JP2023042413A - 密閉型音響出力装置 - Google Patents

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【課題】 使用者の外耳道の形状および大きさの差異に拘わらず、良好な装着感および音質が得られ、長時間使用しても接触部に痛みを生じない密閉型音響出力装置を提供すること。【解決手段】 耳孔に装着された状態で音響を出力する密閉型音響出力装置であって、電気信号を音響に変換する音源部を内蔵し、軟化温度の低い第1樹脂から成るシェル3部と、シェル部3に連なり、使用時に耳孔に嵌め込まれ、音源部2の音響を放出する、第1樹脂から成るカナル部4と、シェル部3およびカナル部4の内部に配設され、第1樹脂よりも軟質の第2樹脂から成る内層部5と、シェル部3のカナル部4とは反対側の表面3a上に配設され、第1樹脂および第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部6と、を備える構成とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザの耳形状に合致した形状のカスタムイヤホンおよび補聴器等の密閉型音響出力装置に関する。
従来技術の密閉型音響出力装置は、例えば特許文献1にイヤホンとして記載されている。この従来技術では、第1方向に組み合わされて内部に空間を有する筐体を構成する第1ハウジング及び第2ハウジングと、前記空間に収容されたスピーカユニットと、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間に挟まれて保持されると共に前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングよりも柔軟なサポータと、前記サポータの前記第1方向の幅の縮小を規制するインナーフレームと、を備えた構成によって、耳介に当接する柔軟なサポータを備えながらも生産性に優れたイヤホンが提案されている。このイヤホンは、大略的に半球状の外表面を有するイヤピースを外耳道内に挿入して使用されるカナル型(耳栓型)とも呼ばれる密閉型イヤホンである。
特開2021- 82881号公報
上記特許文献1に記載される従来技術では、半球状の外表面を有するイヤピースを外耳道内に挿入して使用するので、人によって外耳道の形状および大きさが異なる場合、快適な装着感および音質が得られず、長時間の使用によって耳の接触部に痛みを生じるという問題が生じる。このような問題は、イヤホンだけでなく、耳孔に装着して使用される補聴器などの他の密閉型音響出力装置においても同様に生じ得る。
本発明の目的は、使用者の外耳道の形状および大きさの差異に拘わらず、良好な装着感および音質が得られ、長時間使用しても接触部に痛みを生じない密閉型音響出力装置を提供することである。
本発明は、耳孔に装着された状態で音響を出力する密閉型音響出力装置であって、
電気信号を音響に変換する音源部を内蔵し、軟化温度の低い第1樹脂から成るシェル部と、
前記シェル部に連なり、使用時に耳孔に嵌め込まれるカナル部であって、前記音源部で生じた音響を放出する、前記第1樹脂から成るカナル部と、
前記シェル部および前記カナル部の内部に配設され、前記第1樹脂よりも軟質の第2樹脂から成る内層部と、
前記シェル部の前記カナル部とは反対側の表面上に配設され、前記第1樹脂および前記第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部と、を備えることを特徴とする密閉型音響出力装置である。
また本発明は、前記カナル部が、前記第3樹脂から成る先端部分を有することを特徴とする。
また本発明は、前記第1樹脂が、10~25重量%のメタクリル酸メチルと、10~25重量%のアクリル酸2メチルヘキシルと、2.5重量%のジメタクリル酸ジウレタンと、を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記第3樹脂が、硬質アクリル系樹脂であることを特徴とする。
また本発明は、前記第2樹脂が、軟質ポリウレタン樹脂であることを特徴とする。
また本発明は、JIS 6253-3、2012の規定に準拠した硬さ試験において、前記第1樹脂から成る、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体を36℃に加熱して測定したときのデュロメータ硬さが、A30以上A40以下であることを特徴とする。
また本発明は、JIS 6253-3、2012の規定に準拠した硬さ試験において、前記第1樹脂に前記第2樹脂を内蔵した、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体を36℃に加熱して測定したときのデュロメータ硬さが、A10以上A15以下であることを特徴とする。
また本発明は、JIS 6253-3、2012の規定に準拠した硬さ試験において、前記第3樹脂から成る、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体を36℃に加熱して測定したときのデュロメータ硬さが、A100以上であることを特徴とする。
本発明によれば、軟化温度の低い第1樹脂によってシェル部が構成され、このシェル部には音源部が内蔵される。シェル部には、第1樹脂から成るカナル部がシェル部から突出して設けられ、このカナル部には放音孔が設けられる。シェル部およびカナル部の内部には、第1樹脂よりも軟質の第2樹脂から成る内層部が設けられ、シェル部のカナル部とは反対側の表面上には、第1樹脂および第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部が設けられる。カナル部は使用時に使用者の耳孔に嵌め込まれ、音源部で発生した音響が放音孔を経て耳孔内へ放出され、使用者は音響を聴取することができる。
耳孔のサイズおよび形状が使用者によって異なっても、カナル部は軟化温度の低い第1樹脂から成り、内層部が内蔵されるので、耳孔を取り巻く皮膚に局部的に大きな力で接触することが防がれ、耳にぴったりと接触した状態を維持することができる。したがって隙間が生じることが防がれ、音漏れおよび痛みの発生を回避することができる。また、顎の関節の動きによって、耳孔の外耳道入口の形状が変化しても、内層部の第2樹脂がその外側に位置する第1樹脂よりも大きく変形して、外耳道入口の形状変化を吸収することができるので、強い圧迫力を生じることが回避され、これによって痛みおよび隙間発生による音質低下を回避することができる。また、シェル部のカナル部とは反対側の表面上には、第1樹脂および第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部が設けられるので、第1樹脂および第2樹脂が軟質であっても、シェル部およびカナル部の形状は、耳型通りに維持され、歪み等の経年変化による不所望な形状変化を生じることが防がれ、隙間の発生および強い圧迫感の発生を回避することができる。
また本発明によれば、カナル部が第3樹脂から成る先端部分を有するので、第3樹脂よりも軟質の第2樹脂が露出している場合に比べて、使用時にカナル部を耳孔へ挿入し易く、カナル部の先端部分の損傷を抑制することができる。
また本発明によれば、第1樹脂は、10~25重量%のメタクリル酸メチルと、10~25重量%のアクリル酸2メチルヘキシルと、2.5重量%のジメタクリル酸ジウレタンとを含むので、体温程度の温度で軟化する第1樹脂を実現することができ、これによって使用時の隙間の発生および強い圧迫感の発生をより確実に回避することができる。
また本発明によれば、第3樹脂として硬質アクリル系樹脂、例えばアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルに重合体またはポリメタクリル酸メチル(PMMA)等の透明性の高い非晶質の合成樹脂が用いられる。
第3樹脂に硬質アクリル系樹脂を使用する理由は、カナル部の先端については、劣化しやすい個所であるため、強度が必要である。また外耳道に挿入する際に、先端部が柔らかいと外耳道の第一カーブと呼ばれる部位で引っかかりやすく、挿入しづらい点がある。挿入を導くガイドとして、先端部は摩擦係数の低い硬質タイプが良い。また、フェイスプレート部を硬質樹脂である第3樹脂を使用する理由は、完成後の2次的な加工としてロゴマークなどレーザーマーキングをしたり、デザインアートなどの装飾を施すことが可能となる。また完成品を外耳道に挿入する際、フェイスプレート部の外周部を手で持つことになり、この部分が柔らかいと挿入しづらく、出来るだけ硬い方が良い。さらにケーブルの脱着の際に、非常に強い力でケーブルを差し込んだり、引き抜いたりする場合もあり、イヤホンを指先で持つ時に、フェイスプレート部の外周部は硬い素材である方が望ましい。
また本発明によれば、第2樹脂として軟質ポリウレタン樹脂が用いられる。第2樹脂に軟質ポリウレタン樹脂を使用する理由は、人肌に近い軟性があり、耳への装着時に耳穴の形状変化に伴う圧力を分散して痛み発生のリスクを少なくすることができる。空洞であれば軟性は向上するが、柔らかすぎて外耳道に挿入する際に容易に変形をしてしまい装着の際に空洞部が折れ曲がってしまい挿入が困難となる。また内部に配置する音源部の位置がずれないように固定状態にしなければならず、空洞にするとスピーカーの位置が移動し、配線などが切れてしまう可能性もある。また第1樹脂約1mm程の肉厚のみとなると物理的な強度についても、破れ、破損のリスクが高くなるため空洞にすることには多くの問題があると考えられるため、第2樹脂から成る内層部が設けられる。
また本発明によれば、前記第1樹脂から成る供試体の36℃におけるデュロメータ硬さがA35であるので、密閉型音響出力装置を耳に装着した状態で変形に柔軟に対応できる適切な硬さのシェル部およびカナル部を得ることができる。
また本発明によれば、前記第1樹脂に前記第2樹脂を内蔵した供試体の36℃におけるデュロメータ硬さがA11程度であるので、密閉型音響出力装置を耳に装着した状態で変形に柔軟に対応できる適切な硬さの内層部を得ることができる。
また本発明によれば、前記第3樹脂が体温程度の36℃におけるデュロメータ硬さがA100以上であるので、密閉型音響出力装置を耳に装着した状態でフェイスプレート部によって、シェル部およびカナル部の形状を維持し、耳への適切な接触状態を得ることができる。
本発明の一実施形態の密閉型音響出力装置1の内部構造を示す断面図である。 密閉型音響出力装置1をコネクタ9が含まれる位置で切断した断面図である。 密閉型音響出力装置1を音導管7が含まれる位置で切断した断面図である。 密閉型音響出力装置1の外耳道20への装着状態を示す断面図である。 密閉型音響出力装置1の製造手順を示すフローチャートである。 密閉型音響出力装置1の外観を示す斜視図である。 密閉型音響出力装置1の正面図である。 密閉型音響出力装置1の平面図である。 密閉型音響出力装置1の底面図である。 密閉型音響出力装置1の右側面図である。 密閉型音響出力装置1の背面図である。 硬度測定試験に用いた供試体M1,M2,M3を示す斜視図である。 硬度測定試験に用いたA型デュロメータによる硬さ測定状態を示す図である。
まず、本発明の密閉型音響出力装置が基礎とする技術について述べる。密閉型音響出力装置であるカスタムイヤホン(Custom In Ear Monitor;IEM)は、イヤホン使用者の耳型を専用のシリコン剤を使用して外耳道を含む部分を型取りし、その形状に基づいてイヤホン使用者に応じた個々の形状のイヤホンのハウジングシェルを樹脂素材などで製作し、内部にスピーカを組み込んだ構成とされる。
歴史的には、音楽活動を行うアーティストの演奏の際、会場の大規模化に伴い、大出力の大型スピーカが設置され、演奏時間中にたえず大音量に曝されることで、突発性難聴などの耳への障害を負うことがあった。それを防ぐために耳栓などをして耳を保護することが手段として考えられたが、他の演奏者の音がきこえづらくなり、それでは演奏に支障が出てしまうことになる。
大音量による耳への負担を軽減し、他の演奏者の音が確実に聞こえるようモニターするために、演奏中にイヤホンを装着することが恒常的となった。また演奏者によって聞きたい音域が異なるため、イヤホン内部に設置するスピーカの周波数特性を考慮して、演奏者の希望する音域を強くするなど内部に組み込むスピーカのカスタマイズが可能である。
このように市販のイヤホンではなく、演奏者が臨む音を自分専用のハウジングシェルで製作できる優位性により、カスタムイヤホンはプロのミュージシャンに広く利用される存在となった。近年では、一般消費者においてもプロが使うものだからということで、音質にこだわりのあるイヤホンの愛好家にも利用されている。
このような経緯の中、カスタムイヤホンの市場規模が大きくなる一方で、本来自分の耳型から製作したのだから、耳にぴったりとフィットする考えとは異なり、隙間があって音が漏れたり、左右で音圧が違い、不自然な音の聞こえ方になったり、1時間程度の装着であっても耳への圧迫感が強く、痛みを感じるなどの様々な問題が表面化している。
このような問題点について、カスタムイヤホンの製造業者の多くは、アフターサービスのなかで、フィット調整と言われる対応により、痛みが発生する部位に対応する部分の切削、隙間のある部分は樹脂を盛り付けるなど、事後的に加工調整を行うことで、この問題を解決している。
外耳道入口付近の耳穴の形状が変化する主たる要因は、耳穴前方部に顎の関節があり、口の動き、すなわち顎の関節が動くことで、隣接する外耳道入口の形状は変化する。これは、耳穴に指先を入れて口を開け閉めすることで、形状が変化していることを容易に確認することができる。採取された耳型通りにイヤホンのハウジングシェルを製作したとしても、耳穴の形状が口の動きによってたえず変化するので、硬質プラスチック素材の場合、隙間ができたり、強く圧迫感を感じたりするような箇所ができることは避けることができない。
また圧迫感が強い場合は、痛み発生の原因となる。痛みの発生を抑制する方法としては、実際よりも小さくハウジングシェルを製作する方法もある。これにより皮膚への圧迫が少なくなり、痛みの発生を少なくできる。しかしながら、オーディオ用のイヤホンとして使用する場合、ハウジングシェルを少し小さめに製作すると、外部への音漏れが発生し、鼓膜が受ける刺激音圧が低下して、音質の低下につながってしまうことになる。それゆえに、むしろ実際には、ハウジングシェルの製作においては、密閉性を高め音質の低下を防ぐために、部分的にやや大きめにハウジングシェルを製作することとなる。これにより、音質の低下は避けることができるが、一方で耳への圧迫が強くなり、痛み発生の原因を作ってしまうことにつながる。
人間の耳は、軟骨と表皮の皮膚で形成されているが、耳の皮膚は薄く弾力性が低いため、プラスチックなどの堅い素材の場合、そのプラスチックと軟骨との間に挟まれた皮膚が圧迫を受け続けていると、やがて痛みを感じるようになる。皮膚が厚く弾力性があれば、硬質プラスチック素材からの圧力を緩和、緩衝する役目を負うことができるが、多くの人の場合十分な皮膚の厚さがないために連続的、局部的に圧力を受けていると、その部分に痛みを感じることとなる。皮膚側の弾力性が低いのであるならば、耳の皮膚に接する硬質プラスチック素材を弾力性のある柔らかい素材にすることで、痛みの原因となる圧力を緩和して痛みの発生頻度やその度合いを軽減できる。柔らかい素材にして、外耳道入口周辺の部位は特に変形しやすい素材、構造を持つことで、耳への圧迫感を和らげ、音質の低下を招かないで、長時間の使用が可能な快適な装着感を得ることができ、プロのミュージシャンなどの演奏時でのカスタムイヤホンの使用時においても、快適な装着感を得ることができる密閉型音響出力装置が臨まれている。
以下、添付図面を参照して、本開示の密閉型音響出力装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態の密閉型音響出力装置1の内部構造を示す断面図である。図2は、密閉型音響出力装置1をコネクタ9が含まれる位置で切断した断面図である。図3は、密閉型音響出力装置1を音導管7が含まれる位置で切断した断面図である。図4は、密閉型音響出力装置1の外耳道20への装着状態を示す断面図である。なお、図1は、後述の図7の切断面線I-Iから見た断面を示す。図2は、図7の切断面線II-IIから見た断面を示す。図3は、図7の切断面線III-IIIから見た断面を示す。
本実施形態の密閉型音響出力装置1は、耳孔に装着された状態で音響を出力するカナル型イヤホンである密閉型音響出力装置であって、電気信号を音響に変換する電気音響変換器またはドライバユニットとも呼ばれる音源部2を内蔵し、軟化温度の低い第1樹脂から成るシェル部3と、前記シェル部3に連なり、使用時に耳孔である外耳道20に嵌め込まれるカナル部4であって、音源部2で生じた音響を放出する、前記第1樹脂から成るカナル部4と、シェル部3およびカナル部4の内部に配設され、第1樹脂よりも軟質の第2樹脂から成る内層部5と、シェル部3のカナル部4とは反対側の表面3a上に配設され、第1樹脂および第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部6と、を備える。このように第1樹脂、第2樹脂および第3樹脂の硬さは、詳細は後述するが、硬い順に述べると、第3樹脂>第1樹脂>第2樹脂を満たすように選択される。
音源部2は、直方体状の例えば金属製筐体と、筐体内に収容された永久磁石であるマグネット、振動板であるスピーカ、及びボイスコイル等とを含んで構成され、コネクタ9から入力された音響信号によって、スピーカを振動させ、音波を発生する。スピーカによって発生された音波は、音源部2からカナル部4内に延びる音導管7内の放音孔を通して先端部分4aの開口から外部へ放出される。音導管7は、例えば軟質ポリ塩化ビニル(PVC)から成る内径が1.5mm以上2.5mm以下、好ましくは2mm、厚さ0.4mm以上0.5mm以下程度の軟質ポリ塩化ビニルから成るチューブによって実現されてもよい。音響特性としては、音導管7の長さを変えると音質は変化する。長くすると、音導管7内を通る音のエネルギが減衰するため、こもった音になり、音量も小さくなる。また、高音域部分から中音域n掛けて長さに反比例して、高音域の周波数成分が失われる。同様に音導管7が捕捉なればなるほど、音導管7内を通過する音のエネルギは、音導管7の壁面で反射を繰り返しながら通過していくので、音の劣化および減衰が強くなる。このような音導管7はカナル部4内に形成されるが、人間の耳の大きさから音導管7の長さは15mm~20mm前後に自然に決定される。外耳道そのものも音導管7と同様な役割を果たすので、鼓膜と音源部2内のスピーカとの間の距離が短い方が、音の劣化および減衰のリスクを最小化することができる。音導管7の長さが30mm以下であれば、チューブの内径が1.5mm以上であれば、音の減衰および劣化が小さいことが知られており、これらの点に配慮して音導管7の寸法が決定されている。
フェイスプレート部6の厚さT1は、例えば0.5mm以上1.0mm以下であってもよい。またカナル部4の先端部分4aの厚さT2は、例えば0.6mm以上0.8mm以下であってもよい。これらのフェイスプレート部6および先端部分4aは、殻として働き、シェル部3およびカナル部4の外力が作用しない自然状態における形態を保持することができる。ここで、参考までに、密閉型音響出力装置1の主な寸法を述べると、最大幅L1は27mm、最大高さL2は25mm、平面視においれ最大幅L1方向に対して垂直な方向の最小幅L3は24mmである。カナル部4の先端部分4aよりフェイスプレート部6側に距離L4の距離をあけて内層部5が位置している。内層部5は、カナル部5およびシェル部3を構成する第1樹脂によって厚さL5で覆われている。距離L4は約5mmであり、厚さL5は、約1.0mmである。第2樹脂から成る内層部5を覆う第1樹脂の厚さをL5とすることによって、密閉型音響出力装置1を耳に装着した状態で、該密閉型音響出力装置1が抜け落ちない適切な圧迫感で耳の皮膚への接触圧を得ることができる。したがって、密閉型音響出力装置1をカスタムイヤホンとして実施し、プロのミュージシャン等が長時間使用しても、隙間が発生しない装着状態で耳への過度の圧迫が生じないので、接触による痛みが生じず、優れた装着感で音響を長時間にわたって聴取することができる。
カナル部4およびシェル部3の形状は、使用者の耳型を使用したインサート成形によって製造された形状であり、カナル部4を隙間が生じることなく耳孔(外耳道20)にぴったりと嵌め込んで装着することができる。
図5は、密閉型音響出力装置1の製造手順を示すフローチャートである。第1~第3樹脂を用いた密閉型音響出力装置1の成形方法は、耳型インプレッションから制作されたメス型に第1樹脂を流し込む第1工程s1と、フェイスプレート部6を除く外周部および底部に紫外線を数分間照射し、肉厚約1mm程度の硬化部を作製し、内部を空洞にする必要があるため、内層部5に対応する未硬化部分の液剤樹脂を取り除く第2工程s2と、カナル部4の先端部分4aも1mm程度の肉厚のため、再度第1樹脂を先端から約5mmのところまで流し込み紫外線照射にて固める第3工程s3と、カナル部4の先端部分4aに音導管7のチューブを通すための孔をあける第4工程s4と、コネクタ9を取付け、周辺に第3樹脂を塗布し、紫外線照射に硬化させて固定する第5工程s5と、音源部2、音導管7を取付け、第2樹脂を音源部2の半分以上が埋もれる高さまで流し込む第6工程s6と、第2樹脂硬化後、第2樹脂の上に第1樹脂をシェル部3の上端まで流し込み紫外線照射にて固める第7工程s7と、フェイスプレート部6を第3樹脂で形成し、紫外線照射にて固める第8工程s8と、カナル部4の先端に第3樹脂を塗布し紫外線照射にて固める第9工程s9と、を含む。
前述の第1樹脂および第3樹脂は、紫外線硬化型樹脂であり、第2樹脂は、主剤と硬化剤とを用いた2液混合型樹脂であるが、これに限るものではなく、第1樹脂、第2樹脂および第3樹脂は、熱可塑性樹脂であってもよい。
図6は、密閉型音響出力装置1の外観を示す斜視図である。図7は、密閉型音響出力装置1の正面図である。図8は、密閉型音響出力装置1の平面図である。図9は、密閉型音響出力装置1の底面図である。図10は、密閉型音響出力装置1の右側面図である。図11は、密閉型音響出力装置1の背面図である。
本実施形態の密閉型音響出力装置1によれば、軟化温度の低い、例えば体温程度で軟質の第1樹脂によってシェル部3が構成され、このシェル部3には音源部2が内蔵される。シェル部3には、第1樹脂から成るカナル部4がシェル部3から突出して設けられ、このカナル部4には放音孔を規定する音導管7が設けられる。シェル部3およびカナル部4の内部には、第1樹脂よりも軟質の第2樹脂から成る内層部5が設けられ、シェル部3のカナル部4とは反対側の表面3a上には、第1樹脂および第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部6が設けられる。カナル部4は使用時に使用者の耳孔に嵌め込まれ、音源部2で発生した音響が音導管7の放音孔を経て外耳道20内へ放出され、鼓膜21によって使用者は音響を聴取することができる。
外耳道20のサイズおよび形状が使用者毎に異なっても、カナル部4は軟化温度の低い第1樹脂から成り、内層部5が内蔵されるので、外耳道20を取り巻く皮膚に局部的に大きな力で接触することが防がれ、耳にぴったりと接触した状態を維持することができる。したがって隙間が生じることが防がれ、音漏れおよび痛みの発生を回避することができる。また、顎の関節の動きによって、耳孔の外耳道入口の形状が変化しても、内層部5の第2樹脂がその外側に位置する第1樹脂よりも大きく変形して、外耳道入口の形状変化を吸収することができるので、強い圧迫力を生じることが回避され、これによって痛みおよび隙間発生による音質低下を回避することができる。また、シェル部3のカナル部4とは反対側の表面3a上には、第1樹脂および第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部6が設けられるので、第1樹脂および第2樹脂が軟質であっても、シェル部3およびカナル部4の基本形状は、耳型通りに維持され、経年変化による歪み等の不所望な形状変化を生じることが防がれ、隙間の発生および強い圧迫感の発生を回避することができる。
また本実施形態の密閉型音響出力装置1によれば、カナル部4が第3樹脂から成る先端部分4aを有するので、第3樹脂よりも軟質の第2樹脂が露出している場合に比べて、使用時にカナル部4を耳孔へ挿入し易く、カナル部4の先端部分4aの損傷および変形を抑制することができる。第1樹脂、第2樹脂、第3樹脂は、樹脂の硬さが第3樹脂>第1樹脂>第2樹脂の関係を満たすものであれば、どのような樹脂であってもよい。
第1樹脂は、例えば10~25重量%のメタクリル酸メチル(MMA)と、10~25重量%のアクリル酸2メチルヘキシルと、2.5重量%のジメタクリル酸ジウレタン(DUDMA)とを含む混合物から成る。このような第1樹脂は、後述するよう例えば36℃への温度変化で軟化し、軟化後のデュロメータ硬さは、A30~A40程度が好ましい。
第3樹脂に、例えば硬質アクリル系樹脂を使用する理由は、カナル部4の先端については、劣化しやすい個所であるため、強度が必要である。外耳道20に挿入する際に、先端部が柔らかいと外耳道20の第一カーブと呼ばれる部位で引っかかりやすく、挿入しづらい点がある。挿入を導くガイドとして、先端部は摩擦係数の低い硬質タイプが良いからである。また、フェイスプレート部6を硬質樹脂である第3樹脂を使用する理由は、完成後の2次的な加工としてロゴマークなどレーザーマーキングをしたり、デザインアートなどの装飾を施すことが可能となる。また完成品を外耳道20に挿入する際、フェイスプレート部6の外周部を手で持つことになり、この部分が柔らかいと挿入しづらく、出来るだけ硬い方が良い。さらにケーブルの脱着の際に、非常に強い力でケーブルを差し込んだり、引き抜いたりする場合もあり、イヤホンを指先で持つ時に、フェイスプレート部6の外周部は硬い素材である方が望ましい。
第2樹脂に、例えば軟質ポリウレタン樹脂を使用する理由は、人肌に近い軟性があり、耳への装着時に外耳道20の形状変化に伴う圧力を分散して痛み発生のリスクを少なくすることができる。空洞であれば軟性は向上するが、柔らかすぎて外耳道20に挿入する際に容易に変形をしてしまい装着の際に空洞部が折れ曲がってしまい挿入が困難となる。また内部に配置する音源部2の位置がずれないように固定状態にしなければならず、空洞にすると音源部2の位置が移動し、配線などが切れてしまう可能性もある。また第2樹脂が約1mm程の肉厚のみとなると物理的な強度についても、破れ、破損のリスクが高くなるため空洞にすることには多くの問題があると考えられるため、第2樹脂から成る内層部5が設けられる。
第3樹脂としては、例えば硬質アクリル系樹脂を用いることができる。硬質アクリル系樹脂としては、アクリル系光硬化樹脂であれば他でも代用は可能である。硬質アクリル系樹脂を使用する理由は、経年による樹脂の変色がほとんどなく、透明度が高く仕上がりの美しさが得られ、硬化後の強度の強さ(ひび割れ、亀裂、破損のしにくさ)に優れているためである。
第2樹脂としては、例えば軟質ポリウレタン樹脂を用いることができる。軟質ポリウレタン樹脂は、軟質であり、外力に対して柔軟な形状変化によって外力を吸収可能な内層部5を実現することができる。このような内部層5が第1樹脂から成るシェル部3およびカナル部4に内蔵されるので、装着時の外力に対して、適切に変形して外力を広範囲に分散させ、局部的な狭い範囲に外力が集中して作用することがない。したがって、口の動きに伴って顎の関節が動き、耳孔の外耳道入口の形状が変化しても、内層部5の第2樹脂が外側の第1樹脂によって覆われた状態で容易に変形し、外耳道入口の形状変化による耳への局部的な接触圧力の増加を抑制し、隙間の発生および強い圧迫感の発生を回避することができる。換言すれば、第1樹脂だけで密閉型音響出力装置1を製造した場合、厚みのある部分は硬く感じられる。このため本実施形態では、外耳道入口に接触するカナル部4の根元の周辺からシェル部3の内部に第2樹脂から成る内層部5を設けることによって、柔軟性が高くなり、フィット感が増し、さらに外耳道入口付近の形状変化にも柔軟に対応することができる。内層部5は、カナル部5の先端部分から約5mmの内部に位置している。これによって、カナル部4は、柔軟性およびある程度の硬さを残すことができ、カナル部4を耳に挿入しやすくなる。また、コネクタ9の周囲は、硬質の第3樹脂によって覆われているので、コネクタ9が不所望に変位し難く、ケーブル側のコネクタプラグを挿入しやすくなる。
図12は、硬度測定試験に用いた供試体M1,M2,M3を示す斜視図である。図13は、硬度測定試験に用いたA型デュロメータによる硬さ測定状態を示す図である。本件発明者は、第1~第3樹脂の硬さを確認するため、JIS 6253-3、2012の規定に準拠した硬さ試験を実施した。この硬さ試験において、第1樹脂から成る、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体M1と、第1樹脂による被覆厚さが1mm(=L5)となるように第1樹脂に第2樹脂を内蔵した、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体M2と、第3樹脂から成る、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体M3とを準備し、これらの供試体M1,M2,M3を恒温槽内で36℃に加熱し、各供試体M1,M2,M3のそれぞれを恒温槽から出した直後に高分子計器(株)社製 アスカーゴム硬度計(デュロメータ)A型を用いて、図12のように、アスカ―ゴム硬度計を手で把持して供試体M1,M2,M3のそれぞれに押し付けて硬さを測定した。測定結果を以下の表1に示す。表1中、符号「n1」~「n5」は、測定回数を示し、「中央値」は複数n1~n5の測定値の算術平均値を示す。
Figure 2023042413000002
本件発明者は、第1樹脂から成る供試体M1、第1樹脂に第2樹脂を内蔵した供試体M2、第3樹脂から成る供試体M3の硬さを測定して、密閉型音響出力装置1に用いる第1~第3樹脂として有効な硬さ範囲を確認したところ、供試体M1の硬さは、A30以上A40以下が好ましく、供試体M2の硬さは、A10以上A15以下が好ましく、供試体M3の硬さは、A100又はA100以上が好ましいことを確認した。供試体M1については、硬さがA30未満であれば、柔らかすぎて使用しにくく、A50を超えると装着状態で痛みを生じる。供試体M2については、硬さがA5未満では、軟質過ぎるため、成形によって製造することが困難であり、A20を超えると、硬すぎて痛みを生じる。供試体M3については、硬さがA90未満では、手指で把持し易い適切な硬さが得られず、A100またはA100を超える硬さが好ましい。
内層部5は、カナル部4の付け根からシェル部3の厚み全体(図1の上下方向)の約1/4~1/3にわたって充填されているので、軟質の第2樹脂と第2樹脂よりも硬質の第1樹脂との2層構造を実現し、外耳道の形状変化を、適度の硬さを保ちながら外力を分散させて接触状態を維持することができるので、耳孔に装着時の隙間の発生をなくし、耳に対して局部的な圧迫感および痛みが生じることのない密閉型音響出力装置を提供することができる。
前述の実施形態では、第1樹脂として、体温程度の温度で柔らかくなる紫外線硬化型樹脂について述べたが、本発明の他の実施形態では、紫外線硬化型の軟質系樹脂、例えばシリコーンゴムなどを用いることができる。
前述の実施形態では、密閉型音響出力装置がイヤホンである場について説明したが、本発明の他の実施形態では、補聴器であってもよく、カスタムイヤピースであってもよい。この場合においても、隙間の発生をなくし、例えば長時間にわたって装着しても、音質を低下させずに、圧迫感および痛みが生じることのない、補聴器およびカスタムイヤピースを提供することができる。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、また、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。上記各実施形態をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 密閉型音響出力装置
2 音源部
3 シェル部
3a 表面
4 カナル部
4a 先端部分
5 内層部
6 フェイスプレート部
7 音導管
9 コネクタ

Claims (8)

  1. 耳孔に装着された状態で音響を出力する密閉型音響出力装置であって、
    電気信号を音響に変換する音源部を内蔵し、軟化温度の低い第1樹脂から成るシェル部と、
    前記シェル部に連なり、使用時に耳孔に嵌め込まれるカナル部であって、前記音源部で生じた音響を放出する、前記第1樹脂から成るカナル部と、
    前記シェル部および前記カナル部の内部に配設され、前記第1樹脂よりも軟質の第2樹脂から成る内層部と、
    前記シェル部の前記カナル部とは反対側の表面上に配設され、前記第1樹脂および前記第2樹脂よりも硬質の第3樹脂から成るフェイスプレート部と、を備えることを特徴とする密閉型音響出力装置。
  2. 前記カナル部は、前記第3樹脂から成る先端部分を有することを特徴とする請求項1に記載の密閉型音響出力装置。
  3. 前記第1樹脂は、10~25重量%のメタクリル酸メチルと、10~25重量%のアクリル酸2メチルヘキシルと、2.5重量%のジメタクリル酸ジウレタンと、を含むことを特徴とする請求項1また2に記載の密閉型音響出力装置。
  4. 前記第3樹脂は、硬質アクリル系樹脂であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の密閉型音響出力装置。
  5. 前記第2樹脂は、軟質ポリウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の密閉型音響出力装置。
  6. JIS 6253-3,2012の規定に準拠した硬さ試験において、前記第1樹脂から成る、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体を36℃に加熱して測定したときのデュロメータ硬さが、A30以上A40以下であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載される密閉型音響出力装置。
  7. JIS 6253-3,2012の規定に準拠した硬さ試験において、前記第1樹脂に前記第2樹脂を内蔵した、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体を36℃に加熱して測定したときのデュロメータ硬さが、A10以上A15以下であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載される密閉型音響出力装置。
  8. JIS 6253-3,2012の規定に準拠した硬さ試験において、前記第3樹脂から成る、直径40mm、厚さ12mmの円板状の供試体を36℃に加熱して測定したときのデュロメータ硬さが、A100以上であることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載される密閉型音響出力装置。
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