。そして、画像処理装置100は、変更したパラメータにしたがって、処理結果をストレージサーバである管理サーバ300へ送信し、格納する(S510)。また、処理実行サーバ200から取得した処理結果に付加情報が付加されていない場合(S507でNO)および付加情報に基づいてパラメータを変更する必要が無い場合(S508でNO)、画像処理装置100は、元の設定にしたがって、処理結果を管理サーバ300へ送信し、格納する(S510)。
<処理実行サーバの動作>
図6は、処理実行サーバ200の動作を示すフローチャートである。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から接続要求を受け付けると、ジョブIDを生成して保存すると共に、生成したジョブIDを画像処理装置100へ送信する(S601)。この後、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からジョブIDが付加された処理対象の帳票データを受信する(S602)。また、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの処理の完了に関する問い合わせを受け付ける(S603)。
処理実行サーバ200は、受信した帳票データに対する処理を実行し(S604)、処理が完了したならば、S603で受け付けた問い合わせに対する応答を画像処理装置100へ送信する(S605、S606)。この後、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からS601で生成したジョブIDが付加された処理結果の送信要求を受信したならば(S607でYES)、受信したジョブIDに該当する処理結果を画像処理装置100へ送信する(S608)。
一方、処理結果を画像処理装置100へ送信する必要が無い場合、画像処理装置100から処理結果の送信要求は送信されないので(S607でNO)、処理実行サーバ200は処理を終了する。処理結果を画像処理装置100へ送信する必要が無い場合とは、処理実行サーバ200の処理結果に対して画像処理装置100が処理を行わない場合である。例えば、処理結果を画像処理装置100に戻さず、処理実行サーバ200に保持させる場合や、ファイアウォール400の外側(処理実行サーバ200と同じ側)に設けられたサーバに格納する場合等である。処理結果を画像処理装置100へ送信する必要があるか否かは、予め定められており、処理対象の帳票データを受信した際に指定されている場合もあり、データ処理を行った結果、特定される場合もある。
<第1の変形例>
本実施形態では、情報処理装置100が処理対象である帳票データを処理実行サーバ200に送る動作と、処理実行サーバ200から処理結果を取得する動作とを、別個のジョブとした。これを利用し、本実施形態の変形例として、第1のジョブと第2のジョブとを異なる情報処理装置100が実行する構成としても良い。言い換えれば、一の情報処理装置100が行った第1のジョブと関連する第2のジョブの実行権限を他の情報処理装置100に設定可能としても良い。この場合、他の情報処理装置100は、実行権限が設定された第2のジョブを実行し、この第2のジョブと関連する第1のジョブでサーバに送信された処理対象のデータに対する処理結果のデータを取得する。
情報処理装置100からの依頼に応じてデータ処理を処理実行サーバ200が実行する場合、情報処理装置100が処理実行サーバ200の処理結果を取得できなくなる事象が発生する場合がある。例えば、第1のジョブが終了した後、情報処理装置100に障害が発生して処理実行サーバ200に接続できなくなった場合、情報処理装置100が電源オフとなった場合、情報処理装置100において負荷の大きい他の処理が開始された場合などが考えられる。このような場合に、第1のジョブを行った情報処理装置100とは異なる情報処理装置100により、第2のジョブを引き継いで実行させ得る。第2のジョブの実行権限の引き継ぎは、第1のジョブを行った情報処理装置100が他の情報処理装置100へジョブIDを渡すことにより行われる。
第2のジョブの実行権限を引き継ぐ情報処理装置100の観点では、この情報処理装置100は、他の情報処理装置100により実行された第1のジョブと関連する第2のジョブの実行権限を引き継いで、この実行権限に基づいて第2のジョブを実行する。この情報処理装置100は、他の情報処理装置100により実行された第1のジョブに対して設定されたジョブIDを取得し、第2のジョブにおいて、このジョブIDを付加して処理実行サーバ200に対して処理結果のデータの取得要求を行う。そして、このジョブIDに基づいて特定されるデータの処理結果を取得する。
図7は、本実施形態による情報処理システムの第1の変形例を示す図である。図7に示す例では、第1のジョブを実行する情報処理装置100を、添え字「a」を付して情報処理装置100aと記載し、第2のジョブを実行する情報処理装置100を、添え字「b」を付して情報処理装置100bと記載する。
図7に示す構成において、情報処理装置100aは、第1のジョブとして、処理対象のデータに対する処理の一部を処理実行サーバ200に依頼する。処理実行サーバ200は、情報処理装置100aから取得したデータに対する処理を行う。一方、情報処理装置100bは、第2のジョブとして、処理実行サーバ200に対して処理結果の送信要求を行う。処理実行サーバ200は、情報処理装置100bからの要求を受け付けると、処理結果を情報処理装置100bに返す。情報処理装置100bは、処理実行サーバ200から取得した処理結果のデータを管理サーバ300に送る。
ここで、本実施形態では、第1のジョブと第2のジョブとが同一の処理対象に関する関連するジョブであることを画像処理装置100および処理実行サーバ200が認識するための仕組みとして、ジョブIDを用いた。具体的には、情報処理装置100aから処理実行サーバ200へのアクセスに対し、処理実行サーバ200がジョブIDを発行する。そして、このジョブIDを、第1のジョブである処理対象のデータの送信および第2のジョブである処理結果の送信要求に付加することで、これらの操作が関連するジョブによるものであることを処理実行サーバ200が認識する。処理実行サーバ200は、第1のジョブを行った情報処理装置100aとは異なる他の情報処理装置100bから、ジョブIDを付加して行われた処理結果の取得要求を受け付けると、このジョブIDにより特定されるデータの処理結果を情報処理装置100bに送信する。
本変形例では、第2のジョブにおいてこのジョブIDを利用するため、情報処理装置100aから情報処理装置100bへ、ジョブIDが渡される。ここで、負荷の大きい処理を行う場合等のように、情報処理装置100aが第2のジョブの実行が困難となることが予めわかっている場合は、事前に情報処理装置100bを特定してジョブIDを転送し、保持させておくことができる。これに対し、障害の発生等により突発的に情報処理装置100aが第2のジョブを実行できなくなった場合、事前に、情報処理装置100bにジョブIDを保持させておくことができない。そのため、情報処理装置100aにおいて第2のジョブを実行できないことが確定した後に、情報処理装置100bにおいてジョブIDを使用可能とする仕組みが必要となる。
一例としては、情報処理装置100aおよび情報処理装置100bにより共用可能な記憶装置にジョブIDを記憶させておき、情報処理装置100bが第2のジョブを実行する必要が生じた場合にジョブIDを使用できるようにしても良い。また、第2のジョブを実行可能な情報処理装置100bの数が少ない場合は、予めジョブIDを複製して各情報処理装置100bに渡し、保持させても良い。
<第2の変形例>
本実施形態では、処理実行サーバ200の処理結果をファイアウォール400の内側(情報処理装置100と同じ側)に設けられた管理サーバ300に格納した。このため、処理実行サーバ200が、情報処理装置100からの要求に応答して処理結果を返送し、情報処理装置100が、取得した処理結果を管理サーバ300へ送った。これに対し、管理サーバ300がファイアウォール400の外側(処理実行サーバ200と同じ側)に存在する場合、処理実行サーバ200が処理結果を管理サーバ300へ送るために情報処理装置100を経由する必要は無い。
図8は、本実施形態による情報処理システムの第2の変形例を示す図である。図8に示す構成において、管理サーバ300は、ファイアウォール400の外側(処理実行サーバ200と同じ側)に設けられている。このため、処理実行サーバ200は、情報処理装置100による送信要求を必要とせず、処理対象のデータに対する処理が完了した後に、処理結果を管理サーバ300へ直接送信する。
ここで、情報処理装置100において、処理実行サーバ200の処理が完了したか否かを認識する必要がある場合、図4のシーケンス図や図5のフローチャートを参照して説明したように、ロングポーリング等による問い合わせを行っても良い。この場合、処理実行サーバ200は、問い合わせに対する応答として、情報処理装置100に対して処理結果は返送しないが、処理が完了したことを示す情報を返送する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態には限定されない。例えば、上記の実施形態では、情報処理装置100が第2のジョブで取得した処理実行サーバ200の処理結果を管理サーバ300へ送信して格納させたが、情報処理装置100として画像処理装置が用いられている場合、取得した処理結果の情報を印刷出力する等の処理を行っても良い。その他、本発明の技術思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
100…情報処理装置(画像処理装置)、110…制御部、111…CPU、112…RAM、113…ROM、120…記憶部、130…操作部、140…表示部、150…画像読み取り部、160…画像形成部、170…通信部、180…画像処理部、200…処理実行サーバ、300…管理サーバ

Claims (15)

  1. 情報処理装置とサーバとを備え、
    前記サーバは、前記情報処理装置から処理対象のデータを取得して当該データに対する処理を実行し、
    前記情報処理装置は、
    第1のジョブとして、前記処理対象のデータを前記サーバへ送信し、
    前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、当該第1のジョブで前記サーバに送信された前記処理対象のデータに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、情報処理システム。
  2. 前記サーバは、
    前記第1のジョブに対して識別情報を付与し、当該識別情報を当該第1のジョブを行った前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置による前記第2のジョブにおいて前記識別情報を付加して行われた処理結果の取得要求に応じて、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを当該情報処理装置に送信することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記サーバは、前記識別情報を付加して行われた前記情報処理装置の問い合わせに応じて、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータの処理の完了後に、当該処理の完了を通知することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記サーバは、前記第1のジョブを行った前記情報処理装置とは異なる他の情報処理装置から、前記第2のジョブによる前記識別情報を付加して行われた処理結果の取得要求を受け付けた場合に、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを当該他の情報処理装置に送信することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、前記第2のジョブにおいて、取得した前記処理結果のデータに対する処理を実行し、
    前記サーバは、前記情報処理装置による前記処理結果のデータに対する処理で用いられる情報を、当該処理結果のデータに付随させて送信することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報処理装置は、前記第2のジョブにおいて、取得した前記処理結果のデータを外部装置に格納する処理を実行し、
    前記処理結果のデータに対する処理で用いられる情報は、前記外部装置における当該処理結果のデータの格納先を特定する情報であることを特徴とする、請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 一の前記情報処理装置が行った前記第1のジョブと関連する前記第2のジョブの実行権限を他の情報処理装置に設定可能であり、
    前記他の情報処理装置は、前記実行権限が設定された前記第2のジョブを実行し、当該第2のジョブと関連する前記第1のジョブで前記サーバに送信された前記処理対象のデータに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  8. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、当該外部サーバに処理させるデータを送信し、
    前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバに接続して、当該第1のジョブで前記外部サーバに送信された前記データに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記第1のジョブに対して設定された識別情報を前記外部サーバと共有して保持し、
    前記第2のジョブにおいて、前記識別情報を付加して前記処理結果のデータの取得要求を行い、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを取得することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記第1のジョブの実行後に、前記識別情報を付加して前記外部サーバによる処理に関する問い合わせを行い、
    前記外部サーバから、前記識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理が完了したことを示す通知を受けた場合に、前記第2のジョブを実行することを特徴とする、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記プロセッサは、前記第2のジョブにおいて、前記処理結果のデータの取得に伴って当該処理結果のデータに対する処理で用いられる情報を取得し、取得した当該情報を用いて当該処理結果のデータに対する処理を実行することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 前記プロセッサは、前記第2のジョブにおいて、前記処理結果のデータに対する処理で用いられる情報として当該処理結果のデータの格納先を特定する格納先情報を取得し、当該処理結果のデータを当該格納先情報により特定される格納先に格納する処理を実行することを特徴とする、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記プロセッサは、
    他の情報処理装置により実行された前記第1のジョブと関連する前記第2のジョブの実行権限を引き継ぎ、
    前記実行権限に基づいて前記第2のジョブを実行することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理装置。
  14. 前記プロセッサは、
    前記他の情報処理装置により実行された前記第1のジョブに対して設定された識別情報を取得し、
    前記第2のジョブにおいて、前記識別情報を付加して前記処理結果のデータの取得要求を行い、当該識別情報に基づいて特定される前記第1のジョブにより取得したデータに対する処理結果のデータを取得する
    ことを特徴とする、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. コンピュータに、
    第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、当該外部サーバに処理させるデータを送信する処理と、
    前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバに接続して、当該第1のジョブで前記外部サーバに送信された前記データに対する処理結果のデータを取得する処理と、
    を実行させることを特徴とする、プログラム。
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