JP2023042268A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性の低下を抑えつつ、高品位な成果物を得ることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、転写部と、を含み、シートにトナー像を形成する画像形成部と、定着部と、再搬送部と、搬送されるシートの情報を検知する検知部と、第1面及び第1面とは反対の第2面を有する第1シートと、第1シートの第2面に接する第3面を有し、第1シートに後続して搬送される第2シートと、を含む冊子を作る際に冊子モードを実行可能な制御部と、を備える。制御部は、冊子モードにおいて、第1シートの第2面に、第1面よりも先にトナー像を転写するように、かつ第2シートの第3面に対して、検知部によって検知された第2面の情報に基づいて第3面に形成されるトナー像を補正するように、画像形成部を制御する。【選択図】図9
Description
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、後処理後に近接する領域における位置ずれや濃度むらを低減するために、画像調整を行うことが可能な画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。該画像形成装置は、後処理を含むジョブの出力前に、まず後処理の内容を考慮して調整用チャートを印刷する。調整用チャートには、複数のトンボマークが印字される。
そして、画像形成装置は、複数のトンボマークの位置を読み取ることで目標とする印刷位置とのずれを判定して画像の補正値を算出する。次に、画像形成装置は、ジョブを出力し、算出された補正値に基づいて画像調整を行い、調整された画像をシートに転写する。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、ジョブ出力前に調整用チャートを印刷及び読取り、画像調整のための補正値を算出する必要がある。このため、ジョブ出力前の動作が長く、生産性が低下してしまう。
そこで、本発明は、生産性の低下を抑えつつ、高品位な成果物を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、を含み、シートにトナー像を形成する画像形成部と、前記転写部によってシートに転写されたトナー像をシートに定着させる定着部と、前記転写部によってトナー像が転写されたシートの表裏を反転させて、前記転写部に再度、シートを搬送する再搬送部と、搬送されるシートの情報を検知する検知部と、第1面及び前記第1面とは反対の第2面を有する第1シートと、前記第1シートの前記第2面に接する第3面を有し、前記第1シートに後続して搬送される第2シートと、を含む冊子を作る際に冊子モードを実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記冊子モードにおいて、前記第1シートの前記第2面に、前記第1面よりも先にトナー像を転写するように、かつ前記第2シートの前記第3面に対して、前記検知部によって検知された前記第2面の情報に基づいて前記第3面に形成されるトナー像を補正するように、前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
本発明によると、生産性の低下を抑えつつ、高品位な成果物を得ることができる。
〔全体構成〕
本実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、カセット給送部60と、画像形成部40と、定着部12と、再搬送部としての両面搬送部70と、制御部90と、を有している。
本実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、カセット給送部60と、画像形成部40と、定着部12と、再搬送部としての両面搬送部70と、制御部90と、を有している。
プリンタ100に画像形成の指令が出力されると、プリンタ100に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部40による画像形成プロセス(画像形成動作)が開始される。画像形成部40は、4つのレーザスキャナ1Y,1M,1C,1Kと、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ50Y,50M,50C,50Kと、を備えている。また、画像形成部40は、像担持体としての中間転写ベルト7、1次転写ローラ8Y,8M,8C,8K、2次転写内ローラ41及び2次転写外ローラ42を備えている。なお、4つのプロセスカートリッジ50Y,50M,50C,50Kは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であり、プロセスカートリッジ50Yの画像形成プロセスのみを説明し、プロセスカートリッジ50M,50C,50Kの説明は省略する。
レーザスキャナ1Yは、入力された画像情報に基づいて、プロセスカートリッジ50Yの感光ドラム2Yに向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム2Yは、帯電ローラ3Yにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム2Y上に静電潜像が形成される。その後、現像装置4Yの現像スリーブ5Yにより静電潜像が現像され、感光ドラム2Y上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。トナー像が中間転写ベルト7に転写された後に感光ドラム2Y上に残ったトナーは、クリーニングブレード6によって回収される。
同様にして、プロセスカートリッジ10M,10C,10Kの各感光ドラム上にも、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。各感光ドラム上に形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ8Y,8M,8C,8Kにより中間転写ベルト7に転写され、回転する中間転写ベルト7により2次転写内ローラ41に搬送される。2次転写内ローラ41は、中間転写ベルト7を挟んで、2次転写外ローラ42と共に転写部としての転写ニップNを形成している。なお、各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト7上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。
上述の画像形成プロセスに並行して、カセット給送部60又は給送パス31からシートPが給送される。カセット給送部60は、複数(本実施の形態では4つ)のカセット15a,15b,15c,15dを有している。これらのカセット15a,15b,15c,15dからは、それぞれピックアップローラ17a,17b,17c,17dによってシートPが給送され、搬送ローラ対20a,20b,20c,20dによって上方に搬送される。
これらカセット給送部60又は給送パス31から給送されたシートPは、搬送パス32に搬送され、プレレジストレーションローラ対19及びレジストレーションローラ対18によってシートの斜行が補正される。具体的には、シートPは、停止しているレジストレーションローラ対18のニップ部に対し、プレレジストレーションローラ対19によって先端が突き当てられるように搬送される。シートPの先端がレジストレーションローラ対18のニップ部に突き当てられた状態でプレレジストレーションローラ対19によって更にシートPが搬送されることで、シートPの先端がニップ部に沿うようになり、シートPの斜行が補正される。
そして、シートPは、転写ニップNでのトナー像の転写タイミングに合わせてレジストレーションローラ対18によって転写ニップNに向けて搬送される。2次転写外ローラ42に所定の静電バイアスが付与されることで、中間転写ベルト7に担持されたトナー像は、転写ニップNにおいてシートPに転写される。中間転写ベルト7上に残存した残存トナーは、クリーナ10によって回収される。なお、2次転写外ローラ42は、シートPへの転写中は中間転写ベルト7に当接しているが、シートPへの転写が終了すると、中間転写ベルト7から離間する。
トナー像が転写されたシートPは、エア吸着ベルト43によって定着部12へと搬送される。定着部12は、ヒータを内蔵する中空の定着ローラ13と、定着ローラ13に圧接する加圧ローラ14と、を有している。シートPは、定着部12において所定の加圧力及び熱が加えられてトナー像が溶融固着される。定着部12を通過したシートPは、定着後搬送ローラ対45,46により、そのまま排出トレイ24上に排出する場合には排出搬送パス61に、またシートPの両面に画像を形成する等の場合には反転誘導パス62に搬送される。
排出搬送パス61と反転誘導パス62との分岐部には、シートの搬送経路を切換え可能な案内部材63が回動可能に設けられている。該案内部材63は、シートPを排出トレイ24上に排出する排出モード、シートPを反転して排出させる反転排出モード、又はシートPを再度、画像形成部40に搬送して両面印刷を行う両面印刷モード、に応じてパスを切り換えるためのものである。そして、この案内部材63による搬送経路の切換により、シートPは設定されたモードに応じて排出搬送パス61又は反転誘導パス62に案内される。
例えば、排出モードの場合には、案内部材63は下方に回動し、シートを排出する排出位置に移動する。これにより、定着後搬送ローラ対45,46によって搬送されたシートPは、案内部材63の上面に沿って排出搬送パス61に搬送され、排出ローラ対21aによって排出トレイ24に排出される。
また、両面印刷モードの場合には、シートPは、両面搬送部70によってシートの表裏が反転されて、転写ニップNに再度、搬送される。両面搬送部70は、反転誘導パス62と、定着部12を通過したシートPの表裏を反転させるためのスイッチバックパス64と、スイッチバックパス64から転写ニップNへ向けてシートPを搬送するための両面搬送パス65と、を有している。また、両面搬送部70は、反転パスとしてのスイッチバックパス64上のシートPを搬送する反転ローラ対22a,22bと、再搬送パスとしての両面搬送パス65上のシートPを搬送する搬送ローラ対23a,23b,23c,23dと、を有している。
両面印刷モードの場合、案内部材63は上方に回動し、シートを反転誘導パス62に案内する引込み位置に移動する。これにより、定着後搬送ローラ対45,46によって搬送されたシートPは、案内部材63の下面に沿って反転誘導パス62に案内され、反転ローラ対22aによりスイッチバックパス64へと引き込まれる。そして、スイッチバックパス64に設けられた反転ローラ対22bの回転方向を正逆転させるスイッチバック動作により、シートPの先後端及び表裏が入れ替えられ、シートPは、両面搬送パス65へと搬送される。このようなプロセスを、両面印刷処理ともいう。
そして、シートPは、搬送ローラ対23a,23b,23c,23dによって再び搬送パス32に合流し、転写ニップNへと送られる。なお、この後の裏面(2面目)に対する画像形成プロセスに関しては、既述した表面(1面目)に対する画像形成プロセスと同様である。
また、反転排出モードの場合も、案内部材63は上方に回動し、引込み位置に移動する。これにより、シートPは定着後搬送ローラ対45,46により、反転誘導パス62に搬送され、反転ローラ対22aによりスイッチバックパス64へと引き込まれる。そして、反転ローラ対22aの回転方向を正逆転させるスイッチバック動作によってシートPの先後端が入れ替えられて、シートPは反転排出パス66に搬送される。この後、シートPは反転排出パス66に設けられた反転搬送ローラ対21bにより排出ローラ対21aへと搬送され、排出ローラ対21aにより排出トレイ24に排出される。このようなプロセスを、反転排出処理ともいう。
なお、本実施の形態では、排出ローラ対21aによってプリンタ100の機外に排出し、排出トレイ24にシートPが積載される構成を例にしているが、これに限定されない。例えば、プリンタ100にフィニッシャ等の他の装置を接続し、排出ローラ対21aによって他の装置にシートPを受け渡してもよい。プリンタ100に接続されるフィニッシャは、シートPに孔を空ける穿孔処理、複数のシートの中央部を針金やホチキスで止める中綴じ処理、綴じられた複数のシートの背面部分を表紙に対して糊で固定するくるみ製本処理等を行うことができる。
[制御部]
次に、プリンタ100の制御部90の構成について図2(a)(b)を用いて説明する。図2(a)は、制御部90のハードウェア構成を示すブロック図である。図2(b)は、制御部90の機能構成を示すブロック図である。
次に、プリンタ100の制御部90の構成について図2(a)(b)を用いて説明する。図2(a)は、制御部90のハードウェア構成を示すブロック図である。図2(b)は、制御部90の機能構成を示すブロック図である。
図2(a)に示すように、制御部90は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、を有している。また、制御部90は、(Hard Disc Drive)204を有している。CPU201は、各ユニットを制御する制御回路である。ROM202には、CPU201により実行される制御プログラムが記憶されている。RAM203は、CPU201が動作するためのシステムワークメモリである。HDD204は、PCから転送された画像データや、操作部200から入力される設定情報等が記憶される。
図2(b)に示すように、制御部90は、画像処理部210と、管理テーブル400と、演算部213と、を有しており、画像処理部210は、画像位置補正部211と、画像濃度補正部212と、を有している。
演算部213には、操作部200での設定情報、画像位置情報300、シート情報301及び画像濃度情報302が入力される。画像位置情報300、シート情報301及び画像濃度情報302等の情報はプリンタ100の内部に設けられた各種測定手段から得られる情報である。
操作部200は、ユーザインタフェース部の一例である。操作部200は、表示部と、キー入力部と、を有する。操作部200は、表示部やキー入力部を介して、ユーザによって入力される設定情報等を受け付ける機能を有する。また、操作部200は、表示部を介して、ユーザに情報を提供する機能を有する。キー入力部には、例えば、スキャンやコピーなどの実行の開始を指示するスタートキーや、スキャンやコピーなどの動作の中止を指示するストップキーや、テンキー等を有する。
画像位置情報300は、シート上に転写、定着された画像の位置に関する情報であり、例えば、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)などのセンサにより検出される。シート情報301は、シート自体に係る情報であり、例えば、搬送中のシートの端部の位置に関する情報であり、CISやCCDなどのスキャナセンサや、透過型・回帰反射型等の光電センサにより検出される。また、シート情報301は、例えば、シートのサイズに関する情報であり、上記のシートの端部の位置を検出するセンサを1つ、もしくは複数個用いることでシートのサイズが測定・演算される。
画像濃度情報302は、シート上に転写、定着された画像の濃度に関する情報であり、例えば、白色LEDからの反射光を分光し、波長ごとに分解された光を検出するラインセンサを備えたカラーセンサにより検出される。本実施の形態では、これら各種測定手段の少なくとも1つを定着部12の直後、すなわちシート搬送方向CDにおける定着部12の下流に設け、それをセンサ30とする。すなわち、検知部としてのセンサ30は、搬送されるシートの情報を検知する。
演算部213は、センサ30から取得した情報を基に、画像位置のずれ量と、画像濃度のずれ量と、をシート毎に求める。演算部213によって求められた画像位置のずれ量及び画像濃度のずれ量は、管理テーブル400に記憶され、また管理テーブル400には、これら画像位置のずれ量及び画像濃度のずれ量を補正するための変換式がシート毎に記憶される。
[画像処理部による補正制御]
次に、画像処理部210による補正制御について説明する。より具体的には、画像位置補正部211による画像位置補正制御と、画像濃度補正部212による画像濃度補正制御と、について詳しく説明する。図3は、画像位置補正制御前の画像位置と、画像位置補正制御後の画像位置と、を示す図である。
次に、画像処理部210による補正制御について説明する。より具体的には、画像位置補正部211による画像位置補正制御と、画像濃度補正部212による画像濃度補正制御と、について詳しく説明する。図3は、画像位置補正制御前の画像位置と、画像位置補正制御後の画像位置と、を示す図である。
画像位置補正部211は、シートに対する画像の位置が目標位置となるように画像データを補正する画像位置補正制御を実行可能である。画像形成動作によりシート上に形成される画像の画像位置は理想的な画像位置とならない可能性がある。例えば、図3に示すように、シートa0には、破線で示される理想的な位置Iからずれた位置に画像c1が形成されてしまっている。
例えば、レジストレーションローラ対18によって搬送されるシートが傾いている場合には、斜めに傾いたシートが転写ニップNを通過するので、シート上の画像がシートに対して傾いて形成されてしまう。また、例えば、定着部12のローラの圧力分布が均一ではない場合には、定着部12を通過した後のシートが変形してしまい、シート上の画像がシートに対して傾いて形成されてしまう。また、例えば、両面印刷においてシートの1面目に画像が形成されたときに定着部12の熱と圧力によってシートが伸縮してしまい、シートの1面目に形成された画像のサイズとシートの2面目に形成された画像のサイズが異なってしまうことがある。この場合には、シートの1面目に形成された画像の画像位置と、シートの2面目に形成された画像の画像位置とが異なってしまう。
そこで、画像位置補正部211は、画像形成動作において、シートa0の画像c1の位置に基づいて、後続のシートa1に対して、理想的な位置に画像c2が形成されるように、感光ドラム2Y,2M,2C,2Kに形成させる画像の形状を補正する。より詳しくは、センサ30は、シートの端部から画像c1までの距離b1,b2を検知する画像位置検知センサを含む。演算部213は、画像位置検知センサの検知結果に基づいて、理想的な位置Iと画像c1とのずれ量を求める。そして、画像位置補正部211は、シートa1に対する画像c2の画像位置が理想的な位置となるように、演算部213が求めたずれ量に応じて感光ドラム2Y,2M,2C,2Kに形成させる画像の形状を補正する。
この時、画像位置補正部211は、管理テーブル400に記憶されたシートに対する画像位置のずれを補正するための変換式に基づいて画像データを変換する。画像形成部40が画像位置補正部211により変換された画像データに基づいて画像を形成すれば、シートに対する画像位置のずれを相殺するような画像が中間転写ベルト7上に形成される。なお、センサ30によって検知される距離(b1,b2)は、図3に示す図中矢印の少なくとも1か所以上測定されればよい。
また、画像濃度補正部212は、シート上に転写・定着された画像の濃度が目標濃度となるように画像データを補正する画像濃度補正制御を実行可能である。シート上に転写・定着される画像の画像濃度は理想的な濃度とならない可能性がある。例えば、プリンタ100の設置環境や動作によるプリンタ100内部の昇温等により、本体内の湿度条件が変わるってしまう。これにより、感光ドラム2Y,2M,2C,2K上へ静電潜像を形成する際、または現像装置4Y,4M,4C,4Kによるトナーによる可視画像を形成する際に、目標濃度に対してずれが生じてしまう。
そこで、画像濃度補正部212は、画像形成動作において、シートに対する画像の濃度が理想的な濃度となるように、このずれ量に応じて感光ドラム2Y,2M,2C,2Kに形成させる画像の目標濃度を変化させる。より詳しくは、センサ30は、シートに形成されたトナー像の濃度を検知する画像濃度検知センサを含む。演算部213は、画像濃度検知センサの検知結果に基づいて、理想的な濃度と画像c1の濃度とのずれ量を求める。
また、画像濃度補正部212は、管理テーブル400に記憶されたシートに対する画像濃度のずれを補正するための変換式に基づいて画像データを変換する。画像形成部40が画像濃度補正部212により変換された画像データに基づいて画像を形成すれば、シートに対する画像の濃度のずれを相殺するような画像が中間転写ベルト7上に形成される。
[冊子における画像位置補正制御]
次に、図4(a)(b)を用いて、冊子を作る際に実行される冊子モードにおける画像位置補正制御について説明する。図4(a)は、冊子の1枚目のシートに画像を形成(以下、単に印刷または印字とも言う)した様子を示す斜視図である。図4(b)は、冊子の2枚目のシートに画像位置補正部211によって補正を行った画像を転写した様子を示す斜視図である。
次に、図4(a)(b)を用いて、冊子を作る際に実行される冊子モードにおける画像位置補正制御について説明する。図4(a)は、冊子の1枚目のシートに画像を形成(以下、単に印刷または印字とも言う)した様子を示す斜視図である。図4(b)は、冊子の2枚目のシートに画像位置補正部211によって補正を行った画像を転写した様子を示す斜視図である。
図4(a)に示すように、冊子の1枚目のシートP1には、破線で示す理想的な位置P1-2からずれた位置に画像P1-1が形成されている。画像P1-1と理想的な位置P1-2とのずれ量は、ずれ量Δ12である。演算部213は、センサ30によって検知されたシート端部から画像P1-1までの距離に基づいて、ずれ量Δ12を算出する。
冊子の場合、1枚目のシートP1に形成された画像P1-1が理想的な位置P1-2からずれている時に、2枚目のシートP2の理想的な位置P2-2に画像を形成してしまうと、互いに隣接するシートP1,P2の画像がずれてしまう。このため、1枚目のシートP1に形成された画像P1-1の位置に応じて、2枚目のシートP2に形成される画像P2-1の位置も補正すると高品位な成果物が得られる。該成果物は、例えば折りや製本等の後処理を行ったシートを含む。
本実施の形態では、シートP1に接するシートP2に形成される画像P2-1を、理想的な位置P2-2からずれるように、ずれ量Δ12に基づいて補正し、中間転写ベルト7上に形成する。すなわち、制御部90は、中間転写ベルト7に形成されるシートP2の画像P2-1の位置を補正する。これにより、シートP2に転写される画像P2-1は、隣り合ったページ(シートP1)に形成された画像P1-1に対して相対的に位置ずれが低減され、高品位な成果物を得ることができる。
なお、冊子における画像濃度補正制御では、制御部90は、1枚目のシートP1に形成された画像P1-1の濃度に応じて、中間転写ベルト7に形成されるシートP2の画像P2-1の濃度を補正する。これにより、シートP2に転写される画像P2-1は、隣り合ったページ(シートP1)に形成された画像P1-1に対して相対的に濃度ずれが低減され、高品位な成果物を得ることができる。
[両面印刷循環動作]
次に、通常の両面印刷を行う場合のシートの循環動作について図5を用いて説明する。図5は、画像形成動作が行われる順序を示す図であり、時間経過とともに図中左側のシートから順にシートに画像が転写されることを表している。なお、通常の両面印刷は、例えば中綴じ製本等の製本処理が行われない時に実施される。
次に、通常の両面印刷を行う場合のシートの循環動作について図5を用いて説明する。図5は、画像形成動作が行われる順序を示す図であり、時間経過とともに図中左側のシートから順にシートに画像が転写されることを表している。なお、通常の両面印刷は、例えば中綴じ製本等の製本処理が行われない時に実施される。
また、図5中の「1A」や「3B」等の符号は、数字が何枚目に給送されたシートかを表し、アルファベットが各シートの面を表している。「A」はシートの反転が行われる前に画像が転写される面を、「B」はシートの反転が行われた後に画像が転写される面を表している。例えば、「3A」は、3枚目に給送されるシートの表面を表し、「1B」は、1枚目に給送されるシートの裏面を表す。
図5に示すように、プリンタ100は、5枚のシートに両面印刷を行う場合には、3枚のシートの表面(1A~3A)に順に画像を形成した後に、1枚目のシートの裏面(1B)に画像を形成する。その後、プリンタ100は、(1B→4A→2B→5A…)のように、シートの表面と裏面に交互に画像形成し、最後の3枚のシートの裏面(3B~5B)に連続して画像形成することで5枚分の両面印刷を終了する。なお、両面印刷の枚数が6枚以上である場合、シートの表面と裏面に交互に印刷する期間が延長される。
[参考例に係る製本時の印刷順序]
次に、図6(a)乃至図8を用いて、参考例に係る製本時の印刷順序について説明する。図6(a)は、中綴じ製本された冊子を示す斜視図であり、図6(b)は、冊子を図6(a)の矢印α方向に視た図である。
次に、図6(a)乃至図8を用いて、参考例に係る製本時の印刷順序について説明する。図6(a)は、中綴じ製本された冊子を示す斜視図であり、図6(b)は、冊子を図6(a)の矢印α方向に視た図である。
図6(a)(b)に示すように、中綴じ製本する際には、例えばA3サイズの複数枚のシートに両面印刷して積載する。そして、積載されたシートの中央部を、下に凸となるように半分に折り、該中央部をステープル等で結合(綴じ処理)することで中綴じ製本される。なお、両面印刷したシートの積載や綴じ処理は、本実施の形態ではプリンタ100に接続されたフィニッシャ等で実施されるが、プリンタ100内で行われてもよい。
このような中綴じ製本において、最初に印刷された1枚目のシートは、下面が「1A」、上面が「1B」の状態で機外へ排出される。そして、例えば図6(b)に示すように、5枚のシートに両面印刷を行った場合には、最下面が「1A」、最上面が「5B」の状態でシートが積載される。この場合、中綴じ製本された冊子の状態で、互いに接し合うシートの面(以下、隣接面という)のセットは、「1B」と「2A」、「2B」と「3A」、「3B」と「4A」、及び「4B」と「5A」となる。
図7は、このように両面印刷された5枚のシートへの画像形成順序を示す図である。そして、冊子の状態で、互いに接し合うシートへの印刷間隔、すなわち隣接面へそれぞれ印刷する間に存在する他の面(ページ)への印刷ページ数を、隣接シート間印刷間隔という。図7に示すように、隣接面のセットは、「1B」と「2A」、「2B」と「3A」、「3B」と「4A」、及び「4B」と「5A」であるので、隣接シート間印刷間隔は、それぞれ2枚となる。例えば、「2B」と「3A」との間には、「1B」と「4A」への2ページ分の印刷があるので、隣接シート間印刷間隔は2枚となる。なお、図7に破線で示す四角形は、シート1枚分の間隔を仮想的に示すものであって、例えば「1A」と「2A」との間には搬送されるシートは無いが、1枚分のシート間隔が確保される。
図8は、「3A」(3枚目のシートの表面)が定着部12を通過した瞬間の図である。この時、図8に示すように、中間転写ベルト7には、「4A」へ転写される画像「4A’」、「2B」へ転写される画像「2B’」、及び「5A」へ転写される画像「5A’」が担持されている。「3A」と対となる隣接面は「2B」であるが、図8に示すように、「3A」が定着部12を通過した時点で、「2B」へ転写される画像「2B’」は既に中間転写ベルト7上に形成されてしまっている。よって、センサ30で「3A」上の画像位置のずれを検知した後に、該画像位置のずれに基づいて画像「2B’」を補正することができない。
このように、図6(a)乃至図8で説明した参考例に係る製本時の印刷順序では、隣接シート間印刷間隔は2枚であり、センサ30の検知結果をフィードバックして隣接面への画像形成に活かすにはシート間印刷間隔が短すぎるという課題がある。
[本実施の形態に係る製本時の印刷順序]
次に、本実施の形態に係る製本時の印刷順序について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本実施の形態に係る、両面印刷された5枚のシートへの画像形成順序を示す図である。図10は、プリンタ100内で循環するシート及び中間転写ベルト7上の画像の様子を示す図である。本実施の形態において、中綴じ製本等によって冊子を作る際の印刷モードを、冊子モードと言う。以下では、冊子モードの動作について説明する。
次に、本実施の形態に係る製本時の印刷順序について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本実施の形態に係る、両面印刷された5枚のシートへの画像形成順序を示す図である。図10は、プリンタ100内で循環するシート及び中間転写ベルト7上の画像の様子を示す図である。本実施の形態において、中綴じ製本等によって冊子を作る際の印刷モードを、冊子モードと言う。以下では、冊子モードの動作について説明する。
図9に示すように、本実施の形態では、中綴じ製本される5枚のシートに対して、「1B」、「2B」、「3B」、「1A」、「4B」、「2A」、「5B」、「3A」、「4A」、「5A」の順で印刷を行う。ここでは、「A」は排出積載時に下面側となる面であって、シートの反転が行われた後に画像が転写される面を表している。「B」は排出積載時に上面側となる面であって、シートの反転が行われる前に画像が転写される面を表している。
具体的には、プリンタ100は、中綴じ製本される5枚のシートに対して両面印刷を行う場合には、3枚のシートの表面(1B~3B)に順に画像を形成した後に、1枚目のシートの裏面(1A)に画像を形成する。その後、プリンタ100は、(1A→4B→2A→5B…)のように、シートの表面と裏面に交互に画像形成し、最後の3枚のシートの裏面(3A~5A)に連続して画像形成することで5枚分の両面印刷を終了する。なお、両面印刷の枚数が6枚以上である場合、シートの表面と裏面に交互に印刷する期間が延長される。
また、例えば両面印刷された1枚目のシートは、下面が「1B」、上面が「1A」の状態で定着部12を通過する。そこで、冊子モードにおいて、図6(b)に示すように下面が「1A」、上面が「1B」の状態で機外に排出されるように、定着部12を通過したシートに対して反転排出処理を行ってもよい。すなわち、両面印刷された1枚目のシートは、反転誘導パス62及びスイッチバックパス64へと引き込まれる。そして、反転ローラ対22aの回転方向を正逆転させるスイッチバック動作によってシートの先後端が入れ替えられて、シートは反転排出パス66に搬送される。この後、シートは反転排出パス66に設けられた反転搬送ローラ対21bにより排出ローラ対21aへと搬送され、排出ローラ対21aにより機外に排出される。このような反転排出処理は、中綴じ製本される全てのシートに対して行われてもよい。
このように、本実施の形態では、図7に示すように「1A」から印刷するのではなく、先に「1B」から印刷する。そして、シートを反転させた後に「1A」への印刷を行う。すなわち、図6(b)に示すように、冊子BLの1枚目のシートを第1シートとしてのシートP1、冊子の2枚目のシートを第2シートとしてのシートP2とした時、冊子BLは、シートP1,P2を含む。また、シートP1は、第1面1A及び第1面とは反対の第2面1Bを有する。シートP2は、シートP1の第2面1Bに接する第3面2Aを有する。本実施の形態において、第2面1Bは、機外に排出される際に上側を向いた面であり、第1面1A及び第3面2Aは、機外に排出される際に下側を向いた面である。
本実施の形態の冊子モードにおいて、制御部90は、シートP1の第2面1Bに、第1面1Aよりも先にトナー像を転写するように画像形成部40を制御する。また、制御部90は、シートP2の第3面2Aに対して、センサ30によって検知された第2面1Bの情報に基づいて第3面2Aに形成されるトナー像を補正するように画像形成部40を制御する。具体的には、第3面2Aに形成されるトナー像の位置や濃度が補正される。
隣接面のセットは、「1B」と「2A」、「2B」と「3A」、「3B」と「4A」、及び「4B」と「5A」であるので、図9に示すように、隣接シート間印刷間隔は、それぞれ6枚となる。例えば、「2B」と「3A」との間には、「破線の四角形(1枚分のシート間隔)」、
「3B」、「1A」、「4B」、「2A」、及び「5B」の6ページ分があるので、隣接シート間印刷間隔は6枚となる。
「3B」、「1A」、「4B」、「2A」、及び「5B」の6ページ分があるので、隣接シート間印刷間隔は6枚となる。
図10は、「3B」(3枚目のシートの表面)が定着部12を通過した瞬間の図である。この時、図10に示すように、中間転写ベルト7には、「4B」へ転写される画像「4B
’」、「2A」へ転写される画像「2A’」、及び「5B」へ転写される画像「5B’」が担持されている。「3B」と対となる隣接面は「4A」であるが、「4A」へ転写される画像「4A’」はまだ中間転写ベルト7上に形成されていない。言い換えれば、後続のシート(第2シート)の隣接面(4A)に形成されるトナー像は、隣接面(3B)にトナー像が形成されたシート(第1シート)がセンサ30を通過する際に、中間転写ベルト7に形成されていない。
’」、「2A」へ転写される画像「2A’」、及び「5B」へ転写される画像「5B’」が担持されている。「3B」と対となる隣接面は「4A」であるが、「4A」へ転写される画像「4A’」はまだ中間転写ベルト7上に形成されていない。言い換えれば、後続のシート(第2シート)の隣接面(4A)に形成されるトナー像は、隣接面(3B)にトナー像が形成されたシート(第1シート)がセンサ30を通過する際に、中間転写ベルト7に形成されていない。
ここで、本実施の形態のプリンタ100は、冊子を構成しない複数のシートの両面に画像を形成する通常の両面印刷モードにおいても、図7,8で説明した画像形成順序でシートに画像形成する。例えば、第4面及び第4面とは反対の第5面を有する第3シートと、第3シートの上に積載される際に第3シートの第5面に接する第6面を有し、第3シートに後続して搬送される第4シートと、を含む複数のシートに対して両面印刷を行うジョブを考える。この時、第5面に印刷されてから第6面に印刷されるまでの時間、すなわち第2時間としての両面印刷モードの隣接シート間印刷間隔は上述したように2枚分である。
一方で、冊子モードにおいては、第2面(1B)に印刷されてから第3面(2A)に印刷されるまでの時間、すなわち第1時間としての冊子モードの隣接シート間印刷間隔は6枚分である。このように、冊子モードの隣接シート間印刷間隔は、両面印刷モードの隣接シート間印刷間隔よりも長い。
以上のように、本実施の形態によれば、隣接シート間印刷間隔を2枚から6枚に増加することができ、センサ30の検知結果をフィードバックして隣接面への画像形成に活かすための時間を十分に確保することができる。このため、図4で説明したように冊子における画像位置補正制御や画像濃度補正制御を行うことができ、高品位な成果物を得ることができる。
また、本実施の形態における画像位置補正制御や画像濃度補正制御は、先行するシート1枚1枚の画像ずれや濃度ずれを検知するものである。このため、シート1枚1枚の画像ずれや濃度ずれに対応し、より正確に画像位置や画像濃度を補正することができる。
また、プリンタ100の生産性を落としたり両面搬送パス65を長くしたりすることで、プリンタ100内で同時に搬送されるシートの枚数(循環枚数)を増やし、センサ30の検知結果をフィードバックするための時間を確保する方法も考えられる。しかしながら、この方法では、プリンタ100の生産性が低下したり、プリンタ100が大型化したりしてしまう。本実施の形態では、プリンタ100の生産性の低下を抑えつつ、特に隣接するシート間での画像の位置精度や濃度均一性を向上し、高品位な成果物を得ることができる。
<その他の実施形態>
なお、上述の実施の形態では、以下の工程で5枚のシートに両面印刷を行う例を説明したが、これに限定されない。すなわち、上述の例では、3枚のシートの表面(1A~3A又は1B~3B)に順に画像を形成した後に、シートの表面と裏面に交互に画像形成し、最後の3枚のシートの裏面(3B~5B又は3A~5A)に連続して画像形成する。しかしながら、このような両面印刷の工程は、プリンタ100の大きさ、具体的には搬送パスの長さやシートのサイズによって都度変わる。よって、プリンタ100内を同時に搬送されるシートの枚数や、印刷順序については、任意に変更してもよい。
なお、上述の実施の形態では、以下の工程で5枚のシートに両面印刷を行う例を説明したが、これに限定されない。すなわち、上述の例では、3枚のシートの表面(1A~3A又は1B~3B)に順に画像を形成した後に、シートの表面と裏面に交互に画像形成し、最後の3枚のシートの裏面(3B~5B又は3A~5A)に連続して画像形成する。しかしながら、このような両面印刷の工程は、プリンタ100の大きさ、具体的には搬送パスの長さやシートのサイズによって都度変わる。よって、プリンタ100内を同時に搬送されるシートの枚数や、印刷順序については、任意に変更してもよい。
また、上述の実施の形態では、両面印刷された5枚のシートを下に凸となるように半分に折り、中央部をステープル等で結合する中綴じ製本を例に説明したが、これに限定されない。例えば、上に凸となるように折る中綴じ製本に本発明を適用してもよく、また製本方法は中綴じ製本に限らない。また、製本の枚数は5枚に限らず、1~4枚でも6枚以上でもよい。いずれの製本方式においても、後続シートに接する側の面(隣接面)を、その反対側の面よりも先に印刷すればよい。
また、上述の実施の形態では、シート搬送方向CDにおいて定着部12の下流にセンサ30を配置したが、これに限定されない。例えば、反転誘導パス62、スイッチバックパス64又は両面搬送パス65にセンサ30を配置してもよい。
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1A:第1面/1B:第2面/2A:第3面/2Y:感光ドラム/7:像担持体(中間転写ベルト)/12:定着部/30:検知部(センサ)/40:画像形成部/64:反転パス(スイッチバックパス)/65:再搬送パス(両面搬送パス)/70:再搬送部(両面搬送部)/90:制御部/100:画像形成装置(プリンタ)/BL:冊子/CD:シート搬送方向/N:転写部(転写ニップ)/P1:第1シート(シート)/P2:第2シート(シート)
Claims (9)
- トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、を含み、シートにトナー像を形成する画像形成部と、
前記転写部によってシートに転写されたトナー像をシートに定着させる定着部と、
前記転写部によってトナー像が転写されたシートの表裏を反転させて、前記転写部に再度、シートを搬送する再搬送部と、
搬送されるシートの情報を検知する検知部と、
第1面及び前記第1面とは反対の第2面を有する第1シートと、前記第1シートの前記第2面に接する第3面を有し、前記第1シートに後続して搬送される第2シートと、を含む冊子を作る際に冊子モードを実行可能な制御部と、を備え、
前記制御部は、前記冊子モードにおいて、前記第1シートの前記第2面に、前記第1面よりも先にトナー像を転写するように、かつ前記第2シートの前記第3面に対して、前記検知部によって検知された前記第2面の情報に基づいて前記第3面に形成されるトナー像を補正するように、前記画像形成部を制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記検知部は、シート搬送方向において前記定着部の下流に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第3面に形成される前記トナー像は、前記第2面にトナー像が形成された前記第1シートが前記検知部を通過する際に、前記像担持体に形成されていない、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記検知部は、シートの端部から、該シートに形成されたトナー像までの位置を検知する画像位置検知センサを含み、
前記制御部は、前記冊子モードにおいて、前記第2面に対する前記画像位置検知センサの検知結果に基づいて、前記像担持体に形成される前記第3面のトナー像の位置を補正する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記検知部は、シートに形成されたトナー像の濃度を検知する画像濃度検知センサを含み、
前記制御部は、前記冊子モードにおいて、前記第2面に対する前記画像濃度検知センサの検知結果に基づいて、前記像担持体に形成される前記第3面のトナー像の濃度を補正する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、第4面及び前記第4面とは反対の第5面を有する第3シートと、前記第3シートの上に積載される際に前記第3シートの前記第5面に接する第6面を有し、前記第3シートに後続して搬送される第4シートと、を含む、冊子を構成しない複数のシートの両面に画像を形成する両面印刷モードを実行可能であり、
前記冊子モードにおいて前記第2面に印刷されてから前記第3面に印刷されるまでの第1時間は、前記両面印刷モードにおいて前記第5面に印刷されてから前記第6面に印刷されるまで第2時間よりも長い、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第2面は、機外に排出される際に上側を向いた面であり、
前記第1面及び前記第3面は、機外に排出される際に下側を向いた面である、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記再搬送部は、前記定着部を通過したシートの表裏を反転させるための反転パスと、前記反転パスから前記転写部へ向けてシートを搬送するための再搬送パスと、を含み、
前記制御部は、前記冊子モードにおいて、前記反転パスにおいてシートの表裏を反転させた後に、シートを機外に排出する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記像担持体は、複数の感光ドラムからトナー像が転写される中間転写ベルトである、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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